2013年1月のぼやき
1月1日(祝) 《その1》
あけましておめでとうございます。
今年も相変わらずの「ぼやき」になりそうですが、よろしくお付き合いください。
1月1日(祝) 《その2》
我が家は数年来、大晦日には「年越しそば」ではなく「年越しうどん」を食してきた。それは、妻が妊娠中だったり、授乳中だったり、幼児と “そばアレルギー” の影響を考えなくてはならなかったり…という事情があった。
しかし、どうやら息子は食物アレルギー体質ではないらしいことがわかってきたので、今回は親子3人で年越しそばを食しつつ、2013年を迎える “準備” に入った。
そして、明けて2013年を迎え、好天に恵まれた中でおせちをいただくことになったのだが、なぜか息子がゴネ始め、なかなか料理を消化しようとしない…。意思表示がキチンとできるようになっているのと、反抗期なのと、そういう状況が重なっているのはわかるのだが、「よりによって元日に…!?」と複雑な心境になる我ら夫婦。
午後、菅田町の氏神様である杉山神社で初詣。境内へは急な階段を上らなくてはならないのだが、今まで登り切れたためしがない。「さて、今年は境内まで登り切れるかな?」などと息子に声をかけると、いそいそと階段を昇り始め、ついに頂を極めた! 「成長したなぁ…」と想いつつも、やっぱり何かしでかしてくれた息子だった。
神様にお願い事を済ませ、拝殿を降りようとした時、なぜか息子が前のめりにダイブ!? そして、全身で着地…。その姿を見て、一昨年の元日のことを思い出した。一昨年も、息子は神社の境内でダイブしているのである! 初詣に出かける前、妻が自分で食べようとトーストした食パンを息子が勝手にムシャムシャ食べてしまい、その後で訪れた神社で…。
一昨年は「食パンのバチが当たったんだよ!」ということにしておいたのだが、今年は「お昼のバチが当たったんだよ!」という結論に…。
要するに、氏神様はキチンと我ら家族のことを見ておられるのだ!
初詣の後、神社の前のバス停からバスに乗り、片倉町駅へ移動した。今日から西松屋で初売りがあるというので、横浜片倉店に向かったのだが…。2013年が始まったばかりということもあり、「遠出するとしても、片倉町まで!」と決めてバスに乗り込んだつもりだった。
横浜片倉店はコープかながわ片倉店の2階にあるのだが、コープは明日から営業らしいので、2階の西松屋だけ営業するワケにもいかなかったのだろう、全館休みということに…。
せっかくここまで来たのに…という想いもあり、横浜センター南店に向かうことにした。予定になかった地下鉄乗車に興奮する息子と、「『遠出するとしても、片倉町まで!』じゃなかったっけ!?」と私に問いかけてきた妻…。そして、すっかり当初の決意を忘れていた私…。
横浜センター南店で買い物を済ませた後、家までどうやって帰るか…という話になる。地下鉄で中山に出て、横浜線とバスを乗り継いで帰る選択肢もあったが、バスで鴨居周辺に出ることにした。降りたバス停から “我が家の近くを通るバス” に乗り換える方法を採択したのである。が、時計を見ると、センター南を出発するバスの時間まであと4分!? 息子を抱きかかえ、バス停へ全力疾走する。新年早々、慌ただしい我ら家族…。
お出掛けが楽しかったのか、夕飯で息子はほとんどゴネず、おいしそうに料理を平らげていた。「お昼も、それぐらい素直だったら、きっと神様に叱られずに済んだものを…」と思うところだが、体を張って新年早々「ぼやき」のネタを提供してくれた息子の想いも理解してあげたいところ…である。
1月2日(水)
ハードディスクに録画した大晦日(一昨日)と元日(昨日)のテレビ番組を再生していたら、何となく “ずいぶん前の番組” を見ているような気分になってしまった。2013年が始まって未だ2日目だというのに、時間の間隔が鈍ってきているらしい。
そう、まだ2013年は2日しか経っていないというのに、年明けて息子の言葉のハッキリ度が増してきた。昨日今日と息子の相手をしていて、確実に言葉の変化があることに気づいた。気のせいか…と思って耳を澄ませて(?)息子の言葉を聞いていたが、年末と年始で発音がシッカリとしてきているのがわかった。
今春から息子は幼稚園児…。もっとキチンと言葉がしゃべれるようになっておく必要があるのだが…。
今年は我が母校・日本大学も2年ぶりに出場…ということで箱根駅伝をテレビで見ていた。が、例年の如く「何だかなぁ…」というレース展開だった。1区で13位と出遅れ、2区のケニア人留学生が12人抜きでトップに躍り出るも、3区以降は10位、16位、15位…と低迷。留学生がいなければ、一体どうなっていたのだろう…?
明日の “巻き返し” に期待したいが…。
1月3日(木)
我が家の予定では今日は鎌倉や江ノ島方面に出かけることになっていたのだが、バスが年末年始ダイヤで極端なまでに運行本数が減っているのと、箱根駅伝で交通規制がかかっているのと…で、家でくつろぐことにした。
駅伝は…といえば、日本体育大学が30年ぶりの総合優勝! 日本大学はシード権を得られず、またしても予選会に回ることに…。
この三箇日は、元日に初詣と買い物に出かけただけで横浜市内を出ることはなく、どちらかと言えばのんびりとした感じだった。とりあえず、三箇日の間は仕事関連のことにタッチしないようにしていたが、年度内の講義のことや新年度の講義展開を(ちょっとずつではあるが)頭の中で思い描き、近日中に仕事モードを再始動する準備だけは進めておいた。
さらに、今月はとある研究会で報告を控えているため、その構想も練らなくてはならないので、少しずつ関連文献に目を通すだけ通しておいた。
しかし、松の内くらいは “いつもより” ゆったり過ごしても良いような…。
1月4日(金)
昨日の計画を、今日になって実行した。
昼前、バスで東神奈川に出て、京浜東北線と横須賀線を乗り継いで鎌倉へ! 「いざ、鎌倉!」ではないが、横須賀線の乗客はほとんどがここで下車し、我先に…と改札口を急ぐ。その人並みに我ら家族は押されっぱなしで、思ったように歩かせてもらえない…。
駅前で昼食をとることにしたのだが、どこもかしこも大混雑! 「三箇日は過ぎているんだけれどなぁ…」と思いつつも、某イタリアンレストランにアタリをつけ、しばし名前が呼ばれるのをひたすら待つ。
食後、鶴岡八幡宮を目指す。参拝なので、参道を通って境内を目指すことにした。が、「三箇日は過ぎているんだけれどなぁ…」と、目の前の光景を見て思わずつぶやいた。三箇日さながらに大混雑! その原因の1つは、信号である。道路の通行規制がないため、車は通常通りに走行…。いくら参拝者とはいえども、優先的に横断させてもらうワケにはいかないので、なかなか境内地に入れず。
そして、大石段に至るまでに何度も何度もロープで “人数規制” されているうち、息子が飽きてきたのか駄々をこねだした。「簡単に神様とは面会させてもらえないんだよ!」と “状況説明” してみるが、息子には何のことやらサッパリ状態…。その上、「だっこ!」「かたぐるま!」を連発し、我ら夫婦を困らせる有様…。
そんな最中、手斧始式(ちょうなはじめしき)が終わったらしく、鳶の人たちによるはしご乗り奉納が舞殿前で始まった。 3人の鳶さんが、それぞれに素晴らしい技を披露していた。もしも参道の混雑がなく、さっさと本宮にお参りしていたら、はしご乗りの妙技を見られなかっただろう。何が幸いするかわからない…という感じである。
無事に(?)参拝を済ませ、親子3人仲良く「鳩みくじ」を引いてみた。私は末吉、息子は小吉だったのだが、妻が「凶」を引き当ててプチパニック状態に!? ところが、目の前に3本の矢の立てられた「凶クジ奉納箱」なるものが設置されているのを発見し、しずしずと近づいてみる…。凶のおみくじを結び、箱に奉納し、矢を握ると、凶が “強運” や “吉運” に変わるという。
説明通りに凶クジを奉納し、矢を握る妻…。そして、本当に凶が “強運” や “吉運” に変わっているのか確かめるべく、もう一度「鳩みくじ」を引く妻…。今度は…吉が出て、「本当に運が変わっていた!」と大喜び!
その後、甘酒をいただき、小町通りを通って鎌倉駅に戻る。が、小町通りで「ちょっと気の利いたポストカードが欲しいので…」と、アチコチのお店に寄り道する。
鎌倉からどうやって帰途に就くか…。最近、息子が「江ノ電! 江ノ電!」と叫んでいるので、実際の江ノ電に乗せることにした。が、息子は私のDNAをかなり濃く受け継いでしまったため、電車よりバス好きで、本当は江ノ電バスのほうに興味があったらしいが、鎌倉から横浜まで江ノ電バスで帰るワケにはいかないので、鉄道のほうの江ノ電に乗せることにした。
もっとも、鎌倉駅から横浜駅まで、江ノ電バスで帰るのに乗り換えは1回で済む(鎌倉駅→上大岡駅→横浜駅という乗り継ぎが可能)。が、時間が…。
夕刻の江ノ電鎌倉駅は、電車を待つ人で溢れんばかり! 我ら家族がホームに移動した時、ちょうど電車が入線してきたのだが、あっと言う間に車内は200%の乗車率(おおよその数値)になってしまい、次の電車を待つことにした。
次の電車では何とか座席を確保できたが、山側の座席だったのと、やはり乗車率200%(おおよその数値)だったため、息子に海や江ノ島を見せてあげられず。
さらに、体力的な問題も相まって「もう、途中下車するのはやめよう…」ということになり、江ノ島で下車せずに藤沢まで通しで乗ることにし、東海道線で横浜まで一気に戻った。
いろいろ予想外のことがあったものの、満足のいく一日だった…と私は思う。
ただ、今後は息子の興味持続時間や体力などを考え、訪問地や目的は極力抑えた計画を練らないと…。
1月7日(月)
「松の内」も今日まで…ということで、朝のうちにお飾りをはずしておいた。
三箇日以降は徐々に仕事モードに戻りつつあるのだが、普段は仕事で家を空ける時間の多い私が出かけずにいるので、息子が「お父さ〜ん、遊んで〜っ!」「お父さ〜ん、だっこ〜っ!」などと一日中アレコレとリクエストしてくる有様…。
それで一昨日、息子とふたりでの近所まで買い物に出た。歩いて行けば10分以内で済むような距離なのだが、息子が「バスに乗りたい!」と言ってくるので、その願いをかなえることにした。が、曜日の関係で運行本数が少なく、バスがなかなか来ない…。歩けば3分ほどのところ、10分以上もバス停で足止め。そして、帰りもバスに乗ることになったのだが、やはりバス停で足止め…。バスを待つ時間で家に帰れたのだが…。
昨日も、息子とふたりで近所のドラッグストアまで買い物…。やはり息子の「バスに乗りたい!」攻撃に遭う。そこで、まず目指すドラッグストアとは逆方向にあるコンビニエンスストアに行くことにした。そこまではバス停で1つ…。ところが、歩くと結構時間がかかるため、1本目のバスに乗る。コンビニでの買い物を終え、ドラッグストアの前を通るバスに乗ろうとしたのだが、コンビニを出たところでバスが通過してしまった!? 次のバスを待つ間、「バス、来るかなぁ〜?」「あのバス、違うバスだったのかなぁ〜?」などと、息子がかなり不安そう。7〜8分後、待望のバスが来る。買い物後、やっぱりバスを待つことに…。
息子と手をつないで歩けるのは嬉しいのだが、予想外の動きをする息子に対応できないこともしばしばあり、恐い想いをさせられることもある。道路に飛び出そうとしたり、スーパーなどにある “こわれもの” の近くで暴れたり…。さらに、自己主張が激化している息子は、親の言う事を聞かずにマイペース…。
とりあえず、着実に成長している…ということだろう。
私は、明日から “仕事始め” となる。まだ冬季休暇中の出講先もあり、祝日も重なり、年度内の講義の終講時期もバラバラということもあって、年内のような定期的な出講は少なくなるが、休みボケで体のなまっている状態では、無理なく無駄なく不安なく仕事に臨めるので、これはこれで良いような…。
1月8日(火)
2013年の仕事始めは、御殿場看護学校の「文化人類学」から…。
9時過ぎに家を出て、東名江田から東名ハイウェイバス・スーパーライナーに乗って、東名御殿場に出る。インター前の小田急箱根高速バスの案内所へ行き、予約済みの帰りのバスのチケットを購入する。そして、久々にインター前から御殿場駅まで歩いてみる。久々にしては “記憶” がかなりシッカリしていて、迷うことなく駅に到着する。
駅前で昼食をとった後、学校よりちょっと先にあるドラッグストアに寄り、息子の大好物の1つであるハイラーメンを購入する。マルちゃんのインスタントラーメンではあるが、静岡県限定発売というハイラーメン…。妻と出会うまで、私もこのラーメンの存在を知らなかった。このところ息子が「ハイラーメン! ハイラーメン、食べる!」とせがんでくるので、お土産代わりに2パック…。
13時半から、新年最初の講義に入る。テーマは年内から引き続き「国際化と文化変容」なので、前回までに解説した内容を簡単に復習する…つもりだったのだが、予定よりも長い時間かかってしまい…。軌道修正しつつ、「グローカリゼーション」について説明する。
正月休みで時間的感覚が鈍ったのか、講義のリズムがなかなかつかめないまま終盤を迎えてしまったものの、解説すべき内容についてはキチンと語れたと思うので、とりあえず幸先の良いスタート(?)は切れたということにしておこう。
帰宅して、御殿場市内で購入したハイラーメンを受け取るや否や、「あっ、ハイラーメンだぁ〜っ!」と大喜び! しかし、「これは、明日食べようね!」などと状況判断をキチンとしている姿が、やけに健気で…。
1月10日(木)
昨日は一日中オフだったので、ひとり都内へ足を運んでみた。諸々の用事を片付けるのに、都内に出るのが都合が良かっただけの話…。が、連れて行ってもらえると信じて疑わなかった息子は、玄関で靴を履こうとしたり、私にだっこをせがむなどして抵抗を続けたが、やがて大号泣!? その声は、閉めた玄関を突き抜け、近所中にこだましたほど…。
さらに、昨夜は予想だにしなかった “大事件” が我が家で起きてしまった。日付が変わる手前で “解決” したのだが、一時はどうなることかと…。別に、火事が起きたワケではなく、誰かが病気で倒れたりしたワケでもなく、泥棒に入られたワケでもなく、「いやぁ、大変だったねぇ…」くらいに笑い飛ばすこともできると思われるのだが、その時はパニック状態に陥って落ち着くこともままならず。
今日は1週間で一番朝が早い日なので早寝しなくてはならなかったのだが、上記の事情で寝るのが遅くなり(事件解決後に、講義の準備が残っていたため)、少々寝不足気味の状態で家を出ることに…。
年末には鴨居で “予定より1本早い電車” に何度も何度も間に合ったものだが、今朝はバスの運転手さんが法定速度以下の安全運転のため、予定通りの電車乗り継ぎに。1本早い電車で移動すると、ふじみ野まで全ての電車がゆったり状態なのだが、予定通りだとかなり混んだ電車を乗り継ぐことになる。正月休み明けで体がラッシュに慣れていないのと、少々寝不足なのが相まって、“カン” を取り戻すのに時間がかかった。
文京学院大学の1時限目「フィールドワーク論」は、最初に最終レポートの提出方法について一通り説明をした後、年内の続きで「フィールドワークの実践」について。今日は「参与観察」の方法論を中心に、参与者−観察者の関係性について語る。
いつも乗るスクールバスより1本遅いバスに乗り、ふじみ野駅に戻った…が、なぜか予定通りの電車に間に合うという快挙!? 予定通りの法学部入りとなった。
今日の3時限目「社会学」は用意する資料が何も無いので、教員室でゆっくりお弁当を食しつつ、講義の展開を考える。そして、早めに教室に入ったところ、いつもより学生の集まり具合が良く、明らかに人数も増えている!? まぁ、年が明けて、出席状況やら学年末試験の情報やらが気になって、最後のほうだけ出席する学生が多いのは、珍しいことではない。
講義の最初に、年内の講義で語った「他人志向」「孤独な群集」などについて簡単に復習した後、「共生共存」に関する話をし、『世界に一つだけの花』や『Ebony and Ivory』を用いて異質性と同質性のとらえ方を語る。
講義後、教員室で国文学者・重さんとバッタリ会う。しばし、歓談…。
昨夜の “事件” のため、両手を負傷している私…。左では傷を負い、右手は捻挫のような状態…。程度は軽いのだが、筆記具を使うと痛みが走り、ハシを使うのも一苦労…。パソコンのキーボードを叩く際にも、マウスでクリックするのにも、ちょっと痛みが…。
今日の更新は、予想外に時間が…。とりあえず、明日の仕事に支障を来すと大変なので、今日はこの辺で…。
1月12日(土)
昨年度まで、通信教育部の昼間スクーリングは12月で講義(25回)が終了し、年内に終講試験まで実施する…というのが基本だったが、「半期15回、通年30回の講義実施」という昨今の大学事情が反映され、今年度から昼間スクーリングも講義30回実施となった。
そのため、年が明けてもまだ講義は続行…ということで、昨日も通信教育部へ出講した次第。講義回数が増えたことで、解説内容も広げられ、年内に急いで詰め込む必要もなくなったので、私としては嬉しい限りである。
昨日の午前中は担当講義がなかったので、昼前にのんびり家を出て、ゆっくり水道橋へ向かうことにしたのだが…。総武線快速で事故が発生し、横須賀線や湘南新宿ラインのダイヤが乱れているという情報が入り、予定変更! バスで東神奈川か横浜に出るつもりだったのだが、鴨居に方向変更し、ダイヤ通りに運行されている電車を乗り継いで水道橋入りした。
4時限目「社会学」の開始時間までには十分な余裕を持って到着したが、気持ちの面でのレディネスを整えるのに時間がかかる。それでも、講義開始前に教室に入り、パソコンのセッティングをし、始業チャイムと同時に講義に入ったのだが…。
年内に「人間関係の諸相と構造」の解説を2回ほど行っているが、昨日はその続き…。「地位−役割」の関係性についての解説を中心に話を進めるつもりだったのだが、講義の冒頭に行った終講試験についての説明が予定外に長くなり、さらに年内の講義内容の復習にも時間がかかり、本論に入るのが遅れたため、来週(最終回)に解説の一部を回すことに…。
講義後、東京から東海道線で横浜に戻ったのだが、こちらも事故でダイヤが大幅に乱れていて、私の乗った電車は定刻より35分遅れでの出発…。
ダイヤの乱れに苛まれた一日だった。
今日から3連休…。初日の今日は、私の実家へ顔を出した。弟夫婦も来て、久しぶりに賑やかな食事…。人が大勢集まっているのが嬉しかったのか、息子は家中を駆け回り、私の両親や我ら夫婦を巻き込んで “バスごっこ” を始めたり…。
ただし、連休の残りは特別な計画も無く、家で講義用資料を編集したり、研究会でのプレゼン資料を作成するくらいしか予定も無く…。
1月14日(祝)
朝、雨が雪に変わり、家や木々に激しく吹き付け始めた。玄関を開けて外を確認しようとしたところ、一瞬のうちに私は雪まみれ!? 天気予報が見事に当たった。
この雪の影響で首都圏の交通機関も乱れ始めた。昼前から鉄道の運転見合わせがアチコチで発生し、空港は滑走路閉鎖が相次ぎ、空路は欠航が相次いだ。
ラグビーやサッカーの試合にも影響が出たため、テレビでは急きょ番組構成を変更したような慌ただしさが…!?
せっかくの「成人の日」だというのに…。新成人の “足” は、キチンと確保できたのだろうか?
そんな事情など知る由もない息子は、眼の前の白銀に大喜び! 「ゆ〜きや こんこ♪」と歌いながら、部屋中を走り回っていた。雪を見るのは初めてではないのだが、雪を “雪” としてキチンと把握できるようになってから初めて見る雪(ちょっと面倒くさい表現…!?)のため、興奮もひとしお。
が、その直後に横浜市内に大雪警報が発令され、さらに暴風雪警報まで発令されるという大荒れ模様に…!?
3連休は、今日まで…。明日は御殿場勤務なのだが、東名高速は大丈夫だろうか? いや、それ以前に、横浜市内の移動ができるのか? 講義の心配より、道路のコンディションのほうが心配である。
さらに心配なのが、御殿場の気温…。明日は横浜も御殿場も晴れるということだが、どの程度まで気温が上がるのだろう…?
1月15日(火)
昨日の大雪・暴風雪は夜におさまり、今朝は天気は回復していたが、路面の凍結が…。路線バスも、チェーン装着での運行のため、速度は上げられず、車内も揺れまくり。
今日は御殿場看護学校の3時限目「文化人類学」のみの担当だったため、11時前に市が尾駅を出発する高速バス「東京・河口湖号」を利用することにしていた。通常であれば、我が家から1時間もあれば市が尾まで到達するのだが、今日は路面の状態が通常とは違うので、高速バスに乗る1時間半以上前に家を出た。
市が尾に到着したものの、バスの時間まで時間があったので、駅前のコンビニでペットボトル入りの温かいお茶を購入し、バスターミナルに移動した。定刻になってもバスが来ないのはいつものこととしても、何となく今日は不安感が強まっていた。すると、バスターミナルの近くにいた警備員さんが私に「河口湖(行き)のバス、来ないですよ!」と教えてくれた。
警備員さん曰く、「朝一番の河口湖行きのバスも来なくて、1時間以上経ってからどなたかが(バス会社に)電話して、運休だって聞いて怒ってましたよ」と…。そして、「運休なら、バス停に貼り紙くらいしておかなきゃ…。不親切ですよねぇ!」とも…。
私が利用する便は富士急バスによる運行のため、富士急行河口湖営業所に電話してみた。そして、そこで初めて私が乗る予定だった便も運休していることを知らされた。「本日、行きの影響でバスが都内へ移動できず(運行に必要な車両が始発バス停に到達していないため…の意)、それで運行することが出来ないので、運休となりまして…」という回答に「今頃そんなことを言われても、困るんですけれどね!」と返した私…。
すると、「“発車オ〜ライネット” を利用してバスの予約をされたお客様には運休の連絡を入れることができたのですが、“高速バスネット” を利用してバスの予約をされたお客様の場合、JRバス関東で予約の管理をされているため、連絡させていただくことが出来ませんでした」という、予約システムと運営会社の関係性の問題点を指摘された。
私は “発車オ〜ライネット” の会員でもあるが、予約後の支払い方法に統一感がなく、いつも “高速バスネット” を利用して高速バスの予約をしている。「東京・河口湖号」はJR関東バスと富士急バスによって運行されているが、もし私が予約した便がJR側の運行であれば運休の連絡が来たのだろう。が、あいにく私が予約したバスは富士急行による運行便…。これが運命を分けてしまったのである。
雪の上を通り抜けて冷たさを増した風が吹き付けてくるのに耐えながら、ひたすらバスを待ったのに…。運休に気がつくのがもっと早ければ、別のルートで御殿場入り出来たかも知れない。特急あさぎり号に間に合ったかも知れない。
急いで御殿場看護学校に電話して、この事実を伝えた。講義実施を3時限目から4時限目に移動する(元に戻す)案が出たが、雪の影響で横浜駅構内でポイント点検が行われて東海道線や横須賀線が運転を見合わせたり、横浜線も遅延していたり…ということで、御殿場に行けるかどうかわからない状況であり、仮に4時限目に間に合ったとしても横浜に戻れるのかどうか…という問題もあり、今日は休講という措置を取ることになった。
今日は御殿場からの帰りに横浜駅周辺で用事を済ませるつもりだったのだが、御殿場に行かないことになったため、明るいうちに横浜駅に迎えることになった。が、路線バスのダイヤも大きく乱れていて、電車も運行が怪しい状態…。確実に動いているバスや電車を乗り継いで、通常の倍以上の時間をかけて横浜に到着した。
横浜での用事を終えた後、横浜線で鴨居に向かうルートで帰途に就いた。バス1本で帰途に就くことも考えたが、いずれの路線も急な坂を上るため、道路事情を考えると、なるべく電車で移動したほうが良い…という結論に達した次第。
横浜線に乗る前、もう1つ御殿場関連の予約を入れていたことを思い出した。御殿場からの帰りに小田急箱根高速バスを利用するつもりでいて、乗車券を先週のうちに購入していたのである。急いでバスの予約センターに連絡すると、こちらも始発から全便運休状態ということで、後日でも運賃の払い戻しに応じるということだった。
雪はやんでも、積もった雪の影響が出ている。まだまだ凍結した路面での事故も起きているようで、明日の移動も心配である。
1月16日(水)
相変わらず、路面はカッチカチ! バス停まで、ソロ〜リソロリと歩いて移動する。
新横浜までバスで行くと、駅前の一角には雪がまだ残っていた。そのため、建物に入れば寒さがしのげるものの、外で風に吹かれると “体中の温度” が奪われていくような感じに…。
新幹線の窓から景色を眺めていたら、相模川より西側には積雪は全くないことがわかった。相模川の東側は至る所で雪景色が見られたのだが(と言うよりは、一面の銀世界を新幹線が走行していたのだが)、川を渡ると全く違う光景が広がっていたのである。そんな不思議さ(?)を感じつつ、年明け最初の三島入りをした。
国際関係学部北口校舎の教員室に入ると、アンケート用紙の山が…。ここでも、授業アンケート実施の時期が来たのである。3時限目「日本社会」も4時限目「日本の社会」も、講義の最初にアンケート用紙を配布した。
講義のほうは、3時限目は今日から最後のテーマ「日本(人)的 “私”」の解説に入る。「私」(わたくし)の語源・意味を中心に語り、さらに過去のヒット曲をもとにして、その具体的理解を試みた。
4時限目は年内から「放送用語からみる日本社会」について語っているが、いよいよ今日が最後の解説となる。来週月曜日の講義もこのテーマで実施されるが、“解説” としては最終回…。「ジェンダー」をテーマに、様々なメディアで性役割がどのように表現されているのかを語る。
気温が低くなっているのと、雪道は明るいうちに歩きたいのと…で、帰りも新幹線を利用した。「相模川を越えると、そこは雪国だった」というような書き出しの小説を書きたくなるような、そんな景色の違いは相変わらず。おそらく、この雪はしばらくカッチカチのまま残るだろう。
明日は、移動の伴う出講…。少しでも雪がとけて歩きやすくなっていると助かるのだが…。
1月17日(木)
今日で、文京学院大学の1時限目「フィールドワーク論」と法学部の3時限目「社会学」が終講した。「フィールドワーク論」は9月末から全15回、…ということで、開講がつい最近のように思えてならない。言い換えれば、「もうちょっと、講義をしたい」という気持ちが強いといったところ。法学部の「社会学」は4月から通年で30回…ということで、約1年間の長い(?)道のりを経てきたワケであるが、こちらもなぜか “あっと言う間” に終講してしまったような感じがする。
一生懸命に走り続けたつもりだったので、月日の流れに気がつかずに来てしまったのかも知れない。
「フィールドワーク論」の最終回は、文化人類学者や社会人類学者によって行われた参与観察の特徴を述べ、最後にレポートや卒論を執筆する際に必要とされる分析手順を語って、全ての解説を終了した。
法学部「社会学」は、まだまだ “本論” の解説としてが残っていたので、「人生縮小化」「防衛機制」などについて解説をし、4月から語ってきた内容とリンクさせて、全ての解説を終了した。
帰り、久々にヨドバシAkibaに寄り、プリンタのインクとWi-Fiルータを購入する。フロアのアチコチを見て回りたい気分だったが、日が暮れる前に帰宅したかったので、買い物を済ませるとすぐ秋葉原駅に戻り、その後は寄り道せずに帰途に就いた。
我が家周辺は、人通りと車通りの激しい道は雪が溶けきったものの、人通りも少なく日の当たりにくい道は路面がカッチカチ状態…。雪面を吹く風の冷たさに耐えかね、今朝は隣のバス停まで歩くようなマネはせず、バスの時間ギリギリまで家で暖房にあたっていた。暑さ寒さには強いハズの私でも、この寒さには白旗状態…!?
1月18日(金)
相変わらず、雪が積もったまま…。よって、太陽が元気に顔を出してくれていても、気温が上がりにくくなる。
日大看護へ2013年初出講した。年内最後の講義が12月14日だったので、1ヶ月以上のブランクがあったことになる。いつもなら地下鉄の千川駅から歩いて学校に向かうが、路上の雪のコンディションがわからないため、池袋からバスに乗ることにした。
2時限目「社会学」は、年内最後の講義と同じく「人間関係の諸相と構造」がテーマである。継続した解説になるため、1ヶ月以上のブランクを埋めるためにも “復習” を念入りにする必要が…。そして、年内に解説をとっくに終わらせていたと思っていた内容について、まだ触れていなかったという事実が発覚!? 解説をしながら時間配分を急いで整え直したものの、なかなか思うに任せぬ状態…。結局、予定していた内容の半分だけを今日中に語り、残りは来週の講義と同時進行させることにした。そんなふうに開き直る(?)と、心に余裕も生まれる。ゆったりとした気分で、「役割演技」の基礎的な話をすることにした。
日大看護から通信教育部への移動中、バスや電車の中で何度も意識不明に…。太陽がサンサンと差し込んできて、ついウトウトと…。
今日で、いよいよ通信教育部「社会学」も終講である。なのに、昨日の法学部と同様に、解説するべき内容を残した状態…。4時限目の始業チャイムの後で教室に入り、最初に授業アンケートを実施する。そして、「人間関係の諸相と構造」に関して今まで語ってきたことをほとんど復習し、今までの講義で紹介できなかった楽曲をCDで鑑賞する予定だったのに…。結局、時間が足りなくなる有様だった。
講義後、今日で年度内の出講が終わる先生としばし歓談する。その最中に、教務課職員から次年度の出講に関する書類を受け取る。講義は終わったとはいえ、来週は試験を実施し、採点し、単位認定しなくてはならない…。年度内の作業さえ終了していないのに、次年度のことを考えなくてはならない時期なのである。
昼過ぎから都内には強めの風が吹き、体感温度が一気に下がってしまった。通信教育部の校舎を出た時、日はほとんど沈んでいて、視覚的にも寒さが募る状態に…!?
今後しばらく気温が上がりにくい日が続くらしい…。冬なのだから仕方ないことだとはいえ、暖かい春が待ち遠しいものである。
1月19日(土)
私が10余年前からお世話になっているとある研究会は、2ヶ月に1回開催される。今日は、その研究会の2013年最初の会合である。そして、今回の報告者は…、私である!
報告(講演?)のテーマは何にしようか…と、年内からアレコレいろいろ考えてきた。そして、以前から温めていた “企画” の1つを今日の報告にぶつけてみることにした。2013年はアンパンマン誕生から40年、アニメ『それいけ! アンパンマン』放送開始から25年…ということもあり、やなせたかし氏の人生哲学と「アンパンマン」に込められた想いについて語ることにしたのである。
報告のタイトルを「やなせたかしの描く世界」とし、やなせ氏の種々の発言などをもとにしつつ、アンパンマンや作詞の特徴について語ってみた。やなせたかし氏やアンパンマンのことだけをまとめ、テーマにして語るのは、これが私にとって初の試みだった。
数年前から、研究会は中野区内で行われている。通常、私は地下鉄東西線で落合に出て、そこから歩いて会場入りしているのだが…。報告者である私が遅刻するワケにはいかないので、開会時間(13時半)の3時間ほど前に家を出て、かなりの余裕を持って会場に到着するハズだった。
ところが…、中野駅でポイント故障が発生したということで、東西線は中野〜高田馬場間で運転を見合わせているという。落合という駅は、中野と高田馬場の間に位置する。高田馬場まで東西線で行き、そこからタクシーに乗るか、あるいは振替輸送…。しばし悩むが、とりあえず東西線に乗って行けるところまで行ってみることにした。しかし、各駅に電車が停車しており、なかなか先に進めない…。
その時、「落合にお越しの方は、都営大江戸線で中井に出られると便利です」という車内アナウンスが入ったので、意を決して(?)飯田橋で降りることにした。振替輸送券を受け取り、大江戸線乗り場へ向かう途中、会場に電話して電車の状況を伝え、大江戸線から会場への道順を尋ねようと思ったのだが、「大江戸線を利用されるのでしたら、東中野で下車したほうが道もわかりやすく、時間もかかりません」と教えられ、愕然とする。「なら、飯田橋から中央線緩行に乗り換えれば良かった…」という想いでいっぱいになったが、すでに大江戸線の改札前に来てしまったため、不本意(?)ながら地下鉄での移動をした。
飯田橋から東中野へ都営大江戸線で向かうとなると、都庁前[折返]行きに乗って終点で降り、反対方向から来た電車に乗り継がなくてはならないという面倒くささがある。が、この際は文句など言っていられない…。
東中野で下車後、出来るだけ走り続け、研究会には遅刻せずに済んだ。が、汗はダラダラ…。持参したパソコンをセットし、プロジェクタに接続する際、パソコン側で設定を変える必要が出てしまい、少々手間取る。よって、私の報告開始時間も少々遅れてしまった。
どうして、いつも私は “余裕” という貯金を使い果たすような事件に巻き込まれるのだろう…?
1月20日(日)
明日の夜から、関東地方は再び降雪…と、天気予報が伝えている。積雪のおそれもある…らしい。
先週は、月曜日(成人の日)に降った吹きの影響で火曜日の御殿場看護学校への出講が出来なくなり、今週はその分を含めて2コマ連続で御殿場の講義をすることになっている。今週も先週のように雪で交通機関が麻痺してしまえば、またしても御殿場入りすることが出来なくなってしまう…というおそれがある。
別の天気予報によると、月曜日は雪が降らず、火曜日になってから雪になる…という。いずれにせよ、今週も雪が降る確率が高いらしい。先週降った雪がまだまだ溶けずに残っているというのに、今週も雪に対する注意が必要なのである。
雪国の人たちから見たら「その程度の雪で慌てるなんて…」と思われてしまいそうだが、関東地方では “考えられないような気象” なので、降雪や積雪に慣れていない我々にとっては、大事件である。
年度末の終講時期を迎え、予定変更になるのは極力避けたいところ…。
1月21日(月)
先週火曜日に使用することが出来なかった小田急箱根高速バスの乗車券が、まだ私の手元にある。なるべく早めに払い戻すよう、バス会社から言われていたのだが…。当初の計画では、払戻は明日行うつもりだった。御殿場看護学校への往路、高速バスで東名御殿場に出て、インター前のバス案内所で払戻を受け、そこから御殿場駅を通って学校へ行こうと思っていたのである。
しかし、今夜から御殿場も神奈川県も降雪の予報が出ている。雪にならなくとも、雨は降るという。御殿場インターから御殿場駅まで、徒歩で15分程度…。さらに、御殿場駅から学校まで、徒歩で15分程度…。悪天候の中、30分歩き続けるのはちょっとツライ…ということで今日、仕事帰りに御殿場に寄ることにした。
まだ、1週間前の雪が積もったまま残っている場所が多く、その近くを歩くといきなり気温が低く感じる。「御殿場は、もっと寒いんだろうなぁ…」と想いながら三島に向かう。
国際関係学部の講義も、今日を含めてあと2回…。今週で終講となる。“時間切れ” で解説が中途半端にならないよう、気をつけなくてはならない。なのに、今日は3時限目「日本社会」も4時限目「日本の社会」も、CDやDVDといった視聴覚資料を多用する日…。
「日本社会」は、前回から継続して「日本(人)的 “私”」の解説である。今日は「私」(わたくし)の目的と “包容” について中心に語り、『さらば恋人』『償いの日々』『悪魔の子守唄』『虹とスニーカーの頃』など、ニューミュージックの楽曲を用いて具体的理解を試みた。
「日本の社会」は、いよいよ「放送用語からみる日本社会」の最終回。そして、毎年恒例となった『アットホーム・ダッド』の上映…。このドラマを鑑賞しつつ、ドラマと「ジェンダー」の関連を中心に、今までの講義内容の確認を兼ねた解説をする。
そして講義後、三島から家とは逆の沼津に向かい、御殿場線に乗り換えて御殿場へ。やはり、市内は雪が残っていて寒い…。さらに、御殿場市は日照時間が短いことでも知られており、電車が御殿場に到着した17時半過ぎにはとっぷり日が暮れて、御殿場インターへの薄暗い道を足元に気をつけて歩くことに…。
18時前、御殿場インター前の小田急箱根高速バス案内所に着くと、様子がおかしい…。19時まで営業しているハズなのに、電気が消えていたのである! 急いでドアを開けると、中には係員の姿が…。「もう、(今日の営業は)終わりですか?」と尋ねると、「いえ、蛍光灯を換えているだけなんです!」と…。
先週使用するハズだった乗車券の払戻をし、横浜駅東口までの乗車券を購入し、高速バスで帰途に就くことにした。以前は、御殿場看護学校で4時限目の講義を終えた後、徒歩でこのバス案内所まで来て、羽田空港行きの高速バスに乗って横浜駅まで戻ったものである。懐かしさも働いて、非常に快適な家路となった。
ただ、明日も無事に御殿場に行けるのか、それが心配…。
1月22日(火)
心配された降雪は無かった。が、午前中はシトシトと雨が降り続け、気温が上がらず。
今日は、先週休講してしまった御殿場看護学校へ出講。雪が降って路面が凍結したら…と、昨日のうちに高速バスの予約は取り消しておいたので、往復とも特急あさぎり号に乗ることにした。ただ、あさぎり号は昨年3月から町田不停車となったため、横浜線で町田に出ても、そこから小田急線で相模大野まで移動しなくてはならない。少々めんどうだが、やむを得ない。
ちょっと早めに町田に出て、往き帰りの特急券と乗車券を購入した。“係員さんが提示した金額” と “私の想定していた金額” に違いがあって「???」という顔をしていた私に、係員さんが「往復でご購入されたので、乗車券に割引がかかってます!」と明確な答えを示してくれた。なるほど、往復だと割引がかかるので、往き帰り別々に買うよりも、いっぺんに往復乗車券を購入したほうが “お得” というワケである。
12時半前に御殿場に到着した時、雨はスッカリ上がっていた。雨さえ降っていなければ、気温が多少低くてもスイスイと歩けるもの。学校には12:40過ぎに到着した。
今日は先週の休講分を含め、3〜4時限目の2コマ連続講義となる。今日から「日本(人)と文化」をテーマに語ることにしていたのだが、2コマとも同一テーマの講義なので、あえて90分という時間にこだわらずに済む。つまり、先週休講になったため、かえって講義は進めやすくなったということになる。
講義は、日本人の精神的根底としての「私」(わたくし)や「和」について最初に語り、日本(人)的コミュニケーションや人間関係の特徴を解説する。時間に余裕があると思うと、どうしても “あれもこれも” と解説内容が多くなってしまうクセが出る。が、今日は軌道修正がうまくゆき、2コマで予定していた内容のほとんどを語り終えた。
帰りに、某量販店でTV用のハードディスクを購入した。容量は500GBで、あまり高価なものではない。ただ、定価(?)より安く販売されていたものが “さらに値引きされている” という情報を得て、思い切って購入することにした。我が家ではハードディスクレコーダが活躍中なのだが、複数の番組を同時録画するのには難があるため(同時録画は出来るには出来るが、画質を変えたり入力元を2つ設定しなくてはならない…という面倒な作業が必要になる)、特に録画後にDVDに落とす予定の無いものは今日購入したハードディスクで録画することにした。
これで、我が家のエンタメライフがちょっと変わる…かもしれない。
さぁ、明日も頑張らなきゃ…。
1月23日(水)
今日、国際関係学部の「日本社会」と「日本の社会」が終講した。いずれも後期に入って開講されたセメスター講義であるが、半期とは言え30コマ…。今年度も、あっと言う間に解説が終わったような感じがした。
最終回とは言え、最後の最後までキチンと解説をして、それから “まとめ” 的な話をすることにした。
「日本社会」は、「日本(人)的 “私”」の “まとめ” と全ての講義内容の “まとめ” を兼ねて、「鏡に映った自我」や「主我」「客我」の関係性などを語る。その上で、日本社会を見る目について最後の解説…。
「日本の社会」は、最初に今までに実施した小テストに関するレポート(任意)を回収し、この講義のベースとしてきた考え方を紹介し、今後もし国際的な “比較” をする必要が出た時に参考になるような解説をした。
講義を終えた後、新幹線ではなく久々に在来線を乗り継いで帰ることにした。ただ、三島を出る前から携帯電話に「ダイヤ情報メール」がひっきりなしに届き始めた。山手線で人身事故があり、その影響で京浜東北線も全線で運転を見合わせているという。熱海で東海道線を乗り換えてしばらくすると、徐々に運転再開区間が広がっているという情報が届いた。
が、横浜で京浜東北線のホームに移動すると、歩くスペースがないほどの大混雑!? 京浜東北線・根岸線のダイヤが乱れているため、なかなか電車が来なかったり、来ても車内が “すし詰め状態” で乗ることができなかったり…と、そんな状態が続いていたらしい。私が乗った横浜線乗り入れ電車は、京浜東北線の遅延の影響を受けて横浜を3分遅れで出発しただけでなく、本来ならば乗り遅れていたであろう人たちも乗せることになったため、1駅ごとに “遅れ” が広がり、さらに車内は身動きの取れないほどの状態に…!?
それでも、ちゃんと鴨居まで戻れたのだから、文句を言ってはいけない…と思う。
今週はこの後も終講やら試験監督やら…で、年度末が確実に近づいていることを実感させられることになるのだろう。
1月24日(木)
法学部「社会学」の学年末試験が行われた。基本的に、法学部では講座担当者が試験監督をすることはない。が、数年前から “試験立会” という制度(?)が設けられた。試験開始から20分は教室(試験会場)に入って学生からの問い合わせに応じ、その後は教室で監督作業をしても教員室に戻っても構わないという。が、これも義務ではなく、出校可能であれば…の話。
今までは、講座担当曜日と試験実施曜日が違っていたために ”試験立会” に応じられず、緊急連絡先を教務課に伝えておくにとどまったが、今年は講座担当曜日と試験実施曜日が一致したため、初めて “試験立会” に臨んだ。
ところが…、私の担当した「社会学」の試験は、受験予定人数が多いため6つの教室に分かれて実施されることになり、1つの教室に20分とどまることができなくなってしまった。そこで、試験開始から5分ほど経過した後に1つ1つの教室を訪ね歩き、あとは教員室で不測の事態に備えることにした。
幸い、何事もなく試験は終了したようで、私の出番はほとんど無し。
明日は、午前中が講義(終講)で、午後が試験監督…。ホッとするような、寂しいような…。
1月25日(金)
今日で、日大看護「社会学」が終講した。もっとも、来週も試験監督のために出講し、監督後には講義の “まとめ” をすることになっているので、正式な終講ではないものの、キチンとした講義形態は今日で終わりなのである。
最後の講義で遅刻するワケにはいかないので、予定よりも少し早めに家を出た。いつもなら千川駅から学校まで20分ほど歩いていたが、先週降った雪の溶け具合がわからないので、JRで池袋に出て、バスで学校入りすることにした。
2時限目の始業チャイムと同時に講師室を出て、教室へ…。前回と前々回に解説した内容を簡単に振り返った後、「人間関係の諸相と構造」の解説の続きを始める。まず、この「人間関係の〜」というテーマの意味について説明し、それから「地位−役割」の関連性について語った。講義の展開如何によって「どこまで本講義内で語るか?」を変更することにしていたので(要するに、複数の終着点を設定していたのだが)、終業チャイムが鳴るまで慌てることなく(無理なく無駄なく?)解説に集中することができた(と思う)。
日大看護で講義を終えると、いつも通信教育部へ移動することになる。こういう移動も、今年度は今日で最後…である。往きのバス車内から確認したところ、千川駅から学校までの路面は雪がほとんど溶けているようだったので、徒歩で千川駅に向かうことにした。日なたはスッカリ雪が溶けているものの、まだまだ日陰には雪が積もっていて(これは、我が家周辺でも同じだが)、先週の降雪の “威力” を改めて思い知らされた。
地下鉄で神保町に向かったところ、あまりにも乗り継ぎがうまくゆき過ぎたため、通信教育部に直行するには時間が早すぎるような状態に…。とりあえず神保町の書店を回って、情報蒐集する。有意義に時間を過ごせたように思うが、果たして…?
通信教育部「社会学」は前回で講義が終了しており、今日は学年末試験の実施である。答案用紙と試験実施要項を受け取って教室に向かうと、人口密度の高さを感じた。試験時間は、14:40から60分間…。これで、今年度の昼間スクーリングは終了したした。
昨日も述べたが、ホッとするような、寂しいような、そんな気分になるものの、まだまだ気を抜いてはいけないのである。
1月28日(月)
家族そろって、先週からちょっと体調を崩し気味。私も、バタンと倒れてしまうほどではないにせよ、「体調万全!」とは言えない状態に…。が、気力は失わないように常に心がけているので、今日も張り切って(?)新幹線で国際関係学部へ!
とはいえ、新幹線で出講するのは、年度内これが最後である。私が担当している「日本社会」「日本の社会」は今日、学年末試験を実施…。すなわち、講義そのものは終了しているので、あとは試験監督をして、その採点、単位認定をすることになる。ただ、追再試験を受ける学生もいるので、その出校採点が必要になる場合もあるが、「出校」であって「出講」ではないので、やはり正確には今日で年度内最後の出講となる。
3年生の場合、次年度にまた別の科目で顔を合わせる可能性もあるが、3月に卒業していく4年生にはこれで最後の顔合わせということも…。そのような出会いと別れを今まで何度も何度も経験してきたが、「送り出す喜び」と共に寂しさがつきまとうことに慣れていない私…。
しかし、センチメンタルに浸るワケにはいかない。まだまだ年度内にやるべきことが残っているのである!
さぁ、明日も頑張らなくては…。
1月29日(火)
御殿場看護学校の「文化人類学」が終講…。
年度内最後の御殿場入りは、高速バス「東京・河口湖号」を往復とも利用した。今月15日の “痛い想い出” を払拭するためにも、今日は何としてでもキチンと運行してもらいたいところ。往きは7分遅れで市が尾駅にバスが現れ、帰りはほぼ定刻に富士急御殿場車庫を出発した。
12時半前に学校に到着し、お弁当を食し、最後の講義の内容を何度も確認する。今日の講義は、前半で「日本(人)と文化」の解説をし、後半は先日とある研究会で報告した「やなせたかしの描く世界」を講義用にアレンジしたものを紹介しようと思ったのだが…。前半の解説は「恥の文化」などを中心に順調に進んだのだが、後半が…。私が作成したパワーポイントファイルが、なかなか開けないのである!? 教員室にあるパソコンでは問題なく開けたのに、教室のパソコンではアプリケーションを作動させる際に「サーバにアクセスするとか何とか」といったメッセージが現れ、「応答なし」状態に…。パソコンを再起動させてもダメ!
私の作成したファイルはフォントを何種類も埋め込んでいるため、かなり重たいファイルになっている。それで、教室のパソコンが戸惑っているのかも知れない…と思ったが、気になるのは「サーバにアクセス」というメッセージである。学生たちに「他の先生がパワーポイントを使用する時も、こんな感じになかなか起動しないの?」と尋ねてみたところ、いつもはサクサクとファイルが開くとのこと。ということは、ファイルに問題があるか、さもなければパソコンに通常と違う設定が為されているか…のいずれかということになる。
USB端子に何かがチカチカしているのが見えた。おそらく、無線LANか何かにアクセスするためのものと思われたので、「これがもとで、パワーポイントがサーバにアクセスしようとするのでは…?」と判断し、パソコンから取り外してみた。すると…、何事もなかったかのように私のファイルの読み込みが完了した。
しかし、結果的にパワーポイントを使用することは出来たものの、最後の講義でこのハプニングはちょっと虚しい。次年度からはパソコンの環境をシッカリチェックした上でファイルを開けなくては…と反省する。
ただ、私の年度内最後の御殿場出講を富士山はキチンと見守ってくれていたようで、白くやおやかで、それでいて雄大な姿をハッキリと拝むことができた。天気にも恵まれ、清々しい気分で御殿場をあとにした。
次回の御殿場出講は、おそらく8ヶ月ほど後のことになる。その期間は長く感じるのか、あっと言う間に過ぎてしまうのか…。
1月30日(水)
先日、息子が居間で遊んでいた時のこと、座っていた豆イスごと後ろに倒れてしまった息子の後頭部が、床に置いてあった “お魚バス” をヒットしてしまった! “お魚バス” というのは、水族館の売店で購入した全長が25センチ程あるオモチャのバスで、息子の大のお気に入りである。ずいぶん前に購入したもので、まだ力の加減を知らなかった頃の息子によってアチコチ壊されているのだが、今なお息子はこの “お魚バス” で遊び続けている。
息子が倒れていったのを見た私が急いで駆け寄り、「大丈夫?」と声をかけたところ、自分の頭のことより “お魚バス” のことのほうが重大事だったらしく、バスの天井にいくつものヒビが入っているのを見て「あぁ〜〜〜っ、お魚バス、壊れちゃったよぉ〜〜っ!? 新しいの、買わなくちゃ〜〜〜っ!?」と、泣き叫んでいた。我が息子は、石頭の持ち主。我ら夫婦も、今までに数え切れないほど(?)その石頭による攻撃を受けている。
おそらく、頭の痛みよりも 「“お魚バス” を傷つけてしまった!」という心の痛みのほうが上回っていたのだろう。
しかし、息子の言葉や意思表示がより一層ハッキリしてきたため、息子と我ら夫婦のコミュニケーションは “かなり” スムーズになってきた。知識量も増えてきて嬉しい反面、いい加減な対応や “だまし” がきかなくなり、ちょっと面倒になった(こちらもシッカリ対応しなくてはならない)ところもある。
話は “お魚バス” に戻ると…。息子に気に入られたオモチャは、どんなに壊れようと “お払い箱” にはならない。そのため、オモチャの数が減らない…。さらに、種々の空き容器などもラインナップに加わって…。我々にはガラクタにしか見えないようなものでも、息子には宝物なのである。よって、“お魚バス” もしばらく現役として活躍することになり、さらに新しいバスのオモチャを購入したとしても、現在の “お魚バス” もプロ野球で言えば “コーチ兼任” 的な扱いでその後もしばらく活躍するのだろう。
よって、しばらくは今の “お魚バス” に引き続き頑張ってもらうことにした。満身創痍のボディが、今日も悲鳴を上げている…。
1月31日(木)
ついこの間「あけましておめでとうございます」などとあいさつしていたと思ったら、もう月末である。
そして今、学年末試験の採点やシラバス作成など、年度末と新年度に向けての作業が同時進行中…。体調不良から回復できていないので “通常のペース” で作業することが出来ないため、何とか締切を守って作業しているものの全てギリギリの状態…。
さらに、年度内の出講が全て終了したワケではないので、力をセーブしなくてはならない…という事情もある。
よって、何となく消化不良のような感じで今月の「ぼやき」を終えることに…。
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