2006年3月のぼやき



3月1日(水)

3月突入! そして、まだ私は静岡滞在…。朝から天気が悪く、なかなか外出するタイミングに遭遇せず、ダラダラと「同行者」宅で過ごしていたが、夕方になって思い切って外出することにした。

バスで静岡駅に出て、まずはリラクゼーション! 15分の「眼精疲労コース」を頼んだのだが、最初に肩と背中と腰のマッサージからスタート。ちょっと押されただけでも痛む…かなり体にガタがきていることを思い知る。そして、目を冷やしながら頭と顔と首のマッサージ。15分でかなり体が楽になったが、このリラクゼーションショップには大いなる問題点があった。それは、スタッフ同士あるいはスタッフと客の会話が耳元で聞こえるため、うつ伏せになっている私には「一体、誰に話しかけていることやら!?」状態で、うっかり返事などしてしまおうものなら大恥をかくことになる。一度だけ、「お客様、どうぞ!」と施術中に言われたのを渡しに話しかけているものと勘違いし、体を起こしてしまって恥ずかしい思いをした。体は癒されたが、精神的にはズタズタ状態になりかけた。あぁ、恥ずかしかった。

静岡滞在中、とにかく(ひたすら)マンガを読みあさり、アニメーションのDVDを見続けた。「研究はどうした?」「子どもじゃあるまいし…」などと言われてしまいそうだが、これら作業はすべて研究のためである。今ごろマンガ本やアニメ…というのは、韓国研究のためである。もし、この作業を5年以上前に終了させていたならば、韓国研究や講義のはかどり具合は劇的に違ったことだろう。韓国で一人フィールドワークしていても、マンガ売り場に置かれている諸々の作品について理解できただろうし、ホテルのテレビで見ていたアニメも理解できたはずである。そして、それらの影響力について、もっと現場で認識できたはずである。あと1年で40歳になろうかという時に、揃えてもらった「ドラゴンボール」「ドラゴンボールZ」「ドラゴンボールGT」のDVDをようやっと通して見ることによって、過去に韓国で見聞きしたものの意味をやっと理解できたのである。そして、もう少しフィールドワークの視点を絞り込むことも出来ただろうに…と残念に思う次第である。

この成果を近々、著書に講義に活かしていくつもりである。

しかし、端から見れば、ただの変なオヤジなんだろうなぁ…。


3月2日(木)

久々(?)に帰宅した。今日も日が暮れるまでは静岡にいた。「もう少し、いてもいいのに…」という声に後ろ髪を引かれつつ、静岡駅から新幹線に乗り込んだのが20:56。22時半頃に帰宅して、玄関に散乱した新聞と郵便物を片づけた。

その散乱物の中に次年度出講に関する書類と、先日某所で行われた再試験の答案用紙が届いていた。また、FAXが重要書類を受信していたようで、落ち着く暇なくそれらの書類に目を通し、採点やら記入やら…。

一部の書類はFAXで返送できたが、あとはすべて郵送指定。明日、確実に送り返さなくては…。


3月3日(金)

昨夜、成績判定に係る書類を作成し終えたのが夜明け前で、それからネットでいろいろと調べものをしていたため、脳がやけにさえた状態で夜明けを迎えてしまった。空腹感も襲ってきたので、就寝前に書類を郵便局に持っていき、さらに書留を引き取ることにした。6時過ぎに家を出て、横浜中央郵便局とは逆方向の東神奈川駅まで歩いて行った。歩いた方向は確かに逆だが、歩く時間は東神奈川のほうが短くて済む。もっとも、京浜急行の神奈川駅に行けば方向も同じで、距離も時間も短縮できたのだが、東神奈川〜横浜間の定期券を購入してしまった都合上、これを使わないワケにはいかず、東神奈川に向かって歩いた次第である。乗客もまばらな京浜東北線に乗り込み、横浜で下車し、郵便局で郵送の手続きと書留の引き取りをした。書留の発送元がサークルKサンクスと書かれていたのだが、心当たりがない。しかし、実際にサークルKサンクスから何か届いているらしい。郵便局で書留を受け取るや否や、すぐに開封! そして、中の文書を読んでみた。そして…サークルKサンクスEdyカードのキャンペーンに応募していたことを思い出した。500円分のプリペイドカードに当選したらしい。ちょっと嬉しくなった私は、近所の牛丼店で朝食をとってから帰宅した。

帰宅して、すぐに就寝すればよいものの、まだ脳が活発に動いていて、なかなか睡眠状態に入れない…。それで、静岡から持ち帰ったDVDの一部を再生することにした。30分程度の再生…のつもりが、気が付けば1時間ほどずっと再生していた私。この頃になると脳も睡眠を求めていたようで、フトンに入るとすぐ意識が遠のいていった。しかし、何度かアチコチから電話がかかって起こされてしまい、二度寝ならぬ三度寝、四度寝状態に入ってしまった! そのため、起きるタイミングを完全に逸してしまった私は、日が暮れるまで爆睡状態に…。

夕方、雨音で目が覚めた。かなり激しい降雨だった。その時、今日が支払期限だったものを思い出し、慌ててフトンから飛び起きた。急いで仕度をして再び東神奈川駅へ! 京浜東北線を待っていると、「間もなく、当駅始発の桜木町行きがまいります」というアナウンスが!? 東神奈川発桜木町行き? たった2駅で終点…。まだこんなダイヤが残っているのか、JR東日本!? 要するに、ラッシュ時間帯に東京方面へお客を大量に運ぶため、東神奈川の車両基地に停まっていた1編成を桜木町まで回送運転するところを、お客を乗せて移動させる…ということなのだろう。夕方は、東神奈川から東京方面に向かう始発電車もある。横浜線の始終点でも東神奈川は、それなりに利用価値がある駅なのだろう。

横浜で用事を済ませたあと、ついでに買い物を済ませ、またもや東神奈川へ向かい、夕飯の食材を買って帰宅した。テレビのスイッチを入れると、駒大苫小牧高校野球部の不祥事が報じられていた。駒大苫小牧といえば、昨夏の甲子園大会で優勝後、監督の不祥事が発覚し、優勝を取り消される一歩手前までいったことがある。この春も選抜大会に出場が決まっていたが、先日卒業したばかりの3年生部員が居酒屋で飲食・喫煙という不祥事を起こし、出場辞退するかどうかを審議していた。そして今日、正式に春の選抜大会出場を辞退するという決定が出た。卒業したとはいえ、今月末日までは高校生であり、野球部員である。下級生の責任を上級生が取るというのはわかるが、口出しの出来ない相手である上級生の不祥事に下級生が責任を取らされるというのは…。ちょっとかわいそうな気もするが、「部員の不祥事」という観点からすれば当然の結論だろう。でも、やっぱりかわいそうだ、下級生たち…。

今日は “ひなまつり” だった。ウチには関係ないし…と思いつつ、スーパーにあった「ひなまつり十目寿司」なるものを買ってみた。五目寿司ならぬ十目寿司である。ひなまつりっぽさの漂う寿司だったが、桃の節句とは思えぬ今日の寒さ…。

帰宅して、ふと気付いたことが…。マウスが壊れたらしい。“壊れた” といっても、クリックに問題はなく、ホイールによるスクロールもスムーズであるが、そのホイールを押しても反応がないのである! 私のInternet Explorerには、マウスのポインタをリンクの所に合わせた状態でホイールを押すと、「右クリック→N」(新しいウィンドウで開く)の状態になるようアドインが仕込まれているのだが、反応がないのである。アドインを確かめてみたところ、そこに何ら問題が見当たらない。それで、ドライバソフトに難ありのスペアのマウスを接続してみたところ、問題なくすべての動作に反応する…。要するに、マウスが壊れたのである。あぁ、明日また出掛けて、マウスを買ってこなくては…。

今日から開幕したWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)プールA(事実上のアジア予選)初戦で、日本は中国と対決。序盤は打線がうまくつながらず、ちょっとずつ点を取っているうちに中国にホームランを打たれて同点とされたりして、見ている側としても大いに焦ったが、終わってみれば18対2のコールド勝ち! この調子で台湾にも韓国にも勝って、二次リーグに進んでもらいたいものだ。


3月4日(土)

昨夜は、日本のアニメが韓国でどのようにいじられているのか、その分析をしているうちに朝が来た。それで、昨日と同様(?)6時過ぎに家を出て、近所の牛丼店で朝食をとってきた。帰宅して、ちょっと寝るつもりが…今日も爆睡状態に入ってしまった。時間の無駄遣いをしているような気がした。

昨日開幕したWBCのプールA(事実上のアジア予選)、今日の日本は台湾と対決。同一プール内にいる韓国であるが、昨日は台湾、今日は中国に快勝し、昼間のうちに二次リーグ進出を決めている。日本も今夜の試合で勝てば二次リーグ進出…ということで、テレビ観戦している私も大いに力が入った。が、フタを開けてみれば、序盤から日本ペースで、「このまま行けば、5イニング目あたりでコールド勝ち?」という流れであった。しかし、途中で登板した日本の投手が乱調で、ちょっと暗雲が立ちこめてきたが(とはいえ、大量リードはあったが…)、日本チームの打線は勢いがおさまらず、結局今夜も14対3でコールド勝ち! これで、2次リーグ進出が決定した。


昨日から、起きている間はずっと、パソコンも本もハングル満載! 日韓のアニメの比較をしているのだが、マンガやアニメにあまり詳しくないので、韓国で買ってきた漫画本やらアニメ系ケーブルテレビのサイトやら、日本のアニメサイトやら、アチコチ調べては、それを類型化する作業で一日が終わる。早く、何らかの形でまとめ上げないと…。


3月5日(日)

おなじみの(?)「同行者」に静岡から横浜に出向いてもらい、日韓のマンガ比較作業の詰めに入った。マンガやアニメの情報に疎い私は、アドバイザリースタッフのような者がいなくては、この手のジャンルは手も足も出ない。それに、日本のマンガやアニメの内容を私は、韓国にあるテレビ局のサイトで(それも韓国語で)得ているため、登場人物名にズレがあって、なかなか大変な状況だった。それが今日、ほのかな “あかり” が見えてきたような気がした。あとは、私の根気のみ!

パソコンに入力する言語が日本語と韓国語で、さらに日本語と韓国語の間にはちょっとした発音のズレがあって、それはルール(法則)を覚えてしまえば楽なのだが、逆に日本語の表現を間違えそうになる私であった。例えば、「ドクター」を韓国では「ドクトー」、同様に「スランプ」は「スロプ」となるので、「Dr.スランプ」というマンガは「ドクトー・スロプ」となる。気が付けば、「Dr.スランプ」を「ドクトー・スロmプ」と、韓国語の発音のように(しかも「m」まで)表記してしまった私。「あたしンち」を「あたンち」と打ち込んでしまうし…。

一昨日、マウスが壊れてしまったのだが、昨日はほとんど外出していなかったので買えず、今日になってやっと新しいものを入手した。今まで使用していたものはモバイル仕様のもので、自宅で使用するにはちょっと小さく、ポインタの安定性に影響が出てしまったので、今回はちょっと大きめなものを購入した。もちろん、光学式! これで、ホイールも問題なく使用できるようになったので、作業効率が少しだけ上がったような気がした。

しかし、今日は久々に昼間の太陽を見たような気がする。「今まで、何と不健康な生活をしていたのだろう」と反省するが、それも束の間のこと。スッカリ安心しきったところに眠気が襲ってきて、昼寝…。気が付けば、日が暮れていた。

早く、生活と体のリズムを元に戻さなくては、4月に入ってからが大変なことになりそうだ!


3月6日(月)

最近、インターネットへのアクセスが再びおかしくなった。モデムの調子が悪いのか、やたらと落ちる。そこで、モデムを再起動して、ファームウェアをアップデートした。モデムそのものが旧式なので、もしかしたらファームウェアのバージョンアップはないのでは…と思ったが、私がアップした後にまた新しいバージョンのファームウェアが配布されていたことを知る。しかし、ファームウェアをバージョンアップした後も、落ちる時にはシッカリ落ちる…。もしかして、基地局の問題? 電話回線の調子も思わしくないし…。困ったモンだ。

私の体も、ファームウェアをバージョンアップさせなくてはならない状態みたいである。やたらと落ちる…なかなか再起動しない…。モデムみたいな私である。群発性頭痛の予兆のようなものをいつも感じており、対応としては医師たちのおっしゃる通り「できるだけリラックスして、休める時は休む」ということに尽きるのだろう。

原稿書きも、全然進んでいない。フレームワークは固まりつつあるのだが、文章化しようとすると集中力が失せていく…。文章作成はパソコンで行うので、手書きよりはスピードも速く、何度でも打ち直しが出来るので思いきり文章を入力できるのだが、文章を考える人物の能力は手書きだろうがパソコンだろうが同じなので、あっという間に煮詰まってしまう。とはいえ、今日だけで原稿用紙にして7〜8枚分は入力しただろうか。

春一番が吹いた(らしい)。起動の遅い私は、ニュースでその事実を知った。情けない話である。だんだん春らしくなってくるのだろう…それが今の私の楽しみである。


3月7日(火)

今日は午前中に目が覚めた。心の中で「よし! 今日は有意義に過ごすぞ!」と誓いつつ、「そのためには、疲れをちゃんと抜かないと…」と、うかつにも二度寝に入ってしまった私…。結果、目が覚めると午後…それも夕方近くであった。

フトンをたたみ、メールチェックをした後、服用中の薬が切れてしまったので今井医院へ向かった。診察室に通されて、すぐドクター今井に「体調、優れないんじゃない?」と当てられてしまう。今の私は、生活リズムが乱れていて、食生活も乱れ、フランフラン状態であることは確かである。何とも情けない限りである。

受診後、処方箋薬局で薬を受け取り、横浜に出た。しばらく行っていなかった西口5番街に出てみたら、いつの間にかドンキホーテが!? 近所に住んでいながら、すっかり浦島太郎状態である。それにしても…ドンキホーテのある場所は、以前は(私の子どもの頃から)Aric日進という電化製品の量販店だった。数年前に一部がコムサになり、近年はヨドバシカメラ別館になり…という変遷の果てに、ドンキホーテ!? どうやら1月にオープンしたらしいが、ドンキの勢いを感じざるを得ない。

ドンキの横浜西口進出に驚いていたら、今日はまだ食事をしていなかったということを思い出し、急いで吉野家に入った。吉野家も久々である。アメリカ産牛肉は相変わらず問題続きで、メニューにも吉野家の悲痛な叫びが見え隠れする。私の斜め前で豚あいがけカレーを食していたお兄さん(荷物からして、かなりオタク系)が、“かなり” 細かい小銭(5円玉など)を混ぜて会計していたのだが、店員さん(おそらく留学生)が「お客様、お会計、足りません」と小銭お兄さんを呼び止めた。しかし、小銭お兄さんは「そんなことないよ!」と…。それで改めて店員さんが “かなり” 細かな小銭を数え直すと、「すいません。ちゃんとありました」と謝罪した。すると、小銭お兄さんが「ふざけんじゃねぇよ!」という捨てゼリフを残し、店を去っていった。その一言で、店内の雰囲気は気まずいものになった。別のお客さんなど、注文は間違えられるは順番は抜かされるは…で散々な思いをしたのに、「いえ、大丈夫ですよ!」と笑顔を忘れていなかった。「オタク系」は十把一絡げではなく様々なパターンがあるようだが、小銭お兄さんは「自分のことしか見えない、視野の狭いヤツ」タイプであるに違いない。人付き合いが少ない(あるいは、同趣味の者などに限定されている)ため、どうしたら雰囲気を壊さずに済むのかということや、如何に気を遣うかということがわかっていない。最近、こういう輩が多すぎる。だいたい、ファストフード店で “かなり” 細かい小銭を出すあたりが、気遣いのカケラのない証拠であろう。出会いたくない(遭いたくない)人種である。私も、エラくムカつきながら豚丼大盛り(つゆだく)と格闘した。あぁ、腹立たしい! 

食後、アチコチ回る予定があったが、小銭お兄さんのせいで滅入ってしまい、横浜駅周辺をすぐに離れたい衝動に駆られた。それで、JRに乗って東神奈川へ移動し、買い物して帰宅した。

たった一人の小銭お兄さんのせいで、こうも何もかもが滅入ってしまうものか…。アイツ、絶対に同じことをどこかでされるんだろうな。


3月8日(水)

昨年も述べたと思うが、3月8日は私が大学院博士後期課程の入学試験を受けた日である。あれから15年経過…。その “成れの果て” が今の私…。今日は非常に暖かな一日だったのに、頭と肩の痛みに苦しめられて、一日中寝込んでいた私…。

明日は、今日より気温が10度ほど低くなるらしい。せっかく暖かな日が来たのに、その恩恵にあずかれなかった情けなさ…。」とにかく今は、新年度に備えて体を休めておけ!」ということか…。

何か食べないと…と、無理して夕飯をとり、群発性頭痛の薬と鎮痛剤を飲んだところ、さっきまでの痛みが嘘のようにひいてしまった。楽になったのは有り難いのだが、何で昼間のうちに服用しなかったのか…と思うと、何ともやりきれない思いがする。しばらく、無理しないように心掛けよう。


3月9日(木)

昨日は夕方まで寝ていたので、スッカリ昨夜は寝そびれてしまった。変な時間に寝て、また一日をムダにしたくなかったので、そのまま起きてしまった。薬で何とかしたとはいえ、体調が完全に回復したワケではないと思われるので、なるべく外出しないで過ごそうと思ったのだが、今日までに済まさなければならない用事があったので、午前中に用事を全てまとめて済ませてしまうことにした。

天気は悪くなかったが、天気予報通りで少し肌寒い。あまり歩く時間が長いとまた頭痛がぶり返してきそうなので、無理をしないで電車を利用して横浜に出ることにした。横浜でアチコチ回っているうちに、銀行で座って自分の順番を待っている最中に眠気がドド〜ッと襲ってきたのだが、眠りに落ちそうになったその時、「先生っ!」と私に声をかけてきた門下生が!? 一気に目が覚めた。

昼食をとって帰宅。パソコンを起ち上げてネットにアクセスするが、またもやADSLリンクダウン。プロバイダに電話で問い合わせてみたところ、ADSL安定化のチェックのために、SNR値(Signal vs. Noise Ratio=電話回線の信号に対して雑音のゆとりを持たせる幅のこと)を上げることを勧められる。それで、安定化作業をお願いしたのだが、最初に32dBまでSNR値が上げられたため、通常は下り6MB、上り1MBの速度が出ているアクセスが、上下とも384kbpsにまで落ちてしまった。1MBの半分以下のスピード…。この状態がしばらく続いた後、いつの間にかSNR値が7.5dBになったり14dBになったり…なぜだ? スピードは通常の2割減となってしまったが、これでADSLが安定していれば結構な話。電話回線でネットにアクセスしていた時代なんて、もっとスピードが遅かったのだから、贅沢を言っては罰が当たりそうだ。それに、今使っているADSLモデムもすでに3年半以上も使っているのだから、これにも原因があるのかも…。

買い物をしていて、電話をしていて、気付いたことがある。声が出ないのである! 正確には「声が出にくい」のである。昨年だったか一昨年だったか、同じ頃に同じような症状に陥り、静岡市内の病院を受診したところ、「花粉症と過労の合併症」と診断されたことがある。おそらく、今回も同じ現象だろう。花粉が声帯に悪影響を及ぼし、さらに疲労で声帯を震わすパワーが弱いとか…。最近、一人でいることが多いので声を出す機会が少なく、自分の声のコンディションを全くと言ってよいほど知らずにいたが、まさかこんなにノドが弱っていたとは…。このところ、春先に出版社に提出する原稿書きで根を詰めて作業していたから、それで弱ってしまったのかも?!

今の体調で根を詰めて仕事するのは無理そうなので、楽な作業だけを先に進めた。例えば、かつて書きためた論文を加筆・修正するのに、原稿をスキャニングしてOCRソフトで文字認識させたり、ひたすら「ドラゴンボール」のDVDを見て韓国版との違いをチェックしたり…と、端からは遊んでいるようにしか見えないような作業だが、携わっているこちらとしては真剣そのものである。

夕方になって、再び眠気が襲ってきた。ちょっと休むか…ちょっとで済むか甚だ疑問であるが。


3月10日(金)

昨日の夕方に5時間ほど仮眠(?)をとり、しっかり夕食をとったのだが、相変わらず頭が重く感じられ、DVD鑑賞だけで仕事(?)は終わりにした。その頭の重さがちょっと気がかりだったが、「寝れば治るだろう…」と思い、しっかり寝たのだが…。

早朝、頭に鈍い痛みがあり、特に用事があるワケではなかったので、寝られるだけ寝ておくことにした。結局、ここ数日と同じ、一日をムダにしたような時間の過ごし方をしていることに気が付いた。

フトンから出てすぐに、我が家にはロクな食料がなかったことに気付いた。雨降る寒い夜にわざわざ買い物に出なくてはならなかったので、一日をムダにしたことよりも「どうして、昨日のうちに買い物をしておかなかったのだろう?」ということのほうが重要な問題だった。近所のコンビニで弁当でも買って、それで済ませてしまおうかと思ったが、コンビニで使うであろう代金と同じくらいで定食屋の定食が食べられるのでは…ということで、東神奈川駅前の定食屋さんに向かうことにした。この定食屋さん、夫婦で営業している小さなお店だが、評判は良いらしい。店がオープンして以来「いつかここで食べてみよう」と長年思っていたのにもかかわらず、その機会が訪れず、さらに入店しようとすると営業時間外…。ようやっと今日、念願かなって入店と相成った。今日のお勧めは「海老フライの卵とじ定食」と「サンマの丸干し定食」だったのだが、このところ肉を食していないこともあり、レギュラーメニューの焼肉定食を注文した。待つこと数分で焼肉定食が運ばれてきた。メインの焼肉の量も野菜の量も大満足で、丼のご飯も大満足! 味ももちろん大満足! 外食で久々に満腹感を味わったような気がした。

しかし、店に入った時、すでに数名の客がいて、みんな「海老フライの卵とじ定食」か「サンマの丸干し定食」を頼んでいたのだが、私だけ焼肉定食を頼んだので、客の目が一斉に私のほうを向いたような…。さらに、私のあとから入店してきた客もみな「海老フライの卵とじ定食」を注文していたので、そういう点では気まずさがあったような。

せっかく外出(?)したので、買い物をしてから帰ることにした。最近のカップラーメンは多種多様であるが、その中で最近私が気に入っているのが「もちっ!とワンタン麺」(明星食品)である。「コクしお味」「コクしょうゆ味」の “コク” の部分が気になって買ったのが最初だが、メンといい、コクのあるスープといい、なかなかのものだった。それで、ことあるごとに買って帰るのだが、今日ももちろん購入。いや、しかし、こんなことで喜んでいる私って一体…!?

原稿書きは、慌てずゆっくり、1ヶ月くらいかけて書くことにしよう。気持ちにゆとりがないと、体調を崩したり、文章にまとまりがなくなったりしそうだ。


3月11日(土)

最近、書き出しが「昨日」とか「昨年」とか、過去の話題から入っているような気がする。“その日” の話題に乏しいか、その日のうちに書かねばならないことを書き忘れているのである。

そして、今日も「昨日」の話題から入らなくてはならない。

昨日の夜、某出講先の門下生数名から「先生のおかげで、進級が決まりました」というメールが入った。進級したのは「私のおかげ」ではなく、個々人の実力の賜物だと思うのだが、こういう律儀な門下生の存在は私の講義へのモチベーションを高めてくれる。嬉しいことである。残念なことに、この門下生たちを教えることは(おそらく)もうないのである。

話は変わるが、一睡もせずに今朝を迎えた。昨日は体調不良で、夜までずっとフトンにいたので、またもや時間軸がずれてしまったのである。夜通し原稿の構成を考え、DVDのチェックをし、近所の牛丼店で朝食をとり、帰宅して洗濯をした。ふだんは洗えないウールやコールテンなども、時間がゆっくりあるとたっぷり洗える。洗濯後にDVDのチェックを再開し、それで午前中が終わった。DVDは、孫悟空がレッドリボン軍を全滅させ、占いババの所へ行き、ドラゴンボールの残り1つの場所をつきとめ、7つ揃ったところでウパの父親(ボラ)を生き返らせたところまで鑑賞終了。

午後は、原稿のフレームワークを再考しながら、過去の渡韓で書き留めたフィールドワークノートを読み返した。5年間のインタビューや観察日誌など、うまく文章化すれば “それなりに” 読み物として、あるいは話題提起として活かせるのかな…と思った。理論ばかりではなく、実際に自分の足で稼いだデータを最大活用しなければ、原稿をまとめる意味もない。どこまで私のオリジナリティが出せるのか判らないが、この5年間をムダにしないようなないようにしなければ…。


3月12日(日)

毎週日曜日に配信される「占いメール」に、こんな内容のコメントがあった。要約すると…

●体調不良に悩む日。

●予定が大きく狂ってしまう。

●気持ちに余裕がなくなる。

●今日は十分に体を休め、気持ちを整理すること。

見事なまでに当たっている! せっかく朝7時過ぎに起きて朝食をとったのにもかかわらず、体調が悪くて(特に、胃腸が痛む)、夕方までフトンの中で過ごすハメに…。これを更新している今でさえ、完全に体調が回復したワケではない。今日は、風が強かったものの暖かな一日だったらしい。昨日、テレビの天気予報でこの情報を聞いた私は、日曜日の過ごし方を考えていたのだが、体調不良で予定はすべてかなわなかった。

メールの話をもう1つ。私の元に、1日に数え切れないほどのSPAMメールが届くのだが(実際、そのほとんどはSPAMメール削除ソフトが稼働しているので、私の目には触れない。削除ログで確認されるだけである)、今日はこんな内容のメールが届いていたようである。削除ログで内容を確認しただけなので、実際にメールソフトで受信したワケではないのだが、以前も述べたようにこの手のメールは「日本語としておかしい」内容だらけである。

↓ 矛盾だらけのSPAMメール ↓

件名: ☆重要なお知らせ

先日はご来店ありがとうございました
おかげさまで来月また新店舗をOPENする予定です
日にちが決まり次第ご連絡いたします


そういえばある友人より下記サイトを紹介されました
http://deaidelucky.net/association
今かなり流行っていてなかなか遊べるサイトのようです


実は私もはまっていてかなりいい思いをしましたので
ご紹介します。
時間があれば1度試してみてください
http://deaidelucky.net/association
それではまたご連絡いたします
よろしくお願いします

まず、「ご来店」いただいたのであれば、最初に店の名前を名乗らなくてはならないし、新店舗に来てもらえるワケがない。それに、この文章では店名がわからないので、「どの店だったかな?」ということになりかねない。おまけに、このメールには送信者名がなく、メールアドレスのみが表示されていた。来店のお礼をしているのに、名乗らない店主あるいは店員がいるものか? その点が、日本人のマインド的におかしい。

それに、自分の店に来て欲しいために送ったメールなのか、サイトの紹介のためのメールなのか、バランスがメチャクチャである。SPAMメールであるため、メインがサイト紹介であることはわかっているのだが…。思い出したかのようにサイトの紹介をするあたり、「あぁ、その程度の印象なのね」的な感じにもとらえられてしまう。「今かなり流行っていて」話題のサイトなのであれば、わざわざ紹介される必要もないだろうし…。さらに、思い出したかのように紹介しているのにもかかわらず、「私もはまっていて」「かなりいい思いをしました」というのは、明らかに矛盾する。通常のサイト紹介であれば、どういう内容のサイトなのかをシッカリ相手に伝え、紹介したり推薦したりするものである。その点でもサイトの紹介方法が間違っている。どんなサイトかわからないようにして、実際にURLをクリックさせる算段なのだろうが、こんなメールを受信して実際にクリックする人が世間にどれだけいるのだろうか? インターネット初心者?

新聞だったか雑誌だったか忘れたが、「インターネットを始めたばかりで、メール交換のできる友達もおらず、誰からもメールも届かないのだが、どこの誰だかわからない人からいろんなホームページを紹介してくれるメールが届き、嬉しくなった」というような内容の投稿を読んだことがある。編集部から「おそらくそれはSPAMメールですので、むやみに受信したりアクセスしないように!」というコメントがつけられていたのが印象的だった。

敬語の使い方もいい加減だし…。如何に文章能力のない者がこの手のメールを送っているのかが良くわかる。SPAMメールは、存在そのものが迷惑なのに、内容にも全く魅力がなく、腹立たしさと情けなさが増すばかりである。

みなさん、絶対にアクセスしないように!

日中をフトンで過ごし、夜になってちょっと外出する…という生活によって、強い光を受ける時間が極端なまでに少なくなっている私は、それが原因でさらに生活リズムが乱れ、悪循環を招いている。わかってはいるのだが、なかなか一人では脱することができないので苦戦中。困ったもんだ!?

「困ったもんだ!?」と言えば…。夜になって買い物をしようと外出したのだが、歩きながら「今日は一日、ロクなものを食べていないから、どこかに入って何かドッカリとしたものでも食べて、それから買い物して帰ろうかな?」と思い始めた。「何を食べようか?」とアレコレ考えて口の中がヨダレで満たされそうになった時、ふと “あるもの” がないことに気が付いた。その “あるもの” とは…そう、サイフである! 財布を持たずに歩くこと5分…。家まで戻れる距離ではあったが、ズボンのポケットある定期入れにクレジットカードがあったので、「これで何とかするか…」という気分になった。が、クレジットカードで食事をするとなると、相応の金額でなくては…。クレジットカードは基本的に1円から使えるが(店によっては「3千円から」などと金額設定しているところもあるが)、なぜか私、昔から「1000円未満はカードで払わない!」というルールを決めているのである(ただし、鉄道は除く)。そうなると、カードが使えて1000円以上の料理を注文できる店を近所で探さなくてはならなくなるが、日曜日の我が家近くには該当する店がない。そこで、コンビニで全ての買い物(夕飯を含む)を済ませ、帰宅した次第である。何をやってるんだろう?


3月13日(月)

昨日とは一転、またもや冬のような寒い一日だった。夜中の3時ごろ、ものすごい空腹感に襲われて我慢ができなくなり、着替えていつもの牛丼屋へ向かうことにした。昼間はにぎやかな横浜駅周辺も、(街灯や建物の明かりで暗いことはないのだが)人通りも車の台数も極端なまでに減っていて、かなり寂しい街となっていた。しかし、牛丼屋は24時間営業だし、その隣のラーメン屋は5時まで営業…コンビニも数件あって、人と車の数以外は日中とあまり変わらない光景のようだった。

牛丼屋の店内は店員さんと私の2人だけしかいなかったのだが、私が発声困難状態にあるために「注文お願いします!」と言う私の声がなかなか店員さんに届かず、何度も大きな声を出したので、ノドへの負担がかかりっぱなし。しかし、そんな体調でありながら、とん汁豚皿定食(200g)を注文! それをあっという間に平らげ、コンビニで買い物をして、急いで帰宅した。しかし、夜風に吹かれて眠気が吹き飛び、「また、寝るタイミングを逸したか?」と焦ること数時間…。結局、寝るのを諦めた。数年前、同様の症状が続いた時期があったことを思い出した。奇しくも、それも年度末だった。ストレスと花粉の影響で、不眠になったらしい。いろんな約束をキャンセルにしている私…。あぁ、早くもとのコンディションに戻したい!

寝るのを諦めた私は、朝食をシッカリとり、10時前に家を出て横浜へ。特に用事があったワケではなかったが、とりあえず東急ハンズへ向かい、ドラゴンボールカプセルを7つ購入した(「ドラゴンボール」と「7」という数字の関係については述べるまでもないだろう)。カプセルには組み立て式フィギュアが1体ずつ入っていて、7つで1シリーズ完結となる。さらに、7つ全て購入すると、もう1体フィギュアが完成する…。というのも、カプセルの中にはフィギュア1体とは別のパーツが入っていて、それを7つ集めて組み立てるというシステムになっているのである。私の家にも2つのカプセル(いずれも、いただきものである)があるのだが、どうやらその2つとはシリーズが違っていて、組み立て中の(例の、7つ集めて組み立てるフィギュア)のパーツが入っているものではなかったのである。本当は、残り5つを購入する予定だったのだが、シリーズが変わってしまったために7つ購入するハメになったのである。さらに、組み立て中のものは諦めることに…。とはいっても、私はフィギュアに執着があるワケではなく、そういう趣味があるワケでもなく、ただ “韓国でも流行っているドラゴンボールの研究” の一環として集めてみただけである。

東急ハンズを出たところで、寒さが身にしみ始めてきた。もともと体調が良くないので、なるべく早く帰途につくことにした。が、いろいろと生活必需品を買って帰らなくてはならないため、東神奈川に出て、駅前のマルエツでアレコレ買ってから帰宅した。

WBCで、日本はアメリカと対戦し、サヨナラ負けしたという。しかし、途中で疑惑の判定(私は決して「誤審」とは言わない!)があって、流れ的には日本が勝てたかも知れない試合だった。日本の攻撃中、バッターがレフトフライを打ち上げ、3塁ランナーがタッチアップでホームインしたのだが、アメリカ側の抗議によって判定が覆り(3塁ランナーの離塁が早かった…という内容)、ホームインが認められず、ランナーはアウトになってしまった。判定を覆すことが許されるはずはないのに、王監督も抗議したのに、なぜかアメリカ側の抗議だけが通ってしまった。「アウト、セーフは提訴の対象にならない」という理由で日本側は提訴しない考えらしいが、こういう日本人の律儀なところにつけ込まれている(ナメられている)だけじゃないのか? VTRを見ても、明らかに捕球後の離塁だし…。こういうアメリカの “アポロ・オーノ” 的な「勝つためなら何でもやる!」という蛮行が、私には許せない! 野球の本場アメリカをして、プライドも何も感じられない抗議…。判定が覆った後、アメリカチームの監督がガッツポーズをとったのが、さらに疑惑を深めたのではないか? 腹立たしい限りである。 WBCは、アメリカを優勝させるための自作自演の大会か?

さて、今夜こそはキチンと寝るよう努力しないと…。


3月14日(火)

今日も、昨日のWBCでの「疑惑の判定」について、当のアメリカも含めて各国のマスコミが批判をしていた。判定を覆した米人球審は、実は以前メジャーの審判だったらしいのだが、労組問題などでマイナーに降格し、未だメジャーに昇格していないらしい。そんなことが今回の判定につながったのではないか…と、その点も疑惑の所以であるらしい。「ここで判定を覆してくれたら、メジャー昇格に協力してもいい」などと米国チームの監督に耳打ちされたのではないか?…という憶測も飛び交っているようである。各種球技の国際大会の審判は、試合の当事国からは出さないというのが一般的だが、WBCでは日程や審判員の問題も最初から解決しないままのスタートだった。野球好きの私も、これでWBCへの興味が無くなりそうである。

昨夜は10時過ぎにはフトンに入り、次に気が付くのは今朝7時半頃。「これでやっと、生活リズムが元に戻りそうだ」と思ったのだが、またもや頭に鈍い痛みが…。それで、無理して起きずにフトンの中にいることにした。しかし、そのまま寝入ってしまったらしく、次に気が付くと13時半…。まぁ、夕方まで寝ていた一昨日までに比べると、幾分マシかな…と思う次第。

起床すると、郵便が届いていた。郵便物の中には、某出講先で実施した「進級課題」もあった。開封して、答案を確認して愕然とする。講義で “かなり” 強調した概念(というより、これを説明しないと私の「社会学」を理解したことにならない…という最重要概念)について触れた者が一人もいないのである! だから、進級査定にかけられるワケだが…。教師にあるまじき発言をするが、こういう学生は進級させたくないなぁ…。もう一度、私の講義を受けたほうが良いと思われるのだが、私一人の意思でどうにかなることではない。しかし、「講義へマジメに取り組んでくれた学生との差別化を図りたい!」と思うのが、偽らざる私のホンネである。

話は全く違う方向へ…。フィギュアスケートの荒川静香選手がトリノ冬季オリンピックで金メダルを獲得して以来、世間では「イナバウアー」ばやりである。反ったエビを天ぷらにして「イナバウアー天丼」など、便乗商法も相次ぐ。しかし、イナバウアーというのは足技であって、決して背中をのけぞることではない! イナバウアーとは足を前後に開き、つま先を180度開き、真横に滑る技で、開発者のイナ・バウアー選手の名を技の名前にしたまでである。荒川選手のイナバウアーは「レイバックタイプ」というもので、本来は足に注目する技である。もっとも、本来注目すべき点が軽視され、本来注目する点ではない部分にクローズアップされるということは良くある話である。また、本来の意味と違ったニュアンスが世間で浸透するということもよくある。今回の「イナバウアーブーム」も、この一種であろう。正しい知識がないのに、上辺だけで知ったつもりになっている人たちによって社会意識が作り上げられている…ということか。

日本には、この手の勘違いが多すぎる。例えば、私がよく大学の講義でも紹介するのが「チゲ鍋」という表記のこと。「チゲ」は韓国語で「鍋料理」のこと。我々が「今夜、鍋でも食べようか?」という、あの “鍋” のこと。だから、「チゲ鍋」というのは「鍋鍋」になってしまう。「キムチチゲ」「豆腐チゲ」などと表現するのは正しいが、「チゲ鍋」というのは…!? 日本の「チゲ鍋」というのは、「キムチチゲ」のことを指すみたいだが、「イナバウアー」もこれと同様の勘違いだろう。この件は、もう少し社会科学的理論にしたがってまとめ、どこかで発表することにしよう。

ちなみに、韓国料理で有名な「ビビンバ」も正しくは「ピビンバだし、「クッパ」も「クが正しい。耳には、それぞれ「ピビンパッ」「クッパッ」とは聞こえるが、イントネーションがちょっと異なる。ラムネ←レモネード、メリケン←アメリカン、掘った芋いじんな!←What time is it now?、ワイシャツ←ホワイトシャツ、背広←Savile Row(ロンドンの紳士服街、ビートルズが映画「LET IT BE」の中で屋上セッションしたのもこの通りのビル)、シャボン←サボンのようになものか?

勘違いつながりで、こんな話題も…。夜、スーパーアイドルを目指す小学生たちの特集をテレビで見た。ほとんどが “勘違い” の域を脱していない。誰が勘違いかって、保護者たちである。自分がスーパーアイドルになれず、子どもに託す親たち…。「(子どもに)投資した分以上に稼いでもらいたいですね〜」などと発言する親たち…。8歳の小学生が「エロかわ系で売り出したい!」などと自己アピールしているのを見ていると、「あぁ、日本もこれで終わりかな」と思ってしまった。子どもには子どもの発達に合う歌や踊りがあって、それを物の価値もわからない子どもに大人の感覚を身に付けさせても…。歪んだ子どもに育ってしまうんだろうなぁ…。「子どもに見せたくない番組」だとか「子どもに読ませたくない漫画」というものも、基準はここにあるのだろうが、中には子どもの気持ちもわからずに発言している親も世間には多くて、何が本当の価値観なのかは闇の中…。新年度は、どこかの講義でこういう話もしてみたいと思う。

フィギュアスケート世界ジュニア大会で金メダルを獲得した小塚崇彦選手と、銀メダルを獲得した浅田真央選手が帰国した…とテレビで伝えていた。しかし、どの局も「今日、世界ジュニアで銀メダルを獲得した浅田真央選手と、金メダルを獲得した小塚選手が…」と、なぜかランクが下の浅田真央に話題が集中。おまけに、呼称も「真央ちゃん」。小塚選手なんて名字だけしか呼ばれていないし、放映時間も “真央ちゃん” の半分以下。これが、日本のマスコミ!


3月15日(水)

久々に、髪を切った。今年に入って初めてのヘアカットである。2ヶ月半ほど、頭髪をほったらかしにしていたワケである。寝ていると髪が耳にかかってガサガサし、起きては寝ぐせの大爆発! 新年度を迎える前に、サッパリしたいと思い、藤沢に向かった私であった。

が、その前に、昨夜はなぜか眠れなかった。なぜだろう? 眠ろうと思えば思うほど、やけに脳が冴えてきて…。結局、近所のコンビニが開店する時間(我が家の近所にある有名コンビニ店は、朝の7時から営業を開始し、夜の11時にはシャッターが閉まるのである!)に合わせて家を出て、朝食を買って帰宅した。昨日、家を出なかったので、朝食の用意をすることができなかったのである。テレビを観ながら朝食をシッカリとっていると、私としてはもう興味が無くなったWBCの報道が流れていた。現地(アナハイム)からの中継も入り、「日本は今日メキシコに勝って、そして韓国にも勝てば、準決勝に進出できるのです!」とレポーターが再三再四述べていたが、「そんなふうに、うまいこといくのかな?」という思いが強くなった。というのも、この間「疑惑の判定」をしてヘボ審判が、今日の試合で1塁の塁審を務めるという。また、審判の名前のほとんどがスペイン系らしい…ということは、メキシコの公用語であるスペイン語で何やらメキシコチームと算段しても、日本にはわからないのではないか? WBCそのものを、“疑惑の固まり” としてしか見られないのは、私だけではないハズである。ルールやシステムは、すべてアメリカの都合で決められ、変更され、さらには判定までアメリカに都合で覆された有様…。

…で、結局は仮眠もとらずにテレビでWBC観戦してしまった私であった。日本が中盤から押せ押せで、審判がインチキ判定したくてもできない状況になり、6対1でメキシコに勝利! しかし、前半と後半にチャンスを活かしきれない場面が何度もあり、次の韓国戦への不安材料を残した(ようである)。しかし、メキシコも強かった! 「野球はアメリカのモノ」という概念を覆して、アメリカを予選2次リーグで敗退させたいという想いが強くなった。

野球観戦後、昼食をとり、ADSLの調子がまたおかしくなってきたので、プロバイダに電話をした。その結果、今度はモデムを最新のモノと交換して様子を見ることになった。だいぶ旧いタイプになってしまったのか、私のモデム…。

プロバイダへの連絡後、少し体を休めて、藤沢に向けて出発した。久々のカット&パーマのため、バッサバッサと切り落とされる頭髪…。かなり短めにカットしていただいた。しかし、徹夜がたたって、何度「ガクンッ!」と落ちていったことか…。あぁ…。


3月16日(木)

話題の(?)映画「子ぎつねヘレン」のことを、テレビで石橋貴明が「西川ヘレン」と言っていた。ジワジワと笑いが来た。

爆睡という言葉がふさわしいくらい、よく寝た。昨夜0時半頃にフトンに入ってすぐ “意識” がなくなり、気が付いたら再び夜…。宅配便が来なかったら。どこまで寝ていたのだろう? 徹夜した昨日の分まで寝てしまったような感じである。これでまた、生活のリズムが乱れるんだろうなぁ…。

ADSLモデムが届いた。開けてビックリ! 今使用中のものと全く同じ! 違うところは…といえば、製造年月が3ヶ月だけ違うという点だけ。てっきり、新型モデルが届くのかと思っていたので、いささかガッカリ。しかし、長年使い続けてきたワケではないから、その点では安心か…。

WBCで、日本は韓国に1対2で惜敗した…とニュースが伝えていたが、惜敗ではなくて「実力の差」だろう。日本は、ヤンキースの松井もホワイトソックスの井口も参加辞退しているし、韓国のようにチームがまとまっていない。それに、押しが弱い。世界から馬鹿にされるほど(というよりも、国民性の違いだが)控えめすぎて、“あの” 判定の時だってもっと強烈な講義をして良かったハズ。とにかく、トップが事なかれ主義的。これ以上のことは、国際関係学部の講義で詳しく解説することにしよう。

またもや天気が悪い。明日は大荒れだという。新しいモデムが届いたので、今まで使っていたモデムを返さなくてはならないので郵便局へ行く必要があるのだが…。今は原稿執筆も含めて、何もする気が起きない(無気力状態?)ので、ちょうど良いのかも知れない。注文していた本(R.ロバートソン『グローバリゼーション―地球文化の社会理論』)も届いて、新年度に向けて新たな知識を得ようとしているのに、この情況はどういうことだ!?しかし、明日はゴミ収集日…家にこもり続けるワケにもいくまい。

何だか、何もかもがイヤになりつつあるなぁ…。


3月17日(金)

例の同行者のところにある、原稿執筆のためにとても “貴重な” 資料(わかりやすく言えば、マンガ本)を受け取りに行くため、優れない体調のまま特急ワイドビュー東海号に乗り込み、静岡へ向かった。新幹線のほうが早く着くが、在来線特急のほうがちょっとだけ安く、さらに我が家からだとアクセスがちょっと楽…ということもあり、さらに私自身がワイドビューの車両が好きなので、頻繁に東海号を利用している。

私は特に鉄道の車両に詳しいワケではないが、思い入れがある車体もある。明日のJRダイヤ改正で、首都圏から103系と113系が姿を消してしまう。103系は、幼い頃によく山手線や横浜線などでお世話になり、さらに日本大学松戸歯学部へ出講する際の常磐線で乗ったことがある。113系というのは東海道線の、あのオレンジと緑の湘南電車でおなじみの車両である。ワイドビュー東海号の車窓から、カメラを構えた鉄道ファンたちがチラホラ見えた。横浜駅にも、数名の鉄道ファンがホームの端に陣取って、好アングルを狙っていた。通勤列車の王道のような車両だった113系は、高校通学の時と、日本大学国際関係学部出講の時に “かなり” お世話になったものだ。ちょっと寂しい感じがする…。

静岡駅の改札で「同行者」と合流し、まずは朝食。牛丼屋さんの朝定食で腹を満たし、「せっかく静岡に来たのだから…」ということもあり、体に無理のないようにアチコチで使えそうなものを探し回る。結局、研究に使えそうなものは見つけられなかったが、昨年11月に開店したアピタ静岡店に初めて行き、そこで適当な大きさで使いやすそうなスーツケースを安く購入することができた。

そのスーツケースを見つけた時、WBCで日本が準決勝に進出したことを知る。日本は2次リーグでメキシコには勝ったが、アメリカに敗れ(というより、“あの審判” のせいで点を奪われたようなものだが)、韓国にも惜敗したため、「アメリカがメキシコに2点以上取られて敗戦したら、失点率で日本が準決勝に進出できる」という可能性に賭けるしかなかった。しかし、「もう、準決勝進出は無理では…」という空気が日本中に流れていたのも事実。そして今日、メキシコがアメリカに2対1で勝ったので、日本の準決勝に進出がその瞬間に決定したのである! 後で知ったのだが、“あの審判” が今日もやってくれたらしい。メキシコの打者の打球がダイレクトでライトポールに当たったのだが、それを “あの審判” が「ツーベース!」と宣言したそうな。ルール上はホームランである。メキシコチームは激しく抗議したのだが、“あの審判” は頑として判定を覆さなかったというのである。アメリカを準決勝に進出させたいがための判定だったのだろうか? だが、それでメキシコチームに火がついて、アメリカは敗れてしまったのである! ある意味、“あの審判” に今回は日本チームが救われたような感じであった。

これで気分を良くした私は、スーツケースを買う決意をしたのであった。

体調を整えるため、おなじみの茶空間で抗菌作用のある日本茶を飲み、チャプリメント(お茶のサプリメント)を購入した。これで体のバランスを整えようということである。そして、これまたおなじみのトロロ屋で夕飯をとり、帰途についたのだが…帰りの電車では大爆睡状態だったようで、ほとんど記憶がない! 電車で寝てしまったので、また家で寝られなくなるのではないだろうか?…という不安も残しつつ、とりあえず同行者から借りた “貴重な” 資料を使って原稿執筆に勤しもうと思う次第である。


3月18日(土)

厳密に言えば、この更新作業は19日に入ってから行っているので、「今日」のことではなく「昨日」のことを回顧(?)しているのだが、便宜上「今日」という表現を使うことにする。注意されたい。

今日は、一日中フトンの中で過ごしてしまった。昨日のムリがたたったのか、「起きて食事をしたら、洗濯して、買い物に出て、通院して…」という予定を寝る前に立てていたのだが、何もできず、ずっとフトンの中…。筋肉痛と頭痛と倦怠感に襲われて、身動きが取れなくなってしまった。ひとりで暮らしていると、こういう時に大変困る。洗濯と買い物は今日中に絶対しなくてはならないのに…と思っていても、誰も代わりにやってくれない。筋肉痛と頭痛と倦怠感に加えて、焦燥感まで襲ってくる!

昨日の話の続きになるが、今日からJRはダイヤ改正! 今まで湘南新宿ラインや高崎線、宇都宮線で実施されていたSuicaグリーン券やグリーン車におけるアテンダント制度が、今日からは東海道線と横須賀線でも実施される。そのため、今までの磁気グリーン券(要するに、自動券売機で発行されるもの)がほとんど使用されないことを前提としているワケである。車内検札を待たなければ睡眠状態に入れなかったり、車内検札で起こされて不愉快な思いをしたことは何度もあるが、Suicaにグリーン券情報を入力して、グリーン車で座席上部にSuicaをタッチさえすれば、あとは車内検札も省略されるし、寝過ごしてもアテンダントが気付いてくれるし…で、Suicaユーザーには便利かも知れないが(ただし、JR東海管区内の函南、三島、沼津ではSuicaが使用できないので、この場合は磁気グリーン券を買わなくてはならない)、慣れていない人やSuicaユーザーでない人にとっては、少々面倒かも?! 磁気式のイオカードも販売が終了したし、これでまたSuicaは販売成績を伸ばすのかな?

しかし、早くこの体調を元に戻さないと…。私の体はコマのようになっていて、勢いがあって動いている時(講義がたくさんあって、忙しい時…要するに繁忙期)は平気なのだが、勢いがなくなってパタッと止まった時(要するに閑散期)は、コマと同様に倒れてしまうのである。それに、何だかんだ言いながらも、忙しくアチコチ講義でかけずり回っている時に、私のいちばんイキイキした状態に入れる。だから、早く4月にならないかなぁ…と、待ちわびている次第である。


3月19日(日)

昨日タップリ寝たので、今日は何とか生きていられたような気がする…。

朝起きて、ボーッとしたまま昼前になり、「あっ、そう言えば今日、WBCで韓国と日本が戦うんだったっけ?」ということを思い出し、テレビをつけた。試合の行われるペトコ・パークに雨が強く降っているシーンから中継開始…。何となくイヤな幕開けだが、日本は上原がナイスピッチング! 打線も調子が悪いワケではないのだが、チャンスを作りながらも押しが弱く…。ラッキーセブンになって、一気に5点! 結局、日本にはホームランが2本出て、6対1で快勝! 一度は準決勝進出へ赤信号がともりかけた日本だったが、失点率0.01の差で準決勝へ! そして、この大会で2度も負けている韓国と、まさに「三度目の正直」と言わんばかりの勝利。このまま決勝でキューバを破ってくれないだろうか…と、やけに強気な私である。

WBCを見ながら、たまりにたまった洗濯物を片付け、念のためにインターネットの速報にアクセスし、見逃したシーンもフォローしながら日本を応援していたのだが、雨で試合が中断となったところで「もう、このまま日本の勝ちだろう」と思い、出掛けることにした。まず、何も食べていなかったことを思い出し、横浜でちょっと遅めの昼食をとった。その後、保土ヶ谷に出て、てもみんで足と肩を中心に全身マッサージを受けてきた。体が楽になってきたところで横浜に戻り、買い物をする。昨日までの天気予報では、横浜は降水確率100%だったのだが、今日の予報では降水確率0%に変わっていた。にもかかわらず、私が出掛けている間に、何度も傘をさすハメに!? 風が強く、電車の運転見合わせが相次いだらしい。湘南新宿ラインも運休となり、行き先が品川に変更されていた。そんな状態だったので、寄り道もせずにまっすぐ帰宅した。

強風だの大雨だの大雪だの地震だの…と、やたらと電車が止まるため、携帯電話のダイヤ情報メールがバンバン届く。そのたびに、着メロが鳴るので、落ち着いていられない!

帰宅して、パソコンとテレビで改めて日本の勝利を確認する! それにしても…「タッチアップが早かった!」と日本選手に難癖をつけ、メキシコ選手が打ったホームランを二塁打にした “あの” 審判、アメリカへの愛国心からの行為だったのかもしれないが、そのアメリカも2次リーグで姿を消し、ベスト4にも入れなかった体たらく! 今日の試合でも塁審を務めていたのでジャッジがちょっと心配だったが、どの審判も問題なくジャッジしていたようでホッとした。

韓国の朝鮮日報 韓国語サイトでは、「韓国、4強戦で日本に敗北…連勝神話の終わり/でたらめ対戦表に運、韓国/しかしよく戦った」という見出しで、「結局、韓国がでたらめ対戦表の犠牲者になってしまった」と報じていた。イ・スンヨプの「ルールが間違っていた」というコメントも載せられており、如何にWBCがアメリカ主導のいい加減な大会であったかを再確認させられた。もちろん、日本を讃える記事も載っていたのだが、大部分がWBCのガタガタぶりでへの不満で占められていたようだった。アメリカが優勝するために、強敵である南米勢と決勝まで戦わないで済むように、同一プール内で準決勝まで戦うシステムに急遽変更したことを「でたらめ対戦表」と表現しているのだが、もはやその対戦表を作った意味もなくなってしまったようである。

一昨日は日本が準決勝に進出できることがわかってウキウキしたが、今日は正真正銘の勝利…嬉しいことは嬉しいのだが、まだまだ体調が元に戻っていないので、今の私には健康管理がいちばん大事か!?


3月20日(月)

昨夜も体調が思わしくなかったので、早寝した。今朝、再び群発性頭痛に襲われたが、今日は何としても片付けたい用事があり、出掛ける必要があるので、思い切ってフトンから飛び起きた。こう言う時は何か食べたほうがいいと思い、菓子パンを食し、薬を飲み、シャワーを浴びて様子を見た。しばらくして、だいぶ体調が落ち着いてきたみたいだったので、さっさと身仕度をして、出掛けることにした。

まず、昼食をとり、それから吉田整形外科の午後診察開始まで書店をうろつき、リハビリを受け、それから京浜急行に乗って今井医院へ向かった。発声困難な状況を説明し、抗生物質を出してもらう。整形外科と今井医院で併せて6種類ほどの飲み薬が処方された。自分の体がボロボロではないか…と思った次第。

帰宅すると、「郵便物お預かりのお知らせ」が投函されていた。私の帰宅時間のわずか5分前に配達されたらしい。それで、郵便局に電話を入れ、再配達を依頼した。夕方6時を回った頃に再配達されたものはQUICPayカードであった。詳細はリンク先を参照してもらうとして、このカード、落としてしまったらクレジットカードよりも “かなり” ややこしいことになりそうだ。管理には十分気を付けておかないと…。便利の反面にはリスクがあることを忘れてはならない…と痛感する。

明日、東神奈川駅前のTSUTAYAマクドナルドが閉店する。駅前開発のため…というのが理由である。両店舗のみで構成されるビルを取り壊すのだろう。かなり便利になった駅前を “もっと” 便利にするため、更なる開発をするらしい。どのくらい開発にかかるのかわからないが、一定期間は不便になる…。駅の西口は大がかりな開発が進み、もう少しで完結しそうな勢いだが、TSUTAYAとマクドナルドのある東口は、公団のマンションやら公会堂やらロータリーやらの開発が進んだくらいで、まだまだ完全ではないらしい。横浜市内には思ったほどTSUTAYAの店舗がないようなので、東神奈川店が閉店となると利用価値が下がるような気がする(あくまでも、私個人の都合でのコメントである)。TSUTAYAのポイント(Tポイント)は1000点以上集めているので、ムダにしないようにしなくてはならない。私は、こういうポイントというものをこまめに使わず、貯め込んで一気に使いたがる性格の持ち主である。以前、別の店で2500ポイント以上貯め込み、一気に…と思ったのだが、レジで「お客様、このポイントは昨日で失効しております!」と言われてガックリきたことがある。そういう経験が一度や二度ではない。Tポイントも、その運命を歩みそうでコワイ。本当に、気を付けなくては…である。


3月21日(祝)

春分の日である。今日から昼間のほうが長くなるのである。1日の長さが変わることはないのだが、何となく時間を得するような気がして嬉しくなる。だが、ほとんど部屋でパソコンに向かって原稿の構成を練り直している私には、昼間の長さなど今は関係ないはず…。

WBCで日本が奇跡の初代王者となった! 要するに、世界チャンピオンである! 相手のキューバを終始攻め続け、10対6の大差で勝利! 日本の底力を見せつけ、スカッとした気分になったのだが、予選から6戦負け無しで、日本と3回対戦して2勝した韓国ではメディアがこの結果に納得いかないらしく、KBS(韓国放送公社)のスポーツニュースではこんなコメントが…。以下、私による要約と「ぼやき」を記す。

●「漁夫の利 日本、恥ずかしい初代優勝」
●「我が国と3度会って2回も敗れた日本がWBC優勝をおさめて、結局非正常的な大会運営方式最大の受恵者になりました」

たしかに、WBCは「アメリカのアメリカによるアメリカのためのイベント」であったことは言うまでもない。「非正常的」であることは全世界が認めたことである。非正常的な運営方法ではあったが、それを認めた上で韓国もWBCに参戦したのだから、日本を非難するのはいかがなものかと…。それと、自分たちに有利なトーナメントを組んだのにもかかわらず準決勝に進出できなかったアメリカは、「自分たちが世界一」という驕りで世界中の野球のレベルを侮り、その結果、大恥をかかされたのである。

●「 日本は投球数制限規定でマウンドが底をついたキューバに、10対6で勝ちました」
●「エースを大会規定上投入することができなかったキューバを相手に、気抜けした勝利をおさめました」
●「奇形的な対陣方式で4強の幸運を手にした日本が、投球数制限規定で得しました」

これらのコメントについては、単に日本を貶めるための表現としか思えない。最初からWBCには投球数規定があったのだから、それをキチンと計算して投手起用した日本と、やみくもに投手をマウンドに送ってしまったチームとの差が出たに過ぎない。細かな規則に順応することを鍛錬している日本人にとって、この投球数規定は救いだったと思われる。どのチームも、ルールに従って投手を使ったのである! それを妬むようなコメントをするあたり、まだまだ日韓の温度差があることを痛感した。

シドニー夏季オリンピックのソフトボールで、日本は決勝まで負け無しできたのだが、かたや日本に敗戦しているアメリカが決勝に進出し、決勝では日本が敗れ、銀メダルとなってしまった…ということがある。勝率では日本が上回ったのだが、決勝で勝ったほうが金メダルであることに異論はない。この時、日本のメディアは制度に文句などつけなかったし、ルールはルールとして結果を受け入れたのだった。

●「日本は5勝3敗という恥ずかしい成績で、初代チャンピオンに上がって、珍しい大会運営の最大受恵者になりました」

仮に、日本と韓国の立場が逆だった場合、どんなコメントになったのだろう? 「勝ちは勝ち! 大会規定にのっとっただけ」などというコメントが出たに相違ない。こういう大会は、ただ勝てばよいのではない。「どの試合で勝つか」である。

●「3勝をおさめた松坂が大会最優秀選手に選定された中で、1試合足りないのにホームランと打点王にイ・スンヨプ一塁手がオールスターに選ばれました」
●「防御率 0を誇るパク・チャンホと、日本戦の英雄イ・ジョンボムも、オールスターに選定されました」

1988年のソウル夏季オリンピックの時、柔道で日本人選手が金メダルを獲得したのにそのことについては何ら報道されず、韓国人選手が銅メダルを獲得したことだけが報じられたことを思い出す。

●「韓国の4強神話で熱かったWBCは、来る2009年2回大会を約束して大詰めの幕を閉じました」

結局、韓国のナショナリズムを見たような気がする。

WBCという大会は、国際社会学的な研究テーマを与えてくれたような気がする。単なる野球大会ではなく、国民性や民族性の問題、報道のあり方などについても考えなくてはならないイベントであると思う。

とはいえ、私は昨日と同様に群発性頭痛に苛まれ続け、痛みと闘いながらの観戦であったが…。


3月22日(水)

WBC初代チャンピオンとなった日本に関して、世界中のメディアも(韓国などを除いて)賞賛するコメントを述べているようである。中には、「MLB(Major League Baseball)のチャンピオンのことを “ワールドチャンピオン” と呼ぶのはやめよう! WBCのチャンピオンこそがワールドチャンピオンである!」と報じた米メディアもあるそうである。たしかに、MLBのポストシーズンに行われる優勝決定戦が「ワールドシリーズ」で、そのチャンピオンは「ワールドチャンピオン」となるワケだが、それはアメリカが世界一であることが条件での呼称である。アメリカが世界一でないのであれば、「ワールド」の称号は用いるべきではない…というのが記事の主旨であった。次回のWBC開催は2009年なので、今年から思い切って「日本シリーズ」を「ワールドシリーズ」と呼んでみたらどうだろう? 少なくとも、それまでは日本が「世界一」なのだから…。そして、WBC優勝国が、次のWBC開催まで「ワールドシリーズ」の呼称を利用できる…とか。

昼間、調剤薬局に依頼しておいた薬を受け取りに行ってきた。歩いて5分程度の場所なのに、なぜか長い道のりのように感じた。4月までに体調を元に戻すためとはいえ、6種類の薬を同時服用することは、副作用との闘い以外の何ものでもない! このサイトを更新するのも、かなりキツイ…。

長いこと私の愛唱歌でもあった『釜山(プサン)港へ帰れ』が、実は剽窃(パクリ)であったことが判明したらしい。韓国で剽窃はよくあること…と言えば大袈裟だが、あまりショックを受けなかった…と言っても嘘になる。しかし、『釜山港へ帰れ』が元は『忠武(チュンム)港へ帰れ』だったとは…。おまけに歌詞が酷似! 意図的な剽窃である。『釜山港へ帰れ』は、よく日本大学国際関係学部の講義で使用している。今回の一件で、また講義ネタが増えたようである。この現象は、様々な観点で考察できそうだ。ただ、今はその体力と気力がないだけ…。


3月23日(木)

『釜山港へ帰れ』が剽窃だった…ということを昨日述べたが、よく調べたら、剽窃疑惑は詞のみで、曲については触れられていない。『釜山港へ帰れ』の作詞・作曲者はファン・ソヌ(黄善雨)氏であるが、原曲とされた『忠武港へ帰れ』も作曲者はファン氏だという(メロディも同じらしい)。そういえば、ファン氏がかつて「最初、『釜山港へ帰れ』を作ろうとした時、恋人の別れの歌にしたかったのだが、同胞の祖国訪問が話題だった時期でもあり、兄弟の別れに変えた」というコメントを出していたような気がする。ファン氏が「原曲とされている歌(忠武港へ帰れ)の作詞者は自分の音楽学校の生徒で、当時18歳…。18歳でこんな詞が書けるのか?」とコメントしたというが、『忠武港へ帰れ』の作詞者は他界しているし、遺族からの訴えであることから、多分に勘違いも考えられるわけで…。果たして? 韓国の裁判所は、どういう基準や根拠で判決を下したのだろう? もし、『忠武港へ帰れ』が剽窃で、その剽窃した側から原曲(この場合『釜山港へ帰れ』)が訴えられて敗訴したというのであれば、著作権云々以前の人道的な問題となる。生活が苦しいから、とりあえず訴えてみた…とか。ちなみに、忠武港というのは、釜山港と同じく半島の南部に位置する。

朝、なるべく早く起きて、体力のあるうちに(薬の副作用に打ち勝てる間に)新年度用の資料作りをした。そろそろ、本腰入れて新年度の準備をしなくては…。テキスト資料と同時に、視聴覚資料の準備にも入った。アチコチ探し回って、やっと日本アニメの韓国版の資料が増えた。日韓のアニメ主題歌を限られた講義時間で紹介するため、曲を短く編集したり、複数曲をクロスフェードしたり…という作業で午前中は終わってしまった。この作業、すべてパソコンで行うのであるが、私が使用しているソフトはフリーのもの(要するに、無料でダウンロードできるアプリケーション)なので、あまり機能に贅沢を言ってはいけないのだが、フリーとは思えないほど色々な編集が可能で、作業がサクサクと進んだ。しかし、曲を短くする(途中をカットしてつなぎ合わせる)作業は、1000分の1秒単位の計測をしながら行わなくてはならないのだが、ソフト上では演奏速度を半分に落とすくらいしか機能がなかったので、この部分では難儀した。が、出来上がりはまずまず。数曲を仕上げ、CDに焼いておいた。講義の準備は、すればするほどのめり込む…。資料を作成するために講義をしているのではないか…と錯覚しそうな時もある。

作業を終えた後、重い体を引きずるように買い物に出た。朝はまだ雨が降っていたが、昼前には雨が上がり、気温も上がってきた。天気も体調も落ち着いている間に出掛けることにしたが、1時間もしないうちに帰途に就いた。本調子に戻るには、もう少し時間がかかりそうである。

早く、“いつもの” 自分に戻りたいものだ!


3月24日(金)

朝、ちょっと遅く(とはいえ、8時頃だが)まで寝て、睡眠時間をできるだけ確保した。もっと寝ていたかったのだが、今日はゴミの収集日…。今日ちゃんとゴミ出しをしないと、次の収集日は月曜日…。ひとり住まいとはいえ、ゴミがたまると大変なことになるので、起きなくてはならなかった次第。

徐々に体調が戻りつつあるような気がするが、まだまだ本調子からは程遠い。

久々に、テレビの「国会中継」をラテ欄でキチンと確認して、シッカリ最初から最後まで見た。10時から12時前まで、例の偽メールにからむ永田議員(民主党)の衆議院懲罰委員会である。やっとメール提供者が実名で公表され、問題解決や進退問題に新たな展開が見られるのかと期待したのだが…。

JR西日本で、指導運転手が業務中に居眠りをしていたということが、大学生が携帯電話で撮影したビデオで判明し、その大学生がビデオをFNS(フジネットワーク)に送られてきた…と、このところずっと報道している。「独占入手」をいいことに、正義の代弁をしているかのようなフジテレビ! さらに、その撮影をした大学生までもがビデオ出演ながらテレビに出て…。たしかに、大きな事故があろうがなかろうが、業務中に、新人運転手の指導的立場にある者が居眠りとは!? 安全に関する認識が低すぎるのは事実である。大学生がこのことをJR西日本に電話で問いただしたところ、最初は「そんな事実はない」などと対応されたそうだが、ビデオを添付してメールで送ると対応が一変したという。が、その大学生がなぜ現場を撮影するに至ったのか…という経緯を聞いて、愕然とした。この大学生、件の列車に乗車中、何度も電話がかかってきて、そのたびに運転室の前まで来ていたという。もしかして、車内で通話していたのか? 車内で通話していいのか? オイオイ…。程度は違うが、どっちもルール違反してないか? テレビで見ていて、「おい、この件についても誰かつっこめよ!」と思った私であった。本当に、誰か気付いてくれ〜っ!

在日本メキシコ大使館に、お礼のメールが多数送られてきているという。「ありがとう、メキシコ!」「これからは、メキシコ料理を食べます」「新婚旅行はメキシコに行きます」というような内容が多いらしい。メキシコ料理店も売り上げが上がっているらしい。WBCで、メキシコがアメリカを破ったことで日本が準決勝進出を果たし、世界一のきっかけとなったこともあり、日本人のメキシコへの謝意らしいが、この辺が日本人の国民性の薄さというか恥部というか…。その点では、韓国人のようなシッカリしたアイデンティティを見習うべきだと思う。

某出講先の進級課題(再試験)の答案用紙が送られてきた。ちょっとイライラしつつ、すぐに採点し、返信用封筒に答案用紙などを入れ、郵便局から返送した。帰宅して、“見てはいけないモノ” を発見した。何と、採点票が落ちていたのである! すぐに適当な封筒を探し、切手を貼り、急いでポストへ! 我が家から一番近いポストは、さっきの郵便局前…。まだ、ボケボケしているようである。

隣の空室に、やっと入居者が! ここ数日、昼間だけ人の気配がして、気にはなっていたのだが…。一度だけ、その人に会ったが、その際に入居する旨を伝えられた。それで今、幾度かに分けて荷物を部屋に運び入れているらしい。今度こそ、“良い人” であってほしいと願う。


3月25日(土)

まずは、昨年3月25日の「ぼやき」から。

今日は、日本大学の卒業式。私が日本大学文理学部を卒業したのは、16年前の今日。大学院博士前期課程を修了したのは、14年前の今日。博士後期課程を満期で出たのが11年前の今日。3月25日なると、いろいろなことを思い出す。

今年も、私の門下生たちが巣立っていったわけなのだが、最後の最後まで手こずらせてくれた者もいれば、あっさり卒業していった者もいる。手間はかからなかったが印象深い者もいる。嬉しいような、寂しいような気分になる。

私は…といえば、ノドがまだ治りきっていないらしい。腰の具合も悪く、リハビリから抜けられない状態である。外科的な治療だけでなく、内科的な治療も同時進行している。外科的な鎮痛剤だけでなく、内科的な鎮痛剤も併用している。が、これはあくまでも痛みを取るだけであって、根本的な処置ではない。

今日の私が書こうとしたことを、昨年の私が書いている…。1年経っても、何の成長もない私である。変わったのは、日本大学文理学部を卒業してから17年になったこと、大学院博士前期課程を修了してから15年になったこと、博士後期課程を満期で出てから12年になったこと…。

「何か美味しいものをガッツリ食べて、元気になろう!」と思い、昼過ぎに反町駅方面へ歩いた。よく利用する定食屋さんに入り、野菜炒め定食と納豆を注文したのだが…。後から来た数名の客には料理が運ばれているのに、私の頼んだ野菜炒め定食が来ない…。ご用聞きのオバサン(おそらく、ご主人の母親)が「アンタ、新聞読む?」とか「ティッシュ、ここにあるから!」などと余計なことばかり私に言ってきて、どうやら厨房に注文を通すのを忘れたらしい。厨房にいるご主人が私の姿を確認し、注文の書かれたシートも確認し…。その後、ご主人がご用聞きのオバサンを睨みつけていたのを、私は見逃さなかった。しかし、当事者であるオバサンは、シッカリ見逃していた…。

世の中は、こんな感じにいつも進む。気が付くべき人が見落とし、どうでもいい人が気付いたりする…。おそらく私も、それで何度も何度もチャンスを失っていたんだろう。

今日から、プロ野球のパ・リーグが開幕! WBCから帰国してすぐ…という選手が多い。セ・リーグは来週開幕だが、読売は4番に韓国の大スラッガーであるイ・スンヨプを起用するらしい。WBCがらみの報道では、何かにつけ「我々のほうが日本より強い!」と言い続けている韓国だが、イ・スンヨプが4番に起用された日にゃ、「日本のプロ野球で韓国人が4番を任されたということは、それだけ韓国の野球レベルが高いということだ」などと報道されかねない。読売は、イ・スンヨプがWBCで活躍したということで、日本のエースだった上原も含めて2人に1000万円の功労金を支払ったらしい。何で、日本のプロ野球チームが、日本を苦しめた韓国チームの選手に功労金? 韓国政府が…というのならわかるが。読売のやることは、いつも理解に苦しむ。もしかして、ご機嫌取りか?

韓国ではWBCに関して「4強神話」だとか「韓国は日本に2勝(1敗)しているのだから、それだけでも我々のほうが強いことがわかる」などと報じているようだが、リーグ戦とトーナメントの違いを理解せずに闘ったのが敗因だという考えは希薄らしい。自分たちの正当化(防衛機制)に明け暮れていたのでは、いつまで経ってもこんな状態から抜けられないだろう。

私にとって韓国は、大好きな国である。大好きだからこそ現実をキチンと見て欲しい、現状にふさわしい評価を下して欲しいと思うのである。


3月26日(日)

横浜市長選挙の投票日だった。現職を含め、3名が立候補している。今後の市政は、私にとっても関係のあることだから…と、慎重に票を投じる候補者を選び、投票所へ出掛けた。ここ数年、横浜市長選挙は投票率が低い。さらに、今年は翌日開票で経費節減…。いろんな意味で注目される選挙である。投票率にも拠るのだろうけれど、明日の昼過ぎには態勢が判明するらしい。

午後、相鉄ジョイナスのイレブンレストランアベニュー(通称、ジョイナスイレブン)に行ってきた。イレブンは今月いっぱいで閉店となるのである。それで、大学時代から何かにつけ利用していたコーヒーショップで、もしかすると最後のコーヒーを味わってきた。このコーヒーショップ、昨年末にもう1店舗オープンさせているので、これでこの店のコーヒーが味わえないワケではないのだが、若き頃の自分が先輩や友人たちと語り合った…という想い出がいっぱい染みこんだテーブルやイス、壁などとの別れがツライのである。

相鉄ジョイナスはこのところ、イメチェンなどの理由で店舗の閉店・開店が相次いでおり、私のお気に入りの店も1月に閉店させられてしまった。センチメンタルに考えてはいけないのだろうが、最近私は相鉄ジョイナスに不信感を軽く抱き始めている次第。

社会変動論を講義してきた私がこのような現実を受け入れられないのは変かも知れないが、感情が伴って仕方がない場合は理屈では説明のできない状態になることを痛感した。


3月27日(月)

横浜市長選挙では、現職が再選…ということになった。今の市政が、今後もしばらく続くことになるようである。若い市長であり、世代的に私とも近いので、期待するところは大きい。

外の様子がだんだん春らしくなってきたので、必ず1日に一度は外出することにしているのだが、今日は行くあてがなかったため、東神奈川SATYに出掛け、カビ取り用洗浄剤(カ○キラー)を買ってきて、シャワーカーテンにシュッシュとスプレーした。驚くべき洗浄力ではあるが、体には大変悪そうである。手袋をしないでスプレーしていたら、指がガサガサになってしまった。いつもそう…「次は手袋をしないと…」と思っているのに、いざとなると忘れてしまうのである。

しかし、何でカビ取り? 他にやることがあるだろうに…と、自分で自分にツッコミを入れたくもなるが、ちょっとずつでもキレイにできるところはキレイにしなければ…と思った次第である。自分の “カビ” も除去しなくては…。_| ̄|○


3月29日(水) その1

27日の夜から頭痛と、それに伴う吐き気に悩まされ、昨日はずっとフトンの中にいた。何も口にすることもできず、体を動かすこともできなかったので、頭の中では「あれやこれをすれば、痛みが和らぐ…」とわかっているものの、何もできないままだった。

今朝になっても頭痛や吐き気が抜けていなかった。こういう状態で3日目に入るのは久々のことで、油断していた体に激痛が来たため、即ノックダウンのような有様だった。しかし、気力を振り絞ってフトンから起き、アイス枕や熱冷却シートや湿布を取り出してみた。

今、こうしてサイトの更新をしているが、完全に立ち直ったワケではない。いつまた倒れるかわからないので、体が動いている間に更新している次第である。

しかし、本当に私の体は不都合にできている。情けないやら腹立たしいやら…。


3月29日(水) その2

昨日は水分さえも摂取できないほどフトンでもがき苦しんでいた。今日の未明には、大きな雷の音や地震…。さらに、私自身が時間と曜日の感覚を失ってしまう有様だった。

昼過ぎに「その1」を更新した後、外出ぐらいはできるような体調に戻っていたようなので、保土ヶ谷駅前のてもみんまで行ってきた。20分の施術を受けたが、スタッフの「肩がカチンコチンですね!」の一言で、今回の体調不良の元凶を見たような気がする…。たしかに、肩をマッサージされている時にバリバリ音がしていた。最近、やたらと肩がパンパンになったり、カチンコチンになったり…と、とにかく肩の痛みが気になってはいたものの、それと群発性頭痛がコラボレートしてしまうとは…。すっかり油断していた。

施術を受けた後、想い出がたくさんつまっている保土ヶ谷駅周辺を歩いてみた。しかし、時間が悪かったらしく、行っていようと思っていた店のほとんどに「準備中」の表示。滅多に来られない場所…というワケではないので、また近いうちに来ようと思った。しかし、ずいぶんと風景が変わってしまい、軽く目眩が…!?

帰りに乗った電車で、やけに化粧の濃いオバサンが、私のほうに向かって突進してきた。そして、オバサンの厚化粧顔がジャンパーに当たった。謝りもしないでオバサンは、空いている座席目がけてダッシュ! 私のジャンパーには、オバサンの化粧(の一部)が付着…。あまりにも気持ち悪かったので、カバンに入っていたアルコールウェットティッシュを取り出し、念入りに拭いた。よく、鼻が曲がりそうなくらい香水をふりかけた人、粉を吹いているような化粧などを電車内で見かけるが、迷惑以外の何ものでもない!

帰宅後、たまってしまった洗濯物と格闘した。私の疲労も洗い流したいものである。


3月30日(木)

昨夜は、久々に安眠することが出来た。そして、今朝の目覚めもスッキリ! 朝シャンで体を引き締め、9時前にはパソコンの前で講義用のプリント作成に取りかかった。「社会学」に対して、学生たちが如何に魅力を感じてくれるか…いや、如何に学生たちへ「社会学」の魅力を理解させることができるのか…。4月中の講義の課題は、その辺にあると思う。

しかし、まだまだ肩の凝りがほぐれきっていないようである。まだちょっとコリコリ感というかガチガチ感が若干残っているのがわかる。こう言う時は、スパイシーホットな食べ物が血流を促進し、凝りも緩和してくるのだが、事情により今日までは我慢しなくてはならないのである(理由は明日、述べることになるはずである)。スパイシーホット系の食べ物の中には、私のソウルフードとなるものが多数ある。カレー…キムチ…などなど。だから、韓国珍道中の食事は、私にとってパラダイスなのである! メニューにも困らないから、アレコレ選べるし、安いし…、言うことなし! ただ、今日は我慢である(ちなみに、どちらかは食べても構わないのだが…詳細は明日!)

今月中に一度、区役所へ行かなくてはならなかったことを思い出し、急いで向かった。家を出たのが11時前。区役所まで早足で5分もあれば着いてしまうので楽である。が、順番待ちの人がいたり、区役所は正午から昼休みに入るため、午前中では用事が済まず、また午後に出直すことになった。一旦帰宅して昼食をとり、それから横浜でアチコチ用事を済ませ、久々に路線バスで(それもかなり大回りするバスで)区役所を目指した。そして、午前中の用件をすべて終え、買い物をして帰途に就いた。

帰宅して、再びパソコンに向かって講義用のプリント作成に取りかかる。昨年までに作成したものを、2006年バージョンにしたり、最新データを入れて作り直したり…と、こういう作業は大好きである。が、これを本当は文章化し、本にまとめなくてはならないのに…と思うと、何やら脱力感が!?

いずれにせよ、私にとってはハチャメチャでガタガタだった2005年度は、泣いても笑っても明日で終わる。

そして、いよいよ明後日からは2006年度! 運気が変わることを信じたい!


3月31日(金)

我が家の近所にある公園から…昨日、強風が吹くような空模様だったので、昼間のうちに近所の公園(桜の名所)で数枚、写真を撮ってきた。腕が良くないのと、デジカメの画素数の関係で(おそらく、最大の原因は前者かと思われる)、桜の美しさがうまく表現できないのが残念。4月に入っていないのに昼間から “花見モード” の人もいて…。実に、ほのぼのとしたものだった。

桜は、本当に不思議な魅力を持つ花である。毎年同じ時期に見ることになるのに、なぜか「今か、今か?」と待ちわびられる特別な存在。毎年のことなのに、桜の咲く頃になるとワクワクし、咲けば咲いたで大盛り上がり! 桜を見ると盛り上がる私も、立派な日本人なんだろうか? しかし、桜の頃のこの公園は、ヨソから「花より団子」の人が大挙し、ゴミを大量に残して帰ってしまうということもしばしば。エライ迷惑な話である。

数日前、国文学者の重さんから「練馬のケララバワンに行きませんか?」とお誘いを受けていた。急な話で人数を集められず、それでメンバーは重さん、すうさん(準門下生…と、かつて紹介したことがある)そして私の3人で都合の良い日時を探し、今日の会食が実現した。ケララバワン…と言えば、漫画家流水りんこ先生のご亭主サッシーさんが経営されているインド料理のレストランである。ここのカレーやナンは絶品! 私がケララバワンに行くのは、昨年の8月以来のこと。久々に過ぎて、この話が出てからずっと “カレー断ち” をしていたのである。ここで、昨日の記述と合致することになる。ドラゴンボールに例えると(なぜっ?)、私にとってカレーは仙豆のようなもので、キムチは…月のブルーツ波のようなものである。スカウターがあったら、昨日までの私と今日の私の戦闘能力がどの程度違っているのか、計ってみたいものである。

9:45、すうさんと横浜駅の相鉄線改札で待ち合わせ、東横線と山手線で池袋に出て、西武線で練馬へ。11時には重さんと合流…のハズが、新しくなった練馬駅の構造が複雑で、そこへ様々なハプニングが相まって、無事に交流できたのが12時過ぎ。この1時間でたっぷりお腹を空かせて、いざ行かん、ケララバワン! ライチタイムだったので、ちょっと店外で待つことになったが、それもまた、カレーを堪能するためのスパイスのようなもの。ランチセットのカレー2種とナンをあっという間に平らげ、大満足で店を後にしたのであった。

しかし、まだまだ昼過ぎ。このまま解散するのも…ということもあり、池袋に戻り、以前から気になっていた北京屋台に行き、炒め物を3種類頼み、ビールなどを飲みながら、しばし話に花を咲かせた。カレーを食した後だというのに、まだ食うのか?…というノリであったが、美味しいものだと胃も喜んで受け付けるらしい。

カレーと中華を堪能し、帰途に就いた。我が家の近所の公園では、提灯が釣られ、出店もにぎわい、いよいよ “お花見真っ盛り” といった様子であった。ちゃんと周辺住民への迷惑を考えてくれたら、花見で盛り上がろうが構わない。明日の朝、どうなっていることやら…。これからしばらく、こんな状況が続くのだろう。

とはいえ、今日で2005年度が終わる。明日から4月…。さぁ、気持ちも新たに頑張ろう!


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