2014年9月のぼやき



9月1日(月)

先週末、すなわち先月末は「ぼやき」の更新ができず。このところ、息子の寝かしつけをしていると、そのまま朝まで熟睡…という私。息子が、「今日は、お父さんと寝る!」と直々に私を指名してくれるので、嬉しい反面、「本気(マジ)寝しないように!」と気をつけなくてはならないのだが…。どんなに気をつけても、気が付くと「あぁ、しまった!?」という状態になっている。

それが、更新作業停滞の最大の理由である。

我が家の網戸に蝉が…!?先週は、冒頭から肌寒い日が続いた。ところが、先週土曜日になって久々のクーラー稼働! 「今週は残暑復活!」などと天気予報で言われているが、残暑プチ復活があった先週末の横浜地方…。鳴くことを忘れていた蝉たちが、一斉に「最後の一仕事!」とばかりに鳴きだした。

部屋で作業をしていたら、やけに大きな蝉の声…。「よっぽど大きな蝉が鳴いているんだなぁ…」と思って窓を開けると、目の前の網戸に…!? 急いで息子を呼び、「蝉さん、こんなところに留まっているよ!」と、蝉の雄姿を見せてみた。すると、生きている蝉を間近で見られたことで大興奮!

しかし、昨日から再び肌寒さが戻っていた。そろそろ息子の秋物の服を…ということで、昼過ぎに出かけることになった。バスで片倉町に出て、某子ども用品店に行くが、めぼしい物は在庫切れ。横浜市営地下鉄に乗ってセンター北に行くことにしたのだが、ちょっと見ないうちに駅前の様子が変わっていて…。目が回りそうになりつつも、お店を見て回った。が、これと言って我ら家族の心をガッチリと掴むようなものには出会えず、歩いてセンター南へ移動する。

センター南には、息子の記憶に残っている場所がかなりあったらしい。アレコレと、我ら夫婦が忘れかけていたことを教えてくれていた息子…。そして、やっと「これだっ!」というようなものを見つけ出した。

そして今日、いよいよ9月の始まりである。

今日の午前中、私は横浜駅周辺に用事があったので、息子の幼稚園の送り迎えは私が担当…。今日は、幼稚園も始業式である。しかし、先週から夏期保育が始まっているので、昨日までが夏休みだということを理解している園児はほとんどいないような雰囲気…。

9月1日といえば、関東大震災発生の日。息子の幼稚園でも、避難訓練が行われたようである。地震のみならず、大雨や強風など、このところ日本列島は自然災害に苛まれている。災害にどう対処するべきか、園長先生から始業式にお話があった…と、息子が報告してくれた。

子どものうちから “防災意識” を強めておくことは、とても大切なことだと思う。


9月2日(火)

幼稚園に息子を送っていった後、通院…。今回は、2か月弱の間があいて受診である。偏頭痛のほうは、一進一退という状態。「とりあえず、薬で痛みが和らぐのであれば、それで様子を見て下さい」と医師に言われたが、偏頭痛は的確な治療法や対抗法が見つかっていないので、とにかく耐えるしかないのである。

病院には9時前に到着し、その時点で私は “11人待ち” だったのだが、私の前に診察券を出したのにもかかわらず「診察の前に、検査を受けてきて下さい」と言われた方が数名いて、思いがけず30分以内に私の番が来た。

今日も幼稚園は半日で終わり、その時間に合わせて園に戻ろうと思っていたのだが、処方箋薬局で薬を受け取った時点で10時前…。一旦帰宅することにした。

実は、今日は幼稚園で父母懇談会が11時から開催されることになっていた。通常はママさんだけが参加するのであるが、今回は私も出席することにした。が、担任の先生は “1園児につき1席” の用意しかしていないのが通常。そこで、妻に先に教室に入ってもらい、私は表で待っているような状態にしたところ、「お父さんも、よろしかったら中にお入り下さい。外は暑いので…」と先生に促してもらった。

そう、今日は久々に晴れて、気温もかなり上昇したのである!

11時半になり、懇談会は終了! 一旦教室の外に出ると、入れ替わりに園児たちが教室に戻ってきた。子どもたちの歓声が響く…。

親子揃って帰途に就くことになったが、久々のお天気ということもあり、息子は「(園庭で)遊んで帰る!」と言い出した。よく見ると、園児の大半(?)が園庭で遊んでいる…。園帽とリュック(園バッグ)を親に渡し、遊びに興じる子どもたち…。それに対して、暑さに参ってヘロヘロな親たち…。

子どもたちは、本当に元気である。


9月4日(木)

ビートルズのプロモーションCD(非売品)当選!先日、ユニバーサルミュージックから郵便が届いた。「何だろう?」と思いつつ封を開けると…、CDが入っていた。6月『ミート・ザ・ビートルズ<JAPAN BOX>』を購入した際、発売記念スペシャルキャンペーンなるものに応募した覚えが…。そして、見事に当選!

沢山のご応募の中から厳選なる抽選の結果、見事当選されましたので、
ここに【「抱きしめたい」の日本盤シングル・ジャケットを使用し
作成された1曲入りプロモーションCD(非売品)】をお贈りさせて頂きま
す。(原文ママ)

全国のビートルズファンを代表して(?)、早速再生してみた次第。

昨日、今日と、“残暑復活” の狼煙を上げているかのような良い天気…。

昨日の「ぼやき」は、またしても息子の寝かしつけ→意識不明…という状態で更新できず。文章は入力済みだったのだが、それをサーバにアップできずにいただけで…。

昨日、帰宅すると息子が「おやつは?」と言い出した。もうそろそろ夕飯のことを考える時間だというのに、子どもにはとっては “おやつ” も一日の大切なイベントなのだろう。夕飯に響きそうにないものを与えたが、それでは腹持ちが良くないので、「おかわりっ!」の繰り返し。

なのに、夕飯は残さずキチンと食べきった息子…。

そして、入浴後はフトンに入って数分で夢の中…。

それを見守っていた私は、「せっかく(息子が)寝入ったのだから、足音で起こしたら大変!」と思い、しばらくフトンで横になっていた。しばらくして、妻が私を起こしに来てくれたのだが、どうしたことか激しい睡魔には勝てず。

今朝は太陽がまぶしい中を、妻が息子を幼稚園に送っていった。日中は雨雲に覆われていたが、雨は降らず。妻に留守番をお願いし、私は区役所に…。息子を保育時間終了時に迎えに行けたのだが、息子が延長保育を所望していたので(月極チケットも購入してしまったので)、16時過ぎに私が幼稚園へ息子を迎えに行くことになった。

教室の前まで迎えに行くと、息子は他の園児たちと一緒に黙々と何か作業していた。落ち着きのない息子ではあるが、他の園児と足並みを揃えることができるようになっているらしい。さらに、先生方によると「作業に入ると、ものすごく没頭するんです」とのこと。通常保育と延長保育が相まって、息子に多大な効果をもたらしているようである。

帰り道、「明日も延長保育?」と息子に聞くと、「明日は(保育終了時に)お迎えに来て!」と…。息子なりのペースを保とうとしているらしい。頼もしい限りである。


9月7日(日)

昨夜、横浜には大雨洪水警報が発令され、“バケツをひっくり返したような” どころではなく “ダムが決壊して天から降ってきた” ような雨が降り続いた。その警報が発令される数分前まで我ら家族は外出していて、まさに “ギリギリセーフ状態” での帰宅となった。

では、それまでどこに出かけていたのか…というと、昼過ぎから港北ニュータウンにいたのである。来月、幼稚園で運動会が開催される。年中さんの演目の1つで使用する小道具に “手袋” があり、それを買うためにお出掛けしたのである。が、季節柄、手袋を扱っているような店は少ない。

先日開催された幼稚園の懇談会で、「某百均ショップでは、赤、青、黄色、黒などが揃っていて…」と担任の先生から情報が…。

先週金曜日、息子を幼稚園に迎えに行った際にママさんたちから「中山の店舗に○○くんのママが電話で確認したら、『ありません』って言われたみたいで、センター南の港北東急SCの店舗では全色在庫があるみたい!」という情報を得た。「こういう情報が出回っているということは、おそらく他のママさんたちも港北東急SCに向かうんだろうなぁ…。競争率、高そうだなぁ…」などと思いつつ昨日、バスを乗り継いでセンター南へ…。

14時過ぎに百均入りすると…、手袋はあるにはあるものの、黒いものばかり。やっぱり、園児たちは赤や青、黄色などの色が人気で、黒は売れ残ってしまう。しかし、黒でもあっただけ “御の字” である。売り場で、息子のお友だちと遭遇する。その子はピンクの手袋が欲しかったらしいが、売り場には黄色が1つと、あとは黒ばかり…という状態だったので、不本意ながら黄色にしたという。

店員さんに「子供用の手袋、他の色の在庫はありますか?」と尋ねてみたところ、「倉庫に在庫があるようですが、そこからいつこの店に出荷されるかは未定で…。このところ、この手袋が大量に売れるんですが、何かあるんですか?」と店員さんから逆に尋ねられ、事情を説明した。このところの異常なまでの “手袋人気” の理由がわかり、店員さんもホッとしていた。

とりあえず黒い手袋を購入したものの、納得できない我ら家族は、センター南からセンター北に向かうことにした。途中で大きな雨粒が落ちてきて、目指す建物とは別の場所に避難するハプニングもあったが、とりあえずノースポート・モールに到着した。そして、脇目も振らず(?)某百均ショップへ! そこには…、「これでもかっ!?」と言うくらいに手袋が全色揃っていた。センター南の情報は流れていたが、センター北の情報はなく、それでこの店舗が盲点になっていたのだと思われる。

他のママさんたちにもこの情報を電話で連絡し、とりあえず全色揃えて購入した。

この手袋に装飾を施し、来週末に提出することになる。

夜中のうちに警報は解除されたが、まだまだ今日もハッキリしない天気…。お出掛けは控えることにしたのだが、気圧が急激に変化したらしく未明から頭痛がひどく、とてもお出掛けできるような状態でないのも事実…。

こういう時は、おとなしく体を休めるに限る。

今日の「ぼやき」で先週金曜日の話が出たが、幼稚園に息子を迎えに行く前に私は何をしていたのか…と言うと、横浜ポルタでポイントカードの切り替えをしていたのである! サービス発足時から使い続けてきたポイントカードが、来年2月で使用できなくなるという報せが届いたのが先月末のこと。先週木曜日にポルタに出向くと、そこには長い列が…!? スタッフさんに待ち時間を聞くと、想像を絶するほどの時間ではないにせよ、区役所にも行かなくてはならない上に幼稚園に息子を迎えに行かなくてはならない私にとっては「そんな時間、待てません!」という状態だったので、金曜日に出直した次第。

手続き開始時刻の12時ちょうどに受付カウンターに行くと、すでに7〜8人のお客さんが申込用紙を記入して並んでいた。が、ほとんどの人が新規申し込みではなく “切り替え” だったので、10分と待たないうちに私の順番が来た。他のお客さんのカードに比べて “使い古した感” のある私のカード…。それだけ長いこと使い続けてきたワケで、思い入れも想い出もたくさんあるのだが、新カードに切り替えるのと同時に旧カードは返却しなくてはならない。

多少の寂しさもあるが、他所との “提携” という昨今のトレンドを考えると “今までのシステム” では可能性が限られてきてしまうため、切り替えも致し方ないことかも…。

新カードは、デザインが2種。横浜らしさ満載のデザインと、ポルタのキャラクター(ポルルン)を前面に押し出したデザイン…。家で「どちらのデザイン(のカード)にしようか?」と妻と話をしていたところ、「横浜らしいほうがいい!」ということになり、受付時に三塔デザインを選択した。が、幼稚園から帰宅した息子が新カードのパンフレットを見ながら「こっちがいい!」と指差したのは、ポルルンデザインのほうだった。

私が切り替えた三塔デザインのカードを見せると、何と表現すれば良いのかわからないほど切なそうな表情をしていた息子…。「お父さん、何でそんなつまらないデザインのカードを選んでしまったのですか?」と言いたげに…。

三塔にもポルルンにも罪はないが…。


9月8日(月)

今週から、講義が再開したり、初講を迎えたり…。とりあえず、今日までが講義お休み状態だった私…。

なので、しばらく(?)幼稚園に息子を送って行けなくなるので、今朝も息子と一緒に幼稚園へ…。息子の担任の先生から「お仕事、まだお休みなんですか?」と聞かれ、「明日から(講義が始まるん)です」と答える。明日は、いきなり(?)2コマ担当である。それも、2箇所で…。

妻は仕事だったが、私は家にいるだけなので(もちろん、在宅で仕事はしているが)、保育終了時刻に迎えに行けたのだが、息子が「今日は延長保育がいい!」というので、急きょ延長保育をお願いすることにした。

息子を迎えに行くのを16時頃に設定し、どのバスで幼稚園に向かうか計算したが、買い物がいくつかあったので、15時過ぎに家を出た。いつ雨が降ってもおかしくないような空模様…。今夜は “中秋の名月” だというのに、この分だとお月様を拝めそうにない…と思っていたら、雨が降り出した。急いで店内に駆け込み、買い物をする。バスで幼稚園に行くと、息子が「もっと遊びたかった…」と、ちょっと不満そう。

その後、追加で買うものが出てしまったので、息子と買い物に…。

さて、家に帰ろう…と思ったら、仕事を終えた妻の乗ったバスが到着! 一緒に帰宅することになった。

今日は、家にいる間はずっと今週の講義用資料の編集・確認作業に追われていた。この作業が功を奏すると良いのだが…。


9月9日(火)

文部科学省の規定的に言えば「9月の末日までは前学期」ということになるのだろうが、現実的にはもう9月からは後学期がスタートする。

そして今日、いよいよ後学期最初の出講! 昨日も述べたが、いきなりの2コマ…。しかも、移動あり! つまり、“かけもち” で後学期はスタートすることになった。2時限目に沼津市立看護専門学校、4時限目に御殿場看護学校。いずれも、「文化人類学」の担当である。

いずれも静岡県内の看護学校で、講座名まで同じであるが、沼津では全8回開講であるのに対し御殿場は全15回開講(うち1回は試験を含むが)となっているので、講義の展開は大きく違ってくる。よって、内容的にも違う部分が多々あり、沼津「文化人類学」用の準備と御殿場「文化人類学」の準備はそれぞれに異なっているのである!

今朝は久々に5時台に起き、6時過ぎには家を出た。鴨居と長津田を経由して市ヶ尾に出て、7時過ぎの東京・河口湖号で御殿場に向かった。そして、御殿場線に乗り換えて沼津に出て、東海道線で片浜へ…。本当は新幹線で三島に出て東海道線に乗り換えても良かったのだが、東京・河口湖号の往復割引を最大限に利用しようと思ったため、このルートを採用した次第である。高速バス利用は新幹線利用に比べて朝が早くなるが、バス好きゆえに苦でも何でもないのが私の強みである。

しかし…、往きのバスは満員状態! 乗客の9割以上が、富士急ハイランドへ向かっているであろう大学生風の若者…。とにかく、賑やか。バス車内で仮眠をとろうと思っていたが、断念する。

講義のほうは…、沼津も御殿場も初講ということで、今日は講義ガイダンス的な内容が中心。ただ、沼津での「文化人類学」は御殿場での「文化人類学」の半分ほどの回数しかないため、沼津では90分のうち60分ほどをガイダンスに充て、残り30分で「疑似環境」に関する話をする。御殿場では、90分丸々かけて講義の展開・目標などを語る。

過去の「ぼやき」の読んでいただければわかると思うのだが、御殿場看護学校での初講は例年10月から入ってからだった。今年度は9月から御殿場入りすることになったので、例年より1か月早い開講である。たった1か月違いではあるが、その1か月で気候や教室の雰囲気、学生たちのレディネスreadinessなどは大きく異なる。よって、今日はどういうふうに解説を展開すれば良いのか良くわからないまま教室に入った感じだった。

それでも、2コマとも私の方針や講義の展開は学生たちに伝わったのでは…と思う。

御殿場看護学校での講義を終えた後、いつものように国道246号線を歩いていたら、我が家周辺では品切れ続出となっている『妖怪ウォッチ』のメダルのガチャガチャを見つけた。ところが、200円のものと100円のものの2種類が…。200円だと確実にメダルが1つ入手できるのだが、100円だと「当たれば妖怪メダル、はずれると別のもの」というギャンブル…。

とりあえず、「200円のものを2回やったつもりで、100円のほうを4回やってみるか…」という覚悟を決め、400円を取り出す。

そして、最初の1回目…、『進撃の巨人』のグッズが出た。

2回目…、『銀魂』の坂田銀時マスコットが…!? これはこれで、ラッキーである。

3回目…、メダルゲット!

4回目…、メダルゲット!

結果、400円でメダルを2つ手にし、さらに坂田銀時マスコットまで入手したのだから、私はギャンブルで勝ったのだ…と思うことにした。

帰りも、東京・河口湖号。往きと同様、若者たちで車内は埋め尽くされていた。が、往きと違ったのは、車内の静かさ。遊び疲れたのだろう、乗客のほとんどが夢の中…。

私は…と言えば、明日および来週の講義のことを考えながらの帰途だったため、仮眠をとることもなく…。


9月10日(水)

北海道では避難勧告が出されるほどの大雨になり、首都圏でも冠水するほどの部分豪雨…。

沼津市立看護専門学校での講義を終えて帰途に就いた時のこと、御殿場から東京・河口湖号に乗車して東名高速を走行中、ポツポツと雨が降ってきたかと思ったら、足柄サービスエリアでの休憩中にかなり激しい雨に変わり、さらに大和市内を走行中にもゲリラ豪雨的な状態に…!?

そして、バスの後を別の雨雲がついてきて、その雲は夜になって我が家周辺に豪雨をもたらした。「大気の状態が不安定」という表示がテレビの画面に出たままの状態が続き、今後の気象情報から目が離せない状況(情況)である。

話は午前中へ…。今朝も5時台に起き、6時過ぎには家を出た。鴨居と長津田を経由して市ヶ尾に出て、7時過ぎの東京・河口湖号で御殿場に向かう。そして、御殿場線に乗り換えて沼津に出て、東海道線で片浜へ…と、昨日と全く同じルートで沼津市立看護専門学校入りした。

講義前に、昨日の解説内容を確認し、さらに昨年度の講義内容との照らし合わせをし、2時限目「文化人類学」に臨む。連日の講義ゆえ、“前回の復習” に時間がかからないことをいいことに(?)、予定になかった話まで始めてしまった私…。その結果、予定していた「知識−技術」「状況(情況)的影響」「絶対−相対」などの話はほとんど語ったものの、何となく最後は時間に追われるような形に…。

帰りの高速バス車内で、ダイヤ情報メールを頻繁に受信した。横浜線が大口駅での人身事故のために運転を見合わせている…という内容のものだった。とりあえず市が尾から田園都市線で長津田に戻り、そこで状況を確認することにした。すると…、再びダイヤ情報メールが届き、小机〜八王子間で運転を再開したということを知る。鴨居へは帰れることがわかった。そして、ホームに停車中の電車に飛び乗った!

しかし…、何となくおかしな雰囲気…。「ただ今、横浜線は大口駅での人身事故の影響で、八王子から小机または中山の間での区間運転となっており、この電車は中山で運転を打ち切らせていただきます」という案内放送が入った! そして、車内の電光掲示を見ると、「中山行き For Nakayama」の文字が…!?

次の小机行きは、いつくるのかわからない。普通なら振替輸送の乗車券をもらうところだが、有人改札には長蛇の列…。だが、私には横浜市営バスの全線定期券という強いアイテムがある! 中山駅のバスターミナルから緑車庫行きのバスに乗り、緑車庫から36系統に乗り継ぎ、延長保育中の息子を迎えに幼稚園に向かった。

予定よりも30分ほど遅いお迎えとなってしまったが、息子にとってはその分だけお友だちと一緒に長く遊べて良かったらしい。いつもより長〜い延長保育だったので、息子はものすごくハイテンション! そのテンションのまま帰宅することに…。

テンションはいつか下がるもの。大雨も、いつかはやむのだが…。


9月11日(木)

TULIPといえば、『魔法の黄色い靴』『心の旅』『虹とスニーカーの頃』などのヒット曲で有名な、日本を代表するバンドだった。そして、私が愛して止まない日本のバンドの1つである。何度か再結成ライヴに行ったという話は「ぼやき」でも紹介したが、そのメンバーの一人ある安部俊幸氏の訃報が飛び込んできた。

かなり、ショックである。

彼のギターテクニックはもとより、ライヴで彼がMCに入ると、場が和む…というか、盛り上がる…というか、笑いが起きる…というか、とにかくTULIPは財津和夫氏だけでは成立しないことをシッカリ証明してくれた一人だった。

彼がTULIPを脱退して結成したオールウェイズのライヴにも、小林さんと一緒に行ったことがある。

移住先のインドの自宅で7月7日、脳出血のために倒れているのをご家族に発見され、そのまま帰らぬ人となってしまったという。本人の意志で、今まで死亡が公表されていなかったという。実に、安部俊幸氏的な対応だと思う。

御冥福をお祈りする次第である。

今日も、大気不安定な日本列島…。首都圏も、ゲリラ豪雨的な状態がアチコチで…。そんな中、松戸歯学部へ出校した。おそらく、今年度最後の出校である。前学期に担当していた「社会学」の終講試験が今日実施され、その採点に出向いたのである。

採点票を教務に提出後、天気が思わしくなかったのでまっすぐ帰宅しようかと思ったのだが、まっすぐ帰っても13時を過ぎるらしいことが判明したので、どこかで昼食をとってから家に向かうことにした。

さて、その場所をどこにするか…? とりあえず松戸駅に戻り、駅の券売機の上にある料金表をみながら行き先を考えた。しばらくした後、「久しぶりに、北千住に降りてみるか…」という気分になり、昼食を北千住でとることにした。

かなり久しぶりの北千住…。いつもは通過駅か乗換駅で、駅の外に出るのは久々なので、“浦島太郎状態” に陥ってしまった私…。松戸を出発した時は、「駅前の、古めかしい通りを歩いて…」などと思っていたが、スッカリ開発が進んでいて、私の計画は白紙状態。

駅前を彷徨っていたら、なぜか急に魚が食べたくなってきた。海辺でもないのに、なぜか…である。すると、目の前に24時間営業の海鮮居酒屋を発見! 昼はランチメニューも揃えているらしく、サラリーマンの姿が多いようで、「これも、何かの縁」とばかりに店のドアを開けてみた。詳細は割愛するが、私の選択は正解だったらしい。

その後、スカイツリーライン・半蔵門線・田園都市線の中央林間行きに乗り、長津田を目指した。途中、激しい雨が降ったり止んだり…の繰り返し。横浜市内に差しかかった頃には雨が小康状態になったので、そのまま幼稚園に息子を迎えに行くことにした。

そして、帰宅してから冒頭の訃報に接することになるのだが…。


9月12日(金)

昨日の松戸歯学部「社会学」の終講試験をもって、前学期の全ての業務が終了した。

ホッとする間もなく、今日は日大看護「社会学」の初講…。東横線・副都心線で乗り換え無しで千川に向かえるのが、何とも有り難い限りである。おまけに、東横線の各停はラッシュというほどにはならず、快適な通勤…。

学校に到着する頃には講義へのレディネスも完成していて、気分的には好調だった私。それゆえ、「看護系学校の講義では、他の出講先よりも厳しめにする」という私の方針がそのまま初講に現れたような形に…。おそらく、学生の中には予想外の出来事にビックリした学生もいたかも知れない。それでも、今年は例年よりも少し力を緩め(年齢的な要因もあったかも!?)、教室の雰囲気や学生たちの反応を観察しつつ、講義の目的や展開方法などを語っていった。

まだ1回しか顔合わせしていないが、今年の学生はキチンと “吸収” してくれる者が多いように思えた。叩けば叩くほど、光を放つような可能性を見た。

講義後、千川駅まで徒歩で戻り、副都心線で東白楽へ…。そして、バスに乗って一旦帰宅。朝、家を出るまでは「帰りは、幼稚園に息子を迎えに行く」予定だった。が、息子が妻に「今日は、延長保育!」と言ったことで予定変更。おまけに、「5時に迎えに来て!」と時間指定までしてきたとか。

家で少し休み、それから妻と一緒に幼稚園へ。今日は天気が良かったので、教室ではなく外で遊んでいた園児たち…。ところが、息子の様子がおかしい…。雲梯(太鼓はしご)の上でうずくまっている…。その姿を見た妻が、「あの子(=息子)、雲梯から降りられなくなったんだ!」と言い、急いで救出に向かった。すると、息子が「誰か〜、降ろして〜っ!」と叫んでいるのが聞こえた。あともう少し救出が遅かったら、腕の力がなくなって真っ逆さまに…!?

でも、このくらい無茶をするくらいが子どもらしくていいと思う。そして、ちょっと危険ではあるけれど、そんなチャレンジをしようと思うことも必要だと思う。

親子3人で帰途に就く際、途中でコンビニとドラッグストアでお買い物…。すると、私と妻の携帯電話に気象情報メールが届いた。そこには「雨雲ランク4」の文字が!? 来たバスに乗って、急いで家に向かった。幸い雨は降らなかったが、大きな雨雲が我ら親子をシッカリ追いかけてきていた。

1週間の出講は終了し、巷で言うところの3連休に入るワケであるが、私はこの連休中に仕上げておかなくてはならない作業が…。それは、国を代表…というか日本人を代表するような作業となるため、このところ緊張が高まり、作業が思ったようなペースで進行していない…。

この作業の詳細について、後日紹介出来れば…と思う。


9月16日(火)

3連休は、12日の「ぼやき」で紹介した「国を代表…というか日本人を代表するような作業」のため、ハングルとの格闘でほとんどの時間を費やしてしまった。私の専門が韓国語ではないことは周知の事実だが、韓国研究をしている以上、韓国語と接するのは当然といえば当然のこと。だが、この作業は “韓国研究” ではないのである!

詳細を述べるのは、もう少し後になったら…。

連休明け最初の講義は、御殿場看護学校の「文化人類学」から。静岡県御殿場市御殿場の時限目は15:10からなので、市が尾を12:50に出発する東京・河口湖号に乗ることにしていた。我が家から市が尾までは1時間以内で移動できる。よって、正午過ぎに家を出ても余裕で間に合うのだが…。なのに、今日の私はずっと「電車が止まると困るから…」などという妙な予感がして、12時じは鴨居から横浜線に乗れるように(早めに)家を出た。

鴨居から横浜線で長津田へ、長津田から田園都市線で市が尾へ…という、いつもと同じ移動のハズだった。が、田園都市線が藤が丘を出発し、まさに市が尾に向かおうとしていた次の瞬間、茨城県南部を震源地とする地震が発生! 「緊急地震速報を受信したため、この電車は緊急停車します!」という車内アナウンスの後、スタビライザーを切って海を漂っている船のように、ユラユラしているのがわかる…。

しばらくして電車は運転を再開したが、安全確認のために25km/h以下の徐行運転…。もし、正午過ぎに家を出ていたら、市が尾で東京・河口湖号に乗り継げなかったかもしれない。

御殿場駅に到着すると、キンモクセイの香りに秋を感じつつも、気温はグングン上昇…!? 残暑と初秋が共存しているような状態の中、なるべく日陰を選びながら御殿場看護学校へ歩く。先週も述べたが、御殿場看護学校へは例年10月からの出講であるため、街の様子もちょっと違い、何より気候が…。いくら日照時間が短めの御殿場市でも、9月はまだまだ日が長く、昼間の明るさが違うのである!

今日の講義は、「状況(情況)判断」がテーマ。「知識−技術」「絶対−相対」などの話も含めつつ、社会現象をどうやってとらえていくかを語る。

帰りは富士急御殿場車庫17:55の東京・河口湖号に乗ったが、このバスが8分遅れでやって来た。要するに、バスに乗った段階で18時を過ぎていたのである。が、まだ雲の上から富士山が顔をのぞかせているのがわかるほど、市内は明るく、バス停で待たされているのも苦にならず。

来週は祝日のために御殿場での講義はお休みである。次回は9月30日…。10月前後になると、一気に日が暮れて、バス停でバスを待つ間に気温も下がり、バスが遅れていると切なささえ覚えることに…!?


9月18日(木)

昨日は、沼津市立看護専門学校の2時限目「文化人類学」の出講日。「文化」の一般的な定義、「culture」の本来的な意味(機能)などについて90分語り、次回への橋渡しをする。昨日は、この1コマのみの担当。

今日は、いよいよアチコチの大学で後学期がスタート!

5時過ぎに起床し、6時前に家を出て、目指すは文京学院大学。ふじみ野までは横浜線→東横線・副都心線→東上線という乗り継ぎで済むようになったので、ものすごく通勤が楽である。東横線・副都心線に乗っている時間がちょっと長いので、寝不足の分を車内で取り返せるのも良い。

文京学院大学のスクールバスのダイヤが改正されていて、駅での待ち時間が短縮された。嬉しい誤算である。よって、予定よりも早く大学入りすることが出来た。

1時限目「フィールドワーク論」は、まだまだ履修登録者数が確定していないので、とりあえず予想される人数よりもかなり多めに講義用資料を印刷し、教室に向かった。教室に入ると…、私の予想通りの人数…。そして、資料が予想通りに余る。

初講ということで、今日は講義の “目的” や “展開方法”、“目標” などについて学生に語り続けた。今後おそらく起こるであろうことを考慮し、厳しい態度でスタート! 時に穏やかに接してはみたが、フィールドワークというものの性格上、あまり学生を甘やかすワケにもいかず…。そして、私がこの先おそらく学生たちと接する時に見せるであろう色々な表情を見せ、学生たちに覚悟を決めてもらうことにした。例年通りの展開である。講義の要所要所で、「この講義で得られた知識と技術は、日常生活と密接に関わる」ということを強調しておく。

昨年の秋から私の左足には痛みが走り、しかし日常生活に支障を来すような痛みではなかったので大した処置もしないでいたのだが、今週に入ってそれが激痛に変わり、昨日は「未だかつてないほどの痛み」を覚えた。そして今日、記録更新! いつもの半分くらいのペースでしか歩行できず、階段も1段1段ゆっくりでないと昇り下りできない有様…。イスに座ろうとすると激痛が襲いかかり、イスから起ち上がろうとするとまたしても激痛…。

そのため、文京学院大学から法学部への移動は、乗り継ぎ失敗の連続…。さらに、なるべく歩かないで済むようなルートをとったので、法学部には予定より50分ほど遅い到着に…。それでも、遅刻は避けられた。

3時限目は、2年次以上にとっては通年科目「社会学」の続きでしかないが、1年生は「社会学U」という新しい科目の始まりとなる。ただ、数名の新規履修希望者を除いては、前学期とほとんど変わらぬ面々…。

例年、後学期の主テーマは「問題行動の根源」である。前学期の主テーマが「如何にケンカを回避するか」ということだったのに対し、後学期は「人間は、どうしてもケンカしてしまう動物らしい」という現実をテーマに講義を進めることになる。今日は「問題」の意味を理解するため、「communis」という状況の理解を深めてもらうことにした。昨年の講義で好評を博した(?)ので、講義の導入としてアチコチで報道されている「若者の悪ふざけ」を紹介し、問題行動がどういう性格のものなのかを具体的に理解してもらうことにした。

講義を終えて教員室に戻ると、そこには国文学者・重さんが…!? 一昨年昨年もこんな光景が…。しばし歓談する。

帰りに、左足の痛みの根源を判明させるべく、病院へ…。1時間以上待った後、私の名前が呼ばれ、診察室へ…。足の状態を伝えると、「もしかすると、痛みのもとは腰にあるかも…」ということになり、腰部のX線撮影になる。が、骨の位置、感覚、成分とも、全く異常なし! しかし、X線では映らないところが神経をいじめている可能性も捨てきれないため、来週MRI検査を受けることになった。

病院を出てバス停に向かう足取りは、痛みの根源がつかめなかった不安よりも “激しい痛み” に苛まれていることのために重くなり、バス停への道のりが果てしなく長く思えた。バスに乗るのも、一苦労…。バスを降りるのも一苦労…。

来月は、幼稚園の運動会がある。それまでには何とかしておかなくては…。


9月21日(日)

ここ数日の出来事は、その日のうちにキチンとまとめておいたものの、「あとでまとめてアップしたほうが…」という考えのもと、作為的に更新を停滞させたのである。

この3連休、家族そろってのお出掛けは実現しなかったが、もうすでに次回のことに想いを馳せている。特に、息子が…。すでに食慾も回復し、咳の回数も減っているが、果たして明日は幼稚園に通わせるべきなのだろうか…?

To let him go or not to let him go, that is the question.


9月22日(月)

息子の体調は…、熱はすっかり安定しているが、咳がまだ続き、本人も「今日は幼稚園、休む!」と言っていたので、念のために幼稚園へは行かせないことにした。無理をしてぶり返すようなことがあったら、目も当てられないような状況に陥ってしまう…。明日は祝日で休みなので、じっくり休ませるのも手かも知れない。

さて、私のほうは、いよいよ国際関係学部「日本社会」が初講を迎えた。これで、今年度の担当科目が全て開講されたことになる。

息子を幼稚園に送っていかないで済んだ分、家でノンビリと朝食をとったり仕事の準備をしたり…。9時半前のバスで新横浜に出て、新幹線で三島へ向かった。2か月ぶりの三島入りである。三島には1997年からの勤務なので、たった2か月のブランクがあったからと言って感覚が鈍るようなことはないハズなのだが、どういうワケか初講時はどの出講先であれ、どの科目であれ、それなりに緊張するものである。新幹線の車内ではなるべく仕事のことは考えないようにしていたが、なぜか三島駅の新幹線ホームにある階段の場所を間違え、降りるドアの選択を誤った。「講義は、スムーズに行けば良いのだけれど…」と思いながら、国際関係学部に到着した。

3時限目の始業チャイムが鳴るより少し前に教室に入り、学生の出席状況を確認する。前学期中に履修登録を済ませている者は、全部で10名。私が現在担当している科目は、全て旧カリキュラム適用学生のための開講科目で、新カリキュラム適用学生は履修することが出来ない。旧カリキュラムの学生は、今年の3月でほとんど卒業してしまったので、当然のことながら履修学生数は限られてくる。

それでも、後学期開講の科目に関しては、履修登録者が若干増える…というのが例年のパターンである。そこで、ちょっと多めに講義用資料を印刷しておいたのだが、教室に集まったのは9名だった。

講義は…、初回ということで “ガイダンス” を実施。今日の90分で、私の講義の初心者へもリピーターへも “流儀” をシッカリ伝授し、講義の目的と焦点ついても語っておくのも例年のこと。とにかく、シッカリ90分!

帰りに、吉田整形外科に寄ってリハビリ。服用している薬や理学療法の効果が出てきているのか、左足の痛みは少し和らいでいるように思う。さらに、先週末には左足(左膝)を上げることが出来ず、靴下やズボンを一人で履けずにいたが、今日はそれらの作業も一人で出来るようになっていた。だからといって調子に乗って足を酷使してはいけないし、無理をして余計に痛みがひどくなるようなことになるのは避けなくてはならない。

帰宅すると、息子が「お腹空いた!」と…。食欲はかなり戻ってきている。あとは、咳をどこまで抑えられるか…。

そして私も、痛みをどこまで抑えられるか…である。


9月24日(水)

息子は、幼稚園に復帰! そして、9月25日の創立記念日を祝すために恒例のおみこしかつぎが行われたようである。昨年は私もおみこしかつぎを見に行けたのだが、今日は仕事の関係で幼稚園には行けず。

今日の勤務は、変則的。まず、1時限目に沼津市立看護専門学校の「文化人類学」が入り、移動して3時限目が国際関係学部の「日本社会」という具合。沼津(片浜)と三島を移動するのには苦労がないが、新幹線と東海道線の乗り継ぎには細心の注意を払わなくてはならない。

6時半過ぎに家を出て、横浜線と新幹線、三島から東海道線を2本乗り継いで片浜に着いたのが8:11のこと。足の具合が良ければ学校まで歩いて行くところだが、今朝はタクシーを利用することにした。駅前のターミナルに出ると…、タクシーが1台も見当たらない!? 待てど暮らせど、タクシーが来ない…。「あと10分待って、それでタクシーが来なければ、タクシー会社に電話して配車をお願いするか…」と覚悟を決めたところ、1台のタクシーがやって来た。

とりあえず遅刻せずに学校に着いたのだが、講義には開始後5分近く経ってから入ることになる。というのも、教室変更がかかったことで、用意するツールにも変更が生じたためである。実は、先週水曜日の講義はワケあって視聴覚教室で行ったのだが、それは先週の1回だけだとばかり思っていた。今日は通常教室での講義だと思い、どのように教室の空間を使うか昨日のうちからアレコレ想いを馳せていた。ところが、今後は「文化人類学」の講義をずっと視聴覚教室を利用して行うというのである。

3時限目用に持参したパソコンの電源を入れ、パワーポイントを起動させ、そのまま教室へ…。先週の講義で2回分の板書内容をプリントして学生に渡しておいたので、パワーポイントは使わなくても良いのだが、投射具合を確かめるため、パソコンをセッティングしてみた。

講義は、前回の復習を念入りに行い、人間と環境の関係性、レディネスの重要性などを中心に語ることにした。

講義後、急いで三島へ移動する。今にも雨が降りそうな陽気ではあったが、降り出す前に国際関係学部の北口校舎に到着した。

いつもよりちょっと遅い大学入りとなったため、急いで講義用資料の編集・印刷にあたる。そして、お弁当…。何度も何度も今日の講義内容を確認し、Web上で履修登録者数に変化がないかチェックする。1名ではあるが、履修希望者が増えていた。それも、私の講義のリピーター…。

と、その時、“あること” に気づいた。講義用資料の中に荒井由実(およびハイ・ファイ・セット)の『卒業写真』の歌詞を載せておいたのだが、肝心のCDを家に忘れてきてしまったのである! 少々慌てたが、冷静になるやパソコンに保存されている音楽データを確認し、そこに『卒業写真』のWAVEファイルがあることを確認した。急いで校舎の1階にあるコンビニでCD−Rを購入し、大学のパソコンで音楽CDを作成する。

「日本社会」の講義は、「日本(人)について学ぶ必要性」がテーマ。今回はトポロジカルな観点から「状況(情況)的影響」について述べ、人間と社会、日本と世界の関係性について理解してもらうことにした。

講義を終えて校舎外に出ると、かなり激しい雨!? 駅前校舎ゆえに傘をささずに新幹線改札口まで移動したが、当分止みそうにないほどの勢い…。ところが、神奈川県内に入ると、少しずつ空が明るくなっていった。スカッと晴れることはなかったが、新横浜で下車した時には雨が止んでいた。

吉田整形外科でリハビリを終え、寄り道もせずバスで帰途に就く。バスを降りると、ポツンポツンと…。可能な限りの急ぎ足で家へ…。

天気予報によれば、明日の午前中は「局地的に強い雨」が降るという。その局地がどこなのか、それによっては通勤に影響がでることに…!?


9月25日(木)

朝から夕方まで、雨の具合が気になり続けていた一日…。

そんな中、午前中は文京学院大学へ出講。天気はすぐれないままだったが、ふじみ野に着く頃には雨が止んでいた。しかし、電車を降りてから、いつもとは違う雰囲気を感じていた私…。たしかに、スクールバスが “いつもなら有り得ないような渋滞” に巻き込まれたり、大学に到着して印刷のモードを誤設定してしまったり…。

そのイヤな流れを払拭できないまま、1時限目「フィールドワーク論」に突入した。前回(初講時)は14名の学生が履修の意思を表明していたが、1時限目が始まって教室に集まっていたのは7名…。前回の半数である。遅れてくる学生もいるかもしれない…と、少し待ってみることにしたが、人数は変わらず。おまけに、ある事情から「板書内容をパワーポイントを投射する」必要が生じたので、急いで大学のパソコンを借りてセッティングしておいたのに、その必要もない状況に!?

しかし、フィールドワークについて享受させるのには少人数のほうが都合が良いということもあり、講義そのものはかなり密度の濃いものになった(と思う)

今日からしばらく、「フィールドワークの目的」をテーマに解説することになる。「この講義の取り扱うのは社会学的な…、つまり “社会科学におけるフィールドワーク” である」という大前提を学生たちに説明し、自然科学と社会科学の相違点から理解してもらう。そして、社会科学手においては「原因と結果が単一的ではない」がゆえにフィールドワークを行う意義がある…という話で講義終了。

スクールバスでふじみ野駅に戻り、東武東上線快速で池袋に出て、山手線で巣鴨に出て、都営三田線で神保町へ…と、昨年とほぼ同じ経路で法学部へ移動。足の痛みが少し和らいでいたので、乗り継ぎも順調だった。よって、予定よりちょっと早めの法学部入りとなった。

3時限目「社会学」は、前回から「問題行動の根源」がテーマである。今日のテーマは、「行為と行動」。「行為」「行動」の違いを明らかにすることで「問題行動」の性質を理解しようというのが今回の目的であることを学生に告げ、両者の概念を説明した。

本来、「社会学」の講義でこの手の話をするのは4月か5月の初旬あたりのハズ…ということを学生たちに伝えるのと同時に、「ここは法学部であり、ある程度はリーガルマインドを身に付けた段階で話を聞いてもらうほうが効果的」ということと、「問題行動の解説にあわせて時期をずらした」ということを説明する。

講義後、法学部の私のメールボックスに入れておいた “荷物” を持って、通信教育部の新校舎へ移動した。新校舎は、市ヶ谷の日大会館のすぐそばにある。私の講義は明日だが、明日は日大看護の講義の後での移動となるため、出来ればダイレクトに移動したいということもあり、今日中に荷物を移動させた。

新校舎ゆえ、かなりピカピカで、設備も充実。さらに、ちょっと教室をのぞいてみると、プロジェクタの投影方法が理想的。「明日が楽しみだなぁ…」と思いつつ、南北線・目黒線と東横線、横浜線を乗り継いで鴨居に戻り、駅前のスーパーで妻と息子と合流して帰途に就いた。

明日も2コマ…。足の痛みに負けないで頑張らなくては…。


9月26日(金)

昨夜も、息子を寝かしつけている最中に熟睡し、気が付けば未明…という有様。幸い、今日の仕度はほとんど完了していたので問題なし!

今日は2時限目に日大看護の「社会学」と、4時限目に通信教育部の「社会学」の2コマ担当である。いつもなら日大看護へは副都心線経由で千川に出て、そこから20分近く歩いて日大看護入りするが、今は足の具合が…。ということで、池袋からバスに乗ることにしたので、家を出る時間をいつもより遅くする。

家からまず鴨居に出て、横浜線で菊名へ。東横線に乗り換え、副都心線直通で池袋…。副都心線様々で、本当に移動が楽になった。

かなり久々に、池袋駅西口バスターミナルからバスに乗る。今まで数え切れないほど日大病院行きのバスを利用しているが、今日はそれがとても新鮮なことに思えた。何となく、日大看護に勤務し始めた頃の感覚が蘇ったような気がした。

2時限目は “ワケ” あって当初予定した内容を半分変更し、日常生活において知識習得や様々な場面で、あるいは実習中や看護師になってからとても重要となる “レディネス” について講義の最初に語ることにした。そして残りの時間で疑似環境について語り、予定した残り半分の内容は次回解説することにした。

このあと、通信教育部に移動するのも例年通りだが、校舎が三崎町(水道橋)から市ヶ谷に移転したため、有楽町線1本で移動が可能になり、時間的な余裕も生まれることになった。が、今の私(の足の状態で)は、千川駅まで徒歩で行けるだけの自信が無い。よって、帰りもバスに乗ることにしたが、終点の池袋までは行かず、千川で下車して有楽町線に乗り換えることにした。

電車の乗り換えが無く目的地近くまで行けるというのは、今の私にはとっても有り難いことである。

昨日も市ヶ谷に来ているので、駅の出口を間違えることなく地上に出て、日大会館の前を通って通信教育部の新校舎へ! 講師室でお弁当を食した後、少し校舎内を探索してみた。2箇所ある階段をどう使い分けるか? 教室内で学生をどのように着席させるか?…などなど、講義前にアレコレ情報を得ておく。この作業が役に立ったかどうかは別として、4時限目開始前にある程度の “レディネス” は整えられた。

記念すべき(?)市ヶ谷での初講義は、前学期から断続的に解説している「コミュニケーション」について。前学期に3回に分けて解説した内容を振り返り、コミュニケーションの流れについて語る。新校舎は教卓で全てのAV機器の設定が可能で、おまけにどのように学生たちにプレゼンされているのか確認もできる。「これは、CDやDVDを使用する機会が増えそうだなぁ…」などと思いつつ、アレコレいじってみた。

帰途、鴨居の耳鼻咽喉科に寄って受診。昨日からノドの具合がちょっとおかしいような感じがしたので、念のための受診である。来週はかなり重要な “イベント” が控えているので、今のうちにキチンとしておかなくては…と思ったのだが、診察の結果は大したことはなかったようで、とりあえず抗生物質の服用を言い渡されて終わる。ホッとする。

今週末は、来週の “イベント” の準備もしなくてはならず、緊張しながら過ごすことになるような…。


9月29日(月)

昨日、久々にスーツを購入した。私は冠婚葬祭を除いて、ほとんどスーツは着用しない主義(?)である。今の季節は上着を羽織らずワイシャツにネクタイ、スラックス…という出で立ちで十分だが、肌寒い季節が着たらジャケットを羽織って対応する程度。

ところが、今週は「スーツを着用したほうが良いのでは…」という仕事があり、思い切って(?)スーツを見に行った。

紳士服の店に行くのがあまりにも久々なのと、その間に体型にも変化があったため、私自身の “サイズ” がわからなくなっていた。店員さんにサイズを計測してもらうと、「A5体です」と言われた。以前は細身も細身、YA体というサイズだったのが、ワンランクUPという状態。しかし…、試着してビックリ!? 上着はサイズ的に問題ないのだが、ズボンが合わないのである。キツイ…のである。

結局、サイズを上下ともAB4まで上げて対処する。標準型を通り越し、ガッチリ型まで変化していた私…。結婚してから、いわゆる “幸せ太り” なるものが生じたのか、痩せ型から標準ど真ん中へ体型が変わっていたようである。

何かのキャンペーン中だということで、2着目は5千円から1万円引きになるということで、ジャケットを1着追加した。

さて、今日は息子を幼稚園へ送っていった後、鴨居から横浜線と新幹線を乗り継いで三島へ…。この経路、かなり久々である。国際関係学部には2時限目の始まる前に到着し、3時限目「日本社会」の開始時刻までジックリと講義内容を確認し、講義用資料の編集・印刷に入り、さらに今日のテーマに合いそうな曲をセレクトし、大学のパソコンを借りてCDを作成する。

今日のテーマも、「日本(人)について学ぶ必要性」について。特に「絆」の語源、日本的な「絆」観を主として語り、「“絆” と言ったら…」ということで長渕剛の『乾杯』を紹介する。そして、今後解説する内容の “入口” を開けるべく、人間の動物的な特徴と社会との関係性について語る。

今日も、帰りに吉田整形外科でリハビリ。今日は比較的(と言うレベルではあるが)左足の痛みは感じず、階段の上り下りも支障なく、講義中も足の痛みを忘れるほどだった。リハビリの効果が出てきているような感じで、気分もウキウキ…といきたいところだが、実は今朝からずっと緊張状態の私…。

その原因は、“明後日” にある。新しいスーツまで購入し、緊張状態の私が2日後に向かう先にあるものは…!?


9月30日(火)

9月最後の日…。2時限目に沼津市立看護専門学校で、4時限目に御殿場看護学校で、いずれも「文化人類学」の講義。

沼津市立看護専門学校では、今日から「国際化と日本人」をテーマに語ることになる。例によって(?)講義が視聴覚教室で行われることになっているので、新たに作成したパワーポイントを使用して、「自文化中心主義」「文化相対主義」「文化変容」といった概念を具体例を用いて説明することにした。

御殿場看護学校では、今日から「社会的動物としての人間」をテーマに語ることになる。今日はまず、“社会的動物” の意味を理解する前段階として “社会” の概念について説明することにした。

足の具合は…、無理さえしなければ普通に歩行できるような状態。よって、無理を避けるため、片浜駅から沼津市立看護専門学校まではタクシーを利用する。そして、御殿場駅から御殿場看護学校へは、路線バスを利用したのだが…。時間的にはちょうど良いバスがあったが、これが御殿場看護学校バス停へ先に寄らず、大回りするバスで…。いつも御殿場駅から徒歩15分程度で学校に到着するところ、バスで30分もかかってしまった。

しかし、時間的にかなりの余裕があり、今まで訪ねることがなかった板妻地区や神場地区などを見て回ることが出来、新たな発見もあり、これはこれで有意義な30分だったかも知れない。

今日の「ぼやき」は、物理的にも精神的にも明日の準備を優先したため、何とも味気ない形になってしまったような…。


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