2006年2月のぼやき
2月1日(水)
今日は、日本大学国際関係学部の試験監督…そして、今年度最後の三島入り。そのため、昨夜から「最終出講日…寝坊はいかん!」と自分に言い聞かせ、早めに就寝した。が、朝になって頭と肩に痛みがあり、薬を飲んで寝られるだけ寝ておいた。その結果、「在来線でのんびり三島へ…」という思いは崩れ去った。そして、寝床から携帯電話(Web)で新幹線の指定席特急券の予約を入れる。この時期、指定席料金は310円であるから、指定席もあまり躊躇わずに購入できる。しかし…、新横浜に到着したこだま号の自由席車両は、どれもみな空席ばかりだった。肌寒くて天気も悪いし(おそらく、頭と肩の痛みは、この天気も一因であると思われる)、「年度最後の出講がこれでは…」と意気消沈気味で大学入りした。
試験監督は、2時限目と4時限目。3時限目が空いているので、「年度最後の三島出講だし、今日の昼は学食での食べ納めをするか!」と意気込んで食堂に入ったが、様子がおかしい。厨房から「すいません、機械の調子が悪くて、ご飯がないんです。麺コーナーだけ(の営業)になります」と言われ、ますます意気消沈…。
ただ、試験監督そのものは無事に済み、その点では救われたような気がした。
すべての業務を終えた後、仲の良い教員で夕食を食べに行った。向かった先は、三島では “超有名” な老舗の鰻屋・元祖うなよしである。三島勤務が決まった9年前の今ごろ、「三島といえば、鰻が有名だよ! うなよしっていう、有名な店があるから、行ってみるといい!」と勧められ、その気になってはいたものの、なかなか店に入るチャンスがなく、行ったところで営業時間外…ということもあった。9年越しの夢が今日かなったのである。メンバーの一人が何度か元祖うなよしに来たことがあり、「ここでは、鰻丼の並盛りでも十分! それから鰻の白むしがお勧めです!」と、いろいろ教えてくれたので、迷うことなく鰻を堪能することが出来た! この時点で、気分は最高潮! 朝の意気消沈はどこへやら…である。
そして、新幹線を使って帰宅した直後、誰かが階段を駆け上がってくるような音がした後、部屋が大きく左右に揺れた。もし、三島から帰途、東海道線を利用していたら、間違いなく途中で電車が運転見合わせをしただろう。朝から昼にかけては良いことがなかったが、運はだんだん私に向いてきたような…。
2月2日(木)
放送局の開設しているホームページには、視聴者が意見を述べられるコーナーがある。たいていの局は、書き込みが「掲載適当」と判断された時のみホームページ上にアップされる。
以前、某放送局の番組を見ていて「ん?」と思える部分があって、書き込みをしたことがある。その番組は、数名の出演者でアチコチの観光スポットを案内する内容。その土地土地にある名物料理店や温泉などのスポットを出演者が “評価” していくのだが、全出演者がそれらを体験できるのではなく、数回ほど「出演者のうち1〜2名は体験できない」というシステムがある。そして、体験できなかった出演者も料理や温泉を “評価” するのである。当然、料理を食べられたり温泉につかったスポット体験者からの “評価” は高くなり、逆に体験できなかった出演者は(見ているだけで不満が募るため)5段階で1や2といった “評価” しか出さない。そして、こともあろうにその “評価” の合計まで算出する…。全員が体験できたスポットと、誰かが体験できなかったスポットとでは、当然 “評価” の合計は異なる。「これは、協力してくれたスポットに失礼なのでは?」と思い、そのことを書き込んでみたのである。
今思うと、テレビを観た人は “評価” なんて笑い飛ばして「魅力的だ!」と思ったスポットには行くのだろうし、私は「余計なお節介」をしただけなのかも知れないが、やはり協力してくれたスポットに対して失礼であると思う。それは、講義終了時に「学生からアンケートを取られる」という俎上にのせられる経験があるからこそ理解できる無念なのかも知れない。そして、私の書き込みは黙殺された。要するに、番組を見て「○○最高!」「面白かったです!」などという書き込みだけがアップされ、いかにも好感触であるかのように情報操作されている…というのが、放送局のホームページなのだと思い知った。
昨日回収した答案用紙を採点する前に、部屋の一部を片づけた。先日、ゴミ4袋分を整理したというのに、まだ2袋分も書類がたまっていたのか…と思うと、いかに自分が整理整頓の出来ていない人間であるかが良くわかる。貯め込むのは簡単だが、それを捨てるのには労力がいるようである。すっかり採点にのぞむ体力を使い切ってしまった私…。
夕方、採点結果の1つを郵便局から書留で返送し、買い物をして帰宅した私は、昨日の鰻パワーがようやく出たのか、一気に昨日回収した110名分の採点を2時間とかからずに終了してしまった。さて、これでしばらく楽になりそう…。
2月3日(金)
38歳として最後の更新である。昨夜はなぜか寝つけず、結果的には徹夜状態となってしまった。こういう時の1時間は、果てしなく長く感じるものである。それで、以前購入したものの一度も再生したことのなかったK-POPのミュージッククリップDVD4枚組を、夜通し再生してみた。韓国のミュージッククリップというのは、有名俳優が結構出演しているのが魅力である。しかし、だいたい内容的に「警察に追われる」「暴力団の組員として命を落とす」「恋人と別れる」などという暗いトーンのものが多い。明るいものもあるにはあるが、それらは一転して “馬鹿っぽい” 感じさえする。かなり「お宝」的な映像も収録されていて、今まで再生もしなかったことが悔やまれた。
韓国珍道中の「同行者」が私の誕生日を祝ってくれるというので、静岡に向かうことになっていた。当初は「午後から」という予定だったが、「同行者」が昨日のうちに「3日は仕事が休みになった」という連絡をくれたので、午前中から静岡入りすることにした。だが、徹夜状態の私、何もすることがなかったので、朝の6時半過ぎに家を出て、横浜中央郵便局で小包と日本大学国際関係学部の採点票(昨日採点したばかり)を郵送する手続きを取り、7:41に横浜を発つ特急東海号に乗り込んだ。そこで静岡まで仮眠を取り、静岡到着前には体調が回復したようであった。
私のメーリングリストでは、私のバースデーイヴを祝ってくれる門下生の投稿もあった。嬉しい限りである。
日付の変わる1時間前、恵方巻を食した。今年の恵方は南南東だということで、コンパスで方位を確認し、昼間のうちに購入しておいた恵方巻を南南東を向きつつ無言で丸かぶりした。が、「同行者」がいちいち私の食べている様子を実況中継するものだから、途中で何度も笑いそうになり、むせるやらご飯粒をこぼすやら喉につかえるやら…で、散々な目に遭ったものである。
さて、明日は1つ歳を取るのだが、だからといって人生に大きな変化があるワケでもないだろうし、私は私でいつものように振る舞うだけだろう。ただ、もう少し責任感を持って行動しようとは思うのだが…。
2月4日(土)
立春…暦の上では春のハズなのだが、気温はとても春を思わせるものではない。が、空は気持ち良いくらいにスカッと晴れ渡っていた。そして…いよいよ私の30代最後の1年がスタートした。今日もメーリングリストや私信などでお祝いのメールをいただいた。有り難い限りである。
が、そんなめでたい日に、私は昼まで寝ていたのである! 昨日、徹夜明けだった私は、サッサと寝ればよいものを深夜2時過ぎまで起きていたため、それで睡眠時間がずれてしまった次第。10時間ぐらいは寝ただろうか、おかげでスッキリした気分が回復した。
そんな条件が整っていたのにもかかわらず、今日は缶酎ハイを買いに数分外出した以外、ずっと室内にいた私…。39歳の初日がこれでは…。先が思いやられる。
2月5日(日)
目覚めて、パソコンを起ち上げ、メールチェックをしていたら、さらにお祝いメールが増えていた(こちらでは、サイト内で私の誕生日を祝福してくれている)。本当に嬉しい限りである。
昨日、夕飯後に「同行者」宅で “バースデーケーキ代わりのホットケーキ” を焼いてもらうことになっていたのだが、夕飯を食べ過ぎてしまい、「では、明日(5日)にしましょう!」ということになった。予定では朝食に…ということだったが、朝は起きられず、結局は昼食に…ということになってしまった。最近、ホットケーキを食べていなかった私だったが、今日の昼だけで数年分(?)のホットケーキを食したことになる。お腹も気分も満足した私であった。
そして夕方、2泊3日お世話になった「同行者」の家族にお礼を述べ、静岡駅へ向かった。19:35に静岡を出発する東京行き直通の東海道線で横浜を目指し、22時半に帰宅した。特急型車両を使用しているので乗り心地は抜群なのだが、どういうわけか暖房の調整がおかしく、いつの間にやら全身汗っかき状態に!? 風邪をひいては大変なので、横浜で下車するまでに体と車内の温度を合わせるように衣服の調整をしたのだが、やはり汗は引くことがなかった。おまけに、大船駅近くのビルに設置されている電光掲示板に気温が「0℃」と表示されているのを見て、さらに気持ちが焦ってしまい…。それでも、無事に帰宅できたのだから、風邪をひくことはないだろう(と思う)。
昨日もそうであったが、39歳になってからというもの、たいしたことをしていないようである。まだ2日しか経っていないとはいえ、このグータラぶりは一体どうしたことだろう?
2月6日(月)
日本体育大学で担当している2科目(5クラス)の合格者発表のため、世田谷(深沢)キャンパスへ出向いた。不合格者には再チャンスを与えることにしていたのだが、どういうワケか発表を見に来るのはほとんど合格者…。10時半前から16時半過ぎまですっと社会科学研究室にいたのだが、「人生も、こんなもんなんだよなぁ…」と思いつつ、ずっと不合格学生の来るのを待っていた。しかし、不合格者はあまり研究室に現れなかった。何だか虚しさが募ってきた。また明後日、日本体育大学へ行くことになるのだが、どうなっていることやら!?
天気予報では「今夜は雪が降る」と言っていた。午後になってからの気温と雲行きが “降雪” を感じさせるに十分なものであった。雪が降る前に帰宅してしまおう…と思い、急いで帰途に就いた。
家に帰ると、郵便ポストがひしめき合っていた。韓国に注文を出していた雑誌が届いていたり、先日インターネットで注文した名刺が届いていたり…と、大きい目の郵便物がたくさんあった。韓国珍道中を終えたとはいえ、まだまだずっと韓国とのつながりは絶えない。ハングル漬けの日々は続くのである! そうしないと、言葉を忘れてしまいそう…。ただ最近、日本語が韓国化してきたりして、言語が怪しくなっているような…。
郵便物をチェックしていると、ドクター今井から連絡が! 一緒に夕飯を食すことになった。よい気分転換になった。
しかし…まだまだ学年末試験の採点は続くのである! まだ私の担当科目の試験そのものが実施されていないところもあり、「じっと我慢の子」なのである(このフレーズ、わかる人はどのくらいいるのだろう?)。
さて、明日はオフ日である。また “寝だめ” しておこうかな。
2月7日(火)
どうしたことか、今日は体調が思わしくなかった。倦怠感が襲ってきて、なかなかフトンから出られなかった。しかし、一日ずっとフトンで過ごすことは出来ないので、夕方までには思い切って起きあがった。
「そう言えば昨日、かんぴょうの海苔巻きを買って、冷蔵庫に入れておいたような…」ということを思い出し、賞味期限を確認した。ラベルには「6日23時」とあった。すでに15時間以上も賞味期限を過ぎていたが、捨てるのはもったいないし、海苔巻きを作った方々に無礼だと思い、何とか期限切れの海苔巻きを食べる方法を考えた。そして、「火にかければ食べられるのでは?」と思いつき、チキンコンソメでダシを取り、そこに海苔巻きをすべて投入! このままだと酢の酸味が強いので、生姜(チューブ式)と醤油で味を調え、寿司雑炊のようなものを作ってみた。途中でゴマ油を入れてみようかと思ったが、中華風の寿司雑炊というものが成立するのか不安だったので、塩コショウもせず、シンプルに調理した。最初、湯気が酸っぱくて少々むせたが、練りわさびを加えると味がさらに調い、なかなかイケた! 食べ物をムダにすることなく消費できて、良かった…。
夜、インターネットの音楽配信サイトで、7曲ほどダウンロードした。最近はCDを購入しなくとも、こういうサイトで1曲単位…それも150円から200円程度で購入できる。だから、気に入った曲だけをダウンロードし、自分なりに編集して聴くことが出来る。新しい曲も旧い曲も、好きな曲を選んでダウンロード出来る上、インターネット配信のみの楽曲もあるのが魅力であるが、こういう傾向が強くなると、韓国のようにCDが売れなくなり、CDショップが次々に閉店してしまうのでは…。そう考えると、何となく切ない想いがする。
さて、明日もまた日本体育大学に出向いて、救済措置の続きと単位確定をしなくてはならない。果たして、不合格のまま成績保留状態の4年生は今日、研究室で課題を聞いたのだろうか?
2月8日(水)
昨日の体調不良を引きずったまま、朝を迎えた。午前中は頭痛緩和に手間取り、なかなか外出の準備が出来ずにいた。が、今日も日本体育大学の社会科学研究室に行かなくてはならないので、とにかく酸素吸入だの何だのをして、家を出た。
12時半前、社会科学研究室に入る。すると、今日の正午締切のレポートが目の前に! 4年生は1人を除いてレポート課題の再提出を済ませており、1年生も8名ほどが “再チャンス” に挑んだようであった。が、問題は「不合格であることを確認もせず、レポート課題の再提出もしていない4年生」が1人いたことである。そこで、その学生の携帯電話に連絡を入れてもらったのだが、応答せず。本来なら「有無をも言わさず不合格!」となるのだが、科目ごとに “流儀” は違う。ところが、何度連絡を入れても応答がない…。そこで、その学生の所属している部活を調べたところ、別の研究室の助手さんにその部のOBがいたので、メールを入れてもらうことにした。すると、数十分後、当該学生が血相を変えて現れた。その背後に例の助手さん…。別の研究室にも迷惑をかけてしまったが、とりあえず私の責務は一段落した。
採点業務を終えたら、整形外科に寄って帰るつもりだったのだが、上記のようなハプニングがあって、通院を諦めた。諦めたのに、横浜まで東横線で向かい、書店に寄って雑誌を購入し、夕飯の食材を仕入れて帰途に就いた。
帰宅して、テレビをつけた途端、「フ○テレビの若手アナウンサーって、馬鹿ばっかりだなぁ!」という感想を持つに至った。彼らは、本当に大学を卒業しているのだろうか? だとしたら、今の大学教育のレベルがあまりにも低いことになる。そして、その大学教育の一部を担当している私…。一気に気持ちが萎えてきた。合格基準に達していなくても、最終的には強引に “卒業させられる” 学生がいるもんなぁ…。悲しい限りである。
2月9日(木)
今日はオフだったので、昨夜は夜更かししていた。そして早朝、夢の国の私を現実に戻す呼び鈴…。郵便が来たのである。内容物は「レポート課題」である。よりにもよって、提出を大学にではなく私の自宅に送りつけてくるとは!? 実は昨日、この送り主に電話をして、レポートを早く提出するように伝えたのだが、「今朝、明日の朝に着くように郵送しました」という返事だったため、大学で預かってもらうようにお願いしておいたところ、送り先が私の自宅…。住所を教えた人物はわかっているのだが、どうも個人情報保護という概念が欠けているように思えてならない。
レポートを受け取り、「レポートは自宅に届きました!」という連絡を大学に入れて、そのまま再びフトンの中へ…。
昼過ぎ、フトンから起きて、昼食代わりにパンをトーストした。それを食べながらニュースのチェック。研究や講義のネタになりそうなものは、昨夜のうちにインターネットで見つけてPDFファイルにしておいたので、軽く流す。それから、もしかするかも担当するかも知れない日本大学国際関係学部のエクステンション講座のシラバスを作成する。昨年のテーマでは受講したいという意欲をかき立てないのだろう。ちょっと内容をいじり、タイトルもいじり、“それなりに” 思わせぶりな内容のシラバスを考えた。
一日を部屋の中でだけ過ごすのがイヤになり、とりあえず出掛けてみた。とはいえ、吉田整形外科でリハビリを受ける必要があったので、出掛けるべくして出掛けたような部分もある。左肘の痛みは、ピーク時に比べると “かなり” 和らいでいるので、このまま完治してくれることを願うのみである。
治療後、急にカレーが食べたくなり、いつも立ち寄るスタンドカレー店でポークカレーを注文し、トッピングサービス券でコロッケを追加する。カレーは和食ではないのに、立派な国民食…。給食の一番人気もカレーだという話を、どこかで聞いたことがある。恐るべし、カレーライス!?
明日(現地時間)からトリノ冬季オリンピックである。マスコミでは大いに盛り上がっているが、世間が同様に盛り上がっているようには思えない。この温度差はどうしたことだろう?
2月10日(金)
先週末(金曜日)、インターネットで名刺の注文ができるサイトを見つけた。ウェブ上で校正もでき、完成状態を確認することもできる。デザインも色選べて、さらに質も良い! 2回の校正を行ったが、月曜日には郵便で自宅に届いていた…。迅速さにも満足したのだが、その代金を支払えず、今日は何としても振込をしなくてはならなかった。クレジットカード決済はできないが、名刺の出来上がりとサービスの良さ、迅速さを考えると、「次回もまた、お願いしよう!」という気持ちになる。…と、ちょっと宣伝を!
またもや、体の調子が思わしくないために夕方前までフトンの中…という有様。鈍い頭痛が続いているのが気にかかる。しかし、あれこれ雑用があるので、今日も出掛けなくてはならなかった。
不思議と、思い切ってフトンから起きて、食事をしたり外出したりすると、なぜか体調が思わしくなかったことなど忘れてしまう。そして、そこでオーバーペース状態となり…と、妙なスパイラルに陥るのが関の山。
そんなことに気を付けて、今日はなるべく無理に歩かず、電車を利用して横浜に出た。郵便局で振込と郵便の手続きをした後、洗濯用の漂白剤と柔軟剤、それと湿布などを購入した。それから、明日開催される「第2回アロマ会」(第1回は昨年12月)のため、手みやげ(のようなもの)を購入しにある店に入った。そこで、夕飯の食材も一緒に調達し、会計時に「このお菓子は包装してください」とお願いした。番号札を渡され、包装の場所に行くと、店員さんが元気よく「バレンタイン用ですね?」と聞いてきた。オイオイ…。いくらなんでも、自分のためにバレンタインのお菓子を買うかよ?…と心の中でツッコミつつ、「いえ、違います」と冷静を装って答えた私であった。今の時期、包装時に「バレンタイン用ですね?」と聞くようなマニュアルがあるのだろうが、男の私に聞くのはどうしたものだろう? 一瞬のうちに店内の注目を集めた私…ちょっと恥ずかしかった。
相変わらず、マスコミ主導(扇動?)で過熱気味のトリノ冬季オリンピックであるが、日本時間では日付が変わって明日の夜中に開会する。多分、始まってしまえばそれなりの関心を国民も寄せるのだろうが…。
2月11日(祝)
1999年と2000年の2月11日は、香港に滞在していた。どういうわけか、これらの年は(偶然にも)同一日程で香港人の友人を訪ねて、エネルギーをもらっていた。おまけに、1999年には九龍(カオルーン)地区の旺角(モンコック)でライヴまで敢行し、ライヴ後に油麻地(ヤウマアテイ)の屋台で大食事会! この香港ライヴの次のライヴがミュージシャンとして最後のステージになったので、意味深いものがある。ただ、あの時と同じメンバーで香港へ行くことは絶対にない。一緒に行くつもりもないし…。人間関係の本質を見つめ直す旅になった…という点では “かなり” 意義ある(想い出の)土地である。とはいえ、ビクトリア・ピークから見た百万ドルの夜景の美しさには、何の能書きも述べるまでもなく感動が続いている。
今日は「第2回アロマ会」が、三島での同僚の家で開催された。前回はリラックス系のバスソルトを作ったが、今回は肩こり腰痛のアロマオイルを作った。肩こりや腰痛というのは決して喜ばしいものではないが、自分で作ったアロマオイルで処置をするというのは、ちょっとワクワクする! また次回を楽しみにしている次第である。
その後、お茶を飲みながらあれこれお喋りをし、焼肉会へ移動! その途中で白銀台にある某有名チョコレート店に寄った。ここのチョコレートはお世辞抜きに美味しいのである! アロマ会が近所で行われたので立ち寄ることにしたのだが、時期が時期だけに(バレンタインデーが迫っているせいか)店の前に長い行列が出来ていた! どのくらい待てばよいのかわからないので、とりあえず並んでみた。が、なかなか前に進まない…。それで、チョコレートを買うメンバーは並び続け、そうでないメンバーは先に集合場所の恵比寿駅へ移動してもらった。1時間近く並んだだろうか、やっと店内に入れたのだが、時すでに遅し…。完全に焼肉会には遅刻決定と相成った。
チョコレート組(とは言っても、私を含めて2人だが)はタクシーで焼肉会の会場へ向かい、15分遅れで合流。「焼肉会だけ参加」という人が多かったので、ちょっとにぎやかな会となった。急きょ焼肉会だけ私が幹事を請け負ったのだが、昨日から「焼肉だけ、○名追加です!」というメールが私のもとに続々と着信し、昨日の夕方から何度もお店(炭火焼肉トラジ本店)に “予約人数変更” の電話を入れ直すハメに…。電話するたびに店員さんから「大丈夫ですよ!」と言われつつも、「神経質な人だなぁ…などと思われていないだろうか?」とちょっと恥ずかしい思いがした。トラジ本店には行ったことがなく、今日が初入店なのだが、「入店前から有名人になっているのでは?」というメンバーの一言…。で、幹事が遅刻するというオチまでついた。
そんなハプニングを乗り越え(?)、焼肉会の2時間はあっという間に過ぎていった。焼肉もマッコリも美味しかったが、チョルパン鍋が最高だった。「また行きたい」と、素直に思った。
さぁ、早速今夜から、アロマオイルで肩こり&腰痛を癒すぞ!
2月12日(日)
何だかんだと言いつつも、オリンピックが始まれば競技結果が気になるもの。テレビでノルディックスキー・ジャンプの個人ノーマルヒルを見ていたら、おそらくこれが最後のオリンピック出場であろう原田雅彦選手が調子よく飛んでいた。「これは、もしかして…?!」という期待を抱いたが、急に原田選手の名前が記録ボードから消えたのでどうしたのかと思いきや、「規定より長いスキーを使用した」という理由で失格したらしい。何とも残念な話である(この件は早速、掲示板サイトなどで非難囂々状態!)。
開会前から話題騒然の女子モーグルの予選を夜中(JST=日本時間)に見ていたらドキドキしてきて、明け方(JST)の決勝まで見たくなってしまった。日本人選手はメダルには手が届かなかったものの(上村愛子が最後までメダル争いに食い込んでいたが…)大技も決まっていたし(ポイントとしてはあまり加点されなくて残念!)、予想通り(期待通り)の活躍をしたと言っても良いだろう。
しかし、オリンピックは西洋生まれの競技が主体であるから、日本人は体型的(体質的)な面でハンデを背負っているように思える。それでも果敢に競技に挑む姿は清々しい(実況アナウンサーが「メダル!」を連呼するのが虚しく聞こえるが…)。そんなことを感じつつ、まず就寝…。
昼過ぎに起きて、昼食をとり、メールチェックや諸々の雑用をしながらテレビをつけた。今日のオリンピック中継の目玉は、スノーボード男子ハーフパイプだろう。が、繰り出した大技に大した加点もなく、全員予選落ち。「兄妹でメダル!」だとか「金以外のメダルだったら要らない!」などと豪語していた選手たちの姿が小さく見える。どういうわけか、スノーボードの選手の中には「礼儀(マナー)をもっと身に付けたほうが…」と思わずにいられない者も(男女問わず)いるようで、見苦しく思う。オリンピックで、クラブのイベントのようにはしゃぎまくっている選手もいて、情けない限り。子どもの頃から注目され、チヤホヤされ、「とにかく技を身に付ければ…」「とにかく強くなれば…」ということで育ってしまった彼らに「礼儀をわきまえなさい(慎みなさい)」と願うのは、私だけではあるまい。逆に、「子どもが立派」ということで “勘違いした親” もいて、子どもの威光でテレビのバラエティ番組に出ていたり、偉そうなコメントを述べたり、遊びまくったり…と、どういうわけか最近の日本のスポーツ界には礼儀(マナー)の部分でイヤな報道が目立つ。
それとは別に、日本人選手が得意とする技が「ルール改正」の名のもとに禁止されているような今日この頃。私が日本人だからそう思えるだけなのかも知れないが、国際的な競技会を見ていて「どう考えても、日本不利に出来ているんじゃないか?」と思える条件ばかりが目立つ。日本が馬鹿にされているのか? 甘く見られているのか? 悔しい限りである。
昨日の産経新聞1面の見出し「眠れない夜が始まる」が、私にとっても本当のものになってきた。しかし、毎晩夜更かしするワケにもいかないので、競技を選んで見ることにしよう。
全く話は変わるが…我が家の周辺はネコが多い。そのほとんどが “ノラネコ” である。いじめられた痕のあるネコもいて、痛々しい。極端なまでに人間を恐れているネコもいる。ちょっとずつ暖かくなってきたものの、まだまだ外は寒い。体を寄せ合っているネコもいれば、1匹で寒そうにしているネコもいて、「部屋に入れてあげたい」「餌をあげたい」という衝動にかられるが、果たして外ネコに餌を与えたり部屋に入れるのが本当に彼ら(ネコたち)にとって幸せなのか…と考えると、そっとしておく以外に方法がない。餌をもらうことを覚えてしまうと、他の人にも迷惑がかかってしまうし、部屋に入れたら再び外に出られなくなるのではないか…とか、いろいろなことを考えてしまうのである。
2月13日(月)
勝てば官軍、負ければ賊軍…と、そんな言葉が頭を過ぎりながら、オリンピックを見ている。掲示板サイトで非難されている選手たちも、メダルを取ったら “言われ方” も変わったのだろう。日本人選手も、世界の強豪を相手に善戦していると私は思う(例のスノボを除いて)。
選手たちに「紳士・淑女的に振る舞え!」とは言わないが、せめて審判団や観客、他の選手たちに敬意を払う態度を見せたほうが良かったと思う。昔の日本人は「おとなしい」「社交的でない」「表情が豊かではない」と言われたが、だからといって “あの” 兄妹スノボ選手のように奇声を上げたりヒップホップする必要はないハズで、それらの行為がかえって日本人のイメージを改悪しているような気がする。アメリカナイズあるいはヨーロピアナイズすることと “奇声” やヒップホップは次元が違いすぎる。マスコミにチヤホヤされ、それがために周囲もチヤホヤし、「何でもあり!」的に物事を判断してしまう選手もいる…。仮に、どんなに良い結果を残しても、これでは態度で台無し感がある。結果が出ていないのだから尚更である。
そして、その傾向は特にマスコミに現れる…。今まで注目していた選手が不甲斐なく、ノーマークの選手が活躍するや、掌をころっと返したかのように対応が変わる。今まで大した取材もしていないのに、過去の映像をつぎはぎして、いかにも「以前から注目していた!」的に番組を編成する…。
それと、近年のオリンピックの中継が「バラエティ化」していて、何とも腹立たしい。NHK以外、競技知識の全くないタレントをレポーターとして起用して、「視聴率稼ぎ」「イベント化」しているのが見え見えである。そして、そのタレントに群がる日本人選手の情けなさ…。さらに、マスコミに煽られてタレント気取りの選手、勘違い選手…ボロボロである。そして、NHKも含めて全ての局で、オリンピックと縁もゆかりもないアーティストにテーマ曲を依頼する…。「メダル、メダル!」などとは言いたくないが、こんな状態で日本人選手にメダルを期待するのは無理があるのでは? オリンピック前にはマスコミが特定の選手にスポットライトを当て、全面バックアップのような態度をとりながら、結果が出ないと “非難” に回る変わり身の早さ。以前私は、日本のマスコミに見られるポリシーの無さを非難したことがあるが、こういう状態では、スポーツだけではなく何をやっても諸外国に勝てるワケがない! 同じアジア人である韓国や中国と比べてみると、マスコミや選手の対応は日本のようなおちゃらけ感を感じない。真摯さが伝わってくる。世界に注目されるというのはどういう意味なのか、理解しているのだろう。
例えば…、スキー競技に関してタレントレポーターに「決勝に進めるカギは何でしょうか?」と聞く番組の構成も問題有りだが、「そうですね…ミスなく滑ることがカギでしょうね!」と当たり前すぎることを平然と述べたタレントレポーターにも問題有りで、さらに「そうですか…ありがとうございます!」と番組を平然と進める司会のコメントも問題有りである。
「○○が決まればメダル確実!」という報道を何ヶ月も聞かされたが、それは日本国内レベルの話でしかなかった。マスコミが何度も何度も煽っていたその技が、審査全体におけるポイント比重が低いことも報じず、国民を落胆させたのみでなく、海外の選手がどういう攻め方をしてくるのかを取材せず、特定選手の特定の技…それも主観で「メダル確実」と言い切った日本のマスコミは「井の中の蛙大海を知らず」だろう。
それにしても…何が「キタ――――――――っ!」だ!? 何が「おっは――――――――!」だ!? 応援席でも日本人選手の印象を悪くするようなハシャギぶり…腹立たしい。「メダル確実!」と言われて気を引き締める選手と、浮かれた選手の違いかも? 学歴云々は言いたくないが、本件においては比例しているような感じがする。勉強云々ではなく、人間関係を学ぶ場数が必要だと言いたいだけである。
非国民と思われてしまうかも知れないが、私は今回のオリンピックで日本にメダルがもたらされないほうが良いのではないか…と思っている。あるいは、ノーマークだった選手だけがメダルを獲得するとか…。マスコミも、選手も、JOCも、そういう現実を目の当たりにしなければ、諸外国と渡り歩けるだけのレベルには達しないような気がするのである。
ショートトラック男子1500メートルで、アメリカの “あの” アポロ・オーノがやってくれた! 彼は前回のソルトレーク大会で “演技力の素晴らしさ” で韓国人選手を失格に追いやり、メダルの色を銀から金に塗り替えた過去がある。スポーツマンとして、それ以前に人間として、決して許されることではない! それで今回、思ってはいけないことなのだが、アポロ・オーノの予選敗退を心から望んでしまった。そして、準決勝で自らバランスを崩すという大技をやってのけた。今回のオリンピックはVTR照会があるので、もう演技力では何ともならない。ちなみに、前回のオリンピックでは、日本の寺尾選手が、転倒事故と何の関係もないのに失格にされたことがある。前回からVTR照会があれば、寺尾もメダルが狙えたはずだし、アポロ・オーノは銀メダルに終わったはずである。さらに今回、アポロ・オーノは順位決定戦ではスタートラインに集合していないという大失態! 韓国ではどう報道されたのだろう? その勢いのまま、今回は金メダルと銀メダルを韓国人選手が獲得した。韓国人の「4年間の憤り」が、これで少しでも癒えたら…と願う。
オリンピックでこんなに「ぼやき」ネタがあるとは思わなかった…。ただ、「ぼやき」にも程度の問題があるので、トーンを抑えないと…。
2月14日(火)
引くに引けなくなったのか、日本のマスコミは今なお “あの” スノボ兄妹を特別扱いしているようである。あるメディアで「国の代表というのであれば、せめてスノボ選手のウェアは統一するべきだ。他国に比べ、日本人選手はどうみてもオリンピックの最中に遊びに来たような感じがする。特に○○選手の場合、そのハデなウェアは遊び人そのもの」というコメントがあった。言い得て妙といった感じである。「オリンピック選手イコール国の代表」という図式のない選手の場合、オリンピック出場を自身のステイタスに使いたがる。そして、「国のためとかそういうことではなく、自分のために戦います!」などと堂々とコメントしている選手を見るたびに、「誰か、基礎から教育してやれ!」と思ってしまう。こういう発想を本人たちは「誰にも拘束されない、自分流の生き方」と思っているのだろうが、見る人が見ればただの「わがままで協調性のない人」という評価しかされない。個人のために戦う選手を、私はどうしても心から応援する気になれない。そういう選手が好成績を残したければ、それなりの大会に出場すれば良いだけの話である。
マスコミが「メダル確実!」などと報じている選手および競技でメダルが取れていない…。そればかりか、決して多いとはいえないメダル有望競技においてさえ、日本はメダルが取れていない…。私は特にメダルにこだわりなく競技を見ているのだが、それにしてもマスコミは何を根拠に「確実」と言い切ったのか、そこのところを説明してもらいたいものだ。「メダル確実!」という表現は間違っている。「メダル有望!」で通せば良かっただけの話である。それと、パフォーマンスやルックス重視で注目選手を決めているのだろうか、そう思わざるを得ないような報道ばかりが目立つ。いやいや、日本人が全体的にそういう状態なのだろう。
とはいえ、スピードスケート男子500メートルは、本当に「あと一歩で表彰台!」というところまでいっていただけに、メダルにこだわりなくTV観戦していた私も「ちょっと惜しかったなぁ…」と思ってしまったほど。こういう選手たちのみが「世界レベル」と呼ばれるべきではないだろうか?
オリンピックに批判的な「ぼやき」しか述べていないので、私がオリンピック嫌いのように思われるかも知れないが、期待している(楽しみにしている)競技もある。それはカーリング! 男子は出場がかなわなかったが、女子は相変わらずの実力派揃い! 今日の予選(対ロシア)は惜敗してしまったようだが、今後の活躍を待つことにしよう。
オリンピックとは関係ないが、健康食品ネタを…。「アガリクス」と言えば、ガンの予防効果があるという健康食品である。それが、キリンの子会社の販売しているアガリクスに発ガン促進作用があるということが厚生労働省によって発表された。キリンの子会社は商品の自主回収と販売停止の措置を取っているらしいが、他社も風評被害が出たりして大変だろう。メーカーが違っても、「アガリクス」そのものの信頼性に問題が出てきそうである。それにしても、「ガンの予防」のために飲んだものが「ガンを促進」するとは…。
夕方、日本大学医学部附属看護専門学校の終講試験が宅配便で届いた。さて、また採点…!? この宅配便の到着まで外出も出来なかった(しなかった)私であるが、届いたからといってすぐに採点に入らず、内容を確認してすぐ今井医院へ。考えたら、今月はまだ今井医院へは行っていなかった。ドクター今井からメールが届き、薬がなくなりかけているのに気付いた次第である。一旦帰宅した後、ドクター今井と夕飯。ビールで良い気分になってしまったので、採点を明日に回すことに…。
2月15日(水)
韓国に注文を出していた「青燕」のポスターが届いた。あまり興行的に受け入れられずに上映して数週間で打ち切りを決めた映画館が続出してしまった「青燕」であったが、話題は上々で、どの上映回も売り切れ状態だったのも事実で、さらに私に様々な研究ネタを提供してくれたという点でも評価される映画だったと思う。この映画と出会って、日韓関係の研究において今までとは方向性の違う(立体的…と言えばよいのか)分析が出来そうな気がしたものである。今のところ韓国内でDVD化される予定も、日本で上映される予定もないようだが、再上映を求める動きが韓国であると聞く。「青燕」ゆかりの熱海市で「日韓・青燕フォーラム」などが開かれたら良いのに…と思う。
昨日のスピードスケート男子500メートルに引き続き、女子500メートルも「あと一歩で表彰台!」というところで…。しかし、男子同様に女子選手も世界を相手に堂々と戦ってくれた。ここまでくると、「頑張った選手のためにメダルを!!」という意識が私にも芽生えてくる。国別メダル獲得数に張り合う(こだわる)のではなく…。
日本のマスコミにおける報道の “法則” を、もう1つ見つけた。それは、「競技によっては、日本人選手が出場していても外国人選手を熱烈に応援することがある」というもの。もしかすると、「どうせ、この競技は日本人でメダルを取れそうな選手はいないだろう」という思惑からかも知れないが…。もう少し確固たるポリシーを持ってくれても良いのではないか、日本のマスコミ?!
ここまで「ぼやき」を読み返してみて、ここ数日はオリンピックをそのまま観戦できず、その報道態勢に社会学者的なツッコミを入れすぎているような…いや、社会学者的ではなく、単に非難を述べているだけのような感じがする。ちょっと恥ずかしい。トーンを落とさなくては…。
昨日も暖かな一日だったが、今日も関東地方では20℃くらいまで気温が上がっていた。春がいきなりやって来たような感じである(暦の上では、すでに春ではあるが…)。静岡市では日中の最高気温が24℃、遅れていた梅も開花…と、テレビで報じられていた。暖かくなると気持ちもウキウキしてくるが、今までに降り積もった雪が解け、事故が各地で起きたようである。雪が解けると春が来るというが、いきなり来られても対応できない…。自然に対する人間の非力さを感じる。
さて、そろそろ最後の終講試験採点に入らないと…。
2月16日(木)
競技を終えたオリンピック選手たちが帰国の途についている。しかし、相変わらず “あの” 兄妹のコメントしか放送しないんだなぁ…日本のマスコミ。予選通過選手のコメントを紹介して労をねぎらうべきではないのだろうか? 予選敗退した勘違い選手たちをのさばらせるあたり、やはりマスコミも国民や選手を煽り続けた側だけに引くに引けなくなったのだろう。
次々に日本人選手がイタリア入りする中で、「メダルはいらない。自分の滑りが出来て、それでメダルが取れたら…」とのたまった選手が現れた。一般人が「メダルのことは考えないでいい!」というのならわかる。しかし、選手自身が「メダルはいらない」とのたまってしまうとは!? 「じゃあ、何のために出場するの? その程度の気概しかないあなたのために代表の座を譲り渡さなくてはならなかった選手に、出場の権利を譲ったら?」と言いたい。それとも、メダルが取れなかった時の “保険” をかけたか? この選手の言動にも、常識はずれしている部分が多い。今回のコメントも、謙遜と “ひんしゅく” の区別さえついていない。メダルを目指さない選手を出場させる必要はない! 補欠と交代させるべきではないかなぁ…。この選手も、数年前に(ルックス重視で)かなりマスコミに煽られているから(時間の経過とともに、世間の “アンチ” が大量増殖されてしまったが)、例の兄妹と似たところがある。「国の代表」という意識のない日本人選手が大量選出されているトリノ冬季オリンピック! 知識のないタレントで視聴率を稼ぐトリノ冬季オリンピック! もっぱら、私はNHKで観戦中!
昨夜、手元にある101枚の答案用紙を全て採点した。今日の昼過ぎ、答案と採点票などを封筒に詰め、宅配便の営業所に電話を入れ、家まで荷物を取りに来てもらった。電話してビックリしたことが…。初めてその営業所に電話したのだが、集荷をお願いすると「お客様は○○区○○にお住まいのYoshibei様ですね?」と、私の住所と名前を言ってきたのである。多分、ナンバーディスプレー機能と住所データベースが連動しているのだろう。イタズラ電話してもすぐバレてしまうので、よい子は絶対にイタズラ電話をしないように!
ところが、これで採点のノルマを果たせたワケではない。20名程度の再試験対象者を出してしまったため、まだまだ成績処理が続くのである。今思うと、講義中にもっとキツく受講態度について注意するべきだった。教室の雰囲気そのまま…すなわちマジメに受講している学生の比率と合格率が “ほぼ一致” していたのである。次年度は、もっと厳しく学生管理しなければならないと痛感した。学生たちにとっては、今の私の講義でさえも厳しいと感じているだろう。しかし、かつての門下生たちが今の私の講義を見たら、「えっ? この程度?」というレベルであろう。私自身は “かなり” トーンを落として今年度の講義をしていた。よって、講義をナメてかかる学生もいた。そして、そのような学生が再試験対象者や再履修対象者に回るのであった。どういうトーンで講義に望めば良いのか…難しいところ。
2月17日(金)
スピードスケートのチームパシュートで、女子は準決勝に進出していたので、それに勝てばメダル獲得…というところでカナダに敗れてしまった。ここまでスピードスケートは、「あと一歩!」というところでメダルに手が届かない…。準決勝で敗れた後、3位決定戦に回ったのだが…。
夕方、久々に整形外科で左肘のリハビリ。夕方まで何をしていたのか…というと、韓国で今年からスクリーンクォータ(Screen Quota)制について、ウェブなどで調べていたのである。今年から韓国でのスクリーンクォータ制が縮小されるというので、映画監督や有名俳優たちがデモや集会を開いて反対運動を展開している。そもそもスクリーンクォータは韓国特有のものではないが、韓国では大統領令に基づいた「映画振興法」という行政法として施行されている。デモや集会は「スクリーンクォータ縮小」を食い止めるのに直接的な効果を期待できないが、彼ら(および支持者たち)の心意気は伝わるのだと思われる。しかし、この反対運動が韓国内だけのものではなく、直接・間接を問わず日本へも矛先が向けられていることを忘れてはならない…。
さて、久々のリハビリについてであるが、頸椎牽引は何のハプニングもなく行われたものの、左肘の低周波治療時に「イスが全部使われていて、ベッドなら空いているのですが…」と言われる。「ベッドで低周波治療を受ける」というのは通常なら背中や腰の痛みのある場合で、以前私が腰痛だった頃によく低周波治療をベッドで受けていたものである。しかし、私はベッドに寝る必要がない…しかし、診察終了時間が刻一刻と迫っていたので、ベッドに寝ころぶことにした。肘が痛いだけなのに、ベッドに仰向けになり、タオルケットを掛けられ、左肘にだけ低周波の器機を装着するのは、何とも間抜けなものである。ロボットの修理をしているワケではあるまいし…と自分にツッコミを入れるが、これがなかなか心地良かった。ちょっと昼寝(?)したいような気分になったが、低周波は12分で終わるので、じっと天井を見ながら「スクリーンクォータは、講義でどうやって取り扱おうか?」などと考えつつ、リハビリの終わるのを待った。
一昨日までは春が来たような陽気だったが、昨日からは再び冬に逆戻り…。そのうち花粉が飛散するらしい。気候不順の折、体調管理にはより一層気をつけないと…。
2月19日(日)
久々に群発性頭痛が再発し、昨日はずっとフトンの中でうなされていた。とにかく、文章で説明できないほどの鈍痛が目の奥を襲ってきたのである! このところ安泰だったので気が緩んで、そんなところで再発…。昨夜一度、23時前だったか少し容態が落ち着いてきたので、「空腹では痛みに勝てない!」と思い立ち、何か食べようと起きあがった。買い物に出られなかったので、家にあるのは食パンとレトルトのお粥だけ…。とりあえず、お粥を温めて食したのだが、それでちょっとずつ力が戻ってくるような感触があった。それからテレビを短時間だけ観て、再びフトンの中へ。ここまでは昨日の話。
ところが、日付が変わって未明に目が覚めてしまった。昨日はずっと寝ていたので、それで睡眠は十分だと体が判断したのだろう。オリンピックが気になったので、テレビをつけた。日本女子のカーリングは、優勝候補のカナダを5−2で破ったそうな(ただし、その後の試合でスウェーデンに惜敗してしまった)。その録画放送を観たが、結果がわかっているのにもかかわらず興奮した。そして、そのまま今日は起きてしまおうとパソコンを起ち上げ、同時に洗濯を開始し、昨日全く出来なかったメールのチェックをした。仕事に関するものや知人からのメールなどは1通もなく、来ていたのは…購読している広告メールやメルマガ、そしてSPAMメール…。ガッカリである。
体調も戻っているし、せっかく早起き(?!)したのだから朝食を…「出来たら納豆が食べたい!」と思ったので近所の牛丼屋に行くことにしたが、「お金がもったいない!」と思い直し、コンビニで弁当と納豆、それから昼食用にサラダと飲み物を買い、帰宅した。コンビニ弁当とはいえ朝から米と納豆…力が溢れてきそうな気がした。何だか、こうゆうゆったりした食生活は久々だ! 今までオリンピックでヨーロッパ時間の生活(と言えば格好がつくが、要するに昼夜逆転生活)だったが、群発性頭痛をきっかけに生活を日本時間に戻せそうである。
午前中から、自分の研究と講義のネタとなる(であろう)新概念について、まとめていた。最近は、既存の概念が追加されたり変更されたり、あるいは異なる概念どうしを融合させたり…と、めまぐるしく変化していて、とにかくそれについていくのに必至である。昨夜、体調不良ながらも気になる概念を携帯電話のWeb機能で検索してみたところ、群発性頭痛の苦しみと「早く概念をまとめ上げたい!」という葛藤(?)に苛まれ、今日は体調が戻ったので「何はともあれ、この概念をまとめよう!」と、テレビも観ずにパソコンに向かい、ある時はメモ用紙にラフスケッチしながら、とにかくまとめ上げた。その作業が夕方近くまでかかった。その “新概念” だが、講義か著書で私なりのアレンジを加えて紹介したいので、ここでは詳述を避けるが、国際社会学を語る上でかなり重要となる概念であることに違いない。
そういえば…ひょんなことから私の門下生(とは思いたくない輩)のサイトを見つけてしまった。その管理人が誰なのかはわからないが、私のことは呼び捨てで、さらに「テキストを買わされた」「社会学マジいらねぇよと思ったー」などと人聞きの悪いことが書かれていた。そして、そのサイトを訪ねた別の門下生とBBSで私の講義の話題で盛り上がっていた。一方は私の講義を楽しいと言い、一方は「誰一人として良いと言ってない」と返している。自分の価値観で「誰一人として」などと言われても…。本当に誰一人として言っていないのではなく、その輩の感情と数少ないお友達との合意事項であることはわかっているのだか、それでも腹立たしい限りである。どうやら日大の法学部と看護学校の学生のやりとりのようであるが…。テキストは最初からシラバスにも記載して(指定して)いるし、社会学の開講は私の問題ではなく学校の問題である。私を批判することが大学の批判になっていることに気付かない輩がいると思うと、新年度へのモチベーションは下がる一方(ちなみに、看護学校では「どうして社会学を学ぶ必要があるのか?」を、初回に時間をかけて、国家試験の出題傾向と照らし合わせつつ説明している。それを聞いていなかっただけの話だろう)。文句は直接、私に言えばいい。直接言えない文句なら、自分の胸の内に留めておけばよいものを…。いっそのこと、そのBBSに私も書き込んでやろうかと思ったが、大人げないと思ったのでやめた。
最近は、検索エンジンの性能が良くなって…。「知らぬが仏」とは、まさにこのこと! しかし、そんなことをセコセコとBBSに書き込んでいる輩を相手に講義をしていたのか…と思うと、虚しさが込み上げてくる。ただ、この一件は、十分に講義のネタになる! 社会学的に解説してみようと思い立つと、モチベーションも上がってきたような気がした。まぁ、少なくとも(どのような形であれ)記憶に残る教員であることには間違いないのだ。私の名前は “しっかり” 間違っていたが…。
若者の言葉遣いが乱れている…と良く言われるが、掲示板サイトに限らず、本当にその傾向はあると思う。注意できる相手であれば、不自然ないしは不的確な用法を指摘することも出来るが、テレビの向こうで言葉遣いが乱れていると…。オリンピック代表選手ともあろう者が「アイコは〜」「ミキは〜」などと一人称に自分の名前を使うのは、如何なものだろう? そのうえ、公式インタビューで「めっちゃ悔しいっすよ!」的な発言…。友達どうしの会話なら構わないが…。さすがに、私の門下生たちの中で一人称に自分の名前を使う者はいないが、全体的に違和感を覚えているのは私だけではないだろう。
今、私は「日韓の温度差」について追究しているが、学生と教師の間にある温度差も調べる必要があるのかもしれない。私は教師の立場にも学生の立場にも立った経験があるが、学生のほとんどは教師の立場に立ったことのない者ばかりである。相手の立場を理解する土壌がないとはいえ、歩み寄る姿勢にも乏しい大学生が年々増えているような…。我々だって、今の大学生とおなじくらい…いや、それ以上に過酷な状況をくぐり抜けてきたのである。それに、今と違って出版技術が発達していなかったので、世間的な物価に比べて教科書代の高かったこと…。でも、教科書を買うのは当たり前だと思っていたし、学問のためにお金を使うのを「もったいない」とは思わなかった。目的意識の変遷を「温度差」の概念で解き明かす必要が出てきたのだろうか?
そう考えると、今日は色々なネタが満載(?)の、実に有意義な一日だったのだと思われる。
2月20日(月)
相変わらず、トリノ冬季オリンピックで獲得メダル数0の日本…。選手たちは一生懸命やっているのだが、どうもマスコミが大会前に世間を煽ったツケがここにきて出ているのか、世間が期待過剰になっているせいか、選手たちの活躍が「活躍」に見えていないような部分もあるらしい。そんな中、大会前にほとんど注目されていなかった日本女子のカーリングは、優勝候補のカナダを破っただけではなく、ソルトレーク大会優勝のイギリスまで大差で破り(野球で言うところのコールドゲーム!)、「もしかすると決勝トーナメントも夢ではないのでは…」と、マスコミがまたもや煽りにかかっている。そんな中、NHKのコメントは慎重だった。「上位チームが勝ち数を伸ばすと決勝進出が出来ない…という非常に厳しい状態であることに違いはないのですが、とにかく残り試合の全てに勝つことを目指してください!」という、現状をふまえた応援メッセージ…。こういうのが「適切なコメント」というのではないだろうか。さすが、いろいろな不祥事があったものの、日本を代表する放送局であるプライドは捨てていないらしい。そんな中、今日は地元イタリアとの接戦にも勝利した日本女子カーリング…。
カーリングといえば、長野オリンピックの男子日本代表だった敦賀信人選手のことを思い出す。印象としては、スキップ(指令を与える選手…今回の出場選手で言えば小野寺歩選手)であるのにもかかわらず “孤軍奮闘” しているような感じであった。初めてカーリングを「スゴイ!」と思ったのは、長野オリンピックのアメリカ戦を見ていた時のことだった。もしかするとアメリカに勝てるかも…という思いのまま最終エンドまで見ていたのだが、アメリカのスキップが放った最後のストーンがハウス(氷上に書かれている円形の部分)へ絶妙に入り、日本の第1ストーンとほぼ同じ程度の所でステイ! その瞬間、アメリカチームは勝利を確信して大喜び! しかし、日本チームは何が何だか状態…。計測して、ほんの数センチだけアメリカのストーンが日本のストーンより中心に近いことが判明し、アメリカが勝利。その時の、悔し涙の敦賀選手の姿が印象的だった。
今日は一日中、雨が降っていた。ずっと部屋にいても良かったのだが、肘に貼るスミルテープを薬局で受け取らなくてはならないので(処方箋の有効期限が今日までだったので)、傘をさして少しだけ外出した。いつもなら、整形外科で処方箋を出してもらうと同じビル内の薬局にそのまま行くのだが、よく知っている調剤薬局で一本化してもらったほうが、私の体調を理解してもらえると思い、先週の金曜日はあえて処方箋を家に持ち帰ったのである。
薬局を出て、横浜まで買い物に行こうかと思ったのだが、雨がちょっとひどくなってきたので、早く家に戻ることにした。明日は古紙回収日。先月、先々月と、回収日を間違えて部屋は古新聞と古雑誌で溢れかえっていた。明日は何としてもこれら全部を回収してもらわないと…と思いつつ、「どうやって一人で全て運べばいいのやら?」という物理的な問題が生じてきた。家の前まで回収に来てくれるのではなく、通常のゴミ収集と同じ場所に持ち込まなくてはならない。まず部屋から古紙を出し、それを1階に下ろし、そして運び出す…。我が家の近所には、ゴミ集積場所は4箇所ある。一番近い場所は、部屋からいつもなら15秒で運べるところにある。夜中のうちに…と思ったが、雨が上がらなければ運べないし、その集積場所に行く途中で2箇所、人通りを察知すると反応するライトがあるので…。次に近い場所も30秒もあれば着くのだが、坂の上り下りもあって、これがキツイ!? 一体どうしようか…と、思案中である。
2月21日(火)
よく頑張った、日本女子カーリング! 強豪スイスに敗戦し、決勝リーグには進めなかったが、優勝候補を次々に破り、実に見応えのある試合を展開してくれた。素晴らしかった。
勝負の行方を確認しつつ、米を1合ほどとぎ、炊飯ジャーをセットする。そして、未明に朝食! 生活のリズムがずれていることを思い知る。朝から…それもまだ夜が明けていないのに丼一杯の米に納豆をのせ、ウニイカを食べていた私…。「何してるんだろう…」と思いつつ、食欲には勝てなかった。食事が終わったのが5時前のことであった。
食後、私は少し睡眠をとることにした。ところが、満腹状態ですっかり体が睡眠モードだったこともあり、目が覚めると11時…。今日は実家で昼食をとる約束だったのである! しかし、我が家から実家までは、乗り継ぎさえ良ければ40分程度で着く。今日は駅行けばすぐ電車が来て、さらに駅を降りるとバスが待っていてくれる…という、何ともラッキーな状態で、40分もかからずに実家に着いてしまった。ちなみに、今日は母の誕生日でもある。先日のアロマ会の際に購入したチョコレートを、母のバースデープレゼントとして渡す。さらに、韓国で買ってきたお土産も渡す…と、ここまで読んで気が付いた人もいると思うが、年が明けてから実家に戻るのは、実は今日が初めてなのである。本日の会話の内容は、もっぱら韓国でのこと。
しかし、今日も左肘のリハビリを受けるため、実家滞在は2時間ほど。それにしても、肘の痛みが抜けない…というよりも以前の激痛に戻りつつあるような気がする。肘の痛みで目が覚める…。新学期になると、また荷物の重い “移動生活” に戻るので、それまでには何とかしたいと思い、マジメ(?)にリハビリに励んでいるのに…。群発性頭痛とテニス肘…またもや満身創痍状態に陥っているような気がする。あっ、“いつも” か…。情けない…。
2月22日(水)
日本時間の未明、オリンピックの女子フィギュアスケート(ショートプログラム)があったのだが、体のことを第一に考え、テレビ観戦を控えた。目覚めてすぐに、携帯電話のWebサービスでニュースを確認すると、荒川静香選手が3位、村主章枝選手が4位と、好位置につけていることを知り、嬉しく思った。…で、例の選手はバランスを崩して氷面に手をついたりフェンスにぶつかったりして8位だったと書かれていた。にもかかわらず、日本のマスコミは上位者よりも8位の選手ばかりを追っかける…。
オリンピックに限らず、日本のマスコミはなぜか「決勝進出者」より「予選敗退者」にスポットライトを当ててみたり、「優勝候補選手を破った無名選手」よりも「無名選手に破れた優勝候補選手」を、「ホームランを打った無名選手」よりも「ホームランを打たれた人気投手」を “注目度(話題性)” や “ルックス” で追いかけようとする。選手本来の実力で注目する場合もあるが、取るに足らない件数しか知らない。こうして、マスコミに煽られた選手自身はのさばり、勘違いし、世間はマスコミの流す情報を鵜呑みにして「素晴らしい結果を残すに違いない!」と確信して絶望する…。マスコミが「メダル確実!」などと賞賛していた選手の中で誰がメダルを獲得しただろうか?
その世界の専門家たちは、実力(現実?)重視でコメントしているので、清々しい。フィギュアスケートに関して言えば、荒川選手、村主選手へのコメントはあるが、例の選手のコメントが一言もなかった専門家がいた。こういう専門家は、以前からマスコミ主導の “注目” にはなびくことなく、「本当に注目すべき(期待するべき)選手」が誰なのかを熟知しているのだろう。我々が無知すぎるのだろう。
それにしても…今日は久々に暖かな一日だった。よって、何を来て外出すればよいのか “かなり” 迷った。昨日までの格好では暑すぎるし、かといって薄着では風邪をひきそうだし…と、まだまだ中途半端な気候が続いているようである。週末には雪が降ると天気予報で言っていたし…。
まだまだ、気候と健康に気を付けなくてはならないようである。
2月23日(木)
某コンビニエンスストアでのこと。アルバイトの新人クンに店長さんがレジ打ちや接客のことを教えている最中に私が「お願いします!」と買い物かごをレジ台に載せたところ、「じゃあ、やってみて!」と店長さんが新人クンに指示した。最初に弁当をレジに通し、マニュアル通り(?)に「お弁当、温めますか?」と聞いてきた。私は「いえ、いえ、いえ!」と何度も首を振りながら拒絶した。店長さんらしき男性が「バカッ! お寿司だろうが…」と一喝。その後、「○○円になります」と新人クンが会計額を読み上げた。「ここはひとつ、いろんな経験をさせてあげようかな…」と変に気を利かせてしまった私は、「Suicaでお願いします!」と…。すると、「あ、はい、かしこまりました」と店長さん…。新人クン、どうやらまだSuicaでのレジ処理を教えてもらっていなかったらしい。散々なデビューを演出してしまった私…。最初にこれだけ失敗したら、あとは大丈夫さ! 頑張れ、新人クン!!
Suicaつながりで、話題をもう1つ。JR東日本の発行するクレジットカード “VIEW Suicaカード” は結構便利である。みどりの窓口などでの乗車券類購入はもちろんのこと、VISAやマスターカード、JCBといった国際カードと提携しているので一般の店舗や海外でも使用可能。さらに、Suica部分にチャージをしておけばチケットレスで電車に乗れて、電子マネーとしても使える。ところが、今年に入ってすぐ、このクレジットカードに定期券機能までついてしまった! 遅ればせながら、私が所有しているVIEW Suicaカード(のうちの1枚)を定期券機能のついているものに切り替えることにした。そして先週、Web上でその手続きをし、本日入手した。
しかし、ここしばらくは毎日出講する場所が違うので、定期券を作っていなかった。旧来のSuica定期券も、私の年齢が「37歳」と記載された時点で継続されていないまま。そこで数日前、日常的に(頻繁に?)使用している横浜〜東神奈川間の定期券情報をSuica定期券へ久々に記録した。そして今日、その定期券とVIEW Suicaカードを自動発券機に入れ、定期券情報を移し替えた。これで “お役御免” となったSuica定期券は、デポジット分の500円と引き替えに、機械の中に吸い込まれていった…。2枚のカードを1枚にまとめ、携帯しやすくなったが、ずっと手元にあった定期券が手元を離れていくことに、ほんの少しではあるが寂しさを覚えた私であった。「だったら、VIEW Suicaカードを切り替えなければよかったのにね…」という声も聞こえてきそうだが、やはり機能面を重視すれば、この選択が間違いではないと思われる。ただし、これを遺失した日には、一度に「クレジットカード」「Suica」「定期券」の3つを失うのと同じである。取り扱いには注意しないと…。そうそう、わざわざSuica定期券を更新しなくても、今日届いたカードで新規に定期券を購入するという手もあったのだ! やれやれ…。
今日もまた暖かな一日だったので、ウィンドブレーカーを羽織って出掛けた。1枚羽織っただけなのに汗が出そうな勢いだったのに、明日から冬に逆戻りするらしい。「冬来、春不遠(冬来たりなば春遠からじ)」でもあり、心はすでにポカポカの春に向かっているような感じである。それまでに、何とか左肘を治しておかないと…である。しかし、相変わらず痛みがヒドイ! あんまり痛み止めには頼れないし…困ったもんだ!
国会で “ライヴドア関連のメール問題” を指摘した民主党の某議員が、そのメールの信憑性を補強する材料を見つけきれず、辞意を表明したというニュースを見た(その後、その議員が「辞意は表明していない」と述べたとか述べなかったとか…)。ここでは詳細を述べずにおくが、メールが本物とも偽物とも判断がつかないのだから、うやむやのままにしてはいけないと思う。メールの送信時間や着信時間というのは(一応サーバで時間調整はしているものの)パソコンの時計が狂っていればメールに表示される時間もズレるワケだし、送信側が使用したメールソフトと受信側が使用したソフトが違ったとすれば…。あるいはHTMLのズレがあったら…。
メールといえば…ここ数ヶ月、SPAMメールが1日にイヤになるほど届く。SPAMメールをサーバ上で削除するソフトをパソコンに入れているので、ウイルスなどで被害に遭ったことはないが、その削除ソフトのログを見ると、国の内外を問わず、そしてアカウントを問わず(私は一度に8つのアカウント分のメール同時に受信するので)送信されている。相も変わらず「世の中に、こんなベタな文章で騙される馬鹿者がいるのかね?」と思うのと同時に「こんなくだらない文章を考えて、何度も何度も何度も何度も…メールのアドレスまで変えて送信するヒマ人もいるんだねぇ…」とも思うのである。
日本時間では明日未明になるが、トリノ時間では今夜、女子フィギュアスケートのフリーが行われ、メダルが確定する。ある放送局では “メダルに近い” 2人の選手は同時に取り上げ、「ちょっとメダルは難しいのでは…」という例の選手については(なぜか)個別コーナーで取り上げる熱の入れよう。こんなことをするから「何でもあり!」的なコメントに行動を助長するのではないだろうか? 一度、(マスコミも含めて)世間からソッポを向かれてみたほうがよいのではないだろうか。そもそも、あのニックネームって、モーニング娘。の藤本美貴のものではなかったのか? それを横取りして、世間にそのニックネームで自分を呼ばせるあたりで、アンチづくりに加速がついたのだろう。
アンチ…といえば、「この選手も憎まれそうだなぁ…」と思う新たな日本人選手を見た。彼はスキー競技でコースアウトして途中棄権となった「メダル確実!」の一人だったのだが、競技後の取材に対して「金メダル以外は入賞じゃない!」と言い放った。はいはい…だからお前は途中棄権なんだってば! その事実をまずは受け入れ、次はどうしたら記録を伸ばせるかを考えるべきではなかろうか。最近、「口だけは達者」という若い選手が目立って、純粋にスポーツ観戦を楽しめなくなってしまった。女子フィギュアスケートはもしかするとメダルに手が届くかもしれないが、以前も述べたように今回はメダル0でオリンピックを終わるほうが “現実” を見つめるのには必要なことかも…と強く思う。
2月24日(金)
昨夜は、22時前に就寝。。昨日は徹夜のような状態であったため、寝不足を解消するのが第一の目的。そして、日本時間未明に行われるトリノ冬季オリンピック女子フィギュアスケートのフリーをテレビ観戦するためでもあった。我が家の近辺も、朝まで電気のついている家が多かったようである。それだけ、日本でも注目度が高かったのだろう。そして…荒川静香選手が魅せてくれた! 今大会で日本人初のメダル獲得! それも金メダル!! さらに、アジア人としてフィギュアスケートでオリンピックの金メダルを最初に獲得したのも、荒川選手ということになるらしい。村主章枝選手も4位に入る大健闘! 両人とも、素晴らしい演技であった。正座しながら、テレビ前で声援を送った。アメリカのコーエン選手も、ロシアのスルツカヤ選手も、演技の途中で尻もちをついてしまったので、「もしかしたら2人同時に表彰台に…!?」などと期待してしまったが、技の大きさや難易度で村主選手は一歩およばず。でも、素晴らしかった。それにひきかえ…いや、もう言うまい。
荒川選手の金メダルが確定したのを見届けた後、すぐに大きな荷物を持って家を出た。そして静岡へ…。横浜から7:41発の特急ワイドビュー東海号に乗り込んだ。予定では9:35に静岡到着だったのだが、来宮駅でポイント故障があった影響で東海道線が小田原〜熱海間の運転を見合わせてしまい、小田原から熱海までの全ての駅に東海道線が埋まってしまい、私の乗った東海号も小田原で長い停車と相成った。普通電車の熱海行きは、ほとんどが今日に限り小田原止まりとなってしまった。私は、運転再開を待つ間に「行き帰りの暇つぶしに…」とカバンに入れてきた読みかけの文庫本を読み終えてしまった。残り120ページを一気に読んでしまったのである。不思議なことに、東海号よりもあとから小田原に入線した特急踊り子号は、さっさと出発してしまい、小田原の次の早川で運転再開を待ったらしい。いったいどういう管理をしているのだろう? 車内に苛立ちの空気が立ちこめてきた。私の携帯電話が「ダイヤ情報メール」を着信。「現在、東海道線は来宮駅のポイント故障で、小田原〜熱海間で運転を見合わせております」と…うん、知ってる! 何だか私までイライラしてきた。そして小田原停車も50分を過ぎた頃、やっと運転再開のアナウンスが…。静岡にはそのまま50分遅れで到着した。
今日は、韓国珍道中の「同行者」の家で、韓国ネタの確認も含め、「誕生日のプレゼントがやっと揃ったから」ということもあって(これまた、韓国研究の貴重な資料になりそうなもの)、お邪魔することにしたのである。そのプレゼントは一度に持ち帰れないほどの量であったが、その中に「SIMPLE2000シリーズ Vol.77 THE 話そう韓国語の旅」というPS2用のソフトがあった。ゲームの内容は、韓国に旅行に来たプレイヤー(=自分)が7日間に街中の通行人に話しかけたりお店で会話をしたりして「訳」を集め、「旅の想い出」をゲットしていく…というもの。ハングル文字だけではなく、ヒアリングレッスンもあり、旅行用韓国語の学習にも役立ちそうだが、全くの初心者ではハングルが読めないし、聞き取りも出来ないため、まずはハングルを読めて、単語を覚えてからでないと、ゲームを進めるのは無理だと思われた。それと、相手が質問してきたことに対して “適切な対応” と思われるものを選択肢から1つ答えるような設定になっているのだが、「おいおい、これは押しつけではないか?」というような状況が多々ある。たとえば、レストランで店員に「ソルロンタンはいかがしますか?」と韓国語で聞かれる場面がある。これより前にビビンバやピールを注文させられているので「これ以上は食べられないだろう」と判断し、選択肢の「結構です」(テッソヨ)というものを選択した。しかし、画面には「BAD」と表示され、さらにゲーム内の店員に「また質問に答えに来い!」とか「お話にならない!」などとグチられた。それで、やむを得ず、もう一度だけレストランの会話に挑戦し、今度は「ソルロンタン、ください」という言葉を選択したら、会話が成立してしまった。また、街中で見ず知らずの男から「ビール、好きです!」といきなり言われ、危険を感じた私は「結構です」と逃げに入ると「BAD」の文字が表示され、「また質問に答えに来い!」とか「お話にならない!」などとグチられた。街中でする会話か? そして、高麗人参店に入ったら、店のオバサンに「1万ウォンを両替してください」と頼まれたので、「銀行でやってください」と答えると、これは正解だったみたいである。しかし、客が店に言うのならまだしも、店が客に両替を求めるとは何事だ? さらに、ウォンを日本円に両替してくれとも頼まれた。これに対する答えが、「日本に旅行するのですか?」であった。さらにさらに、このオバサンは「日本にも韓国料理はありますか?」「東京のどこにありますか?」と商売をする気が全く感じられない。そして、通りがかりの奥さんにはジーンズの値段当てまでさせられた。どうにかしてるよ、この街…。そんな楽しいゲームなので、多少でも韓国語を理解している方にはおすすめ!
2月26日(日)
昨日、日本大学国際関係学部で追再試験の出講採点をした。大学で出勤簿に押印したのが10時半で、「お先に失礼します!」と言って帰途についたのが10:45だった。追再試験を実施した2科目のうち、受験希望があったのは1科目だけで、受験者も2名だけだった…という状態だったため、すぐに採点が終了してしまった次第である。受験者がたくさんいるよりは結構な話であるが…。昨日の三島は、富士山が美しく(ハッキリ)と大きく見えた。それだけでも「あぁ、三島に出向いて良かったなぁ!」と思えた。富士山には不思議な魅力がある。三島勤務を始めてから、数え切れないほど見続けている山なのに、なぜか見入ってしまう…。富士山が見えると、理由もなく嬉しくなったり…。日本の心だなぁ…。
今日は一転、激しい雨で外出する気力も失せ…というよりも、体がだるくてなかなか起きることが出来ず、何をするにもしんどい感じがした。ここ数年で私も花粉症になってきたらしい。実家の兄弟たちも、数年前から同様の症状になったということで、私も体質的には似ているハズだから十分に花粉症の疑いがある。そうそう、今から3年前に静岡市内の病院で「花粉症」という診断をされたことがあったっけ…ということを思い出した。別の機会に、「花粉症というのは 目のかゆみやクシャミ、鼻水だけじゃなくて、頭痛、倦怠感、集中力の低下、イライラ感、喉の痛みなどもあるので、よくチェックしてみてください」と医師から言われたことがある。う〜ん、厄介なモノに取り憑かれたものである。
2月27日(月)
ようやくオリンピックも終わり、体のリズムも元に戻るかと思いきや、左肘の痛みが再び激しくなってしまったため、思うに任せぬ状態が続くことに…。
それで、静岡市内の整形外科へ行き、診察を受けた。肘の具合を医師に伝えると、私に有無を言わさぬ早業で痛み止めの注射の準備が整っていた。そして、「打ちますよ!」の一言も無しにブスッと肘の関節に針が刺さる…。「では、もういいですよ!」という医師の声とともに吹き出す血液…。接種の痕をふさぐように看護師にテープを貼ってもらったが、そのタイミングが遅かったようで、出血の勢いが止まらない…。仕方なく、再び診察室に出向き、「血が止まらないのですが…」と言うと、「じゃあ、これで…」とアルコールの含ませてある脱脂綿を渡される。待合室で会計を待っていると、理学診療のスタッフが「久しぶりだねぇ!」と声をかけてくださった。「最近、腰の具合はどう?」とか「もらった本、全部読んだよ!」などと私に話をしてくださったので、肘の痛みもずいぶん緩和されたような気がした。この整形外科にはよく通院したので、それでスタッフに覚えられていたのだが、私はかかる病院のほとんどで記憶される患者らしい。どういうワケだろうか?
その後、例の「同行者」の家に戻ると、痛み止めの副作用で眠気(倦怠感)が襲ってきて、フトンで休ませてもらうことにした。フトンに入ると、そこから先の記憶が無い! どのくらい寝ただろうか、「同行者」の「夕飯だよ!」という声で目が覚めた。本当は今日、自宅に戻るつもりだったのだが、今日もまた静岡滞在!?
それにしても…私の左肘は、いつになったら元通りになるのだろう?
2月28日(火)
今日で2月が終わるのに、情けないかな(自宅ではないというのに)ほぼ一日をフトンで過ごした私…。体のだるさが激しさを増し、いくら頑張っても起きることが出来なかった。その代わり…というワケでもないが、夕方は台所に立たせていただいた。
私が寝ている間に、例のライヴドアがらみの送金メール問題が一通り決着を見たようである。結局、当事者と民主党がメールの真贋に関して謝罪したものの、自民党はそれでは心中穏やかでないようで、まだまだこの問題は尾を引きそうな勢いである。
一日のほとんどを寝ていたため、今日はこの辺で…。
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