2010年3月のぼやき



3月1日(月)

気象観測や天気予報の上では、今日から「春」として扱われるらしい。暦の上では立春(2月4日)からなのだが、体感的に「春」というと3月や4月の印象が強いので、天気予報もそのように分類しているのかもしれない。

春の初日に寝坊した私…。目が覚めたら、7:20過ぎ!? 今日は仕事があるワケではないが、健康診断を受けるため8時半までに病院で受付を済ませなくてはならなかったのである。年末に健診の予約を入れておき、今日を迎えたのだが…。

昨夜も息子が大はしゃぎで、3時前まで寝ることが出来なかった我ら夫婦…。そして、7時前には起きていなくてはならなかったのに、アラームを無意識に止めてしまった私…。

「うわぁ〜〜っ!」と叫びながらフトンから飛び出し、最低限の身支度をととのえ、とにかく単純な道を選んでバス停へ。幸い、3分ほどでバスが来て、5分ほどで鴨居駅に到着した。横浜線も、待ち時間3分程度でアクセス。大口には8時過ぎに到着した。病院で健診の受付をすると、何と受け付け番号1番! 寝坊を帳消しにする結果となった。

健診は、1時間ほどで終了。このまま横浜に出てリハビリに行こうかと考えたが、横浜線がちょうど良い時間に来ることがわかったので、とりあえず家に戻ることにした。

「そういえば、鴨居駅から家まで歩くと何分かかるんだろう?」と、ふとそんなことを考えてしまい、“時間計測” をすることにした。が、駅前のダイエーが10時前だというのに開店していたので、ちょっと買い物を…。

買い物後、“時間計測” を再開。抜け道がないかどうかチェックを入れてみたが、どうやらバス通り沿いに歩くのが一番無難で一番近道らしい。駅の周辺はファミレスもコンビニも多く、駅から離れて行くごとにファミレスはなくなり、コンビニの件数も少なくなる。コンビニが多いと夜中に良からぬ輩がたむろして騒がしかったり、ゴミで周辺が汚されたりするので、多少の不便さはあっても24時間営業の店が少ない町のほうが住みやすいかもしれない…というのが私の持論。

バスに乗っている時には気にならなかったのだが、歩いていると坂が多いことに気が付いた。通常の私であれば大したことのない傾斜だが、引越関連で体力が消耗しかけている今の私には、ちょっとツライ。結局、駅から家まで25分…。まぁ、こんなものか…。

昼食後、気温が “若干” 高くなってきたので、自宅周辺の探索に出た。まず、とあるスーパーに入ってみた。競合他社が周辺に存在しないせいか、あんまりお得感が覚えられない価格設定…。しかし、いざという時の頼もしいお店ではある。お総菜も美味しかったし…。

そのスーパーを出ると、某有名ドラッグストアを発見! 広い店内に、豊富な品揃え。そして、件のスーパーよりも総じて低めの価格設定…。

先日、雨降る鴨居駅で下車した際に駅前のダイエーに入ってみたところ、サティでも取り扱われているトップバリュブランドもシッカリ売られているのを確認したので、「これなら、サティの得々市に行けなくても、鴨居とドラッグストアで事足りるかな!」などと安心した我ら夫婦であった。

帰宅して、段ボールの山との格闘を再開! 先日は妻が本棚と格闘し、今日は私の番…。段ボールには、ちゃんと本の置かれていた場所がわかるようにナンバーを書いておいたのにもかかわらず、いざ梱包を解いてみると「いや、この本はここではないほうが良さそうだ」などという想いに駆られ、なかなか作業がはかどらず。そうこうしている間に夕飯をとったり息子をお風呂に入れたりして、本棚の半分も満たせない状態で今日の作業を終了せざるを得なくなってしまった。

最近、息子の好奇心は旺盛というかどん欲というか、私が本を読んでいればそれを横取りしようとしたり、バシバシ叩いてきたり…。今日は、私が手にしていた冊子を奪い取り、両手でズタズタにしてしまった息子…。妻は冊子を取り上げることもなく、息子の行動をじっと眺め、「これも成長の過程だから…」と言う。たしかに、息子は両手で物を掴んだり、引き寄せたり、自分の思うように手が使えるようになってきているので、ハイハイも時間の問題…というところにまで来ている。

早く、段ボールを片づけなければ…。


3月2日(火)

昨日から私が引き継いだ(?)本棚との格闘は、今日の夕方にやっと決着がついた。武田鉄矢ではないが、「思えば遠くへ来たもんだ」という感じがした。

今日も、真冬並みの寒さだった。外に出るのを控えて(段ボールの山との格闘もあるので)、ひたすら在宅での作業。合間(?)に、某出講先の再試験を採点する。

引越で荷物を移動すると、無くしたものが出てきたり、その逆にものが無くなったりする。そして、大して思い入れがなかったものにさえ懐かしさを覚えたり…で、なかなか作業がはかどらない。梱包の際、段ボールに品目をシッカリ書いておいたのにもかかわらず、そこに該当するものが入っていなかったり…。どうやら、何かのプレッシャーやらストレスやらで、正常な作業が出来ていなかったらしい。

それでも、かなりの段ボールが処理された。この分でいけば、今週中に新居が “生活空間” っぽくなるのでは…。


3月3日(水)

息子の7ヶ月健診のため、病院へ。

先月までなら、玄関を出て最寄りの神奈川駅まで3〜4分歩いて、京浜急行と横浜線を乗り継いで20分程度で病院に到着したのだが…。今は、バス停まで4〜5分歩いて、バスに乗って一旦緑区の鴨居駅に出て、横浜線で港北区の小机や新横浜、菊名を経由して再び神奈川区の大口へ…という移動。ただ、それでも全行程30分程度なのだから、公共交通機関の素晴らしさを痛感する。

13時過ぎに乳児健診の受付をし、小児科の前で健診開始を待つ。次々に名前が呼ばれ、小児科の診察室に入ってゆく。息子の名前が呼ばれ、「体重測定もありますので、(赤ちゃんを)おしめ1枚にしてください」と指示される。息子の服を妻が脱がせている最中、急に息子が泣き出した。一旦は泣き止んだものの、他の赤ちゃんの泣き声につられて息子も大泣き。「ほらほら、他の赤ちゃんは泣いてないよ!」などと息子に話しかけてみたが、効果なし。健診中もギャンギャン泣き続けていて、それでも医師は動じず息子に聴診器を当てて心音などを冷静に聴き取っていた。

ちなみに、今日の測定結果は体重9010g、身長68.8cm、頭囲44.4cm、胸囲45.4…と、大人の目からすれば「ちっちゃいなぁ!」というミニミニ状態だが、7ヶ月の赤ちゃんとしてはちょっと大きめサイズ!? 他の赤ちゃんの測定の様子が「7800gですね!」とか「はい、8500gです!」などと聞こえてくるのを聞いて、「ウチの子って…!?」と思ってしまった我ら夫婦…。

息子の成長は順調で、骨格などにも異常は無し! 至極健康とのこと。

病院を出てしばらくすると、泣き疲れたのか、健診から解放されてホッとしたのか、スヤスヤ眠ってしまった息子…。

「寝る子は育つ」というが、どこまで大きくなるのやら!?


3月4日(木)

まだまだ段ボールは部屋のアチコチにあるものの、一山越したような感じである。さらに、引越の疲れも徐々に和らいできて、家中に落ち着いた雰囲気が生まれ始めてきた。

午前中は仕事の連絡や住所変更の手続きに追われ、引越の大変さは “荷物の移動” だけではないことを改めて思い知らされた。昼食後、妻が部屋に掃除機をかけるというので、その間に私は息子をベビーカーに乗せて買い物に出た。近所のスーパーで日替わり特売品をゲットし、ドラッグストアで部屋の補修テープを購入した。

買い物を終えた後、風が冷たくなかったので、いつもとは違う道を通って家に戻ることにした。これから先、何があっても大丈夫なように(?)医院の場所を確認し、「もしかして、抜け道があるのでは!?」などという発見をしたいため…である。道すがら、息子がいろんな人に話しかけられ、父親としての喜びをかみしめる。

今日はサーバがダウンしているらしく、この更新もアップできない模様。


3月5日(金)

今朝ちょっと早起きしてサーバの様子を確認するが、全く機能していないらしく、ウェブもメールもダウン中!?

私のほうでは何も出来ないし、何をしても意味がないので、とりあえずサーバを管理元にメールを送り、再びフトンの中へ…。結局、今日もサーバは復旧しなかったが、それでも更新作業だけは続けておく。

朝、妻は大量の洗濯物と格闘し、キッチンや収納にシートを敷いていた。その間、私は息子と一緒に夢の中…。

それにしても、暖かかった。家に閉じこもっているのがもったいないので、昼食後にひとり、リハビリに出掛けることにした。相鉄バスの西菅田団地バス停(折返場)に行く際、いつもとちょっと違う道を通ってみた。我が家の周辺は団地街なので、「もしかして、まだまだ抜け道があるのでは!?」などと疑問を抱くまでもなく、抜け道だらけのハズである。それを記憶していく作業が、まだまだ必要なだけである。

ランドマークタワーとクイーンズスクエアをのぞむ新たなルートの発見に気を良くして、バス停に到着! しかし、バス停の様子が何だかおかしい…。数分後、その理由が判明した。バスの時間を間違えたのである! 次のバスまで20分…。おまけに、次のバスは始発ではないので、定刻に到着するのかどうかも怪しいところ。バスを待つ間、目の前に見えるランドマークタワークイーンズスクエアを写真に収めてみた。

先月末までは、家からみなとみらいまで歩いて行けた。今でも同じ神奈川区内に住んでいるものの、臨海部から内陸部を通り越して丘陵部にいるため、歩いてみなとみらいまで…などということは難しい。しかし、「いくら臨海部と丘陵部の違いがあるとはいえ、同じ神奈川区内に住んでいるんだなぁ…」と、デジカメのファインダー越しに思った。

ちょっと遅れてきたバスに乗り、大した渋滞に巻き込まれることもなく、横浜駅西口に移動する。まず、吉田整形外科でリハビリ。今日は診察も受け、リハビリメニューが変更になる。

リハビリ後、郵便局ではがきを購入し、そのまま寄り道もせず相鉄バスの乗り場へ行き、西菅田団地へ帰る。夕方ではあったが、渋滞らしい渋滞はなく、25分程度で終点に到着する。

帰宅すると、息子はグッスリ2度目のお昼寝中! 近所のスーパーで野菜の特売があるという情報を得ていたので、息子が起きたら買い物に出ることにした。睡眠タップリの息子は、ベビーカーではご機嫌ご機嫌で大はしゃぎ! 家族を巻き込んで “抜け道探し” をしてみたが、かえって遠回りをしてしまう結果に…。

「少しずつ、この街に慣れてゆけばいいか…」と思う私であった。


3月6日(土)

サーバが復旧していないものの、更新作業は続ける私…。この文章も、いつ日の目を見るのやら…!?

暖かかった昨日とは一変して、雨の降る肌寒い一日だった。出掛ける予定を全てキャンセルして、段ボールを少しずつ片づけることにした。が、片付けやら整理やらが苦手な私…。段ボールの梱包を解いて中身を出すごとに、散らかってゆくような感じがした。それでも、CDを「ふだん聴くもの」「聴く機会が少ないもの」とに “ある程度” 分類し、DVDもラックに詰め込む。

しかし、これでCDとDVDが全部 “処理” できたワケではない。韓国で購入したCDやDVDおよび国内で購入した韓国関連のCDやDVDが、まだまだ段ボールで控えているのである! 旧居では備え付け(内蔵型)の棚があったので、そこに大部分を入れておけたので問題(?)はなかった。新居は広さ的に家族で暮らすのに十分ではあるが、CDやDVDの居場所が定まっていないので、ラックを購入して “彼ら” を落ち着かせてあげないといけない状況に…。

引越関連の作業は、もうしばらく続くようである。


3月7日(日)

息子の成長が早い…。生まれたのが “ついこの間” だと思っていたのが、生後7ヶ月でハイハイを始める一歩手前まできている。さらに、つかまり立ちの一歩手前にまできている。そして、周りのものに手を伸ばし、つかみ取り、口に入れたり、そこにボタンなどがあれば(リモコン類の場合)アチコチ押してしまうものだから、食事中などは “口に入れてはいけないもの” を息子から取り上げたり、いきなりテレビのチャンネルが換わったり大音量になったり…で、アタフタしている我ら夫婦である。
とったど〜!
今日などは、テーブル(ちゃぶ台)に置きっぱなしにしていたガムの箱に気づいた息子が、テーブルに手をついて上体を起こし、手を伸ばして箱をムンズと掴んでいた。その時の

とったど〜!

と言わんばかりの表情を見ていると、その箱を取り上げる気にもならず、代わりに写真などを撮ってみる親バカぶり。

午後、雪の混じったような雨の降る中、ニトリ新横浜店へ行ってきた。

菅田町地区から新横浜駅までは、かつては横浜市営バスの直通路線があった。が、大した需要がなかったのか、3年ほど前に廃止されてしまった。よって、バスで鴨居駅に出て横浜線に乗るか、片倉町駅に出て横浜市営地下鉄に乗って新横浜に出るのが一般的なのである。

横浜市営バス36系統と129系統の乗り継ぎ乗車券が、直通バスを廃止したことの “フォロー” のため、菅田町地区から新横浜方面の乗り継ぎ乗車券を発行しているので、バス1回分の運賃で新横浜まで行くことが可能といえば可能なのである。ただし、新横浜駅行きの横浜市営バスの本数は極めて少なく、乗り継ぎに1時間近く待たされることもある。そんなことのないよう、事前にバスの時刻を念入りに調べ上げ、無事に乗り継ぎの恩恵にあずかった。そして、新横浜駅の1つ手前の又口橋で下車。

雨が降っているため、“傘をさして移動する” ことを考慮し、早急に必要なものを最小限にとどめて購入する。引越をして変わるのは環境だけではなく、収納方法も…である。

帰りは新横浜まで歩き、横浜線で鴨居に出て、バスに乗ることにした。それにしても、寒さで体が硬直してしまったのか、いつもなら10分程度で新横浜駅に到達する道のりが15分以上かかってしまい、難儀する。

bewith.acのサーバが不安定なのか、DNSの問題なのか、それとも私の接続プロバイダの問題なのか、私の自宅ではbewith.acのドメインがどうやら嫌われているらしい。せっかく “ひかり” を導入したのに、ウェブもメールもbewith.acへのアクセスにはモバイル用データカードを使わなくてはならない。本当にもったいない。


3月8日(月)

研究関係の打ち合わせで、三崎町に行ってきた。

約束は14時だったのだが、現住地からどのくらいの時間で到達するのかわからなかったので、正午過ぎに家を出ることにした。バスに乗れば5〜6分で鴨居駅に到着するのだが、とりあえず天気が回復してきていたので歩くことにした。歩くのは好きなので苦にはならないが、それゆえにどの程度(の時間)歩いているのかわからなくなり、途中でチラッと腕時計を見たところ、予想外に時間を消費していることが判明。

今月1日には駅から家まで25分程度で歩いたが、今日は30分ほどかかっていた。

横浜線で長津田に出て、田園都市線の急行に乗り換え、半蔵門線直通で神保町に到着したのが13:41。約束の時間までちょっと時間が空いたので、久々に(?)神保町界隈を歩いてみた。回ってみたいところは色々あったのだが、広範囲に動き回ると戻ってこられなくなるので、数箇所に目標を絞ることにした。

打ち合わせは14時ちょっと過ぎから始まり、2時間ほどで終了。その後、再び神保町から半蔵門線に乗り、田園都市線直通で長津田へ。横浜線に乗り換えて鴨居に戻り、息子の紙おむつを買うためにダイエーに寄る。日が暮れてきたのと、気温がかなり下がってきていたのとで、鴨居駅からはバスに乗ることにした。30分かかって歩いた道を、バスはたった5分で走る。だが、バス停で降りた後も家まで5分ほど歩くので、駅から家までトータル10分で到着したということになる。やっぱり、文明の利器にはかなわない。

そんな一日…


3月9日(火)

寒い、寒い…と思っていたら、雨が雪に変わっていた!? 屋根や車がうっすらと雪化粧したのも束の間、再び雪が雨に戻ってしまった。ところが、夕方になって再び雪に…。この寒さは、明日の朝まで続くらしい。

暑さ寒さには “比較的” 平気な体質の私に対し、温暖な気候で育ってきた妻は「寒い、寒い!」と言いつつも、「雪だ、雪だ!」と嬉しそうに玄関を開けて雪を見ていた。

その雪は、夜が更けてゆくごとに勢いを増し、横浜では珍しく屋根や木々に積もっていった。明日の朝、路面が凍結していなければ良いのだが…。

親バカな報告を…。

ハイハイもままならない息子が、ついに “つかまり立ち” をするようになった。今後は、テーブルの上に大事なものや危ないものを放置しないよう気をつけなければならない。が、それはそれで親としては嬉しいことである。


3月10日(水)

日付が変わった頃、雪が雨に変わり、積もった雪はスッカリ解けきっていた。そればかりか、午前中に気温がグングン上がってゆき、路面が凍結することはなかった。

段ボールに入れっぱなしの韓国関連のCDやDVD、漫画類を、キチンと陳列することにした。6日の「ぼやき」で述べた通り、旧居では何とか収納できたCDやDVDも、新居では新たなラックを必要とするのでは…というくらいの量がある。ただ、以前使用していたCDラックや書籍入れを使ってみたところ、ディスク類は全て収まった。あとは、漫画類をどうするか…である。

今もまだ、サーバーの状態が不安定。せっかくFTPでアップしても日の目を見ない、そんなぼやき…。


3月12日(金)

このサイトに「アクセスできるプロバイダ」と「アクセスできないプロバイダ」があるようで、私の接続プロバイダは後者である。それで、数日前からサーバの管理をお願いしている方に状況の確認をしていただき、今日はプロバイダのテクニカルサポート担当に連絡を取って状況の確認をお願いした。

Windowsのコマンドプロンプトでpingnslookuptracert(traceroute)などのコマンドを実施したが、接続プロバイダ経由では全てホストやサーバが見つからない状態。なのに、モバイル系でアクセスすると、ホストやサーバにだいたいアクセスできるのである。

よって、この更新された文章を「読める方」と「読めない方」が出てしまう…。とりあえず、今日も頑張って更新!

引越をして、アレコレいろいろ不足しているものが出てきたので、家族3人でららぽーと横浜へ行くことにした。実は、ららぽーと横浜に行くのは今回が初めて。それで、どうやって行けばよいのかをネットで調べ、まずバスで鴨居駅へ向かう。そして、駅の北口から無料シャトルバスに乗ることにした。

ららぽーと横浜まで鴨居駅から徒歩で7分で到着するらしいのだが、シャトルバスだと12分前後かかるという。バスに乗れば楽ではあるが、徒歩より時間がかかる “からくり” が何なのか、ものすごく興味があった。が、バスが出発してすぐ、その時間の意味が理解できた。ららぽーと横浜は、鴨居駅の北に位置しているので、バスが北口から出発するのは当然なのだが、そのバスは横浜線の踏切を渡って一旦南口に出て、それから鴨居大橋に向かうため、そこで “かなり” の大回りをすることになる。信号につかまったり、渋滞に巻き込まれたりすれば、時間はもっとかかってしまう。実際、我ら家族が乗ったバスは、鴨居駅北口から20分かかってららぽーと横浜に到着した。

バスの中で、我ら家族の後ろに母子が座っていた。男の子は1歳半で、車内でクッキーを食べていたのだが、そのクッキーに強い興味を持った息子が、だっこ紐で支えられているのにもかかわらず “立っち” を何度も試みてピョンピョン跳び上がり、妻はそのたびに蹴り上げられたり顔を叩かれたり…。だっこ紐をはずしてあげると、息子はその男の子のほうに手を伸ばし、ウキャウキャ声を上げながら「それ、ちょうだい!」というようなゼスチャーをしていた。が、男の子の「あげないよ!」というような感じでアギューアギューと応戦していたが、息子はお構いなしに男の子のほうへ手を伸ばしっぱなし。ららぽーと横浜に着くまでの20分間、ずっと息子と男の子の戦いが続いていた。

バスを降りて、「どこから入ればよいのか…」と迷うくらいワイドな建物にビックリする。とりあえず総合案内所を探すことにするが、妻が「案内所って、たいてい(建物の)中央にあるんじゃないの?」と言うので、その通りに入ってみると、目の前に総合案内所が!? そこでポイントカードの入会手続きをし、ベビーカーをレンタルする。
ベビーカーでスヤスヤ眠る息子
そのベビーカーは “かなり” シッカリしたつくりになっていて、それ故に地面のガタガタを全て振動として伝えてしまう。その振動が気持ちよかったのか、いつしか息子はスヤスヤ眠ってしまった。

しばらくして目覚めた息子は、ベビーカーを前のめりになりながら楽しんでいたが、時は容赦なく流れ、返却時間が迫ってきた。総合案内所に戻り、ベビーカーの返却手続きをし、息子をベビーカーから降ろそうとしたところ、よっぽどそのベビーカーが気に入ったのか、フロントバー(ベビーカーの前方にあるバー)を掴んで離さず、泣き出してしまった。だったら、眠らないでタップリと “ららぽーとベビーカー” を楽しめば良いものを…などと思った私であったが、赤ちゃんにそんなことを言っても始まらないのである。

それにしても、今日は久々のポカポカ陽気だった。なのに、「夜になれば冷え込むだろう」などと勝手な予想を立ててしまった我ら夫婦…。私も妻も息子も厚着をして家を出たのだが、どうしてどうして気温は下がらず、汗がダラダラ! ららぽーと横浜の建物も暖かく、そんな建物の中で「さくらスチーマー」なんて飲むものだから、余計に汗がダラダラと…。

最近、何を着て出掛ければよいのかわからない陽気が続く。ただ、着実に “春” は近づいているのがよくわかる。


3月13日(土)

大月へ行ってきた。以前、帝京大学福祉保育専門学校に出講していた頃によくしていただいた上條明雄先生のお誘いを受け、大月市とお隣の上野原市の現状と今後の課題の抽出などのため “視察” をするためである…などと書くとカッコイイが、決して大袈裟な記述はしていない。

鴨居駅から横浜線で八王子に出て、中央線に乗り換えたところまでは順調だったのだが、待ち合わせ場所の梁川駅の1つ手前…四方津駅で停車中に「中央線は現在、信号故障のため、この電車の前を走っております2本の電車が、それぞれ梁川と猿橋で運転を見合わせており、この電車も四方津で運転を見合わせます」という車内アナウンスが入る。「あぁ、やっぱり中央線…」という想いが頭をよぎったが、念のため上條先生に携帯電話で連絡を入れる。

予定より12分遅れで梁川に到着し、数年ぶりに上條先生と再会を果たす。そのお姿は、以前と同じく…いや、以前以上にお元気そうであった。
猿橋前の直売所猿橋
先生運転の車で、まず日本三奇橋の1つである猿橋と、そこにある直売所の視察。風光明媚な場所ではあるが、どうも観光客の休憩程度にしか立ち寄られないようで、リピーター率も低いという。もったいない話である。

大月市郷土資料館猿橋の近くに、大月市郷土資料館がある。ここには、大月市出身の山岳写真家・白籏史朗の常設展示がある。が、入館者数が伸び悩んでいるということで、何となくもったいない感じがした。他の展示も悪くないので、なおさらである。

星野家住宅大月には、ギネスブックに認定されている「世界平和太鼓」がある。そして、笹一酒造の酒遊館の前に展示されているとのこと。実は私、その太鼓をテレビで見たことがあるのだが、実物を見たことはなかったので、その太鼓を見ることを楽しみにしていた。笹一酒造向かう道中、国指定重要文化財の花咲宿本陣である星野家住宅に寄り。その荘厳さに感嘆する。

世界平和太鼓世界平和太鼓星野家住宅をあとにして、いよいよ世界平和太鼓! とにかく大きく、素晴らしい! テレビで見るのと実物を見るのとでは、その迫力が全く違う! 世界平和太鼓をアチコチいろいろな角度から眺めた後、酒遊館に入る。まだ午前中だというのに、シッカリ日本酒の “試飲” などを行う私…。4種類のお酒をいただいき、「どれが一番おいしかったですか?」と店員さんに尋ねられたが、どれも甲乙つけ難く、みな素晴らしかった。

試飲で満足して酒遊館を出ると、ちょうどお昼時…ということで、じゅん庵という薬草膳処に向かった。お店のパンフレットに

じゅん庵は、
 大菩薩連峰の南端は、滝子山のふもとに在り、
 樹木の緑、沢のせせらぎ、野鳥のさえずり、
 自然が存分に味わえ、ゆったりとした時が流れる
 ヒーリングスポットです。
 癒しの場として満足のゆくひと時を
ごゆっくりとお過ごしください。

とあるように、「こんなところにお店があるの?」というような細い山道を上った所にある。一歩お店に入ると、そこは何となく懐かしいような雰囲気…。鑪(いろり)の暖かさに誘われるかのように、スゥ〜ッと店になじんでしまった私。

じゅん庵の鑪   おつけだんご   じゅん庵

ここでは、おつけだんごをいただいた。まず、「月の星座が私達の体の部位を支配している」という話から始まり、今月は「水瓶座」が支配しているという説明があった。月の星座にあわせた薬草を使ったお茶が供されたのだが、それは足腰の機能を司る腎臓によく効くのだという。私の正座は水瓶座で、過日実施した健診で腎臓が原因と思われる要注意項目が出てしまったので、ドンピシャリという感じである。

「おつけだんご」は大月で親しまれている郷土料理であるが、それを「大月の名物にしよう!」という動きがある。その中心的存在が「おつけだんごの会」であり、その会長である山口さんとお会いして、いろいろ伺った。

その後、上野原市内を回り、上條先生のご自宅にあるデータを見せていただいた。

日が暮れる頃、四方津駅まで送っていただき、中央線で八王子に出て、横浜線に乗り換えて鴨居に戻った。山梨県と神奈川県は隣同士。鴨居から大月までは、うまくゆけば乗り換えが1回で済んでしまう。八王子を出て高尾の先の相模湖と藤野は神奈川県相模原市で、次の上野原から山梨県である。こう考えてみると、決して遠いワケではない。

上野原には21年前にフィールドワークで1週間ほどお世話になったことがあるが、大月は今回が初めての訪問。しかし、街の人々はみな温かで、親近感を覚えた。

今後も大月訪問はあるのだが、初回はそれなりの “成果” を得たと思って良いだろう。


3月14日(日)

連日で大月入り! それも、今日は家族全員で…である。

上條先生から昨夜メールが届き、「シオジの森の学校」のオープンキャンパスと「大月市放課後子供プラン合同発表会」が大月市民会館で開催されるという情報をいただき、それで妻と息子を伴っての大月入りとなった。

横浜線で八王子に出る際、ポカポカ陽気で気持ちよくなってしまったのか、息子はグッスリ睡眠…。八王子では大月方面直通の中央線がない時間帯だったので高尾に出て乗り換えることになったのだが、昼食をとっていなかったため、乗り換えの時間を使って昼食を調達する。昨日も今日もホリデーパスを使っての移動だったので、途中下車も可能で便利便利…である。

大月に到着し、改札を抜け、上條先生の出迎えを受ける。大月市民会館に到着後、まずは「合同発表会」から観覧する。小学生が追分人形やマーチングバンドなど、様々な活動の成果を発表している姿は、微笑ましくもあり、頼もしくもある。そして、シオジの森の学校のオープンキャンパスへ。ここには息子のような赤ちゃんはいなかったが、それでも「積み木で遊ぼう」のコーナーでちゃんとお座りして、積み木をいじったりくわえたり(?)して、楽しんでいた息子だった。途中で私は上條先生に呼ばれ、「椎茸の植菌」を体験する。木にドリルで穴を開け、そこに菌をトンカチを使って植え付けてゆくワケだが、これがなかなか楽しい。

今後、私が、社会学が、大月の発展に役立てられれば良いと思う次第である。


3月15日(月)

昼まで寝てしまった!?

昼食後、風呂場の水道を直すためのツールとパーツを買うため、ららぽーと横浜へ行くことにした。ららぽーと内に東急ハンズがあるので、「ハンズへ行けば、たいていのものは揃うだろう」などという発想から…である。

鴨居駅から無料シャトルバスに乗るか、それとも歩いて行くか…という二者択一を迫られた(?)我ら家族であったが、「シャトルバス出発まで待ち時間15分」という中途半端な時間だったのと、気候のせいか私の左足首が疼いてきたため、バスに乗ることにした。

ららぽーと横浜に到着後、総合案内所へ直行し、今回もベビーカーのレンタルを申し込む。が、すでに息子は睡眠中だったため、息子は妻にだっこされたままで、しばらく空のベビーカーを押して歩くことになった。

東急ハンズに到着し、水道補修用のコーナーに向かう。サイズは規格がほぼ一定であるため問題はないのだが、問題は我が家の水道を “どのように” 補修するのか…である。手段もそうだが、“目的” にあわせたパーツを購入する必要がある。そして、そのパーツにあったツールを選ばなくてはならない。そのため、パーツつ売り場とツールの売り場を何度も何度も往復するハメになり、そのせいで息子が安眠を阻害された。やっと主を得たベビーカーは、その後も颯爽と(?)東急ハンズ内を走行したのだが、売り場1時間近く経ってやっと “組み合わせ” が決定した。喜びで満たされた私とは対照的に、飽き飽きした顔の息子、そして妻…。

頑張った息子のために、「赤ちゃんせんべい」を買ってあげた。帰りのバスの中で1枚与えてみると、今まで体験したことのない触感に少々戸惑いつつも、喜んで食べていた息子だった。おとなしく食べていたが、完食後はカク〜ンと眠りの森へ…。

最後に、全く異なるレベルの話を1つ。

我が家の近所では、新築物件の建設中の所が多い。そのうちの1つの前を通ったところ、掲げられている標語が気になって、足を止め、じっくり確認してみた。そこには…

安全第一 KY 危険予知

確かに “KY” ではあるけれど…と堂々と書かれていた。「えっ、安全第一なのに空気読めない!?」などと勘違いしてしまった私であるが、確かに「危険予知」も、「KY」である。しかし、「危険予知」を「KY」とするならば、「安全第一」も「AD」とするべきではなかろうか? そして、「安全第一」の左側の何となく肩身の狭い「指差確認」も、「YK」としてあげてよいのではないか…と思う。そうすれば、「KY」と「YK」でシンメトリー感が出て、何となくオシャレな感じに…ならないか。

いや、何でも略せば良いってものでもないだろう。


3月16日(火)

暖かさが日に日に増してきて、「春眠暁を覚えず」状態に入りかけている私…。だが、今朝は地震があって、昨年8月の悪夢が蘇り、ハッと目が覚めた。が、地震がおさまったので二度寝に入ってしまい…。

春の訪れとともに、強い風が吹く日も多くなってきた。先日、帰宅した私に「ごめんなさい…」と妻が落ち込んでいた。妻がベランダで洗濯物を干していたら、強風でシャツが数枚とサンダルが片方、どこかへ飛んで行ってしまったという。シャツは全て見つかったのだが、サンダルのほうは見つからずじまい。買ったばかりのサンダルだったので、それで申し訳なさと驚きで、力を失ってしまったらしい。

昨日、朝刊を取りに郵便受けに行こうとしたら、階段の踊り場に見覚えのあるサンダルの片方が!? どなたかが拾って(見つけて)届けてくださったのだろう。心がポカポカしてくるのと同時に、サンダルの片方に「おかえり!」と声をかけたくなった。

今日は…といえば、暖かな一日であったが、やはり風が強く、その中で妻が洗濯物をベランダに干していた。先日のようなことがあっては大変なので、洗濯ばさみを使うことを示唆した。それでも、洗濯物が飛んで行ってしまいそうな風の勢い…。

先週 “つかまり立ち” をするようになった息子の怪獣ぶりが止まらない! テーブルの上のものやらパソコンやら何やらに手を伸ばし、さらに妻や私に手を差し出して「支えてよ!」と言わんばかり。それが、野別幕なし状態である。そして、自分の言い分が通らないと

キャァ〜〜〜〜〜ッ! (>△<;

と、悲鳴を上げる息子…。昼間だろうが夜中だろうが、お構いなし! 我ら夫婦が虐待しているのではないかと勘違いされそうな、そんな甲高い声を上げるのである。そのたびに仕事の手を止めなくてはならず、こちらが眠くても容赦はないし…。

成長の過程ではあるので、仕方がないし、喜ばしいことでもあるが…。


3月17日(水)

今日は、静岡シリーズ!

まず、1年ぶりに沼津市立看護専門学校へ! 年に一度の講師会が開催されたので、出席した次第。だが、学校までの道のりは平坦ではなく…。

余裕をもってササァ〜ッと家を出て、バスでササァ〜ッと鴨居駅に向かい、「これなら、キップをゆっくり買えるかな?」などと思っていたところ、みどりの窓口には何やらおかしな状況が…!? ジイサンが「ジパング倶楽部」の購入証を呈示しながら、「鴨居から乗車したっていう証明が欲しいんだけどね」「八王子でも降りたいんだけどね」などと窓口で職員にアレコレ言っていた。それに対して、職員も要領を得ない様子…。そのやりとりが10分近く続き、私が乗る予定だった横浜線の時間が迫ってきた。私は、静岡までの乗車券と横浜〜熱海間のグリーン券を購入したかったのだが、ジイサンが周囲の状況を把握してくれていないため、「なら、とりあえず自動券売機で静岡までのキップを購入しておこうかな…」と方向変換すると、そこには定期券を買う人や、新幹線の特急券を買う人の列が “いつの間にか” できていた。

ジイサンと “要領を得ない職員” のやりとりを見ていた別の職員が、ササァ〜ッとマルス端末の前に来て、“要領を得ない職員” に「これは、こうすればいいんだよ!」と指示を出していた。ちなみに、ジイサンの要求は、1枚のキップを発券して途中下車してもらえば済むだけの話なのである。購入証に鴨居駅の記載をして、ジイサンには横浜線で八王子に行ってもらえば良いのである。

結局、タイムリミット。定期券を使って東神奈川に出て、東神奈川のみどりの窓口でキップを購入し、急いでホームに戻り、横浜に出て、ギリギリで東海道線に乗り込んだ。

話は、講師会に…。2009年度はカリキュラムの改正があった関係で沼津市立看護専門学校に出講しなかったので、昨年の講師会以来1年ぶりに学校を訪ねることになるワケである。今年の講師会では、2010年度に私が教えることになる学生がどのような意識を持っているのか、“リサーチ” するのが大きな目的であった。が、意見交換時に私まで意見を求められたので、「昨年までの経験」と「他の看護学校での経験」を話すことにした。

講師会終了後、タクシーでササァ〜ッと片浜駅に戻り、東海道線で東静岡へ。そして、駅前のグランシップに向かう。静岡英和学院大学の卒業記念パーティーに参加するためである。ここで清水先生をはじめ、前期に毎週お会いしていた先生、久々にお会いする先生などと共に、卒業生たちの門出を祝った。が、昨年も述べたがこのパーティーは「謝恩会」ではなく「卒業記念パーティー」であり、主役は卒業生たちであり、教職員は時と場を共有するゲストであり…という構図がある。そのため、学生は学生同士で話をし、教師は教師同士で話をすることが多くなる。「教員と学生が語らえる最後の機会かもしれないのに、ちょっともったいないなぁ…」と思いつつも、「こういう形もあるのかな…」とも思った。

帰りは、新幹線ひかり号でササァ〜ッと新横浜へ。横浜線で鴨居に出て、終バスに乗っての帰宅となった。先月末まで住んでいた “駅から歩いて3分” の旧居と違い、駅から歩けば30分の我が家ではあるが、バスの本数と路線が多いので、新年度からの通勤も大した苦にはならないだろう。

それにしても、静岡出身の妻は横浜で留守番をしていて、私が静岡へ行く…というのも、何だか妙なものである。ふと、息子が生まれた日のことを思い出した私…。


3月18日(木)

先月末まで住んでいた横浜市神奈川区青木町の旧居は、玄関を出ると1分足らずで郵便局に到着し、そこから30秒以内の所にコンビニがあった。商店街に位置していたので、飲食店のレベルも高かった。何より、最寄りの神奈川駅まで徒歩5分圏内だったし、横浜駅からも徒歩12分程度で家に着いた。みなとみらいにも歩いて行ける…というロケーションの良さだった。

今、同じ神奈川区ではあるが菅田町という街に住んでいるワケであるが、まず最寄りの鴨居駅まで徒歩30分弱で、いくつかある最寄りのバス停へも5分くらい歩くことになる。しかし、広大な敷地の公園があり、何より家の周辺がガチャガチャしていないのが良い。

徒歩5分程度の所にスーパーや某大手ドラッグストアがあり、買い物をするのにも困ることはない。し・か・し…、家や団地が密集しているのにもかかわらず、我が家の周辺にはコンビニが1軒もない!

もちろん、菅田町の中にはコンビニがあるにはあるが、我が家の周辺には1軒もないのである!

先日、ある料金の支払用紙が送られてきた。が、それがコンビニ専用のものだったので、家から一番近いコンビニを調べて、家族揃って散歩(近所探索?)がてらコンビニ目指して出掛けてみた。バス停を1区間ほど歩いて達したYストアは、外観からもマイナスオーラが漂っていて、「おいおい、ここは大丈夫なのかい?」と不安感を抱かせてくれた。ドアを開けて店の中に入ると、その不安は「確信」に変わり、「ここは、料金の支払い、できますか?」と尋ねたところ、「あっ、ウチは(料金収納代行は)やってないんです!」と、サッと言われてしまう。

仕方がないので、さらにバス停2区間ほど歩き、スリーエフを見つけた。そこで無事に支払いを済ませることができたのだが、最寄りのコンビニまでバス停3区間も歩くとは…!? コンビニを出たところで、「鴨居駅方面に向かえば、(バス停)1区間ぐらいのところに大きなYストアがあったハズだよ!」と、妻が爆弾発言を!

今日は近所のスーパーで玉子の特売をしていたので、コンビニからの帰りに寄ることにした。往きとは別の道を通ってみた。菅田町は神奈川区の丘陵部なので、とにかく坂が多い。その坂を上っては下り…という移動の繰り返しは当たり前。「なんだ坂こんな坂」とベビーカーを押しながら歩いてみた。

道すがら、アチコチに緑が広がっているのが見えた。以前から「子供は、緑が多くて長閑な所で育てたい!」と妻が言っていたのだが(その考えには、私も共感している)、この街なら横浜市神奈川区内でありながら “希望” が叶うような気がした。

先月末まで12年間住んでいたのは神奈川区内の臨海部と言われる地域で、現在は丘陵部…。同じくとは思えぬほど、いろいろな顔を持っているのが神奈川区である。

ちなみに、神奈川区で一番面積の広い町は、菅田町なのだそうである(約3平方キロメートル)。今日は2時間半ほど歩き回っていたのに、一歩も菅田町を出ることがなかったというのも頷ける…と、まだ居住21日しか経っていないのにもかかわらず、妙な地域愛を見せる私。


3月19日(金)

最近、息子はアンパンマンがお気に入りらしい。テレビ神奈川の「ハマランチョ」という情報番組に「おどって! アンパンマン天気予報」という横浜アンパンマンこどもミュージアムの情報&アンパンマン体操のコーナーがあり、そのコーナーが始まると息子はテレビに釘付けとなる。どんなにグズっていても、アンパンマンの音楽が流れるとピタッとおとなしくなるのである。CMなどでアンパンマンが出てきても、同じような行動を取る。

昨年のクリスマスに、“サンタクロース” がアンパンマンのボールを息子にプレゼントしてくれた。今では、そのボールで息子は喜んで遊んでいるので、今になってホッとしている “サンタクロース” であった。

それで、著作権に引っかからない程度で、アンパンマンのDVDを息子のために作ってみた。DVDをじっと見ている息子を見て、「あぁ、(DVDを)作っておいてよかった!」と思ったが、今夜の「ドラえもん特番」を見ていたら、やはりじっとテレビを見つめていた息子…。

もしかして、丸っこいキャラクターが好きだってことか!?

「ドラえもん」…といえば、今夜は1979年(昭和54年)4月2日に放送されたテレビ朝日版第1話「ゆめの町ノビタランド」も放送されていた。1979年の私は、中学1年生…。第1話の放送を見るために、その日の外出は控えていたような気がする。放送が始まった時は夕食の最中で、ドラえもんの声を聞いて「これがドラえもん?」などと思ったものである。なのに、今や私の中では「ドラえもん=大山のぶ代」という確固たる(?)意識がある。

当時の「ドラえもん」は、月曜日から土曜日まで18:50から10分間の放送で、日曜日の朝8時半から9時まで “再放送” として3本ずつ放送されていた。要するに、テレビ朝日では毎日「ドラえもん」が放送されていたのである。

その第1話を見て「懐かしいなぁ…」と思っていた私の横で、「へぇ、第1話って、ドラえもんが初めてのび太の家に来る話じゃないんだ…」と妻が不思議がっていた。そう、この第1話が放送された時、妻はまだ生まれていないのである!! テレビ朝日版よりも6年ほど前に、日本テレビ版の「ドラえもん」が放送されていた上、1979年当時は世の中の「ドラえもん」の認知度が高かったため、初期の話からアニメ化する必要もなかったらしい。

日本テレビ版「ドラえもん」の場合、ドラえもんの声優さんは大山のぶ代ではなく、初代は「バカボンのパパ」でおなじみの富田耕生が担当していた。いつの頃からか「孫悟空」「星野鉄郎」の野沢雅子が担当していたが、当時私はまだ小学校に入ったばかりだったので、ストーリーまではキチンと思い出せない。

我が家には、ドラえもん映画のパンフレットが “それなりに” 揃っていて(弟を連れて映画館までよく観に行ったので)、たまに中を開けてみることもある。そして、最近のドラえもん “リメイク” 映画を憂う私…。

ちなみに、息子がもう1つハマッているのが日産の「のってカンガルー」のCMである。CMソングよりもカンガルーのアニメが好きらしい。

今日は特にイベントもなかったので、テレビネタでぼやいてみた次第。


3月20日(土)

久々に、息子を「かなーちえ」(神奈川区地域子育て支援拠点)に連れて行った。引っ越したとはいえ、神奈川区から移動していないため、かなーちえを引き続き利用することができるのである。以前のようにササッと行くことはできないが、東神奈川まではバス1本で行けるので、時間はかかるが移動は苦にならない。

息子は、バスの中でスヤスヤ眠っていたし…。そのためか、かなーちえでは半分寝ぼけたような状態で、反応が鈍かった息子…。

午前中から風が強かったが、夕方になってその勢いが増してきた。ただ、気温が高かったので外にいるのはつらくなかったものの、ちょっと気を抜くと体がよろけそうな感じであった。

帰りは、横浜線で鴨居に出ることにした。ワーワー言いながら窓の外の景色を眺めていた息子が、いつの間にか体勢を変え、隣に座っていたオジサンの新聞のカサカサ音に反応し、その新聞を握ろうとしていた。油断も隙もありゃしない。

鴨居駅前のダイエーで買い物をしている最中、どこからか5歳くらいの女の子が現れて、息子の顔をジィ〜ッと見つめていた。女の子のお母さんは別の売り場に行ってしまったというのに、女の子はジィ〜ッと息子を見つめていた。そして、固まる息子…。それでも、女の子はジィ〜ッと息子を見つめていた。そんな状態が2分ほど続いた後、女の子が息子の手をツンツンしてきた。思わず、その手をペシッと叩く息子…。にもかかわらず、その後も女の子はジィ〜ッと息子を見つめていた。

鴨居駅からバスに乗る前も、息子は大活躍!? バス停前のベンチに座っていたところ、何があったか知らないが隣に座っていた男性のバッグをペシペシ叩いていた息子…。「どうもすいませんっ!」と男性に謝る我ら夫婦…。「いえ、別にいいですよ!」と男性は答えてくれたのだが、もはや息子の一挙手一投足から目を離すことができない状態になっている。

それは息子が着実に成長している証であるが、ヒヤッとすることが多く、喜んで良いのかどうか、軽いジレンマ状態である。


3月21日(祝)

昨夜の暴風は、ものすごかった! 我が家の雨戸をバンバン叩きまくり、雷までバリバリと音を立てて落ちてきた。近所では、ユサユサと激しく揺らされた木々が倉庫の壁をガリガリとこすりつけ、「もしかして、発火するのでは!?」などと心配になった私…。

今日は風の勢いもおさまり、初夏のような陽気になった。引越をしてから、まだまだ調達しきれていない家具類を見つけるため、昼過ぎに出掛けることにした。新聞の折り込みで、コーナンが大安売りをしているという情報を得て、保土ヶ谷星川店に行ってみた。

昨年5月、保土ヶ谷星川店に妻と一緒に行って本棚を特価でゲットしたことがある。その当時は妻のお腹の中で息子が暴れまくっていて、「よくもまぁ、広い店内を歩き回っていられたものだ!」と思えたものである。その息子が生まれ出て、今や体重が9kgを超えている! ズッシリとした息子をだっこしながら店内を歩く妻を見て、「やっぱり、この店に来ると息子が妻を圧迫するんだなぁ…」などと思ってしまった私。

広告に載っていた特価の収納棚を見つけ、会計を済ませてから配送手続きを取った。配送料は “800円” とのこと。さらに、別の売り場で物干し竿を購入し、これも配送してもらおうとサービスカウンターに行くと、「収納棚の配送と一緒にすることができる」ということで、追加の配送料がかからずに済んだ。これ幸いと、また追加で息子の服を入れるためのキャリーストッカーを購入し、これも追加の配送依頼をする。そして、こちらも追加の配送料がかからずに済む。要するに、全ての配送を800円でまとめてしまったのである。大きなものを買って、身軽な状態で店を出た我ら家族…。便利な世の中である。

もっとも、我が家が配送エリア内に入っていなかったら、こうはいかなかったワケで…。

コーナンからの帰り、久々に横浜市営バスの5系統に乗って横浜駅西口に戻った。5系統は、今でこそ保土ヶ谷車庫と横浜駅西口を結ぶ出庫(または入庫)路線でしかないが、私が子供の頃は横浜駅西口から亀甲山(横浜市旭区)を結ぶ長距離路線(運賃が距離によって変わる特殊系統…すなわち対キロ運賃路線)だった。いつしか若葉台中央(こちらも、横浜市旭区)へ延伸され、かなりの長距離路線となったのだが、2年ほど前に神奈川中央交通に路線譲渡され、単なる出入庫路線となってしまった。小学生の頃、どうしても亀甲山なる場所が見てみたくて、土曜日の放課後に兄と一緒に5系統に乗り、亀甲山に行ったことがある。かすかな記憶に寄れば、そこにはバスの折返し場(詰所)以外に特に見るべきものはなく、その後は現在に至るまで再訪することもないまま。

バス車内で、妻(と息子)を相手に “5系統にまつわる想い出” を熱く語り続けていた私…。

ちなみに、私は横浜市内の地理を「バス路線」で把握しているところが多い。よって、バスの系統さえわかれば初めての場所でも移動に苦労することは少ない。が、最近の路線バスは前に述べた「路線譲渡」や廃止、路線変更、路線分離、系統番号変更などが頻繁に行われていて、私の頭の中の路線図がグチャグチャになっている。

それもまた、時代の趨勢なのかなぁ…などと思うことにしているのだが、何となく虚しいものである。

特売の収納棚をゲットして嬉しかったり、バス路線で憂いたり…と、心が忙しい一日だったような…。


3月22日(祝)

引越からそろそろ1ヶ月になると言うのに、まだまだ荷物が片付いていない我が家…。荷物が多すぎるのと、小さな赤ちゃんがいるのと、私が怠惰なのと、私が今月中に書き上げなければならない原稿があるから…というのが主たる理由である。だが、大がかりな作業は天気が良くて明るい日にやっておくべきだと考え、今日は段ボールや押入れと格闘した。

妻や息子の荷物より、私の荷物が片付け遅滞の原因を作っているのは明々白々。特に多いのが、文献類。それは何とか本棚に収めたので問題はなし! 次に我ら夫婦を悩ますのが、私が韓国で入手した各種資料。それらの種類が多岐にわたる&重いため、収納に苦労するのである。あーでもない、こーでもないと言いながら、夫婦で(というより、妻が一生懸命がんばって)押入れに資料を整理しながら詰め込んだ。

引越をする前、「今度は部屋も増えるし、荷物の収納も余裕が出るかな?」などと思っていた。ところが、部屋が増えれば増えるで収納の悩みも増え、部屋が広くなればなるで荷物も広がりっぱなし。それが現実…。

それでも、少しずつ部屋の “機能” を活かせるようになってきている。新年度が始まる前に、片付けを終わらせないと…。


3月23日(火)

東京と横浜では桜開花が昨日発表されたが、今日はちょっと肌寒さが戻っていた。が、春はすぐそこ…という感じである(暦や気象学の上では、とっくに春が来ているが)。私の体はすっかり「春眠暁を覚えず」で、ぬくぬくのフトンからなかなか出られない有様…のハズだったが、一昨日コーナンで購入したものが朝イチで配送され、暁を覚えた(?)私…。

ついでに…ではないが、今日は “燃えるゴミ” の収集日だったので、起きて急いで袋を縛っていた妻…。

午前中から収納棚を組み立てる作業に入ったが、夫婦で同時に棚にかかりっきりになると息子がグズるので、最初は私ひとりで作業をしていたが、途中で息子がお昼寝に入ったので、夫婦で一気に棚を組み立てた。

棚が出来上がると、次はどこに棚を置くかを決めなくてはならない…。棚はキッチンで使うので、冷蔵庫の位置をずらしてその隣においてみたが、何となくキッチン全体に圧迫感が出てしまったので、冷蔵庫を元の位置に戻し、棚を別の場所に移し、もともと置かれていた別の棚の向きを変えてみたところ、キッチンが広くなったような感じに…。

これで、また少しずつ部屋の “機能” を活かせるようになってきたみたいである。


3月24日(水)

床やテーブルの上に手を伸ばし、そこにある新聞紙やリモコンや食器などを掴んで口に運ぼうとする息子…。赤ちゃんの成長の証ではあるが、めったやたらに物を置けなくなってしまったので、収納にも一苦労…。

先日、パソコンで作業をしていた私の横で、息子がマウスに興味をそそられたらしく、しきりにマウスを私から奪おうとしていた。試しにマウスを息子に貸した。しかし、当然の如くそれを口に運ぼうとしたので、「(口に入れちゃ)ダメだよ!」と言って取り上げた。が、私がディスプレイに集中している間に息子はサッと手を伸ばし、マウスを奪取! そして、再び口に運ぼうとした。その姿を別の行動にたとえると、幸せそうな顔をしながら「にぎり寿司をゆっくり味わおうとする」ような動作だったので、息子からマウスを取り上げることに多少のためらいはあったが、危険性を最優先することにした(心を鬼にした?)

「あともうちょっと(でマウスを口に入れられるところ)だったのに〜!?」と不満そうな息子は、泣いたり喚いたりして私に抵抗する。
ガム(の箱)を味わう息子
2週間近く前、テーブルの上に放置されていたガムの箱をムンズと掴み、この上ない幸せに満ちた顔をしていた息子…という話を紹介した。この時は箱を取り上げずにいたのだが、箱の中のガムはベチャベチャに…!? しかし、息子の得意満面の笑顔を見ていたら、「まぁ、いいか…」という気分になってしまう。

マウスの話に戻すと…。

最近、Windowsの設定が微妙に変わっていることがある。どうやら、息子がマウスをいじって何かをクリックしているらしい。この間、私でさえ知らなかったショートカットキーなどを設定してしまった息子…。そのため、何も事情を知らない私がパソコンを立ち上げたら、どうも操作性が違っていて、タスクバーの表示もおかしかったので、「プロパティ」を開けてみたり「レジストリ」情報を確認してみて、それで設定の変更に気が付いた次第。

生後7ヶ月でWindowsの設定を変えてしまうとは…!? 「末恐ろしい」のか? 「将来有望」なのか?

今の家に荷物を運び込んでから、今日でちょうど1ヶ月…。本格的に荷物を移動させたのはその翌日だが、部屋の掃除をしたり、カーペットを敷いたり…と、「あぁ、ここで生活することになるんだなぁ…」と意識が強まったのは2月24日のことだった。1ヶ月が過ぎたというのに、まだまだ片付いていない荷物があるので、今日は(寒い上に雨が降って外出する気も起きなかったので)今後あまり使用する予定のない物をしまうことにした。が、“今後あまり使用しない” どころか “一生使用するつもりがない” 物がたくさん出てきて、それらの処分方法を考えながらの作業となってしまった。

捨てるべき物まで新居に移動させてしまったことに、今さらながら気づいた私…。

今夜から、息子はツーピースの寝巻を着用。その成長を、とっても嬉しく思う。


3月25日(木)

私が大学を卒業したのは、21年前の今日。あの日の天気は晴れだったが、今日は残念なことに雨…。おまけに気温も上がらず。

このところ、本当に寒い日が続く。さらに、雨の日が続く。新聞や牛乳を取りに行ったりゴミ捨てに行く以外、玄関を開けない日が続く。

昨夜、息子が少しだけ “ずりはい” をした。ズリズリとハイハイをすることを “ずりはい” と言うのだとか…。寒くて天気が悪くて滅入りそうだが、ちょっと嬉しいひととき…。

外出しないということで、今日はパソコンの前で頭を働かせ、原稿を打ち込むことにした。気分が乗ると文章が勢いよく出てくる。が、妻が食事の支度をしている最中などは、原稿を考えながら息子の面倒もみなくてはならないので、てんやわんやである。息子をだっこしている間に素晴らしい文章(自己満足?)が浮かんでしまうと、息子をとりあえず座布団に座らせなくてはならないのだが、「降ろすな!」とばかりに息子が激しく抗議してくる。息子を落ち着かせて、「さて、さっきの文章を入力しようか…」という時には、哀しいかな文章が頭から抜けかかっていて、思い出すのに一苦労。思い出せれば良いのだが、最近の私は記憶力に自信がなくなっていて…。

夕飯後、息子が親指と人差し指を使って物をつまんでいた。この動作は、通常生後10ヶ月程度から…のハズだが、それを息子は8ヶ月手前で成し遂げてしまったらしい。スゴイ勢いである。

明日は雨が上がるらしいが…。気温のほうはどうだろう?


3月26日(金)

初めて入ったコンビニで、店主に愚痴られた!?

午後、銀行のATMに行くために、ひとり鴨居駅までの道を歩いていた私…。その途中で、年度内に提出しなくてはならない書類を郵送しようと思い、件のコンビニに立ち寄った。そして、「切手、ありますか?」と店主に尋ねると、「前は(切手販売を)やってたんだよねぇ…。でもさぁ、携帯電話が普及して、切手を買う人が少なくなったでしょ? それでさ、(切手販売を)やめちゃったんだよねぇ…」という愚痴が始まった。ここで言われている “携帯電話” とは、おそらくメール機能のことを特に指しているものと思われる。

「…で、街中の公衆電話が少なくなっちゃったでしょ? 誰もが携帯電話を持ってるワケじゃないから、かえって不便だと思う人もいるワケでね。総務省の指導で、ウチの前に公衆電話を設置することになったんだけどね…」などと、話は切手からどんどん離れてゆき、「だからさ、ウチも困るワケさ。まぁ、お客さんには関係ないんだけれどさ…」と話をまとめてしまった。

私は80円分の切手が欲しかったのだが、お店には “かつて” 切手販売をしていた頃の残りが数枚あって、ただ80円切手はなくなっていた。そこで店主が、「額面が多すぎる分には問題ないからさ!」と、110円分の切手を80円で売ってくれた。

店を出ようとする私に、「何か、愚痴っちゃって、ゴメンね。でもさ、誰かに言いたくてね…」と、言葉をかけてくれた(?)店主であった。

今日の天気予報では、「所により、にわか雨が…」ということだった。まさか、横浜が “所により” の該当地区だとは思わず、家を出る時に傘も持たずにいたが、すぐにポツポツ雨が降り始め、急いで家に傘を取りに戻った。その数分後に、件の愚痴に巻き込まれたのだが、店を出ると雨の勢いが入店前より激しくなっていた。バスに乗ることも考えたが、とりあえず往きは歩くことにした。出来るだけ足下に気をつけたつもりだったが、私の横を通る車が放つ水しぶきのために、ズボンはビショビショに…。鴨居駅前の銀行にたどり着いた時は、あわや靴下まで濡れてしまうかというような大きな水しぶき(すでに、水しぶきの域を超えているが…)を浴びそうになった。

息子の紙おむつがなくなりそうだったので、ついで(?)にスーパーに入る。ペットボトル飲料が特売だったのと、味噌を切らしていたのを思い出したので、当面必要となる物をまとめ買いした。買い物を終え、重い物はデーバッグに詰め込んで背負い、割れやすいものは両手に持ち、人にぶつからないように気をつけながら店の外に出ると、すっかり雨はやんでいた。

駅前のロータリーに戻ってバスを待つが、道が混んでいてバスがなかなか来ない…。定時より10分ほど遅れてバスに乗ったが、我が家から一番近いバス停を経由しない系統のバスだったため、いつもより長い道のりを背中と両手の荷物の重みをズッシリと感じつつ、家に戻った私…。


3月27日(土)

引越からあっと言う間に1ヶ月が過ぎ、だいぶ生活が落ち着いてきた。そうなると、旧居との生活の違いがわかってくる。だが、過去は過去、現在は現在…ということで、今どう快適に住まうかを考えなくてはならない。

旧宅では使っていなかった(使えなかった)ものを新規に購入したり、旧宅では出来なかったことを今やってみたり…というようなアレンジが入る。すると、足りない物が何か…ということがわかってくる。

久々に “好天” と呼べるような日だったので、ららぽーと横浜へ行き、そして、最低限必要なグッズを調達した。特に今日のお買い得は、「ベビー10連ハンガー」である。最近は、風の強い日が多い。ただでさえ子供服は軽いので、それらを外に干している時に吹き飛ばされたりしないかどうか…と心配になるので、こういうグッズは大変ありがたい。

ららぽーと横浜は敷地面積が広く、店舗数も多いため、「ちょっと買い物に…」くらいのつもりで出掛けても、気が付くと数時間が経過している。ベビーカーで息子が熟睡してしまったり、「この店だったら…」とアタリをつけて入ってみたものの目当ての物が見つからなかったり…で、あっと言う間に夕暮れ時…。
息子もアンパンチ!アンパンマンと一緒に闘った息子
そんな買い物の途中で、息子の目がランランと輝く瞬間が!? アンパンマンを発見したのである! アンパンマンの乗り物の前で動きが止まり、ジッとその乗り物を見つめていた息子…。そこで、私が息子を抱えて乗ることにした。乗り物にはディスプレイとボタンがあり、アンパンマンと一緒にばいきんまんをやっつけるゲームが出来る。息子は一心不乱にボタンを叩いてアンパンチを繰り出し、ついにばいきんまんを退治した! 大いに喜ぶ息子…。

実は、「子供が出来たら、一緒にプレイランドでこんな乗り物に乗りたいなぁ!」などという夢があったので、それが叶って私もご満悦!

帰宅しても、息子は興奮気味。アンパンマンと一緒に闘ったことが、本当に嬉しかったみたいである。


3月28日(日)

今日で息子は、生後8ヶ月。離乳食も順調に段階を経て、七分粥にまで進んでいる。野菜も魚類も摂取できるようになってきた。早いものである。

息子の意思表示は成長とともにハッキリしてきて、自分の思い通りにならないと泣いて我ら夫婦に訴えようとする。さらに、行動範囲が広くなってきているので、息子から目を離すこともできない。いつの間にかひっくり返ったり、大事な資料などをいじっていたり…と、やんちゃぶりを発揮している息子…。

よって、じっくりと仕事に取りかかれるのは、息子が寝た後である。昼夜が逆転しないように気をつけてはいるが、パソコンの前で文章を考えていると時間の感覚がなくなってきて、気が付いたら夜が明けようとしている…なんてこともしばしば。

早く、部屋の機能を十分に引き出せるようにしなければ…。


3月29日(月)

昨夜(日付的には今日だが…)は原稿を書き続けているうちに朝の5時になっていて、急いでフトンに入ったものの頭がさえてしまい、さらにアレコレと文章が頭の中に浮かんできてしまったため、すぐにフトンから出て、再びパソコンの前に向かうことにした。

文章を打ち込んでいる途中で「あっ、今日はプラスティックごみの日だった!」ということを思い出し、段ボール箱などにため込んでいた発泡スチロールを取り出し、それらをバキバキと割りまくり、袋に入れてごみ集積所に持っていった(と言っても、集積所は我が家の前…)。再びパソコンの前で文章を考え、我に返るとすでに10時を過ぎていた。とりあえず、1時間半ほど寝ることにした。

もうすぐ4月になるというのに、ものすごく寒い一日だった。強い風も吹き、雨に雪が混じることもあった(箱根あたりでは、22ミリの積雪だったとか…)。出来たら外に出たくなかったが、息子の三種混合(DPT)接種のため病院へ行かねばならないので、家族3人で出掛けることにした。たしか、前回の三種混合の時にも、同じようなことを思ったような…。

13時半前に病院に到着すると、すでに接種を待つ赤ちゃんたちが長イスに列をなしていた。すぐに接種できるよう、上半身は服を脱いでおくのだが、息子は何をされているのかわからず、ポケーッとしていた。しばらくすると、周りの子たちへニコニコ笑いかけたり話しかけ始めた息子…。

やがて名前が呼ばれ、接種室へ入っていった息子だったが、それでもなお自分が何をされるのかわからない様子…。部屋の外にいる私の姿を見つけ、ニコッと笑いかける余裕まで見せていた(その頃、接種室前の長イスでは、接種を終えた赤ちゃんが大泣きし、それにつられて大勢の赤ちゃんの大号泣が始まっていた!?)。そして、右腕に接種されている最中も動じることもなく、接種後も泣くこともなく…。看護師さんにも「強いねぇ〜!」と誉められた息子を見ていて、「家でもっと痛いことをされていて、慣れちゃったんじゃないか…って、根も葉もない噂を立てられたらイヤだねぇ…」などと不安がる我ら夫婦。

このところ、息子の動きが予測不能になってきたので、「そろそろ、ハイ&ローチェアーが必要かなぁ…?」と夫婦で話し合っていた。せっかく出掛けたのだから…ということで、ちょっと実物を見に行くことにした。東神奈川のサティに行くと、今日まで「赤ちゃん博」(ベビー用品の大バーゲン)を開催中! 妻がマミーケア会員なので会員価格でお得に購入できる上、招待券まで送られてきていたので会員価格からさらに割引が!? そのため、ハイ&ローチェアーが予想を遥かに下回る価格になることがわかり、思い切って購入することにした。家で私が落ち着いて仕事をするためには “遅かれ早かれ” 用意しておかなくてはならないものなので、何だかとっても良い買い物ができたような気がする。

さて、今夜はできるだけ早寝しなくては…。


3月30日(火)

今月は、満月が2回もあるらしい。こういう現象を「ブルームーン」というらしい。そして、その2回目が今日だという。実際、1月もブルームーンだたらしく、こういうことは極めて珍しいのだという。

ブルームーンを見ると幸せになれるというので、月が出てから近所のドラッグストアまで買い物に出た。きれいな満月だった。ドラッグストアまでの往き帰り、家族の幸せを願いながら歩いた。

今月中に書き上げなくてはならない原稿も、今日で脱稿。ブルームーンのおかげかどうかはわからないが、とにかく脱稿。


3月31日(水)

疲れが一気に押し寄せてきたのか、フトンから起きようと体がなかなか動かず、昼をだいぶ過ぎてからの起床となってしまった。先日も同じようなことになり、齢の重みを感じる次第。以前は半徹也状態にあっても1〜2時間の睡眠でシッカリ体力を回復できたし、2日くらい徹夜しても何とかなったものである。

ただ、あの頃と今とでは体力だけでなく “取り巻く環境” やら “置かれている立場” やらが異なっているので、WHOによる「健康」の定義ではないが、肉体的・精神的・社会的に良好な状態を維持するのはなかなか難しくなっているのもよくわかる。

なのに、夕方にひとりで出掛け、40分以上歩いていた私…。

銀行で済ませるべき数件の用事を思い出したのだが、セブン銀行のATMだったら一度に全てが片付いてしまうことに気づき、「だったら、セブンイレブンに行けばいいんだ!」ということになった。ところが、我が家の周辺にはセブンイレブンはおろか、コンビニそのものがない! 鴨居駅前にセブンイレブンがあるが、「バスに乗ってコンビニに行く…というのも何だかなぁ」などという気分になる。

ふと、ある記憶が蘇る。2月某日、新居探しで神奈川区羽沢町や保土ヶ谷区上菅田町などを不動産屋さんの車で案内されていた時、横浜市営バスの旭硝子入口バス停付近にセブンイレブンがあった…ということを思い出したのである。そこで、パソコンを起ち上げ、地図ソフトを起動させた。我が家から旭硝子入口バス停までは、鴨居駅に出るよりも距離が短い! それがわかると、急いで支度をして家を出た。

私は、初めての土地であっても “鼻” で何となく進むべき道がわかる。が、軽い花粉症のため、頼みの鼻が効かない…。おまけに、シッカリ地図を記憶したハズなのに、方向感覚を何度か逸する。引っ越してきてまだ1ヶ月ちょっとのため、軌道を修正するのがなかなか難しい。そのため、何度か同じ道に戻って方向を正す作業を繰り返す。とりあえず記憶した地図と合致する場所に出たので、そのまま歩き続けた。予定より多少時間はかかったが、無事に旭硝子入口バス停近くのセブンイレブンに到着した。

用事を済ませた頃にはスッカリ鼻の調子が回復していたらしく、迷うことなく家に向かって歩けた。予定徒歩時間は20分だったが、帰りは15分ちょっとで家まで戻って来られた。なのに、「もしかすると、もっと近道があるのかも?」などと考えて、また新しいルートを探索してしまおうとするのが、私のクセである。
届いたばかりのハイ&ローチェアーにご満悦の息子
帰宅してすぐ、一昨日購入したハイ&ローチェアーが届いた。早速箱から取り出し、多少の組み立てをして、息子を座らせてみた。最初は少々戸惑い気味だった息子も、アンパンマンのDVDを見るのに高さ的に丁度良いことを知ったためか、妙にご機嫌になり、ウキャウキャ言いながらチェアーのテーブルをバンバン叩いていた息子…。

これが、2009年度最終日の私である。さぁ、新年度も頑張ろう!


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