2014年4月のぼやき
4月1日(火)
2014年度の幕開けである。
同時に、消費税率が8%に引き上げられた。昨日のうちに4月中の新幹線乗車券類をまとめて購入したのだが、乗車券と特急券については3月31日までの料金とルールを適用したものが発券されたが、ぷらっとこだまは既に引き上げられた税率に合わせた料金設定に変更されていた。「急いで購入した意味、ないじゃん!?」などと思いつつも、ゆったりと予約を入れられたことを喜びとする私…。
昨年度と同様、年度最初の “仕事” は、国際関係学部の教員打合会…ということで三島へ向かうが、ここ数日ずっと新旧パソコンとの “にらめっこ” していたため、少々寝不足気味…。往復の新幹線車中では、ほぼ意識不明状態に…!?
9時過ぎには大学に到着し、すぐ胸部X線撮影の受付をする。打合会の開始時間(11時)近くになって受付が混雑していたのを見て、自分の判断が正しかったことを実感した。
打合会は30分と経たないうちに終了し、その1時間後に学内のラウンジで懇親会が開催された。今年は、例年以上に出席者が多かったように思う。
夕方に帰宅して、今もなおパソコンの引越作業の真っ最中…。いつもの更新ペースに戻れるのは、一体いつのことやら…。
4月3日(木)
日本時間では昨日のことになるが、「チリでM8.2の大地震が発生し、津波が日本に向けて押し寄せてくる」というニュースや新聞報道があった。「日本でも、場所によっては1メートル級の津波になるかも知れない」と言うことだったが、予測よりも津波の規模が小さかったようである。
このところ、新旧パソコンと “にらめっこ” しながら環境設定をする日が続いているが、ようやく1つの山を越えたような状態になってきた。新しいパソコンにも、“最低限必要な環境の移行” の大部分が終了した。
さて、今日も教員打合会…。法学部の懇親会が、九段下のホテルグランドパレスで18時より開催された。あいにく、朝からの雨が降り止まず。こういう日は交通機関の混乱が生じる恐れがあるので、16時前に家を出てバスを待ったのだが…。私の恐れていた通り、バスが来ない…。通常5〜6分程度の遅れで来るハズのバスが、今日は12分も遅れてやって来た。早めに家を出ていたので私自身は混乱しないで済んだが、予定していた横浜線には乗り遅れた。
長津田から乗った田園都市線・半蔵門線はダイヤ通りに九段下に到着したが、半蔵門に到着する直前まで熟睡していた私には運行状況は全くわからず。そして、頭が正常に働いていなかったらしく、九段下の改札を抜けてからの道順をスッカリ忘れてしまう有様。
というのも、花粉症対策のために服用した鼻炎薬の副作用が激しく現れてしまい、強い倦怠感やその他諸々の症状が一気に私に襲いかかってきた(らしい)のである! 加えて、連日のパソコン作業…。そして、荒天…。
雨は、日付の変わる頃に “警報” が出されるほどの大雨に変わってしまった。明日も打合会があるので、早めの天候回復を期待したいところである。
4月4日(金)
昨日とは一転、ポカポカと春らしい一日…。
今日は、文京学院大学での打合会に出席した。全体会が15時開始だったので、13時前に家を出て、横浜線と東横線・副都心線、東上線を乗り継いでふじみ野へ。今日は新年度の学生用ガイダンスも行われていたので、昼間はスクールバスが10分おきに駅にやって来た。
打合会のほうは、全体会の後に学科別の打合会があり、その後は懇親会…。全てのプログラムが和気あいあいと進んでいた。
帰りは、ふじみ野から菊名まで乗り換え無し! 横浜線に乗り継ぎ、鴨居からバスで帰途…。以前にも何度か書いたが、副都心線が東横線や東武線、西武線と相互乗り入れするようになって以来、ふじみ野への通勤がかなり楽になった。
ただ、私が担当する「フィールドワーク論」は後期開講なので、この恩恵はしばらくお預け状態になるのだが…。
4月5日(土)
今日は、息子の幼稚園の “入園式” に行ってきた。息子は、この春から年中さん。昨年ちゃんと入園式を済ませているのだが、年中さんから入園する子もいるため、年中さんは全員 “入園式” に出席し、記念写真も撮影し、園長先生をはじめ担任の先生や来賓の方々から祝福を受けることに…。
入園式が始業式の代替となっているため、このような状況になるのである。
それにしても、あれから一年…。“時の流れ” の速さと “園児たちの成長” の早さを感じる。
入園式(始業式)のことについては、明日また述べるとして…。
幼稚園から帰宅後、妻が所用で出かけたので、私は息子を連れて買い物に出た。バスで新横浜に出たものの、息子が「ららぽーと横浜に行きたい!」と言うので、ららぽーと横浜方面行きバスの乗り場へ移動した。
ららぽーとで私の買い物や用事をこなしている間に、妻が合流! 残りの買い物や用事を家族そろって済ませ、帰途に就いた。
先日から始まったWindows8への移行作業は、昨日の未明に “とりあえず” 終了した。旧パソコンにインストールしてあったアプリケーションの中に “まだまだ使うかも知れないもの” も残っているが、当面の作業に必要なアプリケーションや環境は “とりあえず” 整えた。
ただ、インターフェイスや外部出力のための周辺機器の調整が若干…!? それでも、今後は睡眠時間をあまり削らなくてもよくなりそうである。
しかし、まだWindows8の操作には慣れておらず、せっかくのタッチパネルもほとんど使用せずにマウスで作業を進める有様である。宝の持ち腐れではあるが、今は確実に操作できる方法をとるべきかと…。
4月6日(日)
我が息子は “持っている” のか…?
乗る予定のバスが既に来ていることを当ててしまったり、売り場に行かずにスコップが入荷されていることを私に進言したり…という話を2月に述べたが、その時から「我が息子、何か “持っている” のかなぁ?」と思っていた。親バカ半分ではあるが、それでも息子の発言の中に何かを感じていた私…。
4月に入り、「もうすぐ、年中さんだねぇ! 何先生のクラスに入りたい?」などと息子に聞いてみた。すると息子は、年少さんの時の担任の先生の名前を言い出した。実は、息子が年少さんの時の担任の先生は、ここ数年ずっと “年少専任” のような状態だったという。たしかにキャリアもあり、指導力には定評があり、息子のクラスメイトの親御さんたちも「年中さんになっても、担任の先生が変わらなければ良いのに…」と口を揃えて言うほどの先生だった。
先生ご本人の口からもよく「出来たら、年中さんのクラスも持ちたいんですが、なかなか…」という話を聞いた。その話は、園児の親御さんなら誰でも知っている。
それなのに、息子は「年中さんになっても、A先生(年少さんの時の担任の先生)だよ!」と言い張る。私が「A先生は、年中さんのクラスは教えないんだよ!」と答えても、「違うよ! A先生は年中さん(のクラスの先生になるん)だよ!」と譲らない息子…。
そして昨日の入園式(始業式)、8:15からクラス分けおよび担任の発表があった。すでに下駄箱に名前が貼られていたので、息子が2組に所属することになったことは事前にわかっていた。が、まだクラス名簿と担任の貼り出しを待たなくてはならない…。
8:15になり、年中さん2組の教室からA先生が他の先生と一緒にクラス名簿を持って現れた。すると、そこにいた親御さんたちから歓喜の声が…!? 「年中さんの教室から出て来たってことは、A先生は年中さんの受け持ちになったのでは…?」と、アチコチから声がする。私も、その声に賛同した。が、妻は「まさか、そんなハズ、ないでしょ?」と…。
最初に、年中さん3組の名簿が貼り出された。息子の所属するクラスではないが、担任の先生が誰になるのか気になる…。3組は、昨年も年中さんのクラス担任をしていた先生が受け持つことになった。
次いで、2組のクラス名簿の貼り出し…。息子の名前が載っているのはわかっているので、何はともあれ担任の先生の欄を確認する。すると…、そこにはA先生の名前が!? 息子の言う通り、A先生が息子のクラスを受け持ってくださるのである!
誤解のないようここで断言するが、息子の通う幼稚園は、園長先生をはじめ、全ての先生の指導力が素晴らしく、全ての園児の名前を覚えていてくれるような素敵な先生ばかりである。その中でもA先生の評判は以前から揺るぎなく、かつてA先生が産休を取った時にも園から復職を懇願され、職場復帰することになったということである。
息子は、年少さんの時は1組の所属だった。A先生の指導の賜物で、「発表会」や「お遊戯会」での年少1組の園児たちの動きや技術は他のクラスの追随を許さないほどで、「エリート1組」などと呼ばれていたほどである。そんなクラスに所属しておきながら、息子はみんなの足を引っ張るばかりだったが…。
まさかまさかのA先生…。そして、それを予期したかのような息子の発言…。
お天気も園児たちに味方してくれたようで、式の間は雨も降らず、写真撮影の際はお日様まで顔をのぞかせていた。
クラス発表の結果、息子は “一番の仲良しさん” の女の子とは別々のクラスになってしまった。それはとても残念ではあるが、入園直後から仲良くしていた別のクラスの子と同じクラスになった。また、年少さんから引き続きクラスメイトになった6名ともずっと仲良しさんだったので、息子はクラス替えに大した動揺もなかったようである。
A先生のご指導の下、息子も息子なりに成長したようである。
昨年の入園式の時は園長先生のお話をじっと聞くことが出来ず、他のクラスの先生に抱きしめられていた。が、今年はじっと “気をつけ” をしながら話を聞き、キチンと礼も出来ていた。
教室では、年中さんからの2年保育の園児がワンワン泣きながら母親にだっこされたり、先生の話を聞かずに教室を歩き回ったりしていた。まるで、昨年の息子の姿を見ているようだった。が、息子はじっとイスに座り、話を聞く時は手をヒザに置いていた。
昨年は先生にお名前を呼ばれてもスルーしてしまった息子も、今年は「はいっ!」と手を挙げながら元気よく返事していた。
出来て当たり前のことかも知れないが、それでも「よくぞ、ここまで!」と誉めてやりたい親心…。
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さて、ここからは今日の話…。
今日は気温が上がらず、午前中から怪しい雲が立ちこめていた横浜地方だった。そして午後、雷音とともに激しい雨が降り始め、近所の公園の桜を直撃!
夕方、雨が上がり、太陽が現れたので、出かけることにした。ちょっとした用事があり、出来たら今日中に済ませておきたいと思ったのである。どうせ出かけるのなら、家族そろって…ということで、IKEA港北に行ってきた。久々のIKEAに、息子は大興奮! だが、店内は大混雑!?
2階のショールームに向かう前に、1階のビストロで “おやつ代わり” にホットドッグ…。しかし、どのテーブルも占拠されていて、さらにドリンクバーにも列が出来ていた。そこで、私がホットドッグを注文している間に妻と息子が座れそうな場所を探す…という役割分担を決める。これが功を奏し、休憩用の長いすをおさえることが出来た。
お腹が落ち着いてきたところで、2階に移動…。息子はIKEAで販売されているソフトトイ(ぬいぐるみ)の大ファンで、今でも寝る時にはソフトトイのいくつかと一緒にフトンに入るほどである。新作のソフトトイが「これでもかっ!?」と並んでいる様を見て、走り回りながらキャーキャーと喜んでいた。
2月にIKEAを訪れた際、店内の展示位置が変わっていたため位置関係がわからなくなって同じようなところを何度もグルグル…という経験をしたが、今回もそれに近い状態になってしまった。ただでさえ広い店内…、ちょっと方向感覚を逸しただけでも大変なことに…。
ただ、いつ来てもたくさんの来客があるということは、IKEAも何か “持っている” ということなのだろうと思う。
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明日から2014年度の講義に入るが、私の担当講座も何か “持っている” と良いのに…と思う今日この頃である。
4月7日(月)
いよいよ、2014年度の講義開始! その第1弾は、国際関係学部の3時限目「社会学」。今年度も “旧カリキュラムの学生” しか履修しない科目の担当…。よって、昨年同様「学生が集まらなくて閉講…なんてことにならないだろうか?」という気持ちが強かったが、10名ちょっとの学生が教室に集まった。
初講ということで、講義の進め方や基礎となる考え方、目標・目的などを語り、ちょっと早めに話を終えた。
今朝、妻と一緒に息子を幼稚園に送っていった。昨年と同じ担任の先生のため特に連絡しておくこともないのだが、やはり年度初めということで…。息子も、年少さんから年中さんに進級してクラスが変わったものの、担任の先生も絶大な信頼を寄せているため、不安そうな顔もせず、今日は「キチンとイスに座って、黙々と粘土遊びに勤しんでいた」そうな。
息子も新年度の環境で頑張っているのだから、私も頑張らなくては…と思う次第である。
4月8日(火)
静岡英和学院大学の「国際関係論」「異文化コミュニケーション論」も、いよいよ初講…。
例によって(?)今日の静岡入りも駿府ライナーで…。東名江田バス停を定刻7:45に出発したバスは、その後も渋滞などに巻き込まれることなく順調に走行し続けた。「今日の講義も、このバスのように順調にゆけば…」などと思いつつ、静岡駅前に降り立った。
ついでながら、帰りに乗った駿府ライナーも常にダイヤ通りの走行で、当初の予定通りの時刻に帰宅が実現した。ダイヤ通りに交通機関が運営されるのは当然のことなのかも知れないが、その “当然” がなかなか実現されない昨今…。
10時半前、駅南(静岡駅南口)にある清水先生の事務所を訪ねる。そして、先生の事務所で11時前まで歓談し、静岡駅北口へ移動し、英和行きのバスに乗る。最近、バスのダイヤが変わったという。たしかに、いつも利用していた静岡駅11:17バスが、11:11発に変更されていた。
大学に到着後、今日使用する講義用資料を印刷する。教室にどのくらいの学生が集まるのか見当がつかないので、とりあえず “ちょっと” 多めに刷っておくことにした。一通りの準備がととのったところで、お弁当を食す。が、簡易味噌汁を買ってくるのを忘れたことに気づく。高速バスに乗る前、コンビニに寄ったのだが…。どうも、講義のことばかり考えていて、お昼のことにまで頭が回らなかったらしい。よって、今日のお昼は味噌汁なし。
3時限目「国際関係論」は、昨年と同じ教室での開講となった。昨年は履修登録者が100名だったが、果たして今年は…。教室には、80名ほどの学生が集まっていた。
5時限目「異文化コミュニケーション論」は、ここ数年ずっと同じ教室を使用している。昨年は80名以上の履修登録があったが、今年は教室に40名程度…。講義しやすい人数ではあるが、次週からもうちょっと人数が増えそうな気もする。
講義内容は…、いずれも講義の目的・展開、そして学生への注意事項など。ガイダンス的な内容を主として語り、他の担当講義との関係性や私の社会学的視点(ないしはスタンス)を理解してもらい、早速数名の学生を “いじる” などして、“プレ講義” のように展開してみた。
今年度は昨日と今日の2日しか講義していないが、何となく例年とは違った空気を感じる…。先が読みにくいというか、何が起きるかわからないというか…。それでも悪い気がしないので、私自身も今後の展開が楽しみである。
4月9日(水)
今朝も、私が息子を幼稚園に送り届けてから三島へ…。幼稚園では、息子の “園での様子” を担任の先生から伺い、意外(?)な一面を知る。最近は家で幼稚園の話をよくするようになった息子だが、それ以上の情報が先生から伝えられると、それだけでも「園まで息子を送り届けに来て良かった!」と思えたりもする。
息子を先生に引き渡した後、バスで鴨居駅に出て、横浜線に乗り継ぐ。新横浜に到着した時、わずかな差で新幹線が出発…。次のこだま号をホームで待っていると、気温がドンドン上昇してきているのがわかる。そして、新幹線の車内はポカポカ状態…。意識不明状態に陥り、意識が戻った時はすでに三島駅の手前…。危ういところだった。
乗り過ごすことなく無事に下車し、国際関係学部入りする。
今日はワケあって、パソコンを持参せずに大学入り…。出勤簿に押印時、パソコンの貸し出し手続きを取る。そのパソコンと私の持ってきたデータに互換性があるか念入りにチェックし、3時限目「社会学」にのぞむ。
前回教室に集まっていた学生のうち1名が欠席し、2名が追加登録を希望してきたので、履修登録者が微増といったところ。
講義内容は、今日と来週月曜日で「状況(情況)判断」をテーマに話を進めることになる。できるだけ具体例を盛り込み、「疑似環境」や「知識と技術」について解説する。
講義終了後、新幹線に乗る。いつもなら新横浜で下車するのだが、今日は終点の東京まで乗車。東京で中央線に乗り換え、新宿を目指した。今日は西新宿のハイアットリージェンシー東京で通信教育部のFD講演会と懇親会が開催されたため、それでパソコンを持たずに家を出たのである。
講演会は17時に開始され、18時半からは懇親会…。通信教育部の講義(スクーリング)は色々な種類があり、開講時期や場所も異なるため、年に1回の懇親会で1年分の状況報告をし合う教員もいる。久々の再会に話が弾む。
帰りは、延々と続く地下道を歩いて丸ノ内線の西新宿駅に出て、まず新宿三丁目に出た。そして、副都心線・東横線に乗り換えて菊名へ…。そして、横浜線で鴨居に戻るルートを採択した。副都心線内から乗車すると、驚くほどに車内がスカスカ…。“イス取り合戦” の競争率も低く、快適な帰途…。改めて、副都心線が東横線と相互乗り入れを果たしたことに感謝する。
明日も明後日も、初講続き…。講義の準備が…!?
4月10日(木)
松戸歯学部と法学部も、初講…。
例によって(?)5時半過ぎに家を出て、朝一番のバスで片倉町駅へ向かった。天気予報によると「昼間は気温が24度まで上がる」ということだったが、朝の気温は10度前後…。ジャンパーを着るべきかどうか迷ったが、天気予報を信じてジャンパーなしで出かけた。やっと、コート類とおさらば出来る春本番を迎えられたようである。
昨年9月以来7か月ぶりの松戸出講ゆえ電車の乗り継ぎで “無駄な動き” が多くなってしまったが、予定通りの時刻に松戸歯学部入りする。
1時限目「社会学」は履修登録者が14名ということだったが、1名が欠席。
法学部に移動し、3時限目「社会学」の教室に入ると、ほぼ昨年並みに(もしかすると、昨年よりはちょっと少ないかもしれないが…)学生が集まっていた。
今日の「社会学」はいずれも初講だったため、講義目標や基礎的な考え方、持論や思い出話をふまえつつガイダンスを進め、ちょっと早めに解説を終えた。
まだまだ “初講” がいくつか控えている…ということで、履修登録者数のわからないままの準備が続くことになる。今月中は、心が落ち着かないのである!
4月11日(金)
通信教育部の昼間スクーリング4時限目「社会学」も、本日初講。通常だと前期金曜日の1時限目は静岡英和学院大学での講義が入っているのだが、今日は英和の新入生ガイダンスのため、講義は4時限目のみとなった。
そのため、朝は息子を幼稚園に送って一旦帰宅し、講義内容の再確認をして、昼前に家を出る…という、何ともゆったり(?)した移動となった。
大学に到着後、「昼間スクーリングの履修登録は22日が締切なので、今週と来週は人数に変動があると思われます」という教務職員からの説明を受けた。要するに、今日の私の講義を受け、気に入れば履修、気に入らなければ登録せず…ということになる。さらに、仮に私の講義が好評だった場合、その情報を受けて来週から履修希望者が増える…ということもあり得る。とりあえず、予想よりちょっと多めに講義用資料を印刷しておくことにした。
始業チャイムとともに教室に入ると…、例年の履修者数くらいの学生が集まっていた。
講義内容は、例によって(?)講義目標や基礎的な考え方などを持論や思い出話をふまえつつ語り、学生の反応を確認する。今日の私の話を聞いて「社会学」を受講しようと思うか否か、評価の好悪も定かではないが、私の講義に秘められた “真意” を理解してくれる学生が一人でも多いことを期待したい。
4月14日(月)
新しい1週間…。まずは、息子を幼稚園に送っていくことから始まった。昨年に比べ、今年のほうが幼稚園に行くのが楽しいらしい。進級して、教室が移動になったため、窓から路線バスが走っているのがよく見えるのである!
…というのは半分冗談として、1つ1つの動作が俊敏になり、新しいお友だちも出来て、幼稚園ライフを謳歌している息子である。
息子を担任の先生に引き渡した後、バスで鴨居駅に出る。そして、新横浜経由で新幹線に乗り、三島へ向かった。怪しい雲が立ちこめて、富士山は全く見えず。しかし、気温が高めだったので、仕事をするのには都合の良い陽気だった。
国際関係学部に到着後、しばし今週と来週の講義の流れを確認し、必要最小限に講義用資料やパワーポイントの編集を加え、3時限目「社会学」の準備をする。先週水曜日に引き続き、今日も「状況(情況)判断」がテーマであるが、今日から講義に参加する学生が数名いたため、私の「社会学」の根底となる考え方を再確認後、前回の講義内容をゆっくりと説明し、「絶対と相対」「価値判断」について、具体的な例を挙げて話をする。
ただ、テキスト未購入の学生もいたため、「価値判断」については次回改めて…ということになった。
講義後、新幹線で新横浜に戻り、量販店でデジカメを購入した。息子の通う幼稚園では、保護者が必ず係を1つ担当することになっており、昨年は妻がミニフェス係になり、今年はアルバム係…ということで、「これを機会に、ちょっと性能の良いデジカメを…」ということになったのである。必要とされる機能を搭載しているカメラをジックリ探し、使い勝手と値段と相談し、新たな1台を手にした。
それにしても、最近のデジカメはWi-Fi機能まで搭載しているのか…? 我が家はルーターが常時作動しているので、カメラで撮影した画像や動画を無線LANでパソコンに送信…ということが可能になる。いちいちSDカードうあらUSBケーブルやらを抜き差しせず、データをパソコンに転送できるのは有り難いが、何もかもが無線で完結する有様に脅威を感じたりもする。
ただただ、時代に乗り遅れないように気をつけるまでである。
4月15日(火)
静岡英和学院大学への出講日…。今日も、駿府ライナーが往復ともダイヤ通りに走行していた。この流れが仕事にも向けば…と思いつつ、静岡を目指した。
昼に近付くにつれ気温が上昇し、お日様サンサン状態だったのだが、強風が吹き荒れ、講義教室への移動時に難儀する。
3時限目「国際関係論」も5時限目「異文化コミュニケーション論」も、今日から本格的な解説のスタートである。家から持ってきたおニューのパソコンが英和のプロジェクタに認識してもらえるかどうか確認するべく、講義開始10分前に教室入りする。不測の事態に備えて対策を練りに練ったのだが、何のトラブルもなくすぐスクリーンに画像が投影され…。少々、拍子抜けする。
「国際関係論」は、今週と来週で「国際と民際」について解説する予定。今日は特に “国際” という言葉の曖昧さや多義性から説明し、いわゆる「国際人」が定義されないことを理解してもらうことにした。
「異文化コミュニケーション論」は、「文化のとらえ方」について。例によって(?)「文化」の概念を “culture” の本来的な意味から紹介し、その機能を説明し、「シャーレで培養(culture)する」という基礎的な考え方を説明する。
この時期、教室内の空気が乾燥している。なのに、講義を小声で行うワケにはいかないので、大きな声で話し続け、ノドをかなり痛めてしまった。長い春休みが明け、まだ体が講義のペースを掴み切れていないのか、余計な力が入っているような…。
早く、キチンとペースを取り戻さなくては…。
4月16日(水)
息子を幼稚園に送っていった。
バスを降り、幼稚園の正門に行くと、男の子(園児)が門の前を行ったり来たり…。息子は、「我、関せず」とばかりにいそいそと幼稚園に入ろうとする。そんな息子の姿を見て、その子のお母さんが「いいなぁ…。うちの子、なかなか(幼稚園の敷地に)入れないのよねぇ…」と嘆いていた。
息子が自分の教室前で靴を履き替えていると、門のほうから「イヤだよぉ〜! イヤだよぉ〜!」と号泣する男の子の声が…!? 件の園児が、業を煮やしたお母さんに抱きかかえられて園内に入ってきたのである!
その男の子も息子と同級(年中さん)のようなのだが、おそらく今年入園したばかりなのだろう。親元を離れることや集団生活に慣れていない子は、最初のうちは教室で泣いている。けれど、1か月もすると、スッカリお友だちとも打ち解けて、幼稚園に通うことが日常の一部となってくる。その日は近い! ガンバレ!…と、心の中で園児にエールを送っていた私…。
一昨日と同じ時刻の新幹線で三島入り。今日は富士山にうっすらと雲がかかっていて、まるでレースのカーテン越しに眺めているような状態だった。昨日は青空がきれいに広がって、ハッキリと富士山が拝めたのだが…。レース越しの富士山も、それはそれで趣があるなぁ…と思いつつ、国際関係学部に入る。
出勤簿に押印後、Webで履修状況の確認をする。すると…、常時教室に集まっている学生数の倍以上の履修登録が!? 要するに、一度も講義に出席していないのにもかかわらず登録を済ませている学生がいるということになる。そのうちの何名かは今日の3時限目「社会学」に現れたが、それでも数が合わない…。
講義は、予定を変更して今までの解説内容の総まとめ(と言っても、まだ今日で4回目だが…)をした。前回の講義は欠席者が多く、どうしても復習を兼ねた “まとめ” がしたかったのである。それと、前回はテキスト未購入の学生が多かったので、「価値判断」に関する解説を途中で止めている…。
しかし、まとめだけでは90分もたないかもしれない…ということで、急きょゴダイゴの『Cherries Were Made For Eating』を鑑賞し、歌詞の内容から「価値判断」について確認することにした。
講義を終え、急いで三島駅へ向かい、新幹線と横浜線を乗り継いで鴨居に戻る。そして、バスにすぐ乗り換え、息子の通う幼稚園へ…。今日、息子はワケあって延長保育で幼稚園に残っていたのである。息子を迎えに行くと、帳簿に引き取り時刻とサインをするよう求められた。キッチリとした管理が為されているのを見て、安心感が強まる。
息子と帰宅した後、私は耳鼻咽喉科へ…。花粉症の影響が予想外に出てしまい、やむを得ず通院することにした。
処方箋を持って薬局へ行く。マジマジと処方箋を見ていると、例の “服用すると音感が変化する” ことで知られる「フラベリック」の名前を発見する。薬剤師さんに「このフラベリックを服用すると、音感が狂うのですが…」と申し出ると、「日常生活に支障が出るような状態ですか?」と尋ねられた。「実は私、絶対音感に近いものがあるので…」と答えると、薬剤師さんが耳鼻咽喉科に連絡を入れて調剤変更を提案してくれた。
とりあえず「フラベリック」と同様の鎮咳効果のある別の薬に変更されたが、一日も早く花粉に煩わされる日とオサラバしたいものである。
4月17日(木)
今日は、1週間で一番早起きする日…。そこで、昨夜は息子の寝かしつけのついでにかなり早寝したのだが、夜中に火災報知器が誤作動してけたたましく鳴り続け、安眠を疎外される有様…。
それでも気合い(?)で5時起きし、6時過ぎの朝一番のバスに乗り、松戸へ向けて出発した。今朝もバスや電車の乗り継ぎが順調で、予定通りの松戸歯学部入りとなった。松戸から法学部への移動も、なぜか恐ろしいほどに順調…。そして、予定よりも早く法学部入りすることに…。
天気も上々で、気分も上々…といきたいところである。
1時限目も3時限目も、「社会学」はいよいよ今日から本論に…。今週と来週は「状況(情況)判断」をテーマに話を進める予定である。国際関係学部での講義と同様、できるだけ具体例を盛り込みつつ「知識と技術」「疑似環境」について解説する。
昨日の通院で処方された薬の効果もあって鼻の調子は徐々に良くなっているように思えるのだが、仕事柄ノドを酷使するので鎮咳薬を服用してもなかなか効果が出ず。出来るだけ水分を取ってノドに潤いを与えるようにしていたのだが、何となく「焼け石に水」という感じもする。
せめて、明日までノドが耐えてくれたら…と思う次第である。
4月18日(金)
静岡英和学院大学の「現代の国際社会」が初講を迎えた。先週は1年生がガイダンスで大学を離れていたため、この科目は休講…。そのため、4月第3週になってようやく開講されるという状況になった。
6時過ぎに家を出て、7時前の新幹線で静岡に向かい、8時前のバスで静岡英和学院大学へ…というのは例年通り。そして、8時前のバスがダイヤ通りには来ず、さらに道路渋滞によってどんどん遅延していくのも、例年通り。予定では講義開始25分ほど前に大学入り出来ているハズが、実際は開始10分前の到着…。ただ、今日は初回ということでパソコンのセッティングもなく、今日使用する資料の印刷も火曜日に完了していることもあり、いくらか心に余裕はあったのだが…。
1時限目の開始時刻をちょっと過ぎて教室に入り、学生数を確認する。昨年よりちょっと人数が減っているが、それなりに集まっている感じである。「これなら、話を簡潔にまとめて、学生からの提出物をゆっくり集められるかな…」などと思ったのだが、“交通整理” に少々時間がかかり、講義の目的・展開、他の担当講義との関係性、私の社会学的視点、そして学生への注意事項などを語り始めた時には予定時間をはるかにオーバーしていた。
ただ、今日はガイダンス的な内容が中心だったので、時間が足りなくなったらそこで話を止めれば良いだけである。そう思うと気が楽になり、他の講義と同様に初回から数名の学生を “いじる” ことによって私の講義の雰囲気をちょっとだけ体験してもらうことにした。
講義を終え、講師室に戻ると、すぐさま移動の準備。お弁当を電子レンジで温めている間に講義用資料を片付け、荷物をまとめ、バス乗り場へ急ぐ。予定していたバス(東静岡駅止まり)は、すでに出発した後…。その5分後に新静岡行きのバスがあったので、それに乗って静岡駅へ…。何のことはない、このバスでも何ら問題なく新幹線に間に合うことがわかった。
静岡11:19発の新幹線に乗る前に、待合室で早めの昼食をとる。新幹線に乗り込んですぐ、服用している薬の副作用のために激しい眠気が襲ってきて、品川の手前まで意識不明の状態が続いた。今日は朝から天気が悪く、気温も昨日と比べるとグッと冷え込んでいた。ただでさえ鼻とノドの調子がよろしくないところへ、この気温差…。1時限目もノドに負担を与えないように…と思って話を始めたのだが、いつしかいつものペースになっていて、午後の講義に耐えられるかどうか不安になる。
水道橋に到着した時、傘がなくても歩ける程度にまで雨の勢いは弱まっていたが、体のことを考え傘をさすことにした。
通信教育部に到着後、まず今日の講義で使用する資料の編集・印刷にとりかかる。もともと今日は資料配付をする予定はなかったのだが、静岡英和学院大学での講義の後で何となく資料を用意したほうが良いような気がして、それで急いでUSBメモリからデータを取り出し、今日から数回分の資料をまとめて印刷することにした。
4時限目の開始5分ほど前に教室に行き、パソコンにパワーポイントのファイルを認識させ、始業チャイムが鳴るのと同時に話を始める。
今年の通信教育部「社会学」は、「『伝えたい』のに『伝わらない』のはなぜ?」というテーマのもと、コミュニケーションに関する諸現象から社会生活にアプローチすることになる。そこで今日は「コミュニケーション」の本質を語るべく、その “語源” について解説する。
これで、今週の講義が全て終了! 校舎を出ると…、まだ雨がシトシト降っていた。こういう日は、なるべく電車の乗り換えを少なくするべきだと判断し、神保町駅へ向かい、半蔵門線・田園都市線に乗ることにした。そして、電車の乗り込むと、長津田の手前まで意識不明の状態に…!?
意識不明の間に、妻から携帯電話にメールが入っていた。買い忘れた物があったらしい。コンビニにでも寄れるのなら…という程度の依頼だったが、せっかくなのでスーパーに寄って買い物することにした。ここ数年、“自社ブランド” の種類が豊富になり、各社の競争も激しく、安くて品質の良いものが手に入るようになった。消費税率が引き上げられたこともあり、とっても有り難い存在である(所帯じみた話ではあるが…)。
今日で、今年度の前期担当科目が全て開講されたことになる。これからは、講義の準備が具体性をもって行える(ものと思われる)。ということは、今後しばらくは講義内容や資料の再編集が続くことになるワケで…。
4月20日(日)
どうしたことか、金曜日の晩から今日までずっと寝込んでいた私…。
花粉症の治療で耳鼻咽喉科を受診したのが水曜日、その晩から処方された薬を服用し続けてきたが、どうやら効果よりも副作用のほうが先に現れてしまったらしい。副鼻腔炎でもある私、とにかく金曜日の晩から野別幕無し鼻をかみ続け、耳と頭がキンキン…!?
その挙げ句、脱水症状になりかけてしまった。今朝から “無理してでも” イオン水を飲み続けたが、夕方になって徐々にその効果が現れてきたような…。
朝昼晩と空腹感はあるのだが、いつもよりは食慾もなく、自分が通常の状態ではないことを思い知る。
それにしても、貴重な週末を寝込んでしまったため、お出掛けもできず、講義の準備も落ち着いてすることもできず、妻や息子にも申し訳ないことをしてしまった。
なのに(?)今日は、大安! そろそろ五月人形を…と思っていたので、午前中に飾ることにした。人形を飾るのは、これで5回目…。「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也」というが如く。息子もシッカリ意思表示をするようになり、細かい表現も徐々に出来てきている。生意気なことも言うようになったが、それも “成長” の過程。それにしても、早いものだ…。
明日は仕事…。講義に支障が出ないように体調を回復させておかないと…。
4月21日(月)
いつもなら、月曜日の朝は私が息子を幼稚園に送っていくのだが…。今朝はまだ体調が元も戻っていなかったので、妻が幼稚園へ…。園で妻のママ友が妻の顔を見て、「!!!」という表情になっていたとか…。要するに、月曜日は私が園に…というのが定着しているらしい。
睡眠時間を少々長めに取り、9時半過ぎのバスに乗り、鴨居駅から新横浜には向かわず、まずららぽーと横浜に向かった。来週の静岡行きに備えてぷらっとこだまを購入しておくためである。新横浜駅や三島駅にJR東海ツアーズがあり、そこで購入するのが一番手っ取り早いのだが、「JTBで購入するとポイントが貯まるから…」という理由だけで、体調が思わしくないのにわざわざららぽーと横浜に立ち寄った私。
ゴールデンウィークに入ると、やはり指定席の予約は取りにくくなる。3行程のうち、1つは予定していた列車が満席になっていた。
ついで(?)なので、今日と明後日の三島往復分の乗車券・特急券も購入して、再び鴨居駅へ…。
ぷらっとこだまの予約に時間がかかってしまい、予定していた新幹線には間に合わなかったのだが、それでも国際関係学部には12時前に到着した。急いでお弁当を温め、まずは昼食。そして、パソコンの貸し出しを受ける。今日は体調だけでなく天気も悪がったので、パソコンを持参せずに出講したのである。
慣れないパソコンゆえ、早めに教室に入って準備に取りかかる。そして、今日から講義に出席するという学生たちの応対をし、3時限目の始業チャイムとともに出席を取り始める。
今日の「社会学」は、体調と相談しながら力を少しだけ抜いてゆっくりペースでスタート。最初に、今日から初参加の学生もいるので先週(前回と前々回)までの講義内容を簡単におさらいし、それから今日のメインテーマである「社会(学)とは何か?」について話を進めていく。社会学の研究対象である「社会」の定義、そこに見られる相対的な人間関係(仲間意識)などについて語り、先週までの講義内容と次回以降の講義の橋渡し的な話を出来るだけ盛り込む。出来ることなら、早めに講義を終わらせたほうが…とも思ったが、気がつくと終業チャイムが鳴っていた。
今日の往き帰りの新幹線では、ひたすら目を閉じ、光を脳内に取り込まないよう気をつけていた。今日も、耳がキンキン、咳は止まらず、鈍い頭痛が私を襲っていたのである。しかし、どうしても外の音が気になって、何度か目を開けてしまう。また、「もしかして、三島(帰りは新横浜)を乗り過ごしていないか!?」という不安から、目を開けることも…。
その努力は少しだけ報われたようで、講義は無事に終了し、鎮痛剤などのお世話にもならずに済んだ。帰宅すると、徐々に耳の聞こえは良くなり、頭痛もスゥ〜ッと鎮まっていった。お昼のお弁当を完食したように、食慾も戻ってきた。
この分だと、体調回復は間近かもしれない。ただし、無理をしない限り…の話。
4月22日(火)
体調はだいぶ回復してきたものの、まだまだ万全とはいかないような状態…。
しかし、私の体調とは正反対に、今日も駿府ライナーが往復ともダイヤ通りに走行した。今年度は、とにかく駿府ライナーの調子が良い。私もこの流れにあやかりたいのだが、思うに任せぬ状態のまま。
ただ、先週と比べて今日は天気が今ひとつ…。横浜市内は青空が広がっていたのだが、県央から静岡県境あたりで低く雲がたちこめ、静岡市内には雨雲が…!?
先週火曜日
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今日
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10時半前、いつものように駅南(静岡駅南口)にある清水先生の事務所を訪ね、先週金曜日の「現代の国際社会」のことを報告する。昨今の “大学事情” などを語り合っているうちに、バスの時間が近づいてきた。
静岡英和学院大学に到着後、まず今日の出席シートをコピーし、お弁当を温める。3時限目「国際関係論」は先週配布した資料を今日も使うので、急いで印刷するものがなく、ノンビリと昼食をとることが出来た。
今日の「国際関係論」は、「国際と民際」についての2回目である。今回は特に “民際” という言葉の意味を取り上げ、日常の会話で「国際」と表現されている現象(状況)の大半が「民際」であることを説明し、それを学生たちが実感できるように具体的な例を挙げて解説する。
4時限目が空きになるので、5時限目「異文化コミュニケーション論」と金曜日1時限目「現代の国際社会」で使用する講義用資料の印刷に取りかかる。
「異文化コミュニケーション論」は、、前回の「文化のとらえ方」について少々おさらいをし、それから「疑似環境」「状況(情況)的影響」に関する解説をする。ただし、講義の流れ的にそれら全てを今日中に解説すると学生たちの負担が大きくなるので、「状況(情況)的影響」についての詳細は来週説明することにし、今日は「状況」と「情況」の違いについて解説するにとどめた。
来週火曜日は「昭和の日」で祝日なのだが、静岡英和学院大学は通常講義である。大学は通常通りでも、交通機関は休日運行…。特に、しずてつジャストラインの日本平線は、休日になると本数が極端に減り、さらに英和始発のバスが少なくなる。学生たちや我々教員は、ちょうど良い時間に大学入りすることも出来ず、ちょうど良い時間に大学を離れることも出来なさそう…。来週の5時限目は、講義終了時間に気をつけないと…。
4月23日(水)
まだまだ万全とは言えない状態ながら、体調は確実に回復してきている。それだけで、何だか心がウキウキしてくる。
久々に、今朝は息子を幼稚園に送っていった。園の正門に近付くにつれ、泣き声がフェードインしてきて…。泣き声の主は、この「ぼやき」でも何度か登場している “親元を離れることや集団生活に慣れていない子” である。ゴールデンウィークに入ると、特に年少さんなどはせっかく園での生活に慣れた子でも “リセット” されることが多々あるらしい。が、年中さんから園生活を始めたこの場合は、状況(情況)的には年少さんと同じであるため、「件の子は、5月に入ったらどうなるのだろう?」と、ちょっと心配になる…。
さて、息子を担任の先生に受け渡した後、かなり順調に三島まで移動できたのだが…。駅を降りて改札を抜けようとした時、慌てたような口調の構内アナウンスが何度も何度も聞こえてきた。そのアナウンスによると、「東海道線の踏切に車が突っ込み、運転再開がどうなるかわからない」「次の電車が来るのは○時○分の見込みではあるが、あくまでも “見込み” であって…」というような状態。
「この分だと、午前中の講義は遅刻する学生が多発しそうだなぁ…」などと思いながら国際関係学部入りする。
そして、講師室で講義の準備をしつつお弁当を食していると、「電車のダイヤが大幅に乱れていて、大変な目に遭った!」と言う教員が次々に…!? 正午を過ぎても東海道線の状況は変わっていなかったらしく、午後の講義にも影響が出るらしいことを伝えられた。
昨日の帰途、高速バスの車中で急に “悪い予感” がした。何の根拠もないのに、今日の講義が成立しないような気がしたのである。それで、昨夜は帰宅してすぐ(夕飯をとるよりも前に)パソコンを起ち上げ、今日使用するパワーポイントにスライドを1つ急いで挿入した。
3時限目の始業20分前、パソコンのセッティングのために教室に入ると、教室は真っ暗で学生が一人もいない…。それでもセッティングを進めていると、ポツポツと集まりだしたのだが、ペースはいつもより遅い感じだった。始業チャイムが鳴った時、昨日の “悪い予感” が現実化した。学生たちに東海道線の運転状況を伝え、「今日の講義は本来の内容とは違うが、テーマとしては先に進める」というアナウンスをし、急きょ挿入したスライドを投影し、解説を始めた。
今日から「社会的動物としての人間」がテーマなのだが、本来の内容については講義の最後のほうで簡単に概要を語るにとどめ、90分のほとんどを「正義」について解説した。人間が独りだけで生活せざるを得ない状態であれば何をしても自由だが、二人以上の人間がいれば最低限のルールが作られる。その時、お互いのしていることが正しいのか誤っているのかを判断する規準が必要になる。そんな時に「正義」という価値体系が求められるのだが、では「正義」とは何なのか? それは絶対的なものなのか、相対的なものなのか? そういった視点を、学生たちに意識してもらうことにしたのである。
ちなみに、今日の講義に出席できなかった学生でも、今日のスライドを見るだけで何となく講義内容がわかるようにはしておいたため、おそらく来週は軌道修正できるのではないかと…。
「備えあれば憂いなし」ではないが、講義をパワーポイントで行っていることを今日ほど感謝した日はない…かもしれない。
4月24日(木)
昨夜、息子が「今日はお父さんと寝る!」と言うので、作業を一旦休止し、寝かしつけをした。しかし、いつの間にか深い眠りの森に誘われ、気がついた時は日付の変わった午前3時…。今日の講義の準備が終わっていないのに、寝入ってしまったのである。
とりあえず4時過ぎに起き、スリープ状態のパソコンを起動させ、パワーポイントの再編集にかかる。が、寝起きの頭脳ゆえになかなか作業は進まず。
ただ、早起きしたため5時半過ぎに家を出た時には、頭スッキリ! 体もラクラク!
松戸歯学部に向かう途中、またしても急に “悪い予感” が…!? 昨日のケースよりは不安感は薄かったが、何となく法学部の「社会学」を予定通りに進めないほうが良いような気がした。この “悪い予感” は、今日も的中! 法学部の講義は先週や今週から出席を開始した学生が増えたらしく、テキスト未購入者もそれだけ増えたということになる。そして、講義用資料をダウンロードしていない学生もいるということになる。
1時限目も3時限目も、「社会学」は「状況(情況)判断」がテーマである。前回の講義内容をゆっくりと確認してから、「状況と情況」「絶対と相対」「価値判断」について話をするつもりだった。1時限目は予定通りに解説を進めたが、3時限目は「価値判断」の話を12月に移動させることにして、代わりに「レディネス」の話を最後に入れ込むことにした。
松戸歯学部から法学部への移動の途中で、JTBに寄った。来週火曜日は静岡英和学院大学へ通常通りに出講するので、月曜日に往きのぷらっとこだまを購入しておいたのだが、帰りも新幹線を利用することにしたため(東名高速の渋滞が予想され、高速バスを回避することにしたため)、今日のうちに予約を入れようとしたのである。しかし、ゴールデンウィークのためすでにちょうど良い時間帯の新幹線分は満席! 「喫煙席とグリーン車なら、空席があるのですが…」ということだったので、今回は「頑張った自分へのご褒美!」ということにしてグリーン車の予約を入れた。
差額900円…。それでも、普通に乗車券と普通車用指定券を購入するよりも安い!
たまには、こんな楽しみも通勤に加えても良いのかも…。
4月25日(金)
今朝は、目覚めスッキリ! 家から静岡駅までは至極順調に移送できたのだが、この後がスッキリしない状態に…。
静岡駅7:57発の静岡英和学院大学行きバスが、いつものように7分遅れでやって来た。“7分遅れ” ということは、8:04である。この時刻、次のバスの出発時間なのである! よって、2台一緒に静岡英和学院大学行きのバスが来た。当然、7:57発のバスのほうが先に静岡駅を出発することになる。そして私は、本来なら7:57に出発するバスに乗車した。
ところが、東静岡駅にバスが到着した時、“私が乗ったバス” より後に出発するハズの東静岡駅始発のバスが、すでに乗客を乗せている最中…。結局 “私が乗ったバス” は、東静岡駅を2番目に出発したのだが…。気がつけば、バスは4台つながって走行していた。
“私が乗ったバス” は、東静岡駅を出発すると、すぐに次のバス停で一人下車。そのスキに、後ろを走行していた2台のバスが “私が乗ったバス” を追い抜いていった。つまり、“私が乗ったバス” は最後尾を走ることになってしまったのである。
静岡英和学院大学に到着する直前、1台のバスが回送として車庫に引き返して行くのとすれ違った。そして、大学のバス停には “私が乗ったバス” を追い抜いていった2台のバスが降車中…。“私が乗ったバス” が停車するスペースがないのである!
静岡駅で新幹線を降りて静岡英和学院大学に着くまで、実に45分もかかってしまった。バスがダイヤ通りに運行していたら、あと20分は早く大学に到着していたのだが…。
講師室に入ったのは、講義開始5分前…。
火曜日のうちに今日の講義用資料の印刷が済んでいたので慌てることはなかったが、落ち着く暇はなくなった。急いで教室に向かったが、時すでに講義開始時間…。学生たちには事情を話し、パソコンのセッティングをしている間に講義用資料を配布しておいてもらう。
1時限目「現代の国際社会」は、今日からいよいよ “本論” である。この科目の目的を理解するため、4回連続で「国際社会とは?」という基本的な部分を解説する予定である。今日は「国際」という言葉が示す意味・範囲などについて概要を語った後、マックス・ヴェーバーの理論(暴力装置など)を参考にしつつ、国家間の緊密な関係性を説明した。
講義後、急いで後片づけを済ませて講師室に戻り、メールボックスを開けると…、担当3講座分の履修登録者名簿が入っていた。いよいよ、講義のペースもアップして良い段階に入るらしい。
名簿をバッグにしまい、バス乗り場へ全力ダッシュ! 静岡駅から再び新幹線で東京へ…。車中での記憶は、ほとんど無し!
13時半過ぎに通信教育部入りし、急いで今日の講義用資料の編集・印刷に取りかかった。前回の講義終了時にはまだ履修登録者が確定されていなかったのだが、今日はすでに確定済み! 先週の出席者数が80名ちょっとだったのに対し、履修登録者数が116名と発表された。急いで印刷枚数を修正し、前回までに印刷した資料も増刷する。
4時限目「社会学」は、前回に引き続き「コミュニケーション」がテーマ。特に「知識と技術」を中心に語り、前回解説した「communis」を具体的に理解してもらうべく、ゴダイゴの『ビューティフル・ネーム』とポール・マッカートニー&スティーヴィー・ワンダーの『Ebony and Ivory』の歌詞から重要箇所をピックアップして説明を加え、鑑賞することにした。
これで、今週の講義は全て終了。来週は多少イレギュラーな出講になるので、その間に体調をキチンと回復させなくては…と思うのだが、果たしてどうなることやら!?
4月26日(土)
気がついている人もいるかも知れないが、今月から妻が仕事に出ることになった。今のところ週に数日の勤務ではあるが、勤務先での評価は上々のようで、この先どのくらい出勤日が増えるのやら…という、期待半分不安半分の状態である。
今日も妻は仕事へ…。私は今日中にこなしておきたい用事があったので、息子を連れて都内へ行くことにした。
バス好きの息子が「都営バスに乗りたい!」とねだってきたので、とりあえず東京駅に向かうことにした。バスと地下鉄を乗り継いで横浜に出て、東海道線で東京へ…。息子は東京までの30分、ずっと窓の外を眺め続けていた。そして、大好きなバスが目に入る度に歓声を上げ、さらに電車の車庫が見えたり東京タワーが見えたりすると、「お父さん、電車がいっぱい!」「あっ、東京タワー!」などと楽しそうに叫んでいた。
東京駅の丸の内口に出て、まずは都営バスがたくさん停車しているところを回る。その合間に私の用事を済ませ、八重洲口に抜けた。そこで、遅めの昼食をとる。
東京駅に着いた頃、「都営バスに丸の内口から乗って、錦糸町に向かう」という計画があった。そして、スカイツリーを息子に見せ、錦糸町からは総武線快速・横須賀線で横浜に戻るつもりでいた。しかし、八重洲口からも都営バスが運行していることに気づいた息子が、「(バスに乗るのは)ここからでいいよ!」と曰い、私の計画は白紙に…。加えて、「来たバスに乗ればいいよ!」と、合理的で残酷な一言…。と、その時、東京ビッグサイト行きのバスが入線してきた。長い列の後ろに並び、バスに乗ったのだが、十分な空席がなく、息子だけは座らせることが出来たが…という状態。
息子の言う通り “来たバス” に乗ったは良いが、さてどこで降りるか…? 終点まで行ったところで何もすることはなく、かといって途中のバス停で下車しても…。バス車内の路線図に目を通していると、乗っているバスが地下鉄などの駅をたくさん経由することが判明した。どんな駅を経由するのか、見落としがないようジックリと眺めていると…、月島や豊洲など有楽町線の駅が目に入ってきた。「月島でもんじゃを食べるのもどうかと思うし…」ということで、月島下車は廃案となる。
では、豊洲はどうか? 有楽町線だけではなく、ゆりかもめにもアクセス出来る。ここならスカイツリー方面から新橋方面へ行くバスにも乗り継げる…。そんなことを考えていたら、ふと “あること” を思い出した。「そうだ! 豊洲にもららぽーとがあるじゃないか!?」ということで、バスを豊洲駅前で下車し、ららぽーと豊洲に立ち寄り、そこで最後の用事を済ませることにした。
ららぽーと横浜とららぽーと豊洲、ららぽーと同士でも雰囲気は違う。テナントは同じような感じなのだが、その配置が異なり、建物の形状や構造も異なるため、方向感覚の一切が失われていった。住宅地に位置するららぽーと横浜、シーサイドに位置するららポート豊洲、それだけでも感覚が変わってしまうようである。
用事を済ませたのが16時過ぎ。17時には妻の仕事が終わるので、急いで横浜に戻ることにした。「運転手さんのいない電車、乗ってみない?」と息子に尋ねると、かなり興味津々のよう。「ボクが代わりに運転してあげるよ!」など言い出す有様。ゆりかもめに乗り込み、先頭車両に移動すると、残念ながら最前列の座席は占拠されていたが、運転手さんがそこに存在しないことはハッキリわかる状態だった。その光景を見た息子、「これ、自動運転?」と “味も素っ気もない” 一言を…。
新橋から東海道線に乗った際、私の後ろに並んでいたオッサンが、大人げなく我ら親子に体当たりして追い抜き、たった1つ空いていた席にドカッと座った。すでに息子はアチコチ連れ回されてお疲れモード…。その姿を見かねた大学生の男の子が「よかったら、ここ、どうぞ!」と席を譲ってくれた。さらに、その隣に座っていた女性も「こちらも、どうぞ!」と…。心がポカポカした。
横浜から乗ったバスに、妻が途中のバス停から乗ってきた。偶然ではあるが、車内で一家勢揃いと相成った。何だか、みんなでお出掛けして帰るような感じになっていた。
来週から、ゴールデンウィークを意識した生活に入ることになる。カレンダーと講義の “つなぎ目” を考えなくてはならないので、いつも以上に講義の準備が大変になる時期である。その苦労が報われると良いのだが…。
4月28日(月)
すでに学生たちは “自主ゴールデンウイーク” に入ってしまったのだろうか?
今日の国際関係学部3時限目「社会学」は、先週水曜日とは状況が違うにもかかわらず、教室は何とも寂しい状態に…。先週水曜日の講義では “東海道線の事故” という事情を考慮し、別プログラムで90分の解説をしたが、今日は…!?
国際関係学部に行く前、まず息子を幼稚園に送り届け、一旦帰宅してカーテンやカーペットを取り替えた後、10時過ぎに妻と一緒に再び幼稚園へ…。今日は幼稚園で4月のお誕生会があり、その撮影のために園に出向いたのである。この日のために新調したデジカメは、思った以上に威力を発揮し、妻はビデオカメラを回す…。今年度は妻がクラスの “アルバム委員” になったため、主要なイベントごとにカメラを持って…という次第。
しかし、妻も今日は昼前から仕事だったため、私より先に妻が園を出なくてはならなくなった。そこで、私が園に残って撮影を継続。その後、急いで三島に向かうことになった。
学生たちには先週のうちに事情を話し、「始業チャイムが鳴っても私が教室に現れなかったら、そのまま教室で待機しているように」と伝えてあったので少々気持ちは楽になっていたが、出来るだけそういう事態を避けようと、バスや電車の乗り継ぎの際は全力疾走! その甲斐あって、新横浜を11:45発のこだま号に間に合い、三島には12:19到着。よって、大学には12時半前に入ることが出来た。
今日は自前のパソコンを持って出ていないので、講師室でパソコンを借り、USBメモリの内容を確認し、それから教室に向かった。いつもより遅い教室入りながら、始業の5分前にはパソコンのセッティングが終了した。
なのに…、今日は講義を成立させなくてはならないのに、学生の集まりが今ひとつ。今日と水曜日の講義を終えると、来週はゴールデンウイークの関係で休講となってしまう。なので、どうしても今週の2コマで「社会的動物としての人間」の解説を終え、キリの良い状態を作って連休明けを迎えたかったのである。
とりあえず、「福祉」の概念から話を始め、“double happiness” について解説を進めてゆくが、今日中に結論まで達しないほうが良いと判断し、最重要部については水曜日以降に解説することにした。
講義を終え、三島駅へ行くと…、新幹線を待つお客さんの数がいつもよりも多いことに気づいた。教室はいつもより人数が少なく、駅は乗客倍増状態! 人生、うまくゆかないものだ…と思いつつ、“競争率” の少なそうな乗車口を選んで並んでみた。いつもならラクラク座れる車内も、今日の帰りは「座席を抑えられることの有り難さ」を感じた。
帰宅前、幼稚園に寄って延長保育中の息子を引き取る。昨年は延長保育をお願いすることが一度もなかったので、息子が延長保育に耐えられるかどうか心配だったが、どうしてどうして初回から馴染んでいて(同じ幼稚園内なのだからお友だちもいて、すぐ慣れたのだろう)、ホッとする。
明日は「昭和の日」で、巷はお休みである。が、私は通常講義のために静岡へ…。このところ、講義回数確保のため祝日返上で出講する機会が増えたが、学生たちが自主連休に入ってしまったら、意味がないのでは?
教師が大学を休むと補講義務が生じ、学生が休んでも補講参加が義務づけられない矛盾…。
4月29日(祝)
授業回数調整のため、祝日でも講義を行う大学が増えている。そういった趨勢(“トレンド” とも言う)のもと、今日も静岡英和学院大学に出講…。
通常の火曜日は往復とも駿府ライナーを利用するのだが、今日は祝日なので東名高速の渋滞が見込まれ、往復とも新幹線を利用することにした。が、この決断をしたのがちょっと遅かったのか、ぷらっとこだまの予約が思うように取れず、往きは10時前に静岡到着となった。が、いつもなら東名江田バス停に着いていなくてはならないような時刻に、のんびり自宅で仕事の準備をしていられる時間的余裕が生じたのは、何とも嬉しい限り。当然、起床時間もいつもより遅く、「本来、通勤はこうあるべき!」などと思えてきた。
こだま号で新横浜を8:45に出発する。N700系での運行だったので、すぐさまパソコンを取り出し、車内LANにアクセスする。メールチェックにニュースのチェック…。先月入手したパソコンのスペックも関係するのだろうが、それらの作業はかなりサクサク。
小田原を過ぎたあたりで、空の様子が…。横浜は青空が広がっていたのだが、箱根の山々は厚い雲に覆われていて、湯河原を過ぎて熱海に入ると日差しがシャットアウトされていた。ニュースでは、西日本の太平洋側で大雨に警戒するよう伝えていた。天気予報によると、今日は横浜でも昼過ぎに雨が降ると…。そうなると、静岡県内も今日は好天が見込めないということになる。
新富士で停車中、車窓に叩きつけるような雨…!? その後、静岡市内に入って雨脚が弱まったものの、外には傘をさして歩いている人の姿が…。
9:50に静岡到着後、バス乗り場へ移動する。そして、バス停で清水先生と合流。休日ダイヤになると静岡英和学院大学方面行きのバスの本数が激減し、さらに日本平や動物園への観光客が増えるため、バスや道路の混雑が懸念される…ということもあり、10:23発の日本平ロープウェイ行きのバスに乗って静岡英和学院大学入りすることになった。
いつもより早めに大学に到着したので、いつもより落ち着いて講義用資料の印刷に取りかかれたが、“自主連休” や天候への不安は募るばかり。
今日の昼食はお弁当ではなく、久々に清水先生と学食で…。英和の学食は、とにかく安い! そして、レベルも高い! そこで、かき揚げ丼とサラダを選んだのだが、2品あわせて390円!? ボリュームも満点で、この価格! 嬉しい限りである。
3時限目「国際関係論」は、最初に先週まで語ってきた “国際と民際” に関する復習をし、それらの具体例を示すべく、国際と民際の複合的問題や「権力の範囲・環境」についての解説を加えた。その後、もはや恒例となっているザ・フォーク・クルセダーズの『イムジン河』にまつわる国際問題を語り、DVDで曲の鑑賞をする。昨年は『イムジン河』にまつわる解説が長くなりすぎたので時間を気にしながら語るつもりだったのだが、気がつくと就業時間を1分過ぎていた…。
5時限目「異文化コミュニケーション論」は、講義内容とは関係のないところで困ったことが…。今日のバスは休日ダイヤであるため、講義を時間いっぱいまで行うとバスに乗れないのである! 終講時間は17:40だが、バスは17:41に出発してしまう…。おまけに、そのバスは日本平ロープウェイから来るバスで、さらに日本平ロープウェイからの最終バス…。観光客でごった返していたら、(平日でさえ学生たちであふれかえっているのに)もっと大変な状態になってしまう…。このバスを逃すと、次は18:20までバスが来ない…。
やむを得ず、今日の講義は “かなり” 早めに終えることにした。
講義は、「異文化とは何か?」の2回目。例年なら「異質性と同質性」を中心テーマとし、歌詞カードを配布してCD鑑賞するところなのだが…。バスのダイヤを考慮してCD鑑賞を次回以降に回し、前回の復習から状況(情況)的影響に解説にシフトさせ、「絶対−相対」やシニフィエ、シニフィアンなどの解説を加えていくことにした。講義の最後に「同じものを見ても異質な部分ばかりを追えば違うものに見えるし、違うものでも同じ部分を探せば類似したものに見えてくる」という内容について具体例を挙げて説明したところで講義終了(正規の終業時刻の20分前には学生たちを帰すことになった)。
静岡駅へは、以前からお世話になっている先生が車で送って下さった。バスを待っていたら、とても乗れなかっただろう。本当に、有り難い限りである。
静岡から新横浜への新幹線は、ぷらっとこだまの禁煙普通車指定席が取れなかったので、グリーン車利用となった。実は昨日、三島へ向かう新幹線もグリーン車利用…。昨日は新幹線でお弁当を食べることになったため、「だったら、グリーン車に乗ったら…?」と妻が提案したのである。期せずして、2日連続のグリーン車! かなりゴージャスな気分…。
これで天気が良かったら、もっと快適な帰途になったのだろうが…。とりあえず、祝日勤務が無事に終わったことを歓びとすることにしよう。
明日は、もっと天気が崩れてしまう予報…。
4月30日(水)
朝から雨…。息子にレインコートを着せ、幼稚園まで路線バスに乗せて送っていった。
その後、再び路線バスに乗って鴨居駅に出て、新横浜経由で新幹線に乗り込むが、雨が止む気配などなく、かえって雨脚は強まるばかり。「ゴールデンウイーク中だし、天気は悪いし、もしかして今日も “自主連休” に入った学生が出るかも…!?」などという不安を抱えつつ国際関係学部入りした。
実は、息子を幼稚園に送り届ける直前に携帯電話に速報メールが届き、静岡県の遠州地方で大雨洪水警報が発令されたことを知ったのである。鉄道のダイヤに影響は出ていなかったが、大雨を降らせている雲は西から東へ動くハズ…という推論の元、かなり早めの新幹線に乗り、10時前には大学に入ることにしたのである。
早めに大学入りしたので、講義の準備に充てる時間は十分! なのに…、3時限目開始前に教室へ向かうと、不安は的中してしまった。理由は定かではないが、先週水曜日、今週月曜日に引き続き今日も教室内の学生数が少なく、「講義を成立させて良いのかどうか…?」という状態になっていた。
それでも、「社会学」を学ぶため教室に集まっている学生のためにはキチンと解説を進める必要がある。こうなるであろうことも予期し、昨日のうちに今日と “連休明け最初” の講義内容の再編集をしておいた。最悪の…というまでではないものの、ここ数回の出席状況はあまり歓待したくない情況ではある。そこで、解説のテンポをかなりゆっくりにし、じっくり解説を進める方法を採択した。
「社会的動物としての人間」の解説は、シラバスと回数こそ符合するが、内容としては60パーセント程度しか進んでいない。そして、残り40パーセントは連休明けの次のテーマに埋め込むことにし、今日は前回解説した「福祉」の概念や “double happiness” についての具体的な話を90分かけて語った。
講義を終えると、雨脚は午前中よりも強まっていた。急いで新幹線に乗り、電車とバスを乗り継ぎ、延長保育中の息子を引き取るため幼稚園へ急ぐ。横浜地方は夕方に雨が一旦弱まってきたが、風が強まってきたので、路線バスで帰途に就くことにした。帰宅後、再び雨も強まり、雨戸を雨と風が叩きつけてきた。妻が仕事に出かける前、家中の雨戸を閉めていってくれたので、荒天に慌てることもなく…。
明日は、6月並みに気温が上がるとか…。急な天候変化に耐えられるかどうか、新たな心配事ができそうである。そんな心配をしながら、新年度最初の1か月が終了するのである。
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