2012年3月のぼやき



3月1日(木)

いよいよ、2011年度も1ヶ月を残すのみ!

そして、ここへ来て、年度末の残務が…。かといって、まだ私は静岡滞在中なので(仕事の道具はほとんど持ってきていないので)、何をすることもなく、残務には帰浜してから対峙することに決め込んでいる。

今日は親子3人、バスに乗って新静岡cenovaに行ってきた。まず、3階のフードコートで昼食。そして、館内をアチコチ回り、再びバスに乗る…という、単純移動。なのに、息子は大はしゃぎ。初めての場所だろうが何だろうが臆することなく走り回り、何度も方向感覚を失っていた。我ら夫婦がそばにいる時ならよいのだが、予想外の場所まで勝手に走って行ってワケがわからなくなった時など、泣き出しそうな顔をしながらあてもなく走り続けていた。

なのに、私か妻に発見されると、「いやいや、泣いてなんかいませんよ!」という感じに平静を装う息子…。幼心にも「恥ずかしい!」という感覚が芽生えているのだろう。

言葉がかなり達者になり、ボキャブラリーが増え、歌まで歌えるようになり、TVCMのコメントまで覚えてしまった息子…。昨日だったか、某テーマパークのパンフレットを見せてあげたところ、「詳しくは、インターネットをご覧ください」などと急に言い出した。

先月だったか、静岡ローカルのCMをパソコンで見せていたら一日でセリフまで覚えてしまった。そして昨日、静岡(要するに、妻の実家)で披露するという “偉業” も達成した我が息子…。

教育上、よろしくないようなことばかりしているようで…。


3月2日(金)

某金融機関の窓口で「雨の中、せっかくお越しいただいたのですから…」と、小型ボックスティッシュを6箱もらった。竜の絵柄…。おそらく、1月中に来店したお客さんに渡すものだったのだろう。それが余っていたので、窓口対応したお客さんに…ということになって、その一部を私が受け取った…といったところだろう。

昼過ぎ、静岡英和学院大学の講義でお世話になっている清水先生の事務所を尋ねた。

前期の火曜日は10時半頃に先生の事務所を尋ね、それから一緒に英和に向かっていたが、後期は英和で私が担当する講座がないので、なかなかお目にかかれずにいた。今年度、先生に最後にお会いしたのは11月上旬である。

あいにく天気は雨だったが、久々の再会で気分は晴れ晴れ。

それにしても…、静岡駅周辺の変わりように、私の頭の中の地図は書き換えを余儀なくなれている。何度も通ったハズの道なのに、たった数ヶ月で風景が変わっているのである。

店の入れ替わりも激しいし…。今は、静岡の変革期なのだろうか?


3月3日(土)

帰浜…。静岡市内に比べると、横浜市内はグかなり寒い。

帰宅して、静岡市内で購入した静岡わさびカレーなるものを食してみた。このカレー、わさびのツーン辛を味わうためにカレー独特の刺激を少なめにしているという。そして、同梱のわさびオリーブソースをかけるのだが…。

わさびオリーブソースは辛みがかなりキツイので、味を見ながら少しずつかけなくては…。なのに、指の力が入りすぎ、ドバッと容器の半分がカレーの上に!? 「まぁ、この程度の量なら大丈夫だろう…」などと思ってスプーンでカレーをすくって1口…。目の前に星が飛び、思いっきり咳き込んだ。鼻腔の奥にもわさびオリーブソースが入り込んだらしく、自分では処理しきれないような状態に…。

しばらくして、わさびの刺激が鼻腔全体に行き渡り、鼻炎の症状が少々軽くなったような…。


3月4日(日)

確定申告…。

例年は申告書を申告期間前に税務署へ郵送で提出してしまうのだが、今回はなかなか書類を作成する気にならず、あと10日で締切という今日になってやっと重い腰を上げる気になった。

毎年毎年この時期に同じような作業をしているが、給与所得者になった当初は申告書の作成に自信が無く、税務署で税理士さんに手伝ってもらって作成するのが常だった。やがて、源泉徴収票の内容や控除項目などを入力するだけで面倒くさい(?)計算を一瞬で終わらせてしまうフリーの確定申告ソフトなどと出会い、それからは上述の通り受付期間前に郵送することが可能になった。

が、数年前からそんなソフトを使用しなくても「確定申告の手引き」を読めば何とでもなるようになった。

今日は朝から各出講前から交付された源泉徴収票や病院や薬局の領収書類を1通1通丁寧に確認し、そこに記入された金額を計算していく。電卓だと間違えに気づかないので、ExcelのSUM関数を使う。

今年度の確定申告にあたって、念には念を入れて…と、柄にもなく “下書き” をシッカリしてから申告書を作成しようと思い立った。そこで、「手引き」にある下書きページをコピーしておき、そこに数字を丁寧に書き込んだ。

計算が全て終了後、申告書に転記したのだが…。下書きまでして、計算も念入りに何度も何度も何度も何度も確認したのにもかかわらず、転記の際に欄を間違えてしまった私…。

」あぁ、柄にもないことなんてしたから…。役所まで新しい用紙を取りに行くの、大変だよなぁ…」などと思いつつ申告書に同梱されていた簡易封筒に目を移したところ、“あること” を思い出した。e−Taxでなくても、国税庁のホームページでフリーソフト並みの申告書作成のサービスがあるのだ!

気持ちを入れ替えて、国税庁のホームページにアクセスし、確定申告書作成のページへ。ところが、Internet Explorerだと同じところで必ずフリーズしてしまい、作業が先に進められない…。仕方なく、Firefoxでアクセスし直したところ、サクサクと作業が進む。

最後の項目を入力し、「これで、申告書完成!」などと喜んだところ、e−Taxではないので完成した申告書をプリントアウトして郵送しなくてはならないということに気づいた。タイミング悪くプリンタ用紙を午前中に切らしてしまい、雨が降りそうな寒い中をドラッグストアまで出掛けることにした。

ドラッグストアからの帰り、悪い予感が当たって雨が降り出した。

初めから国税庁のホームページにアクセスしていたら、もしかしたら昼過ぎに作業は終了したのかも…。プリンタ用紙だって、明るいうちに買いに行けたのかも…。

やることなすこと、どれもこれもハズレくじを引いたような一日だったような気がする。

思いっきり良いことがなくても、平穏に一日を過ごせたらそれで良いのだが…。


3月5日(月)

ユーミンではないが、冷たい雨…である。

気温が予想以上に下がり、今日は出掛けずに家で作業することに決めた。なのに、夕方になって太陽がチラチラと顔を出し、気温も上昇…。

昼前、静岡にいる間に送られてきた郵便物が、一気に届けられた。あるは、あるは、年度末&新年度に関する書類が!? 早速それらに目を通し、必要事項を記入し、押印する。ちょっとした緊張感…。

4月からも講座によっては非常に大きな講堂を使用することになると思われるので、板書代わりのパワーポイント資料の作成に取りかかる。板書の場合、教室のノリ(雰囲気)や学生の発言によって講義の方向性を変えるということも可能だが、パワポ資料の投影となると方向転換はちょっと厳しい…。よって、いろいろなハプニングやアクシデントを想定しつつ内容を考えなくてはならない。

とりあえず、半日かかって5回分の内容をまとめ上げた。あとは、今年度中に使用したものや “あらかじめ” こうなることを予想して作成しておいたものと連動させるだけ…である。

明日は、何としてでも買い物に行かなくては…。


3月6日(火)

このところ、パソコンの動きが鈍くなっているのが気になり、メモリの掃除やデフラグやら試してみたが、大した効果がなかった。そして、今朝になって “ある事実” に気づいた。

私のメインパソコンのHDD(ハードディスク)は160GBで、もっと容量の大きなものに換えたいとは思っていたのだが、マシンの特性上HDDを取り出すことが困難…という状態だった。そこで、パーティーションを3つに切って使用していたのだが、それらが逼迫状態になっていたのである!

OSがインストールされているパーティーションは常に60%程度の空き領域を確保してきていたが、他のパーティーションの使用領域が大変なことになっていて、その領域にインストールされているアプリケーションや保存データがなかなか起ち上がらなかったのである。

今日、ワケあって有楽町に出掛けることになっていたので、ついで(?)に駅前のビックカメラで外付けのポータブルHDDを探してみた。かつてのHDDと比較するべきではないのかもしれないが、「これって、ケタが1つ違ってないか!?」と疑ってしまうほど価格が下がっていた。今や「32GB」だの「64GB」だのといった容量のものなど販売されておらず、主力級は500GBといったところ。これが7千円前後で買えてしまうご時世…。

「500GBもあれば、十分すぎるよなぁ…」などと思ってそれらを手に取っていた時、ふと “ある商品” が目に入った。そこには…、「1TB」とシッカリ書かれていて、これもまた7千円程度! えっ、7千円で1TBのHDDが買えるのか!?」と、再び衝撃!

参考までに、1GBは1024MBで、1TBは1024GBである。ちなみにTBは「テラバイト」と読む。

念のため、店員さんをつかまえて商品の確認をするが、やはり7千円程度…。その店員さんも「これ、広告に載った関係で、通常より2千円以上お安くなっているので、今が “買い” ですよ!」と太鼓判! 店員さんの言うことをきくことにした。

帰宅して、パソコンに接続し、本当に1TBのHDDとして認識されるかどうかチェック! 実質的な空き容量は931GBだったが、それでもかなりの容量である。このままだとデータ類が迷子になってしまうので、パーティーションを3つに切って、それぞれのボリュームレターを妻、息子そして私の名前のイニシャルにしておいた。

我がパソコンのHDDを一番逼迫させていたのは、息子の写真や映像だった。これだけで50GB近くあった。それを息子のイニシャルのつけられた領域に移す。外付けHDDゆえ、ちょっと移動に時間がかかる。その工程を見ながら、自分が筋金入りの親バカであることを改めて実感した。

その他、パソコンがダウンしても慌てないように、重要なファイル類もコピーしておいた。

それにしても、今日は暖かな一日だった。本州で一番暖かかったのは静岡市だったそうだが、横浜市内も春の陽気で、ジャンパーを着ているとじんわりと汗をかくような感じだった。だが、この暖かさも長くは続かないようなので、まだまだ冬物をしまうワケにはいかないらしい。

それでも、何となくウキウキした気分にはなったりもする…。


3月7日(水)

昨日に比べると気温は低めだが、それでも先週までに比べると…。

午前中、近所の公園で大勢の子供たちが遊んでいた。小学校の児童か? はたまた幼稚園か保育園の園児か? その恰好が、すでに春!

↓↓↓ ここから、しばらく専門用語多発! ↓↓↓

朝、起床してパソコンを起ち上げると、どういうワケかファイルシステムエラーが頻発! CHKDSK(チェックディスク)を促すエラーメッセージが多発した。そこで、Windowsのインストールディスクを使って回復コンソールをしたところ、いくつかのシステムエラーが検出され、修復されたというメッセージが表示された。

やれやれ…と思いつつ再起動されるのを静かに待ち、再びパソコンでの作業に取りかかったが、またしてもファイルシステムエラー!? どうやら、昨日購入した外付けポータブルHDD(ハードディスク)に問題が生じていたらしい。

たとえば、ファイルを保存(移動、コピー)しようとすると “レジストリ読み取りエラー” が発生したり、ファイルを削除しようとすると “ディレクトリ読み取りエラー” が発生する。

「息子に聞かれていなければいいや!」とばかりに、「マジかよぉ〜!?」を静かに連発する。

しかし、落ち着きを取り戻すと、いろんな対処方法が思い浮かんでくるものである。とりあえず、購入したばかりのHDDなのだから、致命的なエラーではあるまいという前提のもと、3つに切ったパーティーションのそれぞれのプロパティを開き、エラーチェックを実行してみた。すると、今までの私の慌てぶりをあざ笑うかのように、HDDは冷静に作動していた。

↑↑↑ ここで、パソコン談義終了! ↑↑↑

息子と風呂に入った。なぜか息子、すかさず裏拳!? 力がないのであまり痛くはなかったが、なぜ裏拳? 風呂の中で『アンパンマンのマーチ』や『アンパンマンたいそう』などを楽しそうに歌っているが、そんな息子の現在一番のお気に入りは『踊るポンポコリン』だったりする。

さらに、最近は『Happy Birthday to You』もお気に入り。そして、我ら夫婦へ “ダメ出し” する際に『ジングルベル』を歌い出す…。

成長しているなぁ…。


3月9日(金)

ずっと雨が降り、再び冬に逆戻りしたような一日…。こんな日は、どこにも出掛けず家にいるほうが無難である。

ということで今日は大したネタがないので、親バカに徹してみようかと…。ただし、あまり量が多いと呆れられてしまうと思われるので(量の問題ではないような気もするが…)、ほんの少しだけ…。

最近、メロディーやリズムをとることが出来るようになってきた息子、楽しそうにアンパンマンやNHK教育テレビで流れる歌を歌っている。が、ちゃんと発音ができない言葉もまだまだあって、どういうワケか前回紹介した「Happy Birthday to You』を歌うと「ハッピー・バースデー・う〜・ユー」になってしまう。何度歌っても「う〜・ユー」になる。よって、八百屋さんの店頭に並んでいるキャベツを見た息子は「あっ、きゃべう!」と…。

「つ」の音が出せないのか…といえば、実はそうでもないらしい。「あつい」「つめたい」などはちゃんと言えるのに…。

ちなみに、NHK教育テレビの効能か、何かあると「ぐっじょぶ!」などと言い出す息子…。「Good job!」である。また、息子は数を数えるのが好きなのだが(数字の順番はあやしいものがあるが…)、このところ英語でカウントすることも増えた。が、「わん、つ〜、すぃ〜、ほ〜、は〜、ひ〜、ふ〜、へ〜…」と…。母音は何となく合っているので、耳はキチンと音をとらえているようである。

バリバリのバイリンガルにしようという思惑があるワケではないが、成長が楽しみでもある。

バイリンガル…といえば、その先駆け的な存在だった山口美江さんが急逝されたというニュースが入った。学生時代によくテレビで流れていた「しば漬け食べたい」のCMが懐かしい。また、数年前によく横浜中華街で山口さんが経営していた輸入雑貨店でご本人と遭遇したことを思い出した。お店に並んでいた商品のほとんどをご本人が現地へ行って買い付けてくるというお話を聞いたことがある。

実業家としてもご活躍のようだったが…。ご冥福をお祈りする次第である。


3月10日(土)

日付が変わってしばらく、テレビ番組を妻と一緒にみていた。2:25頃、テレビで緊急地震速報が表示された。。茨城県で震度4とのことであったが、しばらくして震度5弱に訂正された。

「明日で、あの震災から1年だというこんな時に…」と、何か因縁めいたものを感じた。

今日も雨…。晴れたらちょっと出掛けるつもりでいた我が家…。昼過ぎに雨は小康状態になってきたが、今日も一日中家にいたほうが良いような気がして…。


3月11日(日)

3月11日…。あれから1年が経った。あの日は平日であったのにもかかわらず、私は仕事も用事もなかったため在宅で、家族と一緒にいられたこともあって少しは落ち着いていられたが(三陸沖の方々の恐怖感や不安感に比べたら取るに足らない被害であることは自覚しているが)、今なお地震の恐怖や不安を忘れ(ることができ)ずに日常生活を送っている。

昨年の震災後、計画停電や鉄道の節電ダイヤで生活は混乱し、さらにスーパーやコンビニの買い占め・欠品騒動などが相次ぎ、大学によっては開講時期をゴールデンウィーク明けまでずれ込ませたり、90分授業を80分に短縮して節電に努めたり…と、全国規模でこの国のために何かが変わっていた。

が、今はどうだろう? 「喉元過ぎれば熱さを忘れる」のような状態になっていないか?

今日のテレビ番組は、どこも震災関連。中には “震災を食い物にして視聴率を稼ごうという魂胆見え見えの番組” もあり、どうも震災復興事業をイベント的に(1つのエンターテインメントとして?)表現しているようなマスコミも多々あるのは事実である。

遅々として進まない復興…などという言葉をよく聞いたが、「だったら、自分が復興に協力したらどうだ?」という憤りを何度も覚えた。国会では与党の対応を野党がことごとく批難していた。「よくもまぁ、こんな時に国会で悠長にケンカなんてできるもんだ!」と呆れたものである。こんな時には与党も野党もなく、国民としてこの国のために手を取り合う…。それが政治家の務めではないのかと思ったのだが、どうもそうではないらしい。「今国会での唯一の目標は、政権奪取!」などと公言した野党の某党首の感覚を、私は「日本人として」ではなく「人間」として受け容れられない。

昨年の世相を表す漢字として「絆」が選ばれたが、何とも虚しい想いがする。

今日の14:46に、我ら夫婦も1分間の黙祷をした。いきなり話をやめて目を閉じ、手を合わせ始めた “父親” と “母親” にビックリしたのか、息子が私の顔をのぞき込んでいるのが気配でわかった。そして、息子の手を取り、その手と手を合わせる。

これからも、祈りの日々が続く…。


3月12日(月)

昨夜、息子が「これでもかっ!?」というくらいに寝返りをうったかと思えば、いきなり我ら夫婦の耳元で「キィ〜〜〜〜ン!」と叫んだ。

「“キィ〜〜〜〜ン!” って、何?」「どんな夢を見ているんだろう?」と、息子の激しい寝言のために眠気を吹き飛ばされた我ら夫婦だった。本当に、「キィ〜〜〜〜ン!」って何だったのだろう?

昨年の今日は、新しい洗濯機が我が家に届いた日…。震災の翌日だっただけに「何だかなぁ…」といった気分にもなったが、今元気に頑張ってくれている洗濯機も、我が家の “仲間” になって1年経ったワケである。

今日は天気が良く、気温も少し上がってきたので、数件の用事を済ませるために横浜駅周辺まで出掛けた。往復とも、道路渋滞に巻き込まれることなくバスは順調に走行。片道20分程度の旅となったため、家を出て帰宅するまで2時間ちょっと。

夕飯時、海老フライを4本テーブルに出した。息子にも少し分けてあげようと食べやすいサイズに切ってあげたのだが、食べ進めていくうちに “開眼” してしまったのか、皿を差し出して「もっと!」「おかわり!」と海老フライをせがんできた。結局、息子が2本半ほど平らげてしまった。

昨日はイカ刺しに “開眼” してしまった息子…。

これを成長と思えば良いのか? はたまたワガママと受け取るべきか? はてさて…。

「キィ〜〜〜〜ン!」って、もしかすると「ばいばいき〜〜ん!」の「キィ〜〜〜〜ン!」では?…と、妻が推理した。だとすると、息子はアンパンマンの夢を見ていたのだろうか?

それにしても、あの「キィ〜〜〜〜ン!」には驚かされた。

今夜は、どんな寝言を聞かされるのだろう?


3月13日(火)

ある “ぬいぐるみ” を購入するため、久しぶりにIKEA港北へ行った。そのぬぐるみ、IKEAでないと入手できないのである。そして、それは息子が愛してやまないワンちゃんのぬいぐるみ…。
こうなると、壮観というか何というか…山積みになったソフトトイ
とはいえ、息子のためにワンちゃんのぬいぐるみを購入するワケではないので、息子に妙な期待をさせないように気をつけていた我ら夫婦…。たが、山積みになったワンちゃんのぬいぐるみを見つけた息子は、大声を上げて大興奮! 家に同じものが2体もあるというのに、また新しいものを買ってもらえると勘違いしたらしい。

結局、息子にはキツネ(親子)のぬいぐるみを買ってあげて、息子もそれで大満足のハズだった。が、帰宅してキツネのぬいぐるみだけを渡すと、「あれっ、ワンちゃんは?」と、IKEAの袋の中を探そうとする。

しばらくして “ワンちゃん” のことを諦めた息子は、キツネの親子と(自分なりのストーリーを作って)楽しく遊んでいた。

しかし、こんな “子供だまし” はいつまで通用するのだろう?


3月14日(水)

東日本大地震から1年を過ぎても、まだまだその勢いが鎮まらないらしい。

今日の夕方、三陸沖でM6.8の地震が発生し、夜は千葉・茨城でM6.1の地震が発生した。夜の地震の時、私は息子と入浴中だった。息子は浴槽内でウキャウキャ騒いでいて揺れにほとんど気づいていない様子だったが、私は揺れにすぐ気づき、息子をそっと抱きしめて次の揺れに備えた。幸い、大きな揺れが来たのは1回だけだったが…。

今日は沼津市立看護専門学校で講師会議が開催されたので、久々に片浜へ。

会議は14時からなので時間的に余裕もあり、バス好きの血も騒いでいたので、高速バス「さんさんぬまづ・新宿号」で東名江田から終点の富士急シティバス沼津営業所までのんびり向かうことにした。

バスは10:27に東名江田を出発する予定だったが、5分遅れで出発し、終点には20分遅れて到着した。東名高速では大した渋滞もないように思えたのだが…。

バスを降り、学校へ向かう道すがら、いつも水曜日の昼食をいただいたお店に寄ることにした。ここで昼食…。今年初めての入店であったが、お店の方にはシッカリ覚えられていた私…。

講師会議終了後、再び富士急沼津営業所に向かって歩く。天気が良く、そこそこ気温も上昇していて心地よい。が、会議が終了したのは15時半過ぎで、バスの出発時刻は16:40なので、沼津営業所近くのマクドナルドで時間を潰すことにした。一仕事(?)終えた後のコーヒーが、体に染み渡っていく…というような気分を味わいたかったが、やはりバスの時間が気になって休息らしい休息にならず。

帰りのバスでは、ほとんど爆睡状態!?

帰宅して、妻から息子の “蛮行” について報告を聞く。昼間、息子はふざけて牛乳をぶちまけ、ぬいぐるみやオモチャをビショビショにしてしまったらしい。事の重大さに気づいたらしい息子は、ササァ〜ッと隣の部屋に逃げ込み、数分経ってチラチラと妻がオモチャ類を拭いているのを見に来たらしい。そして、また隣の部屋に逃げ、しばらくしてチラチラと…。

夜、私が帰宅したら、 “味方” が帰ってきたとばかりに大はしゃぎ。そして、なぜか強気な態度…。

世渡り上手なのかなぁ…。


3月15日(木)

家族そろって買い物に出た。その帰り、バスを待っている我ら家族の前に一人の男の子が現れた。幼稚園の制服を着ていたので、園の帰りにお母さんと買い物に来たのだろう…と思われる。

その男の子、しきりに我が息子に話しかけてきた。手に持っていた花を息子にくれたり、息子がアンパンマンの歌を歌えばその話題に合わせてくれたり…。息子も、最初はちょっと警戒気味だったが、やがてその男の子に「ありがとう!」とお礼を言ったり話しかけたり…。

バスに乗り込むと、男の子も「僕も、近くに座る!」と我ら家族の後ろに座り、息子にずっと話しかけていた。息子も男の子と話すために後ろ向きに座り、何やら返していた。

「どこで降りるの?」と男の子が聞いてきた。いつもならバス停の名前を言える息子も、どうしたことかその質問に答えようとしない。別の話をするのである。「もしもし、おにいさん、個人情報保護法があるんですよ!」というスタンスだったのだろうか、バス停について聞かれても答えないのである。

すると男の子、「じゃあ、お父さんが教えてください!」と、私に話を振ってきた。そこで息子に「『次(で降りるよ)』って教えてあげて!」と促すと、ようやく「ちゅぎ!」と…。

我ら家族と同じバス停で、男の子もお母さん&妹と下車した。

別れ際、息子が男の子の家族に「みんな、バイバイ!」と手を振ってあいさつしてくれたので、一同の顔がほころぶ。

妻と私、その男の子の後ろ姿を見ながら「本当は、妹じゃなくて弟が欲しかったのかなぁ?」「それで(我が息子を見て)お兄さん風を吹かせたかったのかも…」などと、その男の子に想いを馳せた。次に会った時も、おそらく息子に話しかけてくれるんだろうなぁ…。


3月16日(金)

静岡英和学院大学の卒業記念パーティーに出席。会場となったのは、静岡駅前の葵タワー4階。実は私、今日が初の葵タワーだったりする。

詳しい話は、明日の更新で。


3月17日(土)

事情により、更新は明日。

健康上の問題ではなく、時間的な問題での更新延期…。


3月18日(日)

一昨日(金曜日)は、静岡駅前の葵タワー4階で開催された静岡英和学院大学の卒業記念パーティーに出席した。

昨年は東日本大震災の影響で我が家周辺の交通手段が麻痺気味で、このパーティーの出席を見送ることになってしまった。なので、今年は何だか “久しぶり” に出席したような心地がした。

この3月に卒業した4年生とは(講義を通じて)かなり密度の濃い交流をしてきたつもりでいたので、何が何でも彼らの卒業を祝福したいという想いがあった。そして、パーティーの最中に何人もの卒業生から「先生、お世話になりました!」というあいさつを受ける。教師冥利に尽きる瞬間…。

パーティーがお開きになった後、ある先生に招かれて、そのゼミ生との二次会に参加した。そこにいた学生たちも、私の講義を履修していたこともあり、違和感なく輪に入らせていただいた。

どこの大学であっても、私の講義を聴いてくれた学生たちはもちろん、何らかの事情で履修がかなわなかった学生たちにも、大学で学んだことを活かして社会人として頑張ってもらいたいと切に思う。


3月19日(月)

先週後半から、再び鼻の調子がおかしなことに…。おまけに、週末にはノドまで思うに任せぬ状態になってしまった。タイミング悪く、処方された薬のストックは切れ、さらに休診日…。

おそらくアレルギー(花粉症)の再発だと思われるのだが、風邪をひいた時のような “けだるさ” まで襲ってきた。

それで今日の午後、3週間ぶりに通院した。症状を事細かに説明するも、「風邪だけはひかないでくださいね!」と医師に言われ、いつもと同じ治療&処方で終了。思ったほど大変な症状ではなかったらしい。

このところ某有名ドラッグストア(神奈川県と静岡県では特に有名!)に処方箋を受け付けてもらっているのだが、そのドラッグストアにもポイントカードがある。今日、「実は、来月からカードシステムが新しくなるので、今のうちに新しいほうへ書き換えしておきますね」と薬剤師さんに言われた。「カードのポイントは、そのまま移行できますか?」と尋ねると、「ポイント以外にも、住所などの情報も移行されます」とのことだった。

が、ここで重大なことに気づいた! 「あのぉ〜、このカードに登録されている私の住所、どうなってますか?」と尋ね、調べてもらったところ、今から4年前まで住んでいた場所が住所として登録されていた!

2年前に横浜市神奈川区青木町から現住地に引っ越してきたが、その前には神奈川区幸ヶ谷(こうがや)に10年ほど住んでいた。その幸ヶ谷が私の住所として登録されていたのである!

私のポイントカードは、一体いつ頃登録されたものだったのか?…と過去を振り返って思い出した。それは…、今から5〜6年ほど前、小林さんと横須賀まで遊びに行った時である。

横須賀のとあるお店に行くことにしていたのだが、開店時間までちょっと待たなくてはならなかったので、街中で買い物をしていた。その時に立ち寄ったドラッグストアで「ポイントカード、お持ちでしょうか? 全ての店舗で使えるお得なカードです!」と勧められて、それで申込用紙を書いた記憶がある。

それから2度の引越をしたが、そのドラッグストアを使う機会になかなか恵まれず、カードを取り出すこともせず、住所の変更届も出すこともなく…。昨年、たまたま実家の最寄り駅の近くでそのポイントカードを使用し、さらに我が家の最寄り駅のすぐそばに処方箋も受け付ける店舗があることに気づき、再び日の目を見るようになったポイントカードだったが、このたび “お役御免” となった次第である。

たった1枚のポイントカードで、ここまで話が出来るとは…!?


3月20日(祝)

自然をたたえ、生物をいつくしむために制定された「春分の日」であるが、その自然の “猛威” のために今日も鼻がグジュグジュ…。体のだるさも抜けず、せっかくの休日だというのに出掛けることもなく、家族そろって家の中…。

それで、新年度の講義用資料の編集にほとんどの時間を費やした。新聞で読んだ記事をすぐインターネットで当該記事を確認し、PDFファイルを作成する。

だが、元気いっぱいの息子が “お手伝い” してくれようとするので、いつもより若干ではあるが時間が…。息子なりに父親の役に立ちたいと思ったのだろう。その気持ちは涙が出るほど嬉しいのだが、押してはいけないキーを押してみたり、ディスプレイの前に顔を近づけたりして…。本人は満足そうにニコニコしているので、何も言えなくなる…。

その息子、このところメキメキと言語能力が発達してきて、自分の意思をより一層ハッキリ言ってくるようになった。要するに “イヤイヤ状態” の強さが増してきて、ワガママの度合いも強まったのである。ただ、「どうもありがとう」「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」「バイバイ」などのあいさつがキチンと言えるようになり、さらに「本当に、どうもありがとう」などと感謝の度合いを強めることなども理解しているようで、ワガママ勝手にばかり育っているワケではないらしい。

この先、どのような子に育つのやら…。


3月21日(水)

スカッと晴れ渡る青空…。なのに、スッキリしない私の鼻とノド。家族も私に付き合って(?)、ずっと家で過ごすことに…。

何だかなぁ…という感じだったので、次々に送られてくる書類に目を通し、内容確認やら記載事項確認やらでほとんど一日を過ごす。一日…とは言っても、花粉症のために頭重感やけだるさが私を襲い、昼前までフトンの中にいたのだが…。

仕事の始まりが近づくと、“緊張感” もあって症状は軽く感じられるようになるのだが…。


3月22日(木)

昨夜、Apple Storeから “身に覚えのない注文内容確認メール” が!?

おそらく、私のIDが不正使用されたのだろう。お届け先は “福岡市在住の、私とは面識のない人物” で、15万円近くするiMacを購入して請求先を私にしているのである。要するに、注文上は私がiMacを購入し、件の福岡人に送るような形になっていたのである。

急いで私のアカウントページにアクセスし、注文状況を確認する。たしかに、そこには15万円近くするiMacの注文が…。急いでキャンセルするとともに、カスタマーセンターに問い合わせのメールを送った。

念のため、パスワードの変更をしてから就寝…。気持ちよく眠れるワケもなく…。

Windowsユーザーの私がApple StoreにIDを登録した理由は、iTunesQuickTimeを使用するためである。それ以外には一切利用することもないのだが、こういう事が起こると懐疑的になってしまい、それらアプリケーションの使用さえためらわれてしまう。

加えて、金額が金額だけにクレジット会社のほうで認証をストップした可能性もある(もしそうならば、私のクレジットヒストリーにキズがつくことになる)。そこで、クレジット会社の営業時間内に電話で確認したところ、「今のところ、そのような取り引き記録はございません。が、今後気になるようなことがございましたら、またお問い合わせください」とのことで、こちらは一安心。

インターネットの恐ろしさを、改めて痛感させられた出来事であったが、妻曰く「対処法をすぐに思いついて、落ち着いて対応できる人なら被害も未然に防げるけれど…。普通なら、ただただ慌てるだけで、そうこうしているうちに…ってことになるのでは?」と…。

ネットでいろいろ調べてみたところ、iTunesがらみでApple StoreのIDを悪用された被害が予想以上に多いことが判明!?

それにしても…、お届け先の福岡人は本名なのか? 偽名なのか? 福岡人が私のIDを利用したのか? さらに別人がなりすましているのか?

夜になっても、Apple Storeからの回答はない。これでいいのか、Apple Store? もっとも、Appleのカスタマーサービスの対応の悪さやアクセスの困難さは、ネット上でもよく知られていることだが…。

実質的に被害は被っていないが(IDが不正使用された上、軽く精神的苦痛を受けたが)、警察に届け出たほうが良いのかどうか…?


3月23日(金)

昨年12月に起きた長崎ストーカー殺人事件…。被害女性の家族2人が殺害された痛ましい事件だったが、殺人の起きる直前に女性から相談を受けた千葉県警習志野署が被害届の受理を「1週間待ってほしい」と先送りしていたことが発覚!

同署刑事課員らの “多忙” が被害届提出を先送りした “理由” として被害者側に説明されていたのだが、実際は北海道への2泊3日の親睦旅行に行くためだった…ということが判明したのである。ウソをついてまで親睦旅行を優先させた習志野署に対する遺族の怒りは、想像に難くない。

警察のウソが、殺人事件の防御を阻害した…ということになるのだろう。

ストーカーの被害者より親睦旅行…。他人の苦しみよりも自分たちの遊興を優先するような者が、どうして警察官になろうと思ったのだろう? そうして警察に採用されたのだろう?

日本全体で再認識された「絆」の意識を警察が乱しているような現実に、義憤を覚えざるを得ない。

今日は、一日中シトシトと雨が…。花粉の飛散は抑えられていたようだが、なぜか体がだるく、鼻も少しグジュグジュ状態…。それでも、昨日に比べたら楽なほうである。

今日も、次年度の出講関連の書類が届いた。新年度は、すぐそこ…。ホッとするような、緊張するような…。


3月24日(土)

某天気予報サイトによれば、今日は雨が降らないハズだったのだが…。昼前から夕方まで小雨が降っていたので、今日もずっと家で書類に目を通したり、新年度に向けてパワーポイントの編集をしたり…。

夕方、確実に日が長くなっていることを実感した。午後5時を過ぎても外が明るいという状態に、春の気配を感じて、ちょっとワクワクする。

さて、家の中では大したネタもないので、またしても息子の話を…。

先日、息子に2009年7月28日に撮影した映像をパソコンで見せた。“2009年7月28日” というのは、言うまでもなく(?)息子が生まれた日である。生まれたての息子を映したムービーを、その本人に見せたのである。

出産を終えたばかりの妻が息子を抱きかかえている姿がアップになると、息子がソワソワし始めた。そして、モニターに映されている “赤ちゃん” が誰なのか、私に尋ねてきた。“その赤ちゃん=息子” であることを教えたのだが、「違う!」と言って信じようとしない息子…。どうやら、「お母ちゃんを他の子に取られてしまった!」と思い込んでしまったらしい。その後、妻に向かって息子がダッシュ! 妻に抱きつき、「お母ちゃんは僕のものだ!」と言わんばかりに半泣き状態になっていた。

最近撮影した写真や映像だと、そこに映っているのが自分であることがわかって大はしゃぎする息子であるが、どうも生まれた頃の自分を認識するまでには至っていないらしい。

とりあえず、親とのつながりを守りたいという想いがあることはわかったが、「しばらくは、以前の映像を(息子には)見せられないねぇ…」と、ちょっと切ない気持ちになった我ら夫婦…。

最後に…、「TSUMAのぼやき」が近日中に再開予定!


3月25日(日)

毎年、3月25日の「ぼやき」で最初に触れるのが、日本大学の卒業式のことである。私が日本大学を卒業したのが23年前のことなので、現役の学生とのジェネレーションギャップが広がっていくのを痛感させられることが多いのもうなずける。

昨年は、多くの大学が東日本大震災を考慮して卒業式を中止にしたり、入学式も自粛のムードが強かった。ただ、「自粛、自粛…と、何でも自粛してしまうと、かえって日本全体が沈滞してしまう」という考えも浸透し、徐々に活気を取り戻してきた2011年だったような感じがする。

私が出講している大学や専門学校の卒業式は、とりあえず今日がファイナル。

学んだことを社会で活かそうとする者がいる一方で、これから学ぼうとする者もいる。我が息子、ついに数字を1から10まで数えられるようになった。目と耳で新しい知識を積極的に吸収しようとし、応用しようとしている。幼少期のこういった姿勢が、小学校、中学校、高校、大学と進学するにつれ薄まってゆくのはなぜだろう?

そんなことを思いつつ、新年度の新しい出会いに想いを馳せ、講義の準備を進めなくては…と思う次第である。


3月26日(月)

今日は晴れたり曇ったり…。雨が降ったりやんだり…。

そんな中、実家へ行ってきた。息子は、大好きなバスや電車を乗り継ぐごとに、どこへ向かっているのかわかってきている模様。実家でも、楽しそうに家中を我が物顔で走り回っていた。

実家を出る時、金星・月・木星が縦一列に並ぶという光景を見た。今日は、月の上に金星、月の下に木星が、それぞれ同じくらいの距離に一列に並ぶのである。その姿、肉眼でもハッキリわかるほど明るい。そして、美しい…。カメラに納めておきたかったが、デジカメで普通に撮影したのでは光量が足りないし、かといって長時間露出するには三脚が必要だし…ということで、撮影は諦めて、記憶にシッカリとどめておくことにした。

宇宙のロマンス…というと大袈裟かも知れないが、素敵な光景だった。

しか〜し、地球の上にいる私は、今日も花粉症に悩まされていた。今日の症状は、鼻よりもノドがつらく、イガイガ感がずっと抜けずにいた。外出時はマスクをしていたので、鼻もノドも “それなりに” ガードできていたハズだったのだが、ノドだけが…。

とりあえず、春の訪れを鼻とノドで実感している私…。


3月27日(火)

残念ながら(?)、今夜は金星と木星に月はサンドされず。金星の左上に月は逃れてしまった。ちょっと残念…。

今日は、私が所属している学会のホームページを独自ドメインでアップする作業に終始した。ドメインは新規取得のためDNSなどの変更作業が不要で、ただFTP関連をキチンと設定すれば済んだのだが…。

ところが、アップしたファイルがブラウザ上に表示されない…。何度ファイルをアップしても、新規サーバに置いてあるダミーのindexファイル(ホームページのトップページとして表示するファイル)が表示されるだけだった。やむを得ず、サポートセンターに電話して、“症状” を伝えた。私のFTP設定には何ら間違いはなく、どうして新たなファイルが表示されないのか…と、しばし悩む。

しかし、そこはサポートセンター、プロの診断は素早かった。

「現在サーバにアップされているindexファイルは、そちら(=私)で作ったファイルになっているでしょうか?」と…。

サーバにアクセスして確認したところ、同名ファイルの更新はスキップされていて、ダミーのindexファイルがそのまま生きていたのである!

私の作ったファイルを上書きすることで、問題は解決!

その後、CGIの設定やら何やら、管理者マニュアルでいろいろ試してみたが、こちらは特に今すぐ必要な機能ではないので、数時間の格闘虚しく(?)元の状態に戻しておいた。

PDF化されたマニュアルを何種類も読んでいると、Webやネットワークの知識が深まって、結構楽しい作業でもある。


3月28日(水)

カァ〜ッと強い日差しが照りつけたかと思いきや、強い風が吹いたり、突然雨が降ったり…。そんな天候の読めない一日だった。天気予報によれば、明日のほうが風の勢いが強いらしい。

昼過ぎ、雨の止み間をぬって近所の郵便局へ。念のため、大きな傘を持って出掛けたが、一度もさすこともなく…。帰宅すると、再び強い風とともに雨がザァ〜ッと降り出した。おそらく、その状況で外出していたら、傘が “おちょこ” になっていたかも…というくらい、強い風と雨が窓に叩きつけてきた。

こういう悪天候の時は、家でじっくり仕事をするに限る。柄にもなくマックス・ヴェーバーの著書など取り出し、講義で使う部分をパソコンに入力し、簡潔にまとめてみた。これが何の科目で使用される資料となるのかは、ここでは言うまい。

私は、講義のたびに「講義進度表」をつけている。どの講義で何を解説したのか、日付と簡単な内容(テーマ)を記録しているのである。ずいぶん前にパソコンでフォーマットを作って、それを毎年プリントアウトして使用している。科目によっては、あらかじめ講義内容も入力しておくこともある。どういうワケか、その用紙を3月中に全科目分プリントアウトしておかないとどうも落ち着かず、マックス・ヴェーバーの “まとめ” を終えた後、半日近くかけて用紙の再編集とプリントアウトを行った。

出力されたものを手にとって、バインダーに綴じていると、少しずつ講義に入る前の緊張感が蘇ってくる…。

ただ、ここまで気持ちを高めて準備したことが “自己満足” や “自己完結” に陥ることなく、キチンと学生とのフィードバックにつながれば良いのだが…。


3月29日(木)

大したネタもないので…。

夜、息子を風呂に入れた時、炭酸ガスの薬用入浴剤を使ってみた。いつもは粉状の入浴剤なのだが、今日は特別に(?)固形の入浴剤である。

息子を風呂桶に入れ、すかさず入浴剤を投下! すると、炭酸ガスの泡がシュワシュワと浮かんできた。何が起きたのかわからない息子は、泡を避けるように風呂桶の中を動き回っていたが、シュワシュワのもとを手にとって見せると、しずしずと眺め、自分で手にとって「何だこれ〜?」と面白がっていた息子…。

ところが、水分に反応して(時間の経過とともに)固形の入浴剤が溶けてもろくなっていくということが理解できない息子は、自分のせいで入浴剤が壊れてしまったのでは…と罪の意識に苛まれ、「あれ〜? あれ〜? どこ行っちゃったの〜?」と、溶けてしまった入浴剤を探し始めた。

氷のように見えにくい物体とは違い、入浴剤はハッキリ見えるだけに、目の前で消失する物体との遭遇に驚くのも無理はない。

こんなふうに、いろいろな現象を体験しながら、子供は知識を得てゆくのだろう。

とりあえず、炭酸ガスの薬用入浴剤を使った “体験型理科学習” が、息子の新たな視点を提供したことを期待する次第。

おそらく、私にとってこれが2011年度の最後の “授業” だったのでは!?


3月30日(金)

この時期になると各大学で2011年度の成績発表が行われるため、「どうして不合格なのか、理由を教えてください」というような内容のメールが届いたりする。「次年度も同じ失敗をしたくないから」という理由で問い合わせをしてくる学生には誠実さを感じるが、「不合格になるハズがない!」という根拠なき自信から半ば威圧的なメールを送ってくる学生には、不快感しか覚えない。単位を認定するのは、学生ではなく教師である。なのに、終了試験の後で勝手に合格した気になって、成績票を見て慌て、成績を修正しろと言ってくる。

要するに、私の判定を信用していないのである。合格以外の判定は認めない…というのである。

もしも合格していたら、きっと「どうして合格なのか、理由を教えてください」などと聞いてくることはないのだろうが…。

「終わり良ければ全て良し」というが、どうも自分の仕事を否定されたようで、2011年度が虚しい1年だったような気がしてならない。教師の威厳が薄まったのか? 単に私がナメられているだけなのか? それとも、自分さえ良ければ的な学生が増殖しているということなのか?

春の嵐か、このところ毎日のように強い風が吹いている。こんな中を幼い我が息子を連れて歩くワケにはいけないので、今日は一人の外出…。

昼前に家を出て、バスで横浜駅へ。年度内最後の諸手続を片付ける予定だったのだが…。バスの営業所で定期券を購入したり、区役所へ行ったり…と、アレコレ済ませてきたつもりだったのだが、一件だけ用事を忘れていたことを(帰宅して妻に指摘されるまで)気がつかずにいた。

結局、この用事は年度初めに回すことに…。致命的な失念ではないものの、何となく私の2011年度を象徴するような幕切れとなってしまった。


3月31日(土)

昨夜、息子の寝かしつけから戻ってきた妻が、クスクス笑っていたので理由を聞いてみた。

息子が、「お父ちゃんは?」と、寝室に一緒に来なかった私のことを聞いてきたらしい。妻が「お仕事だよ!」という答えると、「ちがう! おうた聞いてる! 僕もっ!」と不満げだったらしい。

実は、息子が寝るちょっと前から、パソコンにヘッドホンをつなぎ、講義で使用するCDの編集作業に入ったのであるが、それを息子は “おあそび” と判断したらしい。妻は、そんな息子を(笑いをこらえながら)なだめ、寝かしつけていたのだという。

息子なりに、“仕事” と “おあそび” の区別をつけているのだろう。が、お仕事でヘッドホンを使用する業界の人たちのことは、どうやって説明すれば良いのだろう?

私も講義で使用する視聴覚資料を自分で編集しなくてはならないし…で、(昨日の話ではないが)今後の私の “威厳” に影響が!?

などと心配していたところ、窓の外がやけに騒がしい…。昨日よりも強い風が!?

そして、その風の勢いは衰えることもなく、むしろ増すばかり…。さらに、昼前から激しい雨まで降ってきた。

本当は、今日の日中に家族そろって出掛けようかという話が出ていたのだが、天気予報を信じて昨夜のうちに外出計画を中止しておいて正解だった。それにしても、天気予報通りとはいえ、予想を上回るほどのパワフルさ!?

これぞ、私の2011年度を象徴するかのような天候!

しかし、こんな日でも新聞屋さんや郵便配達員さんはバイクで頑張っているんだよなぁ…。私も頑張らないと…。

嘘つかれたりして!?


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