2010年2月のぼやき



2月1日(月)

夜、雪が降った。午後に入ってから降り続いていた雨が、夜になって雪になった。

息子も、生まれて初めて雪を見た。だが、息子には雪が何なのかわかるハズもないのだが、どうしても親としては、「ほら、雪だよ!」などと言って見せてあげたい気持ちになる。天気予報で「関東地方の沿岸部では、積もるほどの雪が降らない」というようなことを伝えていたが、どうしてどうしてまとまった量の雪が降っていた。

静岡で生まれ育った妻など、「あぁ、こっちに越してきて本当に良かった!」と、子供のようにはしゃいでいた。遠足などでしか雪に触れることがなかった妻は、こうして日常生活の中で雪が見られることが嬉しいらしい。

しかし、雪が降り出したのが帰宅後で、本当に良かった。帰宅前なら、路面が滑ったり電車が止まったりして、穏やかな気持ちで雪を眺められなかっただろう。おまけに、今日は三島勤務…。

国際関係学部の4時限目「日本社会(日本人学生用)」の試験監督のため、特急踊り子号に乗って横浜を発ったのが12:23のこと。その時はまだ雨も降っておらず、雲の様子が若干おかしかったくらい。だが、試験監督のために教室に向かう時、「先生、雨が降ってますよ!」と声をかけられる。試験監督終了後も、傘をさして三島駅へ。気温も低くなってきていて、「これは、早く帰らなくては…」と気持ちも焦り始めてきた。

なのに、在来線に乗り込んだ私…。新幹線にも間に合いそうだったのだが、あえて東海道線に乗ることで “帰宅前の仮眠” をとることにした次第。車窓の外で冷たい雨が降っていても、車内はポッカポカ! 「これが寝ずにいられるか!?」とばかりに、熱海から横浜までのほとんどを眠って過ごした私…。

この雪、明日まで降り続くのだろうか? 雪が積もって欲しい気持ちもあるが、交通機関の乱れが心配でもあるし…。


2月2日(火)

ありきたりだが、今日は「平成22年2月2日」と、“2だらけ” の日。もっとも、今月の22日になれば2がもう1つ増えるが…。

昨夜の雪は、積もるには積もったものの、雪合戦が出来るほどではなく、ちょっと妻は残念そう。しかし、交通機関に大きな影響が出ずに済んだことは喜ぶべきではないだろうか。

先月末から、担当講座の終講試験を回収したり、郵送されてきたり…で、部屋には学生の血と汗と涙の結晶である “重要書類” が所狭し(?)と並んでいる。採点を急がなくてはならないのだが、まだこれから試験問題を作成する講座もあり、頭の中がスッカリ混乱している私である。

そういえば、今日は弟夫婦の結婚記念日…。「結婚」に関しては、あちらのほうが若干先輩である。


2月3日(水)

「節分」と入力しようとしたら、「拙文」と出た。確かに…。

節分といえば、豆まきや恵方巻、ヒイラギなどが思いつく。このところ、我が家は豆まきよりも恵方巻である。今年の恵方は西南西なのだが、16分割された方位にふだん馴染みがないので、今年は100円ショップでコンパスを購入することにした。

恵方巻を買いに東神奈川へ行くついで(?)に、息子を「かなーちえ」(神奈川区地域子育て支援拠点)に連れて行った。が、いつもと様子が違ったためか、はたまた単に眠かっただけなのか、動きが鈍かった息子…。最後の手遊びでは、息子が大好きな “あんころもち” も行われたのだが、息子が好きなバージョンとは違うものだということに “すかさず” 気づいた息子は、私の顔を凝視して「これ、違う!」と目で訴え、そして泣き出した(息子の過去の一喜一憂については、昨年11月12月の記述を参照されたい)

それにしても、寒かった。風は冷たく、凍えてしまいそうなほど。都内では、またもや雪が降ったという。あぁ、納得…。

こんな風に(?)、42歳最後の日は過ぎていったのであった。


2月4日(木)

使い古された表現だが、暦の上では今日から春…。立春である。そして、私の43回目の誕生日…。息子が生まれてから、初めて迎える誕生日である。

だが、息子中心に動いている(動かされている?)我が家では、盛大なバースデーパーティなどの予定もなく、また私自身もパーティなどしてもらうつもりもなく…。

43歳になっての初日、仕事以外では久々に1人で出掛けてきた。とはいえ、遊びに出たのではなく、いろんな用事があって、それらを片付けに郵便局やら銀行やらアチコチたずねた次第。1時間程度で帰宅するつもりが、思いのほか時間がかかってしまった。妻が「ついでに、(左足の)リハビリにも行ってきたら?」などと言ってくれたので、それでまた帰宅時間が遅くなってしまった。

帰宅すると、息子の “おすわり” がかなりシッカリした姿勢になっていた。倒れそうになると、ベビージムのポールを器用に掴み、自分でバランスをとっていた。息子の成長を、心から喜ぶ親バカな私…。

そんな息子へ、今日から離乳食を始めることにした。まず、第1段階は「10倍がゆ」から。それを1日1回、1口だけ与えてゆく。たいていの赤ちゃんは、得体の知れないものが口に運ばれて「ブェ〜ッ!」と吐き出してしまうらしいが、息子は今までに果汁などを飲んできて “母乳以外の味” に慣れてしまったのか、吐き出さなかったばかりかスプーンを自ら口に運び込んでいた。そして、妙にご機嫌…。

その反動か、しばらくして泣き止まなくなり、久々にお風呂でも泣き続けていた息子…。まぁ、こんな日もあるだろう。

毎日のほほんと暮らしているように思われてしまいそうな記述ばかりしているが、実は学年末試験の採点に毎日毎日大わらわ。そこで、数日間はサイトの更新をストップさせる予定(来週月曜日にはほとんどの作業が終了するので、更新再開できる見込み)。先月も更新がストップしているし、いやはや何とも…。


2月8日(月)

とりあえず、担当講座の学年末試験は採点が一段落…。200名分くらいずつ別々に回収された答案用紙もあれば、一度に800名分近くが受験した科目もあった。「こんなに採点できないよぉ!」とか「講義の出席率と甚だしく違うよぉ!」などと愚痴をこぼしつつも、“別の用件” に時間を割かなくてはならなかったりしつつも、何とか昨夜までに手元にあるものは採点が終了した。

採点と同時に行っていた “別の用件” とは、転居先を探す作業である。先月から本格的に(?)動いていたものの、なかなか思うような物件に出会えず、ちょっと気に入った物件が出てきても “タッチの差” で別の人が契約してしまったり…。それでも、何とか転居先は見つかった。

物件探しの際、身の程を鑑みて多くは望まなかった。だが、ただ2つだけこだわった条件が…。1つ目は、「バス・トイレ独立の物件」ということ。息子をお風呂に入れるのには、まだまだちゃんとしたスペースが必要なので…。そして2つ目は、「神奈川区内」ということ。詳細は割愛するとして、神奈川区内で引っ越せば、今利用しているサービスを継続利用できる。ただ、神奈川区は東西8キロにわたって広がっており、臨海部(東側)と内陸部、そして丘陵部(西側)といった具合に、全く様相の異なる地域性が存在する。今は東側に住んでいるが、転居するのは西側である。

こだわったワケではなかったが、息子がハイハイしても大丈夫なように「2Kか2DK」という条件もあったっけ!?

どんな生活が待っているのやら…。

さて、今日は日体大へ行ってきた。成績票を提出するためである。大学によって取り扱い方が異なるのだが、日体大の場合は成績表の郵送提出が認められていないので、持参する必要がある。横浜から湘南新宿ラインに乗って恵比寿に出ようと思ったところ、乗り遅れてタイムロス。さらに、恵比寿駅では目の前でバスが出発してしまい、さらにタイムロス。予定していた到着時間を30分以上過ぎて、やっと大学入り。交通機関から妙に嫌われたような、そんな想いを抱きながら移動し続けた私…。

明日は、御殿場…。まだまだ2009年度は終わらない。


2月9日(火)

このところいろいろな作業に追われていたせいだろうか、今日は思いっきり寝坊してしまった。目が覚めたのは、正午5分前…。DVDデッキが時刻自動補正のために作動した音で「ハッ!?」として飛び起きた。家にあるDVDデッキは、時刻補正を正午と午後7時の2回行い、それぞれ5分前からデッキが作動する。その音がしなかったら…と思うと、ゾッとする。

それにしても、10時半にセットしたアラームが何で鳴らなかったのか…?

ただ、今日の仕事は御殿場看護学校の4時限目「文化人類学」のみなので、「午前中の仕事をすっぽかした」などということは一切ナシ。とりあえず、落ち着いて身支度をととのえて12時半に家を出た。

玄関を出ると、ぬる〜いお風呂につかっているかのような陽気だった。それもそのハズ、気温が正午で20度!? だが、家を出る直前に調べた天気予報によると、御殿場の気温は13度…。薄手のコートを持って出掛けることにした。

横浜駅東口から御殿場駅まで12:55発のバスに乗って向かうのは、実に11ヶ月ぶりのことである。横浜から乗り換えナシで移動できるのは、本当にありがたいことである。「ひと眠りして…」と行きたいところだが、今日で “講義” そのものは最終回のため、寝坊した自分に渇を入れるべく(?)シッカリ起きていることにした。その時、バス車内の電光掲示板に流れていたニュースの中で、気になるものを見つけてしまった。「もし、バッグの中に関連する内容の原稿があったら、講義内容に追加しよう!」と思いつつクリアファイルをあさっていたら、偶然にも原稿が!?

結果、今日の講義はテーマを “変更” ではなく “追加” する形で展開され、予想通り時間を少しオーバーして終了した。

講義後はいつものように御殿場インター前まで歩いたのだが、途中で足を止め、デジカメを取り出した。そして、更地の写真を撮る。この場所には、つい最近まで美容室があった。先月だったか、取り壊しをしている現場を見ていてふと思い出したことがある。
更地の背後に見える富士山が哀しげで…
「御殿場といえば、永井真理子

「永井真理子といえば、実家は美容室」

…そうである。この場所には永井真理子の実家「ナガイ美容室」があったのである! しかし今日、その話を御殿場の学生に紹介しても、永井真理子そのものを知らない者ばかり…。彼女の輝かしい業績は、もはや過去のものになってしまったのか!? 御殿場の生んだスターは、御殿場でも忘れ去られてしまったのか!?

更地の向こうに見えていた富士山が、何とも物悲しかった。

久々に、永井真理子のCDを聴いてみようかな。


2月10日(水)

息子の離乳食は、10倍がゆを1さじから2さじへ。2さじとも吐き出さず、シッカリ食べている。明日からは3さじ…。ついこの間までホギャホギャ泣きじゃくるだけだった赤ちゃんが…と、ちょっと感動。

脚力も強くなってきた息子…。ハイハイもまだだというのに、ちょっと支えてあげると直立するようになった。とにかく、息子は元気いっぱい!

なのに、なぜか私は偏頭痛再発!?

先日、今井医院で久々に受診し、鎮痛剤を処方してもらっていたのだが、薬局に行っていなかったため、薬に頼ることは出来ず。不運は重なるもので、近所の処方箋薬局の定休日が日曜・祝日と水曜日!?

午前中はグロッキー状態のまま。それでも午後には気力で痛みを押さえ込み(濃いコーヒーを飲み干しただけの話)、引越関連の作業に入る。その過程で、転居先の住所にちょっとした “誤り” があることを発見!

その後、吉田整形外科での左足のリハビリのついでに、整形外科の処方箋でお世話になっている薬局で鎮痛剤を受け取ることにした。この頃はだいぶ痛みが鎮まってきて、ちゃんと歩くことも出来たが、リハビリの終わった頃には雨が降り始め、気温も低くなっていた。おそらく、頭痛の原因はこの雨を呼び込んだ気圧の変化だと思われる。

今の私は、いろんな意味でへたばっている暇などないのだ! とにかく、今月は忙しいのだ!


2月12日(金)

先日は気温が20度まで上がったというのに、このところの “冬へ逆戻り” 的な寒さで、少々筋肉が硬直気味のような…。特に、リハビリ中の左足には “かなり” ツライものがある。痛みのせいで、朝早く目覚めてしまうことも…。

そんな寒さに負けず、久々(1年半ぶり)真生会館を尋ねた。学習センターで開催されている「特別講座」の講師を務めるためである。真生会館では過去に、学習センターの講師を1回と、カトリック社会問題研究所の夏季セミナー講師を1回、それぞれ務めさせていただいている。よって、所在地も雰囲気もわかっているハズなのだが、「90分で何を語り、何を訴えていくか?」ということをシッカリ考えて話し始めてみても、参加者の人数や表情で咄嗟に別の話を持ってくることも必要となり、緊張感がやわらかく私を包み込む。もちろん、それ以上に充実感もある。

さて、今回依頼されたのは、「一人ひとりが生かされている共同体をめざして」というテーマの講座で、私のテーマは「愛・和合・共感性」とした。特に、「社会学」の講義内容や、国際関係学部で担当している「日本社会」などを基礎として話を進めてみた。参加者は少数であったが、ゼミのような雰囲気の中で質問やら意見交換やらで盛り上がり、講座の予定時間は90分だったのだが、1時間超過したところで終了。

引越作業の合間の、社会学者に戻った一時…。


2月13日(土)

朝、窓を開けてみたら雪…。すぐに雨に変わってしまったが、

引越シーズンの今、引越業者さんたちもなかなか強気な “見積もり” をする。先日、私が不在時にやって来た某業者の担当が、我が家の引越を「72,000円」と見積もり、「今日中に(我が社に決めたという)お返事いただければ、1万5千円お引きします」と妻に言ったらしい。帰宅した私が見積書を見ると、そこには「段ボール6,300円」という金額が!? その時は未だ他社の見積もりを取ってなかったのだが、その業者には頼まず、もっと低い金額を提示してくれる業者を探すことにした。

ある業者は、インターネットと電話での見積もりで「2tショート車であれば19,000円、2tロング車になると29,000円になります」と提示してきた。そして、今日我が家にやって来た業者さんは、最初に42,000円という金額を提示してきたが、「他社さんで、3万円を切った見積もりを出してくれたところもありますよ」などと “さりげなく” 言ってみたところ、「では、29,000円に消費税で…」と、一気に1万3千円も値引いてきた。さらに、「今ここでお申し込み頂けるのでしたら、段ボール箱を無料で持ってきます」と言ってきたので、この業者さんにお願いすることにした。とりあえず、大小あわせて段ボール50箱、それと布団ケース、緩衝材、ガムテープなどをサービスで置いていってくれた。

そもそも、どんな業者さんのホームページにも「2DK:17,900円〜」などと書かれているが、今までの引越見積もりでそんな金額を提示されたためしがない。それに、こちらが何か言えば値引きが入る…。引越料金は、あって無いようなものなのかも…。「言い値」とまでは言わないものの、「交渉次第」だったり「言ったモン勝ち」だったりする。そういうシステムを知らないが故に、メチャクチャふっかけられる人もいるという。

やはり、ちょっと手間はかかるものの引越は複数の業者を “競合” させるのが良いだろう。

夜、移転先の周辺地図を作ってみた。地図ソフトを使ってプリントアウトした数枚の地図を切り貼りし、大きな地図にしてみた。以前、中学高校の教員をしていた頃に「地理」を担当していたことがあり、その時に地図帳をコピーして縮尺を合わせ、切り貼りして1枚の地図にして生徒に配布していたことがあった。その頃のことを思い出しながら、せっせかカッターナイフと糊を使って貼り合わせてみた。が、久々の精密作業(?)のために手元が少々狂ってしまい、所々でズレが生じてしまった。

ちょっと不本意な出来となってしまったものの、“それなりに” 使用に耐えられる地図になったのでは…と思い、妻に「こんなので、どうかな?」と完成品を見せたところ、妻にだっこされていた息子が

ゲラゲラゲラ、ウヒョッ、アハハ!

と大笑い。息子の笑い声は我が家に幸せをもたらすが、「まさか、地図の出来上がりを嘲笑しているのでは!?」という不安が…。

末恐ろしい乳児である。


2月15日(月)

このところ、住民票(の写し)を取りに横浜市行政サービスセンターに行ったり、不動産屋さんと転居のことで連絡を取ったり、NTTその他の変更手続きなどで、生活の半分が引越のために費やされているのが実情。もっとも、それでもなお傍目からは “のんびり” しているように見えてしまうかもしれないが…。

今日は、雨の降り続く寒い一日だった。出来れば外に出たくはなかったが、息子の三種混合(DPT)接種のため病院へ行かねばならなかった。ここで三種混合を接種しておかないと、4月のポリオの予防接種が(間隔の問題で)受けられなくなる。前回(先月)と次回(来月)との間隔の都合上、どうしても今日のうちに接種させておかなくてはならなかったのである。

病院に到着して、三種混合の予防接種の受付をする際、「お子さんの診察券を出してください」と言われたので、妻から渡されていたものを呈示した。しばらくして、妻の名前が “ちゃん付け” で呼ばれた。どうやら、妻は私に自分の診察券を渡してしまったらしい。“ちゃん付け” で呼ばれた妻も、妻を “ちゃん付け” で呼ばされた受付の職員さんも、違う診察券を渡した私も、みんな恥ずかしい想いをしてしまった。

そんなハプニングがあったものの、三種混合の接種は無事に終了。息子は接種中も接種後も泣かず、他の号泣している赤ちゃんにもつられることもなく、ケロリとしていた。頼もしい限りである。

接種後に息子の健康相談をしたところ、「今から小児科にかかってください」と勧められ、受診する。ちょっと前から、息子は耳がかゆいらしくて自分でカリカリと掻き続け、耳が真っ赤になってしまっていた。中耳炎か何かで耳に違和感があるのでは…などと不安に思っていた我ら夫婦であったが、診察の結果「空気の乾燥で、かゆかったのかな。耳の内部に異常はないです」と言われてホッとする。

耳に塗布する薬の処方箋を持って薬局へ行ったが、そこに書かれていた薬剤名に何となく見覚えが…。薬局で待つこと数分、息子の名前が呼ばれて窓口に行くと、そこには…現在私が使用している軟膏が!? 私は「血液の流れを促し、痛みを鎮める」ために処方されたのだが、その軟膏には「皮膚の保湿」のために処方された次第。親子して同じ軟膏を塗ることになろうとは!?

先日から、息子の離乳食は10倍がゆ3さじと野菜1さじになっている。最初はブロッコリーを裏ごししたものを与えてみて、今はカボチャを裏ごししたものを与えているのだが、どうやら息子はブロッコリーよりカボチャのほうがお気に入りらしい。今日は1さじ目を飲み込みながら何か感じたらしく、2さじ目からは「ちょうだい、ちょうだい!」と言わんばかりに自分から顔をさじに突き出すようになっていた。何だか、成長が早いような気がする…。

最後に…。テレビを見ていると、「○○観光大使」に任命される芸能人がやたらと多く感じられる。こんなに「観光大使」を量産すると、「大使」に選ばれた価値が薄れてしまうような…。それに、「観光大使」って何をしているのやら!?


2月16日(火)

本日をもって、御殿場看護学校の講義が終了! そして、2009年度の出講が全て終了した。

朝7時前に起床し、身支度をととのえ、雪が降ってもおかしくないくらいの寒さに負けず横浜に向かう。そして、東口バスターミナルから8:10発の箱根桃源台行きのバスに乗った。もしかすると、この時間の便に乗るのは初めてかもしれない。

バスターミナルに着くと、何やら若い女性を中心とした人だかりが…。「もしかして、この人たちみんな、高速バスに乗るのかなぁ?」などと不安が募るが、彼女たちは「東京ディスニーリゾート」行きのバスを待っていたのであって、決して私の “ライバル” ではないことを数分後に知ることに…。

バスは定刻通りに横浜駅を出発し、途中ところどころで軽い渋滞につかまったものの順調な走行を続け、静岡県内に入ったところで降雪を見た。「このまま降り続くと、ちょっと積もるかも!?」などと思いながら、バスはさらに順調な走行を続け、御殿場駅には予定(9:47)より20分以上早く到着してしまった。

今日の「文化人類学」は2時限目…11時開始なので、このまま学校に向かうと待ち時間が “かなり” 長くなる。が、雪の降る寒い中で時間をつぶすより、早めに学校に行って温まったほうが得策と考え、寄り道せずに学校へ。

今日は講義ではなく、終講試験の監督が主。11時からまず50分で試験を実施し、残り時間で今まで解説してきたことの「まとめ」をした。先週の講義が終了した時点で考えていた話があったのだが、最近になって私の講義ネタに格好の事件が起きたので、それに差し替えて話を進めた。

教室を出て、教員室で答案用紙の確認を行う。そして、「では、次年度もよろしくお願いします」とあいさつをして、学校を出た。次の出講は、6ヶ月ほど後になる。雪のちらつく御殿場市内を、名残惜しげに歩く私…。

夜、息子をお風呂に入れ、着替えさせたところ、いつの間にかウ○チをしていたらしい。お尻を洗うため、再びお風呂に入れ、着替えさせたところ、「バビビビビィ〜ッ!」という鈍い音とともに…。またしても、お風呂へ連行される息子。一晩に3回も入浴する赤ちゃんって…!?

ドタバタながらも楽しい我が家…。


2月17日(水)

午後、不動産屋さんで新居の本契約をした。これで、いよいよ引越が現実味を帯びてきた。あとは、来週の引越日までにやるべきことをやっておけば…。

不動産屋さんを出た後、郵便局で転居届を提出した。その後、息子がグズり出した。どうやら、お腹が空いたらしい。それで、「横浜そごうに行けば、授乳室があるのでは?」ということになり、そごうの子供用品フロアに向かった。そして、ベビー休憩室へ。授乳中、私はすることがないので休憩室内を “探索” してみた。百貨店内の設備だけあって、広さも十分な上におしめ交換台なども充実。

9kg超え!?さらに、乳児用体重計まで備わっていた。どうしても息子の体重を量ってみたい衝動に駆られた私は、満足げな顔をして戻ってきた息子を体重計に乗せてみた。ベビー服の重量相当は最初からマイナスされていたのだが、それでも「9.18kg」と表示されていた。つ、ついに9000g超え!? 毎日、9kg以上の息子をだっこしている我ら夫婦は、知らず知らずのうちに筋肉がついて、たくましくなっているようである。

そういえば先日、妻から「ガッチリしてきたみたい!」と言われた私…。痩身サイズのワイシャツを着用している私だが、それがキツキツになってきている。ついでに言えば、ズボンも履きにくくなっているものが数本…。決してメタボではなく…。

子供が生まれると、親はたくましくなるのだろうか?


2月18日(木)

さよなら、安浦刑事! さよなら、中村主水!

俳優・藤田まことさんの訃報に接し、最初に頭を過ぎったのが冒頭の「さよなら、安浦刑事! さよなら、中村主水!」だった。けっこう好きな俳優さんだっただけに、そして「はぐれ刑事純情派」ファンの私には、無念でならない。故人の冥福を祈る次第である。

もし安浦刑事だったら、中村主水だったら、例の一件をどのように裁いたのだろう?

その一件を引き起こしたスノーボーダーが、バンクーバー・オリンピックに登場した。予選を通過してメダルが見えてきたところで、今まで彼を避難してきたネット上のカキコミがトーンダウンし、逆に応援メッセージ的なものが増えてきた。日本人は、どうも意見がブレやすいらしい。そして、決勝で転倒してメダルを逃した彼を、国民はどう評するのだろう?

梱包(?)された息子今日から、いよいよ段ボールに荷物を詰め込む作業に入った。まずは、私の膨大(?)な蔵書から。段ボール箱の強度や重さを考慮して、なるべくキッチキチにしないように気をつけたものの、なぜか重たくなる箱…。さらに、息子がぐずり出して、先が思いやられるような暗い雰囲気に…。

そこで、息子を段ボールに入れてみた。すると、箱をバンバン叩いて喜んでいたので、しばらくそのままにしておいた。無我夢中に本と格闘していた妻が振り向き、箱の中の息子を見てビックリ! もちろん、この後すぐに息子は “救出” された。

せっかくの(?)引越、楽しくやらなくては…。


2月20日(土)

引越日が、着実に迫ってきた。ここ数日は段ボールへ荷物を詰めたり、新居で使うカーペットやら暖房器具やらを見つけに行ったりして、時間と思考回路の大半は(睡眠中以外は)引越のことでいっぱいになっている状態。

新しい生活に “無理なく” “無駄なく” “不安なく” 入れるようにしたいので、地図とにらめっこして周辺状況を頭にたたき込んでいる私…。が、「新しい生活」とは言っても、現在住んでいる横浜市神奈川区は離れないのである。要するに、区内での転居である。よって、役所的な表現によれば “転出” することもなく…。

このことに関する詳細は、引っ越した日の「ぼやき」で述べる予定。


2月21日(日)

年度内に処理すべき作業と転居作業に時間の多くを費やす必要があるため、今日より25日(もしくは26日)まで更新ストップの予定。


2月26日(金)

更新をストップしている間に、何とか無事に(?)引越が完了した。旧居から新居へ、引越業者さんが丁寧に荷物を運んでくれたので(ただし、トラックへの積み込みに3時間以上を要する大作業!?)、前回のように仕事から帰ってからチマチマと自分で荷物を運んだり、父や小林さんや妻(当時は「同行者」)に運んでもらったり…というような「時間がかかる上に、周囲に迷惑をかける引越」は避けることが出来た。

荷物は運び終わっても、まだまだ段ボールの山、山、山…のため、今は寝る場所を確保することに気を病む(?)有様。まだまだ、梱包を解いたり、梱包されたものを元のポジションに戻したり…という作業があるので、「ぼやき」更新に時間がなかなか取れないのが現実。

よって、引越にまつわる四方山話は後日あらためて述べることにして、今日の更新はこの辺で…。なお、それでも今後は毎日更新する予定。


2月27日(土)

1967年2月に横浜市南区で生まれた私は、生後45日で名古屋市民となり、2年後の7月に再び横浜市南区に戻ってきた。そして、1994年5月から4年間は東京都板橋区成増の住民となった。1998年2月から10年間、横浜市神奈川区幸ケ谷(こうがや)で暮らし、2008年1月末からは隣町である青木町で…というのが、今までの私の居住歴である。

そして一昨日、神奈川区菅田町という街に越して来た。

子供の頃、横浜市営バスの36系統の方向幕に

36
西菅田団地 菅田町

などと書かれているのを見て、「あのバスに乗りたい!」と思い、ただバスに乗るだけの目的で菅田町方面へ行ったことを思い出す。その頃は、まさか自分がその街に住むことになろうとは、全く想像していなかった(当然と言えば当然だが…)

…などと想い出に浸りたいところだが、まだまだ段ボールの山と格闘中…。なのに、“引越にまつわる話” を…。

22日(月)は、荷物の梱包中に様々な問題が発生! その1つに「本が段ボールに入りきらない!」というものが…。私の商売道具ともいえる本が多すぎて、さらに妻の “嫁入り道具” ともいえる漫画本も大量で(これは、私の日韓大衆文化比較研究の資料でもある)、夫婦の本だけで段ボールを30箱ほど消費してしまった。「これって、本当に運べるの?」というくらいの重量になってしまった。そして、「他にも荷物はたくさんあるのに…」という状態に陥ったため、不要な本をブックオフに買い取ってもらうことにした。荷物は多少減ったので梱包は楽になったが、合計すると数万円分の本が千円ちょっとにしか査定されない現実に虚しさも覚えた。

23日(火)は、部屋の半分近くを占拠していたベッドを解体した。このベッド、入居時に部屋のオーナーである今井医院のドクター今井から譲り受けたもので、退去時には持ち出すか処分するかしなくてはならなかった。新居の部屋は全て和室ということもあり、ベッドを処分することに決めた。2年前、妻(当時は「同行者」)と一緒にベッドを組み立てた時、特にマットレス(スプリング入り)が重くて重くてなかなか持ち上げることが出来なかった。なのに、今回は夫婦でサッと持ち上げて移動させてしまった。同じマットレスなのに、感覚が違う…。妻が、「子供で鍛えられたのかもねぇ…」とつぶやいた。たしか、2年前はマットレスをセットするのに30分近くかかってしまったのに、今回は2〜3分でマットレスを移動させてしまったのである。

24日(水)は、朝イチで新居のカギを受け取りに不動産屋さんに行き、午後は新居へ少し荷物を持って行った。そして、部屋にカーペットを敷き、25日(木)の引越本番に備えた。

引越当日の午後、両親が妻と息子を新居へ車で移動させてくれて、一人私が旧居に残って最後の梱包作業をした。16時頃、引越業者さんがやって来て、部屋の荷物を3時間かけてトラックに積み込み、そのトラックを私が路線バスで追いかけることになった。日がすっかり暮れていたため、2年間住んだ部屋にキチンと別れも告げず(別れを告げずに出られたのには、別のワケがある)、青木橋バス停から件の36系統に乗り込んだ。

青木橋は始点の横浜駅西口から2つ目のバス停であるが、もうすでに空席はなく、さらに東神奈川駅西口からたくさんのお客さんが乗り込んできたため、“おしくらまんじゅう” をしながら新居へ向かうことになった。おまけに、道路渋滞…。ひまわり団地前というバス停で降りても良いのだが、持っていた荷物が重かったので、次の西菅田団地入口で下車し、歩いて新居へ。すでに引っ越し屋さんのトラックは到着済みで、さらにヘルプのスタッフさんが加わっていて、荷物は半分ほど搬入済みだった。

26日(金)の午前中、ひまわり団地前からバスで旧居に向かった。最後のお掃除をして、午後は部屋の引き渡し。これで、完全に旧居の契約が終了した。ちょっと切ない感じもしたが、家族そろって引越をして新しい生活をするのだから、これはこれで発展的なことである。それに、引越をしたとはいえ、同じ神奈川区内にいるのだから、旧居ともバス1本で結ばれているのだから、遊びに行こうと思えばいつもで行けるし、仕事の帰りに寄ることも出来るし…。

今回の引越を機会に、今さらながらインターネット環境などを「ひかり」に変えた。電話も「ひかり」で、テレビも「ひかり」…と、高速かつ安定した通信環境ではあるが、停電すると全てが遮断されてしまうという短所も!?

とりあえず、変えられるところは変えてゆこうと思う私であった。


2月28日(日)

年度末が近づいた頃の引越…。よって、出講先に住所変更の通達をしなくてはならず、段ボールとの格闘ペースが鈍っている。これはこれで仕方がないのだが、だからと言って自分(たち)を甘やかしてはならないのだが…。

それで今朝、スヤスヤ眠っている息子や “私以上に” 引越で奮闘してくれた妻を起こさないようにフトンから出て、隣の部屋にひとり入り、テレビやDVDデッキ、ミニコンポなどのオーディオ類をセッティングしてみた。大した台数もなく、極単純な配線でしかないのに、部屋とのバランスを考えたりモデムの位置関係を微調整したり(ひかりのケーブルを折ることが出来ないので)、そんなことを繰り返しているうちに数時間が経過してしまった。

結局、旧居での配置とほとんど変わり映えしないセッティングとなってしまった。

オーディオ類のセッティングをしている最中、窓の外は激しい雨が降り続けていた。太平洋全域で津波警報が発令されていて、JRなども運休区間が出ていると報じられていた。午後になって雨は上がったが、寒さが厳しく、頭の中を「三寒四温」という4文字熟語がよぎっていった。

雨が上がってから、家族で買い物に出た。近所の公園を通って相鉄バスの西菅田団地バス停まで行き、横浜駅西口行きのバスで岡野町(終点の1つ手前)へ。新生活に必要なものをアチコチで見て回っていたが、妻が今日まで有効のロッテリアの無料クーポンを持っているというので、それを使ってハンバーガーを食べることにした。

お店は満員で、席を探すのにも一苦労。やっとの思いで席を確保したが、荷物を置く場所までは確保できず。お店のご厚意で荷物を預かってもらった。しかし、息子まで預かってもらうワケにはいかないので、私がだっこすることにした。が、親の食べているものが気になって気になってたまらない息子は、ジィ〜ッとハンバーガーを眺めていた。が、眺めるだけでは飽きたらず、手を伸ばし始めた。「ダメだよ!」と息子に注意するが、言うことを聞くハズもない。何度も何度も、息子が私のハンバーガーに手を伸ばそうとする…。

私が息子からハンバーガーを遠ざけようとした次の瞬間、息子の拳がハンバーガーをとらえた! そして、宙に舞うハンバーガー…。

今日で息子の月齢が7ヶ月…。たくましくなったものである。


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