2014年6月のぼやき



6月2日(月)

いつの間にか、6月…。「ということは、そろそろ1年の半分が過ぎようとしているの?」と妻が驚いていたが、私の場合は暦を “年度” でとらえることが多いため、「まだ、新年度に入って2か月が過ぎただけ」という感覚のほうが強かったりする。

一昨日は特にお出掛けもなく、息子と二人で近所のドラッグストアで買い物をしたくらい。昨日はららぽーと横浜に出かけ、息子のレインウェアを探していたのだが…。長靴は良いものが見つかったものの、レインコートは「また今度…」ということになった。

今日は、「横浜港開港記念日」である。横浜市立の小学校・中学校・高校および大学は、祝日扱いで休校となる。以前は横浜市営バスや市営地下鉄は休日ダイヤで運行されていた(と記憶している)が、市役所に問い合わせたら「6月2日も、通常通り平日ダイヤでの運行です」とのことだった。

横浜市の記念日であるがために、6月2日を休校とする市内の私立学校も増えている。息子の通う幼稚園も、今日は休園である。そのため、いつものように息子を園に送ってから三島へ…という流れは不要となった。ならば、いつもより朝をノンビリ過ごして…と言いたいところだが、こんな時でないと出来ないことをしようと思い、いつもよりちょっと早めに家を出て、区役所に向かった。

4月に区役所で手続きをした際、「別の書類がととのったら、5月末か6月初頭にご来庁ください」と言われていたのである。早めに家を出た甲斐あって、待ち時間0分で窓口へ…。ところが、話がちっともかみ合わない。用意してきた書類に職員が目を通すこともなく、「まだ、今後の流れが決定されていないので…」ということで、具体的な話もできないのである。結局、今月末に再び区役所へ行かなくてはならない状態に…。

横浜線と新幹線で三島に移動しなくてはならないのだが、昨日までに新幹線のキップ類を購入していなかった私…。駅の自動特急券売機でタッチパネルと格闘している間に、乗る予定だった横浜線が出発してしまった…。次の横浜線でも、定刻運行されてさえいれば新横浜からいつもの新幹線に乗れるのだが、果たして…!?

私の懸念を払拭するかのように、横浜線は極めて通常通りの運行をしていた。心穏やかに、横浜線に乗り込んだ。

新横浜で下車し、上りエスカレータに乗った時、私の前のサラリーマンが不規則な動きをしていた。歩いて上り始めたかと思いきや、再び停止したり、後ずさりしたり…で、前後の間隔が一定化しない状態にあった。そして、後ろ足で私のパソコンバッグを蹴り上げた!

文句の1つや2つ言っても良いくらい私にアドバンテージがあったのだが、朝からギスギスした雰囲気を味わうのは避けたいということもあり、事態を丸く収めるべく私が「すみません!」と謝った。すると、その男、調子に乗り始め、私を睨んで舌打ちをするではないか!? おまけに、エスカレータを降りて私を待ち伏せる。勘違いも甚だしい。が、「社会学は “ケンカをやめさせる学問”」と位置づけ、学生たちにもそのように指導している私が駅構内で乱闘するワケにもいかないので、その男を横目で眺めるだけにして、乗り換え時間の少ない新幹線を目指して移動を続けた。

ふと振り返ると、私を追いかける様子もない。無意識に、横目で睨みつけてしまったか? その男は、私を見て「コイツなら、言い返してこないだろう」「やり返されることもないだろう」とでも思ったのだろう。私を舐めてかかったに相違ない。それならば、下に見た相手から睨みつけられるという予想外の出来事に、引いてしまった可能性もある。

こういう常識外れの生き物は、相手にしないほうが無難…。人間とは「周りの期待に応えて演技できる存在」である。本能のまま生きている生き物をまともに相手するのは、危険度が高すぎる。

新幹線には何とか間に合い、車内で冷たい飲み物を摂取しながらイライラを解消する。国際関係学部入りする頃には気分も転換されていたが、新幹線の車中では「どうやって、今日の出来事を講義に入れ込むか」ということを考えていた私…。

実に、3時限目「社会学」は今日から「問題行動の根源」がテーマとなる! その初回の解説にうってつけのネタが、新横浜で採取された…と思えてきたのである。なのに、いつもより学生数が若干少なかったので、今日は “新横浜での出来事” を講義に取り入れるのをやめた。

今日の講義は、「問題」とは何かを主として考えることにして、“communis(同一性、共通性)をキーワードに解説を進めた。そして、“communis” の具体的理解を助けるために、『クレヨンしんちゃん』の日韓比較を行い、さらに『アンパンマンのマーチ』の歌詞を日韓比較しつつ、社会の違いによって何が問題視される(されない)のかを明示した。

校舎を出ると、いきなり「ムォ〜ン!」と熱気と湿気が私に襲いかかり、軽い偏頭痛が…。新幹線の車内はエアコンが効いていて痛みが鎮まったが、新横浜で下車すると再びムォ〜ン!? バスの時刻まで駅ビルに避難することにした。

それにしても…、このところ猛暑が続いていて、体力をかなり奪われているような感じである。キチンと休息を取り、水分も取って、この暑さに負けないようにしないと…。


6月3日(火)

今日は、往き帰りとも駿府ライナーを利用しての静岡入り。ほぼ定刻に東名江田を出発し、定刻より15分ほど早く静岡駅に到着した。

予定よりも早く清水先生の事務所を訪ねることになったのだが、家から持ってきたハズだった薬をバッグに入れ忘れたらしく、ちょっと早めに事務所を出発し、私はドラッグストアで買い物をしてからバスターミナルへ…。

静岡英和学院大学行きのバスは定刻通りに出発したが、金曜日はこううまくはいかない…。何とかならないのだろうか…?

昨日よりは暑さがおさまるという話ではあるが、それでもなかなか…。暑さは体に容赦なく襲いかかってくる。教室など、まだエアコンが作動していないこともあって、窓全開にする必要があるのだが、強い風が吹くたびにカーテンが舞い踊る有様…。

3時限目「国際関係論」は、今週と来週で「ナショナリズム」について解説する予定。前回までの「グローバリゼーション」に関する内容を念入りに振り返った後、ナショナリズムの概念や特徴を中心に話をする。多少の例は挙げてみたが、具体的な例については次回送り…ということにした。

5時限目「異文化コミュニケーション論」は、今日まで「異文化との出会い」がテーマ。前回の「日本(人)的 “愛”」に関する曲(『あの素晴しい愛をもう一度』と『或る日突然』の2曲)を鑑賞後、今日のメインテーマである「日本(人)的 “共感性”」の解説に入る。そして、日本人の共感性をかき立てるような曲としてトワ・エ・モワの『誰もいない海』と郷ひろみの『よろしく哀愁』を鑑賞し、そして平原綾香の『威風堂々』のPVを上映する。

それにしても…、やっぱり暑さは私から体力を激しく奪い去ってしまい、帰りの高速バスでもほとんど意識不明状態…。明日以降の講義の準備も進めないといけないし、体力のペース配分を慎重にしないといけないような…。


6月6日(金)

このところ、「ぼやき」の更新が出来ずにいたが、別に寝込んでいたワケではなく、仕事に穴を開けたワケでもなく…。ただ単に、サーバにアップする前に息子の “寝かしつけ” などをして、自分もそのまま寝入ってしまった…というのが真相である。

そこで、3日分を一気にアップしておこうかと…。

今日は、朝から雨…。天気予報を信じ、今日はパソコンを持参せずに出講することにした。新横浜から新幹線に乗り込む前、携帯電話に豪雨予報メールが届き、三島あたりではかなりの雨量となるらしいことを知る。天候を警戒しながら静岡に向かうことになったのだが、新幹線が静岡県内に入ると雨が止み、静岡英和学院大学に到着すると日差しが届き、青空さえ顔をのぞかせていた。

1時限目「現代の国際社会」は、前回から「代表的国家体制」の解説に入っているが、好例の “前回の内容確認” をするのにパソコンを持参していないので、前回分のデータをDVDに移したものを再生して対処する。そして、今日のメインである「資本主義」「社会主義(共産主義)」の比較作業に入る。大学でパソコンを借りても良かったのだが、たまには黒板を使うのも良いと思い、英和ではかなり久々に板書することにした。

90分の解説を終え、校舎を出た時も、青空が広がっていた。講師室に戻り、来週火曜日の「国際関係論」の講義用資料の印刷をして、バス乗り場へ移動した。天気は上々で、眼の前の日本平動物園には遠足の幼稚園児が楽しそうにしているのが見えた。バスで東静岡駅に出て、東海道線で静岡に向かう際も、太陽が追いかけてくるほど…。

ところが、新幹線が静岡県を離れた途端、雨雲が空を覆い、車窓に雨が…。その勢いは、終点の東京に近づくほどに増していった。

通信教育部に到着すると、再び豪雨予報メールが…!? 横浜市神奈川区で94mm/hの雨が予想されるという。息子がほとんど埋もれてしまうほどの雨…。幼稚園に迎えに行ったとしても、無事に息子を連れ帰ることが出来るのか、不安が募る。

4時限目「社会学」は、予定を変更して今日で「人間と社会」の解説を一旦終了することにした。最後のテーマは、「生理的早産」。人間が独りで生きてゆけない動物であることを語ることで、今までの解説内容を集約し、さらに来週以降のテーマへの橋渡しをした。

校舎を出ると、雨の勢いは強まり、傘に強い衝撃が…!? 急いで水道橋駅に行き、新幹線を経由して幼稚園へ急ぐ。ちょうどバスが幼稚園の最寄りバス停に到着した時、シャレにならないほどの強雨となり、その瞬間に横浜市に大雨警報が発令された。

息子を引き取った時の雨量は、相当なものだったと思う。幼稚園の雨樋が機能せず、アチコチで打たせ湯のような状態になっていた。幸い、バス停に戻ってすぐにバスがやって来たが、バスを降りて家まで徒歩で戻る時には道路が “氾濫した川” のようで、足の踏み場もないような有様だった。

明日は出講日ではないが、母校の同窓会に出席する予定なので、またしても雨の中を歩くことに…。


6月7日(土)

今日は、我が母校・日本大学藤沢高等学校の同窓会に出席した。昨日から懸念された天気は、予報通りの荒れ模様…。しかし、年に一度の開催である同窓会総会や懇親会が母校や同窓生のつながりを強めてくれるという想いから、雨にも負けず六会を目指した。

以前も述べたと思うが、私が高校に通っていた頃、そのもより駅の名前は「六会」だった。それが、日本大学生物資源科学部(当時は農獣医学部)と藤沢市の地域共同開発の果てに駅名が「六会日大前」となり、駅および周辺の姿が一変してしまった。よって、駅に降り立っても毎年オロオロ迷い、同窓会の会場となる生物資源科学部のキャンパス内を歩いていても道に迷う有様。

それでも、駅をちょっと離れた所には “あの頃” の面影が残っていて、「帰ってきたなぁ…」という気分になる。

学生時代、私は横浜市南区に住んでいた。当時の自宅から高校へは、まずバスか徒歩でJR(当時は国鉄)保土ヶ谷駅へ行き、横須賀線で戸塚に出て、そこで小林さんと合流し、東海道線で藤沢へ…。そして、小田急線に乗り換えて六会…という通学方法をとっていた。現住地から六会に向かうのに、横浜に出て東海道線と小田急線を乗り継いでも良いのだが、たいていの乗り換え案内サイトで検索をかけると、横浜線で長津田に出て、田園都市線で中央林間、小田急線で六会日大前…というルートを推奨してくる。たしかに、そのほうが乗り換えは楽で、時間もかからないようである。

昼前、家族そろって家を出た。妻と息子は同窓会に参加しないが、雨降る中を出かけなくてはならない事情があった。数日前から息子の体のアチコチに “とびひ” が見られるようになり、特に顔の痂皮はどんどん悪化していった。そこで今日、皮膚科を受診させることにしたのだが…。その皮膚科で、息子のクラスメイトとバッタリ遭遇!? そして、その子と息子の症状が全く同じという状態であることを知った。部位も一致…。もしかすると、幼稚園で園児どうしで伝染してしまったのか? はたまた、とびひのある子が触ったオモチャ類を別の子が触り…というように感染してしまったのかも?

しばらく妻と息子と一緒に皮膚科内にいたのだが、「そろそろ(日大藤沢に向けて)移動しないと…」という時間が来てしまい、受診は妻に任せ、私は鴨居駅から横浜線に乗り込んだ。が、どうもダイヤが…。大雨の影響で、微妙にダイヤが乱れていたのである。長津田に到着する直前、「大雨のため、長津田より淵野辺までの間は、速度を通常より落とした状態で運行いたします。そのため、到着時刻に遅れが生じますことをご了承くださいますようお願いします」という車内アナウンスが入った。

私は長津田で下車し、田園都市線に乗り換えたが、今度は中央林間で小田急線が…。片瀬江ノ島行きが遅れてやって来たのだが、「大雨のため、大和までは速度を落としての運行となります」という車内アナウンスが…!?

今回の雨の猛威を思い知る。

六会日大前で下車し、同窓会の会場となる生物資源科学部へ歩くが、どうも様子がおかしい…。いつもならキャンパス内に案内板が立ち、ピンク色ののぼり旗が「これでもかっ!?」というくらいに立てられているのだが、それらが一切ない! おまけに、キャンパス内の工事のために通行止めの箇所があり、思うに任せぬ状態…。大先輩方が「本当に、同窓会あるのかねぇ?」「今年は、何にも案内が出ていないじゃないか!?」と少々困惑気味…。

それでも、無事に会場入り。14時からの総会にのぞんだ。総会は予想通りの順調ぶりで、わずか25分で全議題が承認された。そのため、かなり早めに懇親会に入ることに…。今年の同窓会も同期はほとんどおらず、なのに懇親会では先輩方から話しかけていただき、貴重な情報も聴かせていただいた。その中で、私のクラスメイトの現在なども知ることとなり、例年とは違った感じがした。

いつものことながら会がお開きになる頃は少々(?)酔っているため、“酔いを覚ます” のと “乗り換え回数を減らす” ことを目的に、六会日大前から湘南台に出て横浜市営地下鉄に乗って帰るのが常である。こうすると、片倉町からバスに乗り換えるだけで家に戻れるのである。乗り換えは楽だが、時間はかなりかかる。ところが、今日は大雨警報が解除されないため、往きのルートをそのまま戻って家に帰ることにした。

今や、高校だけではなく中学校も併設されている我が母校…。来年度からは小学校が開校することになっている。私が在籍していた頃には考えられないような “進化” を遂げている我が母校に栄光あれ!


6月10日(火)

このところ、「ぼやき」の更新が不定期化しているような…というよりも、毎日キチンと更新できているほうが奇跡に近いのかも知れないと思う今日この頃。ただ、「毎日、ちゃんと更新しろ!」と誰かに頼まれているワケではないものの、更新が滞ると「どこか、お体でも悪いのでしょうか?」などと心配されてしまうこともあり、それがモチベーションアップという状態だったのかも…。

で、実際のところ、私の体調はかなり悪かった。仕事に穴を開けるほどではなかったが、全身の痛みが激しく、睡眠時に何度も痛みで目が覚めた。なのに、激しい疲労感まで襲ってくる…。昨年末から左足に激痛があったが、これが一向に鎮まらず、かえって痛みが増すばかり。さらに、右足にも痛みが “転移” してきた。先週からは上半身にも痛みが…。肩、腕、背中などの痛みが私を苦しめていた。

が、耐えられないような痛みでもないため、しばらく様子を見て、どうしようもなくなったら医師の診断を仰ぐことにしようと思っていた次第。

とりあえず、昨日と今日の「ぼやき」を…。

そして、今日の「ぼやき」。

昨夜は息子の寝かしつけのために21時半頃にフトンに入り、そのまま寝入ってしまった。が、前述の通り夜中に何度か目を覚ます。そのたびに、体の違和感を何とかしようと体の向きや位置を変えてみる。

8時間以上はフトンに入っていたのに、何ともスッキリしない状態で朝の5時半を迎えた。気力で起きようにも、体が痛くて動かない…。それで、這うようにフトンを出て、とりあえず居間に移動する。居間でボ〜ッとしている間に体が徐々に動かせるようになり、身支度にとりかかる。

6時半前、家を出た時には青空が広がっていた。バスと横浜線、田園都市線を乗り継いで江田で下車した時、空気のちょっとした変化を感じた。東名江田を定刻通り出発した駿府ライナーが静岡県に差しかかった頃、激しい雨が降り出した。バスのフロントガラスを叩きつける雨に、ワイパーは無力化状態!? しかし、足柄サービスエリア付近で雨はスッカリ止み、その後は雨が降っていたことさえ忘れてしまうほどの状態に…。

東名高速も一般道も渋滞せず、静岡駅には予定より10分近く早く到着。そして、予定よりも早く清水先生の事務所を訪ねることとなった。清水先生に体の痛みについて話をしたところ、血流に問題があるのでは…という、1つの仮説が出た。なるほど、血の流れが滞れば、筋肉の痛みが引き起こされる。もしかすると、それが原因なのかも…。

適度なマッサージで血流を促しつつ、静岡英和学院大学入り。

3時限目「国際関係論」は、本当は今日で「ナショナリズム」の解説が終了させるつもりだった。が、ナショナリズムの傾向が強い国家に見られる情報の「フィルタリング」について語った後、その具体例としてWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に関する韓国での報道を取り上げた際、あまりにもリアルな解説をしてしまったため、講義時間が…!? こうなることを予期して、来週は今日の講義で再生できなかったDVDやCDを紹介することにしてあるのだが…。

5時限目「異文化コミュニケーション論」は、今日から「コミュニケーション」に関する解説である。今週と来週は「コミュニケーションの構造」として、基本的な話に終始する。今日は、コミュニケーションの語源、本質的な意味、流れなどを総合的に説明する。

今日の帰りは、いつもよりちょっと遅めのバスで静岡駅に戻ることにした。そして、18時半過ぎのひかり号で帰途に就いた。体調のことを考えて、今日の帰りは高速バス利用を避けたような形になった。ひかり号だと、静岡〜新横浜間がたったの45分! そして、20時前には家に到着した。駿府ライナー利用より、2時間ほど早い帰宅である。

この頃には、上半身の痛みがだいぶ和らいできていた。清水先生に教えていただいたマッサージ方法や呼吸法の結果が出始めてきたようである。

この調子で、明日以降も頑張れそうである。


6月12日(木)

昨日の「ぼやき」から…。

昨日の朝、息子を幼稚園に送っていく時、雨が降り始めていた。とりあえず、息子にレインコートを着せて家を出た。が、雨の勢いは思ったほど強まらず、歩行ピッチを落とすことなく幼稚園に向かえただけでなく、幼稚園から三島への足取りも順調だったため、月曜日と同じく “幼稚園を出て、わずか45分” で三島に到着した。

雨脚は強まっていたが、すぐに国際関係学部北口校舎には向かわず、南口に出て、JR東海ツアーズぷらっとこだまの予約を入れ、それから大学入りすることにした。

雨のせいか、駅前も校舎内も寂しい雰囲気…。活気が薄れていると、いつもの調子がなかなか出ず、何となく落ち着かない…。そして、3時限目「社会学」は、講義開始1分前までに集まった学生数が少なく、講義が成立するか不安になったが、始業チャイムと同時に学生が次々と現れ、何事もなかったかのように(?)講義開始!

講義は、「問題行動の根源」の4回目。前回解説した「根源」の部分を膨らませつつ、「罪」とは何かを考えてみた。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

とりあえず、ここから今日の「ぼやき」に…。

詳細は後述するが、昨日から今朝にかけて横浜は激しい雨に見舞われ、私が家を出た5時半過ぎもまだ雨の勢いは衰えていなかった。昨日の天気予報では「13日の雨は朝までで、昼までに回復する」ということだったが、台風の影響か予報通りの天気にはならず、「今日は一日中傘が手放せない天気」だとか「夕方までは強い雨が降ることもある」などといような予報に変わっていた。

たしかに、私が松戸歯学部に到着するまでは、強弱の差こそあれ雨が止む気配は無く、風まで吹いてきたため、松戸駅でバスを待っている間に髪の毛がビショ濡れ…。

かなりの苦労と苦悩と闘いながらの大学入り…。気温が下がらずにいたのが、唯一の救い。

1時限目「社会学」は、日本人や日本社会に関する解説の3回目。「日本(人)的 “和合”」について、その特徴である「全体への奉仕」「満場一致」などから解き明かす。

法学部への移動中に雨が弱まってきたものの、神保町から大学までは傘をささずに歩くのが困難な状況…。

3時限目「社会学」は、前回から開始した「人間関係の諸相と構造」の解説の続き。今回は「Human Being」と「Supreme Being」の関係性からの説明を中心に話を進めることにした。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

昨日も今日も、仕事の後で息子を幼稚園まで迎えに行き、家と逆方向の鴨居駅にバスで出た。特に昨日は買い物の途中で横浜地方に大雨警報が発令されたため、帰りに散々な目に遭った。ジャンプ傘の骨は折れるは、息子が濡れないように気をつけていたため自分が荷物もろともビショ濡れになっていたことに気がつかなかったり、パソコンバッグがずぶ濡れ状態になり、あわやパソコンに浸水…という一歩手前までいったこと…などなど。

昨日は16:45に息子の皮膚科受診の予約を入れていたのだが、予定よりかなり早く到着してしまい、「雨降る中で時間を潰すのも…」と思って早めに診察券を出すことにした。運良く、息子より前に予約を入れいてた患者さんがまだ来ていなかったため、すぐ診察室に通された。息子のとびひは、顔面については薬の塗布は不要となったが、それ以外の部位はまだまだ薬を塗布するよう指示される。そして、次の受診の予約を入れ、病院を出た。

昨日と今日、2日連続で同じスーパーで買い物…。そのたびに、息子が乳酸菌飲料の試飲販売の前でニマ〜ッと笑い、「飲みたいなぁ…」と販売員さんに聞こえるようにつぶやいていた。「ぼうや、飲んでみる?」と販売員さん…。これを2日連続で実践した息子…。そして、2日連続で乳酸菌飲料を購入することになった私…。「こちら、期間限定のピーチ味になります!」という販売員さんの声に、昨日も今日も息子は「じゃあ、ピーチ味…」と同じものをセレクトしてしまった。

2日連続なのだから、昨日とは別の種類(味)のものを選べば良いのに…と私が促しても、「ううん、これでいいの!」と、セレクトを変更しない息子…。「お前は、本当にブレないなぁ…」と息子に声をかけながら、昨日と同じものを買い物カゴに入れる。すると、「お父さんはどれにするの?」と、息子が尋ねてきた。私は昨日と違うものをセレクトしようと思っていたので、「お父さんは、白ブドウ味にするよ!」と答えると、「お父さんも、ピーチ味にしてよ!」と息子…。「お父さんも昨日はピーチ味を飲んだから、今日は白ブドウ味にするよ!」と返答すると、「でも、ピーチ味もおいしいよ!」と、販売員さんになり代わって期間限定ものを勧めてくる息子…。

そんなやり取りを黙って見ていた販売員さんが、

お父さんも、ブレないですね!

と、一言…。

親子して、何をしていたんだか…!?

明日も、私が息子を幼稚園まで迎えに行くことになっている。明日こそは、まっすぐ家に帰ろう…と、心に決めたのであった。


6月13日(金)

今日は久々に太陽のパワーを感じたが、ちょっと油断していると激しい雨や雷が…!?

新幹線を静岡で下車し、バスターミナルで静岡英和学院大学行きのバスを待っていたら、定刻通りではないにせよ予想より早くにバスの姿が見えた。さらに、いつもならバスターミナルから国道に出るのに5分以上かかるところ、ほんの2分程度で国道へ…。その後も渋滞などに惑わされることもなく、バスは定刻より “たった” 5分遅れで大学に到着した。

1時限目「現代の国際社会」は、「代表的国家体制」の解説がまだまだ続く…。今日は「民主主義」「専制主義」「独裁主義」の比較が中心。「民主主義的に思えているものでも、実は専制主義的だったり独裁主義的だったり…ということもある」という現実を、具体例をふまえつつ説明する。

講義後、教員室で早めのお昼をとり、バスで静岡駅へ…。晴れてはいるが、空気がやけに湿っているのがわかる。新幹線に乗るまでに雨は降らなかったが、都内に差しかかると雨が…。そして、窓から「カツンコツン」という音が…。雨ではなく、雹だったような…。

東京で新幹線を降りると雨は小降りになっていたが、青空が広がり、お日様も顔を出していた。水道橋で下車した頃にはすっかり雨は上がっていたので、傘を一度もささずに通信教育部に到着した。

今日から通信教育部の「社会学」も新たなテーマである「人間関係の諸相と構造」に入るため、講義用資料を編集、印刷して、講義の展開をジックリ確認し、4時限目の始業前に教室入りし、パソコンのセッティングにあたることにした。そして、解説内容は「Persona論」が中心…。

今週全ての講義を終えたという安堵感も束の間、すぐに校舎を出て水道橋駅へ急ぐ。東京からは新幹線で新横浜までショートカットし、息子の待つ幼稚園へ…。今日は半日保育だったため、延長保育はかなり長時間となっていた。それでも、先生方やお友だちと一緒に仲良く過ごしていたらしい。親がいなくても、それなりにちゃんとしていられるらしい息子…。その成長ぶりに、少し嬉しくなる。

長時間の延長保育でお腹がペコペコになった息子を連れて、家とは逆方面行くバスに乗り込んだ。今夜も妻の帰りが遅くなるので(仕事のピークを迎えるらしい)、息子と二人でファミレスで夕飯…。久々のファミレスに、息子のテンションも上がっていたが、それ以上に出された料理を全て平らげるパワーの凄さに、「本当にお腹が空いていたんだなぁ…」という現実と、「親に手伝ってもらわなくても、シッカリ食べられるようになったなぁ…」というパワー全開ぶりに、驚くやら嬉しいやら…。

いつもならまったりと金曜日の夜を過ごせるのだが(息子も、いつもなら多少の夜更かしが許されるところだが)、我が家の1週間は、まだまだ終わらない…。


<父の日2題> 6月14日(土)・15日(日)

6月15日は「父の日」である、ということで、我が家でも関連イベントが…。

14日(土)は、息子の幼稚園で「父の日保育参観」が行われた。雨天の場合は単なる参観になるところだったが、今が梅雨であることを忘れさせるような好天に恵まれ、父の日運動会が開催された。

9時からの開会式に引き続き、園歌にディズニー体操に…とプログラムが進む。昨年は、息子が水疱瘡やら何やらで通園できない期間があり、練習不足のためになかなかお友だちと同じように体操できずにいたものだったが、今年の息子には余裕が感じられた。

運んで運んでおっとっと年少さんから年長さんまで、それぞれの学年ごとに親子レースが行われた。年中さんは「運んで運んでおっとっと」というレース。テープでネット状にされているフラフープの上にボールを載せ、それを親子で落とさないように運ぶのだが、これがなかなか盛り上がる。

息子も手順を熟知していて、「お父さん、もしボールを落としちゃったらボクが拾ってきてあげるからね!」などと頼もしい発言まで飛び出した。どの親子もハデにボールを落とすようなこともなく、それがまた競技を盛り上げる…。

そして、昨年と同じく息子のクラスは3クラス中2位…。

親子ダンスの後でハグ!年長さんの鼓笛隊をはさんで、今度は親子ダンス。『汽車ぽっぽ』のアップテンポバージョンで踊るのだが、知っている曲ゆえにテンポが変わるとなかなかメロディと体が連動せず、お父さんたちもアタフタ…。それでも、子供たちと一緒に体を動かし、ダンスの最後には「お父さん、お子さんをギューッとしてあげてください!」という先生の発声とともに園庭ではハグ大会! そして、高い高い合戦…。

運動会のクライマックスは、園児たちからのプレゼント! 園児たちが、園でお父さんのために…と作成した手作りのプレゼントが手渡されると、場の雰囲気が一気に変わる。そして、「パパの歌」…といっても「昼間のパパは〜♪」ではなく、『すてきなパパ』という歌の大合唱である。

運動会終了後は、教室で園児たちの作成した絵画や文字の練習帳などを見せていただいた。年少さんの時とは違って、年中さんともなると4月の段階で “それなりに” まとまりのあるものを作成できるようになっている。我が息子の成長には多少の不安があったが、出来上がった作品を見ていると「あんまり心配しなくてもいいかなぁ…」と思えてきた。

15日(日)は「父の日」本番であるが、私はすでに運動会で息子からたくさん感謝してもらえたので、15日はプレゼントを持って実家を訪ねた。弟夫婦も参加し、久々に家族勢揃い! 私が親孝行するよりも、むしろ息子が孫孝行しているような状態だったが、それも1つの親孝行の形…ということで。


6月16日(月)

「本当に、梅雨なのか!?」と思えるほどの天気…。お日様のパワー全開ではあるが、湿度も高く、ちょっと歩いただけで体力の消耗度が激しくなる。

今日、息子は土曜日の運動会の代休…。そのため、いつものように息子を幼稚園に送っていく必要がないので、朝はのんびり…。家からバスで新横浜に出て、いつもより1本遅い新幹線に乗って三島に行こうと思っていた。が、未明に目が覚め、昨夜寝る前に準備した資料が足りないということに気づき、いつもよりは家を出る時間は遅かったものの、結局いつもの新幹線に乗ることになった。

国際関係学部に到着後、急いで資料の作り直し(再編集)に取りかかる。大学のパソコンにUSBメモリを挿し、資料の手直しをしたのち、あらかじめ大学に置いておいた資料と “合わせ技一本” で新しい資料に作り替えた。

3時限目「社会学」は、今週の2コマで「問題行動の根源」を終了させる予定。そして、今週は2コマとも視覚に訴える時間を多く取りながら解説する…という目論見。今日は「アノミー」をテーマに話を進め、『ひなちゃんの日常』や『インド夫婦茶碗』などをもとに現実的な状況を理解してもらうことにした。

仕事帰りに新横浜あたりで買い物しようかと思っていたのだが、妻からのメールで息子の体調が今ひとつであることを知らされ、寄り道せずに帰宅することにした。

家に帰ると、息子が真っ赤な顔をしていた。どうやら、土日(そして、その前から)に頑張りすぎてしまったらしく、微熱が…!? 念のため小児科にかかったのだが、大したことはなかったらしい。

小さな体で、暑さと湿度と闘って、ちょっと疲れてしまったのかも知れない。とりあえず、しばらく無理をさせないように気をつけなくては…。


6月17日(火)

相変わらず、雨が降らない…。そして、それなのに湿度が高く、暑さが厳しい。おまけに、夜中に地震が…!? シッカリ睡眠を取れないまま、朝を迎えた。

頭が半分働いていないような状態で身支度を整えていたので、電気シェーバーで口の周りを切ってしまう有様。同じ所を何度も何度も剃ろうとして、カミソリ負けを起こしていることにさえ気づかなかった私…。

6時半前に家を出て、バスと電車を乗り継いで江田へ。最近、東名江田バス停に行くのに “体の負担が少ない道” を選んで歩くようにしているため、あざみ野駅から歩くよりも高低差の少ない江田駅からのルートをとることが多い。ただし、帰りは急行停車駅であるあざみ野のほうが電車の本数が確保できるので、坂の上がったり下りたりを覚悟するのだが…。

今朝の駿府ライナーは、運転手さんのこだわりなのか “全てのバス停に定刻到着” を徹底した走行だった。私が乗車する東名江田より先は降車専用バス停なので、予定より早くに通過しても何ら問題がないのだが…。それでも、運転手さんは速度を微調整しつつ全てのバス停を定刻通りに通過した。

休憩箇所となる足柄SAで、三中元克氏を発見する。『めちゃ×2イケてるッ!』の出演者にしてめちゃイケSAの支配人である。ファン(?)と思しき女性に話しかけられていたが、彼は淡々と自分仕事を優先していた。

静岡駅にも定刻通りの到着…。10時半前に清水先生の事務所に到着すると、先生が緑茶を冷たくして用意しておいてくださった。渇いたノドに染み渡る緑茶の清涼感…。

静岡英和学院大学入りしてすぐ、準備し忘れていた講義用資料の印刷に取りかかる。出来上がりと同時にお弁当…。食後はパソコンを起ち上げ、今日の講義用にパワーポイントの再編集…。慌ただしい昼休みである。

3時限目「国際関係論」は、前回までの「グローバリゼーション」「ナショナリズム」の解説内容をより一層理解してもらうため、CDや画像を用いての解説。冒頭で前回までの講義内容を簡単に振り返り、中国語で表記された「飲料名」に関する小テストを実施し、グローバリゼーションとナショナリズムの実際的な位置づけを再確認する。そして、『釜山港へ帰れ』や『カスマプゲ』に見られる日本のナショナリズムやフィルタリングについて解説し、最後に『千と千尋の神隠し』のサウンドトラック盤(CD)の日韓比較を行う。

5時限目「異文化コミュニケーション論」は、前回から「コミュニケーションの構造」の解説に入っている。前回の講義で強調した「communis」の概念をさらに理解してもらうため、講義冒頭で「日本偶像組合」と題した小テストを実施する。中国語(台湾語)で表記された日本のアーティスト(グループ、ユニット)名を訳す問題である。今年も例年通りの問題を出題したのだが、どういうワケか例年以上に学生たちが難儀していた。時の流れとともに、アーティストたちの影響力が薄れてしまったのか?

小テストの後は、コミュニケーションの手段と内容をパーツごとに解説し、特に「コンテキスト」の重要性に時間をかけて語った。

当初の計画では、講義は17時半(規定の終講時刻は17:40)には終了することになっていた。が、教室の雰囲気に合わせて解説を引き延ばしたり短縮したりするため、解説が全て終了したのは17:35だった。予定より5分遅れとは言え、終講時刻より5分早い。学生を帰し、教室やパソコンの後片づけをして、急いで教員室に戻ろうとした時、教室に講義用資料を全て置き忘れてきたことに気づいた。慌てて教室まで取りに戻ったが、乗ろうと思っていた17:45発の静岡駅行きバスに間に合うか否か微妙な状態に…。

とりあえず、バス乗り場へ走って向かうことにしたが、その姿を見ていた先生に呼び止められた。そして、その先生の車で静岡駅まで送っていただけることになった。有り難い限りである。

今日は、帰りも駿府ライナー。往きと同様、なぜか “全てのバス停に定刻到着” を徹底した走行だった。が。私は車内での記憶がほとんど無い。

そういえば、6年前の6月17日も火曜日だったっけ…ということを思い出した。あの日、静岡英和学院大学で「国債関係論」と「異文化コミュニケーション論」を担当したのが、独身最後の仕事となった。あれから6年…。

お天気のほうは、一旦消滅したはずの台風7号が復活したらしい。明日は伊豆諸島あたりまで影響が…!? いろいろと影響が出なければ良いのだが…。


6月18日(水)

今日は、我ら夫婦にとって6回目の結婚記念日。あっと言う間の6年間ではあるが、その1日1日を振り返ると何といろいろな出来事があったことか。息子は、来月で5歳…。時の流れを実感する。

久々に雨の予報が出ていたので、折りたたみ傘ではなくジャンプ傘を持って家を出た。息子は今日も幼稚園をお休みすることにしたので、いつもよりノンビリした朝ではあった。

新横浜から新幹線に乗り込んだ時には雨がまだ降っていなかったのだが、小田原あたりで強雨! そのまま三島まで雨の中の走行…。が、国際関係論三島北口校舎は駅前に位置するため、傘を開くことなく…。

今日の講義用資料は月曜日のうちに作成済みだったのだが、ふと「今日(の3時限目)は、学生の集まりが芳しくないのでは…?」という予感がして、講義内容の変更を思いつく。そのため、講義用資料が追加で2種類必要となったため、急いで資料編集・印刷に入ることに…。予定では、「問題行動の根源」の最終回として毎年恒例(?)となっている “子供たちの「死」に関する意識” の問題点を解説し、2004年に佐世保市で起きた小6女児同級生殺害事件を取り上げたNHK「クローズアップ現代」を見てもらうことにしていた。通常講義であれば、「前回は○○について、××のように検証しましたが…」という説明で “振り返り” が出来るが、DVDやCDを多用する場合はそうもいかない。それで、今日の解説を “最大多数の出席が見込まれる日” に回すことにした。

3時限目「社会学」は、私の予想通り学生の集まりが良くなかった。来週月曜日から「ストレスとは何か?」をテーマに解説を始めることにしていたのだが、その1回目を今日に繰り上げて解説することにした。学生には上記の事情に加えて、「結婚記念日に “死” など縁起でもないので…」などと言っておいたが、それにしても結婚記念日の講義テーマが “ストレス” というのも…!?

とりあえず、いつもより出席者がかなり少ないながらも、前回の講義内容との関連でデュルケムの自殺4分類から解説をスタートし、ストレスの概念やストレッサーなどについて語る。

帰宅すると、息子の体温が安定していないことを知る。高熱が出たかと思えば、平熱に戻ったり…。それで、夕方にかかりつけの病院に連れて行き、息子の体質に合う薬を処方してもらった。

結婚記念日を祝う気持ちと、息子の体調への不安…。親であることの意味を考えさせられる一日だったように思える。


6月19日(木)

朝からお日様パワー全開! 昨日とはうって変わって、「今日は、雨の心配はありません」という予報だった。

いつものように6時過ぎのバスに乗り、地下鉄や電車を乗り継いで松戸へ向かう。今日は乗り換えで無理をしないよう心がけていたので、東京で横須賀線から山手線に乗り換える際は走らず落ち着いての移動。なのに、上野で乗り継いだ常磐線は、いつもと同じ7:16発の成田行き…。

来週からも、慌てず落ち着いて移動するほうが良さそうである。

松戸歯学部の1時限目「社会学」は、とりあえず今日で日本人・日本社会に関する解説が終了した。その最後のテーマに、「日本(人)的 “私”」を選んだ。“私”(わたくし)の語源である「わたかくし」の意味を解説するために、まずは日本(人)的コミュニケーションの特徴について語り、そこから「恥の文化」などにも話を広げ、「わたかくし」の特徴を説明した。“日本人度の高い患者さん” に対して、学生たちは将来どのように接すれば良いのか…、そんなことを考えてもらえるよう心がけてみた。

法学部への移動は、今日も順調…。今日の講義内容を簡単に確認後、お弁当を食し、ちょっと早めに(いつもよりはゆっくりだったが…)教室へ…。

3時限目「社会学」は、今日も「人間関係の諸相と構造」に関する話が続くが、今回は “Persona” と内容をからめて “personality” についての解説が主である。そして、このpersonalityと “らしさ” の関係について、具体例を挙げながら説明。

講義後、神保町の旅行代理店でぷらっとこだまの予約を入れた。明日および来週金曜日の新横浜→静岡→東京、来週土曜日の新横浜→静岡の発券を求めた。明日と来週金曜日の分は何とかおさえられたが、来週土曜日分はほぼ満席…。やむを得ず、グリーン車の予約を入れておいた。

半蔵門線・田園都市線と横浜線を乗り継いで鴨居に戻り、スーパーで買い物をする。16時半過ぎだというのに、めぼしい物はほとんど売り切れ。とりあえず、必要最小限の買い物をして帰途に就いた。

帰宅すると、息子はニッコニコ! おそらく明日から幼稚園に通えるのではないか…というところまで体調は復活したようである。ただ、油断は禁物! そのことを息子に何度も言い聞かせたのだが、体調が良くなってきて心身ともに軽やかになったのが嬉しいらしく、自分で振付を考えながら歌を歌ったり、部屋を歩き回ったり…。

自滅しなければ良いのだが…。


6月20日(金)

今日も梅雨とは思えない、日差しの強い一日だった。

昨日、就寝する前は「明日(=今朝)はちょっと早起きして、鴨居まで歩いて行こうかなぁ…」と意気込んでいたのだが、結局いつもと同じ時間に家を出て、いつもと同じバスに乗ることに…。静岡英和学院大学には、いつもと同じくバスが定刻通りの運行が出来ないままの到着…。ただし、いつもよりは若干の余裕を持っての講師室入り…。

1時限目「現代の国際社会」は、いよいよ今日で「代表的国家体制」の解説が終了。その最終回は、「君主制」「共和制」の比較。

講義を終え、講師室に戻り、火曜日3時限目「国際関係論」の講義用資料の編集・印刷にあたり、早昼をとってからバスで静岡駅に戻る。12時前の新幹線で東京に戻る際、しばし意識不明状態…。

東京駅に到着後、地下街のアチコチを見ているうちに時間が思った以上に経っており、急いで駅に戻る。そのため、いつもより30分以上遅い通信教育部入りとなってしまった。とは言え、講義開始の30分以上前には大学に入っていたが…。

4時限目「社会学」は、「人間関係の諸相と構造」の2回目。「Human Being」と「Supreme Being」の関係性の説明が中心。より具体的な理解を…と、いろいろな例を挙げてみる。結果、それがために解説時間が長くなり、終業チャイムが鳴っても解説が終わらず。が、それほど長い延長もせず(に済んだ…と自分では思っている)

帰りは、いつものように神保町から半蔵門線に乗ったものの座席の確保が出来ず、さらに車内がドンドン混んできたので、渋谷で下車し、東横線に乗り換え、菊名で横浜線に…というルートで鴨居に戻った。田園都市線で長津田に出て横浜線に乗り換えるより運賃が安くなり、乗車時間も短縮された。が、このルートの難点は、乗り換え回数が増えること…、最たるものは渋谷での乗り換え。

息子の体調は平熱に戻ったようで、今日は幼稚園に通ったという。スッカリ元気になったつもりの息子ではあるが、服用中の薬の副作用にはそれなりに苦しめられているようで、まだまだ完治というワケにはいかないが、それでも本人はいたってご機嫌モードに…。

このまま、来週は元気に通園してもらいたいものである。


6月23日(月)

土曜日、息子は病み上がりのために外出を許可されず、少々フラストレーションがたまっていた模様。しかし、毎週土曜日にやって来るパン屋さんの移動販売の時だけは外に出ることを許可した。たった数分の外出だったのに、息子はとっても嬉しそうだった。

日曜日は、息子のレインコート類を探しに、家族そろってお出掛け…。ここ数ヶ月、“理想的なレインコート” を探し続けたが、どこに行っても「これっ!」というものに出会えずにいた。それで、ちょっと視点を変えて、「こども用品店ではなく、スポーツ用品店に行くと、意外と見つかったりして!?」という考えに至り、トレッサ横浜に向かった。そして、我々の考えがドンピシャリと当たった!

気を良くした私は、“息子の帽子” やら “未購入のコミック” やら…とアチコチのテンポを見て回っては購入。もちろん、必要なもののみを購入したのであって、いわゆる散財ではなく…。

そして今朝、息子が「ほっぺが痛い!」と言うのでよく見ると、ちょっと腫れている…。今日は、幼稚園の “おいもほり” の日。なのに、またしても体調が…!? おそらく反復性耳下腺炎だと思いつつ、妻に連れられて急いで小児科にかかると、「5日間の登園停止」を言い渡された(らしい)。息子は、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)には今までかかっておらず、反復性耳下腺炎には2度ほどかかっている。そのたびに流行性耳下腺炎を疑われ、登園停止を言い渡されてきたが、検査の結果「流行性ではない!」ということが判明し、「じゃあ、何のために幼稚園を休んだんだよぉ〜!?」という想いにさせられた。

今回は2箇所の病院で診察を受け、いずれも流行性耳下腺炎の疑いをかけられた。これで本当に流行性耳下腺炎にかかっていれば、それで抗体が出来上がるのだが、またしても反復性耳下腺炎ということになったら、ワクチンで抗体を作ることを考えなくてはならない。

私は、妻と息子と一緒に家を出て、病院の最寄りバス停で下車した妻と息子に手を振りながら鴨居駅まで乗車。横浜線で新横浜に出て、新幹線に乗り換える。ポイントの都合で今週はEX予約で新幹線の特急券を購入しているため、指定席利用である。指定席の長所は「確実に座れる」ことだが、短所は「車内検札が終わるまで眠れない」ということ…。

国際関係学部には、10時半前に到着。今日はパソコンを使わずに講義をするため、講義用資料の確認と再生するDVDとCDの内容確認をする。時間配分などを考えつつ、息子の診察結果が気になっていた私…。

3時限目「社会学」は、本来ならは先週水曜日に解説するハズだった「問題行動の根源」の最終回。毎年恒例(?)となっている “子供たちの「死」に関する意識” の問題点を解説し、2004年に佐世保市で起きた小6女児同級生殺害事件を取り上げたNHK「クローズアップ現代」(および、その事件に関するニュース映像)を見てもらい、『アンパンマンのマーチ』に込められた故やなせたかし先生の想いを解説する。

病院から帰宅した息子は食欲旺盛で、心なしか腫れも朝よりひいているような感じ…。ただ、昨日と今日とアチコチ移動したので疲れたのか、私が帰宅した時はお昼寝中…。

先週末に「このまま、来週は元気に通園してもらいたいものである」などと述べたが、おそらく今週は一度も幼稚園に通えずに終わるだろう。何とも虚しい限りである。


6月24日(火)

横浜市内は昼過ぎから豪雨と雷…。我が家は一時停電してしまったらしい。そして、大雨洪水警報まで発令されたという。

私は…、静岡英和学院大学出講日ゆえに我が家周辺の惨状を知らず(とはいえ、妻からのメールや災害情報メールで状況は把握していたが…)、太陽の降り注ぐ静岡市内で講義にのぞんでいた。

今朝
6時過ぎの横浜は雨が降っておらず、ジャンプ傘ではなく折りたたみ傘を持って出かけることにした。田園都市線を江田で下車した時、若干ではあるが空気に雨の匂いが感じられたので、急いで東名江田バス停まで向かうことにした。定刻通りに来た駿府ライナーに乗って静岡を目指す途中、ところどころで太陽が顔をのぞかせていた。

静岡駅に到着すると、日差しが照りつけ、暑さとまぶしさで歩行ピッチが鈍るほどだった。

3時限目「国際関係論」の講義教室は、学生が大勢集まっていることもあってか、ちょっとムンムン状態…。そんな中(?)で、今日から「国際関係と温度差」の解説に入る。今回は特に「歴史」にまつわる国際的な温度差を中心に、「歴史」と支配者の関係性や “国家間(特に日韓間)の歴史観のズレ” について語った。

5時限目「異文化コミュニケーション論」は、今日からテーマを「コミュニケーションの比較」とし、日本人の精神的基盤となる “私”(わたくし)について語る。日本人がお互いの “非” を包容し合うことを中心に説明し、包容の具体的理解として『さらば恋人』を媒介に、非包容については『悪魔の子守唄』『虹とスニーカーの頃』を媒介にそれぞれ解説する。そして、究極の包容状態として『償いの日々』を紹介し、講義を終了させた。
雨雲が低く立ちこめた静岡市内(静岡英和学院大学にて撮影)
教室を出ると、眼の前にとんでもない光景が…!? 静岡市内に雨雲が低く立ちこめ、街が雲にスッポリ包み込まれていたのである! 映画のワンシーンかと思えるほどの薄気味悪さ…。思わず、その光景をカメラに収めた。

大学のバス乗り場でバスを待っている最中、ついに静岡市内も雨が…。大きな雨粒だったので傘をささずにいることが出来ずにいたが、バスに乗り込んでしばらくすると豪雨と化した。その頃、横浜市内は雨が上がったということを、妻からのメールで知った(その直後、横浜市内の大雨洪水警報が解除された)

豪雨のため、バスは遅延…。今日も帰りは “EX予約のポイントの関係” で新幹線利用だったのだが、「もしかして、予約しているひかり号に間に合わなくなるのでは…」と不安になる。結局、バスは新幹線の出発時刻の8分前に静岡駅に到着。新幹線乗り場へダッシュする。

雨に振り回された私、そして、妻と息子…。雨が降るなら降る、晴れるなら晴れる…というように、メリハリのある天気にはならないのだろうか…?


6月25日(水)

息子は、まだまだ幼稚園への登園停止中…。なので、私が幼稚園に寄る必要もなく、いつもより遅めに家を出た。

横浜市営バス295系統のとあるバス停の時刻表我が家の近くから新横浜駅まで行くバスが2路線あるのだが、そのうちの1つが横浜市営バスによって運行されている295系統(もう1つは相鉄バスによって運行されているが、バス停が異なる)。2年ほど前に1日4往復(日中)で試験運行が開始され、昨年は試験運行期間が1年間延長されて1日8往復となった。そして、今月1日より本格運行に移行されたのだが…。なんと、1日3往復!? 試験運行時より本数が減り、さらに朝は新横浜方面行きしか運行されず、新横浜からは夕方の時間帯のみの運行に…。

今朝は、その295系統の “始発バス” に乗って新横浜駅に向かい、新幹線に乗り換えて三島へ…。いつもより30分ほど遅い国際関係学部入りとなったが、特に準備する講義用資料もなく、3時限目開始まではお弁当を食したり、他の教員と情報共有したり、ちょっと早めに教室に入ってパソコンのセッティングをしたり…という感じで過ごすことに。

今日の「社会学」は、先週水曜日に引き続き「ストレスとは何か?」と2回目。前回の講義内容を簡単に振り返った後、「日常性」「非日常性」「コーピング」といったキーワードをもとに、ストレスにからむ現代の問題点を指摘してみた。

仕事帰りに、『ミート・ザ・ビートルズ<JAPAN BOX>』を購入した。今年は、ビートルズが日本デビューしてから50年という節目の年。それを記念して、日本独自の編集で発売されたビートルズのアルバム(のうち5枚)をCD化したボックスものである。すでにアメリカ編集盤や日本編集盤などは80年代中盤の「ビートルズの公式盤はイギリス編集盤」という公式声明のもとに廃盤となってしまったが、アメリカ編集盤はここ数年でCDで復活しており、その流れで日本編集盤もCDで復活したのだろう。今回CD化された5枚のうち2枚は、小学生や中学生の頃に購入したアナログレコード(LP)で所有している。が、ステレオ主流の昨今、ましてやモノラル編集のそれらにレコード針を落とすこともなく、ここ数年はビートルズはCDでの鑑賞という状態だった。

今回の<JAPAN BOX>は、モノラルで発売されたものはモノラルのままで収録されている。もっとも、ビートルズの初期の作品はモノラルで聴くほうがバランス的に良いとされているが…。

ただ、このCDを落ち着いて聴けるのは、一体いつのことになるのか…?


6月27日(金)

昨日も今日も、今ひとつハッキリしない天気だった。雨が降りそうで降らず、降ったら降ったで勢いが止まらず…。

昨日の朝、5時半過ぎに家を出ると、しばらくしてポツポツと雨が…。ただ、傘をさして歩く必要はなく、松戸歯学部に到着しても雨の気配は無く…。なのに、昼過ぎに我が家周辺は豪雨に見舞われたという。たしかに、法学部の講義を終えて校舎の外に出た時、傘なしで歩くのがツライ状態になっていた。

今日は、天気予報では “にわか雨” に注意するよう呼びかけられていた。家を出て最寄りバス停に向かう途中、雨がポツポツと…。バスの乗り込むと、フロントガラスではワイパーが作動していた。新幹線で静岡に向かう途中に雨が止み、青空が見えていたのだが…。静岡英和学院大学に到着してすぐに大粒の雨…。その雨も、講義終了時には止んでいた。

新幹線で東京へ移動中、神奈川県と東京都の境あたりで再び降雨…。水道橋の改札を出た時には、やはり傘なしで歩くのがツライ状態に…。

そんなハッキリしない天候に、今がまだ梅雨の時期であることを思い知る。

さて、講義のほうは…、事情により1時限目「現代の国際社会」の内容は、明日の「ぼやき」で記すことにする。

昨日の1時限目・松戸歯学部も、3時限目・法学部も、今日の4時限目・通信教育部も、いずれの「社会学」もテーマは「人間関係の諸相と構造」。ただ、進度には違いがある。松戸歯学部は、初回として「Persona論」や「Supreme Being」などの話が中心。法学部と通信教育部では、「地位」に関する解説が中心。

今日の帰り、息子の幼稚園に出向いた。実は今日の午前中、来週から登園再開して良いと医師から許可が出た。それで、今週中に配布されたお手紙類を担任の先生から受け取るため、幼稚園へ…。

今夜の息子は、かなりご機嫌モード。大好きなバスに乗って通院したのと、いよいよ幼稚園に “復帰” できることと、それからそれから…。


6月29日(日)

昨日はちゃんと更新しようと思っていたのだが、諸々あって…。

通常なら土曜日はオフ日であるが、昨日は静岡英和学院大学へ出講した。3〜4時限目の2コマ連続で、「現代の国際社会」の補講を実施したのである。

本来なら「現代の国際社会」の初講は4月11日の予定だったのだが、新入生ガイダンスのために休講となり、1回は補講を実施することになっていた。加えて、先月末の金曜日に息子の幼稚園の行事で休講したため、補講義務が2回分となった。静岡英和学院大学の補講日は、“毎月最終土曜日の午後” ということになっている。そこで、昨日の土曜日が出講ということに…。

2コマ連続の補講…ということは、金曜日の講義と合わせて1週間に「現代の国際社会」が3コマ実施されるということである。そこで、シラバスの順序を一部変更し、今週は「国際社会と大衆文化」について一気に解説することになった。

金曜日は純粋芸術と大衆芸術、限界芸術の違いを説明し、具体的理解のためにビートルズを用い、さらにエルガーの『威風堂々』を平山あやの『来て来てあたしンち』や平原綾香の『威風堂々』と比較しつつ解説した。昨日の3時限目は、アメリカによる文化帝国主義の現実を、特にディズニー化現象とマクドナルド化現象から探り、併せて「クールジャパン戦略」について紹介。そして、4時限目は「韓流ブーム」の現実を、私が過去に得たデータなどを紹介しつつ説明した。

土曜日に補講を入れさせてもらえたおかげで、1つのテーマを “間をあけずに” 語ることが出来た。学生たちにとっては土曜日にまで大学に来て、2日連続で3コマも同じ担当者の講義を受けなくてはならないという状況になってしまったワケであるが、私としては連続して同一テーマを語ることによって “流れ” を崩さずに済んだので、時間的にも精神的にも余裕をもって講義にのぞめて良かったように思う。

今日は…、最近 “ものわかり” が良くなってきた息子に「お父さんが迷子になっちゃったらいけないから、一緒にお買い物に行ってあげるね!」と言われ、男同士で近所のドラッグストアとスーパーに行ってきたのだが…。昼過ぎから怪しい雲が張り出し、関東地方も所によっては豪雨で冠水…などというニュースが!?

それでも、青空がちょっと顔をのぞかせた瞬間を狙って出かけることにした。が、家を出てすぐにポツポツと…。実は、息子は雨の日のお出掛けが好きらしい。というよりも、自分の傘をさして出かけるのが好きなのである。このところ、ちゃんと傘をさして歩くことができるようになり、ご満悦状態。

おまけに、今日は出かける前に何やら紙にペンでサラサラと書き始め、「メモだよ!」と誇らしげな息子…。いつも私が買い物前にメモを書いているのをマネして、それで自分もメモを書いて一人前になったつもりだったのだろう。ドラッグストアでもスーパーでも、店員さんやお客さんに自分の描いたメモを見せて、「お買い物です! メモです!」と触れ回っていた。

年中さんになって、幼稚園で様々な知識を得て、経験を積み重ね、新しいお友だちも出来て、延長保育で他の学年の子とも一緒に遊ぶようになり、時々なまいきはことも言うようにはなったものの、自分の思うことをキチンと表現し、さらに周囲をシッカリ観察してそれを習得している息子を見て、私のほうが誇らしくなってきた。

ハッキリ言って親バカ以外の何ものでもないのだが…。


6月30日(月)

「もう、1年の半分が終わっちゃう!」と、妻が言う。確かにその通りなのだが、私の感覚としては「新年度の4分の1が終了」といったところ。職業柄、“年度” で暦を見るクセがあり、「まだ、新年度は始まったばかり」という感じ方のほうが強くなる。

それはともかく、明日から7月…。先々週は火曜日から木曜日まで(月曜日は、14日の父の日運動会の代休)幼稚園をお休みした息子、先週も丸々1週間お休みせざるを得なくなったため、今日は久々の登園となった。私が息子を連れて幼稚園へ行くのも、14日(土)以来のこと。先週金曜日、息子の担任の先生に会いに幼稚園へは行ってきたが、息子を連れて…となると、2週間以上のブランクが…!?

幼稚園に到着すると、担任の先生からはもちろん、他の先生やお友だちからも息子は温かく迎え入れられた。ほぼ2週間お休み状態だった息子に、「おかえりなさい!」というような感じで…。

息子を担任の先生に引き渡した後、バスで鴨居駅に出て、横浜線で新横浜に出る。こういう通勤も、2週間ぶりになる。新横浜からの新幹線は、いつもと同じ列車…。ここから慣れたペースに戻る。そして、予定通り10時半前に三島に到着し、国際関係学部入りする。

今日の3時限目「社会学」では、11年前に比較心身症研究会のシンポジウム(動物は人を癒せるか?)でパネラーとして報告した内容を、講義用エクステンディッドバージョンで解説した。「癒やし」の定義、ペットを飼う理由と癒やし、精神的苦痛などなどを絡めた内容であるが、今年はシンポジウム時に語った内容にほぼ忠実な形でエクステンドしてみた。

講義を終え、新幹線で新横浜に戻るも、そこからは我が家のある方向とは逆に東神奈川へ向かって移動する。区役所で幾つかの用事を済ませ、バスで帰途に就いたのだが、夕方の道路渋滞に巻き込まれ、思うに任せぬ状態に…!?

帰宅して、妻から幼稚園での出来事を聞く。同じクラスのお友だち、そして他のクラスのお友だちからも、「一緒に遊ぼ!」と引っ張りだこ状態だったらしい。そして、帰りは帰りでみんなが「バイバ〜イ!」と手を振ってくれていたとか…。人気者なのかどうかは別として、とにかく注目されていたようである。

良い幼稚園に入り、良い先生方に恵まれ、良いお友だちと出会えたのかな…と思う。


今月のぼやきトップページへ