2015年12月のぼやき
12月1日(火)
このところ体調が思わしくなく、起床時や移動時などは少々ツライところがある。なのに、仕事(講義)に入るといつもと変わらないほど調子が上がる…という有様。
今日は御殿場看護学校の「文化人類学」1コマのみの担当。通常は4時限目に開講しているが、今週から3週連続で3時限目に変更。前回の講義が11月10日だったので、3週間ぶりの御殿場入りとなる。往き帰りとも小田急箱根高速バスを利用。このバスは30分に1本の割りで運行されているので、ちょうど良い時間での移動が出来る。しかし、停車バス停が多いので、道路状況によっては時間が読めないこともある。
東名江田バス停から11:33発のバスに乗り、着席しようとしたところ、私の座席に何か置いてある…。そこには、「御予約席」と書かれたプレートが!? まるで、ホテルのレストランのような対応…!? もしかして、小田急のホテルから拝借したのでは…?
講義は、前回から「文化(culture)とは何か?」の解説に入ったが、今日は「異質性」「同質性」に関する話を主として行う。
気が付けば、2015年のカレンダーも残り1ページ…。体調がどうのこうのなどと言っている暇など無いのかも…。
12月2日(水)
いつものように息子を幼稚園に送り届け、いつもの新幹線で三島に向かう…。12月らしい気温で体がなかなか温まらず、動きが鈍くなる。こんな時、国際関係学部の校舎が駅前に建ってくれたことが本当に嬉しく思えてくる。
3時限目「日本社会」は、“講義形式” での「日本(人)的コミュニケーション」の解説が今日で終了。前回の講義内容の再確認のため、結論をあえてあいまいにする日本のアニメーションの展開についてDVDで紹介し、「親密性」とコミュニケーションの関連や「以心伝心」について語る。
天気が怪しかったので、寄り道もせずまっすぐ鴨居に向かい、延長保育中の息子を引き取り、急いで帰宅したのだが、帰宅後の息子の様子が…。急な発熱!? 時期が時期だけに、色々な意味で不安になる。
明日、息子のクラスはプール参観日。そのため、妻はわざわざ仕事の休みをとったのだが、その休みは息子を通院させるために使われることに…。
12月3日(木)
昨夜の天気予報で、今日の午前中は雨だと伝えられていた。雨が降ると、首都圏の鉄道ダイヤは乱れがち。無事に電車を乗り継いで文京学院大学に行けるかどうか…という不安を募らせつつ就寝した。
未明、携帯電話がけたたましくメール着信を告げ続けた。ダイヤ情報メールが大量に届いたのだが、その全ての件名に「横浜線、運転見合わせ」とある。本文に「小机〜町田間で運転を見合わせ、復旧は11時頃を予定」とあった。新聞報道をそのまま引用すると、「3日午前2時35分ごろ、横浜市緑区のJR横浜線鴨居−中山駅間の線路で、架線の張り替え工事をしていたところ、架線と架線をつなぐ電柱1本が折れた」とのこと。そのため、東神奈川〜小机間、町田〜八王子間で運転本数を減らしての折り返し運転となった模様。
いつも、木曜日はバスで鴨居に出て横浜線で菊名に向かうのだが、横浜線が利用できないとなると鴨居とは逆方向に行く必要がある…。なのに、振替輸送の影響で横浜線周辺の他線にもダイヤの遅れが出て、さらに都内では中央線で運転見合わせ…!?
やむを得ず、文京学院大学の「フィールドワーク論」は休講措置を取ることにした。
午前中の講義はキャンセル…ということで、息子を通院させることにした。熱のほうは高熱という状態を免れているが、どのように診断されるのか甚だ不安…。結局、インフルエンザは全く疑われなかったのだが、今日明日で熱がどこまで下がるか…という経過観察をしなくてはならず、予断を許さない(?)状態であることに変わりはない。
10時過ぎ、妻と息子は処方箋を持ってドラッグストアに行き、私は法学部へ向かうべくバスを待った。その時、横浜線が小机〜町田間で予定より1時間早く運転を再開したというダイヤ情報メールが届いた。しかし、バスは振替輸送と雨の影響で60分以上遅延しているという。待てど暮らせどバスは来ないため、バス停には長い列が出来始めていた。
横浜線が運転再開しているのであれば、鴨居から法学部に向かうのがベストなのだが、バスが来ないのでは話にならない…。30分近く経った頃、鴨居とは逆方向の横浜駅西口行きのバスがやって来た。そして、ギュウギュウの満員…。何とかバスに乗り込むことができてホッとしたのも束の間、鴨居方面へ向かうバスが3台連続ですれ違った。ここで私は、1つ判断を誤ったことになる。
バスは、3つめのバス停を過ぎてから新たに乗客を収容することができない状態となり、バス停ごとに運転手さんが「満員のため、通過します。次のバスをご利用ください。なお、横浜線は運転を再開しております」とアナウンス。
バスを片倉町駅で降り、地下鉄に乗り換えることにした。地下鉄で新横浜に出て、新幹線で東京へ…と思ったが、目の前で地下鉄が扉を閉めてしまった。ホームのベンチに座り、乗換案内を確認すると、横浜に出て東海道線に乗り継いでも、新幹線利用と同じ時刻に水道橋に到着することが判明!? ただ、その事実に気づいたのは、向かい側のホームを横浜方面行きの地下鉄が出発した後…。ここで2つめの判断を誤った。
この判断ミスをどこかでリカバリーしなければ…と、新横浜に到着して全力疾走で新幹線乗り場へ向かい、急いで特急券と乗車券を購入し、乗換案内に出ていた新幹線より1本早い列車に駆け乗った。そして、東京でも乗換案内に出ていた中央線快速より1本早い電車に乗り込んだ。
この努力が功を奏し、いつもの木曜日とほぼ同じ時刻に法学部入り!
3時限目「社会学」は、講義前に授業アンケートを実施する旨を先週のうちに学生たちに伝えておいたので、講義開始30分前には教室に入り、講義用のパソコンをセット後、アンケートを開始する。
講義は、先週に引き続き「問題行動の誤対処」について。冒頭で(4月に解説済みの)「知識」の話を手がかりに「正義」について再確認し、それから今日のテーマである「防衛機制」「価値判断」についての解説に入る。
講義後、幼稚園に寄って息子の担任の先生に息子の症状について説明する。土曜日は、息子にとって “幼稚園生活最後の” おゆうぎ会である。今夜から明日の様子によっては出演の可否が…!?
何とかなれば良いのだが…と思いつつ、2年前のことを思い出してしまった私。
12月4日(金)
息子の熱は、なかなか下がらず…。しかし息子は、何としても明日のおゆうぎ会には出たいという。
息子も息子なりに頑張っているので、私も頑張らなくては…と、8時半前に家を出て仕事に向かった。
今朝は横浜線もダイヤの乱れなく運行し、予定していた東横線・副都心線にも無事に乗り継げた。予定通り…というか定刻通りに鉄道が運行していることが、こんなにも嬉しく思えるなんて! ダイヤの乱れが “当たり前” だと思えてしまうほど、このところの鉄道事情は…。
千川駅から日大看護へ歩いて向かっている途中、ふと今日の講義内容について考えた。先週は学校の都合で講義がなく、2週間ぶりの出講ということになるワケで、前回と前々回の内容を念入りに振り返る必要がある。今日は早めに学校入りし、新しい講義用資料を自分で印刷し、それを配布して講義するつもりでいたのだが…。2回分の復習をするとなると “それなりに” 時間がかかる…。そして今年は、解説をしたらその分だけキチンと理解を深めてくれそうな学生が多いようなので、解説を端折ることだけは避けたいところ。
結局、解説範囲をかなり狭め、前回の解説内容を少しだけ先に進めた程度にとどめることにした。2時限目「社会学」は「コミュニケーションの構造」の3回目ではあるものの、過去2回分の応用編的な内容となった。
講義後、再び千川駅へ歩いて向かい、有楽町線で市ヶ谷へ…。
通信教育部に到着後、お弁当を食す前に講義用資料の編集・印刷をするつもりだったのだが、コピー機が故障していたため作業断念。前回までに配布した資料を使用することで講義をすることになったので、講義開始ギリギリまで解説内容の再考をすることに…。
4〜5時限目「社会学」は、「国際社会と大衆文化」の2回目。前回の解説内容をかなり念入りに復習し、「大衆」「文化」の定義を改めて確認後、ビートルズの『ノルウェイの森』をワンコーラス鑑賞し、大衆芸術としてのロックととインド伝統楽器のシタールの融合が何をもたらすのか考え、村上春樹の同名作品との関連性を多少説明する。その後、アメリカによる文化帝国主義(私はこれを「精神的植民地支配」と呼ぶのだが…)について「ディズニー」「マクドナルド」などを例に挙げながら説明する。
帰りは、JRではなく東京メトロで…。いつもは南北線・目黒線を利用するところだが、今日は何となく朝と同じ経路を通ってみたくなり、有楽町線と半蔵門線を乗り継いで渋谷に出て、東横線に乗り換えた。往きと同様、ダイヤに乱れはなく、菊名でも予定通りの横浜線に乗ることができた。朝と同じく、定刻通りに鉄道が運行していることが、こんなにも嬉しく思える私…。
帰宅すると、息子はちょっと力なく…。熱もずっと下がらないようで、タクシーに乗って私のかかりつけている病院で診察を受けたらしいのだが…。インフルエンザのチェックも何もなく、頓服剤が処方されて受診終了だったという。果たして、明日は…!?
12月5日(土)
昨夜、息子は「明日、おゆうぎ会に出られるかな?」と、体調の回復を願っていた。しかし、その願いはかなわず、今朝も熱は下がっていなかった。数日前、医師から「熱が下がって、一日中平熱になったら…」と告げられていたが、もし今朝の体温が平熱に戻っていたら無理を承知でおゆうぎ会に息子を送り出すつもりだった。
朝、幼稚園に「熱があるので、今日のおゆうぎ会に(息子は)出られません」と伝えると、電話口の先生の声のトーンもグ〜ンと下がっていた。
一生懸命に練習を続け、家でも我ら夫婦に振付を教えてくれて、ましてや今回 “幼稚園生活最後の” おゆうぎ会であることが、息子の悔しさと同じくらいに我ら夫婦の無念さを駆り立ててくる。今回のおゆうぎ会、劇では準主役級の役どころをゲットした息子。セリフも複数あり、本人もヤル気満々だった。あとで仲の良いママ友さんから教えてもらったのだが、息子が言うハズだったセリフは、舞台袖から担任の先生が代わりに言ってくれていたそうな…。
息子の体調管理をシッカリしてあげ(られ)なかったことが、本当に悔やまれる。そして、息子に対して申し訳なく思う。
おゆうぎ会で頑張ったら…と、息子へのご褒美として焼き肉屋さんに連れて行く約束もしていた。お店には、既に予約を入れてある。これもキャンセルしなくてはならない…。
フトンで苦しんでいる息子に「今日のおゆうぎ会、残念だけど行けないね…」と告げると、「えっ、焼き肉屋さん、行けないの?」と…!? オイオイ、「おゆうぎ会に出られない」ことよりも「焼き肉屋さんに行けない」ことのほうが重要なのか!?
息子なりの “感情処理” だったのかもしれない…。
今まで、息子は様々な危機を回避し続けている。もしかすると、今回のおゆうぎ会に出られなかったことで何かを回避したのかも…。いや、息子が出られなかったとはいえ、おゆうぎ会で何事も起きていないことを願う。
顔色も悪くなく、食欲も旺盛。水分も十分に摂取している…。なのに、熱がなかなか下がらず。顔や手足は平熱並みなのだが、どうも体の芯に熱がこもっているようで、それが解消されたら息子も全快するような気がするのだが…。
12月6日(日)
師走に入り、今後の講義展開も気になるが、今はそれより息子の体調のことが…。
一昨日、息子の熱は一時的にではあるが40℃に達した。昨日も38℃台を彷徨っていた。そして今朝、36℃台…すなわち平熱に戻り、家族そろって万々歳だったのだが…。昼になって再び38℃台に逆戻り…。
息子は食欲もあり、本人には発熱の自覚はなく、寒気もしないというのだが…。医師から「しばらくは、うどんやおかゆなど、消化に良いものを…」と言われているため、いつも同じようなものばかり食している息子…。
未明、息子が「ゴメンねぇ! ボクが全部食べちゃったよ!」と寝言を…!? 夢の中では、好きなものをたくさん食べていたのだろう。
午後になっても息子の熱は下がらず、さらに咳の回数が増えた。幸い明日は幼稚園がおゆうぎ会の代休なので(息子は出演していないが…)、妻と「明日、病院で(息子を)受診させよう」と決めた。
夕方、息子の看病を妻に任せ、私は近所のドラッグストアとスーパーへ。このところ息子はうどんばかり食べている状態なので、もう少し体調が良くなったら…と、刺激の少ないパン類を購入する。
夕飯を食べている時、何が楽しいのか息子はうどんをすすりながらゲラゲラ笑っていた。しかし、笑うことでノドに刺激を与えてしまい、咳の回数がまた増えてしまった。妻が、「そういえば、胸のあたりに塗る咳止めがあったような…」と。そう、有名なヴィックス・ヴェポラップである。
夕食後、再びドラッグストアに向かう私…。店内でヴィックス・ヴェポラップを見つけた時、同様の効能があるバップ剤を見つけた。息子にとってどちらの薬剤が良いのか迷ったので、とりあえず両方購入して帰途に就く。そして、妻との共同協議の末、「とりあえず、今夜はバップ剤を…」ということになった。
実は、息子は冷えピタの類が大の苦手。貼られる時のヒヤッとする感じが嫌だという。妻が息子に「これは、冷えピタじゃないよ!」と言いながら息子の胸に貼ろうとしたが、軽く息子の拒絶に遭う。バップ剤の効能を息子にジックリ語って説得し、胸に貼り付けたのだが、「おや、これは今までにない世界が待っていたじゃありませんか!?」というような反応を見せた息子…。
しばらくして咳の回数が劇的に減り、気持ちよさそうにフトンでゴロゴロしていた息子だったが、まどろみながらもバップ剤特有のメントール系のニオイが安眠を妨げていたらしく、「(バップ剤を貼ったので)少しは楽になったけれど、これはこれでボクには納得できないところもあるよ!」的な表情で我ら夫婦を見ていた息子…。
ただ、咳は体力をかなり消耗させるが、今夜は息子も久々に深い眠りに就けるのでは…。
12月7日(月)
今朝、息子を病院へ連れて行った。タクシーを呼んで、妻と私の間に息子を座らせ、金曜日にかかった病院へ…。
医師に症状を説明し、肺の音を確認してもらうが、特に以上は見当たらず、X線撮影となった。その結果、マイコプラズマ肺炎の疑いがあるとのこと。今まで処方されていた薬では、マイコプラズマには力不足なのだとか…。
とりあえず、息子の高熱の原因が判明したので少し安心(?)したが、まだまだ闘いは続くらしい。
診察が終わった後、息子を妻に託して私は鴨居駅へ移動する。そして、横浜線、新幹線と乗り継いで三島へ…。国際関係学部入りしたのは、12時半前。いつもより2時間ほど遅いが、3時限目開始の30分前なので、何ら問題なし…といきたいところだが、今日から使用する講義用資料の印刷をしていなかったため、押せ押せ状態になる。
3時限目「日本社会」は、今日から「日本(人)的コミュニケーション」の確認(および、今までの解説内容の理解度確認)という意味合いで、恒例(?)の『いつか どこかで』の上映に入る。
まず、『いつか どこかで』の監督である小田和正氏の経歴を述べ、そこからこの映画の持つ意味や氏の投げかけた建築学的メッセージを理解してから鑑賞。いつものことではあるが、氏の経歴を述べる段階から私だけ盛り上がっていたようで、予定より説明が長くなってしまった。予定したシーンまでDVDを再生することが出来るかどうか不安になるが、今年度は前期の講義でも作品を5回に分けて上映することにしているため、結果的には時間的な余裕さえある状態で上映・解説を終えた。
このところ私の体型に微かながら(?)変化があり、ワイシャツの中にはキツく感じられるものも…。さらに、ネクタイも汚れが目立つものが増えてきたので、仕事帰りにワイシャツ2着とネクタイ3本を購入した。これで我が家に新たな流れができれば…と思うが、思うようにいかないのが現実である。
12月8日(火)
妻が頸椎および左肩の捻挫、息子がマイコプラズマ肺炎…と、我が家はたたられ続けているような気がしてならない。ならば、せめて私だけでも…と意気込んでいるのだが…。
今日は御殿場看護学校の3時限目「文化人類学」のみの担当日であるが、仕事前に区役所で用事を済ませておきたかったため、8時前に家を出た。12月は気温が高めになるという話だったが、吐く息が白く見えるほどの寒さ…。
区役所には9時前に到着したが、すでに窓口業務は開始されていた。よく見たら、窓口は8:45から17:00までとのこと。思いがけず用事が早くに済んでしまったので、私が好きなマンガに関係あるポイントカードを作ってみた。
その後、のんびりと東名江田バス停へ移動し、小田急箱根高速バスを待った。バスは5分程度の遅れでやって来たが、予約無しの団体客の発券作業が入り、東名江田を出発したのは定刻より12分遅れだった。その後は東名高速が順調に流れていたため、御殿場駅には10分以内の遅延での到着。それでも、ゆっくり歩いても十分すぎるほどの時間的余裕…。
御殿場看護学校での講義は、今日で「文化(culture)とは何か?」とが終了。“文化変容” を中心に解説を進め、次回の講義内容ともリンクされる部分を明確にしつつ、文化が「異文化」となっていく過程について語ることにした。
帰りも小田急箱根高速バスを利用するつもりで御殿場駅へ向かったのだが…。バス乗り場前の案内所に入ると、東名高速道路の横浜町田インター付近で通行止めが発生していると知らされた。バスは御殿場周辺で待機状態にあり、本社からの指示待ちだという。急いで乗車券を払い戻して御殿場線利用に切り替える人が多数出たが、私は高速バスネットで予約を入れているため、窓口での払い戻しができない。そればかりか、バスが完全に運休しない限り払い戻しは受けられないのである。
その旨をバスの運転手さんに伝え、本社に無線で確認してもらっている最中、「東名厚木から圏央道を経由して中央道に出て、新宿へ向かうよう」にと、運転手さんたちに本社から指示が出た。東名厚木までは通常通りに運行するが、それより先は経路を変更し、ノンストップで新宿に向かうという。当然、私が下車する東名江田は通らないことになる。
NEXCO中日本のサイトにアクセスして通行止め情報を確認すると…、通行止めは上り車線のみということが判明! 大和トンネル内で人身事故が発生し、厚木インター先の海老名ジャンクションから横浜町田インターの間で15時過ぎから通行止めが開始されたらしい。15:35発のバスに予約を入れていた私は、いくつかの選択肢から1つの答えを出さなくてはならない状態に…。
(1)と(2)を選択した場合、払い戻しは受けられないことになる。しかし、バスがどのように運行するのかを決めあぐねている間に15:35発の御殿場線は出発してしまい…。
時間的に確実な帰り方を選択するべきだと判断した私、50分待って次の御殿場線に乗り、新松田から町田まで小田急線で移動する。町田からは横浜線で鴨居まで…。それでも、18時半過ぎには帰宅した。ただ、いつもの火曜日とは比べものにならないほどの疲労感…。
やっぱり、私にも災難が降りかかってきたらしい。
この負の連鎖を、どこかで断ち切らなくては…。
12月9日(水)
今日も、息子は幼稚園をお休みすることに…。熱はだいぶ下がってきているのだが、激しい咳がまだまだ治まらず。
いつもなら息子を9時前に幼稚園へ送って、それから三島に直行するため、国際関係学部には10時半前の到着となる。が、今日は息子は幼稚園に行かないので早く家を出る必要もなく、それと妻の体調も今ひとつということもあり、11時前の新幹線で新横浜を発つことにした。
3時限目「日本社会」は、月曜日に引き続いて『いつか どこかで』の上映。「日本(人)的コミュニケーション」の特徴や複雑さ(難解さ)を理解してもらうのが目的であるが、前期よりも後期の履修学生数が少ないため、一人ひとりに質問を投げかけることが可能となり、学生たちの理解度をシッカリ把握することができる。その反面、質問時間を長く取ってしまい、予定したシーンまで上映ができるかどうか、最後は時間との闘いになるのが玉に瑕。
帰途、寄り道もせずにまっすぐ家に向かう。鴨居から乗ったバスに、途中から見覚えのある女の子が乗り込んできた。息子のクラスメイトだった。手を振りながら声をかけると、その子も手を振り返してくれた。そして、その後ろからその子のお母さんが私の姿に気づき、一瞬驚きつつも「あっ、こんにちは!」と挨拶をしてくれる。
帰宅すると、息子は熟睡中…。
私と入れ替わりに、妻がリハビリに出掛けた。妻の肩は、まだまだ診察を受けなくてはならない状態らしいが、それでも日常生活にあまり影響が出なくなってきているようである。無理をせず、焦らずゆっくり…と言いたいところだが、肩を動かさずに家事をこなすことは無理なので、なかなか思うに任せぬ状態…。
明日は、文京学院大学と法学部の出講日。先週は横浜線の事故で文京学院大学を休講してしまったため、明日の講義でどのように “軌道修正” するか、策を念入りに練っておかなくては…。そして、法学部の講義は残り2回となっているため、こちらもスムーズに “まとめ” に入れるように展開させなくては…。
12月10日(木)
先週とはうって変わって(?)、今朝は私が利用する鉄道各社にダイヤの乱れもなく、予定通りに乗り継ぎ、ふじみ野にも定刻通りの到着。予定通りに文京学院大学入りする。
先週休講してしまった1時限目「フィールドワーク論」は、まず補講日程の確認からスタート。今までかなり “足踏み” した状態で講義を進めていた上に、先週の休講…。そこで、本来なら今日の講義で解説する内容の話を “最終回” の解説内容に移動させ、次のテーマである「フィールドワークの実践」に入ることにした。初回の今日は、「インタビュー内容に関して留意すべき点」を中心に話を進める。受講学生が1年次に社会調査関連の講義を履修しているということだったので、例年よりも解説は簡潔に…。講義の最後で授業アンケートをとることになっていたので、補助を務めてくれる学生に後を託して教室を出た。
早朝はかなり寒さが厳しかったが、昼はそれなりに暖かな陽気になっていた。法学部に到着した時は、ちょっと汗ばむような感じ…。
3時限目「社会学」は、今日から最後のテーマ「日本の社会問題」に入る。日本(人)的な愛や共感性がどのように変容したのか、「私」という観点から話を進め、「非」「包容」「恥」などのキーワードとともに解説していく。
息子は今日、念のために通院。妻の話によると、今日はいつもの先生の休診日で、別の先生の診察だったため、要領を得ない状態だったとか…。それで、土曜日か月曜日に再度受診することにしたという。息子の熱はビックリするほどの高熱には至らず、ある程度は落ち着いてきているのだが、咳は相変わらず激しく、見ているだけでもその苦しさが良くわかる。
夕方、幼稚園に電話をする。私が「もしもし…」というや否や、「あっ、今お電話しようと思っていたんです!」と担任の先生…。妻が、「声だけでわかっちゃうんだ…」とボソッと一言。どうやら、私は声でも “有名人” らしい。実は今、幼稚園は個人面談期間なのだが、我が家は明日の予定になっていた。が、今の息子の様子では登園もできず、妻が息子を家においたまま幼稚園で先生と面談するワケにもいかず。それで、面談日程の変更をお願いすることになり、さらに息子の体調が回復しない時は私が面談を受けることになるかもしれない旨を先生に伝えておいた。
肺炎と闘っている息子、食欲はあり、顔色も悪くない…。「あと、もう一歩」という感じではあるのだが、その一歩が遠いのか近いのか…!?
12月11日(金)
夜半から大雨…。
未明にその雨の音で目が覚めた。携帯電話には、お天気に関する各種メールが大量に届いた。窓から外を見ると、家の前の坂道を氾濫した川の如く雨水が流れていた。正直、「外に出たくないなぁ…」と思った。
しかし、「今日の講義を休むワケにはいかない!」という想いのほうが上回っていたようで、急いで身支度をして家を出た。雨の勢いは増すばかりで、時に傘が役に立たないほどだった。
鴨居駅前で渋滞が発生していたということで、バスがかなり遅れていた。横浜線も、軽くダイヤが乱れていた。菊名で東横線に乗り継いだが、こちらもダイヤに乱れが…。おまけに、激しい雨と風の影響で先を走っている電車がドンドン遅れだし、運転間隔を確保するための徐行運転が続いた。その結果、渋谷駅には16分遅れでの到着…。東横線では通勤特急扱いだったが、副都心線に入ると各駅停車扱いに…。乗り換え無しで千川へ向かえて良かったものの、到着は予定より20分近く遅れていた。
途中で日大看護に電話をし、「今週用の講義用資料を学生たちから回収し、来週用の資料に差し替えてほしい」と依頼する。なぜだかわからないが、先週のうちに今週と来週の講義用資料の印刷を依頼していた私…。当初、今週は「コミュニケーションの構造」の4回目として「フィードバック」「友情と恋愛」「単純接触」といった内容を講義する予定だったのだが、これらの解説を90分で終えるには始業チャイムが鳴る時点でキチンと私にレディネスが調っている必要があるので、学校入りが遅刻ギリギリ状態ではとても対応しきれないと判断し、講義内容の差し替えをすることにしたのである。
日大看護には10時半に到着。遅刻こそしなかったものの、始業までの10分では何もできず。とりあえず始業チャイムが鳴って数分経ってから教室に入り、今週の「社会学」の講義をスタートさせた。
「コミュニケーションの構造」の解説として、今日は「日本(人)的コミュニケーション」の特徴について語ることにした。外国人から「日本人はハッキリものを言わない」「日本人は何を考えているのかサッパリわからない」などと思われている現実をもとに、「婉曲表現」「以心伝心」などの観点から探ってみた。
講義を終えると、外はスッカリ雨も上がり、気温もかなり上昇していた。鉛色だった雲は白く輝き、青空も顔を出していた。ちょっといい気分で千川駅へ徒歩で戻ったのだが、途中で傘を学校に置き忘れてきたことに気づく…。取りに戻れるような距離ではなくなっていたので、傘は諦めて移動を優先させた。
千川から副都心線で新宿三丁目に出て、丸ノ内線で新宿へ…。小田急箱根高速バスの案内所へ行き、火曜日の夕方に東名高速で通行止めがあって高速バスを利用できなかった旨を伝え、払い戻しを受ける。
通信教育部のある市ヶ谷へJRで移動しようと思ったのだが、中央線・総武線緩行が一部区間で運転を見合わせているという情報が入ったため、久々に地下道を新宿三丁目まで歩き、都営新宿線で市ヶ谷を目指した。新宿三丁目から市ヶ谷まで、わずか2駅…。楽な移動である。
4〜5時限目「社会学」は、「国際社会と大衆文化」の最終回。前半は韓流ブームにまつわる話をし、後半はマス・コミュニケーションの機能をもとに「ナショナリズム」「温度差」などについて考えてみた。
今日は朝から頭痛に苛まれ、何度か鎮痛剤を服用したものの夜まで痛みは鎮まらず。しかし、帰宅すると息子がご機嫌で、熱もかなり落ち着いてきたということで、ちょっとホッとした弾みに痛みが少し緩和されてきたような…。
12月13日(日)
息子の体調はかなり良くなってきているのだが、代わりに妻の体調が…!?
今日は、朝から雨…。今日は午後から研究会に出席しなくてはならず(今日の本題に関する情報提供は、私がすることになっていたので)、雨の中を出掛けることになった。金曜日に私の傘を日大看護に置いてきてしまったのだが、妻が昨日リハビリに行った帰りに新しい傘を買ってきておいてくれたので、心置きなく(?)出掛けることができた次第。
研究会へ行く途中で、財布の様子がおかしいことに気づいた。クレジットカードが1枚足りないのである! 通常のカードとリボ払い専用カードが発行されていたのだが、そのリボ払い用のほうが見当たらず。アチコチ捜したが見当たらず。そこで、カード会社に連絡し、リボ払い専用のほうは止めてもらうことにした。「この手続きをしますと、リボ払い専用カードは使用できなくなります。後で見つかりましても、そのカードはお使いいただけないことになります」と説明された後、通常カードのみ使用可能な状態に…。
そして、「ちなみに、リボ払い専用カードのほうは11月5日にご使用になられた後の履歴がございませんので…」と伝えられた。次の瞬間、「もしかして、カードは紛失ではなく忘れてきただけなのかも?」という想いがふつふつと…。11月5日から今日までの間に、私は新しい財布を購入している。そして、カード類の入れ替えをしたのだが…。
果たして…? 帰宅して、旧い財布の中を捜したところ、件のリボ払い専用カードが置き去りになっていた。
昨日、とあるクレジット会社から新しいカードが届いた。カードの期限はまだ2年以上残っているのだが…? 封を開けると、ICチップ入りのカードが!? カードの説明書きを読んだところ、昨今のセキュリティ問題への対応として、全ての会員のカードをIC対応にしたという。その結果、カード番号が変更され、このカードで支払いをしていた公共料金やら何やらを新しいカード番号に変更しなくてはならないハメに!?
カート会社曰く「旧いカードはすぐに使えなくなるワケではありませんが、2週間ほどしますと…」と…。
この週末は、カード騒動に巻き込まれ、カード騒動を巻き起こした私…。
12月14日(月)
息子の体温は、平熱を “ある程度” キープ!? 明日の様子を見て、明後日あたりから幼稚園に戻れるかも知れない。
その代わり…ではないが、今日の夕方に私が幼稚園へ行った。国際関係学部での講義を終えた後、個人面談に臨んだのである。本来は金曜日の16時に妻が面談に行くことになっていたのだが、息子を家に一人残して行くワケにはいかなかったため、私が代わりに個人面談を受けることになった次第。
最初に、担任の先生から息子の体調について尋ねられる。そして、幼稚園や家での生活態度に関する話、就学に向けての話などなど、今学期最後の面談者ということもあってか、“一人15分” のところ45分以上も面談が続き、いつの間にか日も暮れて外は真っ暗…。申し訳ないやら、有り難いやら…。
面談後、本番で着ることのなかったおゆうぎ会用の衣装を引き取り、家に持ち帰る。「この衣装、舞台で着たかったんだろうなぁ…」と、息子の無念を想いつつ、それでもゲネプロなどで使用しているため選択をして幼稚園にお返ししなくてはならず…。
さて、時間をさかのぼり、講義のほうは…。
3時限目「日本社会」は、『いつか どこかで』の鑑賞3回目。「日本(人)的コミュニケーション」の特徴や複雑さを理解してもらいつつ、ストーリーそのものも徐々に盛り上がりを見せてきた。が、就職活動で2名の学生が欠席しているので、上映する範囲を少なく(解説時間を長く)することで対応した。
2015年の残り日数は少なくなってきているが、このところのカリキュラム改正や制度改正などによって大学の講義実施回数の徹底が図られ、まだまだ出講は続くことになる。そしてまた、年内に次年度に係る作業のいくつかを終えなくてはならないため、いつになったら “お休み” に入れるのか自分でもサッパリわからない現状…。
12月15日(火)
現在、息子の幼稚園は半日保育。そして、今日の午後は幼稚園の大掃除。2学期は我が家も大掃除担当にあたっているので、妻が幼稚園に行くことになった。息子は通常保育をお休みし、大掃除の時だけ幼稚園で過ごすことに…。変則的ではあるが、幼稚園に復帰したことになる。
その頃、私は御殿場看護学校で3時限目「文化人類学」を担当中。今日は久々にパワーポイントを使用し、新たなテーマ「国際化と文化変容」の解説に入った。今日は「自文化中心主義」「文化相対主義」「グローカリゼーション」をキーワードとして、異文化と接触した(出会った)際の人間の反応について語ることにした。そして、日本と海外でエンタメのタイトルがどのように変化するのかを、学生たちと一緒にグローカルな立場から “クイズ形式” で考えてみた。
今日の往復も、小田急箱根高速バスを利用。先週は復路の利用ができなくなって大変な思いをしたが、今日は無事に…。ところが、途中で東名高速の緊急工事が入り、渋滞に巻き込まれるハメに!? やはり、往き帰りとも順調にはいかないらしい…。
12月16日(水)
今日から息子は、幼稚園の通常保育に復帰! 園に到着すると、クラスメイトたちが入れ替わり立ち替わり(?)息子を出迎えてくれた。
本当なら、息子の幼稚園復帰とともに妻が職場復帰する予定だった。しかし、妻も咳が頻発するようになり、「マイコプラズマ肺炎であれば完治してから、マイコプラズマ肺炎でないのならハッキリ確認できるまで、(仕事は)休んでください」と通達されたため、妻は呼吸器内科を受診し、血液検査に回ることになった。この検査結果が出るのが月曜日なので、それまで妻の職場復帰は延期となった。
私は、国際関係学部にかなり早めに到着。3時限目「日本社会」で上映している『いつか どこかで』の鑑賞範囲・解説内容の再検討をしながら、講義用資料の作り直しなどを行う。10時半過ぎに大学入りし、この作業が終了したのが12時過ぎ…。毎年上映・解説している作品であるが、履修学生の人数や興味関心に合わせて進度を変えているので、毎回のように内容と資料の手直しが必要になる。
とりあえず、2〜3通りの解説展開を考えて12時半過ぎに教室入りする。講義は13時からなのだが、前回欠席した学生のために “前回の上映部分” を見せるため、かなり早い教室入り。もちろん、前回の出席学生の中にも “前回の内容確認” のため教室に早く集まる者もいる。
昼休みが終わり、いよいよ本講義…。上映4回目ともなるとクライマックスに向けてストーリーが動きだし、「日本(人)的コミュニケーション」の特徴や複雑さに加えて「日本(人)的仲間意識」に関する表現も多数現れている。ただ、次回の講義を欠席しなくてはならない学生がいることを事前に確認しているため、今回は出来るだけ上映時間を長くとることにした。
朝、息子は延長保育にも行くつもりでいた。今は半日保育中なのだが、延長保育用にお弁当も持って家を出ている。しかし、妻が仕事に行けないのに延長保育に息子を預ける必要性もないため、延長保育はキャンセルし、通常保育の終了時に妻が息子をお迎えに行った。
よって、私は帰りに幼稚園に寄る必要がなくなったので “寄り道” をすることもできたのだが、とりあえず時期が時期だけにまっすぐ家に帰ることにした。前にも述べたが、年末になると年内の業務以外にも “次年度に係る作業” まで入ってくる。今日も国際関係学部で次年度に係る書類を受け取り、家にはアチコチの出講先から郵便で同様の書類が届いていて…。
通常以上に忙しくなっている今日この頃…。
12月18日(金)
昨日と今日の「ぼやき」をまとめて…。
昨日、本来なら文京学院大学の1時限目「フィールドワーク論」は年内最後の講義となるハズだった。が、今月最初の講義が横浜線の運転見合わせで休講となってしまったため、来週補講をする必要がある。なので、昨日は通常講義となったのだが…。どうにもこうにも、学生の集まり具合が芳しくなかった。しかし、教務課からは「とにかく講義は先に進めてください」と指示されているので、とりあえず先週の続きで「フィールドワークの実践」をテーマに、「インタビュー時の技術に関して注意するべき点」を中心に話を進める。
出席している学生の1人が「2時限目に行われるイベントに出席しなくてはならない」と言うので、講義そのものを早めに終わらせることにした。
そのため、思いがけず早めの法学部入りとなったのだが、今日は特に準備することもないので、のんびりとお弁当を食しつつ、それでも早めに教室入りすることにした。
法学部の3時限目「社会学」は、いよいよ2015年度最後の講義となった。前回の講義内容を念入りに振り返った後、その内容を受けて「日本(人)的 “和合”」の特徴を解説する。そして、その流れを受けて4月からの講義内容の “まとめ” に入り、全ての解説を終えた。ホッとするのと同時に、ちょっと寂しさも…。
そして今日…すなわち金曜日は、まだまだ年内の講義が来週も続く。そのため、いつもと何ら変わらない心持ちで家を出た。そして、いつもと同じバスや電車を乗り継いで千川へ。予定通りの時刻に日大看護入りする。
2時限目「社会学」は、「コミュニケーションの構造」の4回目。本当は前回解説するハズだった「フィードバック」「単純接触」などについて語る。
講義後、前回置き去りにされてしまったジャンプ傘を傘立てから取り出す。スカッと抜けるような青空の下、ジャンプ傘を携えて千川駅へ歩く私…。誰も傘など持ち歩いていない中、街中でも電車内でも、私だけが大きな傘を持って移動…。
通信教育部に到着後、急いで今日の講義用資料を印刷する。資料作成が一段落ついたところで、お弁当。そして、いつもと同じように教室入り。
4〜5時限目「社会学」は、今日から最後のテーマ「国際関係と温度差」。とはいえ、今週と来週で講義は終了となり、年明けは後期末試験のみである。今回は「歴史」にまつわる温度差から解説を始め、「グローバルな歴史(情報)」と「ローカルな歴史(情報)」の間の温度差、韓国における日本の楽曲の剽窃、および日本人によるクラッシックのオマージュなどを、数曲の実例を挙げて説明する。
以前は今日あたりで年内の講義が終了していたように思うが、ここ数年は講義回数の徹底ということもあり、クリスマスあたりでも講義が行われている。よって、来週もほぼ通常通りの出講…。
12月21日(月)
最悪な週末だった。
土曜日、日の明るいうちはまだ良かった。介護老人保健施設でのボランティアの音楽会に参加し、施設利用者さんたちには喜んでいただいた。しかし、病み上がりの息子を連れて行かなかったので、「今日は坊やはいないの?」「今日は3人じゃなくて2人なの?」などと尋ねられ、音楽会における息子の存在感の大きさに驚かされた。
帰宅後、しばらくして肩に激痛が走り、それが首を経由して頭に至り、にっちもさっちもいかない状態に…。それでもキチンと夕食をとり、浴室の掃除などもこなしたのだが…。日曜日は朝から頭痛かヒドく、さらに偏頭痛まで襲ってきた。よって、市販の鎮痛剤は一切効果なく、にっちもさっちもどころではなく、立ち上がることさえできない状態に陥ってしまった。
結局、貴重な日曜日をフトンの中で、それも一日中ほとんど何を食べずに過ごすことになった。
今日は、国際関係学部「日本社会」の年内最後の講義日。よって、休講にすることができず、意地で三島に向かった。ただ、頭痛は容赦なく襲ってきて、ちょっと気を抜くとフラフラ…。せっかく妻が作ってくれたお弁当も完食できず、かなり不安を募らせた状況で教室入りした。
3時限目「日本社会」は、今日で『いつか どこかで』の鑑賞の最終回。出がけに妻が「講義に入ったら、きっと頭痛も体調不良も忘れちゃうから…」と言っていたが、本当にその通りになった。講義中はいつもと同じように体が動き、解説もスラスラ。それに、大好きな映画を使っての講義ゆえ、大いに盛り上がる私…。
今日の解説を以て “とりあえず” 日本(人)的コミュニケーションの特徴や日本(人)的な「愛」「和合」「共感性」「仲間意識」についての総合的解説が一旦終了したのだが、年明けに年内の解説内容を振り返る予定があるので、流れを保ち続けつつ講義を終えた。
講義後、再び体調不良であることを思い出し、体が重くなる。
帰りに、偏頭痛の治療に通院し、それから肩の痛みで整形外科を訪ねる。偏頭痛のほうは5分程度の待ち時間で診察室に通されたが、整形外科は2時間以上待ち。妻がリハビリでお世話になっている整形外科なのだが、私は今日が初診。待つことは覚悟していたが、患者さんが入れ替わり立ち替わりで、本当に切れ間がない。16時過ぎに受付をし、診察室に通されたのが18時過ぎ。症状を伝えると、とりあえず「レントゲン、撮りましょうか…」と…。頸椎の状態をX線で確認するが、極めて良好とのこと。
とりあえず毎食後に飲む痛み止めを処方され、頸椎のリハビリが始まった。夫婦して、同じ医院でのリハビリ…。
鴨居駅に着いて、千葉県館山市薗周辺の病院で診察を受け、鴨居駅前からバスに乗って帰途に就くまでに、4時間が経っていた。ただ、肩の痛みは和らぎ始め、頭痛も緩和されつつある。あとは、リハビリに努めるのみ!
12月22日(火)
午前中、リハビリのため家族そろって整形外科へ…とは言っても、息子には整形外科的なリハビリは不要なので、ただただ両親のリハビリを眺めているだけ。
通院後、妻と息子は買い物に、私は御殿場看護学校へ向けて移動開始。今日も往き帰りとも小田急箱根高速バスを利用することにしていたのだが、田園都市線でダイヤの乱れが生じているというメールが届き、しばし行き方の再考…。とりあえず、ダイヤは乱れていても運転の見合わせはしていないということを確認し、横浜線で長津田に出た。
そして田園都市線のホームへ移動すると…、本当ならもうとっくに入線していなければならない各停が来ていない!? 今朝7時半前、乗客の荷物挟まりの影響でダイヤに乱れが出たということだが、私が長津田に到着したのが12時過ぎ…。何の事故もない状態でさえダイヤが乱れる田園都市線のこと、ダイヤ回復までにえらく時間がかかるのは仕方がないのかも…と、諦念の状態で電車を待った。
東名江田バス停には13時ちょっと前に到着。予約してあるバスが13:03発。なのに、携帯電話で運行情報を調べてみると、私が乗るより1本前のバスがまだ東名江田と東名大和の間を走行中であるという事実が…!? どうやら首都高で10km以上に渡る渋滞が発生し、それを抜けるのに30分近くかかっているらしい。ここでも諦念の状態でバスを待つハメになったが、幸い10分程度の遅れでバスは到着。御殿場駅到着も、10分程度の遅れだった。
御殿場看護学校の4時限目「文化人類学」は、今日で年内最後の講義。前回と今回で「国際化と文化変容」の解説。今日は「日本人と西洋人の “愛” の比較」がメインテーマだったが、これと関連付けて日本(人)的 “共感性” の特徴についても触れておく。講義前、当番学生から「今日で年内最後(の文化人類学)ですので、バシッと面白い講義をお願いします!」と所望されたが、学生たちは私に一体何を期待しているのだろう?
帰りは、東名高速で軽い渋滞に巻き込まれたものの、大した遅延なく東名江田に戻って来られた。が、横浜線で事故が発生して運転見合わせという事態に…!? 横浜線を回避するため、あざみ野から横浜市営地下鉄で新横浜に出て、そこから相鉄バスで家に向かうことにしたのだが…。車中で “あること” を思い出し、途中下車した。あるコンビニで取り置きしておいてもらったものを取りに行っていなかったのである。
そのコンビニの前のバス停は、相鉄バスと横浜市営バスが通る。そのため、コンビニでの用事を済ませたら市営バスでも帰途に就ける。市営バスなら、下車後の徒歩距離がグッと短くなるというメリットもある。が、アルバいて店員さんが要領を得ないため、処理にえらい時間がかかってしまい、コンビニを出たところでバスが無情にも通過してしまっていた…。
次のバスまで15分待ちなので歩いて帰ることにしたのだが、ナビアプリで家までの最短経路を調べたところ、一度も歩いたことのない道が指示されていた。しかし、画面の見方が良くわからず、オマケに夜で道が良く見えず、ナビが何度も「コースを大きく外れました」と腹立たしいことを曰ってくる。こういう時は、自分の方向感覚を信じたほうが確実だと判断し、アプリを終了させて歩き続けた。結果的に、私の判断が正しかったことに…。
この地に越してきて、もうすぐ6年…。まだまだ我が家周辺には “未知なる場所” がたくさんある。
12月24日(木)
クリスマスイブ…。本来はオフになるハズだったのだが、3日に横浜線で運転見合わせがあったために文京学院大学の「フィールドワーク論」が休講となった関係で、今日はその補講を行うことになった。
朝、寒さの厳しい中、ダウンコートを着て出掛けることにしたのだが、この判断が間違っていたことを昼前に思い知らされることに…。朝から昼にかけて気温がグングン上がってきて、汗があふれ出るは出るは…!?
補講は、通常と同じ1時限目に設定。今日で「フィールドワーク論」は年内最後となるので、恒例の “実験演習” を実施する。教室内でフィールドワークを疑似体験してもらう実験であるが、毎年それなりに盛り上がる。今年もレギュラーメンバーは全員揃ったので、人数的には寂しいもののそれなりに…。
今日の講義は、この1コマで終了。家に戻る前に新横浜に寄り、クリスマスイブに関わる買い物をする。一旦帰宅後、預かり保育中の息子を迎えに幼稚園へ…。園では、先生方が大掃除の真っ最中。もう使われることのない楽器や小道具などが倉庫から外に出され、処分されることになるらしい。それぞれの品に、在園児や卒園児たちの想い出がつまっているんだろうなぁ…と思いつつ、大掃除にあたっている先生方の心中を察する。それと同時に、倉庫の空き具合という現実的な都合もあるのだろうと…。
息子を引き取った後、鴨居駅方面に出て、お買い物。イブ用のケーキも受け取り、帰途に就く。
さぁ、今夜は息子のもとにサンタさんはやって来るのだろうか?
12月26日(土)
昨日は、クリスマス。しかし、一昨日のクリスマスイブに比べて街の様子がおとなしめなのは如何なものか…と思ってしまう。
我が家では、私が出掛けた後に起床した息子が枕元のクリスマスプレゼントを発見して大興奮したらしい。サンタさんにお手紙まで書いてプレゼントをお願いしていたので、その想いが通じたことも喜びを増幅させたのだろう。
昨日はクリスマスイブの翌日ということもあり、「街が浮かれた状態だったら…?」という不安を覚え、いつもより10分早いバスで鴨居駅に向かった。が、横浜線が途中駅で3分遅延しているというアナウンスが入り、10分早いバスに乗った意味が薄れてきた。横浜線は、鴨居に5分遅れで到着。その後、遅れを取り戻すどころか遅延がどんどん進み、菊名に到着したのは “いつもより5分遅れ” だった。
いつも乗る東横線の出発時刻は過ぎていたが、不幸中の幸いと言うべきか、東横線のダイヤも若干乱れていて、いつもの東横線にギリギリで間に合った。いつもは前から2両目に乗るので車内が比較的すいているのだが、昨日はホーム上を移動する時間的余裕は全くなく、後ろから2両目に乗り込んだのだが、想定外の混雑ぶり!?
それでも、予定通りに千川まで到達したのだから、「終わりよければすべてよし」と思うことにした。
日大看護の2時限目「社会学」は、学内全学年にとって年内最後の講義だった。最初に、日本人のコミュニケーションの特徴である「語らない」「まかせる」「わからせない」という点について『おじゃる丸』の中から1話選んで上映し、日本のアニメにおいても日本(人)的コミュニケーションの特徴が多々見られることを紹介する。そして、日清カップヌードルのCM「本音と建前篇」を通して更なる理解を深めることにした。その後、毎年恒例の「実験演習」に入る。DEENの『翼を広げて』をもとに、歌詞に見られる “比喩的表現” を学生たちに解釈してもらうことにした。
通信教育部へ移動し、4〜5時限目「社会学」の講義に臨む。この講義を以て、私の2015年の講義は全て終了する。もっとも、我々教員は “年度” という枠で講義を担当するので、年明けもまだまだ同じ学生とは顔を合わせることになる。それでも、年内の講義を終えるということは、それなりに意味を持つ。
今日は、午後から介護老人保健施設でのボランティアの音楽会。先週も同じ施設での音楽会だったが、帰宅して体調を崩したこともあり、今日は何としても万全の状態で音楽会に臨みたかった。そこで、午前中に整形外科でリハビリを受けるつもりでいたのだが…。未明に偏頭痛が再び私に襲いかかり、鎮痛剤(医師によると “特効薬” と呼ぶのが正しいらしい)を服用したところ、副作用でフワフワ感などが起きてしまったため、フトンに戻ることにして、リハビリは諦めた。
体を休めたのが功を奏したのか、次に起きた時には頭痛もフワフワ感もかなり軽減されていた。
先週は息子を連れて行かなかったので施設利用者さんたちから「今日は坊やはいないの?」「今日は3人じゃなくて2人なの?」などと尋ねられたものだが、今日は息子が来ていることを確認した大勢の利用者さんたちが、息子に声をかけてくれていた。
今日は施設のお誕生会が催されるということで、演奏会の冒頭に『ハッピーバースデー』を演奏する。そして、オープニングアクトとして息子が『誕生日の歌』をギター(おもちゃ)で弾き語り。大喝采を浴びる。そして、妻の職場のスタッフさんと私の演奏が始まる…。今日はいつもより多くの利用者さんたちが音楽会に参加してくれた。元気な歌声が聞こえてくると、こちらも否応なしに盛り上がってくる。結果、アンコールがかかった時点で、終了予定時間を10分以上もオーバーしていた。
この施設でのボランティア音楽会は、今日で年内最後。しかし、他の施設での音楽会が来週行われるので、まだまだ歌とギターの練習をしておかないと…。
12月28日(月)
在宅で行わなくてはならない業務と同時に、我が家の大掃除(の初期段階)がスタート!
妻が「1年間ずっと使わないでいたモノは、一生使わない」という名言を発したので、過去に使用してこのところ未使用の講義用資料(およびその原版)を「また使うようになったら、パソコンから出力すればいいか…」という気持ちになり、不要物の袋に入れて行くと…、「これでもかっ!?」というくらいの量に…。
今日で、妻は年内最後の出勤。その前に、朝イチで左肩のリハビリへ…。最近は “それなりに” 調子が良くなってきていたので「これで、リハビリ生活から終わるかな?」と思っていた妻だったが、医師の診断は「では、来年も…」とのことだった。
午後、息子と私はバスに乗って幼稚園へ。明日から幼稚園が冬季休業に入るので、預かり保育料を払いに行ったのである。そして、再びバスに乗り込み、私もリハビリへ…。妻は左肩、私は特に右肩の調子が今ひとつ。
よって、「来年も、夫婦揃ってリハビリ」が決定してしまった。
12月30日(水)
昨日は、小規模多機能型居宅介護事業所でのボランティアの音楽会に出演した。もちろん、妻の職場のスタッフさんと私のユニットである。そして、息子も数曲に参加した。昨日は妻も同行し、我々のステージを見守ってくれた。
介護老人保健施設での音楽会とは規模が異なり、かなりアットホームな雰囲気の中で行われるため、施設利用者さんのペースに合わせて演奏のスピードを変えることも必要となる。そのため、予定演奏時間(60分)を20分ほどオーバーしてしまった。
帰宅後、大掃除第2弾。不要とされる講義用資料の処理と、雑誌類の整理が中心。
そして、今日は大掃除第3弾! 居間の大がかりな(?)模様替えである。昨日までに模様替え用のラック類が配送されてきたので、新旧ラック類を妻のコーディネートで場所の入れ替え&セット方法の変更などをして、スペースの有効活用に充てる。
さぁ、今年は明日を残すのみ。最後の最後までドタバタアタフタの2015年だったような…。
12月31日(木)
完全とは言えないが、それでも我が家の大掃除は一段落…。
2015年も、相変わらずいろいろなことがあった。その中で、特に本業とは関係ない話を振り返ってみると…。
8月、妻の職場で「音楽指導」を頼まれ、十数年ぶりに人前でギターを弾くことになった。それも、1週間連続である。この時は「エレキギターでお願いします!」とエレキ限定の依頼…、そしてオーディエンスはスタッフさんを除けば小学生から高校生という子供たちのみだったのだが、それでも人前での演奏には違いない。
その後、施設長さんから「月一で音楽会を…」と依頼され、施設のスタッフさんとのユニットが結成され、妻の職場での音楽会のほかに介護老人保健施設や小規模多機能型居宅介護事業所でのボランティアの音楽会に出演することにもなった。このユニットでは、私にとって馴染みのあるアコースティックギターを弾くことになり、33年前(高校入学のちょっと前)に手に入れたギターが十数年ぶりに日の目を見ることになった。
ところが、このユニットでの私の担当はボーカル(コーラス)と “リードギター” ということになり、バンドをやっていた頃にも担当していないリードギターとボーカルの同時進行など、この歳になって新鮮な体験をすることに…。
高校生の頃は毎日のようにギターを弾きまくり、バンドでオリジナル曲を演奏していたが、大学に入ってバンド活動は縮小され、しかし大学院に進学してから年に1回はステージに立つという生活をしてきたが、1999年のライヴを最後にバンド活動も楽曲制作も中断し、一切の楽器を手にしないことにした。
十数年ぶりとはいえ、昔取った杵柄なのかギターを手にした途端に指が自然と弦の上で動き出し、むしろ以前は避けてきたような奏法にも挑むようになった。このスピリット(?)を、公私にわたって活かせるような2016年にしていきたいと思う次第である。
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2015年も、大変お世話になりました。
2016年も、よろしくお願い申し上げます。
皆様、よいお年をお迎えください。
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