2016年10月のぼやき
10月1日(土)
気が付けば、カレンダーも残り3枚に…。あっという間に2016年の4分の3、すなわち75%が終了してしまった。
今日は、長男の小学校の運動会が行われる予定だった。が、数日前から天気予報で「土曜日は、朝からぐずついた天気に…」と言われていたので、昨日の段階で日曜日への順延が決定した。よって、今日は “いつもと変わらぬ土曜日” となった。
そこで、妻は来週土曜日に受けることにしていた出産後1か月の健診を、1週間繰り上げて受診することに。午前中、小雨のパラつく中を出掛けていった。そのため、我が家は私と長男、そして次男という “男所帯” になった。
妻が昼過ぎに帰宅するまで、次男はヒドく泣き叫ぶようなこともなく、あまり手がかからない状態だった。だが、オムツを替えた十数分後に “大作業” に取り組んでしまい、「だったら、さっきのと一緒に作業してよぉ〜!」と嘆く私を尻目に、一仕事終えた充実感に満ちていた次男の顔…。
朝、妻が授乳してからちょうど2時間経った頃、お腹が空いたと次男が泣き出した。次男は哺乳瓶がキライで、もっぱら母乳で生きている。が、妻がいない以上は哺乳瓶で我慢してもらうしかない。120mlほどのミルクを作り、次男に飲ませるが、50mlほど飲んだところで、「いや、もう、お父さん、勘弁してくださいよぉ!」と言いたげに、露骨なしかめっ面…。ところが、しばらくして小腹が減ってきたのか、「お父さん、その哺乳瓶のミルクで結構ですので…」というような表情になり、残りを全て飲みきってしまった。
昼食後、今度は私が外出する。仕事関連のコピーを取っておかなくてはならなかったのと、妻との約束でデジカメを購入することにしていたのと…で、それらの用事を1時間ほどで済ませて帰宅する。
明日の天気は…、天気予報会社ごとに若干の違いはあるものの、暖かさ(暑さ?)が戻り、降水確率も低い模様。運動会日和になれば良いのだが…。
10月2日(日)
絵に描いたような運動会日和!
妻が早起きしてお弁当づくりに入り、私は7時半前に小学校へ。いわゆる “場所取り” のためであるが、7:40の開門に合わせて家を出たつもりが、すでに校門前に長い列…。それも、ほとんどが “お父さん” である。
狙った場所はおさえられなかったものの、そこそこの場所にブルーシートを敷くことができた。その後、息子が集団登校する姿を校庭で眺めながら運動会の開会を待った。
午前中、長男の所属する1年生の競技は、「鈴割り」と「集団遊戯」。「鈴割り」は紅組も白組もなかなかくす玉が割れず、「割れやすくするため、校長先生に “魔法の粉” をかけてもらいます」というアナウンスとともに校長先生がくす玉に何やら細工を…。すると、子どもたちから「カッターナイフだぁ〜! カッターナイフだぁ〜!」と叫びだした。その後、長男の白組が先にくす玉を割り、勝利!
しばらくして、PTA競技の綱引きに出場した私…。競技前、「明日か明後日、筋肉痛になりますよ!」などと言われたが、筋肉痛になりそうなくらい力を入れる前に、綱引きそのものが終了してしまった。
私が綱引きに出場する直前、お弁当を作り終えた妻が小学校に到着! 抱っこひもで、次男も同行。注目度100%!
そして、休む暇なく1年生の徒競走…。さらに休む間もなく3〜4年生の大玉転がしに出場することに…!? この競技は「3〜4年生と地域の人々とのふれあい」がテーマとなっているため、3〜4年生が競技前に「一緒に大玉転がしに出てもらえませんか〜っ?」と出場者を募集して回っていた。「ほかに出る人がいなかったら、出ても良いけれど…」と伝えると、「では、お願いします」と出場者用のカードを手渡された。よって、私は午前中に2つのプログラムに出場することに…。
大玉転がしの集合場所に行くと、そこによく知っている女の子が…。我が家のお隣さんだった。地域の人々(保護者を含む)と小学生が組になり、力を合わせて大玉をリレーしている競技なので、順番を少し変わってもらい、本物のご近所で大玉を転がした。
そして、またまた休む間もなく1〜2年生の集団表現(お遊戯)が始まった。
家族そろってお弁当を食べていると、何だか今までと違った雰囲気…。小学校で初の運動会ということもあるのだが、家族が一人増えたということで、レジャーシートの占有率に変化が生じているのである。
まだ生後1か月の次男を長いこと外に出しておけないので、午後のプログラムが始まってすぐ、妻と次男は帰途に着いた。
午後も1年生の競技は色々あったが、紅組白組ともに一歩も引かない状態だった。特に、1〜2年生の玉入れなど、両チームとも玉の数51個で引き分けるという実力の伯仲した試合だった。
午前のプログラム終了時は、紅組がリードしていた。さらに、午後のプログラムでも最初は紅組が優勢だった。が、ジワジワと白組が底力を見せ始め、最終競技で見事逆転! 白組が優勝した時、校庭にいる全ての人が、「えっ?」という感覚になった。
そして…、じわじわと感動がわき出てきた。
閉会式も終了した後、私はPTAのボランティアに登録していたので、会場の後片づけに…。テントを解体したり、パイプイスや小道具類を体育倉庫や体育館に戻す。綱引きより、大玉転がしより、この後片づけがいちばん筋肉痛になりそうな作業だったが、長男が先生方やお友だちに迷惑をかけていることへの “罪滅ぼし” のような、あるいはいつも頑張ってくださっているPTAの皆様への感謝の気持ちのような…。
昨日、何種類かの天気予報に違いがあることを述べたが、結論から言えば今日は「真夏に戻ったような炎天下での運動会」となった。子どもたちも先生も保護者も、みんなかなり日焼けしてしまったほど。私も、両腕を中心に、首筋やら顔やらヒリヒリ状態…。
10月3日(月)
あいにくの天気と筋肉痛で迎えた週明け…。
運動会の代休で、長男は学校へは行かず。明日以降に備えて、疲労を取り除いてもらいたいところである。ところが、私は朝イチからの講義…。5時半過ぎに起床し、6時半前のバスに乗ったのだが、その後の連絡が順調すぎて、新横浜では予定より1本早い新幹線に間に合ってしまった。
その後も順調に電車を乗り継ぎ、片浜駅には7:44に到着してしまった。どこかで時間を潰そうにも、片浜駅周辺にはそういう類の店はなく…。やむを得ず(?)タクシーに乗り込み、沼津市立看護専門学校に向かった。
数分後、タクシーの運転手さんが「あっ、まだ門が閉まってますねぇ…」と。誰よりも早く、学校に到着してしまったらしい。勝手に校門を開けるワケにはいかないのだが、ポツポツと雨も降ってきて、どうにもこうにも…という感じで5分ほど過ごしていたところ、先生方が次々と車で出勤されたので、とりあえず学校内に入れることになった。
講義開始まで、1時間近くあったので、今月の時間割表を見ながら「文化人類学」の講義展開を考えてみた。今日の講義を終えると、次の講義は25日まで無い! 要するに、3週間後…である。そこで、なるべく内容的に “まとまり” のあるところで話を終えなくてはならないことになるため、今日解説する予定だった内容の7割程度で話をやめることにした。
講義の前半は前回までの “まとめ” をし、それから今後のテーマとなる「国際化と日本人」の主旨、展開について説明する。そして、“まとまり” を考慮して、「同質性と異質性」「自文化中心主義」「文化相対主義」にテーマを絞り込んだ。
講義を終えてタクシーで片浜駅に戻る時、路面に水たまりが出来ているのが気になった。運転手さんに聞くと、私がタクシーに乗るちょっと前までザーザー降りだったという。幸いにも(?)、私が国際関係学部に移動するまで、傘をささずに済む程度の雨になっていたのだが…。
3時限目「日本社会」は、今日も「日本(人)について学ぶ必要性」がテーマ。最初に前回までの “まとめ” を行い、「絆」を媒介に、その語源的な考察から日本人の人間関係に関する特徴を探ってみた。
帰りにドラッグストアに立ち寄り、次男用の紙オムツを購入する。昨日まで新生児用を使っていたのだが、今日からはSサイズにランクアップ! 生後1か月とちょっとで5000g超え! 順調に成長しているのは嬉しい限りだが、筋肉痛の身の上にとってはだっこが大変…。
10月4日(火)
昨夜、23時ちょっと前から激しい眠気が怒濤のように押し寄せてきて、「ちょっと仮眠を…」と居間で横になったところ、妻から再三「フトンで寝なさいよ!」と注意されていた私…。頭の中では「はい、わかりました!」と答えようとしているのだが、体が動かない状態が続いた。
結局、仮眠のつもりが3時間にわたる熟睡…。昨夜のうちにやっておかなくてはならない作業があったのだが、全く手を付けていない有様。自分のことは朝に回すことにして、夜のうちに長男が小学校に提出する書類の作成をして、寝室に移動した。
そして今朝、アラームをかけ忘れたため、予定よりも40分ほど遅い起床となった。今朝は駿府ライナーで静岡入りすることにしていたのだが、若干の寝坊(?)で決意が揺らぎ、ネットで予約の取り消しを行おうとしたが、駿府ライナーは「当該バスが始発バス停を出発する2時間前まで」に予約の変更や取消が締め切られてしまうとのことで、15分で身支度を整え、6時半のバスで鴨居駅を目指した。
横浜線も田園都市線も乗り継ぎが順調だったため、東名江田バス停にはいつもとほとんど変わらない時刻に到着した。
東名高速道路の集中工事は、今週金曜日まで行われる。そのため、往き帰りとも渋滞に遭う可能性は高かったが、静岡英和学院大学の講義は3時限目「異文化コミュニケーション論」のみなので、2時間以内の遅延であれば遅刻せずに大学に到着する…という時間的余裕があった。結局、往きは30分程度の遅れで静岡入り。予定していたしずてつジャストラインに乗り継いで、予定通りに英和に到着した。
今日から、「異文化コミュニケーション論」いよいよ本論へ! 「文化のとらえ方」と題して、「culture」の本来的な意味、機能などを、私が担当している他の科目での解説内容と関連付けながら話を進める。
先週に引き続き、今日も帰りは高速バス。東名日本平バス停にバスは定刻通りやって来た。少なくとも、富士川を渡ったところまでは定刻通りの運行だった。しかし、数か所での車線規制がバスの遅れにつながり、それでも静岡県内は5分程度の遅れで走行していた。
バスが神奈川県内に入ると、渋滞情報が…。東名大和を先頭に13キロの渋滞、通過時間80分という電光表示が!? 集中工事、侮ることなかれ。
東名江田バス停には、60分遅れでの到着。すっかり日も暮れて、真っ暗なバス停…。
明日も、朝早く家を出なくてはならない。なので、「急いで帰ろう!」ということしか頭の中に無く、大事な買い物を1つ忘れて帰宅してしまった私…。
10月9日(日)
このところ、公私にわたってアタフタしていたため、「ぼやき」の更新する気力と体力が減退し…などと言い訳をしているヒマがもったいないので、数日分をまとめて更新。
10月5日(水)
この日から、毎週水曜日は1時限目に御殿場看護学校「文化人類学」を、3時限目に国際関係学部「日本社会」を…と、掛け持ちすることになる。
我が家からまず御殿場への移動となるので、東名江田から小田急箱根高速バスを利用して…というのが順当なところなのだが、東名高速道路の集中工事期間中ゆえ高速バスを避けなくてはならない状況に…!? そのため、横浜線で町田に出て、小田急線で相模大野へ1駅移動し、小田急ロマンスカーあさぎり1号で御殿場入りすることにした。
御殿場には8:21に到着。御殿場看護学校の1時限目は9:20開始なので、講義前に時間的な余裕がかなり出来た。
1時限目は、前回2コマ連続で「文化(culture)とは何か?」というテーマに入ったが、今回も同じテーマでの解説。主として「同質性」「異質性」について、そのとらえ方について話を進める。
講義後、急いで御殿場駅に移動するが、数分差で御殿場線は出発していた。30分近くロスすることになるが、それでも国際関係学部の2時限目が終了した頃には三島駅に到着。大学入りすると、すぐにパソコンを受け取り、教室へ移動する。
3時限目は、今回で「日本(人)について学ぶ必要性」の解説が終了。この講座名は「日本社会」であるが、「日本」については今後解説が開始されるのそこまで説明を保留するとしても、「社会」とは何かということを理解していないとこの講義そのものが理解できなくなるため、「社会」の定義・構造を語り、人間関係を維持するために必要と思われる条件を考えた。
帰途、東海道線で熱海、小田原と移動し、小田急ロマンスカーはこね30号で町田へ…。往き帰りともロマンスカーを使用したのは、かなり久しぶりのこと。かつて東京都民だった頃、往復ともロマンスカーにお世話になったことは何度もあったが…。
10月6日(木)
後期は、基本的に木曜日は法学部の3時限目「社会学」のみの担当となるため、比較的朝が楽になる。
長男を送り出した後、レポート類の採点作業に取りかかる。作業がある程度まとまったところで、一旦終了。出掛ける支度をして、ちょっと早めに法学部へ向かうことにした。
11時前に神保町に到着し、ノンビリと法学部へ歩いていると、相変わらず某ラーメン店の前に長い列が出来ているのが見えた。このラーメン店、列に並ぶ時間的余裕がないので入店したことがないのだが、たまに時間的余裕が出来たかと思うと “臨時休業” だったりする。私とは、相性が良くないらしい。
そんなこんなで(?)法学部入りし、講義の準備にササッと取りかかる。早めにお弁当を食べ、早めに教室に移動し、パソコンのセッティングをする。私の作成したパワーポイントとの相性が悪いのか、データを認識するのにエラく時間がかかることがある。そのため、かなり早めにセッティングを開始することになるのだが、この日は思ったよりもファイル認識に時間がかからずに済んだため、教室で講義の展開を再確認する余裕も…。
後期の大きなテーマは「問題行動の根源」についてであるが、今回は「行為」「行動」の違いを明らかにすることで “問題行動” という現象の現実を観ていくことにした。「行為」と「行動」を使い間違えるとどういう事態に陥るのか、具体的な例を挙げながら、ジックリ90分…。
講義を終え、神保町から鴨居を目指す際、妻にメールを入れておく。日曜日に我が家的にはビッグイベントがあるため、その準備や買い物をする必要があり、長男を連れ出す必要があったのだが、私が一旦帰宅してから買い物に出るには時間がかかるため、長男には一人でバスに乗って鴨居まで出てきてもらうことになった。長男にとってバスは身近な乗り物であるが、一人で公共交通機関に乗るのは、生まれて初めてのこと。いつも乗り慣れている区間ではあるが、「ちゃんと降りられるかなぁ?」などと、ちょっと不安げ…。そのため、妻がバス停までついて行き、運転手さんに「この子は鴨居駅で降ります!」と伝えておいたらしいが、それでも長男は「駅で降りたら、お父さんとちゃんと会えるかなぁ?」という不安が襲ってきたらしい。
長男の乗ったバスよりも私のほうがかなり早く鴨居に戻ってきたため、バス乗り場で長男の到着を待つことに…。バスが到着し、長男が降車ドアから降りるや否や、私の姿を発見! すると、すかさず私のもとへダッシュ! 安堵に満ちた顔の長男だった。
無事に長男と合流した後、親子二人で散髪に行く。そして、長男の運動靴と革靴、私も革靴を購入し、日の暮れた空の下を帰途についた。
10月7日(金)
先週は通信教育部の4時限目「社会学」のみの担当であったが、今日は通常通り日大看護の2時限目「社会学」も担当。長男の登校と時同じくして家を出た。8時台後半の東横線・副都心線は相変わらず空いていて、千川までゆったり座っての通勤。
日大看護の講義は、「社会(学)とは何か?」がテーマ。社会学の研究対象である「社会」を定義づけ、人間関係(仲間意識)の相対性について語り、次回以降の講義内容への橋渡し的な話をして講義を終えた。
千川駅へ戻り、有楽町線で市ヶ谷へ。通信教育部へは3時限目が始まってすぐの到着。90分以上の余裕が生まれたので、ゆっくりお弁当を食し、講義用資料を念入りに編集し、印刷作業に取りかかる。
4時限目は、先週よりも教室内の人数が多くなっていた。用意した資料はギリギリ足りたのだが、“社会学を初めて履修する学生” がまた増えて、こちらの資料が足りず。初履修の学生には、講義後に残ってもらうことになった。
講義は、今回から「“自由” とは何か?」がテーマとなる。その初回として “自由” の定義・性質を語り、自我(ego)と超自我(super−ego)の関連性をもとに、暗に次回の講義内容の橋渡しをして解説を終えた。
帰りに、月一の通院。体調は一進一退を繰り返しているような状態…。まだまだ、“患者” という地位から脱することはないようである。
10月8日(土)
翌日のビッグイベントに備えてオフの予定だったが、急きょ実家に行くことになり、長男と一緒に出かけることにした。
家を出た時は雨が強く、上着もズボンもビショ濡れで実家に到着。しかし、しばらくすると雨が上がり、太陽がサンサンと輝き始めた。雨の心配はほぼ無くなったが、翌日のこともあるので、ちょっと早めに帰途につくことにした。
そして今日、両親と伊勢山皇大神宮で11時に待ち合わせ、次男のお宮参りに臨む。朝は横浜市内全域で基準水量を超過するほどの強雨だったが、昼に近づくにつれて雨脚は弱まり、神殿でのお参りを終えて外に出ると、空は雲に覆われていたものの雨は上がり、その後の移動にも支障ないほどになっていた。
その後、タクシーに分乗し、中華街での会食。長男は何度か中華街に来たことはあるものの、キチンとお店に入って食事をしたことがなく、これが中華街での初の食事! 本格的な中華料理に驚きながら、「出てくる料理、全種類食べるから!」と息巻いていた。
次男は…といえば、ベビーカーに寝かされて、食事の邪魔もせずにスヤスヤ…。最後のほうで少しぐずったものの、今日はずっとお行儀が良かった。
が、家に戻ると、いつものきかん坊に…!?
生後1か月ちょっとの赤ちゃんとは、そんなもの。長男の時も、同じような感じだったし…。
10月10日(祝)
「体育の日」である。そして、我が父の誕生日でもある。子どもの頃から「10月10日」を “2つの意味合い” を持って過ごしてきた私にとって、ハッピーマンデー制度による「体育の日は、10月の第2月曜日」という規定には違和感があった。
が、今年の “10月の第2月曜日” は、今日である。久々に、「体育の日」が10月10日に帰ってきた。
そもそも、1964年10月10日に東京オリンピックが開幕されたことを記念し、国民の健康増進の目的で「体育の日」がこの日に制定されたハズなのに…。このところ、経済効果が優先されて『国民の祝日」の趣旨がなおざりになっているような感じである。
さらに…、健康増進の目的で制定された「体育の日」に出勤することになった私…。文科省からのキツイご指導によって「講義回数の徹底」が大学全体に浸透しつつある昨今、休日出講も珍しくなくなってきた。ただ、世間様は祝日なのである。休日なのである。交通機関のダイヤも混み具合も異なり、大学の所在地によっては「往きのバスはあっても、帰りのバスがない!」などという事態も引き起こしてしまいのである!
でも、こんなご時世に “働く機会” が与えられていることに感謝を忘れてはならない。気温がなかなか上がらない中、いつもの月曜日のつもりで国際関係学部へ出講した。果たして、学生たちは教室に集まるのか!?
3時限目「日本社会」は、今日から3回連続で「日本(人)的 “愛”」がテーマになる。今回はその導入として(もはや、この講義の恒例行事と化している?)日本人の心に響くラヴソングの傾向性を実際に6曲(メドレー)を鑑賞して確かめた。そして、西洋の愛と比較しつつ日本(人)の愛の特徴を中心に解説して、次回の講義につなげることにした。
今日は連休最終日。往きの新幹線は自由席でも何とかなると思ったが、新横浜駅の混雑状況から指定席の予約を入れることにした。帰りは大混雑が当初から予想され、実際に新幹線の指定席は予約でいっぱいだった。そのため、自由席も混雑するのでは…ということで、やむを得ずグリーン車の予約を昨日のうちに入れておいた。
この判断が大当たり! 帰りの三島駅はいつになく混雑しており、さらにこだま号の自由席も混み混み状態!?
とりあえず、連休最終日の混雑は避けて帰途につくことが出来たのは大きかった…と思う。
10月11日(火)
今日の担当は静岡英和学院大学の3時限目「異文化コミュニケーション論」のみであるが、往き帰りとも高速バスを利用することにしていたため、朝6時過ぎに家を出て、夜7時前に帰宅する…といった、1日の半分以上を外で過ごすという状態になった。
起床してしばらく食欲がなく、何も飲み食いせず家を出たのだが、東名江田バス停に向かう途中で小腹が減ってきたので、某牛丼屋さんで朝食をとることにした。ところが、店内の様子がかなりおかしい…。明らかにまともではない4人組の輩が、周りへの配慮なく大声で喋っていたり、ソファーで寝ていたり、スマホで話を始めたり…と、「自分たちさえ良ければ」状態であった。
しばらくして、1人の警官がやって来た。寝ている輩の足をたたきながら「おい、起きろ!」と言うや否や、「暴力ふるってるんじゃねぇ!」などと言い返す輩。さらに、「さっさと店の外に出ろ!」という命令に、「今ので怪我をした」だの「丁寧に起こしてくれたら、店を出ようと思った」だのと言い出す輩。そして、警官に対して「お前、本当に警官かよ?」とか「オレの言ってることがわからねぇのかよ? 知能が低いんじゃないか? 警察やめたほうがいいんじゃねぇ?」「気持ち悪ぃんだよ!」などと、侮蔑の限りを尽くし、何度も警官に殴りかかろうとしていた。
その輩が「てめぇが出て行けよ! 訴えるぞ!」などと言い出す。警官は、店内に客(=私)がいるため事を荒立てない方向に持って行こうとしているのだが、そんな配慮に気が付くような知能のない4人の輩…。警官が一旦店外に出ると、「訴えられるのが怖くて、びびって出ていってやんの!」などと勝ち誇った4人の輩。
キチンとした教養のある方なら、公務中の警察官個人を訴えることができないことはお分かりだと思う。訴えるなら、神奈川県警を相手に訴えを起こさなくてはならないのである。しかし、食事を終えても代金を支払わない無銭飲食状態の上、店との商取引の終了後も店に居座る不法占拠状態だった輩たちが県警を訴えたところで、逆に墓穴を掘る以外の結果は見えてこない。
警官相手に闘った自分たちがカッコイイとでも思ったのだろうか? その後も警官が何度も店に入ってきたが、私はバスの時間も迫っていたので長居することも出来ず、輩たちと警官の “結果” も知ることなくその場を去ったが、朝から気分の悪くなる出来事と遭遇してしまったことを悔やむことになった。
が、法学部で現在解説している「問題行動の根源」のネタとしては十分すぎるくらいリアリティのある事例は集まった…と考えると、仕事のためには良い経験をしたのかも知れない。
気分を入れ替え、静岡に向かい、静岡英和学院大学に到着後すぐに講義用資料の確認をする。
3時限目は、今日からしばらく「異文化とは何か?」がテーマ。今回は「疑似環境」「状況(情況)的影響」「絶対−相対」といったキーワードをもとに、人間が環境に影響される存在であることを再度確認する。
夕方、再び今朝の悶着のあった牛丼屋さんの前を通ると、何事もなかったかのように店内は明るかった。交番に立ち寄って「今朝の一件、どうなりました?」などと聞いてみたくもなったが、それは講義のネタ作りだとしても “いき過ぎ” のように思えたので、そのまま素通り。
努力を怠ったため落ちこぼれ、それを周囲のせいにして、自分たちと同じ境遇の者を見つけて共感し合い、自分たちだけの偏狭な仲間意識でしか動けなくなる悲しい輩たちを見ていると、「そのうち、取り返しのつかないことになるぞ!」という気持ちになる。誰かが忠告しても、おそらく聞く耳を持たないだろうが…。
10月12日(水)
今月から、水曜日が “1週間で一番忙しい日” となっている。
今朝も5時半前に起床し、6時過ぎに家を出てバスと地下鉄を乗り継いで東名江田バス停に向かった。すでに東名高速道路の集中工事は終了しているので、今日は小田急箱根高速バスを利用して御殿場入りする。
高速バスは “ほぼ” 定刻運行で、予定通りに御殿場看護学校に到着した。
1時限目「文化人類学」は、今日で「文化(culture)とは何か?」の解説が終了。主として「文化変容」について語る。
いつものように、講義を終えるとすぐ御殿場駅に移動し、御殿場線と東海道線を乗り継いで三島へ。国際関係学部入りするや否や、教室のAVラックのカギとパソコンを受け取って教室へ移動し、。
3時限目「日本社会」は、前回に引き続き「日本(人)的 “愛”」について。最初に『あの素晴しい愛をもう一度』を鑑賞して自然性に基づく日本人の愛の特徴を探り、西洋人の愛を理解するべくジョン・レノンの『LOVE』を鑑賞する。そして、「慈悲」「甘え」をもとに、日本(人)的な “愛” の特徴と副作用を説明する。
昨日今日と早起き続きで、時に激しい睡魔に襲われた。こういう時は、新幹線で一気に帰るのが吉! ただ、ひと眠りするのには時間がちょっと足りなかったりもする…。
10月13日(木)
今日の出講は、法学部の3時限目「社会学」のみ。よって、朝は時間的にちょっと余裕も…。
長男の朝食や学校の支度を手伝い、8時前に送り出し、それから今日の講義の内容確認をして、9時過ぎに家を出た。
3時限目は、最初に前回の「行為と行動」に関する復習をし、DEENやZARD、FIELD OF VIEWのヒット曲を鑑賞することで「行為」と「行動」の違いを耳でも確認してもらう。そして、前々回の講義内容を違った角度で理解してもらうべく、毎年恒例の「日本のアニメーションが韓国でどのように編集されるのか?」ということを紹介することで、日韓の 「communis」がどのようにズレているのかを比較する。ただし、今回はアニメの “主題歌” の歌詞の比較が中心。学生たちの希望により、来週もこの話を継続解説することにした。
帰途、またしても常識外れな輩と遭遇してしまった。今度の種族は、おそらく60年以上は生きていると思われるオス。長津田から乗った横浜線は座席が全て占拠されていたので、ドア付近に立って鴨居に戻ることにした。中山に着き、あと1駅で鴨居というところで、その輩は現れた。
横浜線に乗り込むや否や、私に体当たりしてきたのである! ドア前はスペースが広く空いていて、普通に歩けば誰にも接触しない余裕があった。2人で並んで乗り込んでも十分なくらいだった。なのに、輩はぶつかってきたのである。
謝罪の言葉の代わりに、「つっ立ってんじゃねぇよ!」とボソボソとつぶやいていた。常識外れの輩には、常識に沿ったことをしても通用しない。こちらが攻撃を仕掛ければ、車内の雰囲気が悪くなるだけである。
腹立たしさをグッとこらえて鴨居で下車し、改札を抜けると、長男が「あっ、お父さん!」と駆け寄ってきた。
今日はスーパーの特売日で、仕事帰りに立ち寄ることにしていたのだが、仕事のツール類が思いがけず増えてしまい、長男に鴨居の駅まで来てもらうことにしたのだが…。予定では私のほうが先に鴨居に到着するハズだったのだが、私が乗るよう指示したバスがだいぶ遅れていて、それで長男は別のバスに乗って来たという。そのため、改札前で長男が私を待ち受ける…ということになった次第。
長男の姿を見て、腹立たしさはほとんど昇華されていった。
明日も頑張ろう!
10月14日(金)
小学校へ行く長男と一緒に家を出て、日大看護へ向けて移動する。今朝はいつもより電車の乗り継ぎも良く、千川にもいつもより早く到着した。
そして、ゆったりと2時限目「社会学」の開始を待った。講義は、今回と次回で「社会的動物としての人間」をテーマに解説することになっているが、今回は特に「福祉」の語源的な話から「double happiness論」に関する解説をする。
講義の冒頭、昨日 “ノーベル文学賞” に選ばれたボブ・ディランについて触れるも、学生の反応は冷ややか。ボブ・ディランについて知っている学生がほとんどおらず、同時に触れたエルビス・プレスリーについても誰一人として知る者はいなかった。これを「時代の流れ」と取るか、はたまた「自分の日常に関連のないものについて知識を得ようとしていない」と取るか、実状をキチンとおさえていないため結論づけることは難しいが、現在のミュージックシーンの基礎を築いた偉人たちの功績くらいは知っていて欲しいと思った次第。
その後、通信教育部に移動し、お弁当を食し、講義用パワーポイントの内容を確認し、4時限目「社会学」に臨む。前回から「“自由” とは何か?」をテーマに講義を進めているが、今回として “自由” が阻害されている状態として “不自由” と “非自由” の違いについて述べる。
今週も、あっという間に金曜日まで駆け抜けていったような…。
10月16日(日)
昨日は、長男が3月まで通っていた幼稚園の運動会。午後最初の競技が卒園児による障害物競走「こんなに大きくなりました」なので、家族そろって運動会会場となる中学校に出掛けた。
長男の同級生たちは、この7か月でスッカリ雰囲気が変わっていて、お兄さんお姉さんらしさが増していた。そして、ちょこまか動き回っている在園児たちを見ていると、「以前は、あんなふうにちっちゃかったんだよなぁ…」と、その成長ぶりを実感する。
昨日の主役はもちろん長男だったのだが、次男も注目の的! 「赤ちゃん、もう産まれましたか?」と、長男の同級生だった子のママさんたちや先生方から尋ねられ、次男はアイドル状態に!? 次々に「だっこさせて!」と、ママさんたちがやって来た。
たった7か月前までは毎日のように会っていた保護者同士も、在園時の想い出や近況を語り合って、子どもたちだけでなく保護者も同窓会状態…。
長男の出番が終わったらすぐに帰るつもりだったのだが、しばらく運動会を見ることになった。
今日は、私一人で映画鑑賞。
9月中に『ザ・ビートルズ〜EIGHT DAYS A WEEK』というドキュメンタリー映画の前売り券を2枚購入しておいたのだが、「ロードショー」を謳っていたので今月末に鑑賞するつもりでいた。ところが、何やらイヤな予感がしていくつかの映画館に上映期間について問い合わせたところ、「4週間限定のロードショーですので、今月10月21日をもって上映終了となります」と、揃いも揃って同じ回答が返ってきた。
そのため、2枚の前売り券を無駄視しないよう、そのうちの1枚を急いWeb上で予約登録し、残りは今週中に時間の合うところで…ということにした。
ちょっと前までは、どの映画館でも1日複数回上映だったビートルズの映画。今では1日1回上映になり、私の出講シフトに合わない上映館が目立ってきた。その上、上映時間が2時間半ほどあるため、仕事帰りに鑑賞すれば帰宅時間が遅くなり、子どもたちの(特に次男の)入浴時間が遅くなる…という事情もあり、「ビートルズを取るか、家族を取るか」という、ハムレット的な情況でもある。
とりあえず、今日は12:45上映開始の映画館に出掛け、2時間半の鑑賞をする。
映画の内容は、以前からビートルズを良く知る人にはもちろん、初めてビートルズに触れる人にも “入門編” 的に鑑賞できるような構成だった。ビートルズのアマチュア時代から1962年のデビュー、そして1966年のライヴ活動終焉、その後のスタジオ中心の活動を経て、アップル社ビルの屋上でのライヴへと、ビートルズや関係者、その他ビートルズに影響を受けた著名人たちのインタビューを交えて、躍動的に足跡をたどる形になっている。1962年から66年まではライヴ活動を中心に、1967年からはメンバー間の人間関係や音作りの変化を中心に、「ビートルズとは何か?」を改めて考えさせられるような、そんな映画である。
本編終了後、1965年のシェイ・スタジアム・ライヴの特別編集版が上映された。映像も音声もリマスターされ、51年前のライヴが “ついこの間” のものであるかのような高品質に生まれかわっている。このライブの映像は何度か見たことがあるのだが、シッカリとリマスターされたために臨場感は増し、「ビートルズって、やっぱり演奏が上手なバンドだったんだなぁ!」ということの再確認にもなる。
ただ、この映画で残念に思えたところは、ライブ映像と音声が “別物” というものが結構あったこと。映像は1963年の英国でのライヴなのに、音声はその2年後の米国でのもの…というような感じ。気にしなければ違和感は覚えないのだろうが、貴重な映像が見つかったのだったら、その時の演奏で聴いてみたかった…と思った。
それにしても…、あと1枚の前売り券、どうしよう?
10月18日(火)
昨日は雨降る寒い一日で、今日は一転して “夏に戻ったような” 一日だった。
こうもコロコロ陽気が変わると、体が追いつけなくなってきて、「ぼやき」の更新にも影響が…!?
昨日は、国際関係学部への出講日。傘をささなければ歩けないほどの降雨の中、首都圏では鉄道ダイヤの乱れが生じていた。そこで、新横浜までバス1本でアクセスすることにし、新幹線に乗り継ぐことにした。新横浜を出発し、西へ西へと移動するごとに雨脚が強まって、三島に到着した時には “徒歩0分” の北口校舎へも傘がないとツライ状態に…。
3時限目「日本社会」は、前回まで解説してきた「日本(人)的 “愛”」について60〜70年代の日本のヒット曲を用いて “再確認” の作業。。『或る日突然』『空よ』『よろしく哀愁』『やさしい悪魔』といった、学生たちには馴染みが薄い曲を今年も飽きもせずに紹介しつつ、純度の高い日本人の “愛” の表現について考えた。
今日は、早朝こそヒンヤリしていて家を出る時には上っ張りが必要だったが、東名江田バス停に着く頃には汗ばむ陽気となり、その後は夏に逆戻り…。
往き帰りとも高速バスは順調で、遅延も想定の範囲内。心身ともゆったりとした通勤と相成った。
静岡英和学院大学の3時限目「異文化コミュニケーション論」は、「異文化とは何か?」の2回目。今回は「異質性と同質性」を中心に語る。前回の講義を簡単に振り返った後、『The Long and Winding Road』『Sound(s) of Silence』『或る日突然』の3曲についてアレンジ(バージョン)の違うものを聴き比べ、それから「同じものを見ても異質な部分ばかりを追えば違うものに見えるし、違うものでも同じ部分を探せば類似したものに見えてくる」という内容について具体例を挙げて説明する。
昨日と今日は、CDをふんだんに(?)使用しての講義。百回の説明よりも視聴覚資料のほうが “理解” を素早く助けてくれることもある。今後も程よくCDやDVD類を講義で使用することになるが、以前の私(の講義)と比べて随分と視聴覚資料の使用頻度が上がってきているような…?
10月19日(水)
2日連続で、早起き…。
今日は東名高速が渋滞しないと判断し、小田急箱根高速バスで御殿場へ向かうことにした。7時半過ぎに東名江田バス停を出発し、御殿場駅には8:45に到着、9時前に御殿場看護学校入りする。
1時限目「文化人類学」は、今週と来週で「国際化と文化変容」を解説する予定。今日は「自文化中心主義」「文化相対主義」「グローカリゼーション」をキーワードとして、異文化と接触した(出会った)際の人間・社会の反応について語る。
例によって、1時限目が終了するとすぐに三島に向けて移動開始! タクシーで御殿場駅に急いで戻るも、残念ながら今日もタッチの差で御殿場線に間に合わず。次の電車まで30分近く待たなくてはならなくなったが、次は御殿場始発のため、車内で待たせてもらうことにした。
そして、12時半前に国際関係学部北口校舎入り。急いでパソコンを借り、講義教室でセッティングに入る。
3時限目「日本社会」は、今週から「日本(人)的 “和合”」がテーマ。最初に今までの解説内容を簡単に振り返り、今回の解説で重要となる「以和為貴」「仲良きことは美しき哉」「満場一致」などの言葉をもとにしつつ、日本(人)における “和合” の意義や必要性を語る。
それにしても、昨日も今日も秋とは思えないような陽気だった。帰りの新幹線の車内はクーラーが作動していたが、窓の外からの熱気で涼しさがあまり感じられない有様。今後も暖かい日が続くのか、はたまた秋に戻るのか…?
本当に、体調管理が難しいところ。
10月20日(木)
今日もまた、上着不要な一日だった。
電車や校舎内にはクーラーが入り、「今日は何月何日だったかな?」と、日付さえ忘れてしまいそうな陽気だった。秋から冬にかけて大学でも様々なイベントがあり、特に学園祭は大学・学部ごとに日程が異なるので、日付の間違えは今後の講義回数の把握に大きく影響してしまう。
それはさておき(?)、今日は法学部の3時限目「社会学」のみの担当だったため、いつもより遅くまでフトンの中にいて、のんびりと支度をし、それでも11時半までには法学部入りできるように家を出た。が、どうにもこうにも首都圏の鉄道はダイヤが乱れがちで…。
今日の講義は、前回の “延長戦” 的な内容で、「日本のアニメーションが韓国でどのように編集されるのか?」という視点から日韓の 「communis」の違いを比較する作業の継続である。前回はアニメの “主題歌” の歌詞の比較が中心だったが、今回は “本編” の比較。韓国においても日本大衆文化の象徴的存在である『クレヨンしんちゃん』の比較をする。
本来は、それで考察を終了しても良かったのだが、時間的に余裕があったので「韓流ブーム」と呼ばれた現象に関する “裏情報” なども紹介する。ちょうど韓国人留学生も履修しているので、彼らに “証人” となってもらうことで、私の解説の信憑性を高めることにした。
先週に引き続き、今日も仕事帰りにスーパーでお買い物。そして、長男と鴨居駅で合流する。もうすっかり “一人でバスに乗る” ということに自信をつけた長男…。もっとも、時枠の最寄りバス停と鴨居駅までの間の話ではあるが、それでも一人で待ち合わせ場所まで来てもらえるというのは、手がかからずに楽である上に頼もしいことである。
長男には未熟な点は多々あるが、ひとつひとつ克服して成長してもらえたら…と思う次第。
10月21日(金)
いつもなら2時限目に日大看護の「社会学」を担当して、それから4時限目の通信教育部「社会学」の担当…という、移動を伴う出講日となるハズが、今日は日大看護で入試関連で午前中が休講となった。そのため、今週最後の出講は通信教育部のみという状態に…。
次男の夜泣きにずっと応対していた妻に代わり、今朝は私が長男のお世話。朝食を取らせ、身支度を整えさせ、集団登校の集合場所に遅刻しないよう送り出した。
それから私が朝食を取り、今日の講義内容の確認をし、いつもは大学で行っている講義用資料の編集も済ませておき、ちょうど良い頃合いを見て家を出た。
今日は天気こそ良いが、気温は昨日までに比べて低めで、上着が必要な陽気。こうもコロコロと気温が変わると、鼻やノドにも良くないことが起こってくる。実際、長男は鼻をかむ回数が増えたという。
13時半過ぎに通信教育部入りし、講義用資料の印刷に取りかかる。出来上がった資料を持ってちょっと早めに教室入りし、4時限目の開始を待つ。今日から「“正義” の含意」がテーマ。今回は “正義” の定義づけと性格づけを中心に語る。
今週の全ての講義を終え、横浜方面へ戻る…というのは当然のことだが、今日はルートも目指す場所もちょっと違う…。
今週の日曜日(16日)の「ぼやき」で『ザ・ビートルズ〜EIGHT DAYS A WEEK』というドキュメンタリー映画を観に行ったことは述べたが、実はこの映画、首都圏のほとんどの映画館では今日で上映終了となってしまう。そのため、手元に残っている1枚の前売券を無駄にしないように…というよりも「まだまだ感動したい!」ために、講義後に映画鑑賞と相成った。
最近は、シネコン独自のポイントカードやマイレージカードを発行しているところが多い。私はもっぱらTOHOシネマズのポイントやマイルを集めているので、上映館選びも当然TOHOシネマズ系列で…と言うことになる。前回はららポート横浜で鑑賞したが、上映開始時間の関係で上大岡を選んだ。
上映開始時間が18:55とあるので、4時限目終了から時間的に多少の余裕がある。しかし、市ヶ谷と上大岡では、「最短距離を取るか? 乗換回数を取るか?」によってはルートが大きく変わってくる。そこで、都営新宿線で馬喰横山に出たところ、ちょうど京浜急行乗り入れ(特急)の都営浅草線(東日本橋乗り継ぎ)で来たので、上大岡まで1回の乗換で済むことになった。
既に鑑賞している映画ではあるが、前回とはまた異なる感動がある。50年以上の時を経ても、なお輝きを失わない…いや、それどころか輝きは増しているようである。
10月23日(日)
昨日の昼過ぎ、長男と一緒に横浜駅東口にある横浜市営バス案内所へ行き、定期券を継続した。
お昼を食べずに家を出たので「どこかでお昼を…」ということになったのだが、息子が「ウドンかソバが食べたい!」と言うので、適当な店を横浜駅周辺で探すことにしたのだが…。ラーメンと違って、ウドンやソバは外食するとなると “それなりの” お値段がかかる上、入店までの待ち時間も考えると…。
と、その時、私が学生時代からちょくちょく利用していた店のことを思い出した。その店、つい最近Webでも紹介されていたほど横浜市内では注目されている立ち食いソバ屋である。その店の話を長男にしたところ、興味津々! 数分後、立ち食いソバ屋デビューを果たした息子は、外で、それも立って食べるというシチュエーションにも大興奮で、いつもよりソバが美味しく感じられたという。
その後、今月1日から運行されている「ぶらり観光SAN路線バス」の1つ、「ぶらり赤レンガBUS」を利用してみなとみらいへ行き、帰りもそのバスを待って家路に就いた。
今日は、私の住んでいる町の自治会合同運動会。町の面積が広く世帯数もかなりあるため、待ちの自治会数は10を越す。それらが一堂に会し、毎年運動会を開催するというワケである。我が家は昨年までこの手のイベントには参加せずに来たが、長男が子供会に入り、我が家も自治会にキチンと登録されたこともあり、今年は参加してみようということになった。
ただ、我が家には生後2か月に満たない次男が…。そこで、妻には朝からお弁当作りに入ってもらい、昼休みに合わせて次男と会場に来てもらうことにした。私と長男は、8時過ぎに出掛け、最初から最後まで運動会に参加。
事前に「この手のイベントには、自治会役員や関係者ばかりが参加し、一般の参加者があまりいない」という情報を得たのだが、長男が3月まで在籍していた幼稚園のお友だちが別の自治会に散らばっていて、「もしかしたら、いろんなお友だちと再会できるかも?」などという期待を込めて会場入りした。
その期待は、自治会テントに顔を出した次の瞬間から現実のものとなる。私の所属する自治会の子供会役員の方々はほとんどが知り合いで、その子どもたちも長男のお友だち。もちろん、同じ自治会内にはたくさんの知り合いやお友だちがいるので、日常生活の延長線的な状態に…。
そして、隣にテントを構えた自治会にも、長男の幼稚園時代のお友だちが…!?
初参加ではあったが孤立することなく、アチコチから声をかけられ、スッカリ運動会に馴染んでいた我が家だった。
基本的には “中学生以上の競技” が採点対象となり、小学生以下のものはオープン競技扱い。さらに、中学生以上にもオープン競技が用意されていて、全体的にはホンワカしたノリである。そして、玉入れや綱引き、障害物競走、大縄跳びなどの採点競技も勝負にこだわるギスギス感もなく、和気あいあいという感じ。
ただ、回覧板によると「今年こそは完全優勝」というのが、我が自治会の目標らしい。
ちなみに、私は基本的に “長男の保護者” という立ち位置で臨むつもりだったのだが、開会式前に玉入れの代表20名の一人に入ってしまった。が、この競技で我が自治会は他を大きく引き離して優勝! その後も、採点競技で点数を重ねていく。
今回の運動会、閉会式で “異例の事態” が発生する。通常は優勝、準優勝、第3位の表彰があるのだが、今回は “3自治会同一ポイント” となり、3自治会同時優勝という措置が取られることになったのである。その3自治会に、我が自治会も食い込んだ!「私も、この優勝に貢献できたのかな?」などと思うと、実に感慨深いものがある。
長男はたくさんの競技に参加し、「参加することに意義がある」を地で行き、たくさんの参加賞を貰い、それなりに満足げ。
来年は、親子してもっともっと貢献できたら…と思う次第である。
10月24日(月)
軽い筋肉痛…。そして、再び日焼け!? 色も痛みも鎮まってきた首回りや腕など、またしても褐色に焼けてヒリヒリ。
長男は起床時にはグズッていたものの、一旦フトンから出るとエンジン始動! 用意した朝食をペロリと平らげ、元気よく登校した。その姿を見て、私も頑張らなきゃ…と思った。
長男の姿に元気づけられ、颯爽と(?)国際関係学部へ出講する。昨日は太陽がジリジリと照りつける熱い一日だったが、一転して今日は秋に戻ってヒンヤリするような陽気。日々陽気がコロコロ変わると、体調管理はもちろんのこと、何を着て出かければ良いのか悩むところである。
なるべく外を歩かないで済むような乗換を考えて、体を冷やさないようにして移動する。
3時限目「日本社会」は、前回に引き続いて「日本(人)的 “和合”」の解説。「和合の含意」「ジャンプ3原則」などをキーワードにした話になる。実はこの回、なぜか台風並みの強風が吹き荒れる中で行われる…というジンクスがある。前期開講時もそうだったのだが、果たして今日は…という不安を抱えての出講となったのだが、杞憂に終わる。
もしかして、私の心情や学生たちの相性などと何らかの関係があるのか? そんな非科学的なことでさえ、理由づけとして考えてしまう昨今…。
気候の話は置いておき、今日の講義では「違いを “違い” として認める」ことや「1+1の人間関係に無限の可能性を期待する」といった、日本人の “和合” に込めた想いを “日本的漫画” や “戦隊もの” などといった具体例を用いて解説し、外国人の “和合” に対する反応などを紹介(比較)した。
明日は、今日よりもっと気温が下がるという。なのに、早朝からの移動…。
10月26日(水)
昨日と今日は、1週間で2日の早起きデー。なのに、この2日間は通常とは違う移動が…。
昨日は、1時限目に沼津市立看護専門学校で「文化人類学」を担当後、静岡英和学院大学で3時限目「異文化コミュニケーション論」を担当。片浜から東静岡へ東海道線で移動し、バスに乗り継ぐつもりが…。9月にはバスが数分遅れていたために何とかなったのだが、昨日はバスが定刻通りに東静岡を出発していたため、乗り継ぎに失敗。次のバスまで50分待ちだったので、タクシーを使うことにした。
英和での講義を終え、いつもなら高速バスで帰途につくところ、昨日は新幹線で一気に新横浜へ戻ることにした。しかし…、EX予約でひかり号の指定席を押さえてあったハズなのだが、なぜか確認メールが来ない…。念のため予約内容を確認したところ、日付を間違えて予約していたことが発覚! 急いで予約の変更をするが、なぜか喫煙者でもない私が喫煙車両に予約を入れてしまうというアタフタ状態…。予約変更可能時間までに何とか座席はおさえることが出来たが、どうにもこうにも全てが落ち着かない一日だった。
今日は、1時限目に御殿場看護学校で「文化人類学」を担当し、3時限目に国際関係学部で「日本社会」を担当する。御殿場市と三島市は隣接しているものの、タテの移動が路線バスしかなく、御殿場線を使うことになるのだが、その御殿場線も本数が少なく、移動に1時間半以上を要することになる。
それでも、今日は天気も良く、今年初冠雪の富士山を眺めつつ御殿場線に揺られるのは乙なものである。
ここで、この2日間の講義忘備録を…。
「文化人類学」については、沼津市立看護専門学校では「国際化と日本人」、御殿場看護学校では「国際化と文化変容」をテーマに解説を進めたが、偶然にも内容は日本人と西洋人の「愛」の比較という同一内容。
「異文化コミュニケーション論」は、「異文化とは何か?」の最終回。「文化変容」について、数々の現象を具体例をあげながら解説する。
「日本社会」は、前回まで解説していた「日本(人)的 “和合”」の特徴を、日本のアニメーションで視聴覚的な理解に努めることにした。『妖怪ウォッチ』『それいけ!アンパンマン』とっとこハム太郎』を鑑賞し、そこに見られる和合性や満場一致の理念、「1+1の人間関係に無限の可能性を期待する」日本人性を理解してもらうことにした。
とりあえず、今日は早めに就寝したほうが良さそうである。
10月28日(金)
昨日と今日は、担当する科目全てが「社会学」という2日間…。
昨日は、3時限目に法学部へ出講。「問題行動の根源」の “根源” に関する解説に入ったのだが、来週は祝日と重なる&学園祭期間のために休講となるため、問題行動の分類や流れを中心に語り、キリの良い所まで話をして再来週を待つことにした。
今日は、2時限目に日大看護へ、4時限目に通信教育部へ出講。日大看護では、「社会的動物としての人間」の最終回。「生理的早産」を媒介に、人間の動物学的な特徴から「人間がなぜ、社会なしに生きてゆけないのか?」という点へ言及する。通信教育部では、「“正義” の含意」の2回目。“正義” や “逸脱” の相対性を中心に語る。
昨日は比較的暖かな一日だったが、今日は朝から冷え込み、午後には冷たい雨が降り出した。コロコロ変わる気温や天候に体がなかなかついてゆけず、このところヘロヘロ状態が続いている私…。
10月31日(月)
土曜日から今日まで、私は3連休だったのである!
土曜日は横浜市営地下鉄の新羽車両基地で催された「はまりんフェスタ2016」に長男と一緒に出かけ、日曜日は家族そろって私の実家へ…。
そして今日は、朝食を抜いて午前中にかかりつけ医院に行き、血液検査。久々に、たっぷり(?)血を抜かれてきた。
この3日間の詳細は、11月に入ってから頃合いを見て述べようかと…。
早いもので、今日を以て2016年の6分の5、すなわち80パーセント以上が過ぎてしまったということになる。今年は長男が幼稚園を卒園し、小学校に入学。そして、夏には次男が生まれ…と、めまぐるしく過ぎていることもあり、“あっと言う間” 感が半端ない。
齢を重ねると時間の流れが早く感じられるというが、今年はここまでマッハの如く毎日が過ぎていく感じだった。この分だと、“あっという間” に大晦日を迎えているかも知れない…。
今月のぼやきトップページへ