2013年9月のぼやき



9月1日(日)

関東大震災から90年…。歴史などの教科書ではこの震災について東京都内での被害が多く取り上げられるが、実は神奈川県が最も被害が大きかったのである。

9月1日は日本各地で避難訓練が行われるが、かつて勤務していた中学・高校は震災記念堂のすぐそばにあったので、避難訓練よりも慰霊の法要で混雑が予想されるため、「2学期は9月2日から」ということになっていた。

今日はたまたま日曜日でお休みだが、それ故に中学・高校の教員をしていた頃のことが思い出された。

8月30日の「ぼやき」で「明日はおそらく『ぼやき』の更新ができないと思うので、今月の更新はこれで…」という結び方をしたが、本当にその通りになってしまった。

昨日の更新が出来なかった “事情” について語ると…。

昨日は、久々に小林さんと久しぶりに会う約束をしていたのである! 小林さんにお会いするのは、実に2011年11月以来のことである。1年10ヶ月ぶり…ということになる。2011年11月にお会いした時も、実は1年3ヶ月のブランクがあったりする。同じ市内に住んでいながらなかなかお目にかかれないのだが、出会って31年にもなると、そんなブランクなど感じられないような状態にすぐ戻れるのである。

約束は、横浜駅に15時…ということになっていたが、我が家から横浜駅に向かうバスにちょうど良い時間帯のものがなく(早すぎるか、ギリギリの到着か…というような状態)、鴨居で横浜線か片倉町で横浜市営地下鉄に乗り換える方法も考えたのだが、とりあえず「昼間は道路が空いているに違いない!」と信じ、バスのみで横浜駅西口を目指した。

私の判断は…、半分は当たり、半分はハズレたような状態。横浜駅西口でバスを降りたところで、約束時間の15分前…。急いで待ち合わせの場所に向かうと、すでに小林さんがスタンバイ!?

まず、カフェで近況の報告。それから「まだ明るいですよねぇ…」と言いながらも “飲み” に入る。途中で河岸を変えたが、6時間にわたって飲みまくる。最近、“時間にとらわれずに飲む” という機会が少ないので(家では来客時以外ほとんど飲むことはないので…)、昨夜は久々に “飲みまくる” という表現が適切なほど飲んでみた。

それでも、ベロンベロンになることはなく、程よく酔うような状態…。

小林さんは東海道線経由で帰途に就き、私は地下鉄で片倉町に出て市営バスを追いかけることにした。

地下鉄を片倉町で降りた後、ほとんど待ち時間のない状態で市営バスがやって来た。帰宅すると息子はすでに夢の中…。妻が「今日中に帰ってこられたのね!」と…。午前様になると思っていたらしい。

飲食店特有の匂いや汗が衣服や体についていたので、急いで入浴する。そしてフトンにゴロンと横になった後、朝8時過ぎに息子の「起きてよ〜!」というアタックによって起こされるまで意識不明状態に…!? 二日酔いもなく、スッキリとした目覚めだった。

今日は、午前中に仕事のメールの返信や講義用資料の作成にあたり、日が傾いたタイミングで近所にお買い物…。「本当に、今は9月なのか?」と愚痴りたくなるほどの猛暑…。家にいても熱中症対策が必要な有様である。

この暑さ、いつまで続くのだろう? 大気の状態も不安定だというし…。晴れていても、ゲリラ豪雨ということも…!?


9月2日(月)

昨日、一人で近所のスーパーへ行き、卵を1パック購入した。そして、スーパーの近くにあるドラッグストアに行き、買い物をして帰宅した。が、何だかおかしい…。ドラッグストアで借りたカートに、卵を載せたままにして店を出てしまったのである!?

急いでドラッグストアに電話し、卵を安全な場所に “避難” しておいてもらった。

そして、今度は息子と一緒にドラッグストアに出向き、卵を引き取るだけだと気まずいので多少の買い物もして帰った。

暑さの厳しい中、二度も家とドラッグストアを往復することになってしまったが、暑さゆえに頭がボ〜ッとしていたのも事実である。卵がゆで卵になる前に気づいて良かったが、ヘタすると道路でボ〜ッとして事故を起こしかねない。

巷では、小学校も中学校も高校も、今日から新学期である。

息子の通う幼稚園も、今日から新学期…。とは言え、先週は夏期保育期間だったので、“夏休み明け” という雰囲気は全くなく、よって「久しぶり〜っ!」「夏休み、どうだったぁ〜?」などという会話もナシ!

私は…、追再試験の採点や後学期の講義の準備に入り、いくつかの講義用資料を出講先に郵送し、いつでも講義に入れるような状態に戻りつつある。

今日も大気が不安定で、関東地方でも竜巻が発生! 地震や台風、ゲリラ豪雨だけでなく、風害の恐ろしさも痛感させられる今日この頃…。

息子の通う園では先月末に避難訓練を実施しているのだが、今日も避難訓練があったとか…。「天災は忘れた頃にやってくる」と言われるように、いつでも危機管理を怠らないことは良いことだと思う。

ただ、避難場所が砂だらけの所だったらしく、真っ白なソックスが真っ黒に…!?

とりあえず、今日の「ぼやき」は “避難” ネタでお届けしてみた次第。批難されないように気をつけないと…。


9月3日(火)

虹を見た!
我が家の窓から見た虹
17時前、妻が窓を見ながら「あの雲、何だか怪しくない?」とつぶやいた。雲の正体を確かめようと窓を開けて空を見上げた時、虹が架かっていることに気がついた。そして、思わず「虹っ!」と大きな声で叫んでしまった。

妻はもちろん、ちょっと前に部屋で転んで頬をテーブルにぶつけて青あざを作ってしまった息子も、ベランダに飛び出した。どうやら、妻が指摘した雲は東の空で雨を降らせ、我が家の上空に移動してきたらしい。

私はデジカメを、妻は携帯電話を手に取り、虹を撮影しようと身を乗り出した。息子は、アンパンマンの携帯電話(もちろんオモチャ…である)を手に取って「ボクも写真、撮る!」と言って我ら夫婦と同じようなことをしていた。

お隣さんも、「ほら、虹だよ! 虹が出てるよ!」と親子で撮影会…。

みんな大興奮!

しばらくして、我が家周辺も降雨…。そのため、虹の色が濃くなり、我が家の前にある公園に “虹の根っ子” が出現! すると、公園にいた少年少女たちが、虹の根っ子に向かって自転車で全力ダッシュ!

虹には人々の心を惹きつける魅力があり、虹を見ていると何となく希望が満ちてくるような気になる。

素敵な夕方だった。

今日の昼前、息子の通う幼稚園の懇談会があった。本来は母親だけで良いのだろうが、せっかくの機会なので私も出席してみた…という文を4月にも書いたが、今回も仕事が休みだったので私も参加させていただいた。懇談会では、今後の予定、追加で準備しておくべきものなどの説明を受けた。

懇談会終了後、親は一旦テラスに出て、子供たちが教室に戻ってきた。いつもと違う光景(バス通園の子の親も、今日は園まで迎えに来ているような状態)に、子供たちは大興奮! 我が息子は…と言えば、麦わら帽子を前後逆にかぶり(これは、いつものこと)、みんなイスに座ろうとしているのに一人で教室中を駆け回り、なのにお別れのあいさつは人一倍深々とおじぎをしていた。

幼稚園に通う前に保育園やプレ保育などに通っている子とは違い、息子は4月になって生まれて初めて “集団生活” というものを体験したのだが、入園時に比べると少しは集団性が身についてきているような感じではある。

明日から、幼稚園では大運動会の練習に入るとのこと。これから1ヶ月間、家から体操着を着て通園することになる。体操やら遊技やら、いろいろ覚えることがあるのだろう。ちゃんと練習してくれるのだろうか…と、親としては「ワクワク」よりも「ドキドキ」する。


9月4日(水)

我が家から鴨居駅に向かう途中に、「台北」という小さなお店がある。看板には「美味しい台湾家庭料理」とある。お弁当屋さんである。いつもバスの窓からお店を見ていると、近所のオフィスの人たちや近隣住民が大量のお弁当をお店で受け取っているのがわかる。出前用のバイクもあり、かなり人気のお店らしいことは察していた。

最近になって、妻がママ友からこのお店のお弁当の話を聞いた。「唐揚げ弁当」がお勧めだという。「この値段で、こんなに唐揚げが入っていていいの?」というボリュームだと教えられた。

先月末に初めてこのお店を利用した。息子の園が半日保育だったので、帰りに家とは逆方向に歩き、初めて「台北」でお弁当を注文した。まず、「予約のお客さんですか?」と聞かれる。予約注文のお弁当を優先しているので、出来上がるまでに20分は待ってもらわなくてはならない…ということだった。人気のお店だと聞いていたので、20分待つだけで済むという感覚だった。

お店の前で待っていたら暑くてたまらないので、近所のお店で買い物をして、それからお弁当を受け取ってバスで帰宅した。家について、「唐揚げ弁当」と「おすすめミックス弁当」を袋から取り出してビックリ!? 噂には聞いていたが、ここまでスゴイとは…!?

おかずが多すぎて、フタが閉まらないのである!

妻も息子も、一瞬でこのお店のファンになった。もちろん、私も…。

昨日、半日保育を終えた息子を迎えに行ったところ、「(お昼は)お弁当が食べたい!」と言う。息子の言う “お弁当” とは、「台北」のお弁当…、特に「唐揚げ弁当」のことである。
フタがしまりきらないほど大きな唐揚げが入った弁当!?
前回に負けず劣らずの盛りの良さ! 味もボリュームも大満足のお昼となった。

何だか、お店の宣伝のような内容ばかりでは…ということで、ここからは今日の話。

昨日の「ぼやき」でも書いたが、幼稚園では今日から1ヶ月間は大運動会の練習に入るため、家から体操着を着てカラー帽子をかぶって通園することになる。そして、水分補給のために水筒持参…。息子はスッカリ運動会気分らしい。

さらに今日は、園で身体測定が行われた。そのせいだろう、家に帰って息子の足元を見たら、靴下が表裏逆になっていた…。一生懸命に自分で靴下を履こうとしたのだろう。どういうワケか息子の着替えはどこか要修正箇所が生じるが、それでも一人で頑張った証を見て頼もしく思う。

一昨日、埼玉県と千葉県で竜巻が発生し、建物の崩壊などによって3万世帯が停電に…。さらに今日、栃木県でも竜巻が発生した。そして、アチコチで大雨の被害も…。おまけに、今日は神奈川県でも震度4の地震が発生したり…と、日本列島は安寧に過ごさせてもらえないような状態にある。

日本列島が安寧でないのは、決して気象だけの話ではないのだが…。


9月6日(金)

今日から、後学期の出講開始! その第1弾(?)は、日大看護の2時限目「社会学」である。

初講で遅刻…ということは避けたかったので、ちょっと早めに家を出ることにした。昨年度まではバスや地下鉄で横浜に向かい、横須賀線か東海道線で東京に出て、丸ノ内線と副都心線を乗り継いで千川へ…というルートで日大看護入りしていた。当然、今朝は同様のルートを考えていたのだが…。

バス停でバスを待っていると、ダイヤ情報メールを引っ切りなしに携帯電話が着信する。東海道線で車両故障があり、上下線で一部運休が出ているという。「これじゃあ、横浜に出るのは危険かも…?」と思ったが、東海道線と併走する横須賀線や京浜東北線のダイヤにも影響が出そうなので、鴨居に回るルートも取れない…。

「副都心線が東横線に乗り入れている」という大事なことを一瞬忘れていた私…。こんな最強ルートを忘れていたとは、よっぽど緊張していたのか? はたまた、頭の中が講義のことでいっぱいになってしまったか…?

とりあえず、バスを東白楽で降りることにした。ホームに上ると、程なくして各停の和光市行きがやって来た。予想外に車内はスカスカ…。各停ゆえ、途中で通勤特急と急行に追い抜かれることになっていたが、時間に余裕はあったので、千川まで各停で向かうことにした。

が、菊名でやって来た通勤特急が、これまた予想外に空いていた。座席は全て埋まっていたが、通勤時の東横線とは思えないほどの状態だった。これはもしや、渋谷駅が地下化した弊害か!?

通勤特急が菊名を出発してすぐ、車内アナウンスが入る。「この電車は、副都心線内は各駅に停車します…」という情報に「うんうん、これは好都合!」とほくそ笑む私…。アナウンスは「通勤特急の池袋行きです!」と続いた。

池袋行きだぁ〜!? 乗り換えた意味ないじゃ〜ん!?

仕方がないので、自由が丘で待機していた各停の和光市行きに乗り換えて千川へ…。

千川駅に降りて、“あること” に気がついた。「東白楽から乗った各停に乗り続けていても、千川到着はたったの5分しか違わなかったのか…」ということに。

あんなにドタバタして、大した成果が得られない…。これが何かの “前兆” でなければ良いのだが…。

今日の講義は、初講ということでガイダンス中心である。語る内容と “演出” は、教室の雰囲気に合わせて構成することにしたので、時間を確認しながら、学生のノリを制御しながら…という状態になってしまった。おそらく、今年度最大級に神経を使った講義だったと思う。そんな私の “想い” が学生たちに届いたか否かはわからないが…。

講義後、急いでバス乗り場へ向かい、池袋駅へ。新幹線特急券と乗車券を購入し、東京経由で三島に向かった。

その前に…。以前から妻と息子が憧れていた(?)Suicaのペンギンパンを買うため、池袋駅の改札口横にあるパン屋さんへ。数量限定販売ゆえ、時間によっては入手できないとか…。とりあえず、1セットGET!

その後、国際関係学部の追再試験を出校採点のため、北口校舎ではなく久々に本キャンパスへ。いつも駅から徒歩0分の校舎に出講しているのであまり感じずにいたが、三島の暑さと湿気もかなり強い。本キャンパスへの7〜8分の道のりで、相当量(?)の汗をかいた。

採点後は高速バスか在来線で帰途に就く予定だったが、池袋で買ったパンのこともあり、新幹線に乗ることにした。

こうして、池袋から私と同行することになったパンは、夕飯後に妻と息子のデザートになった。

パン窯をイメージしたパッケージSuicaのペンギンパンそして…、息子に美味しく食べられたSuicaのペンギンパン

今週は今日だけが出講(出校)日だったのだが、いろいろなことがあり過ぎて、通常の1週間以上に長く感じた。もっとも、“いろいろなこと” のほとんどが “息子がらみ” ではあったが…!?


9月8日(日)

金曜日にSuicaのペンギンパンを買ってきた話を書いたが、2つしかパンが入っていないためすぐに食べ終わり、パン窯をイメージしたパッケージがすぐ空き箱に…。

その晩、妻がフェルトと裁縫箱を取り出し、ササッと型紙を作ったかと思いきや、短時間でペンギンパンのレプリカを1つ作り上げた。翌朝、息子がペンギンパンのパッケージを手に取ると、空だと思ったのに重みがあることに驚き、急いで中を確認すると…、食べてしまったハズの
ペンギンパンが!? それがレプリカであることにはすぐ気がついたらしいが、それでも息子は大喜び!
レプリカのペンギンパンを見つけて鼻の穴を膨らませた息子Suicaのペンギンパン(妻作成のレプリカ)
そして昨夜、妻はもう1つレプリカを作り上げ、私が買ってきた時の状態を再現した。

今朝、息子はペンギンパン(のレプリカ)が1つ増えて “元の状態” になっているのを発見! 鼻の穴を膨らませるほど大興奮!

息子も興奮していたが、日本中は別のことでもっともっと興奮していたに違いない。

「2020年のオリンピック開催都市は、東京!」という決定の瞬間を、国際オリンピック委員会(IOC)総会の生中継で見た。

昨日まで、東京五輪招致活動には特に興味も無く、どちらかと言えば否定的な立場だった私…。「五輪招致より、もっと日本が今やるべきことがあるのでは?」「五輪にかける費用を、復興費用に充てられないものか?」などというような、そんなことばかり考えていた。

しかし、いざ開催都市決定投票という段になると、やっぱりその動向は気になるところとなる。さらに昨夜、私が息子の寝かしつけをしたのだが、その際に2時間ほど本気寝してしまい、体力は “それなりに” 回復していたこともあり、明け方までずっとテレビをつけっぱなし!

日本のプレゼンテーションに対し、IOC委員から福島原発に関する質問が出されていた。やはり、データ(真実か否かは別として)を提示しても、その辺は国際的に不安材料となるのだろう。

あと7年で、原発関連の処理をどこまで進められるのか…?

日本で夏季五輪が開催されるのは、1964年(昭和39年)の東京五輪以来56年ぶり。1972年(昭和47年)の札幌、1998年(平成10年)の長野…と、2度の冬季五輪を含めれば、2020年(平成32年)の東京五輪で4度目の五輪開催となる。7年後、息子は11歳の小学校5年生で、私は53歳…。おそらく、その頃になれば息子も五輪の何たるかは理解しているだろうし、五輪を「観に行きたい!」と言い出すかも知れない…。

昼前、某新聞の「特別号外」が我が家に配達された。もちろん、「東京五輪開催決定」の号外である。

このところ、日本の五輪招致は失敗続き。特に私の印象に残っているのは、1981年(昭和56年)に開かれた1988年の五輪開催都市決定に関するIOC総会である。

1981年9月、当時中学3年生だった私は、そこで「ソウルSeoul」という都市名を耳にし、それが韓国の首都であることを確認すると共に、「日本(名古屋)を負かした韓国って、どんな国なんだろう?」と、その日からお隣の国のことが気になり出した。お隣の国なのに、あまりにも知らないことだらけ…。その想いが、おそらく今の私の研究テーマにも繋がっているのだと思う。

2020年の東京五輪は、日本再生の起爆剤になるのだろうか? また、2008年の北京五輪のように “環境問題” を理由に出場を辞退する選手が出たらどう対処するのだろう? 東京が「候補地」から「開催都市」となった以上、その辺もシッカリしてほしい。

今夜から、マスメディアは五輪ネタで盛り上がるんだろうなぁ…。


9月9日(月)

今日は「重陽の節句」であり、語呂合わせで「救急の日」であり、形状からは「ロールケーキの日」でもあり…と、様々な記念日である。かといって、我が家にとっては何の関係もないようで…。

ワケあって、息子の幼稚園送り迎えに私一人で行ってきた。朝、なぜか息子のクラス担任の先生が隣の教室から現れた。そのことに私はビックリしたのだが、息子は…といえば、自分の教室に “実習生と思しき若い女性” がいることが気になったらしく、担任の先生が「おはよう!」と息子にあいさつしているのにもかかわらず、息子は “実習生と思しき若い女性” のほうに体が向いている有様…。

親として、ヒジョ〜に恥ずかしい!

その後、私はバスで横浜駅に出て、銀行やら何やらの用事を済ませ、昼前に帰宅した。

食後、自宅近くの郵便局に行き、そこで本日最後の用事を済ませ、幼稚園へ息子を迎えに行ったのだが…。以前はグネグネしたバス通りをひたすら歩いて向かっていたのだが、地図上では郵便局から幼稚園近くまでショートカットできる道があるため、今日は試しにその道を通ってみた。

この地に越してきて3年半が過ぎたというのに、まだまだ自分の街に未知の部分が多いことに気づかされる。そして…、ショートカットはあっけなく終了! 予想よりもかなり早い時間で幼稚園に到着することになってしまった。

「こんなことなら、バス通りを歩くなり、どこかのお店で時間を潰していれば良かった…」と思ったが、後の祭り。幼稚園近くのコンビニで少しだけ時間を潰したが、それにも限界があり、保育終了時間の20分前に園についてしまった。

とりあえず日陰で風通しの良い所で涼むことにしたが、あまり人気の無いところをフラフラしていて “通報” されるのも困るので、意を決して息子のクラスの前に向かった。すると…、息子のクラスメイトから「あぁ〜っ、○○くん(息子の名前)のお父さんだぁ〜っ!」「ホントだぁ〜っ! ○○くんのパパだぁ〜っ!」と園児が寄ってきた。

以前、妻から「幼稚園で、あなた(=私)とっても有名人だから…」と教えられたことがあるが、それは園児の父母たちの間で有名だということと認識していた。が、どうやら園児の間でも私は有名人だったらしい。何とも複雑な心境…。

肝心の息子は、クラスメイトたちが私の “登場” にキャーキャー言っている間、息子はお帰りの仕度をし終えてボ〜ッとしていた。大物なのか? 無関心なのか? 冷めているのか?

ここからは、別の話題に…。

実は、数日前からパソコンの調子が今ひとつ…。その理由の1つが昨日判明し、東京五輪開催決定よりもパソコンのメンテのほうが私にとって重要になっていた。

実は、起動時に起ち上がらなくてはならないデバイスが、いくつか作動しなくなっていたのである。今すぐパソコンが動かなくなるような重篤な状態ではないのだが、作業中に “予期せぬ動き” になってしまうことがあり、何度も何度もシステム関連の設定変更をしていたのだが、何ら解決せず。

仕方がないので、「システムの復元」をして先月末の状態に戻したところ、デバイスも復活した。が、アプリケーション類のアップデートをすると、何かが競合するのか再びデバイスが…。

config関係を調べてみたところ、何やら読み込めていないファイルがある…。おそらく、これが原因であろう…というのが昨日までの分析。

今日は、パソコンを何度も何度も再起動しながらデバイスの読み込みを確認する作業から初めて見た。昨日と今日とで、私のパソコンは再起動を何回繰り返したことだろう…?

結論…。自動的に読み込まれないファイルは、ショートカットを作成して「スタートアップ」に登録すれば良かっただけでは…。デバイス系の問題解決にはならないかもしれないが、とりあえずパソコンの起動時に件のファイルは読み込まれるワケで…。

…ということで、今日は「ショートカット」に関する話でまとめてみた次第。


9月10日(火)

いよいよ、沼津市立看護専門学校の「文化人類学」も今年度初講。基本的には火曜日2時限目に担当することになっているのだが、今月中は変則的出校となる。

7時半前に家を出て、バスで新横浜に出て、新幹線で三島へ…。そして、東海道線で片浜へ向かったのだが、思いがけず早くに到着してしまったので、学校まで歩いて行くことにした。

久々とはいえ何年も出講している学校なので道を間違えることはないのだが、どうやらアチコチで様子が変わっているような…。

学校には9時半…、すなわち講義開始の1時間10分前に到着。急きょ作成した講義用資料の印刷をお願いし、今日の講義で語る内容の確認をする。

2時限目の始業チャイムとともに教室へ…。数年前から「文化人類学」が2年次開講科目となったこともあり、学生に対する指導も(臨地実習などを控えているため)厳しめにすることにしている。心苦しさを覚えつつ、初回から “レディネス” の話などをしながら緊張感を高めてみた。しかし、本当はレディネスの話を今日はしないつもりだったので、時間の計算や講義内容の構成に変更が必要となってしまった。

結局、ガイダンスにかける時間が長くなり、「疑似環境」「状況(情況)判断」などについて語って講義終了。おまけに、4〜5分も講義時間をオーバーしてしまった。「時間をオーバーしても講義したい!」という気分にさせられたような…。

講義後、以前よく水曜日の昼食をいただいていたお店に向かった。が、何だか周辺の雰囲気がおかしい…。お店の前にラーメン店があったのだが、以前のお店とは違っていた。そして…、いつものお店にはシャッターが降りていた。

火曜日はお休みなのか…? それとも、閉店してしまったのだろうか?

不安になり、お店に電話をかけてみた。単なるお休みならば、電話が鳴り続けるだけである。なのに、「おかけになった電話番号は、現在使われておりません」というアナウンスが返ってきた。まだ結論を出したくはないが、思いっきり哀しい気分になる。

それでも、お昼は食べなくては…。ファミレスでランチメニューをオーダーし、ドリンクバーで時間を潰すことにした。

今日の帰路は、おなじみのさんさんぬまづ・新宿号利用である。“さんさんぬまづ・新宿号” も “みしまコロッケ号” も、ダイヤ改正で(私にとっては)ちょっと利用しにくい路線になってしまった。だが、ひとたび乗り込むと、バス好きの私には快適…。

17時前に東名江田バス停に到着し、あざみ野駅へ徒歩移動する。今日は沼津も横浜も何度か雨が降ったが、幸いにも私は雨に濡れることもなく、傘をささずに済んだ。さらに、田園都市線も横浜線も市営バスも、待ち時間3分以内を実現し、予定よりも早い帰宅となった。

夕食後、今日の講義内容の反省点をチェックし、明日の講義の準備に取りかかった。実は、明日も沼津市立看護専門学校…。学生たちは、果たして耐えられるのだろうか?


9月12日(木)

ここ数日、パソコンの調子がおかしい。そのため、家にいる時はパソコンのメンテにほとんどの時間を取られてしまう有様である。アプリケーションが認識不能になったり、システムかダイナミックレンジに異常が起きたり…。突然、こんなことが起きる。連鎖的に起きることもある。

パソコン本体やハードディスクではなく、あくまでもシステムの問題だとは思うのだが…。

それで、昨日の更新作業も出来ない状態に…。

昨日は、沼津市立看護専門学校へ出講した。2日連続の出講である。火曜日に「文化人類学」が初講を迎え、その翌日にも「文化人類学」という状況だった。初講時、ちょっと学生たちに厳しい(キツイ?)ことを言ってしまったので、情況を立て直せない状態で私の話を2日連続で聴く学生たち…という不安もあったが、今年の学生はキチンとその辺は理解してくれているようで、私も講義にスッと入ることが出来た。

昨日の講義は、一昨日の「疑似環境」「状況(情況)判断」などについての復習を念入りに行った後、「絶対−相対」について具体的な例を挙げて語り、様々な価値観や視点の違いが意見の相違(ケンカ)を引き起こすということを確認する。

昨日は2時限目だけで仕事が終わったので、家にまっすぐ帰らずに “寄り道” をした。

片浜から東海道線に乗って三島へ。昼食をとった後、路線バスで30分ほどかけて山中城跡へ。城がそびえ立っていた往時を1時間ほど偲び(って、私は山中城の雄姿を見たことはないが)、再び路線バスに乗って元箱根港(芦ノ湖)へ移動した。

沼津登山東海バスの乗車券山中城跡前西の丸跡付近からの眺め


箱根神社の大鳥居私の計画では、元箱根港でバスを降りて山のホテルまで25分ほどかけて歩くことになっていた。道を間違えると大変なので、バスを下車する際に運転手さんに「山のホテルは、この道に沿って歩けば行けますよね?」と尋ねてみた。すると、「山のホテル…、ここから無料送迎バスが出ています!」と教えられる。聞けば、元箱根港からホテルまで5分で運行しているとか…。

無駄な体力を消費しないよう、宿泊客でもないのに無料送迎バスに乗り込んだ。

山のホテルは、小田急箱根高速バスの終始点でもある。新宿駅(小田急ハルク前)を出発するバスは、そのほとんどが桃源台で終点となるが、数本はその先の山のホテルまで運行している。私は、山のホテルから高速バスに乗って家路に就くことにしていたのである。が、元箱根港から歩かないで済んだ分だけ時間が余ってしまったので、ホテルで時間を潰そうと考えた。

ところが…、無料送迎バスが到着するや、私と同乗していた方々にホテルマンが「ご宿泊のお客様でいらっしゃいますか? いらっしゃいませ! お荷物、お預かりいたします」と歩み寄ってくるほど、山のホテルは格式高いホテルだったのである! しかし、私にはホテルスタッフが話しかけることはなく…。あぁ、お呼びじゃないのかなぁ…。

山のホテル正面山のホテル庭園より芦ノ湖の海賊船を眺める山のホテルバス停

とりあえず、怖いもの見たさにホテルに入ってみた。一歩踏み入れて、やはりそこが別世界であることを思い知らされた。が、そこは社会学者の血が騒ぎ、好奇心がふつふつと…。なのに、そんな好奇心も数分で沈静…。やはり、世界が違いすぎる…。

このままただ退散するのも悔しい(?)ので、ホテルの売店でアレコレお土産品を見て回り、寄せ木細工の根付を家族おそろいで購入した。

館内にいると何だかお邪魔なような感じになってしまったので、庭園に出てみた。目にも美しい緑と芦ノ湖が映え、とても美しい。「こんなところでベンチに座って、紅茶でも飲みながら本を読んで…」などという生活に全く無縁の私…。早々に高速バスの乗り場へ移動した。

バスは、出発時刻の15分前に乗り場へ…。車内に乗り込み、なぜかホッとする私…。そして思った。「いつか、このホテルに宿泊客として訪れるぞ〜っ!」と…。

ところで、なぜ私は山中城跡に行ったのか? 「山中城」と聞いて「あっ、なるほど!」とピンと来た人もいるとは思う。その人は、おそらくこちらの会員では…?

今日は、松戸歯学部の前期末試験が行われたので、出校採点に行ってきた。「試験監督は(松戸歯学部の)専任教員が行うのでは、試験終了までに講師室にお越し下さい」と教務課に指示されていたので、いつもの木曜日よりちょっと遅めに家を出た。

学生たちが試験を受けている間、講師室で成績処理に関するデータファイルを確認し、試験終了後すぐに採点に取りかかれるような状態を作っておいた。その甲斐あって、採点は速やかに始められ、特に問題なく終了した。結果をデータファイル化し、教務課に提出して任務終了!

これで、今年度の松戸歯学部への出校が全て終了したことになる。

後学期からは、沼津市立看護専門学校に続きアチコチの出講先で初講を迎えることになる。気を引き締めて頑張らなくては…。


9月13日(金)

早いもので(?)、もう今週最後の出講…。先週初講を迎えた日大看護の2時限目「社会学」のため、8時前に家を出てバスに乗り込んだ。

が、バスが5分以上遅れてやって来たところから、朝のドタバタが幕を開けてしまった。軽く道路渋滞に巻き込まれたり、乗るのか乗らないのかハッキリ意思表示をしてくれないお年寄り軍団のためにバス停で2分近く停車してしまったり…と、予想外のことが立て続けに起きていた。その結果、東白楽には予想よりはるかに遅れての到着…。

ただ、乗る予定だった東横線・副都心線には乗ることができた。バスを降りて、たった20秒での乗り継ぎとなったが…。

駅の階段を昇り、ただただ電車に間に合うかどうか考えていた。電車には間に合ったが、気が動転していたのか、女性専用車両に乗り込んでしまった!? そして、着席までしてしまったのである! 雰囲気がちょっとヘンだなぁ…ということに気づくのに5秒とかからず、すぐ別の車両に移動したが、“恥ずかしさ” よりも “情けなさ” のほうが強く、「こんなことで、今日の仕事はこなせるのだろうか?」と不安になったりもする。

東白楽から、乗り換え無しで千川へ…。ずいぶんと首都圏の移動は楽になったものである。

さて、今日の「社会学」は「状況(情況)判断」「絶対−相対」を中心に解説を進めてみた。実は、今日の講義を終えると次は10月11日…ということで、かなり講義と講義の間が空いてしまうことになる。なので、あまり今日の1コマに情報を詰め込みすぎるワケにもいかず、かといって緩慢な講義になってもいけない…ということで、どうやって解説を終えるか思案しながらの講義となった。とりあえず、学生たちのノリと講義の進行具合に応じて話をまとめたのだが、どうしても次回の講義内容を変更せざるを得ない状況に…!?

帰りも、千川から副都心線・東横線を利用。ただし、東白楽ではなく白楽で下車し、六角橋商店街を歩いてみることにした。

その時、妻から携帯電話にメールが…!? 幼稚園は終わったのに、息子が園庭で遊びたいと言って帰りたがらない…という内容。それで、私も幼稚園に向かうことに…。

我が家のすぐそばを通るバスに乗りながら、そこを通過して幼稚園へ…。園庭では、一番仲良しの女の子と一緒に遊んでいる息子の姿が…!? そして、暑さに耐えかねている二人の母親…。息子が降園前に園庭で遊びたがるのは、久しぶりのこと。それを見て、暑さが一時より和らいできたのかな…ということを知る。

明日から3連休なのだが、台風が発生して大荒れになるという。天気予報でも「明日からの3連休、お出掛けの予定のある方は、思い切って予定変更もご検討ください」と呼びかけていた。

このところ、この国は “ありとあらゆる面” で落ち着かない日が続いている。


9月15日(日)

13日に発生した台風18号の影響が、早々と関東地方にも…!?

深夜から早朝にかけて、我が家の周辺でも激しい降雨…。私と息子は熟睡していたが、妻は「雨音がうるさくて、寝そびれた。よく寝ていられたね?」と言う。もっとも、私も明け方の雨音で目が覚めてしまったのだが…。

午前中は眼の前さえ見えなくなるような激しい雨が続き、神奈川県にも大雨・洪水警報が発令された。起床してテレビをつけると、BSもCSも映らない状態…。しばらくして、DVDがコマ落ち再生しているような画面になり、さらに「放送されていません」だの何だのと不可思議な表示が出て、最終的には「降雨対応放送に切り替えますか?」という表示に変わった。

とりあえず、テレビの指示通りにリモコンで設定をしていくと、テレビが映るようになったものの画質が劣悪状態…。これが「降雨対応放送」なのである!

しばらくして画質が元に戻ったが、「デジアナ変換」のような画質を久しぶりに見た。

それにしても、我が家のテレビ受信環境はフレッツ光なのに、やっぱり大雨には勝てないのか…。

昼前に雨が止んだので、「このスキに…!」と勇んで(?)近所のスーパーとドラッグストアへ行ってきた。警報は解除されていないので、いつ大雨が復活するのかわからない…。そこで、家から店、店から家にはほぼ全力で走り続け、店内でもなるべく早足で…という努力をしたのにもかかわらず、雨は降らず。それどころか、昼過ぎには青空まで現れ、お日様も顔を出し始めた。

つまり、早足は無用だった…ということである。

早足に加え、外は湿度が「これでもかっ!?」というほど高く(というより、ぬるい風呂にずっとつかっているような状態)、汗をかく条件は十分すぎるほどに揃っていた。

帰宅すると、頭のてっぺんからつま先まで、全身びしょ濡れ状態…。急いでシャワーを浴びることにした。

今度の台風は、明日には関東地方上陸…という。大きな被害が出なければ良いのだが…。


9月16日(祝)

台風18号は記録的大雨をもたらし、日本各地で特別警戒や避難勧告が出されるほどの規模になった。昨夜は我が家も全ての雨戸を閉めたのだが、明け方に激しい雨と風が雨戸を叩き、息子がその音を「かみなり?」と勘違いしながら少し怖がっていた。

鉄道は運転見合わせや運休、航空便なども欠航が相次ぎ、高速道路も各地で通行止め。日本の交通網はマヒと混乱の繰り返し…。

私は、ずっとテレビで台風情報のチェックをしていた。息子が「○○(息子が好きなテレビ番組)が見たいよぉ〜っ!」と泣き叫んでも、しばらく我慢してもらうことに…。

横浜も午前中は大雨・洪水警報が発令されていたが、鉄道の運転見合わせが生じたほかは大した被害もなかった。良かったと思えば不謹慎かもしれないが、いつも我が家周辺は予測される雨量や風速をかなり下回り、たとえば「横浜市に台風が上陸しました!」などと報じられても「えっ、本当に?」という感じなのである。

昼過ぎには晴れ間が見えて、やや強めの風が吹く以外は台風の面影は消えていた。そして、真っ赤な夕焼け…。

皮肉なことに、3連休が明けた明日は台風一過で晴天が戻るらしい。我が家は特にお出掛けの予定もなく、台風で計画が変更になるような状態でもなかったが、世の中には台風で計画が変更・中止になったり足止めを食ったりしてアタフタした家族も多いんだろうなぁ…。

それよりも、台風によって避難を余儀なくされた方々に心よりお見舞い申し上げる次第である。


9月18日(水)

台風一過は朝晩の冷え込みをもたらし、鼻とノドに影響が…!?

昨日と今日は、2時限目「文化人類学」担当ため沼津市立看護専門学校に出講。往きは東京・河口湖号で市が尾駅から御殿場駅に出て、御殿場看護学校線と東海道線を乗り継いで片浜へ。帰りは、昨日はさんさんぬまづ・新宿号で富士急沼津営業所から東名江田に出るルートで、今日の帰りは東京・河口湖号…。

とりあえず、往復とも高速バスを利用したワケである。

「文化人類学」の講義は…、昨日は「生理的早産」や「culture」の定義・含意などを中心に語り、人間が環境に影響されやすい動物であることを解説した。今日は、「国際化と文化変容」をテーマに、「文化変容」そのものについて解説する。概念から諸パターンなどを、学生たちの日常に合わせて(あるいはローカルなネタを盛り込んで)身近な現象としてとらえてもらおうと試みる。例年、この思惑が上手くいったか否か不安になるところである。

昨日の講義後、以前よく水曜日の昼食をいただいていたお店に向かった。が、やはりお店のシャッターが降りていた。「もしかして、火曜日はお休みになったのかな?」「午前中だけの営業になったのかも…」などという発想が私の頭をよぎり、諦めきれない私…。

そして今日、講義前に例のお店の前を通ってみた。片浜駅から学校へ “かなり” 大回りしたのだが…、やはり私の想いは届かず、お店のシャッターは閉まったままだった。お店の情報を誰かから得ようと思ったが、人通りの多い場所ではないので(金融機関や工場、オフィスなどが建ち並んでいる地域のため)、断念した。

仮に閉店しているとしても、常連さんにはあいさつがあったのだろう。私は “期間限定” で常連になるだけで、連絡先も教えていないし、連絡が来るハズもない。

沼津へ通う “別の” 楽しみが減ってしまった(であろう)ことに、寂しさを覚える…。

でも、傍から見たら「アンタ、何やってるの?」という感じなのかも…?


9月19日(木)

昨日の帰り、耳鼻咽喉科に寄った。昨日の冒頭で述べたように、朝晩の冷え込みが私の鼻とノドを攻撃してきたのである。そして、受診すると、鼻の奥とノドが真っ赤っかになっていることが判明した!

「では、“いつもの薬” を出しておきますから…」と医師に言われたので、おそらくいつもの症状なのだろう。しかし、“いつもの薬” の中には服用後に眠気や倦怠感を催すものもあり、これがなかなかツライ…。体調によっては全く副作用が出ないこともあるのだが、今回は副作用がかなりキツイ…。

そんな中、法学部「社会学」が今日から再開! 昨年も、法学部の講義初講時はノドに不調を訴えていた私…。

今日は午前中の講義がなかったので(まだ開始になっていないので)、ちょっと遅めに家を出た。とはいえ、大学には(準備その他の都合もあって)11時過ぎに着くように移動したのだが…。

ゆっくりと講義の準備を済ませ、3時限目の始まる前に大講堂に入り、パソコン類のセッティングをする。教室の入口から壁まで、夏休み中の耐震工事の一環でスッカリきれいになっていた。机やイスは、新しいものに変えられていた。しかし、教卓はそのまま…。

文句を言っているのではなく、使い慣れている教卓でないとAV機器の操作がスムーズにいかないので、有り難い限りである。

例年、後期の主テーマは「問題行動の根源」である。これは今年も変更なしで、“ノドの調子が万全とは言えない状態での講義” というのも例年通りなのかも…。

前期の主テーマが「如何にケンカを回避するか」ということだったことを簡単に振り返り、今日は「問題」の意味を理解するため「常識」の概念を持ち出しながら「communis」という状況の理解を中心に深めてもらうのが中心。講義の導入として、このところアチコチで報道されている「若者の悪ふざけ」を紹介し、問題行動がどういう性格のものなのかを具体的に理解してもらうことにした。

講義を終えて教員室に戻ると、そこには国文学者・重さんが…!? 昨年もこんな光景が…。しばし歓談する。

話は、いきなり夜に…。

今夜は十五夜…、中秋の名月である。我が家もお団子を用意して、満月を愛でることにした。息子は満月に「お月様、めしあがれ〜!」と、お団子を差し出してニッコニコ。

月の光に導かれ、我が家もパワーアップすると良いのだが…。


9月20日(金)

通信教育部「社会学」も、今日から再開!

今日の講義は準備する資料がちょっと多いのと、前期の講義と来週の講義の橋渡し的な内容にしたいと思っていたのと…で、早めに大学入りした。時間的に余裕があると落ち着いて作業にあたれるので、精神的(?)にも余裕を持って教室に向かったのだが…。

今週と来週は「“絆” の含意」がテーマ。昨年は前期の最初にこのテーマを設定したが、今年は後期に日本社会をもとにした解説を予定しているので、このタイミングでの解説となった。

2011年の世相を反映する漢字として「絆」が選ばれた…という話から講義を開始し、「絆」という言葉の本来の意味や「自由−非自由」の関係性を語り、「絆」の本質を考えてみた。

ノドの不調を気にすることなく今日の講義は無事終了したが、まだ体調の不安と偏頭痛再発の兆しがあったので、帰りに通院することにした。耳鼻咽喉科ではなく、かかりつけの総合病院へ…。そして、偏頭痛の鎮痛剤とは別に、β-ラクタム系抗生物質を処方してもらうことになった。

とりあえず、これで様子を見ることに…。

果たして、週明けの講義までに体調がどこまで改善するのだろう?


9月21日(土)

夕方、大学時代の友人から電話があった。卒業後もその友人が上京する際に何度か会っていたが、お互いに仕事が忙しくなってしまい、最後に会ったのが18年前…。そして、現在では年賀状のやり取りでつながりを保っているような状態…。

40分ほどお互いの現状を語り合い、そして、お互いにいろいろあるということをわかり合った。

学生だったあの頃とは、確実に会話の内容や “重み” が違う。それは至極当然のことなのだが、日頃あまり意識していない “大学を卒業して四半世紀近くが経過” という時の流れを意識する機会になった。

ふと、小田和正のtime can waitが頭の中に流れてきた…。


9月22日(日)

巷では昨日から “3連休” に入ったという話題で盛り上がっているらしいが、私は明日仕事が入っているので、2連休(通常の週末)とほとんど変わらない状態である。

もっとも、息子は明日も幼稚園が休みなので、3連休モードにシッカリ入っているが…。

天気も良いし、連休中に何もしないというのも面白くないので、昼食後に出かけることにした。思いつきで行き先を決めたのだが、その誘因となったのは「あかいくつバスに乗りたい!」という息子の一言だった。

家からバスで鴨居に向かい、横浜線と京浜東北線で横浜に出たが、そこで息子へのちょっとしたサプライズを考えた。息子は「あかいくつバスに乗るためにお出掛けをしている」としか思っていないので、横浜駅からあかいくつバスへのアクセスにシーバスを利用することにしたのである!

シーバスというのは、横浜駅東口から山下公園まで運行されている海上バスである。横浜駅から山下公園まで直行する便も運行されているが、基本的には横浜駅東口〜みなとみらい〜赤レンガ倉庫〜山下公園を結んでいる。みなとみらいで下船してもあかいくつバスにアクセス出来るが、もうちょっと足を伸ばして赤レンガ倉庫まで乗船することにした。

シーバスの乗船券を購入し、乗客の列に並ぶと、息子は何やら “異変” に気づいたらしい。そして、眼の前にシーバスが見えてくると「お船、乗るの?」と尋ねてきた。連休中とあって船内は大混雑だったが、それでも座れる場所は見つかった。最初は妻と一緒に客室に座っていた息子だったが、しばらくして後部デッキに移動し、「本当に自分は今、海の上を走行しているんだ!」ということを実感したようである。そして、「海を走って、気持ちいい!」と叫んでいた。
赤レンガ倉庫にてにっぽん丸をバックに
赤レンガ倉庫で下船後、せっかくなので赤レンガ内に寄って清水屋のトマトケチャップを購入する。このところ、赤レンガに来るたびに清水屋のトマトケチャップを購入しているような…。ハマッ子の私には、清水屋の心意気が良くわかる。それがまた、このトマトケチャップに特別な味わいをもたらしてくれるような気がするのである。

赤レンガ倉庫から息子待望のあかいくつバスに乗り、中華街へ移動した。こちらは、「久々に、角煮まんが食べたい!」という妻からのリクエストによる訪問である。最近、中華街も様々な変容・進化を遂げ、私の記憶が通用しないところが多い。

元祖パンダまんにかぶりつく息子そこで、とりあえず通りという通りを歩き回り、実際に店頭を見て、どこの中華まんを食すかの決断を下すことにした。それなりに時間がかかり、さらに一種独特な雰囲気に息子が戸惑っていたものの、最終的には納得満足の逸品を食すことになった。ただし、息子には “味も見た目も可愛らしいもの” を…と思っていたので、大人と子どもは別の店で中華まんを選ぶことになったが…。

初めての中華街で、蒸かしたての中華まんを食し、大満足の息子…。

日が暮れてきたので、急いで家路へ…と関内駅方面を目指したところ、予想をはるかに超えた人並みが…!? 横浜スタジアムでベイスターズとドラゴンズのデーゲームが行われていたのである。おまけに、今日はベイスターズの大勝利…ということで、球場の内外が大盛り上がり状態! そのため、電車が混雑するであろうことを想定し、関内駅には向かわず、横浜市営バスの横浜スタジアムバス停から横浜駅へ逃げるように(?)移動する。結果、大成功…。

横浜から我が家までは、バス1本…。ここからは慣れた行程ということもあってか、再び息子のエンジンがかかる…。

冒頭でも述べたように、明日は休日出講があるので “家族サービス” は今日まで…。市内をでることはなかったが、とりあえず連休中の楽しいイベントにはなっただろう。

「連休中、どこに行ったの?」と息子が幼稚園で聞かれても、「お船に乗ったよ!」とか「パンダのおまんじゅうを食べたよ!」と答えられるのでは…?


9月23日(祝)

本来なら今日まで3連休なのだが、私は国際関係学部へ出講…。

以前から何度となく書いているが、今の大学は “講義回数” をシッカリ確保するため、祝日も講義に充てられることが多い。おまけに、国際関係学部の月曜日開講の講義は、今日が初講…。休むワケにはいかないのである!

9時半前に家を出て、新横浜行きのバスに乗る…。新横浜駅周辺は、“いつもの月曜日” とは違った雰囲気だった。さらに、ホームで新幹線を待つ人たちが明らかに “いつもの月曜日” とは違う…。

それでも、往き(下り)は自由席が空いていて、三島まで “いつもの月曜日” と同じように過ごせたが…。

講義を終えて三島駅に移動すると、やはり “いつもの月曜日” とは雰囲気が全く違い、「もしかして、新横浜まで座れないかも…!?」という不安が募ってきた。幸い、相席ではあるが空き席があって私は座れたが、立ち席の乗客も多数…。

今日から “いつもの月曜日” に戻った私は、前期と同様11時過ぎには大学入りした。休む間もなく、今週使用する講義用資料の全てを印刷。その際に “念のため” Webで履修登録人数の確認をしたのだが…。

3時限目「日本社会」は、昨日自宅で確認した時には登録者数が43名だったのだが、大学で確認すると33名…。一気に10名減!? 4時限目「日本の社会」は、昨日確認した際は25名で、大学で確認すると26名に…。

履修登録期間は4月で終了していたハズだったが、後期に入って履修変更が可能になったのだろう。そして、前学期で単位をある程度取得した学生が、「無理して単位を取る必要がない」と判断して私の講義の履修を取り消したのだろう。

あるいは、卒業に必要な必修科目の関係で、私の科目を諦めたか…?

とりあえず、履修登録人数がハッキリしない状態で初講を迎えることとなった。

3時限目は25名の学生が、4時限目は22名の学生が出席。そして、この学生の中には履修登録が未だ終了していないと者もいるので、最終的な履修登録人数が確定するのは、まだまだ先の話になりそうである。

講義のほうは、「日本社会」「日本の社会」とも “ガイダンス” を実施。今日の90分で、私の講義の初心者へもリピーターへも “流儀” をシッカリ伝授し、講義の目的と焦点ついても語っておくことにした。

「日本社会」は総合教育科目(一般教養)群に含まれ、広く浅く日本(人)の人間関係(コミュニケーション)について理解することを目的とし、「日本の社会」は専門科目であるため、日本人そのものをより深く追究して “日本的人間”Homo Japanesqueの考察を主として解説することになる。

後学期の月曜日と水曜日は3〜4時限目に連続して「日本」関連の科目を講義するが、月曜日と水曜日の3〜4時限目に連続してこれらの科目を受講する学生もいるので、両科目の “違い” をより一層明確にしておかないと…。


9月24日(火)

明日(9月25日)は、息子が通う幼稚園の創立記念日である。もちろん明日は休園となるのだが、その前日には創立記念日を祝すための “おみこしかつぎ” が行われるのが慣わしだという。
おみこしの準備完了!
御神輿は、園庭に2体用意されていた。10時過ぎ、園児たちは園で用意された法被を着て(一部の園児は、自前の法被を着用して)園庭に集合! 園長先生のお話の後、園児たちはクラスごとにまとまって待機。

ケンカ上等…!?園は年少と年中が3クラスずつ、年長2クラスという構成のため、まず年少1組と年中1組、年少2組と年中2組…というような組合せで担ぐことになる。息子のクラスは年少1組なので、最初の登場! 先生たちが手際よく子供たちを定位置につけさせ、担ぎ方を再確認する。そして、「わっしょい! わっしょい!」と元気に声を掛けながら園庭を1周していた。

全クラスの “おみこしかつぎ” が終了したのは、11時過ぎ。昨夜は強い雨が降り、朝も天気が不安定だったのだが、園児たちの願いが天に届いたのか、太陽がサンサンと輝き、“おみこしかつぎ” 日和になった。ただ、確実に季節は秋に移り変わっているということは良くわかる陽気…。

帰宅して昼食をとった後、口座を持っている銀行に用事があったので関内まで出かけた。地下鉄駅から地上に出ると、私が慣れ親しんだ関内駅周辺とは違った光景が目につく。馬車道は、かつての繁栄ぶりが嘘のようにひっそりとしていた。映画館も閉鎖され、人の流れは別の場所に移ってしまったのだろう。

我が子が育ち、懐かしい通りは寂しくなり…と、時の流れが環境を確かに変化させているということを痛感した。

変わって欲しいもの、変わって欲しくないもの、変わらなくてはならないもの、変わってはならないもの…。そのバウンダリーを忘れてしまってはいけないと、私は強く思う。


9月26日(木)

昨日、どういうワケかウイルスに感染したメールが10通ほど届いてしまい、それらに対してアンチウイルスソフトが過剰反応してしてしまったため、パソコンの動作が重くなってしまった。

仕方がないので、ウイルス感染メールを削除した後にハードディスク全体をウイルススキャンし、安全性が確認されてから仕事や「ぼやき」更新にあたるつもりだったのだが…。あまりにも時間がかかりすぎて、いつしか眠りの森へ…。

昨日は、沼津市立看護専門学校の「文化人類学」と、国際関係学部の「日本社会」「日本の社会」と、1日に3コマ担当…。以前は1日に3コマや4コマ担当することはよくあったが(最高で、1日5コマ担当したこともある)、今は2コマまで…。なので、何だかとっても懐かしいような新鮮なような感じがした。

なのに、国際関係学部の講義で使用するパソコンを持たずに家を出てしまい、バス停まで到達してそのことに気がつき、急いで家に駆け戻らなくてはならなくなった。おまけに、雨が降っていたため、傘をさしていても体がビショ濡れに…!?

バスに乗る前からハプニング(?)があったものの、新横浜に無事到着し、予定していた新幹線に乗り込んだ。

沼津での講義はいつも2時限目に担当しているが、昨日は1時限目に実施。先週に引き続き「国際化と文化変容」がテーマであるが、昨日は「自文化中心主義」「文化相対主義」「グローカリゼーション」などをキーワードにして、国際化時代の諸問題や人間の判断規準などに関する話をする。

講義前には雨が降っていたが、講義を終えると雨はスッカリ上がっていた。急いで片浜から三島に移動し、お弁当を食しつつ講義の準備に入る。

3時限目「日本社会」は、「日本(人)について学ぶ必要性」がテーマ。特に今回はトポロジカルな観点から「状況(情況)的影響」について述べ、人間と社会、日本と世界の関係性について理解してもらうことにした。

4時限目「日本の社会」は、しばらく「文化とパーソナリティ」について語ることになる。例年、この講義の前半戦は「文化とパーソナリティ論」を下敷きにして解説を進めるため、まずは「文化」「パーソナリティ」について知識を得ておいてもらう必要がある。そこで昨日は「パーソナリティ」を取り上げ、「パーソナリティ」という言葉の成り立ち、社会学的な解釈、私自身の成長過程とパーソナリティの修得…などなどを解説した。

昨日は大きめのジャンプ傘をもって出かけたが、結局この傘をさしたのは家からバス停までの往復のみだった。

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さて、今日は文京学院大学「フィールドワーク論」の初講! いよいよ、この日がやって来た! この科目は、私が担当する講座の中で最も “実践的” なものである。実際に学生をフィールドワークに連れ出すワケにはいかず(講義回数や開講時限、および私がこの講義の後で移動しなくてはならないという事情があるため)、講義中心の展開になるのだが、それでも私がこれまで行ってきたフィールドワークの想い出や技法などと盛り込んで話すことが出来るので、私自身の “振り返り” にもなる。

そんな意気込みで昨夜は臨んでいたが、件のウイルス感染メール騒動でてんやわんや…。満足いく準備が出来ないまま朝を迎えてしまった。

6時過ぎのバスに乗り、鴨居からは横浜線で菊名へ。東横線が副都心線に乗り入れているので、今朝は東横線〜副都心線〜東武東上線というルートでふじみ野を目指すことにした。菊名の東横線ホームへ移動すると、そこには回送電車が停車中…。車両は東京メトロの10000系…ということで、これが副都心線方面行きとして運行されるワケである。

果たして…、回送電車だった10000系は、菊名始発の和光市行き急行となった。えっ、菊名始発!? 始発駅の菊名から終点の和光市までずっと座って(眠って)いられただけではなく、和光市から乗った東上線でも座席を確保! かなりラッキーな乗り継ぎだった。

文京学院大学に到着し、講師室で講義用資料の印刷に取りかかる。が、毎年「一体、何枚刷ればよいのか…?」と悩む。この「フィールドワーク論」は履修学生数に波がある…ということは毎度述べていると思うが、とにかく履修登録が少ない年と多い年が交互に来る。この法則通りであれば、今年は多めに資料を刷らなくてもよいということになるのだが…。とりあえず、40枚ほど印刷しておくことにした。

9:10に始業チャイムが鳴り、教室へ移動する。昨年は、講義教室に近づくにつれザワザワ度が増してきたのだが、今年は…? 別の教室のザワつきは聞こえてくるが、私の講義教室は至って静か…。

教室には、十数名の学生が控えていた。山手線や湘南新宿ライン、埼京線が運転を見合わせたり遅延したりで、講義開始時間に集まれない学生もいるだろうことを見越し、本論は後回しにして話し始めた。すると、予想通り徐々に人数が増えてきて、最終的には25名が教室に集まった。

講義の目的や展開方法、目標などについて学生に理解してもらうのが今日の講義の目的だったが、今後の “人間関係” を考慮し、時に厳しく、時に穏やかに接することにした。つまり、私がこの先おそらく学生たちと接する時に見せるであろう色々な表情を見せ、学生たちに覚悟を決めてもらうことにする、私の常套手段である。

その後も具体的な話を続け、この講義で得られた知識と技術が日常生活と密接に関わることを強調し、今日の講義は終了した。

法学部へ移動しようとしたら、携帯電話にダイヤ情報メールが届き、またしても山手線が運転を見合わせているということを知る。ということは、東上線で池袋に出ても、その後が大変…ということで、有楽町線経由で飯田橋に出て、そこから中央線緩行に乗り継ぐことにした。が、山手線の運転見合わせは中央線のダイヤにも影響を及ぼしていて、飯田橋でしばし足止め…。

法学部に到着したのは、12時半…。講義開始30分前だった。

急いでお弁当を温めて食すが、実は先週の講義後に今日の講義で使用する出欠調査シートやらメモ代わりの資料やらをコピーしてから帰途に就いていたので、コピー関係で焦ることはなく、とりあえず食事に集中することはできた。

講義開始10分前、教室入りしてパソコンとDVDのセッティング。誰かがオーディオラックの向きを変えてしまったらしく、ラックのセッティングまですることになったが、それでも何とか3時限目の始業チャイムまでには全てのセッティングが間に合った。

今日の「社会学」は、先週から始まった「問題行動の根源」の特別編。例年、「日本アニメーションが韓国でどのように編集されるのか?」ということをもとにして、前回の講義で解説した 「communis」をもとにして、その日韓比較(温度差)について解説することにしている。『アンパンマン』『クレヨンしんちゃん』を中心に映像を学生に見てもらったが、世代的にこれらのアニメーションがすんなり受け容れられるようである。やはり、アニメーションの持つパワーはスゴイ!

昨日も気温が低めだったが、今日も涼しい一日だった。おまけに、午後になって風が強まってきて、怪しい雲も現れてきた。時折、ポツポツと雨が…。台風20号が関東地方から遠ざかっているのに、強風の勢いは増すばかり。帰宅した時、玄関を開けるのにいつもの倍以上の力を要したほどである。

「明日は、空気の乾燥に注意してください」と、天気予報が言っていた。そういう言葉を聞くにつれ、本当に夏が遠ざかっていることを痛感する。ボーッとしていたら、冬になっていそうな気が…。


9月27日(金)

東北楽天ゴールデンイーグルスが悲願の初優勝! その瞬間を見ようと、テレビをつけて観戦…。途中で「テレビ観戦すると、自分の応援するチームが負ける」というジンクスを思い出し、楽天が西武に逆転を許した頃にテレビを消したが、その後が気になってテレビをつけたら、楽天が一気に逆転! そして、最後は “マー君” こと田中将大投手がしっかり締める…という、文句のつけようのない優勝決定だった。

あの弱小チームが…。それが今やパリーグの覇者である。

“日本人的” な発想と言うべきか、私は判官贔屓的なところがあって、弱小チームと称されるようなチームを無性に応援したくなる。パリーグ改変期に楽天がプロ野球に参入した頃、0−26という負けゲームがあったり、1位と51ゲーム差がついてしまったり…と、目を覆いたくなるようなゲームを展開していたのを見て、「いつか、他のチームを見返してやれよ!」と影ながら応援していたものである。

そして、2007年3月小林さんと横浜スタジアムまでオープン戦を観に行ったことを思い出した。この日のゲームは、横浜ベイスターズ vs. 東北楽天ゴールデンイーグルス。生で楽天の試合を見たのは、後にも先にもこの時だけ。横浜は工藤公康が先発し、楽天は田中将大が先発…プロ最年長投手とプロ最年少投手の投げ合いという、何とも贅沢な対決だった。あのマー君が、今は球界を代表するピッチャーに成長し、連勝のプロ野球記録…、いや、世界記録を更新するようになるとは…。何とも感慨深いものである。

さて、今日は通信教育部の4時限目「社会学」のみ担当であったが、先週同様に早めの大学入りした。来週金曜日は日大の創立記念日のため休校となるため、今日で話をシッカリまとめる必要があるので、前回配布した資料と解説内容を照らし合わせながら念入りに講義の展開を確認する。

先週と今週は、「“絆” の含意」がテーマである。前回は「2011年の世相を反映する漢字として “絆” が選ばれた」という話から講義を開始し、「絆」という言葉の本来の意味や「自由−非自由」の関係性を語ったが、今日は「絆」と「自由の束縛」の関連性について触れた。「絆」という考え方が日本社会に浸透しやすいのか、その点を今後の講義で解説するため、今日はその入口を開けておくことにした。

それにしても…、朝晩の冷え込みが身にしみる。寝苦しさからは解放されたが、今度は寝冷えの心配をしなくてはならないほどである。が、今日の私は半袖ワイシャツで通してしまった。日中は半袖で過ごせるぐらいなのだから、まだまだ秋本番というワケではないのだろう。

ただ、着実に秋の気配は近付いているが…。


9月30日(月)

昨日、妻に留守番してもらい、息子と二人でららぽーと横浜までお買い物に行ってきた。15時前に家を出て、帰宅は19時過ぎ…。息子の二人…というのは初めてのことではないが、おむつが取れてから4時間の外出は初めてかも知れない。

我が息子、オムツが取れて “パンツマン” になってから、実は一度もおねしょをしたことがない。今ではトイレに一人で行けるようになったので(幼稚園に通っているのだから、これは当然か…)、私だけで息子を長時間外出させても大丈夫になってきた。

ただ、息子が出かけたい最大の目的は「バスに乗ること!」である。「はまりんバス(横浜市営バスのこと)に乗りたい!」とか「ららぽーと(の)バスに乗りたい!」と言うので、その欲求を満たしてあげようと思った次第である。

外出するのなら…ということで、妻から「幼稚園のイベント用グッズを作るのに必要な手芸用品を買ってきて!」とお願いされる。結局、ららぽーと横浜においてはこれがメインイベントのような状態になった。

そして、男同士で晩ご飯まで食べて帰途に就いた。

今日は、9月最後の出講日。国際関係学部で3時限目「日本社会」と4時限目「日本の社会」の2コマ担当であるが、大学には10時半前に到着していた私…。今週使用する資料の編集と印刷に時間がかかるので、早めに大学に向かったのである。

さらに、これら2つの講義の今後の展開を練り直す必要があったため、ちょっと落ち着ける場所が必要だったりもする…。

「日本社会」は、今日も「日本(人)について学ぶ必要性」について。特に「絆」の語源、日本的な「絆」観を主として語り、今後解説する日本(人)的人間関係を理解するための “入口” を開けておいた。

「日本の社会」は、今日も「文化とパーソナリティ」がテーマ。前回は「パーソナリティ」についての解説だったので、今日は「文化culture」について。「culture」の概念・定義、本質的な意味を探り、文化の機能について「シャーレ」になぞらえて語る。

帰りに、新横浜で買い物をする。駅を出た時にはまだ日が残っていたが、買い物が終わるとスッカリ日が暮れていた。日が短かさに、今年の残り日数を意識させられる今日この頃である。


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