2012年9月のぼやき
9月1日(土)
みなとみらいにあるジャックモールが今月いっぱいで閉店するというので、掘り出し物を探しに家族そろって出かけてみた。横浜市営バスの一日乗車券を購入し、まず横浜駅西口へ。到着後、東口に移動し、桜木町駅まで再びバスで移動する。
横浜駅からジャックモールへ行く場合、みなとみらい線で新高島に出るか、東口から徒歩…というのが通常のアクセス方法なのだが、息子が強く憧れているあかいくつ号に乗せてあげたかったので、あえて大回りした次第。
「ジャックモール閉店まで、約1ヶ月ある」という余裕からか、どの店舗もまだまだ強気の価格設定! 結局、今日のところは何も買わず、また月末あたりに出直すことにした。
せっかく新高島まで出たので、ベビー用品専門店や横浜アンパンマンこどもミュージアム&モールにも寄ってみた。こちらは、それなりに収穫あり!
未明に大雨が降り、午前中は横浜市内に大雨洪水警報が発令されていたが、午後になって解除され、太陽が顔を出していたので、「もう雨が降ることはないだろう…」と信じ込んで出かけたものの、アンパンマンミュージアム&モールにいる時に激しく雨がザァ〜ッと…。雨の止み間に横浜駅に戻り、バスで帰途についたが、夜半に再び激しい雨が…。
このところ雨が降っていなかったので、その分まとまった雨が降ったかのような…。
9月は、大荒れのスタート!?
9月2日(日)
昼過ぎ、中華街に行ってきた。国際関係学部で親しくしている同世代の2人の先生に誘われて、昼食を一緒にとることになったのである。久々に大学外で語らい、食事に舌鼓を打ち、楽しいひとときを過ごすことができた。
昨日に引き続き、朝から不安定な天候であったが、待ち合わせ場所に向かう際も、中華街を歩いている時も、家に向かうバスに乗り込む時も、幸いにして雨に降られることはなかった。しかし、夕方になって神奈川県のほぼ全域に大雨の警報が発令され、洪水と雷の注意報も出された。
そんな中、帰宅した私…。夕食時、激しい雨と雷に、さすがの息子も「ビックリしたぁ〜っ!」と半泣き状態…。
ところが、ひとしきり雨と雷が暴れた後、まんまるのお月様が顔をのぞかせていた。この調子で明日は好天になるのか? それとも、再び荒天になるのか?
天候が全く読めない日が続く…。
9月3日(月)
今日は、ドラえもん生誕100年前である。
未来を舞台にしたアニメの主人公の誕生日…。たとえば、アトムは2003年4月7日に生まれた設定なので、すでに未来の出来事ではなくなっているワケで、街のどこかを探せばアトムが見つかるのではないかと(半分は冗談で)思ったりすることもある。
そういう心境で「ドラえもん生誕100年前」などと言われると、SFマンガの世界とは言え妙に “リアリティ” を感じる。現実的には有り得ないのだろうが、あと100年生きていたら本当にドラえもんに会えるような気がしてくる。
かなり前の話だが、「本当にドラえもんが家にいてくれたら良いのに…」と、私の友人たちが学校でつぶやいていた。今の私は、“ドラえもんの友達になる” ことよりも “ドラえもん(と、その道具)を生み出した科学力” のほうに興味がある。現時点では空想科学に過ぎないドラえもんの道具が、いつの日か現実のものになるのかもしれない…。
そもそも、パラダイムなどというものはシフトするものなのだから…。
9月5日(水)
昼過ぎ、昼食をとれそうな場所を求めて沼津駅北口を彷徨していた時、何やら目に鮮やか(?)なお店が目に飛び込んできた。ちょっとあやしい気もしたが、「みしまコロッケ」認定店であることと「おひとり様歓迎」という文言に誘われ、その大衆食堂に入ってみた。
ピーク時を過ぎていたからか、店内にはお客さんは誰もおらず、マスターが店内で座っていた。一見の私に、「この辺が定食類で…」などと、壁に貼られたメニューを丁寧に説明してくれた。ワンコインで食べられる定食も数種類あり、ちょうどメンチカツが食べたかったので「メンチカツ定食」をオーダーした。
お水などは、全てセルフ。冷蔵庫からコップとピッチャーを取り出し、好きなだけ注ぐ。しばらくして、メンチカツが油と出会う音が聞こえてきた。その音を聞きながら店内を見回すと、このお店は朝、昼、夕と営業時間帯が分かれていて「ちょっと一杯!」的に利用することも出来るらしいことがわかった。
メンチカツ定食であるが、なかなかの美味! そして、マスターの人柄が、さらに味を引き立てる。
帰宅して、このお店をWebで検索してみたところ、ファンが結構多いらしいことが判明! また、時間を作って食べに行こう。
さて、なぜ私が昼過ぎの沼津駅前にいたのか、その理由を…。
午前中、追再試験の採点をするため国際関係学部にいたのである。今年度は三島駅北口校舎で講義をしているため、今日は久々に本キャンパスへの出校…。5ヶ月ぶりに本キャンパスに足を踏み入れた私の目に飛び込んできたのは、取り壊された4号館校舎だった。
このキャンパスで講義を担当して15年、その間にいくつもの講義で4号館を使用してきた。昨年度、暫定的な教室変更で4号館を使用することになった際、教室のスピーカーシステムが不具合を起こし、点検してもらったところ、「今年度(=昨年度)いっぱいでこの校舎は使用を終了し、取り壊す予定なので…」と言われたことがある。
AVシステム的には難があったものの、それなりの愛着のあった校舎だった。瓦礫の山のような状態になった校舎を見ながら、過ぎ去った日々を回顧していた私…。
ここで、話は再び沼津に…。
今日は、往復とも京王高速バスの運行する「さんさんぬまづ・新宿号」を利用した。東名江田から沼津駅北口へ向かっている途中、突然「キュ〜〜〜〜〜ン」という音とともに車内が蒸し暑くなった。足柄SAでの休憩中、運転手さんがメカニック担当の人と電話で話をしていた。どうやら、エアコンが壊れたらしい。アレコレ指示されたことを試しても、ウンともスンとも言わないエアコン…。
結局、送風モードで何とか暑気をしのいだが、湿度は…。
そして復路、やって来た京王高速バスの運転手さんは…、往きと同一人物だった。私が乗車するや「往きは済みませんでした。バスを(本社から沼津に)運んできたので、エアコンもちゃんと効いてます!」と説明される。下り線の終点は富士急沼津営業所…ということで京王バスのメンテナンスは出来ないかったのだろう。それで、東京から回送のバスを運転して “エアコンの効くバス” を運び、その運転手さんが “エアコンの効かないバス” を回送運転して本社に戻ったのだという。
こんな経験は滅多に出来ないので、これはこれで…。
明日から、講義再開! 力まずに頑張らなくては…。
9月6日(木)
いよいよ、今年度後半の講義がスタート! その第1弾は、日大看護「社会学」である。この科目、本年度は金曜日4時限目が定位置なのだが、今月中は不定期開講となり、初回は今日(木曜日)の4時限目の実施となった。
2月6日に昨年度最後の出講を終えて以来、213日ぶりの日大看護入りである。例年、初講はガイダンス的な話を重点的に語っているが、「さて、今年は何を語ろうか?」と考えて教室に入るも、すぐ教室の雰囲気に合わせた話に切り替える。とりあえず、この講義の根底にある考え方、学生への諸注意などを踏まえて90分…。
ちなみに、午前中は松戸歯学部に詰めていた私…。今日は10時から「社会学」の前学期末試験が行われ、その採点をしに出校したのである。これで、私の松戸歯学部「社会学」の全ての作業が終了した。嬉しいような、切ないような…。
今日はすなわち、「始まり」と「終わり」の作業を両方こなした…ということになる。午前中に「終わり」の作業、そして午後に「始まり」の作業…。私の性格上、順序が逆でなくて良かったと思う。
年度末まで、息切れしないように頑張らないと…。
9月10日(月)
ここ数日&本日の出来事を…。
今年で、我が地元のテレビ神奈川(tvk)は開局40周年!
8日(土)7時から9日(日)23時まで、開局40周年記念特別番組として「あすの地球と子どもたち〜PRAY FOR HAPPINESS〜」が放送された。この放送、日本の全地上波テレビ放送史上最大規模の生放送(最長時間の特別番組)だという。そして、その3分の2以上をシッカリ観ていた私…。
この土日、我が家のテレビはtvkに占拠されていたワケである。
40周年記念1つとして、「40周年フォトモザイク企画 7000人の笑顔で作る “カナガワニ”」が企画され、息子の写真を投稿してみた。出来上がったフォトモザイクの中に、息子の笑顔も無事に納められた。「これからも、ハマッ子として郷土を大切にして欲しい」という親の願い(エゴ?)と、「子供の頃に苦労して視聴したtvkの歴史の中に、せめて私のDNAを残したい」などという妙な想い(エゴ?)が混在しいるワケで…。
その息子は…といえば、昨日は私と一緒に横浜市交通局緑営業所(緑車庫)に行き、そこに停車中のバスに大喜び! しかし、事務所に入ろうとした時に段差に足を取られてスッテンコロリン!? そばで休憩中だった運転手さんたちが息子の転倒に驚き、「こ…、子供は転ぶんだよなぁ…」などと防衛規制しているのが面白かった。
今日は、病院で日本脳炎の予防接種を受けてきた。ついでに、私も偏頭痛の件で受診。息子の名前が小児科から呼ばれた頃、私も内科から名前を呼ばれたので、予防接種の付き添いは妻に任せ、私は一人で内科の診察室へ…。
私のほうはもうしばらく鎮痛剤で何とかするしかないらしく、それでいて今日は血圧が正常ということで、精密検査を要するような状態ではないということだった。
息子は、注射されても泣くこともなく、アンパンマンの絆創膏(おそらく、看護師さんの手書き!?)を貼られてご機嫌モードだった。そういえば、以前から予防接種で泣いたことのない息子…。そんな息子が、なぜ先日の3歳児健診で大号泣していたのか…? 我が息子ながら、理解に苦しむところである。
ついで(?)なので、UHFにまつわる想い出をもう少しだけ…。
かつての家庭用テレビは今のようにリモコンもなく、チャンネルは1から12までの数字に「U」や「・」(単なる点)と書かれた “回転式つまみ” だった。UHF放送が盛んになると、テレビにUHFチャンネル設定用のチューナーが搭載されたテレビも発売されるようになったが、それ以前はUHF用コンバータを設置しての視聴だった。よって、テレビの設定や性能によってはUHFが見られなかったのである。
大都市圏ではVHFだけでもテレビライフは事足りていたので、特にUHFの設定をしない家庭も多かったように記憶している。地方都市ではVHFとUHFが混在したチャンネル振り分けになっている所も多かったので、それらの電波の違いをほとんど知らずに(意識せずに)テレビを視聴している人が多い…という話を、どこかで聞いたことがある。
我が家は、「独立UHF放送局」としてtvkが開局した頃にUHF用コンバータを電気屋さんに設置してもらい、それでtvkも視聴することが出来た。そのため、「ヤングインパルス」「ファイティング80’s」「SONY MUSIC TV」「ミュージックトマト」「ファンキートマト」といった70年代〜80年代の伝説的音楽番組も、私の記憶にシッカリ残っている。しかし、あの当時の私が今ほどの郷土愛(?)は持ち合わせていなかったため、ものすごく “もったいない” ことをしていたらしいことも判明!?
今は地デジの時代ゆえにチャンネル設定でVだのUだのを意識することはなくなり、「全国独立UHF放送協議会」も「全国独立放送協議会」と改名するご時世。家庭のテレビでtvkだのテレ玉だの千葉テレビだの東京MXテレビだのが映っても、おそらく今の子供たちには何の感動もないんだろうなぁ…。
それを “ジェネレーションギャップ” として片付けたくないのが、偽らざる私の気持ちである。
9月11日(火)
まだまだ残暑が厳しい中、日大看護へ…。
今日の「社会学」は2時限目開講なのだが、朝起きてから何やらイヤな予感がして、予定より20分ほど早いバスに乗ることにした。横浜から横須賀線に乗り込んでしばらくして、その予感が的中していたことを知る。京浜東北線の蒲田〜大森間で人身事故が発生し、京浜東北線はもとより東海道線まで運転を見合わせてしまったというのである。そうなると、それらの線の利用客は横須賀線に流れてくるため、ものすごい混雑とダイヤの乱れが発生する…。
とりあえず、事故を回避することに成功し、ホッとする。
おまけに、昨夜は私が息子の寝かしつけをしてみたのだが、不覚にも私まで一緒に眠りに落ちてしまい、期せずして十分すぎるほどの睡眠時間を確保してしまった。そのため、体力も十分回復!
2つの好要素を講義に活かせれば良かったのだが、ついつい調子に乗りすぎて…。
講義は、「状況(情況)判断」がテーマ。特に「知識と技術」「疑似環境」などを中心にして、具体的な話をできるだけ盛り込んで解説を進めてみた。本当はあと1〜2つほど解説しようと思っていた内容があったのだが、教室の雰囲気と学生たちの反応を見ながら、解説内容を抑えることにした。
解説内容を抑えた理由は、それだけにあらず。講義開始時、先週配布した講義進度予定表を見ながら今後の展開を語ったのだが、とある重要なテーマについて語る時期に、数週間のブランクが空くことが判明してしまったのである! そのため、どこかで解説の順序を変更しなくてはならない状態に…。ただ単に順序を入れ替えれば良いのだったら楽なのだが、そうもいかない…。そこで、ある回の解説内容と今日の解説内容をリンクさせるため、今日の講義内容を少し抑え、次週に回すことにしたのである。
講義が始まってからその事実に気づき、講義展開を変更したため、本論にはなかなか進めず…。
今日の往き帰り、千川駅と学校の間は歩くことにした。先週は池袋駅から(まで)バスに乗ったが、昨年度はたいてい千川から学校まで歩いたものだった。良い時間潰しにもなるし、歩くことで健康維持の助けにもなる…と思っているのだが、この猛暑の中を歩くことが果たして健康のためになるのかどうか…?
9月13日(木)
昨日は激しい頭痛に一日中苦しめられ、寝室を出ることができずじまい。鎮痛剤を2度服用したのだが、全く効かず。昨日は仕事が1つも入っていなかったので、これを不幸中の幸いと言うべきか…。
頭痛がひどくて深い眠りに就くことが出来ず、睡眠時間は十分すぎるほどとったものの、朝方まで何度も何度も目が覚めてしまう有様だった。今日は講義があるため、やむを得ず鎮痛剤を服用する。今日は効きが良く、講義をするのに支障ないほどに痛みが鎮まったが、副作用で声が出にくくなってしまった。
今日は法学部3時限目「社会学」の後学期第1回目、休講は絶対に避けたいところ。ノド以外は異常がないため、シッカリ朝食を取り、法学部で講義用資料の確認を行い、お弁当を食し、体力を増幅させることに努めた、が、やはり、声が出ない…。かすれたような声しか出ないのである。
ところが、いろいろと話しかけられていくうちに、いくらか声が出やすくなってきた。そして、講義開始時にはスッカリ声の調子が戻っていた。
さて、講義のほうは…。例年、後期の主テーマは「問題行動の根源」である。内容的には明るくない(前期よりもシリアスな雰囲気で語ることが多くなる)ので、教室全体の雰囲気を考えなくてはならない。今日はノドの調子が万全とは言えない状態での講義だったので、夏休み前とは全く違う雰囲気になってしまったような…。
今日は「問題」の意味を理解するため、「常識」の概念を持ち出しながら「communis」という状況の理解を中心に深めてもらうのが中心。そして、問題行動と前問題行動、非社会的問題行動と反社会的問題行動について、具体的に解説して講義時間終了。
教員室に戻ると、そこには国文学者・重さんが…!? ゴールデンウィーク中に会って以来だったので(という理由ではないのだが)、アレコレと話がはずむ。
帰りに、神保町の旅行代理店で明日と来週水曜日に使用する新幹線の特急券類を購入する。発券後、急いで半蔵門線・田園都市線、横浜線を乗り継いで鴨居に戻る。駅前のダイエーに行くと、妻と息子がお会計の最中…。ここで家族全員合流! 一緒にバスに乗って帰途に就いた。
バスを待つ間も、バス車内でも、息子は大興奮! バスを降りても、しばらくバス停を離れようとせず、バスが見えなくなるまで「バイバ〜イ!」と手を振り続ける息子…。
私の “バス好き遺伝子” をシッカリ受け継いだのだろうか? とにかく、息子のバスLOVE度は上がりっぱなしである。
9月14日(金)
いよいよ(?)、今年度も沼津市立看護専門学校の出講再開!
今年は「文化人類学」を(基本的に)火曜日2時限目に担当することになっているのだが、今週と来週は他の科目との関係で不定期開講である。沼津での講義は久々だが、先月21日に沼津市立看護専門学校主催の講演会を聴きに来たため、体はすぐ沼津モードに…!?
1時限目の始業チャイムとともに教室へ。一昨年度から「文化人類学」は2年次配当科目となったので、長期の臨地実習前の学生を相手に講義することになる。よって、1年生に講義していた時以上に “講義の目指すところ” や “注意の与え方” を初回から強調するようにしている。
今日は、知識習得や日常生活の様々な場面、実習中、看護師になってからのいずれにおいても重要な “レディネス” について講義の最初に語り、この講義の目的・ガイダンスをし、残りの30分で本論…というような構成。本論は、「文化」をとらえる際に必要とされる手続として「知識−技術」「絶対−相対」などを簡単に語り、再来週のテーマにリンクさせることにした。
今日から通信教育部の昼間スクーリング「社会学」も再開されるため、急いで片浜駅へ。東海道線で三島に出て、新幹線に乗り換える。こだま号とはいえ、あっと言う間に東京に到着!
通信教育部「社会学」は4時限目開講であるが、講師室には昼休み中に到着してしまった。よって、ゆっくり講義用資料の作成をすることが出来、お弁当ものんびり食すことが出来た。時間に追われるよりは、肉体的にも精神的にもこちらのほうが楽である。
「社会学」の講義は、前期と後期でテーマが変わるワケではなく、1年通して「日本人」「絆」について語ることにしているため、最初に前期の最後に語ったことを振り返り、前回と今回からの講義の橋渡し的な話として『アンパンマンのマーチ』『アンパンマンたいそう』『勇気100%』といったアニメソングの歌詞に見られる「和合」「共感性」について説明する。
講義は、今日から「日本(人)的 “共感性”」がテーマ。その初回として “sympathy” の本来的な意味と「共悲」の特徴について説明し、『フランダースの犬』がなぜ日本でだけ共感されるのかという現象を具体例として語る。
これで、今週の講義は全て終了! 全て…と言っても、まだまだ後期担当予定の講座が全て開講されたワケではないのだが、とりあえず心身ともに “仕事モード” に移行しているようである。
それにしても…、暑い! 「暦の上では秋」と言われても、残暑の厳しさはまだまだ続くらしい。講義内容の精査も大事さが、熱中症対策もシッカリしておかないと…。
9月18日(火)
あっと言う間に3連休が終わり、今日から再びいつもの生活に…。
連休明け初日(?)は、日大看護に出講! 2時限目「社会学」のみだったので、7時半前に家を出て、なるべく混んでいない電車を乗り継いで、千川駅から徒歩で学校へ。相変わらず暑いが、何となく雲の様子がおかしく、一雨来てもおかしくないような有様…。
講義のほうは、「状況(情況)的影響」を中心に、前回までの内容をもう少し膨らませてみた。今日の内容は当初は予定外だったのだが、学生の反応や教室の雰囲気などを考慮して,先週の講義内容を2つに分割してみたのである。よって、本来ならば90分で説明を終えるつもりだったものを、180分に拡大した…ということになる。
なのに…、それだけ時間に余裕を持たせたハズなのに、予定していた内容の8割程度で終業チャイム。
帰りも千川駅まで歩き、副都心線と丸ノ内線を乗り継いで東京駅へ。八重洲方面をちょっと歩いた後、東海道線で横浜に戻った。車中、妻からのメールで自宅付近が土砂降りに遭っていることを知る。が、都内は相変わらずの雨雲ではあっても太陽が顔をのぞき、雨の降る気配もない…。
電車を横浜で降りると、ところどころに雨の形跡が…。西口のバスターミナルは水たまりが出来ていた。横浜市内の一部で “とんでもない量” の雨が一気に降ったらしいことはわかった。停車中の路線バスもビショビショ!?
夜になって、静岡県内各所で大雨洪水警報が発令された。神奈川県内は時々激しい雨が降ることはあっても、警報が出るほどではなく…。しかし、明日は沼津での講義のため、静岡県内の警報は私にも脅威である。
明日の天気が気になって気になって、作業が手につかない…。
9月19日(水)
日付の変わるちょっと前、神奈川県内にも大雨洪水警報が発令された。寝ていても、激しい雨音で目が何度も覚めた。
朝になっても、雨が容赦なく降っていた。警報は、相変わらず発令中…という状態の中、傘をさしてバス停に向かった。が、傘が全く役に立たない…。全身とまではいかないものの、ズボンやワイシャツ、バッグがしっとりするほどの有様だった。
バスで鴨居駅へ向かい、横浜線で新横浜へ。9時前ということもあり、車内はいくらか空いていた。新横浜から新幹線(ひかり号!)で三島へ。そして、三島始発の東海道線で片浜に到着したのが10:11のこと。雨の勢いは弱まってきてはいたが、こちらも警報が解除されないままの状態だった。
沼津市立看護専門学校に到着後、急いで今日の講義内容を確認する。前回、初めて今年度の2年生と “対面” し、教室や学生の雰囲気を確認したので、今年度用の講義展開を改めて練り直すことにしたのである。今年は例年1コマで解説を終了してきた「文化」の概念について2コマ使って解説することにした。今日は「culture」の定義・含意などを中心に語ったのだが、どうも前回の復習に時間を取り過ぎたらしく、最後は駆け足に…。
今日の担当講義は、これで終了! 「雨が上がって、良かったですね!」と、事務の方に話しかけられる。このまま雨が止んで、警報が解除されれば…と願いつつ、学校をあとにする。
片浜から沼津まで1区間だけ東海道線に乗り、駅北口で昼食をとる。そして、南口に移動し、ドラッグストアでお買い物…。店を出ると、目の前には雨のカーテン…。傘をさしても、ズボンやワイシャツ、バッグに容赦なく雨が襲いかかってきた。
今日の帰りは京王高速バスの運行する「さんさんぬまづ・新宿号」を利用するため北口に移動したのだが、雨宿りの出来そうな所が見当たらない…。やむを得ず(?)マクドナルドに入り、バスの時間まで過ごすことにした。幸い、店を出た時には雨がほとんど止んでいて、警報も解除されていた。
高速バスは、比較的順調に走行していた。雨の影響を受けずに済んだのが、最大の要因か…? バスを東名江田で降りると、夕日が差し込み、目の前にはきれいな夕焼け…。ちょっとだけ気分が昂揚してきた。
やはり、人間は太陽にパワーをもらっているのだということを実感した。
このパワーを、明日の講義に活かしたいのだが…。
9月20日(木)
後学期の全ての講座が始まっているワケではないため、まだまだイレギュラーな出講状態…。よって(?)今日の担当講義は、法学部の3時限目「社会学」のみ。
なのに、家を9時半には出発し、11時には水道橋到着。そして、法学部校舎を突き抜けて、神保町へ。旅行代理店に行き、来週使用する各種乗車券の発券を依頼する。
法学部入りしたのは、11時半過ぎ…。時間的に旅行代理店が空いていたのと、私の歩行ピッチが全盛期並み(?)に戻っているのとが相まって、水道橋駅→神保町(旅行代理店)→法学部の移動が30分足らずで完了したことになる。
今日の講義は、先週から始まった「問題行動の根源」の特別編である。例年、「日本アニメーションが韓国でどのように編集されるのか?」ということをもとにして、前回の講義で解説した 「communis」の日韓比較(温度差)について解説することにしている。『ドラゴンボール』や『アンパンマン』『クレヨンしんちゃん』を中心に映像を学生に見てもらったが、今年もこれらのアニメーションが学生たちに受け容れられている様子を見て、アニメーションの持つパワーを再認識した。
帰宅してメールチェックをすると、TULIPのメルマガ(チューリップ40周年チュメール)最新版が配信されていた。
この情報を知り、久々にコンポのモードをAMラジオに合わせた。そして、18時から3時間、我が家のラジオからはTULIPのメンバーの肉声や歌声が響き渡っていた。私の学生時代、ヒット曲の情報はAMラジオで得ていたものだった。何だか “あの頃” に戻ったような3時間だった。
たまには、部屋でAMラジオが流れているのもいいものである。
しかし、番組終了後は “現実” に戻されることに…。早く、明日の講義の準備をしなくては…。
9月21日(金)
今日もイレギュラー状態の出講…。担当講義が通信教育部の4時限目「社会学」のみのため、午前中は自宅で講義の準備をし、昼過ぎに家を出たのだが…。
本当は13時前のバスに乗る予定だったのだが、昼過ぎに雨が降るという予報が出ていたので、「傘をささないでも済むように…」と思ってちょっと早めのバスに乗った。途中まで来て「このままだと、水道橋に着くのが早すぎるような…」などと思い、電車を1本見送ってしまった。それが裏目に出て、水道橋駅に到着したのと同時に大きな雷が鳴り、ゲリラ豪雨的な状態に…!?
傘をささないでも済むように早めに家を出たのに、何で電車を1本見送ったのか…?
結局、傘をさしても体がずぶ濡れになるような状態の中、通信教育部へ向かうことになってしまった。
さて、講義のほうは、前回の「共悲」と正反対の現代的傾向について、特にインターネットなどのサイバースペースにまつわる問題を中心にした解説。
夜、再び激しい雨…。このところ、雨が降らない日が続いたかと思うと、激しい雨が降り、また雨の降らない日が続く…という繰り返し。集中的にではなく平均的に(穏やかに)雨が降れば良いものを…。
9月23日(日)
「秋分の日」の昨日も、今日も、我が家周辺は大雨と洪水の警報が発令されていて、とても外出向きとは言えない天候だった。が、むしろ我が家の状況としては、天気が悪いほうがちょうど良かったような…。
実は、息子が体調を崩してしまい、お出掛けどころではなかったのである。大食漢の息子の食欲が先週日曜日の夕方からグ〜〜〜ンと減退し、月曜日も火曜日もあまり食事を取らず。水曜日には微熱があり、私が沼津に出講している間に妻が息子を近所の医院に連れて行くことに…。猛暑で体が参っているところに風邪菌が入り込んだのだろう…という診察結果だったらしい。
1週間ほど、息子の体調の様子見を強いられることとなった。
ところが、医師の診察を受けたことが息子にとって “プラシボ効果” になったのか、医院からの帰宅後は食欲も復活したようである。食欲が復活したからと言って何でも食べられるワケではないので、おかゆや雑炊、うどんの類ばかり食べているうちに「パンが食べたい!」と言い出したり、我ら夫婦が食べているものを恨めしげに眺めたり、テレビで料理が大写しになるたびに大興奮!?
そして、おもちゃの食べ物をテーブルに並べ、「ムシャムシャ…、おいしいねぇ…」などと言いながら空想の食事をしている息子…。“いじらしい” というか、“哀れ” というか…。
“味付け” が絶妙なのか、食後の薬も嫌がらずに(むしろ、喜んで)飲んでいるため、明日あたりから徐々に通常の食事に戻せるのかも…。
9月24日(月)
いよいよ、国際関係学部の後期出講開始!
月曜日・水曜日の出講はいつもの通りだが、今年度の後期は3時限目に「日本社会」、4時限目に「日本の社会」という “ちょっと変則的なラインナップ” である。「日本の社会」は昨年度まで前期開講科目だったのだが、今年度は後期開講となり、学生たちにも「講義科目が類似しているので、“の” が入るか入らないか間違えないように!」という指示を与えた次第。
3時限目は13時からであるが、前期同様に11時頃に大学入りし、今日の講義用資料の印刷にとりかかる。が、これが予想以上に時間のかかる作業となってしまい、1時間近くコピー機を占領するような状態に…!? 授業時間中ということもあって他にコピー機を使用する教員がいなかったため、特に問題にもならず。
講義のほうは、「日本社会」「日本の社会」とも “ガイダンス” を実施。今日の90分で、私の講義の初心者へもリピーターへも “流儀” をシッカリ伝授し、講義の目的と「『日本社会』と『日本の社会』は何が(どこが)違うのか?」という点についても語った。
端的に言えば…、「日本社会」は総合教育科目(一般教養)群に含まれ、広く浅く日本人の人間関係観(コミュニケーション)について眺めるような講義を旨としている。これに対して「日本の社会」は専門科目であるため、日本人をより深く追究して “日本的人間”(Homo Japanesque)の考察を主として解説することになる。
3〜4時限目に連続してこれらの科目を講義することになるということで、いつもよりちょっと “頭の切り替え” や “レディネス” を意識しなくてはならないのかも…。
そんな状況(情況)に、私がどこまで対応できるのか…? 明後日から早速 “本論” に入るが、ちょっと楽しみでもある。
9月25日(火)
このところ気温が急に下がり、体がちょっと対応し切れていないような感じがする。さらに、昨夜も神奈川県に大雨・洪水警報が発令され、横須賀市内を走行中の京浜急行が土砂に乗り上げる事故まで起きてしまった。
おまけに、台風まで接近していて…。暑かったり寒かったり、雨が降らない日が続いたかと思えば大雨・洪水警報…。
今日から、沼津市立看護専門学校の「文化人類学」は火曜日2時限目で固定…ということで、8時半頃に家を出て、横浜線と新幹線、東海道線を乗り継いで片浜に向かった。雨が降りそう降らない不安定な陽気に加え、20度に満たない気温…。どんな恰好で出かければ良いかしばし迷ったが、仕事をする場所(=沼津)の気温に合わせることにした。沼津は午前中でも22〜23度の予想だったので、半袖のワイシャツを選択する。
講義は、「生理的早産」と「状況(情況)的影響」とを兼ね合わせ、人間が「環境」に如何に影響される存在であるかを解説する。ただ、割愛するハズだった話まで本論に入れ込んでしまったため、時間の調整に苦心するハメに…!?
講義後、いつものお店へ行き、昼食。そして、店員さんと歓談…。
今日の帰りは「さんさんぬまづ・新宿号」を利用することにしていたので、バスの出発時刻近くまで国道1号線添いのマクドナルドで時間を潰すことにした。私の席の斜め前に、“赤ちゃんを連れたお母さん&その友人” が座っていた。が、この赤ちゃんは虫の居所が悪いのか、だっこを嫌がり、ギャーギャー泣き叫んでいた。が、私と目が合った瞬間に泣き止み、ニコニコし始めた。そこで私も「ニコ〜ッ!」と笑ってみせると、赤ちゃんがゲラゲラ笑う…。もう一度「ニコ〜ッ!」と笑ってみせると、再び赤ちゃんがゲラゲラと…。
「もっと笑わせてあげよう!」と思った私は、視線を一旦横にそらし、それから一気に顔を赤ちゃんに向けて「ニコォ〜〜〜〜〜〜〜ッ!」と笑顔を放った。しかし…、
赤ちゃん、ソッポ向いちゃってるじゃないかぁ〜っ!?
おまけに、私の笑顔は “お母さん&その友人” が真っ正面からキャッチ!? お互いに、気恥ずかしい想いをしてしまった。
帰宅して、その話を妻にしたところ、何を思ったか息子が
と、クリスタルキングのヒット曲『愛をとりもどせ!!』を熱唱し始めた。う〜ん、タイミングが良すぎるような…。
何だか色々と切ない気分になってしまい、MeはShockな気分の私…。
9月26日(水)
今日も、国際関係学部へ出講。天気も良く、バスも新幹線も全てが順調で、今日の仕事も順調に進められるような心持ちで三島入りした。
一昨日も述べたように、3時限目「日本社会」に4時限目「日本の社会」と、講座名が似ているため、作成する資料が混ざってしまったり、誤って配布しかけたり…ということもあるが、講義内容そのものは異なるため、その点でのメリハリはついているつもりである。
「日本社会」は、「日本(人)について学ぶ必要性」について。特に「絆」の語源、日本的な「絆」観を主として語る。
「日本の社会」は、今日からしばらく「文化とパーソナリティ」について語ることになる。この講義の前半戦は「文化とパーソナリティ論」を下敷きにして解説を進めるため、まずは「文化」「パーソナリティ」について知識を得ておいてもらう必要がある。今日はまず「パーソナリティ」を取り上げ、「パーソナリティ」という言葉の成り立ち、社会学的な解釈、私の成長過程とパーソナリティの修得…などなどを解説した。
帰りの新幹線車内で、しばし意識不明に…。三島を出発した後、新横浜の手前あたりまでほとんど記憶がない。久しぶりに “カク〜〜ン” と落ちてゆくような感覚に陥った。張っていた気を緩めた反動なのか? はたまた、単なる疲労か?
明日も、“今年度の初講” が控えている。キチンと準備をして、シッカリ睡眠をとって…。
9月27日(木)
文京学院大学へ、今年度初の出講である。「フィールドワーク論」が、やっと(?)初講を迎えたのである。
6時過ぎに家を出て、バスと地下鉄で横浜へ。そして、湘南新宿ラインで池袋に向かう…という、後期木曜日にお決まりの通勤方法も、何だか懐かしく思える朝…。だが、池袋でJRから東武東上線に乗り換える際に、懐かしさから現実に引き戻される。やはり、朝の池袋は殺人的なラッシュである。
東武東上線の急行への乗り換えも無事に済んだので、ちょっと仮眠…。だが、20分ちょっとふじみ野に到着する。そして、スクールバスを20分ほど待つ。
毎年、後期になるといつもこんな通勤をしているハズなのに、なぜか懐かしさと新鮮さは蘇ってきた。
大学に到着後、講師室へ一直線! 講義用資料を印刷しようとしたのだが、ある “異変” に気づいた。リソグラフにはカードの挿入が必要となり、コピー機はIDの入力が要求される…。カードは持っていないし、IDも知らない…。IDは教職員番号で良いらしいのだが、私の知っている番号では桁数が合わない…。他の教員と「どうしましょう?」などと話していたが、ラチがあかないので内線電話で職員の方にヘルプを出した。
今年度から、リソグラフとコピー機をカードやIDでセキュリティ管理することになり、教職員IDも変更になったらしい。それで、リソグラフカードと新しいIDカードを受け取り、急いで印刷に取りかかった。
が、何枚用意すれば良いのか…? 「フィールドワーク論」は履修学生数に波のある科目で、たくさんの学生が履修した翌年にはグッと学生数が減り、その翌年はまた人数が増える…という繰り返し。しかし、昨年度は20名ほどの履修登録…。これを「多い」と評価するか「少ない」とするかで、今日の印刷枚数が変わるのである。「30枚?」「いやいや、希望的観測で50枚!?」などと自問自答し、結局その間をとって資料を40枚印刷した。
9:10に始業チャイムが鳴り、教室へ移動する。講義教室に近づくにつれ、ザワザワ度が増してきた。「もしかして、40人以上(教室に)集まっているのでは…?」という期待と不安と共に扉を開けると…。「これは、絶対に資料が足りなくなる!?」という人数が集まっていた。
仕方がないので、講義用資料は2人で1枚の割で配布した。
遅刻してくるであろう学生を待ち、そこそこの人数になったところで講義ガイダンスを始める。講義の目的や展開方法、目標などについて学生に理解してもらうのが今日の講義の目的だったが、方針変更で最初に “レディネス” の話を付け加えた。
初講とはいえ、厳しく接しなくてはならない時は厳しく、穏やかに接する時は穏やかに…というように、私がこの先おそらく学生たちと接する時に見せるであろう色々な表情を見せ、学生たちに覚悟(レディネス?)を決めてもらうことにした次第。
その後もアレコレと具体的な話をし、この講義で得られた知識が日常生活と密接に関わることを説明し、次回からも教室に集まる覚悟を決めた学生だけ受講票を提出してもらうことにした。教室にいた学生のうち、何名かは受講票の提出をしていないのが確認されたが、とりあえず今日だけで40名近くが提出を終えた。
講義後に辞令を受け取り、スクールバス乗り場へ。これまた例年の(?)法学部への移動が始まる。ふじみ野から有楽町線直通の新木場行きで飯田橋に出て、中央線緩行に乗り換えて水道橋へ向かうつもりだったが、体が言うことを聞いてくれず(偏頭痛の前兆があったので鎮痛剤を飲んだのだが、その副作用が出てしまったのである)、そのまま永田町まで乗り続け、半蔵門線に乗り換えて神保町に出た。交通費はいくらか安く抑えられたが、時間は予想外にかかってしまった。
法学部入りしたのは、3時限目の始まる30分前…。急いで資料のコピーを取り、お弁当を食し、パソコンのセッティングのために早めに教室へ…。
3時限目「社会学」は、しばらく「問題行動の根源」がテーマである。先週は「communis」の日韓比較(温度差)について解説するためDVDやCDのみで講義を進めたため、念のため前々回の復習をしながら今日のテーマ「行為と行動」の解説に入る。「行為」「行動」の違いを明らかにすることで「問題行動」の性質を理解しようというのが今回の目的であることを学生に告げ、両者の概念を説明した。
講義の最後にCDを再生して、J−POPをもとに「行為と行動」の違いについて理解を深めるつもりだたのだが…。時間がなくなって次週に持ち越し。たしか、昨年はCDの音声が出なかったためにCD再生を諦めたような…。何の因果だ!?
校舎の外に出ると、強い風が吹いていた。雨雲もチラホラ…。台風の影響か?
こんな日は、急いで帰るに限る…。
9月28日(金)
今日から、日大看護「社会学」は金曜日2時限目に固定!
昨夜、気合いを入れて(?)念入りに電車の時刻を調べておいたのだが、横浜駅で異変が…!? 湘南新宿ラインの遅延のため、私が乗ろうと思っていた横須賀線まで遅延。運転見合わせという事態にまでは陥らなかったものの、電車は7分遅れで横浜を出発…。そのため、全ての予定が狂ってしまい、とは言え時間的な余裕は “かなり” あったので、遅刻することなく日大看護に到着した。
千川駅を出たところで「ポツッ!」と顔に何か当たってきた。空を見ると、雨雲が青空を覆い始めていて、今にもまとまった雨が降りそうな気配…。早足で学校に向かったのは言うまでもない。
日大看護での「社会学」は、今日で4回目。前回までに解説した内容を念入りに振り返り、「社会(学)とは何か?」をテーマに話を進める。「社会」の定義、そこに見られる相対的な人間関係(仲間意識)などについて語り、この講義の基礎的部分を理解してもらう。
講義を終え、通信教育部への移動のため再び千川駅に向かおうとするも、雨が勢いを増してきて…。校舎内で傘をバッグから取り出していなかったことを後悔しつつ、雨に濡れながら傘をさす。たしか、先週の金曜日も激しい雨が降っていたと記憶しているが…。
晴れていたら、千川から副都心線か有楽町線で池袋に出て、丸ノ内線で後楽園へ…というルートを取るつもりだったのだが、予定を変更して有楽町線で永田町に出て、半蔵門線で神保町…というルートを選択した。そして…、神保町に到着した時、雨の勢いは先週ほどではないものの “傘なしでは歩けない” ほどだった。後楽園から歩いていたら、おそらく体はびしょ濡れ状態になっていたのでは…。
通信教育部の4時限目「社会学」は、日本のヒット曲をもとに「日本(人)的 “共感性”」を考えることにした。60年代から80年代を中心に(一部、90年代と2000年代)、特に “共悲” を主題としている曲をいくつか鑑賞し、歌詞の含意を解説する。
今週の全ての講義を終え、水道橋駅に向かう途中、ダイヤ情報メールで東海道線の遅延を知る。天気もあやしく、ちょっと強い風が吹いていたので、新幹線で帰るルートを選択した。なのに、東京駅で異変が…!? 東京駅で新幹線の線路に誰かが立ち入ったらしく、緊急停止装置が発動し、東海道新幹線が出発できなくなってしまったのである。「出発時刻を過ぎておりますが、安全確認がとれるまで、このまましばらく運転を見合わせます」という車内アナウンスが何度も何度も入る…。
結局、私の乗った新幹線は、30分ほど遅れて出発した。在来線に乗ったのと時間的に大して変わらないのに、特急料金分の負担が…。
横須賀線の遅延に始まり、新幹線の遅延に終わった一日…。
9月30日(日)
今日をもって、みなとみらいのジャックモールが営業を終了した。もともと期間の限られた土地賃貸形式での運営で、本来なら3年前に営業終了予定だったらしい。
ジャックモールの最後を見届けよう(?)と思い、みなとみらいに出かけたのだが…。台風17号が関東地方に接近するということもあってか、思ったほどの混雑(にぎわい)もなく、何とも寂しい幕切れのような気がした。
今月初め、ジャックモールを訪れた際は「どの店舗もまだまだ強気の価格設定!」という状態だったので何も買わずに帰ったが、今日は狙っていた物がほとんど売り切れていたため、「あれば便利かなぁ…」と以前から思っていたようなもので “割引率が比較的高い商品” を数点購入するにとどまった。タイミングを見極められず、待ちすぎた感が…。
台風17号の影響を考慮し、午後から首都圏の鉄道各社は運転本数を7割程度にまで減らす措置を取っていたが、16時過ぎ以降は “運転見合わせ” が相次いだ。台風の影響如何によっては、明日の講義の有無に影響を及ぼすことになる。
我が家は…、何度か電気が消えかかった。停電にはならなかったものの、電気が不安定な状態が少し続いた。強風で雨戸が大きな音を立てるという状況をあまり経験していない息子は、家が壊れるのではないかとでも思ったのだろうか、我ら夫婦に何度も「大丈夫?」と聞いては抱きついてきた。
台風の被害・影響を憂慮しながら、9月が終わる…。
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