2013年5月のぼやき



5月1日(水)

「気が付けば、5月…」と、何となく1980年代のニュー・ミュージック風フレーズが似合うような、そんな心境である。それも、「ポプコン出身のヤマハ系ミュージシャン」の楽曲名みたいな…。

今日は通常の水曜日なので、国際関係学部への出講日である。3時限目「社会学」のみ担当のため、朝もゆっくり…。

そして息子は、今朝も私に連れられて幼稚園へ…。

実は昨日、息子は寝起きが悪かったようで、ご機嫌ななめのまま幼稚園に到着してしまった。さらに、教室でお友達が泣いているのにつられて自分も泣き出す有様…。「連休明けは、こういうことが多いんですよ」と先生に教えられたが、何だか心配…。

ところが、お迎えに行った妻から、「普通にニコニコ笑っていたよ!」と伝えられ、ホッとする。“エンジン” がかかるのに時間がかかっただけだったのか…?

今朝は、家から幼稚園まで終始ご機嫌。園に着いてからの “あいさつ” の練習までしていたが、なぜか教室に着いたら照れ臭くなったのか、何も言えなくなっていた息子…。

園をあとにした私は、バスで鴨居駅に向かい、横浜線で新横浜へ。そして、昨日と同じひかり号に乗った。少々複雑な気分がしたが、ここは気持ちを切り替えるしかない。

三島の改札口を抜けると、何となく怪しい空模様…。

かなり早めに大学入りしたのは、ほぼ確定した履修登録者名簿を確認しておきたかったのと、来週の講義用資料を編集して印刷しておきたかったからである。事情により来週は講義を1回休まなくてはならないのに(詳しい理由は、休講当日の「ぼやき」にて)、シラバス通りに講義を進めると来週からテーマが変わることになる。そのため、どの程度の解説をすれば良いのかを探りながら配布資料の再編集をしようと思った次第である。

資料の編集には、思ったより時間を費やすことになった。早めに大学入りし、作業に取りかかっていて正解だったのだ!

3時限目のチャイムが鳴る前に教室に入り、今日の講義用資料を配布する。今日で「社会的動物としての人間」を最終回にする予定だったのだが、次回以降の講義内容と今日の内容がリンクするため、できるだけ時間をかけて長い前置きをする。そして、「生理的早産」について解説…。このテーマをまとめるのに語るべき内容が “10” あるとするなら、今日は “7” 程度で講義を終えるため、できるだけ具体的な話を中心に講義を展開することにした。

講義を終えて校舎を出ると、雨…。幸い、校舎の目と鼻の先に駅があるので傘をささずに済んだが、天候はかなり不安定…。なのに、久々に在来線を乗り継いで横浜に戻ることにした。

カレンダー通りなら、明日は普通の木曜日…。だが、松戸歯学部も法学部も臨時休校のため、今週の講義は今日で終了!

講義がない間にノドをもっとシッカリ治して、体も休めて…と、うまくゆけば良いのだが…。


5月3日(祝)

昨日は、出講学部がいずれも臨時休校…。バスの定期券を購入する予定があったので、木曜日ながら私が息子を幼稚園に送り届け、その後でバスに乗って横浜市営バスの営業所へ向かうことにした。

朝は雨が降っていたので息子に雨ガッパを着せ(息子の通う幼稚園は、傘をさして通園することを禁止しているため)、長靴を履かせて出かけたが(私は傘をさしていたので、最寄りのバス停まで私の傘に息子も一緒に入れていた)、生まれて初めて履く長靴が嬉しかったのか、何度も何度も足を上げては靴を眺め、アチコチの水たまりに踏み込んでいた。

幼稚園で息子の担任の先生に「カッパは(家に一旦)持ち帰ったほうが良いですか?」と尋ねたところ、「あっ、レインコートですね?」と言い返されてしまった。「そうだよなぁ…。カッパじゃなくてレインコートだよなぁ…」と、何だか自分がえらく歳をとってしまったような気分に…。

9時過ぎに営業所に到着し、定期券売り場に行くと…、「発売時間:平日10時〜19時」と書かれていた。1時間近くどこかで時間を潰さなくてはならない状況に…!? 営業所の周辺は住宅街なので、やむを得ず鴨居駅に出て、頃合いを見て再びバスに乗って営業所へ…。

我が家は木曜日に1週間分の食材を一気に購入することにしているので、14時前に妻と一緒に息子を幼稚園まで迎えに行き、そのまま買い物に行こうと思ったのだが…。息子が嬉しそうに “こいのぼり” を持ってきたので(幼稚園で作ったらしい)、一旦荷物を置きに家に戻ることにした。

おまけに、午後は憎らしいほど青空が広がっていたし…。

要するに、昨日は予定外・予想外なことばかりだった…ということである。

今日は憲法記念日で、世間様もお休み…なのに、私の行くところはどこもかしこもスカスカ状態。人が集まる所には集まるのだろうが、たまたま私が行った場所は閑散としていた…というだけの話。

人ごみに揉まれずに済んで良かったと思うべきか? 気が抜けたような休日になってしまっただけなのか?

とにかく、何が起きるかわからない連休…。


5月6日(月・振替)

この連休、県外はおろか市外にも出ることが無かった我が家…。もっとも、人の多いとことに行っても疲れるだけだし、何よりまだ息子が人ごみに耐えられるかどうか…。

数年前までは、大学がゴールデンウイーク中を “臨時休校” として10連休くらいになるのが恒例のようになっていた。が、このところの “授業回数確保” が年間行事にも影響を与え、休日に平常講義を実施するのは当たり前のようになってきた。さらに、違う曜日に講義を追加で実施することもしばしば…。

4月29日に国際関係学部に休日出講したかと思えば、5月2日は木曜日の出講学部が全て臨時休校となったり…と、カレンダーに出講予定を書き込んでおかなくてはならないような有様に…!? その国際関係学部は…といえば、明日は臨時休校にする措置を取っている。法学部は、今日を通常授業にして、一足先に連休明けになった模様。

我が家は…、連休中に4月中の疲れを取ることを第一の目標にして、あまりアチコチ動き回らないようにした(つもりである)。3日に新横浜のホームセンターで買い物をし、4日は息子の遠足用グッズを揃えにららぽーと横浜へ。
金太郎さんの前でニッコリ!兜の前でニッコリ!
昨日は、私の両親が我が家にやって来て、息子と一緒に “こどもの日” を祝ってくれた。息子も前夜から “祖父母” の来訪を心待ちにしていたようで、当日もソワソワ…。そろそろ両親が到着する…という頃合いで息子と一緒に家を出て、近所の公園まで両親を迎えに行くことにした。両親が息子と会うのは2ヶ月ぶりのことで、息子の成長ぶりにビックリしていた。

かくいう私も、帰宅が遅くなって息子に会えない日が続いた後に、息子が急に言葉をハッキリしゃべっているように思えてビックリすることがある。息子が日々成長しているのは間違いないのだが、幼稚園に通うようになって以来かなりその成長ぶりに拍車がかかってきているような…。

今日で私は連休を終え、明日から通常の生活に…。歳をとったせいでもあるのだろうが、あっと言う間に感じる連休明けである。


5月7日(火)

連休明け最初の講義…という “力み” があったのか、家を出るのが早すぎた上、バスや電車の乗り継ぎがスムーズ過ぎて、東名江田バス停には7時過ぎに到着してしまった。

ところが、体調が今ひとつ…。胃のむかつきが私に襲いかかり、にっちもさっちもいかない状況に陥っていた。こんな体調で駿府ライナーが来るまで45分も待つのは大変なので、近くにあるコンビニで買い物をして時間を潰すことにしたのだが、それにも限界があって…。結局、バス停で20分ほど待つ覚悟をした。幸い、今日はバスが定刻前にやって来て、ちょっとだけ待ち時間が短縮された。

そして、東名高速も一般道も流れは順調で、静岡駅にも予定より15分ほど早く到着した。

いつものように駅南(静岡駅南口)清水先生の事務所を訪ね、少し早いバスで静岡英和学院大学に向かう。相変わらず車内は閑散としていて、道路は順調…。

出勤簿に押印して講義用資料の印刷に取りかかる頃には、胃の具合もだいぶ改善されていた。仕事前の緊張感が、かえって体調を良いほうへ運んでくれたのかも…。そして、お弁当をいつも通りに食せるまでに回復!

3時限目「国際関係論」は、先週語った『イムジン河』について再確認し、今日から5週連続で「グローバリゼーション」「ナショナリズム」の解説に入る。今日は “導入” として、「今やこの星globeの上の出来事は全てが関連しているため、決して他人事ではない!」ということを語り、グローバリゼーションの概念や類似概念について解説する。そして、私が26年の間に取得した4冊のパスポート(の重要なページ類)の画像を、パワーポイント経由で投影した。グローバリゼーションと日本国パスポートの変容、そして『イムジン河』との関連性を説明し、最後にジョン・レノン『イマジン』鑑賞を通してグローバル的な発想を紹介し、講義を終える。

5時限目「異文化コミュニケーション論」は、「異文化とは何か?」の最終回である。前回までの復習を念入りにじっくり時間をかけて行った後、その後で「文化変容」「グローカリゼーション」について解説をした。

今年も、グローカルな現象の具体的理解のために『Amazing Grace』を鑑賞した。最初に、日本では定番とされている白鳥英美子バージョンの鑑賞。そして、夏川りみのウチナーグチバージョンを鑑賞し、それらの違いを学生たちに耳で味わってもらうことにした。静岡英和学院大学がキリスト教系大学であるため、例年通りにあえてこの選曲…。

さらに、荒井由実とハイ・ファイ・セットの『卒業写真』の歌詞の分析。「ユーミンは “人ごみ” というシャーレで良からぬ方向に培養されたらしい」という仮説のもと話を展開し、さらにアレンジの違いにも留意して鑑賞することにした。

帰りも、駿府ライナー。珍しく(?)今日は若干の遅延…。あざみ野駅まで東名江田から徒歩15分程度だが、それを10分ほどで踏破(?)したものの、予定していた田園都市線にタッチの差で間に合わず。その遅れが長津田での横浜線乗り継ぎにも影響し、22時には帰宅しているハズが、その時間には鴨居駅でバスを待っていた私…。

『おじゃる丸』ではないが、急がず焦らず参ろうか…。


5月8日(水)

今日は、国際関係学部への出講日…。

三島からの帰り、東海道線を乗り継いで横浜に戻った。小田原から、女子高生4人組が乗り込み、私のすぐそばに座ってきた。彼女たちの顔を見ると…、「うわっ、化け物!?」あるいは「ピエロ!?」というような感じ。下手な化粧で若々しさは完璧に消され、必要のないつけまつげにマスカラ、そしてギトギトした口紅に顔つきと合わないファンデーション…。吐き気がしそうな程にみっともない顔、顔、顔、顔…。

さらに、車内でスナック菓子をバリボリと食べ始め、酢イカを割り箸でつまみ始めたのだが、その箸の使い方の醜いこと。言葉遣いもなってないし、男言葉をさらに乱雑に口にする…。男言葉を使っている時点で、自分たち(=女性)が男より下だと思っているということに気がつかないのだろうか?

ちなみに彼女たち、東京ディズニーランドに向かっているのだとか…。小田原を16時前に出発して、舞浜には何時に着くのやら…!?

我が息子はこんな風に育てたくないし、こんなカノジョを連れてきてほしくもないし…。

彼女たちの “唯一の貢献” は、私のぼやきネタを提供してくれたことである。

さて、今朝は息子を幼稚園へ送り届け、それから三島に向かった。今日も早めに大学入りし、今日の講義内容を精査(?)し、来週以降の講義用資料を編集し、3時限目「社会学」へ…。

今週はワケあって「社会学」の講義が1回のみ…ということで、講義前半は “前回までの復習” に充て、後半から「人間関係の諸相と構造」の解説に入ることにした。

講義の残り時間が45分ということと、受講学生が4年生ということもあり、例年とは解説の順序を変えることにした。そして、不完全態としての「Human Being」と無上完全態としての「Supreme Being」の関係性を説明する。

明日は、一週間で一番早起きしなくてはならない日…。休み明け&病み上がりの体に響かないよう、力の配分を見直さなくては…。


5月9日(木)

今日、息子は幼稚園の遠足! 妻も同行し、新江ノ島水族館へ…。

私は…、いつもの木曜日と変わることなく6時前に家を出て、松戸歯学部へ…。どうしたことか、いつもよりも駅も道路も混雑が目立った。幸い、ダイヤの乱れもなく、ほぼ予定通りに松戸には着いたのだが、体調のほうがまだ予定通りの回復とはいかず。

それでも、講義に支障が出るような状態ではなかったので、何とかなっているのだが…。

松戸歯学部の1時限目「社会学」も、法学部の3時限目「社会学」も、休み明け最初の講義となるため、最初に先月の講義内容をゆっくりと振り返り、次いで今日のテーマである「社会(学)とは何か?」について話を進める。「社会」の定義、そこに見られる相対的な人間関係(仲間意識)などについて語ることで、先週までの講義内容と次回以降の講義がキチンと関連していることを認識させるよう努めた。

それにしても…、このテーマの時は力が入りすぎてしまうらしく、講義を終えると声がつぶれかけていた。まだ明日も講義があるので、ノドを出来るだけいたわらないと…。


5月10日(金)

1週間最後の出講日も、5時過ぎの起床…。頭痛がしたので鎮痛剤を服用したが、「何で頭痛?」という疑問が…。ところが、その疑問は数時間後に判明した。

とりあえず鎮痛剤がすぐに効果を発揮してくれたので、予定通り6時過ぎのバスに乗って鴨居に出て、横浜線と新幹線を乗り継いで静岡へ向かった。新幹線の窓から見える空が、時間の経過と共に怪しい雲に覆われ始めた。おそらく、この雨雲が頭痛の原因だったのだろう。

静岡で下車し、バス乗り場へ全力疾走する。が、いつものバスが来ない…。そして、次のバスがやって来た。どうやら、間引き運転されたらしい。このため、静岡駅前でのロスタイムが10分…。いつものバスに乗っても講義まで10分程度しか余裕がないのに、ここでの間引き運転はかなりマズイ…。

だが、ジタバタしても始まらないし、ジタバタすることも出来ないのが現実である。ここは、時の流れに身を任せ、運を天に任せるほかない。

結果、なぜかいつもとほとんど変わらぬ時間に静岡英和学院大学に到着した私…。慌ただしく出勤簿に押印し、お茶を飲む暇もなく、パソコンを持って教室へダッシュする。教室に入り、急いでパソコンとCDのセッティングに入るが、講義開始時間になっても作業が終わらない有様…。

1時限目「現代の国際社会」は、昨年と同様に講義回数を重ねるごとに集まる学生の数が少なくなっているような気がした。私の講義に魅力が無いのか? 学生の集中力が途切れのか? どちらにしても、あまり気分の良いものではない。モチベーションが低下しそうな状況ではあるが、私の解説を聴きに来てくれる学生たちには全力で応えなくては…と思う。時に、心を鬼にしながらも…。

講義内容は、いよいよ「国際社会とは?」の最終回。「宇宙船地球号」および『国連憲章』にある「善良な隣人」をキーワードに、さらに「地球」に関する名言のいくつかを紹介し、その中からゴダイゴの『ビューティフル・ネーム』を鑑賞し、まとめとした。

講義を終えて校舎を出ると、空は雲に覆われ、湿度の高い空気が…。雨がいつ降ってもおかしくないような状況の中、バスで東静岡駅に出て、東海道線に乗り継いで静岡に戻った。

新幹線が東京に到着しても雨は降っていなかったが、雲の怪しさはどんどん増すばかり。雨が降らないうちに通信教育部に着くよう、乗り換えは出来るだけ急ぎ足で…。

通信教育部に到着し、パソコンで講義用資料を編集する。そして、履修登録人数が137名なので、140枚ほどの印刷をする。資料の残り枚数は、私の予想を遙かに上回っていた。なのに、教室には空席が目立たないほどの状態だった。

講義は今日から3回連続で「“正義” の含意」をテーマにして展開する予定である。「正義」とは何なのか? それは絶対的なものなのか、相対的なものなのか? そういった視点から、話を進めた。そして、解説のキッカケとして、1977年に阿久悠が作詞し沢田研二が歌唱した『勝手にしやがれ』を利用し、作中に登場する男女をもとに分析を試みた。

講義後、まだ雨は降っていなかったが、湿度はかなり高くなっていた。水道橋から東京経由で横浜に戻り、バスで家路に就いたが、我が家の最寄りバス停に到着してすぐポツポツと…。傘をさすほどではなかったが、やはり雨は降ってきた。

雨の週末になるらしい…。


5月12日(日)

以前、パステル教室に参加していたこともあり、このサイトにもその時に描いた作品(?)をアップしていた。サーバへの負担もあって、今は作品の公開を中止しているが…。

月に1回(火曜日午後)開催されていたパステル教室だったが、先生のご都合がつかなくなり、有志で月に1回集まって思い思いに絵を描く会を結成した…という話を昨年1月に述べたが、昨日はそのパステルの会が開催されたのでかなり久々に参加した。

あいにく雨ではあったが、妻も「久しぶりに参加したい!」と言い、息子は息子で前々から「都営バスに乗りたい!」と言っていたので、家族そろって出かけることとなった。

昨日は会場が秋葉原の駅前だったため、息子は窓の外に見える中央線や山手線、京浜東北線に都営バスを見ては大はしゃぎ! みんながパステル画に向き合っている最中も、部屋を駆け回ったり、部屋を出たり入ったり…と、躾のなっていないところが露呈されるような有様に…。しかし、パステル画にちょっと興味が出てきたのか、息子が「ボクも描く!」と言って私のパステルを奪い取り、いろいろと考えながら描いていた私の絵に色を足してしまった!? 結局、出来上がった絵は息子との “共作” に…。

会の後、秋葉原から山手線で新橋に出て、渋谷駅行きの都営バスに乗った。都営バス初乗車を息子は喜んでくれたのでは…と思いきや、「ボク、眠い…」と言って行程の半分以上は夢の森…。

渋谷から家にどうやって帰るか、いろいろなルートを考えたが、とりあえず雨を避けるために地下に入ることにした。この時点で、選択肢から “JR利用” が消えた。地下に下りると、そこは東急東横線と東京メトロ副都心線の改札で、さらにヒカリエの地下入口が眼の前に…。「そういえば、まだヒカリエに入ったことがなかったような…」と、遅ればせながら “ヒカリエデビュー” と相成った我ら家族…。

ヒカリエの地下部分のみをサ〜ッと見て回った後、「東横線(の各停)なら座れるのでは…?」という判断をして、久しぶりに東横線で帰ることとなった。菊名で横浜線に乗り換えて鴨居に戻って、ふと気がついた。いつもは渋谷から田園都市線で長津田に出て、横浜線に乗り換えて鴨居に戻るのだが、鴨居まで菊名からでも長津田からでも160円…。ただ、渋谷から横浜線乗換駅までの時間と料金を考えると、東横線経由のほうが効率的…なのかも知れない。ただ、渋谷を通る時はいつも半蔵門線からのアクセスなので、相互乗り入れの田園都市線を利用してしまうワケで…。

今日は、昨日とは一転して好天! 気温も上昇し、お出かけ日和となった。

このところ息子が「シャボン玉で遊びたい!」と言っていたので、近所の公園まで息子を連れて行った。その間に、妻は部屋の掃除…。
シャボン玉に興じる息子
最初はなかなか気に入ったようなシャボン玉が作れずに難儀していた息子だったが、やがていろいろな “技法” を得て、自分の産み出したシャボン玉を楽しそうに追いかけていた。

持参したシャボン玉液(百均でも売っているような小さなボトル入りのもの3本)がなくなったところで、一旦帰宅。そして、近所のスーパーとドラッグストアで買い物するため、再び出かけたのだが、日が長くなっているため時間的な感覚が鈍ってきて、時計を見なくては今が何時なのかわからなくなるような状態だった。

日が長くなると夕暮れの寂しさも減ってきて、一日の終わりの切なさも緩和される(?)ような心地がする。こういう季節に5時限目の講義を担当すると、教室は他の時限と “ほぼ” 同じような雰囲気になる。が、秋が深まり、日が短くなってからの5時限目は、講義の中盤あたりから何となく窓の外から寂しさが伝わってくるような感じがしてくるような…。幸い、現在は後学期の5時限目は担当していないが…。

これから夏に向けて気温はもっと高くなり、朝夕の気温差をあまり気にしないで済むようになってくるが、胃腸の調整や熱中症対策、食中毒などにはより一層気をつけなくてはならない季節でもあるため、あんまり浮かれているワケにもいかないのが現実…。


5月13日(月)

今月に入って、今日が初の “平日としての月曜日” である。8時半過ぎに家を出て、息子を幼稚園に送り届け、そのまま私は鴨居、新横浜経由で三島へ…。

国際関係学部に到着し、月曜日用の出勤簿に押印しようとして、少々ビックリ!? 私の押印欄に「休講」の判が押されていたのである。冒頭でも述べた通り今日は今月初の “平日としての月曜日” のハズなのに…と思った次の瞬間、あることを思い出した。先週木曜日(9日)、国際関係学部は月曜日の時間割で授業が行われたのだが、木曜日は松戸歯学部と法学部に出講しているために三島出講が不可能となり、休講にしたのだった。

もちろん、後日補講をすることになっているが…。

さて、今日の3時限目「社会学」も「人間関係の諸相と構造」をテーマに話を進める。前回、なぜか欠席者が目立ったので、講義の順序を入れ替えることで対応したのだが、その部分について最初に少々時間をかけて復習し、それから「人間」と「ヒト」の違い、「Persona理論」について語った。

雨こそ降らなかったものの、私が三島にいる間はずっと雲が空を覆い、にぶ〜く頭痛が襲ってきていた。それでも、仕事モードに入っていると痛みに打ち勝てる。ワーカホリックというワケではないのだが、やはり動き回ったり話し続けているほうが私には良いのかも…。


5月14日(火)

静岡英和学院大学の「国際関係論」「異文化コミュニケーション論」は、ゴールデンウイークによる休校もなく、毎週毎週コンスタントに進んでいるのだが…。なかなか予定通りに講義を進められない状況が続いている(ような気がする)

今朝も、静岡入りに駿府ライナーを利用。東名江田バス停を定刻通りに出発し、東名高速から静岡市清水区内の一般道に降りたところまでは至極順調に走行していたバスも、葵区内に入ると軽い道路渋滞につかまり、「あともう少しで新静岡…」というところで動けなくなり、20分以上あった “貯金” を使い果たして静岡駅に到着した。

駅南(静岡駅南口)にある清水先生の事務所に向かう道すがら、駅前のセブンイレブンに寄ったところ、その店舗が明日の23時で閉店になるという事実を知った。店内に商品が少なく、妙な雰囲気だったので「まさか…!?」とは思ったが、レジ前に「駅前再開発」を理由とした閉店の告知が貼ってあった。もっとも、2年半後には再び同じ場所で営業を再開するらしいが…。

そういえば、東名江田の近くにあるセブンイレブンも、夏まで改装のために閉店している。私が火曜日に良く利用するセブンイレブンが2店舗とも閉店…というのは、単なる偶然か? あるいは、私に何やら良からぬものが憑いているとか…!?

3時限目「国際関係論」は、「グローバリゼーション」の2回目。前回の復習を念入りに行った後、「グローバリゼーションの現実」について特徴を3つにまとめて解説し、テキストで関連する知識を紹介しようと思ったのだが…。

講義中ずっと教室後方でスマホをいじっている学生が2名いて、私が近づいても気がつく様子もない…。件の2名の横に私が到達すると、やっと私の存在に気づき、スマホをバッグに隠す…。かなり激しい注意を与えたが、その時点では謝罪の言葉もない。この一件でタイムロスが生じ、予定していた範囲まで解説が進まず。

講義後、「心を入れ替えて講義を聴けるのなら、来週も来なさい。それが無理なら、もう二度と出席しないように!」とキツイ注意を与え、2名を帰した。

私の話を聴かず、ただノートを取っただけで講義内容が理解できるとでも思ったのか?

そもそも件の2名は、何のために教室に来たのだろう? 出席した実績のため? お友だちに会うため?

実は先月末の講義中にも、スマホをいじっている学生がいた。私が彼らをきつく注意していたのを、件の2名も見ていたハズなのだが…。「自分たちには関係ない!」「バレなきゃ、平気!」という感覚だったのかも…。

とにかく、この手の学生が増えているのは嘆かわしいことである。

5時限目「異文化コミュニケーション論」は、今日から「異文化との出会い」というテーマを設定してみた。本当は「日本(的)的 “愛”」「日本(的)的 “共感性”」について2時間語る予定だったのだが、来週の火曜日4時限目に避難訓練が実施され、5時限目の開始が遅延しそうなので、「自文化中心主義」「文化相対主義」について先に解説を進め、先週解説した「グローカリゼーション」についても “別角度” から話をすることにした。

講義の終わりに、エルガーの『威風堂々』のグローカリゼーションについて『来て来てあたしンち』『Continue』を用いて分析し、平原綾香の『威風堂々』のPVを上映してみた。が、時間の関係で1コーラスの上映が限度…。これは、後日また時間のあるところで鑑賞することにしたいと思う。

帰りも、駿府ライナー…。往きと同様、途中までは順調に走行していたのに、徐々に遅れてきて…。

何となく歯車のかみ合わないことが多い一日…。「まぁ、こんな日もあるさ!」と思うことにするか…。


5月15日(水)

今朝も私が幼稚園に息子を送り届け、それから鴨居駅に出たのだが…。

朝、有楽町駅で人身事故があり、京浜東北線と東海道線が運転を見合わせ、京浜東北・根岸線に乗り入れている横浜線のダイヤも乱れていた。幸い、私が乗った東神奈川方面行きは “ほぼ” ダイヤ通りの運行だったが…。

新幹線のホームは、いつもより少々閑散とした状態…。おそらく、京浜東北線の運転見合わせや横浜線の遅延などで新横浜到着が遅れ、新幹線を諦めた人も多かったのだろう。

国際関係学部に到着すると、やはり様子がおかしい…。私は3時限目「社会学」のみの担当であるが、10時には出勤簿に押印し、来週以降の講義用資料を編集するなどして過ごしていたが、いつもより学内が寂しい感じ…。東海道線を利用している教員が、講義開始時間までに大学に着けないという事態になっていたのである!

中には、「いつもより、1時間半近く遅れて、やっと三島に着いた」と嘆いておられる教員も…。

昨年の今頃、講義で使用する予定だったDVDを家に忘れてしまい、三島に行く途中でオーディオケーブルを購入し、パソコンに保存してある動画ファイルを使用することにした…ということがある。が、国際関係学部の北口校舎のパソコン卓ではそのケーブルが使用できず…。そんなことを思い出し、大学で「教室でパソコンの音声をスピーカーから出力したいのですが、どんなケーブルを用意すれば良いのでしょうか?」と尋ねてみた。すると、「教室に、画像ケーブルと一緒に “音声ケーブル” も設置してありますので、そちらを差し込んでください!」と言われた。

なんですと!? 最初からケーブルは設置されていたと…!? 要するに、昨年の私のアタフタは無駄な所作だったのである。

さて、今日の3時限目「社会学」も「人間関係の諸相と構造」がテーマ。前回と前々回は出席者がいつもより少なめだったが、今日はいつも通りに学生が集まっていたので、ここ数回の講義内容を徹底的に振り返り、人間関係の特徴について説明する。

帰りの新幹線で仮眠をとろうと思ったのだが、座った位置が良くなかったらしく、なかなか寝られない…。やっとウトウトしてきた時には、すでに新幹線が小田原を出発していた。その結果、中途半端な状態のまま新横浜へ…。

こんな時は、単純な帰り方を…ということで、新横浜からはバスに乗って家に戻った。新幹線を降りてからバスの出発時刻まで30分ほどあいており、さらに道路事情によっては時間がえらくかかってしまうのだが、それでも乗り換えなく家に帰れるのは有り難いことである。

それにしても、明日以降の講義の準備がなかなか進まないのに、今日も「ぼやき」を更新している私…。


5月16日(木)

昨日に引き続き、今朝も首都圏では電車の運行を妨げる出来事が…。

上野駅では高崎線と宇都宮線のポイント故障で運転を見合わせていたり、東京駅では線路の発煙で山手線が遅延していた。

横浜から横須賀線に乗って東京に出て、そこから山手線ホームへ全力疾走で移動するのが常だが、今朝はなぜかアチコチで “進路妨害” に遭い、「この分じゃ、山手線に乗り遅れるなぁ…」と諦め気分でいたところ、電車が遅延していたため、予定していた電車に乗ることができた。おかげで、上野駅で常磐線ホームへ全力疾走しないで済んだのだが、何だか釈然としなかった私…。

ただ、松戸に到着した頃には、スッカリ体力が回復していた。

松戸歯学部の1時限目「社会学」は先週からテーマを「社会的動物としての人間」としているが、“社会的動物” について語るのは実質的に今日が初回となる。

そして、法学部の3時限目「社会学」は今日から「社会的動物としての人間」がテーマ。

いずれも今日は「福祉」という言葉の語源的な話を中心にしながら、「double happiness」にまつわる話を進めた。松戸歯学部の講義では出来るだけ今日1コマで解説を終えようと努力し、法学部では “ちょっとした事情” があってこの内容を2コマに分割することにした。

“ちょっとした事情” というのは、単に私が法学部の講義回数を勘違いしていたというだけの話…。ただ、残り回数と講義予定をもとにシラバスを変更し、さらにパワーポイントの再編集をして…と、昼休みのほとんどをこの作業に費やすことになってしまった。

講義後、いや〜な色の雲が空を覆いだしたので、急いで帰途に就いた。最寄りバス停までたどり着いた時、空からポツポツと…。傘をさすまでもないほどの雨だったが、家に着いてしばらくするとザ〜ッと激しい雨が…!?

何となく今日は、朝から “滑り込みセーフ状態” で救われていたような…。


5月17日(金)

学生たちに苦言を呈するのは、心苦しくもあるのだが…。しかし、誰かが注意しなくては、誰かが教えなくては、学生たちは近い将来とても痛い目に遭う…と思うと、貴重な講義時間内であってもアレコレ “指導” を入れざるを得ない情況になってしまう。

学生たちの中には、「コイツ、面倒くさい(教師だ)なぁ…」と思っている者も多いことだろう。むしろ、学生たちのことなど心配しないで、解説だけして講義を終えたほうが楽なのか…!?

そんな想いを、数週間ほど抱えながら出講している。かつてないほどの葛藤…。

そして、今朝も静岡駅前で静岡英和学院大学行きのバスに間引きされた! おまけに、道路渋滞…。さらに、私が乗ったバスが静岡駅前バスターミナルから国道1号線になかなか出られずモタモタしていると、本来私が乗る予定だったバスが入線してきた。しまいには、後から来たバスに途中のバス停で追い抜かれ…。

それでも、東静岡駅バスターミナルで英和行きのバスが2台(うち1台は、本来私が乗る予定だったバス)停車しているのを確認した運転手さんが、それらのバスの運転手さんに手で合図を送り、お客を乗せずに(東静岡駅のバス乗り場に停車せずに)走行を継続したので、講義に遅刻する事態は避けられたが、講師室で出勤簿に押印して一息つく暇もなく教室へ移動するハメになってしまった。

講義の冒頭に “いろいろな出来事” があったが、今日からテーマを「代表的国家体制」として解説を進めなくてはならないので、ある程度の時間帯で本論に入ることにした。まず前回の「宇宙船地球号」の話と念入りに復習し、「グローバリゼーション」について語るのと同時に、その対概念である「ナショナリズム」についても比較した。ただし、これら2つは「A国はグローバリゼーションだけれど、B国はナショナリズム」というような分かれ方をするのではなく、「どの国にも両方の傾向性があるが、そのどちらの傾向が強いか弱いかの差があるだけ」あるいは「ある状況ではグローバリゼーションの傾向が強くなり、また別の状況ではナショナリズムの傾向が強くなる」というような、相対的な要素について理解してもらうように話をした。

講師室に戻って荷物の整理をすると、またしても一息つく暇なくバス乗り場へ…。静岡駅に戻り、新幹線で東京へ…という、お決まりのパターン。車窓から差し込んでくる日差しが心地よく、夢の森を彷徨うことに…。気がつけば、すでに新幹線は神奈川県を走行…という状態。

13時半過ぎに通信教育部入りしたが、今日は特に印刷する講義用資料もなく、90分の講義内容を再考し、4時限目「社会学」に突入する。

今日も「“正義” の含意」をテーマにして話を展開したのだが、“正義” を決定づける要因の理解に際して「満足原理」「社会意識」などの概念を説明し、1975年に阿久悠が作詞し都はるみが歌唱した『北の宿から』をもとにした人間関係の分析を試みた。

帰りは、水道橋から東京経由で横浜までJRを乗り継いで戻り、バスで家まで…。横浜からバスに乗り込んだのは18時過ぎだったが、まだ空が明るく、夏が近づいていることを実感した。夏が大好きなワケでもないのだが、日が長くなるとワクワクする。今朝も5時過ぎに起床したが、すでに空は明るかったので、「さぁ、今日も一日、頑張るぞ!」という気持ちの切り替えが早くなる。日が短く、日の出の遅い頃だと、朝なのか夜なのかわからないような状態で家を出ることになるので、なかなか気持ちの切り替えができなかったりする。

ところが、私のワクワク感に水を差す予報が…。好天なのは明日までで、日曜日からしばらく天気が崩れるらしい。何だかなぁ…。


5月20日(月)

息子の通う幼稚園の制服は、ブレザーこそあれどその下に着るのは1年中 “半袖のポロシャツ” が公式のものである。ただ、各々で長袖のポロシャツ(に類するもの)を購入しても、寒さが厳しい時にはセーターやトレーナーを着用しても構わないということになっているものの、基本は年中半袖である。

先週火曜日から、ついに私も半袖ワイシャツを着用! 火曜日は上着を羽織っていたが、水曜日からは上着無し!

なのに…、今朝は気温がグッと下がり、またしても上着を羽織って家を出ることに…。

今朝は、冷たい雨がしとしとと…。そんな中、私のさす傘に息子を入れて、最寄りバス停へ…。なのに、バスが来ない…。折返しのバスが10分以上遅れたため、バス停で予想外に待たされてしまった。が、長靴を履いて雨の中を出かけるのが楽しいのか、息子は終始ニコニコ。

このところ、やけに京浜東北線で事故が発生している。今朝も人身事故やら何やらで…。横浜線のダイヤにまで影響が及ばないうちに新横浜に出て、新幹線に乗ってしまおう…と思い、寄り道せずに三島入りすることにした。

三島も、傘がないとちょっと歩くのにツライような天候…。こういう時、駅前に校舎があるのは本当にありがたい…と思いつつ、国際関係学部に到着した。

3時限目「社会学」は、今週の2回で「人間関係の諸相と構造」を終えようと思っているのだが、大詰めに来て今日は出席率が少々低め…。そこで、今日と明後日の内容をとりあえず1つにまとめ、学生のノリと解説の進行具合によって今日の講義範囲を決めることにした。とりあえず、「地位」「役割」の定義や性格について語り、1974年(昭和49年)10月14日に後楽園球場において長嶋茂雄が引退あいさつをした際の映像を紹介し、今日の講義を終えた。

三島から新横浜へ新幹線で戻る途中、函南あたりで太陽が顔を出していた。「ひょっとすると、天気が回復するかも…!?」という期待は、数分後に熱海の濃霧を目の当たりにして崩れ去った。新横浜も、雨…。

鴨居に戻っても、まだ雨が降っていた。そんな中を傘をさして病院へ…。いつも駅から5〜6分の道のりが、今日は10分近くかかってしまった。診察券を受付に出すと、すぐに診察室前で待つよう指示される。偏頭痛の原因を探るために血圧との関連性も視野に入れての治療だが、今日の血圧はちょっと今までとは違った数値が出てしまった。上は正常値なのだが、下が少々高めだったのである。血圧の薬を服用しなくてはならないほどの異常ではないものの、ちょっと気をつけておいたほうが良いという感じ…。

今日は、ずっと傘を手放せない状態が続いた。明日は雨も上がり、気温がグ〜ンと上がるらしい。気温差や気候の激変も、偏頭痛には大敵なのだが…。


5月21日(火)

近所を飛び回っているイタズラカラスが、ゴミ集積所に出しておいた我が家のゴミ袋に猛攻撃をしかけたらしく、路上にゴミが散乱していた朝…。ゴミを出して、家に戻って、仕事に出かけるほんの十数分の間に、カラスがやってくれたのである!

バスの時間もあったので、とりあえず路上に散乱しているゴミだけは破られた袋に戻しておいたものの、あとは何とも手の付けられない状態で、妻に後処理をお願いしておいた。

それにしても、朝からイヤ〜な目に遭ったものである。

今日は、昨日とは違って朝から暖かい…、いや、暑い一日だった。半袖のワイシャツだけで汗ばむような、そんな陽気。上着など羽織る必要がない…というか、上着を羽織っていたら体温が調整できなくなりそうな感じだった。

バスと地下鉄と徒歩で東名江田バス停に向かい、駿府ライナーに乗って静岡へ。今朝も東名江田を定刻通りに出発し、足柄サービスエリアでの休憩まではダイヤ通りの運行だった。なのに、運転手さんが気を利かせたのか「ここで、20分の休憩を取ります!」と、予定の倍ほどの休憩時間を指定したため、それ以降は結果的に遅延…。

当然、静岡駅にも定刻を過ぎての到着と相成った。

急いで駅南(静岡駅南口)にある清水先生の事務所に向かったが、落ち着いてお話しするような時間的余裕も無く、すぐに静岡駅前バスターミナルへ移動することに…。静岡英和学院大学行きのバスは “ほぼ” ダイヤ通りに運行し、予定通りに大学入りした。ゴタゴタの連続だったため、

3時限目「国際関係論」は、今日で「グローバリゼーション」の解説を一旦終了させるため、「エスニシティ」や「エスニック・クレンジング」などの概念をもとにグローバリゼーションの前提条件と否定要因を語り、次回以降の内容につなげることにした。

4時限目(私は空き時間なのだが)、大学では震度6の地震が起きたことを想定しての避難訓練が行われ、5時限目の開始にちょっと影響が…。

5時限目「異文化コミュニケーション論」は、前回から「異文化との出会い」をテーマに解説を始めたが、今週と来週は前回の内容と切り離し、「日本(人)的「愛」「共感性」に関した内容を解説する予定。今日は日本人と西洋人の「“愛” の比較」を中心に話を進め、日本(人)的な愛がどのような特徴を持つのか理解してもらうことにした。その際、日本のヒット曲を媒介に解説する…ということで、最初に日本人の心に響くラヴソングの傾向性を6曲(メドレー)鑑賞した。この作業も、恒例化しつつあるような…。

帰りの駿府ライナーも、微妙な遅延が生じ、これを修正できないまま東名高速を走行することになり、足柄サービスエリアでの休憩後も運行ダイヤとの差を詰められず。東名江田バス停からあざみ野駅まで早足で移動すると、田園都市線にも若干ダイヤの乱れが生じていたらしく、結果的にいつもよりちょっと早い帰宅が実現した!

「人間万事塞翁が馬」というところか…。


5月22日(水)

いつもの水曜日と同様、息子を幼稚園に送り届けてからの三島入り…。

月曜日と水曜日には私が幼稚園に現れる…ということが、どうやら幼稚園中で(息子の所属するクラス以外でも)知られるところとなり、プチ有名人化している(らしい)私…。“妙な話” にさえならなければ、注目されるのは構わないが…。

今日の国際関係学部の3時限目「社会学」は用意しなくてはならない講義用資料がたくさんあったので、、なるべく早めの新幹線に乗ることにした。横浜線が新横浜に着くや、新幹線ホームへダッシュ! 停車中のこだま号に乗り込み、10時過ぎには出勤簿への押印を済ませた。そして、しばらく資料の編集作業…。

講義は…、まず前回の復習を念入りに行い、念のため(?)に前回上映した長嶋茂雄の映像を再生し、「人間関係の諸相と構造」の解説の大団円へ。講義時間の8割を使って「地位-役割」の関係性や「病人(患者)役割」などについてまとめた後、残り時間で「アイドル工学」に関する話をする。これで、「人間関係の諸相と構造」の解説は終了した。

新幹線とバスを乗り継いで帰宅した後、一息ついて再び外出…。実は、ちょっと前から妻が「歯が痛むような…」と訴えていたので、妻の歯科通院に息子共々付き合うことにした。予約制の歯科ではあったが、たまたま空き時間だったこともあり、飛び込みながら妻は受診がかなった。息子は、待合室にあったオモチャの数々が気に入って、駄々をこねることもなく、楽しそうに妻の診察が終わるのを待っていた。

妻は口腔内に異常があるワケではなかったらしく、虫歯も無し! ただ、耳鼻咽喉科的な原因も考えられるため、顔をX線撮影したとのこと。結果は金曜日に判明するらしいが、定期的に歯科受診することになるか、他の診療科にいくべきなのか、はたまた治療の必要がなくなるのかは、その時までハッキリしないのである。

とりあえず、虫歯がなかったことを喜んでいた妻…。

あと2週間もすれば、虫歯予防週間である。常日頃から、正しい歯磨きを心がけておかないと…。


5月23日(木)

早朝、「京浜東北線、人身事故のために運転見合わせ」というダイヤ情報メールが届いた。そして、「東海道線は、京浜東北線の人身事故の影響でダイヤが乱れている」というメールがすかさず届く。

「これは、早めに移動しなくては…!?」と思ったが、いつも木曜日に乗っているバスこそが始発運転なので(要するに、これより早いバスはないので)、いつもと同じ時間に家を出るしかなかった。

横浜に着くと、京浜東北線と東海道線の “あおり” を受けて、横須賀線までダイヤが乱れていた。そのため、乗り換えのたびに全力疾走を余儀なくされたが、奇跡的に(?)いつもと同じ時刻に松戸歯学部入りできた。

1時限目「社会学」は、今日で「社会的動物としての人間」の解説を終了させた。前回の講義内容を念入りに確認した後、今日は「生理的早産」について語り、ここ数週間の講義内容をまとめておいた。

京浜東北線は運転を再開しているというダイヤ情報メールを受信したものの、ダイヤが正常に戻るのには時間がかかると判断し、なるべく早めに法学部へ移動するようにした。

そして…、3時限目「社会学」は「社会的動物としての人間」の2回目。松戸歯学部では1回で解説を終了させた「double happiness」に関する解説を、ここでは先週と今日の2回に分けて話すことにした。よって、今日もかなり時間的余裕が生じていたハズだったのだが…。気がつけば、終業チャイムが鳴っていた。

講義後、ヘアカットのために藤沢へ…。2ヶ月近く頭髪を放置していたので、エライことになっていた!?

木曜日は1週間で一番朝が早いことになっているのだが、今週はちょっと様子が違ったりする。その件については、明日にでも…。


5月24日(金)

今朝は、4時過ぎに起床…。いつもなら5時過ぎの起床なのだが、今朝はちょっとした “チャレンジ” をするため、木曜日の朝よりも早起きをした。そして、5時前に家を出て、鴨居駅までひたすら歩く…。

我が家周辺のバスは、上りも下りも始発が6時過ぎ…。そのため、6時前に電車に乗る必要がある人は、タクシー利用か徒歩か、あるいは自転車などを利用することになる。が、たいていの人は徒歩で鴨居駅に向かっているらしい。

日の出時刻が早くなり、気温も高くなっているので、早朝に出かけるのも苦にはならない。それに、適度の涼しさもあって、爽やかでもある。加えて、鴨居駅までの25分ほどの道のりが、適度な運動になる。

鴨居を5:33発の横浜線に乗り、5分ほどで新横浜到着。新幹線ホームへ移動する。

新横浜6:00発のひかり号に乗って…ホームには、N700系の車両が停車していた。これが6:00発のひかり号となるのだが、何と(?)新横浜始発である! 6時台は、新横浜始発だけでなく、品川始発のものもある。

いつも新横浜6:52発のこだま号を利用して静岡入りしているが、毎週毎週バスの遅延やら間引きやらに悩まされ、静岡英和学院大学に到着してから講義の準備もままならない…という有様だったので、1本早い新幹線を利用しようと思ったのだが、静岡停車という条件に合うのは6:00発のひかり号になってしまうのである。

おまけに、ひかり号ではぷらっとこだまの利用は出来ない。とりあえず、EX予約で指定席の予約を入れておいた。

ひかり号は6:41に静岡到着!6時ちょうどに新横浜を出発したひかり号は、小田原に停車後、静岡までノンストップ! 「さすが、ひかり号! さすが、N700系!」というスピードを体感しつつ、静岡に6:41到着。

静岡英和学院大学行きのバスの始発は、新静岡を7:44で、静岡駅前を7:47である。それまでの時間、どうやって過ごすか…?

静岡駅前で朝マックすることも可能だったが、とりあえず新静岡方面に歩いてみた。そして、軽く朝食をとったものの店で長居をするような状況ではなく、やむを得ず再び新静岡方面へ移動することに…。

新静岡に到着したのが、バスの始発まで30分以上ある…というタイミング。あまりアチコチ動き回るのも効率的ではないし、かといって気の利いた時間の潰し方も思いつかないし…。

ふと、静岡鉄道の改札が目に入った。「そういえば、英和の徒歩圏に静鉄の駅があったっけ!?」ということを思い出し、携帯電話にインストールしておいた地図アプリで調べてみた。そして、県総合運動場駅からだと英和まで徒歩で25分ほど…という情報を得た。東海道線の東静岡駅から歩くよりも、時間的にも行程的にも楽そうである。

そして、静岡鉄道で県総合運動場駅へ…そこで、久々の静鉄乗車を決め込んだ。せっかくだから、乗ったことのない “急行” に乗ってみたい…。幸い、県総合運動場は急行停車駅。急行で新静岡を出発すると、ノンストップで県総合運動場!

あらかじめアプリで調べておいた道順に従って、駅から英和まで歩いてみた。それにしても、何とわかりやすい道なんだろう…。全く道に迷う気がしない。こうなると、私の歩行ピッチは上がる一方。20分ほどで英和の敷地内に到着した。いつも利用している正門ではなく、裏門(駐車場)からキャンパスに入る。8時になるかならないかの時間ではあったが、学務課の職員がちょうど校舎のロックを解除するところだったので、待ちぼうけをくらうことなく講師室へ。

こうして、いつもより講義の準備時間を十分に確保することができたのだが、講義開始時間はいつも通りなので、結局講義が早めに終わることなどなく、単に「講義の準備に余裕ができた」ということが実現したということで…。それでも、精神的な圧迫感は緩和されたので、落ち着いて話をすることはできた。

そのため、通信教育部への移動にまで何となく精神的な余裕が…!?

講義のほうは…。

英和の1時限目「現代の国際社会」は、前回から「代表的国家体制」の解説をしているが、今日は「資本主義」と「社会主義(共産主義)」の比較。財産の私有が認められているか否かという点と、労使関係、疎外などの現実を中心に解説をする。

通信教育部の4時限目「社会学」は、「“正義” の含意」の最終回。前回まで2週に亘って解説した内容を振り返り、それから『アンパンマン』の作者であるやなせたかし氏の名言をもとに「正義」の意味を考えてみた。

朝4時に起きていたので、4時限目が終了した時点で12時間以上に亘って体を動かしていたことに…。今夜は、いつもよりもよく眠れそうである。


5月25日(土)

我が母校・日本大学藤沢高等学校の同窓会が、本日開催された。年に一度開催される同窓会が母校や同窓生のつながりを強めるのは言うまでもないが、残念なことにこの同窓会で私の同級生と会えたことはほとんどない。

しかし、大先輩の方々とお近づきになり、それぞれに違った思い出話を聞かせていただけたり、仕事や人生のアドバイスをいただけるのは嬉しいことである。そして、参加人数は少ないものの、後輩たちの姿を見られるのも同窓会ならでは…である。

出かける準備をしている私に、息子が「お父さん、どこ行くの?」と尋ねてきた。すると、私に代わって妻が

お父さんはね、
お父さんより年上の人にペコペコしながら
美味しいものを食べて、
お酒を飲んでくるんだよ!

と、間違いとは言えないものの「おいおい…」とツッコミを入れたくなるような説明をしていた。

すかさず、「お父さんは、“学校” に行くんだよ!」と訂正しておいたが…。

今年は、100名の参加表明があった同窓会…、実際に同窓生の参加は105名だった。まず、14時から30分ほどの総会、それから写真撮影があり、15時から懇親会…。総会よりも懇親会目当ての人がほとんどであることは言うまでもない。

そして、卒業から何十年経っても、同窓会では誰もが “高校生” に戻っている…。

帰宅すると、息子が「学生さんに会ってきたの?」と尋ねてきたので、「う〜ん、今日は学生さんたちとは会わなかった(授業をしてこなかった)なぁ…」と応えたが、「じゃあ、何で学校に行ったの?」というような疑問を持たれてしまった。

幼稚園でいろいろな考え方を学んできているためか、息子のツッコミも徐々に激しくなっているような気がする…。


5月27日(月)

息子の通っている幼稚園では、何人かの園児が水疱瘡にかかり、お休みしている。息子のクラスにも、しばらくお休みしているお友だちがいる。そして今日、息子が水疱瘡にかかってしまった。幼稚園から帰る際、息子が妻に「ノドが痛い!」と訴え、お着替えしていたら胸部に2つほど水疱が…。息子が病院に連行されたのは、言うまでもない。

水疱瘡は学校保健安全法に定められた感染症のため、出校停止の措置が取られることになる。要するに、学校に行くことは禁じられるが欠席日数にも換算されないということである。

妻からのメールでこの “事実” を伝えられた私、すぐに「幼稚園に電話するように!」と指示する。私が帰宅するのと入れ違いに、妻は幼稚園まで息子の上履きや体操着、スモック類を受け取りに出かけた。

ちなみに…、息子は今日、幼稚園に通ってしまったのである。私と一緒に路線バスに乗り、幼稚園に向かったのだが、幼稚園でお友だちに「おはよ〜っ!」とあいさつされても反応が鈍かったので、「疲れているのかなぁ…?」と思ったのだが、こういうことだったか…。

さて私は、息子を幼稚園に送り届けた後、再びバスで鴨居駅に向かい、耳鼻咽喉科で受診した。昨日から鼻とノドの具合がおかしく、市販薬で何とか症状を抑えたものの、今朝になってもスッキリせず。それに、まだまだ週が明けたばかり…。ノドは赤く、おそらく風邪のような症状と疲労が相まって炎症を起こしていたらしい。

処方箋薬局で薬を受け取り、急いで鴨居駅に戻り、新横浜からいつもより(ここ数週間に比べて)1時間遅い新幹線に乗って三島へ…。

国際関係学部入りして、急いで講義用資料の再編集…。ついでに、次回以降の資料の構成も考えておくことにした。それなりに空き時間を有効活用して、3時限目「社会学」に突入する。

今日から、「社会学」の講義は後半戦…。先週まで「如何にケンカを回避するか」という点を様々な見地から語ってきたが、今日からはケンカの現実について語ることになる。まず、7〜8回かけて「問題行動の根源」について語る予定。初回の今日は、「問題行動」の全体的な認識を目的に、「communis的問題」という視点から解説する。そして、ゴダイゴの『君は恋のチェリー』『ビューティフル・ネーム』の内容から、communisの本質である「同一性・共通性」といった部分について考えてみた。

そして、帰途についているところに息子の水疱瘡を伝えるメールが届いた次第。だが、帰宅してみると息子はいたって元気で、ご機嫌で、「本当に、病人!?」と思えるほどだったが、本人は “現実” に気がついていない模様である。

明日から、息子は幼稚園をお休み。よって、私も息子の登園に合わせて家を出ないため、明後日の朝はちょっとゆっくり…。それが良いことなのか、悪いことなのか…。


5月28日(火)

朝から、ちょっとハッキリしない陽気…。天気が良いのか、悪いのか? 暖かいのか、涼しいのか? とりあえず、雨は傘でしのげるとして、急激な気温低下はないものと判断し、昨日までと同じような恰好で出かけることにした。

今日も、静岡入りは駿府ライナーで…。このところ、運行ダイヤ遵守が徹底されているのか、東名高速を予定より早めに走行していても、一般道に入ると運転手さんがバスの速度を微調整して、結果的にほぼ定刻に静岡駅に到着している。

急いで駅南(静岡駅南口)にある清水先生の事務所に向かい、少しだけお話しをして、すぐに静岡駅前バスターミナルへ移動する。静岡英和学院大学行きのバスも “ほぼ” ダイヤ通りに運行し、予定通りに大学入りした。そして、久々に英和の学食へ…。息子の水疱瘡騒動もあって、今日はお弁当を持ってでなかったのである。

学食には静岡県内の某高校から生徒が数十名いて、食事をしていた。ヨソ様にお邪魔しているという感覚がないのか、それともTPOに合わせて行動を変えるということが出来ないのか、私の講義のネタになりそうなことをしてくれていた。

食後、気持ちを入れ替え、講義の準備に取りかかる。

3時限目「国際関係論」は、今日から「ナショナリズム」に関する解説。今日は「ナショナリズム」の概念や特徴を説明し、具体的な例については次回に回すことにしたのだが、解説途中で雨雲が空を覆い、何だか気を吸い取られるような感じに…。教室の雰囲気は悪くなかったが、雨雲が気になって…。

講師室に戻って、「今日、東海地方も梅雨入りしたみたいですよ!」と教えられた。なるほど、それで…。

5時限目「異文化コミュニケーション論」は、今日まで「異文化との出会い」がテーマ。まず、前回解説した「日本(人)的 “愛”」の特徴をより理解するため、『或る日突然』を鑑賞する。そして、「日本(人)的 “共感性”」について、その特徴である「共悲」について解説し、『悲しくてやりきれない』『悲しみがとまらない』『待つわ』などからその「共悲」を確認する。

5時限目の途中で雨がポツポツ降り始めてきたので、ちょっと早めに講義を終えた。

幸い、静岡市内も横浜市内も傘をささずに済んだが、関東地方も梅雨入り間近か…?


5月29日(水)

いつもなら、息子を幼稚園に送り届けてから三島に向かうのだが…。

息子の体の水疱が増えてきているのだが、徐々に瘡蓋(かさぶた)化しているものもあり、そろそろ “山” を越えそうな感じではある。しかし、残念ながら幼稚園には通わせられない状態は続いている。

東海地方に続いて、今日は関東甲信越が梅雨入りした。平年より10日も早い梅雨入りだが、その分だけ早く梅雨明けするのかどうか…。

いつもよりちょっと遅めに国際関係学部入りし、一昨日のうちに編集しておいた講義用資料を作り直して印刷する。さらに、他の講義で使用していた資料も学生に配布しようと思い、それらも人数分印刷する。

3時限目「社会学」は一昨日から「問題行動の根源」の解説をスタートさせたが、その際に中心的概念とした「communis的問題」を具体的に把握することを目的に、今日はDVDやCDを用いて視聴覚的な解説をした。例年通り、日本のアニメーションが韓国でどのようにいじられるのか…という点を、『ドラゴンボール』『クレヨンしんちゃん』『アンパンマン』『アルプスの少女ハイジ』『セーラームーン』『ちびまる子ちゃん』などをもとにして、日韓のcommunisの違いについて考察した90分…。

講義を終えて校舎を出ると、ザーザー降り…。眼の前が駅なので、とりあえず傘をささずに走る私…。新幹線を新横浜で降りると、雨に加えて強い風が…!?

明日の朝、ひとまず荒天がおさまっていてくれれば…。


5月30日(木)

天候が良かったら、今朝は5時半頃に家を出て鴨居駅まで歩いて行こう…と思っていた。そのため、昨夜は “それなりに” 早寝した(つもりだった)

4時過ぎに起き、カーテンを開けて窓の外を見ると、雨と強風…。鴨居への徒歩移動は “危険” と諦め、再びフトンへ…。そして、いつもの木曜日と同じ時間に再び起床し、いつもと同じ移動手段で、いつもと同じ時間に松戸に到着した。

松戸歯学部の1時限目「社会学」は、今週から「日本人」「日本社会」を理解するための解説をする予定。今日は「日本(人)的 “愛”」について、西洋の愛との比較を通して、その特徴を見出すことにした。

松戸での講義後、いつもならバスで松戸駅まで戻るのだが、今日は途中の北松戸駅入口で下車し、7〜8分ほど歩いて北松戸駅から常磐線各停に乗って法学部を目指した。このところ、バスは道路渋滞にもれなく巻き込まれ、乗ろうと思っていた電車に間に合わないことが多かった。ならば、時間の読めるところで移動を…と思い、北松戸駅を利用するルートを採択した。これが、大成功! 乗り換え無しで大手町へ行き、半蔵門線で神保町まで1駅…。

法学部の3時限目「社会学」は、今日も「社会的動物としての人間」の解説が続く…。特に「生理的早産」を中心に話を進め、動物学的に “人間” の特徴を確認する。

雨がひどくなる前に急いで帰途に就き、私の帰宅と入れ替えに妻が買い物に出発する。妻不在中に、息子の通う幼稚園から電話…。息子の具合の確認と、配布物を受け取りに来てほしいというお知らせだった。

とりあえず、息子の通園再開は早くても来週から…。それまでに、息子の我慢の限界が来ないように願うのみ。


5月31日(金)

今日は今週最後の出講日であり、且つ今月最後の出講日でもある。受講学生たちへの “交通整理” も、この辺で “まとめ” に入っておかないといけないかな…と思いつつ、6時前に家を出た。

梅雨入りしたとは思えないほど、スカッと晴れ渡った朝…。そして、抜けるような青空…。

相変わらず(?)静岡で新幹線を降りてからバスターミナルまで全力疾走することになったが、今朝はバスの間引きはなく(とは言え、ダイヤ通りには運行されていなかったが)、覚悟していた最悪の事態は避けられた。静岡英和学院大学に到着後、教員室で一息つけるだけの時間的&精神的余裕があり、講義の準備にも余裕があった。

1時限目「現代の国際社会」は、「代表的国家体制」の3回目。今日は、「民主主義」「専制主義(独裁主義)」について。「専制主義」と「独裁主義」に関しては、統治者の選ばれ方に違いがあることを念入りに説明する。そして、「AKB総選挙」を例に挙げて「民主主義」と「専制主義(独裁主義)」の混在した支配体制について解説を進め、講義を終了させる。

バスで静岡駅に戻る際、強い日差しと高い湿度に “夏の接近” を実感する。それにしても…、暑い! 暑すぎる!

新幹線で東京に戻ると、静岡よりは日差しが穏やかになっていたものの、やはり湿度が…。電車内はクーラーがガンガン効いていて、むしろ寒いくらい。そして、車外との温度差でクラッとしそうになる。

通信教育部入り後、印刷すべき講義用資料もなく、とりあえず今日からの講義内容を念入りに確認し、パワーポイントのチェックを行う。この時点では何の問題もなかったのだが、4時限目開始前に教室入りし、パソコンにUSBメモリをセットし、パワーポイントの投影をチェックしていたら…。

なぜか “アニメーション設定” がキチンと反映されておらず、バランスの悪い画面になっていた! 試しに、別の学部用での講義用に作成したファイルを表示させてみたが、やはり同じ現象が…!? いくつかのファイルを起動させてみたところ、1つだけ正常に表示できるものが見つかったため、タイトルを打ち直して講義開始に間に合わせた。

ちなみに、講義後に学内の別のパソコンや私のパソコンで件のファイルを起動させたところ、設定通りの表示をしていた。おそらく、教室で使用したパソコン(にインストールされていたパワーポイント)のほうに異常があったものと思われる。

始業チャイムとともに、「社会学」の講義を開始する。今日から5週連続で「社会的動物としての人間」をテーマに解説する旨を説明し、今日は「社会(学)とは何か?」という点についての解説することを強調する。例年だと5月上旬に解説する内容であるが、昨年に引き続き今年もこのタイミングでの解説と相成った。

帰途、息子が通う幼稚園に立ち寄った。玄関から入った時、「ごめんください!」と言うのもヘンだなぁ…と思って「すみません!」と言いながら職員室のドアを開けると、そこにいらした先生方の視線がいぶかしげで…。

「デイパックにパソコン用バッグを持っている私が、行商人のように見えたのかも…」「いつも月曜日と水曜日の朝は息子を幼稚園に送り届けているのだが、父親だけだと認知されないのかも…」などと、いろんなことを推測してみた。すかさず息子の名前を伝えると、先生方の表情が穏やかに…。そうか、息子の名前を言いながらドアを開ければ問題なかったのか…。

担任の先生から配布物などを受け取り、息子の症状を伝え、園を出ようとした時、延長保育で園に残っていた園児のひとりから、

おじちゃん、荷物いっぱいだね!

と言われてしまった。

たしかに、担任の先生から手提げ紙袋を受け取っているので、私の両手と背中は荷物に占拠されていたような状態…。子どもの発言は、正直で的確…。ヘタすると、大人たちからも “ヘンな人” と思われているかも…?

しかし、講義に必要な資料や道具、お弁当などを持ち歩かなくてはならないので、“ヘンな人” と思われようが何だろうが、このスタイルは変えられないのだ!

いや、件の園児は「おじちゃん、荷物いっぱいで大変だね!」と心配してくれたのかもしれない。そう考えると、何と心温まる出来事だったことか…。

そんな、アタフタな月末…。


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