2002年2月のぼやき
2月28日(木)
最近、大学によっては、定期試験を受けた後に出された評価に対して学生が担当教員に問い合わせられるようなシステムがある。不合格になった科目、あるいはもっと高得点を獲得しているのではないかと思われる科目に関して、担当教員に確認を求めることが出来るのである。人間の作業であるから、例えば採点票の記入欄を間違えてしまっている場合も考えられるとか、チェックミスがあるとか、いろいろなミスを確認することができるという点では有益なシステムであるが、単に評価に対して「納得できない」というクレームもあるのが事実のようである。
何度か私も問い合わせを受けたことがあるが、何だか自分の仕事・能力を否定されたような心地がした。今年は専門学校生数名から(学校を通さず個人的に)電話やメールが私のもとに入り、その評価の理由を説明させられた。とても失礼だと思った。時代が違うのだろうが、私が学生時代には考えられないような状況である。
ただ、学生と納得いくまでコミュニケーションをとれる…というように考えれば、これほど良い “きっかけ” はないかもしれないが。
昨日、3ヶ月ぶりにヘアカット&パーマに行ってきた。今まで頭が重かったので(?)、何となく身動きが軽くなったような気がしたが、急に神野家が減ったので鼻がムズムズし始め、帰りに鼻炎の薬を買って帰る有様。
それにしても、このところずっとツキから見離されているような、自分が正当に評価されていないような、そういう状況に立たされている。哀しいことだが、この世の中は、「当たり前のこと」「常識的なこと」「正当なこと」だけをしていても認められないらしい。「当たり前でないこと」「非常識なこと」「不正なこと」でのし上がる者がたくさんいるということだ。
例の鈴木宗男議員に然り、冬季ソルトレーク五輪のジャッジに然り、「自分(たち)さえ良ければ」的な発想から「勝てばいい」という状況を生んでいるように思える。正直ものがバカを見ている時代なのかもしれない。
それにしても、疲れの抜けない私の体は、どうすればいいのだろう?
2月25日(月)
ソルトレーク五輪が閉幕した。記憶に残るのは不祥事と珍事ばかり。冬の饗宴は狂宴に成り下がったのかもしれない。
今から30年前の札幌冬季五輪、日の丸飛行隊が70m級ジャンプで表彰台を独占したのが懐かしい。トワ・エ・モワの歌った『虹と雪のバラード』が美しかった。
この替え歌で笑える方は、トワ・エ・モワ世代?
やっとテレビ番組が “通常” に戻るのが嬉しく思えるのは、なぜだろう?
2月24日(日)
何も予定がない(というよりも、昨夜のうちに予定がキャンセルとなってしまった)ため、ちょっと遅くまでパソコンのメンテらしきことをして、フトンに入って…気がつけば午後2時過ぎ!? 12時間も寝てしまったのか?! 今まで心身ともに酷使(?)してきたからなぁ…と、一日中フトンの中で過ごす決心をした!
コクシ…といえば、今日は全国で看護婦(士)の国家試験が行われている。私もいくつかの看護学校で講義を受け持っているので、かなりの人数が受験している。それなのに、私はフトンの中…。部屋の外はかなり明るい。「こんな中で眠れるものか?」と思いつつ、次に意識が回復したのが午後5時。さらに2時間おきに意識が回復…。
眠っている間に、こんな夢を見た。私が実家(子供の頃に住んでいた家。現在は他所)に戻ってくつろいでいると、横浜駅のコインロッカーに荷物を入れっぱなしであったことを思い出す。そして、雨降る中を走ってバス停(徒歩1分)まで走ると、ちょうどバスが停車中。しかし、私の到着を待たずにバスは出て行ってしまう。しばらくすると、またもや同じ方向へ行くバスが来る。しかし、そのバスはなぜか、大勢の客が待つバス停を通過してしまう。そして、その数分後に来たバスも通過…。周りの客が「タクシーに乗ったほうがいいかなぁ」と話しているのだが、タクシーも通過してしまう。やっと止まってくれるバスが現れるのだが、そこまでの所用時間、約1時間。バスに乗ると、そこには高校生が多く、そのほとんどが、私がかつて勤務していた高校の教え子。そして、私にいろいろと受験勉強のことで聞いてくる。そして、私の言うことを、彼らはそろって復唱するので、どこぞの宗教団体のような状況になっていってしまい、乗客の目が気になり、途中で下車してしまう私…。夢占いなどに詳しい方がいたら、この夢が何を示唆しているのか、是非とも教えてもらいたいと思っている。
さすがに、昨夜の夕飯以来何も食べていないのはマズイのではないかと思ったが、さして食欲があるわけでもない。頭痛もおさまっている。けれど、何も食べないのは健康上良くないと思い、フトンから起きることにした。また、汗もかいているので、シャワーも浴びることにした。
そして…、この「ぼやき」を更新しようとしたところ、プロバイダ・ダウンなのかサーバ・ダウンなのか、とにかくbewith.acのサーバにアクセスできなくなっていた!?
「ぼやき」を更新できなくてぼやいている私…。
2月23日(土)
久々に日本大学国際関係学部へ出校した。後期分の追再試験の出校採点というイベント(?)のためである。私の担当科目では、11名だけが受験していたが、講義への参加意欲が低いのか、はたまた私が話していたことを何も聞いていなかっただけなのか、合格者は1名のみ。虚しくなる。そしてさらに、通勤に往復3時間半かけたのに、大学にいた時間が25分…。これも、虚しさを覚える。
そして、私を連日悩まし続けてくれている頭痛を対処するべく、三島駅前で薬局を探した。しかし、私が大学から駅まで歩いた道沿いには(いつもとは違う経路を通ったが)見当たらず、三島本町という繁華街に向かって歩いてみた。5分ほどして、やっと1軒の薬局を見つけた。ここの薬剤士さんはとても丁寧な説明をされる方で、「(鎮痛剤を)飲んで行かれますか?」と私に聞いてくれたり、「飲むなら、水よりぬるま湯のほうがいいですよ」と、ぬるま湯を持ってくてくれた。こうやって無事に鎮痛剤を購入することが出来た訳だが、再び三島駅へ戻って、私は自分の目を疑った。目の前に「くすり」と書かれた看板が…。まぁ、あの薬局でなければ、丁寧な説明は受けられなかっただろうなぁ…と自分を慰める。
帰宅すると、玄関に宅急便の不在票が。どうやら帝京大学福祉保育専門学校の追再試験が届けられたらしい。すぐに業者に電話し、今日中に再配達してもらえることとなった。再配達された福祉保育専門学校の追再試験は、すべてレポートである。2年生「総合演習」は平常点評価だったので、全員が一発合格。1年生「教育相談論」は時間単位不足者が数名と不合格者数名を出し、3年生「社会福祉U」も不合格者を数名出してしまった。担当者である私にも責任があるのだが、一発合格する者のほうが多いのだから、私の教え方だけが問題であるとは言えないようにも思え…、かと言って学生だけが問題ではないようにも思え…というトートロジー(循環論)を繰り返しながら封を開けた。そしてビックリ! 3年生のレポートが入っていないのである! 3年生は卒業間近。何はともあれ3年生から採点しなければならないはずなのに…と、学校へ電話してみたが、誰もいる様子はない。何度電話しても No one answered 状態。やむを得ず、FAXで状況を伝えることにした。
しかし、これでようやく、採点がひと段落ついたのでホッとする。体調も快方に向かっているし、ゆっくり出来そう。
2月21日(木)
昨夜から頭痛が続く…。今日も一日のほとんどをフトンの中で過ごすことになった。精神的に盛り上がっていない時は、こんなもの。
このサイトを見て、メールをくれたり、電話をくれたり、掲示板に書き込みをしてくれる方がたくさんいて、それはそれでサイト管理者として嬉しい限り。
フトンでウヌンうなされている時、呼び鈴が鳴った。代金引換郵便だ。インターネットで注文しておいた尾崎亜美のセカンドアルバム『マインド・ドロップス』(LP! 今から25年ほど前のリリース)が届いたのであった。1曲目の「太陽のひとりごと」は。トワ・エ・モワの芥川澄夫さんとのデュエット。当時、芥川さんは東芝EMI第二制作部のディレクターだった…。その後、ファンハウス設立メンバーとなり、岡村孝子や杉田二郎のプロデュースを担当することになるのだが…。しかし、「引退して一切、歌は辞めました」と言っていた芥川さんの証言を覆す「太陽のひとりごと」って?!
2月21日(木)
今日は母の誕生日。しかし、忙しさと体力消耗のため、プレゼントを選ぶ余裕もなく、大変申し訳ない限り。
日本大学医学部附属看護専門学校の「社会学」終講試験のために出校した。試験監督は9:00から50分間。これで今日の仕事は終わってしまったが、早急に採点を済ませなければならず、気を抜く暇がない。
帰宅して、採点前にオリンピック中継を見た。ショートトラック…、日本はどういうわけか、メダルに手が届かない。それにしても判定がおかしい。審判が失格判定した選手が、どう見ても反則をしていないのである。アメリカびいきなのか、日本人選手や韓国人選手が失格になる。韓国のキム・ドンソン選手は、決勝戦で1位ゴールを決めながら、後方を滑っていた選手の「インチキなアピール」によって(いかにも、キム選手に邪魔されたかのようなアピール)により、失格を言い渡された。国旗を振ってリンクを滑っていたキム選手は、失格判定に悔しさを隠せない様子だった。
フィギュアといい、ショートトラックといい、今回のオリンピックのスケート審判は変だ! 「変だ」というよりもおかしい!!! あんなヤツらを審判にさせておくな!!! 警察にたとえれば「誤認逮捕」である。選手はオリンピックを目指して4年間、様々なものを犠牲にして、この日を迎えたのだ。それを、審判本位のルールと力量のない審判のせいで、勝者が失格するのは解せない。
こうなったら、夏も含めてオリンピックなどなくしてしまえ! それぞれの競技でワールドカップを強化し、審判の質を高めるべきだ。選手の「強化合宿」に、審判の「教化合宿」を並行して行うべきだ。
人類の祭典、スポーツの祭典だとか何だとか言っておきながら、オリンピックで最後に残るのは、やはり国際紛争と政治色の濃い、人間の汚さではないか?
2月20日(水)
何たる不覚?…あるいは呪われた左足? ここ数日、左足に痛みが走るのが気になって、昨日、横浜西口にある吉田整形外科に行ってきた。吉田先生の診察によると、この痛みは腱鞘炎とのこと。昨年9月に右手腱鞘炎を患い、年が明けたら今度は左足とは?!
それにしても、私の左足は受難続きである。平成6年(1994年)5月末、出講先で、2人の先生が手をついた応接セットのテーブルが分解し、先生方もろとも私の左足の甲にテーブル(の角)が落ちてきて、一時「骨折」と診断され、現在も後遺症に悩んでいる(雨が降る前に、左足に痛みが走るので、天気予報にもなる)。昨年6月には階段を踏み外して左足首関節捻挫。これも違和感がまだ残っている状態。
気分の沈みがちな私のところに、メーリングリストのメンバーであるKAORIさんから「卒業決定!!」というメールが届いた。彼女には、日大の短大1〜2年生、そして国際関係学部3年生で社会学や社会変動論を講義した。月日の流れるのは早いものだと実感する。
今日はテレビで国会中継を見ていた。田中真紀子前外務大臣と鈴木宗男議員のバトルである。アフガニスタン復興支援国際会議からNGOを締め出した問題や、外務省への介入問題などなど、聞いていて(別にバイアスがかかっているわけではないが)田中氏の答弁は趣旨一貫という感じに受け取れたのだが、鈴木氏の答弁には一貫したものが感じられず、自分に不利な質問では声高になるなど、どうも公人としての立場をわきまえていないように見受けられた。これは、それぞれの見方の違いがあるのだろうから断言できないが…。
それはそうと、盛り上がらないオリンピック…。社会学者のぼやき・第3回で述べたように、どうも選手が潰されかけているような気がする。開会前は「日本はメダル17個以上確実!」「金メダルは5つ!」などとはやし立てていたマスコミが、いまや選手批判に回りつつある。あれほど期待されたスキージャンプ陣もメダルがゼロ。それと、社会学者のぼやき・第4回で述べたように、日本不利の条件を諸外国…特に欧米から突きつけられているように思えてならない。日本人が活躍する競技(あるいは、日本人が入賞する競技)は、その後になってルール変更されることがしばしばある。かつて、ソウル五輪の男子背泳ぎで金メダルを獲得した鈴木大地選手の特徴であるバサロスタート(スタートしてからしばらく、ずっと水中を泳ぎ続けることによって空気抵抗を減らす泳法)も、彼が25メートル近くをバサロでスピードを上げて勝利した後、距離を限定されるようなルールが出来上がった。ラージヒルやノーマルヒルだって、日本人不利のルールに変更されたように記憶している。
今一度、日本人は国際社会にプロテストすべきである!
2月18日(月)
巷では、まだまだオリンピックムード一色。それにしても…やれ「疑惑の採点」だの、やれ「誤審」だの、とにかく人間のキタナイ部分が取り沙汰されたり、「ホットドッグが足りなくなった!」という理由で競技会場への(透明な容器に入った)食べ物の持ち込みが許可されることになったり、本来注目すべきでない部分で注目を集めているのは、いかがなものか?…と、首を傾げてしまう次第である。
このような国際競技会を見ていて何となく思うこと――それは、「日本(人)は、まだ差別(見下し)の対象」であるということ。「何となく」とことわりをいれたのは、そうしないと情けない思いをしてしまう…という防衛機制である。
オリンピックの採点・審判で “日本(人)不利” のものがあっても “日本(人)有利” のものがほとんどないように見受けられる。日本人は何をしても怒らない、文句を言わないとでも思われているのだろうか? 技術力の違いも客観的に受け入れなければならないが、それにしても…である。ロシアやフランス、アメリカの選手には高得点を惜しまないフィギュアスケートの審判たちの中にも、日本人の演技後にはとんでもない低得点をつけたりする者がいる。日本人に優勝されたら困るのか? はたまた圧力か?
今の私には、純粋な目でオリンピックを見ることが出来なくなったという事実が残る。
2月15日(金)
このところ、体調が思わしくない。こう書くと「病弱」な感じにも見えてしまうが、私は健康診断を受けると必ず「異状なし」と書かれた診断書を持って帰ることになるので、決して病弱ではないようだ…と、自分では思っている。
かつて、私は出講先で学生たちに「不健康」のイメージを定着させてきたことがある。それは、寝坊して講義に穴をあけた時、「体調が悪いので…」という理由を信じ込ませるための卑劣な作戦だったのだが(何度か使わせてもらったが、今はほとんど使っていない)、どういうわけか、このところ、本当に体調が思わしくない。例の頭痛が今も鈍く私にのしかかっている。
しかし、仕事に穴をあけるわけにはいかないので、昨日も元気を振り絞って出講した。出講先は日本大学医学部附属看護専門学校。しかも2コマ。そして、私にとって平成13年度最後の講義。本当は昨日は一日オフだったのだが、学校が時間割を間違えて作成して、1月14日に私の講義を2コマ入れてしまい(1月14日は「成人の日」なので講義は出来ない)、仕方なく1ヶ月延期されて昨日の時間割に組み込まれた。しかし、当初の予定では、看護学生たち(私の担当は1年生)は昨日休校日だったのである。それが、私の講義を聴くためだけに登校することになっていたのである。
2月14日といえばバレンタインデー。この看護学校の入学資格は「女性」に限るので、当然、教室ないも女性のみ。昨日の講義は妙な心境だった。別にチョコレートが欲しいわけではないのだが、全く相手にされていないというのも…。でも、別に彼女たちには変な(?)感情は持っていないし…とはいっても…という葛藤?!
不幸中の幸いか、数名の学生が、「私たちからです!」と1箱の義理チョコを持ってきてくれたので、一安心(?)で講義に入った。
それにしても…、昨日の講義は2コマ連続で「恋愛に伴う欲求と効果」というテーマ。偶然すぎて恐ろしかったが、学生はいつになく真剣に(?)メモを取っていたようである。
今日は、午前中に東京ガスの設備点検があった。3年に一度、検査員が家に来て、ガスメーターやガスコンロなどをチェックするのだが、その点検が終わると再びフトンに戻ってしまった私であった。
仕事がらみの2度の電話に起こされながらも、このところの体調不良を解消するべく、ひたすらフトンの中にこもり続けた。
気が付いたら午後4時。新聞では、オリンピックでメダルを期待された男子フィギュアの本田武史が4位入賞、スピードスケート女子500メートルの岡崎朋美が6位入賞と、いずれもメダルには手が届かなかった…という報道があった。ジャンプ・ラージヒルも、メダルに届かず…。メダルを取るだけがオリンピックではないものの、何だか日本人が、日本のマスコミが、選手を潰しにかかっているような気がする。
ちなみに、私が冬季オリンピックで好きな競技はカーリング。あれは面白い! 頭脳戦である。日本女子は4戦4敗と厳しい出だしだが、あと5試合あるので気持ちを引き締めて頑張って欲しい。
2月13日(水)
ソルトレーク冬季オリンピック、メダル期待のジャンプ・ノーマルヒルは散々な結果となり(もっとも、日本チームはラージヒルが得意のようであるが)、ジャンプ複合もメダルは遠く、今日になって長野五輪でスピードスケート500メートル金メダリストの清水宏保が(腰痛を克服して)銀メダルを獲得し、やっと日本チームに明るい兆しが…と思いつつも、何となく日本のマスコミのオリンピック報道が歪んでいるような気がしてならないのは私だけか?
さて、このところ私を悩ませ続けている頭痛であるが、昨日の頭痛もひどかった。しかし、日付が変わった頃、徐々に痛みがひいてきて、やっと落ち着くことが出来た。しかし…、昼寝を6時間もしているので、なかなか寝つけない。そこで、パソコンを起ち上げ(この辺が、ちょっと自分を不健康にしている要因かと思った)、アンチウィルスソフトをダウンロードすることにした。
ダウンロードしたのはAVG 6.0 Free Editionである。Free Editionと書かれていることからわかるように、フリーソフトである。つまり、タダ! それでいて、市販ソフトと遜色ない。パソコン誌やソフトのダウンロードサイトでも話題になっていたうえ、テレホタイムであっため、思いきってダウンロードしてみた。しかし、サイトはすべて英語で書かれており、Eメールで送られてくるシリアルナンバーと詳しいマニュアルも、ソフトそのものも、すべて英語である。しかし、そんなに難しいことは書かれていないので辞書は必要ないうえ、マニュアル不要な画面…、そして高性能…。感激ものである!
そうこうしているうちに、明け方となり、少しだけ眠ることにしたのだが、一日中、頭痛の恐怖におののいていたような気がする。
2月12日(火)
このところずっと、頭痛に悩まされている。10日に頭痛で苦しんだことはすでにぼやき済みであるが、今日もひどかった。
今日は、日本大学医学部附属看護専門学校で2時限目の講義を担当するだけだった。講義ではあったが、学生にグループワークをやらせて解説を加えるだけであったから、あまり早めに学校入りする必要はなかった。そこで、横浜を9:19に出発する湘南新宿ラインに乗って池袋に出て、バスで日大に入ったのが10:20。講師室でグループワークの準備をしていたのだが、どういうわけか用意した紙とレポート用紙が足りなくなり、何度も教室と講師室を往復するハメになった。やはり、時間に余裕を持つことは大事だと実感した。
講義後、バスで池袋に戻り、昼食をとった。昨日の夜から「明日の昼は、なまずの天丼にしよう!」と決めていたので、迷わずにてんやに入った。私はインターネットを通じて色々な店の会員になっているが、てんや会員にもなっている(インターネットで会員登録するだけで割引になるのだから、これを利用しない手はない!)。会報はEメールで送られてくるが、そこで「2月1日から数量限定で “なまず天丼” が登場します」という記述を見つけ、「数量限定」に負けてしまった私である。
さて、なまず天丼の味であるが、これがなかなか! エビや海苔、レンコンなどは通常のものと変わりないが、プレーンのなまず、西京漬けのなまずの味は、予想をはるかに越えた(?)ものだった。あっさりしていて、それでいてシッカリ印象に残る味だった。何をこんな所でグルメ記者になっているんだ?!
池袋から乗車した湘南新宿ラインの中で、ものすごい睡魔に襲われた。帰宅してすぐフトンを敷き、少し眠ることにした。しかし、2〜3時間眠るつもりが6時間眠ってしまい、さらに目が覚めた時には激しい頭痛…。薬は相変わらず効かない。アイス枕をしながら、こめかみに湿布を切って貼り、無理にでも眠ろうとしたのだが、なかなか眠れない。しかし、立ち歩く気力もなく…(と、この結果は、↑の13日のぼやきにて述べております)
2月10日(日)
昨日から、ソルトレーク冬季オリンピックが開幕し、早速、女子モーグルで里谷多英選手が長野での金メダルに続いて銅メダルを獲得した。冬季オリンピックで個人が連続してメダルを獲得するのは初めてのことらしい。一方、上村愛子選手は6位入賞。まぁ、めでたいといえばめでたい。
開会式のブッシュ大統領の開会宣言、アトラクション…、どれをとっても「あぁ、アメリカって国は、何が何でも世界の中心でいたいんだなぁ」という感想しか私は持てない。オリンピックはスポーツの祭典だ。そこに政治をはさむなんて、最低最悪の開会式だ! ふと、アメリカをはじめ、連合国主体で(連合国に都合良く)開かれた東京裁判もこんな国民性でもたらされたのだろうと、思わずにいられなかった。
しかし、詳しくは本日更新する社会学者のぼやきで述べるが。どうも日本という国(日本人)は、スポーツ選手の育て方を知らないようである。「知らない」というよりも、「堕落させるのが得意」という言い方が正しいかもしれない。無名選手にはインタビューもせず、スポットライトも当てない。しかし、オリンピックでメダルを取ったり入賞したり、国際大会で良い成績を残すや否や、てのひらをクルッとひっくり返し、チヤホヤし始める
期待され過ぎると、妙な緊張が生まれる。また、前評判の高い選手が好成績を残せなかったりすると、あれほどチヤホヤしていた国民が、てのひらをクルッとひっくり返し、ブーイングの嵐を浴びせ掛ける。
日本(人)が本当の意味で文化国家(文化人)になるのは、まだ先の話だと思う。
とか言いながら、昨夜からの頭痛が今日もなかなか抜け切らず、鎮痛剤も効かず(注: 私はかつて、鎮痛治療のために使用していたセデスやボルタレンに慣れきってしまい、売薬が効きにくい体質になってしまった)、ほぼ一日中、フトンの中にいた。アイス枕もなかなか功を奏することなく、ちょっと眠りに就けたと思ったら、痛みで目が覚めるという連続。それでも、何とか復活を夢見て(?)安静にしていた。
そして、こうやってホームページを更新できるほどに回復したのであった。
2月7日(木)
2月3日にぼやいた通り、帝京大学福祉保育専門学校の担当3科目中、「教育相談論」(1年生)と「社会福祉U」(3年生)は終講試験をレポートに代替し、提出日を2月1日18時としておいたのだが、どういうわけか、私のところにそれらが届いたのが一昨日、採点提出締切が9日、採点は150名程度…。
採点が期日に間に合うかどうか、かなり心配になったが、心配しているばかりではラチがあかないので、とりあえずシクシク泣きながら(?)一昨日のうちに1年生の採点を(明け方までかかって)済ませ、昨日ですべての採点を片付けた。やれば出来るもんだ…と自画自賛。早速、今日の朝イチで郵便局に駆け込み、小包で返送した。
もうそろそろ確定申告の時期。今年も束になった源泉徴収票とにらめっこしながら必死に計算する。しかし、今年から申告書の書式が変更になったのと、原稿料という雑収入が発生しているので、少々困惑したが、それでも30分ほどで計算終了となり、還付金が(かなり少額ではあるが)あることがわかり、ホッとする。
まだ、今月は終講試験が2科目、追再試験が3科目(その終講試験で追再試験があれば5科目)控えているので、緊張の日々は続くことになる…。
2月4日(月)
「いよいよ」というか、「ついに」というか、はたまた「やっと」なのか、とにかく35歳になった。しかし…、どういうわけか私の誕生日には例年、仕事のないタームになぜか講義だの試験監督だのが入る。仕事がない年は、大熱を出して寝込むのである。昨年は誕生日が日曜日だったので、そのいずれにも当てはまらない結果となったのだが…。かつて、「2月4日は誕生パーティをしてやろう!」と誘ってくれた友人がいて、その好意に甘えようと思っていた矢先、大学の学年末試験の時間割が発表され、誕生日の5時限目に、私の科目の試験が入っていて(それも私の担当科目だけ)、おまけに出校キャンパスが静岡県三島市で、監督が終わって横浜に戻ると20時前になる…ということになって、「じゃあ、また来年ね!」と苦笑いされてしまった記憶がある。
今日は1〜2時限目、日本大学医学部附属看護専門学校の「社会学」を担当した。2時限連続だと、1時限目に語り尽くせなくても2時限目にフォローすれば良いという余裕が生まれ、焦らず落ち着いて講義が出来て良いものだ(学生がどう思っているかは別として)。
講義後、諸々の用事を済ませ、鎌倉の鶴岡八幡宮まで出かけた。昨年12月、湘南新宿ラインが開通し、高崎線・宇都宮線から埼京線を通り、横須賀線・東海道線に直通運転する電車があるので、池袋から鎌倉までは乗り換えなしで行ける場合もある。今日は残念ながら大船止まりの電車に乗り合わせることとなったので、大船で横須賀線を待ったが、同じホームでの乗り換えだったので楽だった。
鶴岡八幡宮を参拝した理由は…、ここ数年来、良いことがなく(というよりも、考えられないようなことばかりが身にふりかかってくる)、天冲殺占いによると、私は昨日までの2年間(2000年立春から昨日まで)が天冲殺であったということで、今後の活動と安全を祈願しに行ったのである。ニ礼、二拍手、一礼…と、しきたりに従って詣でた後、おみくじを引いてみた。木箱の中の竹簡を難産(?)の末に取り出し、そこに書かれている番号を巫女さんに読み上げた。おみくじを受け取ると、そこには…
と書かれてあった。まぁ、ここでいちばん悪いくじを引いておけば、これ以上悪いことはないということだろう。
それにしても、実年齢と精神年齢が一致しないので、今後は出来るだけ実年齢に近い落ち着きを心がけなければならないと、そう決意も新たに(?)頑張る所存。
mihoさん、KAORIさん、mayuさん、わかさん、大阪の津村さん、ミスコシヒカリ、有賀さんから、お祝いのメッセージをいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。
2月3日(日)
某新聞社の週刊誌のバックナンバーが昨日、やっと私のもとに届いた。「遅れてしまったので、お代は結構です」とのことだが、ある意味、それは当然のことだろう。
小泉内閣の支持率が40%代に低下した。当然と言えば当然の結果だろうが、今までの70%や80%といった支持率のほうが異常と言える。言うだけで何の改革もしない。女性好みのルックスだと言うだけで支持率を得て、さらに田中真紀子氏の人気で支持率は上昇を続けたが、国民の大方の目が覚めたのだろう。海外の諸メディアの見方は冷ややかで、個人攻撃よりも外務省攻撃が的を得ている。日本人でありながら、海外メディアの見解に共感してしまう現状が、我ながら情けない。
兄弟コンビ(染之助・染太郎)で曲芸で人気を博し、「おめでとうございます」「いつもより余計に回しております」のかけ声で有名な海老一染太郎さんが昨日、胃がんで死去したという訃報が、インターネットで報じられていた。70歳…、まだまだこれからと思ったが、病魔には勝てなかったらしい。貴重な日本文化を、またひとつ失ったような心地がした。
今日は34歳でいられる最後の日。関東地方は朝から雨。天気予報によれば雪に変わるかもしれないとのことだったが、幸いにも(?)雨のまま小康状態に入り、夜になると雨はほとんど上がっていた。
帝京大学福祉保育専門学校で担当している「教育相談論」(1年生)と「社会福祉U」(3年生)は終講試験をレポートに代替した。提出日は2月1日18時としておいたので、おそらく2日に梱包作業を済ませてくれて、今日には届くのだろう…と思っていたのだが、どうも届けられた気配がない。「総合演習」(2年生)は平常点評価のため、欠席超過学生を除いてすべて採点が終了しているのだが、1年生と3年生は合わせて150人以上で、一人あたり5〜7枚ほど書いてくる予定であるため、採点締切日(9日)までに間に合うかどうか…? 微妙だ。
昼過ぎ、相互リンクしている蛙和歌(かわずわか)の管理人のわかさんからメールをもらった。このところ、わかさんとはトワ・エ・モワや芥川澄夫さん情報の交換をメールでしている。今日のメールによると、トワ・エ・モワが1970年に発表したアルバム『空よ』の帯がスゴイというのである。私もこのアルバムは所有しているのだが、帯がなかったので、どういうキャッチコピーがあったのか、知らなかった。しかし今日、それを知ってしまった。あぁ、知らなければ良かった…。
あぁ、若いって素晴らしい!
2月1日(金)
先月末、某新聞社の週刊誌のバックナンバーを注文したのに販売店が持ってこない…持ってきたと思ったら最新号…とぼやいたが、昨日集金に来た配達員が、「本社のほうで間違えて、最新号が届いてしまったんです。金曜の朝刊にバックナンバー、お届けします」とのことだったが、期待はまたもや裏切られ、購読更新をしない決意は固まる一方。
日本大学国際関係学部「人間と社会U」の155名分の採点が終了したので、気晴らしを兼ねて静岡まで遠出(?)してみた。
静岡に向かう東海道線車内で、携帯電話がインターネットニュースをキャッチした。そこには、緒方貞子・アフガニスタン支援問題政府代表が、小泉純一郎首相の外相就任要請を辞退し、川口順子環境相の外相就任と、後任の環境相に大木浩代議士の起用が明らかになった…というもの。
詳しくは後日、社会学者のぼやきで述べようと思っているのだが、田中真紀子前外務大臣更迭にしても、何となく首相が自分を守ろうとしているようにしか見えない。私は政治に関してはシロウト同然だが、それにしても、あの首相は何を改革したのだろうかと、疑問ばかりが残る。「痛みを伴う改革」「聖域なき改革」などと言っても、結局自分は痛みを伴わないし、国民の声を無視して聖域を作り上げているではないか?!
田中真紀子人気で支持率を伸ばし、彼女を更迭した後にはアフガニスタン復興支援会議で名議長ぶりを発揮するや否や、緒方貞子氏に外務大臣の依頼…。緒方氏は国連では名を馳せ、全世界の難民にとって希望の光ではあるが、政治家ではない。外交の専門家でもない。
このあたりにも、首相の「人気取り」(悪く言えば、「良いとこ取り」)が伺える。緒方氏が固辞することを願っていたのだが、まずは一安心。
それと、あの鈴木宗男議員の問題(NGOのアフガニスタン支援国際会議締め出し問題)も、まったく解決していない。誰が嘘つきなのか、国民はわかっている。外務省のウミを吐き出そうとして尽力した田中真紀子氏、そうされるといろいろ厄介になるから…と、彼女を締め出しにかかろうとした政府と外務省、キタナイ政治の諸相が浮き彫りになっている。
国民をナメるのも、いい加減にしろ!
過去の…日記風「今月のぼやき」トップページへ