2009年4月のぼやき



4月1日(水)

既婚者として迎える新年度…。いつもより少し心持ちが異なるような気がする。おまけに、夏には家族が増えることになる…ということで、気持ちも新たに2009年度にのぞもうと思った次第。

だが、今日もアタフタしていた私…。15時過ぎ、今日が納期限の公共料金が1件残っていたことを思い出した。我が家の近所の郵便局で支払えば良いのだが、その郵便局のゆうちょ銀行窓口は16時で閉まってしまう…ということを思い出したのが15時半過ぎ。急いで郵便局へ行こうと家を飛び出したら、外は雨…。慌てて家に戻り、傘をさして再び郵便局へ向かう。

ゆうちょ銀行窓口で番号札を引いて待っていたところ、肝心の払込用紙を家に忘れてきたことに気付き、急いで家に戻る。そして、その光景はシッカリ郵便局員さんに見られていて…。私のことを哀れに思ってくれていたのか、私の順番を待っていてくれていた郵便局員さん…。郵便局に私が戻るとすぐに「あっ、こちらの窓口へ…」と促された私であった。

そのまま家には戻らず、横浜ポルタへ。日曜日まではポイント5倍フェアなので、ここぞとばかりに本や雑誌を購入する。雑誌2冊に漫画本2冊(2冊とも、流水りんこ先生の新刊!)、そして話題の「FAMOSO」も購入した。「FAMOSO」はやはり人気があるようで、私は最後の1冊を入手したような状態。

そういえば、先月下旬に妻と横浜ポルタへ行った際、妻に書店で待っていてもらい、別の用事を私ひとりで済ませて妻と合流した際、妻が両手で漫画本を4冊抱えて待っていたことが…。そして私を見つけて「どうせ買おうと思っていたんでしょ?」と…。私の想いが見透かされていたような気がした。このやり取りからもわかるように、我が家の書籍総数における漫画本の割合が、確実に(着実に)増えてきている。「TSUMAのぼやき」でも書かれているが、以前の私は漫画本をほとんど買わないタイプであった。いつから変容したのか定かではないが、明らかに日常生活の中に漫画本の占める割合も増えてきている。だが、それが私の研究と結びついているのだが…と、軽くフォロー

ついで(?)に、インクジェット用のマルチプリンタラベルも購入。そして、三島への通勤に使用する回数券を購入して家路に就いた。

明日から、2009年度の仕事関連の用件がぽつぽつと…。


4月2日(木)

昨年4月2日の「ぼやき」冒頭より。

国際関係学部の教員打合会に出席した。10時から健診(X線検査)があるというので、9時半には大学に到着するよう家を出た。そして、健診開始時間前だというのに、受付も健診も終了してしまった。時間をキチンと(?)守って大学に来た教員は、その後の説明会に遅れてしまうほどの長蛇の列に並ぶことになったらしい…。

全ての予定が終了した後、桜を見るために三嶋大社へ行ってみた。国際関係学部のキャンパスに咲く桜も素晴らしかったが、三嶋大社にある三島桜は他の桜より花が大きく、優美な中に雄大さを感じさせた。

手抜きのように思われるかも知れないが、実は今日もこれと似たような状況だった。今年は「健診(X線検査)」が「10時から」ではなく「9時半から」に変更されたのだが、それは昨年の “反省” からのことと思われる。が、それでも長蛇の列が出来て、説明会の開始が若干遅れた。

ちなみに、私は7時半前に家を出て、東海道線で三島入りする予定だったが、このところの不規則な生活がたたり、新幹線を利用することになった。三島駅に降り立った時、イギリス人の英語の先生とバッタリ遭遇! 大学に向かう前にコーヒーを飲むことを提案される。そこから説明会終了まではずっとその先生と行動を共にしたため、日本語をほとんど使用できず。先日、妻と一緒になぜかNHK-BS NEWSLINEを夜中に見ていたのが功を奏したようではあるが…。

昨年と同様、説明会の後は懇親会…。だが、今日は私を含め、数名の教員のペースが鈍い…。あまり料理に手を出さず、ビールを飲む量も少なく…。というのも、今日は法学部の懇親会も18時からホテルニューオータニで行われるため、「赤ら顔で出席するのも…」という自制心があった私…。かといって、国際関係学部の懇親会をないがしろにすることもなく、楽しく過ごさせていただいた次第。

昨年は懇親会終了後に三嶋大社へ桜を見に行き、それから静岡市内へ向かった私であったが、今日は上記の理由から懇親会終了後も学内に残り、初回の講義に関する資料のコピーをとり、14時半過ぎに大学を出た。

三島から熱海を経由して、新橋まで東海道線で移動する。もし東京まで乗り続けていたら、始点から終点まで制覇(?)したことになったのだが、新橋であえて下車した。そして銀座線に乗り換えて赤坂見附へ。

今日、懇親会で大勢の教員と語らったが、話題の7割以上が「赤ちゃん」のこと。帰宅して、大きくふくらんでいる妻のお腹に向かって、「坊や、みんながお前の誕生を楽しみにしているよ!」と話しかけた。

今、我ら夫婦がお腹の子にしてあげられることは何だろう? オフコース風に表現すると「生まれ来る子供たちのために」というところ。

生まれ来る子供たちのために、何を語ろう?

そういえば、昨日からJR東日本の首都圏の駅で「全面禁煙」となったからだろうか、駅のホームの空気が澄んでいたような気がした。気がしただけかも知れないが…。


4月3日(金)

我が家の近所にある幸ヶ谷公園の桜が、いよいよ見頃を迎えようとしている。そういえば、昨日見た国際関係学部の桜も、キレイに咲いていた。視覚的に「春」を感じる。

外に出るとコートが要らないポカポカ陽気なのに、部屋の中は寒い…。夫婦間の愛が冷え切ったのではなく、陽が当たらないのである! 我が家は玄関と窓が東向きで、陽光が朝方の安眠を遮り、昼過ぎには部屋から太陽を見ることが出来なくなる。住宅街なのでカーテンを開け放しておくこともままならず、たまに外の天気がわからなくなることもある。が、駅から近く、コンビニや郵便局も至近距離にあり、生活環境としてはかなり便利な場所にある。

「一長一短」「二兎追うものは一兎をも得ず」というところか…。欲を言えば「一石二鳥」「一挙両得」が理想なのだが…。

それでも、今日はそのような地の利を活かして、日が暮れる前に郵便局へ行き、ATMでスルガ銀行と三井住友銀行の口座を動かす。最近、ゆうちょ銀行のATMで色々な銀行のキャッシュカードが “手数料無料” で使用できるため、私はかなりその恩恵にあずかっている。その後、コンビニで買い物をして、寄り道もせず帰宅。

テレビをつけると、「FNNスーパーニュース」が映し出された。時にスーパーな情報を提供してくれるが、ここ数年は特集のテーマが「ホームレス」「大家族」「問題児を更生させる住職」「グルメ」などのローテーションで辟易する。「グルメ」については日常で参考になる部分もあるのだが、見ていて「また、この家族か?」「また、この人?」というようなことが多くなってきているように思う。例えば、「あの大家族の “その後” を追う」などのように、1つの家族で何年も何年も同じ家族の特集が組まれる有様。フジテレビの事情は知らないが、見ているものとしてはもう一つ “ひねり” を利かせて欲しいと願うところ。

それと、「FNNスーパーニュース」に限らず以前からフジテレビが安藤優子さんの力に頼りっぱなしのような気がしてならない。

安藤優子さん…といえば、こんな想い出がある。

10年近く前、彼女がキャスターをしていた「ニュースJAPAN」を見ていた私、その日の特集が講義でも使えそうな内容だったので「ビデオに録画したかったなぁ…」と思い、翌日思い切ってフジテレビに電話して「『ニュースJAPAN』担当の方をお願いします」と言って取り次いでもらったことがある。

すんなり担当の方が出てくれたので、こちらの身分を告げ、

という主旨の話をしたところ、

という対応の後、

という、番組制作と著作権の絡みについての説明を受けた。

私の無茶苦茶な依頼に対しても丁寧な説明をしてもらい、著作権を守ることが至極当然のことであることもわかっているので、すんなり諦めがついた私であった。最後に

と告げて電話を切った。

数時間後、いつものように「ニュースJAPAN」を見ていたところ、

さて次は、“さっそく大反響の特集” です!

と嬉しそうに安藤さんがコメントしていたのを聞いて、「多分、私の感想だけで “大反響” って言っているんだろうなぁ…」と思い、マスメディアの情報操作を思い知った次第。

夕方、水嶋ヒロと絢香の結婚報道があった。「結婚秒読み」などとテレビでは報じていたが、実は2月22日に結婚していたらしい。そこで、某サイトのコメント欄を探したところ、以下のようなカキコミを発見した。

女性によるカキコミだと思うが、まず「騙されました」という心境が異常すぎる。何に騙されたのだろう? 「私こと水嶋ヒロは、決して結婚はいたしません!」とでも言ったのだろうか? 結婚したタレントを応援できないのか?

「人気が出て来てこれから!と言う時期に自分の思いのみで自分の人生を決めるのは芸能人でも許される事ですが」という意見を述べている本人こそが「自分の思いのみで自分の人生を決め」ている…。言い換えると、水嶋ヒロの人生を自分の思い通りに動かそうとしているストーカー的心理が見て取れるのではないかと思う。

「誠実な芸能人であれば隠さず真実を伝えて欲しかった」とあるが、異常なファンがいるからこそ、明言を避けてきたのではないかと…。

だが、この後に「そうすれば多くのショックが回避出来て水嶋ヒロさんに散財する事もなかっただけに」とあることから、「あわよくば水嶋ヒロと親しくなれるのでは…」という妄想と、「実現可能でないことにはお金を使わない」という器の小ささを物語っている。それは、「人気の低迷を切に祈っています!!」というコメントにも表されている。

その性格ゆえ、「裏切らた気持ちで今は大嫌いな芸能人に変化しました」という気持ちにしかなれない。水嶋ヒロを祝福することさえ出来ないのである。

「誠実な人と言うイメージが崩れて大ショックです」というが、自分で勝手に裏切られたと決めつけているだけの話でしかない。

「水嶋ヒロ&絢香は大嫌い!特に絢香!!!」と言うあたりに、まだちょっと捨てきれぬ水嶋ヒロへの未練と、大好きな “彼” を奪い取った絢香への恨みがフツフツと…。

「絢香よりも自分のほうが素敵だ!」と思っていたんだろうなぁ…、この輩は。哀しい人だ…。

もし、私の周りにこのような輩がいたら、「そんなことより、周りの人から好かれる自分になれるよう、もっと現実を見つめるよう、生活環境を変えてみたらどう?」とアドバイスするかも知れない。

…と、最後は多少の行動分析を加えたところで、今日の「ぼやき」は終了!


4月4日(土)

先月末、今話題(?)の「ウルトラサイダー」を2本買ったら、いずれも “私には何の想い出も思い入れもない” 「ウルトラマンティガ」柄のものだった…と書いた。今日、夕飯の後で妻が「近所の自販でサイダーでも買ってきてあげようか?」と言うので、お願いすることにした。数分後、「ウルトラマン」と「ウルトラセブン」の柄の缶を持って帰ってきた妻…。「こめんね…。『帰ってきたウルトラマン』の(柄の缶)は出なかったよ…」と、私の好みをよく知っている妻の申し訳なさそうな顔…。いやいや、「ウルトラマンティガ」柄に比べたら、百万倍以上の嬉しさである。

昨日、日本のプロ野球がセ・パ同時開幕し、予想のつかない展開を繰り広げている。読売の原辰徳監督に関するマスコミのコメントを聞いていたら、

世界一を獲った原監督、今度は日本一を目指します!

と言っていた。言っている意味はわかるのだが、何となく違和感が…!?

もし読売が今年の日本シリーズを制したら、次はアジアシリーズ進出…。世界→日本→アジアという、ちょっと順序の違う制覇をすることになるのだろう。

今日は出講先の1つで懇親会があったのだが、朝から頭痛がして、出席を断念した。昼過ぎまで寝て、様子を見ていたのだが、痛みが鎮まらないだけでなく筋の痛みまで併発してしまったため、欠席の電話を入れた。新年度開始早々、何とも情けない話である。

そういえば、昨日紹介した「カキコミ」のその後が気になり、しばらく某サイトのカキコミの状態を見守っていたところ、私が紹介したカキコミに対する非難、反論が多数見つかった。一言「最低」と書かれているものもあれば、「今回の結婚報道でファンを辞めるような人は、水嶋ヒロの人間性や演技力ではなくて単に顔が好きだっただけの人」「人気低迷を願うのは、もってのほか」などといった意見があった。その通りだと思う。

最後に、恋愛がらみのネタを…。

夕方、義妹からメールがあった。「ネタに使ってください」と、あるサイトを教えてもらった。「初恋の人からの手紙」という名のサイトである。 いくつかの “恋愛観” に関する質問に答え、「あなたの恋愛を分析して、初恋の人から甘酸っぱい手紙をお届けします」というコンセプトのもと、“初恋の人” からの手紙を作成してくれるらしい。「胸くそ悪い手紙が届く可能性があります。ご了承ください」とも書かれていることから、興味倍増! 早速、試してみる。

そして…、「“初恋の人” からの手紙」が表示されて愕然とする。

「をいっ!?」と、ツッコミどころ満載の文章だったのだが、最後に

P.S. 愛と恋の違いを熱く語る病気はもう治りましたか?

とあるのを見て、「どうしてわかったんだ!?」と焦る私…。「熱く語る病気」ではないが、国際関係学部の「社会学」で最終テーマとして「恋愛に伴う欲求と効果」を4〜5時間語る中で、「愛と恋」の主体の違いを語ることがあり、それをよく終講試験に出題するので…。

「手紙」の内容を読んで、「ふぅ〜ん、そうだったんだ〜!」「なるほど、それは言える!」などと言いながら、私を蔑むように見つめていた妻…。

みなさんも、お試しあれ!

ではでは・・・


4月5日(日)

頭痛が鎮まらず、夕方前まで寝ていた私…。それでも “根性” で起きて、ひとり横浜まで買い物に出かけてきた。偏頭痛はあまり頭部のマッサージをしてはいけないので、「私がスキンヘッドだったら、後頭部に湿布が貼れるのに…」などと妻に訴えていた私。それで、薬局に寄ってフェイタス ローションを購入した。ついで(?)に、多少の食材を買い込んで帰宅した。

夕飯後、「ちょっと夜桜を見に行こうか?」という話になり、近所の幸ヶ谷公園まで行ってみた。小さな公園ながら桜の本数が多いので、その桜の姿は神々しくもある。

公園内は…というと、明日が月曜日ということもあってオジサンやオバサンの姿はなく、公園内の出店も本日閉店状態。大学生くらいのグループが6〜7組だけ、「まだ宵の口!」とばかりに盛り上がっていた。そして、木の幹にはゴミの山…。

おかげで、夜だというのにカラスがカ〜カ〜鳴いて大喜び!

帰りに、またしても今話題(?)の「ウルトラサイダー」を買うことにした。昨夜、妻が「ウルトラマン」と「ウルトラセブン」の柄の缶を出してきてくれたので、今夜は私が…と自販機の前に立つ。その自販機には「ウルトラサイダー」が1箇所しか入れられていないため、迷うことなく100円を入れ、雑念を払いながら商品ボタンを押した…。

すると、出てきたのは、“私には何の想い出も思い入れもない” 「ウルトラマンティガ」柄の缶だった…。固まる妻…。「今度こそ!」とばかりに100円を入れて商品ボタンを押した。
もう、うんざり…
またしても、「ウルトラマンティガ」柄の缶…。

これで、私は先月末から今までに4回「ウルトラサイダー」の商品ボタンを押し、4回とも「ウルトラマンティガ」柄の缶を引き当てたことになる。ティガ率、100%である。妻が、「ここまでくると、逆にスゴイねぇ…。ある意味、“神” が降りて来ている!」と感心する。

ちなみに、ティガtigaはインドネシア語で「3」の意味だが、なぜか4回も連続で…。

あぁ、私の人生なんて…。


4月6日(月)

いつだったか、妻が「あなた、今年は “2” “4” だけ書けばよい年なのね!」と言った。何のことかと思ったら、私の作成していた書類の

生年月日 昭和42日(満42歳)

と書かれている部分を見て、気が付いたらしい。「あっ、たしかに…」と、ちょっと感心した私…。ただ、生年を西暦で書かなくてならない場合は、もちろんこの限りではないが…。

さて、今日は何だかヘロヘロな一日だった。箸からおかずをボロボロ落とす…。部屋で何度もティッシュペーパーの箱を踏む…。何度も計算を(電卓を使用しているのにもかかわらず)間違える…などなど。だが、予定されていた “イベント” は全部こなせたので、「終わり良ければすべて良し」ということにしておこう。

午前中に妻の友人から宅急便が届いた。中を開けると…ネコの形をしたポット! フタがネコの頭になっていて、イタズラっぽく「ニヤッ!」と笑っているような感じである。夫婦2人に丁度良いサイズ。有り難い限りである。

昼食後、区役所の福祉保健センターへ行き、「妊婦健康診査費用補助券」を受け取ってきた。「妊婦健康診査費用補助券」のことを良くわからないという人もいると思うので、ちょっと説明を…。

通常、役所に妊娠届けを提出して「母子手帳」をもらうと、そこに「妊婦健康診査費用補助券」が5枚綴じ込んである(横浜市の場合、回数ごとに青・緑・赤・茶・紫と、別々の色で印刷されている)。妊婦健診を受け、その際の費用が4700円を越えた場合、補助券を1枚ずつ使用することができるのである(当然、健診費用が4700円未満の場合は使用できない)

ところが、「平成21年4月1日以降に出産する妊婦への妊娠健康診査補助拡大」が決定し、全国的に補助券の追加発行が認められたのである!!!! 出産予定日が4〜5月の妊婦には6枚(12000円×1枚、4700円×5枚)、出産予定日が6月以降の妊婦には9枚(12000円×2枚、4700円×7枚)、それぞれ追加分の補助券が交付されるのである! 我ら夫婦の子供は、7月下旬に産まれる予定なので、補助券は9枚交付された。今回の補助券交付枚数の拡充は、「安心して出産していただくことを目的に」ということらしいが、きっと少子化対策の一環だろう。「ものすごく助かるねぇ!」と、嬉しくなった我ら夫婦であった。

区役所を出て、電車に乗り、横浜へ。ここで買い物やその他をいくつか済ませたのだが、移動中に今話題(?)の「ウルトラサイダー」の入った自動販売機を見つけた! 当然のように100円玉を取り出した私…。先月末と同じく、「ウルトラサイダー」の見本は隣り合わせに2本あったので、どちらの商品ボタンを選ぶか決めて、思いっきり押してみた。

すると、出てきたのは、“私には何の想い出も思い入れもない” 「ウルトラマンメビウス」柄の缶だった…。「ゾフィーや帰ってきたウルトラマンは出てこないねぇ…」と妻…。「今度こそ!」とばかりに100円を入れて、今度は違う商品ボタンを押した。

妻が数日前に出してくれた「ウルトラセブン」柄の缶だった…。

「一体、何と闘っているの?」と、妻が私に尋ねてきた。ほんと、私は何と闘っているのやら…。

とりあえず、ティガを引き寄せていた “神” は去ってくれたようで…。

桜満開でポカポカ陽気の横浜で、私は何のために闘いを挑んでいるのだろう?


4月7日(火)

体がだるい…。午前中、妻が「もう昼前になるけど…」と起床の意思を確認してきたのだが、「体が動かない…」と答え、しばらく寝ていることにした。

しかし、今日は火曜日…。サティの得々市である! 先週は閉店間際だったため大した得々にならなかったので、今日は “気合い” を入れてサティへ向かわなくてはならないのである!

そんな気持ちに後押しされて、起き上がった私…。遅めの昼食をとり、いざ得々市へ! いつもデーバッグでサティ入り(?)するのだが、今日はキャリーバッグも持参するほどの我ら夫婦…。我が家の米が底をついていたので、今日は米も買わなくてはならない。いつもより買うものの量も重さも増えるハズ…という予想が見事に当たり、キャリーバッグが大活躍!

買い物の最中、「今日は “シュワシュワ”、いらないの?」と妻が聞いてきた。「シュワシュワ」というのは「シュワシュワ系の飲み物」すなわち炭酸飲料のことである。私は、「このところウルトラサイダーを買いすぎちゃったから、今日はいらない!」とキッパリ! しかし、「今日はキャリーバッグを持ってきている!」という余裕が心に “スキ” を作ってしまったのか、レジに並んでいる際に「生活応援団」と書かれたペットボトルの山を見つけてしまった私…。コカコーラ1.5Lが158円だったため、ついつい手に取ってしまった私…。そのまま、コカコーラはレジで会計された。

「“シュワシュワ” は買わなくて良かったんじゃなかったの?」と、ちょっと冷たい妻の目…。

昨日、「部屋で何度もティッシュペーパーの箱を踏む…」という私のヘロヘロぶりを述べたが、そのティッシュペーパーの箱は今日も私に踏みつぶされた。部屋のどこに置いても、必ず私に踏まれた。「よっこらしょ!」と腰を下ろしたら、そこにティッシュペーパーの箱があり…。「この箱は、どうやら私に踏みつけられる運命にあるらしい…」と勝手に結論づけて、決して私がヘロヘロではないことを自分に言い聞かせた。

夜、妻が「ロールケーキが食べたいっ!」と言い出した。それでも、「せっかく、得々市で節約したのだから…」と自分に言い聞かせていた妻…。そんな妻の姿を見るに耐えかね、そっとEdyを差し出した私…。近所のコンビニへ妻はひとりで出かけて行ったのだが、数分後に帰宅したその顔は、明らかに「目当てのものは、ありませんでした」と私に訴えかけていた。代わりとなりそうな物を買ってきていたのだが、やっぱりそれでは我慢が出来なかったらしく、「やっぱり、違う…」と肩を落としていた。その姿があまりにも哀れだったので、ちょっと離れた場所にある別のコンビニまで私が買いに出ることにした。

が、妻が「ついて行く!」と言うので、一緒に夜の散歩がてら(?)ロールケーキを買いに行くような状態に…。そして数分後、ロールケーキ発見!

帰途、どういうワケか「ウルトラサイダー」の入った自販機の前で動けなくなる私…。「最後の闘い」と思いながら自販機に手を合わせ、100円玉を入れ、商品ボタンを押した。

…やっと「帰ってきたウルトラマン」柄の缶と対面することが出来た!

最初、目の前の光景が信じられず、「一体、私は何の柄の缶を引き当てたのだろう?」と頭が混乱したのだが、落ち着いて見ればたしかに「帰ってきたウルトラマン」の柄であった。

「よかったねぇ…」とつぶやく妻…。

そして、その妻の予期せぬ行動に出た私…。

再び自販機に手を合わせ、100円を入れ、商品ボタンを押したのである!

またしても、「ウルトラセブン」柄の缶だった…。

「せっかく得々市で節約しておきながら、こんなところで散財するとは…」と、自責の念に駆られる私…。これで、「ウルトラサイダー」に1000円を費やしたことになる我ら夫婦。

でも、とりあえず “ティガ神” は去ってくれたらしい。

明後日から、いよいよ2009年度の講義に入る私…。何だか先行きが不安な私…


4月8日(水)

今日は、お釈迦様の誕生日である。私の両親の結婚記念日が4月8日で、日本大学の入学式も4月8日であることから、これらを関連づけて毎年「4月8日」という日を意識している。お寺へ行けば、花まつりである。我ら夫婦も昼過ぎに近所の本覚寺まで出かけ、お釈迦様の像に甘茶をかけて誕生を祝い、我ら夫婦と生まれ来る子供の健康をお祈りしてきた。

が、本覚寺には寄ったことのない我ら夫婦…。お釈迦様の像がどこにあるのかキョロキョロ探していると、受付から「お参りですか? お堂に入られますか?」と声をかけられた。「お堂に入る」という意味が良くわからなかったので呆然としていると、「間もなく、お堂で “○○○○先生” の講演が始まります!」と教えられた。私の耳には「講演」が「講話」と聞こえてしまったので、「は、はい…」と答えると、「では、そこでお釈迦様に甘茶をかけてから、お堂へどうぞ!」と促される。柄杓で甘茶をかけてからお堂に入ると、そこには年配の方ばかり…。妻は、「若い人って、我々だけじゃない?」と不安げ。さらに「講演って、例の “ムネオ議員” でしょ?」と…。

ここで、落ち着いて花まつりの差定を見て、やっと状況が飲み込めた私…。講話はすでに終了し、これから鈴木宗男議員が講演するという。途中で出ることも出来ず、イスに座っているとはいえ身重の妻には悪いことをしてしまったと後悔した。が、社会学者の性(サガ)なのか、、「これは、あの講義で使えそう!」とか「この話は、今までに作成した講義用資料の補足として…」などという想いが頭の中を駆けめぐり、バッグからメモ帳を取り出してアレコレ筆記し始めた私であった。

たしかに、鈴木議員が自民党に所属していた頃の閣僚の秘話なども盛りだくさんで、さらに話し方にメリハリがあり、聞いている者を飽きさせないような講演ではあった。

講演後、横浜駅まで歩いて、買い物をして帰った。妻は先週までと違い、歩くとかなりお腹に重みを感じるらしく、特に坂道を上る際は “引力” を感じるらしい。妻のお腹の中で、赤ちゃんが着実に成長している証しだと思う。妻はしんどそうだが、我が子の成長が喜ばしい私…。

さぁ、いよいよ明日から2009年度の講義に入る私…。私が大学に入学したのが1985年(昭和60年)4月のことだから、実に24年前のことである。ということは、今年の新入生とは、24代の差がある…ということになる。彼らのほとんどが産まれた時、すでに私は大学院生だったということか…。単に「平成生まれ」ということだけではなく、ジェネレーションの違いを痛感することが多くなった昨今だが、今年はどうなるのだろう?

20年近く教員を生業にしているものの、開幕前夜は緊張度合いが “かなり” 高まってしまい、一日中ずっとドキドキしたまま。こんなことが、毎年毎年ずっと続いてゆくのだろうか…。


4月9日(木)

あっという間に、朝がやって来た。いよいよ…である。

アラームの音と共に起き上がった私に続き、妻も起きて朝食を調えてくれた。

6時半すぎに家を出て、7時前に横浜から東海道線に乗る。ここまで、全て予定通りである心配なのは常磐線…。何度も携帯電話を確認するが、ダイヤ情報メールは来ていない…。

上野から何事もなく常磐線が出発した時は、本当にホッとしたくらいである。が、金町あたりで電車がスピードを落とした時は、逆にヒヤッと…。それでも、無事に松戸到着! バスを1本見送る時間的な余裕もあった。

松戸歯学部での講義は、昨年9月以来。さらに、2009年度最初の講義ということもあって、緊張感が私を苛んでいた。

9時を少し過ぎてから教室に入り、「社会学」の講義スタート! 初回は基本的にガイダンス中心となるのだが、厚生労働省管轄でもある学部は講義時間数の規定が厳しいため、10:40までの100分のうち55分を「講義の基本的視点」の説明に充て、10分で事務連絡、残り時間で講義…とした。まだ教科書販売が行われていないため、プリントのみで解説。

ひたすら時間との闘いを繰り広げていたが、いつの間にか10:35になっていた。次回からは、もっと時間的余裕が出来るハズなので、初回を乗り切れば何とかなりそうな感じがする…。

ゆっくり慌てず松戸駅にバスで移動し、目指すは法学部三崎町キャンパス! 2007年度までは三崎町キャンパスでも講義していたが(毎年、通信教育部の講義に入っているが)、何だか新鮮な感じがする…。

法学部に到着し、急いでプリントを2種類作成する。今日と明日の2コマで何人集まるのかわからないので、とりあえず300枚ずつ印刷しておいた。そして、本館教員室で愛妻弁当を食す。残念ながら電子レンジがなかったため、冷たいままの昼食…。

3時限目「社会学」は本館3階の教室が割り当てられていた。階段を上がると、学生があふれていた…。「もしかして…」と教室番号を確認すると、やはり私の教室だった。200名以上収容できる教室のイスは完全に埋まっていて、さらに立ち見…。教室外いる学生を通路に入れて、とにかくガイダンス用の話を始めた。が、状況が状況だけに作成したプリントを配布するのは断念し、受講届だけを学生に配ったが、「先生、足りません!」という声がアチコチから…。「教員室から、400枚は持って来たハズだが…」と思いつつ、教員室に駆け戻り、さらに400枚ほどの受講届を持って教室に戻った。書き終わった学生には先に提出してもらって退出を促し、着席できなかった学生と入れ替わってもらったが、それでも混乱は最後までおさまらなかった。

講義後、回収した受講届を教務課へ持って行き、履修制限をしたほうが良いのかどうか確認を取ると、「総合教育科目については、履修制限をしないで欲しい」と言われる。さらに、「今日は授業開始初日なので、来週になったらどうなるかわからない」とも…。しかし、もし来週も学生数が同じくらいだったら(または増加したら)講義を始めることは出来ず、シラバス通りに講義を展開することも出来ず、そしてゴールデンウィークに突入してしまう…。ということで、1000人規模の教室を使用することにした。

明日も1コマあるが、どうなることやら…。

今夜はANAコンチネンタルホテル東京で行われた日本体育大学の懇親会に出席したのだが、法学部の講義を終えてなお数時間の空きがあったので、新宿に出ることにした。ふだんゆっくり新宿を歩くことなどないので、久々に「大学時代によく行ったラーメン屋さん、まだあるかな?」などというような具合に探索を始めた。昔のまま営業している店もあれば、スッカリ様変わりして跡形もない店も…。

だが、ちょっと足がむくんできたので、電車に乗って移動することにした。しかし、どこへ行こうか…という考えが浮かばない。とりあえず山手線の外回りに乗ってみたのだが、いつの間にか意識不明に…。気が付くと、田端…。再び意識不明になり、次に気が付いたのが東京…。その後、大崎で目がシッカリ覚めたので目黒で下車し、南北線に乗り換えて溜池山王へ。ホテルには、懇親会開始の30分前に到着した。

実は、明日も懇親会がある。妻は夕飯の献立を考える手間が省けるかも知れないが、私が帰るまでひとりで家を守らなくてはならない。何だか、申し訳ないような気がする…。


4月10日(金)

実は昨夜、自分ではあまり酔っている自覚がなかったのだが、それは単に「自覚がない」だけであって、実際は酔っていたらしい。昨夜は南北線で目黒に出て、山手線と東海道線を乗り継いで(品川経由で)帰宅するつもりだった。目黒駅で山手線のホームにたどり着いた時、ちょうど山手線が到着した。「これはグッドタイミング!」と思いながら電車に乗ったのだが、「次は恵比寿、恵比寿…」という車内アナウンスが聞こえてきて…。

要するに、逆方向の電車に乗ってしまったワケである。時間を潰すために山手線を逆方向に乗ったことはあるが、完全に間違えて逆方向に乗ったのは人生42年で初である。

幸い、恵比寿ですぐに湘南新宿ラインが来たので事なきを得たが…。

緊張過多のせいか(違うかも知れないが)、夜中に心拍が激しくなり…。無事に朝を迎えられるかどうか不安になってしまった私であった。が、どうやら無事に起きられて、予定通りに出かけたのだが、玄関前でちょっとしたハプニングが…!?

昨年12月に「黒い毛むくじゃらな固まり」のトトくんというワンちゃん(1歳♂)のことを書いたが、そのトトくんが鎖でつながれた状態で立っていて、私のほうに歩み寄ってきた。そして、私の手を舐めようとする…。私が手を上下左右に動かすと、顔を手に合わせて動かすトトくん…。が、私との “じゃれ合い” に飽きたトトくん、郵便受けから新聞を取り出そうとしている妻の服をペロペロと舐め始めたのである!よっぽど犬好きな香りでもしたのだろうか? 妻は言う。「素肌をペロペロ舐める犬は知ってるけれど、服を舐める犬は初めてだ!」と…。

どういうワケか、横須賀線のダイヤが乱れていた。そのため、予定していた電車より1本早いものに乗れたのだが、駅に停車する毎に車掌さんが「本日は電車が遅れまして、大変申し訳ありませんでした」と謝罪していたが、「いえいえ、そのおかげで大学には早く着けそうです!」と心で思ってしまった罰当たりな私…。夕方、罰は当たるのだが…

10時前に法学部に到着し、今日の講義教室のある10号館(完成したばかり!)の教員室に移動する。2時限目「社会学」の受講学生数が全く判断できず、今日は最初からプリント配布を断念する。「でも、昨日みたいなことはないだろう…」と思いつつ、教室へ向かうと…。

階段を上りきったところに学生がいた。教室に入りきれない学生である。「昨日の私みたいに、この混乱を鎮めるのは大変だろうなぁ…」などと思っていたら、全員「社会学」受講希望者だった。昨日と同様に通路にも詰めて教室に全員入ってもらい、ガイダンスだけして終わる。が、心苦しいこと、この上ない。誰が悪いワケではないが、何となく…。

これで、今週の講義は終了。たった2日、計3コマのみだったが、まるまる1週間の講義を終えたような感じがする。来週から通常ペースになるが、大丈夫なのだろうか?
弁当箱を開けてみたら…!?
不安がってばかりいても仕方がないので、昼食をとることにした。以前、「いくら “愛妻弁当” っていっても、ハートマークがド〜ンと書いてあったり “LOVE” とか書かれているのは嫌だなぁ…」などと私がつぶやいていたのを聞いていた妻、「ならば!」とばかりに作り上げたのが右の写真のお弁当! フタを開けた時、一瞬「うっ!?」と思ったが、ケチャップをグチャグチャにせず、そのまま美味しくいただいた私…。

食後、昨日作成したプリントを追加印刷し、さらに来週の講義内容に沿ったプリントも印刷する。念のため、900枚! 予想以上に時間がかかったが、今夜はハイアットリージェンシー東京で行われるた通信教育部の懇談会に出席するため、それまでどのように時間を過ごせばよいか…が課題だった。

法学部でするべきことを全て終え、ヨドバシAkibaに行った。スピンドルのDVDディスクを使って講義用のディスクを作ったのはよいが、ケースがないことに気付き、ディスク用ケースをまとめ買いした次第。

まだまだ新宿へ行くには早すぎる…と判断した私は、秋葉原から総武・中央線に乗らず、あえて山手線に乗って移動することにした。それも、外回り! ところが、あまりのポカポカ陽気に眠気が襲ってきて、新宿で降り損ねてしまった。「まぁ、時間は十分あるし、今日も都区内フリーきっぷを持っているから、池袋まで行って埼京線で新宿に戻ればいいや!」という軽い気持ちになっていた。にもかかわらず、池袋でも降り損ねた私…。池袋に停車していることに気が付かず、扉が閉まった音で目が覚めた。「あぁ、やっちゃった!」と思ったが、焦っても仕方がないので、「次の大塚で降りるか、それとも…」と、この先のことを考えた。

電車が出発してすぐ、池袋に入線してきた内回りの電車が警笛を激しく何度も鳴らし始めた。そして「キキキキキィ〜ッ!」という急ブレーキ! 次の瞬間、私の乗っていた電車も緊急停車! 「隣のホームで人身事故が発生しました! 安全確認が済むまで、この電車は運転を見合わせます」「電車の一部がホームを外れているため、扉を開けることが出来ません!」というアナウンスが何度も入る…。今度は “遅刻” のことが頭をよぎった。車内では、スーツケースを手にした外国人女性(おそらく、韓国の人)が「だから、池袋で電車に乗ってすぐ、電車が止まっちゃったよ! 人身事故だよ! だから、閉じこめられてるよ! パパ、先に成田に行って!」と携帯電話で連絡を取っていた。私の隣のサラリーマンは、これから訪問する会社へ電話している…。みんな声には出していなかったが、「降ろしてくれぇ!」と目が訴えていた。10分ほど車内に閉じこめられた後、駅員さんと駅作業職員が車掌に一言二言告げ、手動でドアを開け、やっと車内から解放された。

埼京線で新宿に戻り、ホテルまで走ったので、遅刻はしないで済んだが、山手線の運転見合わせのために他の教員が新宿に到達できず、懇談会は10分遅れで開始となった。

17時から第一部として「講演会」が1時間ほど開かれた。その後、18時半から第二部「懇親会」という運び。昨日の懇親会でお会いした教員複数名(相当数!)から「このところ、よくお会いしますね!」と声をかけられる。会は20時にお開き。

そのまま、寄り道せずに帰途につく。湘南新宿ラインのおかげで、新宿から横浜まで30分程度で帰れるのが嬉しい。その上、ラッキーなことに座席が空いていて、横浜まで仮眠をとりながら戻れたのも嬉しい。が、横浜で降り損ないかけた私…。

2009年度、大丈夫か?


4月11日(土)

このところ、「ぼやき」びボリュームが多すぎる…。まとめられないのか、イベントが多いのか、理由は定かではない(?)が、とにかく文章が長い! …ということで、今日は “あっさり” させてみたい。

たった2日、それも3コマ(しかも、全てガイダンス講義)しか担当していないのにもかかわらず、それでも全て全力投球なので、疲労の度合いは1週間フル稼働したのと同じくらい…。ただ、嫌な疲労感ではなく、爽快感を伴うような感じ…。以前も書いたと思うが、私は仕事をしていないと倒れやすくなるような性格(体質)なので、新年度突入はむしろ嬉しいことである。
ネコの頭に包丁が!?
なので今日、久々に大寝坊してみた。昼過ぎまで寝ていたのだが、目が覚めてすぐ腰痛…。妻にも「寝過ぎ」を指摘された。起きてしばらくは頭がボ〜ッとしてほとんど何も出来なかったが、しばらくして体が慣れてきたのでキッチンに向かうと…、そこには…、包丁の刺さった黒猫の首が!?

「ウワッ!?」と声を出しそうになったが、よく見ると、先日いただいたポットのフタだった…。ものすごく驚いたので、記念に1枚パチリ!

…といったところで、今日の「ぼやき」は終了!


4月12日(日)

最近、しばしば「TSUMAのぼやき」で私の「ぼやき」へのツッコミが…。何だか、「妻をいじめる冷酷な夫」みたいな印象がつかないかどうか、ちょっと不安…なんて冗談はさておき、今日も “あっさり” した更新にする予定。

まぁ、どちらのコメントを信じるのかは、みなさま次第。

妻の意向で、「TSUMAのぼやき」の入口は「このサイトの “かなり わかりやすいような場所” に “かなり わかりにくく” 作られている」というヒントしか与えられていないまま…。しかし、カウンターこそつけていないが、昨年11月に開設されて以来、おそらく相当数のアクセスがあるものと思われる。知らぬは妻ばかりなり…というところか。

夕方、横浜そごうで開催中の「宮城県の物産と観光展」に行って来た我ら夫婦。新聞の折り込み広告でこの催しを知った妻が、気になる洋菓子を発見したという。会期が明日までということもあり、さらに明日以降の仕事の準備で横浜に出る必要もあったので、ちょっと立ち寄ることにした。

が、“ちょっと” では済まなかった。妻が見たがっていた洋菓子は「本日販売分は完売いたしました」ということで見られなかったが、つみれ汁やイカホタテハンバーグ、辛子漬け、南蛮漬け、かりんとう饅頭、豆腐かまぼこ、ブタの味噌漬けなどをたらふく試食し、仙台牛コロッケとメンチカツを買って帰ることに…。宮城県をシッカリ “堪能” した我ら夫婦であった。ちなみに、牛タンの試食も狙っていたのだが、これは叶わず。

夜になっても暖かさが残っていて、やっと春を実感するこの頃…。


4月13日(月)

いよいよ、国際関係学部の初講である。1997年の勤務開始以来、通勤には慣れっこになったが、やっぱり “初講” は緊張に押しつぶされそうになる。昨夜は気分が昂揚しすぎて、なかなか寝つけず。そのため、起床時間も必然的にずれて(平たく言えば “寝坊” である)、特急踊り子号に乗るのを諦めて、新幹線での三島入りとなった。

大学入りしてすぐ、講義用資料の作成に入る。が、何人の学生が受講することになるのか察しがつかず、とりあえず3時限目「社会学」300人分、4時限目「日本の社会」100人分作成した。ともに、私の見積もった人数プラス50人で計算した。結果から言えば、私の見積もりは当たっていた。よって、両科目とも50枚ほどプリントが手元に残った。

…ということでわかるように、「社会学」は今年も大盛況になりそうな勢いであった。例年は360人収容の教室を使用していたが、AV機器の使用頻度が高いため、今年は最新機器が設置されている15号館の250人規模の教室を使用することになった。教室に向かうと、廊下は学生で埋め尽くされていた。「まさか…」と思ったが、一部の学生は「社会学」履修希望者だった可能性がある。だが、「教室、入りきれないじゃん! これって、履修の抽選があるんじゃない?」などという声を聞きながら教室に入る私…。廊下の学生にも聞こえるように「社会学の履修希望の学生は、とりあえず教室に入って下さい!」とアナウンスする。実際、教室内の座席はほとんど埋め尽くされていたが、若干の空きはあった。だが、それでも廊下が騒がしい。ドアを開けて「何の授業を受けるの?」と学生に聞くと、隣の教室を指さして「ここの講義なんですが…」と…。

初回と言うことでガイダンスと事務的な連絡だけを行ったが、人数が多くて本論に入るまでに予想外の時間がかかってしまったため、受講届を提出してもらった時点で講義終了時間の10分前…。今年も、長いガイダンスになってしまった。

講師室に戻る時間が無くなってしまったため、教室のカギを研究室に返し、4時限目の教室のカギを借り、教室へ…。チャイムが鳴る前から教室で準備をしていたことと、専門科目(一部の学生にとっては必修科目)であるため、人数は自ずと限られてくる。よって、4時限目のガイダンスは60分程度で無事終了。内容は昨年とほぼ同様で、「日本人とは?」「日本とは?」「日本的とは?」ということを「Homo Japanesque」として考えていく旨を学生たちに伝えておいた。

ガイダンスを終えて講師室でお茶を飲んでいたら、今年3月に卒業した中国人留学生が私を尋ねてきた。明々後日、中国に帰るということで、その挨拶に来てくれたのである。「是非、中国にも来て下さい!」と言われ、中国での再会を約束した。

帰りは、のんびり東海道線で横浜に戻ることにした。が、川崎〜横浜間で人身事故が発生したということで、熱海駅に上り電車が到着していない…という事態。おまけに、快速アクティーが運休となり、しばらく足止めを食ったが、それでも驚くような遅延もなく横浜に到着した。

明日も “初講” のため、準備を念入りに…。


4月14日(火)

天気予報によれば、低気圧が西から東に移動していて、横浜は午後から雨…とのことだった。

今日は静岡英和学院大学の初講のため、静岡へ向かうことに…。静岡のほうが横浜より西なので、当然先に雨雲がやって来るということはわかっていたのだが、「折りたたみ傘で大丈夫だろう…」と勝手に判断して家を出た。

新幹線が熱海を過ぎたあたりで、雨が激しく降っているのを確認した。静岡に到着した時は、「折りたたみじゃなくて、ちゃんとした傘を持って出るべきだったか!?」と思うほどの勢い…。英和学院大学行きのバスを待つ間、ビルの中で雨をしのいだ。

先月末日で新静岡のバスターミナルが閉鎖されたため(再開発のため)、バスはJR静岡駅が始発となる。ダイヤに大きな変更はなく、昨年と同じくように大学入りできる。が、始発から終点まで、私以外の乗客がおらず、完全に貸し切り状態となっていた。「何か、嫌な予感…」と思いながらバスを降りたが(いつもなら、東静岡駅から英和の学生が10人くらい乗ってくるのだが)、ひたすら杞憂に終わることを祈った。

私が昨年度前期の講義を終えた後、工事中だった新校舎が落成し、講師室も教務課などもそちらに移動した。さらに、キレイ&最先端のAV機器を搭載した教室があり、かなり快適な環境になっている。出勤簿に押印し、講義用資料を印刷していると、清水先生がお昼のお誘いに…。新校舎地下にある学生食堂は、清潔感があり、さらに値段が安い! カレーライス1杯260円! 290円の天丼を食べたが、なかなか美味!

今年から静岡英和学院大学でもCAP制が導入され、4年生が上限46単位である以外は、38単位を上限とすることになったという説明を受けた。よって、多めに履修登録して保険をかけることが出来なくなった。3時限目「国際関係論」は、昨年の履修登録者が80名弱。5時限目「異文化コミュニケーション論」は同様に60名弱だった。が、CAP制の影響か、どちらの科目も25名程度で運営される見込みである。

この話を他の教員にしたところ、「昨年、私の科目は履修が100名いたのですが、今年は50名くらいしか…」とのこと。教務課の職員から聞いた話では、(必修科目を除いて)ほとんどの科目で履修登録数が減少しているとのことだった。

今日は初講ということで、ガイダンスのみで終えた。が、サッと話をしてパッと受講届を回収するようなガイダンスなど、私はやらない。90分まるまる…とまではいかないが、70分程度は話し続けたと思う。

静岡英和学院大学は静岡市駿河区にある。妻の実家も、駿河区…。妻は横浜で静岡を忍んでいるのに、なぜか私が静岡にいて…。

講義を終えてもなお、雨が激しく降っていた。「こんな日は、急いで帰ったほうが…」ということで、静岡から新横浜まで新幹線に乗る。そして横浜線に乗り換えて東神奈川に出て、サティへ向かう。得々市でお買得商品を物色(?)していた妻と合流し、1週間分の買い物をしたが、横浜も雨の勢いが激しくなっていて、妻の用意したキャリーバッグに雨が容赦なく攻撃をしかけていた。

帰宅してスーツを見たら、背中部分とズボンがずぶ濡れ! 本当は今夜、日付の変わるちょっと前にコンビニへ行くつもりだったが、諦めたほうが良さそうである。


4月15日(水)

月曜日は特急踊り子号に乗れなかったため、手元に特急券が残ってしまった。それを昨日、東神奈川駅のみどりの窓口で「水曜日の日付で乗変してください!」とお願いし、有効期限を延ばすことに成功(?)した。あとは、今日シッカリ起きれば問題なし…というところ。「もう、特急券の乗変は利かないぞ!」という誰かの声が聞こえてきたような聞こえてこなかったような、そんな不思議な状態で目が覚めた私。時計を見ると、8時ちょっと前…。

ゆっくり朝食をとり、自治会の廃品回収に古紙を出すために近所の神社まで台車を転がし、そのまま私は神奈川駅へ向かう。台車は、妻に持って帰ってもらう。

横浜駅の東海道線ホームは、伊豆方面に旅行することが一目でわかる人でいっぱいだった。それでも、9:24発の踊り子号に無事乗車して、しばし仮眠を取る。気が付けば、いつの間にか車両の切り離しも済んでいて、熱海を出発していた。そして、いつものように三島到着!

大学に到着して、すぐ講義用資料の印刷。今年度から印刷機が新しくなったので、紙送りもスムーズで、刷り上がりもキレイ! 何のトラブルも無かったため、思ったよりもかなり短時間で印刷が終了する。

昼休みをはさんで、いよいよ3時限目「社会学」開始! 私のメールボックスに、教務課から「(社会学の)履修制限」した旨の書類と、「受講許可された学生一覧」が入っていたので、学生たちにも再確認する。「月曜日に受講届を受理した時点で、教室の収容能力ギリギリになっていました。それで、教務課と協議して「履修制限」という手段を取るにあたり、月曜日に提出された受講届を教務課に預かってもらい、そこに名前のある学生を調べてもらった。よって、今日初めて授業に来る学生は「如何なる理由があっても履修を断る」ように指示された。教室にいる学生たちにもその旨を伝え、納得してもらうことになった。

そして、「状況(情況)判断」について解説をする。併せて、メディアから送られてくる情報お問題点についても触れておいた。

講義の後、数件の “履修相談” を受け付けたが、中には私の一存ではどうすることも出来ない内容もあり、歯がゆく思う私…。

講師室に戻ることなく同じ校舎の1階上の教室へ向かい、4時限目「日本の社会」に突入する。この講義は基本的に「文化とパーソナリティ論」に依拠して構成しているので、最初の数回を使って「文化」「パーソナリティ」が何であるかを解説することにしている。今日はまず「パーソナリティ」について。「personality」という単語の成り立ちをもとに、日本人を考察する意味を考えてみた。

5時限目「日本社会(留学生用)」は同じフロアにあるので、そのまま移動。例年、留学生科目は中国人と韓国人の学生が中心で、本科生は10名弱。そして、社会人聴講生いインドネシア人やスリランカ人が加わって賑やかになるような、そんな状態である。が、今日は…といえば、韓国人留学生だけで11名! 中国人留学生が5名なので、本科生だけで16名! 今日も1人だけ出席していたが、来週からは聴講生が参加すると思われるので、今までにない盛況になるものと思う。

今日は初回なので、講義の目的・目標、学生たちへのお願いなどを述べ、さらに私の体験談などを紹介した。留学生たちには受講届に出身地を書いてもらい、「…ということは、君は○○のほうの出身?」とか「君の実家は、地下鉄○号線(の駅)の近くだね?」などと地元ネタを盛り込み、学生たちとの距離を縮めるよう努めた。

帰途、急いで帰る必要もないので、三島から東海道線の東京行き直通に乗った。が、しばらくすると意識不明状態に…。気が付けば、藤沢を出発したところだった。まだ週の真ん中だというのに、何とも危うい…。

横浜から電車に乗らず、ローソンで北海道テレビ(HTB)制作の「水曜どうでしょうDVD第11弾」の引き取りを完了。いまだ勢いの衰えない「水曜どうでしょう」もスゴイが、そのDVDを毎回予約して購入することになろうとは…!?


4月16日(木)

だんだん体が “講義モード” になってきているような気がする…。だが、どういうワケか、朝から頭痛…。頭よりも肩の張りが気になって妻に相談すると、「リンパ(腺)だね…」とのことだった。朝食後、出かけるまでの短い時間でリンパをもみほぐしてもらったが、リンパもかなり頑固な性格だった。

それでも、教室に入ると痛みのことなど忘れ去り、全力投球。よって、講義が終わると一気に痛みが襲ってきて、かなりツライ状態に陥るハメになるのである。特にツライのが移動中…。運良く電車で座席を確保できれば良いのだが、なかなか思うようにいかないのが世の常。それでも、1時限目の松戸歯学部と3時限目の法学部の2コマを無事(?)にこなせたのは、私の妙な性質によるものだと思われる。

松戸歯学部でも法学部でも今日の「社会学」は同一内容で、さらに昨日の国際関係学部とも同一内容だったため、頭が多少にぶっていても、時間の計算をちょっと誤っても、何とか時間内におさめられるような状態だったので助かった。

ただ、法学部では「教室変更」の掲示を見ていなかった学生が多数発生したため、講義開始が20分遅れてしまうハプニングも!? まだ大学生活に慣れていない学生の場合は「今度から気をつけてね!」と言って許してあげたいと思うこともあるが、心を鬼にしてキツイことを言わなくてはならない時もあって、私自身も4月は暗中模索である。

万全でないコンディションで、久々に600人以上の学生を相手に話すため、最初はどういうポジションを取れば良いか迷ったが、いつも私がしているように学生をいじり、小ネタを盛り込んで、全体を私に集中させるようにした。今日は上手くいっていたように思う。

講義終了後、明日の準備をする。明日の教室は変更がかかっていないので、おそらく学生が教室に入りきれなくなったり、入れても床に座らなくてはならない状態になると想像できるので、出来るだけ学生に負担がかからないような工夫をしてみた。

うまくゆけばよいけれど…と思いつつ、肩と頭の痛みと闘いつつ、帰途についた。

帰宅後、妻に肩から頭にかけてマッサージしてもらったのだが、なかなか痛みが鎮まらない…。なのになぜか「ダイちゃんあいちゃんの『こんにちは ダイちゃん』って、どんな歌詞だったっけ?」などと妻に尋ね始めた私…。「ダイちゃんあいちゃん」というのは、“あの” やなせたかし先生がデザインした静岡第一テレビのマスコットキャラクターである。妻は「あとでCD聴いて確認したら?」と言うが、なぜか私はすぐ歌詞を思い出したくて、うなされたように「ハローハロー ニイハオ こんにちは ダイちゃん♪」と歌い続けていた(曲はこちら

しかし、「ダイちゃんあいちゃん」のCDがある我が家って…!?


4月17日(金)

気圧のせいか、今朝も肩と頭に痛みが…。しかし、ここで寝込むワケにはいかないので、気力で起きる。朝食をシッカリとり、予定よりちょっと早めに家を出た。

早めに法学部に入り、昨日のうちに準備しておいた原稿を印刷機にかける。今日も2時限目「社会学」は教室の収容能力以上の学生が集まるであろうことがわかっていたので、主として座席を確保できない学生のために “板書事項が、” をプリントして配布することにしたのである。そして、予想通り、教室には立ち見の学生が…。昨日と講義内容は同じだが、教室の圧迫感のためか、なかなか講義を盛り上げられず、苦戦を強いられる。だが、予定していた内容は全て語り尽くす。

教員室でお弁当を食べ、3時限目の時間帯に入ってすぐ教務課へ。今日の講義に出席したのが230人で、教室のキャパが160人…という状況を伝え、出来たら来週から教室を変更して欲しい旨を伝える。

そして、通信教育部に移動する。いよいよ、昼間スクーリング初講である。4時限目の始業チャイムを聴くと、すぐ教室へ向かった。が、ここでの初講は “イヤな奴” を演じることにしているので、階段を上りながら心の入れ替え(準備)をすることに…。講義内容は、基本的にはガイダンス中心で、今後の講義を聴いてもらう上で必要な基本的姿勢を語り続けた。例年、“イヤな奴” を演じる私を「細かい」「うるさい」「キツイ」などと判断して受講を取り消す学生がいる。私としては、「本当に社会学を学びたい」学生と、「何でもいいから楽して単位を取りたい」という学生とを振り分けたいのである。受講を取り消すような学生なら、1年間ずっと教えても感謝されることもないだろうし、こちらの誠意を踏みにじってアンケートで酷評タラタラ…という憂き目に遭わされるのが関の山。だが、通信教育部に学ぶ学生の多くが向学心を強く持っていることも知っているし、信じてもいる。だからこそ、その熱意を削ぐような輩は御免被りたいと思うところがある。

もっとも、来週も全員が教室にいてくれることを期待しているのだが…。

講義終了後、法学部の加藤君が「昨日の講義、出席はとれましたか?」と私を心配して訪ねてきてくれた。そして、HO君が「結婚祝い」を持って訪ねてきてくれた。嬉しい限りである。

こういう門下生たちの存在が、私の明日への活力の源である。彼らの期待に応えるためにも、シッカリ頑張ろうと思った私であった。

通信教育部の校舎を出ると、パラパラと雨が…。急いで家に帰り、荷物を置いてすぐに今井医院へ。今日の血圧は、ちょっと高め…。これが頭痛の原因だったのか!?

明日は、妊婦健診である。我が子がどのくらい成長しているのか、楽しみである。


4月18日(土)

午前中に妊婦健診か? それとも午後か…と、昨夜話をしていたのだが、「明日、ちゃんと起きられたら午前中…」というような曖昧な決定をして就寝した。そして、今日は午後に妊婦健診に行くことになった。この時期、初講の対策で通常以上に気を遣うため、その疲れが一気に押し寄せてきたのかも知れない。

初講…といえば、前期担当科目の初講は、昨日の通信教育部をもって全てこなしたことになる。ここまでで特に印象に残った出来事といえば…、こんな出来事があった。

某出講先での初講時、教室の後方に座っている学生たちに「まだ前のほうが空いているので、前に詰めて座ってください!」と座席の移動を促すと、4〜5人の学生が立ち上がって教室から出て行ってしまった。その次の教室でも同じような注文をしたところ、やはり4〜5人の学生が教室から出て行った。さらに、「今は授業中なんだから、おしゃべりはやめなさい!」と注意したところ、1人の学生が教室から出て行った。いずれも、男子学生だった。その光景を見て、「この教員の講義は、楽ではなく、自分のしたいことも出来ず、自分のペースで受けられる講義ではない」と判断して逃げていったのだろうと、私はそう判断した。

私の教室内での注意を「細かい」「うるさい」「キツイ」などと思っているような学生は、世の中を生き抜いていけるのか? 世間では、私の注意以上に細かくてうるさくてキツイことがある。逃げていった学生にも私の講義を聴かせたいと思う気持ちがあるものの、反面「お前らのような、何のために大学に来ているのかわからないような輩は、とっとと帰れ!」という気持ちにもなる。

最近、学生たちの意識低下が各出講先でも問題視され、「学生の受講態度に関するアンケート」を教員に実施している大学も多い。もっとも、そういう輩が入学できるようになった社会的背景を、もっと理解する必要があると思うが…。

さて、話を妊婦健診に戻すと…。京浜急行で仲木戸に出て、東神奈川から横浜線に乗って大口へ向かおうと思ったのだが、人身事故が発生して横浜線が運転を見合わせているという。改札前の職員から「振替乗車証を受け取ってください!」と言われるが、東神奈川から大口までの切符も定期券も持っていない我ら夫婦…。「20分ほど待てば運転再開かも知れない」というアナウンスもあったが、とりあえず今日は路線バスで大口に行くことにした。だが、バスは線路を挟んで病院と逆側に到着する…。問題は、踏切がどの位置にあるのか…ということだった。しかし、なぜか思い出せず、バスの終点まで乗ることにした。

大きな駅ではないので、大した時間のロスもなく病院に到着したが、狭い道を右に左に曲がり、坂を上っては下りるバス路線のため、妻が軽く車酔い状態になる…というハプニングはあったが。

すでに妊娠7ヶ月に入っていて、お腹の赤ちゃんも元気元気! なのに、前回の推定体重(500g)から350gしか増えていなかった。7ヶ月過ぎの赤ちゃんの体重は、平均的には1000g程度であるため、我が子はちょっと小さめのようである。しかし、「順調に、元気に育ってます!」という医師のお墨付きをもらい、ホッとする。

さらに、エコーで胎内を見て、「逆子の状態になってますねぇ…」と言われる。妻が「この間、お腹の中で赤ちゃんがクルッと回った!」と言ったのを聞いていた私…。「でも、7ヶ月くらいの赤ちゃんはクルンクルン回るものなので、しばらく様子を見てみましょう!」と言われる。

産婦人科の受付で、「今回から、毎回(妊婦健康診査費用)補助券を使用することになります!」と言われ、改めて「あぁ、追加補助券、ありがとう!」という気持ちになる。7ヶ月に入った妊婦の検診は、今までの “月1回” から “2週間に1回” の通院が必要となる。制度の改正に感謝感謝!

帰りも、大口駅からバスで帰ることにした。バスなら、乗り換え無しで我が家の近所まで戻ることが出来る。一人当たり100円安く帰ることが出来るのである。だが、「やっぱり…、酔うねぇ…」という妻には申し訳ないことをしてしまったような気がする。

今日の妊婦健診についてはおそらく「TSUMAのぼやき」で詳しく述べられると思われるので、今しばらくお待ちを…。


4月19日(日)

最近、サティの得々市だけではなく、新聞の折り込みチラシで安売り情報をシッカリとチェックしている我ら夫婦。昨日からドン・キホーテのお買い得情報を得て、携帯電話で会員登録までして今日の買い物にのぞんだ。が、休日ということで気持ちが緩みすぎていたのか、はたまた昨夜の夜更かしがたたったのか、午前中はず〜っと夢の中…。

遅めの昼食後、キャリーバッグ持参で買い物に出かけた。横浜に着いて、まずはヨドバシ横浜でプリンタのインクと用紙を購入し、それからドン・キホーテに向かった。しかし、天下のドンキといえども、全ての商品が他店よりも安いということもないだろう…という見解に達していた我ら夫婦は、まずダイエーに行き、ドンキでは取り扱っていない(と思われる)ものやダイエーでも十分にお買い得になるものを先に購入し、さらに途中で妻がドンキに “偵察” に行くなどして、かなり万全に情報を整えたつもりだったのだが…。

我ら夫婦が未熟者であることを痛感した次第…。

昨日、今話題(?)の「ウルトラサイダー」を2本買ったら、いずれも「ウルトラセブン」の柄の缶だった。今日、よせばいいのに「ほらっ、『ウルトラサイダー』(の売られている自動販売機)があるよ!」などと妻が私に教えるものだから、私もその気になってしまい、ついつい100円玉を自販機に入れてしまう有様…。しかし、“私には何の想い出も思い入れもない” 「ウルトラマンメビウス」柄のものだった。「あと、もう1回!」と気合いを入れて100円玉を握りしめ、念を込めて自販機に入れたが、出てきたのは「ウルトラセブン」の柄の缶だった…。

これで、我が家には6つも「ウルトラセブン」の柄の缶が並ぶことになった。

「これでは、せっかくお買得商品を買った意味が…」と、ちょっと切なげな妻の顔…。


4月20日(月)

いつのことだったか、電車内で初老のご婦人が二人、「Suicaって、便利なんだか不便なんだか、わからないわね」と話していた。「(Suicaを)買う時、500円かかるでしょ? それで、それを使い切ってまた買う時に500円取られるし…」と言う。

たしかに、単なるSuicaは購入時に1500円分がチャージされていて、さらにデポジットとして500円かかるため、購入時に2000円支払う。あとは、2万円を越えない金額まで何度でもチャージできるため、1枚を半永久的に使用することができる。紙の切符が不要になり、環境にも優しい。

だが、件のご婦人は、チャージ額が0円になるたび新規にSuicaを購入していたのである! おそらく、ご婦人の家には “チャージすればまだ何度でも使えるSuica” が積み上がっているものと思われる。

便利なものも、正しく使わなければ不便になる…ということである。

それはさておき、今日も特急踊り子号で三島入りである。横浜から9:24発の電車に乗ったのだが、私の後ろから二人のオバアサンが乗り込んできて、「ここでいいわよ!」「そんな(車両の)真ん中じゃなくていいわよ!」などと言い合いながら、なかなか座る場所が決まらない様子。私の斜め前にやっと落ち着いたかと思いきや、今度はお煎餅をバリボリと食べ始め、車内が煎餅臭で満たされた!? しかし、そのお煎餅の臭い(「匂い」ではなく…)、何か変なのである。他の食べ物の臭いが混じって、鼻を突くような感じがする…。次の停車駅である大船から乗り込んだお客さんが、「この車両、臭くない?」と言い合っているのを聞き、「あぁ、やっぱり…」と自分の鼻が異常ではなかったことを確認した私であった。

とりあえず、電車はダイヤ通りに運行されたので、予定通りに国際関係学部に到着した。ただ、三島に到着した時、軽い目眩がしたのは気のせいではないハズ。

今日の講義では新たな資料を配付する予定はないが、水曜日に別のプリントを配布する予定だったため、印刷機の前に立つ。そして、履修制限がかけられた「社会学」以外は「まだ、受講者が増えるかも知れない…」という予想を立て、現時点での受講者プラス10枚を印刷する。それらの作業があっと言う間に終了し、気が付けば昼休み…。

このところ、ほぼ毎日お弁当持参なので、妻の料理以外を食したのは先週火曜日の昼くらい。朝と晩は家で食べ、昼は弁当という生活を続けているので、栄養的に偏ることもなく、経済的でもある。様々な意味で、有り難い限りである。

3時限目「社会学」は、相変わらず教室いっぱいに学生が集まっている。そんな中で「社会(学)とは何か?」と題して話を進めた。しかし、講義終了後に「今日から受講したいのですが…」と受講届を持ってきた学生が数名…。「履修制限の掲示が出ていたのを見ていないの?」と聞いたが、全然見ていなかった模様。「教務課から履修制限の指導を受けているので、初回の講義に出でていない学生の受講は認めることが出来ない」という話をして、申し訳なく思いつつもお帰りいただいた。

4時限目「日本の社会」では、前回に引き続いて「文化」「パーソナリティ」が何であるかを解説する。今日は「文化」について。「culture」という単語の本質的な意味をもとに、日本人を考察する意味を考えてみた。

今日は、これら2コマのみで終了! 帰途、時間がまだ早い上、急いで帰る必要がないので、在来線でのんびり横浜に戻る。熱海で東海道線を乗り換えた後、気が抜けてしまったのか、それとも鼻炎薬の副作用か、一気に意識不明状態に…。平塚と藤沢あたりで少し意識が戻るが、ハッキリと意識が戻ったのは横浜駅到着の1分前だった。体が無意識に反応したのだろうか? 長年の習慣が為せる技かもしれない。

帰宅すると、牛乳屋さんのボックスが…。我が家はちょっとだけ健康を考えて乳製品を配達してもらうことにしたのである。効果的にグルコサミンを摂取して、私の頭や肩の痛みを緩和して、さらに妻のお腹の赤ちゃんにも健やかな成長を…と、ひたすら願う夫であった。


4月21日(火)

このところ、気圧の動きが毎週同じ…。どうも、火曜日は低気圧が張り出してきて、傘なしで移動できない。

今朝は、妻と一緒に家を出た。京浜急行で仲木戸に出て、私は東神奈川から横浜線に乗り、妻はサティの得々市へ…。どうやら、妻は2時間半近くお買得商品を探し回っていたらしい。

私は、新横浜から新幹線ひかり号で静岡へ! 静岡に到着してすぐ、霧雨が降り始めた。そして、先週と同様にたった一人で英和学院大学行きのバスに乗った。終点まで、私ひとり…。

静岡英和学院大学に到着し、教室変更の確認をしたところ、「あれっ、先生は教室変更しなかったですよね?」と言われる。新年度開始早々で、教務スタッフの方々もドタバタ状態なので、私の教室変更依頼が伝わっていなかったらしい。急いで移動できる教室を探していただき、学生にわかるように掲示までしていただいた。何だか、余計な仕事を作ってしまったような気がして…。

3時限目「国際関係論」は、先週より若干人数が増えていた。今日と来週は「国際と民際」の違いや「国際人」なるものが存在するのかの検証である。出来るだけ学生たちの意見を取り入れ、身近な話題を選びつつ解説する。ある程度 “謎” を残しつつ、講義を終了する。

4時限目は空きなので、来週の講義用資料を作成する。これがあっと言う間に終了したので、念入りに5時限目「異文化コミュニケーション論」の講義の準備をする。この科目は、2名の科目等履修正がいる。一人は中国人で、もう一人がイギリス人…。いずれも日本語運用に問題はないおで、色々と発言してもらうことにしている。今日は「文化のとらえ方」について解説をする上で、「なぜ、“異なる文化” が存在するのか?」ということを学生に問い、そこから「culture」の機能について解説する。とりあえず今日は私のノリがちょっと良かったので、気が付くと講義終了時間…という有様。

だが、朝から私は鼻炎に苦しめられていた。市販薬が効かず、メントール系のガムやキャンディで鼻に刺激を与えつつ講義にのぞんでいた。講義中は鼻炎のことなど気にしている暇がないので無事だったが、教員室にいる時や移動中はツライ状態が続いた。

いつになったら、スッキリするのだろう?


4月22日(水)

鼻炎薬のせいか、はたまた体調不良なのかわからないが、ここ数日は頭がボーッとすることが多く、物忘れ(?)も激しい私…。

昨夜など、「これは、今日の『ぼやき』に書けるなぁ!」などと思っていたことを書き忘れた。…と言っても、夕食の話なのだが…。昨日、帰宅して部屋に入ったらテーブルに “所狭し” とホットプレートが置いてあり、ビックリしたのである。妻が材料を買い込んで “手作り餃子” を用意してくれていたのだが、「『クッキングパパ』に、ホットプレートで餃子を焼く方法が載っているから…」ということで、ホットプレートを使用することにしたらしい。

最初にゴマ油かサラダ油をプレートに適量塗り、餃子がくっつかないよう適度な間隔を開けて置き、水をかけてフタをして4〜5分そのまま。あとは、水分が飛んでチリチリという音が聞こえてくると食べ頃…ということだった。だが、我が家のホットプレートは、昨夜初めてその全容を現したため、どういう感じで熱(火)が料理に通るのか、火力(熱量)がどのくらいになるのか、「やってみなければわからない!」という状態だった。さらに、「チリチリという音」というのがどの程度の音なのかもわからず、心配になって何度かフタを開けてしまった私…。それでも、火はシッカリ中まで通っていて、適度な焼き色が底面について、ポン酢で美味しくいただいたのであった。

餃子でパワーをつけたハズなのだが、今朝はなかなか体が動かず。特急踊り子号で三島入りする予定だったが、「もう、新幹線でいいや!」という気分になり、いつもの水曜日より1時間以上遅く起きた。体のアチコチに痛みがあるので風邪を疑ってみたが、単なる筋肉痛かもしれないので、様子を見ることにした。

万全ではない体調なので、なるべく早めに家を出た。新横浜には乗車予定のひかり号の出発時刻より20分ほど早く到着したので、待合室でおとなしくしていた。座れないとツライので、510円追加して指定席を取ったが、窓側と通路側は満席…。ひと眠り…と思ったが、わずか25分で三島到着となると、熟睡も出来ず。それでも、気持ちをシッカリ入れ換えて、国際関係学部入りした。

3時限目「社会学」は、今日から「社会的動物としての人間」についての解説である。静岡市内で起きた事件をもとに、「人間が幸福になるのに必要な作業は?」という話をする。が、この講義も最初にハプニングが…!? マイクやAV機器の入っているラックのカギを借りる手続きをしたのに、肝心のカギを持ってくるのを忘れてしまったのである。それで、一番前に座っている韓国人留学生にカギを取ってきてもらうことに…。

4時限目「日本の社会」は、まだまだ「文化とパーソナリティ論」的な説明が続く。今日は「縮み志向」と「県民性」をもとに、日本人を考察する。特に最近、「県民性」をテーマにしたバラエティ番組のいい加減さが気になっていたので、丁度良い機会だったかも知れない。

5時限目「日本社会(留学生用)」は、また受講学生が増えた。例年にない盛況ぶりである。が、いつもより聴講生の人数が少ない。先週から出席している学生には「自己紹介」の作文を宿題として提示してあったので、各々に自己紹介文を読んでもらうことにした。

帰りも、体調が不安定なので新幹線利用…。まだ今週の講義は2日残っているので、ここで倒れるワケにはいかないのだ!


4月23日(木)

今日一番のニュースは “これ” だろう! 松戸歯学部から法学部へ移動する途中、携帯電話でニュースを検索したら、「草なぎ容疑者、公然わいせつ容疑で現行犯逮捕」とあるではないか!? SMAPとしては2人目の逮捕者である。「誰にも迷惑かけていないのに…」というSMAPファンの意見も多々見られたが、彼をCMに起用している企業や団体、出演しているテレビ番組に映画の今後にかなりの影響を与えてしまっている。CMはほとんどが打ち切り措置を取り、“地デジ大使” も降板させられる運びだとか…。新しいCMを撮影する手間暇と資金面の損失を考えると、かなりの人に迷惑をかけていると思う。

彼が出演している某番組の掲示板に、「酒に酔って裸で暴れたぐらいのことで最低呼ばわりされてたまるか」という怒りのこもったファンらしき人物のカキコミがあった。いやいや、酒に酔って裸で暴れるのは最低の部類に含まれることだろう。私も彼の出演番組は好きでよく見ているが、ファンだからといってその行いを擁護するのはおかしい。むしろ、叱咤するべきであろう。

さて、どうしたことか、鼻炎薬が効かないばかりか、体の動きが鈍くなってきた。昨夜は早めに就寝したが、朝を迎えるまでに改善はナシ。しかし、休むワケにはいかないので、気合いで起き上がり、家を出たのだが…。数分歩いて、『補強版ストレス・スパイラル』をバッグに入れてないことに気付き、急いで引き返した。今日はいつものバッグではないため、移し忘れたらしい。ただ、商売道具を忘れて家を出るあたり、すでに頭がヘロヘロであることの表れである。

その後は無事に電車を乗り継いで、いつもと同じ時間に松戸歯学部到着! 自分のコンディションに自信がないので、もしもの時に備えてUSBメモリ内に保存してある講義ノートを講師室のパソコンで再編集し、プリントアウトしたものを持って教室に向かった。

1時限目「社会学」は、ここまで、毎回出席率100%である。そして、今日も記録更新…。初回に注意されたことを学生たちがキチンと理解してくれているので、とても授業は進めやすく、ついつい力が入り過ぎてしまう。午後の講義用に体力温存を…などと考えていた私であったが、そんな計画はスッカリ忘れ去られた。講義内容は、偶然にも昨日の国際関係学部での内容と同じ。それもあってか、用意した原稿は見ることなく講義は終了した。

昼休みの時間帯に法学部に到着し、まずお弁当! 体調が悪い時こそ、食べて食べて元気をつけなくてはならない…。が、どんなに体調が悪くても、食欲だけは衰えないらしい。箸が止まらず、一気に完食!

3時限目「社会学」は、またしても受講希望学生が増えていた! 一部は、金曜日のクラスからの移籍であるが、それ以外は「今回が初めてなのですが…」という学生たち。来る者は拒まないが、教室の管理運営の困難度は増してくる。ひるまずに…と気合いを入れ直して講義に入るが、教室が大きいためか、ウロウロ歩き回る学生が数名いて…。そんな中で「社会(学)とは何か?」と題して話を進めた。「今日の内容は、1年間で一番大事な部分なので、今日の講義をちゃんと聴いていないと、おそらく合格するのは無理では…」という “爆弾” を落としておいたのだが、真摯に受けとめてくれた学生たちの反応は大変素晴らしかった。

講義終了後、教員室にマイクを返して水道橋駅へダッシュ! 東京駅で東海道線に乗り換え、横浜駅で京浜急行の下り線ホームへ移動する。そして、到着した電車内で妻と合流! そのまま井土ヶ谷へ…。私の本家へ、妻を連れてのご挨拶である。井土ヶ谷駅から本家への道すがら、私の記憶と合致する所と合致しない所とがあって、時の流れを実感する。そもそも、井土ヶ谷駅に最後に降り立ったのは何年前なのだろう? 相当な時間が流れているハズである。

本家でいろいろな話をした後、私が育った場所を妻に見せるため、駅とは逆方向に向かって歩いた。その場所は、今や我ら夫婦の本籍地である。どんなところなのか、妻にも見ておいてもらいたいと思ったのである。しかし、ご存知のように妻は身重であるため、あまりアチコチ連れ歩くワケにもいかないので、かつて私の家があった場所を見たらすぐバスで井土ヶ谷駅に戻り、京浜急行で帰途についた。

変わらないものもあれば、変わってしまったものもある…。何とも切ない気分である。

帰宅して、やっぱり体調が気になったので、今井医院へ行くことにした。鼻とノドの不調ぶりを述べると、花粉症と風邪の両方をとりあえず考えて対処することになった。アレコレと薬が処方されたが、保険が効くので市販薬より安い! 

これで、体調が落ち着けば良いのだが…。


4月24日(金)

以前どこかで述べたかも知れないが、私が “芸能人” を嫌いになる理由の1つに「ファンの態度が悪い」というものがある。

かつて横浜アリーナでよく “6” のコンサートがあって、当然ファンが大挙するワケであるが、コンサート終了後の新横浜駅でファンたちが騒いでいたり、電車内のジャーズ系タレントの写真が使われている広告類をはがして持ち去ったりと、暴挙の限りを尽くしていたのを見て、「絶対に私は “6” なんて好きになれないんだろうなぁ…」と思ったものである。

しかし、彼らの出演するテレビ番組はよく見るので、心の底から嫌いになったのは彼らではなく、“彼らのファン” であることを自分でも認識している。

ただ、ファンの蛮行のせいでアーティストが迷惑を被ることもある…という話である。誰だったか忘れたが、ファンが騒いで近隣住民に迷惑をかけたため、あるアーティストがその会場から締め出しを食い、一切の利用を禁じられたという話を聞いた。

そして昨日今日、草なぎ剛ファンからのものと思われる大量の抗議電話が警察にかかってきたり、彼を批判した大臣の事務所にも大量の抗議が舞い込んだり…という報道に触れて、何となく私は彼を擁護する気持ちが失せてしまった。相変わらず「誰にも迷惑かけていないのに…」というファンの意見が多いようだが、彼をCMに起用している企業や団体、出演しているテレビ番組に映画の今後にかなりの影響を与えて「誰にも迷惑をかけていない」と言えるのか? これが草なぎ剛ではなく別の芸能人や一般人でも、ちゃんと擁護するのだろうか?

加えて、大臣の発言にまで批判をするファン…。ふだんは政治(家のコメント)になんて興味もなく、投票にも行かず、この国のことを政治家たちに押しつけてきた政治無関心者が何を言う?

こういう動きを見ていると、最近の「人に迷惑をかけさえしなければ、何をしても許される」という風潮の副産物なのか、無責任な正当化が横行していることに一抹の不安を覚える。ファンによる擁護も常軌を逸すると、逆に私は草なぎ剛本人を訝しく見てしまいそうになる。もっとも、毎週欠かさず「『ぷっ』すま」を楽しみにしている私だが…。

さて、今日の私は…といえば、相変わらず万全の体調とは言えないながらも通院の効果はあったらしく、鼻炎のつらさが少し和らいでいた。それで、予定よりも早めに家を出てみた。時間の余裕が出来たので、横浜から東京までの移動は横須賀線を利用した。私がかつて住んでいた家は、最寄り駅として保土ヶ谷駅か井土ヶ谷駅を利用してきた。どちらの駅に行くにも歩いて20分、またはバスで7〜8分ほどの距離があったが、学生時代は保土ヶ谷駅を毎日のように利用していたので、横須賀線には愛着がある。それに、東海道線ほどの混雑がないので、今の私には丁度良い。さらに、今朝は運良く座席を確保できたので、なお結構!

こうして、快適な通勤が叶い、法学部の2時限目「社会学」も気合いが十分に入った状態でのぞむことが出来た。今日から教室が変更になり、やっと全員が着席して講義を受けられることになったので、心苦しさは緩和された。妻から無理しないよう言われていたのだが、かなり力が入りすぎてしまったらしく、講義を終えた時にはノドが…。

ここ数年…いや十数年、空気のよどみ具合も関係あるかも知れないが、どういうワケか4月の末になると声が出にくくなるのである。昨日、「声帯が悲鳴を上げているなぁ…」という実感があったのに、せっかく通院したのに…。

昼休み、お弁当を食べていてもだまり続けることはできない環境…。それはそれで、私が孤独ではないことの証しなので嬉しい限りである。が、調子に乗ってアレコレ話をするものだから…。

3時限目の始まりとともに通信教育部に移動し、講義用資料を印刷したり水分を摂ったりしながら、出来るだけおとなしくしていた。4時限目「社会学」が始まる頃には、声が無理なく出せる状態にまで復活!

気を良くして教室入りし、先週配布しておいた出席届の提出を求めた。先週出席していたほとんどの学生が、今週も教室にいた。とりあえず、ホッとする。来週は私の担当講義は休みとなるため、区切りの良い所で解説を終えておく必要があり、それで「知識と技術」「状況と情況」「絶対と相対」について語る。「これが1週間最後の講義になるので、余っている体力を全部使い果たします!」と学生に宣言した通り、教室のアチコチを歩いて学生に質問をふり、マシンガンのように話しまくった。体力を使い果たせたかどうかは定かではないが、とりあえず今週話すべきことは全て話した。

帰りにちょっと寄ってみようと思っていた場所があったのだが、校舎の外に出たら思いのほか気温が低かったので、寄り道せずにまっすぐ帰宅。なのに、「線路内に人が立ち入ったため、しばらく運転を見合わせます」という状況に…。このところ連日、誰かが線路内に立ち入っているような…。


4月25日(土)

かなり久々に、「社会学者のぼやき」を更新した。本当は今までにも「今月のぼやき」ではなく「社会学者のぼやき」に載せるべき記述が多々あったように思うが、なかなか同時に複数のサイトを更新できず、「社会学者のぼやき」は放置されたまま…。せっかく起ち上げたページなので、おざなりにするのも忍びなく、最初は今日の「ぼやき」として書いたものを、「社会学者のぼやき」のページ用に書き直して更新した。

今日は、雨の土曜日…。昨夜から雨が降っていて、さらに天気予報では「夕方から夜にかけて、強い雨と風に注意」などと言われていたので、今日は外出しないことに決めていた。そして、万全でない体調を少しでもいたわれるように…と、昼前まで寝ていることにした。体の疲れは抜けたと思うが、ノドの調子はまだ完全復活していないようである。ちょっとでもノドの水分が不足すると、咳が止まらない有様。ただ、昨日の夕飯で大根おろしを食し、その絞り汁を少し飲んだため、声を出すのがいくらか楽になっているような気がする。

ネット上では、草なぎ剛の昨夜の昨夜の謝罪会見を受けて「もう許してあげたら」的な意見が多数書き込まれている。それにひきかえ、いつまで経っても「宮あおいの夫」という形容が取れない某俳優が出演映画のイベントで「浮気騒動」「2月のお泊まりデート」の件について謝罪したというニュースに対しては、「『世間をお騒がしてすいません』なんて、うぬぼれも甚だしい」「『これから頑張るので、応援してください』なんて言うあたり、自己中心的な人物である」などと非難囂々…。同じ謝罪でも、こうも評価が分かれるとは…。

日頃の行いが、過ちを犯した後で擁護してもらえるか否かの分かれ道になるということは良くわかった。

テレビを見ていて、ある “傾向” に気付いた。ボーカルばかりが注目されている(あるいはボーカル以外の知名度が低い)バンドのギターとベースは、演奏中のアクションが激しい。存在感のアピールなのか、とにかくギターやベースを振りかざし、頭を振りかざしている。こういうバンドでは、ボーカリストがソロアルバムなどを出すと「方向性の違い」でバンドが解散してしまうような気がする。全てのバンドに共通するかどうか、その辺の検証はしていないため、単なる仮説段階だが…。

ニュース番組で「今日から16連休…という人もいて、成田空港は出国ラッシュです!」と報じていた。たしかに、中途半端に工場を稼働させたり停止させるより、まとめて休みを取ったほうが効率が良いからということで、5月10日(日)まで休みとなる所もあるらしい。

私の場合、来週はカレンダー通りで、再来週はちょっと変則的で…という感じのゴールデンウィークである。よって今日も、来週の講義内容と資料の確認…。そして、そろそろ妻のお腹にいる赤ちゃんが8ヶ月に入るワケで…。ノドも治さなければ…。


4月26日(日)

雨は上がったが、今日は強風吹きすさぶ状態…。出来れば今日も部屋から出たくなかったのだが、どうしても今日中にしておかないといけないことがあり、昼過ぎに覚悟を決めて家を出た。都内の…渋谷か新宿か、あるいは池袋のいずれかに行けば用事はすぐに済むのだが、どこへ行くか全く腹が決まらず、とりあえず駅で時刻表を見て決めることにした。すると、横浜駅で湘南新宿ラインの特別快速に連絡できることがわかった。これなら、渋谷でも新宿でも池袋でも、乗り換え無しである。ならば、横浜に近い渋谷で降りれば良いだけの話…ということで、渋谷に行くことにした。もし、東海道線しか連絡できないようであれば、東京から丸ノ内線に乗って池袋に出ようと思っていた。JRに丁度良い時間の電車がなかったら、京浜急行と都営浅草線を乗り継ぎ、大江戸線に乗って新宿に出るのもありだと思っていた…という優柔不断な私。ただ、「今日は山手線を利用したくない!」ということだけは家を出る前から決めていた。今月10日に人身事故の現場に立ち会ってしまったという嫌な思い出があるので…。

特別快速は、新川崎と西大井を通過して大崎に停車し、恵比寿を通過して渋谷に到着する。便利になったものである。渋谷のマークシティ内にスルガ銀行があるのでそこでお金を下ろそうと思ったのだが…。銀行はオフィスエリアにあるので、最初に守衛さんの簡単なチェックがあり、さらに今日は日曜日なので銀行の入口が施錠されていて、インターホンで解錠してしてもらわないとATMに到達できない…というセキュリティの強さ! それでも無事にお金を下ろして用事を済ませ、帰りも湘南新宿ラインで横浜に戻った。

2時間程度の外出だったが、強風との闘いで髪はバサバサになり、歩いたり立ち止まっている際にも通常以上の力が必要になったため、いくつもの仕事を終えてきたようなような疲労感があった。

だが、悩みのタネの1つだった鼻炎については、全く悪影響がなく、先週の通院治療の効果が現れているようで、なんとなく嬉しくもある。この調子で、明日からの仕事も乗り切りたいと思う次第。

昨日の「ぼやき」で、私のゴールデンウィークの予定を「来週はカレンダー通りで、再来週はちょっと変則的で…」などと書いたが、各学部・大学の年間予定表を見て「違うじゃないか!?」ということに気付いた。「今週は木曜日まではカレンダー通りで、金曜日から来週にかけてちょっと変則的」というのが正解である。アチコチの学部や大学のスケジュールを統合していなかったため、どうやら自分のスケジュールを把握し切れていなかったらしい。気が付いて良かった…。

早速、スケジュール帳の訂正をしておかないと…。


4月27日(月)

「三寒四温」というような状態なのだろうか、先週のはじめはポカポカ陽気だったのが週末近くになって急に涼しくなり、今日などは「寒い!」と思う時間帯さえあるような状態だった。寒暖の差が激しくて、講義で暑くなった(熱くなった?)状態の私は、風邪をひくのではないかと思ったほど。特に、帰りの三島駅…(詳細は後述)

今朝はどうしても特急踊り子号で三島入りするという信念を曲げたくなかったため、キチンと予定指定時間に起き、朝食をとり、少し早めに家を出た。が、気温があまり上がっていないため、横浜駅で20分以上も特急を待つ間に、体が冷え込んでしまった。

いつも三島駅は北口(新幹線口)改札を利用しているが、今日は南口に出た。そして、駅前郵便局で小包の手続きをする。さらに、振込数件を済ませる。いつもと違う経路で国際関係学部に向かうことになったが、何となく新鮮な感覚がして、「たまには、違う道を通るのもいいかな?」と思う。

大学入りすると、学生の動きが慌ただしいことに気付いた。履修登録前に、担当教員の受講許可をもらいに来る学生が多いようである。今までAという講義に出ていたのに、「この科目、単位取りにくいらしいよ!」などという噂を聞きつけ、急きょBという別の科目を履修しようとする学生が、「今日から出席したいんですが…」と挨拶に来ていたのである。それが良いことなのか否かは述べないが、大学が学生に求めることと、学生が大学に求めることの間に、確実な温度差があるということだろう。

さて、3時限目「社会学」では、最初に私のパソコンにあるデータベースから引っぱってきたジャニーズ関連の記事を印刷して配布。それを用いて、日本の芸能界とジャニーズ、渡辺プロダクション、ホリプロダクション、吉本興業の影響力について実例を挙げて説明し、草なぎ剛事件について触れた後、「社会的動物としての人間」の解説として生理的早産について講義した。

4時限目「日本の社会」は、偶然にも(?)今日のテーマは「文化とパーソナリティ」として “日本(人)的「甘え」” について語ることになっていた。日本では「甘え」という人間関係の特徴があり、受け容れ合ったり許し合ったりしながら問題の存在を「あたかも、はじめから存在しなかったような状態」にする伝統がある…ということと、草なぎ剛事件とを関連づけてみた。草なぎ剛の謝罪会見は、あくまでも「ファンや事務所から許しを得られる」という前提のもとでの謝罪であり、実に日本的である…ということである。例えば、過去の植民地支配について日本が韓国に謝罪しても、それが日本的な「許されることを前提とした謝罪」であれば、韓国側はそのような態度を誠実とはとらず、「謝罪になっていない!」と講義し続けるであろう…ということも含め、さらに日本の法制にも「最終的には許される」という風潮のもとに成り立つ部分が見られることなどを上げ、解説を進めた。

講義後、往きに立ち寄った郵便局に寄り、ATMでお金を下ろしているうちにいつも乗っていた16:44発の東海道線に乗れなくなり、次の東海道線に乗ることにしたのだが…。駅の電光表示には17:29発の熱海行きが表示されていて、17:10発の熱海行きが表示されていなかった。「誤表示だろう…」と思っていたが、17:10近くになっても何の音沙汰もない。

やがて、もごもごとした(誰にも聞かせるつもりがないかのような)駅構内の放送があり、「原駅付近の踏切で安全確認を行った関係で、17:10発の熱海行きは現在10分程度遅れて運行しております。お急ぎおところ誠に申し訳ありませんが…」という。駅には風が吹き抜け、体感温度はちょっと低め…。三島駅のホームで、20分以上も冷風にさらされていたことになる。

結局、ジャスト10分遅れで東海道線が三島駅に入線し、熱海で乗り換える予定だった快速アクティーには間に合わず。普通列車で横浜に戻ったが、国府津では通過列車の待ち合わせがあったり、平塚で時間調整があったり…と、「いつになったら家に帰れるんだ!?」というような軽いイライラ感が募ってきた私…。

DVD−R DLのストックがなくなったので帰りに買って帰るつもりだったのだが、今日は寄り道せず家路に就いた。明日も仕事なので、体のコンディション管理を第一に考えた次第である。

いろんな意味で、家の中は暖かい。懐は寒いが…。


4月28日(火)

天気予報によると、15時過ぎから静岡市内は降雨とのこと…。先週も先々週も、私が静岡英和学院大学に出講する火曜日は雨…。だが、横浜は雨の降る気配すらない状態だった。

10時ちょっと前、妻と一緒に家を出た。神奈川駅から仲木戸駅まで一緒に京浜急行に乗り、私は東神奈川駅の改札を通って横浜線に、妻はサティの得々市へ…という、いつものパターン。

いつものようにひかり号で静岡に向かって進むも、雨雲らしきものは見当たらず。ただ、富士山がスッポリ雲に覆われていたのが気になる程度だった。だが、すぐに雨が降るような感じでもなく、青空が見えて、陽光も降り注いでいた。静岡駅に降り立った時、「本当に雨が降るのかねぇ…」と、天気予報が外れることを信じ込んでいた私…。

先週と先々週は、静岡駅前から乗り込んだ英和学院大学行きのバスが、終点まで私以外の客を乗せずに運行していた…ということを書いた。しかし、今日は始発の静岡駅から私を含めて3人が乗り込み、さらに東静岡駅前から3人乗車。孤独な思いをせずに大学入りすることとなった。

昼休み、「天気予報では、15時過ぎから雨が降ると言ってますけれど…」という話題になる。「静岡県の西部では、午前中に雨が降ったそうですよ!」という情報を得て、「雨が降るのは時間の問題ですかね…」という結論に達した。

3時限目「国際関係論」は、先週から引き続き「国際と民際」の違いや「国際人」なるものが存在するのかの検証である。実は、我々が日常的に「国際的」「国際色」などという表現をする際、その大半が「民際」に基づくものであることや、「FIFAワールドカップやオリンピックは国際か民際か?」という線引きの曖昧な現象を解説する。

いつものように4時限目が空きのため、ゴールデンウィーク明けに必要な講義用資料の編集・印刷をする。これが、なかなか思うように進まない…。慣れた作業なのだが、どうやら私が今回用意した原稿の彩色部が、モノクロ印刷にはあまり適さないものだったらしい。が、原稿を手直しする時間とツールがなかったため、印刷機の調整をするのに時間がかかってしまったのである。が、これはこれで有意義な時間の使い方となった。

5時限目「異文化コミュニケーション論」は、今日から「異文化とは何か?」というテーマで解説がスタート。だが、来週はゴールデンウィークで休みとなるため、キリの良い単発的な内容を用意する必要があったので、「疑似環境」「状況(情況)的影響」「絶対−相対」などの概念をもとに「違い」を理解する視点を身に付ける90分とした。

いつものように18時半発のバスで大学を離れ、静岡駅に戻る。今日は久々に19時半発の東京行き直通の東海道線で帰途につくことにしていたので、それまでパルシェをブラブラする。丁度良い頃合いになったのでパルシェ2階の連絡改札から静岡駅に入ると…、強い雨と激しい雷のアンサンブル!!! 「ついに、降雨かぁ〜〜〜!?」と思いつつも、仕事中に雨が降らないでくれたことにホッとする。特急型車両373系に乗り込むと、しばし意識不明…。草薙〜原間は、完全に記憶が抜けていた。

いくつかの駅で、「あのぉ〜、この電車は各駅停車ですか?」と乗客に確認してから乗り込む人を見た。こういう光景も、何だか久し振りである。たまには、こんなのんびりした帰浜もいいかな…と思う。


4月30日(木)

久々に、更新が滞った。その理由は、以下の記述でおわかりになると思う。

昨日(29日)は「昭和の日」ということで祝日。それで、日のあるうちにホームセンターなどを回ることにした。7月下旬には赤ちゃんが生まれるので、ベビーベッドを置くスペースの確保が必要になり、妻がスペースをメジャーで計りながら「現在使っている本棚のうち、ガタがきているものを処分して、奥行きのある新たな本棚を購入すれば、ベビーベッドのスペースが出来る」という結論に達したためである。

我が家にある最新の本棚は、幅も奥行きも強度も申し分ない。それで、この本棚を購入したホームセンターへ行ってみたのだが、残念ながらもう取り扱いがなかった。別のホームセンターも数件見て回ったが、丁度良い大きさのものは見当たらなかった。

帰りに、ヨドバシ横浜でミニノートパソコンを購入した。正確には、イー・モバイルに加入して100円でパソコンを貰ってきた…と言うべきか。今年はアチコチ移動することが多くなると思われるので、「ミニノートパソコンがあれば便利なんだけれどなぁ…」と、以前から妻に話していた私…。初期費用が100円で済むのなら…と、思い切って契約した。もちろん、契約の2年間が経った暁にはパソコンをキチンと購入したのと同じくらいの支払いをすることになるのだが…。

ホームセンター巡りをしている最中、気温が急に下がってきて、肩を冷やしてしまった。それで、肩から首にかけて痛みが張り出してきて、それがもとで頭痛まで引き起こされてしまった。さらに、帰宅して「自分仕様」のシステムにするべくパソコンと格闘していたため、遂に「ぼやき」の更新を諦めるハメになってしまった。

さて、今日は平日であるが、日大では今日から5月6日まで連休とする学部が多い。が、松戸歯学部はカレンダー通りに講義が行われるため、今日はシッカリ講義がある。それで、朝イチの「社会学」を担当するために眠たい目をこすりながら起き、6時半過ぎに家を出た。

いつもと同じ時間に大学入りし、いつもと同じように教室に入ったが、いつもと違うのは「今日は、ここでの講義のみで仕事が終了する」ということである。気分的に楽な状態で講義に入ったため、「もしかすると、いつもより早めに解説が終了するかも?」などと思ったが、結局いつもと同じ時間まで解説が続いていた…。

帰途、ヨドバシAkibaでパソコンの周辺機器の情報を調べ、光学マウスとLANケーブルを購入して急いで家に向かった。京浜東北線の快速で東京に出て、発車間際の東海道線小田原行きに飛び乗った。横浜駅に東海道線が到着すると、向かいのホームに熱海行きの電車が停車中…。「熱海行きの電車は、乗務員の体調不良により、運転を見合わせております。お急ぎの方は、ただ今到着しました小田原行きにお乗り換え下さい」という駅のアナウンスで事の次第を知ったが、小田原より先に行かなくてはならない乗客は、乗り換えても意味がないので、熱海行きの車内に残っていた。乗務員も激務で大変だろうが、乗客の立場からしてみれば「おいおい…」というところだろう。

一旦帰宅し、昼食をとり、今日もホームセンター巡りをすることにした。今日で妻のお腹の中の命は8ヶ月目に入ったので、そろそろ歩くのもツライ状態になる。動けるうちに一緒にアチコチ回っておこう…ということにしたのである。今日は、IKEA港北に行ってきた。IKEA初心者の我ら夫婦、まず新横浜駅前で「無料シャトルバスは、どこから出ているのだろう?」と途方に暮れそうになる。我々の横で、やはりカップルが「IKEA行きのバス乗り場、どこだろう?」と迷っていた。そして、彼らと我々は、ほぼ時を同じくして乗り場を探し当てた…。

バスで20分ほど揺られ、いよいよIKEA港北に到着! 我ら夫婦の想像を超える大きさに、言葉を失う。どうやって店内を回って良いのかさえわからず、「とりあえず、1階から行ってみようか?」などと話していたところ、「2階からのご案内です!」と、まず2階へ行けと指示された。先ほど我々と一緒に迷っていたカップルも、アタフタ状態…。

それにしても…、広すぎる! そして、かなりの破格! だが、我ら夫婦が求めているような本棚は見当たらず。それでも、店内を見て回っているだけでも楽しい。2階にはレストラン&カフェがあり、何とも香しい…。「ちょっとお茶でも飲んでいこうか?」という話になったが、とりあえず1階の商品も見てから…ということにした。が、あまりの品揃えに度肝を抜かれた私は、膝をひねってしまい、しばし歩行困難に…。

IKEA港北のセルフサービスエリア1階の最後の砦(?)である「セルフサービスエリア」は、映画のスタジオの大道具倉庫のような、とてつもない広さだった。再び言葉を失った私は、デジカメを取り出すのは恥ずかしかったので携帯電話でそのエリアをパチリ! すると、私の周りにいた何人もの人たちが、つられて(?)携帯電話でセルフサービスエリアを撮影していた。

結局、今日は何も買わなかったが、「スウェーデンフードマーケット」でホットドッグ&ドリンクバーのセット(180円)が気になって、気が付けばSuicaで食券を購入していた…。手渡された時は、パンにシーセージを挟んだだけの状態…。そこにお好みでフライドオニオンやピクルス、ケチャップ、マスタードなどをかけていただくスタイル! スッカリ気に入ってしまった我ら夫婦…。帰りにIKEA FAMILYの会員登録の手続きをして、新横浜駅行きのシャトルバスに乗り込んだ。

家に戻る途中、東神奈川でちょっとお買い物。妻のお腹がだいぶポッコリしてきたので、新しいソフトジーンズを購入した。帰宅後、私は再びパソコンと格闘…。

そんな、4月最終日であった。


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