2013年7月のぼやき



7月1日(月)

いよいよ、2013年も後半に突入! しかし、講義はまだまだ2ヶ月が経過しただけ…。

今月最初の出講は、国際関係学部の3時限目「社会学」から…。

息子を幼稚園に送り届けると、幼児用プールがセッティングされていた。プール開きの頃、息子は水疱瘡と風邪でプールには入れる状態ではなく、完治したらしたで雨やら冷風やらでなかなかプールに入れずにいる息子…。「今日は、プールに入れるのかな?」と思ったのだが、どうやら今日も気温の低さが理由でプールが中止になってしまったらしい。

私のほうは、天気に左右されることなく往復の新幹線は順調。講義は、10年前に比較心身症研究会のシンポジウム(動物は人を癒せるか?)でパネラーとして報告した内容を、講義用エクステンディッドバージョンで解説した。本来は先週水曜日にこの話をする予定だったのだが、韓国からの “お客様” が来ていたので、順序を逆にした次第。

講義用の内容に編集し直したついで(?)に、佛教における四苦八苦をからめて話をまとめてみた。生老病死、愛別離苦、怨憎会苦、求不得苦、五蘊盛苦を今回の内容の “まとめ” に用いたのだが、これが効果的だったのかどうか…。

とりあえず、体調は回復しつつある。だからといって調子に乗らず、体力をセーブしながら講義しないと…。


7月2日(火)

いつものように6時過ぎに家を出て、いつものようにバスと電車を乗り継いで、いつもの時間に東名江田バス停に到着したのだが…。駿府ライナーが定刻になっても来なかった。若干の遅れで到着したものの、何やらイヤ〜な予感が…!?

数分後、バスの速度が徐々に落ち、そして停車…。渋滞である。運転手さんが「この先、4キロの事故渋滞となっております。渋滞区間を抜けるのに、およそ15分とのことです」と車内アナウンスを入れる。パトカーや救急車、消防車がサイレンをけたたましく鳴らしながらバスの横を通過する。

しかし、渋滞を抜けた後にも車線減少があったり、なかなか思うに任せぬ状態が続き、足柄SAに到着した時には定刻より30分遅れての運行…。なのに、「ここで、20分間の休憩です!」と、休憩時間を予定通りに取ることに…。運転手さんによっては、遅延時には休憩時間を5分から10分ほど短縮するのだが…。

30分の遅れは、その後もほとんど解消されることなく、いつものように清水先生の事務所へ向かうのは時間的に無理な状態になる。清水先生にメールで現状を伝え、今日は静岡駅のバスターミナルで待ち合わせすることになった。

なのに、静岡市内を走行中にバスが渋滞につかまり、終点の静岡駅まで乗っていたら静岡英和学院大学行きのバスに間に合わないような事態になってしまった。そこで、バスを新静岡で降り、新静岡バスターミナルの英和行きバス停へダッシュ! ギリギリ間に合う。そして、清水先生とはバス車内で合流…。

大学に到着すると、3時限目「国際関係論」の講義用資料を作成していないことに気づく。先週のうちに資料の印刷をしておいたと記憶していたのだが、それは5時限目「異文化コミュニケーション論」のものと金曜日1時限目「現代の国際社会」のもので、今日の3時限目に関しては準備が全く終わっていなかったのである。不測の事態に備えて(?)大学のメールボックスに講義用資料の原稿を入れてあり、それを取り出して急いで印刷する。

午前中は、アタフタ状態…。講義はアタフタしたくないものだ…と思い、心を落ち着かせて教室へ…。

3時限目は、先週と先々週の「国際関係と温度差」の具体的理解を目的に、韓国における日本大衆文化開放政策に関わるDVDやCDを鑑賞する。最初に「大衆文化」の定義について解説し、日韓の童謡を収録したミン・ギョンチャン(閔庚燦)先生プロデュースのCDを鑑賞しながら、このCDにまつわる “事件” について語る。さらに、日本のアニメーションが韓国でどのように処理されているのかを確認するべく、『とっとこハム太郎』『それいけ!アンパンマン』『ドラゴンボール』を日韓比較し、最後に韓国における『ドラえもん』のモバゲーのPVを紹介する。

5時限目は、最初に外来語を日本語に直す小テストを実施。前回の講義内容を簡単に振り返った後、こちらもCDやDVDを多用して日本人のコミュニケーションにおける “多義性” を解説する。童謡からJ−POPまで、いろいろな歌詞を用い、曲を鑑賞し、1つの言葉にいくつもの意味が含まれていること、角度を変えて読み取ると異なる意味合いが見えてくることを説明した。

帰りの駿府ライナーは大した遅れもなく、ほぼ予定通りの時刻に帰宅できた。が、明日以降の講義の準備(パワーポイントの再編集)がなかなか思うようにいかず、この「ぼやき」の文章もうまくまとまらず、夜が更けてゆくのと同時に “深み” にはまっているような状態に…。


7月3日(水)

ゴン太くん…?先日、改装のため一旦閉店するショッピングアーケードのセールに行った。仕事にもオフ時にも使える手頃なトートバッグが欲しいと思っていたのだが、まさにドンピシャリのものが75%オフで売られていた。おまけに、会計時に「こちら、10%オフしておきますね!」と更なる割引がかかり、大満足で購入した。

帰宅後、そのトートバッグを眺めていた妻が「どこかで見たような…」「何かに似ているんだけど…」とつぶやいていた。そして、

わかった〜っ! ゴン太くんだぁ〜!

と叫んだ。ゴン太くんって、アンタ…。

今朝は、激しい頭痛で目が覚めた。仕事に支障を来すといけないので鎮痛剤を服用するが、痛みがなかなか鎮まらない…。水曜日は私が息子を幼稚園に送り届ける日だが、妻も朝イチで通院するため8時過ぎには家を出ていたため、送り届けを変わってもらうワケにもいかず。幸い、薬が少しだけ効いてきたので、何とか無事に息子と幼稚園にたどり着いた。

新横浜から三島までの新幹線車内で仮眠をとれれば良かったのだが、痛みが邪魔をして寝ることが出来ず、そのまま三島に到着する。国際関係学部に到着して、本日2錠目の鎮痛剤の服用…。とりあえず、痛みは緩和したが、これが講義直前にぶり返し、ちょっとツライ状態に…!?

なのに、今日は3時限目「社会学」の講義中に “授業風景写真” の撮影が入ることになっていた。講師室を出る前、気合いを入れ直して教室に向かう。

講義は、今日で「ストレスとは何か?」の解説を終えることになり、同時に「問題行動」がらみの解説が今日で終了するということになる。講義の前半は先週水曜日の内容を復習し、後半は「防衛機制」について語る。

講義を終えると、ちょっと強い雨…。時間差で、横浜も雨が…!?

なるほど、今日の頭痛の原因はこの天気にあったのか…。気圧の変化や天気の移り変わりが、頭痛のもとになる。いろいろな意味で頭が痛い…。


7月5日(金)

昨日担当した松戸歯学部・1時限目「社会学」と法学部・3時限目「社会学」は、偶然にも講義内容が一致した。いずれも「人間関係の諸相と構造」をテーマに解説を進めているが、Persona論から “地位-役割セット” の入口まで話して90分…という状態だった。

松戸歯学部と法学部の講義は講義名こそ「社会学」と同一ではあるが、そのコンセプトは当然異なる。そのため、残念ながら(?)来週の木曜日は両学部で解説する内容が異なる。さらに、法学部の講義は “当初伝えられていた講義回数” が変更されたため、講義展開順を変更しながら解説してきた。だが、なぜか、巡りめぐって同じ日に午前と午後で同じ話をすることに…。

こういうことは “有り得ない話” ではないし、担当者も講座名も同じであれば “よくある話” なのだが、何となく面白かったり嬉しかったりしたのである。

朝から偏頭痛に苦しんでいた私が、たったこれだけのことで痛みを忘れてしまったほど…。

昨日も今日も、雨が降ったり止んだりの繰り返しだったが、幸い私は傘をほとんどさすことなく過ごせた。今日はまず静岡英和学院大学への出講から始まったが、家を出る前に神奈川県西湘(小田原周辺)と静岡県東部(三島周辺)に大雨洪水警報が発令されたことを知り、「静岡まで、無事に行けるのか?」と不安になる。

新幹線は平常通りの運転だったので静岡駅までは問題なく到着したが、静岡駅では静岡英和学院大学行きのバスが間引きに近い運行をしていて、大学到着が遅れることに…。まぁ、これも “平常通り” と言ってしまえばそれまでだが…。

静岡市内は、雨よりも風のほうがスゴかった。暴風とまではいかないものの、強風であることに違いはない。バスを降りて大学の講師室に行くまで、何度も体が横に流されそうになる。講師室から講義教室へはキャンパスを通らなくてはならないため、またしても強風に煽られる。

1時限目「現代の国際社会」は、先週から「国際社会と大衆文化」の解説に入っているが、今週は大衆文化がグローバル化している現実と、アメリカによる文化帝国主義について、ディズニーやマクドナルドを例に挙げつつ語る。そして、日本の大衆文化のグローバル化についても解説するため、『それいけ!アンパンマン』『とっとこハム太郎』のオープニングをDVDで日韓比較する。

英和から静岡駅への移動中も、風が容赦なくバスに叩きつけてくる。ただ、東海道新幹線はダイヤに乱れもなく、予定通りに東京に向かうことが出来た。さらに、午後になって天気も回復してきて、空が徐々に明るくなり始めた。ただそれだけのことなのに、気分が昂揚してきた。

ちょっと銀座に立ち寄った後、通信教育部入りする。今日からテーマを改めるため、急いで講義用資料の印刷にとりかかる。そして、出来たてホヤホヤを持って教室へ…。

4時限目「社会学」は、こちらも「人間関係の諸相と構造」がテーマ。講義の最初に、このテーマが “前半戦最後のテーマ” であることと、私の “理論研究” 上の専門分野であることを学生たちに説明し、今日の講義では「人間」と「ヒト」の違いから「役割演技」について語り、「Persona理論」の入口まで話を進めておいた。

これで、今週も無事に講義が終了! 校舎の外に出ると、もう雨の降る気配は無かったものの “念のため” に寄り道しないで帰途に就くことにした。金曜日の夕方…ということで、東海道線は心なしか空いているような気がした。横浜から乗ったバスも、ほぼダイヤ通りに運行を続けていた。

この2日間に限ったことではないが、何でもないようなことが嬉しく思えて、それが明日への英気につながっているような…。


7月8日(月)

先週末は、七夕もあって街中がキラキラしていたような…。
甚平を着てご機嫌の息子
七夕の日には我が家の近所にあるお寺さんで “ほおずき風鈴市” が開かれ、息子に甚平を着せてちょっと様子を観に行った。そこに、同じく甚平を着た女の子が…。息子のクラスメイトである。この子、我が家に遊びに来たことがある、息子の一番の仲良しさんである。

とりあえず(?)家族ぐるみ的なお付き合いをしているので、息子には内緒で(?)時間を合わせて出かけた次第である。思いがけず仲良しさんと出会えて、息子はご満悦だった(ようである)

日曜日は、父が所属している郵趣会の切手展を観覧するため、二俣川まで家族そろって出かけてきた。毎年6月か7月に開催され、そのたびに家族そろって顔を出しているため、息子は会員の方々にシッカリ覚えられていて、「大きくなったねぇ…」と歓迎されていた。

昨年同様、息子は会場内を縦横無尽に走り回り、さらに使用済み切手の山の中からお気に入りキャラクターのものを探し続け、さらにはその切手の置かれている机の前に座って、会員の方々にアレコレと指示を出し、その場を仕切り始めた。

その後、私の実家を訪ねると、息子は1階と2階を何度も往復し、階段で足を滑らせ、おでこをしたたか打ってタンコブを作る有様。なのに、懲りずに再び1階と2階を往復…。

ここ数日、エアコンを入れても暑さをしのげないほどで、部屋にいながら熱中症にかかりそうなほどである。今日など、バス停や駅のホームでじっとしているだけで、体中から汗が噴き出してくるような状態…。まるで、ぬるい風呂に浸かりながら移動しているような心地である。

今朝、息子を幼稚園に送り届けるために乗った路線バス、車内は寒くなるほどエアコンが効いていた。しかし、バスを降りると汗がドバッと…。

新幹線の車内は適度な温度設定になっていて、「このまま、ずっと乗り続けたいなぁ…」と思ったが、仕事を放棄するワケにはいかないので、予定通り三島で下車することにした。

国際関係学部での講義も、前期は今週を含め残り3週…。4週目には期末試験が始まるのである! 3時限目「社会学」は、いよいよ最後のテーマである「基本的人間関係再考」に入る。毎年、最後にこのテーマで全体の “まとめ” をすることにしており、“基本的” と “2人以上の人間によって社会が作られる” という観点から、恋愛を社会学的に解説することで、より一層の具体性を持たせることにしている。その初回である今日は、「友情」と「恋愛」の比較作業。それぞれが似た構造を持ちつつも “似て非なるモノ” であるという形態について、基本的な説明をする。

“最後のテーマの初回” という重要な講義日であるのにもかかわらず、昼過ぎになって東海道線で事故が発生し、熱海〜沼津間で運転を見合わせてしまった。そのため、何人もの学生が講義開始時間に間に合わず。彼らの到着を待つために “前回までの復習” を念入りに行い、今日から解説する内容の趣旨について何度も何度も確認し、最大多数が教室に集まるまでの40分をつなぎ続けた。

解説が本論に入った頃、教室のドアが開いた。「“授業風景写真” の撮影で〜す!」と言いながら、カメラマンさんが入ってきた。「先週、撮影しましたよ」と私が返すと、「もう1回、撮影をさせてください!」ということだったので、講義を再開し、授業風景を撮影してもらった。

講義後、急いで講師室に戻って “後片付け” を済ませ、三島駅へダッシュ! 新幹線で新横浜に戻り、横浜線と路線バスを乗り継ぎ、息子の通う幼稚園へ! 今日は幼稚園の “個人面談” である。幼稚園の正門で、妻と息子が私の到着を待っていてくれた。一緒に園舎に入り、順番を待つ。

当初の予定では、妻が担任の先生と1対1で面談し、私は息子を園庭で遊ばせるつもりだった。しかし、「猛暑のもとで息子を遊ばせるのは危険!」であるという判断と、「こんな暑い日に外で待つのはイヤ!」という私の事情もあり、結局は3人で面談の教室に入ることに…。

担任の先生から伝えられた息子の情報は、家にいる時の息子とは正反対のものだった。全てにおいて真逆だったのである! 私も “教育者” の端くれとしていろいろな質問をしようと思っていたのだが、私の判断力はホワイトアウトし、意識はブラックアウト…。寡黙な父親になってしまった。ほとんど妻が一人で先生と対話するような状況に、「一体、私は何をしに来たのだろう…?」という思いに苛まれる。妻も、「何で黙ってるんだろう…って思った」らしい。

ただ、“問題児” だとか “性格に難あり” ということではなく、幼稚園での生活を楽しんでいることはわかったので、とりあえずホッとした。

子育ても「言うは易し、行うは難し」であることを、改めて思い知らされた。


7月9日(火)

それにしても…、暑い!

暑さのせいにしてはいけないのだろうが、今日の静岡英和学院大学での講義は、予定していた内容の5割も解説できないまま終了してしまった。3時限目「国際関係論」にしても、5時限目「異文化コミュニケーション論」にしても、来週で終講しなくてはならないのに…。

もっとも、2コマとも最初に “小テスト” 的なものを実施し、そこで予定外に時間を消費してしまったのも、講義時間を逼迫させた原因となっているのだが、それはそれで盛り上がったようなので、こんな講義展開も良かったのでは…。受講学生たちの立場からすれば…の話だが。

ちなみに、講義内容は2コマとも “先週の補足” 的なものに…。

今日の静岡入りは、いつものように駿府ライナーで。今朝は渋滞に巻き込まれることも無く、順調な走行…。定刻よりちょっと早く静岡駅に到着し、予定より早く清水先生の事務所へ向かうことができた。

しかし、帰りは新幹線ひかり号を利用した。この猛暑の中で、しかも講義後の疲れた体で、2時間半のバス旅はツライだろう…と判断し、昨日のうちに特急券を購入しておいた。高速バスで東名江田に戻っても、その後で駅まで15分ほど歩かなくてはならず、加えて電車の乗り換え…。いつもなら何でもないような行程を、今日は避けた次第。

そのため、20時前には帰宅…。いつもより1時間半以上早く家に到着した。

こんな気候の時は、体に負担をかけないことを第一に考えるようにしたほうが…。


7月10日(水)

予想外に湿度が高くなったせいか、未明に激しい頭痛で目が覚めた。急いで鎮痛剤を服用し、その効果に期待するも、湿度の高さが効き目を遅らせてしまったらしい。

家を出る頃には痛みが和らぎ、無事に息子を幼稚園に送り届けたものの、やはり強い日差しが体に当たると頭痛のことを思い出す…。

しかし、新幹線の車内は至って快適! 新横浜から三島までの40分ほどの時間で体調をスッカリ回復させ、気分上々の状態で国際関係学部入りした。

3時限目「社会学」は、「基本的人間関係再考」の2回目。前回、東海道線が熱海〜沼津間で運転を見合わせてしまったため、ちょっと解説事項を残してしまった。要するに、ここにきて講義の進行具合に “遅延” が生じているのである。が、慌てても仕方がない。今日は、「恋」と「愛」のニュアンスの違いから人間関係の「持ちつ持たれつ」的な発想を再確認できれば目標クリアということにした。“愛” を主題にした曲のいくつかを紹介するつもりでいたが、時間の関係でジョン・レノンの『LOVE』のみ紹介するにとどまる。

校舎を出ると、再び湿度地獄に陥ることに…。体中に、熱い空気がまとわりついて、あっと言う間に全身汗だく…。しばらく、この暑さと湿度と闘う日が続くのか…!?


7月11日(木)

ここ数年の “暑さ” は、かつてとは比べものにならないくらいレベルが高いような気がする。暑さ寒さにはかなり強いほうだった私だが、この暑さには耐えられなくなってきている…。

この激しい暑さのために体力を必要以上に奪われ、一日に何回か意識が飛びそうになる…。とにかく、移動中は水分や塩分を十分に補給するよう心がけた。その甲斐あってか、今日も無事に講義を終えることが出来た。

松戸歯学部・1時限目「社会学」と法学部・3時限目「社会学」は、今週も「人間関係の諸相と構造」がテーマ。松戸では、まず先週と先々週の講義内容をじっくりと再確認し、それから「地位」「役割」の定義および関係性について解説する。法学部では、「イメージで語られる(観念論的な)役割演技」と「現実の(唯物論的な)役割演技」について理解するべく、「アイドル工学」「ジェンダー論」「県民性」などについて語る。

本当はもっと気の利いたことを書きたいのだが、この暑さのせいで体も頭も正常に機能せず、何をどうすれば良いのかさえわからなくなってきたので、今日はこれで…。


7月12日(金)

どうやら、金曜という曜日は私を “アタフタ” から解放してくれないらしい…。

今朝も、静岡で新幹線を下車した後、バスターミナルまで全力疾走! しかし、静岡英和学院大学行きのバスが来ない…。遅れてきた上に、バスターミナル内で渋滞が発生してしまう有様。バスのダイヤを見直す必要があるように思うのだが、静岡人はこの状況を何とも思わないのだろうか?

結局、定刻より20分近く遅れて大学に到着。講師室で出勤簿に押印し、休む暇も無く講義教室へ移動する。幸い、今朝は教室のプロジェクターの調子が良く、すぐにパソコンとDVDデッキからの信号を拾ってくれたので、講義開始に遅延は生じなかったものの、バスは相変わらずの遅延で、遅刻して入室してくる学生が多数…。

1時限目「現代の国際社会」は、今日で「国際社会と大衆文化」の解説を終えることに…。そして、来週で終講である。“最後のテーマ” に選ばれたのは、「韓流ブーム」である。まず、「韓流」のシンボル的存在である『冬のソナタ』の予告編(ダイジェスト版)を上映し、1980年代初頭の第1期、1980年代後半から90年代初頭にかけての第2期、そして2000年紀に入ってからの第3期…と、韓流ブームがかなり以前より存在すると言うことを説明する。また、「韓流ブーム」を定義づけ、日本におけるブームの功罪について触れる。

講義中に授業アンケートを実施しなくてはならないので、学生2名にアンケートの配布・回収を委託し、講義終了時間の10分前に私は教室を出た。

いつもは、大学から静岡駅までバス1本で移動するのだが、今日は何が起きても対処できるよう、いつもより早い東静岡駅止まりのバスに乗り、東海道線を乗り継いで静岡駅に戻ることにした。そして、いつもの新幹線で東京に向かい、通信教育部入りする。

4時限目「社会学」は、先週から「人間関係の諸相と構造」の解説に入っているが、このテーマが “前半戦最後のテーマ” であることに加えて私の “理論研究” 上の専門分野であることため、講義前半は念入りに(?)前回の講義内容を復習する時間に充てた。そして今日は、不完全態としての「Human Being」と無上完全態としての「Supreme Being」の関係性の話を中心に説明を進めた。

こうして、今週も無事(?)に全ての講義が終了! ここまで、講義日程の変更で1回だけ休講してしまったが、それ以外は休講も無く、順調にきている。この流れのまま前学期を終えたいものである。


7月14日(日)

この週末の話を、まとめて…。

昨日の夕方、息子の通う幼稚園で盆踊り会が催された。ここ数日、息子も幼稚園で “振付” を覚え、我が家でも楽しそうに歌いながら踊っていた。この日のために(というワケではないが…)息子の甚平も新調した。

なのに、午後になって息子の様子がおかしくなり、妻が息子の体温を測った。38度を超える高熱…。急いで冷却ジェルシートを取り出し、フトンで寝かせ、体温が下がることを願った。同時に、アチコチの天気予報サイトにアクセスし、午後の天気を確認する。いくつかのサイトによれば、夕方に小雨が降るという予報が…!?

盆踊り会を楽しみにしている他の園児たちには申し訳ないと思いつつ、雨乞いをする。

しかし…、息子の体温が落ち着くことは無く、雨も降らず、息子の楽しみは来年までお預けとなってしまった。

何か特別なイベントがあると体調を崩す…。「あぁ、この子は本当に私の子だなぁ…」と、私の運命まで受け継いでしまった我が子を不憫に思う父親であった。

なのに、私は…といえば、盆踊り会の開始時刻の30分ほど前に家を出て、バスで横浜駅へ向かった。18時から、高校時代の先輩方と再会することになっていたのである。

事の発端は、昨年5月末にさかのぼる。新横浜駅の新幹線待合室で高校時代の先輩と再会したこと、その先輩の高校時代の担任教諭が今年4月から国際関係学部に出講されていること。そして、その先生と、先生のクラスに所属していた3名(新横浜で再会した先輩を含む。全て私のクラブの先輩)、そして私が久しぶりに揃うこととなったのである。

30年近くお目にかかっていなかった先輩もおられたが、すぐに “あの頃” の記憶が蘇り、次から次へと思い出話が…。

今日、まだ息子の熱は下がらない…。妻の看病の甲斐あって、38度台だった熱も37度台に下がってきてはいるものの、息子の体力はかなり奪われている模様。食べたい物も食べられないストレスもあってか、機嫌も悪い。

「そんな状況だった自分を放っておいて、お父さん、あなたは昨夜どこで何をしていたんですか?」というような目で私を見ていた息子…。

昼食時、ついウッカリ息子の大好きな納豆やら里芋やらを食べている私を、じ〜っと恨めしそうに見つめていた息子…。

息子の評価の中で、妻は母親として株を上げ、私は人間的に株を下げ…。それでも、高校卒業から30年近く経ても繋がっていた人間関係に、私は喜びを覚える。

そのうち、息子もわかってくれるだろう…。いや、息子の精神構造上、ほんの1〜2日で(熱が下がりきったところで)おさまりそうな…。


7月15日(祝)

今日は、「海の日」である。祝日である。巷では “3連休” の最終日だとか…(と、他人事を装ってみる)

しかし、私にとって今日は “いつもの月曜日” である。国際関係学部への出講日である。授業回数確保のため、祝日だろうが講義は行われる。特に “ハッピーマンデー” がらみの祝日は、多くの大学で通常授業に充てられる(ことが多い)

月曜日は息子を幼稚園に送り届けてから三島に向かうのだが、今日はかなりゆっくり家を出て、12時過ぎに三島に到着する新幹線に乗った。連休最終日ということもあり、指定席をおさえておいた。

大学に到着すると、私をめぐって “プチパニック状態” になっていたことを知る。いつも10時過ぎには大学入りしている私が来ていない…というので、「何かあったのか?」と心配してくれた教員が数名。「今日は祝日なので、のんびり(三島に向かうことに)したんですよ!」と答えると、いつもの講師室の雰囲気に…。

出勤簿に押印すると、授業アンケートの用紙が目に入った。今日中にアンケートをとらなくてはならないというワケではなかったが、こういう作業は時間的な余裕のある時期に済ませておかないと…と思い、3時限目「社会学」が始まってすぐにアンケートを実施した。

15分ほどアンケートに費やしたため、講義内容の一部を変更せざるを得ない状況にはなったものの、それでも解説しておくべき内容はキチンとおさえておいた。講義は、「基本的人間関係再考」の3回目として「出会い」「社交的価値」「重要な他者」「単純接触」などの概念を中心とした内容。

帰りの三島駅は、連休を楽しく過ごした人たちであふれかえっていた。自由席回数券で改札を抜けたので、座席争いに加わらなくてはならない。運良く座席は確保できたが、立ち席多数…。座ることが出来ず機嫌が悪くなる人もいたが、大半はニコニコと楽しそうだった。

家に着くと…、妻が息子をだっこして玄関前まで出迎えていてくれた。

息子の体調は、昨日の夕方あたりから微熱状態に戻り、食欲も回復し、いつものように生意気なことを言うようになっていた。ただ、まだまだ油断は禁物…。幸い、今日は祝日で、盆踊り会の振替のために明日もお休み…。水曜日は元気に通園できると思うが、プールや水遊びは見学かなぁ…という感じである。

遠足や園内行事の際、必ず写真屋さんが来て集合写真を撮ってくれる。息子が水疱瘡で休んでいる最中、息子の所属するクラスが “出し物” の発表会に出た。が、その集合写真に息子は入っておらず、今回も盆踊り会の写真に息子がいない…。後年、“自分の写っていない集合写真” が載った卒園アルバムを見ることになるのだろうか?

ただ、今はとにかく無理なく元気に過ごしてくれれば…。


7月16日(火)

今日で、静岡英和学院大学の3時限目「国際関係論」と5時限目「異文化コミュニケーション論」が終講した。今年度に入って、初めて終講科目が出たことになる。

なのに、いずれの科目も “先週までに語り終えるべき内容” がまだ終了していない状態で今日を迎えてしまった。今日の90分で解説を全て終えないと…ということで、昨夜は解説内容の見直しを徹底した。

結果、「国際関係論」は「21世紀的な国際関係」の解説と「K−POPにおける剽窃」などを(半ば強引に)1つの流れにして説明する。DVDやCDを再生しつつ、どうにか “まとめ” にたどり着いた。

「異文化コミュニケーション論」は、最初に日本(人)的人間関係について「縁」「間人主義」「恥」などの概念から説明し、今まで解説してきた内容を「異文化受容」という観点から語り、配布済みの歌詞カードを使用して異文化コミュニケーションの本質について再確認し、そのうち数曲を鑑賞し、こちらもどうにか “まとめ” にたどり着いた。

終講時には切ない想いが募る私だが、今日は「やれやれ、何とか全てを解説し終えたか…」という安堵感のほうが勝っていた。ただ、まだ試験監督時に学生と会えるとはいえ、講義という形で会うことは無いと思うと、やっぱり切なさも感じるところ…。

今朝もいつものように駿府ライナーで静岡入りし、清水先生の事務所にお邪魔する。そして、帰りは先週と同様に新幹線ひかり号を利用した。昨日のうちに特急券の予約を入れておいたのだが、今日はいくらか気温は低めで過ごしやすく、高速バスで東名江田に戻っても体調的に問題はないようにも思えた。

が、今週も早めに帰宅したほうが良いと考え、新幹線で新横浜に戻ることにした。ひかり号だと、45分程度で静岡から新横浜に到達する。高速バスの2時間半という行程に比べると時短は素晴らしいが、“ひと眠り” というワケにはいかないのがちょっと…。

ポール・マッカートニーが『Ebony and Ivory』の中で「There is good and bad in everyone」と言っているように、誰にでも善と悪があり、どのような手段にも一長一短があるということなのだろう…と、強引に今日の講義内容を引用してみた私。

明日の講義も頑張ろう!


7月18日(木)

昨日は、アタフタ、ドタバタ、オロオロ…で、「ぼやき」の更新にまで気が回らない状態に…。

先週末に高熱を出した息子、一昨日は元気に動き回り、食欲もスゴかったのだが…。このところの寒暖差がいけなかったのか、昨日の朝になって再び発熱!? 昨日から幼稚園が再開したというのに、またもや家で寝ていなくてはならない状態に…。

急いで妻が息子を連れて病院へ行ったのが功を奏したか、今日は息子の体温が平熱に戻っていたが、ここで油断すると熱はぶり返してしまう。おまけに、明日は息子の通う園の終業式である。何としても、この体調をキープさせないと…。

息子の発熱で気が動転したのか、大学に持っていくお弁当を直射日光のもとにさらし続け、台無しにしてしまった私…。さらに、新横浜で買ったお茶(ペットボトル)を「講義前や帰途でも…」と思ってチビチビ飲んでいたのだが、国際関係学部の3時限目「社会学」を終えて学生の応対をしているうちにペットボトルの存在をスッカリ忘れてしまい、お茶は教卓(AV卓)に置き去りにされてしまった。

さらに、帰宅してパソコンを起動させると、システムの異常が…!? そのシステムが作動しなくても支障は無いと言えば無いのだが、作動してくれたほうが便利であることは確か。原因を調べているうちに、レジストリの異常が見つかった。新たにキーを作成し、値を入力したのだが、ほんの数秒でエラーが出る…。改めてキーを作成し、値を再入力するも、数秒でエラー…。

深夜までパソコンと格闘し、Windowsの「回復コンソール」をかけてみたのだが…。何ら解決にならず。システムが安定していた頃に「システムの復元」で戻してみたが、レジストリの異常は修正されず。

昨日は、そんな慌ただしい一日だった。

が、講義はシッカリ実施した。3時限目「社会学」は、昨日の講義を含めて残余2回である。昨日は、毎年恒例の(?)「ラヴソング分析」を行うため、歌詞カードを配布し、1970年代から90年代の “ニュー・ミュージック” を鑑賞した。が、前回までに『LOVE』3部作の鑑賞が終了していなかったため、急いでそれらの世界観について簡単にコメントし、メドレーで再生する。

そして、「ラヴソング分析」については残り時間の関係もあって「途中でフェードアウトするのもやむを得ないか…」という状態になりかけるが、結論に相当する部分の曲を次回にまわすことにして対処する。よって、1曲ごとにキチンと解説しながら鑑賞することが可能となった。

これで、とりあえず次回の “終講” を無事に迎えられそうである。

ここまでは、基本的に昨日の話…。

ここからは、今日の話…。

松戸歯学部の1時限目「社会学」が、今日を以て終講となった。講義回数14回…。同時間帯に開講されている他の総合教育科目は終講試験を実施していたが、私は試験を9月に行う旨を年度初めに大学と学生に伝えておいたので、今日は講義の最終回扱い。「人間関係の諸相と構造」をテーマに語ってきたここ数回の講義について簡単にまとめ、長嶋茂雄の引退時のあいさつを紹介しながら「地位-役割」の関係性を語り、「病人(患者)役割」についてまとめた後、具体的な医療社会の人間関係について話を進め、それを今年度の「社会学」のまとめとした。

法学部への移動中、松戸歯学部の講師室にクリアファイルを置きっ放しにしたことに気づき、急いで電話をする。とりあえず、クリアファイルは私の自宅に送ってもらうことにしたのだが、問題はその中身…。今日の講義用資料は、全てそのクリアファイルに入れてあったのである!

法学部に到着後、パソコンで「日本大学連絡板」にアクセスし、私の講義用資料をダウンロードする。法学部で使用する資料は、全て学生たちにダウンロードしておいてもらうことにしているので、このシステムに私自身も助けられたようなものである。

昨日のアタフタ、ドタバタ、オロオロ…が、まだ続いているようだった。

法学部の3時限目「社会学」は、今日で前期終了! そして、偶然にも(?)解説内容が午前中の松戸歯学部とほぼ一致するのだが、こちらはパソコンから音声を出力することが出来る上、DVDの再生が可能なので、長嶋茂雄の映像を再生しながら「地位-役割」の関係性を語った。が、法学部の「社会学」は通年科目で、慌てていろいろな話を進める必要もないので、「病人(患者)役割」などについては後期に解説をまわすことにした。残り時間は、「ピタゴラスイッチ」でおなじみの『ぼくのおとうさん』をDVDで鑑賞して、終業チャイムと同時に解説が無事終了した。

急いで帰宅すると、息子はやっと平熱に戻っていて、楽しそうに遊んでいた。さらに、夕飯をモリモリ食べて…。おや、この展開…、デジャヴュではあるまいな!?


7月19日(金)

静岡英和学院大学の1時限目「現代の国際社会」も、本日を以て終講! これで、今年度の英和における講義が全て終了したことになる。

「今日まで、お疲れ様!」ということなのかどうかわからないが、静岡で新幹線を下車してバスターミナルへダッシュすると、ほぼ定刻通りに静岡英和学院大学行きのバスが到着し、さらにその “ほぼ” 定刻通りをキープしながら順調にバスは走行…。いつものような慌ただしさとは無縁の、ゆったりした気分での大学入りとなった。

講義は、今までの解説内容を再確認しつつ試験のガイダンスを行った後、“まとめ” として「出会い」「社交的価値」「重要な他者」などといったカウンセリングや社会学の語句を用いつつ、国連憲章の「善良な隣人」という言葉の重要性について語って、無事に終了した。

通信教育部へ向かう新幹線の車中、静岡〜品川間は意識不明状態…。実は、昨夜から体調が怪しく、今日は講義が出来るのかかなり不安だった。そこで、体を休められる時に徹底的に休めようと思い、新幹線に乗る前にお弁当を食べて、睡眠状態に入った次第。

東京に到着した時には少し体が楽になっていたので、この状態をキープするために乗り換え時には “なるべく” 走らず、乗れる電車に乗って移動することにした。が、結果的にはいつもと “ほぼ” 同じ時間に通信教育部入りすることに…。

4時限目「社会学」は、「人間関係の諸相と構造」の解説が続く。今日は、主に人間関係の特徴と「地位」の概念について確認する。この講義は、ここまで計画通りに進行している。今日も予定通りに話が進んでいたので、次回に解説する予定だった話を最後にちょっとだけ付け加えておいた。

講義の途中で、ノドに炎症が生じていることが発覚! さらに、声がかすれてしまったが、それでも気合いで講義を続けた私…。

帰りに耳鼻咽喉科を受診したが、ノドの赤みが私の予想を超えていて、抗生物質を処方されることに…。

とりあえず、講義に穴を開けることも無く、心置きなく(?)週末を迎えられそうである。


7月20日(土)

18日の「ぼやき」で、レジストリの異常が見つかったことについて言及(?)した。レジストリエディタregedit.exeを起ち上げ、新たにキーを作成し、値を入力しても、ほんの数秒でエラーが出る…という事態に陥った話を書いた。

実は、ファイルを開ける際に右クリックすると「プログラムから開く」という項目があるハズなのに、それが表示されなくなってしまったのである。

要するに、その指示を出すはずのレジストリキーが壊れてしまい、ファイルを開く際のプログラムが選択できなくなった…というワケである。

そして、その状況を今日の午前中まで打開することは出来なかった。

昼食後、レジストリの構成をちょっとだけ念入りに分析していたら、あることに気がついた。「そうだ! 新しいキーを “別のディレクトリ” に作成したら、もうエラーが出ないで済むのでは…」と。そこで、別のディレクトリ(ただし、並列の階層)に新たなキーを作成し、そこから本来のコマンドを読み込めるようにサブキーを作成してみた。

すると…、一手間余計にかかってしまうものの、プログラムを選択してファイルを開くことが出来るようになった。

学生たちに私は「人から注意された時、同じことをし続けたら “同じ注意” を受け続けるだけだ!」と忠告しているが、まさにここ数日の私はこの状態…。同じことをしていたら、同じエラーを導くだけのこと。本来、私の作業は間違っていないのであるが、パソコン(あるいはWindows)がその作業を受け入れてくれないのであれば、違う方法を模索するべきだったのである。

別の方法に気づいた後、ほんの数分で事態は打開された。

が、レジストリは “いじり方” を間違えるとアプリケーションが起動できなくなったり、パソコンの動きが不安定になるばかりではなく、時にはWindowsそのものが起動できなくなることもある。レジストリをいじったがための不具合については “サポート対象外” となるため、“深刻度が高い場合” や “ある程度の責任を持てる場合” 以外、レジストリに関する手動の作業はお勧めしない。

レジストリをいじる必要がある場合は、専門家が作ったレジストリ編集用ソフトなどを使用されたい。


7月22日(月)

月曜日と水曜日の3時限目にセメスター開講していた国際関係学部の「社会学」は、今日で終講。そして、国際関係学部でこの科目(4単位ものとしての「社会学」)を担当するのも今日が最後…ということになる。

最終回は、前回の「ラヴソング分析」の続きを前半で行い、後半は「ごっこ遊び」の話を久々に持ち出し、子どものうちから我々が「話し合いで役割を決める→ルールを決める→演技する」という流れを体験していることを説明した後、今まで30回に亘って語ってきた内容のまとめをした。

来週月曜日に終講試験の監督をすることになっているが、ひとまず受講学生とお別れ…となる。

開講すれば、終講する…というのは当たり前のことなのだが、その “当たり前” を何度繰り返しても “慣れ” という心境にたどり着くことがない。仕事の終わりの充実感とともに、寂寥感も募るのである。

話は変わって…、今日は土用丑の日! そして、明日は大暑! 鰻を食べて、スタミナをつけて、厳しい暑さに負けずに過ごしたい! が、妻は静岡っ子なのに鰻が苦手…。よって、鰻は私と息子の男同士で食べることにした。

息子が鰻を食べるのは、今日が初めて。果たして、食べられるかどうか…? 数分後、息子の鰻丼は、鰻だけがキレイになくなっていた。どうやら、気に入ったらしい。ただ、鰻の小骨がちょっと気になったらしく、小骨だけを器用に口から取り出すことも…。

明日からしばらくオフ日が続くので、自分(の心身)とパソコンのメンテナンスに時間を費やすことになりそうである。


7月26日(金)

昨日、「明日は仕事だから…」と私が言うと、息子が「お父さん、明日お仕事行くの?」と確認してきた。「そうだよ! お仕事、行くんだよ!」と答えると、「やった〜っ!」と嬉しそうに叫ぶ息子…。

私が家にいなくなるのが嬉しいのかな…と思っていたら、どうやら違うらしい。ここ数日、補講日やら何やらで通常講義がなく、私は家にいることが多かったのだが、息子は私が体調を崩して家にいるものとばかり思っていたらしい。水疱瘡や発熱で幼稚園に行くことが出来ず、先生やお友だちに会えず家で寝ていなくてはならない切なさを知った息子は、私が健康回復して仕事に “復帰” するのだと勘違いし、それで「やった〜っ!」と叫んだ…という次第。

そんな愛情(?)に背中を押され、今朝は5時過ぎに起床し、6時前に家を出て、向かうは静岡英和学院大学…。先週は静岡駅から乗った英和行きのバスが至極順調に走行したので、「今朝も…」と期待したのだが…。

実は、今日は1時限目「現代の国際社会」の終講試験の監督をするための出校である。試験監督に遅刻してはシャレにならないので、今日はどうやって大学へ向かうかずっと思案していた。前日に静岡入りしてホテルに泊まるか、新横浜を6時ちょうどに出発するひかり号に乗って静岡入りするか、はたまた夜行バスで早朝に静岡入りするか…などなど、いろいろな手段を考えた。しかし、先週の英和行きのバスの走行に「きっと、来週(=今日)も順調に走行するだろう」と期待し、いつも通り7時前に新横浜を出発するこだま号に乗って静岡入りした。

ところが…、今朝の静岡市内はちょっとした道路渋滞が生じていて、期待とはかけ離れた状態に!? 1時限目開始15分前、やっとバスが大学に到着した。

ほぼ全力で講師室に向かい、出勤簿に押印後、学務課で試験問題を受け取り、試験の実施教室へ向かう。学科・学年別に着席させているうちに、試験開始時刻が過ぎていた。さらに、遅刻者数名…。試験時間は私の時計で60分計測することにして(英和は始業・終業チャイムが鳴らないので)、何事もなかったかのように開始させた。欠席過多につき受験資格を喪失した者以外、全員が受験した。「1人でも多くの学生が合格できるように…」と祈りながらの試験監督だった。

監督終了後、いつもより早めのバスで静岡駅に戻り、新幹線の待合室での〜んびりお弁当を食す。そして、新幹線で通信教育部へ移動する。

そして、4時限目「社会学」に臨む。そう、まだ前期の講義は全てが終了したワケではなかったのである!

講義は、「人間関係の諸相と構造」の最終回…。「役割」の概念、「地位-役割」の関係性を語った上で、長嶋茂雄の引退あいさつの映像をDVDで再生したり、「病人(患者)役割」について語ったりしつつ、残り時間は、「ピタゴラスイッチ」でおなじみの『ぼくのおとうさん』をDVDで鑑賞し、前期の解説内容を全て終了させた。

その後、帰宅前にアチコチ寄ったのだが…。これは、明日の「ぼやき」で!


7月27日(土)

今日は、息子にとって “3歳最後の日” である。早いものである。

幼稚園のお誕生会にてアチコチの幼稚園や保育園では、毎月 “お誕生会” が催される(と思う)。息子が通う幼稚園でも毎月必ず “お誕生会” があり、今月は11日に開催された。そして、7月生まれの我が息子は、主役の一人になった。

妻が撮影してきたビデオを見て気づいたのだが、7月生まれの多いこと、多いこと…!?祝福されるお友だちがステージに全員上がるまでにえらく時間がかかり、さらにプレゼントの手渡しやインタビューにも時間がかかり、今回は先生方からの “出し物” が取りやめになる事態に陥ったのだとか…。

ちなみに、息子のクラス(全24人)だけでも7月生まれが5人!? その反動…というワケではないが、6月生まれと8月生まれは1人ずつ。

件のお誕生会で『お誕生日の歌』が歌われるのだが、子どもを持つようになって意識が変わったのか、その歌の内容にキュンとなってしまう。

今日は私の誕生日 赤ちゃんになって生まれた日
お父様も お母様も 祝ってくださる
うれしい うれしい

昭和初期に成立した作者不詳の童謡らしいのだが、「赤ちゃんになって生まれた日」という部分が特にグッとくる。赤ちゃんになって生まれてきた息子の姿と、「これから、この子の父親になってゆけるのだろうか?」という意気と不安が入り交じっていたあの日の自分が、ふと思い出される。

あれから4年…、息子は順調に(?)成長している。

そして一昨日、息子と一緒に風呂に入っていた時のこと。湯船に息子を入れ、「これをお風呂で溶かしてね!」と言って炭酸ガスの入った固形入浴剤を息子に渡した。私は、シャワーを出して顔を洗っていたのだが、そこへ固形入浴剤を持った息子の手が…!? シャワーの水勢によって液体化した入浴剤が私の口に入り、そのままノドへ…。弱りかけていたノドへ炭酸ガスが刺激を与え、声が出なくなる有様。そして、咳でむせ続ける私…。

昨日は静岡英和学院大学の試験監督と通信教育部の講義があったが、試験監督中からノドに力が入らず、通信教育部の講義中には声がかすれてくる始末…。幸い、声が完全に出なくなるような事態には陥らなかったものの、講義を終えた後はノドのあたりが熱く感じられ、咳も一度出るとしばらく止まらないような状態になってしまった。

帰りに耳鼻咽喉科に寄り、ノドの炎症止めと咳止めの薬の処方箋を出してもらい、処方箋薬局で服用時の細かな注意を受けた。特に咳止めの薬…、これは細心の注意を払わなくてはならないらしい。「1日に2回を超える服用はしてはいけない」「1回の服用量をシッカリ量らなくてはならない」などと言った説明…。そして、「この薬、とにかくマズイんです! 飲みにくいかも知れません。ホント、すごくマズイんですよ!」と薬剤師さんが念を押す。

どんな良薬でも、服用方法を間違えれば命に関わることもある。説明は、少なすぎるよりも多すぎるくらいが良いのかも…。

そして今日、私のノドはまだ炎症から解放されておらず、発声にも一苦労する状態が続いている。赤ちゃんだった息子を見て「この子の父親として、頑張ろう!」と心に誓った4年後、息子によって入浴剤を飲まされた私…。


7月28日(日)

今日で、息子は4歳!

息子の誕生日を祝うため、今年も横浜アンパンマンこどもミュージアム&モールに行ってきた。もはや、恒例のイベントとなった。が、来年の7月28日は月曜日となるため、誕生日当日にアンパンマンミュージアムに来られるかどうか…。

アンパンマンミュージアム&モールには12時頃に到着した。昼食はアンパンマン&ペコズキッチンで…というのも恒例化しているが、今日は日曜日ということで60分待ち(33組)という大混雑! なのに、我ら家族は12時半過ぎに入店し、10分ほどでテーブルに案内された。20数組を思いっきり飛ばしての案内である。

というのも、1週間以上前にEPARKで “将来順番受付” をしておいたので、優先的に名前が呼ばれるようになっていたのである。“予約” とは違い、店内の混雑ぶりによっては希望の時間に案内されないこともあるのだが、今回は無事に希望時刻(12:40ごろ)に名前が呼ばれた次第。

昼食後、ミュージアムエリアに足を踏み入れるが、いつの間にか入館料が1000円から1500円に変更となっていて、一瞬「う゛っ!?」という気持ちになるが、息子にとって年に一度の誕生日(いや、誰だって誕生日は年に一度だが…!?)にケチケチするのもイヤなので、3人分シッカリ入館料を払うことにした。

幼稚園で鍛えられたのか、ミュージアムそのものに慣れていたのか、息子がかなり積極的に動けるようになっていた。つい最近まで、知らない子に対して尻込みすることが多かった息子が、シッカリ意思表示していたのである。だからといって和を乱すこともなく、我をいたずらに通すワケでもなく…。

成長したんだなぁ…。

親バカが8割以上込められた感想だが…。


7月29日(月)

国際関係学部「社会学」の終講試験を実施した。よって、今日はその試験監督のみ…。そして、履修学生たちと一堂に会する機会は、解答用紙の回収を以て終了した。

試験開始前に「東海道線、停電で運転を見合わせ」という情報も入ってきたが、欠席過多につき受験資格を喪失した者以外、全員が受験した。あとはこれを採点し、Web上で成績を入力すれば、この科目に係る作業が全て終了することになる。

試験時間は50分なので、いつもより1本早い新幹線で帰途に就いた。帰宅してすぐ、妻と息子を近所の医院へ連れて行く…。息子は発熱も治まったというのに時々湿ったような咳が続き、妻はノドをやられてしまい、それで通院させることにしたのだが…。息子はともかく、妻はかなりツラそう…。

ただ、処方された薬の効きが良かったらしく、だいぶ症状は落ち着いてきた模様。

さて、明日は静岡英和学院大学の年度内最後の出校…。


7月30日(火)

今日、静岡英和学院大学の「国際関係論」「異文化コミュニケーション論」の終講試験を実施した。これを以て、今年度の静岡英和学院大学への出校(出講)が終了した。

4月の初講から、気がつけば終講試験にまで至っていた…。駿府ライナーで仕事に向かうのも、今年度は最後…。そんな私を慰労してくれているかのように、バスはかなり順調に走行していた。

静岡英和学院大学での試験監督後、静岡市内のホテルにチェックインし、清水先生の事務所へ向かう。そして、清水先生と打ち上げ会…。事務所近くに最近オープンしたお店で、2時間近く飲みながら語り合う。

楽しい “仕事納め” となった。

そして今、静岡市内で今日の「ぼやき」を更新作業している次第。


7月31日(水)

今朝は8時前にホテルで朝食をとり、9時に静岡駅前を出発する駿府ライナーで横浜に戻った。

静岡駅周辺は太陽が顔を出す好天だったが、清水区内に差しかかったあたりで雲が空を覆い尽くし、東名高速を走行するや否やすっかり陽光の届かない状態に…。いつ雨が降ってもおかしくないような陽気になったものの、神奈川県内に入って徐々に日が差し込んできた。

東名江田バス停で下車した時は、太陽が猛威を振るっているような状態だった。

そして、12時半に帰宅…。息子は「お帰りなさい!」を言うより前に、「お父さん、どこ行ってたの〜?」と言い出す始末。夜は家族そろって過ごすのが常であるがゆえの発想なのだろうが…。

突然ではあるが、ここで “昨日と今日の出来事” を写真で紹介!

静岡英和学院大学の学食にて
昨日、静岡英和学院大学の学食で食べたランチセット。

これだけ揃って、何と300円!
世界文化遺産登録を記念した富士山豆腐
昨夜、清水先生との宴で注文した豆腐。

「富士山」と「三保の松原」が世界文化遺産に登録されたことを記念して作られたメニューで、豆腐で「富士山」を、ネギやショウガ、カツオブシ、かいわれ大根で「三保の松原」を表現しているのだとか…。
いよいよ、こんな行き先のバスが運行される時期に(静岡駅前にて)
今朝、静岡駅前で見かけた富士急行のバス。

行き先を見て、今が盛夏であることを実感させられる。今は富士山の登山シーズンなので、この時期のみ静岡駅から富士山富士宮口五合目までバスが運行されている。

このところ、富士山の雄姿を拝む機会は多いものの、富士山に登っていないなぁ…。
静岡駅から富士山五合目行きのバス

こんな感じ(?)で、今月最後の「ぼやき」更新は終了…。


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