8月5日(水)
とっくに8月に入っているのに、前期末試験の採点やら何やらで「ぼやき」の更新に時間がなかなか取れない有様…。このままだと「重病説」が流れてしまいそうなので、とりあえずの更新。
後日、ここ数日の流れをまとめて更新予定。
(2)1週間に1コマの開講ながら半期で一旦終講し、前期2単位・後期2単位と、半分ずつ単位認定をする。 |
という感じである。
特に厄介(?)なのが、(2)のパターンである。講義の回数や内容は例年通りだとしても、試験の採点回数(件数)が倍になるワケである! セメスター制に移行する科目が増えた関係で夏の業務が激増し、加えて今年の猛暑で作業能率が低下…。
そんな中、妻の勤務先にボランティアで音楽指導に行ってきた。
妻の勤務先は、小学生から高校生までのデイケアサービス。夏休みの間は毎週「○○週間」とテーマを決め、それに合うイベントを実施していた。そして、8月の最初の週は「音楽週間」が企画されたのである。
先月、音楽週間について打ち合わせがあった際、私が弾く楽器はギター…、それもエレキギター限定で依頼された。私にとって「ギター」というと、やはりアコースティックギターなのだが、どういうワケか「エレキギターでお願いします!」ということに…。
打ち合わせの際、“テクニックを必要としないで音が出る楽器” を揃えてもらうよう提案を出した。音楽週間の目的の1つは、「みんなで演奏」というものだったのだ。が、ピアノやギターのような楽器では技術習得に個人差が出るだけでなく、上手く音を出せない子どもが「もう、やらないっ!」と投げ出してしまうことも考えられるため、私が弾くギターに合わせてタンバリンやカスタネット、マラカスを鳴らしてもらうことにした。
さらに、妻と私(および施設長さん)は「週3日程度のボランティア」というような状態をイメージしていたのだが、音楽週間を企画した職員さんが「出来たら、月曜日から土曜日まで、毎日!」と懇願してきたため、“妻の立場” を守る意味も込めて了承した次第。
8月中、妻は9時から17時まで勤務に入り、音楽指導は14時から…ということで、音楽週間の期間中は13時過ぎに息子を幼稚園の預かり保育に連れて行き、そこから歩いて妻の勤務先へ移動…。妻の勤務先は、幼稚園から徒歩で2分ほどの場所にある。毎日早めに施設入りし、ギターのチューニングや演奏曲目の確認をし、万全の状態(?)で音楽指導にあたったつもりである。
ギターは私、司会進行および踊り(振付)指導が妻…と、夫婦でステージに立った。最終日は幼稚園の預り保育がお休みだったので、息子もステージに立つことになり、子どもたちから「家族そろって、しあわせ〜っ!」などと言われていた。
オープニングに『キラキラ星』をみんなで歌い、ケロポンズの『エビカニクス』をみんなで踊って盛り上がる…というのは固定メニューとして、あとは基本的に日替わり曲あるいはリクエスト曲を演奏することにした。引っ込み思案の子もいて、リクエストしたい曲があるのになかなか言えず、モジモジしていたり…。そんな子に職員さんたちがそっと促すと、恥ずかしそうに「アンパンマン…」「ドラえもん…」「ピタゴラスイッチ…」などと声が上がる。それらの曲のイントロを私が弾いてみると、子どもたちの目がキラキラ輝き出して…。
デイケアサービスゆえに子どもたちのラインナップや人数は毎日変動があり、そのたびに内容変更などアドリブで対処しなければならない場面も多かったが、15年ぶりにギターを持って “ステージ” に立てたこともあって、私にも楽しい1週間となった。
ワケあってギターを弾くことを封印していた私だったが、毎日ギターを弾いていた頃を思い出し、1日ごとに指の動きが以前のように戻っているのを実感するたびに、再び音楽への情熱も戻ってきているような気がした。
妻、息子そして妻の勤務先の職員さんたちへの感謝はもちろんのこと、音楽週間を一緒に過ごさせてくれた子どもたちへも感謝感謝である。
18日(火)更新
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
ギターをケースに入れて会場入りした私に、子どもたちが毎日のように群がってきた。そして、ギターケースを触ったり、「これ、何?」と聞いてきたり…。さらに、音楽指導を受けた子どもの中には「オレもギター、やろうかな?」などという声も…。
曲と曲の間に、ディストーションを効かせてロックンロール調のコード進行を披露したり、ベンチャーズのような「テケテケ」を聴かせてみた。すると、思いのほか「テケテケ」への反応が良く、ある曜日の音楽始動時は曲間に必ず「テケテケ」をやるハメに…!?
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
そして、我が息子もギターに目覚めてしまったらしい。
19日(水)更新
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
来年はいよいよ小学生になる息子のために、私の両親がランドセルを購入してくれた。
事前に息子と二人でランドセルの “下見” をしたのだが、たくさんのランドセルの中から脇目も振らずに息子はある1つのランドセルにダッシュ! そして、それを手に取り、背負ってしまった。それ以外のランドセルも勧めてみたが、全く興味を持たず。
私の両親と一緒にランドセル売り場に訪ねた時も、初志貫徹状態…。とにかく、他のランドセルには目もくれない息子…。
よっぽど気に入ったのか? はたまたガンコなのか?
30日(日)更新
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
これは今月ではなく先月の話なのだが、幼稚園でのお泊まり会の時のことを…。
私が朝食の手伝いのため6時過ぎに幼稚園に向かったことは、先月の「ぼやき」で述べた通り。朝食は半分にカットされたバナナ、牛乳そしてサンドウィッチだったが、それらを私と一緒にセットしていたママさんが、「子どもの頃、給食でバナナが出た時、そのバナナにシールが貼ってあるのを見て『やったぁ〜! 当たりだぁ〜っ!』とか言って大騒ぎしている子がクラスに1人はいましたよね?」と語りかけてきた。そういえば、そういうヤツが私のクラスメイトにもいたなぁ…と思い出した。
私とペアのママさんが、「では、サービスで…」と、息子の座る席にシール付きのバナナをセットしてくれた。
「いただきます!」の大合唱の後、朝食の手伝いを済ませた保護者も同じものを食すことに…。数分後、「あぁぁぁぁぁぁ〜っ! 先生〜っ! (バナナに)シールが貼ってある〜っ! シール! シール!」とはしゃぎ回って園児の声が聞こえてきた。「あぁ、やっぱりバナナのシールで大騒ぎする子がいるんだなぁ…」と思いながら声のするほうを見てみたら…。
声の主は、我が息子だった。
その後、保護者席の会話が途絶えたのは言うまでもない。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
私の夏休みは9月に入ってもしばらく続く(見込みではある)が、息子は25日(火)から始まった幼稚園の夏期保育が明日で終わるので、正式には明後日から新学期…。
猛暑というレベルでは表現できないほどの暑さが去って、新学期の到来…。
30日(日)更新