2009年9月のぼやき



9月1日(火)

昨年の今日は、羽田空港から金浦空港に向かう飛行機に乗り、「韓国珍道中」をスタートさせていた。今年も渡韓する予定があったが、新型インフルエンザの一件で計画が頓挫し、さらに息子が生まれたので

というような理由で渡韓を見合わせている次第。

今年も “3分の2” が経過し、前期・中期を過ぎて後期に突入…。来週あたりから徐々に講義が再開(あるいは開講)されるので、講義の準備も念入りに…といったところ。

だが、子育てが予想以上に睡眠時間を奪ってくれることを知り、ちょっと疲労気味…。加えて昨夜は息子が泣くたびに私まで目が覚めて、妻と一緒に息子をあやしたため、朝の8時過ぎから激しい睡魔に襲われて…。息子を眠らせて、「あぁ…、これでやっと “まとまった睡眠” が取れる!」と思った瞬間、「ピンポ〜ン!」と呼び鈴が…。誰も対応できる状態ではなかったので、私が玄関を開けた。そこには、宅配業者の配達員が…。そして、

あっ、部屋を間違えちゃいました! (^-^ゞ

と平然と言ってのけた配達員…。

宅配業者Sについては、今年の1月にも嫌な思いをさせられている。今日は安眠妨害、そして息子の寝入りばなをくじく…。

書留で送る書類があったので、昼食後に静岡駅前までひとりで行ってきた。駅前は再開発でピカピカ状態なのは良いが、地下道の構造が私の記憶とは異なっていて、バスを降りてから郵便局へ行くのに7〜8分ほどかかってしまった(地下道を通らなければ4〜5分、私の記憶通りの地下道であれば2〜3分で到着するハズだった)

郵便局の窓口で「簡易書留でお願いします」と声をかけると、「番号札を取ってお待ちください!」とすかさず返される。「番号札ってどれですか?」と聞き返すと、「これです!」と…。そこには、最近見かけなくなった “プラスティック” で出来た楕円型の札が…。“番号札” を取ろうとしたところ、隣の窓口の係員さんが「あっ、こちらへどうぞ!」と、私の手続きをサッと済ませてくれた。

民営化されたとは言え、まだまだお役所的な仕事をする人が残っている郵便局…。

静岡駅前のバスターミナルに行くと、乗る予定だったバスが停車中…。左足の状態は…といえば、普通に歩くのには徐々に耐えられるようになったものの、走ることはまだまだ出来ない状態で、仕方なくバスを1本諦めた。走って無理してバスに乗って左足の治癒が遅れるよりも、バスを1本待って帰宅が遅れるほうがマシである。

夕方、息子が “大仕事” をやらかし、おしめから肌着に大噴射!? 休火山は、パワーの蓄積がマックスに達すると活火山と化す…などと書けば科学的だが(どこが?)、世話をするこちらにとっては虚無感さえ漂ってくる…。そこで、今日は早めに風呂に入れてしまうことになった。当然、私も一緒に風呂に入らなくてはならないので、日の明るいうちからの贅沢な入浴となった。

風呂好きな息子は、バスタブにつかっている最中にはしゃぎ過ぎ、水面に顔を思いっきり打ち付けて、「ギャアァァァァ〜ッ!」と大号泣!!! 泣きながら暴れるものだから、なおもバシャバシャとお湯がかかる…。

まぁ、人生は甘くない…ということをこれで学習してくれたら、それはそれで…。

最後に、プロ野球に関する「ぼやき」を…。

ユニフォームをホテルに忘れてくるような選手は嫌いだが、そんな選手を平然と出場させるようなYG球団も大っ嫌いだ! そのYG球団には、金に惹かれて “才能を評価してくれた日本の球団” を裏切った外国人選手が多々存在する。私のような典型的日本人は、浪花節的な風潮に逆行するYG球団が好きになれない。以前は大好きだったのだが、某投手の一件で「大人は汚い! YG球団は汚い!」という印象を子供心に持ってしまい、それ以来ずっとアンチ側に回っている私である。

それでも、YG球団は日本一注目されているのだから、何とも複雑な心境である。

「TSUMAのぼやき」は、鋭意更新中!


9月2日(水)

「お宮参り」(初宮参り)に行ってきた。実は、先月30日(日)に静岡に向かう前、我が家の目の前にある洲崎大神で “ささやかな” お宮参りのようなことをしてきてはいるが、息子のためにもキチンと祈祷を受けたほうが良いと思い、静岡浅間神社に参ることになった。

受付で住所、父親(=私)の氏名、母親(=妻)の氏名、子供の氏名、続柄などを記入し、初穂料を納める。神社のパンフレットとともに黄色の衣を渡され、「赤ちゃんのお父さんが羽織ってください」と指示される。つまり、私が衣を着るということである。

受付を終え、待合室に移動すると、「戌の日の祈祷」を受けに来ている一家と、厄除けのお兄さんと同席になる。そして、全員一同に拝殿に通された。まず、最初は初宮参りの祈祷で、私の住所と名前、妻の名前、そして息子の名前が呼ばれた。次に、戌の日の祈祷で、ご家族の住所と妊婦さんの名前、その夫の名前が呼ばれた。なんと、妊婦さんは町田市つきみ野出身らしい。最後に、厄よけの祈祷…。我ら家族が横浜市在住で、妊婦さんが町田市出身…。静岡市出身は妊婦さんの夫と厄除けのお兄さん…というように、アチコチから祈祷に集結したような状態だった。
お宮参りにて
15分ほどで祈祷は終了したが、左足の捻挫がまだまだ痛む私には、正座が出来ないという苦しさがあった。何とか正座に近い形に左足首をもっていったものの、なかなかしんどい…。玉串を捧げる際、無理して左足も正座の体制に入ったが、その後でなかなか立ち上がれず。

それでも、想い出に残るお宮参りとなった。

祈祷後に御神酒をいただき、息子の名前入りの御札と神棚をいただいた。横浜に戻ったら、早速これらを飾ろうと思う。これで、静岡でのお宮参り、終了。

次は、「お食い初め」か…?

とにかく、息子が健やかに育ってくれれば、それだけで…。


9月4日(金)

先月28日、息子の乳児1ヶ月健診のため病院へ行ってきた時の話から…。

我ら家族が小児科外来の待合席に座ると、私の隣には “ギャル系女性” と女の子…。この女の子はもちろん、“ギャル系女性” の娘さんである。健診の順番を待っていると、息子が急に泣き出した。その泣き声に対して女の子が、「赤ちゃん、泣いてウルサイねぇ…」とお母さん(ギャル系女性)にボソッとつぶやいた。すると、その女性は「赤ちゃんが泣くのは当たり前でしょ? 赤ちゃんは、泣くのが仕事なの。○○ちゃん(女の子の名前)だって、赤ちゃんの時にいつも泣いてたのよ。だから、ウルサイなんて言っちゃダメ!」と娘を諭していた。

やはり、親になった人はシッカリしているんだなぁ…。見かけで判断しては、ダメである。私も、見習いたいものである。

一昨日は「お宮参り」を無事に終え、ほっと一息…。それで気が緩んでしまったのか、昨日は久々に更新を滞らせてしまった。ダウンしたのである。俗に言う「バテ」である。

ここ数日、1ヶ月で1700gも体重を増やした息子をだっこし続けて、普段あまり使わない筋肉が悲鳴を上げ、肩胛骨周辺の筋肉がガチガチに固まり、血行不良となり、偏頭痛まで誘発され…という次第。虚しいやら、情けないやら…のストレス・スパイラル状態(などと、さりげなく自著のタイトルを出してみる)。昨日の夕方から今日の午前中まで、ずっとフトンに横たわり、今までだらしなく生きてきたことを恥じていた私…。

夜中、両肩に多少のマッサージを妻が施してくれて、ちょっと強めの湿布を貼ってもらった。妻が「もっと早く処置すれば良かったのに…」と言うが、どういうワケか妙なところで意地っ張りになるクセのある私、それが原因で倒れることがある。今や一児の父でもあるため、妙な意地は張らないように心がけたいと思う。

たくさん寝て、今日は何とか復活していたようなので、息子をだっこしたり寝かしつけたりしていたのだが、胃の具合が今ひとつ…。明日は所用があって、今日中に私は横浜に戻る必要がある。当初「夕飯を食べてから妻の実家を出発する」という予定だったのだが、「このままだと、いつ動けなくなるかわからない!」という不安があったので、夕飯を食べずに帰ることにした。妻と息子がバス停まで見送りに来てくれて嬉しかったが、逆に何だか切なさが募ってきて…。

今は閑散期なので、特急の指定席は通常より200円安い310円…ということで、19:36発のひかり号の指定席を取って確実に座れる状況を作った。その甲斐あって、新横浜に到着した頃には(若干ではあるが)体調が戻ってきているような感じだった。なのに、新幹線のドア部分にスーツケースを引っかけてしまい、またしても左足をグキッと…。今度は捻挫のようなひどいひねり方はしなかったが、それでも数分間は「ひぃ〜〜〜っ!」という状態が続いた。

それでも、何とか無事に帰宅。今日からまた、しばらく独り…。


9月5日(土)

朝晩は涼しくなってきた。昨夜などはタオルケット1枚で寝るのはちょっと寒いくらいだったが、毛布がすぐに出る状態ではなかったので、タオルケットで耐えられる間はじっと耐え、明け方になって厚着をして何とかしのぎ、風邪を引かずに済んだ。

午後、新宿で仕事関連の打ち合わせが行われた。仕事とはいえ、昼間の新宿に数時間もいたのは久々である。天気が良く、窓辺はジリジリと暑さがしみ渡ってくるような感じであった。が、窓の外を見る余裕などなかったことは言うまでもない。
横須賀線と湘南新宿ラインの運休案内
今日の19時から明日の10時半にかけて、横須賀線は区間運休となり、湘南新宿ラインは完全運休となる。新川崎駅と西大井駅の間に武蔵小杉駅が新設されるため、線路の切り替え工事が行われるためである。ちなみに、来週も同じ時間帯に同様の(区間)運休となる。

武蔵小杉駅が新設されたら、横須賀線(湘南新宿ライン)は南武線や東横線とどのように連絡されるのだろう? 横須賀線の線路の横には新幹線が併走しているし、南武線と東横線の武蔵小杉駅とは垂直に交わっているし…。ただ、乗り換えは “かなり” 便利になるだろうし、一部は運賃が安くなるハズだし…と、とっても楽しみな展開である。

が、しかし、今日は「往きはよいよい、帰りは…」ということも十分に考えられたのだが、打ち合わせは16時前で終了したため、何の問題もなく湘南新宿ラインで横浜に戻る。

息子が物心ついた時、「お父さんが子供の頃には、この駅はなかったんだよ!」とか「この電車は走っていなかったんだよ!」などと教えてあげたら、「えぇ〜っ、嘘だぁ!」などと言われるのだろうか?

この世には、変わってはならない部分がある。変えてはならない部分がある。そして、変わらなくてはならない部分がある。変えなくてはならない部分がある。その区別を如何に判断するか…。


9月6日(日)

「めい」さんの想い出…。

小林さんの家に、シーズー犬が住んでいた。名前は、めいさん…。「さん」は敬称なので、名前は「めい」なのだが、どういうワケか「めいさん!」と呼びかけるほうがしっくりきた。両耳にリボンを施されていたのでてっきりメスかと思っていたが、実はオスで、なのにリボンがよく似合っていた。客人が来ても吠えることなく、じっと体に穴が開きそうなほど見つめて、そして誰にでもよく懐く、愛らしい犬だった。

めいさんが小林家の一員になった頃、私はめいさんと初めて会った。あれから16年…、昨日ふと小林さんのブログにアクセスしたところ、めいさんが弱ってきているということを知った。そして、その日のうちに更新されたブログで、めいさんの訃報を知った。そして、

めいさんのご冥福、心よりお祈りいたします。

めいさんがMASAKATSUさんの「家族」になった頃、めいさんに「私の体に穴が開くのではないか!?」と思うほど見つめられたこと、十数年ぶりに“再会”した時にもじっと見つめてくれたこと、今でもハッキリ覚えています。

いつだったか、MASAKATSUさんとジョイントライヴを行うためのリハーサルをしている最中、めいさんが我々の中に入ってきて、一緒にコーラスを取ろうとしていたことも…。

私のパソコンに、2006年9月30日に撮影しためいさんの写真が、ちゃんと保存されています。私の心の中にも、めいさんはいます。

めいさん、ありがとう。

というコメントを書き込まずにはいられなかった私であった。

文中の「MASAKATSUさん」というのは、小林さんのことである。「ジョイントライヴ」というのは、1997年の夏と冬の話で(そのステージでの写真は、以前このサイトで公開したことがあるが…)、ライヴ前日にコーラスワークの最終確認のために小林さん宅にメンバー全員が集まって、実際に歌っていたところ、めいさんがトテトテ歩いてきて、頭でリズムを取りながら…ということがあった。

その時、私はちょっと力みすぎて、コーラス中に直腸からスゥ〜っと “ガス” を放出してしまった。その “臭い” に敏感な反応を示しためいさん…。しかし、めいさんは私の顔を見つめて「いや、この人は絶対違う!」と、私を心の底から信じてくれていた。それで、他のメンバーの臀部をひとしきり嗅ぎ回り、しかし臭いが確認されなかったため、「やっぱりアンタだったのかぁ!?」とキャンキャン鳴きながらカリカリと私に爪を立て始めた。とっさに私が「おやおや、めいさん、どうしたのかな?」などと白々しい演技をし、小林さんも「めいさん、どうしたの?」などと取りなすも、めいさんの私への攻撃はやまず…という、何とも微笑ましい想い出がある。

くだらない話のように思われるかも知れないが、私には「めいさんが、私を信じてくれていた」という嬉しい事実であった。言葉の通じない者同士で、心が通った喜び…などと、勝手な解釈をしただけではあったが、それでも強烈な印象として今なお残っている。

改めて、めいさんの冥福を祈る。


9月7日(月)

相変わらず、左足の調子が…。一旦は腫れが引き、痛みも鎮まってきていたのだが、度重なるハプニングのため、左足ばかり何度も何度もひねってしまったのである。

一昨日など、駅のエスカレーターで妙な動きをする女性がいて、エスカレーターをおりたハズなのに、なぜかこちらに向かって逆走してきて、その女性を避けようとしたはずみに左足をグキッ!? さらに、書店でよそ見しながら歩いていた女性を避けようとして、左足をグキッ!?

またしても、歩行が困難になりかけてきているのである。昨日の朝から、足は軽く発熱しているし…。「捻挫はクセになる」といった話を聞いたことがあるが、果たして…!?
秋の青空
だからといって、左足をかばって部屋に閉じこもるのも不健康だし…ということで、外に出てみた。きれいな青空が広がっていた(写真は、カメラの望遠機能を使用して撮影してみたもの。初の試みのため、嬉しくなって載せてみた次第)。そこで、左足のリハビリを兼ねて、洗剤類や明日の仕事に必要なものを調達しに近場で買い物をした。

夜になって、まだまだ足の調子が元に戻らないことに焦る私…。


9月8日(火)

相変わらず、左足の具合が…。外側は張ったような痛みがあり、内側はズキ〜ンとくる痛みがある。平坦な道を歩いている時にはあまり痛みを意識しないで済むのだが、坂や階段の上り下りには苦労する。それに、正座が出来ない…。基本、私は家では正座でいることが多いので、食事の時も仕事中も難儀している。

ついつい横断歩道を早足で歩こうとしてしまい、内側と外側から同時に痛みが襲ってきた。まだまだ、走ることは出来ない…というよりも、あまり足を激しく動かさないように心がけなくてはならない。「全治1ヶ月」と言われたのが先月中旬だったので、少なくとも “あと10日以上” はこんな状態が続く…ということか。

自分の足を自分の思うように動かせないもどかしさでイライラしているところ、さらに私を不快にさせるようなメールが…。私の名刺は、ネットで見つけた名刺作成会社に作成を依頼していた。その会社から下記のようなメールが届いたのである。

相互リンクでお世話になっております。
●●●●(会社名)と申します。

この度、当サイトでは相互リンクの見直し作業を行う事となりました。
訪問者の方への利便性等を考慮し、自サイト内容に関連性の高いリンク集に
編集していきたいと考えております。
それに伴い、誠に勝手ではございますが 一旦、貴サイトへのリンクを
解除させていただきたいと思っておりますので
何卒、ご了承の程よろしくお願い致します。
尚、貴サイトより当サイトへのリンクにつきましては
穏当にご処置をくださいますようお願いいたします。

貴サイト様の益々のご発展を祈念申し上げます

以前、この会社は名刺を作成した客に「相互リンクしませんか?」と願い出て、多くの人がこの名刺作成会社のサイトと相互リンクしていた。要するに、この会社のことを “無料で宣伝してくれた人” がたくさんいたのである。ところが、営業が軌道に乗ったのか、その他の理由があるのか知らないが、礼の1つも言わないで、突如上記のようなメール1つで相互リンクを解除するとは…。当然、こちらからのリンクも解除した。

心が狭いと思われるかも知れないが、こういう経験が一度や二度ではないが故、(自分自身の存在も含めて)非常に腹立たしく思えてならないのである。かつて、とある自営業の方の売り上げ向上に関して、メーリングリストでアレコレ意見を出し合って、ネット出店を企画し、私のサイトとも相互リンクしておいたのだが…。ネット出店は大当たりして、それはそれで喜ばしかったのだが、勝手に旧いサイト(私と相互リンクしていたサイト)を閉じ、新たに立ち上げたサイトには私のサイトがリンクされていない…というようなことをされた経験もある。

私は今後、二度とこれらの会社と関わることはないと思う。

さて、久々に(半年以上ぶり)に日大看護へ出講してきた。 そして、夏休み明け最初の「社会学」の講義である。

以前は「講義を15回(30時間)実施し、その後で終講試験」というシステムだったのだが、数年前から「終講試験を含めて15回」という具合に変更されたので、初講を「ガイダンス」と同時に講義内容にも入っていかなくてはならない…。それで、ここ数週間は今まで日大看護で行ってきた講義の内容を何度も何度も確認し、講義用資料を郵送したり、メールで教員とやりとりしたり…という作業を続けた。

最初の50分は、「社会学」の講義を受けるに当たっての学生との約束事や、事務連絡などを話す。そして、残りの40分で「社会(学)とは何か?」という話をする。が、本来この話は90分じっくり話したい内容なので、キリの良い(来週の講義につなげられる)ところまで語り、テキストに軽くアンダーラインを引いてもらって終了させた。夏休みで体がなまっているような気がしたが、やはり体が「90分はこの感覚!」ということをシッカリと指示してくれていたので、時間をオーバーすることもなく、ホッとする。

ただ、初講ということはほとんどが初対面の学生であるため、教室の雰囲気や学生の志気を確認しながら語る必要があった。が、先輩たちが私の講義に関する “情報” を新入生たちに伝えていたのだろう、昨年まで初講時にしていたような注意は一切することなく、そういう点では淡々と講義が進んでいったのではないか…と思う。

左足にも余計な負担がかからないで済んだので、「もしかして、今年度(の講義)もうまく展開されるのでは?」などという期待も持てた。

久々つながり(?)に、サティの得々市に行ってきた。日用品や私が食べる分だけの食品類を購入。妻と一緒に得々市に行っていた時の、ちょうど半分の会計…。

とりあえず、左足の痛みと闘いつつも、仕事モード全開!


9月9日(水)

左足のリハビリがツライ! 「また、ひねってしまうのでは?」「このまま、走れなくなるのでは?」「もう、正座もままならなくなるのでは?」などという恐怖感と闘いながら、足首をキチンとした位置を保ちながら歩けるようにしていくのだが…。左足(の痛み)を意識しすぎて、思わず右足ばかりに力をかけてしまい、結局は右足にも悪影響を及ぼす有様。

リハビリの帰りに、コンビニで「炭酸文明」なる飲料を見つけた。昨日、発売開始になったらしい。炭酸飲料の起源は、古代エジプト文明に王族が飲んでいたブドウの発砲炭酸…ということで、クレオパトラも飲んでいたとかいないとか…。とりあえず1本だけ買ってみた。先入観があるからか、白ブドウの香りとロイヤルゼリーが、何となく古代飲料のような感じに思えてしまう。しかし、この味と似たチューインガムを噛んだことがある。それが “懐かしさ” を呼び起こしているのかも知れない。

今日は09年9月9日…ということで、千年に一度の「999の日」である。そこで、西武鉄道「銀河鉄道999」関連の記念きっぷとピンバッジを発売したという。朝5時半過ぎには全ての販売駅で完売してしまったというほど、まだまだ999人気は根強いようである。知っていたら昨夜から並んでいたかも…と、ちょっと悔しい思いをした。静岡県の大井川鉄道では、「銀河鉄道999」を模したSL特別列車が運行されたという。

そして、今日はまた、ビートルズの全オリジナル・アルバムのリマスター盤CDの発売日である。これを記念して各地で記念イベントが実施される…という情報を以前から得ていたのだが、左足の具合を考えて、全て諦めることにした。そもそも、ビートルズのサウンドをリミックスしたり定位を変えるという作業は、「作品に手を加える」と見なされてきた。ビートルズの作品は “神聖” なものであり、それらを “いじる” ことは禁忌であるとされてきたのである。が、近年のデジタル技術革新によって「ビートルズが演奏していた “原音” に近づける作業」が可能となり、例えば「LET IT BE…NAKED」などのようなアルバムがリリースされ、時代の趨勢でリマスター盤リリースが可能になったのだと思われる。つまり、これらの作業は “いじる” のではなく “原音(原点)への回帰” であると考えられたのだろう。

出来ることなら、私も全アルバムを入手したいと思うのだが…。リマスターされた音色を再現できるようなサウンド環境がないからなぁ…。

昨日気がついた話…。静岡から横浜に戻ってからというもの、まともに声を出していなかったため、声帯がなまってしまったのか、声が出にくくなっていた。昨日の講義では、通常よりも力を込めて声を “押し出す” ように話していたが、最後まで違和感を拭い去ることが出来ずにいた。それで、バスの乗降時や買い物の最中には極力声を出すようにして、遅ればせながらノドのウォーミングアップをしてみたが、効果の程は如何に!?

唐突だが、最近コーヒーを飲む回数が増えた。私が頻繁にコーヒーを飲む時は、ストレスと闘っている場合が多い。頭痛がヒドイ場合も、カフェインが鎮痛作用を促すということでコーヒーを飲む。

“ヤケ酒” なる逃避方法もあるのだが、捻挫治療中の身の上故にアルコールは御法度だし…。そうでない時でも(仕事中などで)、酒に逃げることが出来ない場合などは、コーヒーに走る傾向がある(ようである)。昨日もインスタントコーヒー(詰め替え用)200gを購入し、しばらくコーヒーには不自由しないような状況を作っ(てしまっ)た私…。ストレスが強烈になればなるほど、コーヒーの濃さも増してくる…。ただし、適度にコーヒーを楽しんでいる時は、この限りではない。念のため。

今日の更新内容は、全て「コーヒーを飲む回数」を増やす原因か!?


9月10日(木)

松戸歯学部「社会学」が終講した。半期15回の講義では、通年(ないしはセメスター)30回の講義に比べて「テーマの絞り込み」「内容の圧縮」などでそれなりの苦労を要するのだが、終講時の充実感・寂寥感は15回モノだろうが30回モノだろうが同じである。特に、松戸歯学部での講義は履修学生数が20〜30名となるため、学生たちとの距離が近くなり、手を抜くことも出来ず(他の講義では手を抜いている…というというワケではない!)、水曜日の夜はなかなか眠れなかったものである。今年に限ったことではない。毎年の話である。

だから…といって、来週から水曜日の夜はグッスリ眠れるというワケでもない。

終講にあたり、夏休み前の講義内容を確認し、講義用資料で解説が終了していなかった部分をゆっくり説明し、4月から話してきた基本概念とリンクさせつつ、“まとめ” の作業に入った。

講義は終わったが、来週の終講試験時には講師室で待機することになるので、まだ松戸には行くのだが…。

講義中は気にならなかったのだが、やはり左足の具合が…。バスの乗降の際や駅の階段で、やはり違和感と痛みが襲ってくる。だが、このまま左足首をかばいすぎて、曲がらなくなっても困るし…。


9月11日(金)

7月までに実施した前期試験に関する追再試験が、最近集中して実施されている。それと同時に、「不合格になった理由」を問うメールも少しずつ届いている。が、今年の受講学生たちは素直な者が多いようで、“理由” を伝えると「わかりました。ありがとうございました」「来年、また受講します」などという返事が…。

すでに後期の講義が進んでいるが、「まだ、前期は終了していない!」というのが実情である。実際、制度的には「9月末までは前学期」ということになっている。この時期は、気持ちを前期半分・後期半分という配分で持ち続けていなければならないワケである。

このところ、更新するたびに文章が長くなっているような気がしているので、今日はあっさりと…。


9月12日(土)

せっかくの週末だが、朝方から雨が…。一旦やんだものの、昼前に再び雨…。そして、やんで…の繰り返し。夜になって、強い雨…。

天気も不安定だが、私の左足の具合は “もっと” 不安定…。寝相が悪いのか、それとも “かばい方” が悪いのか、日によって痛む箇所が異なるのである。外側、内側、足首…と、ローテーションでグ〜ルグル!? ちょっと気を抜くと、歩いている最中でも座っている最中でも「ビシッ!」と激痛が襲ってくる…。

部屋にいる時は出来るだけベッドなどに腰掛ける時間も作っているのだが、それでは何だか落ち着かず、気がつくと座布団に座っている私…。

私の左足は、本当に治るのだろうか?

新聞のラテ欄で、とある番組の「路線バスで富士5合目」の内容説明に惹かれた。バス好きの私は、どうしてもその番組が見たくて、放送時間までに大部分の仕事を済ませて、テレビの前に…。「どこが出発点になるんだろう?」「何本くらいバスに乗って行くのだろう?」などという、番組への期待感が膨らみつつ、番組がスタート! 数分で撃沈…。期待した私が悪かったのだが、テレビ番組でこんなに期待を裏切られたのも久々のことだ。番組の最初で大月駅が映った瞬間、「あぁ、何だか嫌な予感が…」と思ったのだが、その予感が的中。出演者たちは大月から富士急行で河口湖に向かい、そこから富士山5合目行きの路線バスに乗っただけのことだった。あとは、ひたすら富士山5合目の情報のみ。

テレビ東京の『土曜スペシャル 路線バスシリーズ』並みに…とは言わないが、せめて「河口湖組」「御殿場組」などのようにアチコチのアクセスポイントから富士山5合目にアクセスしてくれれば…。まぁ、30分番組にそこまで求めるのは無理な話か…?

そういえば、年内に健康診断を受けておいたほうが良いと言われているが、今年1月に受けているし、もう少し間をあけたほうが良いような気もするが…。


9月13日(日)

ひなちゃんくらぶ産経新聞社から「ひなちゃんくらぶ」の手続書が届いた。「ひなちゃんくらぶ」というのは、『ひなちゃんの日常』のファンクラブである。息子が妻のお腹の中にいた頃、「もしも生まれてくるのが女の子なら、ひなちゃんみたいに育って欲しいなぁ…」などと思ったものである。もちろん、息子にはひなちゃんのような思いやりを持って欲しいと願っているが…。

理想としては、『ひなちゃんの日常』の登場人物である「まさおくん」の弟の「としおくん」のような男の子に育ってくれたら…。息子は長男なので、まさおくんのようにワンパクでたくましく、それでいて心優しい男の子に育ってもらいたい気持ちもある。

…などと、産経新聞の購読者や『ひなちゃんの日常』を読んだことのある人のみわかるような、マニアック(?)な記述をしてみたが…。

左足の痛みは相変わらず…。心身ともに参っているところに加えて、昨夜からなぜか胃と腸を同時にやられてしまった私…。痛みは夕方近くまで続いたが、処方箋薬局で受け取った胃腸痛の頓服薬があることを思い出し、何とか痛みは落ち着かせた。が、痛みの根源が何なのかわからないため、まだまだ予断を許さぬ状態である。

予断を許さないと言えば、東北楽天ゴールデンイーグルス…。せっかくクライマックスシリーズへのマジック19が点灯したというのに、今日負けてマジック消滅…。今や、パリーグもセリーグも “優勝チーム” なんかよりも、クライマックスシリーズに残れる “3位争い” のほうに注目が集まっているようである。

今、日本のプロスポーツ全体で “異変” が起きているような…。

こんなムシャクシャした夜は、食べて食べて食べまくる…に限る。豆腐1丁(400g)を使って麻婆豆腐を3人前作り、さらに冷凍しておいたご飯を丼1杯分解凍し、一人で一気に食す。一気に汗をかき、デトックス効果も狙う。が、満たされぬ何かが…。


9月14日(月)

昨夜は明け方まで眠れず、ベッドに横たわりつつもなぜか自分自身について考えていた私…。

私は「父親」である。7月末に息子が生まれ、私はそう呼ばれるようになった。

よく「生みの親」「育ての親」などというが、人類学には「生物学的〜」「社会(学)的〜」という区分がある。たいてい、父親のことを指す場合に用いられる概念である。私は「生物学的父」になったのだが、果たして「社会(学)的父」になれているかどうか…。

社会学的な…ということで「役割演技論」でも考えてみた。「父親」という地位は「父親」の役割を演じている(果たしている)姿が周囲から認められ、初めて与えられるものである。

さて、私は本当に「父親」として認められているのやら…。

「TSUMAのぼやき」に

成長の早い息子は先月の下旬からすでに「お話」をしてくれますが、最近はその時間が長くなり、「あぅ。おぅ。うきゃ」など可愛い声でたくさん話し掛けてくれています。あやせば可愛い笑顔で笑ってくれる事もしばしば。

などと書かれていた。が、まだ息子は言語体型を理解しているワケではないだろうし、我ら夫婦も息子が本当に何を伝えたいのか確実に把握できているワケでもないので、コミュニケーションで苦労しつつも、息子の成長の早さを嬉しく思ったりもする。

そんな息子も、眠っている時に「夢」を見ているような…。社会経験が希薄で、さらに言語を会得していない者がどんな形で夢を見るのか、非常に興味深い。

「言語」といえば、大学院に通っていた頃に指導教授から「言語は、記憶を助ける(容易にする)」と教えられたことがある。言語を習得していない者は、例えば「赤い花」を記憶しようとすればその姿形を全てインプットしなくてはならないが、言語を習得していれば「赤い」「花」とだけ記憶しておけば事足りる。「赤」とはこういう色で、「花」とはこういう存在で…と、そのシニフィアンとシニフィエによるシーニュが規定されることで…などとド・ソシュールの言語学理論を取り上げると、私が学者であることを信じてもらえるのだろうか? そもそも、構造主義の立場にはついてゆけなくなって “お手上げ状態” の私ではあるが…。

さらに、ラングパロール…、しつこいっ!!

眠れないと、自分自身のことから構造主義まで関連づけて考えてしまうのか? 余計に眠れなくなったことは、言うまでもない。

リハビリの効果が現れてきたのだろうか、多少の “早足” が出来るようになってきた(相変わらず、痛みは残ってはいるが…)。だが、本当に大変なのは、痛みが取れた後のリハビリである。1ヶ月ほどずっとかばい続けてきた足首の筋肉は、力が落ちてしまっている。それを回復させるためのリハビリのほうが、今よりもっとツライのである(経験者は語る…である)


9月15日(火)

左足に湿布を貼っていると気がつかないのだが、湿布を取ると明らかに左足首が “とんでもない状態” になっていることがわかる。痛みだけではなく、靱帯がおかしくなっていることもわかる。立ち続けたり歩くことに支障はないが、しかし…ちょっとでも足首の角度が変わると、「あぁ、やっぱり治っていないのねぇ…」ということを痛感する。

指で触ってみても、左右でちょっと感覚が違っているのも不安…。「多少の “早足” が出来るようになってきた」なんて言って喜んでいては、いけないのである!

そこで、ちゃんと湿布をして日大看護へ出講した。以前は8時過ぎに事務室の鍵が開けられていたのだが(既に事務職員が詰めていることも多々あった)、今年から管理体制が変わったらしく、8時半過ぎでないと鍵が開かないということを先週聞いたので、今日はちょっと遅く家を出て、いつもより遅い湘南新宿ラインに乗って池袋に出た。そして、日大病院直行バスで看護学校に向かうと、ちょうど良い時間に到着した。「次回から、ちょっと朝ゆっくり出来そうだなぁ」と、少し嬉しさが…。

9時、チャイムが鳴るのと同時に教室へ。前回の講義はガイダンスにちょっと時間を割きすぎたので、「社会」の概念に関する解説を少し残したまま。そこで、まずは先週の復習、そして “残りの解説” をして、そして今日の本来のテーマである「状況(情況)判断」について語る。チャイムが鳴った後、1分ほど解説がオーバーしてしまったものの、何とか先週今週で解説するべき内容は終了する。

講義後、再びバスで池袋駅に戻り、埼京線で新宿へ。一旦下車して(今日は都内フリー切符を購入していたので、都区内であれば何度でも下車可能!)、駅周辺の量販店でプリンタのインクを購入した。再び新宿駅に戻り、山手線で目黒へ。ここで正午となり、久々に天下一品で昼食をとる。今日入った店の店員さんは “ものすごく” テキパキしていて、私が「Aランチ(ラーメンとめんたいごはんのセット)ください!」とオーダーすると、間髪入れず「(ラーメンは)こってりで良いですね?」と返してきた。天下一品のラーメンを食べる時、私は必ず「こってり(一号)」と「あっさり(三号)」を合わせた「まんなか(二号)」をオーダーするので、勢いに負けることなく「まんなかで!」と答える。

食後、バスで日体大へ行き、社会科学研究室へ。29日から「総合科目B」の講義が始まるので、事前に講義用資料を印刷しておいた次第。久々にリソグラフをいじったので、設定の変更がうまく行かず、予想外に時間がかかってしまった。昨年までと比べて今年は履修登録学生が3倍近くになっているので、一体どんな雰囲気になるのやら…。
ケータイ国盗りとSPA!のコラボ企画
最近、弟夫婦に勧められた「ケータイ国盗り合戦」にハマっている私…。「公式ガイドブック」も購入したし…。昨日発売されたSPA!では、その「ケータイ国盗り」とのコラボ企画が!? 今日、エキナカで購入! 特製ポストカードもゲット!

スッカリ “虜” になっているなぁ…。


9月16日(水)

このところ、なかなか眠れない…。眠れたかと思っても、浅い状態が続く。そして、朝が来ても起きられない…。

今日は、15:20から松戸歯学部で「社会学」の終講試験が実施されることになっていた。試験監督をする必要はないので出講義務はなかったのだが、「不測の事態に備えるために試験時間中は講師室に詰める」と大学に伝えてあったため、私は起きて出かけなくてはならないのである。が、どうしても体が動かない…。正午を過ぎても起きられず、気持ちは焦るのだが体が動かず…。結局、12時半過ぎに気合いを入れて起き、13時過ぎに家を出た。その30分弱の間で身支度と昼食を済ませた。

松戸までは順調に到達したのだが、日大歯科病院(松戸歯学部)行きのバスがない! 朝は通勤通学のためにある程度の本数が確保されているバスも、昼間は1時間に2〜3本しか運行されていないのである。次のバスを待つか、それとも松戸歯学部の近くを通るバスで大学に向かうか…という2者択一を迫られた私だったが、運良く馬橋駅行き(日大歯科病院入口経由)のバスがすぐに来たので、迷わずそのバスに乗った。が、日大歯科病院入口のバス停から松戸歯学部まで、普通の歩行ペースで5〜7分かかる。左足には出来るだけ負担をかけたくなかったのだが、時間との闘いを強いられている以上、そんなことは言っていられない状態であった。バスは順調に走行し、大学には15時過ぎに到着した。

試験は無事に終了したようで、私の出動機会はなかった。学生たちが一生懸命作成した答案用紙をバッグにしまい、学生たちでいっぱいになっているバスに乗り込んで松戸へ戻った。

この後は何の予定もなかったので、「ここはひとつ、ケータイ国盗りかなぁ…」ということで、かなり遠回りの帰途に就くことにした。遠回りの案は2つ。1つは、常磐線で我孫子に出て、成田線に乗り換えて成田へ行き、そこから成田線・総武線快速・横須賀線で横浜に戻るプラン。今1つは、常磐線で柏に出て、東武野田線で大宮へ行き、そこから湘南新宿ラインで横浜に戻るプラン。「私の左足の具合」「時間」「盗れる国数」「獲得できる城」の要素を考え、さらに現在ecute大宮ではSuicaポイントのキャンペーン中であるということを思い出し、野田線のプランを採ることにした。

達人級の人に比べたら取るに足らない成果かも知れないが、私としては満足のいく結果が出た。しかし、何をやっているんだか…。

色鉛筆を昨日購入しようかと思ったのだが、今日から横浜ポルタのポイント5倍フェアのため、帰りにポルタで購入した。すでに夕食時だったので、今 “話題”ペッパーランチに入った。店内には「お詫び」が…。そして、「おいしくお召し上がりいただくため、肉の中心まで火を通して…(後略)」などの注意書きが…。肉の管理、店員の管理…と、何かとお騒がせなペッパーランチではあるが、それはごく一部の出来事で、かつてはいつでもどこでも安心安全な店だった。私の中では、ペッパーランチに対する信頼感が薄れることはない。とりあえず、頑張って営業を続けてもらいたいだけである。

さて、明日の講義の準備をしなくては…。


9月17日(木)

今日も、疲労が取れないまま朝を迎えた。まだ全ての講義が開始(再開)されているワケではないので、今日は法学部の3時限目「社会学」のみ担当である。「講義にさえ間に合うように…」ということであれば11時半過ぎに家を出ても十分間に合うのだが、講義用資料を印刷する必要もあり、「おそらく、夏休み明けだから印刷機の競争率は激しいだろうなぁ…」と判断して、10時半前に家を出ることにした。

結論から言えば、予想は大当たり! 今日と明日の2クラス分800枚を一気に印刷し、昼休み中に講義教室へ。左足に負担をかけたくないため、出来るだけ荷物を分散して運びたかったのと、講義開始後に資料を配付するとえらく時間がかかるので(大教室のため)、体力と時間の浪費を防ぐために資料を教卓に置き、各自で受け取るように指示を板書して講師室へ行く。

さて、3時限目は…、久々に大教室での講義ということで、力の配分を確かめつつ、学生の “ノリ” を確かめつつ、前期の解説内容を復習しつつ、後期の講義目標を説明し、「問題行動の根源」の解説に入る。毎年、どの大学でも、どの学部でも、このテーマの初回は「どうして問題が起こるのか?」を “communis” の解説から入るが、今日も例年通り。だが、夏休み前に「アイドル工学」について語った際、酒井法子を例示して解説したのだが、そのことを再び取り上げ、「彼女の逃亡劇は、社会学的には “問題行動” とは呼ばない。が、このことは来月以降の講義で…」などと予告編も盛りだくさんの90分に構成した。

ただ、講義中にも容赦なく左足の痛みが襲ってきた。学生たちには私の左足の話は講義のはじめにしておいたのだが、「平気そうな顔をしているけれど、実際は(左足の痛みが)スゴイことになっているんだよ!」などと要所要所で(?)挟みながら、とりあえず90分をしのいだ。

講義後、左足のリハビリのことしか考えられなくなる。吉田整形外科に行き、左足の状態を説明すると、今日から湿布をやめてスミルスチックを使用することになり、またマイクロ波での治療に切り替えられた。これからは、理学的リハビリである。

あぁ、完治は程遠い…。


9月18日(金)

“いろんな意味” で不眠症気味…。中途半端な睡眠を取ってしまったため、今朝も頭がボ〜ッとした状態で起きるハメに。朝食用に用意しておいたパンをバッグに入れ、家を出た。

京浜急行で横浜に出て、横須賀線に乗るか東海道線に乗るか迷う。横須賀線は東海道線より4分ほど早く横浜を出るが、東京で中央線に乗り換えることを東海道線に乗ったほうが早い。が、車内が空いていてゆったりしているのは横須賀線…ということで、横須賀線を選んだ。品川で座席が空き、「東京まで、ちょっと座るか…」と着席したところ、強烈な眠気が襲ってきた。眠気と闘い続けたものの、新橋を過ぎたあたりで完膚無きまでに打ちのめされたような状態になり、東京で降りずに錦糸町まで仮眠を取ることにした。

錦糸町で総武線・中央線各駅停車に乗り換えることにしたのだが、乗り換え回数が1回減ったので、左足には負担があまりかからず、怪我の功名といったところ。水道橋で電車を降りた時は、頭もスッキリ状態だった。

法学部に到着し、教員室で朝食用のパンを食す。だんだん体が生き返ってきているのを実感する。頭も体も復活したところで、2時限目「社会学」に突入! 講義内容は昨日と同じであるが故、妙な安心感と余裕が生まれ、命取り…。チャイムが鳴るまで話し続けていた私であった。

金曜日は前期・後期ともに時間割の変更がない唯一の曜日なので、3時限目が空きのまま。昼休みと3時限目を使って、新宿へ向かった。ただ、左足をちょっと動かしておこうと思い、法学部から徒歩で飯田橋へ出て、そこから中央線各駅停車に乗ることにした。いつ雨が降ってもおかしくなさそうな空模様…ということで、本当は帰りに新宿へ行こうと思っていたのを “仕事の合間” を利用することにしたのである。さらに、昨日のうちに通信教育部で4時限目「社会学」の講義用資料は印刷済みだったので、気分的にも楽であった。

こうして有意義に(?)空き時間を使った私は、落ち着いた心地で4時限目にのぞんだのであった。今日からテーマを「常識と非常識」としておいたのだが、奇しくも講義内容が法学部の「社会学」と一致していたため、色々な話を織り込みつつ講義を展開する。そして…、色々な話を織り込みすぎて、話の最中に終業チャイムを聞くという有様。

新宿での用事は済んでいたので、リハビリに充てる時間が確保できた。今日もマイクロ波…。ひたすらジッとしながらマイクロ波…。「仙豆があったらなぁ…」などと本気で思った私…。

明日から巷では5連休…。「シルバーウィーク」と言うのだそうな。この5連休では、心身のリフレッシュを…と考えているため、ちょっとのんびり、そしてふだん出来ないことをしようと考えていたりもする。久々に “あの人” と会う約束もある。8ヶ月くらいお会いしていなかったような気がするが…。

シルバーウィークは、ちょっとのんびりしたい。そこで、このサイトの更新をちょっとの間お休みさせていただこうと思う。


9月19日(土)〜23日(祝)

まとまった「更新」なので、ちょっと文章が長め…。

ハッピーマンデー制度によって実現した9月のシルバーウィーク5連休…。基本的には今日が連休最終日になるのだが、明日と明後日に有給休暇を取れば、最大で9連休になる人も…。もちろん私は、明日も明後日も仕事に行くが…。

長いように思えた連休も、振り返ればあっという間に過ぎてしまったような気がする。

その連休中、「ぼやき」を更新せずにいた間に何をしていたのか…といえば、本当は「韓国珍道中」を挙行しようという気持ちもあったのだが、「休養」「捻挫」「新型インフルエンザ」などなど様々な事情があって、計画は延期。

妻から「(息子が)ぐずっていて、機嫌が悪い」という連絡を受け、静岡へ一度行ってきた。私が月初に帰浜して以降も、息子はスクスクと大きくなっていて、体重がまた1キロぐらい増えているような感じであった。息子は目で物を認識できているようで、妻が作った折り紙のメリーゴーランドが揺れると喜んでいた。

静岡からは「ぷらっとこだまエコノミープラン」を利用して横浜に戻るつもりだったのだが、シルバーウィークのため「(ぷらっとこだまエコノミープランで)ご用意できる席は完売で…」と言われ、「普通にキップを買うんだったら、別にこだま号でなくても…」ということで、ひかり号の指定席を前もって購入しておいた。ひかり号で静岡からノンストップで新横浜に向かい、横浜線で横浜に出て、京浜急行に乗り換え、上大岡に向かった。もちろん、自宅とは逆方向である。

上大岡駅の京急線ホームで、久々に “あの人” と再会…小林さんである。実は「今も泉谷たくろうが営業しているのか、連休中に “現地調査” してみよう!」という約束をしていたのである。泉谷たくろうにはマスターのブログが開設されているのだが、昨年1月の「この店居抜きで売ります」というカキコミを最後に更新されておらず、「もしかして、お店をたたんでしまったのでは?」という話になり、それでお店のある汐入に行くことにした。

お店に電話をすれば済む話だが、それでは味気ない…。妙なこだわりである。

汐入で京急を下車し、脇目もふらず(?)泉谷たくろうへ向かった。目標物の1つである立ち飲みやさんの存在は確認できたが、「泉谷たくろう」と書かれた看板が見当たらない…。次の瞬間、店が居抜きで売られ、別の店になってしまったことに気づいた。ヘヴィーな常連というワケではなかったが、店の雰囲気が良く、マスターから聞きたい話がまだまだ残っていて、ものすごく残念な想いがした。

こうなることを半ば予期していた上、私の左足のこと(捻挫のため、アルコール厳禁!)を気遣って別の店を調べておいてくれていた小林さん…。ノンアルコールでも楽しめるように…と、横須賀中央のダイニングバーに行くことになった。小林さんは赤ワインのデカンタ、私はノンアルコールビールで…。パスタを2種とピザ、生春巻きやサラダをオーダーするが、どれもみな美味! 「あぁ、私もワインが飲みたいなぁ…」と思いつつも、“現状” を考えるとアルコールは避けるべき。だが、アルコールなしでも十分すぎるほどに楽しめた。

その余韻をぶち壊すような出来事が、昨日起きた。7月に「TSUMAのぼやき」で「ヤツが出ました! この家で初めて見ました。ギトギトと黒光りしていてすばしっこく動き回り、ひどい時には飛び回る、夏になると出てくる“ヤツ”です!」と紹介されていた「ヤツ」が現れたのである!

昨夜、シャワーを浴びながら洗濯機を回していたのだが、シャワーでスッキリして洗濯物の優しい匂いにホンワカしているところ、白い壁に黒いものがガサゴソと…。新聞紙を持ってきて叩こうと思ったのだが、悲しいかな我が家は借り物で、壁を汚すことが出来ない。コンビニ袋を手にはめて、ヤツを追いかけたが、洗濯機や冷蔵庫の裏にすばしっこく逃げ隠れて…。取り逃してしまった。せっかくシャワーを浴びたのに、頭のてっぺんから足の先まで汗でビショビショ…。シャワーの浴び直しであったが、気分はスッキリしなかった。

が、ヤツは逃げながらも7月中旬に私が仕掛けたアチコチのホウ酸ダンゴを食べていたのである。「バカめ! それを食べて巣に帰ったら、仲間もろとも死を迎えるのだぞ!」などと思いつつも、「やっぱり、捕獲したほうが気分的には楽だよなぁ…」というのが本音。

そして今日、昼過ぎにボケ〜ッとしていたら、ヤツが再びノソノソと現れた! が、昨日のような俊敏さはない。おそらく、ホウ酸ダンゴの効果が出ていたのだろう。が、凝りもせず、ホウ酸ダンゴを食べに来ていたのである。「今日こそは!」と、コンビニ袋を手にはめたのだが、一瞬遅く、ヤツは冷蔵庫の奥に…。が、別のホウ酸ダンゴを食べようと移動したのが運の尽き。そこで私に捕獲されたのであった。

これで、安心して睡眠も外出も可能になる。しかし、何をやっていたんだか…。

あとは、まとまった調べ物と試験の採点、ちょっとした買い物、そして大好きなビートルズのCDを聴きながら休養…というのが、連休の過ごし方。

連休中、『クレヨンしんちゃん』の作者である臼井儀人先生の訃報が入り(詳細はこちら、とてもショックであった。様々な講義で「クレヨンしんちゃん」を題材にさせていただいており(韓国における日本大衆文化開放に関して、特に『クレヨンしんちゃん』はシンボル的存在だった)、今週もDVDで再生する予定で…。臼井先生のご冥福をお祈りする次第である。

今日で、2009年の残りが99日…と、ついに100日を切ってしまった。57日前に “父親” になったことだし、残りの99日をシッカリと生きてゆかなければ…。

その前に、明日からの講義を頑張ろう!


9月24日(木)

冒頭から、今日の出来事とは全く関係のない話から始まる…。

今月中旬にピーター・ポール&マリー(PP&M)のマリーさんが亡くなったというニュースに触れ、「また、これで1つの時代が終わったのかな…」という気持ちになった。私の購入したPP&Mの音声データをCDにして、心静かに有り日のマリーさんをはじめPP&Mの歌声に聴き入った。中学生の時、音楽の時間に習った『Puff, the magic dragon』や『花はどこへ行った『「500マイル』『風に吹かれて』など、反戦フォークというラベルを剥がして聴いてみた。

どれもみな名曲であるが、「風に吹かれて」にいたってはオリジナルのボブ・ディランよりも完成度が高いように思える。そして、

The answer, my friend, is blowin' in the wind,
The answer is blowin' in the wind.

至極名言…である。「友よ、その答えは風に吹かれている」なんて、奥深いものを感じてしまう。その答えはきっと風に吹かれているのではなく、北山修が『風』で表現したように「そこにはただ風が吹いているだけ」なのだと思う。廃墟と荒廃の中に、何かを見つけようとした希望と挫折…。そして中島みゆきの『時代』に拠れば、「今日はくよくよしないで、今日の風に吹かれましょう」というところか…。

レコーディングされた時期が60年代であるため、音声はステレオフォニックなのだが、完全にボーカルやギターの立ち位置で左右のチャンネルに音が振り分けられている。そうとは知らずに聴いていると、「あれっ、片方のスピーカーから音が出ない! 壊れたのかな?」などと誤解してしまう。「ステレオフォニックは、右と左とで違う音が出ますよ!」という部分を強調したような、今では考えられないような定位が、まさにステレオ黎明期のノスタルジーである。

これまた、今日の出来事とは全く関係のない話…。

月見バーガー「期間限定」「数量限定」などの文句に弱い私…。マクドナルドの「月見バーガー」が今日までの期間限定販売だったので、昨日の夕方に買って帰った。秋で月見…というコンセプトであることはわかる。毎年、この時期になると「そろそろ、月見バーガーの時期だねぇ…」などと妻と話すのだが、あえて期間限定にしているからこそ「食べなくちゃ!」という気持ちにさせられていることは明々白々。

だからといって、これがレギュラーメニューに載ったらどうなるのか、考えたこともない。いつでも食べられる…というのでは、インパクトが薄い。が、私は結構「月見バーガー」が好きなので、期間を限られなくとも食べ続けるように思うのである。

それはともかく(?)として、連休明けで早速仕事である。1時限目は日大看護へ出講し、「社会学」の講義。今月中は変則的に、それでいて全て1時限目開講ということで、“間隔” と “感覚” を今日まで確かめつつ、今日から「社会的動物」について、特に「Double Happiness」をキーワードに語る。

講義後、急いでバス乗り場へ行き、池袋へ。山手線と中央線各駅停車を乗り継いで水道橋に到着。そのまま法学部へまっしぐら…。

3時限目「社会学」では、DVDを使用して『クレヨンしんちゃん』の日韓比較を行い、communisの違い(私はこれを “温度差” と呼ぶ)を検証したが、まさか追悼の意を含むことになろうとは、先週は全く想像していなかった。時間的に余裕がありそうだったので、韓国における日本大衆文化開放の経緯と、『ドラゴンボール』のオープニングの日韓比較も試みた。大教室での視聴覚教材使用は初めてだったので、リバーブの量などが把握出来ず、音響の調整がなかなかうまくいかなかった。が、最後には何とか聴けるような状態に…。

仕事が早く終わった日は、左足のリハビリに限る…とばかりに、後かたづけを終えてすぐ校舎を出た。途中、「ケータイ国盗り合戦」でまだまだ盗れていない都区内の “国” があるので、とりあえず青山と六本木を経由して横浜へ。

夕方、日が暮れるまでにリハビリに入れたが、もっとのんびりしても良かったような、そんな気がした。

左足も、のんびり治してゆけば良いのかも知れない…。


9月25日(金)

神保町で、40分も道に迷った。学生時代から慣れ親しんでいる街で、なぜか道に迷ったのである。

今日は「番地」を頼りにとある宅配業者の営業所を探していたのだが、神保町の番地は規則正しくないため、捻挫が治っていない左足を40分も動かし続けてしまった。「1丁目25番地」という所に行かなくてはならなかったのだが、「たしか、あのラーメン屋さんあたりが1丁目の20数番地だったような…」という私の記憶を信じて歩いたのだが…。たしかに、私の記憶は正しかった。しかし…、1丁目24番地の隣は26番地だったり、4番地だったり、17番地だったり…で、25番地がないのである!

40分後、靖国通りを挟んで反対側に25番地が存在することを知った私…。昼休みに来週の法学部「社会学」の講義用資料を印刷して、それから40分の神保町彷徨があって、これで空き時間のほとんどを使い切ってしまった。

今日の「社会学」の講義は、2時限目の法学部と4時限目の通信教育部と、どちらも昨日の法学部3時限目と同じ内容。よって、『ドラゴンボール』と『クレヨンしんちゃん』を何度も見ることになったのだが、先日亡くなられた臼井儀人先生のことを思うと、何とも切ない内容の講義であった。切ない想いをしていたのは、教室の中で私だけだったのかも知れないが…。

昨日と今日は、ちょっと鉄道に縁のあった日…。詳しくは明日の更新で!


9月26日(土)

試運転で品川駅に停車中のE259系車両一昨日(24日)の帰途、品川駅で山手線から東海道線に乗り換えようとしたら、成田エクスプレスの新型車両が停車していたを見た。来月デビューするE259系である。

が、私は今年度に入ってから、三島への往き帰りにJR東日本の鎌倉車両センター(かつての大船電車区)の本区(大船駅のすぐ先)に入線している車両を何度も見ていたのだが、実際に旅客取り扱い駅に停車しているのを見たのは数回…。おまけに、いずれもデジカメ不携帯時での遭遇…。
試運転で品川駅に停車中のE259系車両
だが、一昨日はちゃんとバッグの中にデジカメをキチンと入れておいたため、E259系の停車しているホームに急ぎ、デジカメを取り出し、何回もシャッターを切った。乗務員詰所から数名の運転手さんと車掌さんが出てきて、「これ(E259系)をさぁ、昼過ぎにマニアが来てパシャパシャ写真撮っててさぁ…」などと話していた。そして次の瞬間、デジカメでパシャパシャ写真を撮りまくっていた私と目が合ってしまった乗務員さんたち…。お互いに気まずくなる。

「年内に、E259系で運行される成田エクスプレスに乗る機会はあるのかなぁ…」と思いつつ、その場を離れた私…。

昨日(25日)はまっすぐ帰宅する気にならず、通信教育部での講義を終えた後、水道橋から新宿方面の中央線各駅停車に乗り込んだ。四谷で中央線特別快速に乗り換え、「ケータイ国盗り合戦」でまだまだ盗れていない中央線沿線の “国” を攻めに行くことにした。神奈川県内(相模国)に「津久井」地域があり、神奈川県北端ということでアクセスが悪く、中央道や中央線で相模湖駅付近に行かなくてはならず、中央線に至っては1時間に2〜3本程度しか停車しないため、昨日は「なら、八王子で横浜線に乗り換えて帰ろう」と決意した。

昨日はポカポカ陽気で、三鷹で着席するや否や心地よい眠気に襲われて…。なのに、気がつけばいくつもの国を盗っていた私…。無意識な状態でも携帯電話を話さず、ひたすら位置情報を送り続けていたようである。

相模湖駅に停車中の中央本線相模湖駅のホームから見た風景八王子で下車する際、「中央線で相模湖、上野原、大月方面へお越しのお客様は、降りられたホームでお待ちいただきますと、八王子市発の甲府行きにお乗り換えいただけます」という車内放送が入る。「もしかして、『相模湖へ向かえ!』っていうことなのかなぁ…」と気持ちが揺らぐ。気がつけば、甲府行き列車を待つ人の列に並んでいた私…。

相模湖駅を通過したことは何度かあるが、ホームに降り立つのは初めてだった。山間部で、おまけに日が暮れていたため、昼間の暑さが嘘のように寒い…。さらに、八王子方面の電車は20分待ち…そして、高尾止まり。「ここって、(私の住んでいる横浜と)同じ神奈川県だよなぁ…」と、思った。家を出て、都内で仕事をして、“ひたすら” 東京都を西に移動して、たどり着いたのが神奈川県…。

20分待って、高尾まで戻る。ここまで来れば中央線快速の本数が多いので、もう楽である。八王子駅で横浜線を1本見送り、次の電車で座って東神奈川へ。都内と神奈川県を交互に通過して、神奈川県横浜市の我が家に戻る…。ここでも、いくつかの国を盗っておく。そして、相模国の全てを統一!

それにしても、神奈川県相模原市から横浜市に戻るのに、どうして東京都をひたすら移動しなくてはならないのだろう? 横浜線や田園都市線に乗っていると、東京都と神奈川県の位置関係がわからなくなることがある。ひたすら都内を走っていた電車が神奈川県に入り、気がついたらまた都内…。

東神奈川駅の改札を出ると、横浜FCの試合告知活動(ホームゲームの告知チラシ配布)をサポーターたちが行っていた。その中に、ゲームスチュワードリーダーをしている義妹を発見! 横浜FCはホームゲームで6連勝中なので、この勢いのまま少しでも順位を上げていってもらいたいと思う。

ほとんど完成し、あとは開業を待つばかりのCIAL PLATシルバーウィーク中に撮影したCIAL PLAT東神奈川駅は、激変の最中にある。私が子供の頃は「京浜東北線と横浜線の、単なる乗換駅」としか思っておらず、神奈川区民となってからは「身近な駅」と親しみが沸いてきたものの、駅前はぱっとせず…。それが数年前からの再開発のおかげで、みるみるうちに風景が変わり、来月からは駅ビルがオープンするのだから、大したものである。東神奈川に駅ビルが出来るなんて、昔から横浜に住んでいる者の誰が予想しただろうか?

…と、鉄道にまつわる2日間の出来事をまとめてみた次第。


9月27日(日)

今日も一昨日(25日)の話から…。

元巨人軍内野手、元オリックス監督の土井正三氏が逝去されたという。巨人軍のV9戦士の一人であり、名二塁手として、そして阪急との日本シリーズで “伝説” の「日本シリーズ退場事件」の原因となった好走塁などで知られる氏であったが、その現役時代を知らない若い世代には「イチローの才能を見抜けなかった監督」「イチローを潰そうとした監督」などというネガティヴな印象しかないらしい。悲しいことである。

今の若い世代全員というワケではないが、「ある人物の(過去の)業績や功績を知りもせず、現状だけを見て批判する者」が何と多いことか!

我が家にある『ぴよぴよファミリア ワンダフル』という漫画の中に、

「バカ」は仕方ないが、「無知」は恥じるべきだ。
少しでも多くのことを知ろうとする気持ちが大事なんだぞ!!

というセリフがある。今月担当したとある講義の最中、学生たちに “基本的に高卒程度であれば知っていなくてはならないような知識” に関する質問をしたところ、惨憺たる結果となってしまったことがあった。質問に対して「わかりません!」と即答されるのである。「絶対に学校で学んだはずだから、『わからない』んじゃなくて、『忘れた』んでしょ? せっかく君に知識を与えてくれた先生方に失礼だから、言い直しなさい!」と学生たちに言うと、すかさず「忘れました!」と言い直す。すると私は、「じゃあ、思い出して!」とツッコミを入れるものだから、学生たちにはウザイのだろう。そこで、

最近の学生の学力が低下しているという意見もあるが、(私の考えでは)そうではなく、単に「知識欲」が低下しているだけの話だと思う。

中間試験や期末試験が終わると(あるいは、単位を取得してしまうと)、せっかく学んだことを「もう(覚えておく必要がないから)いいや!」とばかりに頭の中から消してしまっているだけだと思う。

学んだことを「知識」として蓄積したいという欲が欠如しているだけなのだろう。

と私なりの分析を語ったのだが、もしこれが実情だったとしたら、教える側としては切ない限りである。ゆとり教育の弊害かも知れないが…。

それはそうと、妻も子育てに奮闘しながらも静岡で「TSUMAのぼやき」をちょくちょく更新している模様…。

先月の「ぼやき」で、

昨年6月18日に結婚して、しばらく別居婚状態が続き、同居した途端に新たな命が宿り、出産で妻が病院に1週間ほど入院し、そして今は横浜と静岡に離ればなれ(?)で…と、何とも落ち着きのない我ら夫婦。そして、しばらくは自宅で「単身赴任」さながら独りでの作業が続く…。

と述べた私…。今も妻子と離れての暮らしが続いていて、息子が首もすわっていない状態だから仕方ないのだが、やっぱり寂しいことは寂しいもので、日常生活のちょっとした不都合でさえ “人生最大の不幸” のように思えてならないことも…。妻や息子が家にいて、笑顔でいてくれたら、それがパワーの源になって、嫌なことを幸福感が遮ってくれるのだが…。仕方ないこととはいえ、この頃よく気が狂いそうなくらい虚しくなることがある。

だが、結婚するまではそんな気持ちになったことはないので、ある意味「これはこれで幸せなことなのかもしれない…」とも思う。

そんな日曜日の「ぼやき」である。


9月28日(月)

今日で息子は満2ヶ月…。

昨日で横浜開講50周年記念テーマイベントである「開国博Y150」が閉幕した。これほどまでに市民にも注目されず、定着もせず、「あっ、そういえばそんなイベントがあったねぇ…。どこでやっているんだったっけ?」的な印象しか残していないような博覧会だったように思う。

1989年(平成元年)に開催された「横浜博覧会」などは、何回も通った人も数知れず…。市民の間でも「横浜博、行った?」という会話で盛り上がり、大盛況だったと記憶している。私も3回(一人で2回、弟を連れて1回)、横浜博に行ったものである。

結局、「開国博」は目標としていた有料入場者500万人に及ばず、120万人程度の入場者に留まる大赤字状態…。横浜博と開国博、この差は一体何なのだろう?

今月初頭から、横浜駅などで特設(急設?)カウンターが出て「開国博の入場券、こちらで販売しております。こちらでお求めのお客様には、“特製チケットホルダー” を差し上げております」などと痛々しいほど必死な販売活動をしていたが、その甲斐もなかったらしい。せめてマスコットキャラクター「たねまる」のぬいぐるみでも付けてくれたら、「じゃあ、1枚購入しようかな」という気持ちになったかも知れない。

赤字の補填は、どうするのだろう? まさか、市民税の増額…なんてことはないだろうか?

さて、今週から全ての担当講義が揃い踏み! 後期は、前期以上に移動が激しくなる。意気込みと反比例して、左足の痛みはなかなか鎮まらない…というのが玉にキズ。そして、今日から水曜日まで初講が続くので、緊張感も…。昨夜はなかなか眠れず、ビートルズのCDを聴きながら眠ろうとしたが、結局1枚全ての曲を聴き終えるまで眠れず。

今週から、日大看護「社会学」は、月曜日の1時限目に固定される。前回に引き続き「社会的動物」がテーマであるが、今回はポルトマンの「生理的早産」をキーワードにしつつ、そこから人間がなぜ社会を必要とするのか(社会なしには生きてゆけないのか)を考察。これで、基礎編が終了。が、来週(10月5日)は「日本大学創立記念日」の振り替え休日で、その翌週は「体育の日」ということで、月曜日が2週連続で休日になってしまうため、次の講義は3週間後…。

そして、久々の三島駅…。そして、国際関係学部…。今日は、4時限目「日本社会(日本人学生用)」のみ担当であるが、履修登録人数が180名超ということで、準備はそれなりに大変である。さらに、初講ということで “講義の流れ” をシッカリ整えなくてはならない…という緊張感もあり、落ち着きのない状態で始業チャイムを待つ。

とりあえず、腹を決めて(?)教室へ。念のため、リピーター数を確認したところ、半数弱といった感じであった。初回と言うことで “ガイダンス” を75分かけて実施するが、その間に私の講義の初心者へも “流儀” をシッカリ伝授する。この講義の出席率は例年高めなので、今年も期待してしまう私…。さらに「追加履修」も数名出て、「何とかなるかな…」という感触を得て初講終了。

講義後、水曜日の講義用資料の印刷にとりかかる。前期同様、なるべく時間のある時に講義の準備を進めておけば、後で慌てることもないかと…。

先日、ペッパーランチのそばを通ったら、「ネギハラミ」なるメニューを発見した。とっても気になってしまったので、今日の帰りにそれを食してみた。おっ、これはなかなか!」などと思いつつ、美味しいもので心もお腹も満足するハズだった。あのバカ男さえいなければ…。

私の正面に座っていた男のもとに、店員さんが料理を運んできた。マニュアル通りに「食べ方はおわかりでしょうか?」と男に尋ねるや否や、

ウルセェなぁ〜、わかってるよっ!

と店員に食って掛かったのである!? 落ち込んだ表情の店員さんのことなどお構いなしに、男は肉を鉄板でジュージュー焼き始めた。そんな光景を見ていて胸が苦しくなり、急いで店を出た私…。このバカ男に何か言われたら、私も「ウルセェなぁ〜、わかってるよっ!」と言ってやりたい…というか、ぶん殴ってやりたい。あの薄い頭に熱々の鉄板を押しつけてやりたかった。が、きっとこういうバカ男は(自分のことを棚に上げて)すぐキレるんだろうなぁ…。どこに行ってもうだつが上がらない者の典型であろう。

「ぼやき」という観点ではこういう男との出会いは十分にネタになるのだが、出来れば出会いたくないものである。

明日は2コマ担当…。2コマとも初講…さらに、全ての学生と初対面…。今夜も眠れない…by 岡村孝子


9月29日(火)

1時限目の日体大「総合科目B」、そして4時限目の御殿場看護学校「文化人類学」、いずれも今年度の初出講であり、リピーター皆無(言い換えると、その学年を過去に教えたことがない…という事情)の講義。よって、教室の雰囲気が読めない状態での登壇となる。

日体大の場合、昨年まで20〜25名程度の小規模な状態で講義してきたのが、どうしたことか今年は履修登録60名! まぁ、かつては100人超で開講していたのだから人数そのものは問題ではない(おまけに、4年次配当科目だが、女子学生だけで60名というのが久々の状態で(例年、女子だけなのだが)、「一体どうなることやら!?」という想いで教室へ…。

150名収容の教室に60名…ということで、学生が横長に、そして後ろ半分に集中して着席していた。予想していたような騒々しさはないものの、横長では “交通整理” しにくいのと、講義用資料を配布するのに難があるため、中央2列に集中して座るよう指示を出す。そして、講義の目的、基本的態度、学生への注文、評価方法その他諸々を75分かけてガイダンスし、残り時間で出席表にコメントを付けて提出してもらい、初講終了!

講義後、空模様があやしかったので、雨が降らないうちに桜新町駅へ移動し、田園都市線と山手線を乗り継いで新宿へ。買い物と食事をして、12時半の箱根桃源台行きの小田急高速バスに乗った。久々の御殿場…ということもあり、気持ちがちょっと昂揚しているところがあったので、とりあえず高速道路のリズミカルな揺れに身を任せてほんの少し仮眠を取る。

バスが御殿場駅前に到着したのは、昨年毎週火曜日に到着していたのとほぼ同時刻…。それもまた、何とも懐かしく思えた。御殿場駅周辺は、キンモクセイの香りで包まれていた。「秋だなぁ…」と思った。

御殿場看護学校は今年から副校長先生が新しく着任され、今日が初対面…ということで、少しお話をさせていただくことが出来た。そして15:10になり、教室に入る。

昨年の初講の時よりはかなり雰囲気を柔らかくし、それでも「起立、気を付け、礼!」という挨拶は4〜5回やり直ししてもらい、講義の目的、展開方法、学生たちへの注文などを90分まるまる語り続けた。

教員室に戻り、今日の講義の確認をして、17時前に学校を出た。いつもなら御殿場駅前から横浜駅東口までバスで戻るところだが、今日は東名御殿場まで30分近く歩き、東名ハイウェイバスで静岡へ。18:10発の特急名古屋行きの予約を入れておいたので、すんなり乗車。19:15に東名静岡で下車。歩いて妻の実家へ向かった。

昨日やっと生後2ヶ月となった息子をだっこしていたら、何やら左腕が冷たい…。よく見たら、息子が私の腕をペチャペチャ舐めまくっていたのである。「赤ちゃんは、そうやって(腕などを)舐めるものだよ」と妻に言われたが、今までそのような経験がなかったので(当然といえば当然だが)、「これも成長の証かな?」などと勝手に喜ぶ私…。

近々、妻と息子が横浜に戻ることになる。それで妻の実家から荷物を少しずつ我が家に持ち帰らなくてはならないため、私が静岡に向かった次第である。

さて、明日は天気が悪いと言うが、荷物は無事に持ち帰れるのだろうか?


9月30日(水)

明け方、息子の泣き声で目が覚めた。妻が息子をあやすものの、なかなか泣き止まない…。「いつも、こんな状態に妻はおかれているんだなぁ…」と思うと、何とも申し訳ないやら切ないやら。それで、私が息子をだっこすることにした。「今日も仕事があるんでしょ?」と、妻が私を心配してくれたが、私にも親として何とかしてあげたいという感情があるようで、息子が落ち着くまであやすことにした。

それから再びフトンに戻ったところ、妙な快眠(?)に入ってしまい、「今日の講義用資料は作ってあるし、急いで三島に行かなくても大丈夫だなぁ…」という気持ちになる私…。私が起床したのは、寝る前にセットしたアラームが鳴った1時間後だった。

身支度をととのえ、朝食をとり、妻と息子に見送られ、仕事の荷物とスーツケースを転がしながら(?)、バス停へ。

バスは想定内の遅れをもって到着したが、その後が想定外…。まだまだ道路渋滞が発生する時間帯とも思えないお昼前にもかかわらず、やけに道が詰まっていた。さらに、(気のせいかも知れないが)静岡駅までバスが信号という信号にことごとく引っかかっていたように思う。

加えて、乗客の一人が降りもしないのに降車ボタンをバス停ごとに押していたため、無人のバス停でもバスが停車する有様。ちなみに、ある乗客の降車後にこの現象が解消したので犯人は判明したが、すでに静岡駅前まであと2停留というタイミングであった。

結果、いつもの倍以上の時間をかけ、バスは静岡駅前に到着した。

「ひかり号に間に合うかも…」という、私の淡い期待は打ち砕かれた。そして、こだま号にさえギリギリ間に合ったという状態…。が、もっと早くバスに乗れば良かっただけの話。自業自得ともいえる「ぼやき」である。

新幹線ホームに着くと、そこには異様な大群が!? 50名ほどの腐女子のみなさんが、新幹線の到着を待っていたのである。彼女たちは、私の乗った車両の隣を占拠! そして、タバコの吸える車両を探してドタバタドタバタ!?

いろいろなことがありつつも、無事に三島到着。

スーツケースとパソコンバッグをコインロッカーに預け、雨がポツポツ降る中を国際関係学部へ…。後期になって今日初めてお会いする先生方から、息子の誕生にお祝いの言葉をかけていただき、少々照れる私…。

3時限目「国際社会学入門」は、今日が今年度初講。履修登録160名弱のところ、140名以上が教室にいたようである。この講義の目的や方法論、過去の傾向などをガイダンスとして語っていたのだが、途中で教室を抜け出す学生が数名…。どうやら、受講届を誰かに託してサッサと帰ろう…ということだろう。最初は「今日は初回だし、あんまりキツイ注意を与えてもなぁ…」と思っていたが、話が佳境に入ったというのに外に出ようとする学生2名はどうしても許すことが出来ず、「オイッ、どこ行くんだ?」とキツイ口調で呼び止めると、観念したのか外に出るのを諦め、「お前、話をしている最中に人が出て行って傷つかないか?」などと、おそらく彼らの今までの人生で問われたことのないであろうことを言い続けた私…。私自身も気分が悪くなるが、ほとんどの学生が集中して私の話を聴いていたようなので、かなり救われた。

4時限目「日本社会(日本人学生用)」は3時限目と同じ教室なので、移動する手間も慌てて荷物を片づける焦燥感からも解放され、気分的にのびのび…である。今日は「日本(人)について学ぶ必要性」について、社会システム論的な基礎を語りつつ、トポロジカルな立場から「状況(情況)的影響」について解説する。

そして、5時限目「日本社会(留学生用)」は、久々の再会(?)に、まずは夏休み中のことを留学生たちから聞いてみて、それから「日本(人)的人間関係」の初回として「恩と義理」について語る。留学生用の講義で、夏休み明け初回で…ということで、ゆっくりと話を進めていったのだが、テンポが良すぎたのか、講義終了時間の20分前には “まとめ” が終わってしまう有様。講義後、夏休みは帰国していたという韓国人留学生から “お土産” として韓国海苔をもらう。ものすごく嬉しい!

帰りは、在来線でゆっくりと…。ただし、スーツケースがあるので、ちょっと贅沢してグリーン車を利用する。本を読みながら、ちょっとウトウトしながら、気がつけば横浜手前…というような帰途だった。

さて、明日も初講が1つ入っている。まだまだ緊張…。もっとも、今でも全ての講義に入る時は緊張感を拭えないのだが…。


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