2009年3月のぼやき



3月1日(日)

何が何だか良くわからないまま、今年も2ヶ月が経過した。傍らには妻がいて、その妻のお腹には赤ちゃんがいて、それは “と〜っても” 幸せなことなのだが、その反面でスッキリしない状況があって…。「新年度開始(=今年度終了)まで、あと1ヶ月」ということを意識し始めたからだろうか?

天気もスッキリしないし…。

横浜駅東口地下街で女性が女性が切りつけられるという事件が起きた。場所は、私がよく利用する横浜ポルタ以前もポルタで子供が刺されるという事件が起きている。警備員さんがたくさん配されているのに、その死角で事件を起こす輩がいるとなると、のんびり買い物することも出来なくなってくる。日本(の治安)も、悪い方向に欧米化してきているような…。

世間もスッキリしないし…。

EXILEに新メンバー7人が加入し、これからは14人で活動するというニュースを見た。ネット上では「モー娘。のようだ」とか「何で2つのグループを1つにするのか、意味がわからない」あんどのコメントが目立つようである。それにしても、公開オーディションを実施したり、過去の音源を使ってボーカルを取り直したり、自分たちのコンセプトとはかけ離れた過去の名曲をカバーしてみたり…と、まるでハムスターがゲージの中で必至に滑車をグルグル回しているかのよう。「今後もメンバー増員をし続けるのであれば、いずれ私もEXILEのメンバーになれるのかな?」などと、失礼なことを考えてみた。それにしても、ファンの期待を裏切っていることにアーティスト自身が気付いていないのか、それとも名前を残すことに必至なのか、とにかく最近のEXILEは批判が目立つ…。

今週は、大したイベントがない。火曜日にまた病院の両親学級に参加するが、夫婦で出産や育児について学んでいくうちに、新聞の折り込みチラシの「ベビー服」だの「マタニティー」などの文字がパッと目に入るようになってきた。

先週の両親学級では『タローの誕生』というアニメーションを見た。ビデオの最初の部分がヨレヨレで、「文部省選定」だとか「東洋現像所」などというテロップを見て、ものすごく歴史性を感じてしまった。ご存知の通り、文部省は文部科学省に改組され、東洋現像所は現在のIMAGICAである。だが、時がいくら流れても、母胎のシステムに変わるところは何もなく、名作はいつまでも妊婦さんたちの力になるのだろう。

しかし、ここで私の悪いクセが…。アニメの中で主人公の赤ちゃんが「ボク、タローです!」と自己紹介をするのだが、「学校にも行かず、赤ちゃんが日本語を話すなんて…」「勝手に自分で命名するとは…」と、数え上げればキリがないほどの “ツッコミどころ” が満載の20分だった。が、それ以上に胎児の状態を勉強するのに必要な知識がふんだんに盛り込まれていて、ためになったのも事実。我ら夫婦の新しい家族を迎える前に、勉強会でこんなことを考えていて “バチ” があたらないだろうか…!?

「ウチのタローちゃんも、元気に動いているわよ!」と妻が言う。妻よ、勝手に我が子をタローにするんじゃないよ!

最近では、数年前パソコンに入れておいた「姓名判断」のソフトが活躍している。仮に我が子が「タロー」と命名されると、画数的にかなり数奇な運命をたどるらしい。親としては、子供の幸福を願いたい。…ということで、「タロー」は却下決定!


3月2日(月)

唐突だが、1月29日の話から…。その日の「ぼやき」にはあえて書かなかったが、実は “ある人物” と横浜そごうの前で遭遇した。かなりの有名人である。が、物議を醸し出した有名人でもある。その人物は、私の前にゆっくり歩み寄り、いきなり手を広げてきたのである! その光景をデジカメで収めておこうと思ったのに、なぜかバッグの底にカメラが潜っていて、なかなか取り出せない…。仕方なく、携帯電話のカメラ機能を使って撮影した。

その時のスナップが、これである!

どういうワケか、最近は眠りが深くて長い。気が付けば、朝を通り越して昼…なんてこともザラ。1日の半分を失ったような気にもなるが、その分だけ遅くまで起きていれば良いだけの話。こうして、徐々に昼夜逆転的な生活に逆戻りし、お日様の恩恵に与ることが出来なくなりそうな感じがしたので、とりあえず太陽の姿の見えるうちに近所の郵便局とコンビニまで行ってきた。

帰宅して、先週水曜日に撮影された結婚記念写真をWebでチェックした。本当は土曜日に「写真がWebにアップされているので、確認してください」という内容のメールがSNP PHOTO STUDIOから届いていたらしいのだが、bewith.acのサーバはSPAMと思しきメールを削除するような強力なセキュリティシステムが設定されていて、それで消去されてしまった恐れが…。念のため電話で「写真の進行具合はどうですか?」と尋ねて、その事実が判明。

先日新たなドメインを取得し、講義・出講先連絡用アドレスを2つ設定したので(これは、プロバイダの設置するサーバにメールが届くようになっている)、そちらにメールを送り直してもらい、WebのURLをクリック!

すると…、そこには299枚の写真が!? そこにある写真は、まぎれもなく我ら夫婦なのだが、

きゃぁ〜〜〜〜っ! (>△<//)(//>△<)

という状態に…。その中から2枚をプリント依頼する。和装で1枚、洋装で1枚…。しかし、夫婦の表情が揃っていなかったり、姿勢が微妙にズレていたり…と、選択に難儀する。もっとも、撮影データはCD−Rで戴けるので、あとで改めてデジタルプリントに回すことも出来るのだが…。

でも、「こんな撮影、もう(することは)ないだろうねぇ…」とつぶやく妻…。いやいや、今度は子供が生まれた後の家族写真撮影が待ってるのでは!?

明日は、病院の両親学級第2課を受講。シッカリ学ばなくては…。


3月3日(火)

昨日の「ぼやき」に書いた「昼夜逆転的な生活に逆戻り」という現象だけは避けたいという気持ちが強かったためか、かなり夜更かししたのにもかかわらず、私は8時半過ぎから脳も体もスッカリ起床モード。ただ、身重の妻に無理させるつもりはなく(妊娠中に体がだるくなるのは当然のことで、さらに我ら夫婦の子供はお腹の中でドタバタ動き回っているので…)、私ひとりで起きて活動開始!

今日は、ひなまつり。先日、スーパーで買い物していたら、店内に『ひなまつり』の歌が流れていた。が、スピーカーが音楽用ではないためか、2番の歌詞が

お嫁にいらした ねえさまに
よく似た官女の
 ヒドイ顔

と聞こえてしまったのである。何度聴いても同じ。本当の歌詞が「よく似た官女の白い顔」であることは熟知していても、空耳のように「ヒドイ顔」と聞こえてしまい…。スピーカーの性能が悪かったり耳の具合が悪かったりすると、「聞こえづらい単語」と「自分の知識にある単語」の間に存在する「共通する母音」に “似ている単語” をピックアップしようとするのだろう。外国曲の歌詞が日本語のように聞こえるのと同じ現象である。

天気予報では、午前中は曇りで午後から雪が降ると言っていた。当然、気温も “かなり” 低かった。そんな中、14時から病院の両親学級を受けてきた。先週と同様、男性は私ひとり…。今日はドクター(妻の主治医)から「妊娠中に起こりやすい異常」について説明があり、続いて栄養士さん2名から「妊娠中の栄養」「産褥期の栄養と子育て」について詳細な解説があった。

授業に先立って、「臍帯血提供のお願い」に関するビデオを見た。実は私、ドラマや映画の手術シーンに弱いのである。以前に比べれば強くなってきたと思うが、それでも今日、映像として臍帯(へその緒)から採血しているシーンを見て呼吸が荒くなってしまった私…。「へその緒、見たことないの?」と後で妻に聞かれ、「見たことはあるけれど、映像では初めてだったから…」と答える私に、「出産の立ち会い、大丈夫?」と、頼りなさそうに私を見つめる妻の目…。私の場合、自分や身内の処置シーンを見ても平気なのである。全く関係のない人物の場合にのみ(?)、拒絶反応らしきものが起きるのだが…。

授業中、プリントにタイプミスを発見した妻…。「不足しがちな栄養素」の中で「葉酸」の説明が書かれていて、そこに「なばな」という記述が…。おそらく「バナナ」のことであろうことはわかっていたが、妻が何度も私にコソコソと「“なばな” って何ですか?」「“なばな” ってどんなものですか?」「“なばな” はどうやって食べるのですか?」と聞いてきたので、「“なばな” はお菓子のホームラン王ですっ!」と答えた私…。

しかし、今日も2時間半、シッカリ勉強させていただいた。そのせいか、授業後にサティの得々市で買い物した際にも「明太子はダメ! 塩分は控えめに!」とか、「果物は糖分がスゴイから、ふかしたおいもさんにしなさい!」「カルシウムを豊富に含んだふりかけを…」「減塩味噌のほうが…」などと栄養士さんの受け売りで妻の食生活指導を始めた私…。もちろん、妻にだけアレコレ我慢させるワケにはいかないので、私も一緒に減塩生活に突入! 夫婦、二人三脚で赤ちゃんのことを考えなくては…。

ところが、今日の昼食もマクドナルドに入り、WBCの応援ファイル欲しさにクオーターパウンダーのバリューセットを頼む。「どの選手のファイルがもらえるのかなぁ?」とワクワクして待つと、今回は川崎宗則選手の大きな写真が目の前に現れた。

WBCの応援ファイルと、カロリー減と、どちらが優先されるのやら…!?


3月4日(水)

雪が積もらなかったので、交通機関に影響が出ずに済んだ。それで、予定通りに早起きし、予定通りに家を出て、東海道線で藤沢に向かった我ら夫婦…。藤沢駅から路線バスに乗り換えて、向かうはSNP PHOTO STUDIO! 先週撮影した写真が出来上がったとの連絡を受けたので、はやる気持ちを抑えつつ(?)、妻がスッテンコロリンしないよう出かけた。

DVD−Rに収録された画像データと、プリント依頼しておいた2枚の写真を受け取りつつ、「こういう撮影は、もう二度とないんだろうなぁ…」としみじみ思った。
結婚記念写真
帰宅して、DVD−Rをパソコンで読み込んだ。先日も述べたが、データは全部で299カットある。この膨大なカットをポーズ別に妻が分類し、それぞれから夫婦でベストショットを選び、現像することにした。表情や姿勢にこだわってみて、候補を削りに削って、選んだ枚数65枚! それをヨドバシ横浜のフォトカウンターでデータ入稿し、現像が出来上がるまでの時間でフォトアルバムを購入した。

1時間後、出来上がった写真を受け取り、少し買い物をして家路に就く。部屋で写真を見て「これは…キツイなぁ!?」とツッコミを入れる妻…。ちなみに、右の写真は「公式(?)ウェディング写真」とは別の(我ら夫婦が選んだ65カットの中から選んだ)写真を組み合わせたしたものである。和装と洋装の両方を並べてみたのだが…。

ふだん私はメガネをかけているが、私は近視と乱視が混じっているのでレンズの屈折率が高く、ポーズによってはその影響が出てしまうため、今回の写真は全てメガネをかけずに撮影された。そのため、私の印象がいつもとは違って見える(by 妻)らしい 。

今日の昼は、横浜ポルタ沖縄時間〜うちなーたいむ〜で沖縄料理を食した。妻は、今回が沖縄料理初体験。私は何度も沖縄料理を食したことがあるが、かなり久し振り…。お店の前に並んでいるサンプルを見て、妻が「ポークたまご定食」に目がとまり、私は「ソーキそば」や「ラフテー」に目移りする。が、結局私が選んだのは「沖縄焼きそば定食」。それをケチャップ味で注文した。それにしても、見た目とは違って “かなり” のボリュームがある。大満足の昼食だったが、隣の人の食べていた料理が気になったり、店を出る時に「次は、何を食べようか?」という話になっていた我ら夫婦であった。


3月5日(木)

数年前に医師から花粉症だと診断されて以来ずっと、春が近づくと目や鼻にかすかな異常を感じてきた。「目を取りだして、バケツでジャボジャボ洗いたい!」とか「鼻をもいで、ジャボジャボ洗いたい!」という感覚ではなく、「あっ、ちょっとかゆいかな?」「鼻がちょっとグズグズしているなぁ…」といった程度だった。

ところが昨夜、鼻のグジュグジュがおさまらなくなり、今日はのべつ幕なし鼻をかみつづける。油断すると、鼻が垂れてしまうような有様…。それで今日、鼻うがいの薬品を買って鼻の奥に潜んでいると思われる花粉や雑菌を洗い流してみたが、今のところ効果の程は定かではない。「継続は力なり」という言葉を、とにかく信じるのみ。

昼前、我ら夫婦は私の両親と合流し、久々に会食した。今年の正月、妻はつわりに苦しめられていたので、私の両親と会うのはかなり(?)久し振り。先月の戌の日のお祝いを兼ねての食事会である。両親に、昨日出来上がったウェディング写真を1組を渡し、やっと気分的に落ち着いたような感じになった私…。

そういえば、耳鼻咽喉科で以前「あなたは副鼻腔炎です。副鼻腔は本来なら空っぽですが、そこに粘液が閉じこめられています。粘液がたまりやすい体質のようなので、鼻が出たら出来るだけたくさん鼻水を出し切る努力をしてください!」などと言われたことがある。もしかすると、たまり続けた鼻水が(ここぞとばかりに)一気に噴出しているのだろうか!?

鼻をかみ続けたので、鼻下が真っ赤になっている私…。両親と会っている最中は平気だったのだが…?


3月6日(金)

昨日購入した鼻炎薬が効いたのか、それとも今日の雨が原因か、今日の私は鼻水に悩まされることもなく…。

久々に、今井医院で受診。頭痛のほうはかなり良くなっているらしい。鼻炎については「市販薬で効いてるなら、それを使ってみて」とのことだった。受診後、いつもの処方箋薬局へ行くと、私の知る雰囲気と全く違う店内…。そういえば、いつからだったか昼休み時間帯にカーテン(それもピンク!?)が引かれていたり、お世話になっていた薬剤師さんの姿が見当たらなかったり…と、変化を感じ取ってはいたのだが…。

店内には、女性の薬剤師さんと女性の事務員さんの2名がいた。今までは、薬剤師さんも事務員さんも男性だったので、事情を知らなかった患者さんたちが騒然としたらしい。

とりあえず、今日の私の鼻は無事だった…ということが、最大の喜びだったような気がする。


3月7日(土)

先日、両親教室を受講した後の買い物で、母胎とお腹の赤ちゃんのために「カルシウムを豊富に含んだふりかけ」を購入したことを記したが、実際にふりかけ(40g入り)を食べようと成分表を見たところ、

1日あたりのカルシウムの摂取目安は700mgです。本商品10gにカルシウムは80mg含まれています。

という表記があった。このふりかけには「カルシウム入り」とバッチリ明記されているのだが、本当に必要なカルシウム分700mgを摂取するには、1日2袋以上も食べなくてはならない。「おいおい、一日中ふりかけを食べろっていうのか?」などとツッコミを入れつつ注意書きを目で追ったところ、

カルシウムの摂り過ぎにご注意ください

という記述を発見! 「カルシウム入り」と銘打っておきながら、「摂り過ぎにご注意ください」と警告する大どんでん返しが待っていた! このふりかけ、カルシウムを摂らせたいのか、摂らせたくないのか…。

ちなみに、このふりかけ10gにナトリウムが380mg…。カルシウムの約5倍…って、ほとんど塩分じゃないのか!? 「書き直せ! 『塩分の摂り過ぎにご注意ください』に書き直せ!」と叫ぶ妻…。結局、ふりかけでのカルシウム摂取を諦め、煮干しを食べることにしたのだが、その煮干しが「塩水ではなく、真水で炊きあげました」と誇らしげに表記されている通り、ほとんど味がしない…。

我ら夫婦にとって、「カルシウム摂取」というのはエラく苦労させられる作業のようで…。

鼻炎のために体中の水分が全部鼻から抜けてしまったかのような木曜日、市販の鼻炎薬で体調を落ち着かせたものの、昨夜から副作用が出てしまった。大量に流れ出ていた鼻水をピタッと抑えるのだから、何の影響も出ないハズがない。そのため、今日は昼過ぎまで体が動かせないほどの倦怠感に襲われた。だが、「体がだるい」のと「鼻水が出る」のとどちらがマシか…と聞かれたら、間違いなく「体がだるい」ほうをとるだろう。

今夜は、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)第1ラウンド注目の日韓戦である。当初「この試合は1点勝負」などと言われていたが、初回に日本が3点先制すると、すかさず韓国も2点奪取…というような攻防。さすが韓国、日本戦にはめっぽう強い! が、日本も負けてはいない。イチローも復調してきて、日本も打線につながりが出てきた。そんな打撃陣の猛攻で、日本キラーと呼び声の高かったキム・グヮンヒョン(金広鉉)を2回途中でノックアウト! 今までの国際試合で日本をコテンパンにやっつけてきたキム・グァンヒョンから8点を奪ったことは、かなり大きい。

それで、14対2(7回コールド)という歴史的大勝! これで、日本は1次リーグ東京ラウンドで2位以上が確定し、2次リーグ進出が決定! だが、韓国はダブルエリミネート方式で中国と対戦し、ここで勝てば再び日本と1次リーグ1位通過をかけて対戦することになる。…ということで明日、韓国と中国のどちらか勝ったほうが、日本と共に2次リーグに進出することになる。再び韓国が勝ち上がってきたとしたら、今日のように日本有利に試合が運ばれるかわからないし、予断を許さぬ展開になりそうである。

今回のWBCは前回よりも興味が持てないままの私だったが、何だか面白いことになってきたなぁ…と思えてきた。

明日から、再び天気は下り坂らしい。スカッとした青空と春はいつ来るのだろう?


3月8日(日)

早速、韓国では「参加16カ国で日本だけが有利の試合方法」などと言って、WBCの運営方式にクレームをつけていたらしい。日本が中国戦で4対0という予想外の勝ち方をしたのを見て、「この程度のチーム(=日本)となら、十分に戦える」などと豪語していた韓国だったが…。、

妙なナショナリズムが渦巻いているような、そんな韓国側のコメントが今回も目につくWBCである。

今日、第2ラウンド進出をかけて中国と対戦し、明日再び日韓戦となるワケであるが、どうなることやら…。

ハッキリ言えることは、日本はディフェンディング・チャンピオンだということ。ディフェンディング・チャンピオンならば、多少有利な条件が付与されることもあり得るということ。韓国が大会運営方式にクレームをつけるタイミングが、いつも大会開始後であるということ。私は韓国が大好きであるが故、韓国が負け惜しみのようなコメントを出すことが悔しくて苛立たしくてならないのである。

野球ネタはこのくらいにして、今日も何だか体がツラかった。昨日は鼻炎薬を1錠も服用していないのだが、どういうワケかフランフラン…。今日、先日現像したウェディング写真を郵送するため、夕方に私ひとりで郵便局まで出かけたのだが、「念のため…」と服用した鼻炎薬の効果はてきめん! ただ、多少「あっ、来るかな?」と副作用らしきものは感じたが…。

ここ数週間は炊事も洗濯も掃除も全て妻がやってくれるので、今日は帰宅後に少しだけ私が分担した…とはいえ、料理も掃除も妻が一人で手際よくこなしており、私はオシャレ着を洗濯しただけだったが。

明日も、再び天気が下り坂…。


3月9日(月)

今夜もWBCの日韓戦…。これが、1次リーグ東京ラウンドの決勝である。一度負けてもダブルエリミネート方式で勝ち上がれば、1位通過出来る…というシステムには長所も短所もあって、、日本人の私には「???」という感じがする。今夜も日本が勝てば問題ないが、韓国にも意地があるワケで…。

WBCの前に、買い物に出ることにした。銀行に寄ったり、ヨドバシ横浜のフォトカウンターでウェディング写真の焼き増しをしたり…と、まだまだ新婚さんがするような作業が残っている我ら夫婦である。

帰宅して、テレビの前に鎮座する。「今夜の試合は、前回のようにはいかないぞ!」というような韓国チームの気迫と、「受けて立とう!」という日本チームの意地と意地のぶつかり合う雰囲気が伝わってきた。

だが、やっぱり韓国は強かった。今日の試合は1対0で韓国の完封勝利だった。これで、韓国が東京ラウンドを1位通過。日本は2位通過となった。前回、韓国がコールド負けを喫した時、WBCの運営方法にケチをつけていた某新聞社も、今夜の勝利については前回のコールドゲームについて全く触れずに記事にし、「これで韓国は、2大会連続で1位通過」などと誇らしげに述べていた。

アメリカでの試合も、日韓の活躍を期待したいところ。

夜になって、また雨…。スッキリしない天気が続く…。


3月10日(火)

雨のせいか、夫婦して頭痛に悩まされた。朝、昼…と時間が流れても、起きることさえままならなかった。結果、夫婦して家でじっとしていることになった。

さらに、夕方を過ぎてから私がフラフラになってしまい(寝込むほどではなかったが)、一時はどうなることかと…。情けない限りである。あと100日で「結婚1周年」なので、今のうちに体調を調えて(?)6月18日と長男(おそらく…)誕生に備えたいものだと思う次第である。


3月11日(水)

このところ、鼻炎薬の副作用云々で苦しむことが多かったが、何だかその症状が妙だった。その理由が今日、明らかになった。鼻炎薬の成分・分量表に「2錠中」という但し書きがあったので「この薬は、毎回2錠ずつ飲めばいいんだなぁ…」と勝手に判断し、そのように服用していたのだが、今日まじまじと薬の箱を見ていたところ、「大人、1回1錠」とバッチリ書かれていた!!! どうやら、私は規定量の倍ずつ服用していたらしい。そりゃあ、フラフラにもなるわな…と妻にこの事実を伝えると、「でも、今日は気が付いて良かったね!」と明るく言われた。いや、今日も2錠飲んでしまったのだが…。

今日から “静岡シリーズ” である。今日から1日おきに、静岡県内で “イベント” がある。そのため、今日からしばらく静岡滞在となる。

昼前、妻とスーツケースを各自1つずつ転がして、まず目指すは新横浜! 妻が新幹線に乗るのは、私と同居を開始して一旦帰郷した時以来…ということで、実に4ヶ月ぶり。三島までの35分間、妻は「懐かしいなぁ…」と何度もつぶやいていた。そして、三島で東海道線に乗り換え、私は片浜で下車。妻は私のスーツケースも持ったまま、富士市内の妻の親類の家まで向かい、私は沼津市立看護専門学校へ。

今日は講義ではなく、講師会議に出席することになっている私…。いつもなら片浜駅からタクシーで学校まで向かうのだが、今日は片浜駅に到着したのが会議開始時間(14時)より50分も早かったため、ゆっくり歩いて行くことにした。いつもタクシーでサァ〜ッと流してしまう道も、歩きながらのんびり眺めていくと雰囲気が全く異なるものである。駅から学校までの標準徒歩時間は15分程度だが、とにかくゆっくり歩き続け、30分ほどかけて学校到着。

講師会議では、今年度と次年度のカリキュラムの違いの説明があり、学生アンケートや講師アンケートの結果報告があった。今月、初めての卒業生を出した沼津市立看護専門学校は、いよいよこの4月から新カリキュラム移行で、(以前も述べたが)私の担当する「文化人類学」は1年次配当から2年次配当に変更されるため、平成21年度の私の出番はなくなった。だが、平成22年度からは “復帰” するため、シッカリ説明を聞き、意見を述べておく必要があった。

1時間半で講師会議が終了し、帰りはタクシーに乗って片浜駅へ。いつもなら東海道線の上り電車に乗るところだが、今日は下り電車で富士市内へ向かう。そして、妻の家族と親類のもとへ。

結婚したのだから当然とはいえ、妻が静岡県を4ヶ月も離れたのは初のことで、それはまた「家族と4ヶ月離れた」ことを意味する。久々の静岡県、久々の家族、久々の親類…ということで、妻は嬉しそうであった。私にとっても親類が増えたのだから、なるべく早く溶け込めるようにしなくては…。もっとも、今日伺った先は、過去に何度もお会いしているが…。

4ヶ月ぶりにかつての自室のドアを開けた妻…。荷物の大半は横浜に移しているが、まだまだ運びきっていない品々がそこにある。私と出会う前から揃えていたそれらの品々を見て、妻は何を思っただろう?


3月12日(木)

今日は、これといって何も無い一日…。ひたすら部屋に引きこもっているような状態だった。出版社と電話で打ち合わせをしたのが、唯一 “仕事” 的な作業。

更新作業を怠ると、以前のように「管理人重病節」が流れそうなので、とりあえず…。


3月13日(金)

昨日の夕飯の話から…。

妻の実家でお世話になっている我ら夫婦、昨夜は「お好み焼きを作ろう!」という話になり、妻と義母が生地とキャベツ担当で、なぜか私が「焼き奉行」となった。妻が「焼くのはあなたの担当!」と言い出し、妻の家族がそれに合意したのである。たしかに、我が家でお好み焼きを作る時、「焼き」は私の担当だった。妻が生地を作った後、フライパンで私が焼くのだが…、フライパンには “縁(へり)” があり、焼けた生地をひっくり返す際にエラく邪魔になる。そのため、何度も何度もフライパンに「邪魔なんだよ!」と当たり散らした私…。だが、昨夜はホットプレートで焼いたので、多少の失敗もすぐに補正できる状態だった。気持ち良くひっくり返した私であったが、そばでアシスタントをしていた妻は「油っ!」「肉っ!」などと命令され、アタフタしていたようで…。

山芋をたっぷり入れたお好み焼きは、モチモチフカフカしていて美味! キャベツだけで十分なくらいだった。

さて今日は、夕方から静岡英和学院大学の「卒業記念パーティー」に出席した。会場となるのは、東静岡駅前のグランシップ。数え切れないほどその “雄姿” を拝んできたが、実は中に入るのは初めての私…。

あいにくの雨で気温もあまり上がらなかったが、「雨降って地固まる」とも言うし、それはそれで良い門出となるだろう…と思いながら妻の実家を出た。妻がバス停まで見送りに来てくれたのだが、バスの時間までちょっと待つような状況だったので、コンビニで買い物をする。そして、バス停で時刻表を見て、“あること” に気づいた! 家を出る時、「パーティーは東静岡だから、静岡駅までバスで出て、東海道線に乗り換えればいいか…」と思っていたのだが、昨年10月末で運行終了となるハズだった駿河区役所アクセスバスが運行期間延長になっていることを知り、「だったら、バス1本で東静岡へ!」ということにした。だが、バスは1時間に1本の運行…。幸い、次のバスは15分ほど待てばやって来る…ということで、再びコンビニに戻る我ら夫婦。

バスは予定より5分以上遅れて到着し、さらに道路渋滞でなかなか前に進まない…。かなり余裕を持って家を出ているのでパーティーに遅刻することはないという安心感はあったが、実際に渋滞している状態を見ていて少々慌て始めた私…。結局、バスは15分遅れで到着。ダイヤ通りであれば受付開始15分前に東静岡駅に到着する予定だった。

さて、卒業記念パーティーは学部・短大合同で行われたため、とてもにぎやか。特に、学生対象の大抽選会で最高潮となる。が、教職員には当選権がないので、ただただ大喜びの卒業生たちを眺めているばかり…。とにもかくにも、彼ら卒業生の今後の健闘を祈るのみ!

私が大学を卒業して、今年でちょうど20年…。私の場合、同じキャンパス内の大学院に進学することが決定していたのにも関わらず、なぜか「謝恩会」の幹事長を仰せつかり、会場となったホテルとの打ち合わせやら景品・記念品の調達やらに奔走した思い出がある。

最近では、今回のように「謝恩会」と銘打たずに「卒業記念パーティー」という名称を用いる大学が多いように思える。謝恩の場ではなく、卒業の記念に学生たちが盛り上がる場に教員が同席する…ということなのだろう。そんな話を他の教員にしたところ、「だから、大抽選会も学生たちだけのイベントになるんですよ!」と返された。なるほど…。

時代の趨勢(トレンド)なのだろうか? 学生が授業評価をする時代である。「謝恩会」が「卒業記念パーティー」に取って代わっても何ら不思議ではあるまい。あくまでも、主役は卒業生たちなのだ! 教職員が彼らを祝福しに来たのだから、何ら問題もあるまい。

別れがあれば、出会いもある! さて、次年度はどんな学生たちと会うのやら…。


3月14日(土)

先日述べたように、水曜日から “静岡シリーズ” で1日おきに静岡県内での “イベント” がある私。昨日がイベント日だったので、今日はオフ…のようなもの。それで…というワケではないのだが、昨夜は久々に妻とPS2(プレイステーション2)「犬福」などをしてみた。が、ブランクが長すぎたのか、かつては最後までクリアできたハズなのに、昨夜は二人とも途中でライフを使い果たしてしまい、ゲームオーバー! 妻は「悔しくて眠れない!」と、何度も何度もつぶやいていた。

今朝、妻が「そろそろ起きたら…」と声をかけてきた。私はあまり記憶に無いのだが、どうやら「あぁ〜あ、今から鰻丼を食べるところだったのに…」と言って、夢の中に戻ろうとしていたらしい。たしかに、鰻丼に関する夢を見た記憶はある。が、何のことだかわからない妻は、私と腕を組んでもう一度起こそうとしたらしいが、私はその腕を「ヴ、ヴゥ〜〜〜〜ンッ (`д´)イラッ」と言いながら力一杯払いのけたらしい。そして、反対側に寝返りを打ち、妻をカンカンに怒らせてしまった…という。

そんなテンヤワンヤな(?)朝を過ごしても、昼過ぎには妻と二人でスーパーまで買い物に行ってきた。久々のしずてつストア。結婚して横浜に越してきた当初の妻は、横浜と静岡の物価の違いに驚いていた。が、今日は「やっぱり、こっち(静岡市内)でも値段が上がっているんだ…」と、ちょっとガッカリモード。要するに、日本全体の経済状態がよろしくないということなのだ!

昨夜の雨と風は、今日になっても首都圏をはじめ各地の交通を混乱させていた模様。雨がやんでも風が強く、体が軽い私などは飛ばされてしまいそうな勢い…。静岡市内でも川が増水し、(それが原因なのか定かではないが)一部で川岸が崩れており、補強(補修?)工事が行われていた。流れも速くなっていたので、工事が難航しているように見えた。あぁ、自然の猛威…。

買い物から帰って、「犬福」のリベンジ! しかし、中途半端な結果に終わる。何とも言えぬ虚しさ…。

夕飯は、義妹の作ってくれたカレーライスをみんなで食した。ただ、ルーが8皿分なのに対し、食事をするのが5名…ということで、あっという間にお鍋は空っぽ状態! みんな、満腹! ごちそう様でした。

食後、近所のコンビニまで行き、デジタル出力機でいくつかのデータを出力した。まだまだ夜風は冷たいが、静岡の空気は澄んでいる。月がきれいな夜である。


3月15日(日)

いよいよ、“静岡シリーズ” も佳境(?)へ。

水曜日は富士市内に住む妻の親類を訪ねたが、今日は静岡市内の親類を訪ねた。当初、昼前から伺う予定だったのだが、今日は駿府マラソン開催日…ということで道路規制があり、市内は移動がままならない状態だったため、マラソンが終了した昼過ぎに頃合いを見計らって出かけることになった。

数時間の滞在後、一旦妻の実家に戻り、それから私一人でバスに乗って静岡市の中心部へ。だが、「まだ、バスは来ないだろう…」などと高をくくってコンビニで買い物をしている間に、バスが定刻で通過して行った。「何で、時刻表通りにバスが来るんだよぉ!?」などと文句を言う私に、一緒にコンビニまで来ていた妻は「時間通りですが、何か?」とか「いつもなら、どう思いますか?」などと言いながら、私の発言のチグハグさを指摘してきた。運良く、次のバスも時刻表通りに運行していたので、大した待ち時間も無く乗車した。

バスを中町で降り、浅間通りに入り、17時前に第二美濃屋へ到着。今日は、一昨年の6月とおよび昨年の1月2月に参加させていただいた会が開催されるのである。静岡英和学院大学の清水先生のお友達関係の会なのだが、何度か参加させていただいているうちに「時間がある時は、是非参加してくださいね!」と言われ、それで今回も…という次第。美味しい中華料理に美味しいビールやワインが所狭しと並び、ワイワイ盛り上がる。

その後、マージャン組とカラオケ組に分かれる。私はカラオケ組に合流し、2時間ほどの熱唱して家路に就いた。

両替町から新静岡まで歩いてみた。新静岡センターは1月末日をもって閉店となり、地下の店舗と鉄道改札、バス乗り場は今月末まで営業を続けるものの、建物の周りにはフェンスが出来ていて、何とも寂しい光景だった。横浜市民の私も、センターには色々な思い出がある。2〜3年で複合商用ビルに生まれ変わるらしいが、その前に建物の解体などがあり、見慣れた光景が激変するのだろう…なんてことを考えながら、バスを待った。

予定通りなら、我ら夫婦は明日帰浜だが、どうなることやら…。静岡で生まれ育った妻は、やはり静岡を去るのが寂しいのだろう。それは痛いほど良くわかる。今から15年前、私は横浜を離れて東京都民になったことがあるが、やはり故郷を離れるつらさは言葉に表せないほどのものがある。それで、私はたった4年で横浜に戻ってきてしまったのだが…。東京−横浜という近郊でさえツライのだから、静岡から横浜に出てくる寂しさは私の比ではないだろう。「TSUMAのぼやき」にも書かれているように、妻は往きの新幹線が静岡県に入って熱海駅のホームが見えただけでも、三島駅に降り立っただけでも「久々の静岡! 懐かしい!」と大喜びでしていたほど…。

そんな妻の郷愁を嘲笑うかのように(?)、来月から私は再び「週の半分を静岡県内で過ごす生活」に戻ることになる。もちろん、静岡市内でも毎週仕事がある。何という皮肉!?

もっとも、静岡県と神奈川県は隣接しているのだが…。


3月16日(月)

静岡滞在も、今日が最終日。

急きょ、「みんなでお昼を食べに行こう!」と義父が提案し、藤枝市にあるお好み焼き屋さんへ行くことになった。妻の両親がそれぞれ車を出し、義父(妻にしてみれば実父)の運転する車には妹さんが乗り、我ら夫婦は義母(妻にしてみれば実母)の運転する車に乗った。

義父の車が先行し、それを義母の車で追う…という形で国道150号線を走行していたが、新日本坂トンネルを抜けたところで交通量が増え、我々の車と義父の車の間に他の車両が数台入り込んでしまった。それなのに、私の乗る車では会話が盛り上がり、いつしかどの辺を走っているのかもわからない状態…。

と、その時、交差点を右折するため直進車をやり過ごしている義父の車を発見! が、私の乗る車は、停車中の義父の車を追い抜いてしまったのである! 「あっ、今、(義父の車を)追い越しました!」と私が叫び、急いで軌道修正しようとするが、義父の車の行方がわからない…。妻が妹さんと電話で状況を確認し合いながら再合流地点を模索していたのだが、10分近く「○○の前で待ってて!」「えっ、○○はもう通過しちゃったよ!」などという会話が続く。

そんなハプニングがあったものの、何とか無事に再合流。その後、しばらく穏やかな走行が続き、目指すお好み焼き屋さんが見えてきた。が、こんなに苦労して到着した我々に、無情な3文字が…

定休日

…まぁ、人生、こんなもんだろう。

結局、焼津に戻って、カントリーロードへ行くことになった。が、やっとの思いで到着した時、妻の様子がおかしい…。朝から「お腹が張ったような感じがして、ちょっと苦しい…」と言っていたが、昼を過ぎて痛みが加わってきたらしい。それでも健気にタマゴサンドやプリンと格闘しつつも、遠い目をしながら “どこかを” さまよっていた妻…。

家に戻っても体調が優れない妻は、「5時半か6時くらいまで寝かせて!」と、ベッドで横になっていた。が、思うにまかせぬ状態が続く…。「もう一日、静岡にいたら?」とか「私だけ、一足先に横浜に戻る」という案も出たが、結局一緒に帰浜することにした。年度末ゆえ、仕事関係の郵便が届いていないかどうか心配なので、私は今日中に帰らなくてはならなかったのである。

5泊6日の “静岡シリーズ” も、あっと言う間に終了。静岡出身の妻は、静岡市内をほとんど見ることなく帰浜することになり、かなり残念そう。それでも、帰りの新幹線の車中で静岡弁当の「あみ焼き弁当」を食して、「この弁当を静岡市民以外で知っている人は、かなりコアな人だよ!」と持論を展開していた妻であった。

5日ぶりに帰宅して、ポストを確認…。来てる来てる、仕事関連の郵便だらけである。そのうちの1つは、書類提出が「18日までにFAXで…」というもの。妻には申し訳なかったが、やはり今日帰宅して良かった。

妻が安定期のうちに、やりたいことをさせてあげたい…と思う夫であった。


3月17日(火)

ポカポカ陽気…、春が近づいていることが実感出来るような一日だった。

午前中に書留が届き、午後には新聞屋さんが「ご契約継続特典のフライパンをお持ちしました!」と、わざわざ徒歩で届けに来てくれた。それらの光景を見ていた妻が、「やっぱり、昨日のうちに帰ってきていて良かったねぇ!」と…。

夕方、サティの得々市に行くことにした。が、天気も良く暖かで、さらに「妊婦にも、適度な運動が必要!」ということで、往きは歩いて行くことにした。以前はちょっと歩いただけでも「ハーハー」と苦しそうな妻であったが、このところとても体調が良く(昨日はつらそうだったが)、徒歩にも何ら支障がなかったのが、夫としても嬉しい限りである。

「得々市」という名前に気分も高揚し、それでいて「値引き」されているものを探ろうとしつつ、結局2時間近く買い物に費やした我ら夫婦…。帰りも歩くことを妻が提案したが、私の背中はデーバッグの中にあるパック入りの牛乳やジュースがガツンガツンと当たりまくり、やむなく電車での帰宅となった。

あぁ、早く髪を切りたい…。


3月18日(水)

深夜、ボソッと妻が「今日で、結婚9ヶ月だね!」と…。結婚生活は9ヶ月で、妻のお腹には6ヶ月の赤ちゃん…。もっとも、妊娠期間は「1ヶ月=28日(4週間)」で計算されるので、実際の日数とは違いが生じるが…。

まだ、2008年度お成績処理が終了しない…。今日も、某出講先から再々試験の答案用紙が送られてきた。すでにこの段階(再々試験)になると、点数ではなくて「合格か否か」だけの判定となる。人数的にはごくわずかでも、採点にあたる私の労力は通常の採点と同様…いや、それ以上になる。

それなりに時間がかかって採点が終了し、それを妻と一緒に近所の手芸用品店に持って行き、宅配便として返送。その後、横浜へ歩いて向かった。妻のお気に入りの髪どめが壊れてしまったので、その代わりのものを探しに行ったのである。アチコチ探し回るが、「これっ!」というものが見つからない…。デザインは良いが機能的な面で…ということで、髪どめ探しは難航する。が、「もしかして、あのビルだったらファッション雑貨が選り取り見取りかも!?」ということを思い出し、CIALに行ってみた。すると…、そこには我ら夫婦の予想を上回るファッション雑貨店の乱立状態!!! 「最初から、ここに来れば良かったねぇ…」と言いながら、とりあえず2階から5階まで見て回る。そして、無事に手頃なものを見つけた。

今夜は何だか担々麺な気分(?)だったので、横浜ポルタ匠〜Jung〜で夕飯をとることにした。この店は「麻婆担担麺 Chinese Spicy Dining」と名乗っているだけのことはあり、四川風の辛みとコクが魅力。私は担々麺を一辛プラスにし、妻は麻婆豆腐定食を注文。体中の毛穴が開いて汗がドッと出てくるような心地良い刺激を受け、満足した我ら夫婦であった。

体がポッポポッポしていたので、帰りも歩くことにした。夜風が心地良く感じられる季節になったような気がした。


3月19日(木)

今日は、つれづれに…。

これも「ごまたまご」東京名物に「ごまたまご」というお菓子がある。よく、主要駅構内で「ごまごまたまご〜、ごまたまご/東京たまご〜、ごまたまご」などとテンポ良く歌うように売り子さんが宣伝している。静岡の妻の実家から「今度来る時、“ごまたまご” 買ってきてね!」とリクエストされるくらい、人気のお菓子である。

一昨日、サティで買い物をしていた時、ふと妙なポップ(商品名や価格などが書かれた札)を発見した。それが、中部飼料という会社が売り出している「ごまたまご」だった。鶏にゴマを食べさせて育てたので「ごまたまご」というのだそうだが、まぁ確かにそういう「ごまたまご」もあって良いワケで…。

新聞屋さんが月に一度、「割引券」「招待券」などを抽選でプレゼントしてくれる。いくつかの割引(招待)券の中から第2希望まで選んで、ハガキかFAXで応募するのだが、どういうワケか「ナムコ・ナンジャタウン ペア割引券」が毎回プレゼントリストに入っている。そして我ら夫婦の場合、第1希望だろうが第2希望だろうが「ナムコ・ナンジャタウン」を選んでおくと、ほぼ100%の確率でそのペア割引券が当たる。

今月分のプレゼントリストにも、「ナムコ・ナンジャタウン ペア割引券」があった。それで、ちょっとした “賭け” に出てみたくなり、第1希望に「箱根強羅温泉のご優待券(2〜5名様でご利用の場合、お一人様をご宿泊ご招待)」を選び、第2希望に「ナムコ・ナンジャタウン ペア割引券」を選んで応募した。昨日、新聞屋さんから郵便物が届いた…ということは、今月も当選したということである。封筒を眺めながら「何が当たったのかなぁ…?」という私に、「ナンジャタウン(のペア割引券)でしょ?」と妻…。封を開け、中身を確認すると、「ほら、ナンジャタウン!」と妻…。ところが、様子がおかしい…。まだ、何かが封筒に入っていたのである。そろ〜っと取り出してみたところ、強羅温泉の招待券も入っていた…ということは、第1希望も第2希望も当選したということか!?

よっぽど応募者が少なかったのか、それとも日頃の愛読への感謝なのか、いっぺんに2つ当選という予期せぬ結果になった我ら夫婦。「年度末に運が巡ってきた」のか、それとも「2009年の運を使い果たした」のか、取りようによってはアメリカンジョークのように「良い報せと悪い報せがある。どちらから聞きたい?」というシチュエーションになっている。

昨年の大晦日、天王洲の銀河劇場で上演されたミュージカル「GIFT」を観た際にDVDの予約販売がをしておいた。あの感激が、そっくりそのまま家庭で味わえる…という魅力! そのDVDが、先日ようやく届いた。そして昨夜、再生してみた。舞台の雰囲気に近い音響効果を出すため、コンポのスピーカーから音声を出力してみた。残念ながら実際の舞台を観ることができなかった妻が、画面に見入っていた。数年前に妻が観た「GIFT」とは設定が少々異なることもあり、妻には新鮮に映ったことだろう。

妻のお手製パフェDVDを再生する前、妻がキッチンで何やら作っていた。イチゴやヨーグルト、チョコクリーム、コーンフレークなどがたくさんあったので、それでパフェを作っていたのである! 形状を表現すれば、「イチゴヨーグルトチョコクリームパフェ、アイスもなか添え」というところ。長ったらしいネーミングだが、気の利いた名前が思い付かず…。

味は…というと、イチゴの爽やかな酸味と甘みがヨーグルトと一体となり、そこへチョコクリームでメリハリがついて…、しかし最初にアイスもなかを食べないとイチゴに達しないというハプニング付き!? 結局、パフェとの格闘を終えるまではDVDの再生ボタンは押されずじまいであった。

「TSUMAのぼやき」に書かれている「パフェ」は、これのことである。

今日もまた、ヨドバシ横浜へ…。まだまだ焼き増しすべきウェディング写真があるので、日が暮れる前に妻と一緒に出かけることにした。なぜ「日が暮れる前」という遅い時間なのか…というと、WBCの日本対キューバ戦の結果が気になったからである。今日キューバに敗れると、2次ラウンド敗退が決定する。逆に勝てば、準決勝進出(4強)が決定する。前回、キューバには6対0の完封勝利。今日も勝利を信じてはいたが、気が気ではなく…。

そして、明日は再び韓国戦だが、日本も韓国も主力投手は投球回数規定から登板出来ない。順位決定戦ゆえ、勝っても負けても大した影響はない。準決勝の対戦相手が変わるだけ…。とはいっても、韓国としては日本には負けたくないだろうし…。かといって、準決勝、決勝と勝ち進むために主力を休ませたいだろうし…。

テレビ観戦を終えて横浜駅方面へ向かう時、「ちょっと寄り道してみよう!」ということになった。道をち外れて坂道を上る。妻にはちょっときつそうだったが、ゆっくり歩いて幸ヶ谷公園へ。桜はまだ堅いつぼみ状態…。まだまだ、開花には時間がかかりそうである。妻が「高台に上って、絶景ポイントなのに、眼下に広がるお墓…」と語り始めたが、そのお寺さんも幕末から維新にかけて歴史的な意味のある場所で、幕末マニアには垂涎のスポットなのである。何となく歴史の息吹を感じた夕暮れ時であった。

それにしても、このところポカポカしていて気持ちがよい。花粉さえ飛ばなければ…。


3月20日(祝)

縁は異なもの…。妻の実家近所に、セブンイレブンがある。4〜5年前に開店したのである。開店当日、我ら夫婦(まだ結婚前)はそのコンビニで買い物しようと店に入った。そこに明るくて元気な店長夫人がいて、我ら夫婦はすぐに覚えてもらった。その後、妻は生活基盤が横浜に移り、そのセブンイレブンに行く機会も減ってしまったのだが、先日の “静岡シリーズ” の際に久し振りに立ち寄ったところ、「あっ、いらっしゃいませ! お久しぶりです!」と店長夫人は明るく我ら夫婦を迎えてくれた。「最近見かけないから、どうしたんだろうって思っていたのよ!」と店長夫人に言われ、妻が「結婚して横浜に引っ越したので…」と近況を話すと、「えっ、横浜? 私、横浜出身!」という答えが…。店長夫人は嫁いで横浜から静岡に来て、妻は嫁いで静岡から横浜へ…。

WBCの第2ラウンド1・2位決定戦(日本対韓国戦)をテレビで観戦し、日本の勝利をシッカリ確認した後、「あちら(韓国)での報道はどうなっているのやら?」と韓国の某日報のサイトにアクセスしてみた。試合前から言い訳のような記事が並び、さらに試合中に「これが原因で、韓国は日本に負けたようなものだ!」と後で言い訳出来るような試合速報…。反日ナショナリズムの生々しさを感じた。

その後、妻と一緒に藤沢に向かった。私の頭髪が “無法地帯” と化していたので、新年度前にヘアカット&パーマをするためである。妻を伴ったのは、ウェディング写真の際にお世話になったことを一緒に御礼し、出来上がった写真を差し上げるためである。朝方降っていた雨はスッカリやんでいて、ポカポカ陽気であった。

さて、ヘアカットは…というと、「(今まで伸びていた頭髪の)半分はカットしましたよ!」と言われるほど。床を見ると、予想をはるかに上回る量の毛髪が!? これで一人分のウィッグが作れそうな感じだった。…ということで、頭がかなり軽くなって、肩から首のラインがとても楽になったような感じがした。私のカット&パーマの最中、妻はせっせとロッド(カーラーともいう)に巻き付けるペーパーを伸ばす作業に勤しんでいた。お手伝いをしていたらしい。

カット&パーマ終了後、炎の龍で酸辣湯麺をご馳走になった。程よい酸味と辛味が相まって、心地良い刺激が全身を駆け抜けて行く…という感じで、汁まで飲み干してしまった。いい加減な酸辣湯麺だと、こうはいかない。やけに酸味が強いと鼻を突くし、辛味ばかりが突出するとむせるし…。そういう粗悪なものを食べると、妙な汗をかく。が、今日食した酸辣湯麺は、全てのバランスが整っていた。

昼は暖かかったが、日暮れが近づくとともに風が強くなり、気温も下がってきた。大船駅で東海道線を待つ間も、氷の世界に閉じこめられたような感覚…。特に、妻のお腹を冷やしてはならないため、風の当たらない角度を探して電車を待った。そんな努力が実を結び(?)、無事に帰宅。

明日もお出かけの我ら夫婦…。明日天気にな〜れ!


3月21日(土)

妻の小・中・高校時代の友人の結婚式と披露宴に出席した。「夫婦」という枠組で認識された初の “公式行事” かも知れない。

式は、東京タワーのそばにあるオルバン教会で行われた。開式は10時からで、「9時45分までにお集まりください」とのことだったので、なるべく早めに家を出て、湘南新宿ラインと日比谷線を乗り継いで神谷町へ行き、飯倉交差点を目指して(妻に負担がかからぬよう)ゆっくり歩いた。その結果、式の30分前には教会に到着し、式に参列する旧友たちとの再会を果たした妻は、その喜びを全身で表現していた。が、次の瞬間、「ただ今より、両家の親族紹介を始めさせていただきたいと思います」という声が…。私の隣にいる人は、新婦(妻の友人)の親類で…。しかし、「そちらにいらっしゃるお友達も、自己紹介をお願いします」という救いの声で、我々もその場を共有することになる。

実は私、今日まで新郎はおろか新婦にもお目にかかったことがなかった。にもかかわらず、そこには十数年以上前から知る人物が…。新郎の伯父にあたる人物の中に、某有名社会学者がおられたのである。以前、とある学会で私が報告した際、司会を務めてくださったり、ある時は私の報告にフォローを入れてくださった社会学者である。間違いがあると失礼なので身内の方をつかまえて「あの方は、もしや…」と尋ねたところ、やはりご本人に間違いなかったので、急いで挨拶をさせていただいた。

式は、厳かな中に温かさを感じる、とても素敵なものだった。花嫁さんが「せ〜の!」と後ろ向きでブーケトスした際、ブーケが全て教会玄関のひさしに当たって爆笑が起きたりして、それはそれはなごやかな(?)ものだった。

式の後、六本木へ移動し、そこで披露宴が行われた。司会者が「間もなく、新郎新婦の入場です!」声高らかにアナウンスした次の瞬間、フロアスタッフのオジサンが扉を開けて入ってきて、最初は小さかった笑いが爆笑となり、オジサンもどうしたらよいかわからなくなって手を軽く振る始末。その後、本物の新郎新婦が入場し、披露宴が始まった。

お色直しの際、新郎と新婦の幼少期から二人の出会い、そして今までの写真が上映された。その中に、妻もシッカリ写っていた!? 高校の文化祭の時にクラスメイトと “花嫁体験” としてドレスを着た時の写真らしいが、「これでもかっ!」というくらい仏頂面の妻…。「あぁ、この写真を使ったか!?」と焦る妻…。もっと笑っておけば良かったとでも思ったのだろうが、後悔先に立たず…。

天気にも恵まれ、本当に良い式と宴だった。

2次会、3次会…と企画されたいるらしいが、妻の体調を考えてこちらは辞退し、まっすぐ家路に就いた。

それにしても、日が長くなったものだ。でも、今日は寄り道せずに帰ることにした。そんな一日…。


3月22日(日)

昨夜から、どうも頭がボーッとする。花粉症のためか、それとも気圧の関係か、はたまた今までの疲労がドドドォ〜ッと襲ってきたのか、とにかく夜になって体の自由が効かなくなった。

そして、今日も朝から雨…。それで、今日はずっと寝ていることにした。体調は、まだまだ一進一退の状態…。間もなく2008年度が終了し、新しい年度が始まるというのに…。


3月23日(月)

昨日はWBC準決勝で韓国がベネズエラを破り、今日は日本が米国を破り、明日の決勝は日本と韓国で行われることになった。「今回のWBCで、日本は最大5回、韓国と対戦することになる」と開幕前から話題になっていたことだが、それはあくまでも日韓ともに全てのラウンドを勝ち進んで決勝戦まで進んだ時の話…。千葉ロッテのバレンタイン監督は、そうなることを予言していたようだが…。

こうなると、ワールド・ベースボール・クラシックではなく、「アジア・ベースボール・クラシック」のような…。

それにしても、おかしな運営方法だ。アメリカが準決勝まで日本、韓国、キューバと対戦しないで済むようにプール分けされていて、おまけに準決勝に進む時にはそれら3カ国のうち1カ国は予選敗退するシステムになっている。そして、ダブルエリミネート方式を採用しているため、同一ラウンド内で同じ対戦が最大2回実現する…。しかし、前回もそうだったが、米国はそれでも優勝出来ない。

今日も頭痛が続く…。首から肩、背中にかけて筋が張っていて、それが頭痛を誘発する。右半身が弛緩されると、今度は左半身…。つくづく、不都合な身体であると思う。

夕方、門下生の松井彩香さんから「ライヴやります」という内容のメールが届いた。昨年夏のミュージカル以来、久々の舞台…。ライヴの詳細はこちら

明日は、妻の6ヶ月の妊婦健診である。私にしてみれば、WBC日韓戦よりもこちらのほうが大事なイベントである。


3月24日(火)

祝 侍JAPAN  WBC連覇!


今日のトップニュースは、これに尽きる。

今回のWBCも、日本が優勝! これで、日本は2大会連続優勝…ということは、WBCという大会が始まって以来、日本しか優勝していないということである。さらに、今大会MVPが松坂大輔投手…ということで、こちらも2大会連続。

私には、「ご贔屓のチームを応援に行ったり、テレビで応援すると、そのチームが負ける」というジンクスがあるので、今日はなるべくWBCのことを考えないようにしたつもりだった。昨日は生中継を全く見ず、試合結果が携帯電話に速報メールが届いてから、録画番組で見たくらいである。

今日の試合が始まった頃、我ら夫婦は病院で妊婦健診の最中だった。試合のことを気にしないよう努めていたのだが、受診を終えて会計のあるホールへ行くと、そこにあるテレビではWBCの決勝戦が!? しばらく戦況を眺めていたが、すぐに妻の名前が呼ばれ、会計を済ませて病院を後にした。

横浜線で横浜に出ると、道行く人の中にワンセグケータイで決勝戦を観ている人が…。そして私も試合のことが気になり、何度も携帯電話からWebにアクセスして試合速報を見た。

買い物を終えて帰宅し、テレビをつける。その後のことは詳細を述べるまでもないが、さすがは決勝戦…。延長戦にまでもつれ込み(今回のWBCで延長戦は、決勝戦が初)、とどめはイチロー選手の決勝2点打!

しかし、やっぱり韓国は強かった! が、韓国のマスコミは前回同様に、ナショナリズムの固まりのような記事を次から次へと発表する…。特に、KBSのニュースで「初めてWBC決勝まで上がって、世界の舞台に韓国野球の底力を遺憾無く見せてくれた大会だった」というコメントが、その象徴ではないだろうか。さすがに、前回のように「日本、漁夫の利、恥ずかしい優勝」とは言えなかったらしい。しかし、ニュースではイチローが決勝打を打ったという事実が伏せられているようである。

日本の勝利を祝すべく、我ら夫婦はマクドナルドで遅めの昼食をとることにした。徒歩で横浜ベイクォーターまで行き、「今なら、まだ残っているかも…」という期待をふくらませて2階のマクドナルドへ…。何が欲しいのか…というと、WBCの応援ファイルである。クオーターパウンダーのバリューセットを頼むとクリアケースが1枚もらえるという、あれである。今日の午前中までで、我が家にはクリアケースが2種類…。青木選手のものと川崎選手のものである。妊娠によって今は玉ねぎが苦手になってしまっている妻も、「今日は、頑張ってクオーターパウンダーを食べてみるよ!」と、健気な発言をしてくれていた。

「今日は、誰のファイルかなぁ?」などとワクワクしながら店内に入ると、何と、「クオーターパウンダーセット」だけではなく、「てりたまバーガーセット」や「てりたまチーズバーガーセット」を頼んでも応援ファイルがもらえるという説明書きがアチコチに…。しかも、1ぺんに2枚も!? 妻は、「じゃあ、私はてりたまセットでいい?」とメニューの変更を私に求めてきたが、何ら問題ない。私はクオーターパウンダーセットを注文。そして、一気に4枚を受け取る。欲しかった応援ファイルのうち、3種類をゲットした。残る1枚は、青木選手のものだった…。

「侍JAPAN、優勝おめでとう!」という気持ちを込め、夫婦でハンバーガーにパクついた。

その意気揚々とした状態で、横浜駅前で配布されていた号外を受け取り、さらに昂揚した気分になる。その勢いのまま(?)、サティの得々市へ!

本当なら、これから書くことが “私にとっての” トップニュースになるハズだったのだが…。

妊婦健診で、妻のお腹の中で赤ちゃんが順調に成長していることがまたハッキリわかり、嬉しいような照れくさいような気分である。エコーで赤ちゃんの様子を見ると、「推定体重、ちょうど500gですね!」とドクターに言われる。前回の健診時は推定体重が230gだったので、倍以上の大きさになっているものと思われる。さらに、妻(の実家)が「本当に、お腹の赤ちゃんは男の子なの?」と疑心暗鬼状態だったのだが、今日もやっぱり「ここが太もも、この間に…ついてますねぇ!」とハッキリ宣言され、ホッとする妻…。

というのも、妻の実家には「2000年問題事件」と呼ばれる(コンピュータ問題のような)妙な(マヌケな)事件があった。1999年の春頃、妻の実家(現在の家ではない)に1匹のネコが遊びに来るようになった。可愛い可愛いオスのネコだった。そのネコの性別を確認したのが、妻(当時は、私との面識は全くなし!)だった。そのネコは、母ネコと思しきメスネコと一緒に半年間ずっと妻の実家に通ってきていた。そして夏、母ネコはまた子ネコを産んだ。妻の実家は、そのネコ一家にエサをあげていた。ただ、不思議なことに、最初に訪ねてきたオスネコだけが、可愛いピンクの首輪をしていた。その年の暮れ、妻の母が庭に段ボールや発泡スチロールでネコたちの家を作り、防寒対策をしてあげていた。だが、何ヶ月も付き合っているうちにネコたちへの愛着がわき、家の中に入れてあげることも…。そして1999年から2000年になった瞬間、ピンクの首輪のオスネコが妻の父にすり寄ってきた。その時、偶然に妻の父がオスネコのお尻の辺りを見て、あることに気が付いた。そして、みんなでのぞき込み、「ないっ!」の大唱和! オスだと思っていたネコが、実はメスであったことが2000年の元旦に判明し、それからというもの妻が性別について語ると「それ、本当にオス?」「メスじゃないの?」などと疑問視されるようになったのである。よって、妻が「お腹の子は、男の子だよ!」と言っても、妻の実家では「本当かねぇ…?」と誰も信じようとはしてくれなかったのである。

妻は言う。「1999年中はオスネコが来ていて、途中からその兄弟姉妹のネコが入れ替わって遊びに来たんだ!」と…。
3月24日のエコー写真
しかし、今日もドクターのお墨付きをいただいたように、我ら夫婦の第一子は男の子である!

エコー写真ではわかりにくいかもしれないが、顔(エコー写真右の部分)がちゃんと出来上がっていた。背骨もハッキリ確認出来た。足もシッカリしていた。赤ちゃんの姿を確認しながら、ニコニコしていた妻…。

妻いわく、「赤ちゃんは、あなた(=私)似よ!」とのこと。顔の輪郭と鼻の形が私にソックリだと言う。これで性格まで私に似てしまったら…と、少々子供の未来を案ずる父親であった。

妻と子供のためにも、新年度は頑張らなきゃ!…である。


3月25日(水)

20年前の今日、私は日本大学を卒業した。実は、妻も○年前の今日、日大を卒業している(私とは違う学部だが…)。そして今日も、多くの日大生が卒業式を迎えた。私の門下生たちも、めでたく巣立っていったのである。私の元に先日、キングジョー07さんから連絡があった。そして今日は、Aleciaさんから現場レポート(?)があったり…。

お二人をはじめ、このサイトに集ってくれて、そして日大を今日卒業したみなさん、おめでとうございます。

この世の春!?昨日の「TSUMAのぼやき」で妻が「3.2キロも増えてる〜〜〜〜 煤I(T□T)! キャ〜〜〜と書いていたが、その理由は本人が申告していること以外にも多々あって…。だが、“とどめ” となったのは、おそらく先日の結婚披露宴だろう。新郎新婦には何の罪もないが、お祝いの席で「あれはダメ! これもダメ!」などと妻の食べるものに制限を加えるのもヤボだと思って「食べていいよ!」と甘やかしてしまった私の責任である。しかし、あの席で供された食事やスイート類は、食べておかなかったら一生(?)悔いが残ってしまうような、それぐらい素晴らしいものだった。それで規制緩和となったのだが、その時の妻の「この世の春!」と言わんばかりの喜びに満ちた顔…。それが右の写真である。

それで、昨日の妊婦健診で体重を測ったところ、前回の健診時から約1ヶ月で3.2kgも増えていたことが判明し…。

「今日は、カギをちゃんと閉めてありますよ!」と、妻が夜ボソッと言った。というのも先日、我ら夫婦が昼過ぎに起きて、私が新聞を取りに玄関前の郵便受けに行こうとした時、玄関のカギが1つもかかっていないことに気付き、背筋がゾォ〜〜ッとした私…。幸い、住居密集の住宅地で、地元の人々の監視が鋭く、誰の侵入もなく、何の被害もなかったが、カギをかけたかどうか忘れてしまうとは…。

それからというもの、私が玄関を閉めるたびに玄関と私を凝視する妻であった。

いろいろな意味で “ポカポカ陽気” が待ち遠しい私…。


3月26日(木)

WBC期間中から今日までずっと、韓国内の新聞社の記事をWebサイトからダウンロードし、講義用資料の作成をしている。日本語サイトに記事がアップされていればそのままで良いのだが、日本語に直されていないものについては翻訳する必要があり、パソコンに向き合う時間が必然的に増えている。

そのためだろうか、今日は激しい腰痛に苦しめられている。寝ていることも出来ず、かといって起きているのも…という状態である。

そんな中、学生時代に受けていた奨学金関連の手続きのために電話をかけたのだが、これがなかなか繋がらない…。最初は、何度かけても通話中状態。やっと繋がり、自動ガイダンスに従って自分の番を30分以上待っていたところ、子機の充電池が切れてしまい、親機からかけ直して再び順番待ちする事態に!?

1時間近く待って、やっと「お待たせしました!」というオペレーターの応答があった。1本の電話で私の用件と妻の用件を一緒に済ますことが出来たので、待った甲斐はあったかもしれない。が、1分につき10円の通話料がかかっているので、「相談1件300円!?」といったところか…。

私の腰痛を心配して、妻が腰にホッカイロを貼ってくれた。しばらくすると腰が温まってきて、痛みが鎮まってきた。イスに座るのが苦ではなくなり、たまった韓国語記事の翻訳作業を一気に(?)片付け、各出講先「連絡板」の更新作業に入った。

新年度から、一部の出講先を除いて連絡用のEメールアドレスに変更がある。廃止(使用不可)になるメールアドレスもあれば、新規で設定したメールアドレスもある。受信可能ではあるが私のほうから送信に使用できない(ように設定している)メールアドレスもある。だが、4月からはある程度の規則をもってメールアドレスを使用することになるので、学生も私も連絡を取り合うのは楽になると思われる。

最近、ノドの調子が今ひとつの私…。今日の夕飯は、妻が根菜中心のメニューを考えてくれていた。根菜はノドに良いというので、大根おろしで食べる冷しゃぶと蓮根のキンピラが食卓に並んでいた。大根おろしは、汁まで飲んでみた。すると、声の通りが良くなってきて、痛みも鎮まっていた。薬に頼らない食事療法のほうが体に良いのはわかっているが、なかなか…。ということで、今夜は(も)感謝感謝の夕飯であった。


3月27日(金)

書き忘れていた現象をいくつか…。

【その1】

我が家の周辺は、かなりノラネコが多い。彼らは我々の日常生活に決して危害を加えるようなイタズラもせず、お利口さんが多い。最近、ある場所に行くと必ずブチのようなメスネコが1匹、「ここ、私のお気に入り!」とばかりに鎮座している。そのネコちゃんに会うたびに声をかけていた我ら夫婦…。

先日、妊婦健診に行くために駅まで歩いていたところ、やはりそのネコちゃんがいたので声をかけたところ、スクッと立ち上がって我ら夫婦に近づいてきた。そして、妻の足にシュリンシュリンとすり寄ってきた。どうやら、エサが貰えるものと思ってしまったらしい。妻が「ゴメンね。あげるもの、ないの…」と謝っていると、今度は私の足にシュリンシュリンとすり寄ってきた。が、結果は同じ…。ネコちゃんは寂しそうに我ら夫婦を見つめ続けていたが、その状況に耐えきれなくなったため「ゴメンね!」と言いながらその場を去った。

ノラネコゆえ、人間からエサをもらう術を身に付けようとアレコレ考えたのだろう。が、ノラネコに餌付けしてしまうと後が大変…ということを自分たちに言い聞かせた次第。妻のネコ好きについては、「TSUMAのぼやき」を読まれたらおわかりのことと思う。

しかし、ネコにしたらどちらが幸せなのだろう? ノラネコと家ネコと…。“ネコらしい自然の状態” で生きるのと、人間のモラルを押しつけられて生きるのと…。

【その2】

花粉症と偏頭痛が “合併症” を引き起こしていたようである。鼻がグジュグジュするので勢いよくすすると、頭がキーンとする。さらに、鼻をすする時に肩にも力が入ってしまい、筋がダメージを受け、そこから首の筋にもダメージが与えられ、頭痛に繋がる…という悪しき連鎖が起きていた。ここ数日、妻が事ある毎に私の肩や首、背中、頭などをマッサージしてくれていたのだが(身重の妻に何をさせているのだろう?)、「リンパが張ってるねぇ…」と言われた。

妻は以前、医療機器の販売会社に勤務していたことがあるため、基礎的な身体メカニズムと症状については知識がある。それで私のリンパに問題があることまではわかったのだが、病院にかかるにしても診療科はどこに行けば良いのやら!? 内科? 整形外科? それとも耳鼻咽喉科?…などと迷っているうちに、昨日の「ぼやき」にあるような腰痛まで起きてしまったのである。

よって、昨日の腰痛の根本は「花粉症」だと思われる。が、一昨日と昨日はクシャミは1〜2回程度しか出ていない上、鼻炎の苦しみもなく、頭痛もなかった。それで、「だったら、腰を痛めてやろうか?」と、見えざる手によって苦しめられたのかも知れない。

昨日は、先日情報をもらった松井彩香さんの舞台だった。出来れば応援に行きたかったのだが、花粉症と韓国語翻訳で思うに任せぬ状態となり、一昨日のうちに断念せざるを得なくなったが、昨日は腰痛で寝ることも起きることも出来ない状態だったので、いずれにせよ無理だったワケである。

今日は…といえば、腰痛も鎮まっていたようなので、穏やかな一日になるハズだった。昼過ぎに、近所の郵便局のATMで2件の手続きをし、帰宅して、『相棒』の再放送を見ながら遅めの昼食をとっていた。豆腐タップリの味噌汁に、チャーハンに焼きうどん…。『相棒』の内容は「犯人はスズキ」だった。食事を終えた時、窓の外から「プ〜プ〜」とお豆腐屋さんのラッパの音が聞こえてきた。数日前、妻が「(外から)お豆腐屋さんの音が聞こえる!」と言っていたことがあったが、今日はかなり音が近い…。カーテンを開けてみると、お豆腐屋さんのリヤカーが我が家の前に停まっていた。

『相棒』の冒頭で、お豆腐屋さんのシーンが出ていたこともあり、「これは、何かの縁!?」とばかりに財布を手に取る私…。妻は「だったら、木綿(豆腐)がいいな!」と言う。玄関を開ける時、「あっ、お鍋を持って出なきゃ!」と私…。妻はキッチンからボウルを持って来た。リヤカー前では、お兄さんがラッパを吹いていた。

「あっ、どうぞ!」と、我ら夫婦に気が付いたお兄さんが元気に声をかけてきた。てっきり年配の方が売っているのかと思っていたので、ちょっとビックリする。さらに、リヤカーには青いクーラーボックスが整然と積まれていた。「いらっしゃい!」と、お兄さんが言う。「何にしましょう?」という威勢の良い声に、「何がいい?」と妻に確認を取る私…。「何でもいいよ!」と妻が言うので、「木綿、ください!」とお兄さんに伝えると、「湯葉はいりませんか?」とさらに商品を勧められた。「湯葉刺しなんですが…」という商品説明に「食べたい!」と心で叫んだ私であった。

が、湯葉も豆腐もパックに入っていて、ボウルの出番は無し。「あっ、それ(ボウル)は要らないです!」とお兄さんに言われ、時代の違いを思い知る。他にもいろいろな商品を見せてもらったが、今回は木綿豆腐と手掬い湯葉だけにする。お会計は…とお兄さんの叩く電卓の手元を見て、言葉を失う我ら夫婦…。「1170円になります!」と言われ、さらに絶句…。最初に値段を確認するべきだったのだが、買うと言った以上は引き下がることもなし! 先月、ウェディング写真を撮影した際も、料金を聞かずに着付けやら何やらを頼んでしまい、大変なことになっていて…。「夫婦で、全く学習してないねぇ…」と妻がボソッと言う。

「お豆腐は、塩で食べてみてください! 毎週金曜日、この辺を回りますので…」と言うお兄さん。塩で食べろと言うお豆腐屋さんは、味に相当の自信があるハズ。「これからも、月に1回か2回、買ってみるか…」という気持ちになったが、これではサティの得々市へ足しげく通って食費を抑える意味がないような…。

でもまぁ、たまにはこんな贅沢をしてもバチは当たらないのでは…。

このお豆腐屋さん、アチコチのデパートに出店していることもあって、木綿豆腐が350円で手掬い湯葉が820円!? しかし、以前京都で湯葉刺しを食べた際に結構なお値段だったことを思えば、湯葉がそれなりの値段になるのは当然のことだろう。

夕方、セブンイレブンのATMで処理する用事があったため、妻と一緒にポートサイド地区沿いを歩いてみた。もうすぐ4月だというのに、まだ肌寒い。10分ほど歩いて、最近出来たばかりのビルにあるセブンイレブンに到着! 最近、横浜駅東口から我が家の方面に向け、新たにビルが続々と建設され、お店も続々オープンしている。コンビニにファミレス、中華料理店(なぜか、多数開店している!!)、高級食器店などなどが店を開けているので、以前は日が暮れると「今、どの辺を歩いているのやら…」と道に迷うようなこともあった。道を1本隔てて第一京浜が通っているのだが、車や人の通行量はかなりの差がある。

帰宅して、昼過ぎに購入した木綿豆腐と湯葉刺しを夕飯に食した。予定では、今夜はクリームシチューのハズだったのだが、当然予定は変更された。木綿豆腐は2パックになっていたので、1つは冷や奴で、もう1つは湯豆腐風にしてみた。最初に塩で食べてみると、豆腐の甘みがグッと引き立つ! 豆腐は弾力が強く(通常の豆腐の3〜4倍の大豆を使用しているとのこと)、温めても崩れない。生姜とポン酢でも食べてみたが、これもなかなか…。

湯葉刺しも、かなり美味! 京都で食したものより味が濃厚で、且つクリーミー(ミルキー)感触。あっと言う間に完食←ちょっと韻を踏んでみた次第。「豆腐って、すごくお腹にたまるねぇ。良質なタンパク質がたくさん取れて、お腹の赤ちゃんも喜んでいるかもねぇ…。イソフラボ〜ン!」とご満悦の妻…。あぁ、この国に生まれて良かった!

食事前、外出から帰ってちょっと体調不良気味だった私だが、大豆パワーでスッカリ回復! 私の復活ぶりに、妻もビックリ!?

今日の「ぼやき」は “ネタ” 対策のために「ネコネタ」と「頭痛ネタ」を用意しておいたのだが、まさか昼過ぎに本格的(?)なネタが転がり込んで来ようとは…。


3月28日(土)

愛知県半田市の中学1年生男子生徒11名が、妊娠中の担任教諭を「流産させる会」なるものを結成して、担任の給食に異物を混ぜたり、イスのネジを緩めて転倒させようとしていたらしい。そんなニュースを見て、20世紀末から “命の貴さ” を知らない愚かな生徒が増え続けていることを嘆かわしく思った。そんな輩の増加傾向と陰湿さは、ますます加速するばかり。

だが、きっかけがあまりにも幼稚すぎる。今回の「流産させる会」は、「席替えの決め方に対する不満」「部活動で注意された」という、おそらく生徒側のワガママや過失によるものへの逆恨みである。そんな非常識な自分たちの “恨み” をはらすため、生徒ら数人が周りの生徒に声を掛けて会が結成されたという。ただ、えらそうなことを言ったところでまだ中学1年生ということで、仕返しは稚拙すぎる方法でしか行われなかったため、ある意味「不幸中の幸い」だったかも知れない。

最近の子供たちには、手加減を知らない者が多い。兄弟がいないせいもあるのか、相手の痛みを理解出来ない者が増えている。物理的にも、精神的にも…。

だが、今回の事件の発覚は、担任への嫌がらせを見かねた生徒たちが別の教諭に知らせたことによるので、痛みのわかる子供たちもいたことがわかる。暗い事件の中に、ほのかな明かりが差し込んできたような気がした。が、「もしかすると、常識的に注意を与えても、逆恨みされて殺され(かけ)るようなことが自分にも起きるのでは…」と、新年度を前にして私もちょっと恐くなってきた。半期に1回、講義毎に匿名式の講義アンケートが実施されるが、一体どうなることやら…。

「会」のメンバー11名はきっと、自分が結婚して「妻が “流産するかも知れないような嫌がらせ” を受けたらどう思うのか?」なんて考えることも無かったのだろう。刹那的な「今さえ良ければ」「自分さえ良ければ」的な発想に終始してしまったのだろう。そして、「命に関わる悪さをしても、謝れば不問に付される」という甘い考えを持たなければよいのだが…。学校側も、もっと厳しい処分をするべきではないだろうか?

そして、未成年であろうが、悪質な事件であれば実名報道しなくてはならないような時代が来るかも知れない。「未成年の今後を保護すること」と「周囲の住民の安全を保護すること」と、どちらも大事だが、子供を事件で失った両親の「(相手が)過去にそんなヒドイ事をしていた人だとは知らず、知っていたらウチの子供を近づけさせないように出来たのに…」という叫びを聞くたびに、この国の法のいうところの “人権” と世間的な意識の “ズレ” に不快感を覚える。逆に、「小松川事件」のような事例もあるが…(事件の概要はこちら。詳細はこちら

結局、今日はこの事件を報じる新聞社のWeb記事の収集と、放送局のWeb上にアップされている動画ニュースのダウンロードに明け暮れ(もちろん、講義用資料の作成である)、朝刊と夕刊を取るために2度ほど玄関前に出た以外は、ずっと部屋でパソコンとにらめっこ…。

今日の「ぼやき」は、このへんで。


3月29日(日)

愛知県半田市の中1悪質いたずら事件のことで義憤を覚えていた昨日、妻が「今のあなたは、こういう話題に敏感でしょ?」と声をかけてきた。たしかに、今の私にはこの手の話題は他人事とは思えない。「もし今、私を流産させる会が結成されたらどうする?」と聞いてきた妻に対して、「先ず、スポーツ店に行って金属バットを買うかな?」と答える私…。

深夜、咳き込んで目が覚めてしまい、洗面所でうがいをした時、なぜか右腕をしたたか柱にぶつけてしまった私…。あまりの痛さに耐えきれず、「コノヤロ〜ッ!」と暴れまくってしまったのだが、妻から「ご近所に聞かれたら、DVと間違われかねないから…」と言われる有様。

その後、二度寝、三度寝をくり返し、気が付けば午後…。このところ、いつもこうなってしまう…。

いつもなら、これで一日が終わってしまうところだが、今日はちゃんと予定が入っていて…。夜、『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』を観に、109シネマズMM横浜へ行った。チケットは昨夜のうちにインターネットで予約しておいたので、簡単に押さえることが出来た。昼間の上映でも予約は十分出来たのだが、妻が「レイトショーなら1200円でしょ? 夜でいいよ!」と我が家の財政に気を遣った発言をしてくれたので、レイトショーの予約を入れた。おまけに、我が家から映画館までは、徒歩で行ける範囲内…ということで、極力出費を抑えたレジャーとなった。

そういえば、昨年5月に『相棒 ―劇場版― 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン』を観に行った時もレイトショーだった(この時は、妻が「同行者」と表記されている)。家を20時半過ぎに出て、歩いて109シネマズまで向かったのだが、「これが3月末の気温かっ!?」とツッコミを入れたくなるような寒さ…。さすがにダウンコートは着なかったが、マフラーをシッカリ巻いてみなとみらい地区を目指した我ら夫婦。

しかし、私のせっかちさが災いし、映画館には上映時間の45分前に到着してしまった。それで、2階の映画館フロントで予約済みのチケットを引き換える前に、1階のゲームセンターで時間を少し潰した。ふと、「もい鳥」のボールチェーン付きぬいぐるみの入ったUFOキャッチャーを見つけ、1回の操作でゲットする。

自動発券機でチケットを受け取り、しばしグッズ売り場でアレコレ物色(?)する。映画のパンフレット(今回も、ちょっと凝った作り!)を購入し、それを読みながら上映開始を待とうと思ったところ、

WARNING
 パンフレット内に映画の本筋にかかわる表記があります。
 ご鑑賞後に読まれることをおすすめします。

と書かれていて…。

昨日公開されたばかりの映画ゆえ、ストーリーその他については一切触れ(られ)ないが、なかなか面白い展開だった。映画の最後に、『相棒』の今後に関する “衝撃的な” お知らせなどもあって、お得な気分にはなったのだが…(以下、略)

帰りも歩いてみた。寒いことは寒いが、「死にそうなくらい寒い!」ということではなかったので、みなとみらいや横浜駅周辺、ポートサイド地区の夜景を眺めながら歩いた。昨年『相棒 ―劇場版―』を観た時と、全く同じルートを歩いた。

さて、今日の「ぼやき」をどうやってまとめようか…と思っていたところ、「まぁまぁ、“戦利品” でコーヒーでも飲みましょうか?」と妻が言う。「戦利品?」と思って妻の手元を見たところ、驚愕の事実が判明! 私が映画館でアイスコーヒーを買った時、店のカウンター横にあったコーヒーフレッシュを妻がいくつかバッグに忍ばせたらしい。賢いのか、セコいのか? それとも、ちゃっかり? いずれにせよ、牛乳がなくなりかけていたので、助かったワケで…。

いつになったら、暖かくなるのだろう?


3月30日(月)

昨日書き忘れた話から…。

マーリー?映画館に到着した我ら夫婦、とりあえずベンチに腰掛けていると、何やら妙な物体が目に入った。疲れ切った犬…。『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』の宣伝用のぬいぐるみであることはわかったが、当の “本人” には全く映画を宣伝する気がないらしく、だれきっていた。痛々しくもある。

最近、映画館に置かれている宣伝用ぬいぐるみは、全体的にだれているような気がする。もっとシッカリしたぬいぐるみを…いや、もっと魂を込めてぬいぐるみを作るべきだと思う次第。

今日は午前中に銀行へ行き、1つ用件を済ませるつもりだった。が、昨夜も “いつも” と同じく夜更かし状態だったので、起きられるハズもなく…。とりあえず、急いで昼食をとり、13時頃に家を出た我ら夫婦。横浜までは京浜急行に乗り、横浜駅から新田間川沿いを20分近く歩いた。日の当たる部分はポカポカと暖かく、コートを着る必要がないほど。そして、桜の花がほんの少しではあったが咲いていた。うららかな春のような感じである。

1つめの銀行での用事を済ませた後、東横インに寄ってメンバーカードの切替手続きをした。書類を作成していると、「新たに写真撮影が必要なので…」と、パソコン用カメラがカウンターに用意され、「カメラのほうを向いてください」と促される。カードをすぐに作成するのでイスに座って待っているように言われたが、しばらくして「メガネが光ってしまっていて…。すみませんが、もう一度写真を撮影しますので…」と、再びカメラの前に立つ私…。

その後はすんなり作業が進んだらしく、無事に新しいカードを受け取れた。

再び、川沿いを歩き、次の銀行へ。やはり月末&年度末ということもあって、どの銀行も手続きに時間がちょっとかかってしまう。手数料を0円にするために銀行のハシゴをしている我ら夫婦のような場合は、なおさら大変…。

銀行関連の用事を全て終えた後、新年度用にヨドバシ横浜でプリンタ用のインクを購入する。そして、帰宅途中に今話題(?)の「ウルトラサイダー」の入っている自販機を見つけた。おまけに、「ウルトラサイダー」だけは100円となっていた。それで、1本買ってみようという気持ちになってしまった私…。「ウルトラサイダー」の見本は隣り合わせに2本あったのだが、「どのウルトラマン(柄の缶)が出てくるかな?」とワクワクしながら右側の商品ボタンを押した。

…が、出てきた缶を見て愕然。私には何の想い出も思い入れもない「ウルトラマンティガ」のものだった。肩を落としている私を見かねた妻が「もう1本、買ってみたら?」と声をかけてくれた。妻の応援に背中を押されて、再び100円を入れ、今度は左側の商品ボタンを押した! すると…

またしても、「ウルトラマンティガ」柄の缶が出てきた…。あぁ、私の人生なんて…。

私の中では、「ウルトラ兄弟はウルトラマンタロウまでしか認めない!」という枠が出来上がっている。要するに、「ウルトラ6兄弟」までが、私にとってのウルトラマンそのものなのである…なんて子供じみたことを言っていても仕方がないのだが…。

ちょっとだけ大人の話を…。

昨日、千葉県知事選挙が行われ、自民党所属の国元会議員で俳優の某氏が当選した。私が子供の頃、「男」といえばこの人だった。だが、今回の知事選では「無所属」を強調しており、「県政に政争を持ち込んではならない!」などともっともな事を述べていた。

しかし、間人主義(contextualism)の強い日本で「内閣支持率の低下のあおりを受けたくない!」という “逃げ” のようにも見えるし、自民党と民主党の「政争」を逆手に取った作戦のようにも見える。私には、潔い戦い方には見えないのだが、世間の意見はどうなのだろう?

それより私にとって今とても大事な関心事は、明日こそちゃんと午前中に起きなくては…ということである。


3月31日(火)

今日は3月の末日であり、2008年度の末日でもある。何だか、やっと重たい荷物を背中から下ろせるような、そんな気がする。が、明日からは4月であり、2009年度初日でもある。代わりの荷物を背負い、「1年後、どのくらいの重さになるんだろう?」と喜びと不安を感じながら過ごすことになるのだろう。

…ということで、今日を有意義な一日にしようと思い(?)、午前中に水道橋の野球体育博物館へ行くつもりだった。が、昨日の散歩(?)が思いのほか我ら夫婦に疲労を与えたらしく、起きることが出来ず。ただ、「せめて、午前中に起きなくては…」という意思だけは失っていなかった我ら夫婦…。

昼食をとるべき時間に昼食をとり、身仕度を整えて西荻窪へ移動する。横浜から西荻窪までは片道820円だが、我ら夫婦は「都区内フリーきっぷ」を購入したため、1人1140円で済んだ。実に、500円も得したことになる。もし、当初の計画通りに野球体育博物館へも行っていたら、もっとお得だったのだが…。

西荻窪で何があったのか…というと、久々(?)のパステル教室である。今月からは三ツ矢酒店の2階にある遊空間(フリースペース)をお借りすることになったようである。妻は、初参加! それでも、あっと言う間に場の雰囲気に馴染んで、パステル画の作成に打ち込んでいた。

今日は、「しだれ桜」「おぼろ月」の2枚を描いた。同じ工程を経ても、描き手によって違った世界観が表現される。当然、妻と私も違った作風に仕上がっている。いつものことだが、頭の中に描いた光景と出来上がった絵には、いくらかの隔たりがある。それがまた、面白くもある。

パステル教室が終了した後、参加メンバーより「今日は、お二人の結婚祝いをしましょう!」と言われ、焼鳥屋さんへ。3時間半ほどこの店で鶏料理を中心に味わった。お酒も美味だったが、何より串焼きが…。鳥の各部位を堪能できる。私のお気に入りはレバー! 「レバーって、こんなにフワフワだったかなぁ?」と、今までのレバー観を覆されるような逸品! 結婚して既に9ヶ月以上経過しているが、楽しく美味しく祝っていただいた。

帰途、お約束とも言える「中央線は信号事故のため、現在ダイヤが大きく乱れております」という表示が…。それでも何とか無事に横浜に戻り、さらに閉店間際のサティに駆け込み、得々市にのぞんだのだが、めぼしい商品は売り切れており、ちょっと意気消沈した我ら夫婦であった。

2008年度最後の日も、こんなドタバタ状態…。

新年度は、新しい波に乗れますように!

ないしは、新しい波を起こせますように!


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