2013年2月のぼやき



2月1日(金)

「地球温暖化」と言うが、朝晩の寒さには…。先月14日にまとまった降雪があった上、月末にも数回の降雪で、まだまだ首都圏のアチコチで雪が溶けずに残っている。

今朝は5時過ぎに起き、6時過ぎに家を出た。西の空では、まだ月が煌々と…。今日は、日大看護の今年度最後の出講である。そこで、なるべく早めに家を出て、絶対に遅刻しないよう余裕を持っての移動…。急行バスで横浜駅西口へ出たものの、学校到着が早すぎても…ということで、横浜では湘南新宿ラインを見送り、横須賀線で東京に向かうことにした。

千川駅には予定より “ちょっと” 早く到着したため、駅前で少し時間を潰し、ゆっくり学校を目指した。

1時限目「社会学」は、最初の50分に終了試験を実施し、その後で今までの講義の “まとめ” を行う。社会学的に医療や看護における人間関係を解説し、少しでも社会学的な知識が今後の勉学や実習に活かしてもらえることを期待して、講義を終了した。

これで、私にとっても2012年度の全ての講義が終了した。

講義を終え、答案用紙を受け取り、学校をあとにする。千川駅まで歩き、副都心線と丸ノ内線で後楽園に向かう。そして、通信教育部へ…。先週行われた昼間スクーリングの終講試験の採点票と答案用紙の提出締切が今日だったのだが、採点が昨日までかかってしまったため、教務課に直接提出した次第。

提出を終えてなお午前中…という状況だったので、ちょっと神保町をブラブラしてみることにした。ついでに昼食も…と思ったのだが、私の食指が動かされるような状態もなく、そのまま御茶ノ水方面に向かってみた。が、もっと移動してみたい気分が強くなり、気がつけば秋葉原まで踏破(?)していた。

相変わらず、Akibaは私の理解を超えた世界観が繰り広げられていて、寒空のもとでコートを着たメイドさんがチラシを配っていたり、某アイドルグループのショップ前でファンたちがマニアックな会話に興じていたり…。その場から逃げるように走り続けた私がたどり着いたのは、ヨドバシAkibaだった。

そこでしばらく過ごした後、今度は京浜東北線で川崎へ。久しぶりにラゾーナ川崎に寄ってみた。久しぶりすぎてポイントカードに貯めておいたポイントも失効し、0ポイントからの再スタート…。さらに、施設が改装されたことすら把握しておらず、環境の変化に私の頭が混乱する。さらに、館内を見渡してビックリ!? いつも使い慣れているららぽーと横浜と、雰囲気からショップのラインナップから似ているのである。

それもそのはず、ラゾーナ川崎もららぽーとマネージメントによってオペレートされているという。なるほど、そういうことか…と思いつつ、息子の衣類や食料品を求め、いくつかの店舗を回る。そして、前述の理由からそれら店舗のメンバーズカードをシッカリ所有している私…。

私の持っている横浜市営バスの定期券の期限が今日で切れるので、帰りに川崎駅西口からバスで東神奈川に向かった。そして、駅前で買い物をして、再びバスで帰途に就いた。午前中は春のような暖かさもあったのに、夕方に近づくにつれて雲行きがあやしくなり、気温もグッと下がってきた。

明日の午前中は天気が崩れるのに、最高気温が20度…などという予報が出ている。4月上旬並みの気候だと言うが、果たして…?


2月3日(日)

今年は、息子もガブッと恵方巻き節分…である。今年は、息子も恵方巻きに挑戦した。とは言え、太巻きにかぶりつくのはまだまだ無理なので、中巻きの鉄火巻きで代用…。しかし、商品名は「招福 中トロ巻き」である。縁起が良いことに変わりは無い。

今日の夕方、息子と二人で買い物に出た。恵方巻き売り場で「どれが欲しい?」と聞いたところ、「これっ!」と選んだのが、件の鉄火巻きだった。そして、福豆も息子に選んでもらった。

帰宅して、家族そろって豆まきをする。今年は、とにかく息子に “主役” を務めてもらわんと、全ての部屋で豆をまいてもらう。

こうやって今日の出来事を書いていると、平和裏に一日が過ぎていったかのように見えるのだが…。今日の私は “水難” 続きだったのである!?

部屋で息子がモジモジしていたので、「トイレ、行く?」と聞いたところ、「行かない!」と、何ともつれない返事…。そんなやり取りが何度も続いた後、仕事をしている私の肩をポンポン叩き、「トイレ、行く!」と切羽詰まったような顔で訴えてきた! そう、息子は “ギリギリ” にならないとトイレに行こうとしないのである。

が、トイレにたどり着き、ズボンを下ろしたところで万事休す…。マットはビショビショになり、洗濯したばかりの私のスラックスとトレーナーも水害に遭った。さらに、買い物の途中でもモジモジしていたので、「トイレ、行く?」と聞いたところ、「行かない!」という “お決まり” の返事…。バスに乗って家のほうへ戻ろうとバス停でバスを待っていた時にも「トイレ、行く?」と聞いたが、「行かない!」と…。

バスの車内でも、明らかに落ち着きを失っていた息子…。「あぁ、無理にでもトイレに連れて行けば良かったかも…」と思い、本日最後の買い物の時に店内のトイレを借りた。が、ズボンを下ろす前に息子が泣き出し、万事休す…。

さらに、息子を風呂に入れようと思い、先に入浴して息子が来るのを待っていたが、なかなか来ない…。息子を呼ぶと、妻が「今、(息子は)大きいのを出そうと踏ん張っているところで…」と返答…。ずっと風呂で息子が来るのを待ち続けることになり、だんだん体温が上がってきてのぼせ始めた私…。

美しくない話で大変申し訳なく思いつつも、45歳最後の「ぼやき」が本当の意味での “ぼやき” になったという点では、最高のネタを息子から提供されたと考えることもできるワケで…。


2月4日(月)

今日は立春であり、私の46回目の誕生日でもある。

特別なイベント…というワケではないが、とりあえず(?)ららぽーと横浜へ家族そろって買い物に出た。ららぽーと横浜は春に向けての大リニューアルのため、1月中に多数の店舗が閉店していた。さらに、案内所なども改装のために移転や閉鎖されていて、館内の雰囲気が今までと異なり、かなり戸惑う。

ちなみに、46歳最初の買い物は…、SDカード(8GB)1枚だった。

夕飯は、私のリクエストにしたがって妻がハンバーグを作ってくれた。日頃あまりハンバーグに執着していない息子が、他の料理に目もくれずにハンバーグばかりを食べていた。

食後、息子が私に「ブタさんの絵を描いて!」とせがんできた。“ブタさん” というのはもちろん、私のオリジナルキャラクターとしておなじみ(?)で、http://www.bewith.ac/ のトップページにも描かれている、あの “ブタさん” である。息子を喜ばせようと、お父さんブタさん、お母さんブタさん、子どもブタさんなどを描き、ブタさん家族が仲良くニコニコ笑っている光景を画用紙いっぱいクレヨンで描いてみた。
バースデーケーキを前に喜ぶ息子
さっきまで、豚ミンチの塊を焼いて食べていた我ら親子…。あぁ、この矛盾!?

夜、バースデーケーキをテーブルに置き、妻がローソクに火をつけたところ、何を勘違いしたのか妙に興奮し始め、ロウソクの数本を息子がフゥ〜ッと吹き消してしまった。「何だか、見たことのある光景だなぁ…?」と思っていたら、昨年も息子は全く同じことをしでかしていた…ということを思い出した。

どうやら、息子は眼の前のケーキが意味するところをハッキリ理解していたワケではなく、つまり今日が私の誕生日であるということはわかっていなかったらしい。それでも、家族そろってニコニコ過ごせたことが、何より嬉しい。


2月6日(水)

天気予報によれば、未明から雨が雪に変わって積雪もあり…ということだった。そのため、首都圏のJR線では午前中の運転本数を通常の7割程度におさえたり、午前中いっぱい運休にする路線もあった。

たしかに、関東地方の北部では降雪で鉄道の運行に支障を来すような状態になったようなのだが、我が家周辺は雨やみぞれがほとんどで、午後にちょっと雪が降った程度だった。雪景色を楽しみにしていたのであれば残念なことだが、私としては路面凍結を避けたかったので、かえって助かったような…。

入試シーズンゆえ、やはり交通機関に影響の出るようなことは無いにこしたことはない。


2月7日(木)

一昨年昨年も、そして今年も、2月7日は某出講先で入学試験の監督…。

昨日は降雪が少なかったとは言え、何が起きるかわからない…ということで、かなり早めに家を出た。が、何も起きなかったので、かなり早く大学に到着してしまった。

大学の内外は警備が厳しく、私が入構しようとしたところ警備員さんに呼び止められた。入構証を提示すると、「あっ、入試監督の学生さんですね! どうぞ!」と明るく言われてしまった私…。貫禄が無いのか? 若さがあふれていたのか? いずれにせよ、“監督補助の大学院生” に間違えられたらしい。

試験監督は、特に問題もなく無事に終了した。

今日の受験生の中には、4月から私の講義を履修することになる者もいるのだろう。そう考えると、ちょっと楽しみである。


2月8日(金)

レディー・ガガの出演するテレビCMが流れると、息子が一緒に踊り出す…という話を以前紹介した。誰に教わったワケでもないのだが、右に左にステップを踏むのである。最近はガガ様の出演するCMが少なくなり、テレビで息子と対面していただけなくなってしまったが、その代わり(?)テレビやコンポから音楽が流れてくると踊り出すようになってしまった我が息子…。

ところが、音楽なら何でも良いというワケではないらしく、“踊りやすさ” というか “ノリの良さ” を考慮して、踊る曲と踊らない曲を分けているらしい。

「これは、踊る曲!」という音楽が流れてくると、息子は “作業” を中断して急に踊り出す。座っていた場合、いきなり起ち上がるので、周囲は注意が必要である。頭突きされそうなヒヤヒヤ感を覚える周囲をヨソに、本人はダンスでご満悦! 気が済むまで踊ると、何事も無かったかのように “作業” に戻るのである。

最近は、画面を見ながら演者と同じ動きを取ろうとするようになり、踊りのレパートリーやステップの種類も増えてきたらしい。

そんな息子が、探究心や好奇心をグングン伸ばしてきた。テレビに出てくる人(またはキャラクター)や街で出会った人に興味を持つと、「あれ、何ちゃん?(「あれは誰?」の意)」とか「(これから)どこに行くの?」と聞いてくる。家の中のものをアレコレ・アチコチ指差しては、「これ、どこで買ったの?」と聞いてくる。

ただ、私がいくつかのオモチャやお菓子を指差して「これ、どこで買ったの?」と逆質問をかけると、「おじいちゃん、おばあちゃんからもらったよ!」とか「おじちゃんにもらったんだよ!」と答える。そして、“ある” オモチャについて質問すると、「これは、サンタさんからもらったんだよぉ〜!」と明るく答える息子…。

このくらいの年代が、一番純粋なのかも…。

時期はずれではあるが、篠原久美子さんのミュージカル「GIFT」を思い出す…。


2月11日(祝)

そうか、巷では “3連休” だったのか!?

このところ出校や出講がなく、在宅で学年末試験の採点やら次年度のシラバス作成やらに追われ、“曜日” ではなく “日付” で動いていたため、旗日にも気がつかず…。

そして、旧正月…。中国や韓国あたりでは、おそらく賑やかで華やかなイベントが繰り広げられていることだろう。13〜14年ほど前、2年連続で「建国記念の日」を香港で過ごしたことがある。街中は旧正月に向けて準備が進んでいて、特に70%オフ、80%オフ、90%オフも続出する大セールがアチコチのお店で開催されていて、普段はセールに興味のあまりなかった私もここぞとばかりに…という想い出がある。

今日、メール便でビートルズの『The Early Years』という輸入盤アルバム(CD)が届いた。ビートルズがメジャーデビューする前にドイツでレコーディングされた音源をCD化した輸入盤であるが、大部分の曲はブートレッグ(海賊版)『アンソロジー1』などによって周知されており、貴重盤と言うことではないのだが、先月末にリリース情報を入手し、Amazon.co.jpで購入手続きをしたのだが…。

当初、2月1日に配送されるハズだったものが2月3日に変更となり、さらに「入荷が遅れているため、2月24日頃の発送予定」という内容のメールが届いたのだが、なぜか数日後に「本日、発送の手続きをしました」というメールが届いた。輸入盤ゆえの何とも不安定な状況が続いたが、無事に我が家に届いたのだから、これはこれで良しとしよう。

このCD、自分への誕生プレゼントとして購入したので、到着を今か今かと待ち続けて今日を迎えた。午前中、郵便屋さんがわざわざ玄関先まで持ってきてくれたCDを急いで取り出し、デッキで再生する。ハンブルグ時代の荒々しさが、クリアになったサウンドで蘇る…。「おぉっ、まさにアーリーイヤーズ!」と盛り上がっていた私に、息子が

これ、つまんないから消して!

と、つれないお言葉…。テレビでアンパンマンを見ながらご満悦の息子の姿に、「あぁ、ビートルズも息子には勝てなかったか…」という虚しさを覚える私…。

ちなみに、息子はビートルズの写真を見ると、「あ〜っ、ビートルズぅ〜〜っ!」と声を上げる。ビートルズのビジュアルはよく理解しており、私を大変喜ばせてくれたのだが、その演奏までは興味を持っていなかったか…。

それでも、早く鑑賞したいという思いが強かったので、CDをPCに取り込んでヘッドフォンで鑑賞することにした。我が家にはCDウォークマンもあるが、いつでもどこでも鑑賞できるように…と、某メディアプレーヤーを使ってCDをインポートしておいた。なのに、ヘッドフォーン鑑賞も、度重なる息子の「お父さん、何してるの?」攻撃に遭う。

でも、出来ればスピーカーから音を出して聴きたいなぁ…。


2月12日(火)

4月になると、息子は幼稚園児…。それまでに各家庭で “おつかい袋” や “体操着入れ” などを作っておかなくてはいけないので、その材料を買いに家族そろって横浜アンパンマンこどもミュージアム&モールへ…。

キャラクターものの生地をゆえに価格は若干高めだが、それで息子が喜ぶのなら…。

平日ということで混雑も無く、落ち着いてゆっくりと商品を選ぶことが出来た。

生地を購入した後、みなとみらい地区の子ども用品店を訪ねたのだが、時間的にアンパンマンこどもミュージアム&モールの横浜だんす!だんす!ミュージアムというイベントに間に合いそうだったので、息子に「アンパンマンのダンス、観に行く?」と尋ねたところ、「行くっ!」という返事…。もと来た道を戻り、すでにステージや仕切り様のテープがセッティングされていた広場にダッシュで向かい、息子のため(?)に最前列をキープする。

イベントの途中で、「一緒に踊りたいお友だちは、中に入って来て!」と、踊りのお姉さんたちが促す。息子に「行ってきていいよ!」と促すと、「お父さんも一緒に行こうよ!」と息子…。しかし、私が行くワケにはいかないので、「一人で行っておいで!」と指示を出す。以前は親元を離れられず、仮に子供たちの輪に入ったとしても、すぐに半泣きで戻ってきてしまった息子が、今では楽しそうに走り回ったりジャンプしたり…である。

イベント終了後は、今日の出演キャラクターたちが子供たちと順番に触れ合ってくれる…という “お決まりの” 交流イベント。アンパンマン、カレーパンマン、ばいきんまん、そしてドキンちゃんとは握手だけでなくハグもしていた息子…。特にドキンちゃんには自らハグしに行き、ドキンちゃんがハグをやめようとしても、息子はギュ〜ッと腕に力を入れたまま。

そうか、息子はドキンちゃんのような女性がお気に入りなのか…!?

このほかにも、しょくぱんまんとも握手していたが、彼との交流はあっさりとしたものだった。ドキンちゃんの “憧れの君” とは、ハグする気分にもなれなかったのだろうか?

アンパンマンとハグ! カレーパンマンとハグ! ばいきんまんともハグ! ドキンちゃんと熱いハグ!

息子はアンパンマンとの交流が待ちきれず、まだ自分の順番が来ていないのにアンパンマンに近寄ってしまった。その時、アンパンマンの顔と息子の顔が接触!? すると、息子が

アンパンマンのお顔、冷たいねぇ!

と、虚構の世界から現実に引き戻すかのようなキツイ言葉を…。アンパンマンの顔には “焼きたて” のイメージがあるので、ホカホカ感を期待したのかも知れないが、実際には気温の低さが着ぐるみを冷やしてしまっているため、まさかまさかのヒンヤリしたアンパンマンの顔にビックリしてしまったのだろう。

アンパンマンの冷たい顔と接触した時、息子は「えっ?」と驚いた顔をしながら頬を手で押さえていたが、次の瞬間「これが現実だよねぇ!」と言わんばかりにニコニコと笑い出した。それなのに、アンパンマンと握手したりハグしている時は、本当に嬉しそうな表情をしていた。

何はともあれ、とても楽しかったらしい。


2月16日(土)

ここ数日、大量の答案用紙の採点に追われ、こちらの更新にまで手が回らない有様…。おそらく、今夜あたりに山は越せる模様。ただし、まだ追再試験が次々に実施されるので、もうしらばらく忙しい日々が続きそうである。

…ということで、今週の更新はこれで終了。


2月17日(日)

やっと、数百枚の答案用紙との格闘が一段落! 先月末から今まで頑張った(?)自分の心身を落ち着かせたいところであるが、やるせない気分も残ってしまった。

採点中、“同じ内容” の答案用紙を何枚も発見してしまったのである。「同じ設問に対して解答しているのだから、同じ内容になるのは当然では?」と思われるかも知れないが、そうではなくて「全く同じ文章の書かれた答案用紙」を発見してしまったのである。

毎年、講義中に「インターネットなどで “模範解答” のようなものが出回っているようだけれど、そのようなものを学年末試験で書き写しても採点しないので…」と何度も何度も学生たちに忠告してきたのに、今年も不埒な輩が出てしまったか…。

受講学生数が多いので、不正がバレないと思っていたのか?

あるいは、「自分と同じ情報(模範解答の類)で解答する者などいない!」とでも思ったのか?

私は、たとえ何百人分、何千人分の答案用紙があろうと、1枚1枚じっくり丁寧に読んで採点する。さらに、文章の特徴を記憶してしまうので、似たような表現があるとすぐ気づいてしまう。

何だか、裏切られたような心地である。

しかし、“私の期待を良い意味で裏切ってくれる結果” も多分にもたらされている。とりあえず、やるせなさよりも充実感のほうが上回っているので、今日は(どちらかと言えば)ゆったりした気分になれる。

妻作画のキャラクター食パン採点の最中、先週木曜日はバレンタインデーだった。我が家では、妻が私と息子のためチョコレート味の食パンを使って、バレンタインを盛り上げてくれた。私には、おなじみの “あの” キャラクター。息子は、パンに描かれていた “しまじろう” を見て大喜び。

ところが、しまじろうの顔を食べることに多少の抵抗感が芽生えたらしく、しばらく食パンを手に取ったまま迷い続けていた…。やがて、我ら夫婦の「食べていいよ!」の声に背中を押された息子は、意を決して(?)ガブリと食パンにかぶりついた。なのに、しまじろうの顔を避けて食べている…。「美味しいから食べたい!」という想いと「しまじろうの顔を残しておきたい!」という相克の果てに、息子はたった1枚の食パンを、10分以上かけて完食した。

それにしても…、この3週間ほど採点作業は正座で行っていたので、ヒザと足首が痛い!? かなりピキンパキン状態になっていて、階段の上り下りで一苦労…。

なのに夕方、息子を連れて近所のスーパーとドラッグストアへ…。一応、“男同士” でのお買い物である。ここ数日、強風が吹き荒れていたので外出することが出来なかったので、日用品の補充が滞っていた。今日は風がおさまっていると見て、日が暮れる前に外出した次第である。

外出すると必ず「バスに乗りたい!」と言って駄々をこねる息子に、出かける前から何度も何度も「今日はバスに乗らないよ!」と伝えておいた。いつもなら、それでも「バスに乗りたい!」と半泣きになるのだが、今日はなぜか素直に私の言うことを聞いてくれた。だが、多少の寄り道を要求!? 近所の公園を歩いたり、わざわざ遠回りになる道を選んだり、広場の遊具に乗ったり…。ただ、それ以上のワガママは言わず、お買い物中も楽しそうだった。

ただ、物わかりが良すぎても…?


2月19日(火)

私の名を語ったFacebookが公開されている。私はFacebook上に公式アカウントを開設しておらず、私の名前でFacebook上に開設されているページと私は一切関係ない。「同姓同名」の人物が存在する可能性もあるので、様々な方法で確認してみた。が、そのFacebookにおける職業が「著名人」となっており、(私が著名人かどうかは別として)著書の数冊もあればネットで検索も出来る立場にあるので、おそらく私の名前を不正使用していると判断して間違いないと思う。

「ついに、私のニセモノが出てきたか!?」と思えば良いのか? それとも、ネット犯罪に巻き込まれないように十分留意するべきなのか? 「なりすましメール」の事件で誤認逮捕もあった昨今、自分の身を自分で守れない恐ろしさを感じている。

世間の有り様も冷たいが、このところの気候も寒々しい。今日も昼前から降雪、そして積雪…。暦の上では春なのに、首都圏では2月によく雪が降る。今年は1月にも大雪が降ったので、息子はすっかり雪に慣れてしまった模様。

雪が道路に積もることはなかったが、それでも屋根や庭、崖などは真っ白になっていて、それなりにまとまった降雪だったことがわかる。まだしばらくは、春とは名ばかりの陽気が続くのだろう。


2月20日(水)

昼過ぎ、息子を連れて近所のスーパーに行ってきた。買い物を済ませて家に戻ると…、我が家の前に男子児童が3人(3年生くらい)、石を投げて遊んでいた。近所の小学校から家に帰る途中で我が家の敷地に入り、石を互いに投げっこ(ぶつけっこ)していたのである。

本気で投げているワケではないのだろうが、アチコチほじくり返しては石を投げ続け、ヘタすると壁や窓に当たるのではないか…というような状況に!?

普段は “よそ様” に注意をほとんどしない私であるが、我ら親子が家の前に立っていてもお構いなしに石を投げ続けていたので、「石を投げて遊ぶのは、危ないよ!」と声をかけた。が、私の言葉に耳を貸さず、なおも自分たちの世界で盛り上がっている男子児童たち…。ちょっと声量を上げて「石が誰かに当たったら、危ないでしょ?」と続ける私に、児童の1人が「危ないのは当然じゃん!」などと生意気な態度で応じてきた。

怒鳴りつけて威嚇しても良かったのだが、最近は「ウチの子は、あなたに怒鳴られてPTSDになったんだ!」などと “言いがかり” をつけて出る所に出ようとする親もいるので、ここは穏便に済ませることにした。が、多少の威圧は必要かと思い、「(危ないのが当然だと)わかっているんだったら、やめなさいっ!」と、指導体制に…。

3人とも「ちょっとヤバくない?」という雰囲気になったらしく、手にしていた石を捨て、敷地から出ていった。が、「ごめんなさい」の一言もなく、しばらく敷地外で「この石、何か書けるんじゃない?」などと新たな石を手に取り始めた。その時、息子が児童たちに「こんにちは〜! どこ行くの〜? さようなら〜!」と声をかけたので、気まずさを隠せなくなった児童たち…。再び石を捨て、児童たちは自分の家のほうへ歩いて去って行った。

3歳児でさえ、ちゃんとあいさつが出来るのに…。

そもそも、他人の家の敷地に無断で入って遊んでも、何も注意されないと思っているのが恐ろしい。

そして、誰からも注意されることなく中学生になり、高校生になり、大学生になって…。何となく、ここ数年の私の悩みの “根源の根源” が見えたような気がした。

気を取り直して、4月からの講義で使用するパワーポイントの編集を始めた。昨年の講義でパワーポイント無しに展開した部分、“手直しが必要と判断された箇所” などをピックアップし、アニメーション効果などもつけ直した。これから1ヶ月半、さらに手直しが加えられて、予想外のものになっていくような…。


2月22日(金)

国際関係学部に出校採点…。私の担当した科目の追再試験が昨日行われ、今日中に単位認定をしなくてはならないため、三島へ…。

追再試験を受ける学生数は極めて少ないので、大学での滞在(?)時間はほんのわずか…ということで、今日は新幹線ではなく往復とも特急踊り子号を利用することにした。

ところが、横浜駅の東海道線ホームの雰囲気が、いつもとはちょっと違っていた。踊り子号を待つ人が “やけに” 多いのである! 自由席車両に乗り込み、しばらくすると、「本日の指定席は満席となっておりますので、座席の移動はご遠慮ください」というアナウンスが入った。9時半前の踊り子号で「満席」のアナウンスを聞くのは、おそらく初めてである。ただし、自由席は空席が目立ち(それでも、いつもより乗客は多いのだが)、混み混みというような状態ではなかったが…。

出校採点後、帰りの踊り子号まで1時間以上の待ち時間が生じてしまったため、この時間をどうするかしばし考えた。「普通列車を乗り継いで横浜に戻る」「特急券に差額を加えて新幹線に乗る」「踊り子号の時間まで待つ」の3つの案の中から1つ選択することにしたのだが、なかなか結論が出ない…。

こういう表記に弱い私…歩いて駅に向かっている最中に軽く空腹感を覚えたので、普通列車の案は却下した。そして、以前からちょっと気になっていた店に向かうことにした。その店は、昼はラーメンやチャーハン、餃子などの中華のランチを営業していて、夜はそれに焼き鳥などが加わって居酒屋の躰を為す…といった感じらしい。

店内も店員さんもお客さんも活気があり、なかなかいい雰囲気…。さて、何を食べようか…とメニューを見ていたら、「20食限定」の「とり塩」なるラーメンを発見! 店員さんに「とり塩、まだあります?」と聞くと、まだあるということだったので、それを注文。「○○限定」という表記に弱い私…。

ラーメンに、サラダかミニカレーあるいはライスがサービスがつくということだったので、ライスを頼んだ。本当はミニカレーに惹かれたのだが、限定20食のラーメンのスープの味を純粋に味わいたかったので…。

しばらくして、限定20食のとり塩ラーメンがやって来た。柚子胡椒が添えられていて、お好みでどうぞということだった。そのままでスープを飲んでも十分においしいのだが、途中で柚子胡椒を少しずつ加えていくと風味が変わっていき、麺のコシもしっかりしていて、言うこと無し!

…と、何だかグルメレポートのようになってしまったが、私の満足度は伝わったのではないかと思う。

帰りの踊り子号も、それなりの乗車率…。

今は旅行シーズンなのだろうか?

とりあえず、私は大混雑に巻き込まれることもなく、穏やかな通勤と相成った。

が、まだまだ年度内に行われる試験の採点が次々に…!?


2月26日(火)

ヤツがやって来た! ついに、ヤツの季節になったのか…。

このところ、眼のかゆさが気になり、クシャミや鼻をかむ回数が増えてきたので、「もしや!?」と思ってはいたのだが、やはり容赦なく花粉は飛散しているようである。

学生時代の私には花粉症など私には無縁で、眼を真っ赤にして鼻をかんでいる友人の苦しみを理解することも出来ずにいたが、数年前に突然(?)私にもその苦しみが舞い込んできた。「飛散」という言葉が「悲惨」に聞こえる今日この頃…。

ここ数日、気休めの防備が花粉に対して無力なのを熟知している私はマスクもせずに外出し、果敢に(無謀に?)花粉との戦いを挑んできた。が、とうとう花粉のパワーが増幅してきていることを知り、昨日はドラッグストアで鼻炎薬を購入して服用した。

以前よく服用していた鼻炎薬ゆえ、その副作用も熟知していたつもりだったが、どういうワケか副作用まで予想以上のパワーで襲いかかってきた! この薬、服用する人の多くが眠気が生じるのだが、昨日は “眠気” というレベルを超えた状態に!? 日常生活に支障を来すようなことはないのだが、「とりあえず、服用のタイミングを考えなくては…」という気持ちにさせられた。

この副作用を就寝前に生じさせられたら、グッスリ眠れるのだろう。鼻炎には十分な睡眠も大切で、体を休めるよう医師からよく言われていたものである。

今はまだまだ「ぼやき」のネタになる程度の症状だが、そのうち天気予報で花粉飛散量が「かなり多い」を連発されると、シャレにならないことに…。


2月27日(水)

明日で2月も終わり…。いつの間にか、2013年も2ヶ月が過ぎようとしている。ということは、あと1ヶ月ちょっとで新年度が始まるということでもある。

講義用資料の編集をしている最中にも、年度末の成績処理やら新年度の出講問い合わせが電話やメールで入ってくる。この時期はなかなか家を空けることができず、家を空けざるを得ない時は自宅の電話から携帯電話への転送設定をしておく必要がある。

さらに、パソコンで配付資料を作成しながら視聴覚資料の編集を同時に行ったり(これらは、実際に講義で使用されるか否か、現時点ではわからないのだが…)、提出済みのシラバスとカレンダーを突き合わせて、講義の “キリ” の良い展開を考えたり…と、講義をしている時以上に気を遣う日々が続く。

このところ、上記のような重労働をパソコンに強いたためか、我がパソコンの動きが鈍くなってきた。システムやハードディスクを最適化したり、不要レジストリを削除したり、その他様々なメンテナンスを行ってはいるものの、思うに任せぬ状態…。人間と同じでゆっくり休ませてあげれば良いのだが、そうもいかないのが現実である。

私もパソコンも、壊れない程度に頑張ることにしなくては…。


2月28日(木)

2月は小の月…。どの月よりも2〜3日短いので、月末までの種々の処理が大変になる。

たとえば、月末締めの書類があったとして、それを毎月25日に受け取るとして、通常の月なら提出までに5日ほど時間があるのに対し、2月は3日以内に作成を終えなくてはならない…ということになる。

今までの人生で何の疑問も持たずに過ごしてきた2月であるが、今年はなぜか恨めしい…。

というワケで、いろいろなことに追われながらの「ぼやき」更新作業のため、この辺で…。


今月のぼやきトップページへ