2007年2月のぼやき



2月1日(木)

見えにくいかも知れないが、このページの背景は「チョコレート」である。

さて今日は、沼津市立看護専門学校を訪ねてきた。先日、とある学校の職員が国際関係学部に来訪され、「どなたか、文化人類学を担当できる方を知りませんか?」という話になり、「実は私、大学院時代に文化人類学者について、私自身も文化人類学…というか社会人類学を研究していたので…」いう話を紹介したが、その学校が沼津市立看護専門学校だったのである。昨年4月に起ち上がったばかりの新しい学校である。

学校を訪ねる約束時間は、「14:21に片浜駅に到着する東海道線に乗って、タクシーで学校に来られる時間で…」ということになっていた。しかし、朝から首都圏のJRは人身事故だの何だのでダイヤが乱れており、さらに強風…。「最初から遅刻しては印象が悪くなってしまう」と思った私は、在来線で片浜へ向かうことを断念し、新幹線を利用することにした。

新横浜で、この駅限定の「オムライス弁当」を買い、ホームのベンチで食す。新幹線が来るのが待てないほどの空腹だったのである。そして、こだま号で三島に出た。三島駅は耐震工事をずっと行っており、日ごと改札の位置が変わっている。今日など、「あれっ? どこを歩いているんだろう?」と、使い慣れた駅が別の駅のように思えるほど、新幹線の改札が移動していた。

三島駅の東海道線ホームで、痩身の私は何度も吹き飛ばされそうになる。かなり強い風である。東海道線の静岡行きに乗り、沼津、片浜…と順調に向かうハズだったが、沼津駅を出発してすぐ、停止信号で東海道線がしばらく止まってしまった。車内では、女子高生4人組がペチャクチャお喋りしていて、車内放送を全く聴いていなかった模様。しばらくして、女子高生の一人が「あれっ? ここって駅じゃないのに、何で止まっているの?」と、電車の異変にやっと気付いた。しかし、周りの3人も「何でだろうねぇ…?」という返答。彼女たち、いざという時に全く役に立たないばかりか、命を落としかねないぞ!

到着予定時間を遥かにオーバーして、東海道線は片浜に到着。急いでタクシー乗り場へ向かうが、風が強く、なかなかまっすぐ歩けない。苦労して(?)タクシーに乗り、「沼津市立看護専門学校まで、お願いします!」と運転手さんに告げる。すると、抜け道のような細い道を走り始めたタクシー…。初めて訪れる土地だけに、不安ばかりが募る。が、3〜4分で無事に学校へ到着。きれいな校舎が印象的であった。

校長室へ通され、副校長先生と教務長、そして事務長の三者と面談。学校の教育目標や講義の目的、その他諸々の事務手続きの話をし、副校長先生に校舎内を案内していただいた。昨年4月の開校なので校舎がきれいなのは当然といえば当然だが、実習室の広さや設備の先端性は、看護の専門家でない私でもわかるほどの素晴らしさであった(いや、私も看護教育に携わって、今年で10年になるのだから、多少の知識はあるつもりだ!)

校舎を出ると、タクシーが私を待っていた。強風にドアが何度も閉まりそうになるが、何とか乗り込み、片浜駅へ。「たしか、駅前のコンコルド(静岡最大級のパチンコチェーン。テレビCMが面白い!)があるところ、昔は自動車教習所でしたよね?」と運転手さんに聞くと、「そうですね、2年くらい前に教習所がパチンコ屋さんに変わったんですよ!」と…。私の記憶にある片浜駅の景色は、2年くらい前でストップしていたらしい。

帰途は、東海道線を乗り継いで横浜に戻った。お昼と同様、かなりお腹が空いていたので、味噌ラーメンを食べて帰った。隣のテーブルは、母娘が座っていたが、その娘さんが五目ソバを食べようと箸を丼に入れた次の瞬間、「あっっっ!?」と小声を出した。そして、そのまた隣のテーブルに座っていたご婦人が「あらあら、もったいないことしちゃったねぇ…」と同情していた。どうやら、五目ソバの具であるゆで卵(ハーフカット)を落としてしまったらしい。娘さんが店員さんに「すいません、フキンか何か、ありませんか?」と申し訳なさそうに声をかけていた。店員さんは、フキンで落ちた卵をとった後、厨房に何やら声をかけ、小皿にゆで卵を載せて再び現れ、娘さんに渡していた。顔を真っ赤にしていた娘さんの表情が緩んでいた。ほのぼのとした光景だった。

帰宅して、採点、採点、採点…。「馬鹿だなぁ、この学生…。講義期間中の出欠調査で代筆してもらっているの、バレバレ!」というのが3名いた。筆跡が全く異なる者が1名、そして名前の漢字が全く違う者が2名いた。「うまく代筆できなかった学生を恨みなさいよ!」ということで、この3名の答案は “採点拒否” 扱いとなった。

あれほど「代筆はやめなさい! 欠席するならするで、無記入にしなさい!」と言い続けたのに…。代筆で、記録上 “全出席” となった者が拙い答案を作成するのと、欠席は欠席として潔く認めた者が拙い答案を作成するのとでは、評価の基準が違ってくるんだということを、何度も何度も注意してきた私を嘲笑い続けてきた不正行為者は、こうやって懲らしめてやるのだ!


2月2日(金)

昨日は “シッカリ” 昼間に活動していたので、昼夜逆転現象は起こさないハズ…と思い、夜更けに採点をしたのだが、どういうワケか昼過ぎまで寝てしまった私である。

昼食をとりながら、新聞やネット、テレビで情報を得て、少しの採点をし、買い物に出て、また採点をし…というように、単調な作業を繰り返しているうちに、過酷な正座に耐えかねた膝が悲鳴を上げ始めた。私は幼少期から、なにか落ち着いてする際には正座が定番で、食事はもちろん、パソコンを打つ時も、テレビを観る時も、正座である。もっとも、部屋にあるイスは、とても座れる状態ではなく、また、部屋にカーペットが敷いてあるため、イスは出来たら使用したくない…という想いもあり、慣れ親しんでいる正座をすることが多い。酒宴でも、お座敷の場合はほとんど正座である。それが、どうしたことか、この大事な時期に痛みを伴い始めたのである。

このところ、横浜駅から帰宅する時は、1駅だけ電車に乗る面倒くささもあり、歩くようにしているので、膝への適度な刺激は与えているのだが、長時間の正座が負担になったのだろうか? 何とも、情けない限りである。

夕方、買い物ついでに、体力をつける目的も含めて、東神奈川の定食屋さんに入った。この定食屋さん、初老の夫婦が切り盛りしているのだが(確認したワケではないが、たぶん夫婦だと思う。いや、夫婦でなかったら問題だと思う。夫婦以外の何だというのだ?…と、勝手に熱くなる私)、いつも何を注文しても大満足できるのが良い! 採点のための体力を効率よくキープするため、納豆を追加した。

大満足で帰宅した私、膝の痛みは少し和らいでいた! 「納豆は、膝に良い!」などと述べると、某生活情報バラエティ番組のように客観性のないデータの提供にあたるので、断言しない。きっと、偶然だろう。が、栄養があっておいしいものを食べていれば、体に良いのは間違いないだろう。

さて、今日の採点作業は、納豆パワーで効率よく、350人分以上を一気に片づけた。それでもまだ、採点は残っているのだから、履修登録者の制限をしなかったことを多少後悔する。次年度も履修制限するつもりはないが、講義に出席しないで終講試験だけを受ける学生だけは “排除” しようと思った。

明日は、私が30代でいられる最後の日…。


2月3日(土)

サヨナラ30代…である。この10年間decadeはいろいろなことがありすぎて、せわしなくて、「想い出を語る」などという悠長なことが出来ない。20代から30代に移行する時、たしかに “何か” が変化したのを体感した。が、今回はジワジワと移行しているようで、あまり変化が気にならない。社会学的に言えば、前回は「マクロ変動」で、今回は「ミクロ変動」といったところか。

さて、昨日のうちに採点の大部分を片づけてしまった私であるが、今日も昼に起床して、レポートの採点をする。人数が少ない科目だったので、あっと言う間に採点が終わる。しかし、あと約90名分の答案用紙が残っている…。これは、明日以降で採点しようと思う。

明日で四十路に入るというのに、額に “出来物” が!? 大小あわせて2つ! そのうちの大きい方を潰そうと試みるも、失敗。余計にひどくなった。情けない…。

夕方、横浜に出て、終了した採点結果の一部を郵便局から送り、書店で『ドクタースランプ完全版』最新刊を購入し、歩いて帰宅。家で2時間ほど休んだ後、再び横浜へ向けて出発。私の採点したものの転記を「同行者」が手伝ってくれるため、わざわざ静岡から来てくれたのである。横浜駅まで出迎えに行き、夕飯。以前から「高級中華料理店のようなチャーハンではなく、本当に街の中華料理店が出すようなチャーハンが食べたい」と「同行者」からリクエストされていたので、中学時代から良く通っていた中華料理店に向かうことにした。「同行者」は、予定通りチャーハン。私は、サンマーメンを注文。チャーハンは600円で、サンマーメンは450円という安さ! 食後、喫茶店でコーヒーを飲んで帰途につく。

こうして、30代最後の日が過ぎていったのである。


2月4日(日)

試験の採点をしている最中に日付が変わり、四十路に突入した私であった。試験の採点で迎えた40代のスタート…まさに私の人生そのもの!? とりあえず、夜中から早朝にかけ、携帯電話に「お誕生日おめでとうメール」が入る。なぜか、過去の門下生のみ。私の誕生日を門下生が祝福してくれるのは、教師として幸福なことだと思う。

採点結果の(採点表への)転記を終え、フトンに入ったものの、脳が冴えわたってしまい、なかなか眠れない…。朝の5時前まで私も「同行者」も記憶がハッキリ残っている。そのため、睡眠時間がずれ込み、私がフトンから出たのは14時過ぎのこと。それから、2人分の昼食を作り、「同行者」を起こす。今日の昼食は、三崎で先月購入したまぐろ餃子を使ったホットサンド!…というとカッコイイが、まぐろ餃子をフライパンで蒸し焼きにして(ただし、しょうが醤油で香りを付け足す)、トーストした食パンに挟んだだけのもの。が、これが美味なり!

戦利品!しかし、このホットサンドが「同行者」を奈落の底(?)にたたき落とす結果になろうとは…!? 食後、採点済みの答案用紙をコンビニから宅急便で返送し、横浜駅周辺のゲームセンターでUFOキャッチャーに興じ、かなりの戦利品を持って買い物に出たのだが、「同行者」が「胃が重い!!」と訴えてきた。コーヒーを飲んで少し休めば胃の働きが活性化するのでは…と思ったが、効果薄。それで、薬局に行き、消化剤を購入し、その場で飲ませたが、まだ苦しいらしい。仕方なく、「同行者」をYCAT(横浜シティエアターミナル)の待合室に連れて行き、私ひとりで残りの買い物をする。買い物を終えて戻った頃に、多少顔色が良くなっていたが、まだまだ動くのがつらそうだったので、タクシーを使って帰宅する。

帰宅したのでホッとしたのか、薬の効き目が現れたのか、しばらくして胃の具合が良くなってきたようで、ホッとする。

何だか、誕生日だからと言って特別扱いされるワケでもなく、かえってせわしなく一日が過ぎたような気がする。気のせいか…。


2月5日(月)

40歳と1日経過。門下生たちから「お誕生日おめでとうメール」が入ったと述べたが、その後、先輩・後輩・友人たちからもメールが届き、心がホカホカする。

今朝、仕事のために静岡に戻る「同行者」を新横浜まで送っていった。せわしない想いをさせて申し訳ないと思う反面、それでも横浜に来てくれたことに感謝する。

新幹線に乗った「同行者」を見届けた後、横浜線に乗り込んだ。東神奈川では下車せず、横浜まで出た。そして、家に向かって歩く途中、牛丼屋さんに寄り、朝食をとる。シッカリ食べて、再び家に向かって歩く。

横浜から家の間にある某大手予備校で今日、某私立大学の入学試験が行われるらしく、駅前や予備校前ではバイト(と思われる)男性たちが案内係として立っていた。会場前の案内係は、受験生たちにおじぎをしていたのだが、なぜか私にもおじぎをしてきた! 「オイオイ、私は昨日で40歳になったんだぞ! そりゃ、ないだろ?」と思いつつ、「いや、私の後ろに受験生が歩いていたに相違ない!」と信じることで、自分を落ち着かせた。真相は闇の中…。

帰宅して、新聞に目を通した。「誤認逮捕 9日間拘束」という見出しが、読売新聞の社会面にあるのを見つけた。福島県警郡山署が、器物損壊(落書き)容疑で30歳の男性を1月27日に逮捕し、9日間も拘束したというのである。詳しい経過はこちらを参考にしてもらうとして、何だか最近の情報化社会(私は「情報氾濫社会」だと思うが)に生きる人間の悪しき姿を見せつけられたような気がする。「あるある」にしてもそう、現代人は情報を「情報」としてのみ受け止めるだけで、それを疑おうという気持ちを失い始める…ということを、拙著『ストレス・スパイラル』で社会学的に解説した。今、まさに私の記述が予に苦言を呈する時代が来たのである!…と自画自賛。こちらのブログに興味深い記述があり、さらにこちらのブログでは、「あっ、そういえばそうだな!」という点にツッコミを入れている。いろいろな意見に目を通すのは、なかなか面白いことである。

帰宅後、残っている採点に取りかかった。枚数が(今までの答案枚数に比べると)少なめなので、Excelを起ち上げて、点数を入力しながら(要するに、同時に転記と合計点・平均点の計算、および点数分布を出しながら)採点にかかる。そして、終了! 一気に梱包し、コンビニから宅急便で答案用紙ごと返送する。ついでに、おにぎりを数個買い、昼食にする。

それから、某出講先の最試験問題を作成したのだが、プリンターの具合が悪く、当該研究室(これがどこなのか、明日の「ぼやき」で判明する)にメールで送信する。その後、携帯電話が反応する。ヒューマンウェルフェア広島専門学校からの問い合わせであった。ヒューマンウェルフェアとはいつも文書(メールかFAX)でのやり取りなので、電話だと「広島だなぁ…」という感じがする。夏が待ち遠しい。

夕方、買い物のために本日3度目の外出をする。暦の上では昨日から春とは言え、この暖かさは何だろう? 我が家の周辺は雪が降らずに春を迎えてしまうのだろうか? 地球温暖化?

成績関連の業務が終了したら、一度温泉にでも行ってこようかな…。


2月6日(火)

昨日に続き、今日も暖かな一日だった。昼時など、コートが不要なほど。そのせいで頭がボーッとしていたのか、、かなりのミスを連発していることに気付かされた…。

今日、日体大深沢キャンパス社会科学研究室に出勤した。私が担当している「総合科目B」「社会学」の合格者発表をするためである。研究室に10時半頃に到着し、リストを研究室前に貼り出したが、リストに自分の番号がなかった学生の一部に「本当は合格しているのに、私の入力ミスでリストから漏れている」という状態であることが判明した。そのたびにリストを修正したのだが、帰宅してメールをチェックした際に、まだリストから漏れている学生がいることを知った。一瞬でも学生たちにイヤな想いをさせてしまったことを申し訳なく思う次第である。

が、一方で「不合格なのに発表を見に来ていない学生」も存在する。私としては「午前中にほとんどの学生が合格発表を見に来て、すぐに帰宅できる」という状態が理想だったが、今日中に発表を見ていない不合格学生がいたため、結局17時過ぎまで研究室で待ちぼうけ…。

帰途、東横線車内で激しい眠気に襲われ、「ここで寝てはダメだ!」と自分に言い聞かせながら反町を目指したが、白楽の手前で意識がなくなり、次に気が付いたのは反町停車中! 危うく寝過ごすところだった。

こんな時は、ちょっと寄り道をして、深呼吸して…と思い、反町公園方面に向かって歩くことにした。日が暮れた公園には人影も少なく、心おきなく心身のリフレッシュが出来た。

それにしても、「不備ばかりの合格者リスト」を作るなんて…。私としたことが…。


2月7日(水)

昨夜、某デフラグ用フリーソフトを使ってハードディスクのメンテをした。が、デフラグが終わってWindowsが再起動されると、なぜかエラーを知らせる音が鳴り、何やら “読み込みエラー” らしき表示が出た。どうやら、そのデフラグソフトがshellのレジストリを変更してしまったらしく、単体では動かないexeファイル(某デフラグ用ソフトの一部)を自動実行させようとして、それでエラーとなってしまったらしい。そして、エラーメッセージで指示されるがままにクリックを続けると、またもやWindowsが再起動してしまった! そして、再びエラー表示…。

そのエラーメッセージがなかなかイカしていて、「もし、デフラグの途中でなければ、ハードディスクに異常があります」と決めつける。心の中で「お前が勝手にレジストリを書き換えたんだろ?」とソフトに怒鳴りつけた。デスクトップが表示されていたので、Windowsは生きていることを確証し、タスクマネージャを起動させて「新しいタスク」でexplorer.exeを実行させた。以前にも、同じような状況に立たされたことがあるので、ほとんど慌てずにこの作業へ入った。結果、復旧作業は成功!

やむを得ず、そのデフラグ用ソフトをアンインストールし、書き換えられたshellをレジストリクリーナーで強制消去し、再起動をかけた。すると…さっきのエラーメッセージを嘲笑うかのように、問題なくWindowsが起ち上がった。どんなもんだい! 何が「ハードディスクに異常があります」だよ!?

だが、危なっかしいことは極力しないで、ハードディスクをいたわってあげないといけないことを実感した。

パソコンのメンテをしていたせいで(?)、作業がどんどん夜更けにずれ込んでしまい、フトンに入れたのは3時過ぎ。すぐに深い眠りに入ったように思ったのだが、悪夢で目が覚める。その夢とは、現金とクレジットカードを盗まれる…というもの。犯人は3人組。いずれも中学時代の同級生で、当時から札付きで…現実の世界では今、改心しているのかもしれないが、私が交番で「犯人はわかっているんです!」と訴えても、「じゃあ、自分で何とかできるでしょ?」としか対応しない警察官…。それで、犯人の自宅へ電話しようと思うのだが、こういう時に限ってテレホンカードも小銭もない。「とにかく、カードを止めないと!」ということでカード会社に連絡を入れようとするのだが、「ただ今、電話が大変混雑しており…」というアナウンスが流れるだけ。もちろん、全て夢の世界なのだが、やけに腹立たしく、焦ったりして、早朝に目が覚めた。が、今日はオフ日。二度寝したところ、次に目覚めたのが15時過ぎのことだった。

夕方、某局のニュースで、日本全国の激セマ住宅特集をしていた。どこから情報を得たのか、3件のえらく狭い家を紹介していたのだが、それらの家を訪ねたレポーターが、いずれも激デブタレント! おそらく、狭い家をより一層狭く見せようとする演出なのだが、こういう作為さが「あるある」のようなデータねつ造にもつながっているのだと思われる。もっとも、この激セマ特集をした放送局は、「あるある」の在京キー局…。体質は同じだと思った次第。

その局のバラエティ番組を見ていたら、「ハイビジョン」という表示が画面に出て、縦長の人間が…!? そして、画面の上下が切れている…。私のテレビがハイビジョン対応ではないので悪いのか、それとも局側のミスか、とにかく見づらい画面が数分続いた。頭がクラクラしてきたのでチャンネルを変えようとした瞬間、表示が適正化され、いつものような画像に戻った。やはり、局側のミスだろう。番組の最後に「番組中に不体裁がありました。お詫び申し上げます」というテロップが出た。なるほど、「不体裁」というのか…。1つ賢くなった。

明日も日体大…これで、日体大の採点が終了する予定なのだが、私の担当している科目は全て「卒業にかかる学年」配当のものであるが故、不合格のままの学生を救済するよう要請される可能性も残っている。それは、明日おそらく判明するのではないか…。やれやれ…。


2月8日(木)

昼前、日体大に行った。「総合科目B」の不合格者が再試験(課題提出)を提出していたが、不合格であるのにもかかわらず再試験の未提出者がいた。研究室にある学生が来て、その学生のことを知っているか聞くと、「友だちです!」ということだったので、電話してもらった。すると、件の学生は「合格発表日に体調を崩し、友だちに発表を代わりに見てもらったが、合格しているという報告だったので安心していた」らしい。それで、急いで研究室に来てもらうことにした。学生が研究室に来たのが13時半前。そして、「本当は、今日の正午で課題提出は締め切ったのだが、特別措置として、今日の17時までに提出できれば受理し、採点する」旨を伝えた。結果を述べると、この学生は16時半前に課題を提出し、これで「総合科目B」の救済は全て終了した。

他方、「社会学」の再試験(課題提出)については提出者ゼロ。「単位が足りている」「もう、諦めた」という理由で再試験を自らキャンセルしたのである。

採点のほうが一段落したつもりだが、私が日体大で担当している科目は全て「卒業対象学年」のものであるため、卒業と留年のボーダーラインを彷徨っている学生に対して “最終救済” をする場合がある。採点が全て終了したと言えるのは、今月末まで先延ばし…かと思われる。それは、どこの大学…いや、どこの世界でも同じだろう。

17時過ぎまで研究室に残り、追加合格者リストを貼り出し、帰途に就いた。火曜日と同様、東横線の車内で激しい眠気に襲われた。今日は我慢せずに寝ようと思ったのだが、意識するとなかなか眠れないものである。「これなら、反町まで起きていられるかも…」と思ったが、やはり、ところどころの記憶がない。無事に反町では下車したが、家まで歩いて帰る際に、自分自身の変調を再確認した。今年に入って、ずっと頭痛が抜けないのである。日常生活に支障が出る場合と、ただ単に「ちょっと痛むかな?」というレベルの違いこそあるが、群発性頭痛の症状が毎日私を襲い続ける。さらに、痛みが私の体を支配し、萎縮しているような…。瞬時の判断と動きが鈍くなっているのである。

本当に、温泉にでも行って、リフレッシュする必要があるのかもしれない。それとも、年末年始に行けなかった韓国珍道中に出ようか…。


2月9日(金)

「最近、頭を使っていないなぁ…」ということで、夜中に適当な数字をいくつか書き出し、偏差値を手計算(電卓使用!)で出してみた私であった。

偏差値の求め方「偏差値」というと、試験の結果や受験校決定などの印象が強いが、実際に計算はコンピュータ任せなので、どうしてその点数が出ているのかを実感する機会は少ない。

左の式が、偏差値の求め方である。Wordでも数式が記述できることを思い出し、面白半分にちょっと式を書いてみた次第。素人が数式を書いたので、見づらいのはご愛嬌! ちなみに、分母にあたる部分が「標準偏差」である。「こんな数式のままでは何が何やら?!」ということになると思われるので、数式を文章化したものを紹介すると…次のような感じになる。

偏差値の求め方得点から平均点を引いた部分を「偏差」というのだが、その偏差を10倍して標準偏差で割り、50を足せば偏差値が出てくる…という仕組み。よって、平均点と同じ点数をとった場合は分子が0となり、標準偏差で割っても0。それに50を足すワケだから、偏差値は50! 要するに、平均点と同じ点数は、いつでも偏差値が50となるのである。逆に言えば、偏差値50というのは、平均点と同じ得点である。

Excelでも偏差値は計算できるようなので、「今後、試験の採点が終わったら、意味もなく偏差値を出してみるのも面白いかも…」などと、妙なことを考えてしまう私であった。しかし、採点後はおそらく数値を入力する体力も気力も余っていないと思われるので、実行に移す可能性は低いだろう。でも、少し懐かしかった。

ただ、こんな数式1つで個人の位置や運命が決定づけられてしまうなんて…、我々はつくづく数字に操られているような気がしてならない。

さて、今日は再びオフ日である。夜中の偏差値計算で頭を使いすぎ、慣れない数式記述で時間がえらくかかり過ぎ、思いっきり疲れてしまった! それでまた、フトンから出るのがつらくなり、気が付けば午後…それも15時! 実に、9時間睡眠! ある程度、疲労は解消できたのではないか…と思う。

まだまだ「あるある」のデータねつ造が発覚し続けているらしい。起きて新聞を読んでいたら、私が講義で批判したいくつもの “番組内実験” がねつ造であったらしいことが記事になっていた。「これで、少しは学生が私を見る目を変えてくれるかな?」などと思ってしまう私であった。大学時代、社会調査法の講義や演習、それに社会学演習でデータのいじり方を学び、「いかに数字で説得するか」「いかに数字で嘘をつくか」という技法を身に付けたつもりである。よって、それらの知識・技術を応用すれば、情報番組の嘘もある程度は見破れるし、客観性のない実験への批判も出来る。講義内における「あるある」批判を単なる “ぼやき” としてのみ聴いていた学生たちも、私が科学的に分析した結果を解説していた事実に気付いてくれたら良いのだが…。学生たちは、講義からは全く想像できないのかも知れないが、私はこれでも社会(科)学者なのである! それなりの事実認識・検証の技法を、講義では安易な言葉を用いて紹介しているに過ぎない。社会学という学問への愛情と、それを追究しているプライドだけは、生涯持ち続けていきたいと思う。

話を戻して…。遅い昼食をとり、郵便局と銀行に行き、ビックカメラでCD−Rメディアとプリンタのインクを購入した。夕方、雨がちらついてきたので、急いで帰途に就いた。何だか、非建設的な一日を過ごしてしまったような気がしてならないが、今は無理して建設的なことをする必要もないのだろう。

今日の「ぼやき」は、いつもとは趣の異なる、「科学的ぼやき」を展開してみた。新たな試みだが、おそらく長くは続くまい。


2月11日(祝)

9日の「ぼやき」で高尚なことを述べすぎたのが原因か、昨日は朝から頭痛がひどく(間違いなく、群発性頭痛である)、フトンの中でのたうち回っていた。目の奥に激痛が走るので、保冷剤を目に当てて、それで何とか痛みを和らげようとするのだが、保冷剤が溶けてしまうため、何度も取り替えなくてはならない。こういう時、誰かの助けがほしいところ。22時半前に、携帯電話が鳴る。「同行者」からであった。「具合悪そうだねぇ…」と開口一番。「どこにいるの?」という私の問いかけに、「横浜!」という返答。昨日は「同行者」と会う約束はなかったのだが、何だかとっても良いタイミング! この後、いうまでもなく、「同行者」は私の看病をすることに…。

今日は、痛みが若干ひいていて、何とか体も動くようになった。だが、そこに至るまでエライ大変なことがあり、未明に「頭が痛い!」と叫ぶ私に何度も何度も起こされた「同行者」がいた。

それはともかく、とにかく今日は外出できる状態であったため、夕方に出かけることにした。横浜に出て、我々が見たものは…!? 「同行者」がベビーカーを見つけ、てっきり赤ちゃんが乗っているものと思いきや、そこには服を着た犬が乗せられていた! 「同行者」がすかさず

お犬様か! 生類憐れみの令か! 五代将軍か!

と、ツッコミを入れていた。帰り、犬をバスケットに入れて京浜急行に乗っていた客がいたが、今はそういう時代なのだろう。お犬様の後、私は肩と背中のリフレを30分ほど受け、再び「同行者」と合流。ルミネにある銀座つばめグリルでハンブルグステーキと “トマトのファルシーサラダ” を食す。ハンブルグステーキは言わずもがなだが、このファルシーサラダというのがなかなか…。たまねぎスライスの上に、トマトが丸ごと乗っかっているのである! そこにかかっているドレッシングも美味! 体調不良だった私が、元気ハツラツに変身した!
「竹取物語」ならぬ「竹鶏物語」とは!?
食後、明日の朝食用に鶏卵を買って帰ろうということになり、あれこれ卵を比較していたが、その時、「おいおい…」というネーミングのものを見つけてしまった! 「竹取物語」をもじったのだろうが、何だかなぁ…という感じである。それを、思わず買ってしまった我々も…。

とりあえず、ぼやけるほど元気が戻った私であった。


2月12日(祝)

頭痛が抜けてリラックスしすぎたのか、昨夜は遅くまで起きていたため、今日も半日以上を寝て過ごしてしまった。それは私だけではなく、「同行者」も同じ。

はんなりチョコ豆腐「このままじゃ、せっかくのお休みをムダにしてしまう…」ということで、食事をとった後、出かけることにした。最初、全国のPASSPORTで販売されているはんなり豆腐の人形を見に行くことにしたのだが(実は私、このキャラクターのことが好きで、絵本も1冊だけ持っているのである!)、私の家の近所にはPASSPORTがなく、夜は久々にのだめカフェで夕飯を…と考えていたので、東京方面に向かうことにした。が、京浜東北線で信号トラブルがあったらしく、ダイヤは大幅に乱れており、東神奈川駅では発車番線の変更までする始末。我々が乗り込んだ京浜東北線は、東神奈川を26分遅れで出発したらしい。とりあえず、大井町で下車し、駅前のイトーヨーカ堂を目指したが、出口を間違え、りんかい線の乗換口に出てしまった。りんかい線の駅は地下になるため、橋上から地下に出て、それからまた地上に戻るという、何とも無駄な移動をしてしまったのだが、とりあえずイトーヨーカ堂にたどり着くことは出来た。ヨーカドーの7階にPASSPORTがあることをつきとめたのだが、はんなり豆腐の期間限定バレンタインバージョンのイチオシ商品が売り切れていて、意気消沈…。「そういえば、りんかい線の品川シーサイドにあるイオンにもPASSPORTがあるとか…」ということで、りんかい線に乗って1駅、品川シーサイドで下車し、イオンショッピングセンターへ向かった。2階のPASSPORTには、はんなり豆腐が全種類そろっていた! それで購入したのが、写真のものである。

買い物を終え、再びりんかい線に乗り、恵比寿で山手線に乗り換えて、原宿で下車。のだめカフェへ向かって歩いた。バブルの頃と比較してはいけないのだろうが、「これが祭日の表参道か?」と思えるほど人通りが少ない。私の学生時代など、原宿駅を降りるのに何分もかかり、さらに竹下通り方面は改札口から長蛇…。表参道へ向かうのにもえらく人の間をすり抜けさせられたものだったが…。

さて、のだめカフェに到着したのが19時過ぎ。「お腹も空いてきたし、ちょうど良い頃合いかな!」などと思いつつ入口に行くと、「本日は貸し切りパーティのため、一般営業は18時で終了させていただきます」という掲示が!? あうぅ…、やられた! しかし、お店にも都合というものがある。ここはただ諦めるしかない! それで、表参道駅から地下鉄に乗って、別の場所に移動することにしたのだが、家を出る前から「今日はのだめカフェ!」と決めていたため、なかなか次の案が思い浮かばない。駅の路線図を見ながら、「銀座でミソカツでも食べようか…」という話になり、銀座線に乗り込んだのだが、急に私の気が変わり、末広町まで行くことにした。目指すは、ヨドバシAkibaである! 「同行者」がまだヨドバシAkibaに行ったことがないというので、「なら、そこのレストラン街で食事をしよう」という話になった次第。だが、久々に末広町駅を利用したので、道に迷ってしまった。それでも何とかヨドバシAkibaの建物を見つけて、その方向に歩いていった。途中で「めいどびようしつ」と書かれた店を発見し、わずかな隙間から店内を覗いてみたところ、やはりメイドさんがいて…(後略)。「お帰りなさいませ、ご主人様!」と言われながら、カットされるのだろうか? メイドは美容師免許を持っているのだろうか?…などと、そんな話で盛り上がっている最中、ドンキホーテの前に○○○系のお兄さんたちが集まっているのが目に入ってきた。「同行者」が「あれは何?」と聞いてきたので、最初は「わからない!」と答えた私であったが、次の瞬間、「あっ、あれは、もしかして、AKB48の出待ちでは?」ということに気付いた。「AKB48って何?」という質問が出てしまい、話が先に進まず。とりあえず、ググッて見てほしいところ。実は、私もよく知らないのだが、社会学者として知っておくべき最低限のレベルで得た情報はある。その程度である。

さて、ヨドバシAkibaに到着した時、我々はすでに空腹の限界に達していた。とにかくお店を…ということで、レストラン街へエレベータで向かう。そして、一通りぐるっとお店巡りをし、たどり着いたのが但馬屋というしゃぶしゃぶのお店。90分食べ放題メニューに惹かれての入店である。テーブル席が空いていなかったのでカウンターに座ることになったのだが、それでもなかなか楽しめた。牛ロースと豚ロースが食べ放題で、野菜も取り放題! ハッキリ言って、90分持たせることなど誰にも出来そうもないくらいの量が出てくるので、お腹もサイフも大満足! 途中、明らかに南アジア系の集団(おそらく、2家族連合)が入店してきた。彼らの会話は現地の言葉のようで、「しゃぶしゃぶのこと、わかっているのかなぁ…」などと心配になってしまった我々だったが、「ご注文よろしいでしょうか?」という店員さんの日本語に、「え〜っと、しゃぶしゃぶ、このコースで…。人数は、小学生が2人、小学生になる前の子が1人、あとは大人です! それから、飲み物は、コース料金に含まれていますか?」と、日本人と聞き間違えてしまうようなきれいな日本語を彼らは話し始めた。店員さんの言うことはすべて理解しているし、取り放題のシステムも一度の説明で把握してしまったようだし…、ものすごい能力を感じた。

結局、我々は食事開始から70分程度で退店した。すでに、ヨドバシの営業時間を過ぎていたので、店員さんに出口まで誘導してもらうような形になった。そのまま、秋葉原駅から京浜東北線で東神奈川に戻り、明日の食事などを買い込み、家に向かって歩いている最中、自転車にまたがりながらベンツの販売店の中を覗いている男を目撃した。その男は、ガラス越しに、暗い店内のベンツを食い入るように見ていたかと思いきや、いきなり態勢を崩し、あわやのところで態勢を立て直したのだが、そのまま自転車をこぎ、去って行ってしまった。おそらく、店内が暗くてプライスがよく見えず、「あぁ、この程度の価格なら、オレでも買えるなぁ…」などと安心していたところ、よく見ると桁が違っていて、驚いたはずみに態勢を崩したのだろう…という結論に、我々の中では達していた。52万8千円だと思ったベンツが、実は528万円だったのだから、そりゃ、驚くだろうなぁ…などと、失礼なことに勝手な想像をふくらませているうちに、家に着いてしまった。

さて、明日から平日に戻ってしまう。「同行者」も、静岡へ戻る。わざわざ来てくれて有り難いこと、この上なし!


2月13日(火)

早朝、「同行者」は静岡へ帰っていった。新横浜まで見送った後、東神奈川の喫茶店でモーニングセットのおにぎり(味噌汁付き)を食し、今井医院で診察を受け、横浜に歩いて向かった。そして、本日発売となった『のだめカンタービレ』最新刊を購入し、再び徒歩で家に向かった。

帰宅して、昼食をとり、体調不良の間にたまった洗濯物を一気に片づけ、確定申告の書類を作成した。あと数千円ほど医療費をかけていたら、医療費控除を受けられたものを…と思いつつ、ひとりで10万円近くの医療費を1年間に払っていたことを情けなく思う私であった。

情けないと言えば…、自民党が郷ひろみに参院選の出馬要請をするという話をニュースで聞いた。郷ひろみに今の日本を改革するだけの政治的手腕があるとは全く思えない。が、安倍内閣の存続のためには、自民党の支持率を上げるしかないのだろう。それで、マダムたちの浮動票を集めようという公算か? それにしても、落ちるところまで堕ちたものである。

更に情けない話…。突如打ち切られた「あるある」の後枠に、金曜日23時に放送されている「メントレG」が移動するという。「『メントレG』ゴールデン進出!」などと報じられていたので、番組が正当な評価を得てのことかと思いきや…、「なるほど、こういうことだったのか…」と、マスコミのご都合主義を感じた。

さて、確定申告の書類だが、書き終わって愕然とする。還付金がないのは覚悟の上だったが、収めるべき税金(今までに納めた税金との差額)が千円ちょっとだったのも…。まぁ、今まで源泉徴収がほぼ適正に行われていたということなのだろう。この時期になると、何となくドヨ〜ンとした気分になる。しかし、納税は国民の義務…。ぼやいても仕方がないのである。

最近、バブル時代をテーマにした映画が公開されていることもあり、テレビで “あの頃” を懐古する番組が多いような気がする。そのバブルの恩恵を受けていない若いタレントと、バブルを良く知る世代のタレントが、ジェネレーションギャップをクイズやトークで感じ会う番組も多い。あの頃、大学から帰宅すると何社もの企業から「卒業したら、ウチで働きませんか?」という電話がかかってきて、そのたびに「いえ、進学予定ですので…」と言って断っていたが、大学院に進学しないで就職していたほうが親孝行にもなっただろうし、こんなところでぼやくことさえなかったろうに…。それが、バブル崩壊、不景気、就職難…など、何とも生活しにくい国になってしまったものだ。もっとも、バブル崩壊後でも裕福な生活を続けているバブリーな人もいるのだが…。

そして、それらのクイズ番組に映画の宣伝のため出演し続ける “某アイドル系女優”(主演)の正答率の高さ! だから、マスコミって…。


2月14日(水)

今日吹き荒れた風は、春一番だった。そのために鉄道の運転見合わせが続出した。雨も降っていたが、気温は低くなく、それだけが救いだったような気がした。

「春眠暁を覚えず」には早すぎるが、どういうワケか朝が来たのも気付かず、寝覚めたのは13時過ぎのことであった。

某出講先のシラバスをWeb上で編集していた最中、「あと一歩!」というところでエラーメッセージが!? 理由は「Server Busy」とのこと。おいおい…人の力作をビジー状態で初期化するっていうのか? 次年度用に内容を “かなり” いじったのだが、それが一気にもとの状態に戻ってしまうのか? ところが、数分後にサーバが復旧し、自分のシラバス編集ページに再アクセスしてみると…編集中のデータがそのまま残っていた。助かった…。気分を良くした私は、そのまま全科目のシラバス編集に取りかかった。

しかし、昨日ちゃんと買い物していなかったため、我が家には食材がない! かといって、強風と雨の中で買い物袋を持って歩く度胸もない…。が、家の中にいたのでは、迫り来る空腹に太刀打ちできない! 仕方なく、夕飯をとりに神奈川駅近くにある萬珍菜館に行った。比較的新しい店ながら、なかなかの評価である。私も何度も訪れているが、レベルも高め。

この店は、何時に行っても支配人さんが「ランチメニューでも何でも、お作りします!」と言ってくれるのが嬉しい。それで、ランチメニューの「5 海老ソバとチャーハン(800円)」にするか、サービスメニューの「5 スブタと麻婆豆腐+春巻き2本、ライス、スープ、デザート付き(980円)」にするか悩んだが、ランチメニューのメニューを指さして「5番、ください!」と(支配人さんに)注文する。が、出てきた料理は、スブタに麻婆豆腐に、春巻きに…と、サービスメニューの5番…。最初「これ、違いますよ!」と運んできてくれた厨師さんに言った私であったが、「これも選択肢に入っていたから…」と思い直し、「あっ、これでいいです! 大丈夫です!」と答え、ボリュームタップリなサービスメニューを食した。しばらくして、他のお客さんのところから戻ってきた支配人さんに厨師さんが「あのお客さんの注文した5番というのは…」と、ミスオーダーの指摘をしていた。支配人さんが「すみません。ランチメニューの5番と厨房に伝えたつもりが、手違いで…」と謝りに来たのだが、別に私としては問題がないワケで、「これも頼もうと思っていたので、大丈夫です!」と返答する。すると、「サービスで、ご飯が足りなければ、おかわりをお持ちします!」ということになり、ご厚意に甘えることにした。

会計時、「お客さんが注文されたのはランチのほうでしたから、料金もこちらで結構です!」と、要するに代金は800円で良いと言う。「いやいや、(スブタと麻婆豆腐も)食べようと思っていたので…」と980円払おうとしたのだが、「800円でいいですから…」ということで、結局980円分の食事をしたのに800円で済んでしまった。ちょっと申し訳なく思ったが、有り難くご厚意に従った。またこの店には来るだろうし、これで今まで以上に親しくしてもらえたらそれで良いのではないか…と、そう考えることにした。

私が眠っている間に、某出講先から “速達” が届いていた。開封すると、追試験の作成依頼であった。実際、追試験受験対象者がいるのかわからないが、とりあえず作成依頼が来ている以上は作成して返送しなくてはならない。特に急ぎで作成する必要もないのだが、今夜は何だかんだで気分がよい! そのままの勢い(?)で試験問題を作成した。

巷はバレンタインデーで浮かれ気味だが、今日の風で少々吹き飛びがち?

ここで話は、まるっきり逆方向の「教育批判」になる。「ゆとり教育」などと言うが、何もかもが “ゆとり” とされたがために、学習時間も “ゆとり”、学習内容も “ゆとり”、悪いことをしても “ゆとり” の注意方法…。罪に見合う制裁が加えられないことによって、非社会的な者が増加しているような感じがする。かといって、私は体罰の話を直接しようと思っているのではない。自分のしたことの重大性を認識できるような責任のとらせ方を教育するべきだと言っているのだ!

先月、杉並区の親子が殺害され、被害者のクレジットカードを使って現金を引き出そうとした日本大学理工学部3年生が今日、窃盗と殺人で逮捕された。お金目当ての殺人だということらしいが、隣人を殺害してまで現金を手に入れたいという心境が私には理解できない。さらに、暗証番号を入力しなくてはキャッシングも出来ないのに、そんなことも知らずに反抗に及んだのだろうか? 理工学部といえば、かなりレベルの高い学部であり、それなりの目で世間にも見られているだろう。悪いことは重なり、この3年生は附属高校の出身であるという。どの附属かは報じられていないが、居住地からおそらく “あの” 特別附属校だろう。

相手の痛みやつらさのわからない者が教室にあふれかえったとしたら、学級崩壊…否、学校崩壊も免れないだろう。どこかでこのアノミー化を食い止めないと…。


2月15日(木)

またもや、群発性頭痛である。昨夜、フトンに入る前に変調に気付いたが、「眠れば治るかも知れない」と思い、そのまま寝てしまった。が、朝になって激しい痛みが私を襲ってきた。そのため、今日も一日の大半をフトンで過ごすことになってしまった。せっかく昨日、追試験の問題を作成したのに、これを夕方までに返送することが出来なかった。

日が暮れてから、痛みが鎮まってきた。それで、思い切ってフトンから這い出て、買い置きしてあったパンを食した。が、これでだいぶ体が楽になり、胃の動きが活発化してきた。外の空気を吸うことで体調をより復調させられるのではないかと思い、夜の深まった頃にコンビニへ行き、ついでに追試験を返送した。

しかし、コンビニで買ってきた弁当が “ハズレ” だったような…。弁当の名前と見た目は「う〜ん、なかなか!」と思ったのだが、期待しすぎ多分だけガッカリ度が高まってしまったようである。

食後、提出期限が “今日まで” という書類を発見してしまった! 明日、投函するか…。最近、頭の中で軽いパニックが続いているようで、書類の提出期限はおろか、人との約束まで忘れることがある。大事な予定を手帳につけ忘れてしまったり…。あぁ、イヤだ!


2月16日(金)

昨日は夜までずっとフトンの中にいたため、完全に昼夜逆転状態になってしまった。世間様はグーグー寝ている最中に頭が冴えて、眠気を全く覚えない有様。これでは余計に体調が悪くなってしまう…という想いもあったが、寝られないものは寝られないのである! 講義用プリントを作成しようにも、大したネタも修正要因もなく(既に、4月以降の分はほとんど作成・修正済みのため)、とりあえず講義の新たな展開方法などを考えながら夜を過ごしてみた。

が、それで逆に頭が冴えきってしまい、撮りだめておいたDVDを見ることにした。それでも、眠気は催されない。こういう時は、時のまにまに(意識のまにまに?)過ごしたほうが良いのだろう。

…と思いながら、ここで時計を見ると、4時半! まだ、今日になって4時間半しか経っていない。さて、眠るタイミングはちゃんと来るのだろうか? それとも、徹夜して時間のリズムを取り戻したほうが良いのだろうか?…などと、考えながらの更新している。

以前も述べたかも知れないが、私は疲労が蓄積状態になると、どちらかの目が二重になるのである。疲労MAX状態の場合は両目とも…。4時半現在、両目とも二重になっている。ただ、この「疲労」というのは「体が疲れている」という状態だけではなく、眼精疲労や群発性頭痛でまいっている場合、精神的なダメージ、その他を含んでいる。だから、体は元気ハツラツなのに二重になることもしばしば。ここ数年で二重になったのは数えるほどだったのに、今年はやけに頻度が高い。この “体質” を知らない人が二重になった私を見ると、「どうしたの? 目が腫れぼったいよ!」と必ず言う。二重じゃなくて、単に腫れぼったくなるのか? いや、たしかに二重である。誰が何と言おうと二重になっているのだ! この体質に気付いたのは高校生の頃だから、25年前の話…。友人に「おやっ? 今日はちょっと “感じ” が違うねぇ!」と言われて、気が付いたのである。

8時前、昨日作成した書類の投函と朝食を買うのを兼ねて、外出した。空は気持ち良いほどに青い。小学生たちが集団で学校へ通う姿や、通勤中の大人たちの姿を見ながら、コンビニへ向かった。「みんなはこれから一日が始まるのに、私はこれから朝食をとった後に寝ようというのに…」などと思いつつ帰宅したが、フトンを敷いて寝ようとしても、携帯電話に「ダイヤ情報メール」が頻繁に着信し、眠りを妨害され続けた。どうして首都圏の鉄道は、毎日毎日こんなにも運転を見合わせるのだろう? 事故が発生するのだろう? 携帯電話をサイレントモードにしようかと考えたが、それでは重要な電話の着信がわからなくなるので(私が忙しいことを知っていて、連絡を携帯電話にしてくる出講先もあるので)、眠ることを諦めた私であった。

そして午後になり、「このままだと、24時間以上寝ていないことになる…」という現実を改めて確認した。「おそらく、夕方あたりに激しい眠気が襲ってくるだろう」と思い、太陽が輝いている間に全ての用事を片づけようと思い立った。数着のセーターを手洗いし、郵便局で確定申告の書類を郵送してきたのだが、大して気分転換にもならず。ただ、目が充血しているのが良くわかった。そして、それがためにモノが見えにくくなってきていることも…。相変わらず二重だし…ということで、昼寝をしようと思い立つ。が、郵便だの新聞だのが配達されれば、それでまた眠りは妨げられることもわかっている。

そんなことを考えている間に、私のサイトの掲示板に迷惑な内容(海外の×××なもの)がいくつも書き込まれて腹が立ち、掲示板のセキュリティ設定をいじる。これで、ますます眠りから遠のく。

ここまでの記述だと群発性頭痛が完全に鎮まっているかのようであるが、実はまだまだ痛みが潜んでいるのを朝からずっと感じている。いつ爆発するのか、恐怖で眠れない…というのも、起きている理由の1つである。この恐怖も、体験者しかわからないのだろう。血中に酸素を取り込むことで肩こりや頭痛を緩和させられるので、酸素ボンベや過酸素水は常備している。最近は、コンビニでも酸素が5倍だの10倍だのという水が売られているので、それらを飲む機会も多い。素朴な疑問なのだが、それら過酸素水のキャップを開けて飲み始めても、酸素は逃げていかないのだろうか? 何度かに分けて飲んでも、ずっと同じ酸素量が保たれているのだろうか? いや、こんなことを考えながら飲んでも、体によいワケがない!

この後どうなったのか…は、明日の更新時に。今日はもう、パソコンを見るのもツライ状態…。


2月17日(土)

本当に、雪は降らないのだろうか? 先日の春一番で、本当に春が来てしまったのだろうか?

起きて、メールチェックしてみたところ、今年いっぱいで正式に活動を停止することになったTULIPのライヴツアーのチケットを購入する権利を得たことを知り、嬉しくなる。7月22日の神奈川県民ホール開催分のプレオーダーをかけておいたのだが、抽選に漏れることなく、無事にゲット出来そうである!

が、これとは逆の結果も…。来月18日のJRダイヤ改正で、私がいつもお世話になっているワイドビュー東海号が廃止される。そのため、ラストランに乗り込んで想い出に浸ろうと思い、昨日のうちにネットで指定席の先行予約をしたのだが…、「満席で、お取りできませんでした」という回答メールが届いた。おいおい、いつも指定席がガラガラで、自由席だって埋まらないから廃止になったんだろ? 何で満席?…という怒りを募らせた時、あることを思い出した。

世の中には「善良な鉄道ファン」と「心ない鉄道ファン」がいる。そんな “想い” を数十年以上も持ち続けている私である。「心ない鉄道ファン」は、自分の栄誉のためだけにラストランに乗り込んでご満悦! 最後の別れをしようと思っている(日頃から利用している)思い入れの強い一般客を排除してでも乗り込む。さらに、明らかに「私は鉄道に詳しいです!」的な格好と会話をしているだけで、その鉄道への愛着など一切語らない! でもまぁ、「心ない鉄道ファン」の腹立たしい話を聴きながら、一緒に静岡までラストランに付き合うのもイヤだし…。お前らが毎日そうやって満席にしていれば、ワイドビュー東海号は廃止されなかったんだよ! 廃止に追い込むような酷評ばかりぶつけておいて、最後にはちゃっかり乗り込むっていうのか?! ふざけるな!

一方、「善良な鉄道ファン」というのは、「本当に鉄道を利用する人の立場になって鉄道を見続けている人たち」であろう。鉄道嗜好と日常を結びつけながら鉄道を楽しむような、そういう人…だと思う。鉄道の旅に出るけれど、決して人々の日常を壊すようなマネはしない。

この間、カレー屋さんで食事している最中、明らかな鉄チャンがこんな会話をしていた。


おそらく、××系の廃止理由は、君たちが言っていた「大きな音」「機動性の低さ」が原因だと思うよ。沿線住民の便宜のために××系は廃止となり、新しい車両が導入されるんだろ? 君たちはその地域の住民じゃなく、たまに乗るだけだから「味がある」なんて言えるが、日常的にその××系の不利益部分を感じていた利用者の立場を考えたことはないのか? “車両への思い入れ” というものを否定するつもりは私にもないが、利用する人のことを考えた “社長” は、やむを得ずそのような廃止判断を下したのだろう。

私は、鉄道ファンを否定するつもりはない。趣味嗜好は、それぞれである。が、人の日常や想い出を土足で踏みにじるような馬鹿なマネだけはやめていただきたい!

話は全く違う方向になるが、仙台の専門学校保育学科1期生全員が、幼稚園教諭や保育士資格を得られないで卒業することが判明したという。そして、学校側はこの対応である。過保護というか、何というか…。幼稚園教諭と保育士になるために必要な単位取得が誰ひとりとして出来なかった上、1期生37人のうち20人以上は1年間留年しても卒業が難しい…という状況を見るに、学校の責任もさることながら、学生もちゃんと努力しなかったのではないか…という疑念ばかりが募る。しかし、「十分な指導が出来なかった」という学校側の謝罪を受けて、学生たちや保護者たちが調子に乗るんだろうなぁ…。「入学する前、学校からは『3年間通えば資格が取れる』としか聞いていない」と憤っている、そんなふざけた保護者がいるらしいが、「単位を満たせば資格取得は可能という意味だったが、保護者に十分な説明ができていなかった」と理事長がコメントするまでもなく、「あくまで単位取得が前提」なのは当然のことだろう。ただ3年間通っただけで資格が取れるなんてことがあるわけない! こういう心ない保護者とヤル気のない学生のせいで、学校の評判が落とされてしまうのだ!

専門学校に限らず、大学も同じ…。「授業は休まず出席したのに、単位を落とされたのには納得できない!」だとか「(答案用紙の)裏までちゃんと書いたのに、不合格なのはどういうことだ?」などというクレームを毎年のように受けるが、クレーマーのほとんどが「毎回出席していてこの程度のことしか書けないのか?」「裏まで書かなければならないほど、文章編集能力がないのか?」と思えるような答案を書いている。もっとも、キチンとしたことが裏まで書かれていれば、それは「力作」と評価される。そういう答案用紙は、何度読んでも嬉しくなるのだが…。

私にとっての2007年度は、一体どうなるのだろう? 今からとっても不安である。

そういえば、今日は藤原紀香と陣内智則の挙式日である。何となく「陣内は、今回の結婚で得している」というような報道が目立つが、そういう報道を日本のマスコミは多用するので、私は日本のマスコミが好きではない。たとえば、Aという人気選手がBという無名の新人と闘って負けたとする。すると、「A、敗れる!」というような報道しかせず、勝利を収めたBを讃えるような記事は少ない。こうなると、せっかくトレーニングを積んで勝利したBが悪者のように扱われてしまう…。

さてさて、昨夜はソウルフードの1つである辛ラーメンを食して体調を戻し、早寝して、観たいテレビも観ず。その甲斐あって、群発性頭痛は鎮まったみたいである。ただ、体調に不安があったので、やはり昼過ぎまでフトンの中で過ごしてしまったが…。それでも今日は、こうして元気な「更新」をしている次第である。が、天気も思わしくないので、まだまだ群発期から抜けられたとも思えないし…。そして、そういう心配がさらに痛みを引き起こすのだろうし…。

元気になったはずなのに、本当に「ぼやき」ばかり…。やれやれ…。


2月18日(日)

以前、小林さんに「私、深津絵里のシングル、持ってます!」と言って大笑いされたことがあるのだが、その際に「どんな曲なの?」と小林さんも興味がないワケではないらしく、それで私が以前購入したCDシングルの中で “今ならマニアック” と思われるようなものを引っ張り出してみた。

私の記憶からはスッカリ消えてしまっていたのだが、USED TO BE A CHILDの『僕らが生まれた あの日のように』なんてシングルまで購入していたらしく、ビックリする。ちなみに、USED TO BE A CHILDというのは、小田和正や飛鳥涼、カールスモーキー石井、山本潤子、玉置浩二、徳永英明、浜田麻理が集まったユニットで、たしかその頃「WELCOME BABY キャンペーン」というものがあって、そのキャンペーンソングとして彼らがユニットを組んだ…という記憶が蘇ってきた。もし今、このキャンペーン中だったら、例の厚生労働大臣の失言は果てしなく続いたのだろう…なんて思いつつ、14年前のシングルを再生してみた。

問題(?)の深津絵里のシングル『アプローチ/少女失格』は、デビューシングルではなかったが、発売当時はそれなりに話題になった曲だった。その深津絵里も、「踊る大捜査線」や「恋ノチカラ」をはじめ、数々のドラマで存在感のある演技を見せてくれる、日本を代表する女優になった。そう思うと、このシングルを私が買った意味が21世紀になって別の次元に移行しつつあって…などと、キャリーオーバー的な発想をしてしまった。

ちなみに、私のシングルコレクションをあさって見つけたものの中で、「これは、誰も覚えてなかろう」と思われるものや、「ちょっとは覚えられているかも」というレベルのものが出てきたので、A面扱いの曲名だけを挙げてみるので、誰の曲か当ててほしい。

1 愛は心の仕事です 9 草の想い
2 KOREA 10 わたし、いないの
3 地図をください 11 Miracle Love
4 桃源郷(Peach Paradise)からコンニチハ 12 花束
5 “T”インターセクション〜あなたに戻れない 13 ある日突然
6 さよならだけどさよならじゃない 14 きらいだよ
7 Happy Birthday 15 純愛
8 ジプシー  

答えは、本日の「ぼやき」最後の記述にて…。

さて、昨日に引き続き、ワイドビュー東海号の「ぼやき」を続ける私…。念のためにインターネットで東海号の指定席販売状況を調べてみたら、2往復(全4列車)すべて指定席は売り切れになっていた。おそらく、東海号が特急になって以来初の出来事ではなかろうか?…ということを今日、小林さんに愚痴って…いや、ぼやいてみた。

ぼやくために、わざわざ小林さんを呼び出したのではない! 今日は、以前から小林さんとお会いする約束をしていたのである。まず、12時半に横浜の相鉄ジョイナスプレイガイド前で待ち合わせ。あいにくの雨だった。まず昼食を…ということで、、来月で営業を終了する横濱カレーミュージアムへ行くことにした。日曜日ということもあって少々混雑気味であったが、係員のお姉さんが勧めてくれた湘南カレー紅に行くと、5分ほどの待ち時間で入店できた。入店前にメニューを渡され、何を食べるかを決めていたところ、「湘南黒カレー豚トロ」というものが気になった。50円で「ちょい辛」にしてもらえるというので、「じゃあ、この黒カレー豚トロを “ちょい悪” で…」などと言って盛り上がっていたのだが、実際に店員さんが「お決まりですか?」と注文を取りに来たところ、「あっ、この黒カレー豚トロを “ちょい辛” で…」と、当たり前の受け答えをしてしまった私であった。ちなみに…このカレー、なかなかの美味であった!

食後、ちょっとカレーミュージアム内を歩き回り、馬車道方面へ。そこでお茶を飲みながら “中身のある” 雑談をする。ただ、話の中心は、やはり(?)深津絵里のシングル盤、そしてワイドビュー東海号の指定席が取れなかったこと…。そういえば、かつての曲には、時代を超えて伝わる何かがあるような気がする。良くも悪くも、自分の生きてきた時間と曲がリンクするような…。

喫茶の後、根岸線で新杉田に出て、おそらく今世紀になって初めてシーサイドラインに乗り、鳥浜へ。そして、横浜ベイサイドマリーナへ! ここは、アウトレットパーク&レストランで注目されている場所であるが、私にとっては確実に “人生初の” 横浜ベイサイドマリーナ訪問であった。日が暮れかかってからの到着と言うこともあり(この時点では、雨は完全にあがっていたが)、風がちょっと冷たかったりもしたが、なかなか洗練されたエリアであることはわかった。アチコチのショップを見て回り、「さて、夕飯は…」ということになった。あれもこれも、みんな美味しそう…。だが、ここはガッツリ食べようということになり、ディナーバイキングの店を選んだ! 「食べ放題」だと思うと気分が大きくなるのだが、実際にはある程度でお腹がいっぱいになり始め、自分の考えが甘いことを思い知ったりもする。それでも、「1.5日分の食事をした!」ような心地がした。

帰りはシーサイドラインで新杉田へ戻り、ちょっと歩いて京浜急行の杉田へ。そこから各停に乗り、小林さんと上大岡でお別れ。私は、そのまま神奈川まで乗車。

こうやって書くと、会って、食べて、お茶して、電車に乗って…ということばかりしていたように思われてしまうが、ここでは(事情によって)書くことが出来ない “貴重な” 話し合いが行われていたのである!

では、先ほどの曲目クイズの答えを。小林さんにも「そうそう…こういう名前、聞いたことがある!」と感嘆されたコレクションである!

あぁ、何とマニアックな!? それにしても、よくもまぁ、こんなシングルを買っていたものである。1と2は大学生の頃の曲で、あとは大学院生時代の曲である。世が世なら、「アイドルおたく」と思われかねない…。その当時の私は、年に一度は必ずステージに立っていたため、さらにバンドの作曲担当であったため、時代に合うようなメロディーを模索していた。それで、CM曲や話題の曲はすぐに手に入れていた次第である。

ただ、今回の「ぼやき」は懐かしすぎて、この話についてこれる人は殆どいなかったことだろう。それと、元気が戻ると、なぜか記述が長くなる私…。明日は元気でも不健康でも、短めの記述にしよう。


2月19日(月)

テレビを観ていて、「やっぱり、日本の芸能人の知識指数は低いなぁ…」と思った。今後、「ゆとり教育」のあおりで、この傾向が日本全体に拡がって可能性がある。

ここ数日、私のパソコンはどういうワケか動きが鈍く、さらにADSLがSNR値の急激な上昇で速度が激減していた。どこかに、ADSLに悪影響を与えるノイズが尋常でないほど発生していたとでもいうのだろうか? 昇り方向の速度が2000kbps程度にまで落ちていた。私は、ADSLの8Mを契約している。モデムは論理上、8M+2Mに対応する。が、通常5600kbps程度は確保されていた。

しかし、今日になってADSLの速度は通常に戻り、レジストリクリーナーで何度か不要なレジストリを削除した結果、いくらかパソコン全体の動きも回復しつつある。それにしても、いきなりどうしたというのだろう?

昨年末、埼玉県和光市のアパートで火事があり、2歳児が焼死するという出来事があった。この子の母親は、早朝から深夜まで友人とスノボに出かけていて、2歳児がひとりで留守番していたという。そして今日、その母親が「保護責任者遺棄」の疑いで書類送検されたことを、夕刊で知った。この母親、24歳にもなって2歳の我が子にひとりで留守番をさせた挙げ句、「食事を用意していたので大丈夫だと思った。申し訳ないことをした」などという言い訳をしている。いわゆる「親になってはいけない者」が親になってしまったための悲劇なのかも知れない。親がパチンコに興じている最中、駐車場に止めてあった車の中で幼児が死亡する事故もしばしば報道されるが、2歳児にどの程度の能力があって、何が起こりうるのかもわからないまま、自分のやりたいことを優先させる馬鹿な親…。親であれば、子供がある程度まで育ってから、それから…というのが当然なのではなかろうか? 私自身、結婚もしておらず、子供もいないのに、こんなことをコメントできる立場ではないのかもしれないが…。しかし、書類送検だけで済ませて良い問題なのだろうか? また、一緒にスノボへ行った “友人” も、この24歳に子供がいることを知っていたに相違ない。それでもスノボに連れて行ったのか? 男か? それとも、単なる非常識か? もし、この24歳が子供を疎ましく思っていて、いずれにせよ、腹立たしい限りである。

実は昨日、小林さんとお会いする前に郵便が届き、急いで開封したところ、中から書類が…。某出講先で年度末の学生ガイダンスがあり、そこで渡された成績表の結果に納得できない学生が、教務課へ成績の問い合わせ(いわゆるクレーム)をしたというのである。学生の提出した「問い合わせ書」には、「講義には毎回出席した」「それなりに興味を持って話を聴いていた」「試験も、講義内容をキチンとふまえて書いた」という内容の記述があった。たしかに、この学生の出席率は高く、答案用紙の記述も優れていた。が、この学生は不合格となった。理由は…、私の試験には問1から問4まであり、受験した者なら誰もが「あっ、問1が一番重要な問題らしい」ということに気づけるような設問となっていた。が、この学生は問2から問4までは回答してきたのだが、肝心の問1はノータッチだったのである! “肝心の” とあえて言うまでもなく、全体の4分の3しか解答していない状態で「試験も、講義内容をキチンとふまえて書いた」としても、合格から遠ざかっていることをわかってもらえないのだろうか…。「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」ではないが、やはり確実に全体的な答案を作成し、それで「試験も、講義内容をキチンとふまえて書いた」と弁明してもらいたいと思った。大学というのは、学生が考えているほど甘い世界ではない。ただ、少子化が進み、オープンキャンパスなども実施され、「Welcome to 大学!」という雰囲気が漂っているために、学生のお客様気分が抜けないのだろう。

再試験の答案用紙が郵送されてきた。枚数は少ないのだが、気が重くなるのは事実である。半分は私の責任、半分は…などと思いながら採点するが、一度目の試験でダメだった者は、もう一度講義を受けてから受験しなければ合格しない! 当然である。よく、講義にほとんど出てこなかったクセに受験して不合格になり(実は、この時点で受験資格は剥奪されるのだが)、大学の温情で再試験のチャンスが与えられ、本人はそれで合格した気分になるのだが、講義内容を理解していないのに、「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」でもなかろう。

なるべくこういう書類は手元に残したくないので、採点してすぐ郵送した。今日も昼過ぎまで寝てしまったので、買い物を兼ねて横浜中央郵便局へ行くことにした。天気は良かったが、まだまだ寒い…。だが、一日中ずっと部屋にいるのも不健康なので、夕暮れの街に出た。外に出ると、やはり気分転換にもなって、頭もハッキリしてくる。京浜急行に乗っていたら、サラリーマン2人が「(京浜急行の)横浜駅って、上り線と下り線を別々のホームにしたのに、以前にも増して混んでいるような気がしないか?」と会話していた。心の中で「そう、そうだよね!」とうなずく私。おそらく、この話を聞いていた他の乗客の多くも、同意したのだろう。

郵便局での用事は、あっと言う間に済んでしまった。そのまま帰るのも…と思い、横浜ポルタに行き、ラーメンを食す。それから書店に行き、雑誌を買おうかと思ったが、発売日が明日であることを思い出し、店を出た。が、明日はポルタの休館日らしい。ポルタ内で買い物をすればポイントがたまるのだが、今週は諦めて別の店で買うことにするか、あるいは一日遅く買うか…。

その後、明日の食材を買い求め、再び京浜急行に乗り、家路に就いた。

昨日、「短めの記述にしよう」と思ったのに、今日も気付けばこの長さ…。では、今日はこの辺で。


2月20日(火)

花粉症…みたいである。数年前に突然「花粉症です!」と医師に告知され、それから春が近づくと…。とはいえ、鼻がグジュグジュする程度で済んでいたが、今年はその程度がちょっと重くなり、さらに少しだけ目にも異常が…!? ただ、「目を取り出して、バケツでゴシゴシ洗いたい!」というような想いにはなっていないので、私の「花粉症」は重症ではないらしい。

改めて「花粉症」についてサイトで調べてみたところ、その症状として「くしゃみ」「水性鼻汁」「鼻閉」「眼症状」「咽頭かゆみ」「皮膚かゆみ」「喘鳴」「頭痛」とあった。喘鳴はないが、もしかしてずっと続いている私の頭痛も…などと思ってしまった。だが、これは痛みのメカニズムが違う。しかし、誘発されているということも有り得ない話ではない。厄介なことにならなければ良いのだが…。

さらにサイトを読んでいくと、「睡眠不足」「集中力欠如」「イライラ感」「食欲不振」なども併発されるとのこと、う〜ん、最近よく眠れないのは、このせいなのだろうか? ちなみに、集中力にも難ありである。食欲不振? 全くなし! その証拠に、「眠れないのなら…」と今朝、7時前だったか、着替えて反町駅方面へ歩き、豚丼を食し、買い物をして帰ってきた私である。

その後も、なかなか眠りに誘われず、ギターを弾いてみた。余計に眠れなくなる。が、徹夜は体に悪いので、出来るだけフトンで横になってみた。すると、不思議なことに、あまり睡眠を意識しないでいるとスッと眠れるもので、気が付けばすでに午後。観ようと思っていた再放送ドラマの放映時間が、とっくに過ぎていた。

今週末は、国際関係学部の追再試験出講採点日になっている。ただ、私の場合、国際関係学部の後期開講科目で追再試験があるとしても「日本社会(日本人学生用)」1科目のみで、さらに終講試験の受験率が高かったので、対象者がいないことが十分に考えられる。国際関係学部では、再試験を受けられるのが卒業対象学年のみと定められており、「日本社会」はカリキュラムの関係上、受講できるのが3年生までとなるため、「正当な理由で終講試験を受けられなかった」という学生への追試験のみが実施されることになる。追試験を受けたいという学生さえいなければ、「日本社会」の追再試験は実施されないのである。その確認のため、国際関係学部の教務課に電話を入れたところ、やはり追再試験対象者がいないということで、今週末の出講採点は必要ないことが判明した。ホッとしたような、切ないような…という感じである。

最近、どうも記述が長めになるので、今日もこの辺で…。


2月21日(水)

今日は、国文学者の重さんと私の共通門下生4名と、池袋で会合が設けられた。今日集まってくれた4名は昨年の忘年会にも参加してくれたのだが、その際に重さんが所用で参加がかなわず、忘年会は大人数であったために細かなケアをしてあげることも出来なかったので、「年が明けたら、また…」という話になっていて、それが今日だったのである。

不思議なことに、こういうイベントになると、なぜか私が自然に「幹事」役になっている…。一昨日まで時間もお店も決まっていなかったのだが、私がお店を選び、予約の電話を入れ、今日の会合が無事に…などと書くと “恩着せがましい” 感じ(幹事)になってしまうが、別にこういう役回りがイヤなワケでもない。

そういえば…、小林さんに教えていただいたのだが、この春の「青春18きっぷ」は8千円で販売されるという。JR発足から今年で20周年ということで、それでこの価格らしい。もう、そんなに時が流れていったのか…。私が大学生3年生に上がる頃に「国鉄」からJRになったのだなぁ…と、あの頃を思い出した。「JR」と言わなくてはならないのに「国鉄」と言ってしまうこともしばしばで、むしろ「JR」と言わずに「国鉄」と言ったほうが通りが良かった。さらに、あれこれアルファベットで表現しようという雰囲気がJR東日本に見られ、JR線を「E電」など呼ばせようとしてた時期もあったことも、懐かしく思う。

「青春18きっぷ」は通常、11500円で販売される。5日分(5人分)なので、1日(1人)につき通常は2300円となるが、今回は何と1日(1人)につき1600円で元が取れてしまう! 3割引なのである! これは、絶対に “買い” である!

私は、「青春18きっぷ」を良く購入するが、あまり有効活用しているとは言えないような使い方をする。昨年の夏は、「青春18きっぷ」を1冊購入し、「同行者」と大阪・京都・松阪・名古屋珍道中を繰り広げた。3年前の4月には、日帰りで大阪まで行ってきた! 有効活用したと言えば、この2回程度か…。いずれもムーンライトながらを利用したのだが、来月のJRダイヤ改正で運行時刻や指定席区間が変更になる。大垣行きに乗る場合、横浜は「日付が変わって最初に停車する駅」であり、「青春18きっぷ」を利用するのに便利だったが、3月からは小田原が「日付が変わって最初に停車する駅」になり(横浜から旅行する際、小田原までの950円分のきっぷを別に購入しないと、「青春18きっぷ」1日分を30分程度で使い切ってしまうことになる)、さらに豊橋まで全車両指定席となるので、ちょっと利用しにくくなるような気がする。

インターネットで、面白いニュースを見た。JR宇治駅前のタクシー乗り場に、プロ級の落書きがあったという。白線で「小型」「中型」と路面表示されており、京都市も許可した覚えはないらしい。宇治駅前のタクシー乗り場では、「小型」「中型」にかかわらず先着順に客を乗せていたようで、「乗り場で待機中の運転手(60)は『乗り場の変更は寝耳に水。お客さんは小型車ばかりに乗ってしまう』と憤った」と、記事は結んでいる。この記事に呼応するかのように、いくつかのブログで「客は安い方に乗りたがるのは当然」「中型の運転手は、客の気持ちを理解していない」などというコメントがあった。が、それはどうかな?…と思う私である。

昨年末、『初乗り610円にダマされるな!』という本が出版された。タイトルに惹かれ、私も購入してみた。読んでみて、如何に消費者が “見た目” に操作されているのかを思い知った。たとえば、表題の「初乗り料金」の件であるが、初乗り610円の小型タクシーと初乗り660円の中型タクシーがあるとする。小型は初乗り料金で1.6Km、中型は2.0Km進むとメーターが上がり、その後は小型が280mごとに、中型が288mごとにメーターが上がるという場合、乗る距離によっては中型のほうが安くなる…という次第。よって、近場であれば小型、少々遠距離になれば中型のほうが “お得” ということになる場合がある(地域により異なるが…)

さてさて、話は夜へ…。重さんと門下生との待ち合わせが池袋西口で18時半というセッティングになっていたのだが、夕方までにどうしても郵便局に行かなくてはならないこともあり、16時過ぎに家を出た。横浜中央郵便局での用事がすんなり終わるとは思わず、「ここで時間が潰せる!」と読んでいたのだが…、結果的には思ったほど時間は稼げなかった。番号札だけ引いて、人が多いので自分の番がくる前に諦めて帰ってしまった人が続出したらしい。それで、あっと言う間に私の番がきた。

「さて、今から池袋に向かったら、ちょっと早すぎるかな?」というタイミングであったため、都内フリーきっぷを購入して、いつも行こうと思っているのに行けないスポットを1つ回って、それから池袋を目指すことにした。さて、それはそうと、どのスポットに行こうか…と、あてもなく東海道線に乗り込んでしまったのだが、ふと「丸の内oazoには、行ったことがない!」ということを思い出し、東京まで出て、oazoに行くことにした。2004年にオープンしているのだが、いつも車内から眺めるだけだったoazo…。旧日本国有鉄道本社ビルと交通公社ビル、そして東京中央ビル跡などの再開発でoazoは誕生したのだが、まるでこのビルのために用意された土地であるかのような雰囲気…。目指すは書店…。その書店でアレコレ見て回っている最中、今日が我が母の誕生日であることに気付いた! いかんっ、何も用意していない!…ということで、4階の文房具入り場に走り、バースデーカードと封筒などを買い求めた。しかし、中に入れて贈るもの(要するに、プレゼント)を決めていなかったのと、そろそろ池袋に向けて出発しなくてはならない時間だったのもあり、結局プレゼントは用意できず。明日、急いで買い求めようと思う次第。

そして18時半…、無事に全員が集合し、3時間の会合が始まった。いろんな話が出たが、詳細はここでは割愛する。学生たちの話を聞きながら、講義に活かせそうなネタを頭の中でまとめておいた。

気が付けば、今日の記述も長い…ということで、この辺で結ぶことに。


2月22日(木)

JRや私鉄の駅に、3月18日からSuicaPASMOその相互利用が始まるという内容のポスターが貼られている。PASMOが3月18日より運用開始となり、同時にSuicaと相互利用可能となるのである。先日、小林さんとこの話をしていた際、何度も「PiTaPaは関西!」と訂正されてしまった。無意識のうちに、PASMOのことをPiTaPaと言っていたらしい。JR西日本のICOCAとPiTaPaは、以前から相互利用を実現させており、その首都圏版が3月18日に実現する…という話である。

以前から、SuicaとICOCAは相互に利用出来るようになっているが、SuicaとPiTaPaの相互利用は実現されていない。同様に、PASMOとICOCAの相互利用も不可。さらに、PASMOとPiTaPaの相互利用も不可…となると、首都圏ではSuicaを持っていたほうが何かと便利なのではないかと思われる…なんてことを述べると、PASMOの営業妨害になってしまいそうなので、これ以上は自主規制。ちなみに私、ICOCAも持っているので、首都圏や関西圏ではキャッシュレスで列車に乗れる。

首都圏と関西圏のICカード相互利用に関して

それはともかく、今日も未明に群発性頭痛が再発してしまい、今回はどうにも我慢が出来なくなって鎮痛剤のお世話になった。しばらくして痛みが鎮まったのだが、まだまだ予断を許さぬ状態(?)だったので、しばらくフトンの中に…。結局、いつものように、15時くらいまで眠り続けてしまった。

フトンから出て、身仕度を調え、昨日誕生日を迎えた母への贈り物を選ぶために横浜まで出かけた。行く店は決まっていたのだが、何を贈るかは決まっていなかったので、店の中をグルグル回り、直感で「これだっ!」というものを選んだ。購入後、郵便局へ行き、小包にして送る。これで、1つイベントが終了した。小包が届くのが明日なので、2日遅れの贈り物になってしまうが、やむを得ないだろう。

最近、やたらと腹が減る。大した運動もしていないのに、なぜだろう?

記述は短めにしたが、図を作って挿入してしまったため、ボリュームが増えてしまった…。


2月23日(金)

皇太子殿下が47回目の誕生日を迎えられた…というニュースを明け方に見た。そういえば、今日は中島みゆきの誕生日でもあり…。そして、不敬ではあるが「年号が変わったら、今日が祝日になるのか…」などと思ってしまった。

ここ数年、私には “悪いこと” ばかりが巡ってくる。今月に入っても、それは勢いが衰えない。詳述することは避けるが、今日も1通の書類が送られてきて、そこに書かれていることに腹立たしく思うのと同時に、諦念の境地に入るしかない切なさを感じた。隣の芝生は青く見えるというが、私の芝生が青く見えるのはいつの日なんだろう? 私だって、少しは良い思いをさせてもらったってよかろう?…なんて、ひとりで愚痴ってみた。

それも原因の1つなのだろうが(医師によれば、「多分に考えられる」とのこと)、実は昨日も群発性頭痛がうっすらと私を24時間ずっと襲い続けていたため、妙に神経を刺激され、なかなか睡眠状態に入れずにいた。それで、朝6時頃までハッキリ意識があったような有様。徹夜は体に悪いので、とにかく時間がずれてもまとまった睡眠を取ろうと思い、音の出るものはサイレントモードにし、いつの間にか眠りに就いた。

睡眠中に電話がかかってきたらしい。母からで、昨日送った誕生日の贈り物が届いたという内容の伝言が留守電に入っていた。同封したバースデーカードに「恙(つつが)なく古稀を迎えられたことを寿(ことほ)ぎ、お慶びを申し上げます」などと慣れないことを書いたものだから、自分でも今ひとつ誕生日を祝福したような実感がないような状態であったが、本人から「ありがとう」と言われると、やはり嬉しいものである。

電話はともかくとして、こう言う時に必ず呼び鈴を鳴らす者がいる。いつもそう、タイミング悪く「ピンポ〜ン!」と鳴らしてくるのである。本人たちには私を困らせようとする意図は全くないのだが、ハッキリ言って安眠妨害である(というより、一般の人ならとっくに起きている時間なのだが…)。その人たちは、某宗教の軽い勧誘をしてくる。新興宗教でもないが、世間的な評判もあまりよろしくなく、かと言って本人たちは無礼でもなく、押しつけもせず…ただ、タイミングが悪いのである。今日は居留守を使うことにした。私が一言「もう来ないでください!」とか「結構です!」と言ってしまえば済むのかもしれないが、それだと他者の信仰を批判しているような感じもして、どうにか雰囲気で察してもらおうと思っている次第である。が、そんな “かけ引き” が7年以上も続いているのも事実である(途中で “地区担当者” が変わったらしいので)

朝から天気が良くなかったが、夕方には太陽が出ていたので、諸々の用事を済ませるために外出した。気分転換にもなるかな…などと思い、まず銀行へ。給与が振り込まれているのを確認し、出金。そして、別の口座に移したり、支払いを済ませ、今まで体調が悪くて(?)買うのを忘れていたものをまとめて買った。詰め替え用のシャンプーとリンス、水回り用のクレンザー、食器洗い用洗剤、洗浄用の重曹、スポンジ…などなど。1つ1つはそれほど重くないものの、まとめて買うとズシッとくる。帰宅してすぐボトルに入れ換えたり使用して、心のサビを落とすかのようにゴシゴシとスポンジを動かした。アチコチ磨いてみたが、短時間では…。とりあえず、昨日よりはマシになった…という程度には磨けたと思う。

では、ここからいつもの調子で…。

テレビをつけたら、歌番組が…。画面の下に出るテロップを見なければ聴き取れない無意味な歌詞、そして歌い方…。腹から声を出していないし、歌で何かを伝えようという姿勢が全く感じられず、「どうして、こんな曲がヒットするのだろう? どうして、こんな輩を “アーティスト” などというのだろう?」という苛立たしさを覚え、撮りだめておいたDVDを見ることにした。しかし、近年の歌番組では、放送技術の進歩とも関連するのだろうが、やたらとテロップを使用している。それと、バラエティ番組では芸人たちのコメントに無理やりインパクトを与えるためにテロップを使用する。タレントなんだろう? どうして自力で視聴者に訴えかけられないんだ?…などと思う次第。もし、私の講義でも「テロップ」が使えたら、もっとウケるんだろうなぁ…などと、妙なことを考えてしまった。

今日の更新を終えようとして、ふと部屋を見回してみて気が付いた。私の部屋は、頭痛を誘発する要因だらけ! 肩こりや血流悪化を誘発するような構造だらけであった。「そりゃ、頭痛も治らないわなぁ…」と、愕然とするばかり。かといって、今は引っ越しすることも出来ないし…。


2月24日(土)

果たして、私の頭痛が “群発性” 頭痛なのか、一般の頭痛なのか、その時々でわからなくなる。昨夜は絶対に群発性頭痛ではなかったが、たまに両者が同時に襲いかかってくることもある。

その昨夜、「これは、絶対に群発性頭痛ではない!」という確信から、一般の解熱鎮痛剤(とはいえ、医師の処方によるものだが)を服用し、さらに辛ラーメンを食して体を落ち着かせ、そのままフトンに入った。薬の効き目(副作用)なのか、いくら寝ても眠気が抜けず、それでも何度か目が覚めたが、すぐにまた眠りの森へ…。昨夜はそれなりに早く寝たはずなのだが、結局いつもと同じ時間に目が覚めた。

寝ている最中、いくつかの夢を見たようであるが、そのうちの1つはハッキリと記憶に残っている。ただ、この夢もいくつかの夢が合わさっている可能性がなくはない。その夢とは…どういうワケか私は、沼津市内の公会堂で行われた講演会聴きに行くことになってしまうという話。そして、その時私は静岡市内にいる…という設定。駅前でバスの路線図を見ながら「沼津まで、バスで行けないかなぁ…」と検討するも、往きは東海道線でオーソドックスに向かう。そして、講演会は何だったのかわからないが、次のシーンは帰途。公会堂前のバス停からみんながバスに乗り込んでいるので、私もつられてバスに乗ったのだが、行き先もわからないバスのこと、やがて見知らぬ場所へ連れて行かれる私…。さらに、山道にバスが入っていく。心配になった私は、「このバス、JRの駅には行きませんか?」と運転手さんに聞くのだが、「そうだねぇ…、さっき武蔵五日市を通過したから、次は…相模湖あたりかねぇ」などと言われる。おいおい、沼津から武蔵五日市を通って、それから相模湖? 方向、おかしくないか?…などとツッコミを入れて、途中下車。なぜ途中で降りたのかわからないが、とにかく降りたバス停で路線図を見る。が、良くわからない地名ばかり。すると、地元のご婦人方が「どこに行くの? ここには、しばらくバスは来ないよ!」と言われ、やむを得ずタクシーで山を下りることになった。どういうワケか、タクシーは横須賀線の新川崎に到着。そして、横須賀線でなぜか東京方面へ…という夢。何の暗示だろう?

冬型の気圧配置の影響から、未明からずっと強い風が吹き、首都圏でもJRのダイヤが乱れていた。今日、「同行者」が久々(?)に横浜に来る事になっていたので、強風の影響をすぐ受ける在来線より、新幹線で来たほうが…ということで、新横浜で合流!

相変わらず強風が冷たく吹き続けていたので、あまり寄り道せずに家に戻ることにしたのだが、「とりあえず夕飯を…」ということになり、東神奈川駅近くにある全国チェーンの激安回転寿司店に行こうかと思ったが、歩道橋から店内を見ると…人、人、人! 試しに店内に入っていると、「待ち時間47分(42組待ち)」と表示が!? この店に来ると、いつも結構待たされるので、実は一度もここで食べたことがない! 今回も諦めて、家のほうに向かって歩き、「寒い時は、やっぱり温かいものを…」ということになり、以前から気になっていたGOLD RUSHというカレー店に入ることにした。ここでは語り尽くせないほどのメニュー、味なので、詳細は省略するが、とにかくどれを食べようか迷うのである。それでも候補を「豚バラ煮込み」「ハンバーグ」「唐揚げ」の3種類に絞った。それでも1種類は諦めなくてはならないのか…と思っていたところ、「ハーフサイズもありますので…」と店員さん。それで、ハンバーグカレーと唐揚げカレーをハーフで、そして普通サイズの豚バラ煮込みカレー、さらにサラダバーを2人分頼んで、計2150円なり! お得感があって、その上ウマい!

お店から家までは、5分もかからないので、お腹一杯でホカホカになったまま、帰宅した。

こんな日は、BGMに矢沢永吉の『いつの日か』をどうぞ!


2月25日(日)

未明、「同行者」の様子が変だった。後で聞くと、変な夢を見ていたらしい。おでんくんたちがUFOキャッチャーをしていて、「同行者」も仲間に入ってぬいぐるみを取ることになったのだそうだが、いつの間にかその場所が橋の上となっていたらしい。その橋は、ボコボコのコンクリート製で、両サイドが金網で出来ており、さらにその金網がつぎはぎ状態で、欲しいぬいぐるみが見える位置に「同行者」が移動しようとしたら、そこ(金網部分)に直径2mほどの大穴が空いていて、そのままだと落下しそうな状態にあったようである。何とか態勢を整えた「同行者」であったが、再び大穴に足を取られそうな大ピンチ状態! さらに、その橋の下(高さ50mほど)は激しい濁流。恐怖の余り腰を抜かしそうになった「同行者」に、「真ん中のコンクリートに逃げればいいじゃないか!? そのままだと、落ちちゃうぞ!」と、おでんくんが橋の向こう側から声をかけていたという。しかし、「真ん中は車が通っているから、牽かれちゃうじゃないか!?」と、おでんくんに反論する「同行者」であったが、「車は両端を通っているから、真ん中は安全だよ!」と、おでんくん…。知らぬうちに、両端の金網部分を車が通行するようになっていた…という夢らしい。

その頃、私は私で、「同行者」が心肺停止状態になり、慌てて救急車を呼ぶと、「こんな狭い部屋に担架が運べるか!? その人を助けたければ、自分で外まで担ぎ出せ!」と救急隊員に怒られ、必死に「同行者」を運び出す…という夢を見て、目が覚めた。

その後、私は眠るタイミングを逸してしまい、「同行者」の安眠を妨げつつ読書に勤しむ。「同行者」が一向に起きる気配がないので、私は東神奈川駅前まで買い物に出た。今日はマルエツで駅弁祭りのようなものが開催されているので、米沢駅前の駅弁(牛肉道場)と、新千歳空港の空弁(石狩鮨)を買って帰る。12時を過ぎているというのに、「同行者」はまだフトンの中…。

無理やりフトンから「同行者」を引きずり出すような形で、昼食! 買ってきた弁当は、なかなかの味であった。

ちなみに、なぜ「同行者」が「おでんくん」がらみの夢を見たのか…というと、私が撮りだめしておいたDVDの中に「おでんくん」が3本収録されていて(なぜ、「おでんくん」を録画していたのか、この理由も不明)、それを昨日一気に見せられたために、「同行者」はこのような夢を見たのだと思われる。バカバカしい!

食後、「同行者」が見つけたいマンガ本があるというので、横浜駅周辺の書店を探し回ったのだが、見つからず。それで、時間もあるので丸の内や八重洲周辺を回ってみることにした。急きょ東海道線に乗り込み、まずは先日訪ねた丸の内oazoに行く。本は見つからなかったが、心なごむ 猫的美術生活」というイベントを楽しんで来た。名だたる書店を回ったものの、目指す本は見つからず、“舞台” を銀座に移した。が、この時点で19時前…。空腹感が襲ってきたので、銀座4丁目の矢場とんへ行き、夕食! 名古屋式のミソカツで、お腹も心も大満足状態…であったが、店の外に出ると、再び冬の世界…。以前、大きな書店が4丁目にあったのだが、それが見当たらない…。「たしか、このビルだったんだけれど…」という記憶をたどるが、書店はワンフロアのみ。それで、交番に入って尋ねてみると、「あっ、その書店はなくなりましたよ! で、今はあのビル!」と、先ほど私があたりをつけたビルをお巡りさんが指さした! あぁ、やっぱり…。時代の流れを感じた次第。

それで、「同行者」と私の本探しは終わるハズだった。が、「横浜のダイエーに入っている書店、あそこはマンガの品揃えが良い!」ということを思い出し、帰りに寄ってみた。が…。

プッチンプリン3種!皿の上にあけてみると…今回、「同行者」が面白いものを持ってきてくれた。おなじみのグリコ プッチンプリンであるが、左の写真をクリックして拡大すればおわかりと思う。通常版より大きなBigというものは良くスーパーやコンビニで見かけるが、「同行者」が持ってきてくれたのはそれより更にデカイHappyというサイズのもの! 通常版の内容量は78g、Bigが176gであるのに対し、Happyは400gである! つまり、Happyは通常版の5倍、Bigの2.3倍もあるのだ! いやぁ、これはスゴイ! スゴ過ぎる!

この、超ビッグなプリンを食べ、今日という日が終わろうとしている。何だかなぁ…。


2月26日(月)

例によって例のごとく、仕事のある「同行者」は新幹線で静岡へ帰っていった。そして、例によって例のごとく、私は新横浜まで「同行者」を見送りに行った。帰り、これまた例のごとく東神奈川の喫茶店でモーニングセットのおにぎり(味噌汁付き)を食してきた。

喫茶店に入る前、バスターミナルに隣接するみずほ銀行の出張所(ATM)で口座に入金しようと思ったのだが、入金取扱時間が8:45からだったらしく(私が出張所に入ったのが8:42)、ATMの「預け入れ」表示が点灯していなかった。それで、8:45まで3分間じっと待つことにしたのだが、出金もせず、ただボ〜ッとATMの前で立っていて “不審者” と思われるのもイヤなので、数枚のキャッシュカードで残高照会をしつつ時間を潰した。そして、「預け入れ」表示が点灯したと同時に入金する。

メールチェックのついでにWebのチェックをしていた際、Yahoo! JAPANのクイズページのバックナンバーに、「おっ、これは私の講義のネタにピッタリ!」という “現象” を見た。「フルマラソンが42.195kmになったのは、マラトンの戦いで勝利を報告するために走った距離が、42.195kmだったから。○? ×?」という問題があったのだが…。正解は、次のように書かれていた。

これは、私も良く知っている問題だった。が、おそらく不正解者だろう、この設問にケチをつけるコメントが多数見られた。しかし、自分が誤った知識を身に付けていたことを棚に上げ、「問題が悪い」とか「俗説」「諸説あるのだから、何が正解とは言えない」などというのは明らかにおかしい。それと、「フルマラソンが42.195kmになったのは…」とあるのだから、当然「公式ルールとして距離が42.195kmになったのは…」という解釈をするのは当然だろう(さらに、兵士が実際に走った距離を測定するのは、かつての技術では無理だろう)。それに難癖つけるのは、自分の無知や無能ぶりを認めようとしない、国語力が低い上に “根拠のない有能感” の持ち主であるとしか思えない。もし誰かが責められるべきであるならば、それは、彼らに間違った誤った知識を与えた人物か、あるいは誤った知識を「正しい」と信じ続けていた本人たちであろう。

こういう輩が、アチコチで増えている。誤りを「誤り」として認めず、謝ることもしないのだから、本当にタチが悪い。

昼前、某出講先から書類が届いた。次年度の「講義担当科目」と「使用教室」の最終確認である。まだ2月であるが、「いよいよ…」という感じがしてくる。ただ、開講時期が変更になった科目もあり、教室内の “交通整理” をどうすれば良いか、今から考えておかないと…。

ユナイテッド航空のマイレージが、やっと2万マイルに到達した。以前、3万マイルを使って成田〜ソウルの往復をしたので(それも、ビジネスクラス!)、その時点でマイルをほとんど使い切ってしまい、集め直しとなった。3万マイル使った時は、別にビジネスクラスに乗りたかったワケではなかった。エコノミークラスの空席が無く、やむを得ずビジネスクラスとなっただけである。「年末年始に行けなかったから、新年度に入る前にソウルに…」という想いが強まってくる。現在はスターアライアンスのルールが変更になっていて、ユナイテッド航空以外の会社の無料航空券に交換することも出来る。私は以前、ユナイテッド航空一辺倒であったが、最近はアシアナ航空をよく利用している。国内線なら全日空。アシアナ航空も全日空もスターアライアンスのメンバーなので、ユナイテッド航空以外の会社でマイルを獲得し続けてきた。加えて、マイレージカードがクレジットカードと一体化されているので、買い物でもマイルがたまる。さて、行くなら行くで、いつにするか? で、今回行くとしたら、あまりフィールドワークだのデータ蒐集だのということにとらわれず、気分転換を中心に考えたい…と思うのだが、性格上ちょっと無理そうである。

昼過ぎ、人間の科学社に久々の電話。群発性頭痛でにっちもさっちもいかなかったことを伝え、原稿執筆の遅れを侘び、次年度の出講予定を後日FAXする旨を話し、(最後のデータ蒐集のために)韓国に出向くかも知れないという話をした。

昼食をとり、『補強版ストレス・スパイラル』のまだ誤植が残っている箇所を探し出す。通常の体調であれば問題ないが、今はまだ万全ではないので、おそらく見落とし箇所があるかもしれない。しかし、何か作業をしておかないと、新年度に間に合わない。

今日は、映画界最大のイベント、第79回米アカデミー賞の授賞式。助演女優賞では「49年ぶりに日本人女優が受賞か?」と話題の菊地凛子がノミネートされていたが、受賞を逃した。助演女優賞は、前哨戦を総なめし、下馬評でも最有力とされていた、『ドリームガールズ』のジェニファー・ハドソンだった。出来レースじゃないか?! 今回、日本(人)がらみの作品は、ことごとく受賞を逃したみたいである。ただ、やはりノミネートされたことは、評価に値することであろう。

しかし、日本のマスコミの報道は、いつも「過剰」「過熱」という表現がふさわしいほど。そして、何か本質をはき違えている…。トリノ・オリンピックの上村愛子の報道も、本質から外れていた。「コークスクリューが決まれば、優勝も!?」などと数ヶ月に亘って報道し続けてきた日本のマスコミ…。技は見事に決まったが、タイムやターンの点が伸びず、結局5位…。入賞こそしたが、メダルにも届かなかった上村愛子のことを、マスコミは何もなかったかのように翌日からきれいに忘れ去った。

最近、ドラマやアニメを、再放送を含めてよく見るようになって、それで “今さらながら” 気が付いたことがある。主題歌とドラマの内容に、全く接点がない! 単に曲をヒットさせたいアーティスト陣営と、ドラマやアニメの数字(視聴率)が欲しいテレビ局の思惑が一致するだけではないのか? タイアップによる相乗効果ねらい? いつからだろう? そういえば、某バスケットボール系のマンガ(あえて、こんな回りくどい言い方をする)がアニメ化された時、その当時 “飛ぶ鳥を落とす勢い” だった女声アーティストの歌う主題歌(その曲の間奏で、何やらコーラスが歌っている部分が話題になった…のを覚えている)が、内容と全く関係ないものだったのに違和感を覚えたことがあったが…。あの頃からかなぁ…。

某県知事の自宅に、2人の女声が宿泊した…ということを週刊誌が報じた一件を受け、某県議会でそれがただされていた。週刊誌としては、人の足を引っ張ろうが、それで県政や本人の将来に暗い影を落とそうが、雑誌が売れればよいのだろうか? それと、この記事をもとに知事を追及する県議会の議員…。ただでさえ、前知事は談合で逮捕され、鳥インフルエンザや財政難で大変な県政の現状を思うに、そんな話をする余裕などないような気がするのだが…。知事の不祥事を取り上げて、本人はヒーロー気分か? 「議会が、さらに県政のダメージを拡げてどうするんだ?」というのが、ニュース報道を見て私が最初に思ったことである。日本の政治家には、状況(情況)判断の出来ない輩が多いような気がする。もし、議会でこの話題を取り上げるなら、「あなたは、ダーティなイメージしかないので、知事を辞めていただきたい!」くらいの啖呵を切れ! しかし、相手は全日本的に注目されている知事。それをしたら、今度は自分の議員人生が…などと考えたのだろうか? だとしたら、こんな議員こそがダーティだ! そして、この地方議会でのやり取りの全国版が、国会! これ以上は、あえて述べない。

私がこの件で(県議会議員から)アドバイスを求められたら、「週刊誌を相手に、記事の真偽をただしてみたら?」と答えるだろう。そうやって、県政を護る行動も必要なのでは? 非建設的な足の引っ張り合いだらけ…。どこの世界も同じだ。


2月27日(火)

今、2月なので、明日が晦日となる。よって、今月は今日を含めて残り2日…ということになるし、「月末払い」というのも明日の話となる。2月生まれの私であるが、よく2月には「月末払い」を間違えそうになり、慌てることもしばしばである。

昨年12月に、早稲田でパステル画の三人展を開かれた川上博子先生から、「パステル画の教室に来てみませんか?」とお誘いを受けていた。私自身、絵心はないものの、絵画には興味があり、幼い頃に5年ほど絵を習っていたので(おしゃべりばかりしていたので全然上達しなかったが…)、未知なる世界に挑戦しようと思った。それで今日、杉並区のあんさんぶる荻窪で14時半から開かれたパステル教室に顔を出した。今日の生徒は、私を入れて5名。そして、そのうち3名は、昨年末の三人展のメンバー。指導してくださる矢崎先生は、初心者の私にも良くわかるよう、丁寧に指導してくださった。

矢崎先生が簡単に私を紹介してくださった後、「今日は、梅と沈丁花を描きましょう!」と、季節の花をテーマに絵を描くことを告げる。が、要領のわからない私…。脱脂綿とテープとハガキ大の紙を受け取り、パステルをお借りし、とりあえず紙を下敷きにテープで固定する。

そして、先生のおっしゃる通りに色を重ねていった。春の陽射しの「黄」、花の香りの「ピンク」、まだ少し冷たい風の「青」などなど、パステルを脱脂綿にこすりつけて、その脱脂綿で紙に着色すると、重なった部分から “思いがけない色” が見えてきて、楽しくなる。そして、「赤を使って、梅の枝を描く」という段階で、「今日は梅と沈丁花を書くのだから、バランスを考えると…」と、初心者なりに “梅と沈丁花の構図” を考え、位置と大きさを計算しながら梅の枝を描いた。さらに、枝の赤に命の水の「青」を塗り重ねていく…。枝っぽく見えるようになったところで、綿棒を使って梅のつぼみを描き入れた。そして、この時点で “あること” に気付いた私…。「おや、梅が紙の大きさに比べて小さすぎる!」と思い、他の人の作品をのぞき見して愕然とする…。みんな、紙いっぱいに梅の枝を描いているのである! 聞けば、梅と沈丁花は、別々に描くのだという。あぁ、間抜けな空間が右側に空いてしまった! 何だか、小心者がセコセコと描いたような梅の絵が出来てしまった。

しかし、「この(右側の)空間から何かが現れそうで、いいですね!」と、勘違いによって生まれた空間が好評であった。梅のことは誰も触れないが…。

次に、今度こそ間違えないよう構図を考えて沈丁花を描く。沈丁花は、私が大好きな花…。なのに、いざ「描くぞ!」と意気込むと、なかなか思うようにいかない。ここでもまた、矢崎先生のおっしゃる通りに色を重ねてみた。「今度こそ…」と思っているのに、やはり空間が…。それでも、色を重ねる楽しさがわかり、嬉しくなる。

こうして、初めてのパステル教室は終了した。何だか、パステルにハマりそうな私である。

その後、みんなでお茶を飲んで帰ろう…ということになり、荻窪駅近くのレトロな喫茶店に向かった。邪宗門という、北原白秋チックな名前のその喫茶店は、今年で創業51年なのだそう。客席は、小さくて急な階段を上った2階にあるのだが、雰囲気が “これぞ純喫茶” という感じで良かった。おまけに、コーヒーもケーキも、他の喫茶店に比べてかなり安い! それでいて、味は格別! 良い店を教えていただいた。ここでみんなで話をしている際、私が研究メンバーとして参加させていただいた時に得た「小中学生の3分の1程度しか『死んだ人間は生き返らない』と答えることが出来ず、3分の1は『わからない』、さらに3分の1が『生き返る』と答える」というデータの話をしたところ、それを偶然に居合わせたフリーのルポライターさんが聞いていたようで、名刺交換する。ライターさんは、小学生の人権意識などのデータを見つけられずに困っていたところ、私の話が耳に入ってきた…という次第。妙なところで出会いがあるものだ。

18時前に散会となったが、私は家に帰っても食べるものがない上、荻窪に来たのが十数年ぶりということもあり、何か食べて帰ろうと思っていた。そこで、川上先生に「和食の…定食類が食べられるお店、ありませんか?」と尋ね、お店を案内していただいた。そこで私は、しめ鯖を焼いて食すとかなり美味しくなることを知った。脂ののった鯖をしめ、それを焼く…。「また食べたい!」と思った。

以前なら、荻窪から横浜に戻るのは “一苦労” だった。しかし、湘南新宿ラインがある今では、乗換1回で済むので楽である。中央線で新宿に出て、湘南新宿ラインのホームへ移動すると、すぐに逗子行きが入線してきた。退勤時間と重なり、横浜までずっと座れなかったが、やはり楽である。

さて、明日で今月も終わりとなるため、やるべきことがたくさんある…。


2月28日(水)

韓国珍道中久しぶりに、「韓国珍道中」を更新した。「あっ、やっぱり!」という方も、「え〜っ?」という方もいることだろう。だいたい、私が渡韓を決めるのは “突然” である。

年末年始恒例の「韓国珍道中」を諦めてから、「いつ韓国へ行こうか?」と考え続けていたのだが、この度やっとユナイテッド航空のマイルが規定に達したので、ソウルへ行くことにしたのである。すでに、Webで予約の手続きは済ませた。Eチケット扱いなので、あとは領収書をプリントアウトし、当日はパスポートとマイレージカードを空港のカウンターに呈示するだけ。よほどのことがない限り、渡韓するだろう。

例によって例のごとく、今回も宿泊はサボイホテルと決めていて、昨夜のうちに電話で予約済み。久々のユナイテッド航空利用であるため、仁川国際空港の到着が夜(21:40)になってしまう。ホテルには23時頃の到着となるのに、シッカリ1日分の宿泊料金を取られるんだなぁ…と、そんなことを思ってしまった。

日本大使館公報文化院の孔章源(コン・ヂャンウォン)氏と、韓日文化交流会議の李鎭夙(イ・ヂンスク)氏にもメールをしておいた。会えるのかなぁ?…というのが今の心境である。

今回、この日程にしたのは、3月23日に仁川国際空港から金浦国際空港までの空港連絡鉄道が開通するので、それに合わせた…というのも1つの理由。仁川空港が開港(2001年3月29日)して1週間以内に渡韓したことのある私としては(ここから「珍道中」が始まった!)、なんとしても開通したばかりの空港連絡鉄道にも乗ってみたいもの。

もちろん、今年こそ出版しなければいけない「本」の取材もすることになるし、気分転換も…。

さて、今日はまた群発性頭痛に苦しめられた。しかし、今日中に納めなくてはならないものがあったので、夕方に無理やり体を動かして郵便局へ行った。時間的に集配局のような大きな局しか開いていなかったので、横浜中央郵便局へ向かったが、月末ということもあって70人待ち状態! それでも、待ちきれなくて “棄権” した人もかなりいたので、結果的には40人待ちぐらいで済んだ。

外出して、多少体調が落ち着き、食欲も少し戻ってきたのだが、やはり帰宅すると…。ということで、今日の更新はこのくらいで。


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