2016年11月のぼやき



11月2日(水)

11月に入って早々、早起き2DAYS…。朝5時半前に起床した時は夜が明けきっていないため、“未明” と言うより “夜中の延長” といった感じで、体が「今日も一日、頑張るぞ!」というモードになかなか入れず。そして、このところ一気に気温が下がって、秋から冬になったような様相…。

さらに、昨日は朝から冷たい雨が降っていて、何とも切ない陽気…。

昨日は1時限目に沼津市立看護専門学校の「文化人類学」、3時限目に静岡英和学院大学の「異文化コミュニケーション論」の担当。新横浜から新幹線で三島に出て、東海道線で沼津、片浜と移動したところまでは順調だったのだが…。いつもなら片浜駅前に「これでもか!?」というくらいタクシーが待機しているのに、昨日は駅前で10分以上も足止め。よって、いつもより10分以上遅い学校入りとなったが、講義用資料の印刷依頼は先週までに済んでいたため大事に至らず。

1時限目を終え、タクシーで片浜駅に戻り、東海道線で東静岡に向かうも、先週と同様に静岡英和学院大学行きのバスは出発したあと…。次のバスまで50分も待てないためタクシー乗り場へ向かってみたが、何となく “なまった体” に鞭打つ必要があるように思えてきて、大学まで歩くことにした。東静岡駅から徒歩で通学している学生もいるので、徒歩が無謀なことだとは誰も思わないハズだと思われた。が、直線距離だと大したことはない感じなのだが、残念なことに東静岡周辺には斜めに動ける道がない! なぜか、タテヨコ直角移動なのである。

おまけに、途中から急な坂道が続く…。結局、30分以上かかって大学に到着した。

いつもよりかなり遅く大学入りしたが、こちらも先週のうちに講義用資料を準備していたため、呼吸が整ったところで教室へ移動する。

今日は、1時限目に御殿場看護学校の「文化人類学」、3時限目に国際関係学部の「日本社会」の担当。今朝は高速バスで御殿場入りするため、あざみ野から東名江田バス停へ徒歩で移動。バスは驚くほどダイヤに忠実な運行…。当然のことなのだろうが、何だかとっても気分良くなる。

1時限目を終え、タクシーで御殿場駅に戻り、御殿場線でいつもは沼津まで移動して東海道線に乗り換えるのだが、昨日と同様に “なまった体” に鞭打つ必要があるように思えてきて、下土狩で下車し、そこから国際関係学部北口校舎まで歩くことにした。昨日とは違い、下土狩駅から校舎まで、ほとんど直線での移動…。距離の違いはあるものの、15分程度での到着となった。いつもなら沼津を出発する頃に大学入りしていたことになる。

明日は祝日。大学や学部によっては通常授業の所もあるが、私はオフ。今週は、3日しか出講しない…ということになる。


11月5日(土)

3日(祝)は、完全オフ。息子たちの衣類を購入するため、家族そろって片倉町まで出掛けた。が、思ったようなものが見つからなかったため、地下鉄で新横浜に移動することになった。次男はすでに “バスデビュー” は果たしているが、ついに “電車デビュー” も果たすことになる。

新横浜からは、時間を合わせてバスで帰途についた。が、ちょっと長い外出になってしまったため、ベビーカーで何度も入眠…。

昨日は、8時前に家を出て、東白楽周りで副都心線の千川へ。日大看護には2時限目「社会学」の開始30分前に到着し、追加で配布する講義用資料の印刷に取りかかる。講義内容は「コミュニケーション」がテーマ。今回はコミュニケーションの語源、本質などを中心に解説する。

通信教育部へ移動し、大量の講義用資料の印刷に取りかかり、パワーポイントとCDの内容を確認する。それを持って、4時限目「社会学」へ。「“正義” の含意」をテーマに講義を進めているが、今回と次回はかつて私がアチコチの研究会などで発表した「やなせたかしの描く世界」をもとに、正義の相対性と絶対性を考えてみることにした。

そして今日、次男のヒブ予防接種のため、近所の医院へ。長男は予防接種で泣いたことがなかったが、果たして次男は…? 注射針の痛みではなく、体を押さえつけられることの不快感に泣いて抵抗してしまった。来週は、肺炎球菌予防接種。次回はどうなるのやら…!?


11月6日(日)

先月は、イベントやら何やら目白押し! あまりの忙しさに体がついていけなくなることも…。そんな状況で「ぼやき」の更新も “数日分まとめて” 状態になることもしばしば…。

10月2日は、長男の小学校の運動会。9日には、次男の初宮参り。15日は、長男が3月まで在園していた幼稚園の運動会。23日は、自治会連合の運動会。25日には小学校の授業参観があったが、これは妻(と次男)のみが出席。26日に、長男は遠足で野毛山動物園へ。

そして月末は…。

29日に、横浜市営地下鉄の新羽車両基地で催された「はまりんフェスタ2016」に長男と一緒に出かけた。毎年秋に開催される同イベント、いつも何らかの予定と開催時期がバッティングしていたのだが、昨年は初めて参加することが出来た。しかし、無情の雨の中…

今年は、スッキリ晴れているワケではなかったが、少なくとも会場内にいる間は雨に降られずに済んだ。

はまりんフェスタは10時開会ということだったのだが、我ら親子は11時前に到着する。そして、会場内の大混雑に、このイベントの人気を思い知らされた。とはいえ、身動きが取れなくなることはなく、1時間以上待ちのアトラクション(イベント)を諦めれば、アレコレたくさん楽しめた。

体験型のイベントや展示、スタンプラリーや出店など、長男もキャアキャアのワーワー状態だった。

はまりんフェスタでなければ乗車できない特別列車の乗車券は、会場入りしてすぐにゲットしておいた。当然、この乗車券はその後すぐに完売となった。

普段は乗客として接するだけの公共交通機関であるが、その裏側や “普段は入ることや触れることが出来ない箇所” に触れることで、親しみが増し、安全への関心も増すということで、この手のイベントは大いに行われるべきだと思う。ただ、そのための準備や苦労は、我々の想像を絶するものかと思われるが…。

はまりんフェスタの入口
はまりんフェスタの入口
バスと綱引き!
バスと綱引き!
スタンプラリーに夢中!
スタンプラリーに夢中!
バスに勝利し、記念写真!
バスに勝利し、記念写真!
我が家の所管営業所には所属していないバスを見つけ、長男も大喜び!
我が家の所管営業所には所属して
いないバスを見つけ、長男も大喜び!
線路の点検を体験
線路の点検を体験
「バスと綱引き」整理券
「バスと綱引き」整理券
親子で盛り上がる!?
親子で盛り上がる!?
特別列車の乗車券
特別列車の乗車券
会場(車両基地)内の特別列車の乗り場にて
会場(車両基地)内の特別列車
乗り場にて

「バスと綱引き」イベントは昨年も体験したが、普段どんな重量のバスに乗っているのかを身体中で体感できるので私は好きなイベントである。みんなでバスを引っ張るのだが、なかなかバスは動かない…。しかし、みんなの力がキチンと合わさると、バスはゆっくり動き出す。その瞬間のために、みんな頑張っている。大人も子どもも、みんな楽しそう。

特別列車は、新羽車両基地から新羽駅まで、いつもは回送運行されている引き込み線を通る。それゆえに、鉄道ファンたちは先頭車両の運転席後部に陣取り、押すな押すなの大にぎわい!? 我ら親子も先頭車両に乗り込んだが、座席にシッカリ座ったまま。

特別列車の乗車券は横浜市営地下鉄全駅まで有効だったが、我ら親子は新羽駅で下車し、バスに乗り継いで買い物へ…。

その翌日は、家族そろって私の実家へ。次男がまだまだ公共交通機関での長時間移動に耐えられないため、家から実家への往復はタクシー利用。

往きのタクシーで、私はキーケースを落とすという大失態!? 実家についてすぐにその事態に気づき、念のために受け取っておいた領収書を頼りにタクシー会社に連絡し、タクシーナンバーも判明していたため10分後には無事キーケースが私の手元に戻ったが、最近この手の不注意が増えたような気がする…。タクシーの運転手さんがとっても丁寧な人で、それもキーケースが無事に戻ってきた要因のひとつである。

帰りのタクシーは、たいていが我が家周辺の事情に詳しくない人にあたるのだが、この日は抜け道までよく知っている運転手さんにあたり、予定よりも早く、予想よりも安く帰宅することとなった。おまけに、助手席に座っていた長男にずっと話しかけてくれたので(運転手さんにからかわれていたのだが)、長男も大喜び! あっと言う間の帰宅に、ちょっと物足りなさそうな顔…。

そして、10月最後の日、国際関係学部が学園祭関係で休校となったため、朝食を抜いて血液検査を受けてきた。私を悩ませ続けている頭痛が、何か別の病気のサインになっていたら大変…ということで、以前から検査を勧められていたが、やっとこの日になって実現した次第。

検査結果はもう既に出ているハズなのだが、「結果(を聞きにくるの)は、次回の通院時で結構です!」と言われたので、それまでは結果がわからないまま。何も無ければ良いのだが…。

…ということで、今日は10月末の「ぼやき」を詳細(?)に述べた次第である。


11月7日(月)

今週は、ちょっと出講シフトに変更が…。

今日は本来、国際関係学部の3時限目「日本社会」のみ担当である。が、金曜日2時限目の日大看護「社会学」を今日の1時限目に移動することになったため(詳細は、後日述べることとして…)、週明けからかなり早起きすることになった。

6時過ぎのバスに乗り、東横線・副都心線で千川に出る。8時前に千川に着くのは、かなり久々のこと。そのまま徒歩で日大看護入りする。

1時限目「社会学」は、「コミュニケーション」の2回目。前回の内容を再確認し、それから「接触」「コード」「メッセージ」「コンテキスト」などについて解説する。国際関係学部へ移動する関係もあり、ちょっとだけ早く講義を終える。

バスで千川駅に出て、有楽町線で池袋へ…と移動を開始したのだが、バスが信号という信号にことごとくつかまり、千川で乗り継ぐハズの有楽町線に間に合わず。次の池袋方面行きは副都心線ホームから…ということで、池袋での山手線との乗り換えが少々困難になる。おまけに、乗り換え時間が3分あまり。

池袋で “ほぼ” 全力疾走して副都心線ホームから山手線ホームへ移動するが、肝心の山手線が来ない…。2分ほど遅れて山手線が入線したが、こういう時の2分は、ヘタをすると “命取り” になる。そして、遅延は2分から3分、4分…と、徐々に広がっていく。

田端で京浜東北線快速に乗り継ぐ予定だったが、車両点検のために上下線で運転を見合わせていた!? 「東京方面へ行かれる方は、山手線をご利用ください」とのことで、「あぁ、これで(乗る予定だった)新幹線には間に合わないだろうなぁ…」と諦念の郷地に達した私…。

東京に到着したのは、(乗る予定だった)新幹線の出発予定時刻の3分前。山手線を降りて “完全な” 全力疾走! 新幹線の出発1分前、車内に到達した。そして、国際関係学部北口校舎には予定通り12時半前に到着し、パソコンの貸し出しを受けて講義教室へ。息つく暇もなく講義の準備に入る。

3時限目「日本社会」は、先週水曜日から解説を始めた「日本(人)的 “共感性”」の2回目である。最初に “共感性” の本質や日本人の “共悲” の概念を中心に語った前回の内容を復習し、竹内まりやの楽曲をもとに具体的な解説を付け加えておく。そして、今回は「自分(たち)さえ良ければ」的発想の強まる現代日本の問題点を中心に、日本的人間の行動パターンを不定するようなニュータイプ(?)の日本(人)の現実について説明する。

講義の最後に、ザ・フォーク・クルセダーズの『イムジン河』が名曲となって行く経緯を説明し、DVDで鑑賞する…ハズだった。しかし、いつもながら(?)本論の解説に予定以上の時間がかかり、DVD鑑賞は次回以降に…ということになった。

講義を終え、7か月ぶりに国際関係学部の本キャンパスへ。マイナンバー関連の書類を提出するためである。ここ数年、私は国際関係学部の講義は全て北口校舎で行っている。本キャンパスへ行くのは、年度初めの打ち合わせ会に出席する時くらいである。

帰途は、三島から東海道線で小田原まで行き、そこから小田急ロマンスカーに乗る予定だったのだが、電車に人が接触した関係で富士〜静岡間で東海道線が運転を見合わせていたため、三島にも電車が来られない状態で、やむを得ず新幹線を利用することにした。三島から小田原までの特急料金は、新横浜までと同額。なので、小田原で降りてしまうと何となく損をしたような気になってしまうが、当初の予定通り小田原からロマンスカーに乗って町田へ向かうことにした。

今日は、講義よりも交通機関に悩まされた一日だった。明日は、スムーズに移動できると良いのだが…。


11月9日(水)

今週は、月曜日から今日まで3日連続で早起き出勤!

それでも昨日は新横浜7:16発のこだま号に乗ればよかったので、家を出るのが6時半過ぎでも何ら問題なし…という感じ。時間も体力も余裕を持って、8時半前に沼津市立看護専門学校入りする。

1時限目「文化人類学」は、この日を以て今年度は終講。最初に終講試験に代わるレポート課題の説明をし、講義全体のまとめに入る。「日本(人)的コミュニケーションの特徴」「日本(人)的 “和合”」「文化変容」といったキーワードを盛り込んでゆき、最後にやなせたかし氏によって語られた “正義” を紹介し、学生たちへの “エール” とした。

終講の挨拶をして、片浜駅に戻り、東海道線に乗って東静岡を目指したのだが、このところバスにうまく乗り継げず、次のバスまで50分も待つのはどうかと思うので、1つ手前の草薙で下車し、静岡鉄道に乗り換えて県総合運動場へ向かうルートに変更した。

JRも静鉄も同じ草薙駅と称しているが、乗り換えには解説を出てから商店街を少し歩かなくてはならず、それゆえに乗換駅として設定されていない別駅である。JR駅の改札を出て、次の静鉄まで6分足らず。走って静鉄駅に向かう途中、花屋さんの前を通りかかった。ガラス越しに店内を除くと、店主と目が合った。お互いにちょっとビックリ!? 足取りを少し戻してお店に入り、店主に挨拶をする。実はこの花屋さん、妻の叔父叔母が営んでいるのである! よって、私にとっても身内なのである。

県総合運動場駅から静岡英和学院大学へは、徒歩である。ただ、この駅から英和へは何度も歩いたことがある上、東静岡から歩くより距離も短い。正午前に英和入りし、まずはお弁当。そして、一息ついたところで講義教室へ。

3時限目「異文化コミュニケーション論」は、「異文化との出会い」の2回目。今週と来週は日本的人間Homo-Japanesqueについて解説し、西洋人との比較を通して日本的人間の特徴を理解するとともに、“グローバル” という文化変容の実態についても触れることになっている。今回は最初に「日本人の心に響くラヴソングの傾向性」に関して6曲(メドレー)鑑賞し(この作業、恒例の域に達している)、「日本(人)的 “愛”」の特徴について考察した。

帰りに乗った高速バスは、いつになく(?)順調に走行。東名高速にほとんど渋滞が生じず、ほぼ定刻通りに東名江田に到着した。

今日は6時過ぎに家を出て、バスと地下鉄であざみ野に向かう。雨が降ったり止んだり…で、気温も上がらない。高速バスで御殿場に向かう途中、神奈川県内では常にワイパーが作動。静岡県に入ると雨は上がり、日差しも…。

バスの到着が少々遅れたため、御殿場看護学校には9時ちょうどに到着。講義開始20分前だった。急いで追加の講義用資料の印刷を依頼し、1時限目「文化人類学」に臨む。「日本(人)と文化」の2回目の今日は、「日本(人)的コミュニケーション」を中心に日本(人)的な行動・思考様式を語る。

先週は、御殿場線の下土狩で下車し、徒歩で国際関係学部北口校舎に向かったが、先週末からふくらはぎに違和感を覚えているため、今日は無理をせず沼津で東海道線に乗り換えて三島へ行くことにした。

3時限目「日本社会」は、「日本(人)的 “和合”」と「日本(人)的 “共感性”」に関する視聴覚資料(DVDとCD)を鑑賞することで、その特徴を具体的に理解する。まず、「日本(人)的 “共感性”」に関して、60〜90年代に発表された日本のヒット曲をもとにした “共悲” について確認する。そして、「日本(人)的 “和合”」に関しては、アニメソングや子ども向け番組などの楽曲をもとに「1+1=2以上の、無限の可能性」を中心に確認する。

とりあえず、これで今週の早起きDAYSを乗り切ったことになる。関東地方は木枯らし1号が吹き荒れる寒い一日だったが、この程度で参っていては2016年の残りを乗り切れない…ということで、もっともっと気張ってみようと思う次第である。


11月11日(金)

昨日と今日は、午後に1コマずつ都内での講義…。

昨日は、3時限目に法学部で「社会学」の担当。朝から首都圏の鉄道ダイヤに乱れが生じていたため、かなり早めに家を出たのだが、やはりいつも以上に通勤時間がかかってしまった。それでも、11時半前には法学部入り。

「問題行動の根源」の解説も、いよいよ佳境へ。先週は休校だったたので、今までの解説内容(流れ)を簡単に確認し、「罪」に関して「自我−超自我」の関連性から考えてみることにした。

今日は、本当なら2時限目に日大看護の出講があったのだが、“事情” により月曜日1時限目に今日の講義を移動したため、午前中の出講は無し!

その “事情” とは…。

現在、小学校1〜2年生には「社会科」「理科」という科目が設定されておらず、それらを統合した「生活科」が設定されている。長男の通う小学校では、生活科の一環として学校内の畑でサツマイモを栽培していた。そして先週、1年生が “おいもほり” をした。そして今日、収穫されたサツマイモを1年生自身で調理して食べる “おいもパーティー” が行われた。1時間目は1組、2時間目に2組…というようにクラスごとに家庭科室に集合し、すでに担任の先生たちによって皮むきされたサツマイモを食べやすい大きさに児童が切り、それを蒸し器でふかすのである。

児童だけで包丁を使うのは危険なので、保護者からボランティアを募り、安全管理をすることになったのだが…。その話が出た時、「曜日も曜日だし、時間も時間だから、あまり協力できる保護者はいないだろう」と判断した私は、長男がいつも先生方の手を煩わせていることへの深謝も込めてボランティア募集に応じた。そのため、時間割が変更になったのだが…。

一昨日、長男が「おいもパーティーのお手伝い、お父さんだけなんだって!」と報告してきた。パーティー2日前の段階で、ボランティアが私一人だけ…という異常事態に陥ったため、両クラスともボランティア募集を強化したらしい。

結果、私を含め12名の保護者が学校に集まった。

1クラス24名ずつ在籍しているため、児童2人に保護者1人がついて指導することになった。長男の所属は2組だが、実は私、1組のほうが “もとから知っている子” が多い。なので、どちらのクラスでも私の認知度は高く(?)、「どうして(平日なのに)お父さんが来ているの?」などという “問い合わせ” はない有様。それは、保護者間でも同様だった。

2時限目を終え、最初にふかしたサツマイモがいい感じになってきたので、それを保護者で食すことになった。子どもたちが慣れない手つきで一生懸命に切り分けたサツマイモ…。甘くてとってもおいしかった。

役目を終えると、すぐに帰宅し、仕事の準備に取りかかる。が、天気が悪い上にまたしても首都圏の鉄道ダイヤが乱れまくっていて…。時間をキチンと読めるよう、今日は往き帰りとも新幹線を利用することにした。ずいぶんとぜいたくな通勤である。

通信教育部の「社会学」は、「“正義” の含意」をまとめることにした。前回から「やなせたかしの描く世界」をもとに正義の相対性と絶対性を説明してきたが、それもいよいよ結論へ…。やなせたかし氏が『アンパンマン』に込めた想いなどを紹介しつつ、正義を語る困難さと絶対性を考えてみた。

これで、今週も無事に全ての講義を担当し終えた。2016年は残り2か月を切ってしまったが、2016年度は5か月近く残っている。息切れなどしていられない、寒さに負けるワケにもいかない…、気合いで頑張り続けようと思う次第。


11月13日(日)

昨日は、次男の肺炎球菌予防接種のため近所の医院へ。前回は身体中を押さえつけられたために接種前に大号泣してしまった次男だったが、今回は…。やはり、押さえつけられるや否や、大号泣!?

それでも、接種は嫌がることなく無事に終了。

帰宅後、次男はニコニコ笑ったり泣いたり…と、いつもと大して変わらずにいたのだが、夕方を過ぎて何となく “親の勘” で次男の異変に気づき、検温してみた。予防接種の副反応が出て、38度近い熱が…!?

入浴はやめさせ、様子を見ることにした。が、本人は至って元気。食欲も旺盛。

そして今日、熱も下がり、いつもと変わらぬ様子だったので、あまり心配するようなことはなさそうである。


11月14(月)〜16日(水)

3日分をまとめて…。

毎週月曜日から水曜日まで、すなわち週の前半は “静岡DAYS”。つまり、週の前半の講義は全て静岡県内で担当…である。

月曜日と水曜日は、国際関係学部の3時限目「日本社会」。火曜日は、静岡英和学院大学の3時限目「異文化コミュニケーション論」。水曜日はまた、御殿場看護学校で1時限目の「文化人類学」の担当もある。さらに、沼津市立看護専門学校の「文化人類学」は先週で終講してしまったが、これも基本的には火曜日の出講だった。

国際関係学部の「日本社会」は、今週から「日本(人)的 “仲間意識”」の解説に入る。一昨年度まで、このテーマは4コマで解説していた。前半2回で全体的な傾向を語り、後半2回で「社会的交換理論」「相互依存主義」の当てはまらない浪花節的人間関係を述べていたのだが、講義回数の関係から昨年度より前半1回、後半2回の計3回での講義に変更している。

今年度の後期は、カレンダーの関係で解説内容を先に回すことにした。解説内容の関連性を考えると、順序を入れ替えたほうが良い…と判断した次第である。

静岡英和学院大学の「異文化コミュニケーション論」は、「異文化との出会い」の最終目。先週と今週は日本的人間Homo-Japanesqueについての解説。西洋人との比較を通して日本的人間の特徴を理解するとともに、「或る日突然」「あの素晴しい愛をもう一度」「花のように」「初恋」「踊り子」「よろしく哀愁」などといったヒット曲を鑑賞し、「日本(人)的 “共感性”」についても考察してみた。

御殿場看護学校の「文化人類学」は、来週が祝日で休校となり、30日が終講試験実施のため、今日が講義形態としては最終回。「日本(人)と文化」の中でも「日本(人)的 “和合”」を最後のテーマとして語ることにした。

この3日間、天候のせいもあるのだろうが疲れがいつも以上に抜けきらず、月水と同様に火曜日も(高速バスを諦めて)往復とも新幹線を利用した。おかげで、少しは体調が改善されたようである。


11月17日(木)〜18日(金)

毎週末は首都圏出講で、担当科目の全てが「社会学」というシフト。

ただ、今週は日大看護が休講となったので(学生は通学しているのだが)、木曜日3時限目の法学部と金曜日4時限目の通信教育部の2コマ出講である。

昨日は朝から鉄道ダイヤが乱れていて、ダイヤ情報メールが頻繁に…。もっとも、こんな状況が珍しく感じられない私…。しかし、仕事に遅れるワケにはいかないため、9時過ぎには家を出て法学部に向かうことにした。

横浜線で長津田に行き、田園都市線に乗り換える時、電光掲示されている電車の情報と時刻が一致せず、こちらもダイヤが乱れているということを知る。長津田を5分遅れで出発した電車は、神保町に10分以上の遅れをもって到着。早めに家を出たので慌てることは一切なかったが、車内にはイライラ顔の乗客も…。

法学部に到着後、家で終わらせられなかった作業の続きに取りかかった。次男がなかなか寝てくれないと、夜はプチ戦場状態になる。その上、私の疲れが抜けきっていないこともあり、次男の代わりに私が長い居眠り状態に入ってしまうので、作業はなかなか進まない…。講義の準備のほか、次年度に向けての提出書類の作成もあるので、まちまちの “期日” に追われて本当は休むヒマもないのだが…。

法学部の講義を終え、急いで鴨居に戻り、駅前のスーパーで妻と長男、次男と合流する。私がスーパーに差しかかると、店内から長男がニコニコしながら出迎えてくれて、妻と次男がいる場所に連れて行ってくれた。「成長したなぁ…」と、うれしく思う瞬間である。

今日は、先週同様にノンビリと家を出ても良かったのだが、銀座の画廊に寄りたかったので、ちょっと早めに家を出た。「画廊に行く」といっても、絵画の購入は夢のまた夢…。静岡英和学院大学でご一緒させていただいている造形担当の木俣創志先生が個展を開いているので、通信教育部の講義前に寄ってみたかったのである。

木俣先生の個展を見るのは、何度目のことだろう? このところなかなか都合がつかなくて招待状をいただいても足を運べずにいたが、今日は久々に作品を鑑賞させていただけることになった。木俣先生のアートワークは、さりげない自然を切り取って、そこに何かを探ろう(探らせよう)という趣旨でもあるのだろうか、とにかくその作品の前を通りかかった者の目を惹きつけさせ、離れさせない魅力がある。そして、「画廊にいる」ということをしばし忘れさせ、自分がその自然の中にたたずんでいるかのような感覚に陥るのである。

素晴らしい作品に心が洗われ、清々しい気分で地下鉄に乗り込んだ。

一方(?)、この2日間の私自身の仕事は…。

法学部では、「問題行動の根源」の最終回として「アノミー」について取り上げる。例によって(?)いくつかのマンガ作品を理解の助けとすべく、現実に見られる無法、無規範、無秩序な現実を学生たちにも考えてもらった。

通信教育部では、今回より「“絆” の含意」がテーマ。「絆」という言葉の語源的部分、本来的な意味から説明を始め、9月から解説してきた “自由” “正義” との関連性を理解してもらうための導入的な話を中心に展開してみた。

明日は、長男がインフルエンザの予防接種、次男がB型肝炎の予防接種である。小児のインフルエンザ予防は、大人と違って2度の接種が必要になる。来週あたりから、インフルエンザの流行期に入るらしい。予防接種の効果があれば良いのだが…。


11月20日(日)

昨日、息子たちは揃って予防接種。

長男は3年前の今頃、RSウィルスで入院を余儀なくされた。その際、点滴の太い注射針を腕に刺され、その体験がトラウマとなって未だに注射針への恐怖が抜けきっていない。「あれ(点滴)よりも細い針だよ!」「ちょっとチクッとするたけだよ!」と教え続けても、腕を出す段階で恐怖の入口に突入する。昨日も接種前に一悶着あったのだが、それでも何とか接種が終了。少し涙は流したが、「思ったより痛くなかった」と言う。

次男は、だんだん自分が何をされるのかわかってきたらしい。3週間連続で同じ場所に来れば、何となく「また、注射だ!」という意識になるのだろう。しかし、まだまだ生後2か月児の力では抵抗することが出来ず、おまけに接種前には羽交い締め状態になるため、泣こうが喚こうが…という感じ。

その夜、長男は平熱のままだったので入浴できたが、次男は微熱気味だったので入浴は控えることに…。

今日は、長男も次男も元気元気! 天気も上々で、小春日和。洗濯物も良く乾く!

スカッとした気分で、新しい1週間を迎えたいものである。


11月21日(月)

ハッキリしないお天気に加え、私の体調も自分でもどうなっているのかハッキリせず。仕事に支障をきたすことはないのだが、どうにもこうにも…。今日の担当は国際関係学部の3時限目「日本社会」のみなので、9時半過ぎのバスで新横浜に移動することにしていた。そこで、いつもよりちょっと遅くまでフトンの中にいることにした。

しかし、一旦仕事モードに入ると、気分も変わる…。

今日の講義は、「日本(人)的 “仲間意識”」の最終回。本来、今日の解説内容がこのテーマの導入になるハズだったが、カレンダーの関係で順序を入れ替えたのは先週も述べた通り。本来の “導入” を “まとめ” に替え、「持ちつ持たれつ」「間人主義」「縁」の3つの特徴から日本人の仲間意識について考えて、これら3つの特徴のもとになって生じている日本(人)的な人間関係の問題点についても触れた。

このところ、この解説時には『ドラゴンボール』を具体例としてDVDを再生する。例年、「間人主義」の具体例として牛魔王が初登場する ”フライパン山” の話を紹介し、アニメにおいても日本(人)的な人間関係(仲間意識)が表現されていることを確認する。

帰途、新幹線が横浜市内に差しかかると、窓の外に傘をさして歩いている人が…。新横浜で横浜線に乗り換える時は傘をささずに歩いている人も見かけたが、鴨居からバスに乗るとザーザー降り状態!? バスを降りて家まで歩く数分は、折りたたみ傘のお世話になることに…。

今日は雨で済んだが、木曜日あたりに首都圏でも雪が降るという予報が…!?


11月22日(火)〜25日(金)

このところ、まとめて更新することが増えてきているような…!?

まずは22日(火)

次に23日(祝)

さらに、24日(木)

そして、今日

この期間の講義忘備録を…。

明日は通常の土曜日にあらず。長男も、小学校へ登校することになる。今日の両替も、このこととからんでくる。その理由は…、また改めて!


11月27日(日)

昨日、長男は土曜日ながら元気に登校!

長男の通う小学校では、この時期に「長縄大会」が行われるのが恒例だという。学年毎に難易度の違いはあるものの、1〜2時間目に全学年が様々な技に挑戦した。長縄跳びの練習では散々な状態だったらしい長男が、クラス担任の先生が「今日は(長男を)誉めてあげてください! 練習で出来なかったことも、今日は出来ていたんですよ!」とベタ誉め! 多少のリップサービスもあるとは言え、それなりに長男は頑張ったらしい。

3時間目は、各クラスに分かれて授業参観。長男のクラスは、国語の授業。

その後、妻と私そして次男は帰宅し、12時半に学校の昇降口へ長男を引き取りに行った。この日の午後は、PTA主催の地域まつり。校庭にはPTAに自治会、野球チームや剣道教室などの出店が並び、子どもたちはお小遣いを親からもらって、好きなものの売り場の列に並んで大喜び!

長男も、初めて自分で好きなものを選んで、自分でお金を払うという体験をして大興奮!

今日は、我が実家へ。

その前に、自治会のご近所(井戸端)掃除の日。前回は天候が悪くて “顔合わせ” をしただけで終了となってしまったが、今回はお掃除の出来る天気に恵まれた。10時に集合後、まずは連絡事項などのミーティング。それから、町内会の班をお掃除しながらぐるっと回ることに…。前回の鬱憤を晴らすかのように、長男も張り切ってお掃除!

30分ほどで解散となった後、タクシーを呼んで実家へ…。

夕方に雨が激しく降ってきたため早めに帰途についたが、長男は家中を走り回ったり、庭の掃除をしたり、おじいちゃんおばあちゃんと触れ合って大騒ぎ!

そんな、アクティブな週末…。


11月28日(月)〜30日(水)

今週の前半3日は、どういうワケか(?)早起きDAYS。

月曜日は通常、国際関係学部の3時限目「日本社会」のみの担当。しかし、国際関係学部では12月23日(祝)に月曜日の時間割で授業が行われることになっているのだが、その日は通信教育部の通常授業があるので、国際関係学部の出講は不可能…、ということで、28日の1時限目に前もって補講を行うことにした。

久々に朝の三島…。講師室では「あれっ、珍しいですね?」と、アチコチから声をかけられる私…。

補講は1か月以上前から

告知していたが、諸事情で事前に欠席の報告を受けている学生などがいて、出席率がいつもより低くなることはわかっていた。が、想定よりもちょっと寂しい雰囲気での補講…。

午前と午後の合わせて2コマの担当を終え、鴨居に戻ると、改札前には長男の姿…。この日は、土曜日の長縄大会の代休。長男も私も髪がちょっと伸び伸び状態だったので、一緒にヘアカットに行くことになっていた。長男は予定より早めに鴨居駅に着いてしまったらしいが、じっと私の到着を待ち続けていたその姿に、頼もしさを感じた。

火曜日は、静岡英和学院大学の3時限目「異文化コミュニケーション論」のみ担当。しかし、駿府ライナーで静岡入りすることにしていたため、6時過ぎには家を出て東名江田に向かうことになった。往きのバスは至極順調、ダイヤ通りに走行していた。

帰りも東名日本平から高速バス利用にしたが、厚木あたりから渋滞に巻き込まれ、20分以上遅れて東名江田に戻ってきた。

そして今日は、1時限目に御殿場看護学校の「文化人類学」を担当。担当…とはいえ、今日は終講試験の実施日である。2008年に御殿場看護学校の「文化人類学」を担当して依頼、初めて年内で出講するということになる。最初の50分で試験を実施し、残りの40分弱で “まとめ” を行う。

それから三島へ移動し、国際関係学部の3時限目「日本社会」を担当…という流れ。

この3日間、講義として…、

気が付けば、明日から12月…。「あっという間の11か月だったなぁ…」と思うのと同時に、「サンタ稼業の準備に入らなくては…」「まだまだ、講義は続くよ!」という様々な事情が交錯する。ただ、我が家にはその前に大切なイベントが控えているワケで…。


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