2009年10月のぼやき



10月1日(木)

息子が生まれて65日…ということは、1歳の誕生日まであとちょうど300日…などと、どうでもよいことを私のパソコンは自動で表示してくれている。ちなみに、私が結婚してから今日で470日で、結婚記念日までは260日だとか…。

衣替えの時期である。今週はどうやら天気がすぐれず、気温も低めらしいので、衣替えにはうってつけかも知れない。今日は上着を羽織ったほうが良いと判断し、なるべく体(特に、肩)を冷やさないように気を付けながら家を出た。

今日は文京学院大学の「フィールドワーク論」の初講である。文京学院大学は、前期と後期とそれぞれ別々に履修登録期間が設けられているため、何人の履修登録があるのか全くわからない。例えば、今日30名の学生が教室にいたからといって、来週も30名来るとは限らず、50名になるかも知れないし、10名に減るかも知れないし、誰も履修登録せずに閉講となることも考えなくてはならない。

例年の傾向でいうと、履修登録人数は毎年変遷している。予想以上に大勢の登録があった年度の次は予想以下の登録数で、その翌年はまた予想以上の登録が…という繰り返しである。昨年は予想以下の年だったので、傾向でいえば今年は予想以上…ということになる。9:10になり、教室に入ると、予想通り(?)30名ほどの学生が…。教室が広いため、学生は後ろ半分&左右に広がって座っていた。それをまず前半分&中央に座り直らせるところからガイダンス開始。「とりあえず、どんな講義か見るだけ…」という学生と、「最初から履修登録予定」という学生とを見極めつつ、「来週からもこの講義に出ようという気持ちのある学生のみ、出席調査票を提出してください!」と念を押しつつ、通常以上に “イヤなヤツ” に徹して、とりあえず90分語り続けた。結果、21人分の出席調査票が提出された。

スクールバスでふじみ野駅に戻り、「どうやって法学部へ移動しようか…?」としばし考える。左足のことを考えると、乗り換え回数を減らしたいところ…ということで、有楽町線直通電車に乗り、飯田橋に出て、中央線各駅停車に乗り換えた。

12時半前に法学部に到着し、先週のうちに講義用資料を印刷しておいたことが正解であることを実感した。3時限目「社会学」は、夏休みがあけてから教室にいる学生の数が減っているようである。が、前期と変わらぬモチベーションで私の講義を聴いている学生たちの熱意に支えられ、今日はアンデルセンの『裸の王様』や「同調行動」をキーワードに「問題行動の根源」を語る。

講義後は天気が良く、気温が上がってきて、さらに今年度の担当科目が全て出揃った…という安心感からか、完全に意識が飛んでしまい、気がついたら水道橋駅に到達していた!? 御茶ノ水で中央線快速に乗り換えて(この辺で意識が正常に戻りつつあった)、東京で八重洲地下街に寄り、郵便局で用事を済ませ、東海道線に乗り込んだ。

そこで、やっと気がついた。今朝、体を冷やさないように…と羽織ったハズの上着を、法学部の教員室に忘れてきてしまったのである。「まぁ、明日も(法学部に)行くから、いいか…」と自分に言い聞かせ、横浜に戻った。

昨日、三島から乗ったグリーン車で仮眠を取った際、足首を伸ばしたら「ビシッ!」と電気が走ったような激痛があり、今日も何度か同じような痛みを感じた。それで、吉田整形外科で理学治療を受けて帰ることにした。それにしても、いつになったら左足の痛みは鎮まるのだろう?


10月2日(金)

まだ後期が始まったばかりだというのに、なぜか抜けない疲労感…。初講続きだったり、再び “独身” のような生活をしたり…で、心身のバランスをコントロールしきれなかったのが要因だと思う。

加えて、左足をかばって歩いているので、それもまた疲労を招いているのかも知れない。

「でも、今日を乗り切れば、今週の責務は果たしたことになる」という想いが強く、とにかく今日を乗り切った私…。そして、帰宅後に倒れてしまったため、今日の更新はこの辺で…。


10月3日(土)

日付が変わった頃、体調が悪いのにもかかわらず、「あっ、そろそろ2016年のオリンピック開催地決定の投票が…」という、国際社会学を担当する者の性(さが)でベッドから飛び起きた。そして、「東京落選」という報道…。たしかに、都内に「2016年のオリンピックを東京で!」というような旗やポスターをアチコチで見かけるが、都民のオリンピック招致への関心は極めて低いことを感じ続けていた。「これでオリンピック招致が成功したとしても、都民の協力が得られるのだろうか?」ということを、常々思っていた。

が、東京が落選したのは2回目の投票でのことで、1回目にシカゴが落選したということを知って驚いた次第。オバマ大統領が登場しても、ダメなのだから、もっと強烈な印象を与えるパフォーマンスが東京にも必要だったのかも…。

ただ、ちょっと残念な気もする…。私が生まれてから日本で開催されたオリンピックは、札幌(1972年)と長野(1998年)の、いずれも冬季開催なので、夏季オリンピックをすぐそばで見てみたいという気持ちもあった。

…ということで、ここからは昨日の話。

昨日は、「あぁ、金曜日でよかった!」と心から思った。そのくらい体調が悪かった。なかなか起床出来ず、起床して法学部に向かう際も疲労感が抜けず、横浜から座れる可能性が高い横須賀線に乗って(運良く席が空いていた!)東京に行き、中央線に乗り換える際も長いエスカレーターで息切れし、なのに2時限目「社会学」では木曜日と同じくらい…いや、それ以上にパワフルに講義を展開した。

昼休みは教員室で歓談し、体調が思わしくないというのに空き時間である3時限目に神保町まで行き、先週の金曜日に道に迷っている最中に見つけたラーメン屋さんで博多ラーメンを食す。替え玉までお願いしたのだが、やはり「いつもなら、ペロッと食べちゃうんだけれどなぁ…」という不安を抱えつつも完食する。

通信教育部の4時限目「社会学」も、基本は法学部の講義と一致していたが、「常識」「非常識」をテーマとしているため、「社会的不安」や「クレイズ」などの概念も紹介しつつ、法学部ので講義以上にパワー全開で90分飛ばし続けた私…。

今週の講義を全て終えた安心感からか、頭(目の奥)と肩の痛みが激しく私を襲ってきた。帰りにリフレでも…などと思ったが、逆に肩や首の凝りをほぐすことで頭痛を誘発するかも知れないので、東京駅のGranSta(グランスタ)内にある飲む酢 エキスプレ・ス・東京でブルーベリー酢の水割りをグイッと飲み干し(実際にはストローを使ったのだが…)、少し目の奥の痛みを緩和したような気になったところで東海道線に乗り込んだ。一種のプラシボ効果ではあるが、横浜までは何とか耐えられた。

横浜駅に降り立った時、またしても頭(目の奥)と肩の痛みが激しく私を襲ってきた。だが、あともう少し頑張れば帰宅…と自分を励まし続け、何とか家にたどり着いた。

そして、シャワーを勢いよく肩や頭に当て続け、その時は痛みが和らいだような感じがしたが、やはり…。それで、夕飯も取らずに寝ることにした。にもかかわらず、オリンピック開催地のことが気になって…(ここで冒頭の話につながる)

ここからは、今日の話。

結局、2016年オリンピック開催地は、リオ・デ・ジャネイロに決定した。南米での開催は、これが初…。オリンピックに限らず、様々なイベントがこの星で広く開催され、国際交流が進むことを願う。

今日も雨…。そのためなのか、激しい頭痛が再発した。今日は買い物や部屋の掃除をするつもりだったのだが、これでは…。全ての予定を白紙に戻し、ベッドでおとなしく寝ていることにした。が、痛みがひどく、なかなか眠れず。アイス枕などを使用してみるも、期待したほどの効果がなかった。鎮痛剤を服用すれば済んだのかもしれないが、残りが1錠で、「それを服用したら必ず痛みが鎮まる」と100%言い切れるかどうかも定かでないほどの激痛である。とりあえず今日は仕事がないので、おとなしくしているのが一番…と判断した。

そのため、大した話題もないまま、今日の更新は終了!


10月4日(日)

生後2ヶ月ちょっとしか経っていない我が息子、すでに首がシッカリすわっている…と妻から報告があった。

明日、妻と子供が横浜に戻るため、今日は私が静岡へ二人のもとへ向かった。妻と息子が退院した翌日から、二人はずっと静岡の妻の実家でお世話になっていたワケであるが(乳児1ヶ月検診時に一旦横浜に戻ったが)、最初から「帰浜は10月5日」と決めていたため、妻が「せめて、首がすわるようになるまで、静岡にいたほうがいいのかなぁ…」などとちょっと不安気味であった。平均的に、赤ちゃんの首がすわるのは生後3ヶ月くらいである。

が、冒頭で述べたように、息子は妻の不安を一掃するほどのスピードで成長を続け、明日は無事に家族揃って戻ってこれそうである。

そのため、今日から私が静岡入りし、妻子を迎えに行くことに…。朝9時半に新宿西口の高速バスターミナルを出発する東静岡駅南口行きのバスに乗り(昨日までの体調不良を思うと、よくぞこの時間のバスに乗れたものだ…と思う)、中村町バス停で下車する。何と今日は一般道も東名高速も渋滞が発生しておらず、中村町には予定時刻ちょうどの12:21に到着するという順調さ。そのまま歩いて妻の実家へ向かう途中で、息子を抱えた妻と会う。

しかし…、そこで安心してしまったのか、再び頭と肩の痛みが…。効きの強い湿布を肩に貼ってもらい、念のため(?)市販の頭痛薬を服用したが、痛みのパワーは衰えを知らず。だが、昨日までのように寝込むほどではなかったので、大きくなってしまった息子の衣類を買うため、散歩もかねて親子3人で出かけてみた(もちろん息子は歩けないので、ベビーカーに乗せて…)

帰宅後も、頭と肩の痛みが容赦なく私に襲い掛かってきたので、ちょっと失礼して私は夕飯までフトンで横にならせてもらう。それが功を奏したのか、夕飯は(いつもの状態に比べたら少なめだが)シッカリいただいた。

さて、今夜は早めに就寝するとして、明日までに痛みは鎮まってくれるのだろうか?


10月5日(月)

実は、今日の仕事は全てお休み! 昨日が日本大学創立記念日だったので、今日はその振替休日。月曜日は(講義の掛け持ちがあったとしても)日大の出講だけなので、それで私も休日となることが以前から判明していた。

それで、「だったら、平日の比較的空いている時に静岡から横浜に戻したほうが良いのかも…」ということで、妻子の帰浜を10月5日に設定しておいたのである。

だが、このところあいにくの雨…。秋の長雨と言うが、まさにその通り。予定通り、雨の中を静岡駅へ向かった。我ら家族3人を乗せた新幹線こだま号は、17:48に静岡を出発し、18:57に新横浜に到着した。

駅周辺で息子の紙おむつを購入しようと思ったのだが、“駅周辺” のドラッグストアには旅行用のものが多く、紙おむつは取り扱っていても少量で、サイズが合わず、断念してタクシー乗り場へ移動した。

家への道は渋滞もなく、順調にタクシーは走行した。妻と息子にとって、36日ぶりの横浜…、そして我が家である。これからは、親子3人で一緒に暮らすことになるワケである。

何だか、やっと父親になれたような気がした。そんな、秋の一日…。


10月6日(火)

秋の長雨のみならず、今は大型の台風まで日本に接近中…。週の後半には上陸も有り得るとか。雨の勢いが増すばかり…ということか。

加えて、昨日から東名高速道路は16日まで集中工事…ということで、いつもと同じ新宿12時半発のバスに乗ったのではいつ御殿場に着くのかわからないため、1本早い12時ちょうどのバスに予約を変更して、「30分早ければ、何とかなるかも…」という賭けに出た。

そのため、日体大での1時限「総合科目B」は早め…というか終業チャイムが鳴ったら教室をすぐ出られるようにしたかったのだが、この講義時限を使って学生生活実態調査を20分間実施することになったため、計画は練り直し。結果、予定の60%ほど語っただけで講義を終了した(にもかかわらず、終業チャイムが鳴った後も話がちょっと続く有様)

まだ2回目の講義だからなのか、今日が初参加という学生がいたからか、まだ教室この雰囲気は固く、さらに私の話を鼻で笑って受け入れない学生も見受けられた。だからといって “悪い子” というワケでもないのだろうから、しばらく私も様子を見なくては…と思う。

本当は、小田急ロマンスカー(あさぎり号)に乗れたら急がず(焦らず)に済むのだが、時間が合わないため利用できないのである。よって、同じ小田急でも高速バスを利用することになるのだが、一般道は全く混雑具合が読めず、今週と来週は東名の集中工事となれば、「本当に、講義に間に合うのだろうか?」という不安は拭い去り難いのが本心だった。

御殿場線は本数が少なく、こちらも昼間は時間が合わないし…。

ついでにいえば…、11時半(いつもより1時間早)に出発するバスに乗りたかったのだが、渋谷駅で山手線から降りてきた客に行く手を阻まれ、それさえなければ何とかなったものの、私が新宿小田急ハルク前の高速バス乗り場に着いた時には、バスの扉が閉まった後で、万事休す。

携帯電話で、東名集中工事のサイトにアクセスすると、任意のインターチェンジ間の所要時間を検索できるサービスがあり、そこで東京から御殿場まで調べてみた。すると、ギリギリではあるが、12時発のバスでも間に合うことがわかった。なのに…。

通常、バスは1時間半で新宿から御殿場駅を結ぶ。しかし、東名厚木までにかなりの渋滞があり、さらに事故った車のために3車線中2車線が閉鎖され(大渋滞の元凶は、これだったのである!)、これを回避するのに3時間かかってしまった。

東名厚木からは、今までのウップンを晴らすかのように、バスは快調な走りを見せた。

生きた心地のしない “旅” の果て、無事に御殿場看護学校に着くことを祈ったが、虚しくも4時限目「文化人類学」が開始される15:10には車中の人だった私…。学校に連絡はしておき、学生には教室待機をしてもらうことにした。

とにかく時短をはかるため、御殿場インターでバスを降りた。そして、私を待ち構えていたのは、御殿場看護学校の車…。ここで少しタイムロスが減り、40分遅れで講義スタート。学校の許可を得て、本来は16:40に講義終了となるところ、17:05まで講義時間を延長させてもらうことになった。よって、40分遅れで25分延長…ということで、講義時間は75分となった。これだけの時間があれば、十分に解説が出来る…という気分的な余裕から、「状況(情況)判断」「状況(情況)的影響」「絶対−相対」などについて、東名高速での渋滞を例に挙げつつ解説してみた。転んでもただでは起きない私の性格が、こんなところで活きてくる…。

講義を終えて、教員と職員に講義の報告をし、改めて今日の遅刻を謝罪した。が、来週も集中工事中のため、どうすればよいのか…という話になる。

NEXCO中日本によれば、「交通量も多く長距離走行大型車の利用が多い東名高速では、短区間ごとに工事をするより、全線を短期間で集中的に工事をする方がご迷惑を少なくできると考えています」とのことで、言われてみれば確かにその通りなのである。冷静になった今ならば集中工事というものの大切さと困難さ、そして混雑ぶりをよく理解できる。要するに、今日の出来事は「早く御殿場に行かなければ…」ということしか頭になく、勝手に熱くなり、集中工事を甘く見ていた私がいけなかっただけなのである。

御殿場から横浜まで、いつものようにバスで戻ったが、こちらも20分ほど遅れての到着…。運転手さんによると、私の乗ったバス(車両)は13時半に新宿から箱根桃源台へ向けて出発したが、通常なら2時間半ほどで到着するところ、4時間半もかかってしまい、さらに法律で「4時間以上の運転禁止」「もし4時間以上の運転をせざるを得ない場合は、必ず運転後に30分以上の休憩を取らなくてはならない」という決まりがあるので、それで始発からダイヤが乱れてしまったとのことだった。早く帰途に就きたい気持ちはあったが、しっかり疲れを取って安全運転していただいたほうが、乗客としては安心できる。

帰りも東名高速の集中工事の影響を受けつつ、それでもバスは横浜駅に予定時刻よりたった15分遅れで到着した。「往きがこの程度だったらなぁ…」と思うとともに、改めて厚木付近の事故車を恨めしく思ってしまった。

家に戻ると、電気がついていた。「あぁ、こういう雰囲気、久しぶりだなぁ…」と思いつつ、妻と息子の笑顔に今日のイライラが一気に吹っ飛んでしまった私であった。

あぁ、何と長い「ぼやき」だろう…?


10月7日(水)

横浜に戻って2日目にして、我が家の天井に飽きてしまった(らしい)我が息子…。それで、妻が昨夜メリーの代わりに紙風船を3つ、糸で吊してみた。

すると、これが息子の心をとらえたのか、夜中になっても「あう、あう、うぅ」などと言いながら、ゆらゆら揺れる紙風船を楽しそうに目で追っていた。が、紙風船の動きが止まると、泣いて「揺らせ!」とばかりに訴えてくる…。

「朝が来てから紙風船を吊せばよかった…」と嘆く妻であった。

その紙風船が入っていた袋に、「注意」として

あわててふくらますと、頭がフーウとなりますのでご注意ください。

と書いてあった。「フーウ」って…!?

今朝、携帯電話にダイヤ情報メールが大量に届いた。横浜駅で人身事故があり、横須賀線と東海道線は運転を見合わしているという。8時半前に運転は再開されたが、乱れたダイヤは簡単に修復されず、特急踊り子号も運休となり、新幹線に乗ろうにも京浜東北線のホームが大混雑で近寄れず、振替輸送となる会社線のダイヤにも乱れが生じ、私は横浜で身動きが取れなくなってしまった。

が、今日は午後に三島で3コマ担当…。とにかく、移動しなくてはならない。駅員さんに「踊り子号が運休なので、改札を出てグリーン券を買いたい!」と告げて有人改札を出た。再び有人改札を通り、1時間半遅れの伊東行き東海道線に乗り込んだ。この列車、踊り子号の車両で運行されるので、結果的には同じ乗り心地…いや、グリーン車に乗ったので、いつもよりゆったりした乗り心地であった。ただ、普通車はものすごく混雑していたようなので、左足のことを考えたらグリーン車で正解だったと思う次第。

停車する駅ごとに、「やっと着いた!」と降りようとするお客さんと、「やっと来た!」と電車に乗り込もうとするお客さんとでホームがごった返す有様で、なかなか出発できなくなる。要するに、停車ごとに “遅れ” が大きくなっていったのである。

さらに、駅によっては電車が全てのホームに停車中で身動きがとれず、私の乗った電車が入線できないという状況も!?

いつも踊り子号に乗る時間に横浜を出発し、三島に到達したのは11:18…。いつもより40分遅い到着だった。

国際関係学部に到着し、講義用資料を印刷し、正午ちょっと前にお弁当を広げる。昨日といい、今日といい、どうして静岡県東部への移動に予想外の時間がかかるのか…と運命を恨みつつも、シッカリエナジーチャージする。

昼休み中、校内放送で明日の全日臨時休校が伝えられていた。台風18号の影響を考え、早めに休校措置を取ったのだという。

3時限目「国際社会学入門」は、今日からいよいよ本格的な講義に…。今週と来週は、「国際社会学」という学問(?)の性格を理解してもらうべく、「国際」という言葉の持つ不完全性や多義性を理解することから始めようと試みる予定。今日はまず、いわゆる「国際人」という言葉を足がかりにしてみた。

4時限目「日本社会(日本人学生用)」は、まだまだ今回も「日本(人)について学ぶ必要性」に関する解説の続き。今日は「環境」「概念」「記憶」などをもとにして、我々日本人の日常的な発想のもとになる(であろう)部分について語る。

5時限目「日本社会(留学生用)」は、前回に引き続き「日本(人)的人間関係」の話…。日本人が「恥」を嫌う民族であること、それを回避するためにどのようなことを考えるのか…などなど、アレコレと例を挙げながら説明していたが、窓の外には怪しすぎる雲が立ちこめて、「いよいよ、台風が近づいてくるのか…!?」という状態になったため、ちょっと早めに講義を終えることにした。

講義後、携帯電話を見ると、法学部教務課からの留守電が…。法学部も、台風の影響を考えて臨時休校する…とのことだった。

当初、帰りは東海道線の在来線を利用しようと思っていたのだが、まだまだダイヤが完全に回復していないことと、台風の影響で天候が不安定であることと、今日は東神奈川の駅ビル(CIAL PLAT)がオープンしたということもあり、新幹線で早めに戻ることにした。

東神奈川駅に着くと、いつもよりも人が多く、すでに行列のできているお店もあった。初日だから…ということもあるのだろうが、生鮮食料品店や菓子店、総菜店に食事処、ファストフード店などがひしめき合い、さらにTSUTAYAとマクドナルドが帰ってきてくれたので、弥が上にも地元住民の興奮度は上がるばかり。場所も良いので、しばらくはこの勢いが続きそうな気がする。

そして、19時過ぎに妻と息子がCIAL PLAT前に登場! とりあえず、ビル内を3人でぐるっと回ってみた。魅力的なお店がいっぱいなので、また近いうちに来ようということにして、SATYへ移動した。部屋に敷くためにラグを購入し、食料品も適当に見つくろって帰途に就いた。

外出中、息子は一切泣くこともなく、おとなしくしていたのだが…。帰宅してから風呂で号泣し、なかなか寝付けずに号泣し…と、とにかく元気いっぱい! 夫婦で交代交代だっこしながら、息子をなだめる。親になれば、誰もが一度ならず通る道…。そう考えると、ある意味 “幸せ” なことかもしれない…と思えてきた。


10月8日(木)

首都圏の大学の多くは、昨日のうちに今日を臨時休校にしたようである。一部、通学に利用される主要な列車が運転見合わせとなった場合に臨時休校とする…という大学もあったが、やはり台風の影響で当該列車が運転を見合わせたため、休校となるケースが多かった模様。

3時限目の法学部「社会学」は昨日のうちに休講の決定を下さたものの、1時限目の文京学院大学「フィールドワーク論」については「6時半の時点で山手線か東武東上線のいずれかで運転見合わせとなった場合は、午前中休校」という規則に従うこととなり、今朝6時半の時点で山手線も東武東上線も通常運転とのことだったので、腹をくくって(?)家を出た。嵐の前の静けさか、傘をささずに神奈川駅に歩いて行けた。

湘南新宿ラインは、午前中は全便運休。東海道線、横須賀線、京浜東北線などは通常の5割程度の本数で運転。通勤ライナーや特急は、どれも運休措置が取られていた。湘南新宿ラインが運休となれば、通常の半分の本数しか来ない東海道線か横須賀線に乗って品川に出て、山手線に乗り換えて池袋に向かわなくては…ということで、いつもより20分ほど早く家を出ることになったが、やはり横浜駅で東海道線や横須賀線の選択に苦しむことになった。

だが、15分近く遅れて運行していた横須賀線の品川行きが程なく到着し、乗り込む。

その15分後、妻から「休講だって!」とメールが…!? (//>☆<)

6時半の時点で山手線も東武東上線も運行していたから急いで家を出たのに、6:45に大学から「1〜2時限目の休講を決定した」との電話が入ったという。

だから…といって、「じゃあ、帰ろう!」とはいかない状況。まず、横浜へ向かう電車が来るか(動くか)どうかわからないのである。妻からのメールは西大井の手前で受け取ったが、確率的なことを考えて品川まで出ることにした。が、折り返し運転するハズの横須賀線が「信号が変わらず、東京から来る電車の遅延もあって…」と、出るに出られぬ状態とのこと。品川始発の東海道線の停車中のホームに移動し、車掌さんに出発時刻を尋ねたところ、やはり不明…。加えて、私が品川に到着した頃に神奈川県が防風域に入ってしまったため、「茅ヶ崎以西の運転が保証できない(相模川を越えての運行が可能かどうかわからない)ため、電車が徐行運転していて、この電車もどこまで運行できるかの保証がないんで…」との説明。

結局、東京から来た横須賀線に乗って、徐行運転の果てに、家を出てから1時間半後に、決して “無事に” とは言えない状況(情況)で帰宅した。

大学ごとに自然災害への対応規準があり、それに従うのは当然である。湘南新宿ラインの運休、東海道線や横須賀線の運転本数減は大学の予測できない鉄道会社側の措置であり、また、それ故に私が “たまたま” いつもより早く家を出なくてはならなくなっただけで、いくつかの不運が重なっただけなのである。

それにしても、今週は “すんなり” 仕事に行けない…。

帰宅後、山手線をはじめ首都圏の主立ったJR線や会社線が軒並み運転見合わせていることを知った。今日は、たとえ1時限目が成立したとしても、帰宅することができなかった可能性も…!?

時間が出来たので、まずは日頃の寝不足を解消することにした。が、仕事に行くつもりで家を出て、そのまま帰ったからと言って、すんなり睡眠状態に入れるワケがない。少しパソコンに向かって仕事をし、「そろそろ、体が “仕事モード” から “家モード” になったかな」というタイミングで就寝する。数時間ではあったが、シッカリ睡眠を取る。

が、我が家の “ぽよぽよザウルス”(=息子)が吠えまくる! だっこして、あやして、寝かしつけても、忘れた頃に吠えまくる! 青沼貴子の『ママはぽよぽよザウルスがお好き』の意味が、何となくわかってきた今日この頃…。もちろん私も、我が家の “ぽよぽよザウルス” が大好きである。

夕方、昨日購入したラグを敷いてみようということになり、そのためには掃除機をかけておかなくては…ということになり、そうすると窓開けをしても赤ちゃんにはちょっと不都合な状態になる…ということで、掃除と模様替えの一切を妻にお願いし、私は息子を連れて外に出ることにした。が、だったら私が息子を連れて買い物に行けば良いということになり、初めて “二人っきり” でのお出掛けをした。

息子を “ヘッドボード付き” のだっこ紐にくぐらせ、タテ抱き(対面だっこ)状態にして、ゆっくりと歩いた。駅へ向かう道すがら、電車の中で、スーパーなどで、息子をのぞき込む人が多数いて、スーパーでは見知らぬご婦人から「何ヶ月なの?」「どのくらい(の重さ)?」などと尋ねられた。よく、ペットを媒介に見知らぬ者どうしで会話が弾むことがあるが、赤ちゃんでもこういう会話が成り立つのだと実感する。そして、息子を誉められると、自分が誉められるよりも嬉しくなる。「親バカ」以外の何ものでもない。

昨日オープンしたばかりのCIAL PLATに、今日も寄ってみた。相変わらず大盛況! 今まで東神奈川駅周辺に住んでいる人が「さて、何か食べて帰らなきゃ!」と思っても駅構内にはお店がなく、ましてや天気が悪い日には「外に出るくらいだったら、家まで我慢して帰ろう」などと思っていただろうに、今や駅ビルでちょっと食べて帰れるワケで、そんな魅力が集客につながっているのかも知れない。

CIAL PLATといえば昨日、「オープン記念で、マクドナルドにドナルドが2回来たんだってね!」と妻に教えたところ、「へぇ〜、ドナルドが来たんだ!」と、ものすごく嬉しそうな顔をしていた。が、今日、昨日の新聞の折り込みチラシを見ていて、「ドナルドって、ドナルド・ダックじゃなかったんだ…」と、自らのミステイクに気づいて、やるせない表情をしていた。何でマクドナルドにディズニーのキャラクターが来なきゃならないのか、冷静に考えればそんなことは有り得ないと判断できそうなものだが…。

息子との散歩が実現したものの、私一人が喜んでいても息子に負担がかかってしまうので、小1時間で家に戻ることにした。道中、泣くこともなく、暴れもせず、良い子ちゃんだった息子なのに、帰宅するや否や再び “ぽよぽよザウルス” に戻るあたり、「単に外ヅラが良いだけなのか?」「だっこが嬉しいのか?」など、妻と審議すべきことが…。

さぁ、明日は確実に講義があるので、キチンと支度をしておかないと…。


10月9日(金)

今週最後の出講日…。やっと、何のトラブルにも巻き込まれずに勤務できた。当たり前のことなのだが、今日はそれがとっても嬉しかった。

今日最初の講義は、法学部2時限目「社会学」である。実は、毎週金曜日の法学部での講義が終わった後、「次回(木曜日3時限目)のために…」と講義用の資料類を移動させておくのだが、昨日は台風の影響で休講となったため、資料類を再び移動させることから仕事が始まった。そして、始業チャイムとともに教員室から教室へ移動する。

今日で、木曜日と金曜日の形勢が逆転するワケだが、学生にはそんなことは全く関係ない。なのに、私の頭の中では木曜日と金曜日がゴチャゴチャになっていて、何を例示して語ったのか勘違いしたり、先週解説をしたことをもう一度語っていたり…。「他人志向」「孤独な群衆」をテーマにして、それを90分で語り尽くせるかどうか甚だ微妙あり、毎年「時間との闘い」を強いられているのに、なぜか毎年この時期になると妙にチャレンジしたくなる…というのが、私の悪い性格(クセ)。それでも、今日話すべきことは何とか語り尽くす。

昼休みと3時限目は空きなのだが、4時限目の通信教育部「社会学」の内容確認をしておきたかったので、早めに教員室入りし、先週までに配布してある資料やテキストを照らし合わせてみる。その甲斐あってか、今日の講義は(多少の時間計算のミスはあったものの)思ったように展開できた(と思う)。講義では「社会意識」から「常識」を、そして規範normから “normal” の本質を、それぞれ考察する90分…。必要以上に(?)私が盛り上がり、さらに講義後に関連事項での質問が出て、週の最後の講義としては良い感じに力を使い切る(昨日は全て休講となったので、力がヘンな具合に余りかけていた次第)

帰りに、吉田整形外科で受診…。左足がまだまだ痛みから解放されず、正座も出来ない状態であることを告げ、適切な指示を仰いだ。そして、リハビリ…。焦ってはいけないことくらいわかっているのだが、やるせない気持ちも…。あぁ、あの日、何で階段でこけたのだろう? そんなに慌てる必要などなかったのに…。こうなったら、気長に左足の治療をするしかない…。

さて、どんな週末になることやら…!?


10月10日(土)

45年前の10月10日、東京でオリンピックが開会式が行われた。それを記念して、2年後の10月10日から国民の休日「体育の日」が実施された。が、「ハッピーマンデー制度」のため、今日は「体育の日」ではなくなってしまった。

10月10日は、私の父の誕生日である。私が親となって初めて、親の誕生日を祝うことになる。昨年の今日、「父の誕生日=体育の日」と認識していた私はためウッカリしていた私は、今年も同じミスを犯しかけた。木曜日の晩、ベッドに入ってしばらくして、「あっ、土曜日は父の誕生日だっ!」ということを思い出したが、体が動かず…。昨日、起きてすぐに様々な工夫を凝らし(?)、不義理の無いようにしたつもりだが、果たして…?

巷では、「今日から3連休!」だという。だが、私はハッピーマンデー制度の恩恵を被ることもなく…。しかし、今日と明日はもともと講義予定のない日なので、シッカリ休める。

こう書けば、この3連休に何が起きるのか、わかると思う。

ちなみに、これと同様の現象が、11月の3連休でも発生する模様。

もちろん、こういう状況は私だけが体験することではなく、カレンダー通りに休みが取れない方々が世の中にはもっとたくさんいることも承知している。が、それだと「ぼやき」にならないので、あえて話題にしてみた次第。

ネタに困っているワケではないが、先日ちょっと気がついたことを…。

息子を対面だっこして散歩(=買い物)をしていた時、まだ生まれて2ヶ月ちょっとだというのに、首がすわっただけでなく、表情が豊かになってきていたことに気づいた(もちろん、こんなことは妻はとっくに気づいているのだが)。ふだん昼間は家にいない私、息子の顔に接近してまじまじと見るのは風呂に入れている時かだっこしている時だが、息子はタテ抱きが好きなので、顔を確認できないことも…。

動くものに反応するようになった息子は、街の風景や電車、人並みなどを興味深そうに目で追ったり、自ら顔の位置を変えながら風景を眺めている。時にシッカリと何かを見据えたような表情になったり、時に生まれたばかりの頃のような表情になったり…と、少しずつ成長しつつも面影が残っているのが、何となく微笑ましく思う親バカな私…。そんな息子に、まだ言葉がわかるハズもないのに、散歩中ずっと話しかけ続けていた私…。

息子がフトンや座布団などで寝かされている時、妻か私のどちらかを凝視し、ニコッと笑い、「グジュ、アウッ」などと話しかけてくる。それがしばらく続いた後、急に「今から泣きますよ!」というような表情になり、「あぁ、だっこしてあげなくちゃ!」という気持ちにさせられる。妻曰く、これは息子の「可愛い攻撃」である。だっこ好きな息子が、周りの大人にだっこして欲しい時、こういう “攻撃” をするのだとか…。

昨夜、座布団で横になっていた(されていた?)息子が、食事中の私を凝視してニコニコ笑い続けていた。それを見た妻が、「あっ、お父さん(=私)にロックオン!」と…。数分後、食事を中断して息子をだっこしていた私…。その他にも様々な “攻撃” があるらしいが、詳細は「TSUMAのぼやき」に掲載中。

で、今日も親子3人で買い物へ…。京浜急行とみなとみらい線を乗り継いで、新高島へ。神奈川駅はエレベータもエスカレーターもないため、家からベビーカーをたたんだ状態で妻が引き、息子を私がだっこする。駅のホームでベビーカーのセッティングをし、横浜ではエレベータで移動。みなとみらい線はバリアフリーがかなり進んでいるため、その後は難なく(?)新高島へ移動する。

当初、今日はセキチューにだけ行くつもりだったが、「どうせ通り道だから…」と西松屋にも寄ってみた。新聞の折り込み広告を念入りにチェックした妻の報告によれば、西松屋ではカバーオールの安売りをしているとか…。それで、まずは息子の衣料を探すことにした。「これもいいいなぁ…、あれもいいなぁ…」ということでかなり時間を消費しつつ、とりあえずかわいいものを1着購入した。

セキチューでは、これまた妻が新聞の折り込み広告を念入りにチェックした結果、掛け敷き布団セットが3480円とのことで、1セット購入することにした。

現在、我が家は親子3人で “川の字” になって寝ている。通常、親子3人 “川の字” …といえば、子供が真ん中で、その左右に両親というのがフォーメーションとして思い浮かぶところだが、我が家の場合はベッドの一番壁側に息子、そして妻、一番端っ子に私…というフォーメーションである。なぜなら、私の寝相が悪いからである! 私がゴロンゴロンして息子を潰しては大変…と、妻が真ん中に寝ているのである。が、妻は…といえば、息子を潰さないように気を遣い、私の寝相の被害者となり、息子が泣けばおっぱいをあげて…と、完全に安眠を阻害された状態である。それで、フトンを新しく購入し、私が床に寝れば、みんな気を遣わずに済むと考えたワケである。

フトンを購入した後、息子をベビーカーから降ろし、だっこ紐にくぐらせ、私が対面だっこして、ベビーカーにはフトンを乗せ、妻に押してもらう。電車に乗ろうと思えば乗れるのだが、何となく歩いて帰りたい気分…。途中、アチコチのビルやデパートを経由し、すき屋で久々にテイクアウトなどして帰宅する。

夜は、ゆったり講義の準備…。その合間に息子の “攻撃” が…!? それでも来週の講義の準備を敢行した私…。明日は、どんな一日になるのだろう?


10月11日(日)

早速、昨日購入した布団セットが活躍した。そして、私の寝ている姿を見た妻は、「やっぱり、息子と夫は一緒に寝かせられない…」と思ったそうである。

息子はスクスク育ち(すぎて)、新生児用の肌着はツンツルテン状態…。さらに、生後2ヶ月とは思えぬほどの成長をしているため、「これは、もうちょっとしてから用意すれば…」などと思っていたものを、急いで取り揃える必要が出てきてしまった。

それで今日も息子を連れて親子3人、散歩を兼ねた買い物に行ってきた。

ベビーカーに息子を乗せ、歩いていると、道行く人の大半が息子を凝視する。特に、20代後半以上の人たちは、一瞬「えっ?」という顔をして、もう一度ベビーカーに乗っている息子を見ていた。まぁ、こんな格好をしていたら、注目度は上がるかなぁ…。

アート縁日の開かれている光景買い物の前に、横浜ポートサイド地区で毎年10月に開催されているアート縁日に行ってみることにした。以前は毎年来ていて、さらに妻が「同行者」だった頃にも一緒に来たことがあったのだが、引っ越しをして会場に “より” 近くなったというのにアート縁日に行く機会が…。以前は、常連のアーティストさんと懇意になり、その方が他所で個展を開く際にも一人で、ある時は「同行者」だった妻と一緒に訪ねて行ったものである。が、今年の参加者一覧を見るとその方の名前はなく、会場にも姿はなく…。

今回は特にお目当てのアーティストさんがいるワケでもなく、ただ何となくブラブラして縁日の雰囲気を味わうのが目的だったのだが…。あるアーティストさんの出店の前で “かわいいブタのイラストカード” を見つけ、一瞬のうちに恋に落ちた。そして、カードを2種類購入した。出店の女性が息子を見て、「えっ、こんなの売ってるんですか? かわいい!」と言ってくれた。

それから、歩いて横浜ジャックモールへ。まずはトイザらス。息子が動くものや音にキチンと反応するようになったので、メリーかベビージムを購入しよう…という話になっていた。広告をよく見て、事前にポイントカードをネットで手続きして、万全の体勢(?)で臨んだトイザらス…。なのに、アレコレと実物を見ているうちに判断が鈍り、同じ場所を何度もグルグルグルグル…。結局、「今後、長く使えるように…」とのことで、音楽も流れるベビージムを購入することにした。会計時、私の大学時代からの友人(私よりちょっと早く結婚し、ちょっと早く親になっている)より息子の出産祝いにもらった「こども商品券」を使わせてもらった。
ベビージムで遊ぶ息子(亀仙流)
購入したベビージムは帰宅して早速組み立ててみたが、息子には “それなりに” 好評だったらしい。

続いて、ニトリ。息子を仮眠させるのにちょうど良い大きさの長ざぶとんを広告で見つけたので、目的はそれ1枚のみ。そして、ゲット! 会計時に、「ポイントカード、お持ちでしょうか?」と尋ねられ、「持っていません」と答えると、「お作りしますか?」と勧められたので、「お願いします」と答える。「ポイントカード? 以前からあったっけ?」などと思いつつ、申込用紙に記入する。もし、以前からポイントカードがあったのならば、かなりポイントを損したことになるのだが…。まぁ、細かいことを気にするのはやめよう。

夜、夕飯やら息子のお風呂入れやらの前後に、明日の仕事の準備を進める。明日は「体育の日」であるが、1つだけ「通常講義」をする科目があって…。


10月12日(祝)

「体育の日」である。祝日である。公共交通機関は、休日ダイヤで運行している。

だが、私には講義が待っている。通常月曜日1時限目に出講する日大看護は休みだったが、国際関係学部は「月曜日の講義回数が他の曜日より少なく、規定回数をこなすために、祝日をいくつか通常講義に充てる」という方針を数年前から採択しているため、今日は休日返上(?)で三島に向かった。が、そもそも年度始めにカレンダーに講義予定を書き込み、今日が休日ではないと意識していたので、“3連休” というのは全く意識の外にあり、「その分、台風で木曜日が休みになったから…」などと思っている私…。

だが、教員が出講しても、学生が勝手に “3連休” を決め込んでしまったのではどうしようもない。教員が休めば補講があり、学生が休んでも「全講義回数の3分の2以上の出席」があれば期末試験が受けられるため、「学生が休んだら、補講…というか出席時間の補填をしなくてはならないのでは?」などと、最近になってその矛盾を感じる次第。

4時限目「日本社会(日本人学生用)」は、以前からよく休日の講義にあたることが多いが、出席率は悪くなく、今日もそこそこの学生数…。

今日(今週)から、日本(人)の特徴を中心に語るのだが、今週は「日本(人)的 “愛”」がテーマ。「休日にわざわざ大学に来てくれたから…」というワケではないが、今日はサザンオールスターズや小田和正、WANDSなどのヒット曲をメドレーで聴きながら、「日本人の心に響くラヴソングの傾向」について語り、数名の学生にコメントをもらい、日本で語り継がれ歌い継がれる曲の特徴(共通点)などと、西洋と日本の愛の表出の違いなどを語って、ちょうど90分…。

帰りは、のんびりと在来線を乗り継いで横浜へ戻った。急いで帰る必要はないものの「急いで帰って、息子の姿を見たい!」という気持ちもあり、葛藤が続いたりもするが、仕事の後にゆっくりと今日の反省をし、電車に揺られながら次回の構想を練るのも良いものである。

だが、帰途にずっと考えていたのは、「明日、どうやって御殿場まで移動すればよいのか?」ということである。東名高速道路の集中工事は16日まで続くため、明日は先週のように「新宿から高速バスに乗って、渋滞に巻き込まれて大遅刻!?」なんてことは避けなくてはならない。いくら東名高速の集中工事(および、厚木周辺での事故)が原因での遅刻とはいえ、2週連続は許されまい。すると、1時限目の日体大「総合科目B」の後で桜新町から田園都市線で中央林間に出て、小田急線で新松田に出るか、あるいは長津田で横浜線に乗り換えて町田に出て、それから小田急線で新松田に出るか…。

実は、一番ネックになるのは、新松田から松田駅に移動して、御殿場線に乗るタイミング…。御殿場線は昼間、1時間に1本程度の運行である。それに、その御殿場線が全て御殿場を通るとは限らない。例えば、松田を12:47に出発する御殿場線下りは沼津行きなのだが、次の下り列車は13:52の山北止まりで、御殿場へ行くにはさらに14:18の沼津行きを待たなくてはならない。

よって、日体大の最寄り駅である桜新町で田園都市線を1本逃しただけで、御殿場到着が1時間半ほどズレてしまうのである。

だから、いつも高速バスを利用しているのだが…。

さぁ、明日の移動はどうなることやら!?


10月13日(火)

東名高速道路の集中工事はどうやって “克服” すれば良いのか、結論の出ないまま朝が来た。ちょっと早めに家を出て、電車に乗っていれば、何か案が浮かぶかも知れない…と思い、本当にいつもより早めに家を出たのだが、湘南新宿ラインの車中では何の結論も出ず、“とりあえず” 恵比寿で下車した際に、JRの乗車券を購入しておくことにした。なのに、購入したのは「御殿場→東神奈川」という、まさに帰りのキップ…。頭が全く動いていなかったワケではないにせよ、何をしたかったのか自分でもよくわからない状態であった。

日体大に到着すると、学務課の職員から「講義の中で、モラル向上の啓発チラシの配布をお願いしたいのですが…」と委託される。最近、学内外で色々あるため、気を引き締めるのには好タイミングかも知れない。1時限目「総合科目B」の教室に入るや、モラル向上の意義を語ってみた私…。

それから、状況(情況)的影響や環境と記憶の関連性について解説を始めた。私の講義では “おなじみ” となった「コーヒーカップの取っ手は、どちら側についているか?」という問いを宿題にしておいたのだが、「残念ながら、正解者は0名!」などと私が言うや否や、「それは先生の価値観に拠るのでは?」などという意見が出たので、「答えは絶対に1つで…」と学生たちに正答を伝えると、全員が納得し、今まで散漫な感じさえした教室に一体感が生まれ、解説に身を乗り出さんばかりに聴き入る学生たち多数…。講義を早めに終わらせて御殿場に移動しようとしていた私だったが、気がつけば10:25…。講義の正規終了時間の5分前だった。

先週は、12時ちょうどに新宿を出発するバスに乗って40分の大遅刻をしたが、それよりさらに30分早いバスに乗れたら遅刻しないで済むのでは…というかすかな期待に賭け、桜新町駅まで急ぎ足。田園都市線から山手線への乗り換えも予想外にうまくゆき、11時過ぎには新宿駅のホームに降り立っていた。急いで新宿小田急ハルク前の高速バス乗り場へ行き、11時半初のバスの乗車券を購入し、ついで(?)に御殿場から横浜までのバスの乗車券も購入する。

11時半発のバスは、車庫から乗り場への回送輸送の際に道路渋滞に巻き込まれ、到着が遅れ、必然的に新宿の出発も遅れた。「イヤな予感が…!?」などと思ったが、その後は至極順調に一般道を走行した。が、やはり集中工事の影響は免れず、それでもバスは30分程度の遅れで御殿場に到着した。「おいおい、もっと渋滞に巻き込まれるかと思ったから11時半のバスに乗ったんだぞ!」などと心の中でツッコミを入れてみても、何の意味もない。御殿場看護学校の4時限目「文化人類学」は15:10始業であり、私が御殿場駅前に降り立ったのが13:40…。1時間半も時間を潰さなくてはならなくなってしまったのである。ある意味、「イヤな予感」は当たったらしい。

御殿場駅周辺の、ふだんは通らない道を歩き、大回りしてみたものの、時間を潰せるような場所が見つからず。が、左足の痛みも気になるので、寄り道は断念して学校へ向かうことにした。それでも、30分は何とか時間を潰せた。

だが、意外や意外、講義の準備をしている間に1時間はあっという間に過ぎ、気がつけば週番の学生さんが “ご用聞き” に来る時間になっていた。

本日最後の講義で、久々に吠えた。私の思いの丈を語り続けた。20分くらいは説教じみた話をしただろうか、看護学生としての心構えを理解してもらいたくて、とにかく語気を強めていた私…。その後は「社会」と「人間」の関係を、様々な例を挙げたりテキストを読むことで解説する。90分でほとんど解説は終了したが、「もっと語りたかったなぁ…」という想いを残して教室を出た。語れば語るほど、「もっと語りたい!」と思える講義になっているようである。いや、そういう気持ちにさせてくれる学生が教室にいてくれるのである。
御殿場市街より、夕方の富士山を臨む
学校を出て、駅までゆっくり歩いていると、夕日に照らされてほんのり赤みを帯びた富士山が…。あまりにきれいな姿だったので(私一人の価値観かも知れないが…)、思わずデジカメを取り出した。

朝、恵比寿駅で購入した乗車券は、明日の三島用の乗車券に乗車変更し(御殿場駅のみどりの窓口で、事情を話しながら乗車変更するのに時間がかかった)、バスで帰途に就くことにした。

が、この選択が大間違い!? やはり、東名の集中工事の影響をモロに受けるハメに…。路線バスだけ一般車両とは違い、いつものレーンを走行することになっていたが(バス停の位置の関係で)、時速50キロで走行する先導車の後ろを、ハザードランプを点滅させながら走り続ける区間があり、ここで予想外に時間がかかった。さらに、工事で車線減少している区間では、そこを抜けるのに1時間近くかかってしまったり…と、先週の往きと同じような渋滞に巻き込まれたのである。

横浜駅にバスが到着したのは、予定到着時刻より50分遅れた20:35だった。18:05に御殿場インターから乗車したので、横浜まで2時間半もかかったことになる(通常は1時間40分程度)

まだ週の前半だというのに、この疲労感は何だろう?


10月14日(水)

昨日、書き忘れた話から…。

新宿から高速バスに乗った私、落ち着いた頃合いでお弁当を出し、車内で食べることにした。が、座席の前後左右を見渡して…「あっ、このバス(の座席)にはテーブルがついてない!?」という事実に気付いた。さて、広げたお弁当をどうやって食べるか…? しばし悩んだ結果、まずバッグを隣の席に置き、シートベルトで固定した。次に、膝の上にお弁当のご飯パートもおかずパートも両方とも置き、手前中央に引き寄せるような感じで(ヘソに向かって箸を持ってくる感じで)、弁当箱を動かさないよう、中身をこぼさぬよう、細心の注意を払って完食した。やれば出来るものである。

どうしたことか、今朝は(今朝も?)フトンから出られなくなってしまった。かなり軽量の掛け布団さえ、鉛のように重たく感じる…。「やっぱり、疲れているのかなぁ?」などと思いつつも、三島へはどうやって行くかを考えた。

今日は印刷すべき新しい資料はなく、3時限目の講義に遅刻しない時間に着けば良いのである。が、それでも何が起きるかわからないので、とりあえず午前中には国際関係学部に到着するよう心掛けて、10時前にはフトンから這い上がり、身支度をととのえて、明るいのか暗いのかハッキリしない空(私の心境の投射?)を見上げながら家を出た。

11:22に新横浜を出発するひかり号に乗れば、11:47に三島到着…と記憶していたので、今日は新幹線通勤を決め込んだ。ひかり号の自由席は1〜5号車までで、空席があることなど全く期待もしていなかったが、車内を見渡すと数箇所に占有されていない座席が!?

なのに、私の前を歩くオバサンがノロノロと、それでいて自分が座る席を見つけるや、通路に荷物を置いて後続の進路を断つという “暴挙” に出た! 本人にその自覚はなく、悪気もなく、単に新幹線に乗り慣れていないだけのことなのだろう。しかし、私の眼が捉えた空席がすぐそこにあるというのに、別のドアから乗り込んだサラリーマンに着席権を奪われそうになるのを黙って見ているのはツライ…。

やむを得ず荷物を飛び越えた(跨いだ)私は、座席の占有にかろうじて成功し、三島までの25分を快適に過ごすことが出来たのであった。

さて、3時限目「国際社会学入門」は、前回に引き続き「国際社会学とは何か?」をテーマに解説を進めた。今日の内容を理解してもらわないと、今後の講義内容を理解してもらえない…というくらい、重要なタームの説明があるため、学生たちが私の話を聴ける状態になるまで先週までの講義内容などを復習しつつ、タイミングを見て「国際」「民際」の比較説明を行う。具体的すぎるほどの例を挙げたため、90分を1分ほど超過してしまったが、それなりに何とか…。

教室移動のない4時限目「日本社会(日本人学生用)」は、月曜日に引き続き「日本(人)的 “愛”」の解説。前回と今回の解説の橋渡しとしてジョン・レノンの『LOVE』を聴き、解説するが、あまりに熱くなりすぎて、英単語の持つ意味の1つ1つまで語り始めてしまった私…。その後、今日のテーマとして「慈悲」「甘え」のキーワードを呈示し、関連する曲を聴くことにしていたのだが…。持ってくるCDを間違えていることに “その瞬間” まで気づかなかった私…。2曲再生するハズが…。だが、偶然にもそのうちの1曲は持ってきたCDに収録されていて、とりあえず学生たちには「CDを間違えたので、1曲は来週の講義の最初に、1曲は今から再生できます!」とアナウンスする。そして、スピーカーから流れたのはトワ・エ・モワの『或る日突然』だった…。

本日最後の講義である5時限目「日本社会(留学生用)」は、引き続き「日本(人)的人間関係」の話である。今日は「タテ社会」を中心に語るが、その前に中国人留学生と韓国人留学生へ「それぞれの国の言葉で、“You” と “” を訳して言ってください」と指示し、日本語の語彙との比較をしてみた。昨年までは、1コマ使って討論していたのだが、今年は別のテーマで討論を企てているため、今年はあっさりと…。

帰りは、東海道線の在来線で…。妻が日のあるうちに買い物に出ていてくれたらしいのだが、息子を抱えての買い物はやはり思うに任せぬ状態らしく、妻が買い残したものを私が買って帰ることにした。

今夜から「相棒 season 8」が始まった。妻に頼んでDVDに録画しておいてもらったのだが、一体いつ再生できるのやら…。


10月15日(木)

先週、台風18号の影響で休講になった文京学院大学と法学部…。いずれも出講するや否や「休講届の提出をお願いします」「補講の日程を決めてください」と書類を提示された。

文京学院大学での1時限目「フィールドワーク論」は、今日がやっと2回目…。社会科学と自然科学の性格の違いを比較しつつ、フィールドワークを行う目的について語り続ける。

法学部での3時限目「社会学」は、先週金曜日の講義と同内容…なのに、教室の雰囲気に合わせて講義の構成を少し変えたためか、時間の配分がズレてしまい、90分で何とか解説が終わったものの、いまだにどこで何がどうして時間が足りなくなりそうだったのか判明していない。

講義後、明日の講義用資料を印刷してから帰途に就いたのだが…。なぜか頭痛に襲われて、そのために今日の更新はあっさりとした感じで終わることに…。


10月17日(土)

私が敬愛する音楽家・加藤和彦氏の死亡記事を読み、氏の名曲ではないが “悲しくてやりきれない” 気持ちになった。今週水曜日、CDを間違えて再生できなかった『あの素晴しい愛をもう一度』を、まさか追悼の意も込めて来週月曜日に再生することになろうとは…。水曜日には、氏の偉業を熱く語り、別の講義でも氏の功績を讃えつつ作品を聴く機会を設けているのだが…。『クレヨンしんちゃん』の作者・臼井儀人氏の時も「次回、DVDで…」などと学生たちに語り、その “次回” には追悼上映のような形になってしまった。今回も、加藤和彦氏の追悼…。

偶然であろうが、何やら妙なものを感じてしまう。

昨日は、久々に「ぼやき」の更新が停滞。途中まで文章を打ち込んでおきながら…。理由の一部は「TSUMAのぼやき」でも述べられているのだが、昨夜は息子のぐずり具合が激しく、夕飯の時も妻と代わる代わるあやし続け、結局私は途中でダウンし、ベッドで意識不明となったまま朝を迎え…。その意識不明な状態で、私は息子の顔をペシッと叩いたのだとか…。今朝、妻から衝撃の事実を聞かされて、驚くやら申し訳ないやら…で、息子の顔に私の顔を近づけたところ、息子に顔を4回殴られた私…。

そこで、昨日更新する予定だった文章を先に載せ、その後で今日の「ぼやき」を…という、以前からよく使っている構成に!?

10月16日(金)

私の携帯電話には、Yahoo!モバイルの「開運メール」というメルマガが毎朝配信される。私のカスタマイズでは、九星占いがメインとなっている(私は六白金星らしい)

今月のはじめ、「開運〜」に載った六白金星の運勢に「今日は何をしても裏目に出る」と書かれていてガックリしていたところ、「血液型×星座ランキング!」の欄に「1位:O型×みずがめ座」とあり、頭が混乱した。私は、2月4日生まれのみずがめ座…、そしてO型!

「何をしても裏目に出る」と奈落の底にたたき付けられたのに、何で1位なんだ!?

と、その日の運勢がプラスマイナスゼロにされてしまったような気がしたのであった。

占う基準や視点が異なると、こうも幸福度がズレるのか…。

さて、携帯電話に今朝届いた「ダイヤ情報メール」によると、「中央線・総武線各駅停車の車両点検のためにダイヤが乱れている」と…。それで、「今、急いで家を出たら、きっと駅で大混雑に巻き込まれる…」と判断した私は、いつもより少し遅く家を出て、混雑が緩和された頃合いで水道橋へ…などと考えた。

出掛け際、妻と息子の見送りを受けたが、その時の息子の表情がとっても悲しそうに見えたので、「ついに、父親が出掛けることが寂しいと思えるようになったのかな?」などと喜んでいたところ、1時間くらいして妻から「家に戻ったら、オムツに大量のウ○コが!?」というメールが届き、「単に気持ち悪かっただけなのね…」と意気消沈した私…。

私の時間差攻撃は、途中まではうまくいっていたようだった。が、御茶ノ水に到達した時、「ただ今、秋葉原駅で(中央線・総武線各駅停車の)車両点検を行っている関係で…」などとアナウンスが入り、せっかく遅めに家を出たのが “かえって裏目” という状態になってしまった。講義の準備もあるので、法学部には10:10には着いておきたいところだが、電車が来ないのでは仕方がない。ただ、遅刻だけはしたくない…という想いがあって、ちょっと焦る。が、講義開始15分前には法学部に到着。事なきを得る。

だが、御茶ノ水駅での焦りで乱れたリズムは、2時限目始業のチャイムが鳴っても収まらず、プリントの準備をし忘れるは、教室にCDは持って行かない(行けない)は…で、アタフタ状態…。それでも、先週までの復習と新たな内容、そして今日のテーマである『世界に一つだけの花』と『Ebony and Ivory』の比較を行い、予定していた講義内容はほぼ全て解説終了!

昼休み中に、通信教育部の4時限目「社会学」の内容の再確認をする。こちらもCD使用の講義となるため、時間の配分の念入りなチェックをしたハズだったのだが…。講義は水物。何が起きるかわからない。毎回同じ学生が出席し、同じ雰囲気が保証されているのだったら話は別だが…。

結論から言えば、『DAN DAN 心魅かれてく』と『瞳そらさないで』をそれぞれ2バージョンずつ比較して「行為と行動」の解説の “まとめ” にするつもりだったのだが、やはり「行為」と「行動」の違いは重要であり、じっくり解説しなくてはならない…という社会学者の血が(?)騒ぎ、曲は1コーラスずつ聴いて終わることにした。まぁ、曲を基準に講義を構成したら本末転倒になってしまうが…。

講義終了後、急いで帰途に就く。今日は家族3人でお出掛けする約束をしていたので、帰宅後すぐ着替えて、私が息子を対面だっこして、まず吉田整形外科へ。私のリハビリ中、息子は妻の膝の上でずっとスヤスヤと…。吉田先生やスタッフの方々が息子の顔を見にやって来たというのに、息子はスヤスヤ…。

リハビリの後、夕飯の買い物をする。息子はハッキリとした色がたくさんあるのが好きらしく、店内にディスプレイされた商品を楽しそうに目で追っていた。

その後…である。息子が数時間に亘ってぐずり始め、私がダウンするのは…。

そして、今日…。起きて冒頭の “事実” を妻から伝えられ、息子が無事でいることを確認したのであった。

ダウンして意識不明になっていたハズなのに、その間に見ていた夢をハッキリ覚えている。小田急線に乗る夢を見ていたのである。だが、併走する別の小田急線の車両タイプが珍しいものばかりだったり、ラッピングが変わっていたり…と、私の目を惹きつけ、「あぁ、あの電車に乗り換えたい!」と思うのだが、なぜか駅の手前で線路が離れて行き、乗り換えられない。なのに、駅を出発するとなぜかさっきの列車たちと再び併走する…。そこで、意を決した私は、小田急線を本厚木で途中下車し、バスに乗り換えて “真相” を掴もうとするのだが…。何でこんな夢を見たのかは定かではないが、小田急線の夢を見ること自体は決して不思議ではない。

夕方、家族3人で買い物に出掛けた。雨が降りそうだったので、降らないうちに…と思い、15時過ぎに家を出る。電車で横浜に行き、ルピシアで買い物。そして、和菓子屋さんに行き、お団子と和三盆を購入する。さらに、以前から妻が「赤ちゃん用の編み物の本が欲しい!」と言っていたので、書店へ行く。

帰途、ポツリポツリと雨が降り出したが、ひどい降りにはならず、念のために傘をさして帰宅した。息子も慌てることなく、散歩を兼ねたお買い物を楽しんでいたようである。

夜、楽しみにしていた番組の録画のため、DVD−Rをセットして準備万端…となるハズだったのだが、録画時間が来て、DVDデッキが作動して、10秒ちょっと経ったところで「ディスクエラー」という表示が…!? 何度やっても10秒ちょっとで「ディスクエラー」の表示…。その番組を録画して、保存するつもりだったのだが…。勘の良い方なら、おわかりだと思う。私が楽しみにしていた番組…というのは、「世界ふしぎ発見」である。珍しく、1966年6月の「ビートルズ来日」がテーマとなっていたのに…。余談だが、出題されたミステリー、3問とも正解した私…。

最後に…、昨夜私がダウンした原因は、何も息子をあやし疲れただけではなく、1週間…いや、2週間のいろんな疲れが一気に襲ってきたのであって…。


10月18日(日)

たとえ話を…。

J病院のAb医師が、自ら執刀を買って出たものの患者の容態がなかなか安定せず、「お腹が痛いから…」と中途で手術室から出て行ってしまったとする。その後を受けたFkd医師も、結局中途で手術をやめてしまった。「あなたとは違うんです」と捨てぜりふを残して…。その後、「とにかく縫合だけはしておこう」ということで呼ばれたハズのAs医師が、さらに患者の容態を悪化させ…。

そこで、患者をM病院に転院させることにしたのだが、ここに至るまで医師が短期で何人も変わったり、医師団もそのたびに入れ替わったため(中には、手術室に入ったのに何もしないで追い出された者もいた…とする)、患者の容態はかなり悪化していた…とする。

M病院のHy山医師をはじめとする医師団が、その場しのぎに縫合された部分をほどき、何とか患者を救おうと苦心する。が、患者の体や内臓は、J党病院で度重なる手術のたびにメスでアチコチ傷つけられ、ある部分は腐食が始まり、ある部分は止血もままならず、「自分たちの方針を実行に移すには、ちょっと時間がかかりそうだ」ということを知る。

が、J病院のスタッフや支持者たちが「偉そうなことを言って患者を引き取ったのにもかかわらず、まだ完治させられないのか?」などとイチャモンをつけ始める…。いかにも「M病院は無能だ!」と言わんばかりに…。

この国は、そんなことがないよう願う。

ネット上での政治論議を見ていると、どうも世間の動きとは違っている。ネットだけでしか情報を得ていなかったら、日本の国民の9割以上が旧政権を支持しているとしか思えないような状態である。が、旧政権支持のネットユーザーたちは、新政権に不利な情報しか書き込まず、あるいは、新政権のやることなすことみんな否定する。そして、旧政権に不利な報道を “偏向報道” と称して受け入れようともしない。何ともタチが悪い。

国民が選んだ政党や首相を批判するくらいなら、自分が立候補するなり日本を離れるなりすれば良いのではないか? 選挙の結果は、国民の意識の具現化である。それを受け入れることの出来ない者が、ネット上にはこんなにも多いのか…と、ちょっと恐ろしい気持ちにもなる。

私のたとえ話の真意は、私からは述べないこととする。そして、私には特定の支持政党など無く、この国を護って発展させてくれる政府の活躍を期待するのみである…ということも、付け加えておく。

「ネットユーザー」といえば、こんな話も…。

JR西日本所有の新幹線500系が、来年2月でのぞみ号としての運行を終了させ、その後は山陽新幹線のこだま号として運用されるという。その記事に関するネット上のコメントが、「N700系みたいなスタイルの悪い新幹線より、500系のほうがかっこいい」というような意見で占められていて、「これを書き込んだのは、おそらく鉄道マニアだろうなぁ…」と思う次第。

私個人の意見であるが、私は新幹線を「かっこよさ」では乗らない。正確さと速さと快適さで乗りたい。500系には何度か乗ったことがあるが、あの閉塞感は「せっかく新幹線に乗ったのに…」という感覚にさせられた。窓が倒れるのではないかと思えるような圧迫感も覚えた。荷物もまともに置けない網棚にも閉口した。自由席に乗ろうとしてホームの最先端で待っていたら、そこにはドアが無く、慌ててドアのあるところまで走ったことも…。

こんなことを書いていると、「新幹線の良さがわかっていない」とか「500系の先頭と最後尾にドアがないのは常識」のようなことを偏狭的鉄道マニアに言われてしまうんだろうなぁ…などと思う(私も鉄道が好きであるし、良識的鉄道マニアには好感を持っている。)。私のように、仕事で週に何度も新幹線に乗っているような者には、車体のスタイルなど関係ない! 正確な運行をしてくれて、スピーディーで、それでいて快適であれば良い!

0系しか存在しなかった時代から新幹線を利用している私には、500系のフォルムとカラーは「ちょっと、新幹線というには…」という感じがしていた。単なる “経験” と “価値観” の違いであろう。白地に青のラインは、あの頃の日本人には憧れであり、高度経済成長のシンボルでもあった。「新幹線=白地に青」というのが、あの頃から新幹線を愛する者には当然のように認識されていると思う。そして、「新幹線といえば0系」なのである。

おそらく、500系マニアも、0系のさよなら運転の申込をしたに相違ない。

ちなみに、500系の先頭と最後部にドアがないことは、私もよく知っている(乗ったことがあるのだから)。ただ、私の乗ろうとした新幹線が “まさか” 500系で運行されているとは思わなかったので…という話。

今日は午前中にサティへ…。もちろん、家族3人で…である。午前中に限っての大安売りが時々行われているらしく、それで今日は早起きして出掛けてみた。たしかに、安い! 「早起きは三文の得」というのが、何となく実体験できたような気がした。

その後、家の片づけを妻にお願いして、私は息子を近所の公園にベビーカーで連れて行き、のんびりと…。30分ほどして、片づけを終えた妻が合流。水筒にお茶を入れ、昨日買った和三盆を持ってきてくれたので、ベンチでちょっとティータイムとしゃれ込んだ。ある意味、これも「公園デビュー」では!?

さぁ、明日からの講義の準備に取りかかろう!


10月19日(月)

単なる偶然の重なり…とは思うが、ウチの息子は我ら夫婦が食事をしようとすると、タイミング良く泣き始める。「さっきまでスヤスヤと寝ていたのに…?」という疑問を吹き飛ばすように、タイミング良く泣き始める。作為的であるハズなどないのだが、タイミング良く泣き始める。

もしかして、食事中は相手にしてもらえないことを何となく察して、それで哀しく(寂しく)なって泣き始めるのかも知れないが…。食事を中断して息子をあやすのだが、その時の息子の「待ってました!」と言わんばかりの顔…。

さて、今日は “久々に” 日大看護への出講があった。今日からは毎週月曜日1時限目の出講となるが、前回の講義が3週間前…ということで、9月中に語った内容を広く浅く振り返り、そして今日からのテーマである「コミュニケーション」の解説に入る。久々…ということで、私も教室の雰囲気を確認しつつの講義となった。

今日から毎週月曜日1時限目に日大看護に出講する…ということは、国際関係学部の4時限目「日本社会(日本人学生用)」のために移動しなくてはならない…ということでもある。日大看護から池袋駅へバスが比較的スムーズに運行していたため、その気になれば “かなり” 早く三島に行けそうな状態だったのだが、慌てて転んでも面白くないので(事実、私の左足はリハビリ中の状態!)、のんびり移動することにした。

池袋から埼京線で新宿に出て、中央線快速で東京に出る時、「あぁ、まだ201系が走っていたんだなぁ…」と、ちょっとノスタルジックな気分になる。最近、E233系ばかりが目立ち、京浜東北線にしても総武線・中央線各駅停車にしても東海道線にしても “メタリック” な印象が強くなっている。たまに、車体全体に単色の塗装の車両が現れると、「久しぶりだねぇ!」などと声をかけてあげたくなる。だが、201系だろうがE233系だろうが、ダイヤを守って運行してもらえれば…。

結局、新幹線ではなく12時ちょうど発の特急踊り子号を選択した私は、11:45には車内に乗り込み、出発までにお弁当を食べ終えた。揺れのない状態での食事は、移りゆく車窓を楽しみながら駅弁を食べるのとは違い、駅のホームからお客さんたちがジロジロと見ているような感覚との闘いを強いられるが、弁当箱が動くこともなく、その点では落ち着いて食事に専念できる。

国際関係学部の周辺はイチョウ並木が連なっていて、季節柄 “例の” 臭いが立ちこめていた。銀杏が路上で踏みつぶされていて、何とも言えぬ “かぐわしさ” が…!?

4時限目は、先週水曜日に再生することのできなかった『あの素晴しい愛をもう一度』を、加藤和彦氏の追悼の意を込めて再生し、詞の内容を再度解説し、そして今週のテーマである「日本(人)的 “和合”」の解説に入る。今日は「和」のニュアンスと「恥」をキーワードとした解説が主となり、具体的な例をいくつか挙げつつ「他人志向」的な要素についても語る。

帰途、東海道線を乗り継いで横浜に戻り、明日の仕事用の高速バス乗車券やその他いろいろな買い物をして、京浜急行で家に戻った。神奈川駅を降りて歩いていると、息子をだっこした妻の姿が…。親子3人での帰宅となった。

今夜も、息子は怪獣のように吠えまくっている…。元気なことは良いことだ!


10月20日(火)

イライラ三景…。

第一景は、JTBで高速バスの予約を入れていた昨日の話。私の予約手続きの最中に初老の女性が現れ、カウンターで「ひかり号の指定席と自由席の予約をしたいんだけど…」と言う。係員が「いつご利用ですか?」「ご利用の区間は?」「何名様ですか?」などと聞いていたのだが、「指定席を2枚と、自由席を1枚」と答える女性…。新横浜を8時前後に出発するひかり号を利用したいというのだが、指定席と自由席を同時に購入する真意がわからないため、「指定席は何名様ですか? 自由席は何名様ですか?」と1つ1つ確認を取る係員…。すると、「赤ちゃんがいるのよね。赤ちゃんは指定席料金がかからないんでしょ?」と女性が言う。

「赤ちゃんは、お膝に乗せてのご利用でしたら乗車券も指定席券も不要です」と丁寧に対応する係員だったのだが、「指定席(の車両)に赤ちゃんも乗車するのか?」という点があいまいなまま…。すると、その女性は自分の言わんとしていることを理解してくれない係員に軽く苛立ち、「わかりやすく説明するとね…、赤ちゃんは2歳なんですよ!」などと余計な情報ばかり伝える有様。「で、自由席はどなたがご利用になるのですか?」と質問する係員に対して、「赤ちゃんです!」と答える女性…。周辺にいたお客さんたちも「???」という顔をしたことは言うまでもない。

5分以上の押し問答の結果、「大人2名が指定席に座り、その膝に赤ちゃんが座るので、赤ちゃんは自由席特急券を買わなくてはならない」と、女性が早合点しただけだったことが判明。結局、指定席2枚のみを申し込んだのだが、「本当にもう、面倒くさいわねぇ…」などとブツクサ言っていた女性に対して、「あなたがね!」という周囲の目が訴えていた。

第二景は、今日の日体大での講義を終えた後。桜新町駅から田園都市線に乗った。とある女性が座席の空いている部分に座ろうとしたのだが、居眠り中のオバサンのポジションが中途半端で、お尻がなかなか入らない様子。それで、眠っているオバサンの膝をペシペシ叩きながら「すいません、ちょっとずれてもらえませんか?」と何度も懇願していたのだが…。1分くらい経ってやっと目を覚ましたオバサン、「なによ、あとから来て座ったクセに! だったら、あなた一人で座ればいいじゃない!?」などと逆ギレし、席を立ってしまった。睡眠妨害に腹を立てたのか、それとも自分のしたことに恥ずかしさを覚えたのか、席を立って移動することで車内の空気は険悪なものとなり、オバサンもその車両にはいられなくなってしまった。素直に「あっ、ごめんなさい!」と言って、お尻半分だけ移動すれば良いだけの話だったのに…。

そして、第三景…。今日の12時半、新宿駅西口から小田急箱根高速バスに乗り込んだ時、老夫婦の夫が「我々の席はどこだ?」と妻に尋ねていた。この夫婦、高速バスの乗車券を往復で購入済みの模様。妻は「3のCDですね」と言っているのに、夫が「1のCDだろ?」と言う。1Dには、既に若い男性が座っていた。それを見た夫が男性に向かって「おいっ、シッシッ!」と右手を降りながら「どけっ!」というアクションを取った。が、夫の見ていた乗車券は復路用で、妻の言い分が正しかったのである。妻が、「ほら、3のCDと書いてありますよ!」と夫をなだめると、「あぁ、そうかぁ…。あぁ、そうかぁ…」と、何事もなかったかのように3のCDに着席した。男性への謝罪もなしに…。

まさに、「ぼやき」のネタである。

今朝は「これが10月下旬?」と思えるほど暖かかった…と言うより、昨夜からずっと暖かだった。そのせいではなかろうが、今朝はなかなか起きられず、いつも利用する湘南新宿ラインを諦め、横須賀線と山手線を利用することにした。そして、いつもなら恵比寿駅前からバスに乗るところ、1つ手前の目黒駅前からのバスに乗ることにした。いつもより遅く家を出ることになったものの、無事に日体大に到着した。

1時限目「総合科目B」は、まだまだ問題行動を考える前に得ておいてもらいたい知識を中心とした講義。今日は「ストレス」について語る。今日の「ぼやき」はここまでの間にかなりストレスのたまるような内容を述べてきたので、講義内容については割愛。これ以上「ストレス」について語ると、何だか疲れてしまいそう…。

12時半の高速バスに乗る前に新宿西口ヨドバシカメラに行き、腕時計の電池交換をした。昨日の朝、私の腕時計の針が動いていないことに気づき、妻の腕時計を借りて(もっとも、腕の太さが違うので、腕にはめることはできなかったが…)家を出たのだが、その際に自分の腕時計を持って出るのを忘れたため、昨日は電池交換ができず、今日も1時限目は妻の腕時計を頼りに時間を確認していた。電池交換は10分程度で終了し、「さぁ、お会計」という時、ポイントカードを提示すると、「では、こちらのアフターサービスポイントで精算いたします」と言われる。「そんなポイントが入っているんですか?」と聞くと、「はい、3000円分ほど入っておりますので、今回はポイントで全て精算しました」とのことだった。もっとも、電池は525円だったらしい。

が、「持つべきものは、ポイントカード!」と、心の底から思った。

14時過ぎに御殿場駅前に到着し、下車すると、東京とは違って気温が低く、さらに強めの風が吹いているために体感温度がかなり低く感じられた。こちらは、すっかり空き模様…というような感じであった。寒さと強風に阻まれて、御殿場看護学校までの道が長く感じられた。

それでも、4時限目「文化人類学」は、寒さにも風にも負けず(?)解説するべきことを無事に解説し尽くした。今週と来週は「社会的動物」としての人間についてがテーマ。今日は「社会的」の部分を中心に語ることにし、「動物」の部分は来週に…。ただ、導入部が長すぎて、途中で「どこかで、時間調整しなくちゃ!」と少々焦る。

気温が低く、風は強かったが、空気が澄んでいたので、夕方の富士山が映えていた。夕焼けと一体となったその姿を眺めながら、御殿場インターへ向かって歩く私であった。

18:05に横浜駅経由羽田空港行きのバスが到着。

さぁ、帰ろう! 妻と息子が待つ我が家へ…。そんな帰途。


10月21日(水)

玄関に置きっぱなしになっていた革の紐靴を、2ヶ月ぶりに履いた。昨日で捻挫から2ヶ月経ったので、捻挫していた時に履いていた靴を久々に履いてみる気になったのだが…。やはり、神奈川駅の “現場” 付近で階段を踏み外しそうになったり、靴紐の締め付け具合が遠慮気味になってしまっていたりで、不安感が増幅しているような感じがした。

さらに、横浜10:23発の特急踊り子号が2分遅れで到着し、「ますます、今日の通勤は不安だなぁ…」と思っていたところ、「そうだ、この列車は三島方面に行く車両を連結していないんだったっけ!?」ということに気づき、熱海で東海道線に乗り換えることになったのだが、「JR東海管区内の東海道線は、ダイヤがかなり乱れております」という駅のアナウンスで聞き、「靴のせいではないにせよ、良くないことが重なるなぁ…」と、不安だらけの通勤となってしまった。

が、遅れていた東海道線に乗ることとなったため、本来の乗り換えより10分以上早く熱海を出発することとなっため、終わりよければすべてよしという状況になったような…。

3時限目「国際社会学入門」は、今回から「グローバリゼーションと温度差」がテーマ。3時限目「国際社会学入門」は、今日から「グローバリゼーション」関連のテーマに入る。初回として、まずグローバリゼーションの類似概念と前提などを語り続けたのだが、どこでどう盛り上がっていたのか、「対概念」について解説する時間がなくなってしまい、なのに最後に「国歌」を10曲聞かせて「それぞれどの国の国歌か?」ということを答えさせることで、我が国がアメリカ合衆国を中心としたグローバリゼーションの渦に巻き込まれていることを確認してもらった。

教室移動もなく、そのまま4時限目「日本社会(日本人学生用)」に突入する。月曜日に引き続き、「日本(人)的 “和合”」に関する解説。「和合」の含意と『週刊少年ジャンプ』三原則などをもとに、日本人の発想を考えてみた。そして、『少年ジャンプ』を超えて『少年マガジン』にまで話が進み、『ドラゴンボール』や『巨人の星』『あしたのジョー』などの話で90分…。

この講義中、教室を黙って出て行く学生がいた。「おい、どこへ行くんだ?」という私の問いかけを完全無視し、教室を出て行ったのである。「あんなバカのために時間を奪われるのはシャクなので…」と講義を続けたが、私の言うことを聞かないような学生に対して誠実に対応するつもりもないことを学生たちには伝えておいた。

その学生は、もしかすると昨年も受講して不合格になったのかも知れない。そして再履修し、「昨年も話は聴いているから…」ということで出席だけ記入し、帰ってしまったのかも知れない。しかし、講義を昨年聴いて不合格になったのに、今年は講義を聴かずに合格できるワケがない。そんなこともわからないようでは、今年も合格できないのでは…などと思いつつ、「これでまた不合格になったら、『また落とされた! アイツ、単位くれねぇよ!』などと逆ギレするんだろうなぁ…」という未来予想図が頭の中に描かれた。

5時限目「日本社会(留学生用)」は、どういうワケかちょっと出席学生数が減っていた…というよりも、珍しく遅刻学生が多かったのである。いつも真面目に出席している学生を待つため、先週までの復習をしながら最大多数の学生が集まるのを待ち、それから「一見さん」の話を導入として「間人主義」について語る。

17時を過ぎたあたりから、急激に外が暗くなる。日が短くなっているのはわかるが、講義中に外が暗くなると、何だかとっても寂しくなる…。だからといって講義を早く切り上げるつもりもなかったのだが、どういうワケか話のテンポが良くなっていて、17時半過ぎには “まとめ” まで終了しているような状態だったので、学生たちを早めに帰すことにした。

帰りは、いつものように東海道線の在来線で…。新幹線でバビュ〜ンと帰宅するのも良いが、のんびりと家路に就くのも趣がある。特に、今日みたいに不誠実な学生のせいで気分的に盛り上がらない時などは(講義中は、無理やり自分を盛り上げ続けたが)、在来線でゆっくりと気持ちを落ち着かせながら帰るほうが良いような気がする。

それでも、家に帰って息子がニコニコ笑っているのを見ると、全てが昇華されていくような…。


10月22日(木)

このところ、いろいろなことで頭が痛かった。が、今朝は本当に頭痛が襲ってきていた。痛みに負けずフトンから這い出て、予定通りの時間に家を出た。湘南新宿ラインと東武東上線を乗り継ぎ、向かうは文京学院大学…。文京への出講は毎年後期だけなので、このパターンに慣れるのがなかなか大変なのだが、このところようやっと体がなじんできた。

1時限目「フィールドワーク論」は、「フィールドワークの目的」について、TheoriaからTheoryに向けて必要な作業を中心に語り続けた。今日1コマ分は、昨年までと講義内容を様変わりさせ(講義の主旨と目標は変わらないが)、自分自身にも新鮮みを感じさせ、さらに教室の雰囲気をテオリア(観想)してみようかと…。そんな感じで90分が過ぎていった。

講義中は気にならなかったが、やはり頭痛は確実に私を苦しめていた。痛みを緩和させるには「鎮痛剤(ゾーミッグ)か? カフェインか?」という選択肢があったが、ゾーミッグが残り1個だったため、コーヒーを飲んで様子を見ることにした。

スクールバスの車内でも、有楽町線直通電車の中でも、痛みは容赦なく私に襲いかかってきた。が、とりあえず眠ってしまえば忘れられると決め込んで、ふじみ野から飯田橋の間で仮眠を取る。眠れるくらいだったのだから、ひどい痛みではなかったのでは?…などと自分に暗示をかけたが、やはり飯田橋駅で降りた際に頭部と首筋と肩をいっぺんに鈍器で殴られたような痛みが走った。痛みを鎮めるより法学部へ移動するほうが先だと考えた私は、バッグにクールミント系のガムかキャンディがないか探してみた。すると、ハイパークール系のガムが…!? とりあえず、それを一度に2つ口に入れ、その刺激で痛みを疑似的に鎮め、法学部へ向かう。

3時限目「社会学」の教室へ向かう際、やはり頭痛が正常な判断能力を阻んだらしく、教室のマイクを持たずに教員室を出ていた。急いで取りに戻ったが、今日はCDを再生するためにタッチパネルコントローラーを持って行く必要があることをスッカリ忘れていた…。それを取りに戻り、教室に向かう階段を上っている最中、今度は出席調査シートを教員室に置いてきてしまったことに気づき…。

でも、教室に入る前に気づいたので、本当に良かった…。

講義内容は、先週金曜日のクラスと同内容。講義に入ると、頭痛のことなど忘れ去ってしまう私…。時間の配分などもわかっているハズだったので、比較的(?)余裕がある状態で講義に入ったが、最初の “ロスタイム” などが災いし、時間の余裕がスッカリなくなってしまった。

講義後、痛みに耐えかねてゾーミッグを何度も手に取るが、「とりあえず仕事も終わったことだし、家に帰れさえすれば…」ということであえてゾーミッグは服用せず、京浜東北線で40分ほど仮眠を取ったが、東神奈川で下車した時には目眩まで誘発されていて…。

家に帰る前に、今井医院を受診した。そして、処方箋を持って薬局へ行き、新たにゾーミッグ5錠を手にすることに…。

帰宅後、まだまだ痛みに苦しめられていたので、頭痛に関してはゾーミッグを服用した(でないと、息子をお風呂に入れる際に不都合なことが起きてしまうので)。首筋と肩の痛みについては、妻が時間をかけてマッサージを施してくれた。

日が暮れた頃、遅ればせながら復活した私…。食欲も完全に戻り、美味しく夕食をいただく。

食後、お風呂の前に近所のコンビニまで買い物に行くことになり、息子も連れて外出する。そこで、見慣れぬ飲み物を発見する。よく見ると、「ペプシあずき」と書かれている。今までにペプシの変わり種は何度もトライして、そのたびに撃沈しているが、和風のコーラというのはどういうものなのか気になり、購入してしまった。

味は…というと、「あずき」っぽくはあるが、何も知らずに飲んだら「カシス」のような味にも感じただろうし、でもこれを「あずき」だと言われたらそういうふうに感じるのだろうし…と、頭の中にクエスチョンマークがたくさん出てきそうな感覚の味だった。色だけ見たら、グレープのようでもあるし…。ただし、香りは「あずき」っぽいようでもあり…。

あまり深く考えると、また頭痛に悩まされそう…。


10月23日(金)

1週間最後の出講日…。せっかくだから気分良く週末を迎えるべく、自分自身を盛り上げようとしたのだが…。6時過ぎに届いたダイヤ情報メールによると、相模湖と藤野の間で起きた人身事故のため、中央線快速は遅延と運休が発生しているとのことだった。

そのため、いつもより早めに家を出たが、東京駅で少しではあるが足止めを食った。「この分だと、学生の遅刻も多いかも…!?」という不安を覚えつつ、法学部に到着した。

今日の2時限目「社会学」では、「行為と行動」をテーマに語ることにしていた。かなり基本的かつ重要な概念の解説になるので、電車遅延で教室に入るのが遅れた学生をできるだけ救済し、最大多数の学生が解説を聴けるよう、講義開始から20分程度かけて “時間稼ぎ” をし、いつものメンバーがだいたい揃ったところで本題に入った。

開始が遅くなったとはいえ、講義内容を圧縮するワケにもいかず、先週の通信教育部での講義同様に『DAN DAN 心魅かれてく』と『瞳そらさないで』をそれぞれ2バージョンずつ比較して聴く企画も省略できず…。しかし、こうなることを想定して昨日までにメドレー(クロスフェード)バージョンを作成しておいたため、曲の鑑賞の時間が短縮できた分、解説は予定通りに進行した。

昼休みの後、今日使用したものと同じ講義用資料を、木曜日に使用する教員室に移動させる。が、量が多いため、紙の手提げ袋の底が抜けないよう抱えた状態で移動する。

通信教育部には早めに入り、今日使用する講義用資料の印刷をする。万全の状態で4時限目「社会学」へ。まず、テキストを使って先週の講義の復習(および、先週欠席した学生のための内容説明)を念入りに行い、それから「罪」の定義と「罪の意識」の生じるメカニズムを中心に話を進め、さらにその意識の生じない「問題行動」に関して解説をする。内容が暗くなりがちであるが故、できる限り教室の雰囲気を明るいものにするよう努力したのだが、どこまで学生たちに思惑が理解されたかどうか…。

講義後、いつもの金曜日同様に吉田整形外科でリハビリ。今日は朝から左足の具合がおかしく、往きの電車内で人目もはばからず靴下を脱ぎ、スミルスチックを足首に塗ったほど。階段を上り下りする際に、「ピシ〜ン!」と電気が走ったような痛みを覚えたり…。

この捻挫の痛みとは、いつサヨナラできるのだろう?


10月24日(土)

妻と私が使用してきた携帯電話は、時期はちょっとズレているるものの2年以上前に機種変更した同タイプの色違いだった。最近、妻と私は携帯端末(電話機)の調子がおかしいことに気づいた。別々に使用していたのに、同じような症状が出たのである。

それで、昨日のうちにSoftBankショップに行って「機種変更料金一覧表」を入手し、どの機種に変更するか二人でじっくり話し合い、「端末のメーカーは同じにしよう!」ということで話がまとまり、久々の機種変更と相成った。

機種変更すると、ダウンロードして保存していたデータファイルの一部が移行できなかったり使用できなったりして、それをどこまで諦められるかが問題となる。そして、いくら同じメーカーの端末に変更したとはいえ、設定が引き継げない部分も多く、以前の端末と同様に使用できるようになるまでには時間がかかる…。

が、今回は機種変更の段階でかなり時間がかかった。私の端末に保存されていた膨大なデータを新機種に移行するのに、えらく時間がかかったのである。それで、一部は「帰宅して、自分でやっておきますから…」ということにして、手続きを終えた。何しろ、機種変更の手続き中に息子がむずかってしまい、ちょっと大変だったりもしたので…。

機種変更後、東神奈川で買い物をすることにした。買い物の最中も息子は何度かむずかったが、買い物終了時には疲れてしまったのか眠っていた。それで、息子が生まれてから初めて、夫婦揃っての外食をしてみた。今月オープンしたばかりのCIAL PLATで、天丼を食べて帰ったのだが、「もしかして、『お父さん、お母さん、たまにはゆっくりお外で食べてね!』と、息子が時間をプレゼントしてくれたのかも…」などと思う親バカな私…。

残念ながら家を出てしばらくしてから雨が降ってきてしまい、行動範囲は狭められてしまったが、それでも楽しい家族3人の外出だった。


10月25日(日)

諸般の事情(?)により、明日まとめて更新予定。


10月26日(月)

息子のアンヨは、まるでテビチ! 静岡県磐田市ふうに表現すれば、オモロ…というところか。

昨日の夜、腰と肩と首に激しい痛みを覚え(前兆は朝からあったのだが…)、それで頭痛が誘発されてしまったため、「ぼやき」の更新を断念した。

日中は痛みも和らいでいて、妻が部屋の掃除をするというので息子を部屋から避難させるついで(?)に参議院神奈川県選出議員補欠選挙の投票に連れて行き、家の近所を散歩させる余裕もあった。

その後、家族3人でみなとみらいへ行き、アチコチのお店を回って子供服やら日用品やらを購入し、帰宅して、夕飯を食べ…と、日曜日を謳歌していたハズだったのだが…。

寝る前に、少々マッサージの心得のある妻が念入りに堅くなった私の筋肉や筋をほぐしてくれたので、快適に眠りに就けた。

しかし、未明に頭痛が再発!? 昨夜から雨が降っていたので、気圧のせいでもあるのだろう。今日の1時限目は日大看護「社会学」が入っていたが、講義に行けるような状態ではなかった(起きることが出来ないような有様だった)ので、休講する旨を妻に電話で連絡してもらった。「課題作成で講義1回分を充当できますが…」などと提案されるが、学生に与えるテーマすら考えられないほど頭痛がひどかったので、後日補講を実施することで話をまとめてもらった。

午前中は、こうして出講せずに家で寝ていることになった。

が、昼前になって痛みが和らいできた。国際関係学部の4時限目「日本社会(日本人学生用)」には何とか出講できそうだったので、とりあえず身支度をととのえてみた。少しパンを食し、ちゃんと歩けそうだったので(偏頭痛の時は、視野狭窄や目眩が誘発される)、出掛けることにした。横浜から12:23に乗った特急踊り子号は、先週乗ったのと同じ電車である(先週は、東京からの乗車だったが)

車内では、いくつかのグループが小宴会を繰り広げていた。にぎやかなのは良いのだが、頭痛の不安を抱えている時ににぎやかな車内にいるのはちょっとツライものがある。無理にでも眠ろうとしたが、ビールやらお弁当やらの匂い(臭い?)が立ちこめて、安眠を妨げる。ちょっとしたスキに眠りに入ることに成功した!

今日唯一の講義は、「日本(人)的 “共感性”」の基本的な部分についての解説。「これだけのネタで90分、ちゃんと持たせられるかなぁ…」などと思いつつ教室に入ったのだが、結果は…いつものように終業チャイムを教室で聴くことになった。

今夜から台風が接近するということなので、帰りは新幹線で…。体調にも不安があるので、“長旅” は避けるに越したことはないと思っての新幹線乗車であった。

明日までに体調をもとに戻さないと…。

最後に…。国会で首相が所信表明すると、必ず野党が「冗長で、何を主張したいのかわからない」と批判する。今日は鳩山由紀夫首相の演説に対して、自民党や公明党が “批判” をしていた。自分たちが与党だった時にされていたことを現在の与党に対して仕返しているような感もあるが…。もう少し、討議をスマートに出来る国会になって欲しいと切に願う。


10月27日(火)

先週土曜日、久々に妻と外食したという話を書いたが、その際に店の入口で「いらっしゃいませ! 3名様ですね?」と店員さんに聞かれて、「あっ…、はい、そうです!」と答えたものの、指がシッカリVサイン状態になっていた私…。長年のクセなのか、息子を1名とカウントすることに慣れていなかっただけなのか…。が、「3名様ですか?」という言葉が、何となく嬉しかった。

その翌日、遅ればせながらビートルズのリマスター盤CDを購入した。息子を対面だっこして、「どのアルバムにしようか?」と悩みに悩み、息子がぐずってもお構いなし(?)に、妻も放ったらかしにして、とどのつまり「デビューアルバムから購入するべきではないのか?」という結論に達し、『PLEASE PLEASE ME』を購入した。このアルバム、私はLPレコードで、それもステレオ盤で持っているのである。そして、ジャケット写真が撮影されたEMI本社(当時)のビルに行ったこともある。今から12年前の話で、本社ビルは移転済みで廃墟と化していたが、たしかにあのジャケット写真の光景があった。

さて、昨夜から未明にかけて、台風の影響で窓に雨と風が強く打ち付けていた。妻が「明日、お弁当いるの?」と聞いてきた。「何で?」と聞き返すと、「台風で休校になったりしない?」と心配そう…。天気予報によれば、台風は朝方には関東地方を抜けているということだったので、私はあまり天気の心配をせずに眠りに就き、台風一過の晴天の下で出講した。

が、なぜか家を出るのが遅くなり、先週と同じく目黒からバスに乗って日体大へ移動することになった。

1時限目「総合科目B」は、主として「レディネス」について語ることにしていたので、そこに便乗して学生への “指導時間” を作ってみた。それが災いして、最終的に時間との闘いを強いられることになったのだが、それでも時間内に解説を収めた。

いつものように桜新町へ移動し、田園都市線に乗ることになるワケだが、ここで初めて携帯電話を改札機にかざしてみた。「モバイルSuica」を初めて体験したのである。携帯電話にいろいろなアプリが入っているので、じっくり試そうと思った次第。

新宿からは12時半の箱根高速バスで御殿場へ。道中どこも晴天であったが、御殿場駅に到着した途端にポツリポツリと雨が…。なのに、青空…。狐の嫁入り状態がいつまでも続いていたので、歩いて御殿場看護学校へ行くのを断念し(単に、バッグから折りたたみ傘を出すのが面倒だっただけの話)、バスに乗ることにした。幸い、今朝乗ったバスでSuicaを使用した際に100円分のチケットが付いたので、たった50円での乗車となった。

4時限目「文化人類学」は、我々人間が他の哺乳動物と異なる点として「生理的早産」であることを中心に解説をした。が、あくまでも「文化人類学」なので、社会科学的な視点を忘れないように話を進め、人間が独りでは生きてゆけない存在であることを理解してもらって90分が終了。

どうやって横浜に帰ろうか…とちょっと悩んだが、いつものように高速バスに乗ることにした。が、何となくいつもとは違う道を歩いてみたくなり、時間的な余裕もあったので、見知らぬ道に足を踏み入れ、御殿場駅ではなく御殿場インター前バス停に向かった。私は、見知らぬ土地でも “鼻” で目的地を導き出す。が、今日は自分の鼻を疑うこと数回…。最終的にはインター前に到達したのだが、日が暮れて人気(ひとけ)も少なくなり、本当にどうなることか…と焦りもした。

この歳になって、まだ冒険する気持ちが残っているのか…? いや、そういうことではあるまい。はてさて…?


10月28日(水)

今日で、息子は生後3ヶ月に入った。だが、とても3ヶ月の赤ちゃんとは思えぬ大きさ&重さ…。これも、元気に成長している証だと思えば、嬉しくもあり、頼もしくもあり…である。

今朝は、左足の痛みをいつも以上に感じつつも、以前と同じくらい足首が動くことに驚き、駅までちょっと早足で向かってみた。痛みを感じながらも、無事に走破! 2ヶ月前まで当たり前に出来たことが、今は不安と闘いながらの行為となっている。早く快癒を…と願いつつも、「急いては事をし損じる」と自戒しつつ…。

今週は、横浜10:23発の特急踊り子号が定時に出発した。が、車内には「あのぉ〜、(特急と知らず)間違えて乗ってしまったんですが…」とか「これ、伊豆長岡に行かないの?」などと車掌さんに問い合わせる乗客が多数。いつもとは雰囲気の異なる “旅” となった。

熱海で島田行きの東海道線に乗り換えた際、出発準備を進めていた車掌さんに1人のオバサンが「この電車、来宮に行きますか?」と尋ねていた。車掌さんが「来宮は1番線です!」と答えつつ出発時間の確認を時計を見ながらしていると、「えっ、来宮は東海道線じゃないの?」と尋ねるオバサンに、「来宮ですよね? 伊東線(の駅)ですから1番線です!」と再び答えると、別のオバサンが合流。そして、「これ、来宮に行く電車でしょ?」と、島田行きの電車を指さして言う。すると、最初に説明を聞いていたオバサンが「1番線なんだって!」と教えるのだが、「だって、東海道線でしょ? ねぇ、車掌さん?」と、再び車掌さんは質問攻めに…。出発時間が迫っていたため、「来宮ですよね? 1番線です!」と車掌さんは言葉少なめに答えたが、ここで3人目のオバサンが登場し…というスパイラル状態に!?

とりあえず、東海道線は無事に出発した。

三島駅に降り立つと、「こんな日は、どこかへフラッと…」などと思えてしまうほどの良い陽気だった。そんなモチベーションを講義へのレディネスにして、国際関係学部入り。

3時限目「国際社会学入門」は、前回から始めた「グローバリゼーションと温度差」がテーマだが、その前に今までの講義で語ってきた「国際」「民際」について、ザ・フォーク・クルセダーズの『イムジン河』をもとに解説をする。そして、グローバリゼーションの前提としてのエスニシティ、さらにエスニシティが確立されない場合に起こりうる状況として、エスニック・クレンジングやエスノセントリズム、そしてナショナリズムの特徴について語る。

例によって教室移動もなく、そのまま4時限目「日本社会(日本人学生用)」に突入する。月曜日に引き続き、「日本(人)的 “共感性”」に関する解説だが、冒頭で北山修の『THIS ISLAND (IS YOUR LAND)』を用いて「和合」の含意を確認する。そして、掲示板サイトなどに代表されるような匿名性がもたらす問題点を語り、本来の日本(人)的共感性というものを理解してもらうため、60年代から70年代のヒット曲を中心に、その歌詞とメロディーを用いて解説をする。

しかし…、相変わらず水曜日の3時限目と4時限目は、無言で勝手に教室を出たり入ったりの学生が多くて閉口する。出て行こうとする学生に私が声をかけても、無視されるのだからムカつく。私が教師でなかったらどこまで耐えられるか…、いやいや、考えないようにしよう。

5時限目「日本社会(留学生用)」は、先週の「一見さん」の話をゆっくり復習して、日本社会によく見られる「公と私」の諸相について、「公私混同」「滅私奉公」などを留学生たちに語る。

帰りは、いつものように東海道線の東京行き直通で…。車中でうつらうつらしていたところ、妻からメールで息子が泣きやまず大変なことになっていると知らされた。このところ、助産師さんや子育て支援の訪問員さんが我が家を訪ねてきて、今日も訪問があったので、息子もちょっと興奮してしまったのかも知れない…。赤ちゃんだから泣きやまないこともあるし、妻にはあんまり頑張りすぎないで欲しいし…という気持ちを抱きながら、横浜に戻った。

神奈川駅から家へ向かう途中、息子をだっこした妻の姿が…。“息子の気分転換の散歩” と私の出迎えに、外出したらしい。外にいる時の息子は、本当におとなしい…。その反動で、帰宅後にまた怪獣に戻ってしまったのだが…!?


10月29日(木)

このところ、朝アラームを設定した時間には起きられない私…。今朝などは、アラームを6時に鳴らしたのにもかかわらず、体が始動したのは6:35だった。なのに、いつも乗っている湘南新宿ラインにギリギリ間に合った。よって、いつもと同じ時間に文京学院大学に到着した。

1時限目「フィールドワーク論」は、今日でとりあえず「フィールドワークの目的」についてまとめることにした。そして、文献資料と資料素材、統計調査と事例調査の違いについても述べておく。解説するべき内容は3つだけだったのだが、それ故に具体的な例を多く挙げる必要があり、90分まるまる解説時間に充てることになった。

いつものように、ふじみ野から有楽町線直通電車で飯田橋に出て、(今日はお弁当を持って出ていないので)立ち食いそば屋に入る。自動食券販売機をしばし眺め、「肉そばにしようか? それとも月見そば? う〜ん、どちらも捨てがたい!」と悩み続けた。が、よく見ると「肉玉そば」なるメニューがあるではないか!? なので、肉玉そばを食すことにした。

中央線各停で水道橋に出て、法学部入り。先週金曜日に講義用資料は作成済みなので、気分的にかなりの余裕…。だが、金曜日と同様にCDを再生することになっているので、早めに教室へ移動して3時限目「社会学」にのぞむ。テーマは「行為と行動」で、内容は金曜日と全く同じ…。なのに、時間の配分を思いっきり間違えた。だが、90分で解説は収まっていたので、終わりよければすべてよし…である。

今週は、「明日で講義が終わり!」とはならないので、まだまだ体力を温存しなくては…と思っていながら、必要以上に盛り上がり…。


10月30日(金)

講義後、所用で後楽園近く出版社を訪ねた。用が済んで外に出ると、日は暮れていて、月が出ていた。毎週金曜日(もしくは木曜日)は左足のリハビリに通っていたが、時間的に難しくなり、まっすぐ帰宅することにした。神奈川駅の改札を抜けようとしたら、そこに妻の姿が…。「あれっ、息子は?」と思ったが、よく見ると妻の両肩にはストラップが…。息子は、妻におんぶされていた。息子はスヤスヤ眠っていたが、おんぶ時も体は安定していた。シッカリ成長していることを実感した。

さて、話は前後してしまったが、本来なら今日が1週間最後の出講日のハズが、実は今週に限って土曜日に講義が入るため、今朝はあまり無理しないよう、寝られるだけ寝て体力を回復させられるだけ回復させることにした。いつもの金曜日よりちょっと遅くまで寝ていたのだが、なぜか法学部にはいつもより早く到着した。

往きの電車内で、講義内容の確認をしてみた。が、昨年と同様にテーマを進めると、今回もまたCDを使用することになる…。「いくら講義のためとはいえ、毎週毎週CD使用というのはどうだろう?」と思えてきたので、次回解説する予定だった内容と差し替えることにしてみた。そのほうが、私としても楽なのである。それで、今日の2時限目「社会学」は、「罪の意識」の発生要因などを中心に話を進めることにした。

昼休みと3時限目は相変わらず空き時間…。銀行に行ってみると、ATMコーナーにはちょっと長い列…。月末最後の平日なので、今日が給料日の企業も多いのだろう。だが、こちらは時間に余裕があるので、動じることなく列の最後部につく。

そして、通信教育部に移動して、講義の内容を確認し、資料を印刷し…と、ここまでは完璧だったのだが、教室に入って “講義回数” を完全に誤り、何の指摘もなかったため、1回先のテーマで話をしてしまった私…。内容は「アノミー」に関するもので、資料もそれに合うものを用意しておいたのだが、本当はアノミーについて語るのは来週のほうが良かったのである。が、その勘違いに講義終了時まで気づかず…。だが、何の問題もなく講義は前回の内容とリンクされ、何事もなかったかのように無事に終了。

まぁ、たまにはこんなこともあるだろう…。

明日は久々に土曜日の講義…ということで、夜更かし厳禁。


10月31日(土)

久々に、土曜日の出講…。今月8日に台風のため休講(休校)となった文京学院大学の補講である。よって、週末とはいえ朝寝坊も出来ず、昨夜は早めに就寝した。

土曜日ということで、いつもなら混雑している湘南新宿ラインも東武東上線も空いていて(とは言え、湘南新宿ラインには横浜から池袋まで座れずじまいではあったが)、非常に楽な通勤だった。その清々しさ(?)のまま、9:10から「フィールドワーク論」の補講開始。

レギュラー受講生のほとんどが出席している状態で、今日から「フィールドワークの問題点」について解説を始めた。今日は、「疑似環境」「状況(情況)的環境」「絶対−相対」を中心に、そこから生じる様々な問題点を語る。補講とはいえ、通常講義と同等のもの。なので、シッカリ90分かけてじっくり解説を進めていった。

今年度の「フィールドワーク論」は今月1日に初講を迎え、今日で1ヶ月分の講義が終了したことになる。例年より今年は、“前回までの講義内容の確認” の時間を多めに取るよう意識している。講義回数が多くなればなるほど、その “確認” に充てる時間は増えてゆく…。自ずと新しい内容の解説比率が減るのだが、今年は “確認” をも含めて “本論” と考えるように講義を構成してみた。学生たちがそのことに気づいているかどうかは別として…。

講義後、寄り道もせずにまっすぐ帰宅。昼食後、「明日あたりから天気が崩れるらしいから…」ということで、家族3人で出掛けることにした。どこへ向かうか妻と話をした結果、ラゾーナ川崎プラザに行くことにした。

が、JR川崎駅にはエレベータがなく、エスカレーターも上り用のものしかなく、ベビーカーを使用する我ら夫婦のような者には大変利用しにくいことを痛感した。「これだけ大きな駅で、バリアフリーが確立されていないなんて!?」などと、以前だったら気づかなかったことが、最近はやたらと目につく。
丸金印の腹掛けと息子
ラゾーナ川崎プラザでは、いくつもの店を回って、息子の肌着とレッグウォーマー、腹掛けなどを購入する。親の興味本位で息子がコスプレまがいの格好をされている…と思われてしまいそうだが、真実は我ら夫婦のみぞ知るところ。

「それにしても、ここにはコスプレの人が多いなぁ…」などと思っていたら、「あっ、今日はハロウィーンだ!」ということを思い出した。日本にも、ハロウィーンが浸透してきたのだろうか、とにかく老若男女がコスプレ…。

夜、息子をお風呂に入れていたら、お湯がなみなみと入った洗面器を息子が思いっきり蹴り上げた! 相当な重さだったハズなのに、洗面器が宙を舞い、床に落っこちた。思わず大きな声を上げてしまった私…。その声に驚き、大声で泣き出した息子…。いや、驚いたのは私のほうである。何という脚力!?

日に日に、たくましさが増す息子…。


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