2013年3月のぼやき



3月1日(金)

今日は、息子が4月からお世話になる幼稚園で「一日入園」が行われた。

昨年11月に入園考査を受けて以来、4ヶ月ぶりに “通園” した息子…。昨日までに「幼稚園に行くこと」「お友だちと一緒に幼稚園で遊ぶこと」などを教え込んでおいたので、連れて行かれた場所がどこなのか今度はシッカリ把握していたのだが…。

ホールには、2年保育の子と3年保育の子が、それぞれ指定されたクラスごとに並んでいた。今日は仮クラス編成で、完全男女別になっていた。9時半に “一日入園式” が始まり、園長先生のお話があり、その後それぞれの教室に親子で移動…。

教室で先生から今日の予定について簡単に説明を受けた後、子供たちはさらに別の場所に移動してお遊び。その間に親は、入園までに用意しておく(作っておく)もの、自宅でしつけておくことなどの説明を受けた。要するに、親には “入園説明会” を、子供たちには “プレ入園” というワケである。

子供たちが別の場所に移動する際、先生が「さぁ、汽車ぽっぽで行きましょう!」声をかける。子供たちは1列に並び、前の子の肩に手をのせ(「ジェンカ」のような状態を想像されたい)、そのまま汽車のように前進していった。果たして、息子の運命や如何に!?

1時間半ほどして、説明会は終了。タイミングを計って子供たちが教室に戻ってきたのだが…。笑顔で戻って来る子もいれば、大号泣でどうしようもない状態になっている子もいて…。我が息子は…といえば、教室に入ってすぐに泣き始め、他の子につられて涙が止まらなくなり…。

実は、両親のいない場所で(1時間半も)遊ぶということ自体、息子にとって初めての経験だったのである。ただ、お友だちとのお遊びは楽しかったらしく、「何をして遊んだの?」と聞くと

ブロックで遊んで、料理を食べさせた!

と、なぜか支配者的観点からのコメント…。

ただし、「お友だちの料理も食べた!」とのこと。仲良く遊んでいたらしい。おまけに、帰りに園から出るのを嫌がり、「もっと遊びたい!」と泣き叫んでいた息子…。とりあえず、幼稚園での触れ合いが気に入った模様である。

それにしても…、「光陰矢のごとし」である。息子が生まれたのがついこの間のように思えるのだが、気がつけば来月から幼稚園児に…。

午後、銀行の手続きなどがあって横浜駅方面へ出かけた。「窓を開けないでください!」とバスの運転手さんがアナウンスするほど、風が強かった。春一番が吹いたらしい。アチコチから砂埃が舞い、色々なものが道路に散乱…!?

「春一番が掃除したてのサッシの窓に…♪」という、35年前に大ヒットしたあの歌を思い出す…。


3月5日(火)

今月に入って “年度末の追い込み作業” が予想外に多く、なかなか「ぼやき」を更新できず。

そこで、ここ数日の話をダイジェスト版で!?

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親子揃って横浜から電車に乗った時のこと、息子が「この席はイヤ! アッチがいい!」とゴネて、なかなか座ろうとしなかった。何とかなだめて席に座らせると、正面の優先席に不機嫌な顔をした女が座り、携帯電話を取り出した。そして、どこかへ電話…。「今、携帯電話からかけてるので、かけ直してもらえます? 番号は、090の…」と話し出した。

しばらくして、女の携帯電話に着信があった。「10時51分発の電車…、そう、横浜を10時51分発の電車が、51分になってないのに出発したんで、乗れなかったの。ものすごく遺憾に思うんですけど」などと話していた。どうやら、鉄道会社のお客様センターあたりに電話をしたらしい。そして、電車に乗れなかった不満をぶつけていたのである。

改札から電車までダッシュして、車掌さんに「乗せて〜っ!」と叫んだのにもかかわらず、眼の前でドアを閉められてしまった…という。電車が出発した後に自分の時計を見たら、10:51だった…と、グダグダ文句を言っていた。

これは私の推測に過ぎないが、おそらく車掌さんの時計が正確で、女の時計が遅れていたのだと思う。たった一人の、それも発車時間を過ぎてから「乗せて〜っ!」と言ってきた女のために、数百人を足止めさせるべきなのだろうか?

女は電話で「普通、数秒くらい待ちますよね? 眼の前に私がいて、ドアを閉めた車掌の名前、教えてもらえます?」などと、なおもグダグダ…。自分が発車時間前から駅で待っていなかったことへの反省など皆無で、「駅員の○○(名字)ってヤツ、あれ、使えないねぇ…。何を言ってもラチがあかなかったよ」などと上から目線。

最後には、「じゃあ、車掌の名前を調べたら、この電話に連絡ちょうだい!」「私の名前? 言いたくありません! 私の携帯電話の番号を教えただけでも、個人情報でしょ?」などと、クレームをつけるだけつけて、自らを名乗らない卑怯ぶり。

通話が終わった後、ちょっとバツが悪くなったのか、いそいそと別の車両に女は移動していったが、妙な雰囲気を感じて息子の笑顔は消えていた。もしかして、息子はこの女の出現を予見していたのだろうか?

「自分さえよければ」的発想のクレーマーに義憤を覚えると共に、そのような利用客まで “お客さん” として丁重に扱わなくてはならない鉄道会社の苦労の一端を見たような気がした。

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家族そろって、私の実家に行ってきた。先月はなかなか実家へ行くタイミングがなく、何だか久しぶり感のある訪問になった。

息子はスッカリ我が実家に慣れ、最寄りバス停から実家までの道のりもちゃんと覚えている模様。そして、家に入るや我が物顔で家中をドタバタと走り回る。どこに何があるのか、どこに誰がいるのか…という情報もシッカリと頭にインプットされているらしく、会いたい者の部屋に迷うことなくまっしぐら!? 階段の上り下りも何のその!

さらに、我が家よりも好待遇(?)されるのが嬉しいのか、ご飯を食べながらアハハハハ、おやつをもらってアハハハハ…と、かなりのご機嫌モードに入っていた。

そんな息子の姿を見て、私の家族も嬉しそう。「これも、ささやかな親孝行かな?」などと思いつつ、私も親としてもっと成長しなくてはならないと自覚を促されるような、そんなひととき…。

幼稚園に入ったら、もっといろいろなことを覚えてくるのだろうし、そのたびに我ら夫婦や祖父母たちをビックリさせ続けるのだろう。その日が早く来てほしいような、もうちょっとゆっくりでもいいような、そんなアンビバレントな心境…。

往き帰りでバス4本、電車にも乗ってお出掛け…ということで、乗り物好き(特にバス好き)の息子のテンションは上がりまくっていたが、そこはまだまだ幼児の体力で、帰りのバスの中でスヤスヤと眠ってしまった。眠っている息子を抱きかかえてバスを降りようとしたのだが、何かを察したのだろうか車外に出たところで息子が目を覚ました。

そして、バスが眼の前を離れてゆくのを見て、号泣…。

大好きなバスに乗ったのに、睡魔に負けてバスを堪能せずに降りることになったのが悔しかったのだろう。状況判断がすぐに出来るようになったのは成長の証で、それはそれで喜ばしいことなのだが、事態の収拾にかかるエネルギーが激増している今日この頃…。

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この数日の出来事を “ダイジェスト” で更新したつもりが、いつものように長い文章に…!?


3月6日(水)

昨日、家族そろって横浜アンパンマンこどもミュージアム&モールに行ってきた。先月12日に引き続き(?)、息子が入園する前に作らなくてはならない諸々のグッズの素材を購入するのが目的である。

バスで横浜駅西口に出て、東口を経由してアンパンマンこどもミュージアムへ歩いて向かおうとしたところ、我ら家族の眼の前に「チキンラーメン」の “あの” ひよこチキラーズの姿が!? 「チキラーズ ひよこちゃんSHOP」として、昨日から24日まで期間限定でオープンしていたのを見つけてしまったのである。思わず、寄り道…。そして、そこでお弁当箱やら何やらを購入する。

その後、当初の予定通りにアンパンマンこどもミュージアムへ向かい、ハンカチや巾着、ワッペン、“はぎれ” などを選ぶ。が、我ら夫婦がそれらを厳選している間、息子はアチコチ見て回りたかったらしく、勝手に店を出て走り出した。

買い物を終えた我ら夫婦の手を息子がグイッと掴み、アンパンマン カーニバル王国に誘導…。係のお姉さんたちに「お父さんとお母さん、連れてきたのね?」と声をかけられていた息子…。このカーニバル王国で子供たちがゲームをしているのを、息子は黙って羨ましそうに眺めていたのだとか。それで、係のお姉さんが「お父さんかお母さんと一緒に来てね!」と息子に教えていた…ということらしい。
アンパンマンたちが颯爽と登場!アンパンマン、バタコさん、ロールパンナを食す!?
カーニバル王国を満喫(?)した後、ジャムおじさんのパン工場でおやつ。アンパンマンに登場するキャラクターの顔を模したパンを食すのは、少々気がひけるが…。しかし、味は抜群! 息子はアンパンマンを、妻はお気に入りキャラのロールパンナちゃん、私はバタコさんをセレクト。2階に上がってドリンクを注文して、しばし休息。

家を出るのがちょっと遅かったため、またしても横浜だんす!だんす!ミュージアムというイベントの時間に…。息子に「アンパンマンのダンス、観たい?」と尋ねたところ、「観るっ!」という返事…。プログラムの内容は先月観た時と全く同じで、息子もスッカリ慣れっこに…。

出演キャラとの握手を終え、子ども用品店に立ち寄り、ネームダグやら幼稚園で着用するシャツやらを購入。

息子が入園する前に作ったり揃えたりするものがたくさんあるので、これからいろんな意味で大変になりそう…。


3月7日(木)

1ヶ月ほど前、御殿場看護学校の3年生から「謝恩会のご案内」という手紙を受け取った。私が御殿場看護学校に出講することになったのは2008年度からであるが、謝恩会の通知をもらうのは今回が初めてである。

私の担当する「文化人類学」は、御殿場看護学校では1年次配当である。私の記憶が確かなら、今年の卒業生が1年生として私の講義を受けていた時に、「やっと、『1年生から3年生まで、全ての学生が私の授業を受けた』という状態になりました!」などと言ったような…。私自身にとっても、御殿場での仕事にかなり馴染んできた頃の学生たちが卒業する…という想いである。

せっかくなので、お誘いを受けることにした。が、昼過ぎに挙行された卒業式は所用(?)のため出席せず。

15時半前の高速バス「東京・河口湖号」に市が尾駅から乗車し、御殿場駅で下車する。時間帯こそ違うが、御殿場看護学校へ出講するかのような雰囲気での御殿場入り。しかし、バスを降りて向かう先は学校とは反対側…。謝恩会の後で帰宅しようと思えば出来るのだが、時間を気にしながら会に出席するのも失礼なので、今夜は市内のホテルに宿泊することにした。

17時前にホテルにチェックインし、部屋に入ると…。何と、ツインルームのシングルユース状態!? ゆったりと過ごせて良かったのだが、窓の外の景色が…。富士山が雲に隠れてしまい、その雄姿を愛でるような状態ではなかった。

しばらく部屋でくつろいだ後、謝恩会に出席するため御殿場駅前のホテル御殿場館21へ…。宿泊先から会場まで徒歩5分程度の場所なので、受付開始時間(18時半)になってから出発した。会場となる3階でエレベータを降りると、いつもとは雰囲気の全く違う卒業生たちの出迎え…。思わず、たじろいでしまった私…。

着席して周囲を見渡すと、教職員、実習先関係者など、大勢の姿が…。学生たちは学生たちでまとまって座るのではなく、各テーブルに分散して教職員などと同席するという趣向。

19時過ぎ、謝恩会が始まった。聞けば、御殿場看護学校で謝恩会が行われるのは今回が初めてだとか…。今まで謝恩会の通知が来なかったワケを知る。

それにしても、今日の学生たちは、彼らと知り合ってから一番輝いていた。一番いい表情をしていた。看護師国家試験の結果は今月下旬までわからないのだが、もうすでに看護師としての心構えが出来ているような、そんなオーラを感じた。

素敵な看護師になってもらいたい…と、心から思った。

謝恩会がお開きとなった後、夜風の吹く御殿場の街を歩き、再び宿泊先のホテルに戻った。よって、本日の「ぼやき」は御殿場にて更新…という次第である。


3月8日(金)

ホテルの窓から富士山を眺める今朝、目覚めてすぐに窓の外を眺めると、そこには富士山の姿が…。御殿場には数え切れないほど来ているが、日付をまたいだのは初めてのことである。

昨日夕方にチェックインしたのはホテルセレクトイン富士山御殿場で、全国に数あるセレクトホテルの1つである。そういえば、セレクトインそのものも今回が初利用だったか…。宿泊情報サイトを通じて “かなり” お得なプランを、それも貯めておいたポイントをいくらか使用して予約を入れ、「私よりも安い料金で泊まっているお客さんは、おそらくいないだろう!」などと思っていたのだが、実はセレクトインのサイトから直接予約したほうが格安になるプランもあったことが判明!? ちょっと残念…。

ホテルはかなり目立つ外観なので、御殿場駅から歩いていてすぐに場所がわかった。が、「あれっ、この場所にあったのは、別のホテルだったような…」と、かすかな記憶が蘇ってきた。私の記憶が正しいのか間違っていたのか、チェックインして部屋に入ってすぐに判明した!

部屋に入り、ドアに貼られている非常口案内板を見ると、そこに「御殿場ステーションホテル」の表示があった。やっぱり、私の記憶は正しかった。御殿場看護学校への出講時、よく目にしたホテルなので、無意識のうちに私の脳内にインプットされた記憶だったのだろう。

そのホテルは、外観からして “経年劣化” の良くわかる状態だった。そのホテルをセレクトホテルが買い取り、セレクトインとして稼働させているのだろう。外観はセレクトイン仕様に塗り替えられ、内装も手を加えられているものの、ステーションホテル時代のものをそのまま流用していると思われるものもある。

ラグジュアリーや付帯施設の充実などを求める人にはお勧めできないが、「ちゃんと泊まれて、シッカリ寝られたら良い」というのであれば何ら問題ない、いわゆるビジネスホテルである。

朝食は、バイキングスタイルである。おかずの品数は多いとは言えないものの少ないというワケでもなく…、種類はどちらかというと和食メイン。が、味噌汁の横にカレールーも置かれていて、朝カレーも食べられる。食べ放題の特権を活かすべく、お茶碗にご飯をよそってテーブルに持っていった後、カレー皿を手に取った私…。私のテーブルには、トレイに載りきらないほどのご飯とおかず、ドリンク類が並んでいた。

食後、部屋に戻って静岡ローカルの番組を観てからチェックアウト。気温はかなり高くなってきたが、風も強く、花粉の飛散もパワーアップ!?

御殿場駅から10時半前の高速バス「東京・河口湖号」に乗り、市が尾駅へ向かう。幸い、東名高速は渋滞もなく、ほぼダイヤ通りの運行。その後の乗り継ぎも順調で、12時半前には妻と息子の待つ我が家に…。

それにしても、いきなり春がやって来たような陽気だった。花粉の飛散も本格的になってきたが、ポカポカ陽気になると何となくウキウキしてくるような感じである。


3月10日(日)

遅ればせながら、確定申告の書類を作成した。

昨年同様、国税庁のホームページの申告書作成サービスを利用した。昨年このシステムを利用したせいで(?)、今年は税務署から確定申告の用紙が送られず、代わりに「昨年あなたは国税庁のサイトを利用して確定申告したので、今年は確定申告の書類を送付しませんよ」的な文章の書かれたハガキが送られてきていた。

作成した書類は、今日のうちに税務署に送る手続きをした。これで、年度内の作業の大部分が終了した。

今日の午前中もポカポカと暖かな一日だったが、午後になって煙霧が太陽を隠してしまい、夕方になったらちょっと肌寒い陽気に…。まだまだ春本番とはいかないらしい。


3月11日(月)

あの日から、今日で2年…。この2年間の過ごし方は、人それぞれにかなり違うことだろう。しかし、決してあの震災を風化させてはならない。

東京で行われた追悼式典をテレビで見ながら、14:46に1分間の黙祷をした。そして、とある政治家の言葉を聞きながら「この人(たち)が原発のバックアップ体制をシッカリさせておけば、あんな大惨事は免れたのに…」と思うことしきり。冷却電源のバックアップ強化を拒否した人物が「復興」について語ることへ義憤を覚えた。

ただ、今はそんな想いを抱くより、日本中が心を一つにし続けて頑張らなくてはならない時である。

昨日までのポカポカ陽気が一転、今日は肌寒さが戻ってきた。天気は良かったので出かけようかと思ったが、寒さと花粉のことを考え、今日はずっと家で作業をすることにした。

三寒四温…といったところか?


3月14日(木)

昨日、家族そろってららぽーと横浜に行った。息子が幼稚園に入る前に揃えておくべきものを、アレコレいろいろ探しているのだが、難航している…というのが実状である。

おそらく、入園シーズンで売れ行き上々&売り切れ続出というところだろう。

息子の買い物を終えた後、妻のスーツを選びに行った。私と結婚した後、マタニティ関係の衣類は揃えたものの、育児に追われて新しい洋服を買う暇もなくなっていた妻に、息子の入園というこの機会にスーツを買ってあげることにした。

本当は、もっともっとアレコレ揃えてあげたいのだが…。

話は変わって…。今日は、沼津市立病院に行ってきた。と言っても、通院ではない。いつも学校の会議室で行われている沼津市立看護専門学校の講師会議が、今回初の試みとして病院の会議室で行われたのである。

沼津市立病院の場所は熟知している私…。と言うのも、よく利用している高速バス「さんさんぬまづ・新宿号」の終始点である富士急沼津営業所は、この病院の目と鼻の先…。

そこで、今日は往復とも「さんさんぬまづ・新宿号」に乗ることにした。

東名江田バス停を10:27に出発する予定のバスを待てど暮らせど、その姿が見えない…。小田急箱根高速バスが20分ほど遅れて入線してきたので “イヤな予感” がしたのだが…。予感は的中し、「さんさんぬまづ・新宿号」も20分遅れでやって来た。そして、その後の運行は図ったように(?)20分遅れ。よって、終点の富士急沼津営業所にもちょうど20分遅れの12:35に到着した。

会議は14時からなので、まだまだ時間に余裕がある…ということで、以前よく水曜日の昼食をいただいていたお店に向かった。久々の入店ながら、「あら、お久しぶり!」と声をかけられる私…。

14時からの講師会議は、最初に学生の動向や年間計画などの報告を聞き、その後は3つのグループに分かれてのディスカッション。基礎科目担当者と専門科目担当者の意見交換のようなものだったが、貴重な意見も聞けて大変有意義な会議となった。

それにしても、昨日も今日も寒かった。小雨が降ると、まるで雪が顔に当たっているかのような感覚…。その寒空の下、東名江田バス停では長時間バスを待ち続け、帰りもバスの出発を数十分待った。体が徐々に冷えていくのがわかるほど、寒かった。数日前のポカポカ陽気に体が馴染んでしまい、寒さに耐えられなくなってしまったような…。

明日は好天だという予報だが、気温のほうは果たして…?


3月15日(金)

今年も、静岡英和学院大学の卒業記念パーティーに出席した。ここ数年、会場は静岡駅前の葵タワー4階。今年度は担当科目が増えた関係で、例年よりも卒業生からの “あいさつ” が多かった。

その後、お世話になっている先生に連れられ、二次会へ…。

今日中に帰ろうと思えば帰れたが、今夜は静岡市内に宿泊である。先週は御殿場、今週は静岡…と宿泊が続いているが、時間を気にしないで済む方向でホテルに予約を入れた次第。

よって、今日の「ぼやき」は静岡で更新…。


3月20日(祝)

ここ数日、息子の入園前の準備や花粉症対策に追われ、なかなか「ぼやき」の更新作業が出来なかったので、この数日の出来事をダイジェストで…。

先週金曜日(15日)は、渋谷新宿ライナー静岡号で静岡入りした。本当は駿府ライナーに乗りたかったのだが、ちょうどよい時間帯のバスは予約がいっぱいだったので、以前よく利用していた渋谷新宿ライナーの予約を入れた。東名江田バス停の待合室で座っていたら、予約を入れることが出来なかった駿府ライナーが現れ、その後25分遅れで渋谷新宿ライナーが…。

静岡英和学院大学の卒業記念パーティーの後、ホテル盛松館に宿泊した。8年ほど前に初めて宿泊し、それ以降も何度か宿泊しているのだが、ホテルのスタンプカードを見てみると、まだ今回で5回目の利用らしい。が、スタンプ5つで “朝食サービス” が受けられるというので、次回の宿泊時にこの特典を利用しようと思った次第。

土曜日(16日)は、好天の朝を爽やかに迎えた。私が静岡にいる間に東急渋谷駅は85年の歴史にピリオドを打ち、朝から東急東横線と副都心線が相互直通運転を開始していた。この直通運転によって、東急東横線と東京メトロ副都心線、みなとみらい線、東武東上線、西武池袋線(および西武有楽町線)の5社乗り入れが実現し、埼玉県から横浜中心街が1本に結ばれたということになる。

その代わり、1964年8月から続いていた日比谷線と東横線の相互直通運転は終了してしまったが…。

かつて私が成増に住んでいた頃、副都心線構想が遅々として進まず、ようやっと小竹向原〜池袋間に有楽町新線という形で線路が敷かれ、副都心線構想が具体化し始め、「これが完成したら、横浜まで乗り換え無しで帰れるのかぁ…」などと想いを馳せていた。しかし、完成を待つことなく私が横浜に引っ越し、それから副都心線が完成し、やっと今回の相互直通運転に…。

私が成増を離れてから、15年の日々が経過していた。

静岡からの帰浜には、東名ハイウェイバスの特急を利用した。本当は駿府ライナーに乗るつもりだったが、やはり予約がいっぱいで…。9時半に静岡駅北口を出発するバスに乗ることにしたので、ホテルでの朝食をつけず、素泊まり状態でチェックアウトするプランにしていた。しかし、何も食べずにいるのも体に良くないので、ASTY静岡内で朝食をとることにした。かつて、よく静岡滞在時にはASTYで朝ご飯を食べ、それから帰浜するか、新幹線で三島に向かって国際関係学部に出講したりしたものである。

このところ、新幹線に乗らずに高速バスに乗ることが多く、東京・河口湖号さんさんぬまづ・新宿号なども利用回数が増えた。最近の高速バスは座席の快適性もバスの性能も向上し、乗り心地はかつてとは比べものにならないほどである。が、渋滞に巻き込まれてしまうと時間が読めなくなるという難点もあり、新幹線と高速バスを用途や状況に応じて使い分け、長距離移動を楽しんでいる…というのが、私の実状である。

昨日と一昨日は、春本番のような暖かさだった。特に昨日は「春が過ぎて、初夏になったのでは!?」と思えるほどの暑さ…。しかし、春の嵐のような強風が吹き荒れる日も多く、一昨日は外出を控えた。

先週末から脇腹から肩にかけて痛みがあり、昨日は久々に吉田整形外科で受診。せっかく横浜駅周辺に出てきたので、息子の入園前準備の一環でアチコチ見て回り、端布(はぎれ)やランチマットなどを探しに横浜アンパンマンこどもミュージアム&モールに行ってきた。偶然にもイベントの最中で、息子も音楽に合わせて踊り始めて楽しそう。平日の午後にしては随分とお客さんが多く、イベントも大盛り上がりだった。

今日は、ららぽーと横浜へ…。今月から夏にかけて館内改装が終了し、新規オープンの店や改装オープンの店などのセールが目白押しで、ららぽーと全体でもポイントアップサービスなどを実施しているため、まとまった買い物をするのなら今がチャンスなのである。今まで購入するかどうか迷っていたものも、思い切って買ってしまった!

しかし…まだまだ息子の入園前に揃えたり準備しておかなくてはならないものが残っている。幼児用のグッズは、ありそうでなかなか見つからず、あったとしてもサイズが合わなかったり…。

親の悩みをヨソに、息子は毎日とっても楽しそうである。


3月21日(木)

劇作家でミュージカル『GIFT』の作者でもあり、私の友人でもある篠原久美子さんのリーディング作品『空の村号』を観に、横浜市岩間市民プラザホールまで出かけてきた。

私の主催するメーリングリストなどでも『空の村号』のことを紹介させてもらったが、私の呼びかけに一人の学生が反応してくれたので、一緒に鑑賞することにした。

2年前の3月11日の震災後、毎月のように東北にボランティアに出かけている篠原さんが、その中で最も切なかった村のことを元気で明るい作品として産み出したのが『空の村号』である。篠原さん自身が「これまで書いた作品の中で、一番、心を痛めて産んだ」というこの作品は、2012年度の斎田喬戯曲賞を受けている。

震災後の福島の里山が舞台として想定されているのだが、地震や津波で家や街が崩壊した地区ではなく、震災の不安や情報錯綜の不安、実際に被災の感覚のない村の人々日常と非日常を通してのストーリーだったので、登場人物のことがスッと私の心にも染みこんできた。

篠原さんが心を痛めて産んだ子ども(作品)だからこそ、明るく元気に育て上げられたのだろう。


3月23日(土)

公園の桜も“ほぼ”満開つい数日前まで、我が家の近所にある公園の桜は六分咲きから八分咲きといったところだったのだが、昨日は満開の桜がアチコチに…。急にポカポカ陽気になって、花が咲き急いでいるような感じさえする。

新年度が始まるまで、桜の花が持ってくれるのだろうか…?

さて、今日は吉祥寺にある成蹊大学を訪ねた。現内閣総理大臣にあやかるためではなく、昨年設立された創造的教育=福祉=人間学会の春季大会に参加するためである。このところ、学会大会に疎くなりかけていたので、新たな学術的刺激と親交を深めに行ってきた

以前、成増に住んでいた頃には、吉祥寺から成増町行きのバスに乗る機会が多く、駅前のお店にもお世話になったものだが、このところあまり吉祥寺で降り立つことはなく、駅前も私の記憶とはかなり異なっていた。駅から成蹊までの道すがら、「この道で良かったのかな?」と不安になることしきり。

成蹊学園キャンパスそれでも、15分ほどで成蹊大学の正門に到着した。

キャンパス内には、「これでもかっ!?」というくらい桜が満開! 今日は強い風が吹くこともなく、気温も適度で、花見には最高の日和だったが…。

実際、現住地から吉祥寺を目指したのは今日が最初だったので、どの経路で行けば良いのか迷った。乗り換え案内的なサイトでは、鴨居から菊名まで横浜線で出て、東横線に乗り換えて渋谷に向かい、井の頭線で…というルートを奨励してくる。が、東横線は副都心線との相互直通運転を開始したため渋谷での乗り換えにえらい時間と体力を必要とする。そこで、鴨居から横浜線で八王子に出て、中央線に乗り換えて吉祥寺に向かうことにした。

下北沢駅も地下化したというし…。駅の地下化は一長一短。そして、乗り換えに慣れるまで時間がかかりそうである。


3月25日(月)

息子が生まれて以来、我が家のテレビ事情は大きく変化してきた。

テレビ視聴時間におけるNHK「Eテレ」(教育テレビ)の占める割合は激増し、ともすれば全体の7割はEテレ…ということもある。また、アンパンマン関連の放送をはじめ、子供用のアニメ番組の視聴も増えている。要するに、息子によってテレビが占拠されているような状態である。

さらに、この数ヶ月でテレビ視聴環境が激変した。

昨年、BSやCSに対応するテレビを入手し、それまでハードディスクレコーダーとデジアナ変換に頼りきりだったテレビ環境は一気に変容した。そして、手軽にBS放送を視聴することが出来ただけでなく、スカパー!の無料視聴サービスなども楽しめるようになった。

その無料視聴サービスであるが、加入手続きをしていないテレビでは画面の左下に「お試し視聴を申し込むとこのメッセージは消えます」的なメッセージが表示され続ける(ハードディスクレコーダーで録画してしまうと、このメッセージ無しに鑑賞できるが…)

CSでアンパンパンなどを無料視聴していても気にすることなく画面に集中していた息子が、今年の2月に「これ、消して!」と言いながら画面左下に表示されたメッセージを指差した。3歳にもなると、眼の前にあるものが必要なものなのか否かの判断力が伸びてくるのだろう。そこで、スカパー!のサイトからテレビとハードディスクレコーダーのB−CASナンバーを入力し、息子に指摘されたメッセージ表示を消した。

しばらくして、スカパー!のカスタマーセンターから電話があり、加入を進められた。いくつかのチャンネルをパックにした契約だと、観る予定のほとんどないものまで契約することになるし…ということで、無料視聴の時に息子が喜んで観ていたキッズステーションの契約をした。そして、私のワガママで、歌謡ポップスチャンネルも契約…。かつて観ていた「レッツゴーヤング」や懐かしの名曲を楽しめると思いきや、息子にテレビを占拠されている状態なので…。

NHKーBSでは、4月から「おとうさんといっしょ」という番組が始まる。「おかあさんといっしょ」の兄弟番組という位置づけである。昨日、そのパイロット版の第1回目を観たのだが、やっぱり “本家” の焼き直し的な部分が多く、また “本家” と比べて “ぎこちなさ” が目立っていた。新番組と長寿番組を比較するのはナンセンスかも知れないが、これから内容も出演者もこなれてくるのだろう。

「おとうさんといっしょ」が終わった後、「ワラッチャオ!」なる番組が始まった。こちらもパイロット版らしいのだが、内容がとにかくスゴかった。「4〜6歳の子供たちに楽しい笑いを届ける新しい子供番組」とのことだが、純粋な子供番組とは思えない作り方なのである。

まず、この手の番組に必要不可欠な “お姉さん” をNHKの女子アナが担当しているのである! 進行のみではなく、子供たちやキャラクターたちと一緒に歌って踊るのである! 「NHKのアナウンサーさんも、いろいろやらされて大変ねぇ〜!?」「アナウンサーの殻が破れてないのよねぇ〜!」などとキャラクターにいじられたり、セリフを間違えると「噛むんじゃねぇよ!」「オマエ、シッカリやれよぉ〜!」などと突っ込まれる。さらに、子供たちにもお姉さんに容赦ない。

子供たちによる大喜利があったり、番組のテーマ曲をヒャダイン(前山田健一)が担当していることについて「売れてる人に乗っかってとけ…ってことかぁ?」などとキャラクターが平然と言ってのける。

キャラクターが子どもを突き放すような毒舌を吐きまくり、NHK的とは思えない(教育上よろしくない)構成が盛りだくさん…。

「ワラッチャオ!」も初回ということで “ぎこちなさ” はあったが、こちらは “何が起きるかわからないグダグダ感” が面白かった。息子も、「おとうさんといっしょ」にはあまり興味を示していなかったが、「ワラッチャオ!」では一緒に踊り始めたり走り回ったりして楽しそうだった。

そういえば、最近のEテレでも「子供番組」を謳っているのにもかかわらず “大人にしかわからないような内容” が増えてきているような気がする…。いや、気がするのではなく、実際に増えている。明らかに、大人を笑わそうとしている姿勢が見え見え…である。

時代が変わった…ということなのか?


3月27日(水)

今日は、下北沢にある「劇」小劇場(本多劇場系列)にでPal's Sharer『アンリクロード〜HenriClaude〜』の鑑賞…。先週に引き続き、今週も篠原久美子さんの作品である。

昨年1月にもPal's Sharerの舞台を同じ劇場で観ているので、何となく “雰囲気” はわかっているつもりでいたのだが…。原作者の篠原さんいわく「(先週のリーディング作品『空の村号』と)同じ作者が書いたとは思えないような、全く違う作品」とのことだったので、先入観を捨てて眼の前の舞台に集中した。

『アンリクロード〜HenriClaude〜』は今日が初日なので詳細な内容は述べられないが、演題にある「アンリクロード」とは画廊の名前で、舞台はその画廊の閉館翌日から始まる。1枚の絵をめぐって繰り広げられる各々の人生模様や感情の交錯が、心地よいテンポで展開されていた。泣いたり笑ったり…、そして良い意味で裏切られる舞台展開…。

下北沢…といえば、小田急線の駅ホームが地下化したが、「井の頭線との乗り換えに5分ほどかかりますので、お気をつけください!」と車内でアナウンスされるほど小田急線と井の頭線のホーム間移動に時間がかかるようになってしまった。

以前なら1〜2分…、いや、その気になれば1分とかからずに相互に乗り換えが出来たものだが、今では地下から地上に上がらなくてはならず、加えて乗降率の多い駅ゆえに混雑も激しく、時間帯によってはなかなか身動きも取れなくなるため、5分で乗り換えが済むかさえ微妙な状態に…。

駅ホームの地下化は道路渋滞の緩和には役立つのかも知れないが、鉄道の利用客の利便性向上につながるのかどうか…?

いろいろなことを考え(させられ)た、下北沢の夜…。


3月31日(日)

今日で、2012年度が終了する。明日から、新年度…ということになる。

昨日は某出講先の有志の集まりが都内で催され、アレコレと話に花が咲いた。参考になる “ネタ” は新年度に取り入れることにしたいと思いつつ、自分が築いてきた(?)部分とどのくらい融合できるのか…と考えた。

今日は清水先生の事務所を訪ね、夕飯をご一緒させていただいた。

この2日間で、充実した年度末を過ごすことが出来た。この流れで、新年度のスタートをスカッと決めたいところ…である。


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