2010年12月のぼやき



12月1日(水)

いよいよ、師走…。年末の大忙し月間に突入!

…というワケで、今日中にまとめなくてはならない書類がたくさんあるので、今日の「ぼやき」は明日に!


12月2日(木)

まず、昨日の「ぼやき」から…。

昨日は、朝イチで沼津市立看護専門学校へ出講。初講時からしばらくは “中7週間” などというような状態が続いたが、ここ数週間は毎週水曜日1時限目は沼津へ…というのが定着してきた。が、昨日で年内の出講が最後となってしまった。

昨年入学の学生(要するに、現2年生)からカリキュラムが変更となり、「文化人類学」が2年次配当科目となったため、初めて沼津で1年生以外を教えることとなったワケであるが、「2年生ともなれば、分別もかなりついていることだろう」などと思ってここまで講義をしてきたのに…。私が教室に入って講義を開始しようとしているのに、ペットボトルで何やら飲んでいる学生を発見! 軽く注意をしておいたのだが、そろそろ本格的に実習に入る彼らに「なぜ、私はみんなに注意をするのか?」という話をしておこうと思い、看護学生の宿命などを語っていたところ、件の学生が別の作業を始めたため、その学生の元へ行き、久々に怒鳴ってしまった。「あぁ、ビックリした!」とは言われたが、「すみませんでした」とは言われなかった。

そんな微妙な空気の中でさらなる説教が続いた。昨日から「日本(人)と文化」というテーマに入ったのだが、本論に入れたのは講義開始から50分を経過した頃からだった。とりあえず、日本人の行動様式の1つとしての「滅私奉公」について語っておいた。

急いで国際関係学部に移動し、講義用資料を一気に編集・印刷する。そして、3時限目「国際社会学入門」に突入。次年度から国際関係学部は2学科体制に変更され、「国際社会学入門」は新入生用のカリキュラムから姿を消すことになるのだが、同時に私も担当者から外れることが決定した。よって、今年度の学生が私の担当する「国際社会学入門」最後の受講生となる。先週から「文化交流・接触の効果」について語っているが、昨日のテーマは「グローカリゼーション」という90年代から提唱されている新概念についてであった。

4時限目「日本社会(日本人学生用)」は、いよいよ昨日から「日本(人)的コミュニケーション」の本論に突入。日本人のコミュニケーションの特徴を8項目に分けて解説し、“あいまい表現” や “婉曲表現” の機能面について語る。『崖の上のポニョ』の日本語版と韓国語版の表現の違いを比較することで、それらを具体的に説明する。

5時限目「日本社会(留学生用)」は、先週行う予定だったグループワークを行う。18年前にヒットした平松愛理の『部屋とYシャツを私』の歌詞を留学生たちに分析させたのだが、日本人的な表現の複雑さに話し合いも難航し、グループごとに異なる人間関係のイメージが出てきて、それを見ていた私のほうが勉強になった次第。

帰途、東海道線の東京行き直通でのんびり横浜に戻り、仮眠ととったり文章を考えたりしながら時間を過ごした。

そして今日、1週間で一番朝の早い出講日…。なのに、昨夜は今週中に提出する書類の作成に時間がかかってしまい、フトンに入れたのは2時過ぎで、起きたのが5時半前…。以前ならこの程度の睡眠時間でも十分だったが、今の私には不十分…。しかし、仕事は待ってくれない。教室で待ちかまえてくれているであろう学生のことを思いながらフトンを出た。

朝一番の相鉄バスに乗って横浜駅西口に出ると、今日はいつも諦めている東海道線に余裕で間に合った。品川から山手線に乗り継ぎ、いつもよりかなり早く池袋に到着した。よって、東武東上線の乗り換えも落ち着いたもの。時間的余裕のある通勤は、気分的に楽である。

なのに、文京学院大学に到着後に大失態! 昨年使用した講義用資料の余りがあったので、それを今年の講義でも使用すればよいと信じ切っていたのだが、昨年と今年とでは解説内容を少しずつ変更しているため、資料の内容に過不足が生じているのである。そのことを忘れきっていて、やっと気づいたのが講義開始1分前!? 急いで講義用資料の編集に取りかかったのだが、結局作業が終了した時には講義開始から5分が経過していた。が、いつも教室に入っても4〜5人しか学生が待っていないため、もう少しだけ教員控室に居残って、最大多数の学生が集まってから教室に入ることにした。

結論から言うと、無駄な努力だった。10分遅れで教室に入ったものの、教室内の人数はいつもと同じだった。今日から「フィールドワーク論」の中核とも言うべきテーマに入ることになるので、できれば本論の解説はもっと学生が集まってからにしたい…。が、時間を浪費するワケにもいかず、適当な頃合いで黒板に「フィールドワークの実践」を書き、質問上の留意点としてダブルバーレルやキャリーオーバーなどについて解説する。

法学部に移動する際、今日は副都心線の気分だったので、志木で副都心線直通電車に乗り換えた。東上線内は各駅停車であるが、和光市からは急行運転となるため、以前は良く乗り間違えのお客さんが多かった運行形態ではある。しかし、急いで法学部に向かいたい私には、好都合である。

神保町で表通りを避けて裏道(?)を歩いていると、何やら長蛇の列…などと書くと思わせぶりだが、昼時の神保町では当たり前と言える光景である。その列の先頭は、某有名ラーメン店…。イチローでもサブローでもなく…、結構パンチの効いたラーメンを出すことで知られているあのお店の神保町店があるのだ! いつ見ても、列が途切れることがない。その列に並んだことはないが、列をなす人たちの顔つきから、そのラーメンへの愛情が伝わってくる。

さて、3時限目「社会学」は「問題行動の誤対処」をテーマに話を展開しているが、12月に入ってからは “実例” を社会学的に分析するような講義になる。今日は「人生縮小化」に関する諸現象を取り上げ、私の想い出話や実際の社会問題を元にしつつ、さらに今後開設する予定のDeath Educationがらみの話をする。

睡眠時間が短かったからか、それともノドの “荒れ” が悪化したせいか、今日は講義中にむせることが多く、特に法学部ではマイクの調子が悪かったことと相まって、声を出すのがツライ時間帯があった。講義後に数名の学生に心配されてしまった程である。が、とりあえず普通に日常生活を送っているのであまり深刻に考えなくても良いのだろう。

帰りに乗った半蔵門線・田園都市線では、完全に眠りの森をさまよっていた。車内では暖房が効いてポカポカしていたため、「はいっ、寝てください!」と言われているような感じがした。

鴨居に戻り、ダイエーに向かい、妻と息子を発見! が、息子は眠りの森に…。あぁ、親子…。

今夜は早寝したいところだが、そうは問屋が卸さないのが師走の魔力…。


12月3日(金)

夜中の2時半頃だったか、大太鼓を天空から激しく投げつけたような轟音で目が覚めた。妻は思わず息子に覆いかぶさり、守ろうとしていた。近くに雷が落ちたのだが、大した被害はなかったらしい。

そして今朝、激しい風雨で目が覚めた。窓を開けると、目の前が白いカーテンで覆われたような光景が!? 玄関を開けて家の前を見ると、目の前に汚濁された川が流れていた…。我が家の前は坂道になっているのだが、どうやら周囲にある貯水機能ではおさまりきらないほどの雨が降ったらしく、冠水状態になったのである。

法学部に電話すると、「通常通り、問題なく授業が行われます!」との回答。テレビの天気予報が「8時頃に少し雨と風が弱まる」というようなことを言っていたので、「いつもより20分遅く家を出れば、大した被害に遭わずに済むのか…」と信じ、8時過ぎに家を出た。たしかに、雨も風も弱まっていた。が、駐車場の石は各所に散乱し、道という道は泥だらけで水たまりだらけ。通行人への泥跳ねや水跳ねをさせないよう、車が徐行するものだから、いつも5分で鴨居駅に着くバスも15分かけて走行する有様。

横浜線は、完全にダイヤが乱れていた。が、45分遅れで鴨居に到着したという電車にちょうど良いタイミングで乗り込んだ。ホッとしたのも束の間、「横浜線は、大雨の影響で…東神奈川〜古淵間は徐行運転いたします」とのこと。長津田まで予想外の時間がかかってしまった。田園都市線も、大雨でダイヤがあって無きが如く。16分遅れで出発するという急行列車に飛び乗ったものの、やたらと停止信号に阻まれる。さらに、「後方を走行している電車との運転間隔を調整するため、出発を○分ほど見合わせます」というようなことが何度も続き、電車が半蔵門線に入るとさらに状況が悪化する。

いつもの金曜日は法学部に9:40頃に到着するのだが、20分しか遅く家を出ていないハズが10時を過ぎてもまだ神保町に到着できずにいた。半蔵門線内で、駅に停車しているわずかの間で法学部に連絡することが無理だと判断した私は、妻の携帯電話にメールを送り、「遅刻する可能性が大なので、学生に教室待機しておくよう伝えてほしい」旨を(私の代わりに)法学部教員室に電話してもらうことにした。

私が神保町駅に到着したのは、10時半を回った頃だった。駅構内はとても走れるような状態ではなく、地上に出た時点で遅刻が確定的となった。2時限目「社会学」の開始時間(10:40)とほぼ同時に出勤簿に押印し、配付資料を印刷する。実は、家を出る直前に何か嫌な予感がして、「今日はおそらく、2時限目に板書する余裕がなくなる」と思ったため、板書事項を急いでパソコンに入力し、プリントアウトして持って出たのである。これが功を奏し、15分遅れで教室入りしたのにもかかわらず解説するべきことのほとんどを語ることができた。

先週金曜日の講義のはじめに、「金曜日は、鉄道のダイヤが乱れやすい」「強い風が吹いて、架線が切れて電車が止まってしまったこともある」などという話をした。今日は “まさに” そんな状態…。なので、教室に入ってすぐ「…でしょ?」と言うや、学生たちがうなずいた。

昼休み中に通信教育部へ移動し、お弁当を食した後、いそいでパソコンに向かった。強い風雨の中をどうやって出勤するのかということばかりに気をとられ、4時限目「社会学」で使用するCDをうっかり家に置いてきてしまったのである。通信教育部での本年度の講義は、今日で最後…。来週は終講試験である。先週の講義で「来週はCDを再生しますから…」と約束していたため、何としても今日はCDを用意しなくてはならないのである。TSUTAYAでCDをレンタルしようと思ったのだが、近くに店舗がない。

予定を変更してCDなしで最後の解説をすることも考えたが、パソコンの画面を見ていたら妙案が浮かんできた。「音楽配信サイトで必要な曲をダウンロードして、それをCD−Rに焼けばいいんだ!」ということで、私が会員登録してあるいくつかのサービスのサイトにアクセスし、講義で紹介する予定の曲が配信されているかどうか確認した。するとmora winで配信されていることがわかったので、購入手続きを進めながら、大学近くのコンビニでCD−Rを購入して、Windows Media Playerを使って音楽CDを作成した。

今日で終講…ということで、最初に授業アンケートを実施した。数名の学生がアンケート用紙の配布・回収にあたってくれたため、学生たちが何を書いたのかはわからないのだが、私としては「人事を尽くして天命を待つ」気分。その後、1年間を通じて語ってきた内容の確認をして、役割演技の概念になぞらえて「日本人には日本人らしい演技の仕方がある。日本人らしいPersonaのかぶり方がある。日本人らしいセリフの言い回し方がある」という話をし、日本人と非日本人の発想の違いを説明するため、講義前に作成したCDを再生する。

そこには、赤い鳥の『翼をください」の日本語版(オリジナル版)と英語版が収録されている。日本語版では、何が本当にかなえたいことなのかが曖昧なまま表現されているのだが、英語版ではかなりハッキリとした意思表示が歌われている。アレンジも、日本語版と英語版とでは異なっている。そこに国民性の違いがあると考えることもできるが…という話をしたのだが、現代のように異文化との接触を抜きに日常を生きることができない状況下では文化変容を考慮する必要があることも併せて解説することにした。

最初にアンケートを実施したとはいえ、90分近く最終回の講義に費やした私…。

講師室に戻ると、見覚えのある教員の姿…。国際関係学部などでいつもお世話になっている中国語の先生が、「ちょうど通信教育部に用事があったので、一緒に帰ろうかと思って」私を待っていてくださったのである。さらに、神保町駅で “おなじみの” 加藤君が合流。楽しい帰途となった。

朝の風雨をあざ笑うかのように昼間は青空が広がって気温が23度まで上昇したが、日が暮れると “今が冬であることを思い出せてくれるような気温” に戻った。泥だらけで水たまりだらけだった道も、きれいになっていた。

スッカリ台風一過的な状態になっていたが、帰宅すると「今、何かスゴイ音がした!」と妻が言う。実は、我が家の玄関前に設置されている不動産業者の看板が剥がれたのである! そして数分後、再びスゴイ音が…。看板が落下したのである! お世話になった不動産業者でもあるので、その名の書かれた看板がむごたらしい姿のまま晒されるのは忍びなくなり、それを救出して私の所有する台車にはさんで飛ばされないように保管した。そのことを大家さんに電話で知らせようとしたのだが、ご不在で連絡が取れず。

数時間後、我が家の前でドタバタと激しい音がした。さらに、数名の話し声…。玄関を開けると、大家さん一族が集まっており、私が救出した看板を手にアレコレ話し合いをしてるご様子。私が「先ほど、大家さんに電話を差し上げたのですが…」と説明し、それで全員がすべてを納得。おそらく明日にでも張り直し作業をするのであろう、看板を車で持って帰られた。

まだまだ、今朝の風雨の猛威は続いている…?


12月4日(土)

大して早寝したワケではないのに、今朝は家族全員が “それなりに” 早起きした。そして、午前中からみんなシッカリ活動を開始!

息子の紙おむつがなくなってしまったので、午後イチでららぽーと横浜内にあるアカチャンホンポへ。ららぽーと内には、紙おむつのケース買いをした人がアチコチに…。そう、昨日から紙おむつの特売が始まったのである。考えることは、みな同じ。ただ、メーカーやブランドが違うだけ…である。我が家もお得なケース買い!

昨日の荒天で外出が叶わなかった息子も、今日はお買い物でウキャウキャ状態。ららぽーと内で靴を履かせて歩かせてみると、タッタカタッタカと走り回り、買い物客の通行を妨げること数回。さらに、手をつないで一緒に歩こうとすると、激しく抵抗して手を離そうとする。要は、独力で歩きたい、自由に駆け回りたいという意思表示である。

そんな週末…。


12月5日(日)

昨夜、息子が寝たかと思いきや10分ほどで起きてしまい、さらにその後は寝たいのに寝付けないので泣き出す有様。しばらく寝かしつけをしたのだが泣き止まず、“ダメもと” で(?)私が編集したアンパンマンのヒット曲集のCDをかけてみると、3曲目くらいで目がトロ〜ンとし始め、5曲目くらいでようやっと眠りに就いた。

そして…、今朝は息子が一番に起床! 「お父しゃん! お母しゃん!」と言いながら我ら夫婦を起こそうとするではないか!? 息子の寝かしつけでヘトヘトになっているというのに、せっかくの日曜日に規則正しい生活に入らざるを得なくなった。

が、今日はスカッと晴れ渡って、気持ちよいほど太陽の光が射し込んでいた。妻は、せっせか洗濯を2回戦…。私は、講義の準備をしながら息子の相手をする。昼食後にIKEA港北へ行くことにしていたのだが(息子へのクリスマスプレゼントを下見するため)、近所のドラッグストアで買わなければならないものがあったので、妻と息子がドラッグストアへ向かい、私はその間に調べものを済ませることにした。

妻と息子が帰宅すると、息子が「お腹空いた!」とばかりにぐずりだした。それで、息子の食事が終わってから出かけることにしたのだが…、満腹になった息子はそのまま昼寝に入ってしまった。すぐ起きると思いきや、完全な熟睡状態…。結局、お出掛けは中止となった。

18時過ぎ、息子起床。寝ぼけてアチコチに頭や体をぶつけていたが、誰のせいでもなく自分が悪いということを悟ったのか、息子はひたすら地団駄を踏んで「く〜〜〜っ!」と耐えていた。

昼間ドラッグストアに妻が行った際、今日まで有効のボーナスポイント券を持っていくのを忘れたらしい。さらに私もウッカリしていて、妻に買ってきてもらうものをいくつか伝え忘れていたのである。それで、お出掛けがなくなってしまった分の補い(?)ではないが、家族そろってドラッグストアへ行くことにした。日が暮れると気温が下がるとはいえ、12月にしては暖かい。たしかニュースで「今年の12月は、気温がかなり低下する」と聞いたのだが…。

まぁ、こればかりは自然の為せるワザなので、何を言っても始まらないが…。寒すぎるのも困るし、かといって季節感がなくなるのも考えもの。

とりあえず、明日からの1週間も頑張らなくては…。


12月6日(月)

3月にサーバーの調子がおかしくなったことについて書いたが、今日もまた同様の症状に…。このサイトが “表示されるプロバイダ” と “表示されないプロバイダ” があったようで…。ちなみに、現在は復旧している模様。

12月最初の月曜日は、大きな地震で幕開け!? 未明に “またしても” 地震が襲ってきた。震度3だったらしい。「あっ、(地震が)来るな…」という感じがした次の瞬間、ド〜ンと大きな揺れ! すぐに揺れはおさまったが、その後で寝そびれてしまい…。何ともスッキリしない状態で朝を迎えた。

いつ起きるか、フトンで考えた。田園都市線経由で渋谷に向かい、副都心線に乗るならば、6:10には家を出たいところ。ただ、横浜から湘南新宿ラインで池袋を目指すなら、6時半過ぎに家を出ても間に合う。ということで、湘南新宿ライン経由を選択して、20分ほどフトンに長くいることにした。

その甲斐あって、通勤時には頭もスカッとした状態に戻っていた。

日大看護に到着後、印刷室に直行して講義用資料を印刷する。先週の講義後に資料の原稿を用意することができず、郵送で原稿を送れば印刷してもらえるということになったのだが、結局「自分で印刷したほうが早い!」と判断した次第。講義前に週番さんが “先週の実験演習レポート” を提出しに来たので、出来たて資料を配付しておいてもらうよう依頼する。

いよいよ今日から最後のテーマ「人間関係の諸相と構造」がスタート。毎年学生のノリが異なるため、このテーマの初回にどこまで解説するのか教室の雰囲気を見て決めることにしているのだが、今年は講義に入る前にレポート内容の講評などを行ってしまったため、Personaの話まではとりあえず終えて様子を見ることにした。

講義後は新宿へ向かい、高速バス「みしまコロッケ号」に乗って三島へ向かう。例によって、例のコロッケラッピングバスである。街中を走行中は “ひときわ” 通行人の目を惹くらしく、中には動きが止まってしまう通行人も…。いきなり目の前に “でっかいコロッケ” が通れば、「みしまコロッケ」を知らない人はビックリするだろう。

今日は東名高速で渋滞が発生し、さらに一般道で工事があって片側通行規制があったりして、国際関係学部の最寄りバス停である幸町には15分遅れで到着した。ダイヤ通りだと14:10着だったので、14:25に到着したことになる。講義開始15分前である。バスを降りて、ひたすら走った。3時限目終了時に、大学到着!

しかし、バスの中ですでに講義の準備を進めていたので、4時限目「日本社会(日本人学生用)」にはすんなり移行できた。「日本(人)的コミュニケーション」の4回目は、親密度の高まりとともに非言語的なコミュニケーションが可能になるという話が中心。その解説の途中で、中山美穂主演の映画「Love Letter」の中の有名なセリフを取り上げたのだが、日本人学生でこの映画のことを知っているのが皆無という有様。韓国人短期交換留学生は、この映画の有名なセリフまで言えたのだが…。何という温度差!?

帰途、「みしまコロッケ号」はまたしても一般道の片側通行規制に巻き込まれ、東名高速で渋滞に巻き込まれ、東名江田に20分遅れで到着した。が、バス車内ではほとんど意識不明の状態だったため、かえって体力回復には好都合だったと思う。

夜、X-GUNのさがね正裕がテレビで披露していた一発ギャグを見ていた息子が大興奮…そして大笑い! 前屈みになりながら両手を叩いて、「あっはっはっはっは!」と声高に…。う〜ん、何がツボなのか? 番組の出演者や我ら夫婦は「・・・?」というギャグだったのだが…。大受けする息子との温度差…。

こうして、今週の始まりは慌ただしく過ぎてゆくも、講義のネタになりそうな “温度差” が見つかって、何となく面白い1週間になりそうな予感がする。


12月7日(火)

今日も1時限目から出講…とはいえ、昨日よりは少しのんびりできる朝。天気の具合が気になったものの、とりあえず天気予報の「昼間は曇りですが…」というコメントを信じることにして、折りたたみ傘だけをカバンに入れて家を出た。

今日は乗る交通機関の全てが順調で、まずは予定通りに桜新町に到着! サザエさん通りを颯爽と(?)歩いて日体大に向かう。思ったほど気温が低く感じられなかったのは、気のせいか?

1時限目「総合科目B」は、最初に “交通整理” などが入ってしまったが、今年の学生たちは叩き甲斐があるというか磨き甲斐があるというか、とにかく鍛えてみたくなる学生が多いので、例年以上に “指導” に熱が入っているような気がする。講義内容は…、「公的−私的」「集団的−個人的」「自由−非自由」などをもとにして問題行動に至る過程の考察をしてみた。

いつものように講義を終えると桜新町に向かい、市が尾へ。駅前でしばし時間を潰して、12:10発の東京・河口湖号を待つ。いつも10分ほど遅れての到着なのだが、今日は5分程度の遅れでバスターミナルへやって来た。さらに、東名高速もスイスイ流れていて、至極順調。予定通りに富士急御殿場車庫バス停に到着した。

市内の百均で買い物したり量販店で最新家電を眺めつつ、適度に時間を潰して御殿場看護学校へ。今日の講義の準備と同時に、明日以降の講義の企画を立てながら4時限目「文化人類学」の開始を待つ。

今日のテーマは、「文化変容」。静岡県内で「文化変容」について語ると、アレコレと具体的な商品の話が湧いてきて、私自身の説明がかなりリアルにある。そのため、学生も具体的な状況を理解できるようである。

今日の全ての仕事を終え、御殿場市内を歩いていると、富士山の裾野であるのにもかかわらずやはり寒さをあまり感じないことに気づいた。私が熱く燃えているのか、それとも本当に寒くなかったのか、とにかく日の暮れた道を歩いていて苦にならない状態だった。が、あともう少しでバス停…というところでポツポツと雨が降り出した。幸い、本降りにはならなかったが、天気予報は確かに当たった!

さらに、帰りの東京・河口湖号は定刻よりたった3分遅れで到着。さらに東名高速も往きと同様に順調な流れで、市が尾にもほぼ定刻に到着した。「こんなに順調だと、このあと何かおきるんじゃないか?」などと不安になるが、杞憂に終わる。最後の最後まで予定通りの電車やバスに乗り継ぐ。妻に昨日「明日は20時に帰宅する予定だから…」と宣言した通り、20時ちょうどに家に着いた。ここまで順調だと、本当に気分が良い。

その煽りか、帰宅後に風の勢いが強くなり、雷まで鳴り出した。明日まで続かないことを祈るのみ…である。


12月8日(水)

久々の特急踊り子号…。先週で年内の沼津市立看護専門学校への出講が終了したため、今日は午後の国際関係学部3コマのみの担当である。それで踊り子号で三島入りしたのだが、久々過ぎて横浜駅にどの程度に到着すれば良いのか感覚が鈍り、あわや乗り遅れという状態に!?

国際関係学部に到着してすぐ、来週月曜日と水曜日に「日本社会(日本人学生用)」で使用する資料を編集・印刷する。写真が多いため、印刷濃度に気をつけながらの作業となり、思ったよりも時間がかかる。が、とりあえず使用に耐えるだけのものが完成する。

3時限目「国際社会学入門」は「文化交流・接触の効果」をテーマにしばらく解説が続いているが、今日は「サイバースペース」のもたらす様々な矛盾点を中心に話を進める。

4時限目「日本社会(日本人学生用)」は、今日まで「日本(人)的コミュニケーション」がテーマ。今日は日本人が言葉に多義性を含めたり比喩的表現を多く用いることを、J−POPやニュー・ミュージックの歌詞をもとに考察する。赤い鳥の『翼をください』の日本語版と英語版の比較、さらに『翼を広げて』のDEEN版とZARD版においてコンテキストがどのような効果をもたらしているのかを解説する。

5時限目「日本社会(留学生用)」は、今日から最後のテーマ「日本(人)的国際観」の解説がスタート。まずは日本人の一元論から多元論に至る様々な発想をもとに、「日本人−異人」の関係性を語る。

講義が早く終わったので、帰りはひかり号に乗ることにした。ひかり号だと三島〜新横浜間が25分ほどなので、仮眠をとる間もなく…。

家に着くちょっと前に雨が降り出したが、傘をささずに帰宅がかなう。運がよいのか、はたまた悪いのか…?

今日で、ジョン・レノン没後30年…。「あれから30年経ってしまったのか…」という想いと、「ジョンが生きていれば、70歳か…」という想いが交錯し、さらに自分が30歳も加齢したことを実感する。気がつけば、2年前にジョンの年齢を超えていた私…。複雑な心境である。中学2年生だった私が、今では一児の父…。


12月9日(木)

くどいようだが、木曜日は1週間で朝が一番早い日である。6時前に家を出るのだが、冬になって日の出が遅くなり、さらに気温も低い道をバス停まで歩くことになる。が、明けの明星がきれいに見えて、夜明け前の散歩気分も楽しめる。木曜日はバス停へ向かうのに自然の多い広い公園を歩くのだが、空気が澄んでいて気持ちがよい。

バスも電車も全てが順調に走行したため、ふじみ野にも予定通りの到着。さすがにスクールバスを待つ間は少々寒さがこたえたが、それでも凍えるようなことはなく、頭も体もシャキーンとした状態で文京学院大学に到着した。

1時限目「フィールドワーク論」も、先週から「フィールドワークの実践」時における留意事項の解説に突入。今日は、“現地” 入りした後の人間関係をどうやって構築するのかがテーマ。特に「ラポール」の話が中心となる。

講義後は、先週と同じく東武東上線と副都心線を乗り継いで渋谷に出て、半蔵門線に乗り換えて神保町へ。こちらも、至極順調!

法学部入りし、お弁当を食し、しばし3時限目「社会学」の開始を待つ。特に準備するものはないのだが、それでも講義内容の確認は念入りに…。今日の講義は「問題行動の誤対処」の終盤…。話は「防衛機制」がメイン。かなり具体的な例を挙げながら、学生をいじりながら90分近く解説をし続けたが、講義終了後に数名から質問が出て、その対応に20分ほどかかる。講義内容に興味を持ってもらえるのは、この上なく嬉しいことである。

気分良く神保町に向かい、半蔵門線に乗り込む。午前中に乗った全てのバス・電車が順調だったので、帰りも…と思ったのだが、これが大間違いだった。ちょっとずつダイヤがズレていたらしく、長津田に到着した時には “本来乗り継ぐハズだった横浜線” が出発してしまい…。それでも、10分程度で次の電車が来るのだから、あまり多くを望んではいけないか…。

多くを望まず、明日も頑張るか…。


12月11日(土)

昨日は、仕事の後で会食のお誘いを受けていた。場所は神保町周辺…。昨日の出講は、2時限目に法学部で4時限目に通信教育部…ということで、朝からずっと神保町の周辺にいたことになる。

2時限目「社会学」は、木曜日と同一講義内容ではあるが、“それなりに” 説明の仕方を変えたため、“それなりの” 時間がかかってしまったような…。4時限目「社会学」は、早くも終講試験の実施。60分の試験監督ではあったが、学生たちの答案の出来具合が気になり、いつもの講義よりも長く感じられた。受験中の学生たちには短く感じられたかもしれないが…。

そして19時から3時間ほど、冒頭の会食…。楽しく食べて飲んで語らって、久々に酔った状態で帰途に就く。電車内の暖かさが、心地よい眠りに誘う…。乗り過ごしもなく、キチンと乗り換えもして、無事に鴨居についたのが23時半…。我が家に向かうバスは、すでに終了した後だった。歩いて帰ろうと思ったが、ちょっと寒かったのと、足取りがおぼつかなかったのとで、引っ越して以来初めてタクシーでの帰宅となった。

さて今日は…というと、早起きとはいかなかったものの、シッカリ午前中から始動。昼食後にIKEA港北へ行く。今週日曜日に行こうとしていていけなかった上、明日までの特価品があったので、今日はどうしても行きたかったのである。久々のIKEA…。息子の大好きなソフトトイがアチコチで山積みにされていて、大興奮していた息子…。

息子に昼食をとらせたかったので、レストランフロア(フードコート)に行く。が、ものすごい盛況ぶり…。そんな中で我ら夫婦が何も食べずにイスとテーブルを占拠するのは少々心苦しかったので、とりあえず何か買って食べることにした。IKEA FAMILYのメンバーズカードを持っている私、「たしか、ここで食事をすればドリンクバーが無料になるんだったっけ?」ということを思い出し、ドリンクバー用の紙コップを2つ取り、フライドポテトその他をチョイスして会計に向かう。すると、「今日は平日ではないので、ドリンクバーが無料になりませんが、よろしいでしょうか?」と言われ、自分の記憶違いを正される。しかし、「なら、要りません!」と紙コップを返すワケにもいかず、「結構ですよ!」と答えて精算する。

このフライドポテトは、某ファストフード店のものとは違って塩気が少なく、ポテト本来の味が楽しめた。これなら幼児も食べられるなぁ…ということで、息子にも食べさせてみたところ、かなりお気に入りの様子。
ソフトトイキャンペーンのキツネくんと一緒に
食事をしていると、ソフトトイキャンペーンの告知を兼ねてキャラクター(?)のキツネが登場! ちびっ子にはシールをくれるというので、着ぐるみのキツネのもとに息子を連れて行く。一緒に写真も撮らせてもらえるということだったので、妻にカメラを渡して息子と一緒に収まった。

食後、食器類を見て回る。瀬戸物やガラス製のものだと息子が落として割って危険なため、プラスチック製のものを…と思っていたところ、IKEAにはカラフルなプラスチック製食器が他種類そろえられている上に「これでもか!?」というくらいの安価で購入ができる。おまけにIKEA FAMILYのメンバーだと、割引もかかる。息子用のソフトトイも含めて予想を下回る金額の買い物をして、寄り道もせずに帰途に就く。

IKEAを出るちょっと前に少々遅めのお昼寝に入ってしまった息子ではあったが、今日のお出掛けがかなり楽しかったらしく、途中で起きてもぐずることなく、帰宅してもご機嫌モードだった。

さて、今日と明日とで講義用DVDの編集をしなくては…。


12月12日(日)

明日から、またしばらく天気が下り坂になるらしい。その間は息子をお外で遊ばせられないので、今日は買い物に出ることにした。

近所のドラッグストアは、日曜日にお米を購入するとプラス100ポイント…。さらに、今日まで有効の10%オフ券を持っていたので、まずはドラッグストアへ行く。お米を2kg購入し、私のデーバッグに詰め込み、バスで鴨居駅に出た。

先日、ららぽーと横浜のポイントがなぜか3700まで増えていて(おそらく、Webでのアンケートに答えたサービスポイントやら何やらが蓄積されたためと思われるが…)、「もしかして、一足早いクリスマスプレゼント?」などと言って喜んだ。500ポイントで500円分のクーポン券1枚と引き替えられるため、現時点で3500円分のクーポン券と引き替えられることになる。これは結構大きい。非常に有り難い!

このクーポン券を使って息子の冬服でも買おうかという話になり、ベビー服のフロアを見て回っていたところ、はなかっぱのトレーナーを発見! 妻がその商品に気がつかずに店の前を通過しようとしたので、私が「はなかっぱ! はなかっぱ!」と言って呼び止めた。毎朝、テレビで「はなかっぱ」を見ている息子は、そのトレーナーを見せられてニッコリ! 1着(1種類)購入することにした。

ベビーカーに乗せられていた息子が、急に私に抱きついてきた。その表情から「歩かせて! 靴を履かせて!」と訴えているのがわかった。息子用の靴を見せると、ニッコリして足をピンと私に差し向けた。街中の親子連れは、たいてい手をつないで歩いている。子供が勝手にどこかに飛び出さないように…という予防線と、親子の愛情(?)表現ではないかと思うのだが、息子は手をつなぐことを嫌がる。我ら夫婦が嫌いなのではなく、自由を奪われるのが嫌なのだろう。周りを見ないでアチコチを飛び回るため、通行人の迷惑になってばかりだが(そのたびに、我ら夫婦が謝ることになるのだが)、本人は至ってご機嫌モード。

書店でアンパンマンの絵本を見つけると、指をさしながら「アンパンマン!」と言いながら(おそらく…)猛ダッシュして行った息子だった。なのに、急にハァハァ言いながら私にすがりつき、「(ベビーカーに)座らせてください!」と懇願する有様…。

いずれイヤでも大きくなるのだから、今はゆっくり成長してくれればいい…と思いつつ、その成長が嬉しかったりもする。


12月14日(火)

息子は、パソコンが大好き! 私がパソコンを操作していると、寄りついて一緒にキーボードを叩き出す。以前は勝手に私のパソコンをデフラグしたり、レジストリークリーナーを作動させたり…。先日は、私さえ知らないデスクトップのコマンドを設定していた。

私が仕事で家を留守にしている間も、パソコンのキーボードを叩いて、私の真似をしているらしい。

そんな状態なので、落ち着いてメールチェックすることもできない。講義用資料をまとめるのにも、まずは息子を “交通整理” するなり寝かしつけるなりした後の作業となる。

「ぼやき」を更新するのは、それらの済んだ後の話…。ところが、昨夜はその前に私が燃え尽きてしまって…。

昨日は天気が思わしくなかったことも関係あるのだろうか、とにかく移動中は頭も体もハッキリせず、講義の展開を考えることもなく出講…。だが、朝はスッキリ目覚め、バスも電車も全てが順調だったのが不思議なくらい。

そんな状況で、1時限目の日大看護「社会学」はスタートした。先週から最終テーマ「人間関係の諸相と構造」がスタートしたが、先週は例年よりゆっくり解説を進めたため、今週でどこまでペースを取り戻せるか…が問題だった。しかし、なぜかペースを上げないほうが良いと判断した私は、先週と今週で例年の1コマ分の解説…という有様。

その後は、例によって新宿から高速バス「みしまコロッケ号」に乗って三島入り。そして、5分遅れで幸町バス停に到着。急いで国際関係学部に向かい、出勤簿に押印してすぐに4時限目「日本社会(日本人学生用)」の講義教室へ。教室の前に、明らかに私の講義を受ける学生が多数あふれていた。どうやら、前の講義が時間押し状態だったらしい。今回から小田和正監督作品『いつか どこかで』を鑑賞しながら日本(人)的なコミュニケーション(および表現方法)を学ぶことにしているので、最初にDVDが正常に作動するのかどうか確認しておきたかったのだが、とりあえず機器を信じることにした。

いろいろあって講義開始が10分近く遅れ、さらに映画上映前の解説に力と時間をかけ過ぎてしまったらしく、予定していたシーンまでは上映できず。それでも、無難なところまでは再生をし、解説を付けておけたので、問題はないものと思われる。

帰りも、もちろん「みしまコロッケ号」で…。雨がひどく、東名江田からあざみ野駅に向かう道がいつもより長く感じられた。

一夜明けて今日、今朝も寝起きがスッキリ! 「午前中は傘が手放せません!」という天気予報を信じて、大きめの傘を持って家を出る。が、横浜は雨雲らしきものは立ちこめていたものの、雨が降る気配がない。雨が降らなければ降らないで結構なことだが、備えあれば憂いなしといったところ…。

桜新町で地上に出ると、パラパラと雨が…。が、傘をさすほどでもなく、そのまま日体大まで歩く。

1時限目「総合科目B」は、相変わらず “交通整理” からのスタート。何のために私が注意しているのかを説明している最中でも、別の作業にいそしむ失礼な学生が!? 卒業までに残された時間も少なく、私の講義の残余回数も少ない…ということで、ちょっと強めの注意を与えてみた。ノドの調子がまだ回復しているワケでもないのに大きな声を出してしまったものだから、せっかくおさまりかけた咳が講義後にぶり返した。

「総合科目B」の講義テーマが「ストレスと問題行動」で、その講義を聴いていて問題行動を起こされると…。

今日から「問題行動の誤対処」について解説することにしていたのだが、急きょ解説内容を半分に縮小し、人間が他の哺乳動物とどのような点で異なるのかということを「生理的早産」と関連づけて解説するのみにとどめた。

いつもなら、講義を終えると講師室でコーヒーをゆっくり1杯飲んでから桜新町駅に移動するのだが、今日は講義もちょっと早めに終わらせて、コーヒーも飲まずに大学を出た。いつもは4時限目に入れている御殿場看護学校「文化人類学」だが、今日は特別に3時限目に担当することになっていたのである! それで、どうしても11時半に新宿駅を出発する小田急箱根高速バスに乗らなくてはならなかったのである。このところ箱根行きのバスには乗っていなかったが、東名高速は毎週通っているので道路事情はわかっているつもりだった。11時半のバスなら、おそらく重体に巻き込まれることはないだろう…という自信もあり、とにかく乗り遅れないことだけを気をつけて移動した。なのに…、こんな時に降雨!?

とりあえず、無事に箱根行きのバスには乗り込んだ。予想通り、東名高速も順調。が、運転手さんのドライビングテクニックがものすごく秀逸で、全てのバス停に定刻到着という離れ業(?)をやってのけたのである! 御殿場駅の予定到着時間が13:10(講義開始20分前)なので、「うまくゆけば、その5分くらい前には御殿場駅に着けるかも」などと思いつつ乗車したのだが、結局は定刻到着。運転手さんのしていることは、決して悪いことではない。むしろ、運転手の鑑のような運転をしたのだ。が、今日はできたらカミカゼ運転をしてほしかった…と思った。

こうなった以上は、急いで学校に向かうしかない。傘をさしたまま走るのは大変なので、休みなく早足を続けた。学校に到着したのが13:22…、講義開始8分前だった。

何で今日に限って3時限目担当なのか…。今日の1年生の時間割は当初、1−2−4時限目に講義があったものの3時限目が空き時間となっており、それで私が無理を言って3時限目に時間をズラしていただいたのである。他の専門学校で経験したことなのだが、3時限目が空き時間となって4時限目の講義に入る学生は、モチベーションのキープが難しくなってしまい、いつもよりも講義の雰囲気も悪くなりがちなのである。昼休みが60分あって、さらに90分プラス10分(休み時間)も空きができると、家に帰りたくなる学生も出てくるし、ひと眠りして勉学意欲をリセットしてしまう学生もいる。ならば、私が頑張って3時限目に担当すればいつもの雰囲気で講義ができる上、学生もいつもより早く帰れるという一石二鳥。さらに、私も早く家に帰れることになる。

講義内容は、今までの話と次回以降の話の “橋渡し” 的な意味を込めて日本と西洋の「愛」を比較してみた。日本シャーレと西洋シャーレの構造の違いから説明を始め、もともと日本人が語ってきた「愛」がどのようなものであったのかを解説して90分…。15時をちょっと回ったところで講義が終了した。

いつもなら講義開始の時間に学校を出て、再び御殿場駅へ。15:35発の小田急箱根高速バスに乗って帰途に就く。東名江田に着く頃には雨が上がっていて、昨日と違ってあざみ野駅までの道のりはあっという間に感じられた。おまけに、気温上昇!

今日は12月14日。307年前に大石内蔵助を始め赤穂浪士の討ち入りがあった日である。今年も「忠臣蔵」の時期になったのか…。


12月15日(水)

今日も、国際関係学部のみの出講。授業アンケート用紙が用意されていたので、担当している3講座全てのアンケートを行った。

回収後、提出時にアンケート用紙のチェックを兼ねてザッと集計をしてみたのだが…。全ての科目で「とてもそう思う」「そう思う」に97〜8%ほどのマークがあり、受講学生からの高評価に気分を良くする。

が、中にはとんでもない自由記述があり、腹が立つやら呆れるやら…。3時限目「国際社会学入門」では、「期待していたヨーロッパやアメリカについてはあまり触れられず、韓国ばかりでガッカリした」というコメントを読むと、「シラバス読んだの?」とツッコミを入れたくなる。さらに、「もっと学問的な講義を期待したのに残念です」などと書かれているのを発見し、「“学問的” って、どのレベル? 大学院生レベルの話?」などと回答の主旨が理解できずに悩んだり…。“学術的” の間違いではないかと思われるのだが、もし私に学術術用語ばかりの講義を期待したのだろうか? それで講義が理解できなかったりすると「学生のことをわかっていない」などと書かれるんだろうなぁ…。

4時限目「日本社会(日本人学生用)」では、とんでもない記述を発見! 1つは「学生への注意が屁理屈ばかりで小学生以下/あなたの趣味を押しつけないでください/小田先生、小田先生とくどい/二度と受けたくない先生第一位です」というもので、今1つは「学生が言うことを聞かないとすぐ切れる、怒鳴る/生理現象を我慢させる/話の内容がわからず、何の授業かわからない/教師に向いてない」というもの。小学生以下のものから知識を与えられて単位を取るこの学生は、幼稚園児以下ということになるが…。さらに、趣味の押しつけなどはしておらず、得意範囲を紹介しているだけの話である。「小田先生」というのは小田和正氏のことなのだが、講義でその楽曲や映画を使用させていただいている以上は「先生」とお呼びして敬意を表するのは当然のこと。二度と私の講義を受けたくないのだったら、今すぐにでも履修を取りやめて次年度に別の教員の同科目を履修すればよいだけのこと。それもできないあたり、この学生が根性なしであることが容易に想像できる。さらに、私は講義中にキレたことなどない。怒鳴るのは “普通の注意では自分の行動の非常識さを理解できない学生” への最終手段である。そのプロセスを理解せずに非難するこの学生の浅はかさ。生理現象云々というが、何のための休み時間なのだろう? 小学校や中学校、高校では授業中にトイレに立つのが容認されていたのだろうか? 「講義が始まったら外に出てはいけないんですよ!」なんて注意は、小学校で教わるハズ。それに、さも当然の権利を主張しているかの如く平然と教室を出ようとする学生には「戻れ!」と命ずるが、体調不良や何らかの事情がある学生には退出を認めたハズ。「教師に向いていない」かどうかを判断するのは、お前じゃない! お前が所属している国際関係学部だ!

ただ、私の講義が学生の97〜8%の学生程度の支持を得ていることを考えると、私(の講義)を非難している意見は一般的感覚からズレているにすぎないのだろう。大部分が私の講義を「わかりやすい」「熱意を感じる」「シラバス通り」などと評価しているのに、それがほんの数名には理解できていない。理解できてないことを、私のせいにする。そして、私を嫌う…。何という自己中心的発想!? こういう学生のことを、私は「知識泥棒」と呼ぶ。

5時限目「日本社会(留学生用)」は、問題記述なし。というより、アジア人留学生は教師への敬意は忘れていないようである。だからといって、彼らが “標準” であるというワケでもないだろうが…。

講義は…といえば、3時限目は「文化交流・接触の効果」について、「同質性と異質性」「パートナー意識」「歴史観」などをもとにして解説する。そして、一部(シラバスを読まずに履修してきた)学生の期待に応えずに日韓関係を例に挙げての説明…。

4時限目は、月曜日に引き続き小田和正 “先生” の『いつか どこかで』を鑑賞しながら日本(人)的なコミュニケーション(および表現方法)を学ぶ2回目。一部学生は観たくもない映像&聴きたくもない解説だろうが、大半の学生の好意的な表情を見ながら婉曲表現や以心伝心というような日本的な表現と映像表現について語る。

5時限目は、先週から「日本(人)的国際観」について解説を始めたが、今日は「外国人」「ガイジン」と日本人の位置関係についての説明が中心となる。実際に起きた事件や問題などを取り上げながら、日本人が欧米人とアジア人に対してどのような意識の違いを持つのかを説明していく。

急いで帰る必要はなかったのだが、何だかムシャクシャ気分が抜けなかったので、新幹線に乗ることにした。ただ、ひかり号には間に合わなかったので、こだま号で “やや” のんびりと…。それでも、在来線で帰るよりは格段の早さ!

なのに…、何やら打ちのめされたような感が拭えず、いつも以上に疲弊していたようである。夕食後に居間でゴロンと横になるや、そのまま眠りの森へ…。何度も息子が私に「起きて!」と言わんばかりに体を揺すってきた。息子なりに心配してくれたのだろう。私が寝ている間に妻が息子を風呂に入れていたのだが、風呂から出てもなお息子は私に声をかけてくる…。

昼間は家にいられず、息子の面倒も見てあげられないので、できたら家にいる時は息子と触れ合っていたいと思うのだが、今日の私はそんな気力もなく…。

気持ちを入れ替えて、明日以降も頑張らなきゃ…。


12月16日(木)

今日で、年内の木曜日出講が終了。1週間で一番朝早く家を出る…という生活に慣れてきた頃に、インターバルに入るワケである。

だから…というワケではないが、今朝は5:50には家を出てバス停に6時に到着。始発バスは6:15発なので、バス停で15分ほど待つことになる。バス停へ向かう最中も、バスを待っている間も、体が凍り付きそうな寒さに「師走だなぁ…」と思わずにはいられなかったが、むしろ気持ちがシャキ〜ンとするような感じでもあった。

ふじみ野駅で文京学院大学のスクールバスを待っていると、どうも雰囲気の違う6人組が列を乱しながら “自分たちの世界” に入っていた。文京の学生ではないことはわかったが、だとすると何でスクールバスに乗る必要が…? 何かイベントでもあるのだろうか? 6人のうちの数名はスーツケースを持っているので、もしかすると演劇用の衣装でも入っているのかとも思ったが…。6人のうちの1人は地元出身であることが、会話内容から判明した。そして…、彼らは文京学院大学に到着後、平然と大学敷地を出て、どこかへ消えていった。

そういえば、「スクールバスって有料?」「タダだよ! オレ、この間初めて乗ったから知ってるんだ!」という会話があったなぁ…。要するに、家に帰るのに路線バスを使わず、近所の大学が運行しているスクールバスに乗ったフリーライダーだったワケである。こういうことを言うべきではないのだろうが、最初から6人組には知性のかけらも感じられず、それで「文京の学生ではないな」という判断をするキッカケになったのである。バスに乗る前に「何か大学に用があるのですか?」とでも聞くべきだったかも…。

1時限目「フィールドワーク論」は、いつもこの時期に「実験演習」と称してフィールドワークのシミュレーションをするのだが、今年は履修人数が少ないので全員で「質問する側」「質問される側」の経験をし合えるようなグループワークを考えて教室に入った。が、そこにいたのは4名のみ…。「でもまぁ、これくらいで実験をしたほうが効果はあるんだよなぁ…」などと思いつつ、早速実験に入った。それなりに学生たちは悩み、楽しみ、コツを掴んでくれたようなのだが…。実験開始後50分経過して1人、60分経過してまた1人、教室に入って来たのである。いつもこの講義は4〜5人でスタートし、途中で五月雨式に遅刻者が入室してくるのだが、いつも50〜60分遅れで来る学生が今日も遅刻してきた。かわいそうだが、今日の遅刻者2名には実験に参加してもらわず、黙ってオブザーブしてもらうだけにした。

講義前、構内にスクールバスではなく東武バスが停車しているのが見えた。何だろうと思っていたが、どうやら今週の火曜日と木曜日は一部のスクールバスを東武バスに委託して運行しているのだという。東武バスも心得たもので、最新型の車両をスクールバス用に運用していた。このことを知っていたら、時間をズラしたものを…。

ただ、法学部への移動時間をズラすワケにはいかず、帰りもいつものスクールバスに乗ることに…。

3時限目「社会学」は、今の子供たちの「死」に対する認識の問題点を説明するため、2004年に起きた佐世保市小6女児殺害事件を例に挙げ、さらにそれ以前から私が携わってきた共同研究チームでのデータ分析結果などを解説し、佐世保事件を取り上げたNHK「クローズアップ現代」をDVDで再生するつもりだったのだが…。なぜか、DVDデッキがディスクを認識しない。そこで、この事件に関するテレビ朝日の報道をまとめたDVDを再生しようとしたところ、メニュー画面には進むのだが再生ができず。結局、昨年3月に報道された半田市の事件に関するDVDを再生することにした。そして、やなせたかし先生の「アンパンマンのマーチ」の背景を説明し、その事実を知った上で曲を聴いたり『それいけ! アンパンマン』を鑑賞するとどうなるか…という点に言及し、実際に「アンパンマンのマーチ」のフルバージョンを再生してみた。

やなせ先生が命の大切さをアンパンマン作品や作中の挿入歌に込めているものの、子供たちにはそのメッセージが伝わっていないという温度差…。

これで、法学部の木曜日クラスも年内の講義が終了。2010年内の講義回数も、あとわずか…。


12月17日(金)

2010年内の金曜日出講も、今日で終了。今日の講義は法学部の2時限目「社会学」のみだったが、15日(水)に行われた卒業試験の採点を講義後にすることになっていたので、講義後も大学に居残り。木曜日クラスから37名、金曜日クラスから19名が受験していたが、クラスによって解答のレベルに格差が生じていたのには驚いた。

採点終了後、今度は文京学院大学に移動する。「フィールドワーク論」に先月から中国人交換留学生が中途受講することになったが、その学生の補講が1回で終了しなかったため、今日の5時限目に2回目の補講をすることになったのだが…。留学生は今日の3時限目に本郷キャンパス(本部)のほうで講義を受けているということで、その到着を待っての開始となった。

補講は、18時前に終了。スクールバスでふじみ野駅に戻る時は、ちょうど退勤ラッシュ時…。乗ろうと思っていた電車には間に合わなかったものの、それでも18時半の準急には間に合った。今日はいつもと違って朝霞台で下車し、北朝霞から武蔵野線で府中本町に出て、南武線に乗り換えて武蔵溝ノ口へ。そして、田園都市線で長津田に出るルートを採択した。

溝の口までは順調だった。田園都市線のホームへ行くと、すぐに急行が入線してきた。なのに、後続の列車が遅れているということで、運転間隔調整に入ってしまった。万事休すかと思いきや、奇跡的に(?)長津田で横浜線に無事乗り継げたため、20時半には帰宅していた私…。

これで、今週の講義も終わり。このところ帰宅して居間で寝入ってしまうことが多かったので、この週末は少し体を休めてみるか…。


12月18日(土)

今日で結婚2年半を迎えた我ら夫婦…ということで、昼食後に近所(?)のシャトレーゼまでショートケーキを買いに行くことになった。ここ数日、気温がものすごく低かったこともあって息子を外に出していなかったため、息子の欲求不満も頂点に達しそうな勢いで、その散歩も兼ねて出かけることになったのである。

妻は少々体調が優れず、私は1週間の疲れが抜けきらない状態だったが、「息子のために」の気持ちで外出したのだが…。最初に買い物をして、それから公園で息子を遊ばせることにしたが、シャトレーゼに至るまでに息子が電池切れ状態になってしまい、寝ている息子を乗せたベビーカーを店内で静かに押しながら買い物をし、さらに「起きていたら、ここでも遊べたのにねぇ…」などと思いながら羽沢町内の公園を通過した。

そのまま菅田町の我が家に向かって歩いていると、同じ形の家が何軒も同じ区域に立てられているのを発見! 家は1軒として同じ色のものはなく、その上「これって、アメリカングラフィティっぽい作りの家だねぇ…」というような、何となく日本ではないような雰囲気も醸していたため、コースを外れて家々を見て回った。人が住んでいる家なので、ジロジロと眺めるワケにはいかなかったが、クリスマスデコレーションをしている家が多く、「(息子が)起きていたら、きっと興奮しただろうねぇ…」と、ちょっと残念がる我ら夫婦…。

その後、元の道に戻ったつもりが、どうやら勘違いをしていたらしい。見覚えのない光景が目の前に飛び込んできた上、電柱に表示されている番地が「上菅田町」となっていた。神奈川区と隣接する保土ヶ谷区に、「菅田町」の前に「上」という文字の付く「上菅田町」があり、このことを知らない人がよく間違えて市営バスの「菅田町」行きや「西菅田団地」行きに乗ってしまうこともあるらしい。

私は保土ヶ谷区内の小学校を卒業しているので、位置関係は頭の中に入っている。それで軌道修正はすぐにできたのだが、まだまだ菅田町ビギナーの我ら夫婦、どこにどんな道があるのかまでは把握しきれていなかった。しばらくすると、「菅田いでと公園」の裏口に出た。菅田町には我が家の近くの「みどりの丘公園」と「いでと公園」がある。この公園ではよく地区祭りが行われ、この夏もこの公園のお祭りに参加したのだが、公園内の丘には足を踏み入れたことがなかった。公園の裏口は、まさにこの丘の入口…ということもあり、通ってみることにした。が、入口の車両進入防止柵が邪魔でベビーカーが入れなかったり、下りるのが全て階段道だったり…と、「入ってくるな!」と言われているような状態。公園の脇に “けものみち” のようなものがあったので、そこを下りることにした。そこは “道なき道” のような状態になっていて、枝や葉っぱが積もっていた。息子は、公園に落ちている枝や葉っぱを拾うのが大好きなので、起きていたらさぞかし大喜びしたことだろう。

公園を抜けて、舗装された道に出たところで息子が目を覚ました。あと数分早く目を覚ませば、楽しい体験ができたのに…。

結局、我が家の近所の公園で息子を遊ばせてから帰宅することにした。持参したシャボン玉を吹くと、声を出して喜ぶ息子…。ベビーカーから降ろして走り回らせると、サッカーをするために公園に来た集団に近づき、「僕も仲間に入れて!」と言わんばかりにボールの前に立ってしまった。さらに、この集団の1人が連れてきた犬がつながれている所に息子は果敢に(?)トテトテと近づき、触ろうとした。犬が息子の胸部を前足ではたくと、息子は尻餅をついた。普通ならここで泣くところだが、なぜかニコニコしながら再び犬に近づく息子…。犬が息子の周りをグルグルと走り回ったため、リードが息子の足に引っかかり、息子は前のめりに倒れてしまったのだが、それでもなお犬に近づこうとする。犬が好きなのか? それとも、ぬいぐるみのようなものだと思っているのか? とにかく、ちょっと目を離すと息子は犬に向かって歩いてゆく…。そして、息子を追いかけて抱きかかえ、犬から引き離す私…。なのに、懲りずに何度も犬に近づこうとする息子…。それを追いかけて抱きかかえる私…の繰り返し。

親としては「犬に吠えられたり噛みつかれたりしないで良かった」とホッとするのみである。

犬から離れた場所に息子を移動させると、そこにある滑り台に興味を示した模様。本当は年齢的に滑り台はまだ使用できないので、息子の手を持って勢いを抑えてあげなくてはならない。この作業、結構疲れるのだが、そんなことを息子が理解できるワケもなく…。「もう1回! もう1回!」と言うように私に訴えてくる息子の笑顔に、ついつい負けてしまう私…。

昨日の「ぼやき」の最後に「この週末は少し体を休めてみるか…」なんて書いてみたが、正反対の方向に動いていたような…。


12月19日(日)

年内に…できれば今日中に済ませておきたい用事があったので、昼過ぎに出かけることにした。目指すは…、相変わらずのららぽーと横浜

メインの用事を済ませるのに到着から2時間近くかかってしまうも、早めに家を出たのが功を奏し、「まだ4時半じゃない!?」という余裕ぶり。そこで、フードコート内のマクドナルドで休むことにした。ちょうど(?)ビッグマックLLセットフードストラップ付き)クーポンがあったので、使ってみた。妻が「私、“お店の形” の(ストラップ)だったら欲しいなぁ…」と以前からつぶやいていたが、ストラップの種類は選べないため、運任せ状態だったのだが…。なんと、マクドナルドカー…つまり “お店の形” のストラップが出てきたのである! これには、妻も大喜び。

ところが、妻の様子がどうもおかしい…。「何か…足りなくない?」と言うのである。トレイをよく見ると…、「あっ、ポテトがない!」と大きな声を出してしまった私…。それで、カウンターに戻ってポテトの件を言おうとすると、店員さんのほうから「ポテト(が足りなかったお客様)ですね! ちょっとお待ちください!」と言うや、奥のスタッフに

ポテトのお客様、お戻りですっ!

と声高らかに伝えていた。カウンターの店員さんがポテトを用意しようとしていると、チーフらしき人物が突如現れて揚げたてのポテトを用意し、「二度のお手間を取らせることになり、大変申し訳ありませんでした」と丁寧に謝られた。「いえいえ、確認しなかったこちらもいけないんです」と返したが、かえって気分良くポテトを味わうことができたような気がする。

でも、中にはいるんだろうなぁ…この程度のことでクレームをつける輩も。

その後、ベビーフードやおやつなどを見て回ったが、その際に息子に靴を履かせて店内を歩かせたところ、アンパンマン関連のグッズに興奮したり、幼児用自転車に座ったり、縦横無尽に走り回り、さらには陳列されている商品を床に並べようとしたり…と、好き放題! それが息子にはとっても楽しかったのだろう、「うぅ〜〜〜〜っ!」などと叫びながら自分の好きな場所に行ったり来たり…。

そのせいか、ららぽーと横浜を出てすぐ眠りの森に飛び込んでしまった息子ではあったが…。

2010年内の出講終了まで、あとわずか…。


12月20日(月)

昨日の昼過ぎ、乾電池10本が私の右足に落ちた。10本セットの乾電池のフィルムを開けようとしていたところ、持っていた講義用資料と乾電池がぶつかって、乾電池だけが落下…。運の悪いことに、角から落下…。体質的に私はたんこぶが出来にくく、大きな怪我をしていてもしばらく気がつかないことも多いのだが、今回はシッカリ(?)とアザもたんこぶも出来ていた。

さて、月曜日の早起きも年内は今日で最後…。横浜経由で池袋に出て、日大看護へ出講。

今年度の日大看護は、カレンダーの都合で全14回のうち13回は年内に…という流れだった。が、今日の講義を終えると次回は1ヶ月以上ブランクができてしまうため、最後のテーマ「人間関係の諸相と構造」の解説を例年の2分の1のスピードで展開することにした。そうすることで、年明けにも学生が無理なく無駄なく不安なく講義についてきてもらえるようにしたかったのである。が、年内最後はキリのよいところで終わっておかないと、かえって逆効果になってしまう…。そこで今日は、学生のノリと私の話の進め具合の中範囲を取りながら展開してみたところ、「とりあえず、ここで終わっておけば何とかなるだろうなぁ…」というところまで話を引き延ばし、無事に終了!

三島への移動に、今日は特急踊り子号を利用することにした。山手線で東京に出て、始発駅からのんびりと…。車内でウトウトしていた時、“あること” に気づいた。徐々に気温が上がってきていたのである! 三島駅に降り立った時は、上着なしでも歩けるような暖かさ。12月らしからぬ陽気だった。

国際関係学部に到着後、講義開始まで小田和正監督作品『いつか どこかで』のストーリーを確認し、チャイムが鳴る前に教室のカギを受け取りに行ったのだが、私の前に講義教室を使用されていた先生から「カギ、ありませんよ! マイクは調子悪いし、何だか今年はおかしいですよ!」と伝えられ、とりあえずカギを探してみたものの見つからず、予備用のカギを借りて教室に入ったのだが、すでに始業チャイムが鳴った後…。

『いつか どこかで』の上映も、今日が最後。いよいよ佳境に入るのと同時に、日本人らしい表現方法が効果的に使用されるシーンが続出。そして、解説に時間を取りすぎて、終業チャイムが鳴るまでに上映が終了するかどうかギリギリの状態になってしまう。何とか全てを上映して講義を終了させることはできたものの、最後は駆け足状態に!?

月曜日はたいてい「みしまコロッケ号」に乗って帰るのだが、全てにおいて疲弊状態の私は、迷うことなく新幹線利用を選択した。新横浜で下車後、ホテルアソシア新横浜へ行く。ポイントカードに累積されているポイントが年末で消滅してしまうというので、サービス券に引き替えるためにフロントへ。まだまだ新しさの感じられる雰囲気と、クリスマス色の調和で、別世界にいるような心地がした。

用事を済ませると、駅前バスターミナルから横浜市営バス129系統の鶴ヶ峰駅行きに乗り込んだ。129系統で菅田町入口に行き、36系統で菅田町方面に行く場合、乗継乗車券をもらうことで通し料金が適用される話は3月にしたが、今日はあえて乗継乗車券をもらわずに、菅田町入口でも下車せずに、旭硝子入口まで乗ってみた。そこから我が家まで、徒歩で20分前後…。何となく、いつもとは違ったルートを通ってみたくなったのである。

旭硝子入口バス停は神奈川区羽沢町にあるのだが、ほんの一瞬だけ保土ヶ谷区上菅田町を歩き、そして再び羽沢町に戻り、いつの間にか菅田町に入っている…という位置関係。途中、みなとみらいのビル群がハッキリと見える場所がある。神奈川区の最高地点に近い場所を歩いているため、7キロ先のみなとみらいまで視野が遮られずに広がっているのである。空気が澄んでいたせいか、すぐそばにランドマークタワーがあるかのような錯覚…。

もっとも、10ヶ月ほど前まではランドマークタワーから歩いて帰ろうと思えば帰れる場所に住んでいたが…。

年内の出講、あと2日。最後まで頑張らなければ…。


12月21日(火)

「東京・河口湖号」を利用するのも、年内は今日で最後…。

今朝は、とっても寒かった。いつも羽織っているジャンパーではとてもしのげそうになかったので、ダウンコートに着替えることにした。私は暑さ寒さには強いほうだ(と思っているのだ)が、今朝の寒さは容赦なく私の体に襲いかかってきた。

ただ、電車内は暖房が効きすぎるほどに効いていて、思いがけず眠りの森をさまよい続けた私…。それがかえってリフレッシュにつながったらしく、田園都市線を桜新町で降りた時にはかなり頭もスッキリした状態になっていて、足取りも軽く日体大入り。

1時限目「総合科目B」は前回から「問題行動の誤対処」について語っているが、例年とはちょっと解説内容を変更し、前回は「生理的早産」の話がメインとなり、今回は「役割演技論」…というように、あくまでも「人間」という存在についてメインに語る。講義の最初に「No.1にならなくてもいい/もともと特別なオンリーワン」という言葉の意味を学生たちに考えさせ、小レポートにして提出してもらう。大して時間がかからないだろう…と思いつつ教室に入ったものの、気がつけば90分経過…。

寒さが少々緩んだ道を桜新町まで歩き、田園都市線で市が尾を目指す。途中、携帯電話で「みしまコロッケ号」の予約を入れたり妻にメールで連絡を入れたりしていたところ、得体の知れぬ不安感に襲われた。「えっ、何なんだこの感覚!?」とワケがわからなくなったが、数秒後に理由が判明した。「次は、藤が丘…、藤が丘…」という車内アナウンスを聞いて、市が尾を乗り過ごしてしまったことを知る。藤が丘で上り線ホームへ移動し、市が尾に引き返したが、この時点でロスタイムが7分…。

さらに、携帯電話で予約した「みしまコロッケ号」の乗車券を市が尾駅前のサンクスで出力しようとしたところ、「該当の予約コードがありません」というエラーメッセージばかりが出た。何度やっても同じ結果…ということで、端末に設置してある問い合わせ用電話でサービスセンターに尋ねてみた。担当者と一緒にアレコレ試すが、先に進まず。ところが、相手は百戦錬磨のプロ、最後の最後的な手段を教えてもらうと、予約コードがやっと認識され、乗車券を手にすることができた。

会計を済ませて時計を見ると、12:10! バスの出発時間である。いつもバスを待つ時間をどうやって過ごすか迷い続けていたが、今日はちょうど良い時間潰しが出来た。おまけに、バスは “たった” 3分遅れで到着…。そのまま順調に東名高速を走行し、予定通りに御殿場到着!

空を見上げると、雨雲が立ちこめていた。いつもはアチコチのお店を見て回るのだが、雨が降っては大変なので、御殿場看護学校までの近道を選ぶ。講義終了まで雨が降らないことを祈りつつ、4時限目「文化人類学」が始まった。今日から「国際化と文化変容」にテーマが改まるのだが、今日で年内最後の講義であるがゆえにインターバルを挟むことになるのだが、残り回数を考えると…。とりあえず、今日は「国際化」を考えるための前提と、「文化相対主義」「自文化中心主義」をメインに語ることにした。キリの良いところで話を終わらせておかないといけないので、その点に気をつけつつ解説を進める。

雨の降らないうちに富士急御殿場車庫バス停へ移動しようと思い、講義終了後すぐ学校を出た。が、バス停へ到着する前にポツポツと雨が降り出し、風も強くなってきた。早足でバス停を目指し、待合室に入ると、雨の勢いが増してきた。強くなったり弱くなったり…という状態ではあったが、雨が完全にやむことはなかった。

バスを待つこと50分…。話し相手もいないし、読む本もないし、寒いし…と、何とも切なくなる条件ばかりがそろっていた。それでも、今後の講義の展開などを考えているうちに時間はあっという間に過ぎてゆく…。

明日は、最高気温が19度だとか…。寒さが厳しくなったかと思いきや、まるで秋に戻ったかの陽気になったりして、12月とは思えない陽気が続く。たしか、今年の12月は気温が総じて低いという予想だったハズだが…。


12月22日(水)

今週は、アチコチの大学で “講義回数調整” が実施されている。講義回数の少ない曜日(特に月曜日)の講義を、別曜日で実施するのである。国際観関係学部の場合、今日は月曜日の時間割で講義が行われる。私の場合は、月曜日も水曜日も国際関係学部の講義を担当しているので、出講日的には何ら変わりはない。ただ、本来水曜日は3コマ担当のところ、月曜日の1コマだけを担当するだけになっただけの話である。

それで、いつもの月曜日のように「みしまコロッケ号」に乗り込んだ。しかし、そのほとんどが “いつものように” ではなかった。まず、使用車体…、これが「みしまコロッケ号」仕様ではなく、観光バスタイプではあるものの “かなり” 小振りのバスがやって来た。もちろん、コロッケラッピングでもなく…。さらに、午前中に東名大和で事故があったらしく、その影響で渋滞が…。

おまけに、いつもと違う仕様のバスで運行していたため、車内にトイレの設備がなく、それがために足柄サービスエリアで10分間の臨時休憩が入って万事休す。状況を大学に伝え、学生には教室待機しておいてもらうことにした。

結局、2010年最後の講義は10分の遅刻で始まった。最後の最後までガタガタ状態の2010年…。

講義冒頭、前回まで3回に分けて鑑賞した『いつか どこかで』の内容と挿入歌の分析を行い、1992年2月に放送されたプライム10 音楽達人倶楽部「小田和正 追いかけて 追い続けて」を再生する。映画を作った本人の “声” を聞いて、映像と音楽に込められたメッセージを理解しようという試みである。

帰りに乗った「みしまコロッケ号」は、全てが順調だった。東名江田には “たった” 1分遅れでの到着。「往きにこうだったら良かったのに…」と思いつつ、下車する。

あざみ野駅から横浜市営地下鉄ブルーラインに乗り、センター北へ行く。久々に降り立つ駅ゆえ、以前よりも開発が進んでいたがゆえ、改札を出てからしばらく道に迷う。観覧車を見つけて、やっと位置関係がわかるようになる。そして、ここからは “サンタクロース” になりきってベビーザらスへ向かう。間もなく1歳5ヶ月になる息子に、何を贈ったら喜ぶのだろう…と、時に妻に電話でヘルプを求めつつ、とりあえずクリスマスプレゼントを選ぶ。レジに向かう途中で、199円のミニトラックを見つける。以前、トイザらスで同じものを見たことがあるのだが、つい最近まで「あのトラック、(息子に)買ってあげたら喜んだろうねぇ…」と夫婦で話しており、それが目の前にあるということは「買って帰れば?」と言われているようなものではないか…という感覚に陥った私。息子が好きそうな色、形のものを1つ選んで購入した。

センター北から横浜市営地下鉄グリーンラインで中山に出て、横浜線で鴨居へ。引越をして、今年の初めにはあまり足を運ばなかった場所が “近場” になり、行動パターンが変容していることを実感する。

帰宅して、買ったばかりのミニトラックを息子に渡すと、「うぉ〜〜〜っ!」と喜びと興奮の入り交じった声を上げ、早速遊び始めた。テーブルにミニトラックを置いて、その前で不思議なダンスを踊り始めたり…!? とにかく、嬉しそうだった。「もしかして、これをクリスマスプレゼントにしたほうが良かったのでは…?」というくらいの喜びよう。

こんなことで喜んでもらえるのも、おそらく今だけだろう。そのうち「DSが欲しい!」「Wiiが欲しい!」「ディズニーランドに連れてって!」などと言い出すんだろうなぁ…。

それにしても…、久々に横浜市営地下鉄を利用したが、初乗り運賃の高さを改めて実感した。ブルーラインに加えてグリーンラインが開通して(もう2年前の話だが…)ネットワークはそれなりに充実してきており、今日のようにセンター北からの我が家への帰宅がかなり便利になっているのだが、いかんせん初乗り運賃が…。でも、我が家の近くに地下鉄駅が出来たら、「初乗り運賃が…」などと言わずに利用するようになるんだろうなぁ…。

今日は最後に未来への「ぼやき」と現状への「ぼやき」を語ってみたが、何の意味があったのやら…。


12月23日(祝)

昨夜は柚子湯に入って体がぽっかぽかになってリラックスできたが、それがために激しい眠気が襲ってきて、気がつけば日付が変わっていた。何度か息子が私を起こしに来たり、妻が声をかけてくれたのにもかかわらず、起きることができなかった私…。

そのため、全ての作業が終わってフトンに入れたのが朝の5時…。すでに冬休みに入った身なので昼前まで寝ていてもよかったのだが、なぜか8時半過ぎに起床して、すぐパソコンを起ち上げ、某科目の学年末試験問題を作成してしまった私…。

紙おむつの特売情報を得ていたので、昼食をとって一段落ついたところで出かけることになった。親子3人、ららぽーと横浜へ出陣! だが、まずはプリンタ用のインクなどを購入。それから書店にちょっと寄って、アカチャンホンポへ。2パック箱入りのものを格安でゲット! おまけに、ポイント3倍!

さらに、館内のクロネコヤマトに立ち寄り、午前中に作成した試験問題を送る手続きをする。

買い物を終えた後、息子に靴を見せたところ大興奮! 靴を履かせて館内を歩かせてみたところ、“ベビーカーに押さえつけら続けていた鬱憤” を晴らそうと思ったのか、あっちこっちへ縦横無尽に駆けてゆく息子…。

明日はクリスマス・イヴ。なのに、街では今日もアチコチでサンタ・クロースが “営業活動” に勤しんでいた。どこもかしこも、クリスマス一色…。


12月24日(金)

巷は、クリスマス・イヴ。だが、我が家は “西方教会的” に「クリスマス本番は、12月25日!」というスタンスを取っているので、今日は特別なイベント無し! おまけに、仕事関連の郵便やらメールやらがバンバン届いて…。

なのに、急に「クリスマス・イルミネーションくらい見に行こうか…?」というような話になり、行くならみなとみらいのクリスマスツリーを見ようということになった。昨年12月クイーンススクエアのシンギングツリーを家族3人で見ていたところ、息子が大号泣したという過去がある。今ではいろんなものが平気になってきた息子に、どうしても “リベンジ” めいたことをさせてみたくなったのである。

が、思い立ったのが遅すぎた。日が暮れかかってから出かける準備をしたため、「みなとみらいに今から出かけても、ゆっくり出来ないし…」という現実に企画変更を余儀なくされ、近所(?)のシャトレーゼまでショートケーキを買いに行くことにした。

家を出た時にはすっかり日が暮れていたが、お出かけが叶った息子は大喜び! さらに、アチコチの家々でデコレートされているクリスマス・イルミネーションに大興奮! 帰りに寄ったドラッグストア内では、興奮冷めやらぬ息子が「ベビーカーから降ろして! 歩きたい!」といった自己主張を始め…。

今日がクリスマス・イヴであることを息子が知る由などないのだが、どうしたことか朝から息子はニコニコ楽しそう。音楽に合わせて激しく踊り続けて疲れて昼寝したり、食事もバクバク食べたり…と、何やら近々いいことが待っていそうな予感があったのかもしれない。

そういえば、今住んでいる家のカーペットはちょうど10ヶ月前に敷いたもの…。引越前日に私の両親の助けも借りて新居に来て、カーペットだけ敷かせてもらい、翌日の引越に備えたのだが…。まだ引っ越して1年も経っていないのに、以前からこの街に住んでいるかのような気分になっている我ら夫婦…。もっとも、このところ引越をしても神奈川区内…ということの連続なので、現住地も違和感なくスッと溶け込めたのだと思う。

それはともかく、明日は土曜日でクリスマスで…と、街は大にぎわいだろうなぁ…。


12月25日(土)

Merry Christmas in 2010

昨年もロゴを作ってみたので今年も…と思ったのだが、特に良いアイデアも浮かばず、ありきたりな感じのものになってしまった。来年のクリスマス・ロゴは、もうちょっとしゃれたものを作ってみたいと…。

息子には昨日、我ら夫婦からだと言って “象の親子のぬいぐるみ” を渡したところ、ニコ〜ッと笑って受け取るや否や「カプッ!」と鼻やら牙やらにかぶりついた。楽しそうだった。

そして夜、息子が眠っている枕元に、ベビーザらスで購入したプレゼントをそっと置いておいた。これは “サンタクロース” からの贈り物ということにしておいた。今朝、目を覚ました息子が枕元の袋(ベビーザらスのもの)に気づき、「おぉっ?」と声を上げた。私は寝たふりをしながらその光景を見ていたのだが…。見慣れぬ袋と対峙していた息子、「これは一体何なのだろう?」としばし考えていたが、どうやら結論が出なかったらしく、再び寝てしまった。しばらくして再び目を覚まし、再び袋を眺めていたのだが、やはりどうしたらよいのかわからず、妻のフトンに潜り込んだ。

息子に気がつかれないよう袋を「トントントン!」と叩いた私…。すると、その音に反応して息子が袋をいじり始めた。しかし、中をのぞき込むようなことはせず。再び私が袋を「トントントン!」と叩くと、またしても袋をいじるものの中をのぞき込まず。そんなやりとりが、1時間以上続いてしまった。

クリスマスプレゼントと息子結局、「中を見てごらん!」という感じで息子を促し、息子に中身を出させた。アンパンマンのおもちゃ2種を取り出した息子は、「これ、もらってもいいのかなぁ?」という顔をしていたが、それが自分のものであることを確認すると、「パァ〜〜〜ッ!」と明るい顔をして箱をバンバン叩いて喜んでいた。サンタ冥利に尽きるような感じである。

今日が “本当の” クリスマスである。我が家の場合、昨日話が出たクイーンススクエアのシンギングツリーを見に行くことくらいしかイベントがなかったので、息子のために…と横浜アンパンマンこどもミュージアム&モールに寄ってみることにした。まず横浜市営バスで片倉町駅に出て、市営地下鉄で高島町へ。息子が「地下鉄」というものにかなり興味を持ったようで、だっこして地下鉄の入線を見せてあげると、ジ〜ッと凝視! 車両の動きに合わせて目と頭を動かしていた。
アンパンマンミュージアムにて
高島町からみなとみらい地区に歩き、アンパンマンミュージアムに到着すると、いずこもアンパンマン、「これでもかっ!?」というほどのアンパンマンに、息子は声を上げていた。息子の1歳の誕生日はアンパンマンミュージアムで過ごしたのだが、まだ1歳では状況を意識して認識するに至らないのだろう、どれもこれも珍しそうに眺めていた。

その後、シンギングツリーの本日初回(17時半)に間に合うようクイーンズスクエアに移動し、人の波をかき分けてツリーの見えやすい場所を確保した。定刻通りにシンギングツリーが始まる。昨年は大号泣の息子だったが、「さて、今年は…」とベビーカーに座らせた息子の顔をのぞき込むと…

寝ちゃってるじゃないか〜っ!

大音響の中でスヤスヤと眠り続けている息子であった。

このまま息子には昨年のリベンジもさせずに帰ってしまおうかとも思ったが、買い物などをしつつ息子の様子を見ることにした。そして18時前、目を覚ました息子…。18時半からのシンギングツリーを見せることにした。息子を肩車して、その時を待つ…。周囲が暗くなり、イルミネーションショーがスタートする。しばらくは黙って眺めていた息子だったが、やがて号泣…。背中をそっと叩くと泣き止んだが、しばらくしてまた号泣…。昨年ほどではないにせよ、今年も泣いてしまった…。

息子の夕飯を食べさせなくてはならないため、どこか落ち着ける場所へ…と移動している最中、アチコチのクリスマス・イルミネーションを眺めていた。すると、前方から電飾が近づいてくるではないか!? 「何だあれ?」と思っていると、全身電飾の男性が、極めて普通の服装の男性(おそらく友人)と一緒に颯爽と歩いていた。電飾男の周りには携帯電話で写真を撮ろうとする人の波が出来、かなりの注目度。私の後ろにいた人が「あの(電飾男の)友達、何であんな普通にしていられるんだ?」とつぶやいていたが、私も心の中で「うん、同感!」と思っていた。

電飾男に別れを告げた後、桜木町駅前のビルのエレベータでとある若いカップルと一緒になった。女性のほうが息子のスタイの “あるもの” に気づき、そっと息子のほうをのぞき込んで一言、「あっ、たねまる!」と…。男性が「何それ?」と答えると、「えっ、たねまるですよ! 知らないんですか?」と女性が返す。そして「たねまるですよ! たねまるって…え〜っと何(のマスコットキャラクター)でしたっけ? え〜っと、え〜っと…」と悩み出し、私に目で助けを求めてきた! 私が「横浜開港博です!」と教えると、「そうです! 開港博ですよ! あはははは!」と女性は安心した様子。

しかし…、なぜクリスマスに一見識もないカップルの会話に入らなくてはならないのだ?

信じられないような出来事に遭遇するのが、私の運命…。そして、そんな2010年のクリスマス…。


12月26日(日)

「後日、書けばいいか…」として今までアップしなかった「ぼやき」を…。

こんなものを盗んでどうするのやら…?
御殿場市内のとあるお店の壁に、こんな貼り紙があった。エアコン室外機の盗難に遭ったらしい。「こんなものを盗んで、何になるんだろう?」と思ったが、現在日本中で室外機の盗難被害が相次いでいるという。

理性的に貼り紙を作成しつつも、この店の店主がかなりお怒りになっていることがひしひしと伝わってくる。

私も義憤を覚え、「こんな馬鹿なことをする輩がいる」ことを警告するべく、1枚撮影した次第。
つわものどもが夢の跡
嗚呼、つわものどもが夢の跡…。

今年2月に「ナガイ美容室」の話を書いた。御殿場が生んだ大スター・永井真理子の実家である美容室の話である。火曜日に出講している御殿場看護学校のそばに、その美容室はあった…のだが、2月の「ぼやき」でその建物が取り壊されて更地になったことは述べた。

現在はVIC TOKAIが跡地に立ち、往時をしのぶものは何もなくなったかのように見えたのだが…。つい先日、跡地正面の駐車場に、「ナガイ」と書かれた5つほどのレーンを発見! ただ、中途半端に上塗りされたペンキが物悲しい…。
下積禁止!?
「苦労するな!」ということか…。

知人から送られてきた宅急便に貼られていた警告シールである。「天地無用」「ワレモノ注意」などというシールは頻繁に見かけるが…。

要するに、「この荷物の上には、何も置かないように!」という意味なのだが、いくらでも意味が取れるところが日本語の面白さである。
野の葡萄にて
最後は、「ぼやき」ではなく「賞賛」を…。

これは、8月小林さんと訪ねた自然食ビュッフェで注文した “にぎりずし” である。1回に2貫までの注文だというので、何度かに分けて数貫を食した。写真は、「茄子のにぎり」と「おくらと梅肉のにぎり」の写真である。

茄子は回転寿司などでもよくネタになっているが、これは焼き茄子にしてある。オクラに梅肉を載せただけでも美味だが、それをにぎりずしにしたらどうなるのか…と期待しつつ注文してみた。結論から言うと、かなり美味しかった。季節的に今はメニューにないものと思うが、あればまた注文したいものである。

今日も、我が家は近所のドラッグストアへお買い物…。大晦日まで特価品がそろっている上、ポイントが2倍…ということで、新年を迎えるためのお買い物である。

何だか、街全体から疲労感が伝わってくるような気がした。


12月27日(月)

息子の三種混合(DPT)接種のため、病院へ。そのついで(?)に、私も年内最後の受診をすることにした。三種混合の予約は14時で、その15分前には受付をするように病院から言われていたのだが、どういうワケか息子がお昼近くまで寝てしまい、アタフタしながら仕度する。

とりあえず病院に15分以上前に着けるようなバスには乗れたのだが、バスが走り出した瞬間「あっ、荷物を持ってくるの忘れた!」と妻…。それで、妻は次のバス停で下車し、私は息子を連れて鴨居駅まで行くことにした。病院の最寄りバス停は鴨居駅の1つ手前なのだが、銀行で用事を済ませておこうと思った次第。

ただし、早足で家に戻った妻が難なく(?)次のバスに乗れたのと、妻の到着より前に私が病院入りして息子の体温を測っておいたため、予防接種には間に合った。

体温計を息子の脇の下に挟むと、気持ち悪いのか体温計をやたらと触ろうとする…。「触っちゃダメだよ!」と何度も息子に言って聞かせるのだが、理解できるハズもない。が、病院事務室の女性職員が「ぼうや、うまく(体温が)測れるかな?」と息子に話しかけた時、それまでぐずっていた息子がシャキ〜ンと姿勢を正し、黙って体温を測らせてくれた。外面が良いのか? 女性の前でカッコつけたかったのか? とにかく、体温は無事に測り終えられた。

これで、三種混合は終了! 予防接種ではほとんど泣くことのない息子…。今日も耐えていたようだった。この調子で、人生の荒波にも耐えてほしいものだと思ったりもする…。


12月28日(火)

2010年も残りわずか…。1年の疲れを癒すのと、年内にやるべきことがあるのと…で、30日まで更新休止予定。

とりあえず、元気です。


12月30日(木)

掃除や片付けが下手な私…。そんな我が家の大掃除は、妻が主力! 私と息子は、そんな妻の邪魔にならないように心がけて…。

一昨日、鴨居駅前のソフトバンクショップに行き、「勝利のお父さんストラップ」を受け取ってきた。福岡ソフトバンクホークスのパリーグ制覇を記念して作られたストラップなのだが、ソフトバンクユーザーは抽選で30万名が当選するという代物。我ら夫婦は、そろって当選! だが、当選通知がメールで届いた時期も違えば、“受け取りメール” の届いた時期も違う。

ソフトバンクショップに着くと、ナンバーポータビリティのためのお客さんと新規契約のお客さんが窓口を占拠していた。「これは、ちょっと待ち時間が多くなるかなぁ…」などと思いつつ、とりあえず自分の番を待ってみた。最初、息子はむずかることもなく、楽しそうに店内を眺めていたり、妻の差し出したおやつを美味しそうに食べていた。が、そのうちじっと待っているのに飽きがきて、泣き出す有様…。何度「帰ろうか…」とつぶやいたことか…。

30分ほど待って、やっと私に「本日のご用件は何でしょうか?」とスタッフのご用聞き。携帯電話の “受け取り通知メール” を表示すると、「あっ、少々お待ちください!」と言うやカウンターの奥に行き、「こちらをどうぞ!」と大きめの箱を持ってきた。私の手のひらサイズ…。かなり大きなストラップである。「これは、携帯電話につけるものなのか?」という疑問を抱きながらも、「ありがとうございました」とお礼を言ってショップを出た。

帰途、妻が「もしかして、家に着いたら私にも “受け取りメール” が届いたりして?」などと、恐ろしいことを曰った。

その予想は、見事に的中! 昨日の早朝に “受け取りメール” が妻にも届いたのである! だったら、一日待って一緒にストラップを引き取行けば楽だったのに…と、後悔先に立たず状態に。

そんな(?)昨日は、妻が部屋の片付けをしている間に息子を私の用事&散歩に連れ出した。寒さがちょっと厳しくなってきていたものの、ベビーカーに乗せられた息子はウキャウキャと楽しそう。道行く人に手を振ったり、気になる景色に遭遇すると「おぉ〜〜〜〜っ!」と声を上げたり、だんだん息子の意思がハッキリ伝わるようになってきた。

1時間ほどの散歩が終わり、帰宅してすぐに夕飯。ところが、散歩でハッスルしてお腹が空いていたのか、息子はご飯を勢いよく食べ続け、一気に完食!

今日は…といえば、ダイエーの「木曜の市」である。今年最後の「木曜の市」だったのだが、正月用の食材が多く並んでいたせいか「いつもより、値段が高かったよねぇ…」と妻がぼやいていた。たしかに、いつもの「木曜の市」よりもお得感は薄かった。年内最後の特売に意気揚々と乗り込んだ我ら夫婦&息子だったが、ちょっとガッカリ…。

ダイエーに入店する前、傘や靴の修繕屋さんに折りたたみ傘を見せて「ここが折れてしまったんですが、直りますか?」と相談する。「直るには直るけど、ちょっと時間がかかりますね」と店主に言われる。年内に修理してもらえたら御の字という気持ちで「どのくらい、時間がかかりますか?」と聞いてみると、「そうねぇ…、20分から30分くらいですね!」との答え…。それって、「時間がかかる」の範疇に入るのか?

とりあえず嬉しい誤算にビックリしつつ、修理を依頼した。315円也!

そして、妻はソフトバンクショップへ行き、「勝利のお父さんストラップ」を受け取ってきた。

このところ、アンパンマンを見つけると息子は指をさしながら「アンパンマン!」と声を出す。バスの車窓からバーミヤン「冬のげんき100ばいキャンペーン」の “のぼり旗” を見つけるや否や「あぁ〜〜〜〜っ、アンパンマン!」と嬉しそうに声を出していた。

息子は、喃語ながらも「ありがとう」「アンパンマン」「おかあさん」「おとうさん」「バイバイ」が言えるようになってきた。そのうち、のべつ幕無ししゃべり続ける日が来るのだろう。

さぁ、2010年も明日を残すのみ…。何だか、あっと言う間に過ぎていった1年だったような気がする。


12月31日(金)

結婚して2年半、親になって1年5ヶ月…と、特にキリの良い数字があるワケでもないが、とりあえずそんな自分の2010年を振り返りつつ迎えた大晦日…。

午後、洲崎大神へ行ってきた。旧い御札をお焚き上げに出すためである。今年の2月まで、この神社の目の前に住んでいた我ら家族…。同じ区内に引っ越したとはいえ、家から洲崎大神までバスで40分近くかかってしまった。が、バス1本で結ばれているというのは、何かの縁だろうか?

神社で御札を納めた後、歩いて東神奈川駅へ向かう。道すがら、かなりご機嫌モードの息子…。途中、国道15号線沿いの精肉店に寄る。2枚で270円のトンカツを買おうと思っていたのだが、我ら家族より一瞬早く入店した若いカップルが最後の1パックを購入してしまったらしい。値段は安いが、直営のトンカツ店で1枚800円以上の価格で提供されているものと同じものなので、味は格別! 年内最後の贅沢(?)を…などと考えていたのだが、最後の最後までこの体たらく!? 久々に旧居付近を訪ねたのだから…と、以前からちょっと気になっていた “幻のミートボール” なるものを1パック購入した。

これまた久々に、東神奈川のサティで買い出しをする。そして、これまた久々にCIAL PLATに立ち寄り、妻がゲットしたマクドナルドのコーヒー無料券を使ってみた。このところ、息子はマックフライポテトが大のお気に入り。そのまま幼児に与えると塩分がキツイので、手で食塩を取り除いてから与えるのだが、そんな親心をよそに息子は「早く次のポテトをちょうだい!」とせがむ。

今日から、バスは年末年始ダイヤでの運行である。我が家周辺では…、相鉄バスは休日ダイヤでの運行となるのだが、横浜市営バスは年末年始特別ダイヤが組まれていて、我が家周辺を運行するバスは極端なまでに本数が減る。1時間に1〜2本しか運行されないのである。そのことを知らない人たちが、バス停で「(バスが)来ないなぁ…」とつぶやいていた。いつもの調子で次のバスが来るものと思っていた人など、せっかく来たバスをやり過ごしてしまったり…。「あの人、あと30分以上もバス停で待つことになるんだよねぇ…」と、我ら夫婦のつぶやき。

結局、2010年は最後の最後までドタバタ状態…。2011年は、もっと地に足をつけて歩みたいと思う。みなさまも、良いお年を!


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