2011年6月のぼやき



6月1日(水)

3月の東日本大震災で被災された方々の思いなど無視して、国会では内閣不信任案の提出とは…。こんな時に、政争している場合か? 与野党それぞれの力を結集し、心を一つにしてこの国の復興のために頑張ろうという気持ちはないのか?

そもそも、原発を推進したのはどの政党だ? そもそも、災害対策を疎かにしてきたのはどの政党だ? 政府の揚げ足ばかり取って、協力する意思もなく、それでいて国民の味方を気取る野党の態度に、呆れるのを通り越して信頼すらできない。かといって、現政権を支持するのが正しいか否か…というのも別問題。

それでも、今は政権を争うよりも一致団結が求められていると、私は信じている。

「和を以て貴しと為す」の精神は、廃れてしまったのだろうか?

今日は無理なく通勤しようと思い、往きも帰りも新幹線…。楽なことは楽だが、講義の予習をするのには時間が足りなくなる。帰りは帰りで、仮眠をとるには中途半端…。通勤時間は短縮されるが、何となく一長一短。

11時過ぎに国際関係学部に到着したが、今日は印刷するべきものがないため(月曜日までに今週分を全て印刷済みなので)、とりあえず来週使用する講義用資料の確認などしながら3時限目の開始を待った。

3時限目「社会学」は先週から「問題行動の根源」について解説をしているのだが、教室に集まる学生の一部に自身の問題行動を自覚していない輩がいて困る。今日も、講義を始めると言っているのにもかかわらず話をやめなかったり、ヘラヘラ笑って別のことをしている学生がいて、半分本気(半分演技)で怒鳴った私…。教室に、私の怒号が響き渡る…。「私が学生を叱るのは、私がムカついているからではない。世間の常識から外れた動作に対して叱っているだけだ!」ということを説明するが、どこまで伝わった(理解してもらえた)のやら…。予定外の “説教” で講義時間配分の変更を余儀なくされながらも、「行為と行動」の違いを説明し、いつもこの違いを説明するために2曲紹介するのだが、今日はとりあえず1曲だけ紹介して講義を終えた。

4時限目「日本の社会」は、本当なら今日で「日本(人)的コミュニケーション」の解説を最後にするつもりだった。その最後の解説テーマは「日本(人)的 “和”」なのだが、前回までの復習に時間をかけ過ぎたことと、解説にスピード感がなかったことが相まって、予定したDVD2本の再生には至らず。本当は残り時間で1本見ようと思えば見られたので、オーディオ卓の電源を入れつつ、学生たちにDVDを再生するかどうか聞いてみたのだが…。学生たちはそれを望まなかったらしく、「こういうのを、以心伝心の失敗というのかなぁ…」などと以前の講義内容に絡めて状況(情況)説明し、講義を終えた。

5時限目「日本社会」は、今日から再び先々週までの教室に戻っての講義。私のサイト「日本大学連絡板」でその事実を確認してから教室に集まった学生もいれば、先週の教室に張り出された「教室変更情報」を見てから急いで移動してきた学生もいて、講義開始がその分だけ遅れる。さらに、よせばよいものを、先週の講義内容を別の具体例で説明しようと冒頭の内閣不信任案を例にとって話を始めたところ、妙に熱くなりすぎた私は話が長くなり…。それでも、今日は日本における「和合」の含意について「週刊少年ジャンプ」に掲載された(掲載されている)『ドラゴンボール』『こちら葛飾区亀有公園前派出所』『ワンピース』などを例に挙げて語る。今日はCDとDVDを使用する予定だったが、時間の関係でDVDだけを用い、『それいけ! アンパンマン』の「アンパンマンとばいきんまん」の巻を用いてさらに詳しい解説をして、ちょうど終業チャイムが鳴る。

3コマともCDかDVDの使用予定があったのに、予定通りに使用できない…という体たらく。計画に無理はなかったんだけどなぁ…と思いつつ、来週の講義の展開を考える夜…。


6月2日(木)

気のせいだと言われたらそれまでなのだが、今日は朝から全ての歯車が噛み合っていなかった。

曜日を間違え、朝からアタフタ…。いつもの木曜日と同じ時間(5時すぎ)に起床したものの、その時点では別の曜日の講義をするつもりになっていた。

6時前に家を出て、最寄りバス停に到着し、さしていた傘を閉じてトントンと地面に軽く叩きつけて雨水を落としていたら…、ジャンプ傘のストッパーかハジキがおかしくなったらしく、傘を固定しておくことができなくなってしまった。この傘、買ってからまだあまり使っていないもの。諦めきれない想いばかりが募る。

加えて、バスと地下鉄、地下鉄と横須賀線、東京からのJR各線の乗り継ぎが思うに任せぬ状態だった。上野ではデーバッグ全開で疾走し、「(中身が)落ちましたよ!」と声をかけられてやっと状況把握できたような有様。ちなみに、バッグから落ちたのは、ソウルで購入した忠武路(チュンムロ)国際映画祭のトートバッグだった。

結局、いつもより遅い松戸歯学部入り。

いつも松戸歯学部構内のコンビニで買って飲む缶コーヒーを、今朝は東京駅3・4番線ホームで飲むことにした。

1時限目「社会学」は、先週から今日から「日本(人)的 “○○”」というテーマでの解説を始めた。今日は「日本(人)的 “和合”」について。日本における「和」という漢字の意味合いと「和」の意義、特徴、含意などを語る。解説そのものは順調だったと思うのだが、残念ながら今日も講義中に何回も教室のドアを開けられる。10時半過ぎに講義を終えて廊下に出ると、「あぁ、やっと解放された!」などとふざけたことを言う輩がいて、思いっきり不愉快な想いをさせられた。急ぎの移動がなければ、彼らと話し合うところだが…。

急ぎの移動のためにバス停へ向かうが、肝心のバスが来ていない。10:37発の松戸行きは、10分経っても姿を現さない。10:50を過ぎた頃、2台続けてバスが現れた。道路渋滞の影響でダイヤが大幅に乱れたのだという。

いつもの常磐線(松戸、11時発)に乗れなかったばかりか、「このままでは、講義前の準備さえままならないのでは…?」という状況に陥りそうになったが、幸いバスは順調に走行し、常磐線から京浜東北線快速、そして総武線・中央線緩行の乗り継ぎもスムーズで、講義開始の30分以上前に法学部到着! お弁当もシッカリ食べ、講義の準備をする余裕もあり、落ち着いて3時限目「社会学」に臨んだ。

先週から「社会的動物としての人間」をテーマに講義を進めているが、今日は “動物” に関する内容が中心。特に「生理的早産」をメインに、人間の動物的な特徴を挙げ、それ故に生きてゆくのに社会が必要不可欠であることを語る。

講義後、急いで鴨居に向かう。駅前で妻と息子と合流し、ダイエー「木曜の市」へ。傘が壊れてしまったことを妻に伝えると、「ダイエー前の修繕屋さんに相談してみたら?」と言う。「直るかなぁ?」と不安げな私に、「聞くだけなら、タダ!」と…。それで、修繕屋さんに寄り、「傘を閉じたまま固定できなくなっているんですが…」と症状を伝えると、「そりゃ、もうダメだねぇ…」と言われる。が、傘を見せるよう言われて差し出すと、「あっ、これなら直せるかも…」と言うので、傘を預けることにした。「ちょっと時間、かかるけどね…」と言われたので、「どのくらいかかりますか?」と尋ねると、「10分!」と即答! 買い物後、修繕の終わった傘を受け取り、代金を支払う。修繕費、210円也! 格安!

ささやかな、喜び…。

週末には、運勢が上昇していることを願うのみ!


6月3日(金)

先々週から、木曜日・金曜日は松戸歯学部以外全て同じ講義内容…という状態が続いている。が、それも今週までの話で、来週からは通信教育部の講義内容が法学部とは別のものになる。

同じ話をするというのは、楽なようで難しい。講義用資料などに関しては同じものを準備すればよいので楽だが、モチベーションをキープするのが大変だったりする。が、受講学生にとっては常に初めて聴く講義内容である。全国ツアーに出ているミュージシャンなど、常に同じ曲順で演奏しているワケだし、常に最高の演奏を心掛けている彼らのように “プロ意識の有無” がモチベーションを左右するのだと以前から信じ、自分の責務を再確認して教室に入るようにしているが…。

結局、法学部2時限目「社会学」も、通信教育部4時限目「社会学」も、それぞれが “初回” のような気持ちになって解説を始めたため、講義時間を1〜2分超過してしまうほどだった。

聴いている学生も楽しく、解説する私も楽しく思えるような講義…というのが理想なのだが、果たしてその域に達しているのか? はたまた、道のりは長いのか?

帰りに中山で途中下車して、駅前の東急ストアにある某百均でフリーザバッグやカップ麺を購入し、サービスカウンターでパンまつりのお皿を交換した。

天気予報に変更があって、関東地方の週末は晴れるとか…。晴れたり曇ったり、気温が上がったり下がったり…で、体がその変化についてゆけずに過ぎていった1週間だったが、この先まだまだ乗り越えなくてはならないことがあるのだから、ここでへこたれているワケにはいかないのである!

渇を入れて、来週以降に備えなくては…。


6月5日(日)

昨日の話から…。

昨日は家族そろって私の実家へ。前に実家を訪ねた際に傘を置いたまま帰ってしまったし(我が家には、まだ傘があるにはあるのだが、この時期には傘がちゃんとストックされておいたほうが良いので)、息子も実家で遊ぶのが好きなようなので、出かけてきた。バスや地下鉄や電車を乗り継いで、息子は大興奮! そして、私の両親を巻き込んで(?)家中をドタバタ走り回り、庭では誰に教わったワケでもないのに熊手を使って地面をカリカリしていたり…と、やりたい放題。

昼寝もせず暴れまくった結果、実家の最寄りバス停からバスに乗った途端に眠ってしまった。

そして、私も帰宅して食事をしたら…。

今日は、、ゴールデンウィーク5月22日に参加したケータイ国盗り合戦国盗りおにごっこに “ケリ” をつけてきた。全行程クリア! この企画をたった1日でクリアした強者も多いらしいが、我ら家族はのんびりと自分たちのペースで無理なくクリアしたつもりだったが…。念入りにルート確認などしてきたハズが、途中で何度も予定変更を余儀なくされるような有様。仕事とは違うのだから、その状況に合わせてフレキシブルにいけばよかっただけの話…。

このイベント、東急電鉄とのコラボであるのと同時に、1日乗車券などの売り上げの一部が東日本大地震の被災地へ寄付されるということもあり、何もしないよりも何か協力できることを…と思っての参加でもあった。

今日の「ぼやき」は、交通機関ネタで結ぶことにしよう。

我が家周辺の交通事情も、どんどん改善されるらしい。私はいつも横浜市営バスの12系統と36系統を利用しているのだが、その36系統に急行(326系統)が設定されるという。

移動時間が短縮され、便利になることは間違いない。ただ、残念なことに326系統は上り便のみの運行となり、横浜駅西口や東神奈川駅西口発の下り便には設定がないという。下り便にも急行設定があれば帰りはかなり楽になるのだが…、よくよく調べてみたらこの急行便は朝のみ…要するに通勤時間帯のみの運行らしい。ちょっと、ガッカリ。

とりあえず(?)利用してみたいのだが、時間が合うかどうか…。


6月6日(月)

テレビの画面右上に「デジアナ」という表示が!? おやっ、この間までは「アナログ」だったハズだが…などと思いつつネットで調べてみた。すると、私が加入しているフレッツテレビでは2015年まではアナログテレビでデジタル変換された信号を受信できるらしい。

我が家には地デジ対応のHDDレコーダーがあるので、テレビを急いで買い換えなくては良いとは思っていたが…。昨年2月の引越時にNTTから「インターネットも、電話も、テレビも、フレッツ光にするとお得です!」と勧められ、従っておいて良かった…と、改めてその威力に感嘆する。

今日は、暑い暑い一日だった。「上着は必要ないなぁ…」と判断し、半袖ワイシャツにデーバッグという出で立ちで出講したが、それが正解であることを一日中実感した。

6月に入り、通年の講義についてはそろそろ上半期の “まとめ” を考える時期に入り、半期科目や半期セメスター科目に関しては後半戦に突入…という状態。そんなことを考えながら、国際関係学部入りした。

3時限目「社会学」は、今週も「問題行動の根源」がテーマ。最初に前回(行為と行動)の復習を念入りに(30分ほどかけて)行い、残りの時間で「根源」の部分について解説する。特に、無自覚な行動がどのような影響を及ぼすのかを中心に、具体例を挙げつつ説明してゆく。学生たちにも身近な話だったのだろうか、やけに今日は学生たちの真剣度が高いように思えた。

4時限目「日本の社会」は、「日本(人)的コミュニケーション」の最終回。本来なら前回の講義で最終解説にするところだが、今年は講義回数に余裕があるのと、前回は解説内容が多岐に亘ってしまったこともあって時間が足りなくなったので、前回紹介するハズだったDVD映像を今日まとめて再生することにした。『それいけ! アンパンマン』『とっとこハム太郎』のように文部科学省の好むアニメーションに見られる「日本(人)的 “和”」について考察したのだが、果たして効果があったのかどうか…。

往きは特急踊り子号で三島入りし、帰りは在来線を乗り継いで横浜に戻るつもりでいた。往きは予定通りだったが、講義終了後に(暑さのせいもあるのだろうが)倦怠感が襲ってきたため、新幹線に乗って帰ることにした。

まだまだ1週間が始まったばかりなので、弱音を吐くワケにはいかないのだが…。


6月7日(火)

6時半前に家を出て、22時半前に帰宅する…。たいていの火曜日は、こんな感じである。火曜日の在宅時間は、睡眠時間を含めて8時間程度。1日24時間のうち16時間(3分の2)は、外にいることになる。

さらに、通勤時間が片道4時間半…往復9時間! 講義している時間が90分×2で180分(3時間)なので、実に仕事をしている時間の3倍も通勤に要していることになる。

もっとも、それは往復(東名江田〜JR静岡駅間)とも高速バスを利用しているからであって、往復とも新幹線を利用すれば通勤時間は半分に抑えられるハズである。バス好きだからこそ為せるワザ(?)なのだろう。

さて、今日の静岡英和学院大学の2コマは、調子よく予定通りに展開することが出来た。

3時限目「国際関係論」は今日から「ナショナリズム」をテーマに解説が進むが、まず概説的な話とその機能面について90分語り続けた。具体例としてWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に関する韓国での報道を取り上げたが、例年この話題に入ると熱が入りすぎて…。

5時限目「異文化コミュニケーション論」は、「自文化中心主義と文化相対主義」の解説。シラバスに従えばこのテーマは2時間を要するのだが、先週の講義で予定を変更してしまった(本来1回で終える「“愛” の比較」の解説を2回に分けた)ため、2回分を1回で解説した。解説内容のボリュームは落とさず、それでいて半分の時間で語る…という暴挙(?)に出たのだが、空き時間(4時限目)に念入りなシミュレーションをしたことが功を奏し、90分で無事に全てを語り終えた。

やれば出来るもんだなぁ…と思いつつ、妙なドキドキ感が講義後も残っていた。

とはいえ、無理しないように気をつけないと…。


6月8日(水)

雨降る寒い朝…。7時半過ぎに起きると、季節が戻ってしまったような感じさえした。そこで、今日は久々に上着を着て出かけることにした。

ところが…、特急踊り子号が三島駅に到着する頃には、すっかり雨も上がり、蒸し暑くなっていた。国際関係学部に到着するや否や、ハンガーに上着を掛け、大学を出て家路に就くまで着ることはなかった。

3時限目「社会学」は、相変わらず「問題行動の根源」について。今日のテーマは「罪の意識」で、自我と超自我との関係性やデュルケムの見解などもふまえながら話を進める。

4時限目「日本の社会」は、いよいよ今回から後半戦! 後半最初のテーマは、いつも「日本的経営」である。そして、いつも「この『日本的経営』という言葉は “日本的な経営” ということではなく、“日本的経営” という学術用語であって…」という説明をしつこいほど行う。その後で、日本的経営を象徴するキーワード、特徴、構造、意思決定方法などにカテゴリー分けして解説し、ついでに(?)マルクスやミルの労使関係の見解の相違なども述べておいた。

5時限目「日本社会」は、今週と来週は「日本(人)的 “共感性”」についての解説。今日は「共悲」をキーワードにして、日本で流行る小説やドラマ、映画、マンガ(アニメ)の傾向性を併せて説明する。

帰りは、こだま号…。三島駅でその到着を待っていたら、目の前を高速でドクターイエローが!? 仕事終わりになって、すっごく良い想いをした!


6月9日(木)

昨日の朝と同じように、今朝も肌寒さが…。しかし、今朝は「昼過ぎには、太陽が顔を出し…」という天気予報を信じ、上着無しで出かけた。

朝6時前のバス停で、ご婦人に話しかけられた。このご婦人は、初めて横浜で梅雨を迎えたのだという。聞けば、仙台から引っ越してきたのだとか…。もしかすると例の震災に関係があるのかも知れないのに、なぜか「神奈川区も、臨海部と内陸部、丘陵部と分かれていまして、臨海部はさきの震災時に水道管が破裂してしまったり…」などという話になってしまい、自分で自分を責めるような気持ちになってしまった。

先週とは違い、今朝は電車の乗り継ぎが順調にゆき、予定通りに松戸歯学部到着! ゆっくりと講義の準備を進めながら、1時限目「社会学」の開始を待つ。今日のテーマは、「日本(人)的 “共感性”」について。概説的内容と現代的問題点を、出来るだけ具体的な話をしながら紹介する。

法学部への移動も、先週とはうって変わって順調そのもの。予想以上に早く法学部入りすることが出来たため、お弁当をゆっくり食べることも、資料の確認をシッカリすることも出来、何とも嬉しい限り。

3時限目「社会学」は、今月いっぱい「人間関係の諸相と構造」をテーマにする予定。今日はまず、「Human Being」という言葉の持つ意味を中心にPersona論を語る。電車の乗り継ぎとは違い、なぜか時間配分がうまくゆかないまま。そこで、予定の3分の2程度の内容を語ったところで講義を終えることにした。

いつものように(?)、講義後は急いで鴨居に向かう。神保町でタイミング良く急行に乗ることができたため、ちょっと仮眠をとっている間に長津田に到着。そして、わずか3分の連絡で横浜線…。鴨居駅前で妻と息子と合流し、ダイエー「木曜の市」へ。やはり、木曜日はお買い得商品が満載!

買い物の最中、デーバッグが壊れた。妻曰く、「あなたの荷物は毎日多くて重いから、普通のバッグじゃ耐えきれないのよ」と…。たしかに、以前はスポーツ用品店でウィンタースポーツ用のデーバッグを購入し、それを数年間使用してきた。あのバッグは、今までに私が使用してきたデーバッグの中で一番耐久性が高く、かなり長持ちした。そんなバッグでも、長い間の “激務” に耐えきれなくなる時が来てしまった。やはり、ちょっと値は張っても頑丈なバッグを探さなくては…と思っていたところ、ダイエーの前に出店が!? 工場直売の格安バッグの販売だった。「とりあえず、しばらく使えれば…」ということで、新しいデーバッグを購入した。が、耐久性にかなり不安があるため、かなり大きめのものを選んだ。

さて、いつまで持ちこたえてくれるか…?


6月10日(金)

体調が、今ひとつ…。帰りに通院したところ、どうも微熱があるらしい。

そんなこんなで、今日は往き帰りとも新幹線利用…という状態に!? かなり贅沢な通勤となってしまったが、往きは睡眠時間を考えてのことで、帰りは診察時間内に鴨居に戻らなくてはならなかったためで…。

それでも、今週最後の2コマは何とか予定通りに展開できたと思われる。法学部2時限目「社会学」は講義内容が昨日と同一のため、時間配分や解説ボリュームなどを調整しながら話を進められた。

通信教育部4時限目「社会学」は、今日からテーマが「文化とパーソナリティ」に。その初回として、「culture」の概念・機能について念入りに確認した。

昨夜は(自分としては)早寝したつもりだが、今夜はもっと早い時間に就寝しないと…。


6月11日(土)

昨日処方された薬の効き目は、予想以上にスゴイ! その分、今日は激しい副作用と闘い続けたが…。言葉では表現しきれないので詳細は割愛するが、とにかく1日のほとんどを苦しみながら過ごしてしまった。

先日、DVDオーサリングソフトをダウンロードした。フリーソフトではあるが、今まで使用しているものとは違った可能性がある。メニュー画面なども自分の好きなようにカスタマイズできるので、使い慣れてくれば相当な威力を発揮させられるのではないかと期待が高まる。

今後のDVD作成のため、副作用から解放されていた時にソフトを起ち上げ、試しに1つDVDを編集してみた。メニュー画面には、こどもの日に撮影した息子の写真がドド〜ンと…。

けっこう楽しいものである。

今後、講義でDVDの使用頻度が上がったとしたら、「あっ、ソフトの使い勝手が分かってきたんだな?」と思われるんだろうなぁ…。


6月13日(月)

昨日は大した “ネタ” もなく、「明日まとめて…」などと思って更新作業を停滞させてしまったが…。

「息子のパジャマや私の文具を買うためにららぽーと横浜に行ったこと」と、「テレビCMでやたらプッシュされていた微炭酸マッコリを夕飯時に飲んで後悔したこと」くらいしか思い当たらないが、この2件で十分にぼやくことが出来たかも…と思う。

特に、微炭酸マッコリは酷かった。かの国の首都名を冠しているあたり、それなりの自身が伺えたのだが…。本場(本物)のマッコリとは程遠い味に、「何でもかんでも韓流に乗っかればいいってもんじゃないんだぞっ!」と、怒りさえ込み上げてきた。

この2年、韓国に行けない状態が続いているので、せめて気分だけでも…と思ったのが間違いだった。

さて、今朝はちょっと早起きして、横浜市営バスが今日から運行する326系統に乗ってみた。1日5本…、朝のみの運行ではあるが、「使い勝手は如何なものか?」というお試し気分で乗ってみた。

デジカメなどを用意してバス停で待っていたが、思いのほかバス停に人が集まってしまい、好奇心より恥ずかしさのほうが勝ってしまった私は、デジカメをそっとバッグにしまい、携帯電話のカメラ機能をセットするにとどまった。天気が思わしくなく、光の量が足りない上、来たバスの “方向幕” がLED…という悪条件が重なってしまい、加えて私が先頭で乗車することになってしまったため、側面方向幕さえ満足に眺めることも出来ず、当然カメラで撮影することも出来ず、ちょっとしたフラストレーション状態で乗車した。
326系統のフロントガラスに誤乗車防止の掲示が!?
やはり、運行初日ということもあって、デジカメで方向幕などを撮影しているファンの姿も少し見受けられた。「いいなぁ…、降りて一緒に撮影したいなぁ…」と思うこと、数知れず。ただ、運行初日の乗車記念が何もないのもツライ(?)ので、車内から “誤乗車防止用の案内表示” を携帯電話で撮影してみた。右の写真だとわかりにくいので、こちらに表示を回転させてわかりやすくした写真をアップしてみた。

私が乗車したのは、急行の最終便。通常は緑車庫始発のものだが、最終便のみ途中の菅田町が始発となる。菅田町…というのは、私の家の最寄りバス停の1つ手前なので、「これは、楽に座れそう!」などと思っていたが、予想通りに空席が目立つ。車内には、慣れぬ急行運転で間違いがないように…ということだろうか、運転手とは別に交通局の職員と思われる方も同乗しており、乗車するお客さんや車内のお客さんに停車バス停の案内をしていた。

バスは、菅田町入口までは各バス停に停車し、そこから片倉町駅までノンストップ。その後は、神大寺、六角橋西町、神奈川大学入口と停車し、東白楽まで再びノンストップ! な、な、なんと、六角橋を通過してしまうのである! 横浜市民であれば、「えっ、そんなことってあっていいのか!?」とビックリするような、大胆な通過をするのである。

もっとも、横浜市交通局にとって六角橋はあまり心象の良いバス停ではないらしい。六角橋は重要なバス停であり、重要な経由地であることは否めないものの、かつて横浜市営地下鉄を伸延建設中に「地下鉄反対!」を掲げていたのが六角橋商店街だった…という事実がある。六角橋商店街からしてみたら、「地元に地下鉄駅なんて作られたら、大事なお客を他の場所に持って行かれてしまう」という理由もあったのだろう。やむを得ず、地下鉄は横浜から三ツ沢地区を抜けて片倉町・岸根地区を通るグネグネ工事を強いられた。

その結果、地下鉄は六角橋をかすめることなく新横浜まで伸延したのだが、皮肉なことに六角橋商店街からは人が遠ざかり、想いとは裏腹に廃れた商店街と化してしまった。むしろ、地下鉄駅を誘致して、他所からお客さんを取り込むべきだったのだろう。

そんな過去があって、六角橋を通過する急行を運行することにした…などと考えると、鉄道建設の怨恨は恐ろしいものである。私の想像に過ぎないが…。

さて、大胆に六角橋を通過して東白楽に停車すると、その後は東神奈川駅西口まで通過し、さらに終点の横浜駅西口までノンストップになる。

こういう大胆な通過をする際は、バス停でバスを待つ人がたくさんいればいるほど優越感を覚えるもの。しかし…、そんな悪い発想を抱いたためにバチがあたったのか、私が乗った326系統の前をふさぐかのように通常運行のバスがピッタリと…。そのバスがお客さんを全て拾っていってしまうため、誰も待っていない無人のバス停を虚しく通過するハメに…。

とりあえず、326系統初乗車は「何だかなぁ…」という感じであった。

今日は、国際関係学部で2コマ…。3時限目「社会学」は、「問題行動の根源」の講義としては最終回。特に「アノミー現象」を中心に話をする。社会学的に解説している中で、日頃の学生の態度を具体例として挙げ、反省を促したが…。効果があったかどうかは、次回の講義時に判明するだろう。

4時限目「日本の社会」は、前回から「日本的経営」についての解説。最初に小テストを行い、その後で「稟議」「根回し」などといったキーワードから特徴を解説することにした。

帰りは、久々に在来線を乗り継いで横浜に戻った。東海道線を熱海で乗り換えた後、戸塚まで意識不明…。全くと言って良いほど、何も覚えていないのである。「ちょうどよく、仮眠が取れた」と思うことにしたのだが、果たして…!?

横浜から乗ったバスを “今朝326系統に乗ったバス停” で降り、家に向かって歩いていると、聞き覚えのある声が…。そこには、妻に連れられて散歩がてら私を迎えに来てくれた息子の姿があった。3人で手をつないで家に戻ると、「もっと歩きたいよぉ!」とばかりに息子が泣く。そこで、近所にあるジュースの自動販売機に行くことにした。「どれでも、好きなものを押して良いよ!」と息子に言うと、どうしてどうして、ドリンク剤のボタンを押してご満悦!

父親の疲労回復を願ってのことか? それとも、単なる偶然か? いやぁ、恐ろしい…。


6月14日(火)

326系統リベンジ…というワケではないが、昨日運行開始した急行バスに今朝も乗った。

昨日は “その日最終の急行バス” に乗り、今朝は “その日一番の急行バス” に…。

今朝は片倉町駅前で下車し、地下鉄に乗り継ぐつもりだったので、「今朝は(バスの)撮影が出来る!」と、余裕綽々だった私…。ところが、片倉町でカメラを取り出し、電源を入れたところ

バッテリーを交換してください

という無情なメッセージが!? 「んなバカな!?」と思いつつ再度電源を入れてみたところ、今度は何の問題もなくカメラが作動した。しかし、バスはとっくに出発していたので、今朝も撮影出来ず。

地下鉄であざみ野に出て、いつものように東名江田まで歩く。先週購入した靴が、少し私の足になじんできたのがわかる。

駿府ライナーは定刻より5分早く到着し、私を乗せてなお時間調整のために停車。横浜は雨が降る一歩手前状態だったが、西へ進むごとに天気が徐々に回復し、足柄サービスエリア到着時には太陽がさんさんと輝いていた。足柄が静岡県であるとはいえ、神奈川県とは隣接する位置関係…。山の影響なのだろうか、とにかく空の色が違うのである!

とりあえず、今朝も東名高速は渋滞もなく、順調に静岡駅まで駿府ライナーは走行を続けてくれた。朝ちょっと早起きする必要はあるが、高速道路をビュンビュンと飛ばしまくるバスに乗るのは楽しい…と思う。

さて、すっかり “雨の心配無用状態” に気をよくしてしまった私は、静岡英和学院大学で張り切りすぎてしまった。3時限目「国際関係論」も、5時限目「異文化コミュニケーション論」も、講義時間を少々超過してしまうほど。付き合わされている学生たちにとってはえらく迷惑な話かもしれないが、今日はなぜか無性に張り切りたくなってしまった私…。

ちなみに、3時限目は「ナショナリズム」の最終回。ナショナリズム下における情報操作の概説的内容を語った。そして、講義の終わりに10曲ほど国歌を流し、それらがどの国のものであるかを考えてもらった。

5時限目は、今日から「コミュニケーションの構造」をテーマに、まず初回としてコミュニケーションの語源、本来的意味、そして流れなどを説明した。解説に先立ち、「異文化ストレス実験」の前哨戦2種を実施。日本のアーティスト名やドラマタイトルを中国語に直したものを配布し、それらを再度日本語に直させる…という作業。学生たちの苦戦ぶりが伺えた。

横浜の天気は安定していないということもあり、今日の帰りはひかり号を利用することにした。18時に大学を出て、静岡駅から18:36のひかり号に乗り、新横浜で横浜線に乗り換え、鴨居駅からバス…という乗り継ぎで、無事に我が家に到着! 帰宅して時計を見たら、まだ20時にもなっていない…。所要時間、約1時間50分…。いつもの半分以下の時間で帰宅できた。恐るべし、ひかり号!

しかし、いくら帰宅に時間がかからなかったからといっても、疲労度はいつもとほとんど同じである。

いつもより2時間以上早く夕飯をとり、居間でくつろいでいたところ、雨が強く窓に打ち付けてきた。「いつもなら、東名江田からあざみ野駅まで歩いている時間なんだよなぁ…」と思うのと同時に、ひかり号でサッサと帰途に就いてしまったことが正解であったことを実感した。

まだ梅雨が明けていないのだから、しばらくは天気予報と相談して静岡への往復手段を考えることにしよう。


6月15日(水)

昨夜、23時になる前にフトンの中にいた私…。早めの就寝で体力回復を図ったものの、なぜか朝になってもスッキリ感がない。今朝も326系統リベンジを…と思っていたが、無理して早く起きる必要もないので、キッパリとリベンジを諦め、西菅田団地発の相鉄バスに乗って横浜駅西口に向かうことにした(これで、睡眠時間を40分ほど延長することができた)

横浜駅に着くと、どうも東海道線の発着表示がおかしい…。携帯電話にダイヤ情報メールは届いていなかったのだが、どうやら東海道線は上下線とも遅延していたらしい。そのため、到着まで15分以上ある特急踊り子号の情報が先に表示されていたのである。ちなみに、踊り子号は定刻通りの運転だったため、三島にも予定通りに到着した。

今日の国際関係学部での3コマは、それぞれに特徴を持たせての(悪くいえば、バラバラな内容での)講義。それぞれの時間にそれぞれの刺激があったが(私にとっては…の話だが)、それぞれに準備があって大変でもあった。

3時限目「社会学」は、恒例(?)となった「問題行動の根源」の特別編。まず、子供たちの「死」に関する意識の問題を解説し、2004年に佐世保市で起きた小6女児同級生殺害事件を取り上げたNHK「クローズアップ現代」を見てもらう。さらに、アニメ『それいけ! アンパンマン』の主題歌「アンパンマンのマーチ」のPVを見せ、歌詞に込められた原作者(やなせたかし)の想いや命への畏敬について解説したのだが…。

いつものことながら、今日も遅刻して教室に入ってくる学生が多かった。その中には “ペコリ” を頭を下げて申し訳なさそうに入ってくる学生もいたが、私が解説をしているのも全く気にせずに友達に手を挙げて「よぉっ!」とあいさつしていた学生がいて、腹立たしく思えてならなかった。穏やかに講義を進めようと思っていた私だったが、思わず声を荒げて「おいっ、遅刻して友達にあいさつかよ!? 教師にはあいさつしないで、友達にあいさつか? ここに、何しに来たんだ?」などと説教に入る。近年、学生たちの蛮行を注意する教員が少なくなってきた。説教の最後に、「教師をバカにしても構わないが、そのバカにしている相手からものを教わり、単位を認定してもらう以上、自分が情けない存在であることに気づきなさい! そして、大学をナメるな!」と結んだ。

身の程を知らないというか、自分の置かれている立場が理解できていないというか、とにかく非常識な学生が増えてきた。本来なら小学校で教わっていなければならないことを、どうして大学の教員が教えなくてはならないのだろう?

4時限目「日本の社会」は、今日で「日本的経営」の解説が終了。講義内容は、「官僚制」とその “日本的特徴” について。今日の講義は社会学者の本領発揮(?)とばかりに、「支配の3類型」や「市場支配」の理論的(学説的)な話がメイン。具体的な例は挙げたが、いつもより “おかたい” 解説に終始した。

5時限目「日本社会」は、先週に引き続き「日本(人)的 “共感性”」がテーマ。今日は前回の「共悲」と正反対の現代的傾向(特に、インターネットなどの匿名性がもたらす問題)を中心に語ったが、どこまで学生たちの共感を得られたのだろう…?

帰りは、こだま号。一気に新横浜に戻り、横浜線に乗り換えたのだが、いつもよりなぜか横浜線の乗車率が低く、押しくらまんじゅうをあまりしないで済んだ。

帰宅すると、息子が楽しそうに夕飯を食べていた。息子のお気に入りの1つが、納豆ごはん。最近「なっと〜」と言えるようになってきた息子ではあるが、どうも納豆を手でこねてアチコチに擦り込むらしく、妻が後処理に苦心している。今日は、食事前に入浴したのにもかかわらず、納豆を触った手で顔やら髪やらいじくり回し、結局私と一緒に “2度目の” 入浴をするハメになった息子であった。

何はともあれ、ちゃんと食べて、丈夫に育ってくれれば…。


6月16日(木)

木曜日…、1週間で一番朝の早い日…。5時過ぎに起き、6時前に家を出たのだが、寒いのか暖かいのかわからない中途半端な陽気だったので、とりあえず上着を羽織って家を出た。

月曜日にバスの時刻改正があり、朝一番のバスの時刻が1分早くなったハズだが、なぜか片倉町駅の到着時間がいつもより遅く、地下鉄のホームまで走らなくてはならなくなってしまった。横浜駅でも横須賀線ホームまで走る、走る! 東京駅でも、横須賀線地下ホームから山手線ホームまで走る、走る! 上野駅でも常磐線ホームまで走る、走る!

走り続けて、常磐線でカク〜ンと意識不明状態に陥った私…。幸い、北千住を過ぎたあたりで目が覚めたので、松戸で乗り過ごすことはなかったが…。

無事に松戸歯学部に到着し、“次週の” 講義用資料の確認や談笑で講義開始を待つ。1時限目「社会学」は、今日まで「日本(人)」の特徴を解説することになっており、その最終回に選んだのは「日本(人)的 “私”(わたくし)」だった。「わたくし」の語源、日本(人)的 “愛”“和合”“共感性” の総集編的意味合いとしての「わたくし」、日本人にとって “恥” の意味などを、具体例を用いて解説した。

バスで松戸駅に戻り、半蔵門線が運転を見合わせているという情報を得た。法学部への移動は、JRのみ乗り継いで水道橋へ向かうことにした。

3時限目「社会学」は、先週から「人間関係の諸相と構造」がテーマ。まず、先週の復習を簡単にした上で、「Human Being」の状況を中心に語る。先週のPersona論の解説が功を奏したのかはわからないが、教室は妙に盛り上がり状態…。解説も比較的順調に進み、私にしては珍しく終業チャイムの鳴る5分前には全ての解説を終了させることになった。

講義後、今日は気分転換をしたくなり、神保町を経由して御茶ノ水までのんびり歩いてみた。いつの間にか、私の知らないお店がいっぱいオープンしていた。逆に、私の知っている店がいつの間にか閉店していた…ということである。諸行無常というか盛者必衰というか、世の中の移り変わりの儚さを痛感する。

今日の天気は…といえば、朝方にちょっと雨が降っていたものの、昼間は太陽が顔をのぞかせるまでに回復していた。が、夕方になって傘なしでは歩くのがツライくらいの雨が…。

明日は、どんな一日になるのだろう…?


6月17日(金)

梅雨らしいといえば梅雨らしい朝…。ちょっと肌寒さを感じたので、今日も上着を着て家を出た。

週の終わりとはいえ、いくら寝ても取り除けない(ような)疲労感…。どうやら、このところ熟睡できていないらしい。おまけに、東京に向かう電車内で頭痛が襲ってきた。鎮痛剤を飲んでも、なかなか効かない…。そこで、東京駅構内で “私のソウルフード” の1つであるカレーライスを食すことにした。朝は、お得なメニューを出す店が多く、ちょっと前に中華食堂で「朝ラーメン」なるメニューを注文したことがあったが、その際に「朝しゅうまいカレー」というメニューに目を惹かれ、それを注文した。

頭痛はかなり鎮まったが、今度は胃が…!? 胃もたれのような感覚…。体調の不安を抱えつつ、法学部入りした。

2時限目「社会学」は講義内容と講義教室は昨日と同一ではあるものの、開始時刻や学生数、遅刻率などに大きな違いがあるため、昨日のように講義終了5分前で解説を終えるようなワケにはいかず。

昼休みに通信教育部に移動すると、午前中に抱えた体調の不安感はどこへやら…。お弁当を食べるスピードの速いこと、速いこと!

4時限目「社会学」は、先週から「文化とパーソナリティ」がテーマ。今日は「文化と社会」の関係性を中心に語る予定だったのだが、講義開始と同時に “ハプニング” が発生し、全く予定してなかった話から解説を始めてしまい、予定とは全く違った順序でテキストを引用したため、どこでどのように軌道修正しようかと探りながらの講義…。予定では10分くらい早く講義が終わるハズだったが、結局いつものように終業チャイムが鳴るのを教室で聴くことに…。

帰りは、水道橋から東京に出て、東海道線に乗り換えて横浜に出た。ちょっと寄り道しようかと思ったが、バスがすぐ来そうだったのでバスターミナルへ直行した。いつも降りるバス停を通過して、西菅田団地バス停で下車する。ターミナル前にあるスーパーを覗くと、妻が息子の動きを気にしつつも購入したものをバッグに詰めているのが見えた。二人が出てくるのをスーパーの外で待っているつもりだったが、あまりにも息子の動きが予想外すぎたので、思わず店内に駆け込み、息子を確保する。

「あれっ!?」という顔をする息子…。

こんなふうに、1週間の講義最終日は過ぎていった…。


6月18日(土)

本日、結婚3周年! 妻とは結婚までに長い期間のお付き合いがあったため、「何だか “3年” と言われてもピンとこないねぇ…」などと言う感じである。

結婚記念日である今日は、妻とお付き合いを開始した記念日でもある。だから、余計にピンとこないのかも知れないが、この3年の間に「結婚→妻の懐妊→息子誕生→現在に至る」という激変があった。

息子も来月末には2歳…。とにかく、家族みんなでニコニコ笑って毎日を過ごせるのが一番幸せなのだということを実感している今日この頃である。


6月19日(日)

結婚記念日だった昨日の夕飯は、家族で餃子パーティをした。妻が餃子の餡を作り、私がそれを皮に包んだ。皮は、餃子用ではなく焼売用を使ったので、一口サイズのものになった。

もともと手先が不器用な私の包んだ餃子…、当然のように最初に包んだものは不格好を通り越して別の世界に飛んで行けそうな代物になってしまったが、作業を何度も繰り返していくうちに “包む量” と “包む力” のバランスがわかってきて、最後まで一人で包み続けてしまった。

息子は今まで餃子を食べたことがなく、最初は “見たことのない姿の食べ物” に泣きそうになっていたが、妻が「大丈夫! おいしいよ! 食べてごらん!」と諭して(?)口に運ぶと、覚悟を決めた息子はそれをパクッと…。息子用には餃子を10個作ったのだが、「5個ぐらい食べれば…」という予想を裏切り、10個全部ペロリと食べてしまった。気に入ったらしい。

さて、今日は「父の日」なので、家族そろって実家に行ってきた。出かける仕度をしていた時、息子が何やら袋を持ってきた。「そんな袋、持って歩いたらダメだよ!」などと良いながら息子に近づくと、「はい、どうぞ!」とばかりに息子が袋を私に手渡した。中には、私が仕事で外に出ている間に息子が描いた絵が!? 「そうだった、私も父親だったんだ!」ということを思い出すと同時に、初めてもらった “父の日の贈り物” に感激してしまった。

そんな健気な(?)息子は、バスや電車のシートにじっと座って窓の外の移りゆく風景を眺める楽しみを覚え、さらにいちいちその風景を解説してくれるものだから、我ら夫婦も移動の際に飽きることがない。つい先日までは「あ〜っ、でんしゃ〜っ!」とか「あ〜っ、バス〜っ!」などとすれ違った乗り物のことを教えてくれるだけだったが、このところは必ず「あ〜っ、でんしゃ〜っ(バス〜っ)! バイバ〜イ!」と別れの言葉まで付け足すようになった。今日の帰り、バスが信号で止まっていた時、アイドリング機能でエンジンがストップしていて車内が静かだったのだが、息子が突然「バイバ〜イ!」と楽しそうに言い出したため、乗客の注目を集めることに…!? どうやら、交差点を車が通過しているのを見つけ、その車に「バイバ〜イ!」と告げたらしい。

さらに、好きな食べ物の名前をハッキリ言えるようになってきている息子…。今年の秋ぐらいには、言葉で意思表示できるようになっていると思われる。そうなったら、何を言い出すのだろう?

ワクワクしながら、ドキドキ状態の私…。


6月20日(月)

新しい週の始まり…。だが、梅雨らしく雨降る週明けとなった。ただ、一日中雨が降っていたワケでもなく、降っては止み、止んでは降る…の繰り返し。降るなら降るで、まとまった雨量も必要なのではないか…と思ったりもする。

そんなハッキリしない天気の中、三島に出講。国際関係学部に到着した頃には傘なしでは歩けないほどの降りだったが、3時限目が始まることには傘をさしてもささなくても平気なくらいに雨の勢いがおさまっていた。

3時限目「社会学」は、今日から「ストレスとは何か?」がテーマ。先週までの「問題行動の根源」を継承するような形で、問題行動の一形態としてのストレス現象を解説する旨を学生たちに説明し、今日は「緊張」とストレッサーの話を中心に概説的な内容に徹する。

4時限目「日本の社会」は、今週は「日本的家族観」がテーマ。今日は「家族の定義」から「家制度」あたりまで話を進めようと思っていたのだが、講義の前半に「定義」と併せて「乳幼児虐待」の話をしているうちに予想外に時間が経過してしまい、結局「家制度」については簡単に特徴を語る程度で終業チャイムを聴くハメに…。

帰りは、こだま号に乗って新横浜へ。横浜線に乗り換えて鴨居に出たところまでは普段と変わりないのだが…。鴨居駅から “家とは逆方向” に歩くこと3分、初めて訪ねる耳鼻咽喉科に到着した。ネット上での評判は抜群で、「ならば、是非とも診てもらいものだ!」と思っての通院である。このところ、鼻炎に悩まされている私…。市販の鼻炎薬を何種類か試してみたものの、副作用に悩まされたり、保険がきかないので値段的に高めだったり…。ハッキリ言って、受診したほうが安いし確かなのである!

受診後、医院の前にある処方箋薬局には目もくれず、いつもお世話になっている薬局に向かった私…。駅前に出ると、出発直前のバスが…! 急いで乗り込み、次のバス停(とはいえ、歩けば10分近くかかる距離である)で下車し、いつもの薬局に入ったのだが、「この薬品は、当薬局では扱ったことがないので、今から急いで注文を出しても入手可能なのが2日後くらいになりますが…」と言われてしまう。仕方なく件の薬局に戻ろうとしたのだが、無情にも目の前を鴨居駅行きのバスが通過…。

えらいタイムロスの末、やっとの想い(?)で薬を受け取る。「せっかくだから…」と、鴨居駅とは逆方向に歩き、鴨居橋バス停へ。駅前ターミナルでバスを待つ人の列に並ぶよりも、1つ手前から乗ってしまったほうが確実に座れるという判断だった。そして、それは私にしては珍しく大正解だった!

たまには、いつもとは違うバス停からバスに乗るのも一興かも…。

さぁ、明日の準備をしておかないと…。


6月21日(火)

朝6時過ぎに家を出て、2〜3分ほど歩いたところで激しく雨が降り出した。「走れば、バス停まであと1分!」ということで、傘もささずに全力疾走。横浜市営バスの急行326系統で片倉町に出て、市営地下鉄に乗り継いだ。

あざみ野から東名江田に向かう際、ちょっとだけ傘をさしてみた。が、傘をさして歩いている人が少なく、やがて雨はすっかり止んでしまった。さらに、青空さえ顔をのぞかせ、完全に天気が回復したような様相…。

定刻通りに来た駿府ライナーは、終点の静岡駅まで限りなく定刻に近い運行…。だが、バスが神奈川県から静岡県に入った時にフロントガラスに叩きつけるような雨が…。空模様をかなり心配したが、静岡市清水区内に入ると雨は小降りとなり、葵区に差しかかる頃には雨が止んだ。

雨が止んだ後、気温が「これでもかっ!?」というくらいに上昇し、容赦なく日差しが照りつけ、汗ビショビショ状態で講義をすることになってしまった。学生たちの体力も、暑さと湿気のために奪われているのがよくわかる。そんな静岡英和学院大学での2コマ…。

3時限目「国際関係論」は、講義の最初に前回の小テストの続きを実施した。前回は国歌を聴いてどの国の曲かを答えさせたが、今日はそれらの国の首都を答えさせた。いつ、どこで実施しても、この手の小テストの平均点は60〜70点程度に落ち着く。別に珍しい国の首都を答えさせたワケでもなく、日本と深い関係にある国ばかりを選んでいるのにもかかわらず…である。

小テスト後、日本のアニメーションが韓国ナショナリズムで処理されるとどうなるか、DVDで検証した。「ドラゴンボール」「クレヨンしんちゃん」「アンパンマン」「とっとこハム太郎」などを用い、画面処理やシーンのカット、主題歌変更の事実を学生たちに見てもらった。

5時限目「異文化コミュニケーション論」も、最初に小テスト。韓国語の漢字語を日本語に訳させる問題だったが、「便紙(ピョンジ)」を正しく訳せる(漢字の意味を理解できる)学生が例年通りに少なく、それはそれで講義のネタにはなるものの、何となく日本人の発想が一方向に偏っているようである。

講義のほうは…、「コミュニケーションの構造」の2回目。主として「コンテキスト」を取り上げる。本当はその具体例として「アンパンマンのマーチ」を紹介する予定だったが、小テストの解説で時間がなくなってしまったのと、暑さで学生も教師も集中力を欠いてしまった(のではないかと思われた)ため、その作業は来週に回すことにして、私にしては珍しく10分前に講義を終了させた。

いつもなら、18時発のバスで静岡駅に戻り、18:45初の高速バスで東名江田に向かうのだが、今日は講義が早く終わり、天気も良くなっていたので、大学から東名日本平バス停まで歩いてみた。徒歩10分とかからない所にバス停があり、ここから高速バスに乗れば静岡駅までの路線バス代が浮く。さらに、いつもより1時間以上早いバスに乗ることも可能である。今日はたまたま講義が早く終わったのでそんな芸当が可能となったが、おそらく来週以降は無理だろうなぁ…。

東名日本平バス停17:51発のバスに乗る。この時点で、いつもより1時間15分早い出発である。そして、いつもより1時間半近く早い帰宅が実現した。大学を出発して、いつもなら家まで4時間半の道のりが、今日は3時間半で済んだ。

ただ、何となく仕事を終えた余韻は薄く、気が抜けたような感じがするのは否めないような…。

それでも、いつもならまだ電車に乗っているハズの時間にシャワーを浴びて食事も済ませ、妻や息子と一緒に “ちょっと贅沢に時間を使える” という状況も良いものである。


6月22日(水)

朝、体がピキンパキン!? こんなに体が悲鳴を上げた(ような状態になった)のは、かなり久しぶりのこと。8時過ぎのバスに乗るつもりだったが、それを諦め、連動的に特急踊り子号に乗るのも諦め、今日は往復とも新幹線通勤にした。

いつもより1時間以上遅く起きると、真夏のような暑さが襲ってきた。日の当たらない洗面所はヒンヤリしていたが、基本的に我が家は南向きのため、全体的にムシムシしていた。

天気予報によると、今日は熱中症警戒レベル3だったらしい。国際関係学部は積極的な節電モードに入っているが、さすがに教室はエアコンが作動していた。

3時限目「社会学」は前回から「ストレスとは何か?」をテーマに解説を進めているが、今日は「コーピング」「レディネス」「非日常」などの話が中心。例年、この手の解説をする際には学生と対話して具体的な話に仕立て上げてゆくのだが、どういうワケか話をまとめようとする私の努力と逆方向にベクトルが向いて、収拾するのにてんやわんやする。が、今日の講義内容を説明するのにはこれ以上ないと言うくらいの状況が生まれ、私としては実り多い時間を過ごせたのだが、果たして学生たちにとってはどうだったのだろう?

4時限目「日本の社会」は今週の2コマとも「日本的家族観」をテーマとしているが、前回は時間配分を間違えてしまったため、そのミスをフォローすることから解説をスタート! そして、現在でも「家制度」が慣習として残存している「制度家族」「友愛家族」「核家族」「欠損家族」などについて(急いで)解説してゆく。

5時限目「日本社会」は、今まで解説してきた「日本(人)的 “愛” “和合” “共感性”」を具現化した日本のヒット曲を聴きながら解説。今までに歌詞カードを何種類か配布したものの、時間の都合で曲を鑑賞するまでには至らないことを理解していた私…。そこで、曲を聴くだけのコマを1つ設定しておいたのだが、それが今日だった次第。ちなみに、今日紹介した曲のほとんどが、学生たちにとっては初めて聴く曲だったらしい。

それにしても、蒸し暑い一日だった。いつもと同じように講義をしていても、疲れ方はいつもの倍以上…という感じさえした。まだまだ週の真ん中水曜日である。仙豆でもあればなぁ…と、これほど本気で思ったことはいまだかつてなかったような気がする。


6月23日(木)

今朝、5時すぎに起きて6時前に家を出たところ、雨が…。たしかに、天気予報では6時頃の関東地方は雨マークだった。

しかし、午後は太陽サンサン状態で、昨日と同様…、いや、それ以上の蒸し暑さ!?

家を出る前、何となく体力に不安を覚え、モバイルSuicaで横浜〜東京間のグリーン券を購入しておいた。いつもの木曜日なら、横浜から横須賀線のグリーン車に乗って座れないことはないが、今朝は違った。横浜に到着した時点で、ほとんどグリーン車の空席がなかったのである! そして、東京まで立ち続けることになった私…。

座れなくても、グリーン車に “避難” しておけば、おしくらまんじゅうによる体力消耗からは解放されるので、体力的にも気分的にも楽なことは確か。車内検札を受けた以上グリーン料金は返ってこないのだから…と、グリーン車のデッキでのんびりしたり、体を動かしたりして、講義に向けてウォーミングアップなどしてみた。なかなか爽快! 体力の不安など、簡単に吹き飛んでしまった。

そんな壮快な気分みなぎる状態で、松戸歯学部まで到達した。

そして、1時限目「社会学」は、いよいよ最後のテーマ「人間関係の諸相と構造」がスタート! 国際関係学部ではとっくに解説が終了し、法学部では現在進行形で解説しているテーマだが、松戸歯学部ではいよいよ “満を持して” といったところ。しかし、講義回数が限られている状況を考慮し、今日は他学部で2回に分けて解説している内容を1回で…などと野心(?)を抱き、解説に入ったまではよかったが、このテーマが自分の専門理論研究の範囲であるため、どうしても解説に力が入りすぎてしまい、結局1回では解説が終了させられなかった。ただ、予定の8割以上は解説できたことに、自分でもビックリ!

さらに、講義を終えて松戸行きのバスに乗り込むと、驚くほど順調な走行…。いつもより5分以上も早く松戸駅に到着したため、諦めかけていた常磐線にも乗れて、予想外に早く法学部に到着した。落ち着いてお弁当を食べられる幸せ…。

3時限目「社会学」は、いよいよ「人間関係の諸相と構造」の本論へ! 一気に解説を進めるつもりが、学生たちの異様な盛り上がりによって講義はあらぬ方向へ…というのは半分冗談だが、とにかく今日でこのテーマを終えようと思っていた私の計画は頓挫し、来週も続きを語ることに…。当然、明日も足並みを揃える必要があるワケで…。

今日の仕事を終えた後、東海道線で大船に出て、神奈川中央交通バスに乗り換た。3ヶ月ぶりのヘアカット…である。このところのムシムシ陽気に対応するため、短めにカットしてもらった。頭が涼しくなっただけでなく、軽くなって、体の動きも心なしか軽やかになったような気がする。

この状態を、明日までシッカリとキープしたいところ。


6月24日(金)

今週最後の出講日…。だが、やはり体が動かない。おまけに、寝室を出ようと起きあがり、一歩踏み出したその瞬間、なぜか妻がタイミング良く足を上げ、互いの足が強烈ヒット!? ジンジンした朝…。

睡眠時間の確保を第一に考えた私は、「たしか、新横浜〜東京間の新幹線回数券があと1枚残っていたような…」ということで、またしても新幹線通勤を決め込んで、もうひと眠り…。

最近、だらけきっている私…。

さて、新幹線の恩恵を最大に受け、法学部には余裕を持っての到着となった。2時限目「社会学」は講義内容が昨日と同じとはいえ、受講している学生が異なる上、人数も違いため、雰囲気も当然違う…。よって、講義の展開方法も異なるので、時間配分も変わってくる…。結局、同じようなことを解説しても、その順序なり方法なりは違うので、講義ノートの作り直しも余儀なくされる。だからこそ、新鮮な気分で講義に臨めるのだろう…と思う。

昼休みに通信教育部へ移動し、今日の講義の内容と来週以降の講義内容を確認し、資料の作成(作り直しを含む)をしているうちに講義開始直前に…。

そして、4時限目「社会学」へ…。「文化とパーソナリティ」をテーマとして3回目の今日は、「personality」を中心に解説。。この英単語の成り立ち、社会学的な解釈、成長過程とパーソナリティの修得…などといった内容を具体的な例を挙げつつ90分でまとめるつもりだったが、途中で話が盛り上がりすぎ、予定していたテキストの引用を一部諦めることに…。

今日も、蒸し暑い一日だった。移動するだけで、体力を消耗する。最近は節電のためアチコチで教員室のエアコンの出力が抑えられており、待機しているだけで汗をかく。こんな時はジッとしていれば良いのだろうが、なぜか余計な仕事を作ってでも体を動かしてしまう私…。それがいけないのか、とにかく今週は今年度最大級の疲労感…。


6月25日(土)

このところの暑さのためバテ気味の私だが、その私が愛用するパソコンも暑さ(熱さ)でバテてしまい、作業能率が低下してしまった。昨夜、来週分の講義用資料の編集をしていたのだが、パソコンが私の命令を受け容れて実行するのにいつもの倍以上の時間がかかってしまい、作業が終了したのが朝6時過ぎになってしまった。

今日はオフ日ではあったが、やはり日頃の疲労感を抜かなくてはならないので急いでフトンで横になったが、就寝が遅くなった分だけ起床も遅くなり…。

最近、冷えたおしぼりを妻が作っていてくれているので、仕事から帰っておしぼりで顔を拭いてリフレッシュしているが、今日は起床して目覚めのおしぼり…。あぁ、至福…。

午後になって天気があやしくなってきたので、息子が昼寝から起きてすぐに近所のスーパーとドラッグストアまで買い物に出た。幸い、家に帰るまで雨に降られることはなかったが、待望のお出掛け(?)に興奮気味の息子は我ら夫婦の言うことなど聞かずに好き勝手にアチコチを走り回り、店内でも我ら夫婦を振り切ってアチコチ走り回ってスッテンコロリン!

とりあえず、楽しそうだった。

でも私は、来週の講義も全力投球できるよう、とにかく体を休めておかないと…。


6月26日(日)

先月2日新横浜ラーメン博物館(ラー博)を訪ねて以来、今日まで行けずじまい…。前回、せっかくフリーパスをゲットしたのにもかかわらず、その恩恵を受けられずにいた我ら家族だった。

今日の天気は一日中不安定だったのだが、昼過ぎに思い切って新横浜に出かけることにした。まず、最寄りバス停から横浜市営バスの36系統に乗り、菅田町入口で下車して129系統に乗り継ぐ。以前もどこかで述べたが、36系統と129系統は乗継乗車券を車内で受け取れるため、1乗車料金で菅田町地区から新横浜へ行くことが出来るのである。おまけに、私は市営バスの全線定期券を持っているので、土休日の家族割引で妻の運賃は100円で済む。

ラーメン博物館に1ヶ月半以上ぶりに来たため、私は入場のシステムから忘れており、館内の構造もすっかり忘れていた。なのに、息子は最初から館内の雰囲気になじんでいて、さらに自由自在にアチコチ走り回る…。

前回は「らーめんの駅」で醤油ラーメンを注文したが、実は名物が味噌ラーメンであったことを食後に気づき、今日はまずそのリベンジ! 20分待ちの列に並ぶのも何のその、親子3人で待っていると意外なほどに早く券売機に到達した。千円札を2枚入れ、味噌ラーメンのミニサイズのボタンを探していたところ、息子が何やら挙動不審…。次の瞬間、「チャーシュー」と書かれたトッピング券が2枚出てきた。おいおい!?

無事に店内に入り、親子3人で味噌ラーメンを食す。やはり、札幌ラーメンは味噌ラーメンに限る! ところが、我ら家族の横に座っていたカップルが、「熱くて食えねぇ!」とか「しょぱい!」などとほざいていて、少々興ざめする。

次に入店したのは、和歌山ラーメンの「井出商店」。豚骨醤油味というスープのジャンルに惹かれ、「らーめんの駅」を出てすぐに「井出商店」を目指したのだが…。すぐさま、店を包み込む豚骨のニオイにノックアウトされそうになる。あえてその理由については述べないが、すぐに出てきたミニサイズの「中華そば」を食して、完全にノックアウト! スープは、我ら夫婦の大好きな味! そして、麺と良く合う細麺! 一気に食べ終えてしまった。いやぁ、さすが和歌山を代表するだけのことはある…なんて偉そうなことを!?

新横浜駅に戻り、「ららぽーと(横浜)、行く?」と妻に尋ねられた。バスの時刻表を見ると、ららぽーと横浜行きバスの出発まであと3分!? バス乗り場へ急ぎ、出発1分前のバスに乗り込んだ。バス車内で、横浜市交通局のモバイルサイトにアクセスし、ららぽーと横浜までの所要時間を調べてみた。すると、あるバス停とバス停の間の所要時間が20分以上になっていた。「これって、何かの間違いだよねぇ?」などと夫婦してその情報を疑っていた。バスの揺れが心地よく、妻も息子もウトウト…。バスが東方町バス停を出発し、「次は、根岸前、根岸前…」と車内アナウンスが流れたところで私もウトウトしてしまったのだが…、しばらくして目を覚ましてビックリ! かなり寝たはずなのだが、まだ根岸前バス停に到達していなかったのである。前に目覚めていた妻が、「この周辺の道路がものすごく混雑していて、中山からずっとバスの身動きが取れない状態だって、バス無線で伝えられてたよ!」と教えてくれた。あぁ、モバイルサイトで調べた情報は、正確だったんだ…と思うのと同時に、「何で、新横浜から横浜線に乗って鴨居に出ようとしなかったのだろう?」という想いが同時に生じてきた。

モバイルサイトによれば、ららぽーと横浜まで新横浜駅から91分という表示が出ていた。「その通りになっちゃうのかなぁ?」などと不安に襲われそうになったが、結果的には75分程度で到着。それでも、通常の30分近く遅延していたのだから、休日の道路渋滞に凄まじさを痛感した。

ららぽーと横浜では、まずマクドナルドでおやつ。そして、息子用のベビーフードや調味料などを調達し、携帯電話の充電器を購入する。館内のゲームセンターで、機関車トーマスに息子と一緒に乗ることにしたのだが、出発してしばらくして息子号泣! アンパンマンに乗った時も号泣! 最初、しきりに乗りたがっていたのだが、いざ機関車が動き出すや、なぜか号泣…。

子供用品店ではいつになく積極的に “お友だち” に近寄り、見本用のオモチャを一緒にいじったりしていたのだが…。ちょっとずついろいろなことに慣れてゆくのかも知れないが、それにしても…極端な部分が多く見受けられ、父親としては戸惑うことが多い。

男の子だから…だろうか? 女の子は成長が早いというが…。

子供用品店で息子がオモチャで遊ぼうとした時、お目当てのもので別の女の子が遊んでいた。その女の子、息子に「遊んでいいよ!」と言ってくれただけでなく、遊びやすいようにと周りのオモチャを片づけてくれたのである。「さすがは女の子!」と感心し、「どうもありがとね!」と息子の代わりにお礼を言っておいた。

しばらくして、息子が我ら夫婦のもとに駆け寄り、私に何やら小さなものを手渡した。オモチャの部品のように見えるリング状のものだったが、一体どこから取ってきてしまったのか…?

息子に聞いてもラチがあかないので、私がその “部品らしきもの” を持ってオモチャの所へ行き、「これじゃないなぁ…。これも違う…」などとオモチャというオモチャを見ては “部品らしきもの” を当ててみた。すると、さっきの女の子が私の手元を見て、「120って書いてある!」と教えてくれた。そう、“部品らしきもの” には120という数字が書かれていた。「120だねぇ…。何が120なんだろうねぇ?」などと女の子と話を合わせる私…。その時、「これ、お洋服のだね!」と、冷静に答えられてしまった。よく見れば、ハンガーに掛けられているサイズ表示リングのような…。あぁ、120センチ用…ということだったのか!? それを、幼稚園の年長さんくらいの女の子に教えられるとは…? その上、私を “頼りない大人” だと思ったのだろうか、リングの処理を任せておけないと判断したのか、「私にちょうだい!」とまで言われて…。何だか、恥ずかしくなってしまった。

そんな父親の奮闘に、息子は無関心…。

それでも、息子は楽しい日曜日を過ごせたようで、帰宅してもご機嫌モード全開だった。そのパワーをちょっと分けてもらって、明日以降の講義に…。


6月27日(月)

最近、レディー・ガガの勢いがスゴイ! 彼女が出ているCMがテレビで流れると、我が息子は一緒に踊り出す。右に左に、リズミカルに動くのである。誰に教わったワケでもないのに、見事なステップである。

息子は、こういうタイプがお好みなのだろうか? お父さんはついて行けないぞ〜!

さて、新しい1週間の始まりであるが、何ともハッキリしない天気での幕開け。霧雨の降る中、最寄りのバス停まで走る。そして、今朝も横浜市営バスの326系統(急行)で横浜駅西口へ。

特急踊り子号で横浜を出た時、市内は雨降り…。ところが、相模川を渡る頃から雨がやみ、湯河原あたりでは太陽サンサン! 熱海では完全に晴れていたのだが、三島に到着すると雨雲モクモク…。おまけに、蒸し暑い…。国際関係学部へ向かって歩くだけで、汗がダラダラと流れてくるほど。

節電のため、大学内は電灯のスイッチがこまめに消されていて、さらにエアコンも控えめ設定…。印刷室など、窓を開けても全くと言って良いほど効果ナシ! そのせいではないだろうが、印刷した講義用資料の一部を放置したまま昼食に入ってしまった私…。「さて、講義に…」と思った時、資料が足りないことに気づき、印刷室に戻る。すると、「あぁ、やっぱりこれは先生の資料でしたか…」と、私をよく知る先生が邪魔にならない場所に資料を避けておいてくださった。

3時限目「社会学」の教室に向かう前、情報教育センターに立ち寄り、ノートパソコンの貸出を受けた。それを持って教室に入り、セッティングをしながら学生への注意をする。この時期は毎年、「問題行動」「ストレス」の解説内容の具体的事例として、8年前に比較心身症研究会のシンポジウム(動物は人を癒せるか?)でパネラーとして報告した内容をパワーポイントを使用して学生たちにも聞かせることにしている。解説内容が今年の学生たちに興味を与えることができたかどうか甚だ不安ではあるが、例年になく私自身は今日の解説で “核心” を突けたという想いはある。

4時限目「日本の社会」は、今週2コマとも「日本的エスノセントリズム」がテーマ。まず、先週の講義内容の復習をし、それから「エスノセントリズム」の概念規定をし、日本社会における特徴を解説していった。今日の内容は、主として日本人が “文化水準” をどのように判断するのか…という点を語る。

講義後、今日は在来線で横浜に戻ることにした。三島周辺は天気が回復していたので、のんびり帰ろうと思い立った。が、どうも我が家周辺の天気は安定していなかったらしい。

明日は天気が回復するという予報だが、湿度も高くなりそうである。適度に水分を取りつつ、倒れないように全力投球したいと思う次第である。


6月28日(火)

「暑さ」より「熱さ」という表現がピッタリくるような猛暑! 特に、静岡市内は昼過ぎに35度超えをしたという。

駿府ライナーを静岡駅前で降り、松坂屋の地下を通り、パルシェの地下を抜けて地上のJR駅コンコースを通って駅南に出た瞬間、「これでもかっ!?」というくらいに水分を含みまくった空気にバチ〜ンとひっぱたかれたような衝撃を受けた。一瞬クラッとなるも、気をシッカリ持ち直し、いつものように清水先生の事務所へ向かう。

静岡英和学院大学へ向かうバスは、エアコンが効いていて快適そのものだった。が、大学に到着して下車するや、強烈な日差しと湿気の出迎えを受けた。ただ、青空が広がってきたので、気分的には晴れ晴れ…という感じ。

3時限目「国際関係論」は、急いで作成した講義用資料とテキストを併用しつつ、「国際関係と温度差」について語り始めた。例年、このテーマの初回は「情報」が主題となる。さらに今年は「歴史」にまつわる問題点を中心に解説することにした。

空き時間の4時限目に、印刷機とコピー機をフル稼働(?)させたのだが、どうも印刷機の調子が…。、5時限目「異文化コミュニケーション論」の講義用資料を両面刷り3枚分作成する。

5時限目の最初に、外来語を日本語に直す小テストを実施する。小テスト後、先週の復習を兼ねて『アンパンマンのマーチ』を鑑賞。まずはアニメーションと一緒に、次いでやなせたかし先生の弟さんの話をしてから同曲を再び鑑賞…。コンテキストの効果を学生たちに体験してもらった。そして、今日から「コミュニケーションの比較」をテーマに解説。今日は日本人の婉曲表現について、できるだけ日常的な光景を想定しながら話を進めた。

講義を終えて、バスで静岡駅に戻る。今日はエクスプレス予約のポイントを消費しなくてはならなかったため、グリーン車で新横浜に戻った。息子が生まれて間もない頃、大勢の乗客から “隔離” する目的でグリーン車を利用したことがあったが、仕事の帰りにグリーン車…というのはどうだっただろう? とりあえず、シートは大きく、ピッチも広く、座り心地は抜群! さらに、乗客が少ないので、落ち着いた雰囲気…。いつもなら新横浜まで仮眠をとるところだが、「せっかくのグリーン車だから…」と眠ることなく1時間10分の “小旅行” を楽しむことにした。

たまには、こんな帰浜も良いものである。

今日で、息子は1歳11ヶ月。あと1ヶ月で2歳…。


6月29日(水)

今日もまた、猛暑! 湿度も最高潮! とにかく、体力をそがれるようなムンムン状態の中、気力で乗り切った一日だった。

バスで横浜駅西口へ向かい、特急踊り子号を待つ間も、汗がダラダラ…。なのに、かなり早く横浜駅に到着したことに気をよくした私は、改札を抜ける前に横浜ポルタへ向かい、朝から営業しているおそば屋さんで “朝そば” なるものを食した。「冷たいおそばと温かいおそば、どちらになさいますか?」という店員さんの問いかけに、「温かいおそばで…」と答えた私…。暑い時ほど、温かいものを食べたり飲んだりすることで涼を感じようという魂胆である。

三島駅に降り立つと、横浜以上に暑い! 湿度も高い! 日差しも強烈で、国際関係学部に到着する前に倒れてしまうのではないか…というくらいの過酷さ。おまけに、今や節電モードの世の中…。

そんな中でも元気に私の講義を聴きに来てくれる学生たちがいるので、私も元気に頑張らなくては…と思いながら、教室に向かった。

3時限目「社会学」は、再び「ストレスとは何か?」のテーマに戻り、「人生縮小化」について語る。すぐに “キレる/ムカつく” 者が多い昨今、その原因の1つを「人生縮小化」現象に求めてみた。

4時限目「日本の社会」は、一昨日に引き続き「日本的エスノセントリズム」の解説。「異人」すなわち “いじん” および “まれびと” に関する日本人の意識について語り、さらに日本のドラマにおける「異人(まれびと)信仰的展開」を参考までに語ってみた。

5時限目「日本社会」は、今日から夏休み前まで「日本(人)的 “仲間意識”」をテーマに解説が続く。初回の今日は、その特徴としての「持ちつ持たれつ」「間人主義」「縁」の3点にまとめ、説明する。

今日も、帰りは新幹線…。さすがに2日連続でグリーン車利用というワケにはいかないが、とりあえず指定席利用…。もしも在来線で帰途に就いていたら、おそらくすんなりと横浜に戻ることはできなかったハズである。藤沢で車両に異常が見つかり、点検のために東海道線は運転を見合わせていたというので、新幹線に乗って大正解だったと思われる。

帰宅して、夕飯をとり、明日の講義用視聴覚資料を作成しているものの、なかなかファイル変換がうまくゆかず。今夜は絶対に早寝しようと思っていたのだが…。


6月30日(木)

あっと言う間に、2011年の上半期が今日で終了…。

そんな上半期最終日に、いろいろな出来事が…。まず、ソフトバンクの携帯電話で “いつものように” GmailなどWebメールにアクセスしようとしたところ、エラー表示が出た。何が起きたのか最初はわからなかったが、エラーコードから原因を調べたところ、ソフトバンクは今日からネットワーク仕様を変更したのだという。それで、SSL/TLSプロトコルが変更され、今まで通りの設定では “https://” で始まるURLにアクセスできなくなっていたのである。この変更に気づくのにちょっと時間がかかったが、今では何とか自分の携帯電話の設定を新しいプロトコルに対応させてアクセス可能状態にしてはあるが、「この設定変更って、事前に告知があったっけ?」という疑問が残ってしまった。

午後、法学部での講義を終えて15時前に校舎を出ると、ポツポツと雨が降り出した。傘をさして神保町に向かい、半蔵門線・田園都市線に乗った時は天気のことなどスッカリ忘れていたのだが、電車が二子玉川手前で地下から地上に出た瞬間、車窓を激しい雨が叩きつけてきた。電車が都内を抜けて神奈川県内に入ると、雨の勢いが増してきた。さらに、神奈川県内に大雨警報・洪水警報が発令されるほどのゲリラ豪雨が!? 午前中は晴天だったという記憶を全て洗い流してしまうほど、雨の勢いは半端なく凄かった。

そんな波乱の(?)一日ではあったが、仕事のほうは順調だった(と思われる)

松戸歯学部の1時限目「社会学」は先週から「人間関係の諸相と構造」の解説に入っているが、講義回数の関係から他学部よりも内容を圧縮しての解説となる。今日は、Human BeingとSupreme Beingの関係性について語り、そして次回の解説内容の予告編的な解説をする。

法学部の3時限目「社会学」は、「人間会計の諸相と構造」の解説を “とりあえず” 終了させる。“役割” の概念を語り、地位の剥奪される諸相について説明し、1974年10月14日の映像を上映した。今日の試みは、板書事項をパワーポイントで作成し、それをあえて画像ファイルに変換し、アニメーションのセル画のように数枚に分割したものを映像ファイルに再変換し、オーサリングしてDVD化したものを上映する…ということ。

視聴覚資料は国際関係学部での講義に多用しているが、今後はいろいろな講義でも視聴覚資料を活用していこうかな…などと思った次第。

明日は2011年下半期初日ではあるが、今週最後の出講日…。気持ちをどちらに合わせれば良いのだろう?


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