2015年8月のぼやき



8月5日(水)

とっくに8月に入っているのに、前期末試験の採点やら何やらで「ぼやき」の更新に時間がなかなか取れない有様…。このままだと「重病説」が流れてしまいそうなので、とりあえずの更新。

後日、ここ数日の流れをまとめて更新予定。


8月15日(土)

今日の午前中、よううやっと前学期末試験の採点と成績処理が終了した。とはいえ、追再試験が控えていたり、成績評価に関する異議申し立てなどもあるだろうから、全ての処理が終了したとは言い難いのだが…。

とりあえず、これで心身ともに少しはリラックスできるかも知れない…。


【8月の回顧録 その1】  8月3日(月)〜8日(土)の話

今月は「ぼやき」の更新に手が回らない…という、未だかつてないほど更新頻度が低くなっているが、特に3日から8日までは多忙極まる1週間だった。

このところ、各大学・学部でカリキュラムが大幅に変更されていて、今まで通年開講されていた講座がセメスター制に移行され、シラバス作成のみならず成績処理においても例年以上の苦労が…!? セメスター制と言っても、下記の2パターンがある。例えば、今まで通年4単位科目だったものを例に挙げると、

という感じである。

特に厄介(?)なのが、(2)のパターンである。講義の回数や内容は例年通りだとしても、試験の採点回数(件数)が倍になるワケである! セメスター制に移行する科目が増えた関係で夏の業務が激増し、加えて今年の猛暑で作業能率が低下…。

そんな中、妻の勤務先にボランティアで音楽指導に行ってきた。

妻の勤務先は、小学生から高校生までのデイケアサービス。夏休みの間は毎週「○○週間」とテーマを決め、それに合うイベントを実施していた。そして、8月の最初の週は「音楽週間」が企画されたのである。

先月、音楽週間について打ち合わせがあった際、私が弾く楽器はギター…、それもエレキギター限定で依頼された。私にとって「ギター」というと、やはりアコースティックギターなのだが、どういうワケか「エレキギターでお願いします!」ということに…。

打ち合わせの際、“テクニックを必要としないで音が出る楽器” を揃えてもらうよう提案を出した。音楽週間の目的の1つは、「みんなで演奏」というものだったのだ。が、ピアノやギターのような楽器では技術習得に個人差が出るだけでなく、上手く音を出せない子どもが「もう、やらないっ!」と投げ出してしまうことも考えられるため、私が弾くギターに合わせてタンバリンやカスタネット、マラカスを鳴らしてもらうことにした。

さらに、妻と私(および施設長さん)は「週3日程度のボランティア」というような状態をイメージしていたのだが、音楽週間を企画した職員さんが「出来たら、月曜日から土曜日まで、毎日!」と懇願してきたため、“妻の立場” を守る意味も込めて了承した次第。

8月中、妻は9時から17時まで勤務に入り、音楽指導は14時から…ということで、音楽週間の期間中は13時過ぎに息子を幼稚園の預かり保育に連れて行き、そこから歩いて妻の勤務先へ移動…。妻の勤務先は、幼稚園から徒歩で2分ほどの場所にある。毎日早めに施設入りし、ギターのチューニングや演奏曲目の確認をし、万全の状態(?)で音楽指導にあたったつもりである。

音楽指導中ギターは私、司会進行および踊り(振付)指導が妻…と、夫婦でステージに立った。最終日は幼稚園の預り保育がお休みだったので、息子もステージに立つことになり、子どもたちから「家族そろって、しあわせ〜っ!」などと言われていた。

オープニングに『キラキラ星』をみんなで歌い、ケロポンズの『エビカニクス』をみんなで踊って盛り上がる…というのは固定メニューとして、あとは基本的に日替わり曲あるいはリクエスト曲を演奏することにした。引っ込み思案の子もいて、リクエストしたい曲があるのになかなか言えず、モジモジしていたり…。そんな子に職員さんたちがそっと促すと、恥ずかしそうに「アンパンマン…」「ドラえもん…」「ピタゴラスイッチ…」などと声が上がる。それらの曲のイントロを私が弾いてみると、子どもたちの目がキラキラ輝き出して…。

デイケアサービスゆえに子どもたちのラインナップや人数は毎日変動があり、そのたびに内容変更などアドリブで対処しなければならない場面も多かったが、15年ぶりにギターを持って “ステージ” に立てたこともあって、私にも楽しい1週間となった。

ワケあってギターを弾くことを封印していた私だったが、毎日ギターを弾いていた頃を思い出し、1日ごとに指の動きが以前のように戻っているのを実感するたびに、再び音楽への情熱も戻ってきているような気がした。

妻、息子そして妻の勤務先の職員さんたちへの感謝はもちろんのこと、音楽週間を一緒に過ごさせてくれた子どもたちへも感謝感謝である。

18日(火)更新


【8月の回顧録 その1】 の “こぼれ話”

3日(月)、私が子どもたちの前に作られたスター時に立った時、子どもたちが私の持つギターを見て、「あっ、穴がない!」と叫び(?)始めた。今までも施設の職員さんがギターを弾いて聴かせることがあったらしいが、その方が弾いたのがエレアコで、形状的にはアコースティックギターそのものだったため、「ギターには穴が空いている」という認識が強かったらしい。

ちなみに、アコースティックギターにある穴は「サウンドホール」と呼ばれる。

エレキギターの場合、サウンドホールの代わりにピックアップが内蔵され、弦の振動を電気信号に変換してアンプで出力する。子どもたちの反応が予想外だったので、最初にエレキギターの原理について簡単に説明した。

さらに、エレキギターならではの演奏方法を披露しようと思い、数種類のエフェクターをつないでおいた。持参したアンプにもオーバードライブディストーションの機能は内蔵されているのだが、面白い音を聴かせてあげたかったので、デジタルディレイフランジャーなどをつないてみた。

デジタルディレイのレベルをかなり上げて、『カエルの歌』を一人輪奏してみたのだが…。電気の供給源(すなわち、コンセント)からの電圧が下がっていて、エフェクトが機能せず。フランジャーは何とか機能したものの出力時のパワーが不足気味で、面白企画は失敗に終わる。

子どもたちの戸惑った顔と、私の背中の変な汗…。

リハーサルでは何の問題なくエフェクトがかかっていたのだが…。あとで妻から、「この施設でのイベントは、念入りに準備したハズのことが、なぜか動かなくなったり…」と聞かされる。よって、2日目からはエフェクターを持参せず、アンプに内蔵された機能のみを使用することにした。

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ギターをケースに入れて会場入りした私に、子どもたちが毎日のように群がってきた。そして、ギターケースを触ったり、「これ、何?」と聞いてきたり…。さらに、音楽指導を受けた子どもの中には「オレもギター、やろうかな?」などという声も…。

曲と曲の間に、ディストーションを効かせてロックンロール調のコード進行を披露したり、ベンチャーズのような「テケテケ」を聴かせてみた。すると、思いのほか「テケテケ」への反応が良く、ある曜日の音楽始動時は曲間に必ず「テケテケ」をやるハメに…!?

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そして、我が息子もギターに目覚めてしまったらしい。

19日(水)更新


【8月の回顧録 その2】  8月10日(月)〜15日(土)の話

私には「休息」というものは与えられないのか? それとも似つかわしくないのか?

9日(日)の晩から試験の採点に取りかかり、10日(月)午前3時を過ぎたあたりで一旦作業を終了して就寝した。その時は、キチンと私の携帯電話が動いているのが確認できた。しかし、数時間後に目覚めた私が見たものは…。人間に例えるなら「高熱に冒されて意識を失っている」というような携帯電話だった。

電源は落ちていて、もちろん画面は真っ暗! 電源を入れようとしても、倦怠電話はウンともスンとも言わない…。カスタマーセンターに連絡すると、「バッテリーに問題があるか、あるいは本体に問題があるか、現時点では確認できない」とのこと。妻と私は同じ機種を使用しているのだが、この時点で妻は仕事に出掛けていて、同じバッテリーは家にない。そこで、アチコチのショップに電話でバッテリーの在庫確認をしてもらい、市内のとあるショップに在庫があることが判明した。

息子と一緒にショップに出向き、事情を説明し、新品のバッテリーを私の携帯電話に装着した。が、私の携帯電話はウンともスンとも言わない…。要するに、本体の異常によって電源が入らない…ということが判明したのである。ショップの店員さんが言うには、「おそらく、過充電で携帯電話本体が発熱し、基板が傷んだのではないか」ということ。修理を依頼しようにも、「お盆休みに入ると工場が休業してしまうため、通常ですと(修理は)2週間程度で済みますが、おそらく今の時期は4週間程度かかるかと…」とのこと。おなけに、修理に出している間には「おサイフケータイ」が一切使用できなくなり、メモリも初期化されるため、データの移行が出来なくなる…という弊害もある。

その日は何の依頼もせずに帰途についた。

帰宅して、以前(機種変更前に)使用していた端末にUSIMカードを入れ替え、最低限の機能は使用できるようにした。

翌11日(火)、家族そろってNARUTOの最新映画を観に行った。クライマックスが近づいた頃合いで、息子が「トイレ!」と言い出した。すでに公開初日にこの映画を観ている妻が息子を連れてトイレに向かったが、少々パニック状態(?)に陥っていた息子が大量のポップコーンを床にぶちまけてしまい…。

映画鑑賞後、アチコチのショップに電話をかけて私の携帯電話と同機種の在庫があるかどうか確認する。良く利用するショップに在庫があったので、取り置きをしてもらう。修理をしている時間的余裕がないので、同じ機種を「機種変更」という形で入手するつもりになったのだが…。ショップの店員さんに事の次第と前日の話をすると、「お客様のお使いになっている機種のメーカーさんは、お盆休みがないハズですが…」とのことだった。さらに、「同機種を新品で購入するより、中古機種を入手したほうが…」などと、親身になって解決策を講じてくれた。が、最終的には機種変更という選択肢を採用することになった。

ただ、最近の機種変更は楽になったものである。機種が同じだということもあるが、とにかく前に使用していた端末の設定情報もSDカードに記憶させられるので、全てとは言えないがある程度の設定は元通りになる。データや設定のバックアップは定期的に取ってあったので、最終的には8割以上の作業はSDカードの入れ替えだけで事足りた。

ただし、残りの2割の作業に2日以上かかったが…。

とりあえず、予想外の出来事に振り回されたものの、15日(土)までに前学期の単位認定に係るほとんどの作業が終了した。

30日(日)更新


【8月の回顧録 その3】  8月17日(月)〜29日(土)の話

前学期の単位認定の係る作業が概ね終了したこともあって、肉体的には楽な状態に…。時間的な余裕も生まれたので、他の作業に着手(?)することも出来るようになった。

20日(木)は、日本教育福祉学会の分科会(研究会)参加…ではなく司会を務めるため、日本大学文理学部へ。

29日(土)は、私が所属する研究会の会合があったため、都内へ。

とりあえず、この2週間は “教員” としてよりも “学者” としての作業が増え、それが自分にとっても良い刺激になるのである。

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ランドセルと息子来年はいよいよ小学生になる息子のために、私の両親がランドセルを購入してくれた。

事前に息子と二人でランドセルの “下見” をしたのだが、たくさんのランドセルの中から脇目も振らずに息子はある1つのランドセルにダッシュ! そして、それを手に取り、背負ってしまった。それ以外のランドセルも勧めてみたが、全く興味を持たず。

私の両親と一緒にランドセル売り場に訪ねた時も、初志貫徹状態…。とにかく、他のランドセルには目もくれない息子…。

よっぽど気に入ったのか? はたまたガンコなのか?

30日(日)更新


【夏休みの回顧録】

かき氷にご満悦の息子我が家の近所では、8月中に盆踊り会が2回行われる。

上旬に近所の公団の、下旬に自治会の…と、盆踊り会のお知らせが掲示されると「8月に入るんだなぁ…」という想いと「もう、8月にお別れを告げる時期になったんだなぁ…」という想いがよぎる。そして、踊り大好きの妻と息子の血が騒ぐ…というのが、夏休みの恒例である。

息子も6歳になって踊りの覚えも良くなり、妻も先月の幼稚園での盆踊り会に合わせて浴衣を新調したこともあり、今年の盆踊り会は二人の気合いの入り方は違っていた(ような感じだった)

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これは今月ではなく先月の話なのだが、幼稚園でのお泊まり会の時のことを…。
お泊まり会の朝食
私が朝食の手伝いのため6時過ぎに幼稚園に向かったことは、先月の「ぼやき」で述べた通り。朝食は半分にカットされたバナナ、牛乳そしてサンドウィッチだったが、それらを私と一緒にセットしていたママさんが、「子どもの頃、給食でバナナが出た時、そのバナナにシールが貼ってあるのを見て『やったぁ〜! 当たりだぁ〜っ!』とか言って大騒ぎしている子がクラスに1人はいましたよね?」と語りかけてきた。そういえば、そういうヤツが私のクラスメイトにもいたなぁ…と思い出した。

私とペアのママさんが、「では、サービスで…」と、息子の座る席にシール付きのバナナをセットしてくれた。

「いただきます!」の大合唱の後、朝食の手伝いを済ませた保護者も同じものを食すことに…。数分後、「あぁぁぁぁぁぁ〜っ! 先生〜っ! (バナナに)シールが貼ってある〜っ! シール! シール!」とはしゃぎ回って園児の声が聞こえてきた。「あぁ、やっぱりバナナのシールで大騒ぎする子がいるんだなぁ…」と思いながら声のするほうを見てみたら…。

声の主は、我が息子だった。

その後、保護者席の会話が途絶えたのは言うまでもない。

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私の夏休みは9月に入ってもしばらく続く(見込みではある)が、息子は25日(火)から始まった幼稚園の夏期保育が明日で終わるので、正式には明後日から新学期…。

猛暑というレベルでは表現できないほどの暑さが去って、新学期の到来…。

30日(日)更新


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