2016年9月のぼやき



9月1日(木)

長男を学校に送り出した後、晩ご飯の支度に取りかかった私…。というのも、今日は夏休み明け最初の仕事に入るため、帰宅してから食事の支度をしていたのでは…という事情があったからである。

私が子どもの頃、2学期の始業式は9月1日と決まっていたように記憶している。しかし、最近は8月最終週には2学期が始まっているご時世…。なので、「今日は夏休み明け最初の仕事」という状況が、何だか申し訳なく思えてくる。

休み明け最初の講義は、御殿場看護学校の「文化人類学」である。夏休み中にも通信教育部のスクーリングで「文化人類学」を3日連続で担当していたため、その流れのまま…という感じで今日を迎えられたのだが、この学校の講義にはちょっと他校とは違った思い入れがあり、出講もまた楽しみであり…。

いや、もちろん、どの出講先の講義も思い入れがあり、楽しみであるが…。

今年度の御殿場看護学校への出講は、アチコチの出講先での時間割変更のために変則的である。特に今月…。今月は、週に2回出講ということもあったり、1日に2コマ連続ということもある。来月からは水曜日1時限目に固定されるが、今月は私も学生も “流れ” に乗れるかどうか…。

さらに、通勤経路にも変化が…!?

昨年度までは市が尾から東京・河口湖号に乗って御殿場入りしていたのだが、いつの間にか東名高速経由から中央道経由にルートが変更されてしまったため、御殿場市内を通らなくなってしまったのである。そのため、東名江田から小田急箱根高速バスを利用して御殿場入りすることになった。箱根高速バスは使い慣れた交通手段ではあるが、東京・河口湖号のルート変更はハッキリ言ってツライものがある。

しかし、文句を言っている暇はない。田園都市線の江田駅から久々に歩いて東名江田バス停に向かう。12:40頃にバス停に着くと、あるご婦人が「箱根行き(の高速バス)(12時)38分のバスが未だ来ていないんですよ!」と私に話しかけてきた。おそらく、バスが都内の渋滞に巻き込まれ、遅延していたのだろう。私は13:08発のバスの予約を入れていたのだが、この調子だと予約したバスがいつ来るのか、わかったものじゃない。

そこで、15分遅れで到着した13:38発のバスの運転手さんに乗車票を見せ、席が空いているのならどうにかならないか…と頼んでみた。すると、幸いにも座席に空きがあり、1本早いバスで御殿場へ向かうことが出来た。ただ、“1本早い” と言っても、本来私が乗る予定だったバスより10分しか早く東名江田を出発していないのだが…。

御殿場看護学校には、14時半頃に到着。これから教えることになる1年生たちの説明を受け、15:10に教室へ。学生たちのレディネスを調えるのに少々時間がかかったものの、当初予定していた講義ガイダンスで語るべき話は全て語ることができた。初回からパワー全開で、予定の90分を少々オーバー!?

講義後、学校から高速バス乗り場のある御殿場駅乙女口までタクシーで移動する。帰りの高速バスはほぼ定刻通りに御殿場駅に到着したが、乗車するお客さんが多い上、往きの私のように乗車変更を申し出た香港人グループがいたりして、結局は15分遅れで御殿場を出発。そして、その遅れを取り戻すことができないまま東名江田に到着した。

「19時には帰宅できると思うから…」と言って家を出た私だったが、東名江田バス停に降り立った時「あぁ、もうこれは19時までの帰宅は無理だな」という状態になっていた。それでも、あざみ野駅まで早足で移動したり、電車の乗り継ぎも全力疾走で…という涙ぐましい(?)努力の甲斐あって、19時半前に帰宅した。バスの遅れが、そのまま私の帰宅時間のズレになった感じである。

とりあえず、後学期の仕事が始まったのである!


9月2日(金)

昨日で夏休みが明けたのだが、まだまだ授業が再開されていない(夏休みが終わっていない)出講先が多いため、今日は家での作業に入ることに…。そして、妻の代わりに家事を担当しているため、やるべきことはたくさんある。通常通りの出講シフトではないことが、我が家にとってどんなに助かることか。

講義関連の作業に関して言えば、夏休みに入ってからも後学期の準備を進めていたものの、次男誕生の前はアタフタ状態だったため、未だ全担当科目の講義用資料が整っていない…というのが現状である。もっとも、今年度は “初担当” の科目はないので、昨年度までのデータをそのまま “流用” できるものもあれば、少しいじるだけで済むものもある。

その一方で、開講時期変更に伴って全面的に内容を見直さなくてはならない科目も…。

午後、学校から帰ってきた長男に、子供会の回覧板を次のお家に届けに行ってもらった。同じクラスのお友だちで、ドア to ドアで1分とかからないお家ではあるが、一人でお使いというのは初のことかもしれない。「一人で持ってきてくれたの? エラいねぇ!」と誉められ、上機嫌の長男だった。

“弟” という存在が、長男を強くさせているのだろう。


9月4日(日)

昨日は土曜日だったので、本来なら小学校はお休みのハズなのだが…。

昨日は、近隣自治会と小学生、中学生、小中学校の教職員、区役所、消防署による地域拠点防災訓練に参加した。拠点(会場)となるのは、長男の通っている小学校である。学年によってはその防災訓練に参加することになっているため、全学年を土曜日に登校させることになったようである。その代わり、明日の月曜日が休校となる。

よって、長男は昨日の朝も元気に学校へ…。

地域拠点防災訓練は、13時参集。しばらくして、小学生たちの下校時刻となる。長男は “クラスの仲良しさん” と一緒に帰途についたらしいが、私はその “仲良しさんのお母さん” とペアになって防災訓練…。小学校の教職員も、作業衣で訓練に参加していた。

訓練内容は、最初にお米をお湯で炊く作業を体験し、それから三角巾の使い方、AED、(トイレの)凝固剤体験、給水、トランシーバーなどなど、参加者を居住地域によって2グループに分かれて実施。15時過ぎには全工程が終了し、炊き上がったお米とお土産(非常用の水とパン)を受け取った。

今日は、私の両親が次男に会いにやって来た。次男はお昼寝に入っていたが、時に目を覚まして、おじいちゃんとおばあちゃんにサービス(?)していたような…。長男も “100点満点のテスト” を自慢げに見せたり、学校の話をしたり、“弟” の日々の様子を教えてあげたり…と、忙しそう。

未明に激しい雨が降り、両親が無事に来訪できるのか心配だったが、朝から太陽が顔を出し、天気の心配はなくなった。が、気温はグングン上昇し、猛暑復活といった天候に!?

窓越しに熱気が伝わってくるので、エアコンがなかなか効かないのがちょっと…。


9月7日(水)

我が家の次男は、今日も元気! いや、毎日元気! そのため、妻はかなりの寝不足状態に…。

今朝も私が目を覚ますと、元気よく泣いている次男をだっこしてあやし続けている妻の姿が…!?

不思議なことに、いつも私がだっこしていると次男の目がトロ〜ンとなってきて、眠りの森へ誘われていくかの如く。今は未だ全ての担当科目が開講されているワケではないため、家にいる時間が多く、私が家のことをしたり次男の面倒を見たり(寝かしつけたり)、長男の宿題を手伝ったり…ということが可能な時期である。出来るだけ日中は私が次男のそばにいて、妻には不足気味の睡眠を補ってもらえたら…と思うところ。

さて、ここ数日の「ぼやき」をまとめて更新!

5日(月)は、3日(土)の代休で長男は小学校へは行かず。私は銀行やら何やら用事があり、退屈そうにしていた長男を連れて出掛けようと思ったのだが、外は9月とは思えないほどの猛暑だったため、私一人で出掛けることになった。

出掛ける前、洗濯第1弾に取りかかる。物干しにかけられた洗濯物は、あっと言う間にからっから! シャツやハンカチは言わずもがなだが、厚手のタオルやスラックス類も、わずかな時間で乾いてしまった。帰宅後、赤ちゃん衣類を洗濯したが、これもあっと言う間に…!?

自分の用事を済ませた後、家でシッカリ留守番をしてくれていた長男のため、「ファミリー読書」用の本をお土産に買ってきた。「ファミリー読書」というのは、児童と家の人が同じ時間に読書をし、本の世界に親しむというもの。読書時間は各家庭で設定し、下記のいずれかの方法で取り組むことになっている。

取り組み方

(@〜Cを参考に、どんな方法でもよいです。)

  @ 子どもが家の人に読みます。

  A 家の人が子どもに読みます。

  B 子どもと家の人でべつべつの本を読みます。

  C その他(例: 同じ本をいっしょに読んだり、交代で読んだりします。)

この「ファミリー読書」は、息子の通う小学校では1学期の後半からスタートし、1週間分(7回分)の読書記録が書けるカードが学校から週に1枚配布される。「読書を毎日しなくれはならない」といった強制がない上、同じ本を何回読んでも良いことになっている。ただし、週の頭(つまり月曜日)に読書カードを学校に提出しなくてはならない。

我が家では、毎日「ファミリー読書」をしている。ほとんどAのパターンであるが、たまに@だったりCだったり…と、バリエーションをつけて本を読む習慣を身につけ(させ)ている。長男も本(を読むこと)は好きなのだが、「心に残った場面や感想」を尋ねると、どうにもこうにもピントの外れた感想(物語の中心からかなりズレたエピソード)を言い出すことが多々ある。その一方で、“大人にも気づきにくい登場人物の深層部分” を言い当てたり…。

読解力があるのか無いのか、親にも良くわからないエキセントリックな長男…。

昨日今日の私は、ほとんど家の中で過ごしたような状態…。長男は元気に小学校へ行き、私は今週から来週にかけて使用する講義用資料の編集に取りかかる。昨日も猛暑の復活というような天候だったが、今日は雨が降ったり止んだり…といった不安定な天候。台風13号が迫っているということもあり、天気予報がとても気になる。明日は早朝に家を出て、夜まで家に戻れないスケジュール。おまけに、出講場所が複数あるので、移動距離が…!? 仮に台風が上陸などしたら、ひとたまりもない。

長男が学校に行っている間も、次男は元気元気! ただ、私がだっこして小刻みにリズムを取り続けると、スヤスヤと…。居間に長座布団を敷いて次男を寝かせ、私はその前で仕事をすることにしている。ちょっとしたイクメン気分…でもある。いや、それなりに育児に関わっているという自負もあるが、長男が赤ちゃんの時には妻の実家で面倒を見てもらったため、次男と二人っきりという状況が新鮮だったりもする。

ずっと眠り続けることもあれば、だっこをせがんで泣き出すこともある。そんな次男をだっこしながら、その顔をマジマジと見つめると…。「うわぁ、長男(が赤ちゃんだった頃の顔)にソックリ!」と、改めてビックリ!

先月29日に次男が退院する際、長男の時と同じ亀仙流の道着を着せたのだが先月の「ぼやき」を参照されたい)、実は妻の退院着も7年前と同じ服にしてもらった私…。撮った写真を並べてみると、長男と次男は見分けがつかないほどソックリの表情で、さらに妻も同じ服を着ているため、「写真をシャッフルしたら、わからなくなるのでは?」という話になってしまった。そこはぬかりなく、デジカメのデータをパソコンに取り込む際に日付連番をファイル名にしてあり、データそのものにも撮影データが記録されているため、パソコンで写真を見る分には問題ないのだが…。

とりあえず、今日も我が家はアタフタ状態…。にぎやかなものである。


9月8日(木)

台風の影響はあまり受けずに済んだようで、朝からずっと持ち歩いていたジャンプ傘をほとんどささずに一日を過ごした。

今朝は、久々の5時起き。そして、6時過ぎのバスに乗り、地下鉄とJRを乗り継いで松戸へ。

松戸歯学部の「社会学」は既に終講しているのだが、今日は1時限目に終講試験が行われるため、出校した次第。しかし、6月までの段階では「試験監督は、学部のほうで行うので…」と言われていたため、今日は出校がないものと思っていた。それで、3〜4時限目に御殿場看護学校の「文化人類学」の講義が入ることになったのだが、7月になって出校するよう指示が出たため、今日は横浜→松戸→御殿場という激しい移動をすることに…。

しかし、試験終了まで松戸歯学部にいたのでは御殿場看護学校の講義開始に間に合わないので、答案用紙を配布して試験が正常に実施されたことを確認してすぐ御殿場への移動を開始した。

松戸から新宿に出て、久々にあさぎり号に乗り込んだ。昨夜、次男がむずかるのでフトンから出てあやしているうちに睡眠時間が短くなったため、あさぎり号で仮眠をとるつもりだったのだが…。私の座席の後ろの老夫婦の会話が、私の睡眠を遮った。特に、夫のほうの話がほとんど間違っているのである! 間違っていることを、堂々と奥さんに語っているその会話内容にイライラして、眠るどころではなくなってしまった。

例えば、本厚木を「もとあつぎ」と言う。「車内販売が来るから、アイスクリームを買ってあげる」と言っていたが、あさぎり号には車内販売などない! 「御殿場線内は、各駅に停車する」と言い出し(もちろん、特急なので松田の次は駿河小山まで停まらない)、奥さんが「車内放送で、次は駿河小山(まで停まらない)って言ってたわよ!」と返されると、「そりゃまぁ、通過する駅はあるだろうけど、いくつかの駅には停まるんだろう」などと言い出す有様。

イライラついでに、この会話を講義のネタにすることにした。

あさぎり号は、12時半前に御殿場到着。松戸や新宿では雨雲が支配的だったものの降雨にまでは至っていなかったが、御殿場は強雨。傘なしでは歩けない状態になっていた。だが、学校からタクシーチケットを受け取っていたので、今日は徒歩は諦めタクシーで学校入りすることにした。

「文化人類学」は、3時限目に「状況(情況)判断」に関する解説から始め、「状況(情況)的影響」や「絶対−相対」などについても語る。そして、4時限目は「社会的動物としての人間」の解説に入る。今回は「社会」と「人間」の関わりを中心に述べる。

講義を終えると、まだ雨が止む気配がない…。タクシーで御殿場駅に戻り、高速バスで東名江田へ。東名江田でバスを降りると、傘をささずに済む状態…。

帰宅して、長男の体操着類を洗濯しながら夕飯の準備。そして、宿題を見て、次男の沐浴、長男の入浴…。その合間(?)に、明日の講義の準備をする。

7年前の経験は今に活きているものの、長男と次男の誕生日が1か月ほどズレているため、仕事の開始時期と重なると…。


9月9日(金)

日大看護の「社会学」も、いよいよ開講!

今年度も時間割が金曜日2時限目で固定されたが、今日と来週は未だ通信教育部のスクーリングが再開されていないため、今日は掛け持ち移動なしである。初回の今日は、講義の目的・目標、展開方法などについて90分語る。

講義後、諸々の用事を済ませ、副都心線に乗って帰途についていた時、“以前から気になっていた施設” のことが頭の中から離れなくなり、新宿三丁目で下車し、丸ノ内線に乗り換えた。そして、携帯電話から高速バスネットにアクセスし、15分後に出発する小田急箱根高速バスに予約を入れた。
バスタ新宿
そう、その施設とは、今年4月から運用されているバスタ新宿である!

静岡英和学院大学への出講に駿府ライナーを、御殿場看護学校への出講に小田急箱根高速バスを利用しているが、それらはいずれもバスタ新宿が始発である。いつも東名江田で乗降しているため、そしてしばらく新宿界隈を歩くこともなかったため、バスタ新宿を実際に見たこともなければ、もちろん利用したこともなかった次第である。

予約を入れたのが新宿西口だったため、かなりの早足で南口に移動するハメになり、さらにバスの乗車エリアがわからない…という有様。しかし、落ち着いて周りを見渡すと、アチコチに空港のように出発バスの乗り場が電光掲示されていて…。

今日のところは、新宿から東名江田までの小旅行。それでも、とりあえずバスタ新宿を利用するという目的は遂行できた。

東名江田から家にはまっすぐ帰らず、途中でCDショップに寄り、予約しておいたCDを引き取った。今日はザ・ビートルズが残した唯一のライヴ・アルバムである『ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル』の全世界同時発売の日である。『ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル』は、もともと1977年にアナログ盤で発売されたが、程なくして廃盤となり、その後CD化されることもなかった(CDにするには音質が悪すぎたらしい)。今年、ビートルズのドキュメンタリー映画が公開されるのだが、このCDはそのサウンドトラック盤としての機能も持つらしい。

実は、このアルバム、私は始めて手にしたビートルズのアルバムなのである! 今、アナログ盤が収められているラックの前でCDを再生しながら「ぼやき」を更新しているのだが、小学生だった私と、二児の父になった私とがクロスオーバーしているような、そんな不思議な心地がする…。


9月11日(日)

昨日は好天だったこともあり、朝から洗濯物と大格闘! せっかくのお日様パワーを無駄にしてはならない…と、洗濯機を回しまくる。そして、干しまくる!

ただ、長男の表情は曇りがち。退屈なのである。このところ、私も妻も次男にかかりきりで、長男の相手を今まで通りにしてあげることは出来ない状態…。「弟ができた」「兄になった」という状況を理解しようと努力しているところもあるのだが、そこは未だ小学校1年生のこと、多少スネてしまっているのだろう。

兄弟に等しく接してあげたいと思う気持ちもあり、長男に「今日、お出掛けしようか?」と声をかけてみた。すると、「磯子車庫に行きたい!」などと、マニアックな答えが…!? 磯子車庫というのは、横浜市営バスの営業所のひとつである。厳密に言えば、横浜市交通局が横浜交通開発に業務委託している営業所である。さらに言えば、我が家周辺は横浜市営バス緑営業所間区内なのだが、この営業所も横浜交通開発に業務委託されていて…。

私までマニアックな話をする必要はないのだが、とにかくバス好きの長男は「横浜市営バスの全営業所を回る」のが目標らしい。

しかし、洗濯物を一気に大量に…ということになってしまい、全工程が終了するまでに予想外の時間がかかってしまった。そこで、「磯子車庫は、また後日に…」ということにして、次の希望を聞いてみた。すると、「若葉台中央!」という、これまたマニアック過ぎることを言い出した長男だった。

若葉台中央若葉台中央というのは、横浜市旭区にある横浜若葉台団地の中央に位置するバスターミナルである。そのすぐそばに、横浜市営バスの若葉台営業所が置かれている。 そして、アチコチで「若葉台中央」行きのバスを見かけるにつれ、長男の関心が高まっていったのだろう。

とりあえず、長男の想いを満足させるべく、バスを乗り継いで若葉台中央に向かった。始めて乗車する系統のバスに興奮していた長男で会ったが、夢にまで見た(?)若葉台中央が単なるバスターミナルであることがわかると、何となく冷めた表情に…!?

その後、再びバスを乗り継ぎ、出掛けたついでにららぽーと横浜にも寄り、夕飯時までに帰宅した。

“約束” を未だ残しているので、長男のワクワクは継続しているようである。

今日は、一日を通じてあいにくの陽気。お出掛けは諦め、午前中は息子の宿題とファミリー読書に付き合うことにした。午後は、晴れ間を見て近所のドラッグストアへ買い物に。その程度の過ごし方に落ち着いた日曜日…。

次男は、相変わらず元気元気でマイペース。赤ちゃんに状況判断を求める親はいないが、とにかくそのマイペースさに目が回りそうになること多々。

「7年前も、こうだったっけなぁ…?」などと、記憶をたぐり寄せながらの子育てであるが、「長男は長男、次男は次男」と割り切ることも必要かも…。ただ、次男の表情を見ていると、本当に7年前にタイムスリップしたような感覚に陥る。兄弟とはいえ、ここまで似るのかなぁ…と、そう思う。


9月12日(月)

今朝は、久々にヒヤッとした。あともう少し起きるのが遅かったら、長男を小学校に遅刻させるところだった。

子育ての疲れが出てきたのか、はたまた単に齢を重ねただけなのか、寝坊したことだけは事実なのだが、とにかく焦った焦った。長男も「7時に目覚まし時計を止めたところまでは覚えてる」と言っていたが、その後また眠りの森に戻ってしまったらしい。

急いで朝食の準備をし、その間に長男には着替えさせる。今日学校に持っていくべきものは昨日のうちに全て用意してあったので、朝食と洗顔、歯磨きさえ完了したら、あとは集団登校の集合場所へダッシュすればOKという状態だった。

いつもよりちょっと遅れて玄関を開けた時、同じ登校班の子たちがゾロゾロと集合場所へ向かっているのが見えた。それで安心してしまったのか、はたまた「いつもは、あの子たちより早く集合場所に着いていたのに…」という悔しさがわき上がってきたのか、長男の足取りが重く、何度も何度も我が家のほうを振り返る有様。

長男を無事に送り出した後天気予報に反して日差しが強くなってきたため、急いで洗濯物と格闘する。“大人・子どももの”、“赤ちゃんもの” と分けての洗濯も、徐々に慣れてきた。以前よりも洗濯の手際もスピードもアップしている…と自画自賛しながら、急いで洗濯物を太陽の下へ!

午後、小学校から帰ってきた長男を連れて皮膚科へ。かかるのは私ではなく、長男である。1学期の健康診断で「湿疹の疑い」と診断されたため、早めに通院して診察を受けるよう文書で通達されていたのだが、妻のお腹に次男がいたり、私のほうも色々と移動が忙しく、夏休みには次男誕生まで慌ただしく…という状態が続き、今日やっと長男を皮膚科に連れて行けた次第。

しかし、健康診断から3か月以上も経ってしまったため、湿疹はすでに治癒しており、「とりあえず、かゆみ止めを出しておきますから…」と医師に言われて診察終了。

あっと言う間に診察が終わったのに、処方箋薬局が混み混みで、かゆみ止めを受け取るまでに30分弱…。

その後、私の通院のため、クリニックへ移動。血圧と頭痛の具合を報告し、いつもと同じ薬の処方を受ける。

処方箋薬局に寄って処方箋を出し、長男とららぽーと横浜に行く。そして、小一時間を過ごした後、処方箋薬局で薬を受け取り、帰途につく。

雨に降られることはなかったが、夜半に強雨が…!?

明日は早朝からの移動になるが、無事に出講できるのだろうか?


9月13日(火)

大雨洪水に注意するよう、昨日から天気予報は何度も何度も伝えてきた。それで、今朝は雨が強まる前に家を出ることにした。

荒天の中、今日は御殿場看護学校への出講である。

6時過ぎ、傘をさす必要はあったものの体がビショ濡れになるようなことはなかった。バスで片倉町駅に向かう途中、徐々に雨の勢いが強まっているのがわかった。あざみ野で地上に出ると、歩き方を工夫しないとズボンが濡れてしまいそうな降り方に…。

東名江田バス停から御殿場まで、7:38発の小田急箱根高速バスを利用したのだが…。バス停をほぼ定刻通りに出発したのにもかかわらず、1分ほど走行したところでバスが減速し、ピタリと止まってしまった。渋滞である。何が原因かネットで確認すると、「事故渋滞」とある。十数分後、消防車と救急車、パトカーの姿が見え、そこに破損したガードレールと、前半分が原形をとどめていない車の残骸が…!? この事故のために車線が1つ閉鎖され、20分近い渋滞を引き起こされたことになる。

その後も、フロントガラスに雨が激しく打ち付けたり、大きな水煙が立ったり、水たまりから押し寄せられた大量の雨水がバスを襲ってきたり…と、バスの行く手は阻まれ続け…。

結局、御殿場看護学校に到着したのは、1時限目の始まる2分前だった。

講義用資料の準備に手間取り、講義は20分遅れで開始となった。

今日の「文化人類学」も、2時限連続開講。2コマとも「社会的動物としての人間」の解説であるが、1時限目は主として「福祉的観点」からの考察を、2時限目は「生理的早産」について語り、最後はそれらをまとめ、次回以降の講義内容につなげることにした。

13時過ぎの高速バスで東名江田に戻った時、雨は小康状態…。そこで、あざみ野から乗った地下鉄をセンター南で途中下車し、ベビー布団のカバーなどを購入し、ノンビリと帰途についた。

帰宅すると、長男は学校の宿題を全て終えたと自慢げに教えてくれた。次男も生後3週間で身長が2センチほど伸び、体重も増えている。そして、自己主張がさらに強くなっている今日この頃…。


9月15日(木)

昨日は仕事が無く…とはいえ、家でやるべき仕事はたくさんあり、単に出講予定がなかっただけの話なのだが、とりあえず昼過ぎに買い物に出たほかはずっと家にいたことになる。

朝は天気が優れず、長男に傘とレインコートを持たせて学校へ送り出したのだが、長男が帰宅した時には晴れ間も見え、そのスキに洗濯にすることに…。今、小学校では運動会の練習の真っ只中。体操着を毎日使用するので、汚れた体操着を学校から毎日持ち帰る。念のため…と、我が家は体操着を2セット用意してあるのだが、それはあくまでも “念のため” なので、基本的には長男が持ち帰った体操着を毎日洗濯し、翌日それを学校へ持って行かせることになる。

自分の仕事や家事とは別に、長男の宿題やファミリー読書にも付き合わなくてはならない。さらに、次男をあやしたり沐浴させたり…。なので、夜になるとヘトヘト状態…。「7年前(長男が赤ちゃんだった頃)は、もう少しバイタル的に余裕があったような…」と、過去を懐かしく思い返しては、自分に活を入れる日々…。

さて、今日は深夜から未明にかけて慌ただしく、冷や汗をかいたり、ホッとしたり…。

というのも、昨夜も次男がなかなか寝てくれず、妻があやし続けていた。夜泣きだの授乳だのでヘトヘト状態になっている妻を見かねて、私が代わりに次男をあやそうとした時、妻が「あなた、明日も仕事があるんでしょ?」と言う。「午後からだから、大丈夫だよ!」と答えた私、ふと「あれっ、明日は何時の高速バスに乗るんだったっけ!?」と、出勤時刻が気になり始めた。私の予約した小田急箱根高速バスは、東名江田バス停を12:38に出発…。そして、今日の担当講座である御殿場看護学校の「文化人類学」は3〜4時限目…。

「おいおい、このままじゃ完全に遅刻じゃないか!?」ということに気が付いた。が、気が付くのが “ちょっと” 遅かった。ネット上での予約・変更の受付時間は、朝5時から深夜1時まで。1時間以上前に受付が終了していたのである。

そこで、朝の5時に起きて、12:38発のバスを11:38発に変更し、再び就寝…。2時間後、長男と一緒に私も起床。そして、学校へ送り出す。

高速バスの予約を変更したので、家を出る時間が1時間ほど早くなるため、急いで今日の講義内容を確認し、身支度を整える。今日は雨が降ったり止んだりの安定しない天候が続いていたので、雨の止み間に家を出た。東名江田からは、高速バスで “ほぼ” 定刻通りに御殿場へ。

今日から「文化人類学」は、「文化(culture)とは何か?」というテーマに入るが、内容的には今日までが「人間とは何か?」という解説となる。今日は2時限連続という利点を活かし、「文化(culture)」の意味・概念そして機能に関する解説をまとめて行う。ただし、今月の御殿場出講は今日で終了となるため、あまり先へ先へと急がないよう、ゆっくりと話を展開することにした。

帰りの高速バスも、“ほぼ” 定刻通りに走行し、“ほぼ” 予定通りに帰宅した。

今日は、中秋の名月。帰りに月見団子を買って、我が家の窓からお月様を眺めて…。長男は、大喜び。


9月16日(金)

今日も、雨が降ったり止んだり…。

8時前に(ちょうど小学生たちが集団登校の集団場所に向かう頃合いに)家を出て、日大看護へ向かって移動開始。8時半過ぎの東横線は各停のみならず急行なども車内は空いていて、先週も今週も座席が選び放題! そのままのゆったりした状態で、副都心線の千川へ。

2時限目「社会学」は、今回から “本論的” な解説に入る。例年通り「状況(情況)判断」をテーマに、「疑似環境」「絶対−相対」などについて説明していくつもりだったのだが、毎年同じタイプの学生が集まるワケではないので、授業の展開方法も毎年帰る必要があり…というような感じで話を進めていたが、1コマで解説がおさまらないことが途中で判明したため、次週も同じテーマで解説することにして90分終了。

校舎を出ると、傘なしでは歩けない強い雨…。普通に歩いていても、ズボンの裾がビショビショになる。バスで駅まで移動することも考えたが、いつもの通り徒歩を選択した。長男の通う小学校では、今まさに運動会の練習期間。「練習、できたのかなぁ?」「雨に濡れたり体が冷えたりしなければ良いのだけれど…」と心配したのだが、降雨時は教室での授業だったらしい。さらに、帰宅した長男が「学校の往き帰り、傘、ささなかったよ!」と…。

“持っている者” と “持っていない者” の差か…!?

日大看護からの帰途、やはり副都心線も東横線も座席が選びたい放題の状態だった。鴨居に戻って、駅前のスーパーでお買い物。「今夜は、何を作ろうかなぁ…」とメニューを考えながら店内を歩いていると、ジャガイモの売り場の上に「今夜はカレーで決まり!」とデカデカと書かれていた!

結局、カレー用の食材を購入して帰宅した私…。

大鍋に、たくさんのカレールー…。長男はもとより、妻も辛口が苦手なので、辛さ度数1のルーを使う。実は私、甘口のカレーが苦手なので、味見をする時に苦労する。そして、食す時は “辛み” を大量に増す必要が…!? 今夜は、某カレー店の「とび辛スパイス」「ラー油」「一味唐辛子」などを用意したが、辛みの傾向を統一(?)するべくラー油と一味を用いて自分好みの味に調えてみた。

以前、ラーメン店でアルバイトをしていたという大物俳優がかつてラジオ番組で「自分がバイトしていたラーメン屋では、カレーは甘口で作っておいて、中辛や辛口は一味唐辛子を入れて味を変えていた」という話をしていたことが印象に残っていて、家でも何度か試したことがある。ルーのタイプ(質?)によっては辛みが出にくいこともあるが、一味唐辛子を入れすぎるとルー本来の旨みが味わえなくなるため、調整が難しいこともある。

そして、ルーに一味唐辛子を振りかけるたびに、ラジオ漬けだったあの頃を思い出す。


9月20日(火)

16日の土曜日から昨日まで、いわゆる3連休…。私も今回は世間並みの3連休だったのだが、小さな次男と産後間もない妻のいる我が家では、遠出は考えられず。しかし、それでも長男が可愛そう…。ということで、買い物を3日かけて行うことで、毎日どこかに出掛けられるような状況を作った。3連休のうち2日はバスに乗り、小旅行気分に浸ってもらった。

さて、今日は沼津市立看護専門学校の「文化人類学」の初講。なのに、台風16号がジワジワと接近してきて…。こういう時は鉄道のダイヤが乱れがちなので、東名江田からさんさんぬまづ・新宿号で富士急沼津営業所へ向かうことにした。

家を出る時、久々に上着を羽織った。雨もパラついていた。駅の階段はかなり滑りやすくなっていた。足元に気をつけながら、横浜線から田園都市線に移動し、江田から東名江田へゆっくり歩く。

東名江田を5分ほど遅れて出発したバスは、その後も遅れを取り戻せず、沼津駅北口に15分遅れで到着した。終点の富士急沼津営業所には11:50到着予定だったが、「この分だと、12時過ぎの到着になるのかなぁ…」「営業所から沼津市立病院まで移動して、タクシーに乗ったほうがいいのかなぁ…」などと考えていたところ、沼津駅で私以外のお客さんが全て降りてしまったため、本来の経由地である沼津港を “カット” して直接富士急沼津営業所へ向かうことになった。そのため、定刻より15分ほど早く終点に到着!

今日の担当は、3〜4時限目。開始は13:10である。タクシーに乗ってしまうと、講義開始までかなり待たなくてはならなくなる…ということで、学校まで歩くことにした。幸い、台風の影響が少なく、雨もポツリポツリ程度。ズボンも濡れず、順調に歩行を続けていたのだが、「あと5分で学校に到着」という地点でいきなり強雨が…!? 台風を侮った私が愚かだったのか? はたまた、予定より早く台風の影響を受けただけなのか? とにかく、ズボンがずぶ濡れになった状態で学校に到着した。

ここでの「文化人類学」は、今日が今年度の初講である。しかし、他の出講先の勤務シフト変更のあおりを受け、時間割をかなりいじってもらわなくてはならなくなってしまった。それで、今日は初講でありながら2時限連続講義という状態に…。

そこで、今年度は講義予定をちょっとずつ変更し、2コマ連続や2日連続の講義時には同一テーマを2コマぶつけることにした。よって、今日は初講ガイダンスと同時に本論に突入していく展開にした。

今週と来週は「文化cultureとは何か?」というテーマで、人間と環境の関わりなどから話を進めていくつもりだったのだが…。

3時限目が終了した時点で静岡県東部に大雨洪水暴風警報が発令され、4時限目の講義に入ったところで教務長先生から「警報が出ているので、このままだと横浜まで戻れるかどうか…」という情報が伝えられた。さらに、私が横浜に戻れないだけでなく学生が帰宅できなくなるという事態にもなりかねないため、4時限目は急きょ中止となった。なので、話は中途半端なままとなってしまった。

が、今日の4時限目分を明日の4時限目に移動することで対処できることがわかったため、その旨を学生たちにも伝え、講義を終えた。

片浜駅までタクシーに乗って移動するつもりだったのだが、この天候でタクシーが迎車できない状態になったらしく、学校の車で駅まで送っていただくことになった。頃合い良く東海道線がやって来て、三島からひかり号で新横浜へ。横浜線にも乗り換え時間2分で乗り継ぎ、本来ならまだ沼津市内にいるハズの時間に帰宅することができた。

帰宅してすぐ、東海道新幹線が運転を見合わせたことをニュース速報で知る。あの時、教務長先生による講義中止の示唆がなかったら…。

明日は、もともと移動&重責の日なのだが、さらに移動が加わることになったため、長男に「お父さん、もしかすると、明日倒れちゃうかも知れないよ!」などと夕飯時につぶやいてしまった私…。


9月21日(水)

2年前の10月1日22日、この両日に私はアジア大洋州地域との青少年交流事業(JENESYS2.0)の一環として政府招聘来日した韓国人大学生に「日本的人間Homo Japanesqueについて」と題した講義を行った。

この講義は、同年7月に外務省より日韓文化交流基金経由で依頼されたものであるが、実は今年も同一ルートでJENESYS 2016での講義依頼を受けていた。

そして今日、2年ぶりに韓国人大学生への講義…。

今回は、日韓文化交流基金の会議室での講義となった。テーマは前回と同一。前回作成したパワーポイントを、そのまま今回も使用した。韓国語通訳者2人の方のうちお一人は、前回も私の講義を通訳してくださった方なので、話の流れをキチンととらえた韓国語に直していただけた。

講義開始は9時だったが、その40分前には日韓文化交流基金に到着し、交流基金のスタッフの方々と今日の流れを確認。

講義の最初に、挨拶と自己紹介。講義の冒頭までは韓国語行い、その後は通訳を介しての解説。90分の講義後、休み時間をはさんで質問を…という予定だったのだが、予定通りには講義が終わらず、休みを入れずに一気に質問を受け付けることになった。

講義後の歓迎昼食会にも参加したかったのだが、この後は国際関係学部「日本社会」の後期初講のため、「初回から休講にするワケにはいかないので…」ということで、時間ギリギリまで質問を受け付けた後、11時前に日韓文化交流基金をあとにした。

日比谷線で日比谷に出て、有楽町駅へ。そして、11時半前のこだま号に乗り込んだ。国際関係学部には、12時半前に到着。急いで講義用資料の印刷に取りかかり、3時限目の始業チャイムとともに教室へ。

Webで調べたところ、講義前に履修の仮登録が23名という状態だったが、教室は20人に満たない状態…。講義開始とともに諸注意を述べていると、一人の学生が教室を出ようとした。何をしているのか尋ねると、「理解できない!」と言って履修を事態。それに呼応して、もう一人の学生も「自分もです!」と教室を出て行った。講義開始から、たった数分…。理解できないなら、話を聞けば良いのに…。退出した学生に一人は、公開し早々私に “ケチ” をつけられた学生である。忍耐力の無さといい、気に入らないとすぐに出て行ってしまうという態度といい、「こんな態度をとり続けていたら、何事も長続きしないんだろうなぁ」という学生が増えてきた。

それでも、教室に残った学生たちには講義の目的・目標、展開方法などを語り、受講届を受け取って初回の講義を終えた。

本来なら、これで帰宅できるのだが…。昨日中止となった沼津市立看護専門学校「文化人類学」の振替講義のため、急いで片浜へ移動する。沼津市立看護専門学校の4時限目は14:50開始で、国際関係学部の3時限目は14時半終了…。つまり、20分で移動を完結し、講義に入らなくてはならないのである。三島から片浜まで2駅とは言え、たいていは沼津で5分ほど停車するため、実際の距離より時間がかかる…。

果たして…!? 国際関係学部の講義後、急いで三島駅に戻り、14:36発の東海道線に乗り込んだ。が、やはり沼津で5分間の停車が入り、片浜に到着したのが14:49。つまり、講義開始1分前である。駅前に待機中のタクシーに乗り、学校入りしたのが14:55。息が上がってしまっているため、冷たい飲み物を出していただき、10分遅れで教室へ。昨日のうちに「振替講義は10分ほど遅れて開始となり、終了時間を10分ほど延長する」旨を学生たちに伝えておいたため、大した混乱はなかったのだが、プロジェクターに不具合が生じ、講義が何度か中断するハプニングも!?

それでも、昨日の「文化cultureとは何か?」の解説の続きとして、「疑似環境」「絶対−相対」「状況(情況)的影響」などについて語り、予定通り定時より10分遅れで講義を終了した。

その後、新幹線で新横浜に戻ると、何やら吹く風に雨のニオイが…。降雨の予感を覚えつつ横浜線に乗り換えて鴨居に戻ると、傘をさす人、人、人…。台風が去ったら好天になると思っていたのだが、まだまだぐずついた天気が続くらしい。

明日の祝日も荒天となるらしいが、私は休日出講…。


9月22日(祝)

秋分の日ではあるが、今日は法学部「社会学」の後期初講である。4年生は旧カリキュラム適応のため通年履修となるのだが、1〜3年生は前期が「社会学T」で後期が「社会学U」というように、半期毎の履修登録となる。

その大事な初日であるのにもかかわらず、神奈川県には大雨警報が発令され、横浜市内も全域で標準水域を越える雨量を記録。電車が止まってしまっては大変なので、早めに家を出ることにした。

法学部には11時前に到着し、今日の講義の準備に取りかかる。しかし、講義開始までには2時間もあるため、準備作業が終了した後はすることがなく、他の教員と談話したり、早めの昼食をとったり…と、通常と何ら変わらない過ごし方をし、講義開始15分ほど前に教室入りする。

法学部としては前期も後期も “通し” で履修するよう指導しているというのだが、カリキュラムの性格上「前期のみ」「後期のみ」の履修も不可能ではない。そのため、後期から「社会学」の履修を開始するという学生も少なくない。今日も講義前に「後期から履修を開始する学生のみ、受講届を受け取ること」と指示したところ、用意した100枚の受講届があっと言う間になくなってしまった、急いで教員室に戻り、受講届を追加することに…。

もはや、この “作業” も恒例化しているような…。

後学期の主テーマは、例年通り「問題行動の根源」である。前学期の主テーマが「如何にケンカを回避するか」ということだったことを学生たちと再確認し、後学期は「結局、人間はケンカしてしまう」という現実をテーマに講義を進めることになる。今日から本論に入る予定でだったのだが、初参加の学生が資料のダウンロードを済ませているワケもなく、今日は今後の講義の “流れ” を確認する程度にとどめた。その中でも特に「communis」というキーワードとともに、アチコチで報道されている「若者の悪ふざけ」を紹介し、問題行動がどういう性格のものなのかを今後解説していくことを学生たちに伝え、かなり早めに講義を終えた。

4月から履修を開始している学生には退室を指示し、今日から履修を開始する学生には教室に残ってもらい、講義ガイダンスを実施する。受講届は100枚以上も持ち出されたのに、残った学生は70名ほどだった。

昨日と同様、私とは付き合いきれないと判断して履修をやめた学生が続出したのだろうか? それとも、4月から履修を開始しているのに「間違って受講届を持って行ってしまった」という学生がいたのだろうか?

講義後、国文学者・重さんと教員室で久々に会い、しばし歓談。

今日で横浜市営バスの定期券の期限が切れるので、帰りに中山駅前で定期券の継続手続きをする。そして、スーパーで買い物をして、バスを乗り継いで帰途につく。

帰宅して、夕飯に鮭の蒸し焼きを作ったのだが、買ってきた鮭が塩鮭だったことに気づかず、さらにかなり塩がきつめだったため、出来上がりがかなりしょっぱいものに…。なのに、長男は「ボクは、しょっぱいのが好きなんだよ!」と、パクパクと食べ進めてくれた。妻も、文句も言わずに食べてくれた。

何となく、救われたような気がした。


9月23日(金)

今日も、横浜は大雨警報が発令されていた。9月に入ってから、太陽がどのくらい顔を出しただろう?

日大看護の2時限目「社会学」に出講するため、8時前に家を出て、いつものようにバスで東白楽に向かう。いつもなら東横線・副都心線の車内は座席の “選り取り見取り状態” のハズが、今日はちょっと様子が…。座れたことは座れたのだが、ギリギリの状態だった。

さらに、どの銀行のATM前にも、長蛇の列が…!?

シルバーウィークの為せるワザなのか…?

それはともかく、講義のほうは先週の「状況(情況)判断」の続きを、特に具体例を挙げつつの90分。予定では1コマで解説を終えるハズだった内容を2コマに引き延ばしたのにも関わらず、予定の8割程度の解説で終了する。

講義後、14時半に横浜駅東口でに津村さんと待ち合わせる。横浜でお会いするのは2年ぶりのこと。次男の写真を見ながら近況を報告し、それからはビートルズやGS談義に花が咲く。また晩秋に横浜に来られるということだったので、再会を約束する。

横浜からバスで帰途についたが、バス乗り場へ行く前に夕飯の買い物を済ませる。スーパーに入り、ここ数日の夕飯を思い出しつつ、何を買うかを選んでゆく…。こういう買い物をするのは、何年ぶりだろう?

明日、次男は生後丸1か月となる。それで、0か月最後の日である今日、次男の様子をビデオカメラに収めておいた。長男も、画面に収まろうと、音声を残そうと、無駄なくらい一生懸命…。


9月25日(日)

横浜市営バスでは10月1日から「ぶらり観光SAN路線バス」が運行されるのだが、その運行記念セレモニー昨日の午後、横浜赤レンガ倉庫で開催された。バス好きの私と長男がこのイベントに参加しないワケもなく、ちょっと早めに家を出て、赤レンガを目指した。

横浜駅のバスターミナルから赤レンガ方面行きのバスに乗り込んだ数名が、我ら親子と一緒に赤レンガ倉庫で下車し、既に駐車している「ぶらり観光SAN路線バス」に向かって走って行った。「あの人たちも、運行記念セレモニーの情報をキャッチしていたんだなぁ…」という気持ちとは別に、我ら親子はある種の “優越感” を隠していた。

実は、今回の運行セレモニーの一環で、小学生向けに「ぶらり野毛山動物園BUS」乗車体験ツアーが開催されることになっていた。参加資格は「市内在住・在学の小学生とその保護者」で、抽選で当選した12組24名。先月末、長男には内緒で体験ツアーに応募したところ、見事当選! なので、バスマニアたちとは違った体験…というか、彼らより一足先に「ぶらり観光SAN路線バス」に乗車できるという特権があったのである。

どうしても乗車したいという一心だろう、あるバスマニアが「これは、そこで申し込めば誰でも乗車できるんですか?」などと尋ねていたが、「事前申し込みが必要なので…」と交通局員が丁寧に断っていた。妻曰く、「“そういう人たち” を合理的にお断りするため、小学生限定にしたのでは?」と…。

せっかくの運行記念セレモニーなのに、昼過ぎから雨がポツポツ降り始め、セレモニー開始時刻が迫るにつれ、雨脚がドンドン強まって…。セレモニーと同時に開催される予定だった「ミニバス乗車」イベントは、この雨で中止となってしまった。息子としては、セレモニーはともかく、ミニバスは運転したかったので、心残り感が強く、ちょっと心が折れかけていた…。

セレモニー終了後、乗車体験ツアーがスタート! 赤レンガ倉庫からバスで野毛山動物園に移動し、まず記念写真の撮影。そして、管理事務所に通され、動物園内の飼料庫や動物病院など、普段では絶対に入ることのできない施設を見学させていただいた。係員さんたちの説明終了後、バスの出発時刻まで自由時間となったのだが、雨が降っている中でアチコチ動き回ることもできず、レッサーパンダやコンドル、チンパンジーなどの檻を観て、静態保存されている横浜市電に入って…という感じでしか動けなかった。

長男は、幼稚園に入る前に何度か野毛山動物園に来たことがあるのだが、その記憶はほとんどないらしい。なので、今回のツアーは楽しみだったのだが…。「お父さん、また今度、野毛山動物園に来ようね!」と、何度も私に懇願してきた長男だった。

再びバスに乗り込み、桜木町駅前で解散。ツアーは終了した。

ぶらり観光SAN路線バス
ぶらり観光SAN路線バス
ぶらり野毛山動物園BUS
ぶらり野毛山動物園BUS
強雨のため、ミニバスは中止に
強雨のため、ミニバスは中止に
セレモニー前の、不安な状態…
セレモニー前の、不安な状態…
「ぶらり野毛山動物園BUS」乗車体験ツアー参加者用のIDカード
「ぶらり野毛山動物園BUS」乗車
体験ツアー参加者用のIDカード
ぶらり野毛山動物園BUSの屋根にも…!?
ぶらり野毛山動物園BUSの
屋根にもちゃんとロゴが!?

今日は、昨日とは一転して好天! 洗濯日和だった。午前中にたまった洗濯物を干したが、ほんの十数分でスッカリ乾いてしまうほど。

神輿の前で山車を引き終えて笑顔満面!午後、長男と一緒に例大祭の子ども神輿に参加する。しかし、神輿を担げるのが小学校3年生以上ということが判明し、少々ガッカリ気味の長男…。小学校2年生までは、山車を引くことになったのだが、これがお囃子を乗せたトラック!? かなりの重さである。そのトラックに2本のつなを結びつけ、子どもたちと一緒に大人も引っ張るのだが、休憩所に向かう途中で子どもたちの大半は力が入らなくなり、徐々に山車の重みが綱にのしかかる…。

神社前から出発した山車と神輿は、30分ほど歩いて休憩所へ。そして、そこから加わった子どもたちも一緒に綱を引くのだが、坂道が多いコースゆえに力尽きる子どもたちが続出。ところが、普段は “へたれ” の長男が、最後の最後まで力尽きずに綱を引き続け、山車と子ども神輿のゴールとなる公園までたどり着いても疲れた顔ひとつせず、ご褒美のお菓子やジュースを元気に受け取り、達成感を味わっていた。

帰りに近所のドラッグストアに寄り、買い物をする。今週末は小学校の運動会なので、その買い物第1弾&赤ちゃん用品の買い足しである。恥ずかしいことに、子ども以上に力が入ってしまった私…。全行程、綱を引き続けてしまったのである。よって、ゴールにたどり着いた時には手足や臀部などに鈍い痛みが…!?

「明日からの仕事に支障をきたさなけれ…」という不安を抱きつつも、長男と一緒に山車を引き続けられたことが嬉しかったりもする。

う〜ん、親バカ高じて体を壊すことにならなければ良いのだが…。


9月26日(月)

今日は、1時限目に沼津市立看護専門学校「文化人類学」、3時限目に国際関係学部「日本社会」の担当である。片浜と三島の移動は時間もかからず、東海道線でササッという感じであるが、1時限目に間に合うよう片浜に向かうためには、それなりの早起きが必要で…。

今朝は横浜からひたすら在来線で片浜を目指すつもりだったのだが、山車を引き続けたことによる筋肉痛が軽く私に襲ってきたため、在来線を諦めて新幹線を利用した。

沼津市立看護専門学校の講義は今日も「文化cultureとは何か?」がテーマであるが、明日も沼津に出講するため、「文化(culture)」の意味・概念そして機能に関する解説を2回に分けて行うことにした。

国際関係学部のほうは、今日から「日本(人)について学ぶ必要性」がテーマ。前回(初講時)欠席の学生もいたので、前回の復習を予定以上に時間をかけて念入りに行い、それから「疑似環境」「状況(情況)判断」「絶対−相対」について解説する。そして、今日中に解説する予定だった「状況(情況)的影響」については、次回に回すことにした。

この講義、徐々に履修登録者が減る傾向…。心象的に凹みそうになるが、そうもいっていられない。今日まで真面目に出席し、講義中にも何度かやり取りをした学生まで、履修を取り消す有様。私の講義展開方法に、何か問題があるのだろうか? それとも、私自身に何か問題があるのだろうか? 「“日本社会” なんて、日本人の自分からしたら楽勝?」などと甘く見ていたら、思っていたより難しかった…とか? 逆に、学生たちに何か…?

そんなことを考えていても、どうにもこうにもならない。

ただ、母集団が少ないので、1人でも抜けるとえらく目立ってしまうのである。そして、それは私の評価にも関わってくるようで…。

そんな想いを振り切って講義をしている最中、妻は次男を連れて病院へ。今日は、次男の1か月健診の日である。この1か月で次男の体重は1600gほど増え、身長も5センチ伸びたようである。しかし、長男の1か月健診の結果と比べると、全ての項目で数値が下回っていて…。「長男もデカかったんだなぁ…」と、しみじみ思う。

そんな次男は、今夜から沐浴ではなく湯船で入浴! 私と長男が一緒に湯船に入り、そこに次男を抱きかかえてプカプカと…。だんだん、次男の入浴が楽になってくる。7年前に長男を入浴させていた頃の記憶が、ジワジワと蘇ってくる…。


9月28日(水)

昨日と今日、2日連続で横浜から東海道線の下り電車での出講。乗った時間帯は異なるものの、横浜から熱海、熱海からさらに静岡県内を移動…。

昨日は、1時限目に沼津市立看護専門学校「文化人類学」を、3時限目に静岡英和学院大学「異文化コミュニケーション論」を、それぞれ担当してきた。6時過ぎに家を出て、6時半過ぎの東海道線で横浜を離れ、片浜には8時半に到着。

沼津市立看護専門学校での講義は2日連続となるため、「文化cultureとは何か?」の解説を継続した。「文化(culture)」の意味・概念そして機能に関する具体的な話を中心に講義を進めたが、次の講義の移動があるため、ちょっと早めに話を切り上げた。

タクシーで片浜駅に戻り、再び東海道線に乗って東静岡へ。そこから静岡英和学院大学行きのバスに乗り継ぐことになるのだが、東静岡に到着したのが11:26で、静岡英和学院大学行きのバスが東静岡駅南口を出発するのが11:24…というような状況。このバスを逃すと、30分以上も待たなくてはならないのである。ただ、今までの経験から、11:24発のバスがたいてい2〜3分遅れで東静岡に到着すると判断し(実際に、そのバスには何年も乗り続けているため)、東海道線を降りて全力疾走で改札を抜け、バス乗り場へ向かうと…。やはり、数分遅れで静岡英和学院大学行きのバスが入線しているのが見えた。

危ない綱渡り状態ではあったが、これで講義前の準備時間をシッカリ確保することができた。

「異文化コミュニケーション論」は、初めて担当した2008年から昨年までは “前期火曜日5時限目” が定位置だった。そのためなのかどうかは定かではないが、年々履修登録者が減ってきて(もっとも、学生数も減少しているので仕方がないことなのだが)、100名近く収容できる教室で20〜30名程度の学生が受講しているような有様だった。ところが、今年は私の担当している様々な科目で時間割変更がかかり、例年通りに静岡英和学院大学へ週2日の出校が難しくなったこともあり、前期金曜日1時限目に担当していた「現代の国際社会」を火曜日5時限目に移動させ、「異文化コミュニケーション論」が後期火曜日3時限目に開講されることで決着を見た次第である。

よって、静岡英和学院大学に勤務して8年にして、初めて後期も出講することになった。

開講時期と時限が変わったことで、履修学生数にも変動があるのかどうか…。とりあえず、講義開始10分前に「先生、現時点で教室に25名ほど集まっています」と学生が報告に来てくれたので、「ということは、講義開始時には15名くらい増えているのかな?」という経験に裏打ちされた予測を立て、講義用資料を40名分用意して教室に向かった。そして、教室には40名ピッタリの学生が集まっていた。

初講ということで、この科目の目的・目標、そして展開方法などを説明し、ガイダンス的な講義に徹した。よく見ると、教室にいる学生のほとんどが “リピーター” だった。ほんの数名、今回初めて私の講義を受講するという学生がいたが、ほとんどが既にテキストを所持しており、もうすでに何回か講義が行われているかのような雰囲気…。

いつもは、講義を終えるとバスで静岡駅に出て、そこから新幹線なり高速バスなりに乗るのだが…。今年は3時限目で講義が終了するため、講師室で来週の講義用資料を準備してから、ノンビリと徒歩で東名日本平バス停へ移動した。そこから高速バスに乗り、東名江田を目指せば、静岡駅までの路線バスを待つ時間も運賃も節約でき、東名江田までひと眠りして翌日以降の英気を養える…と考えたのである。

東名日本平バス停に、高速バスは定刻通りやって来た。「これは、思ったより早く帰宅できるかも…」などと思っていたのも妻の間、あることを思いだした。今、東名高速道路は集中工事の真っ只中なのである! よって、途中で車線減少による渋滞が発生し、10分20分…と遅延の幅が広がってゆく。結局、東名江田には40分遅れで到着。それでも、5時限目まで担当して新幹線で帰った時よりは早い帰宅となった。

今日は、9時過ぎの東海道線で横浜を離れ、11時前に三島に到着。国際関係学部の3時限目「日本社会」の講義に臨んだ。

今日も「日本(人)について学ぶ必要性」がテーマなのだが、前期に使用した資料をそのまま流用するワケにはいかない事情があり、新たな編集を施して印刷する必要があった。その作業に思いのほか時間がかかり、一時はどうなることかと思ったものの、何とか思うような資料が調った。

講義冒頭、前回の講義内容を振り返り、そして「日本人の発想」について、一元論的、二元論的、多元論的な発想の特徴を解説する。

講義後、また1人の履修取消があった。私の何がいけないのだろう? 講義の内容に問題があるのだろうか? 今日の昼休み、履修を取り消した学生の一人が “事情説明” のために私のもとを訪ねてきたが、ある程度の事情がわかれば履修取消も納得できるのだろうが、何の断りも無く取消が入ると、気分的にスッキリしないものである。

帰途、東海道線を小田原で降り、小田急線のロマンスカーで町田に出た。最新型の車両だったので乗り心地が良く、しばし眠りの森へ…。町田からは、横浜線で鴨居へ。鴨居駅に到着すると、雨がポツポツと…。

明日の天気はすぐれないらしいが、まさに私の心情の如く…である。


9月29日(木)

朝から、雨がポツポツ…。

小学校から配布された「今週の予定」によると、今日の1〜2時間目は「運動会の全体練習」となっているのだが、この悪天候を見越して全体練習は昨日の1〜2時間目に変更されたらしい。この判断、かなり的確だったのではないかと思う。運動会は今週土曜日…。その2日前に全体練習が入って、疲れが残っている状態で運動会を迎える…ということもなく、ちょっとホッとする。ただ、予想された強雨はなかった。予想が外れて、良かったような…。

10時前に家を出て、11時前に神保町に到着。この時、雨はパラパラ状態…。傘をさすほどではなかったので、そのままノンビリと法学部まで歩いて向かう。

3時限目「社会学」は先週から「問題行動の根源」をテーマに話を始めたが、今日からの新規履修希望者や資料の未ダウンロード者に考慮し、前回紹介したこのテーマのキー(の1つ)である「communis」について念入りに振り返り、「問題行動」がどういう性格のものなのか規定して解説を終えることにした。

今週も1〜3年生の新規履修希望者がいたため、講義終了後に先週同様にガイダンスを行う。さて、どのくらいの学生が教室にとどまることになるのか?

帰りに、スーパーで買い物。長男の運動会(のお弁当)用に食材をまとめ買い。両手いっぱいの荷物を抱えてバス乗り場へ向かう途中、また降雨…。しかし、傘をさしたくても両手がふさがっていて…。

週末は、雨が降らないよう祈る次第。


9月30日(金)

ついに(?)、通信教育部「社会学」も後期分が開講! これで、今年度担当する全ての講座がスタートしたことになる。

早めに家を出て、早めに大学入りしたのだが、受講者数がまだ確定していないということもあり、新たな講義用資料は作成せずに後期初講に臨むことにした。が、後期から受講を開始する学生もいると思われるので、前期初講時に配布した資料を30名分だけ用意して教室に入った。

4時限目の始業チャイムが鳴り響く中、なぜかパソコンのセッティングがなかなか終わらず、パワーポイントの投影に少々時間がかかってしまう有様…。さらに、スクリーン前の電気がついたままになっているのに学生が気が付いて、わざわざ学生がスイッチの所まで行って消してくれる有様…。夏休みの間に、教室の環境設定を忘れかけてしまったのだろうか?

教室には、すでに4月から受講を開始している学生が大半。しかし、今年も後期から受講を開始する予定の学生も…。用意した30名分の資料が足りなくなるという状態となったが、「今日から履修を開始する学生は、講義終了後に残ってください」という私の指示に従って教室に残ってくれたのは、20名程度だった。

講義は、後期のテーマである「自由」「正義」をどうとらえるのか…という基本姿勢や理念に関するガイダンスに終始する。

帰りにららぽーと横浜内のアカチャンホンポに寄り、ベビーカーを購入する。もちろん、次男のためである。先日、生後1か月を無事に迎え、「そろそろ、ベビーカーに乗せて外出も…」という話になったので、「思い立ったが吉日」とばかりに早々に購入を決めた次第。ベビーカーの支払いを済ませた時、何となく “次男に対する父親としての務めを果たしたような感じ” がして、気分がハイになる私…。

さすがに “持ち帰り” はできなかったが、日曜日には届くという。

早く、次男とも一緒に外出できれば…と思うたび、長男が赤ちゃんだった頃のことを思い出す。


今月のぼやきトップページへ