3月1日(土)
「2014年」としてはまだ2か月が過ぎただけであるが、「2013年度」としては今月が最後の1か月である。そのため、年度末の最終成績処理だの何だの、まだまだ “業務” は残っている。
なのに昼食後、家族そろって放送ライブラリーに出かけることにした。目的は、岩合光昭氏の写真展「ねこ」である。NHK−BSプレミアムで放送中の『岩合光昭の世界ネコ歩き』でおなじみの猫たちが、写真越しに様々な表情を見せていた。テレビの映像として動態の猫を見るのと、写真の静態の猫を見るのとでは、多少 “感じ方” の違いがあることがわかる。
放送ライブラリーを訪ねるのは、かなり久々のこと。まだ放送ライブラリーがみなとみらい21地区にあった当時に利用者登録したのだが、それ以来だから15年以上ぶりの利用ではないかと思う。
特別展示を堪能した後、受付カウンターで当時発行してもらった利用者カードを提示して、「以前、みなとみらい地区で(放送ライブラリーが)開設されていた当時に利用者登録したのですが…」と問い合わせてみると、現在では利用者登録の必要がなくなったらしく、利用者カードも必要なくなったという。ということは、私が所持している利用者カードは、ちょっと貴重なものなのかも…!?
昨日は4月中旬並みの暖かさだったが、今日は天気も優れず、寒さが戻ってしまったものの、大好きな猫の写真に囲まれて、さらに大好きなバスにも乗れて、息子は大満足!
東日本大震災発生から、今日で3年…。この3年の間にどれだけ復興が進み、不安が払拭されたのだろう? 以前はこぞって「節電! 節電!」と電力消費量を抑えるべく力を合わせていた国民も、今では計画停電があったことさえわすれてしまったような有様である。 今日は、某出講先で行われた再試験の出校採点に出かけた。試験そのものは11時前に終了するとのことで、私は13時頃に学校入りする約束だったのだが…。息子を幼稚園に送って行ったのが9時前だったので、それから学校に到着するまでの4時間をどう過ごせば良いのやら…!? とりあえず、園から鴨居駅までノンビリ歩き、駅でしばし作戦を練ろうとしたのだが、これと言って良案が浮かばず、ホームに降り、来た電車に乗ることにした。そして、快速や急行などには乗らず、全て各停を乗り継ぐことにした。 東急線の改札前に、「本日14時44分頃、東急線全線で地震発生を想定した列車一斉停止訓練を実施します」との貼り紙があった。出校採点の帰り、ちょうどこの時間に東急線を利用していたのだが、14:44に入線した駅で「ただ今、大地震を想定した訓練実施のため、当駅で3分ほど停車いたします。ただ今、安全確認を行っております」という車内アナウンスの後、「14:46分に、東日本大震災発生より3年にあたり黙祷を捧げます。ご協力いただける方は、10秒間の黙祷をお願いします」というアナウンスが駅構内と車内に入った。 14:46の合図とともに黙祷が始まり、私も心を込めて黙祷を捧げた。なのに、車内はガヤガヤ…。大震災が全くの他人事のような雰囲気だったのが、何とも虚しいような情けないような感じがした。 そして、震災に関する政治家のコメントに、何ら温かみも真剣みも感じられない…。 あの日の出来事を決して忘れてはならない…と、私は思う。 |