2007年5月のぼやき
5月1日(火)
ここ数年、何か言うとすぐに「違う!」から会話を始めようとする者が増えている。特に、若い世代…。人の話を最初に否定しておきながら「自分の話は聞いてくれ!」というようにも聞こえる。どうしたものか、この口癖…!?
どういうワケか、群発性頭痛の呪縛から抜けられぬまま、4月が終わってしまった。信じられないことが起き続けた1ヶ月だった。今日から5月…気分も新たに頑張らなければと思う次第である。
そして、「ぼやき」のパワーも “もっと” 増幅させていかなければ…と思ったりもする。
しかし、昨年の5月も「群発性頭痛」ネタから記述がスタートしているので、痛みと闘うのは “この時期” の宿命なのかも知れない。「まさか?」と思って一昨年も調べてみたら、やはり頭痛ネタであった。この時は「群発性頭痛」という病名を知らなかったので、この単語は登場していないが…。その前の年は、テレビがいきなり壊れた話…。4月末から5月の始まりは、ロクなことがないらしい。
現職の市長が射殺され、弔い合戦の様相を呈していた先月の長崎市長選挙後、当選した田上市長の「当選は無効!」だとか「市長はやめろ!」という抗議電話が長崎市役所に数件かかっているという。どういう人たちが抗議電話をかけているのだろうか? 田上市長を支持している人なら、このような電話をかけるワケがない。単純に考えると、射殺された前市長の支持者たちではないか…と思われるが、それも推測の域を超えない。ただ、“(前)市長の娘婿” というだけで新聞記者が緊急出馬して落選したことが気にかかる。先月も述べたが、射殺された市長は市政のプロであっても、娘婿は市政の素人である。いきなり素人が市政の長に選ばれたとしても、自治体の維持が出来るかどうか、冷静に考えたら不安になる。宮崎県の東国原知事も元はといえば政治の素人だったが、早稲田大学の政治経済学部に再度学び、政治家になることを見据えて準備していたのとは、大きな違いである。もし、この娘婿が当選したら、おそらく周囲から「素人でも後釜が務まるほど、元の市長の手腕ってその程度の評価だったのか」と思われかねない。だが、市民の信任を得て当選した田上市長に「当選は無効!」「市長はやめろ!」というのは、えらい筋違いである。
昨夜は、久々に “大食い” したように思う。自宅で食事をしたのだが、スーパーで買ってきた寿司(2割引!)やいなり寿司(1つ105円×2個)とお惣菜などをテーブルに並べ、さらに買い置きしてあった “ハーフメイド” のチャプチェ(雑菜)を調理し、一気に食した。誰でもそうだと思うが、健康(肉体面と精神面を含めて)と食欲は連動しているので、私自身もやっと復活し始めたのだろう。
が、朝になったらなったで、うっすらと痛みが残存しているのを感じた。昨夜から小林さんから「明日(=今日)、泉谷たくろうに行かない?」というメールが届いた。「泉谷たくろう」というのは、小林さんと先日一緒に横須賀のドブ板通りに行った際、汐入駅の裏通りで見つけた炭火焼きの店の名前である。名前が「泉谷しげる」と「よしだたくろう」を合わせたもので(「たくろう」が「拓郎」となっていないあたりに、フォーク世代の意地を見た)、店名だけで我々はそそられたのだが、その時は「では、また今度、機会を改めて…」ということになった。それで今日のお誘いとなったのだが…、残念なことに今の私は頭痛の群発期に戻ってしまっているようなので、この時期の飲酒は厳禁! 群発期の飲酒は、頭痛を誘発してしまう…。残念! しかし、今はとにかく頭痛を誘発しない生活を心がけておかなくては…。結局、私のワガママで、横浜周辺で夕食をすることになった。
それにしても、「泉谷たくろう」ではなくて「吉田しげる」だったら、もっとインパクトがあったろうに…って、ワンマン経営的に思われて、流行らないかも?!
出かける前、郵便が届いた。その1つに横浜ポルタからのものがあった。そこには
平成18年10月1日から平成19年3月31日の半年間におけるポイントカードのご利用総額上位3,500名のお客様に、ご利用金額に応じてポルタショッピングチケットを贈呈する企画を行ってまいりました。この度、この間のご利用金額を集計しました結果、あなた様が上位3,500名のお客様に該当いたしましたので… |
という文書と共に、6月末日まで有効のショッピングチケットが1枚同封されていた。何かにつけ「ポイント、ポイント!」と横浜ポルタを利用してきたのだから、利用金額が増えるのは当然だが、上位3,500名に入るとは…。そこそこの “お得意様” ではないか? もっとも、横浜ポルタを利用するすべての客がポイントカードを所持しているワケではないので、一概には言えないが…。
さて、午後に少し雨が降ったが、私が出かけようとした時には雨が一旦上がっていた。それで、折りたたみ傘をバッグにしのばせ、東神奈川方面へ歩き始めた。まず、コンビニのATMでお金を下ろし、別の銀行の口座に入金する。明日が公共料金の引き落とし日であったことを忘れていたのである。それで、お金の移し替えを “人力” で行う。そして、京浜東北線で横浜に出た。約束の時間は18時半だったが、横浜に到着したのが18時前…。それで、書店で何かネタになるようなものはないかどうかウロついて、それから待ち合わせ場所のジョイナスのプレイガイド前に向かった。小林さんも早めに横浜入りしていたようで、約束の10分前に合流できた。「何が食べたい?」と小林さんに聞かれ、「そうですねぇ…、さっぱりしていて、それでいてガッツリ食べられるような…」と答えた私。結果、寿司を食すことになった。そして、昨年9月に小林さんと8年ぶりに再会して最初に入った店に行く。本調子だったらもっと食べられたのに…と思いつつも、気が付けば10皿ずつ食していた我々。ネタが新鮮で、油が十分にのっているので、かなり満腹感があった。食後に、想い出の喫茶店(の別店舗)で北海道談議に花を咲かせた。気が付けば22時前…。不調だと言いながらも10皿も寿司を食べ、喫茶店でアレコレ話しまくっていたのだから、おそらく体調は回復したのであろう。一人で1日を過ごしていたら、ここまで早く体調が戻ったかどうか…。私を引っ張り出してくれた小林さんに感謝感謝である。
帰途、雨が降り、気温が下がっていたが、体調回復が嬉しく、雨も苦にならないような気がした。ただ、明日は洗濯がしたいので、今夜中に天気も回復して欲しいものである。
5月2日(水)
ゴールデンウィークに入って、毎朝鈍い痛みを感じて目が覚める…。昨日 “復活” の予兆を感じたのだが、今朝またしても…。だが、のたうち回るような痛みではなく、「まぁ、せいぜい気ぃつけや!」的な痛みである。こういう時、外から差し込んでくる陽射しが痛みにつながる。雨が降れば降ったで文句を言い、晴れたら晴れたで「痛いっ!」と文句を言う、頭痛の群発期にある私…。
ちょっと話が逸れるが(以前も述べたことがあるかも知れないが)、私は出かける時に必ずサングラスを持って行く。護身用でもカッコつけ用でもなく、上記のように陽射しが痛みにつながる群発期に備えてのことである。サングラスがないと一日が過ごせない…というほどひどくなった時は外出そのものを控えるが、外にいて「あっ、痛みが…」と思った時は、やむを得ず使用することがある。ただ、サングラスのまま講義に入るのは…ということで、講義中にサングラスを着用したことはないが(もっとも、講義に入るとそちらの刺激が強くなり、痛みを忘れてしまうのである)。
天気が回復していたので、予定通り洗濯をした。午前中は洗濯日和で、青い空が眩しかった。当然、それが私の頭痛には良くないのがわかっていたが、ちょっと空を仰いでみた。不思議なことに、青空を見ていると気持ちがスゥ〜ッとしてくる。今日の洗濯は量が少ないので、あっと言う間に作業が終了してしまった。そして、昼前のニュースを見ていたら…。
中国の首都・北京の国営遊園地に、ディズニーやサンリオ、そしてドラえもんなどとそっくりのキャラクターが登場しているという。私はテレビでこのことを知ったのだが、インターネットでもこの話題が先月から載せられていたようである。「ディズニーランドは遠いので、●●遊園地に行きましょう!」などというキャッチフレーズでお客を集め、園内は着ぐるみキャラクターはもちろんのこと、そのキャラクターのグッズまでバンバン売られているという。キャスト(従業員)は「スタッフが香港ディズニーランドへ視察に行き、そこでキャラクターをパクッたのです!」とテレビのインタビューに答えているのだが、遊園地の社長は「いえ、これらは我々が新しく考えたキャラクターです。ディズニーとは何の関係もありません」と言い張っていた。しかし、誰が見てもパクリなのである! 遊びに来た子供たちにテレビのインタビュアーが「ディズニーに会えた?」と聞くと、「はい、会えました!」と元気よく答えが返ってきているのだから、誰もがみんな「あれは、パクリだ!」と思っているのだろう。ただ、“無許可” でキャラクターを導入している事実については、知らないのかも…。でも、「ディズニーランドは遠いので…」と言ってる時点で、もはや弁解の余地もない剽窃であろう。
これが、オリンピックを来年に控えた中国の著作権意識なのか? 「クレヨンしんちゃん」のニセモノが中国で特許を取り、その後で本家本元が特許を取ろうとしたら、「類似品であるため、特許は認められない」などと、妙な判決を下す著作権意識…。私のよく知る教員が北京に行った際、自分の著作が勝手に中国語訳されているのを書店で発見し、「許可した覚え、ないぞ!」とビックリされたという。翻訳した人物に問い合わせたところ、「中国ではこれほどわかりやすく書かれたものがなかったので…」と答えたらしい。それにしても…である。人様のアイデアをパクって、自分たちは儲けて、本家には何の見返りもないというのは、人道から外れた行為ではないか?(数ヶ月後に国際学会が日本で開催された際、勝手に翻訳した中国の学者が例の教員の元へ謝罪に訪れ、ネクタイを1本渡して、それで済ませてしまおうとしたらしい)
またまた、話は逸れてしまうが…。静岡に行くたびに訪ねるトロロ屋静岡御幸町店が、なぜかホームページから削除されているころに数ヶ月前に気付いた。店は営業しているのに、どうしてホームページから消えたのだろう?…と不思議に思い、本社に昨夜メールで問い合わせてみた。「いくらお店が好きだからって、そこまでするか?」と言われてしまいそうだが、ファンとしては確認しておきたいところ。そして今朝、メールの返事が届いていた。そのメールの内容によると、静岡御幸町店は昨年11月から店長に店舗が譲られ、店長が独立して営業しているという。要するに、直営店舗ではなくなったので、ホームページからは外した…ということだった。もし、静岡御幸町店のホームページが出来たら、本家とろろやのホームページからリンクする…とも伝えられた。ケンカ別れではなく、円満な独立だったことを知ってホッとする。“暖簾分け” といったところだろう。とりあえず、今後も元気に営業してもらえれば私は満足。
朝起きて、パソコンを起ち上げてメールチェックしようとしたら、ネットワークに接続出来なかった。モデムには異常がない。それで、コントロールパネルを開けて、ローカルエリア接続のプロパティを確認し、IPアドレスとDNSキャッシュを削除し、再度ネットワークの修復に努めたが、ウンともスンとも…。仕方なく、再起動…。しかし、状況は好転せず。もう一度コントロールパネルを開けて、先ほどと同じ作業を行うが、途中でキャッシュの削除が止まってしまった。だが、モデムは正常に動いている…。WindowsXPのCD-ROMを入れて回復コンソールしようかと思ったが、「システムは壊れてないし、そんなことをしても無駄だなぁ…」という想いが強くなる。「よしっ! これでダメなら回復コンソール!」と決めて私が取った手段は…、単なる「電源を切る」という作業であった。いつもと同じように電源を切り、一旦Windowsをシャットダウンさせる。そして、少し時間をおいてから再度電源を入れた。すると…、何ごともなかったかのように、時刻修正ソフトはNTP/SNTPサーバにアクセスし始め、メールチェックソフトはメールサーバにアクセスを開始した。やはり、Windowsは「電源を切る」ことで復活するらしい。
私の電源も切れたら楽なのだが…。いやいや、それでは大変なことになる!?
“最近またよく見るようになった深夜番組” の公式サイトにアクセスしてみた。そこにあるBBSを覗いてみたら…、同じ人物ばかりが書き込んでいた。それも「調査依頼」というタイトルで、「●●が▲▲だったらどうなるか、調べてください」という “ネタ提供もどき” ばかり。この人、くだらないことばかり考えて(本人はものすごく面白いと思っているのだろうが、1つも番組のネタになったことがない)、それを番組に調査しろと書き込んでいる。「だったら、自分で調べれば?」と思ってしまう私であるが、おそらく本人は自分の書き込みが番組でネタになった暁に「あれって、私が考えたんだよ!」と言って自慢したいのだろう。その労力を別のところに使えば良いのに…と思うのと同時に、「大丈夫か、この人?」と余計な心配をしてしまった。
その後、過去のドラマの再放送を見た。「どう考えても、こはミスキャストだろ?! この役者、役を “金” で買ったな!?」などという(私の主観にしか基づかない)疑念が払拭出来ないままだったので、電源を切った。
凝りもせず、今月もまた『ドクタースランプ完全版』の最新刊を購入した。もう、毎月この時期の恒例行事化している。先月も述べたが、『ドクタースランプ』が週刊少年ジャンプで連載されていた頃、アニメが放送されていた頃、あまり関心が持てなかったのに、どうして今頃になって…という感じがする。
「おっと、今日は影ながら応援させていただいている(?)ミルコさんのジャズライヴの日だった!」ということを思い出した。このところ、ずっと御無沙汰していたので、今日は応援しに行こうか…と思い、関内のファーラウトへ行く。ミルコさんはファーラウトの常連なのだが、私はファーラウトへ行くのが初めてで、間違えずに見つけ出せるかどうか心配だった。おまけに、すでに日が沈もうとしていた…。が、そこは生まれも育ちも横浜の私、迷うワケがない! 迷わなかったついでに、思ったよりも早く到着してしまった。当然、私が一番乗りだったことは言うまでもない。
私は一人でファーラウトに来たので、当然テーブルも一人で使うことになる。頭痛の関係でアルコールをしばらく断たなくてはならないので、アイスローズヒップティーとペペロンチーノをオーダーする。ここは、ライヴハウスであるのにもかかわらず、飲み物だけでなく食べ物の品数も多く、おまけに懐が痛まないような金額になっている。おすすめのペペロンチーノは、4種類の味が選べるのが嬉しい。
食事を終えた頃、ミルコさんのステージが始まった。ステージは第1〜3までのセットがあり、いつもは時間の関係で第2セットまで見せていただいた後においとまするのだが、今日は最終セットまで拝見した。というのも…、第1セット後に隣のテーブルにいたご夫婦が「それ、何?」と私が飲んでいたものに興味を示し、話しかけてきたのが “きっかけ” となった。「テール・フェザーというノンアルコールカクテルですよ!」と私が答えると、「アルコールを入れるとしたら、何をベースにしたらいい?」と尋ねられ、「何を入れても合いそうですが…、ジンかウォッカですかね」などと答えた私。その後、第2セットを終えたミルコさんからこのご夫妻を紹介される。相手の素性もわからずにドリンクの話をしていた私(おまけに、アルコール入りのテール・フェザーを1口飲ませてもらった私…)。実はミルコさんの古くからのご友人、ぎゃるりじんの小林夫妻であった。私も自己紹介し、アートと社会学の融合(?)について話し合ったり、現代の子供たち(を取り巻く環境)の問題点を語り合ったり…と、アレコレと話題が尽きない状態になっていた。そうこうしているうちに最終セットが始まっていた。「これは、最後まで見て行かなきゃ!」と、自宅に残した仕事や時間も気にせずに、とにかくその空間を楽しむことにした。ミルコさんの歌声が疲れた私の体と脳をイヤしてくれて、さらに私の好きな「Fly Me to the Moon」も聴けて良かったが、楽しい友人が出来たことも嬉しかった。
結局、ファーラウトを最後に出た客は、私だった。最初に来て、最後に出る…。何だかこういうジャズの楽しみ方もあっていいかなと思う夜だった。久々に、23時を過ぎた関内界隈を歩きながら、そんなことを考えた。
う〜ん、仕事のない時(全く仕事がないワケでもないのだが…)の「ぼやき」は、アレコレと書きまくってボリュームが増える傾向にあるらしい。
5月3日(祝)
今日は「憲法記念日」である。日本国憲法が施行されて、今日でちょうど60年! だが、施行されてから一度も改正されたことのない憲法というのは、日本のもの以外に存在しないらしい。他国では、状況に応じて改正をしてきているらしいが、日本では改正論が出たのが最近のことだし、国民投票に関するキッチリした枠組も最近やっと議論されたばかりだし…。
何をマジメくさったことを!?…という声が聞こえてきそうなので、通常の路線に戻そう。全く関係のない話から…。
昨夜、何気なくNHK教育テレビを観ていたら、数学Tの番組をやっていたので、出演者と一緒に問題を解いた。学習テーマの1つは「分配法則」だった。(2χ+3)−(3χ−6)の場合、最初の(2χ+3)は( )をそのまま外せるが、あとの( )の前は符号がマイナスなので、そこに−1があるということをふまえて −1{3χ+(−6)} とした上で、−1を3χと−6に分配して、(−1)×3χ+(−1)×(−6)とし、2χ+3−3χ+6となり、答えは−χ+9…という具合。中学1年生のレベル? それとも高校1年生? いずれにせよ、「この程度が出来ないでどうする?!」と思いつつ、最後まで見入ってしまった。この番組の面白いところは、生徒役の女の子2人と担当講師の間に、明らかな温度差があることである。普通に学習番組として見ている人には気が付かないであろうが、世代間ギャップもさることながら、全く女の子たちと講師の視線が合っていないのである! さらに、「これが勉強する時の服装?」というような出で立ちだったりする。決してハデではないが、「受験には着て行けないよね?」というようなニュアンスの服を着ている。何より笑えるのが、よそよそしさ満点でギクシャクした雰囲気! 数学よりも、「彼らはこのあと一体、どうなるのだろう?」ということばかり考えてしまった。何だか、楽しみだなぁ…次回の放送!
「分配法則」と憲法記念日は、実は密接な関係がある(なぜっ?)。よく講義で私が「制度的文化」を教える際に紹介する法則に、制度=原理×環境 というものがある。制度は、原理と環境(状況の変化)を掛け合わせて作り上げられる(成立する)ものであるから、原理か環境のいずれかに変化が見られた場合、制度はそれに呼応して変容するものである。数学の番組ではないが、何が分配されるかによって、制度も変わるのである(と、ここで強引にネタを結びつける私…)。この先、日本はどうなるのだろう? 環境は激変し、原理にも変容が見られる昨今、いつ制度が崩壊してもおかしくないような状況である。
毎年、5月3日は横浜国際仮装行列(ザ・よこはまパレード)の日である。以前は毎年、ちゃんと時間前に好ポジションを陣取って見ていたのだが、最近はもっぱらテレビで鑑賞…。今日も、パレードのスタート時間(10:45)は夢の中…。最初のほうは見そびれたが、途中からでも雰囲気は楽しめた。ただ、テレビ画面やスピーカーからのものとは違い、現地で見ると迫力は倍以上なのはたしかである。
世の中、物騒なことばかり…。今日の未明、静岡市内の資材置き場で、角材やアルミサッシなどを焼く火事があったという。この火事でけが人や周辺への延焼は出なかったそうだが、現場は火の気がなく、出入りも自由であるため、警察は不審火とみて調べている…とのこと。この一件をSBS(静岡新聞、静岡放送)のサイトにある動画ニュースで見たところ、「火事があったのは3日午前3時すぎで、近くに住む人から119番通報がありました」と述べられていた。実は、この「近くに住む人」というのは、このサイトでおなじみの「同行者」なのである! 「同行者」から未明に「火柱あがっててびっくりした…。(中略)駆けつけた消防隊の人に通報者として話をした」「体中が焦臭い」などというメールが入っていた。「お手柄!」と喜んだのも束の間、もし発見が遅れたら…、場所が少しでもずれていたら…と思うと、ゾ〜ッとする。被害が最小限で食い止められて良かったと思う。
この火事騒動で完全に寝そびれてしまった「同行者」は22時過ぎ、新横浜駅に到着した。
昨日紹介した北京の国営遊園地について、今日もテレビのニュースで紹介されているのを見た。キャラクターの着ぐるみを着ているスタッフ(キャスト)たちは、子供たちに愛想を振りまいた後、必ずかぶっている頭部を外してしまう。夢もロマンもなく、ただ単に「暑いから!」という理由で外してしまっている。プロ根性が全く見られない。さらに、そのかぶり物のサイズが合わないようで、どのキャラクターも頭を手で押さえているのが滑稽。この遊園地がもとで、アメリカをはじめとする西側諸国が北京オリンピックをボイコットする…なんてことがあったら大変だが、あっても不思議ではなさそうである。気が利いていたのは、記者がキャラクターの着ぐるみの中の人物に「これはニセモノでは?」と問いただすと、「本物なら、中に人は入っていません!」と言い返した場面。これは、遊園地側が徹底してマスコミ対策した結果か? だが、笑えもせず…。
ここまで、せっかくの休みを無駄に費やしているような…。
5月4日(祝)
昨年までは4月29日に置かれていた「みどりの日」が、今年から今日に…。何だか、ハッピーマンデーも絡んで、国民の祝日が良くわからなくなってきた…。
昨夜は、撮りだめておいたビデオだのDVDだのを「同行者」と一緒に見ていたら、4時過ぎになっていた。急いで眠ったものの、昼前まで熟睡状態…。しかし、せっかくの休日を寝て過ごすのは避けたかったので、六本木に行くことにした。六本木ヒルズで開催されているアメリカン・エキスプレスのストレスフリー・モーメントを覗いてみたかったのである。実は私、今まで一度も六本木ヒルズに行ったことがないのである! それは、「同行者」も同じ。だが、地下鉄の六本木駅から六本木ヒルズが直結されていることはわかっていたので、とりあえず六本木駅へ東横線と日比谷線を乗り継いで向かった。
六本木ヒルズの敷地内へは無事に到達したが、イベントがどこで行われているのかわからず、案内マップを見ながら歩こうとするが皆目見当がつかない。それで、森ビルの案内スタッフに場所を聞き、教えられた通りに歩いた。ストレスフリー・モーメントの会場は、テレビ朝日の1階にあった。我々が最初にするべきことは、“食事” である。朝から何も食べていないので、「腹が減っては戦は出来ぬ」ということで、イベント会場内のStress Free Moment Cafeで昼食をとった。注文したものは…、ココナッツカプチーノ、錦上添花、点心の3点盛り、カルボナーラ、ローストポークのアジアンライス添え、そしてデザートにエモーション(イスパハン)とマカロンをオーダー。ここのカフェはPIERRE HERME PARIS 青山のプロデュースによるものなので、それなりのお値段になる。今日注文したものを合計すると、5900円! ところが、アメリカン・エキスプレス会員の場合、カフェの料金が50%オフになるため、支払ったのは2900円のみ。六本木でPIERRE HERME PARIS 青山の料理を、3000円以内で食したのは、かなり “お得” だといえるだろう。カフェの隣にあるメインイベントスペースでは、J−WAVEのライヴが開かれていて、クリス・ペプラーとリサ・ステッグマイヤーの司会でUAがライヴを開いていた。何とも言えぬ、贅沢な気分だった。
食後、ヒルズのアチコチを歩き回り、「ここは、やはり我々とは世界が違う…」ということを実感しつつ、テレビ朝日に逃げ込んだ。そこで、グッズ売り場に入り込み、色々な番組のクリアファイルを入手した。
「さて、この後どうしよう?」と思っていたら、「同行者」が急に「秋葉原へ行こう!」と言い出した。理由を聞いたら、「メイドカフェに行ってみようじゃないか!」と…。おいおい、何を血迷ってメイドカフェ? しかし、数十分後、我々は秋葉原に降り立っていた。JR秋葉原駅前には数多くのメイドさんがいて、お店のチラシを配っていた。それを、片っ端から受け取りに行った「同行者」につられ、私もチラシをもらってしまった。さらに、「どの辺にメイド喫茶があるのかねぇ…」という情報を得るため、地域情報満載の小冊子を求めてゲームセンターへ。だが、ここで我々は本来の目的を逸脱し、UFOキャッチャーに1500円も投入する。そして、うさるさんの人形を2体(1つはうさるさん、もう1つはうさるさんのおばあちゃん)をゲットして喜んでいた。そして、当初の目的を思い出し、小冊子を2種類もらってゲームセンターをあとにした。
小冊子によると、メイド喫茶は “ある地域” に群生していることがわかった。それで、その地域に入り込んだのだが、どうも空気の重さが違ってきていることを感じ、“畏れ” をも感じ始めてきた。「ここは、我々が来るような所ではないのでは…?」と思いつつ、「1つのフィールドワークだ!」と開き直り、店を探す。その最中、テレビ朝日で最近まで放送されていた「特任係長 只野仁」のロケにも使われていたメイド喫茶を発見する。が、聞けば以前からかなりの人気を誇る店なのだとかで、入店待ちの長い行列が続いていた…。「ここで待っている間に、門下生にでも見つかったら、きっと誤解されるんだろうなぁ…」という想いと、「素人が、最初から人気店のような所へ踏み込むのは筋違い!」という想いとが重なり、別の店を探すことにした。が、私には何が何やら…という感じだったので、「同行者」の勘に委ねることにした。そして、何の情報も持たない「同行者」が選んだ店に行くと、
お帰りなさいませ!
申し訳ございませんが、本日メイドが不足して
おりまして、10分ほどお待ちいただけますか?
と言われ、「あれっ? 何だか想定していたのと違う雰囲気だなぁ…」と思う我々。だが、幸運にも(?)5分程度で席が空き、入店。「ご主人様、お帰りなさいました!」と言われたのに、メイドの1人が「行ってらっしゃいませ、ご主人様!」と状況を完全に間違え、慌てて「お帰りなさいませ…」と言い直したものだから、店内一斉爆笑! しかし、恥ずかしいのはメイドさんではなく、間違えられた我々である!
ちなみに、客が男性の場合は「ご主人様」で、女性の場合は「お嬢様」であるが、カップルが来店すると「お帰りなさいませ、ご主人様にお嬢様!」となる。
アイスティとジンジャエール、そしてリモーネ(ケーキ)を注文したのだが、どうもメイドさんたちがアタフタしていて、隣のテーブルなど注文したものの数が合わず、ヒーコラ状態…。おまけに、「お待たせいたしました、お客様!」と、いきなり “ご主人様” から “お客” へ降格した我々…。どうやら、この店は先月末にオープンしたばかりで、メイドさんたちも不慣れな人が多いらしい。初々しさがあったので、初心者の我々も何とかその場から浮かずに済んだのだが、すでに常連となった客もいるらしく(それが、彼らの誇らしげな態度にも表れていた!)、何とも不思議な空間であった。
よせばいいのに、会計時に「ポイントカードをお作りしましょうか?」とメイドさんに尋ねられた「同行者」が、「はいっ、お願いします!」と答えてしまったものだから、恥ずかしいのを通り越して冷や汗が流れるような情況に陥ってしまった私であった。帰り際、「今度は、そこにある “妹系” とかいうジャンルのメイド喫茶に…」と「同行者」。「・・・(爆)」の私。行ってらっしゃいませ、ご主人様!
こうして、我々は今日1日で、「住む世界が違う」場所を2つも体験したのだった。
5月5日(祝)
「こどもの日」である。今から20年前に成人してしまった私ではあるが、この時期はこいのぼりをみるとワクワクする…柏餅が食べたくなる…という、子供の頃に親しんだイベントを一通りやってみたくなる。私の人生哲学には、「大人になっても “少年の瞳” を持ち続けているべき」という、他人には「?」と言われそうなものがある。
最近人気沸騰中のビーチバレーの会場で、盗撮男が逮捕されたという。最初は画像を破棄するように言われただけらしいのだが、「絶対に破棄はしません」と強硬に拒んだことから、警察出動となったらしい。盗撮…とはちょっと違うが、昨日の秋葉原駅前で見た光景なのだが、チラシを配っていた2人組のメイドさんが「カメラを(私たちに)向けないでください。撮影したら、警察に通報します!」とカメラ小僧たちに言っているその横で、気さくに撮影に応じているメイドさんがいて、「お店によって、撮影許可の基準が違うんだねぇ…」と感心した「同行者」と私であった。ちなみに、昨日我々が入店した所は、「料理は撮影OKです!」とあった。人物を撮影する際には、店のチェキを500円で借りて撮影しなくてはならないらしい。
昨日の疲れがドドォ〜ッと出てしまったようで、今日も目覚めると昼前…。起きて、何をするワケでもなく…という状態が続いたので、とりあえずDVDを見ていた私と「同行者」であった。が、あっけなく見終わる。それから食事をして、夕方前に出かけることにした。まず、みなとみらいへ行った。休日で混雑しているのではないかと思ったが、思ったよりも混雑はなく、ホッとする。アレコレ買い物をして、ゲームセンターでUFOキャッチャーに興じ、日がとっぷり暮れてたので横浜へ歩いて戻ることにした。そして、夕飯。食後、再びUFOキャッチャーを求めてゲームセンターへ移動する…。
せっかくの休みを、こんな具合にグダグダと過ごしてしまった我々って一体…?
5月6日(日)
今年のゴールデンウィークは、雨で幕を閉じた。ゴールデンウィークに入る前は “9連休” を待ち続けたが、いざ連休に入るや、あっと言う間におしまい…。昨日の天気予報で「明日の午前中は、近畿・東海地方で激しい雨が降り、新幹線のダイヤが乱れるおそれがあります。関東地方は、午後3時頃に “傘が役に立たないほど” 雨が降りますので、レジャーの計画がある方は “諦める勇気” も大切です」などと言っていた。たしかに、雨は降った。しかし、“傘が役に立たないほど” ではなかったように思う。天気予報を信じて、「明日は雨みたいだから、出かけるのは諦めようね!」と子供たちを納得させたお父さんたち・お母さんたちが今日、子供たちから「この程度の雨だったら出かけられたじゃん!?」と責められているのを想像した。
だが、雨が降ったのは事実なので、「同行者」は帰宅を明日にずらすことに…。
それで、「休みは、まだ1日あるし…」ということになり、部屋で「同行者」が持ってきたDS Liteでグダグダ遊んでいる間に夕方が来た。数日前から「この休みの間に、何か済ませなくてはならないことがあったような…」ということを思い出せないでいたのだが、夕方になって “あること” に気が付いた。明日までにATMで入金しておかなくてはならなかった…ということに。それで、雨降る中を(買い物も兼ねて)「同行者」と一緒に出かけることになった。
駅への道を歩いていたら、1匹のネコが「ミャ〜ン、ミャ〜ン!」と小雨の降る中、我々に切ない声で鳴いてきた。さらに、そのネコが濡れた体で私のズボンをスリスリし始めた。物乞いをしているのか、それとも「飼ってくれ!」と懇願しているのか、ミャウリンガルがないので意思の疎通が出来ないままだったが、ネコは我々の姿が見えなくなるまでずっと道に座り込んでいた(と思われる)。飼い主に捨てられてしまったのか、ご主人様が帰ってくるのを外で待っていただけなのか、ノラネコなのかはわからないが、毛並みは良く、体格も良く、愛想も良く、「そういえば、昨夜近所でケンカしていたネコがいたけれど、アレだったんじゃ…」という記憶が蘇ってきたので、放っておくことにした。
用事を終えた後、スーパーで買い物をした。炊飯器をセットして出かけている上、おかずは数品ほど作ることにしていた上、辛子明太子の買い置きがあるので、ちょっとしたお惣菜を買うだけにした…のだが、気が付けば、ペットボトルのジュースだの、ハーブソーセージだの、パンだの、シュークリームだのをカゴに入れてしまい…。
こんなふうに、連休最終日をグダグダ状態で過ごしてしまった。「同行者」が、「そういえば、行きたかった所がまだあってね、この間テレビで紹介されていたうどんやさんと、子供の頃に食べそびれたカツサンドを食べに行きたかったんだけれど…」と、連休を振り返り始めた。その後の調べによると、うどんやさんは六本木ヒルズの近くにあり、さらにカツサンドは秋葉原の肉の万世のものだった。肉の万世…といえば、一昨日の夕飯を食べた場所…。食事中、何度も私が「ここはカツサンドが美味しいんだよ!」と言っていた記憶がある。それなのに…。
明日から講義再開…。この体のリズムで耐えられるのだろうか?
5月7日(月)
ノドが痛い…。ゴールデンウィークの間に講義の “カン” を忘れてしまったのか、声量調節と時間感覚がブレてしまった。それで、力の配分も狂ってしまい、ヘロヘロに…。
長い(?)ゴールデンウィークが明けた今日、8時半頃には静岡に戻る必要のあった「同行者」と一緒に、7:16に新横浜を出発する新幹線に乗り込んだ。私は三島で下車し、国際関係学部入り。講義は3時限目(13時)からだというのに、大学に到着したのは8時過ぎ…。しかし、やるべきことがたくさんある。まずは、4月中に作成したプリントの確認。何を学生に配布したのかを確認しなければ、新しいプリントが作れない…。その確認を終え、今日と水曜日の講義分のプリント作成に入った。枚数が多いのと、今週は配るプリントのバリエーションが豊富なのとで、予定していたよりも少々時間がかかった。それはそれで、無駄な時間潰しをしないで済むということもあり、ありがたいといえばありがたい。
プリントを作成し終わった後、講義の内容確認をする。今日の3時限目「社会学」では、いよいよ私の専門とする「Persona論」の解説が始まり、4時限目「日本の社会」では、今日から「Pureな日本菌のみで日本人を培養したらどうなるか…」というような内容に入る。現代日本人が忘れかけている宗教観や自然観を、どのようにして学生に理解してもらうか…ということで、私が今日いきなり選んだ具体例は『千の風になって』だった。この歌は、もともとアメリカで作られたものであるが、それがタイトルをはじめ「日本人の心」にグッと来る仕掛けが要所要所にある。それを日本人の宗教観や自然観と照らし合わせつつ、何とか解説する。
冒頭の記述のような理由から、たった2コマしか担当していないのにヘロヘロの私…。往きに新幹線を利用した私であったが、帰りも新幹線に乗ることを何のためらいもなく選んだ私…。
帰宅すると、ゴールデンウィークの戦利品たちが出迎えてくれた。いやぁ、何というゴールデンウィークだったんだろう?
5月8日(火)
オフである。昨夜はなるべく早めに就寝したはずなのに、今日は目が覚めると14時前…。睡眠時間はタップリ取れたと思うが、逆にそれが腰への圧迫につながり、腰痛が蘇っていた。昨日はヘロヘロ、今日は腰痛…、踏んだり蹴ったりである。
起きて、メールチェックをしようとパソコンを起ち上げるが、またしてもネットワークにアクセス出来ない…。何度かシャットダウンしたが、今回は “すぐ問題解決” とはいかなかった。でもこうして「ぼやき」が更新されているので、問題は解決したということである。そろそろ、ハードディスクを交換する時期か?
メールチェック後、新聞とインターネットでニュースをチェックする。過日所属事務所を解雇された喫煙系アイドルの相方も、“できちゃった婚” するらしい。現在、妊娠2ヶ月で、“体調不良”(おそらく…?!)を理由に舞台をキャンセルしたり、最近は新ユニットも結成されたのにファンイベントを中止に追い込んだり…と、「結局、あのユニットって、周りのことを考えていないんだねぇ…。誰だ、この2人を組ませたのは?」と、パソコンの画面に向かって叫びたくなる私…。喫煙系アイドルが解雇された時、「これからも頑張ります!」と言っていた妊娠系アイドル、何を頑張ったのやら…。ファンを失望させたり、スタッフの損失を考えたり、そういう配慮というものがかけている人は、何をやってもダメなのだろう。いずれも、報道が事実であった場合の「ぼやき」であるが…。
頭がボーッとしたまま、夕方になってしまった。出来たら外出したくなかったのだが、部屋にこもり続けるのは不健康なので、体を動かすのと気分転換とを兼ねて、買い物に出た。この時期、何を来て外出すればよいのか、本当に迷う。まだ夏物を完全に整理していないので、取り出し可能な服を着回さなくては…。それにしても、初夏のような暑さ! まず東神奈川駅方面へ行き、銀行へ行き、残高の確認をする。そして、電車に乗って横浜へ。ついつい、いつもならば素通り出来る立ち食いソバ屋さんの匂いに誘われてしまった。
帰宅して、ニュースを見ようとテレビをつけたら、日本各地のバーベキュー名所での “ゴミ問題” について取り上げられていた。ゴミを持ち帰るのがルールである場所では不法投棄が相次ぎ、分別ゴミ収集所がある場所でも未分別のゴミが大量にあるという。テレビ取材班が「ここはゴミ捨て場じゃないんですが…」と不法投棄者にインタビューしても、ほとんどが無視。「やってません!」と虚偽申告する者も。さらには、子連れの母親(当然、不法投棄中)にインタビューしたら、「じゃあ、(ゴミは)どうすれば…?」と言い寄ったり「カメラ、向けるな!」「流すな!」「撮影するな!」と逆ギレする母親もいた。こんなヤツが “親” だとしたら、育てられた子供はどうなるのだろう?
自分の家はキレイにしたいが、公共の場ではゴミを置き去り…という、ワガママで公共心のない日本人が増えてしまったのだろう。このままだと、この国はダメになる。この先の日本を憂う。
5月9日(水)
北京にある例の遊園地から、ディズニーやサンリオ、そしてドラえもんなどとそっくりのキャラクターが消えたという。当たり前のことだが、この遊園地ではそれが当たり前でないようである。北京市民の間でも「知的所有権侵害は許されないこと」と言う人もあれば、「娯楽キャラクターはみんなで共有するべきものだから、問題ない」などと言い放つ人もいる。“娯楽キャラクター” ならパクッても良いのか? 何だか、良くわからない思考回路だ。
さて今日は、暖かい…という状態を通り越し、暑い一日だった。猛暑である。日本各地で、軒並み30度を超える夏日になったらしい。何を来て出かければ…と迷ったが、とりあえずワイシャツは半袖のものを今年初めて着用し、その上にスーツを羽織った。が、国際関係学部に到着するや、スーツはハンガーに掛けられ、退勤までそのままに…。とても、スーツを着たまま講義が出来るような気温ではなかった。
そのような暑さの中で、3時限目「社会学」の講義が始まった。今日は学生数がいつもより少ない感じがした。いつもより、空席が目立っていた。それとも、教室後方に学生が集中したのか、少し寂しい感じがした。講義内容は、月曜日のPersonaを理解するための「地位−役割セット」について。今日は特に「地位」を取り上げ、「役割」については来週まわし。これでずいぶん楽になるはずだったのだが、月曜日の講義が予定通りに終了していなかったので、その部分を “前回の復習” を兼ねて講義しているウチに、時間がどんどん経っていく。講義開始直前に「今日の講義は、出来るだけ早く終わらせよう」と思っていたのだが、結果的にはいつもと同じ。
そして、休み時間を丸々 “教室から講師室への移動” に費やすことになってしまった。たいした休みも取れないまま、4時限目「日本の社会」へ入る。来週から「日本(人)的コミュニケーション」を数週に亘って解説する予定なので、前回の講義と来週以降の講義の橋渡し的に、日本人の生命や心身バランスとコミュニケーションの最重要箇所について、慣用語をふまえながら説明する。講義後、隣の教室へ移動。
5時限目「日本社会(留学生用)」は、学生たちに「実験演習」として「日本のアイテム」について思い出してもらいつつ、グループディスカッションをしてもらった。来日前と来日後で、日本のことについてどのくらい知識が深まっているのか…を、90分で実感してもらうことに徹した。
すべての講義を終えて、今日は在来線で帰途についた。大学入りする前、みどりの窓口で普通列車用グリーン券を購入しておいたので、横浜まで乗り換え無しでゆったりと戻ることが出来た。時間はかかったが、今日は何となくゆったり帰りたい気分だった。
明日は、松戸を大宮で講義。だが、大宮では補講も入る上、明後日の講義も大宮から始まるので、そのまま大宮宿泊予定。明日の天気は崩れるというが、パソコンを持って出ないワケにはいかないだろう。
5月10日(木)
昨日宣言した通り、今日の「ぼやき」はさいたま市からの更新。木曜日は1時限目に松戸歯学部で講義をし、3〜4時限目が法学部大宮キャンパスの講義。いずれも「社会学」であるが、今日は5時限目に例の “新潟ノンストップ事件” で休講してしまった金曜日クラスの補講があり、さらに「木曜日の5時限目は用事があって出席出来ない」という学生のために昼休みにも補講代替をし…と、朝から休みなく動き回ることが最初から予想されたので、東横イン さいたま新都心に宿泊予約を入れておいた次第。もちろん、重たいノートパソコンも持参。
今回、パソコンをどうやって運搬するか悩んだが、とりあえずパソコンをクッションカバーに入れ、以前から愛用している丈夫な手提げ袋で(着替え類と一緒に)運んだ。朝のラッシュに巻き込まれてはたまらないので、横浜を6時半前に京浜東北線で上野に向かった。午前中は、上野からの常磐線が空いているので楽だが、横浜から上野への行程が大変なのである。それで、かなり早起きしたのだが、昨夜は学生からのメール待ち(今日の補講代替の連絡をしてくる学生のメール待機)をしていたため、睡眠時間は1時間半程度。さらに今日は、オプション講義がある。その上、パソコンを持って移動…。何としても、空いている列車に乗る必要があった。そのため、松戸歯学部には8時過ぎに到着。今朝は自宅でメールチェックすることが出来なかったので、教員室でWebにアクセスしてメールを読む。
法学部大宮キャンパスで昼休みに補講代替があるため、早めに移動する必要があったが、かといって松戸歯学部の講義で手を抜いたり、早めに切り上げるワケにはいかない。松戸駅から乗り込んだ上野行きの常磐線は、いつもと同じ時間の列車だった。しかし、高崎線のダイヤが乱れていたようで、上野から大宮方面へ折り返し運転する列車がホームに到着していなかった。
結局、いつもよりも遅い時間に大宮到着。さらに、バスにも乗り遅れた。大宮キャンパスに到着したのが、12時半過ぎ。ちょっと休んですぐに補講代替の実施。そのまま13:10になり、教員室に戻ることなく3時限目に突入。今日の3〜4時限目は、「社会(学)とは何か?」をテーマとした。すでに松戸歯学部や国際関係学部、通信教育部では解説済みだが、学部ごとに少しずつ解説方法とニュアンスを変えているため、話を軌道に乗せるのに一苦労。オーバーヒート気味になりつつも、何とか2コマ終了。
そして、5時限目の補講…。すでに木曜日クラスでは解説を終えている話であったため、時間配分が思い通りになり、さらに3〜4時限目に大宮を襲った雷雨も落ち着いてきていたので、学生を早めに帰宅させた。
18時過ぎ、大学を出て、バスで大宮駅に戻る。18時半過ぎ、門下生に紹介してもらった寿司屋さんに入った。名前を告げると「伺っております。どうぞ、こちらへ!」と、カウンター席に招かれる。寿司屋さんのカウンター…久々である。“おまかせ” のにぎりと、“お好み” 数カンをいただいた。ネタの活きも良かったが、何より仕事が良い! そして、板さんたちの人柄が良い! 初入店の私であったが、緊張感や違和感が一気に吹っ飛んだ。身も心も満足の夕飯であった。
食後、ポツポツと雨が降っていたが、駅まで傘をささずに歩く。そして、京浜東北線で1駅、さいたま新都心に向かった。駅から徒歩3分のところに、東横インはあった。東横インには何度も宿泊したことがあるが、さいたま新都心では初滞在となる。しかし、そこは全国チェーンの強み、サービスはどこでも同じような温かさ。初めての滞在とは思えないほどである。
それにしても、あぁ、さいたま新都心…。明日、仕事がなかったら、ジョン・レノン・ミュージアムに行けるのに…って、そんなことを考えてはいけない、いけない。でも、ジョン・レノン・ミュージアムは、目と鼻の先…。
5月11日(金)
某有名音楽プロデューサーが、不倫の果てに離婚して再婚する…という話が出ている。まだ離婚はしていないが、再婚相手は決まっている。その相手は、某有名女性ボーカリスト。ちなみに、プロデューサーのほうは、十数年前に某有名男女ユニットに強引に入り込み、女性のほうと出来ちゃった結婚して、2児をもうけている。あの頃、「コイツ、女性が “目的” でユニットに加入しやがったな!?」と思ったものだった(結局、彼ら夫妻の都合でバンドは活動停止→再開を繰り返し、もう一人の男性は脱退した)。そして、妻子を捨てて再婚か…。インターネットでは「不倫愛を貫き…」などと書かれていたが、こんな行為を美化してなるものか!? もう、絶対にこのプロデューサーの手がけるアーティストの曲など聴きたくない! そして、この女性ボーカリストの曲も同様。ダウンロードした曲も、削除したい気分である。
北海道の秩父別駅で、1両編成の普通列車に乗ろうとした乗客約55人のうち26人が駅に取り残されたままになった…というニュースを見た。このトラブルは9日に起きたという。JR北海道旭川支社は、この26人を代替輸送としてタクシーで深川まで輸送したが、代行輸送には2万円ほどかかった模様。車内に余裕があったのにもかかわらず、大勢の高校生が乗降口デッキ付近に “たむろ” したまま中に詰めようとせず、それで26名が乗車出来なかった…ということらしい。これが事実なら、最悪のマナーである。しかし、この報道とは違う証言をする高校生が続出し、さらに今日は、高校の教員が駅で “乗車指導” をしたという。高校の教員は「高校生にマナー違反はない。彼らの言葉を私は信じます。」と言う。「車両が増えればいい」と言い出す老人がいるらしいが、呆れて物が言えない…。車両が増やせるような路線なら、赤字にならないだろ!?
この列車の事件に関係する者みんな東京に連れて来て、早朝の山手線に乗せてやればいい…と、私は思う。そして、「山手線の乗降口で “たむろ” してみろ!」と言いたい。「山手線の車両を増やせるものなら増やしてみろ!」と言いたい。そのくらいの経験を積まなければ、何も変わらないだろう。
のっけから「ぼやき」エンジン全開だが、私だけではなく、風神も全開だったらしい。そのため、首都圏ではJRを中心にダイヤが乱れたり、運転見合わせが続出していた。携帯電話には「ダイヤ情報メール」がひっきりなしに届いた。私がよく利用する東海道線や横須賀線、湘南新宿ラインなどには影響がなかったようだが、京浜急行には遅れが出ていた模様。武蔵野線や常磐線は、運転見合わせ…。学生が大学に到達出来るのだろうか?…という心配をしつつ、ホテルをチェックアウトした。
強風の中、さいたま新都心駅まで、わずか3分の道のりを、講義用の荷物とパソコンを持って歩く根性がなくなってしまった私は、ホテルでタクシーを呼んでもらい、法学部大宮キャンパスへ。私がタクシーに乗り込んで、運転手さんが開口一番「今日は、新幹線も運転を見合わせましたよ。宇都宮線も埼京線も、京浜東北線も…。大宮駅前のタクシーは、みんな出払っちゃって…。大宮に回らなくて良かったと思いますよ!」と。さらに、私が横浜在住であることを話すと、「ホテルに宿泊したのは、正解でしたね。今日は、横浜からだと大宮に到達しなかったかも知れないですよ。宿泊代はかかったと思いますが、それは安心代ですよ! 良かったですね!」と、運転手さん。運転手さんの話で、心がポカポカしてきた。
強風のいたずらで、道の両脇には葉っぱや小枝が散乱していた。おまけに、道路は渋滞…。講義に遅刻することはなかったが、学生数名が遅刻してきた。仕方ない。もしかすると、私が遅刻するかも知れなかったのだから。
2時限目「社会学」は、遅刻して来るであろう学生を待つために、“まくら” を30分以上に引き延ばし、レギュラー状態になったと思われるところで本論へ。講義内容は昨日と同じなのに “まくら” が長かったため、最後には時間に追われるような形になってしまった。
いつもなら、13時過ぎに教員室を出て三崎町キャンパスへ向かうのだが、今日は強風の影響を考えて、12時半過ぎに移動開始。バスで大宮駅へ出て、改札を抜けたところで、電光掲示板に「10分遅れ」という表示がたくさんあるのを見た。通常、大宮からの移動時には高崎線か宇都宮線で上野に出て、そこから山手線か京浜東北線に乗り換えて秋葉原を目指すのだが、今日は高崎線も宇都宮線もダイヤが乱れまくっていたので、大宮から秋葉原まで京浜東北線で移動することにした。時間はかかるが、確実に時間が読める方法を採択したのである。風さえなければ、陽射しは暖かい。気が付けば、車内でうつらうつらしていた。秋葉原で総武・中央線に乗り換えて、水道橋へ。無事に着けてホッとした。
通信教育部へは、14時過ぎに到着。急いでプリント数種類を印刷し、4時限目「社会学」にのぞんだ。今日から「問題行動」についてゆっくり考えていくことになるのだが、その前に「いかに自分の視点が問題を把握し切れていないのか」ということを学生自身にも理解してもらうため、アレコレと一般人がダマされやすい状況を語る。そして、問題行動の分類・原因などを講義して、ちょうど90分となった。
今週最終の講義となるのが、18時からの法学部「社会学」であるが、その前に何となく耐直を使い果たしたような感じがした。昨夜は早めにベッドに入り、今朝はいつもよりも遅くまで寝ていた。なのに、強風が一気に私の体力まで吹き飛ばしてしまったらしい。しかし、今夜の講義内容は、大宮で昨日・今日と解説したのと同じもの。1年で一番大事な内容と言っても過言ではない。講義までは “いつもより” おとなしめに過ごし、持てる力を温存し、18時からの90分で完全消耗した。そして、金曜日のジンクス(金曜日の三崎町は、他の講義より乗りが悪い…というもの)が少し破られたような気がした。
にもかかわらず、講義後に私は、法学部から神保町へ向かって歩き出し、さらに靖国通りをひたすら神田まで歩いてしまった。交通費を浮かすため…という目的もあったが、「疲れている時こそ、体をキチンと動かさなくては…」という想いがあった。最初は秋葉原を目指すつもりだったが、「ゴールデンウィークに行ったから」という理由で目的地変更。途中で靖国通りを外れて歩いてみた。疲労より、空腹が私を襲ってきた。頭の中に天下一品のラーメンが浮かんできた。食欲とは、実に恐ろしいもの。適当に歩いた道の先に、先日入店した神田の天下一品があった。
神田からは、乗り換え無しで東神奈川に戻れる。幸いにも、乗り込んだ京浜東北線には空席が多く、またしても一眠り状態で東神奈川に戻ってきた。そして、1日ぶりに我が家に帰還したのであった。
5月12日(土)
いつの間にか、BeWith sitesトップページのカウンターが4万件を回っていた。累積ではあるが、このサイトが4万ヒットを記録したことを、素直に喜びたい。ただ、トップページからではなく、直接「ぼやき」をブックマークしている方も多いだろうから、本当はもっとカウンターが回っていたのだろう(…と、いきなり悪態をつく私)。もっとも、「ぼやき」にもカウンターをつけておけば良かっただけの話である。
明日は「母の日」なのに、何の準備もしていなかった。それで、今日は早めに起きて贈り物を見繕うつもりだったのだが、1週間の疲労がドドォ〜ッと襲ってきて、フトンから出られたのは15時過ぎのことだった。起きてすぐの頭では何も考えられず、2時間近く部屋でボ〜ッとした後、横浜に向けて出発した。とりあえず、どの店で贈り物を選ぶかは決めてあったので、迷わずお店へ直行。購入したものを郵便局から速達で送った。
手続きを終えた後、今日は食事をしていなかったことを思い出し、お気に入りの自然やに入った。今日のおすすめは「サーロインステーキとクリームコロッケ(北寄貝入り)定食」だということで、それを注文。ご飯は大盛り(無料!)にしてもらった。ボリューム満点で、大満足!
せっかくのオフ日なのに、こんなことで終わらせてしまった私…。
5月13日(日)
昼過ぎ、実家から電話が…。昨日郵送した「母の日」の贈り物が届いたという報告。親不孝息子の私が出来ることと言えば、こんなことくらい。これを「親孝行」というかどうかは別として…。
昨夜、テレビばかり観ていた。学生時代、毎週雑誌で読むのを楽しみにしていたマンガ『めぞん一刻』がドラマ化されたのだが、私は映画版も観たことがある。大学2年生の秋だったか、わざわざ映画館に足を運んだ挙げ句、ガッカリしたのを覚えている。だから、「マンガはアニメにしても良いが、実写はマズイのでは…」と思うようになっていた。マンガを原作のみにとどめ、ドラマや映画としてうまく演出した作品も多いが(『いじわるばあさん』や『サザエさん』『のだめカンタービレ』など)、思い入れの強いマンガには「どうか、実写化の話が出ませんように…」と願い続けていた。
また、小説がドラマ化・映画化される際、頭の中で思い描いていた姿と全く違う役者がキャスティングされることが多くなった。最近、特にその傾向が強い。“数字” の取れる役者をキャスティングしようとする、そういった制作サイドの魂胆が見え見えとなる。
さて、件の『めぞん一刻』だが、最初のシーンでは、五代裕作と音無響子の間に生まれた春香が成長しているところから話が始まるので、ドラマそのものが “想い出” として語られたことであることは容易に想像出来た。しかし…である。「感動の初ドラマ化」と銘打ってあったので少しだけ期待したが、やはり “ハラハラドキドキ” しながら次の週の「ビッグコミックスピリッツ」を待っていた “あの頃” の感動には勝てないのだろう。
マンガを読まないで実写から観ていれば、こういう感覚には陥らないのだろう。
ドラマ以外にも、以前レギュラー放送されていた雑学紹介番組のスペシャルを観ていたら、「相変わらず、客観性のない実験だなぁ…」という感想しか持てなかった。東京ローカルの深夜番組だった頃は、毎週楽しみに観ていた番組だった。しかし、全国放送になってから、面白みが半減した。深夜時代に何ら関係のない出演者が辛口の採点しかしないため(知識人気取りか?)、番組を盛り下げただけではなく、なぜかその人物がメイン出演者的に扱われ、私自身が冷めてしまった。加えて、放送時間が30分から1時間になったため、ネタ切れ状態になり、検証ではヤラセが続出したことも、番組を観たいという熱意を失うのに十分な条件だった。特番だというので久々に観たのだが、やはり一度落ちてしまった勢いを取り戻せていなかったようである。社会学者としての目で見ると、番組内の検証が “あまりにも” 非科学的で客観性のないものであるため、呆れるのを通り越して腹立たしくなってしまった。ヘタすると、「あるある」と同レベルのいい加減さである。
腹立たしい…といえば、有名な人力検索サイトにアクセスして「英語の質問です。not so much A as B はなぜAでなくBという意味になるのでしょう??」というページを見つけた時の話。この質問者の応対が「お前、それが人にものを聞く姿勢か?」と私をいらつかせた。私の心情を理解したいという方は、こちらを参照されたい。とにかく、腹立たしかった。自分では理解出来ないことを人に尋ねておきながら、手助けしてくれた人の誠意をいとも簡単に踏みにじる…。こういう輩、増殖中!
今日、久々に人気クイズ番組を観た。今日に限ったことだろうが、出場者のレベルが非常に低かった。4人のうち1人は確実な知識を持っているようだったが、1人は知識があやふやで、1人は芸能関連問題だけしか答えず、残る1人は勢いと思いつき(「カン」ともいう)で答えようとする(何しろ、103条までしかない日本国憲法に関する問題で、「772条!」などと答えている)。で、結局、芸能関連問題だけで優勝した出場者は、優勝商品を賭けた最終問題(難易度はかなり低い)で惨敗。「そんな低レベルな番組だったっけなぁ…? これなら、私が出場すれば優勝…?」などと思ったが、きっとテレビに映っていると思う段階で緊張し、ヘロヘロになるだろう。
「ぼやき」を通り越して、怒り続けている…。精神衛生上よろしくないので、ここからは少し穏やかなトーンに…。
国際関係学部の「日本社会(留学生用)」で先週回収したレポート類の添削をした。日本社会(または日本人)に対する疑問を書いて提出するよう求めたが、我々日本人が気が付かないようなこと、我々が “当たり前” と思っていたことを、観察力の鋭い文章で留学生たちが綴っていた。さらに、彼らの文章が日本人学生の作成したものよりも読みやすく思った。主義主張がハッキリしている上、客観性もふまえている。何より、文章の構成が良い。多少おかしな表現もあるが、日本語運用能力が高く、全体的には素晴らしいレポートに仕上がっていた。一人の日本人として、ここまで日本語能力を持つために努力した彼らに、心から感謝したい気分である。
夕方、明日の乗車券購入と買い物のため、横浜に出た。ゴールデンウィーク明けは、どういうワケか “セール” を実施しているショッピングモールが多い。「ポイント3倍」だとか「10%オフ」だのと、あの手この手で購買欲をそそる。しかし、今の私は、ポイントよりも割引よりも、如何に無駄遣いしないかを考えることのほうが重要である。結局、乗車券の他には今夜の食材やインスタントラーメン(夜食用)などを買っただけで帰途についた。慎ましいんだか、惨めったらしいんだか…。
さぁ、明日からまた新しい1週間が始まる。気持ちを入れ直し、体もリフレッシュさせて頑張ろう!
5月14日(月)
国際関係学部への出講で、新たな1週間がスタートした! いつものように、特急踊り子号に乗って三島に向かったが、今朝の東海道線は京浜東北線の人身事故でダイヤが乱れ、普通列車は軒並み10分程度の遅れが出ていた。しかし、特急に限ってはダイヤ通り。追加料金を払う列車は優先されるのか…?
さて、3時限目「社会学」は、いつもの混雑が戻ってきた。先週のテーマが今週もまだ続くため、先週までの「あらすじ」を簡単に説明して…と思ったら、いつも間にか熱が入りすぎ、予定の倍以上の時間を先週までの話に費やしてしまった。が、これにはワケがある。今解説しているテーマは、私の講義で中核を為すような部分である。よって、学生が確実に理解していることを前提として展開される必要が(いつも以上に)ある。それで、学生の反応を見ながら講義を展開しようとして、このような結果に…。よって、またもや終業チャイム(らしきもの)を聞いた。
そして、いつものように休み時間を “移動” で使い果たし、お茶を1杯飲む暇もなく、4時限目「日本の社会」へ。この講義は、私にとって思い入れのある講義なのだが、今年はその思い入れと現実とが空回りしているような感じがしてならない。そんな中で今日講義したのは「以心伝心」についてだった。日本人的なコミュニケーションの導入として解説したのだが、解説すればするほどに「現代の日本から、少しずつかけ離れている現象だなぁ…」と思えてきた。そんな虚しさを感じて、今日の講義が全て終了。
三島駅から熱海経由、全て東海道線で横浜まで帰ったが、三島で私が乗り込んだ東海道線には「同行者」の姿が…。そう、車内で待ち合わせをしていたのである。ワケあって今日から3日間、我が家に来ることになったので、「だったら、三島から一緒に…」という話になった次第。今日になって、どの列車で合流するか決定し、それに合わせて私も三島駅に向かったのである。
横浜に着いて、とりあえずSoftBankショップに向かった。私が契約している携帯電話は2台あるのだが、そのうちの1台が不具合を起こし(おそらく修理しても直るようなものではないと判断し)たので、機種変更をすることにしたのである。その際、新しい料金プランの話を聞いた。「同一契約者の場合、家族割が適用されますが…」とスタッフに言われ、ビックリする。というのも、昨年私がメイン端末の機種変更をした際、家族割にしたいと申し出たところ、「同一契約者でも、使用者が家族でなければ適用出来ません!」と断られてしまったことがあるからである。それで、何度も確認して欲しいと申し出たのだが、「家族割の名の通り、家族でご使用でなければ適用出来ません!」と…。その話を今日のスタッフに告げると、「そんなハズはありません! 念のために確認してきましょう。 (数分経過後) やはり、適用可能です!」とのことだった。今まで、余計な基本料金を取られていたんだなぁ…ということを知り、愕然とする。おいおい、VodafoneからSoftBankに屋号が変わったからと言って、サービス内容が大幅に変わることもなかろうに…。しかし、失われた時間とお金は返ってこない…。この会社って、一体…?!
とりあえず、メイン端末と同一機種に変更し、問題を回避した…ということにしておこう。
5月15日(火)
昨夜、「同行者」が急に「“万世” と “井泉” と “まい泉” のカツサンド、どれが一番美味しいんだろう?」と、私に疑問を投げかけた。それで今日、「だったら、食べ比べをしてみるか…」と、カツサンドを食べ尽くすことにした。
朝、起きてすぐにカツサンド行脚に出るのではなく、まずは今井医院へ。今までの群発性頭痛の経過を話し、いつもの薬を処方してもらった。薬局へ行って薬を受け取った後、秋葉原の万世本店へ。カフェ・バー トリムで万かつサンドとハンバーグサンドを注文。久々に食し、素晴らしい昼食だなぁ…と感激する。が、これで喜んでしまってはならないのである。今日は “食べ比べ” なので、この味が基準となる。ただし、これが思ったよりもボリューミーで、すぐに次のカツサンドへは進めない状態…。それで、秋葉原界隈のゲームセンターで時間を潰すことにした。
狙っていたキャラクターの人形が見当たらず、別の人形をひたすら釣り続けたが、それでも時間はすぐに経つ。「次、どこへ行く?」と話し合うも、お腹がいっぱいで考えが出ないため、駅の料金表に書かれている駅名で目的地を決めることにした。その時、外国人の集団が困っているのを発見! そのうちの一人が英語で「すみません、銀座へはどう行けば良いですか?」と自動券売機でキップを買っているオジサンに話しかけていた。オジサンは「この人たちは、銀座に行きたいのだな…」ということは理解していたのだが、思わず「銀座って、乗り換えなきゃ行けないし、どうやって説明すればいいんだろう…」と漏らしていた。そこで、おせっかいにも私が「May I help you?」と話に割り込む。それで、銀座はJRではなく地下鉄を利用したほうが早いことを説明したが、地下鉄の乗り場がわからないという。たしかに、秋葉原駅は以前からわかりにくい構造&位置関係になっているが、つくばエクスプレスやヨドバシAkibaの開業とともに、もっとわかりにくくなってしまった。それで、英語で行き方を説明している最中に「同行者」が、「我々も銀座方面に向かうことだし、(地下鉄駅まで)連れて行ったら?」と…。私は彼らに「我々も銀座へ行くので、私に同行しますか?」と聞くと、「Yes!」と返事が来た。それで、駅まで連れて行こうと歩き出したのだが、2人しかついてこない…。「あとの人たちは?」と聞くと、「実は、まだ友人を待たなくてはならないので、あの場所を離れられないんだ!」と言う。それで、行き方を私にレクチャーしてもらおうと、2人だけがついてきたらしい。が、まだまだ地下鉄駅まで着かないのに、「OK! この道を行けばいいんだね? ありがとう!」と勝手に納得してしまった。そして、日本語でお礼を言おうと思ったのだろうが、「ありがとう」がなかなか思い出せず、やっと口をついた言葉が「オハヨウゴザイマス!」だった。気持ちは良く伝わった。しかし、不安だけが残った。今も思う。彼らは本当に銀座に到達したのだろうか…と。
拍子抜けしてしまった我々は、銀座へ向かう前に新橋に出ることにした。そして、SL広場をグルグル回り、お茶を飲んで少し休み、それから銀座へ。外国人客の多い博品館でいろいろと流行の動向(?)を見て、それから松屋へ。地下に降りて、井泉のカツサンドを購入する。
急いで有楽町駅へ移動し、山手線と東海道線を乗り継いで横浜に戻る。横浜そごうで、まい泉のカツサンドを購入。
さぁ、夕飯…。井泉とまい泉のカツサンドを食してみた…。万世の場合、出来たてを食したので、作り置きのものとは同一基準で比較することが出来ないが、それぞれに良さがあることはわかった。肉の甘みをうまく引き出しているのは、まい泉。肉の脂を巧妙に調理してソースと一体化させたのが、万世。そして、肉の柔らかさを追求して風味を高めたのが、井泉。別の表現をすると、分厚い肉を嫌味なく食べられたのが、まい泉。ボリュームがありながらジューシーに食せるのが、万世。そして、ビールを飲みながら大人気分で食べられる(と思われる)のが、井泉…かなと思う。
今日は、カツサンドばかりの一日だった。が、それぞれの良さが引き出され、グルメ的には有意義な体験をしたと思われる。が、講義の参考には全くならない。話のタネはふくらんだが…。でも、美味しい一日だった。
5月16日(水)
昨日から今日にかけて、インターネットや新聞では日本大学文理学部で44人の麻疹(はしか)感染が確認されたことを受けて11日間の休校になったことを報じていた。文理学部は、私の母校。学部4年、大学院5年の、計9年間通ったキャンパスで麻疹感染…。上智大学で全学休校となったのも驚いたが、まさか日本大学でも…という感じがした。現在、他の学部でも休校を考えているらしいが、今日出講した国際関係学部でも麻疹に関する掲示が出て、近いうちにキャンパス内の麻疹調査のようなものが行われるという。
さて、今日もいつも通りに特急踊り子号に乗って三島入り。唯一異なる点は、「同行者」が同乗したこと。静岡に帰る「同行者」が、三島まで一緒に特急に乗ってくれた。
講義は、順調なのか否か、私にも判断出来ないような状態。3時限目「社会学」では教室が(いつも通りに)パンパン状態ではあったが、板書せずに全てプリントで解説を展開したためか、教室後方の学生の落ち着きの無さが目についてしまった。しかし、いちいち注意する時間的余裕がなかったので、放っておくことにした。今日の講義内容は「アイドル工学」。如何にしてアイドルが作り上げられるかを、「人間関係の諸相と構造」の最終解説として選んだ私であった。
そして、これまたいつも通りに休み時間を移動だけで費やし、4時限目「日本の社会」へ突入。前回から始めた日本人的コミュニケーションの解説も、今回はベネディクトの言う「恥の文化」の話で90分。主として『菊と刀』で展開された日本人論を元にして、今の日本で薄れてしまった「恩と義理」について語った。
5時限目は隣の教室で「日本社会(留学生用)」なので移動は楽だが、学生に返却するレポートのコピーを取っていなかったことに気付き、荷物を置いてある講師室に戻った。が、バッグの中にレポートがない。そして、気付く。「あっ、レポートは後でコピーを取るつもりで教室に持っていったんだった!」ということに。それで、再び教室に戻り、レポートを取りだし、コピーを取っている間に始業チャイムが…。無駄な動きをし過ぎて、息切れ状態で講義開始。今日からしばらく、留学生に「文化とパーソナリティ」の考えを元にして日本社会を見る目を養ってもらおうと思い、まずは「文化」の概念について語った。文化を英語で言うとcultureだが、この単語には「培養」の意味もある。私はよく「日本という国をシャーレに例えると…」と解説するのだが、このシャーレというのはドイツ語で、英語ではculture dishということからも、私の文化論はそれなりに核心をついていることを確信した(シャレ!)。
講義後、急いで帰ろうと思ったのだが、体がなかなか動かず、少し落ち着いてきたところでバッグを背負い、三島駅へ歩いた。駅にもう少しで到達するというところで、自転車に乗った女性が私のほうに近づいてきた。以前、私の講義を国際関係学部で聴き、今年から文理学部社会学科の大学院に学ぶ韓国人留学生だった。現状報告を聞いたり、私の韓国珍道中について立ち話をした。
今日は、ぶら〜りと横浜に戻ってみようと思い、東海道線を乗り継いでみた。三島から熱海行きに乗り、熱海からは東京行きに乗り換えたが、今日はグリーン車を利用せず、普通車で横浜へ。時間帯と乗り込んだ車両位置もあるのだろうが、熱海から横浜まで車内はゆったりとしていた。それで、仮眠などをとりながら、のんびり移りゆく風景を眺めていたが、平塚から乗り込んで私の前に座ったオジサンの足(靴下)から放たれる異臭に目眩と頭痛を催した私…。
5月17日(木)
「ペッパーランチ、好きだったんだけれどなぁ…」と、そんな虚しさが募った。というのも、昨日の帰りにペッパーランチで夕飯を食べて帰ろうと思ったのだが、何だか足が向かず、そのまま帰宅して、夕刊を読んだらこんな記事が…。そして、コンビニエンスストアと共同開発した商品の販売も中止になってしまった…というニュースを今日見つけた。
今日、横浜のペッパーランチ前を通ったら、公式サイトに掲載されたものと同じ謝罪文が張り出されていた。店内は、いつもと同じ賑やかさであった。それが、かえって切なく見えた。
某局の女子アナウンサーが辞任して、自民党から参院選に出馬するという。自民党の要請を受けての出馬表明らしいが、知名度が高ければ
“政治の素人” でも良いのかね…。そんな政党が与党にある日本…。
本当に、この国は近いうちに滅亡しそうだ。
日本大学は、文理学部だけではなく、経済学部も麻疹(はしか)で全授業休講になるという。何という猛威!? 「私は麻疹、大丈夫だったっけ?」と不安になり、思わず実家に電話してしまった私である。
今日は、松戸歯学部と法学部大宮キャンパスの出講日。昨夜、寝るのが遅くなってしまったので、「今日は始業ギリギリに大学入りすればいいか…」と思ったところ、朝になって激しい雨音が聞こえてきたので、「こういう日は、絶対に何かが起こる」という妙な勘が働いて、とりあえず余裕を持って家を出た。東海道線で東京に出て、京浜東北線に乗り換えたところ、秋葉原で「川崎周辺で人身事故がありましたので、京浜東北線は運転を見合わせます。向かい側の山手線にお乗り換えください」という車内アナウンスが入った。この時点で、東海道線も運転を見合わせたという。とりあえず、乗り換えて上野には到着し、常磐線に乗り換えることが出来たが、松戸駅前のバス停には長蛇の列…。おまけに、最初に来たバスには乗れず…。臨時のバスが来てやっと松戸歯学部入り。“余裕” を持って家を出た割りには、大学到着が講義開始15分前…という有様。しかし、私はまだ良いほうだった。京浜東北線の車内に閉じこめられた教員もいたという。
さて、妙な勘に助けられて遅刻せずに1時限目「社会学」の教室に向かった私が見たものは…、履修学生が全員揃った姿であった。今日から講義のテーマを「問題行動」。まずは、概説的な話から。特に、私がよく強調するcommunisについて、common sense(常識)などと照らし合わせながら解説した。問題行動と常識(ないしは社会意識)とを同時に解説したためか、講義のレンジが広がってしまい、慌てる私…。それでも、何とか時間内にまとめる。講義の途中で雨が上がり、傘なしでも移動できそうな感じがした。
バスで松戸駅に戻り、常磐線で上野駅に戻ろうとするが、今度は常磐線のダイヤが若干乱れていた。それでも何とか大宮に到着し、バスに乗り換えた。大宮駅前では、雨がポツポツ降っており、傘がないと少々ツライ状態だった。傘をさしつつ法学部大宮キャンパスに到着した。
3〜4時限目「社会学」では、社会的動物に関する解説がスタート。ただ、3時限目の講義での解説がえらく盛り上がってしまい、「何だか、これで燃え尽きてしまったような…」という状態に。しかし、4時限目もシッカリ盛り上げ(たつもりで)、終了。
帰りに、大宮のビックカメラに寄って、光学マウスを購入した。私がヘヴィーユーザーであるからなのか、やたらとマウスのホイール部が壊れるのである。しかし、かなり使い勝手の良いマウスであるため、壊れたマウスと同じものを購入してしまった。
さぁ、あと1日で今週の担当講義はすべて終了! 麻疹蔓延に負けないように体力をキープしなくては…。
5月18日(金)
朝晩と昼間の気温差が激しくて、何を着て出かければ良いのか迷う毎日…。そして、就寝時にも寝具の選択に困ることもある。いきなり雷雨が襲ってきたり、強風が吹き荒れたり…と、何だか安定性のない気象状況である。
午前中、法学部大宮キャンパスに行くと、麻疹で全講義が休講となった経済学部の話が出ていた。経済学部と法学部は、同じ千代田区三崎町にある。そのため、両キャンパスを行き来する教員もいれば、両学部共通のサークル活動もある。「法学部の封鎖も、時間の問題か?」というような話も出ていた。ただし、あくまでも非公式な話し合いでのこと。
2時限目「社会学」は、講義内容こそ昨日と同じだが、教室の雰囲気が異なるため、進度(展開)が少々異なっている。そのため、時間配分を気にしながら講義していたのだが、どういうワケか時間押し…。
昼休み、学生の質問に答えた後、三崎町へ移動する。その時、肩から首にかけて痛みが走り、頭痛まで催してきた。大宮から上野まで移動した際の宇都宮線では、痛みを忘れるためにひたすら眠りに就いていた。が、熟睡しすぎたのか痛みが激しくなってきたのか、上野で下車してから意識が朦朧とし、なかなか京浜東北線・山手線のホームに到達出来なかった。途中でリフレでも…と思ったが、講義開始に間に合わないと困るので、そのままのコンディションで通信教育部入りした。
4時限目「社会学」の講義前、ここでも麻疹関連の説明を受ける。同じ三崎町にある経済学部のこともあり、教職員がかなりピリピリしているのがわかる。説明後、教室へ。そして、「行為」と「行動」の相違点について解説。なるべく早めに解説を終えるつもりだったが、体調のこともあってテンポが悪くなり、終業チャイム…。
講義後、すぐに法学部に荷物を置き、出講簿に押印した後、飯田橋まで歩いて向かい、てもみんへ。だが、20分ほど待たなくてはならないということだったので、同じビルに入っているはなまるうどんで早めの夕飯をとる。そして、再びてもみんに戻る。「かなり、肩と首がパンパンですねぇ…」とスタッフに言われるほど、私の肩と首は “とんでもない状態” になっていたらしい。25分間のリフレを受け、何とか本日最後の講義に耐えられるくらいには回復した。
18時からの「社会学」も、内容は昨日・今日の大宮キャンパスと同一内容。だが、肩と首そして頭の痛みが完全に抜けたワケではないので、なかなか思い通りに展開出来ず。虚しさを残したまま、今週の講義が終了した。
帰途、神保町から半蔵門線で三越前に出て、新日本橋駅へ歩いて移動。そして、横須賀線で横浜へ戻ったのだが、痛みを忘れるためにひたすら眠りについた。が、熟睡しすぎたのか痛みが激しくなってきたのか、横浜で下車してから意識が朦朧とし…(以下略)。
今年度は、どうやら悪い運勢につきまとわれているようである。
5月19日(土)
某出講先で、「学生に麻疹罹患のおそれがある状態ですので、先生方もできるだけ自宅で様子を見ていただいて…」と言われ、今日はできるだけ外出しないようにした。が、昨日から続く肩と首と頭の痛みが容赦なく私を襲い続けている…。「こういう時は、血行を良くするために辛ラーメンかな?」と、せっせかラーメン作り。but in vain…。全く改善されなかったワケではないのだが、痛みを完全に忘れ去るには至らなかったのである。辛ラーメンのパワーでも鎮まらない、かなり頑強な痛みである。恐るべし!
さらに、ファイアウォール&アンチウィルスソフトの更新時期が近づいてきたのでWeb上で手続きをし、新しいファイルをダウンロードし、インストールしたところ、ソフトが常駐せず、保護状態も有効にできない…という有様。「これを諦めて、別のものを量販店で買おうかな?」と思ったが、ダウンロードしたソフトは80米ドルもする。ちょっと諦めきれない金額であったため、何度か修復を試みる。が、なかなかうまくいかない。さらに、頭痛がひどくなり、イライラが募ってきた。
何もかもが本当にうまくゆかない。昨日感じた不安は、的中しているようだ。
5月20日(日)
昨日ダウンロードしたファイアウォール&アンチウィルスソフトの更新ファイルが、相変わらず使えない。サポートセンターに電話したが、誰も出ず。メールでの問い合わせに関する返事もない。土日は休みなのか? だったら「24時間対応」などと書くな!…と、突っ込みたくなる私であった。
ただ、昨日は私の体調も悪く、パソコンにかかりっきりになることもないので、それはそれで体を休めるきっかけにもなったが、今日は…といえば、体調も回復してきているし、パソコンでの作業にも支障がないほど “痛み” は鎮まっていた。それなのに…である。何だろう、このファイアウォール&アンチウィルスソフトは!? 長いこと使用しているので、それで惰性で更新してしまったが…。クレジットカード会社に問い合わせたら、「たしかに、80米ドルのご使用記録が当社のほうにも上がってきています」ということなので、あちら(ソフトの会社)が手続きをしない限りは引き落とされる。それと、「まさか!?」とは思うのだが、この代金の手続きがまだ完全に終了していないので、それが原因でソフトが完全に昨日していないとか…。考えられなくはないので、明日、平日を迎えてから再度判断したい。しかし、80米ドルは痛い…。
起床してから昼過ぎまで、ずっとこのソフトにかかりっきりになっていたので、気分転換などを兼ねて外出してみようと思ったところ、テレビで東京六大学の野球中継が…。今日のカードは、明治大学と早稲田大学の対戦。早稲田の先発投手は、ハンカチ王子! 「そういえば、ハンカチ王子の投げる試合をちゃんと観たことってないなぁ…」と思い、出かけるのを後回しにして、テレビ前に居座った。相変わらず、神宮球場は満員状態。特に、今まで大学野球に興味なんてま〜ったくなかったような女性の姿が目につく。これが、日本のスポーツ観戦事情だと思うと、情けなくなる。が、件のハンカチ王子のピッチングは素晴らしかった。今日の早稲田は、3人継投で明治を完封。これで早稲田は負けなしの8連勝、勝ち点4である。この快進撃は、ハンカチ王子効果だけだとは思わないが、多少の関連性はあるだろう。ちなみに、私は父親が明治大学の出身なので、当然ハンカチ王子ではなく明治の応援をしていたので、悔しいのである。けれど、「もし、楽天のマー君が大学進学していたら?」とか「もし、ハンカチ王子がプロ入りしていたら?」などと、早くも甲子園での対決の再来を期待している私である。
テレビ観戦後、いよいよ外出。いつものように横浜に出て、家を出る前に電話で予約を入れておいたRAJAへ行き、肩、背中、首、頭のリフレを受ける。受付でポイントカードを呈示すると、「お客様のポイントは、今月26日でリセットされてしまいます。あと30ポイントあれば500ポイントになり、2625円分の施術が受けられるのですが…」と言われる。今日は30分の施術を受けることにしたので、それで40ポイント入って500ポイントを超えるのだが、そのポイントは次回以降に有効となる。それに、系列店全てでポイントが使えるとはいえ、26日までにまたリフレを受けるかどうかもわからないし…と悩んでいたら、「お客様、本日3千円分のギフトカードをご購入いただければ、それで30ポイント入ります。そうすれば本日、500ポイント分お使いいただけますよ!」とスタッフに教えてもらう。それで、せっかく貯めたポイントを無駄にしたくないので、ギフト券を3千円分購入し、今日の施術分にポイントを使った。残りの施術代をこのギフト券で払っても良かったが、「いざという時のために…」と、サイフにしまっておくことにした。
施術開始後すぐ、「スゴイですね。肩全体が肩胛骨みたいになってますよ!」と驚かれてしまう。そのくらい、私の肩はガチガチになっていたのである。頭が痛くならないワケがない。30分のリフレだったが、「もっと時間があれば…」とスタッフに言われた。そのくらい、私の肩は頑固なまでにガチガチになっていたのである。
とりあえず、体が楽になったところで、買い物へ。まず、明日の出講用に乗車券と特急券を購入。そして、以前から欲しかったものを買いに行った。その “以前から欲しかったもの” とは、「たまごにかける醤油」すなわち「玉子かけごはん用の醤油」である。難なく醤油を見つけることに成功した私は、嬉しさのあまり(?)玉子を買って帰るのを忘れるという大失態を演じてしまう。それに気付いたのは、帰りの電車の中…。
帰宅して、こうして「ぼやき」を更新している最中も、ファイアウォール&アンチウィルスソフトがちゃんと動いてくれない。サポートからの連絡もないし…。
5月21日(月)
相変わらず、ファイアウォール&アンチウィルスソフトがちゃんと動いてくれない。サポートから連絡がメールで入っていたが、そこに書かれている対策は、全て私が土曜日からずっと実施していたことばかり(加えて言えば、メールに書かれていた作業以上のことをしていたのだが…)。アンインストール→再起動→不要レジストリ削除→再インストール…を、何度も何度も繰り返したが、全くソフトが機能してくれない。
そこで、WindowsXP SP2標準のセキュリティセンターに頼ろうと思ったところ、WindowsXPおよびInternet Explorer7標準のマイクロソフト社の純正セキュリティソフトが90日間無料で使用出来ることがわかった。「明日、例のソフトのサポートセンターに電話で連絡するとして、それまではこの無料ソフトで…」ということで、気軽にダウンロードしたが、何と、有料版にアップグレードする際には、私のHotmailのアカウントでサインインできるらしい。だったら、こっちのソフトを使えばいいじゃないか…と思ったが、やはり80米ドルが重くのしかかるのである。
さて、そのソフトにたどり着くまでの時間は、国際関係学部での講義。出勤簿に「麻疹に関する注意」と書かれたプリントが置かれていた。日本大学は、文理学部、経済学部、商学部で全授業休講となっており、首都圏内で7つの大学が麻疹で休校しているという。国際関係学部は静岡県三島市にあるので、首都圏の麻疹が感染しないように思われるが、学生の半数近くは首都圏から通学しており、教員も新幹線などで首都圏から出講する上、首都圏内の学部での講義を担当する教員もいるので、油断は全く出来ない状態にある。
さて、講義のほうだが、今日の3時限目「社会学」では、いよいよメインテーマである「問題行動」に関する解説が始まった。行為と行動に関する説明を行い、これらの違いを聴覚に訴えるため、2曲ほどCDで再生する。いずれも、作詞は坂井泉水、作曲は織田鉄郎…という、90年代中期から後期にかけてのビーイング最盛期の作品である。だが、CD再生のために必要なリモコンが不具合を起こし、予想外にロスタイムが発声してしまい、結局いつもと同じように、教室で終業チャイムの鳴る時間を迎えた。
いつものように、休み時間は教室移動ですべて費やし、体を休める暇なく4時限目「日本の社会」に突入。今日は、特に「一見さん」の話である。日本社会によく見られる間柄主義的なコミュニケーションについて、具体例(ほとんどが、私の実体験)を挙げながら解説した。あまりに私が盛り上がりすぎて、「今日はプリントも配布したし、かなり早めに講義を終えられるかも…!?」という講義前の目論見は見事なまでに外れた。
今朝、三島駅に踊り子号で到着した時、大学に向かう前に帰りの乗車券類を購入しておいたのだが、「昨日までの体調不良もあるし、帰りは新幹線にするか…」と思い(これが極めて当たり前の通勤スタイルなのだが…)、乗車券と新幹線自由席特急券をみどりの窓口で求めた。その時は、4時限目が早めに終わると思っていたので「帰りは、16:24のこだま号に乗ろう!」と目論んでいた。が、走って帰れば間に合うかも知れなかったが、「体調を考えると無理だな…」という諦めの境地に入った私であった。次の新幹線は、三島駅16:54発。だが、これも学生からの問い合わせに答えていて、乗ることができなかった。これは仕方がない。結局、当初の予定より1時間遅れて新幹線に乗り込んだ。
今、マイクロソフト社のセキュリティソフトは、極めて順調に作動している。う〜ん、悩むところだなぁ…。
5月22日(火)
例のソフトのサポートセンターに、電話をかけた。丁寧な対応で、ユーザーの気持ちに立って説明をしてくれた。もしかすると、これから使おうとしているセキュリティソフトより古いヴァージョンの情報が、私のパソコン内部に(目に見えないような形で)残っていて、それがパソコン保護機能を阻害しているかもしれない…ということで、アンインストールを完全に実施するためのアプリケーションをメールで送ってもらった。アプリケーションと一緒にZIP圧縮されていた取り扱い説明書の通りにMS−DOSモードでコマンドを入れ、削除完了。「さぁ、これで再インストールすれば…」と期待もふくらんだが、結果は…。結局、この80米ドルするソフトの使用を諦め、再びマイクロソフト社のセキュリティソフトをインストールした私であった。
今日、都内某所へ出向いた。共同研究のプロジェクトに関する打ち合わせがあったのだが、ここで少々厄介な状況を見た。詳述は避けるが、共同研究の難しさを痛感した出来事であった。
このままだと暗い「ぼやき」だけになってしまいそうなので、ちょっと朗らかな話題を…。打ち合わせのために降り立った駅の階段に、小さな花束が落ちていた。最初は「???」という感じで階段を上り続けたが、やはり気になって花束のところに戻った。このまま放置して、誰かに花を踏まれるのもイヤだし…と、花を手に取り、そばにいた清掃作業員の男性に「この花、そこに落ちていましたよ!」と手渡した。すると、「あっ、それはそれは、どうもありがとうございます!」と元気に答え、ニコニコしながらその花を駅事務室へ持って行った。だが、最初のやり取りを見ていないで「どうもありがとうございます!」のところからしか状況を見ていない女性が、鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をしてこちらを見ていた…。あえて、詳説割愛!
とりあえず、意気消沈気味なので、今日の更新はここまで。
5月23日(水)
まずは、例のソフトの “その後” について。昨夜、「これ以上、アンインストールと再インストールを繰り返してHDD(ハードディスク)に余計な負荷をかけたくないので、使用を諦めます」というメールをサポートセンターに送ったところ、同様の機能を有する別のソフトのインストールを提案するメールが送られてきた。「これでダメなら…」という気持ちでマイクロソフト社のセキュリティソフトをアンインストールし、提案されたソフトをインストールした。すると、数日前まで使用していたものの最新バージョンらしく、インターフェイスに見覚えがあり(ただし、例のソフトよりも機能がいくらか少ないが…)、さらに保護機能がキチンと常駐してくれた。クレジットカードの決済もしてしまっているし、このソフトを使うことにするか…。
さて、今日も特急踊り子号で三島に向かい、国際関係学部で3コマ担当。とにかく気温が高く、上着を着て出かけることも出来ないような陽気だった。そして、まだ講義を1コマも担当しないうちから汗だくに…。
3時限目「社会学」では、前回から始まった「問題行動」の解説を “本論” へ向かわせるべく講義を開始したのだが、途中で余計な時間を食ってしまい(私が余計な話をしたのが原因だが…)、予定していた内容の6割程度しか解説が終了しない状態で90分経過…。来週の講義にえらい負担をかけてしまった。
いつものように、休み時間は教室移動ですべて費やし、体を休める暇なく4時限目「日本の社会」に突入。日本における人間関係のスタンスを理解するため、「公と私」について解説する。具体例を挙げながら展開した講義であったが、私がまたしても暴走し、気が付けば90分経過…。ただ、予定していたことは全て語り尽くした。
そして、隣の教室に移動して、5時限目「日本社会(留学生用)」開始。日本人のパーソナリティを説明するため、「愛」「共感性」について解説したのだが、慈悲と共悲に基づく自然性の「愛」を留学生に理解してもらうには、ちょっとタイミングが早かったかもしれない。もう少し講義が進んだ後、夏休み明けにでもこのテーマをずらせば良かったのかも知れないが、彼らのアビリティに賭けることにした。
講義終了後、全身に汗をビッショリかいて、湯気が立っているのに気付いた。そして、湯気の中で「あっ、ATMでお金を引き出さないと…!?」ということを思い出した。私はスルガ銀行に給与の振込を依頼しているのだが、そのスルガ銀行のATMが国際関係学部内にある。18時までなら手数料がかからないハズなので、教室から急いでATMに向かって走ったが、すでにATM前のシャッターが閉まっていた…。時計を見たら、まだまだ17:57…。う〜ん、ここのATMは18時よりも前に機械が止まってしまうのか…。
これでまた、余計な汗をかいたので、新幹線で帰ることにした。往きの踊り子号の車内でも、新幹線の車内でも、家から持ってきた文庫本を読みふけった。あっと言う間に、新横浜に到着したような気がした。横浜線に乗り換え、東神奈川に出て、いつもならここで改札を出るところ、今日は横浜まで出て、手数料を払ってATMでお金を下ろし、数件の支払いを済ませ、帰途についた。
帰宅すると、汗で体に不快感が…。こういう時のシャワーはとっても気持ちが良い!
明日も、頑張るぞ!
5月24日(木)
今週は毎晩、私が学生時代に「山口百恵の去った後の日本アイドル界」をリードしていた女性歌手がゲストとして出ている数分間の番組を(見たくてチャンネルを合わせているワケではないのだが)見ている。結婚と離婚、再婚に離婚、齢を重ね、成長した子供との確執と和解、仕事も減り…と、かつての威光は伺えないその姿を見て、かなり痛々しく思えてきた。当然、化粧は濃い。無理のある若作り。それでもなお「アイドル」であろうとする根性のたくましさには敬意を表するが、「あなたの時代は終わりましたよ!」という世間の声が聞こえてきそうな気がした。
その番組は携帯電話の某社が提供。最近の携帯電話のテレビCMを見ていると、どのメーカーのCMを見ているのかわからなくなってしまう。というのも、CMに出演しているタレントさんたちが、ある時はA社のCMに出演していたかと思いきや、今はB社のCMに出ていて…という有様。例えば…このCMなど、過去に他の会社のCMに出演していたタレントさんたちが集まっているようで、私の脳みそ回線がバチバチと火花を放ちながら機能停止しそうな感じがする。ナンバーポータビリティならぬ「タレントポータビリティ」なのだろうか?
「タレントの○○、数社のCMに出演」という記事を良く目にするが、商品のイメージとタレントがリンクされて記憶される部分も多分にあると思われるので、かえって企業にとっては商品イメージをブレさせる結果になりはしないか?…と、他人事ながら心配になることがある。携帯電話で言えば、織田裕二や妻夫木聡などが他社に “移籍” 実績を持つが…。最も、企業側だって「商品イメージでタレントを選んでいる」のか、それとも「勢いのあるタレントに便乗している」のか、怪しいものである。出演タレントの人気で商品を売ろうという策略か…!?
今朝、先週木曜日よりも早く起き、先週のような目に遭うのはゴメンだったので、先週よりも早い電車に乗り込んだ。おかげで、何のトラブルに巻き込まれることなく、松戸歯学部に到着。そのノリで1時限目の講義に入ったが…、教室で「今年の私は、“かなり” 抑え気味に講義しているなぁ…」ということに気が付いた。この文章を読んでいる今年の門下生は「あれで抑え気味?」と思うかも知れない。昨年までの私を知っていて、今年の講義も履修している門下生なら、その違いに “うすうす” 気付いているに相違ない。特に、松戸歯学部では、信じられないほどに抑えている。その抑え気味の状態で、「行為と行動」について語る。
いつもより早いバスに乗り込み、松戸駅前でいくつかの用事を済ませ、早めの昼食をとり、常磐線に乗り込んだ。上野駅から乗り込んだ宇都宮線が走り出した瞬間、意識が完全に消えた。ふか〜い眠りの森に入り込んでしまったらしい。が、本能なのか、停車する駅ごとに目覚め、駅名を確認する私…。だが、さいたま新都心を過ぎたあたりで睡魔がMAX状態に!? 「ここで寝てしまったら、絶対に大宮で降りられなくなる…」という意識が睡魔を追いやり、無事に大宮で下車。
宇都宮線で眠ったことが幸いしたのか、法学部大宮キャンパスでの3〜4時限目「社会学」は、体力のスッカリ回復した状態で突入! 社会的動物に関する、特に動物学的な視点を中心に解説をしたが、想い出話を語りすぎたのか、90分まるまる解説時間に費やしてしまった。明日も大宮と三崎町で同内容の講義をするため、あまり自分を盛り上げないように努めたが…。
帰途、大宮から乗り込んだ湘南新宿ラインでも、意識が飛んでしまった。どうしてこんなに疲れているのか…といえば、講義時にパワーを出し切ってしまうからだろう。
5月25日(金)
どういうワケか、交通機関に関するカンが当たる。フトンの中で雨音を聞きながら、「大宮へ行く途中で、いずれかの列車が運転を見合わせるだろう」という予感がした。そして、本当なら横浜から湘南新宿ラインで大宮入りする予定だったのを取りやめ、東京に回って新幹線に乗り換え、大宮へ。大宮駅の電光掲示板に「京浜東北線、運転見合わせ」の表示があった。
法学部大宮キャンパスに到着すると、守衛さんが「おはようございます。今日は学生さんの遅刻が多いみたいですよ!」と教えてくれた。首都圏の鉄道ダイヤが乱れているのが原因だろう。とりあえず、私はそれを回避したが、勘が働かず予定通りに湘南新宿ラインに乗っていたら、京浜東北線の影響をモロに受けていたに相違ない。
2時限目「社会学」は、昨日の講義内容と同じながら、いつもこの時間(曜日)は天候や鉄道のせいで学生の遅刻が見込まれ、本論に入る時間を遅めにしているため、展開が他の曜日・キャンパスよりもゆっくりである。それで、必ず終業チャイムが鳴るのを教室で聞く。教室は、異常なまでに湿度が高く、講義する私の体温がそれに合わせて上昇する。これで血行が良くなったのだろう、肩が軽くなったような感じになった。
しかし、水道橋へ移動する最中に肩に冷気が触れ、通信教育部に到着する直前に “肩が壊れた” ような感覚になった。それが原因で、頭痛が再び襲ってきた。この頭痛が抜けないまま、4時限目「社会学」に。今日から「社会問題」について概説的な話をすることになっていて、まず手初めて「日本(人)的 “愛” “共感性”」について語ったのだが、肩の感覚と頭痛とが私を同時に苦しめ、学生は盛り上がってくれたかも知れないが、私自身は苦しみの中にいた。
雨さえ降っていなければ、次の講義までにリフレか整形外科で肩の処置をしたところだが、こういう時はヘタに動かない方が良いと考え、法学部の校舎内でじっとしていた。が、肩の痛みは容赦なく私を襲ってくる。「このままだと、板書さえ出来ない…」ということで、教員控室にあるパソコンを起ち上げ、Wordを使って今夜の板書内容(昨日・今日の大宮キャンパスでの講義内容)を打ち込み、作図する。入力に、いつもより少し時間がかかる。そして、印刷機のある校舎に移動するのもツライ状態だったため、自分のコピーカードを使って150名分複写する。その時、肩が再び温まってきているのがわかった。そして、すべての複写が終わった時、ほとんど午前中と同じ状態に…。「どうしよう? これだったら、板書出来るんじゃないか?」と思ったが、せっかくだから目の前の複写物を講義で配布することにした。
18時になり、本日&今週最後の講義「社会学」開始。今日の講義では板書しない旨を学生に説明して、大宮で講義した内容と同じ話をする。が、目の前の学生は大宮の学生とは違うので、展開順序や例示をアレンジして、それなりに盛り上げて終了。
その後、寄り道せずに横浜まで戻り、買い物をして帰る。今日の午前中、横浜ポルタで信じられない事件が起きたことをプリントを作成していた時にネットニュースで知った。私が通りかかった時は、何事もなかったかのように元の状態になっていたが…。悲しいことだ。
5月26日(土)
遂に…というか、やっと…というか、小林さんと一緒に横須賀の汐入で見つけた “あの” 泉谷たくろうに行ってきた!
その前に、午前中は今井医院で受診。昨日の体調を報告し、いつもの薬を処方してもらう。その後、京浜急行と横浜市営地下鉄を乗り継いで、上永谷駅へ到着したのが12時半。そこで小林さんと合流し、まずは駅前のソバ屋さんで昼食。そして、一旦小林さん宅へ行き、TULIPの演奏風景をDVDで鑑賞し、メジャーリーグや日本のプロ野球の試合をテレビ観戦する。
時間的に良い頃合いになってきたので、上永谷駅へ向かう。そして、目指すは汐入! だが、上大岡ではなかなか汐入に停車する電車が来ないため、快速特急で横須賀中央まで行き、そこからドブ板通りをテクテク歩いて汐入に向かうことにした。が、横須賀中央で下車してすぐに我々が向かったのは、ドブ板通りではなく、駅前のビルであった。書店である音楽雑誌を探すためである。ところが、書店には我々が探している雑誌の取り扱いがなく、諦めようと思っていたところ、その書店の隣に楽器店があり、無意識のうちに我々は吸い込まれていった。そして…、その楽器店で我々の探していた雑誌を入手した。「灯台もと暗し」というか、「敵は本能寺にあり」というか、思わぬところに思わぬ発見があるものだ。
そして、17時半過ぎ、泉谷たくろうの店内へ。店名からして、店内がフォーク・フォークしていることを予想していたのだが、極めてシンプルで、落ち着いた雰囲気の店だった。本日最初の客である我々が乾杯を始めた頃、店内にBGMが流れた。♪浴衣の君は 尾花(すすき)の簪(かんざし)…、そう、吉田拓郎の『旅の宿』である。「おぉぉぉ〜!」と盛り上がる我々。だが、特にBGMが店名にちなんだものであるというワケではなく、邦楽も洋楽も含めて様々な曲が流れていた。しばらくは我々だけだった店内も、次第に客が増えてゆく。客層はまちまちで、我々のように男同士の客もいれば、夫婦、恋人同士、男性一人、女性一人…、そしておそらくアメリカ人の男女4人組(彼らの雰囲気から、我々はこの集団を「カリフォルニア」と命名した)など、誰でも気さくに楽しめるお店のようである。炭火焼きの焼鳥や串焼きなど、どれもこれも料理は全て素晴らしい! スッカリ満足した3時間を過ごした我々は、「横須賀最高! 泉谷たくろう最高!」と感激しながら京浜急行に乗り込んだ。
今日はずっと、あの頃のフォーク&ロック(あえて、「ニューミュージック」だとか「Jポップ」などとは表現しない)を語り続けていた。全てが、ゆったりと流れていたような気がした。
5月27日(日)
久々のヘアカット&パーマ…。時間が取れず、手入れを怠った牧草地のようになった(←かなり大袈裟!)私の頭を、今日はスッキリさせた。今朝、起きた時に肩の張りを感じ、体がなかなか動かせなかったのだが、草刈りよろしく髪の毛がバッサバッサとカットされていくと、不思議なことに肩への圧迫感が薄れていくようであった。
帰途、横浜のビックカメラで買い物をする。私の使用しているミニマグライト(マグライトの説明は、こちら)の電球が切れてしまったので、交換用のものを購入しようと思った次第。が、同じ製品なのに一方は315円、もう一方が370円という、何とも妙な価格設定があって、店員さんを呼んで「これとこれは、どこがどう違うのでしょうか?」と聞いてみた。すると、「私も以前、これを調べたのですが、どうも仕入れの過程が違うらしく、性能は同じなのに値段が違っているようです」という回答が。「では、315円のほうでも大丈夫ですね?」と念のために聞くと、「大丈夫です!」という返事。安い方を購入したが、ポイントが貯まっていたために、そのポイントで精算。現金を動かすことなく、交換用電球を入手した。
今日も、とにかく暑い一日だった。まるでもう真夏になってしまったかのようである。まだまだ、これから夏が来るというのに、今からこんな天候が続いて良いのだろうか? これも、地球温暖化現象のせいか? ただ、高い気温は、私の肩には都合が良い。程度の問題はあるが…。
5月28日(月)
国際関係学部の教員室で、「松岡農相が自殺したんだってね?」と、ある先生に教えられ、「あの疑惑から逃げたんですかね…」と私。そして、そのニュースを確認しようと携帯電話でニュースを見たところ、「ZARDの坂井泉水が死亡」というニュースが目に飛び込んできた。帰宅して読んだ夕刊には、「ZARDのボーカリスト、坂井泉水さんが…」と書かれていたが、もともとZARDは坂井泉水という女性のソロユニットで、途中からバックバンドを正式メンバーとしたものの、いわゆる「固定メンバー」扱いではなく、現在は彼女だけの活動ととらえるのが有力で、よって「ZARD=坂井泉水」というのが現実だと思われた。彼女の詞は、率直で、切なくて、儚くて、それでいて勇気づけられるものだった。ちょうど1週間前に、講義で彼女が作詞した『DAN DAN 心魅かれてく』『瞳そらさないで』を紹介したのだが、いずれもZARDヴァージョンではなく、The Field of ViewとDEENのヴァージョンであった。今度の水曜日、彼女の詞で講義が展開されたことへの感謝と、彼女の冥福を祈るために、ZARDヴァージョンを流そうかと思う。衷心より冥福を祈る次第である。
今朝、「東海道線は貨物列車の故障で、ダイヤの乱れや運休が…」というメールが朝からひっきりなしに携帯電話に届いていたため、「今日は、新幹線で三島入りしようかな?」という考えが一瞬頭の中を過ぎっていった。が、次の瞬間、「やっぱり、いつものように特急踊り子号で三島入りしよう!」と決意した。腹を決めた以上は、迷うこともない。いつものように家を出た。が、横浜駅の電光掲示で私が見たものは、いつもと変わらぬ列車表示であった。特急踊り子号は、おそらく他の普通列車のダイヤを犠牲にしてでも定時運行を確保したのだろう。しかし、その前に横浜に入線する東海道線も通常運行…。ところが、踊り子号の後からは、軒並み10分以上の遅れをもって東海道線は運行していたようである。さらに、夕方にも辻堂あたりで人身事故があり、三島駅でも東海道線のダイヤが乱れていた。
そんなダイヤの乱れは、私の講義にも、予定にも影響した。3時限目「社会学」では、先週の水曜日にゆっくり展開しすぎたのがたたり、予定した内容の6割程度しか解説出来なかったのだが、今日こそは遅れを取り戻すつもりだった。しかし、またしても余計な話が挿入されてしまい(学生の理解度に合わせて…というのは、単なる言い訳か?!)、前回の未解説部分はクリアしたものの、今日予定していたところまでは解説が終わらなかった。水曜日は、何としても予定通りに解説を進めないと、後で困ることになりそうである。
4時限目「日本の社会」は、「今日の講義で前半戦終了!」と位置づけ、今までの解説内容の “まとめ” の意味も含めて日本(人)的「和」を語り、今年も『とっとこハム太郎』をDVDで再生し、文科省や世の親御さんたちが推奨するアニメーションの内容について語った。
その後、いつでも帰れる状態にあったのだが、少し教員室でくつろいでいた私の目の前に2名の教授が現れ、「ちょっと、社会学的に考察してもらいたいことが…」と依頼されて、ディスカッションに参加する。中国から招聘された教員が、日本の作家が自殺する理由について様々な観点から考察しているのだが、それを社会学的にはどう説明すればよいのか…ということになったのである。ちなみに、招聘教員は日本語を理解せず、中国語のほかに英語とフランス語を流暢に話される。それで、英語でディスカッションすることになったのだが、そういう生活からしばらく離れていたので、なかなかリズムがつかめない…。何度も解説を言い直し、時には中国語で筆談して行ったのだが、異分野の学者との対話の中で様々な発見があり、なかなか楽しい時間を過ごすことが出来た。
が、気付けば17時半…。本日の仕事を終えてから、すでに1時間以上が経っていた。それで、今夜のエクステンション講座を担当される中国語の先生と一緒に学食で夕飯をとり、18時半過ぎに大学を出た。坂井泉井さんの訃報に接し、切ない気持ちが私を支配していた。頭の中にはZARDの『GOOD DAY』がよぎっていた。彼女は私と同じ神奈川県出身者で、さらに私と誕生日が2日しか違わない…。私より2日遅く生まれた彼女の訃報に触れるのは、同世代人として切ない以外の何ものでもない。それで、早く家に帰りたい気持ちに押され、新幹線に乗ることにした。新幹線でも、思い出すのはZARDの名曲の数々。『負けないで』や『揺れる想い』『永遠』『もっと近くで君の横顔見ていたい』『今日はゆっくり話そう』などにも想い出があるが、やはり、『GOOD DAY』かなぁ…と、あの頃のことを思い出しながら家路に就いた。
5月29日(火)
昨日の訃報を受けて、新星堂には「ZARD追悼コーナー」が出来ていた。そして、現在品切れ中のベストアルバムの “お取り寄せ予約” も受け付けられていた。さらに、ZARDのディスコグラフィーまで編集されていた。そのディスコグラフィーを1枚受け取って帰った私であるが、1人のアーティストの死をすぐに “商売” と結びつけているような気がする。それと同時に、生前にそのアーティストに大した興味を持っていなかった者が、今頃になってCDを購入しようとする…という構図が見えてきた。これが、日本の音楽事情だろう。
ちなみに、私は昨夜、パソコンに保存しておいたZARDの音楽ファイルを、自分なりのベスト盤として編集してみた。あの頃の自分が蘇るような気がした。
今日は、月に一度のパステル教室の日であった。こういう時に限って首都圏のJRで事故が起きる。今日は、横須賀線の新川崎〜西大井間の沿線火災のため、横須賀線のみならず湘南新宿ラインや成田エキスプレスなどもダイヤが乱れまくっていた。それで、私は東京にとりあえず出て、丸ノ内線に乗り換えて荻窪に向かった。
パステル教室は、14時半から開始。今日は「色遊び」がテーマ。最初に「タンポポの綿毛」を描く。先生の指示で、用紙に黄色で太陽と陽射しを書き込み、濃い青で地球をイメージして描く。そして、練り消しを使って綿毛を表現し、色鉛筆で綿毛の茎(?)を書き込む…。自画自賛になるが、何となく綿毛が浮遊しているように見えてくる。
次に、「シャボン玉」をイメージして描くことになった。シャボン玉には色がないが、いろんな色を付けて、シャボン玉感を出す。最初に「基準」となるものを描き、次に背景をいじったりシャボン玉に色を重ねたりすることで別の感じを表し、最後に自分の思うままに…というように、シャボン玉だけで3枚描いた。今日の参加者は6名だったが、みんな無言で作業に取り組んでいた。私は、ため息を漏らしつつも、「えいっ!」とばかりに紙に向かい、「もうこれでやめておこう!」と思ったらすぐ、パステルを置いた。ある意味、今日の私は、思い切りよく描き続けたようである。
こうして “創作活動” に打ち込むと、自分の深層を知るようで、何だか面白い。これが、明日(以降)への活力につながると良いのだが…。
5月30日(水)
天気予報では、関東地方は午前中から雨、静岡県も午後から雨…のハズだった。家を9時に出る時に、すでに薄暗い雲が空を覆い、いつ雨が降ってもおかしくない状態であった。相変わらず、東海道線のダイヤが乱れていた。埼京線で事故があり、同じ線路を走行する湘南新宿ラインのダイヤが乱れ、その影響で東海道線のダイヤにも影響したらしい。だが、私が乗る踊り子号は、湘南新宿ラインの影響を受けないので、定時に横浜に入線した。
平塚あたりで、雨がやや強く車窓に叩きつけられていた。ところが、湯河原を過ぎて静岡県に入ったところ(熱海手前)で青空が広がり、神奈川県内の雨天を忘れさせるような天気になっていた。よって、三島駅を出て国際関係学部に向かう道も、雨とは縁のないような状態であった。
さて、今日は3コマ担当日。3時限目「社会学」は、問題行動の理解を深めるために「罪」「アノミー」などについて語り、先週月曜日に再生した『DAN DAN 心魅かれてく』『瞳そらさないで』のZARDヴァージョンを講義最後に聴き、坂井泉水さんの冥福を祈り、彼女の書いた詞によって講義がスムーズに展開されたことへの感謝を込めた。が、そのような趣旨で2曲再生することを伝えておいたのにもかかわらず、ずっと私語を慎まない輩がいて、イラつく。怒鳴ってやろうかと思ったが、それでは故人の冥福を祈ることが出来ない。それに、今年度は怒鳴りたくない…という気持ちがある。先日、「よく耐えてるねぇ…」と「同行者」に言われたが、本当に今年度の私は耐えていると思う。
3時限目に入る前に講師室で「今日、721教室(社会学の講義教室)を使用する先生は他にいますか?」と尋ねたところ、「先生(=私)だけですよ!」ということだったので、「では、今日は帰宅前にマイクを返せば良いですね?」と聞いてみた。すると、「何の問題もありませんよ。どうぞ!」ということになり、ずっとマイクを持ち歩いて4時限目の教室に移動出来ることになった…ハズだった。教室を移動している最中、件のマイクを721教室に置き忘れて来たことに気づき、急いでマイクを取りに戻らなくてはならなくなってしまった。よって、いつもよりもえらく長い距離を移動して4時限目に入ることになった。
4時限目「日本の社会」は、今日から後半戦に突入である。今までに語った内容(基礎編)をふまえつつ、「応用編」に入るのである。「もう後半戦か…、早いなぁ」と思いながら、「日本的経営」をテーマに講義を開始した。終身雇用制、年功序列制、企業別組合などとともに、現代のリストラ、グローバル経営などについても触れた。
5時限目は隣の教室なので、そのまま荷物を抱えて移動。教室前には、すでに十数名の学生が集まっていた。5時限目「日本社会(留学生用)」は、日本人の貴ぶ「和」について語り、月曜日の「日本の社会」と同様に『とっとこハム太郎』のDVDで再生し、文科省や世の親御さんたちが推奨するアニメーションの内容について語った。
今日のすべての講義を終え、件のマイクを講師室に戻した時、ある教員から「新聞に掲載された松岡農相の遺書を分析して欲しい」と依頼される。詳細についてはここでは述べないが、その教員と私とのディスカッションの中で、マスコミが報道していない(気付いていない?)ある事実が浮かび上がってきた。もし、私の分析が “ある程度の妥当性” を持つのであれば、とんでもないことが起きているハズである…なんてことを考えながら、三島駅に向かった。夕日が眩しかった。「この調子で、我が家の周辺も天気が持ち直していれば…」と期待したが、小田原あたりで新幹線の窓を雨が強く叩きつけてきた。新横浜はザーザー降りの状態。当然、我が家の周辺も…。
明日も、安定しない天気らしい。まるで、私の人生そのもの。
5月31日(木)
過日、えらく腹立たしい出来事があった。私に聞きたいことがあるという人がいて、会うことになった。その人と私は面識がなかったが、私の知り合いの知り合いの…という関連で、その人と会ったのだが、「これが、人に話を聞く態度かね?」というような、そういう雰囲気の中で私の苛立ちは最高潮に達していた。どうもその人は、 “自分の世界” を構築した後はコンクリートで頑強に固めてしまうような、そんなタイプだったらしい。最後には、「今、私、お話を聞かなければ良かったと思います」などと、せっかく時間をとった私に対して全否定を始めた。無駄な時間を過ごしてしまったものである。精神衛生上もよろしくないし…。そして、おそらく相手も同じようなことを考えているであろうことを思うと、余計に腹が立つ。
そのためか、ここ数日は毎朝必ず激しい胃痛で目が覚める。今朝は「今日は講義を休んで、通院したいなぁ…」と思ったが、学生はマジメに通学しているし、後で補講をすることを考えると…ということで、這うように家を出た。
今日は天気が崩れるという予報だったが、それが当たりそうな気配を感じつつ駅まで歩く。だが、胃の痛みは鎮まるところを知らない。いつもより遅く家を出ているので、いつもより混んだ電車に乗ることになった。松戸駅からはタクシー相乗りで松戸歯学部へ。大学に向かう途中で降雨。ヘロヘロになりながらの大学入りである。
1時限目「社会学」は、2週間ほど前に講義した内容を更に深めつつ、新しい概念を提示しながら「常識」(common sense)や「規範」(norm)について解説する。人数が30名程度ということもあり、リズムに乗れると講義の展開が楽になる。今日は、そのパターンだった。が、講義を終えると、再び胃痛を思い出す。
バスで松戸駅へ戻り、常磐線と宇都宮線を乗り継いで大宮へ向かうと、「本当に雨が降るのかねぇ…」と思えるような晴天! 青空が広がって、気持ちよいくらいであった。
法学部大宮キャンパスでの3〜4時限目「社会学」は、今日から「人間関係の諸相と構造」についての講義。国際関係学部でもそうだったが、なぜか今年はこのテーマの第1回目は時間が足りなくなり、予定していた内容の7割程度で終了…となってしまう。今日も然り。おそらく、明日の午前中と夜も、こういう状態になると思われるので、最初から7割程度の内容に話を絞れば良いだけなのだろう。
帰りに、今井医院へ寄り、胃痛の治療を受けた。「また、胃痛の再発だねぇ…」と、ドクター今井。やれやれ、まだ先は長いというのに…。
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