2009年2月のぼやき
2月1日(日)
2009年も2番目の月に突入! そして昨夜も荷物は届かなかった…。
1月最後の日(要するに、昨日)、雨と風の中、私は参宮橋を目指した。湘南新宿ラインで新宿に出て、小田急線に乗り換えて…。下車後、歩くこと7分、国立オリンピック記念青少年センターに到着した。ここで、私が所属している研究会の設立10周年記念講演会が開催されたのである。
午前中に1つ、午後に2つの大きな講演があり、さらに2つのグループディスカッションが開催されたのだが、その話題提供者としての講演の1つを私が担当した。私の講演は「家族生活と知識享受」と題したもので、現代日本の家族の危機を中心に、家族機能の低下の現状を語った。
昼食をセンター内の「レストランふじ」でとったのだが、ここはなかなか良かった。590円の食券を購入し(私は施設利用者割引で、50円割引となった)、主菜を1つ選び、サラダや食後のデザートや飲み物が食べ放題飲み放題となるシステム。さらに、ご飯や味噌汁もおかわり自由で、ご飯も白米からかやくご飯まで、味噌汁も各種揃っていて、バリエーション豊富な食事が出来る。しかし、私はご飯や味噌汁のおかわりコーナーから一番遠く離れた場所に座ってしまったため、ご飯と味噌汁のおかわりを諦め、“サラダ2皿分” で代替した。レストランや食事の雰囲気は、例えて言うなら “大学の学食” のような…。気に入ったので、近くに来た際には再びここで食事をしようと思った次第。
講演会終了後に懇親会が開催され、久し振りに飲酒。今年2回目のアルコールは全身に染みた。一昨日の夜は早寝したかったのだが届けられるハズの荷物を待った関係でキチンと寝られず、帰りに乗った湘南新宿ラインではスッカリ意識不明状態。
帰宅後も「荷物が来るかも知れないから…」と眠気と闘っていたが、床に倒れ込み、そのまま意識不明状態…。だが、待った甲斐もなく…。
今日の午後、宅配業者Sから電話があった。「夜間ご指定ですが、今から配達しても大丈夫ですか?」と言われたので、「“夜間” というのは昨日の話で、今日の夜間じゃないです!」と語気を強めて返答すると、「えっ、そうだったんですか? 昨夜、在宅でしたか?」と逆に聞いてきたので、「はい、家にはずっと誰かいたんですがね!」と返答。やっと、荷物とご対面! しかし、荷物は “着払い” だったので「eコレクトで…」と私が支払い方法を指定すると、機械の操作に疎い配達員…。私が「問い合わせ番号…というのは、これ! クレジットカードは底の溝にスライドさせて…」と、私が手取り足取り教える有様だった。
ちなみに、宅配業者Sから受け取った荷物は、インターネットで購入したものである。近所のスーパーで購入するよりも “かなり” 安かったので、箱買いをしたのである。その翌日に私は、やはりインターネットで録画用DVD−Rを100枚購入した。これは、宅配業者Sから荷物が届くよりも1時間以上早く福山通運が届けてくれた。また、先月中旬に注文した北海道のカレー福袋は、昨日私が不在のうちにクロネコヤマトがキチンと届けてくれた。
実は、上記3つの通信販売で、ショップ側は「本日発送いたしました」というメールと宅配業者名、そして問い合わせ番号をメールでちゃんと連絡してきており、その翌日に宅配業者S以外は我が家に配達を完了させているのである。ちなみに、宅配業者Sの配送サービスセンターは、我が家から歩いて1分ほどの所にある。私が昨夜帰宅する際、そのサービスセンターは電気がスッカリ消えていて、誰も中にいないことが確認できた。時間にして、21時過ぎだった。22時頃に配達してくれるように依頼したのにもかかわらず、21時過ぎには配達員がいなかったのだ!
信頼が大切な宅配業界のハズが、これでは…。
今日は、何度も何度も電気のブレーカーが落ちてしまった。電子レンジ、IHレンジ、エアコン、ユニットバスの冷暖房・乾燥機のうち3つを同時に使用するとブレーカーが落ちるのだが、今日はどういうわけか何度も何度も3つ以上同時使用をしてしまったのである。「心ここにあらず」状態だったような気がする…。
もっとシッカリしなくては…。
2月2日(月)
昨日の妻は、完膚なきまでに打ちのめされたかのような状態だった。つわりの猛威をモロに受けたような妻だったが、今朝は私の朝食を用意してくれるまでに…。
今日で日大看護の出講が終わる…ということ(?)で、いつもとは違う通勤ルートをとってみた。いつもより1本早い湘南新宿ラインに乗り、池袋ではなく渋谷で下車した。副都心線に乗り換えて千川まで行き、日大看護へ歩いて向かった。副都心線を利用して日大看護に向かうのは初めてではなく、今年度はよくこのルートを利用しているが、自宅からの出勤で…というのは初めてのこと。ラッシュアワーでさえ、副都心線の下り線はスカスカなので、ちょっとゆったりした通勤が出来ると思った次第。ちなみに、今日は最終講義ではなく、試験監督のみ担当である。
試験終了後、新宿に寄って明日乗る高速バスの乗車券を受け取り、湘南新宿ラインで横浜へ。郵便局で公共料金の支払いをしようと思った時、“クソジジイ” に遭遇した。窓口で遅々として進まぬ手続き…。何か事あるごとに「耳が遠いんだ! ちゃんと喋れ!」と職員を怒鳴る。耳が遠いことを責めるつもりはないが、それを理由に相手をなじるのは納得できない。クソジジイと職員のやり取りが、聞くつもりもないのに耳に入ってくる。どうやら、証書に書かれている名前が間違っているのが、手続きの遅滞の原因らしい。
クソジジイの名前は「わたる」というのだが、証書には「ワタリ」と記載されていて、「お持ちいただいた身分証にもフリガナがありませんし、お名前が違うと手続きできないんです!」と説明する職員に対し、クソジジイは「ここにオレが、本人が来ているだろ! 何だと思ってるんだ!?」などと食って掛かる。さらに、「じゃあ、手続き出来ねぇっていうのか? 面倒くせぇな!」と暴言を吐く。職員が、「ですから、この書類を書いていただければ、ここで手続きすることが出来ます!」と説明を続け、一旦は「面倒くせぇな!」と言ったクソジジイも書類に手をつけたのだが、少しして再び怒りが込み上げてきたらしく、「オレは “ワタリ” なんて書いた覚えなんかねぇ! 馬鹿にしやがって! もういい!」と言い放ち、書類を職員に向かってはたいて、証書も通帳も窓口に置いたまま郵便局を出て行った。
フロアの職員が証書と通帳を持って「お客様!」と追いかけたが、数分後に「ダメだ…。受取拒否だ!」と言いながら戻ってきた。対応した窓口の職員は「じゃあ、郵送します!」と、この問題をサッサと切り上げたい様子だった。
一見すると、クソジジイは被害者のようにも見える。が、郵便局で証書が作成された時点で「ご住所やお名前に間違いがないか、確認してください」と絶対に言われたハズである。クソジジイはこの “確認” を怠ったのである! さらに、文字をキチンと書かず「ワタル」が「ワタリ」に見えるようなクセ字があったのかもしれない。再手続きをすれば良いだけなのに怒鳴り散らしてキレまくったクソジジイを見ていて、「昨今の若者批判の前に、こういうジジイを何とかするべきだろう」と思った私であった。むしろ、最近の若者のほうが、まだ扱いやすい。
それよりも、クソジジイが帰宅した後に、家族から何を言われたのかを考えるほうが楽しい。しかし、奥様から「それは、あなたが悪いのでは?」などといわれても、「何でオレが悪いんだ!?」と自己正当性を主張するかも知れない。あるいは、家では奥様の尻に敷かれていて、現役時代は職場でもうだつが上がらなくて、それで反論してこない相手を選んで優越感に浸ったのかも知れない。いずれにせよ、迷惑なジジイだ。
未明に噴火した浅間山の火山灰が、我が家の前にも降っていた。近所に停めてある車のフロントガラスやボンネットの上には、白い灰がまんべんなく…。横浜で浅間山の影響を受けるなんて、今まで全く考えたことがなかっただけに、ちょっと驚いた朝だった。
2月3日(火)
今日は節分。そして、御殿場看護学校の4時限目「文化人類学」のみ担当の日…ということで、13時前のバスで横浜を出発すれば良いワケである。が、今日は(も?)なかなか起きられなかった。頭のほうは7時過ぎから起きていたのだが、体が…。結局、ベッドから這い上がれたのは11時過ぎだった。
12時半前に家を出て、横浜駅東口のバス乗り場へ向かったのだが、係員の姿がない…。自動券売機に設置されているインターホンで係員に連絡を取り、時刻指定券を発行してもらう。今日は私を含めてバスに乗ったのが5名というところ。中に、父娘の微笑ましくも間違った会話があり、イライラする私…。その会話とは、JR中央本線に関するものだった。「山手線がぐる〜っと走ってるだろ? その真ん中を通るから中央線っていうんだぞ!」と誇らしげな父の説明。「オイオイ、中央線の名称の基準は山手線じゃないんだぞ!」と心の中でツッコミを入れつつも、「そうなんだ、良く知ってるじゃん、パパ!」という娘の感動を壊さないことにした私であった。
相変わらず東名高速は渋滞もなく、今日は予定時刻より20分以上早く御殿場駅に到着した。「このまま学校に向かうとかなり早く到着してしまうから、寄り道でもしようかな?」と、通ったことのない道を歩き、時間を稼ごうとした。運動不足の解消にもなるし…とも思った。しかし、道の並びが縦方向は平行だったらしく、いつもより回り道をしたつもりが距離も時間も稼げず。
早めに学校入りした私に、「終講試験の作成をお願いします!」との依頼が…。時間があったので、「ここで作成して提出します!」と私…。パソコンを借りて、持ち歩いているUSBメモリーから過去に各所で作成した試験問題を吸い出して編集し、プリントアウトしたものを試験作成用紙に貼り付けた。提出が終了したのは、講義開始の10分前だった。
41歳最後の講義…ということで、何か特別な意味を込めて解説しようかどうしようかと考え事をしながら教室に入ったところ、テキストを持ってくるのを忘れていることに気付き、一旦教員室に戻り、バッグからテキストを取り出して急ぎ足で教室へ。試験のガイダンス、先週の復習、今日の内容のリファレンスなどをしているうちに、「最初のロスタイムを取り返さなくては…!?」という気持ちが焦りに変わり、余計にロスタイムを生んでゆく…という悪循環。さらに、“余計な話” が盛り上がり、10分近く時間をオーバーして講義が終わった。とりあえず文句を言わずについてきてくれている学生たちには感謝、感謝である。
「帰りこそ!」と、何のために誰のために意地を張るのかわからない状態で、歩いたことのない道を探してみた。程よい運動と探検になった。「あっ、あの道はここにつながっていたんだ!」という発見もあった。それなりに探検を堪能した時、「御殿場駅に戻るよりも、御殿場インターに出たほうが早いかも?」ということに気づき、鼻と記憶で歩き続けた。見覚えのある山の角度と建物とを頭の中で地図化して、御殿場インター前バス停のすぐそばまで到達した。ところが、バス停横にある「お客様用駐車場」が閉門していて、目の前にバスターミナルが見えているのに(今度は意に介さない)回り道をしなくてはならなくなった。道が2方向に分かれていたので、「多分、こっちだろう」と思ったほうに進んでみたが、不正解! その道は “かなり” 大回りするルートだった。結果的には余裕を持って到達したので問題なかったのだが、「普通の人なら絶対に歩かないだろう…」と思ってしまった私であった。
御殿場インター前バス停は御殿場駅前の1つ手前なので、5分ほど早くバスに乗れる。ここからバスに乗り込んだのは、私を含めて3名だった。バスは定刻に出発したのだが、遅延していた新宿行きのバスが御殿場駅前を出発できずにいたため、駅前ロータリーが渋滞していて、私の乗ったバスはここで7分ほど足止めを食うハメに。おまけに、御殿場駅前から乗車する人もなく、単なる無駄足状態になってしまった。もっとも、本来なら私が駅前から乗り込む予定だったのだが…。
その後、バスは順調に走行していたので、ひと眠り…。再び意識が戻ったのは、携帯電話のアラーム機能が作動した時だった。いつもなら、アラームが鳴ると首都高速道路神奈川3号の永田あたりを走行中なのだが、今日はまだ保土ヶ谷バイパスにも到達していなかった。横浜駅には時刻表通りの到着だったので、おそらく運転手さんが時間を調整しながら走行していたのだと思われる。
帰りに恵方巻きを買い、夕飯時に夫婦で食す。今年の恵方は「東北東」。我が家にコンパスはないが、容易に方角がわかる我が家…。恵方を向いて黙々と願いを込めながら丸かぶりするのが正式なのらしいが、途中で具材がポロポロこぼれてきて、丸かぶりに全く集中できなかった私であった。
そんな41歳最後の夜…。
2月4日(水)
今日は立春…。暦の上では春がやってきた! そして、今日から私は42歳…。とりあえず、また1つ歳を取った。
歳を取ったその日、国際関係学部の試験監督のために三島へ。レポートの回収やら何やらいろいろあるため、特急踊り子号で9:23に横浜駅を経った。
車内で、ふと気が付いたことが…。ここ数年、“香水のつけ方を知らないクセに香水をつけて電車に乗って来る迷惑女” が大量増殖中のようである。香水の効果を最大限に引き出すには、少量を脈打つ箇所につければ十分なのだが、鼻より下にたくさんつけてしまうものだから、やがて嗅覚が麻痺して香りを感じにくくなり、香水の量が増え、かなり臭いのキツイ状態にあることさえ気付かない…。今日は、踊り子号に発生! 臭いのあまりのどぎつさに、頭痛が起きた。
そもそも、入浴習慣のある日本人に、香水はどの程度必要か?
11時前には大学に到着し、試験問題を受け取る。あとは学生の対応をするのみ…という時に、昨日のことを思い出した。昨日、少々ショックだったことが…。めいらくグループのヒット商品「スジャータ」の “名前の由来” を解説してから日本人と仏教の関わりを説明するつもりでいた私。学生に「『スジャータ』って、何でスジャータなのか知ってる?」と質問すたところ、
と返されてしまった。そこで「『スジャータ』を知ってる人、手を挙げて!」と促すと、30人の学生のうち5〜6人ほどが挙手。御殿場にはスジャータ文化がないのか、あるいは世代の違いか、とにかく「へぇ〜」感のない、盛り上がりを欠いた説明になったのは確かだった。しかし、こんなことで落ち込む私も情けないワケで…。
話は急に飛ぶが、試験監督をしていて「最近は、試験の時間配分が苦手な学生が多いなぁ」と思った。先日の日大看護での件も然り。が、試験の結果だけが全てではなく、日頃の講義への貢献度も加点されるので、おそらく学生たちは成績一覧を受け取って「思ったより点数が良かった!」という気分になってくれるだろう…と思う。そのくらいのフォローは心得ているつもり。
「国際社会学入門」と「日本社会(日本人学生用)」の、あわせて300枚以上の答案用紙をバッグに詰め込んで、帰りは新幹線に乗った。今日は私の誕生日なので「おめでたい日だから、寿司でも…」と思い、デパ地下の持ち帰り寿司の売り場へ行ってみた。そこには、ピンからキリまで…ネタも量も価格も様々で、寿司屋さんをそのままデパ地下に移したような雰囲気の店もある。その中で “今の私に相応しいであろうレベル” の寿司店を選び、夫婦で食べられる分だけ組み合わせてみた。
帰宅して、着替えようとクローゼットに入ると、そこには「週刊少年マガジン創刊50周年記念ティッシュ」が!? コンビニで昨年末に見つけ、「欲しいなぁ…」と妻の前でつぶやいたことがある私…。その後、私がコンビニに行っても見かけなくなってしまい、「数量限定品だったしなぁ…」と、手に入れるのを諦めてしまったのである。つわりで苦しいハズの妻が、私のためにコンビニまで行って探してくれたのである。
さらに、私がケーキ類を買って帰らないであろうことまで予測して、ケーキを冷蔵庫にそっと忍ばせておいてくれた妻…。
夜、たまったまま手つかずになっていた答案用紙と対峙し、先週までに回収したものの中から2科目分を採点する。そのうち1つはWebで採点結果を入力することになっていたので、一気に採点処理が終了した。
明日から、本腰入れて採点にかからないと…。
2月5日(木)
昨日は、バースデーメールやWebグリーティングカードなど、祝福のお言葉をたくさんいただいた。有り難い限りである。
最近、パソコンを起動していてやたらと「メモリ容量不足」の警告が出て困っていた。「おかしいなぁ…。そんなにアプリケーションを起ち上げていないし、メモリを食うような作業もしていないし…」と思った私は、タスクマネージャを起ち上げ(Ctrl+Alt+Deleteで起動させる)、プロセスを調べてみた。すると、Internet Explorer 8を閉じた後でもリソースを喰い続けていた! IE8のシステム上、このような現象が起きるらしいが、自分では閉じたはずのアプリケーションがずっとシステム上で作動しているというのは、気分が悪いというか納得できないというか…。
テレビを見ていたら、牧瀬里穂のことが取り上げられていた。「牧瀬さんは、夫のニゴーさんとの新婚生活を…」というコメントを聞き、「えっ、夫の二号さん? 牧瀬里穂って一体!?」とビックリしたが、牧瀬里穂の夫がファッションデザイナーのNIGO(R)さんだというだけの話だった。牧瀬里穂が “二号さん” ということではなく…。
42歳になって2日目、昼前まで夫婦で寝て、昼食をとり、貯め込んだ答案用紙と対峙することに…。「150枚くらいだったら、1時間半ちょっとで…」などと思ったが、ペースは大幅にダウンし、予想の倍である3時間経って150枚が終了する。夕飯休憩をはさみ、今日は250枚ほどの採点をした。
採点していて、学科別に平均点に差がつくことを実感した。同じ教室に4〜5学科の学生がいて、同じ話を同じ時間で聴いているのに、学科によっては80〜90点が続出するのに対し、別の学科では不合格が続出したり…。そんな採点中、妻が何度かコーヒーを淹れてくれた。いいなぁ…、こんな雰囲気! 「あなた、お茶が入りましたよ!」というドラマのシーンのようなホノボノとした昼下がり…。
ちなみに、日本では自分でお茶を入れたのにもかかわらず「お茶が入りました」という表現を使う。お風呂を入れたのが自分なのに「お風呂が入りました」とも言う。会議で決定したことでさえ「○○することになりました」と言う。自然の流れで結論づけられたような、主体があいまいな表現が人間関係を壊さずに済むのである。「お茶を入れました」「お風呂を入れました」「○○することにしました」というと、落ち着けがましい雰囲気が出てしまい、恩着せがましくもなるのだという。日本人のコミュニケーションの特徴に「わからせない」「ひかえる」という状態が見られる。とりあえず私、「日本の社会」の担当者…。
BeWith sitesのトップページにあるカウンターが、5のゾロ目になっていた。特に公共性も無く(講義用の連絡板は除く)、私が勝手にぼやいているだけのサイトに多くの方がアクセスしてくれていることを感謝するのと同時に、照れくささと責任を感じる次第。
そろそろ、計算上では妻が安定期に入る。1月は全く更新されなかった「TSUMAのぼやき」も復活の兆し? 乞うご期待…である。
2月6日(金)
まだまだ在宅採点がタンマリ残っている中、日本体育大学へ行ってきた。「総合科目B」の合格者発表をするためである。社会科学研究室のドアに合格者一覧を貼るだけで、本来ならEメールで添付ファイルとしてリストを送れば済む作業である。が、1人だけ最終課題であるレポートの提出がなかったらしく私の手元にレポートが届かず、加えてこの科目が卒業該当学年(4年生)であることから “対応策” を練る必要があって、どうしても出校する必要があったのである。
それで、9時過ぎに起きて簡単に朝食をとり、10時過ぎに家を出て、恵比寿経由で大学入りした。
学生たちには「合格発表は13時」と伝えてあったが、上記の理由から11時半には社会科学研究室に入ることにした。対応策やその自由に関する詳細は述べられないが、とりあえず「まだ成績処理は終わっていない!」ということである。
久々に、日本体育大学から等々力駅まで歩いてみた。上り坂あり下り坂ありで、適度な運動になる。「そういえば、まだ昼食をとってなかったなぁ…」ということを思い出し、等々力駅周辺で食事をしようと思ったのだが、めぼしい店がない! 大学の1年生から3年生まで、私は等々力周辺でアルバイトをしていたので “そこそこの知識” はあるつもりでいたのだが、記憶と現実の乖離が激しく、「等々力で食事するのは諦めよう」という気持ちになった。
大井町線で大井町に出て、牛八でスタミナカレーを食す。私が東京都民をしていた頃によく中野駅前の牛丼・カレー店に通ったのだが、その店が中野から姿を消し、系列店が大井町にあることを知って初めて訪ねてみたのは昨年10月のこと。以前は牛友チェーンと名乗っていたのだが、食器類にはシッカリその名が残されていた。
帰宅して、今日も200枚近くの採点に取りかかる。座布団があるとはいえ、座りっぱなしでの作業はヒザに負担がかかる。途中で何度も屈伸運動をして、日付の変わらないうちに某学部の学年末試験は全て採点を終えた。
明日も、たくさんの答案用紙と対峙しよう。学生たちの血と汗と涙の結晶と、心おだやかに(?)向き合おう!
2月7日(土)
試験の採点も山場(?)を迎えた。昨夜は4時前まで採点が続いたのだが、今日は「いつものオフ日のように夕方まで寝てしまうと、採点締切日に間に合わなくなってしまう…」という責任感もあって、それなりに規則正しく起床した。
昼食後、単位認定に影響する(平常点として加点する部分の)レポートの採点をし、先月末お健康診断の結果を聞きに今井医院へ。診察室に通され、ドクター今井から「意外なことに、悪玉コレステロールの値が高めだよ!」と通告された。「ひどくなると、心臓の働きに影響が出て…」と説明が続いた。「何に気をつければいいのでしょう?」と私が質問すると、「特に、何もすることはないけれどね…」とのこと。体質によっては悪玉コレステロールの値が高めになるらしい。それと、周囲は私を「痩せている」とか「もう少し、肉を付けたほうがいい」などと言うのだが、検査の結果としてBMIは「標準」と出た。
その後、未明に採点の終わった答案用紙類を宅急便で送る手続きをし、少し買い物をして帰宅した。そして、再び採点に取りかかる…ハズだったが、頭痛が私を襲ってきて、夕飯をとり終えるまでその苦しみが続いた。
21時過ぎから採点に戻ったが、この採点もいつになったら終わることやら…。
2月8日(日)
結局、昨日の採点作業は今朝の4時前まで続いた。それから就寝…。そして、今日も採点に明け暮れた。
妻に手伝ってもらって採点結果を転記するが、途中で「あっ、お腹がポコポコ言ってる!」と妻が…。お腹で “何か” が動いているらしい。お腹お中で、新しい命が着実に成長している証しだと思うが、そのポコポコが起きた後に「アイタタタタ…」と、ちょっと苦しそうな妻であった。
2月9日(月)
とりあえず、採点の大きな山を乗り越えた。が、ここ数日、採点で根を詰めすぎたのか、頭痛が私を襲っていて、一昨日は「採点の効率を優先しなくては…」と鎮痛剤のお世話になったが、昨日はとにかく耐えた。
しかし、いつもなら一人で出来るような作業に支障が出て、身重の妻の手助けを必要とした。それでも、昼過ぎと夜の “2部制” にして負担を分散したおかげで、冒頭のような結末を迎えた。
体を休めつつ、何度も休み休み採点したが…、途中でゴロンと横になった時、DVD−Rのスピンドルケースが頭にゴツン! その痛さで跳ね起きた時、テーブルにヒジをガツン! アタフタしていると、今度はズボンがハロゲンヒーターにくっついて…。「ウワァ〜ッ!」と声を出して体を反らしたところ、頭にDVD−Rのスピンドルケースが頭にゴツン! その痛さで跳ね起きた時、テーブルにヒジをガツン! アタフタしていると、今度はズボンがハロゲンヒーターにくっついて…。散々な目に遭ったもんだ!?
採点終了後、激しい頭痛に襲われた。ホッとして気持ちが緩んだためかも知れない。それで、ちょっと仮眠を取ることにしたのだが、結局そのままベッドから起きることが出来ず、さらには数時間に亘って妻に頭部と肩をマッサージしてもらうことに…。体がフラフラだったため、蛍光灯のヒモを引っぱったはずみに尻餅をつき…。
今朝もうっすらと頭痛が残っていたが、日常生活に支障をきたすような痛みではなかったので、思い切って起きることにした。と、その瞬間、ピンポ〜ンとインターホンが鳴り、小包が届く。弟夫妻から、ちょっと遅めのバースデープレゼントだった。
今日から少なくとも2日間、何もしないでボ〜ッとさせてもらうつもりなのだが、そうは言っても採点票を返送したり、買い物をしたり、次の採点のために “Excelのマクロ” を書き換えたり、DVDを編集したり、妻の体調を考えるとアレコレ…と、いろいろな作業があるのは否めないのが現実。
昼過ぎ、実家に電話した。すると、「5ヶ月の戌の日の腹帯、どうするの?」と言われ、スッカリ意識からそのことが抜けていることに気付いた。そういえば、そうか…、もうそんな時期に入ったか…と、しみじみ父親になる実感をかみしめる。今月の「戌の日」は、明日と22日…。腹帯、買わなきゃ…。
2月11日(祝)
今から10年前の今日は、香港にいた。香港の活気に感心し、景色の美しさに感動し、ついでにライヴまで開催し…と、ものすごく良い経験をした…と記憶している。
にもかかわらず、その10年後の私は…。
昨日は “宣言通り” にのんびりするつもりだったのだが、「追試験作成依頼」と「再試験採点依頼」が飛び込んできて、それらを一気に片付けた。それだけの作業なのに、なぜかグッタリ…。そして、21時過ぎにはベッドに潜り込む有様だった。
十分すぎるほどの睡眠中、サイフを盗まれる夢を見た。東海道線のグリーン車に乗っていた “夢の中の” 私、平塚で「電車の切り離しのため、5分ほど停車いたしますので…」という車内アナウンスが入り、プラットホームの売店へ。だが、なぜかサイフとカード入れと手帳を出しっぱなしで買い物に出たため、戻ってきた時にはサイフだけ盗られていた…という夢だった。バッグ内や車内のアチコチを探したが、サイフはどこにもない…。「どうしよう…?」と思った瞬間に目が覚めて、「夢で良かった!」と思いっきりホッとした私であった。
昨日は “宣言通り” にいかなかったので、今日こそは(?)と思ったものの、昼過ぎまで寝るような生活はしたくなかった私は、頭がボ〜ッとしていたものの思い切って起きることにした。と、その瞬間、ピンポ〜ンとインターホンが鳴り、小包が届く。ポストに貼り付けるネームプレートが届いたのであった。先日、しばしばインターネットを介して利用している大阪の業者さんに注文を出し、夫婦の名前の入ったものを作成してもらったのである。
来週で、結婚生活8ヶ月…。その前に、表札類をキチンと改めようと思った次第である。
2月12日(木)
久々に、妻を連れての外出…とはいえ、横浜駅周辺で買い物をしただけの話。それでも、妻は今までとは勝手が違って体が思うように動かず、時にはお腹の中で赤ちゃんが暴れたりして、大変だった模様。
さらに、今の妻の嗅覚は犬並で、ちょっとした匂いにも反応する。そのため、私が気が付かないような街の匂い(臭い)にも敏感で、「タバコ臭っ!」とか「あぁ、お肉の匂い…」などと解説を加えてくる。そういえば、昨日と一昨日、食事と一緒に私はキムチを食したのだが、朝になっても首筋あたりから匂って(臭って?)いたらしく、毎朝のように
と言われる有様。
今日の買い物は思いがけず時間がかかり、おまけに移動距離も増え、妻がかなりしんどそうだったのだが、行く先々で「あっ、あれも見て帰ろう!」「これも見ておかなければ…」と次々に目移りして、本当に妻を気遣っているのかどうか怪しくなった夫であった。
2月13日(金)
毎年、2月をちょっと過ぎたあたりから必ずテレビやラジオ、街中で流れる曲が『バレンタイン・キッス』である。国生さゆり(with おニャン子クラブ)の大ヒット曲であることは有名だが、タイトルが『バレンタインディ・キッス』などと間違われることも多々あるようで…。サビの部分で「バレンタインディ・キッス♪」と歌うことから誤解されているのだろう。
ちなみに、『バレンタイン・キッス』は、まさに今日(2月13日)の歌である。「明日は特別スペシャル・ディ♪」なので…。
とにもかくにも、この時期は国生さゆりばかり…。この曲がリリースされてから、すでに23年…。あの当時、私は大学1年生の学年末試験の真っ只中だったのである。今は、学年末試験の採点の真っ只中!?
今日は朝から頭痛がひどく、昼過ぎまで「鎮痛剤には頼らない!」と心に誓ったのだが、あまりの痛さに鎮痛剤のお世話に…。でないと、学年末試験の採点に入れない状態だったのである。とても暖かな一日であったが、春一番も吹いたし、雨雲も張り出していたので、それで頭痛が引き起こされてしまったのかも知れない。
とりあえず、無事に週末は迎えられそうな気がするが、油断禁物!
2月14日(土)
世間では、バレンタインディ。「今年はいくつもらったんだ? 奥さんからチョコレート、もらった?」などと大学時代の友人が電話してきたが、私は妻に「チョコレートはいらないからね。気持ちだけで十分!」と言って断ったので、今年は1つもチョコレートはもらっていない。それに、チョコレート業界がチョコレートの売り上げ増を狙って「逆チョコ」なるものを浸透させようとしていることに腹が立ち、反抗してみたいと思ったのかも知れない。
ちなみに、12日に妻を連れて外出した目的は、妻がお世話になった方々へ贈るチョコレートを買いに行ったのであるが…。
それにしても、今日はやけに暖かだった。昼過ぎ、採点済みの答案用紙を宅急便で送るために近所の手芸屋さんに行ったのだが、ジャンパーも要らず、マフラーも要らない、本当にポカポカ…というよりホカホカ陽気で、手芸屋さんの社長さんも「今日は暖かで、良い陽気ですねぇ!」と挨拶してくれたほど。部屋の窓も全部開けたほうが暖かく、ずっと網戸状態にしていた。
ただ、日が暮れてから気温がグッと下がってきて、まだまだ春遠からじ的な雰囲気でもあったが…。そんな中、我ら夫婦はジャンパーも着ないで近所の中華料理店に夕飯を食べに行った。どういうワケか、担々麺が食べたくなったのである。妻との外食は、久々のような…。
2月15日(日)
ついに(?)「TSUMAのぼやき」が復活!!!
最近、コンビニでは100円程度で他種類のスナック菓子が売られている。色々な種類をちょっとずつ…という感じで食べられるのでよく利用するのだが、昨日妻が「あっ、こんなのもある!」と手に取ったのが「やきいも」と書かれた袋…。夫婦して興味をそそられたものの、未体験のものだけに購入には慎重を期する必要があるが、思い切ってレジに持っていった私…。帰宅して、早速開封! そして、言葉を失った我ら夫婦…。
“プレ育児” で心身ともに大変な妻…。しかし、大変なのは妻だけではない! 私もそれなりに頑張って “プレ育児” にあたっている。なので、昨日、今日そして明日はシッカリ休息を取るべきなのだが、昨日は昨日で “思い出したかのように” 講義用CDの編集にあたり、さらに講義用プリントの編集までしている有様。
そして今日も、夕方になって “思い出したかのように” 郵便局へ出かけた私…。未使用のハガキを80枚近く持って行き、それをハガキや切手に替えてもらった。替えてもらった切手を十数枚、すぐに家から持ってきた私製ハガキに貼り、余寒見舞いを出した。
ついで(?)にヨドバシ横浜へも行き、DVD用のトールケースを数セット購入し、スーパーで買い物をする。そして、惣菜も…。ちょっと贅沢な夕飯になった。
妻の体調も落ち着いてきて、顔色も暖かみを増してきた。妊娠生活(?)も半分経過で、徐々に親になる心構えが出来ていたような気がする。
夜、テレビで子供たちがアスリートのように競走する番組を見た。レッド吉田が子供たちに「将来の夢は?」と聞いていた。子供の頃の夢には罪がないが、大人の夢には責任があるんだなぁ…。
あぁ、現実…。
2月16日(月)
日が暮れて、テレビのニュースを見て、「おぉ、今日から確定申告の書類受付が始まったんだっけ!?」ということを思い出した。急いで書類作成をしたり、病院や薬局の領収書をまとめたり、一気に税率計算をして、書類を書き上げた。そして、税務署に郵送するため封筒に宛先を黒マジックで書いていた時、編み物をしていた妻が「うゎっ、ビックリした!」と大声を上げた。何事かと聞いたところ、黒マジックのキャップがテーブルからコロコロ転がってポトッと落ちたのを、ゴキ○リがやって来たのと勘違いしたらしい。おかげで、お腹の赤ちゃんまでビクッと反応したらしい。
今日は、本当にゆっくり休んだ。睡眠時間もたくさん取れた。明日の講義のために少し準備をしたり、来年度の講義の進度記録表を作成したり…と、多少の仕事(らしきこと)もしたが、とにかくゆったりとした時間を過ごした。
夕方、DVDの返却のために近所のポストへ行ったついで(?)にコンビニで買い物をしたが、2月14日を過ぎると驚くほどにチョコレートの陳列量が減る。日本人は、1つのイベントが終わると余韻よりも「次のイベントの準備」を重視することを実感した瞬間だった。「これも、講義ネタになるかな?」などと思いながら買い物をするあたり、ワーカホリック気味か?
2月17日(火)
午前中、宅配業者Sから電話が…。「着払いのお荷物がありまして、今からお届けしてもよろしいですか?」とのこと。昨日、インターネットで注文した商品が発送されたという連絡を受け、今回はその翌日(=今日)早々に配達しようとするあたり、何となく “当てつけ” のように思えてしまう私…。「eコレクトでお願いしたいのですが…」と返答すると、「そうですか、でしたら機械を取りに戻るので、10分くらいかかりますが…」とのこと。今日は御殿場看護学校の講義があって12時半前に出かけることになっているので、出来たら着替えも済ませて「あとは出かけるだけ!」という状態で荷物を受け取りたいと思ったため、「それなら、12時頃に来てもらえると助かります!」と返答した私…。
12時過ぎ、私の家の前を「あれぇ〜、おかしいなぁ…」と荷物を持って往復している配達員を見つけ、「ここですよ!」と声をかけた私…。
その後、「いつもの電車に乗らねばっ!?」と神奈川駅まで猛ダッシュしたのだが、目の前で電車が出発…。しかし、行き先がいつもと違うので時刻表をよく見たら、1本前の電車が遅れて出発したことが判明。よって、いつもの電車には無事乗れたのであった。
バス乗り場へ行く前に、郵便局に寄って確定申告の書類を郵送した。思ったよりも医療費の領収書が多かったので、郵便料金も思ったよりもかかってしまった。計算が正しければ還付金があるので、そのくらいは目をつぶることにしよう。
いつものようにバス乗り場へ行き、時刻指定券を発行してもらう。御殿場方面行きのバスが予定より早く横浜駅東口に到着したところまでは良かったが、運転手さんに時刻指定券を見せてバスに乗り込もうとしたところ「Suicaで乗るの? なら、先にタッチして乗ってください!」と言われ、私とバス乗り場の係員さんが「Suicaは、降りる時にタッチするんですよ!」と説明するも、「バスは先払いでしょ? 先にみんな乗車券を買ってから乗るでしょ? なら、Suicaも同じでしょ?」などと言われる。今までSuicaで乗車した時は「Suicaは降りる時に…」と運転手さんから言われてきたので、今日はちょっとビックリした。
たしか、羽田空港や横浜駅から時刻指定券を受け取って乗車する時は、降車時に支払いをするシステムだったと思ったが…。その他のバス停から乗車する時は、先にSuicaやPASMOをピッとタッチして乗車券を受け取ることになってはいるが…。
ともあれ、バスは予定よりも速いペースで御殿場駅前に到着した。雲が多く、富士山が見えない状態であったが、箱根の山々はスッキリと見えていた。富士山を諦めて箱根の山々のパワーを身に浴びながら、学校へ歩いて向かった。
今日で御殿場看護学校の「文化人類学」が終講する。が、明々後日の終講試験の監督を私は担当することになったので、今週はまた学生たちと会うことになる。ということで “さよならムード” のないまま最後の講義に。そして、私にとっても今年度最後の講義…。そして、“念のため” 明後日の試験のガイダンスをしたところ、なぜか時間の感覚がなくなってしまい、15分も延々と話し続けていた私…。結果、そこでのタイムロスが響き、10分もオーバーして講義終了。ここでの講義は、いくら時間があっても足りないくらい、あっと言う間に90分が過ぎていったような気がした。
学校を出ると、冷蔵庫にいるような感じ…。先週の初夏のような陽気がウソのように思える、冬逆戻りの寒さ…。もうダウンコートもマフラーも要らないだろう…と思っていたのだが、今日こうして再び活躍してくれているコートにマフラーである。そんな寒さにも負けず、先々週に引き続き(?)今日も御殿場インターまで歩いた。前回はちょっと道を間違えてしまい、御殿場インターバス停まで大回りしてしまったが、今日は先週より日が長くなっているのが幸いし、最短距離の道を探すことが出来た。
案内所(待合室)に入ると、エアコンが良い感じに効いていた。天国にいるような心地がしたが、私は天国に行ったことがないので、あくまでも想像の話…。電話予約しておいた乗車券を引き取り、バスの到着を待った。
18:05、定刻通りにバス入構。帰りも、予定よりも速いペースで横浜に到着した。少しだけ買い物をして帰途につく。
こうも寒暖の差が激しいと、体がもたないような気がする…。倒れないように、心身ともにシッカリしないと…。
2月18日(水)
DVD−RWで録画したものの中で、あとになって永久保存したくなった(するべきだと思った)ものがあっても、今までは諦めていた。例えば、何気なく留守録しておいたものが、思いのほか面白かったり、講義ネタになりそうだったり、あるいは自分に身近な場所の特集だったり…。だが最近、妻のパソコンをいじっていたら、DVD−RWの中のデータが拾い出せることがわかり、昨夜から今朝にかけてVROファイルを編集してDVD−Rに焼き直してみた。すると、録画する条件によってはサイズが妙な具合になってしまうものもあったが、ほとんどがそのままDVD−Rに移し替えられた。サイズが変わったものについてはファイルを別の形態に変換し、多少の画質劣化に目をつぶってDVD−R化した。
こんなことなら、今までDVD−RWで録画したデータも活かせたのではないか…と思うことしきり。「どうせ持ち出せないデータなら、講義で使うことも出来ないし…」などと諦念ムードになり、未練を断ち切るためにデータの大半は消去済み。あぁ、消さなければ良かった…。
私の人生と重なって見えるDVD−RW…。
…ということで、今日はずっとパソコンとにらめっこの一日であった。
2月19日(木)
結婚式も披露宴も挙げないまま、昨日で結婚8ヶ月…。子供が大きくなったら、きっと「お母さんとお父さんの結婚した時の写真、見せて!」なんて言われるのだろう…ということと、我ら夫婦にも記念碑的なものが欲しいので、写真を撮ることにした。それで、いつも私がヘアカット&パーマでお世話になっている縁で、今日は藤沢に行ってきた。
しかし、昨夜から私が頭痛に苦しめられ、今朝もまだ痛みが残っていた。昨日、「藤沢に行く前に茅ヶ崎まで出て、ちょっと買い物をして…」などと話していたのだが、私の頭痛で計画は白紙。さらに、横浜駅で突きつけられた現実…。東海道線の茅ヶ崎周辺で人身事故があったため、東海道線と湘南新宿ラインが運転を見合わせたり間引きをしていた。湘南新宿ラインのダイヤが乱れたら、横須賀線のダイヤも乱れる…ということで、横浜を離れられずにいた。
結局、15時に打ち合わせを始めるという予定だったが、15時にはまだ横浜駅でアタフタしており、やっとの思いで大船駅に到着した時に妻の腹痛が始まり、バスに乗り遅れてしまう。それで、わざわざ大船駅まで車で迎えに来ていただくことになり…。
私は和服をちゃんと着たことがなかったので、今回は和服でビシッと…という希望を出していた。妻は着物もドレスも着てみたいというので、「だったら、2パターンの撮影をしよう!」ということになった。
帰りに、「せっかく外出しているのだから…」という話になり、みなとみらいに寄り、西松屋でマタニティ用品をアレコレ買い込んだ。まさか自分がこんな売り場の前に立って「う〜ん」と唸りながら品定めする日が来るとは…と、ちょっと感慨深いものを感じた。が、数分後に思いっきり現実に戻された。「需要と供給のバランスで、こういう価格になるんだなぁ…」と、レジでクレジットカードを提示しながら考えた。ただ、妊婦さん用に「ノンカフェインコーヒー」なるものが充実していて、コーヒーを今まで我慢していた妻の目がキラキラと輝き、私に何かを訴えてきた。その目のまぶしさに耐えかねて、1つ試しに買ってみた。
テレビの天気予報で、「明日は、関東地方でも雪?」などと言っていた。そのくせ、最高気温が14度だという。明日は、朝から(朝のみ)御殿場である。無事に言って帰れたらよいのだが…。
とにもかくにも、明日は久々の早起きである。起きられるのかどうか、甚だ不安…。
2月20日(金)
御殿場看護学校の1時限目が入っている時は、いつも6時前に家を出て、横浜駅6:13初の東海道線に乗って国府津へ行き、御殿場線に乗り換えて8時前に御殿場に着く…というパターンで通勤していた。しかし、このパターンだと、学校に到着してもまだ玄関のカギが開いていないことがあり、「雪が降るかも知れないような寒さの中で待つのはキツイなぁ…」という不安が募ったため、「国府津で1本遅い御殿場線に乗ったらどうなるのだろう?」と就寝前に乗換案内を調べてみた。すると、横浜を7時ちょうどに出発する東海道線に乗っても間に合うことが判明した。
こうなると、1時間ほど睡眠時間を長く取ることが出来る…ということで、昨夜の不安はどこへやら、今朝はシッカリ起床した。
ところが、横浜に向かう京浜急行に乗り込んだ途端、ダイヤ情報メールが携帯電話に届いた。私が家を出たのと時同じくして、横浜駅の東海道線線路で人身事故が起き、東海道線は上下線で運転見合わせだという。横浜駅の構内アナウンスによると、復旧見込みは立っていないという。これでは、御殿場線に乗れないどころか、西へ向かって移動も困難…。相鉄線で海老名に出て、小田急線で新松田に出れば、御殿場線に乗り換えられる…という迂回を考えたが、ジタバタしても始まらないので、東海道線のホームで復旧を待つことにした。
人身事故は、7番線に入線した上りの東京行き電車で発生した。下り電車は6番線の所定停車位置より前で停まっていた。下り電車の運転手さんが男性の飛び込みを発見し、緊急停止したのだという。「上りホームの2両目か3両目あたりから、男性が飛び込みました」と、現場で男性を救出していたJRの作業員さんたちに運転手さんが状況説明をしているのが聞こえた。やがて、雨降る中を担架に乗せられた男性の姿が…。
人生の最後を、雨の降る寒い日の、それも冷たい鉄のレールの上で…というのはあまりにもむごすぎる。もし自殺なら、職場へ急ぐ人たちに迷惑をかけたことを詫びて欲しい…と、冥福を祈りつつ思った。男性に何があったか知らないが…。
ジタバタしないで正解たっだ。空いている5番線に、次の東海道線を入線させ、そちらを先に運行させるというアナウンスが入った。7時ちょうどの東海道線に乗る予定の私であったが、その予定時間より10分遅れで横浜を発つことが出来た。乗った電車は、横浜を26分遅れで出発したらしいが…。
今朝は寒さが厳しかったので、グリーン車を利用することにして乗車前にグリーン券を購入しておいた。朝の下り線のグリーン車は、私の記憶によると藤沢あたりまではスカスカ状態で、いくら混んだとしても座れないことはない。しかし、入線してきた電車のグリーン車にはすでにそれなりの乗客がいて、さらに横浜で足止めを喰った乗客が乗り換え、私のような新規の乗客も乗り込んだため、ほぼ満員状態に!? 戸塚で完全に満員状態となり、大船からは立ち席客が続出…。
横浜は出発したものの、国府津で御殿場線に乗れるかどうかは甚だ微妙だった。乗換案内によると、7時ちょうどの東海道線に織れば、国府津では10分待ちで御殿場線に連絡する…ということだった。横浜駅を予定より10分遅く出発したのだったら、そのままのペースで走行してくれさえすればギリギリ間に合うワケで…。横浜を出発した時、「この電車は、26分遅れで横浜を出発しました」という車内アナウンスが入り、戸塚では「この電車は、24分遅れで戸塚を出発しました」という具合に、少しずつダイヤの乱れ幅を狭められていたのだが、大船以西の各駅では足止めを喰った人たちのおしくらまんじゅうが繰り広げられ、その度にダイヤが乱れた。結局、国府津には予定より18分遅れで到着した。
国府津発の御殿場線は、1時間に2本程度…。7:58の電車に乗り遅れると、次は8:40の電車まで待たなくてはならず、遅刻は必至。ところが、御殿場線ホームには電車が…。出発時間を8分も過ぎていたのに、私の乗った東海道線の接続待ちをしていたのである。おかげで、遅刻することなく、今年度最後の御殿場看護学校出講が叶った。
とはいえ、今日は試験監督のみ。この学校の試験実施方法はちょっと変わっていて、その時限の開始時間に出席をとった後、30分間は学生たちの自主学習に充てられる。そして、それから試験を50分間…という具合。よって、9:20に教室に入った私は出席確認をした後に再び教員室に戻り、30分後に再び教室に戻り、10:40まで試験監督したのである。答案用紙を回収した後、ちょっと時間が余ったので、最後に少しだけ私の考えを話し、教室を出た。採点作業と追試験(今日、欠席者がいたので…)があるが、とりあえず今年度はこれで御殿場に来ることはないだろう。
朝から強い雨が降っていたため、往きはタクシーを利用した私…。しかし、ここで1つ珍事が…!? 御殿場駅から看護学校まで、通常は初乗りで行ける距離。たまに(運が悪いと)メーターが1つ上がる程度。今朝は運転手さんの腕も良く、順調に学校まできた。メーターは初乗り670円のまま。1000円札を運転手さんに差し出すと、「はいっ、320円のお釣り!」と元気よく小銭を差し出してきた。「ちょっと待て! 1000円マイナス670円って…?!」と心の中で計算しつつポカ〜ンとしていた私に、「はいっ、お釣り! 320円!」と自信満々に小銭を差し出す運転手さん…。その自信に打ちのめされた私…。
帰りもタクシーを利用しなくてはならないほど、雨は勢いを増していた。それでタクシーをお願いすると、「今日は、職員が車でお送りします」とのことだった。それで、御殿場駅ではなく、東名高速の御殿場インター前にある高速バス乗り場まで送っていただくことになった。学校から歩くと30分ほどかかるのだが、車では7〜8分…。案内窓口で乗車券を購入して時計を見ると、バスの時間まで1時間近くある…。朝食を取り忘れていたので、バス乗り場のすぐそばにある大規模娯楽施設内の飲食店で早めの昼食をとった。
12時過ぎの高速バスに乗り込むと、すでに5分の1ほどの席が乗客で埋まっていた。始発が箱根なので、観光客が横浜に帰るのに利用するのだろう。昼間、御殿場から横浜方面に乗ったことがなかったので、時間帯によって車内の雰囲気が違うことがわかって、それなりに面白かった。が、車内は「これでもかっ!?」というくらいに暖房が効いていて、いつの間に眠りの森へ…。
13時半前に横浜到着! 御殿場の名残を味わう暇もなく、あっと言う間の帰浜である。
しかし、昨年10月の御殿場初講から今日までの2ヶ月ちょっとの間で、私の中で何かが変わってきているような気がする。三島より御殿場のほうが富士山に近く、富士山の霊験を受けやすかったのかも知れない。何か変わったのか知らないが、ジワジワと “何か” を感じている。
…という曖昧なまとめ方をしてお茶を濁す私。
2月21日(土)
妊婦健診に行ってきた。もう、ここ数週間は妻のお腹の中で赤ちゃんが暴れまくっていて、妻は「絶対お腹の中の子は、男の子だ!」と断言していた。しかし、私の周囲の方々は、異口同音に「きっと女の赤ちゃんが生まれますよ!」と言っていた。今日、どちらの予想が当たるのか、定かになる…。
妻の体調が良かったので、電車で病院へ。14時過ぎ、京浜急行と横浜線を乗り継いで大口へ。駅から病院までは徒歩2分ほど。土曜日の午後でも通常通りの診察があるので、とっても助かる! 産婦人科も患者さんがまばらで、すぐに我々の順番が回ってきた。
エコーで赤ちゃんの様子を見ると、かなり順調に育っているとのこと。推定体重が230gほどで、だいぶ骨格がハッキリしてきた。前回の検査では母胎に異状は見当たらず、こちらも喜ばしい限り。エコーで赤ちゃんをいろいろな角度で見ていたところ、ドクターが「あっ、性別はどうしますか?」と我ら夫婦に尋ねてきた。実は、診察室に入る前、いや、家を出る前から夫婦で「赤ちゃんの性別は聞くべきか、生まれてくるまで楽しみを取っておくか?」とずっと話していた。だが、診察直前に妻から「私はあなたの判断に従います!」と、私に一任してきた。
ただ単に、お腹の赤ちゃんの性別を聞くだけなのに、どうしてこんなに悩むのだろう? 緊張するのだろう?…と思いつつ、着実にお腹の子のおかげで我ら夫婦が “親” になる心づもりが出来てきているような気がした。
それで、いよいよ私がドクターに「我ら夫婦の意向」を伝える瞬間がやってきたのである! ベッドでエコージェルまみれになっている妻が、私の顔を覗き込む…。こんなに判断を迫られることは、大学院生の頃に修士から博士に進学するかどうか決めなくてはならなかった頃以来ではないか…と思う。そして、私の決断…「お願いします!」と、ドクターに告げた。
その瞬間の妻の心境…「マジっすか!?」とのこと。妻はてっきり、私が「次回の健診の時で結構です!」と言うのだと思っていたらしい。
人生の荒波に揉まれ、何度も何度もその場の判断を強いられてきた私…。教室で学生のノリや態度を見ながら、瞬時に講義方針を変更するか否か判断するような毎日を過ごしている私…。そんな生活環境が、私に「聞くべきか聞かざるべきか…それが問題だ!」(To know or not to know, that is the question!)という “試練” でも答えを出させたのだろう。
だが、私はドクターが性別を告げる前に、何となくエコー画面で見えてしまったのだ! 私の画像解析能力がどの程度なのか、確認してみたくもあった。果たして…
とのことだった。
その瞬間、妻も私も頭の中がスポ〜ンと空っぽ状態になる。そして、後から緊張感がドドドォ〜ッと襲ってきた。大学院博士課程の合格発表を見に行った時の、あの感覚だ! それからしばらくの間、夫婦して “しどろもどろ” 状態に…。
まず、会計時に「今日は900円になります!」と言われ、「はっ?」と聞き返す。幾ら健診補助券で4700円が助成されているとはいえ、前回は7000円程度の支払いがあり、今回もそれぐらいの支払いを覚悟していただけに、何とも気の抜けた状態に…。
駅に向かって歩いている最中、妻が「あ〜〜〜〜っ!?」と声を上げた。「両親学級の申し込み、するんじゃなかったっけ!?」と…。お腹の子の性別が判明してから、我ら夫婦はボロボロ状態に…。急いで病院に戻り、教本を購入する。
せっかく外出しているのだから…ということで、ラゾーナ川崎に行くことにした。まず、第一目標はアカチャンホンポへ行くこと。ここでマタニティ用品を購入し、新生児用品をひと通り見て回った。あれもこれも必要になるんだなぁ…とため息をついていると、ちょっと空腹感が!? ラゾーナ川崎内のフードコートで食事をし、お腹が大きくなっても着られそうな服をアチコチの店で探してみる。
夕方になって少し肌寒くなってきたので、京浜急行で帰途に就く。が、駅そばにマクドナルドがあり、吸い込まれて行く我ら夫婦…。
今日は我が母の誕生日…。夫婦で贈った品が無事に届いたと、母より連絡があった。今年は “孫” が生まれるので、いつまでも元気でいたもらいたいと思う。
そして、明日は「戌の日」。ちょうど妻は妊娠5ヶ月…。
2月22日(日)
2月22日は「222(にゃんにゃんにゃん)」で「ネコの日」だが、今日は「戌の日」。妊娠5ヶ月目に入った最初の戌の日に妊婦が腹帯を巻き、安産祈願のお参りをする風習があるので、今日は水天宮へお参りに行ってきた。
戌の日と土休日が重なると人出が多くなり、境内前の階段までものすごく長い行列が出来る…と、事前にネットで情報を得ていたため、なるべく早めに家を出ようと思っていた我ら夫婦。しかし、昨夜は遅くまでパソコンに向き合わなくてはならない事情があり、寝るのが遅くなってしまい、その分だけ朝起きるのも遅くなり…。それでも、10時過ぎには家を出た。天気が良かったので、妻も気分的に楽そうだった。
京浜急行で横浜に出て、横浜で「東急東京メトロパス」を購入して、いざ東横線へ! ちょうど特急渋谷行きが入線してきた。すでにたくさんの人が列を作って並んでいたが、妻の分だけは座席を確保できたので、何の問題もなく渋谷まで無事に移動した。
渋谷からは「東急東京メトロパス」の真価発揮で、まず銀座線で表参道に出て、半蔵門線に乗り換えて水天宮前へ。地上に出ると、予想をはるかに上回る長〜い列…。300mくらいはあっただろう。その列の最後尾を探して、急いで並ぶ。並んでいる最中、ベビー服の有名メーカーやら育児関係の雑誌の出版社やら、学資保険の営業やら、とにかく出産育児にまつわるいろんな会社がパンフレットを配りまくっていた。たしかに、戌の日の水天宮に来れば、アチコチ歩き回る必要もなく “ほぼ100%の確率” で妊婦さんに会えるワケで…。「妊娠5ヶ月のためのイベント」まで、近くのホテルで開催されていた。
列は長かったが、思いのほか早く境内には到達した。しかし、「安産のご祈祷の方は、そのまま “戌の日受付” までお進みください!」と警備員に促されたため、手水舎に寄ることも出来ず。とりあえず、インターネットからダウンロードしておいた「安産腹帯お守り申込書」を提示し、(さらしの腹帯はすでに購入済みなので)お守りと護符のみをお願いした。そして、「せっかく、ここまで来たのだから…」ということで、安産の特別祈祷もお願いすることにした。が、戌の日や土休日は「妊婦様もしくは代理の方お1人社殿に入っていただきます」とのことで、残念ながら妻のみが社殿で祈祷を受けることになった。それを待つ間、私は境内でお参りをし、賽銭をあげながら「丈夫な赤ちゃんが生まれますように!」と何度も神様にお願いをしていた。
賽銭箱の後方は特別祈祷の部屋で、ガラス張りのために中がよく見えた。私の隣でお祈りしていた父子、お父さんが子供にその部屋を指さして、「あの中で、お母さんは『丈夫な赤ちゃんが生まれますように』ってお祈りしているんだよ!」と微笑ましく説明していた。「それでね、○○くん…」と言葉が続いた後、
ここにいる女の人のお腹にはね、みんな赤ちゃんがいるんだよ!
と爽やかに説明していた。言っていることは正しいのだが…。う〜ん、妊婦100%…。産婦人科でも体験できない、妊婦に囲まれた状況がそこにはあった。
その集団の後で、妻のグループの祈祷…。妻は、最前列ど真ん中をキープしたらしい。妻よ、でかした!
私は…といえば、お参りの後で、(順番は逆になってしまったが)手水舎でお清めをした。が、ここで私はトンチンカンなことを…!? 空いている柄杓を手に取り、右手をすすぎ、それから柄杓を持ち替えて左手をすすいだ。そして、柄杓を口につけて水を含み、そして目の前の浄め方の指南文を読んで愕然とした。しっかり「柄杓に口をつけないで下さい」と書かれているではないか!? おまけに、浄める手の順序が逆…。何をやっているんだか…。
全ての工程(?)を終え、再び水天宮駅に戻る。駅の有人改札で「妊婦さんのつける(マタニティマークの)キーホルダー、ありますか?」と尋ねたら、「はい、どいうぞ!」と手際よく1つくれた。区役所でもらったものを妻のバッグにつけているのだが、水天宮のお膝元の水天宮駅でもらったものには、やはり少なからず安産の効果があるのではないか…と、ちょっと妙なことを思った次第。
半蔵門線と銀座線を乗り継いで銀座で下車すると、男の怒鳴り声が…。何やらトラブルに巻き込まれ、あらぬ疑いをかけられたことに腹を立てているらしい。駅員5人に押さえつけられながらも、どなたかへの罵倒が続く…。せっかく水天宮で祈祷を受け、朗らかな気分になっていたところに、水をさされたような心地がした。男にかまわず(?)有楽町まで歩き、昼食。私がよく火曜日の昼に利用する「万世パーコーメン」の有楽町店に初めて入った。いつも利用する新宿西口店とは店のつくりも雰囲気も違うが、排骨拉麺の味は変わらない。ちょうどポイントカードがいっぱいになっていたので、私は排骨拉麺を500円で食べることが出来た。妻は肉味噌拉麺を注文。どちらも美味なり!
新聞屋さんからナムコ・ナンジャタウンの割引券をもらっていたので、妻の体調を良いことにフリーパスなど購入して遊びまくったのだが、ここでの出来事は明日詳細に記すことにする。
帰宅して、ご祈祷を受けた小布を腹帯にはさみ、妻のお腹に巻いた。この様子を写真で紹介すると “かなり” 刺激的なので、写真は割愛。
では、続きは明日…ということで。
2月23日(月)
今日はずっと家にいたので、大したイベントもない。それでは、昨日の続きから…。
水天宮での祈祷を終えた我ら夫婦は、妻の体調が良いのをいいことに(?)東池袋のナムコ・ナンジャタウンまで足を伸ばしてみた。妻はナンジャタウン初心者で、アトラクションもシステムも全くと言って良いほど知らなかった様子。
新聞屋さんからもらったペア割引券は、「入場無料」もしくは「パスポート(一日フリーパス)1000円引き」かのどちらかを選ぶようになっていた。妻は「無料で入場して、中でアトラクション代を払えばいいのでは…」と思っていたらしい。かつて有楽町線沿線に住んでいた私、ここ数年間ナンジャタウンに来ていないとはいえ 、入場後の客の心理を十分に心得ているがゆえ、「ここはパスポート1000円引きを選ぶのが正しい!」と信じて、妻がアチコチを眺めている間に2枚のパスポートを購入した。
「えっ、パスポート買ったの? お金、もったいないよ!」という妻に、「まぁ、中に入ればわかる!」と私…。ナンジャラー!
まず、「幸せの青い鳥」。「ハピル」という鳥を育てるアトラクションだが、指示通りに指令をこなして卵に命を宿すと、最後はハピルの卵を持ったプレーヤーどうしでエナジーの交換をする。ただし、持っている卵の相性が良いプレーヤーを捜さなくてはならないので、見ず知らずの人たちと協力しなくてはならない。「え〜っ、見ず知らずの人と〜?」などと最初は誰もが思うのだが、いざ卵を手に持つとひたすら相性の良い卵を探すのに没頭し、気が付けば老いも若きもアチコチの人と「あっ、お願いします!」とエナジー交換! そして、「ありがとうございました!」と言って次の卵探し…。インターネットの匿名性でサイバースペース上には誹謗中傷があふれている昨今、こんなふうに見ず知らずの人と楽しく協力できる雰囲気が温かく思えてきた。ナンジャラー!
続いて、「福袋探偵大學」に挑戦! 初心者であることと、「しょせん、子供の遊びじゃん!」とナメまくっていたことが仇となる。アチコチのエリアで「ナジャヴ」を置いて情報を集めなくてはならないのだが、5箇所くらいで「もう十分!」とばかりに派出所に戻ってしまい、最終試験で惨憺たる結果に…。スタッフさんに「何箇所くらい回りましたか?」と聞かれ、「5〜6箇所です!」と答えると、「あぁ〜、その倍以上は回ってもらわないと…。餃子を食べるところとか、角のほうとか、いろいろあったんですよ!」と言われ、自分たちの慢心さを悔やむばかり。ただ、妻が妊娠中で嗅覚が鋭くなっていて、餃子の焼ける匂いを避けて通ってしまったのも、敗因の1つかも知れない。マッピー学長、すみません! ナンジャラー!
その後、間髪入れずに「熱唱! 銭湯歌合戦」へ! これはかつて「銭湯クイズ・どんぶらこ」という名のアトラクションで、「銭湯クイズ」時代には何度か挑戦したことがある。私は、そのアトラクションで1等賞にならなかったことがない! 要するに、何度やっても1等賞だったワケである。その当時の内容は、昭和30〜40年代のナツメロ・映画・アニメの3択早押し問題だけで、現在はそれに歌唱クイズが加わっている。
「銭湯クイズ」時代も早押しボタンは足下に3つあり、答えだと思ったボタンを足でバンバン押すのだが、昨日私が乗った解答席のボタンは感度が悪く、1回踏んだだけでは反応しないため、3回以上ガンガン押しまくってやっと反応する有様。それなのに、常に最初に解答して高得点を稼ぎ、前半戦が終了した時点で他を圧倒していた。
後半の歌唱クイズではほとんどの曲を歌う自信があったものの、ボタンの反応が悪くて「時間切れ」表示が…。やっとの思いで最後の曲の解答権を得たが、それは『ひょっこりひょうたん島』だった…。結局、歌唱クイズに答えたのは私だけ…。他の人は恥ずかしかったのか、曲を知らなかったのか、解答する気配もなかった。結果、私はダントツの1位で1等賞の記録更新となり、優勝ステッカーをもらうことに…。ナンジャラー!
ナンジャタウンに来ると、やりたくてしょうがないアトラクションがある。それは「蚊取り大作戦」である。ただ、ここで妻が「妊娠中で〜す!」と手を上げて申告すると、「残念ですが、安全バーがお腹にあたるので、今回はご遠慮下さい」と言われてしまう。中に入ってしまった以上、私ひとりでプレイしたが、久しぶりすぎたためかスプレー銃の使い方がわからず(今までだって満足に使いこなせなかったが)、最終結果は「イマイチ社員」というところ。スタッフさんに「今度はもっと頑張ってくださいね〜!」と明るく言われ、軽く落ち込む。ナンジャラー?
私と同グループだった女子高生4人組なんて、スタッフの説明は聞かないで勝手にしゃべりまくっていたのに、全ての蚊を倒して記念の新聞まで受け取っていたのに、私は…といえばこの体たらく…。
気分を換えて(?)りらくの森に移動して、「若返りの秘宝」に挑戦! これも妊娠中の人はダメだということで、私ひとりで…。まず、勇者としての登録を受ける。私の勇者名は「スヒナ」となった。それからアレコレと能力を試され、出された結果は以下の通り。
脳年齢35歳
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運動年齢45歳
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身体年齢30歳
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ストレス度 E 能力 B 判断力 A |
基礎体力 C バランス A 瞬発力 D |
体脂肪率 C 血管状態 B 肌状態 D |
総合年齢34歳
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ちなみに、どこに指示が出されているか曖昧だったため、気が付いたらチェックがスタートしていた…なんてこともあり、それが瞬発力の評価につながったものと思われる。ナンジャラー!?
そして、私がかなりためらった「地獄旅館」というアトラクションへ。「能面蟹」というアイテムを持って暗い旅館内を歩き、隠された4つの呪文字を探しだすお化け屋敷である。普通なら何でもない状態も、真っ暗というだけでおっかなびっくりになる。ただ板が「カタン!」と落ちただけでも「ウヮア〜〜〜〜ッ!」となる。館内で呪文字を得るためには、指示された命令通りに動かなくてはならない。命令の中には「中にある光るボタンを押せ」などというものもあり、「押したらどうなるんだろう?」とビクビクしながら命令に従った私…。しかし、大した反応はなく、呪文字が浮き出てきただけだった。
我ら夫婦の後に入った4人組は、至るところで「キャア〜〜〜〜ッ!」「ウァ〜〜〜〜ッ!」の大合唱! 「完全にやられてるねぇ…」とほくそ笑む我ら夫婦であった。
「地獄旅館」に入る前と入った後に、「カウンターに左手を載せてください!」と指示される。何でこんなことをするのだろう…と思ったのだが、どうやら心拍を測っていたらしい。それで、どのくらい心拍数が変化したのかを調べ、「心臓ランク」をつけられてしまう。私はCランクの「震える子犬の心臓」で、「子犬の王様」の別称を受けた。妻はEランクの「ノミの心臓」で、別称は「えさ」だった。「私は妊娠中だから、心拍数は多いんだ!」と妻が言うが、「えさ」の遠吠えにしか聞こえない! ナンジャラー!
「次は、驚かないものを…」ということで、「もののけ探検隊」にチャレンジ! これも、「探偵大學」と同様に「もののけたま」をアチコチのスポットに置き、とんち妖怪たちと勝負をする…というもの。ストーリーとしては、キャラクター「ナンチッチ」の魂を救い出すため、アチコチで6匹以上の妖怪と闘った後に「河童大王」とのとんち勝負(早押し)をするという展開。「探偵大學」での失敗を教訓に、今回はアチコチ隈無く探し、規定の6匹を上回る妖怪と闘った。
途中、「火炎般若」との闘いに、まず妻が挑戦! とんち勝負に勝ち、「おぬしに風の力を与える」というセリフと同時に(バラエティ番組でおなじみの)エア噴射を受けた。が、妻はうまく風をかわし、ほとんど私の顔にヒット! 次に私が「火炎般若」と闘い、勝つ。勝利に浮かれてスッカリご機嫌となった私は、「おぬしに風の力を与える」というセリフを聞かずにいた。気が付くと、私の顔面にエア噴射が!? 「学習しないんだねぇ…」と妻のつぶやき…。
最後に「河童大王」への勝負を挑んだが、夫婦ともナンチッチ救出に失敗する。スタッフのお姉さんが「ナンチッチを救出できましたか?」と聞いてきたので、「ダメでした…。ペチャンコに潰されてしまいました」と答える我ら夫婦。すると、「ペチャンコのままだと可愛そうなので、今度こそナンチッチを救出してくださいね!」と明るく言われた。
ちょっと疲れたので、「東京デザート共和国」に寄って、「コルネ専門店 Bon Cornet」でパイコルネとくりコルネを食す。かなり美味!
そして、今回の最後は「ナジャヴの大冒険」へ! 初めて参加するので「初心者コース」に挑戦する。妻が「妊娠中なのですが…」と言うと、「初心者コースは妊婦さん用のコースですよ!」とのことで、問題なかったらしい。我ら夫婦は「黄色コース」に挑むことになり、館内のアチコチを周りながら暗号を探し、他のプレーヤーと勇気玉を交換して行く…というのだが、我ら夫婦がこのアトラクションに申し込んだ時は他のプレーヤーがおらず、夫婦で勇気玉交換をするしかなかった。暗号は全て解いたが、大した成果も得られず、記録を残して帰るまでもなく…。ナンジャラー!
以上、「妊娠中の妻を連れて何やってるんだ!?」と叱責されそうな、ナムコ・ナンジャタウンでの出来事…。パスポート代がそれぞれ1000円引きとなり、さらに私は5200円分のアトラクションを堪能。妊娠中でいくつもの制限があった妻でも4000円分のアトラクションで遊んでいた。パスポートの威力と、ナンジャタウンの魔力を、妻も実感したことだろう。
2月24日(火)
野球の全日本チームは、長嶋茂雄監督の時は「長嶋ジャパン」と呼ばれ、王貞治監督の時は「王ジャパン」と呼ばれ、星野仙一監督の時は「星野ジャパン」と呼ばれた。このたび召集された全日本チームは原辰徳監督でWBCにのぞむが、「原ジャパン」とならず「侍ジャパン」である。それが、原辰徳監督の影響力を表しているのだろう。さらに、最終的にWBCメンバーとして選んだ選手の中に、自分が手塩にかけて育てた選手が残っている。公式戦ではレギュラーでも何でもないのに、「ただ原監督にかわいがられているというだけでの選出ではないか?」という世間の意見が聞こえてくる。勝つためには、某国の内閣と同様の「お友達」であってはならないと思う。心を鬼にして、受け容れるべきは受け容れ、落とすべきは落とす…という姿勢が大事だと思う。
何でこんな話をするのか…というと、昨日私の元に届いた1通の公式文書と関わっている。毎年今頃は、「成績問い合わせ回答書」なる文書を作成する。学年末試験の結果が、大学・学部によっては春休み中に発表となる。今月20日に某学部の進級ガイダンスがあり、そこで成績表が配布されたのだが、「自分は毎回授業に出て、提出物もキチンと出したのに、試験も出来たのに、不合格というのは納得いかない」という問い合わせ書が学生から教務課に提出される。私は2通のクレームを受け取り、すぐ件の学生たちの答案用紙を探して「不合格理由」を書き出した。今回の場合、答案の書き方に問題はなかったのだが、概念規定をしないで解答しているがゆえに「何が特徴なのか?」という点が曖昧のままになってしまったものや、「事実や史実に反する」内容が書かれていて減点されてしまったものであり、それらを学生に納得してもらえるように文書化した。
だが、「試験も出来たのに…」というコメントを読むと、複雑な心境になる。合否を判定するのは、まぎれもなく私の仕事である。それを学生が自分の願望を込めた主観的情況の中で「試験も出来たのに…」と思い込まれても、客観的判定をした私からしてみれば「解答内容は、合格レベルに達していない!」と判定するしかないのである。
だから、毎回授業に出席してくれて、私の講義を真剣に聴いてくれた可愛い学生であっても、そこは「お友達」であってはならないのである。私は良く「大学は、社会に出るための運転教習所」と喩える。私が運転教習所の教官なら、甘やかしてハンコを押した生徒が路上で事故を起こし、自らの命を落としたり、自分は助かっても相手を死に至らしめたりすれば、私の責任問題だけではなく、事故を起こした本人にとっても事故に巻き込まれた方々にとっても大変なことになる。
やはり、キチンとその講義内容を理解していない(と思われる)学生に対しては、心を鬼にしなくてはならない…と思う。
今日は、病院の両親学級である。14時からだというので、家を13時過ぎに出た。雨がいつ降ってもおかしくないような陽気…。大口に到着した時、すでに小雨が…。昼食がまだだったので駅前のマクドナルドに入り、WBCの応援ファイル欲しさにクオーターパウンダーのバリューセットを頼む。「どの選手のファイルがもらえるのかなぁ?」とワクワクして待つと、青木宣親選手の大きな写真が目の前に現れた。
食事を終えて時計を見ると、14時5分前!? 急いで病院へ向かい、指定された会議室に入る。すると、「はいっ、みなさん拍手ですよ!」と本日の講師である助産師さんが言う。鳩が豆鉄砲を食ったような我ら夫婦…。「今、『両親学級…特に今日の第1課は夫婦で受けてもらいたい。旦那さんが来てくれたら拍手ものですよ!』って言っていたところなんですよ!」と助産師さん…。室内を見渡すと、私以外はみな女性…。要するに、夫婦で参加しているのは我々だけだったのである。
ただ実際、妊婦の体内の様子やら精神状態やらに関する2時間半の授業を受け、「やっぱり、この内容は夫も聞いておいたほうがいいなぁ」と思った私。出産は、決して妻だけのことではないということを、改めて考えさせられた。
我ら夫婦は「立ち会い出産」を希望している。そのためには、両親学級の全4課のうち3&4課は夫婦揃って受講しなくてはならない。しかし、いきなり途中の課から話を聞くよりも最初から夫婦で授業を受けておいたほうが、絶対に理解も早い。それに、私自身も研究者の性なのか、知識欲や好奇心が旺盛。妻だけが授業を受けてきたら、きっと両親学級用テキストを広げながら「今日はどんな話を聞いてきたの?」と聞きまくっていたことだろう。
授業後に、久し振りにサティの得々市でしこたま買い物をした。妻も「こうやって買い物できて嬉しい!」とご満悦! つわりの呪縛から解放され、以前のように食卓のことを考えながら買い物できるのが嬉しいらしい。私もカートを押しながら、そんな妻を頼もしく思った。が、調子に乗ってあれもこれも…と買い物が増え、両手では持ちきれなくなってしまった。それで、幸い今日は夫婦ともデーバッグを持っていたので、背中にも荷物を詰め込んで、行商さながらの状態で帰途に就いた我ら夫婦であった。
2月25日(水)
式も宴もないまま新婚生活に入っ(てしまっ)た我ら夫婦…。それで、「せめて写真だけでも残そう!」という話を以前からしていたのだが、妻が懐妊してひどいつわりに悩まされ、写真どころではなくなってしまった。
先週やっと妻の体調が安定したので、藤沢で写真撮影の打ち合わせをした…というのは先日の「ぼやき」の通り。それで今朝は早く起きて、7時半過ぎに家を出た。が、あいにくの雨…。おまけに、少し寒い…。
約束は9時だったが、「平日の朝、それも雨の日の道路は混むんじゃないの?」と判断し、早め早めに移動した。その甲斐あって、約束時間の30分前に無事到着! 前回から比べると、かなり時間的にも体調的にも余裕があった。
妻のヘアセット、着付け…という作業の最中に、私も羽織袴の着付け…。憧れ(?)の和服に袖を通し、シャンとした気分になる。
雨のやむ気配のない中、11時過ぎに車に乗り込んでSNP PHOTO STUDIOへ! ここでの撮影は非常にユニークで、三脚などは用いず、カメラは常に手持ち。さらに、いわゆる写真館のような “ピシッ” としたポーズではなく、むしろドラマ性のあるポーズやシチュエーションを創り出そうとするのである。「坂本龍馬のように腕を組んであの天井を見つめ、妻や生まれ来る子供への想いを馳せてみてください!」などとカメラマンさんから注文が出る。
ポーズも、いつもの我ら夫婦がしたことのないようなものを注文される。最初は照れ臭さがあったが、そのうちカメラマンさんの巧みなトークとカメラワークで雰囲気が和んでくる…。
気が付けば、2時間ほどかけて200カット撮影! あとは、Webを通じて我ら夫婦がお気に入りカットを20枚程度選ぶだけ…。「こんなフォトスタジオもあるんだねぇ…」と感激した私…。
ちなみに、右の写真はカメラマンさんが撮影したものではなく、撮影終了後に私のデジカメで撮ったもの。和装でも撮ったのだが、とりあえず洋装のもののみちょっと公開。そして…、妻を大公開!?
夕方、「笑福亭鶴光のオールナイトニッポンDELUXE」というタイトルのDVDが届いた。私の世代のは、鶴光師匠のオールナイトニッポンに少なからず影響を受けているものである(断言!)。それが映像化されるというニュースを見て、Amazon.co.jpに予約注文していたものが届いた次第。DVDの映像にも興味があるが、私は特製ブックレットに “かなり” 惹かれて注文した…というのが真相かも知れない。
今日撮影された写真(データ)は、週末には我ら夫婦によってピックアップされることになる。どんな仕上がりになるのか、楽しみ…。
2月26日(木)
最近、「ぼやき」の記述が長い! それに負けないくらい「TSUMAのぼやき」も文章が長い! 似たもの夫婦?
昨日の「撮影」について、「TSUMAのぼやき」で詳しく紹介されているので、我ら夫婦が何をしてきたのか知りたい方は、そちらにアクセスされたい。いやぁ、恥ずかしい!?
やっぱり昨日は撮影で緊張していたのか、夜になって疲れがドドドォ〜ッと…。それなのに、頭が冴えて冴えて眠れないため、少し夜更かし。「明日(=今日)は仕事も何もないし、昼過ぎまで寝ているか…」と心に決めてフトンに潜り込んだ昨夜、そして有言実行の今日!
ただ、昨日届いた追試験の採点結果を宅急便で返送しなくてはならないのと、郵便局で今日中に済ませておきたい用事があったので、午後に一度ひとりで外出する。とはいえ、徒歩1分圏内の話…。
まだまだ追再試験に関する作業が終わっていない…。今日も某出講先から「昨日、1名の再試験を実施しましたので、ご自宅に郵送いたします!」という電話があり、また別の出講先からも昨日「再試験が終了しました!」という連絡があった。これらとは別にもう1件、昨日は30名ほどが再試験を受験しているハズ!
まだまだ、2008年度は終わらない!
2月27日(金)
念のために…。
先日の写真撮影は美容師さんが2人ついて下さり、それはそれはスムーズにお支度は整った。いつも私がヘアカット&パーマをお願いしている美容師さんは我ら夫婦の事情を熟知されているのだが、お手伝いで入って下さった美容師さんが我ら夫婦のことを良く知らないため、どうやら「出来ちゃった結婚」をすると誤解していたらしい。
さらに、フォトスタジオのカメラマンさんに美容師さんから「奥様は妊娠されていて…」という連絡が入っていて、さらにウェディング写真とくれば…。撮影中、「あのぉ〜、“エンゲージリング” は用意されてますか?」とカメラマンさんに聞かれ、「あっ、指輪、はめてます!」と答えながら事の次第を説明した。
我ら夫婦が結婚したのは、クドイようだが昨年の6月18日のこと。そして、妻が懐妊したのがその年の11月末のこと…。結婚して5ヶ月後に子供を授かったので、「出来ちゃった結婚」でないことは明々白々! 妻は「私の場合、25歳で結婚して、26歳で妊娠…と言えば大丈夫なのかな?」などと言っていた。でもまぁ、「2008年に結婚して2009年に子供が生まれました!」と言えば、誤解は回避できるのかもしれない…。
本来なら、我ら夫婦は11月上旬に結婚式を挙げるハズだった。そして、その際に写真を撮ることになっていたのだ! なのに、式場(教会)が後からイベントを入れ込んで式が挙げられない状態になってしまったため、こうなってしまったのだ!
話は、先日の撮影時に戻る…。撮影中にこんな経緯をカメラマンさんに話していた時、
などとシャレを言ったら、
と、カメラマンさんに突っ込まれてしまった私…。
さて、今日は朝早く起きて、冷たい雨の降る中を三島へ出かけた。再試験の採点のため、国際関係学部に出校である。いつものように特急踊り子号で三島を目指したが、私が神奈川県の “さいはて” に達した頃に横浜では降雪があったらしい。寒いハズだ!
三島は、雪ではなく雨のまま…。大学に到着して出勤簿に押印すると、「再試験の答案用紙はこちらです!」と封筒を手渡された。採点すべき枚数は…3枚!? 結局、1時間半以上かけて三島に来て、10分程度で採点が全て終了してしまった。新幹線で帰ろうか、それとも東海道線で…と帰り方を考えたが、私が採択した方法は「東海道線で熱海に出て、そこで踊り子号に乗り換えて横浜に戻る」というルート。横浜に着いた時、雪は再び雨に戻っていたので、区役所まで足を伸ばし、所用を1つ済ませて帰宅した。
そういえば、昨夜から今夜にかけ、私は一気に10代の頃に戻ったような心地がする。昨夜3時からニッポン放送で「笑福亭鶴光のオールナイトニッポンDELUXE」を聞いた。久々に、ラジオを枕元に置いたり、「枕の下に入れちゃおうかなぁ…」などと中学生や高校生の頃の深夜放送の聞き方を思い出しつつ、時にフトンに潜り込んでみたりして、鶴光師匠の “相変わらず” のトークに青春時代を取り戻したような心地がした。だが、世代の違う妻には、鶴光師匠のネタや伝説のコーナーにも感動はなく(当たり前か…)、温度差を感じる私…。しかし、あの頃に戻れて嬉しかった。
そして、今夜はフジテレビ開局50周年企画番組で懐かしいヒット曲を「これでもかっ!?」というほど堪能し、興奮しまくっていた私…。「あぁ、この曲は中学生の頃に…」などと思い出を語る私に、「私、まだ生まれてない…」と妻…。
でも、私にとっては70〜80年代は何物にも代え難い、貴重な時代である。
とか言いながら、一昨日届いたDVDをまだ再生していない私…。
とか言いながら、今日も届いた複数出講先の追再試験を採点する私…。
2月28日(土)
このところ(?)「TSUMAのぼやき」では旦那様礼讃が多く、照れくさいやら恥ずかしいから…。
その妻の体調も、この3ヶ月で “かなり” 変化している。昨年11月の「ぼやき」には、やたらと「妻の体調が回復せず…」というような記述が見られる。が、今思えば、体調が回復しないのは当たり前なのである! その頃、すでに懐妊準備が始まっていたのだから…。今は安定期に入っていて、以前のように食事の支度に支障がないように見えるが、お腹が大きくなっているため “バランス” が取りにくいのだとか…。
今月5日に、「Internet Explorer 8を閉じた後でもリソースを喰い続けていたことをぼやき、その時のタスクマネージャーのプリントスクリーンまで紹介したが、今日はもっと悲惨な状況に…。あえて数えはしなかったが、IE8だけでこれだけの数のシステムが同時に起動していては、メモリ不足にもなるわな…と、憤慨半分に諦念半分の私であった。
今日で2月が終わるワケだが、2月生まれの私は「今月誕生日を迎える方に、プレゼントを差し上げます」というお店で最大限のサービスを受けられるハズだった。が、あまり遊びに行けるような状態ではなかったため、この間の日曜日にナムコ・ナンジャタウンの「りらくの森」でプチロミ施術を受けてハーブティーをもらっただけ。ただでさえ2月は他の月より短いので、特典を受けられる期間が少ない。
2月のマジックを1つ紹介。1ヶ月分の定期券を購入する際も、2月は計算が特殊である。1月29日に1ヶ月分の定期券を購入すると、期限は2月28日。が、1月30日に購入しても1月31日に購入しても、期限は2月28日まで…である。
よく、「自分の誕生日は2月29日なので、4年に一度しか歳を取りません!」などと半分冗談で言う人がいるが、これは間違い。加齢は前日で計算されるため、毎年2月28日に(3月1日生まれの人と一緒に)歳を取っているのである。
…で、何が言いたいのかというと、今日は朝から頭痛が再発して、身重の妻の安眠を妨害し、一日を棒に振ってしまったという体たらく。
そんな私とは対照的に、妻のお腹の中にいる赤ちゃんの何と元気なことか。赤ちゃんが動けば、妻が「痛っ!」と漏らす…。「ボクも家族だよ〜っ!」と訴えかけているような、そんな感じさえする。
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