2011年4月のぼやき



4月1日(金)

待ちに待った(?)2011年度! 早速、三島へ…。

久々に早起きし、久々に新幹線を利用して三島入り。気温は程よい感じで、爽快さをも感じさせてくれた。三島駅前には、まだ三島に溶け込めていないような感じの若者が多数…。「そういえば、今日は国際関係学部の新入生が健康診断を受ける日だったっけ?」ということを思い出した。

9時過ぎに大学に到着し、X線撮影車の列に並ぶ。まだ健診が始まったばかりとあって、すぐに私の順番が回ってきた。「早起きは三文の得」かもしれない。

11時になり、年度初めの説明会が始まる。例年だと1時間くらいかかる会が昨年は20分ほどで終了してしまったが、「今年は学科が改組されていることだし、説明事項も多いのでは…」などと他の教員と話しながら会場に入ったが、今年は45分ほどの説明があった。新旧のカリキュラムが混在し、さらに旧カリキュラムは4学科制で新カリキュラムは2学科制というような状況で、学部全体が「講義が始まってみないと、まだわからない」というのがホンネらしい。

日本大学国際関係学部より富士山をのぞむアチコチの大学や学部では卒業式や教員懇親会が自粛されているが、国際関係学部からはそのような連絡はなかった。12時半より、予定通りに懇親会が行われた。「自粛ばかりでは、日本がつぶれてしまう」というのが懇親会決行の理由だという。が、会場にはアルコール類の姿はなく、さらに乾杯もない…。日本の情勢を思えば、当然といえば当然だろう。

懇親会終了後、初講時に配布する資料(の一部)を印刷する。本当は、全種類の印刷をしておきたかったのだが…。先月の大地震の際に書類が机から雪崩のように崩れ落ちていったため、整理していたものがグチャグチャになり、「あとで直せばいいか…」と思っているうちにスッカリ整理を忘れてしまい、そのうち書類の存在も忘れてしまい…。その書類の中に、初講で使用する資料が入っていたのである。大学で印刷機の前に立つまで、書類のことを思い出せずにいた私…。

新年度も、アタフタ状態が続くのか…?

アタフタ…といえば、昨日は寿命が10年以上縮まりそうな想いをした。ららぽーと横浜内の東急ハンズでルーズリーフを選んでいる際、ベビーカーに座っている息子に「どうして、これとこれは同じ枚数なのに値段が違うのかねぇ…?」などと話しかけていたのだが、そのうちルーズリーフ選びに夢中になって息子をほったらかしにしてしまった。ふと気づくと、息子がベビーカーごといなくなっていた!? 慌てて店内を探し回ること数分、妻がベビーカーを乗せて息子をあやしている姿を発見した。妻曰く、「何か話しかけてきたから、てっきり私のことに気づいていたのかと…」。息子がさらわれていなかったことがわかってホッとしたのだが、心拍数が元に戻ったのはそれから数十分後のことだった。

そんな息子も、おしゃべりが “言葉” になりつつある。歌を歌うと、旋律を取ろうとする。ものの名前がわかってきた。年内にはハッキリした言葉でワガママなことを言うんだろうなぁ…。その日が早く来てほしいような、もうちょっとゆっくり成長してほしいような…。


4月2日(土)

実は私、昨日から…東京急行のモニターとなった! 先月中旬に下記のメールが届き、その数日後には正式書類が郵送されてきた。

いつも東急線をご利用いただきましてありがとうございます。
また、この度は東急電車モニターにご応募いただきましてありがとうござ
いました。重ねてお礼申し上げます。

さて、857名のご応募の中から厳正なる選考の結果、
東急電車モニターをお願いすることとなりました。
本年4月1日より2013年3月31日までの2年間にわたり、アンケー
トなどのモニター業務にご協力いただくことになります。

今後、モニター活動のご連絡、アンケート調査やイベントなどのご案内を
メールにてお知らせいたしますので、(中略)

モニター業務にご協力賜りますとともに、今後とも東急線に対しまして、
より一層のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

田園都市線に乗っていた際、電車モニター募集の釣り広告を見ていて「何だか面白そうだなぁ…」と思い、帰宅してインターネットで “何となく” 応募したのだが…。おそらく、私の過去の東急線利用歴、そして現在の利用状況、年齢、職業などで珍しいカテゴリーに分類されてしまったのだろう。

過去には、テレビ神奈川(tvk)の番組モニターに1年間採用されたこともある私…。

いつも利用させてもらっている鉄道会社や放送局への “感謝” というか “奉仕” というか…、とにかく貢献したいと思う次第。

それにしても、今日は鼻に悩まされた。花粉の飛散量がすごかったのか、とにかく今は鼻がピリピリする…。


4月3日(日)

今年度は、各出講先から例年以上に “講義回数” を遵守するよう指示されている。「半期科目(また2単位科目)は15回、通年科目(または4単位科目)は30回、それぞれ実施するように!」という、具体的な通達が出されている。

かつては、半期科目なら11回前後、通年科目なら25回前後で問題なしと判断されたものだが…。ひどいところでは、半期6回で単位認定などという大学もあったくらい。1〜2回の休講では「先生の講義展開に支障がなければ、補講は結構です」と言われたものだが、今では「補講したら、その回数分の補講をお願いします」だとか「○月○日は祝日ですが、通常講義を行います」などというように、とにかく開講時間が厳しく管理される。

そのため、昨年までは25〜26回程度の講義も、今年は30回実施しなくてはならなくなる…ということで、例年より3〜4回分多く講義内容を組み込んでいなくてはならないのである。

昨日から今日にかけて、2011年度の講義展開をじっくりと考えてみた。連休や臨時休校を考慮しながら、テーマが途切れないように、順序を考え、さらに例年より3〜4回分を挿入し…と、何だか新規開講科目ばかり担当するような心地の私。

かえって、新鮮な気持ちが保てるような気もするが…。

さきの大地震や計画停電の影響を考慮して、大学や学部によっては “4月中の講義を取りやめ” としているところもある。が、私の出講先は “予定通り” ないしは “講義開始の1週間延期” 程度である。早いところでは、今週水曜日から…という状態。今季初登壇まで、あと少し…。


4月4日(月)

今日は「あんぱんの日」なのだそうである。ちなみに、アンパンマンの誕生日は2月6日である。近頃のあんぱんは種類が豊富で、たまに「あんぱんが食べたいなぁ…」と思ってパン売り場に行っても、どれを選べばよいのか迷ってしまうほど。

我が家の近所には製餡工場があり、小売りもしている。あんこ好きにはたまらないロケーションなのだろうが、工場目当てに引っ越してきたワケではない(当然か…)。不動産屋さんの物件紹介で

近所に製餡工場あり! あんこ好きにはたまらない、この環境は必見です!

などと書いてあるワケでもなく…。

ただ、出来たてホカホカのあんこというものを、食してみたいという思いはある。かといって、私は甘党というワケではなく、韓国料理を初め激辛料理なども好きである。酒も飲むし…。私は、いうなれば

ぜんざいを食べながら酒が飲める

というような人なのである。

表現を換えれば、「味の好みを偏らせない」「偏食しない」ということか。そういう視点を、研究や講義で重視したいと思う次第である。

未明に、やっと2011年度の講義の展開(のラフスケッチ)がまとまった。方向性は定まったので、あとは教室の雰囲気と相談してボリュームを決めることになる。

波の随(まにま)に…というか、学生のノリの随に講義が進めば…。


4月5日(火)

昨日、香港からエアメールでプライオリティ・パスが届いた。このパスを所持していれば国内外600ヶ所以上の空港ラウンジを利用することができるのだが、年会費として請求される99米ドルがネックになって以前から申し込みを躊躇していた。それに、アメリカン・エキスプレスの会員はカード提示で国内の空港ラウンジとソウル・仁川などの空港ラウンジが利用できるため、「別に、プライオリティ・パスがなくてもいいか…」と思っていた。

が、アメリカン・エキスプレスの会員は専用申込書でプライオリティ・パスの会員登録すると「年会費が無料」となるということを知り、先日申込書を取り寄せ、早々に申し込みを済ませておいた。

「パスが届くまでに、4週間ほどかかるかと思います」と言われていたのだが、わずか2週間で手元に…。

空港ラウンジ使用1回ごとに27米ドル…。ただ、この27米ドルを高いと思うか、安いと思うかは、実際に空港で時間を持て余した経験の有無、あるいはラウンジを使用経験の有無によって、とらえ方が異なるのだろう。

“マイルで獲得した無料航空券” やら “格安航空券” やらを利用しても、堂々とファーストクラスやビジネスクラスのラウンジでくつろぐことができる…と考えれば、これはお得かも知れない。
つくしも顔を出し始めた近所の公園に咲く桜
今日の午後、家族そろってお買い物…。近所の公園には、桜をはじめ色々な花が咲き始めていた。ポカポカ陽気に誘われて、つくしも顔を出し始めていた。しばし花を眺めつつ、春の訪れを感じていた。

買い物からの帰り道、小学生が5〜6人集まって遊んでいた。その中の一人が、「あの人たち、被爆者だよ! 放射能の…」と言い出した。他の子たちは何の反応もしなかったのだが、おそらく「冗談でも言ってはいけないことがある」と思って相づちさえ打たなかったのだろう。

しばらく歩いていると、妻が「さっきの小学生、私たちのことを被爆者って言ってたのよ」と教えてくれた。我ら夫婦はマスクをして、さらに妻は帽子もかぶっていたので、それで「あの人たち…」と面白半分に言っていたのだろう。やはり、あの時点できつく注意しておくべきだった…と思う。

私はかつて、9年ほど診療放射線技師養成校の講義を受け持っていたことがある。学内にMRIがあったり、放射線マークが貼られていたり、さらに放射線物理学の先生方から色々な話を聞かせていただいたこともある。現役診療放射線技師の先生方からは、X線撮影時に気をつけなくてはならないことなどを教えていただいた。

だから、どれだけ放射線(や放射能)が便利であり且つ危険であるのかを教えられてきた私には、冗談でも「被爆」などという言葉を使えない。そして、本当に被爆した方々の苦しみがどの程度のものなのか、あの小学生は知る必要があると思う。

いつの日か、自分が放った言葉の罪深さに気づいてほしい。心から、そう思う。

さて、明日は2011年度最初の講義である。かなり準備は進んでいるのだが、それ故になるべく気負わないように気をつけなくては…。


4月6日(水)

いよいよ、2011年度の講義開始! そして、いきなり国際関係学部で3コマ…。

以前から何度も述べていることだが、この仕事をしてかなりの年月が経つが、いつも初講時は緊張するものである。昨夜も、講義のことを考えてドキドキ…という有様。

それが直接的な原因かどうかはわからないが、今日は財布もカード入れも忘れて出かけてしまった! そのことに気づいたのは、新横浜で新幹線を待っている時だった。家からバス停へ行き、まずモバイルSuicaで乗車。鴨居から横浜線もモバイルSuicaで乗車…。そして、新横浜で新幹線に乗り換える時はエクスプレス予約をモバイルSuicaで…というように全て携帯電話をピッとタッチしてきたため、財布がないことに気づかなかったのである。

幸い、昨日のうちにエクスプレス予約で新幹線の予約はしてあったので三島には行けるのだが、さてどうやって帰ればよいのか…? 帰りは、のんびり在来線で帰ろうかと思ったのだが、財布もカード入れも忘れてしまったために切符が購入できないのである。TOICASuicaは相互利用可能であるが、函南〜熱海間はTOICAもSuicaも使用できないエリアのため、熱海以東へ行くためには切符が必要になる。大学でお金を借りようか…と考えたが、ふと単純なことを忘れていた自分に気づいた。そう、エクスプレス予約で三島から新横浜の新幹線を予約して、モバイルSuicaで乗ればいいのである!

新横浜で新幹線を待っている間に、帰りの新幹線の予約を入れ、とりあえずホッとする。そして9:22のひかり号に乗り、わずか25分で三島に到着。てんやわんやの三島入りであったが、天気は上々で暖かく、絶好の仕事日和(?)だった。

今日は午後からの担当であるが、初回の講義ガイダンス用資料を作成・印刷するために早めに大学入りする。どのくらいの学生が履修するのか全く想像できない状態だったので、とりあえず昨年の履修人数と同じ枚数の資料を印刷しておいた。

昨年まで国際関係学部には国際関係学科・国際文化学科・国際交流学科・国際ビジネス情報学科の4学科制をとっていたが、今年の新入生から新カリキュラムのもと国際政策学科と国際教養学科の2学科制となった。私が今年担当する講座の全てが既存4学科の講義のため、新カリキュラムの学生は履修できない。よって、1年生配当の科目であっても1年生が全くいない状態で開講することになる。

13時、いよいよ今年度最初の講義「社会学」がスタート! 例年、「社会学」の初講時には教室に入りきれないほどの学生が集まっていたものだが、1年生がいない分 “空き” ができ、教室外に学生があふれることはなかった。が、それでも相当な入り。そして、そのほとんどが初めて私の講義を履修する学生だという。学生たちを目で追っていると、「コイツら、ヤル気あるのかね?」という一群を発見! 最初の数分間、ちょっとイヤミっぽい話をして様子を伺っていたところ、案の定(?)彼らは荷物をまとめて教室を出て行った。作戦成功というところか…。初回ということで、「社会学」の講義目標、基礎的な考え方などについて語り続け、履修届を提出してもらって終了する。

教室を移動し、4時限目「日本の社会」へ。学生の集まり具合は例年通り。こちらも、講義目標から解説を始め、「日本人とは?」「日本とは?」「日本的とは?」ということを「Homo Japanesque」として考える講義であることを学生に伝えておいた。

5時限目の「日本社会」は、昨年までは留学生用講義だったのだが、今年から日本人と留学生の区分無しに履修できることになった。週1回の通年講義だが、昨年までと同様に後期セメスターの「日本社会」の担当もするため、「この時限の講義は、あまり学生が集まらないような…」という予想をしていた。さらに、今朝出講簿に押印した際に配当教室が変更されていることを知った。「先生の講義、学生がたくさん集まると思うので…」ということでちょっと広めの教室に変更されたのだが、1年生が履修できないということを考えれば履修人数が減ることが容易に想像できるのでは…? なのに、広い教室に移動とは…。果たして、教室変更を知らずに当初予定されていた教室にほとんどの学生が行ってしまい、変更後の教室には10人の学生しか待っていなかった。しばらくして、ゾロゾロと学生の大移動…。それでも、教室の半分も埋まらない。が、それでも予想通りの集まりだった。「日本社会」の講義教室を「“日本” という道路を無事故無違反で運転できるよう指導する教習所」と位置づけ、それ故に必要な知識を習得するのが目的であることを学生たちに伝え、簡単に講義の “ノリ” を披露(?)しておいた。

久々の講義で…それもいきなり3コマともフルに講義したため、ノドが…!?

帰りも新幹線…。わずか25分で新横浜に到着してしまったため、仮眠も取れず。

帰宅すると、息子が元気に迎えてくれた。が、今日はお昼寝をせずにずっと起きていたらしい。こういう時は、たいてい夕飯を食べている最中に「もうダメです。ボクはもう眠いです…」というような状態になり、そのまま眠ってしまう息子…。それで、急いで風呂に入れ、夕飯…。やはり、途中でネムネムモードに!?

今週は今日の出講のみだが、来週以降の講義の準備も万全整えておかなくては…。


4月7日(木)

今日は「ぼやき」の更新をせずに寝るつもりだったのだが…。

もうちょっとで日付が変わろうかという23:32頃、宮城県で震度6強

テレビを見ていたら緊急地震速報が流れ、間もなく我が家も1分近くの激しい揺れ…。横浜市内の海抜の高い地域にある我が家は、特に揺れが感じられる。息子は地震の揺れに驚いて泣き出し、妻が歌を歌って息子の恐怖心を和らげ、私は避難路の確保…。

昼過ぎ実家に電話して「地震も落ち着いてきたみたいだから…」などと話していた私だったが、「天災は忘れた頃にやってくる」ということを痛感させられる揺れだった。


4月8日(金)

昨年4月8日の「ぼやき」は、

今日は、お釈迦様の誕生日(および花まつりである。私の両親の結婚記念日である。そして、日本大学の入学式である。昨年の今日は身重だった妻と花まつりに出掛け、大物議員の講演を聴くハメになった…。あれから、もう1年が経ったのか…。

という書き出しだった。そういえば、この前日には読売ジャイアンツの木村拓也コーチ死去のニュースが飛び込んできて、ショックを受けたことを思い出す…。

本来、毎年4月8日は日本大学の入学式が日本武道館で行われる日であるが、東日本大地震およびその後の社会情勢を考慮して、今年の入学式は中止となった。こういう自粛は致し方ないこととしても、地震のほうはいつになったら自粛してくれるのだろう?

今日は家族そろって横浜駅周辺に出かけたので、ついで(?)に東神奈川に足を延ばし、神奈川区役所で統一地方選挙の期日前投票をしてきた。この1票が県政や市政にどの程度影響するのかは定かではないものの、有権者としての意思表示だけはしてきたつもりである。

投票後、某新聞社の出口調査に協力する。「なるほど、こういう風に調べるのか…」などと思っていたところ、横で妻が「懐かしいなぁ…。私も以前、出口調査の仕事をしたことがあったっけ…」と言う。調査者側から被調査者側になり、同じ出口調査に対しても感じ方が違ったようである。

4月10日にはどんな “結果” が出ることやら…。


4月9日(土)

未明まで講義用資料の作成をし、就寝してしばらくして「ビュ〜〜〜〜〜ッ! ドタンバタン!」という音で目が覚めた。寝る前に雨が降っているのは確認していたが、それに加えて強風まで…。雨風が窓に打ち付けている音だった。

天気予報で「土曜日は雨」ということは知っていたので、それで昨日のうちに用事は済ませておいたのだが、ここまで荒天になろうとは…? 春嵐の如く…。

ところが、昼過ぎには一転して風はおさまるは、太陽が顔を出すは…。最近、気候の変化についてゆきにくくなっている私…。

そして…、やっと来週以降の講義の準備がまとまってきた。この作業が無駄にならなければ良いのだが…。


4月10日(日)

昨日の荒天とは打って変わって、今日は好天…。

家族そろって、私の実家を訪ねた。まず、息子が大好きなバスに乗って横浜市営地下鉄の片倉町駅に向かい、地下鉄で横浜に出る。そして、相鉄線に乗り換え、二俣川へ。相鉄線は、どう見ても運転間隔があきすぎている。電力供給状況を考慮した節電のため、日中は運転本数を9割程度にしているらしい。それで、いつもなら「急行に乗り遅れても、次の快速に乗ればいいや!」という感じが相鉄線の運転間隔なのだが、次の電車までやけに待たされたような気がした次第。

今日の息子は、なぜか何十分も実家の部屋と廊下をグルグルと駆け回り続け、目が回ってへたり込んでも再び立ち上がり、駆け回っていた。何だかとっても楽しそうで、その姿を見ていた大人たちが誰も「危ないから、やめなさい!」とは言えなくなってしまったほど。

昼頃から夕方まで、とにかく息子は実家の中を駆け回っていた。本当ならお昼寝させたいところだったが、本人も眠気が襲ってきていただろうに、息子は寝ようとはしなかった。

そのため、帰りに実家の最寄りバス停からバスに乗り込んですぐ、白河夜船…。バスを降りて相鉄線に乗り換える時も熟睡状態で、横浜に到着してしばらくして目を覚ますまで、何をされても起きられないほど。体力を使い果たしてまでも、駆け回っていた息子…。

ところが、たった数十分の睡眠で息子は体力を回復させたようで、最後に乗ったバスでは車窓の外を走るバスや車に歓声を上げ、帰宅しても元気いっぱいで走り回る有様。

昔は、私も2〜3時間寝られれば体力は回復し、翌日の仕事も全力でのぞめたものだった。しかし、最近は “それなりの” 睡眠時間を確保しないと疲労回復が難しい私…。

さぁ、明日からはドンドン講義が開始される。気合いを入れて頑張らなくては…。


4月11日(月)

東日本大地震発生から、今日で1ヶ月。計画停電もとりあえず原則不実施となり、東日本がやや落ち着きを取り戻しつつあるように見えたのだが…。夕方、福島・茨城で震度6弱の地震発生! その後も強い余震が続き、我が家も震度4で激しく揺れたという。

その頃、私は三島から東海道新幹線に乗って帰途に就いたばかりで、揺れには全く気づかなかったが、携帯電話に届く各種ニュースメールによって地震のことを知り、我が家にメールした。その後、新横浜で降りるまでに数十通のメールが携帯電話に届き、余震の凄まじさを思い知らされた。

携帯電話に届いたメールの中にはダイヤ情報に関するものも含まれており、そこに「地震のため、東海道新幹線は運転見合わせ」というものがあった。私は東海道新幹線に乗っていたが、運転が見合わされてはいなかった。何事もないように新幹線は走行を続けていた。「どこで運転を見合わせているんだ?」という想いで、私の頭の中にはクエスチョンマークが!? 小田原で停車する直前、車内放送が入った。が、「この列車は、次の小田原駅で5分間の停車をいたします」という内容だけだった。特に運転を見合わせるということもなく、時間を変更して運行すると言うこともなく、予定通りに新横浜到着と相成った。

今日は、三島からの帰りに東海道線を利用するつもりでいた。のんびりと横浜に戻ろうと思っていた。往きは新幹線で三島入りしたのだが、時間に余裕があったのにもかかわらず帰りのキップを買わず(買う気にならず)、国際関係学部に向かった私…。何か、イヤな予感がしたのである。「帰り方は、講義が終わってから考えよう」という気分になったのである。

さて、今日の講義は3時限目「社会学」と4時限目「日本の社会」の2コマだけであるが、講義用資料の印刷があるために2時限目の始まる頃に大学に入り、ゆっくり落ち着いて印刷機と格闘(?)した。先週の水曜日、「社会学」の受講届は165名分、「日本の社会」は33名分受理したので、「社会学」用の資料は200枚、「日本の社会」用は50枚ほど刷っておけば大丈夫だろうと判断した。

ところが…3時限目が始まって教室に入ると、どうも水曜日とは雰囲気が違う。まず、人数! 先週水曜日は空席もポツポツ見られ、「1年生が履修できない分、人数も落ち着いたのかな」と思ったのだが、今日は空席を見つけるのが困難なほどで、おまけに騒がしい。アンプの電源を入れ、マイクをONにして開口一番「何のために教室にいるの? おしゃべりしに来たの? 講義を受けに来たの?」と…。いくら教室に集っても、講義を聞く準備(覚悟)…いわゆるレディネスが整っていない状態では、教師がどんなに美しい説明をしたところで理解することができず、結局何も聞いていなかったのと同じことになるという話を15分以上する。その途中で事も無げに教室から出て行こうとする輩を発見し、教室から出ないよう指示するが、「あっ、便所に行くんです!」と言って退室してしまった。教師の言うことを聞かないクセに、こういうヤツはあとで「単位下さい!」とか「アイツに単位落とされた!」などと言うんだろうなぁ…。あぁ、やだやだ。

講義そのものは、「状況(情況)判断」について。例年このテーマは1回で片づけているが、今年から講義回数が増えるので、2回に分けて語ることにした。その分、時間的余裕が生まれるので、さきのレディネスの話をする余裕につながった次第。なのに、200枚の資料が足りなくなり、出端をくじかれる。そして、今日中に語っておくべきところまでは何としても解説をしなくては…という気持ちから少々駆け足で解説が進んでしまったような…。

「社会学」終了後の休み時間に、同じ教室を4時限目に使用される先生に機器のセッティングについて説明する約束をしていたのだが、今日から出席するという大勢の学生の受講届け受理に追われる。が、件の先生も3時限目に学生からの質問攻めでなかなか教室移動することができなかったようである。

4時限目の始業チャイムが鳴ってすぐ件の先生が教室に来られ、簡単に機器の使用方法を説明をして、急いで「日本の社会」の教室へ。

4時限目も、若干ではあるが教室の学生数が増えていた。そして、以前から私の講義を真剣に受講してくれている韓国人留学生の姿を発見! 「先生の講義、全部履修したと思ったのですが、この科目を履修していないことに気づき、今日から履修することにしました」と言う。何とも喜ばしい話ではないか。

講義は、今日から「文化とパーソナリティ」がテーマ。前回、この講義が「文化とパーソナリティ論」に依拠していることを説明したのだが、それ故に「文化」「パーソナリティ」について知識を得ておいてもらう必要があるため、今日と次回とでその両概念について解説する…という話を最初にして、今回は「パーソナリティ」を取り上げた。「パーソナリティ」という言葉の成り立ち、社会学的な解釈、私の成長過程とパーソナリティの修得…などといった内容を、具体的な例を挙げつつ90分で解説する。

講義を終えて、「さて、どうやって家に帰ろうか…?」と考えていた時、往きに三島駅で感じた “イヤな予感” が蘇り、「今日は早く帰ったほうが良さそうだ」という判断で東海道新幹線に乗り込んだ。地震で我が家が揺れていた時、やはり息子は恐くて泣いていたという。私が帰宅して家族が全員そろうと、ご機嫌モードに入った息子…。早く帰ってきて正解だったと、自分の判断が正しかったと、息子の笑う姿を見て心からそう思った。

しかし、いつになったら落ち着くのだろう? 地震の不安や恐怖から解放されることはないにせよ、安心して眠れる日が来るのはいつだろう?


4月12日(火)

またしても、大きな揺れが!?

福島・茨城では昼過ぎに震度6の大地震…。今朝も9時前に何度か激しい揺れがあり、東海道新幹線が運転を見合わせた。こんな日に、静岡英和学院大学への今年度初出講とは…!?

昨年度は静岡へは駿府ライナーを利用して向かっていたが、今日は年度初め&地震の影響の考慮ということもあり、新幹線で静岡入りすることにしていた。が、地震で新幹線が動いていないとなると…。

とりあえず、早めに新横浜へ行くことにした。幸い、私が新横浜に到着する前に新幹線が運転再開したという情報が入ったが、上下線とも15分の遅れで運行…。講義は午後からであるが、10時半前に静岡に到着する予定のこだま号の予約を入れておいたため、焦らされることもなく、「じっと我慢の子であった」といった状態の私(古いなぁ…)

15分遅れで新横浜を出発したこだま号は、結局15分遅れたままで静岡に到着した。急いで改札を抜け、駅南(静岡駅南口)にある清水先生の事務所へ。清水先生とは1月に静岡市内でお会いして以来、3ヶ月ぶりにお会いする。本当は先月中旬、静岡英和学院大学の卒業記念パーティに出席するハズだったので、そこでお目にかかるつもりでいたのだが、地震の影響を考えて静岡入りを断念したため、間が3ヶ月開いてしまった次第である。

先生の事務所で11時過ぎまで歓談し、静岡駅北口へ移動する。英和学院大学行きのバス乗り場は昨年夏までは駅から地下道を通って国道1号線を渡ったところにあったが、今は駅を出てすぐのところにあり、かなり便利である。

久々の英和は桜が満開で、桜吹雪状態! 出勤簿に押印し、メールボックスを開けてビックリ! 私の名札がない! 持って帰った覚えはないし、もしかして処分されてしまったのかも…と思って事務に確認してもらうが、おそらく処分していないと言われた。ただ、名札がなくなっているのは事実なので、そのことを関係部署に連絡してもらうことにした。それとも、本当に私が名札を家に持ち帰ってしまったのかなぁ…。

講義用資料を印刷しようとして、印刷機の電源を入れ、しばし硬直…。教室に学生がどのくらい集まるのか、全く想像がつかなかったのである。昨年は、3時限目「国際関係論」と5時限目「異文化コミュニケーション論」の2コマとも45名前後だったので、とりあえずそれぞれ50名分ずつ印刷して講義にのぞんだ。

3時限目は34名で、資料がちょっと余る程度だった。が、5時限目は予想に反して人数が多く、資料が足りなくなる有様。

講義内容は…といっても、今日は初講なのでガイダンス的な内容しか語っていないが、その中で私の社会学的視点(ないしはスタンス)を理解してもらおうという気持ちが強くなり、かなり力が入る。が、何はともあれ、「今年も頑張ろう!」という気分になった。

今年も、4時限目は空き時間…。ひっきりなしに携帯電話に地震情報が入る。気になって妻にメールすると、我が家も揺れていて息子が泣いているというメールが返ってきた。今日は帰りに高速バスに乗ろうと思っていたのだが、今日も新幹線で早く帰ったほうが良いと判断し、高速バスの予約を来週のバスに変更し、エクスプレス予約でひかり号の予約を入れることにした。

私が玄関を開ける音に気づいたのか、息子がお出迎え! 家族全員が揃ったのが嬉しいのか、家中を走り回ったりグルグル回ったり…の息子。

しかし、いつになったら余震への警戒を緩めることができるのだろう?


4月13日(水)

今朝も地震、地震…。

まだフトンの中にいた時に地震…、バスで鴨居駅へ移動中に地震…。ただ、新幹線が運転を見合わせることはなかったので、予定通りに三島到着! ひとまずホッとして、ポカポカ陽気の中、国際関係学部入りする。

3時限目「社会学」は、またしても人数が増えていた! 1年生が受講していないのにもかかわらず、教室は満員状態…。履修制限をするかどうか考えなくてはならない状況になってきた。講義は、月曜日に引き続き「状況(情況)判断」について語るが、今日は主として「価値判断」の話。かといってヴェーバー理論を専門的に語るのではなく、日常的な例を挙げながら恣意的願望について説明する。

4時限目「日本の社会」は、今日も「文化とパーソナリティ」がテーマ。前回が「パーソナリティ」についての解説だったので、今日は「文化」について。「文化」の概念・定義を説明し、「culture」の本質的な意味を読み解きつつ、文化の機能について語る。ちょっと解説量を欲張ってしまったせいか、講義終了時間を1分ほどオーバーする。

5時限目「日本社会」に入る前に教務課を訪ね、「社会学」の履修制限をかけることについて了解を得る。そして教室に入ると…、プロジェクターの電源が入れっぱなし!? 「このまま講義をすると、目がつぶれてしまうので…」ということで、講師室でプロジェクターのリモコンを借り、電源を落とす。私にとっては、これも重大なタイムロスである。この科目は週1回講義なので、今日からやっと本論に入る。この科目では、いつも最初に「日本(人)について学ぶ必要性」をテーマにして数回語ることにしている。これは、この講義の導入として掲げているテーマである。今日はトポロジカルな観点から状況(情況)的影響について述べ、人間と社会の関係性について理解してもらうことにした。

帰りは、東海道線の東京行き直通電車に乗ることにした。今日は息子も元気元気だったらしいので、新幹線で急いで帰らなくても大丈夫だという判断と、何だかまだ講義の “流れ” がつかめていないが故に力が入りすぎて疲れてしまったため、ひと眠りしながら横浜に戻ろうと思った次第。

1時間40分の行程の半分以上は意識不明状態だったので、かなり疲労回復は図れたようである。そして、横浜駅に降り立つと足取りも軽く、予定より1本早いバスに乗ることができた。何だか、とっても気分が良い。

家の前では、妻が息子をだっこして私の帰りを待っていた。私の姿を確認した息子がニコ〜ッと笑ってくれると、妙に安心する。

まだまだ、週の真ん中水曜日…。明日以降も頑張らなくては…。


4月14日(木)

いよいよ(?)、松戸歯学部へ今年度初出講! 数年前からカリキュラムが変わって半期出講となっているため、実に7ヶ月ぶりの松戸入りである。今日は絶対に休むワケにも遅刻するワケにもいかないので(いやいや、いつだって休むワケにも遅刻するワケにもいかないのは承知しているが)、昨夜のうちから “確実に” 松戸に到達する方法を考えた。

それで今朝は5時過ぎに起床し、6時前に家を出た。昨年までは朝一番の相鉄バスで横浜駅西口に向かったのだが、そのバスの出発時間は6:15と微妙な時間だったりする。そこで、朝一番の横浜市営バスで横浜市営地下鉄の片倉町駅へ向かうことにした。予定通りの乗り継ぎが実現すると、横浜駅に6:29に到着することになる。そうすると、余裕で6:39発の東海道線に乗り継げるのだが…。地下鉄には予定通りに乗り継ぎ、横浜にも予定通りに到着したが、「もしかすると、6:32発の横須賀線に間に合うのでは?」という思いが頭をよぎり、とりあえず全力でJRの改札へ走ってみた。そして、横須賀線に乗り込んだ私…。

久々に東京駅で人混みをかき分けての乗り換え…、そして上野で再び全力ダッシュ! 無事に松戸に到着したのが7:41のこと。「これなら、バスを1本やり過ごしても余裕だなぁ…」ということで、出発を待つバスには乗らず、次のバスで座って行くことにした。が、ダイヤ改正していることを知らなかったため、予想外に次のバスを待たされることに…。

それでも、かなりの余裕を持って松戸歯学部に到着した。

昨年は履修学生6名という、いわば “少数精鋭制” のような講義だった「社会学」。今年は、21名の履修登録があった。初回ではあるが、じっくり90分かけて講義の目的・目標などを語り続けた。今日のところは(?)ほとんどの学生がじっと私の話を聴いていたが、おそらく次回以降も同じような展開になるであろうことを期待して、初回の講義を終了する。

いつもなら、松戸での講義後は法学部への移動となるのだが、さきの大地震の影響を考慮して開講が1週間遅れることとなったため、今日はこれで仕事が終了した。

それで、家に一旦帰ることにして、常磐線を北千住で降り、東武線に乗り換えた。急行の中央林間行きに乗ったので、長津田まで乗り換え無しで戻れる。そして、早起きした私にポカポカ陽気が「眠れ! 眠れ!」と誘っているような気がして、気がつけば意識不明状態に…。

帰宅して昼食をとった後、ダイエー「木曜の市」のために家族そろって鴨居へ…。天気がよいので、息子をベビーカーに乗せず、家から歩かせてみた。バスでは座席にチョコンと座らせる。もうそろそろベビーカー無しでも外出させられそうな感じだが、途中で寝てしまうとだっこするのが大変なので、その日の外出想定時間に合わせて、ベビーカーにするか、バギーにするか、歩かせるかを決める必要はありそうなのだが、とりあえずベビーカーでしか外出させられなかった頃に比べると “選択の余地” が出来ているため、息子の成長を実感できるのが嬉しくもある。

ただ、最近の息子は自分の意思でアチコチ駆け回ってしまうので、追いかけるのが大変だったりもするが…。

さぁ、明日も初講が控えている。油断せず、気を引き締めてのぞまなくては…。


4月15日(金)

今日は、息子のポリオ予防接種の日。昨年の4月以来、1年ぶりのポリオである。12時過ぎに家族そろって家を出て、バスに乗って鴨居駅へ向かう。私は妻と息子に見送られて八王子行き横浜線に乗り、妻と息子は東神奈川へ…と、駅のホームでひとまずお別れ。

東神奈川組の二人は、神奈川区役所内の保健所へ直行。到着してすぐ妻が問診票の作成をしていたらしいのだが、その間に予防接種を受けに来た女の子が息子にヨチヨチと歩いて近づき、息子に何度もタッチしてきたらしい。ところが、息子は照れ笑いしながら「いえ、もう結構ですから…」というように女の子を押しのけようとしていたという。この頃、息子がお外にいる時にはなぜか女の子が近づいてくる…。

ポリオの予防接種は、スポイドのようなもので口に注入するので痛いワケではないのだが、それでもギャンギャン泣き叫ぶ子が続出したらしい。息子は…といえば、看護師さんが「ほら、甘いシロップだよ〜!」と不安を払拭させようと声をかけてくれた上に妻が「ジュースだよ〜!」と言って息子を安心させようとしたところ、自らスポイドを吸って飲み干してしまったという。「何だか、(息子に)何もくれていないような感じで、恥ずかしかった」と、妻が報告してくれた。

私は、今日から通信教育部「社会学」が開講となるので、長津田経由で神保町へ。田園都市線や半蔵門線は朝夕こそダイヤ通りに運行されているものの、日中は節電のため80%程度の運転本数のため、なるべく早め早めの移動を心がけた。

講義開始1時間前に通信教育部入りし、講義用資料の印刷に取りかかる。が、原稿にミスを発見し、急いでUSBメモリを取り出して講師室のパソコンで修正する。えらく時間がかかってしまったが、講義開始までには何とか間に合う。

そして、4時限目の始業チャイムが鳴ると同時に教室へ移動…。気合い十分、気分上々で教室に入る。初回ということで、講義の目的や位置づけなどを中心に説明を続けたのだが、途中で予想外の出来事が発生! 教室に暗雲が立ちこめるが、何とか切り抜けられた(と私は思った)ので、予定していた話を全て語ることにした。

初回からハプニングが発生し、気持ち的には落ち込みそうになってしまった。が、「今後何に気を遣えばよいか、初回からわかって良かったじゃないですか!」と他の教員に声をかけられ、気持ちを入れ替えることにした。

帰途、雨雲が空を覆い尽くし、いつ雨が降ってもおかしくないような状態に…。

それにしても、今日は暖かかった。念のためにコートを持って家を出たが、往きは全く用無し。帰りも大学からずっとコートを持ったままだったが、帰りに立ち寄った近所のドラッグストアを出たところで雨が降り出し、レインコート代わりに着たぐらい。

強い風に桜吹雪がアチコチで見られるが、やっと春が訪れたことを実感できるようになってきた。

これで、今週の講義は全て終了。来週の講義も頑張らなくては…と、強く思う。


4月18日(月)

土日の更新がなかったのは、サーバがダウンしてファイルをアップできないことが判明したからである。決して、私がダウンしたワケではなく…。

土曜日は強い風が吹き、近所の桜も吹雪状態になっていたため、家でのんびりすることにした。こういう時に講義の準備を進めておきたいところなのだが、残念なことに頭痛が再発してしまい、断念する。

日曜日は、そろそろ紙おむつのストックがなくなってきそうだったので、ららぽーと横浜内のアカチャンホンポへ行った。以前のような品薄感はなくなっていたが、やはりベビーフード類は「お一家族、6点まで」などという販売規制がかけられていた。

買い物後、アカチャンホンポに隣接されているプレイランドに入ったところ、息子が各所にあるアンパンマンの遊具を見るたび目を輝かせて「あぁ〜〜っ、アンパンマ〜ン!」と喜んでいたので、「どれか1つ、乗せてあげようか?」ということになった。順番を待って息子と私が遊具に乗り、お金を入れ、「いざ、出発!」というタイミングで息子が愚図り始め、号泣してしまった。横にいる私は為す術もなく、ただただ大観衆に笑われているだけであった。

おまけに、息子が泣きながらジタバタしてしまったために “緊急停止装置” が作動し、「緊急停止するよ! 緊急停止するよ! お店の人を呼んでね!」とアンパンマンがアナウンスしてくれていた。妻が店員さんを呼び、緊急停止してしまった遊具の復活装置を操作してくれたのだが…。

出発点に(遊具を)戻しますので、もう一度最初からお楽しみください!

と、いらぬ気を遣ってもらうハメに…!? さらに号泣する息子…。

もう、降ろしてくれぇ!

と心で叫びながら、果てしなく遊具が動き続けるような気がしながら、とにかく “緊急停止” しないように息子を押さえつけていた私…。

そんな週末だった。

今日は、国際関係学部への出講日。節電の関係で特急踊り子号は全て運休しているので、いつものような三島入りが出来ず。なら、素直に新幹線で…という考えに至らないのが、私の悪いクセ。

今朝、7時過ぎに家を出て、バスで鴨居駅に向かい、横浜線に乗り換えて長津田へ。そして、田園都市線で市が尾へ…。8時ちょうどの東京・河口湖号を待った。つまり、バスで御殿場に出ようと考えたのである。御殿場からは御殿場線で沼津へ、そして東海道線に乗り換えて三島へ…というルートを考えていた。

昨日のうちに、御殿場→沼津・三島→横浜という経路の乗車券を購入済みだった私…。予定では9時半の沼津行きに乗り継ぐハズだったのに、同時刻に御殿場駅から三島駅行きのバスが出ることに気づき、バス好きの血が騒いで予定変更! 日大前まで路線バスに乗って移動することにした。御殿場線から東海道線に乗り換えるような手間もなく、歩く距離も比べものにならないほど少なくなる…。料金は割高になるが、バス好きには…。

結局、昨日購入した乗車券は、日付を変更して後日使用することにした。

講義のほうは、3時限目「社会学」と4時限目「日本の社会」の2コマ。

「社会学」のほうは、「社会(学)とは何か?」をテーマに話を進める。「社会」の定義、そこに見られる相対的な人間関係などについて終業チャイムが鳴るまで語り続けた。

「日本の社会」は、今月いっぱいは「文化とパーソナリティ論」的な説明を続けようと思っているので、今日は祖父江孝男先生の名著「県民性」をもとに日本人を考察することにした。毎年、「『県民性』をテーマにしたバラエティ番組が多いが、大抵がいい加減なデータのこじつけに過ぎない!」と学生たちに前置きして解説を進めるのだが、今年はもっと具体的に諸番組の欠点を説明してから「県民性」の考察をした。

講義後、新幹線で帰るか在来線で帰るか考えているうちに疲れがドッと出てきたため、帰宅前に仮眠を取れるように…と、在来線で帰ることにした。三島から熱海まで行き、そこで東京行きに乗り換える。しばらくは1車両貸し切りに近い状態になるので、のんびりゆったり睡眠タイム! が、小田原を過ぎたあたりから徐々に車内にお客さんが増え始め、入れ替わりも激しくなる。横浜に到着する頃にスッキリ目覚められるように…と思っていたのだが、そうは問屋が卸さないらしい。

帰宅して、昼寝から起きた息子の話し声を聴いていたら、やけに言葉がハッキリしていた。以前から「アンパンマン」や「バナナ」「バス」「くるま」「とけい」は言えるのだが、今日はそれぞれの音素がシッカリ聞こえてきた。息子は、私に似ておしゃべりになるのだろう。やれやれ…。

明日もまた、高速バス…。仕事に行くのか、バスに乗りに行くのか、どっちだ!?


4月19日(火)

雨の横浜…。今朝は雨音で目が覚めた。

今日は久々に駿府ライナーで静岡入りすることにしていたのだが、あざみ野駅から雨の中を東名江田バス停まで歩くことに不安を覚えたため、急いで予約の変更を試みたのだが…。「乗車予定のバスの始発バス停出発時間から2時間前までに手続きをしなくてはならない」という規定に阻まれた。バスは東京駅を7:10に出発するので、5:10までに手続きを終了させなくてはならなかったのだが、私が目覚めたのが5時半だっため、万事休す。

もともとバス好きなので、残念な気持ちにはならなかったものの、何となく幸先の悪さを感じながら家を出ることに…。

昨年まで、駿府ライナーは東名江田7:50発だったが、ダイヤ改正で7:45発になっていた。さらに、足柄SAでの休憩時間が10分から15分に変更されていた。よって、終点の静岡駅に到着する時間は従来とほとんど変わらず。

神奈川県内は雨が降っていたが、静岡県内に入ると太陽がサンサンと…。

静岡駅のみどりの窓口に寄り、昨日使用する予定だった乗車券の日付を変更してもらい、清水先生の事務所へ向かう。しばし歓談。そして、駅に戻り、静岡英和学院大学行きのバスに乗る。

講義は…といえば、例年この時期はゴールデンウィークで休校になることを計算した上で展開を考えなくてはならず、質はもちろんのこと量とスピードを計算しておかなくてはならない。おまけに、教師も学生もエンジンが完全にはかかっていないような状況…。

3時限目「国際関係論」は、今日から本論…。今週と来週は「国際と民際」について。講座名にある「国際」という言葉の曖昧さや多義性から説明し、概念規定をする。できるだけたくさんの例を挙げながら、ゆっくり(?)解説をする。

空き時間の4時限目に、3時限目の出欠調査票をチェックする。毎度毎度のことではあるが、履修カードを前回提出しておきながら早速 “リタイア” した学生を発見する。ただ、シッカリ私の講義に付き合おうとしている学生たちには誠実に対応しようと、いつもと変わらぬ気持ちになる。

5時限目「異文化コミュニケーション論」は、「文化のとらえ方」について。「文化」の概念を説明しつつ、「culture」の機能について解説する。この話は国際関係学部の「日本の社会」でも語っているが、こちらはあくまでも「異文化コミュニケーション論」という講座における「culture」の機能分析である。

時間ギリギリまで解説し、清水先生と18時ちょうどのバスで静岡駅に戻る。今日は、帰りも高速バス…。長い時間の乗車になるので、久々にテンジンヤで「げんこつむすび」を1つ買ってバスに乗り込んだ。私はテンジンヤの会員カードを持っているので、1つ236円のげんこつむすびが184円に!

帰りのバスは、ほとんど爆睡状態…。まとまった仮眠が取れたので、東名江田バス停からあざみ野駅までの道のりは足取りも軽く、電車の乗り換えもスムーズで、スッキリした状態で家路に就いた。

明日もシッカリ頑張れるような、そんな気がする…。


4月20日(水)

相変わらず特急踊り子号が運休しているので、今日も新幹線で三島入り。たしかに新幹線のほうがピュ〜〜ンと早く到着して良いのだが、車内で落ち着いて講義の準備をするような余裕がなく、その点が私にはちょっと残念に思えるところ。

11時半過ぎに国際関係学部に到着し、急いで講義用資料の印刷に取りかかる。講義が開始された当初は印刷機もコピー機も大渋滞状態だったが、今では落ち着きを取り戻し、印刷室は閑散としていた。

3時限目「社会学」は、今日から月末まで「社会的動物としての人間」をテーマに展開することになる。このテーマの初回は、いつも「人間が幸福になるのに必要な作業は?」という話をすることになっている。そして、“講義” と称して学生たちに効率よく点数を上げる方法を伝授していたりもする。が、今年は授業回数が増えるため、ちょっと “寄り道” をしてゆっくり解説を進めることにした。

4時限目「日本の社会」は、まだまだ「文化とパーソナリティ」をテーマにした解説が続く。今日は、まず「縮み志向」をキーワードに日本(人)について考え、次いで「ネオテニー」の観点から日本社会を考察してみた。

本日最後の講義「日本社会」は、今日も「日本(人)について学ぶ必要性」がテーマ。「環境」「記憶」「満足」などのキーワードをもとに、“日本人が日本人である理由” などを考えてみた。

先週と同様、今日も帰りは東海道線の東京行き直通電車に乗ることにした。まだまだ講義の “流れ” がつかめていない上にエンジンを無理してかけているような状態のため、家に帰る前に仮眠をとっておこうと思ったのである。

三島から熱海まではシッカリ起きていて、窓の外を眺める余裕もあったが、その後は藤沢あたりまでの記憶がない! 熟睡…いや、爆睡していたらしい。

まだまだ年度初めだというのに…、大丈夫か自分?


4月21日(木)

先週と同様、今朝も5時過ぎに起床し、6時前に家を出た。雨がポツポツ降っていたが、傘をさすまでもないと判断してバス停に向かって走り続けたのだが、途中で判断が正しくなかったらしいことに気がつく。が、今さら傘を出しても…というところまで到達してしまったので、コートのフードをかぶってバス停に潜り込んだ。

朝一番の横浜市営バスでは、今朝も定刻通りにやってきた。朝は1分の違いが後々大きな誤差となりやすいので、定時運転は本当に有り難く思う。そして、これまた先週同様に片倉町から横浜市営地下鉄に乗り、横浜を6:32発の横須賀線に乗り継いだ。その後も先週同様の乗り継ぎをしたのにもかかわらず、なぜか上野では1本早い常磐線に乗ることができた。

予想以上の余裕をもって松戸歯学部に到着したため、配布予定だった講義用資料を再編集することにした。そして、出来たてホヤホヤの資料を持って、1時限目「社会学」へ。

今日の出席者は、21名中19名。2名の欠席…うち1名は先週も欠席。「もしかして、履修取消を考えているのでは?」と思われるフシもあるが、とりあえず来週まで様子を見ることに…。講義は、今日から本論。「『違い』を理解する視点」と題して、知識と技術の関係性、状況(情況)判断、絶対と相対などについて、いろいろな例を挙げながら説明する。

今週からはいよいよ法学部との “掛け持ち” 状態になるので、講義後は急いでバスに乗って松戸駅に戻り、常磐線と東武伊勢崎線・半蔵門線を乗り継いで神保町に向かう。車窓から見えるスカイツリーが、たしかに昨年よりもハッキリした姿になっているのがわかる。

法学部に到着し、出勤簿に押印しようとしたのだが、出勤簿そのものが見当たらない! アチコチ探すが、ない。出勤簿が置かれていた場所には、3台のディスプレイ…。法学部の身分証明書はICチップ入りなのだが、今年からその昨日を出勤簿に使用することになったらしい。身分証明書をタッチするとディスプレイにその日担当する全ての科目名と教室名が表示され、「出講」と書かれた部分をタッチすると出講記録が処理される仕組みになっていたのである。ディスプレイに身分証明書をタッチすれば何度でも教室情報などが確認できるので、教室変更がかかった際などもすぐに確認できるようである。

しかし…、今年度の私は、木曜日も金曜日も「大講堂」という教室で講義することになっている。この教室、最大収容人数が1036人という、まさに「大講堂」なのである。昨年のように2階建ての教室ではないので、講義用資料の配布や出欠調査は時短を図れると思われたが…。

3時限目の始業前、ちょっと大講堂に行ってみた。すると、そこには予想通り大勢の学生が!? 始業チャイムが鳴り、教室に入ると、教室の3分の2は埋め尽くされた状態…。結論から言えば、640名が履修の意思を表明したので、ほぼ昨年並みの状態である。

昨年までの例では、金曜2時限目クラスより木曜2時限目クラスのほうが履修人数が多く、さらに木曜クラスは “交通整理” をいくらしてもまとまらず、最終的には無法状態と化すというジンクスがある。今年は…といえば、ヤル気のみなぎる学生も多く見受けられたが、その逆に熱意をあまり感じられない学生も多く、さらに講義中に携帯電話でウェブにアクセスして私の誹謗中傷をコソコソ始めた学生まで現れ(本人はバレていないと信じていると思われるが)、残念な気分にさせられもしたが、それでも私の講義に参加する以上は頑張って一人でも多く、それも高得点で合格に導きたいと思う。

ちなみに、他の出講先と同様、今日は初回ということで「社会学」の講義目標、基礎的な考え方などについて語り続け、履修届を提出してもらって終了する。本当に最後まで講義を受けようと思っている学生がどのくらいいるのかを見極めたいが故、今日もかなりキツイことを述べてみたが、それを “激励” と受け止めて「これから、よろしくお願いします!」「頑張ります!」とあいさつして帰って行く学生もいれば、「うざい!」「バカじゃねぇの?」的なことを言いながら帰る学生もいて…。早速、来週の講義のネタが出来たようである。

講義を終え、講師室に戻り、明日の講義用資料を作成し、神保町駅に戻る。半蔵門線・田園都市線急行に乗り込み、しばし仮眠…。長津田で横浜線に乗り換える前に、駅構内の横浜市行政サービスコーナーに寄り、某出講先に提出するための住民票の写しを申請する。どのくらい時間がかかるのか…と時計を見続けていたら、ほんの2分で名前を呼ばれた。

その後、横浜線に乗り、鴨居で降りるとダイエーへダッシュ! もちろん、「木曜の市」のためである。すでに買い物をしている妻と息子と合流するため、店内を歩き回ったが…。息子の声を頼りに探すハズが、いつまで経っても息子の声がしない…。「フロアを間違えたかな?」と思った次の瞬間、妻の姿を発見! そして、熟睡中の息子…。会計前に息子は目を覚ましたが、しばらくは寝ぼけ状態…。

何だか、今日は文章がまとまらない…。なので、この辺で強制終了!

【追記】

夜、またしても大きな揺れが関東地方を襲った。テレビのニュースで地震の速報を見ていたところ、「ここで速報が入りました」とアナウンサー…。またどこかで大きな地震が発生したのかと思いきや、「元キャンディーズの田中好子さんが、お亡くなりになりました。55歳でした」という、全く予想だにしない訃報だった。

あぁ、スーちゃんも逝ってしまったのか…。このところ、私が子どもの頃から学生時代に日本のエンタメ界のトップを走り続けていた方々の訃報を受けるたびに、時の流れを痛感する。

キャンディーズがデビューした頃、スーちゃんはメインボーカルだったのだが、やがてランちゃん(伊藤蘭=水谷豊夫人)がメインを取り、いつも控えめなミキちゃん(藤村美樹)がいて…というようなことを語れるのは、1960年代生まれの証拠らしい。が、「普通の女の子に戻りたい!」発言は、若い人たちもどこかで聞いたことがあるのでは…。

冥福を祈る次第である。


4月22日(金)

1週間の最終出講日…。朝から首都圏の鉄道ダイヤが乱れていて、何があっても大丈夫なように予定よりかなり早めに家を出た。その判断は正しかったらしく、朝から田園都市線・半蔵門線はダイヤがあって無きが如く。

7時半に家を出た私が神保町駅に到着したのは、その2時間後のことだった。それでも、講義開始の1時間以上前…。のんびりと法学部入りする。

2時限目「社会学」は昨日と同じ教室で、昨日とほぼ同じ内容ではあったが、教室内の学生数は例年の金曜日同様200名前後といったところ。講義をする側の理想からすると、この程度の人数がちょうど良い。

講義を終えるとすぐ通信教育部へ移動し、弁当を食す。今年も金曜日3時限目は空き時間なので、その間に4時限目「社会学」の講義用資料を印刷したのだが、まだまだ時間がたくさん余っていたため、一旦法学部に戻り、来週の講義用資料の印刷をする。

再び通信教育部に戻ってすぐ、4時限目開始。まず出席カードを回収し、「状況(情況)判断」をテーマに解説を始める。が、通信教育部は来週と再来週の金曜日が休校となるため、キリの良いところで話を終えておく必要があったため、時間経過と学生のノリとを確認しつつ、知識と技術、絶対と相対などについて解説をする。本当はもっと先に進めておきたいところだが、続きは3週間後に取っておくことにした。

空模様が怪しくなってきたので、なるべく早めに帰ることにしたのだが…。神保町駅の改札を抜けたところで、いつもと違う雰囲気に気づいた。田園都市線の田奈駅で人身事故があり、田園都市線と半蔵門線のダイヤが大幅に乱れていたのである。さらに、渋谷方面の電車は全てあざみ野止まり…。帰りに鴨居で通院するつもりだったので、先に来た各停をやり過ごし、次の急行に乗り込んだ。あざみ野で横浜市営地下鉄に乗り換え、片倉町でバスに乗るつもりでいたが、私の乗ったあざみ野行き急行は途中で中央林間行きに変更となり、長津田まで乗り換え無しで行ける状態になった。

なのに…、あざみ野で「ただ今、運転間隔の調整のため、田園都市線は全ての電車が運転を見合わせています。前の電車が江田駅を出発後、適正な間隔が確保されるまで、当駅で停車します」という車内アナウンスが入る。あざみ野駅で停車すること15分…。往きも帰りも通勤に予想外の時間がかかってしまった。

病院の夜間診察受付は18時半で閉め切られてしまうのだが、長津田に到着した時すでに18時を回っており、全力疾走で横浜線に駆け乗る。鴨居で停車中の小型バスに駆け乗り、1つ目のバス停で下車する。こういう時、バスの全線定期券を持っていて良かったと思う。ちなみに、下車したバス停の名前は、私が通う病院の名前である。

受付終了時間直前に窓口へ駆け込み、受診の手続きをする。時間が遅かったせいか、すぐに名前を呼ばれ、診察室に通される。偏頭痛の様子を医師に伝え、血圧測定…。血圧が正常値だったので、いつもの薬が処方されることになった。薬局で薬を受け取り、鴨居駅より1つ我が家寄りのバス停からバスに乗った。

バスを降り、家に向かって歩いていると、かなり見覚えのある2つの影が…。妻と息子がお迎えに来てくれていたのである。本当はバス停で私を待つつもりだったらしいのだが、息子が外灯に信じられないくらいの興味を示してしまい、バス停に到達しなかったという。いろいろなものに興味を持つことは良いのだが、何だかなぁ…。

こうして、短いようで長い1週間の出講が終了した。明日は天気がよろしくないらしいので、久々に家でのんびりしようかと…。


4月23日(土)

久々(?)のオフ…。なのに、横浜は昨夜から雨…。そして、今朝は強風&大雨! 強く吹きまくる風と激しく窓を叩きつける雨の音で、何度も何度も目が覚めた。今日は朝寝坊するつもりでいたのだが、その想いは打ち崩されてしまった。

仕方がないので、いつもよりは遅い時間にフトンから這い出て、メールのチェックなどをしてみる…。夜のうちに、学生から数通のメールが届いていたらしいことに気づく。実は昨夜、テレビを見ている最中にうたた寝をしてしまい、2時半頃まで意識不明になっていた私…。気がついた後もパソコンは起動させず、そのまま寝室に向かったため、朝までメールを放置してしまったような形になっていたのである。

学生たちからのメールに返信していると、お昼になってしまった。午前中は、メール関連で終了! 昼食後に来週の講義用資料を編集し、プリントアウトしておいたのだが、まだまだ改良の余地があるような気が…。


4月24日(日)

昨日の荒天が嘘のように、今日は好天! 仕事がないのだからのんびり寝ていればよいものを、このところ仕事で朝早く起きるクセがついてしまったのか、二度寝を試みるも失敗に終わる。

昼過ぎ、息子が昼寝に入ったスキに(?)、先週までの講義進度を確認しつつ今週の講義用資料の再確認をする。数時間後、「そろそろ(息子が)お昼寝から目覚める頃かな?」と思って寝室を覗いてみると、息子はフトンと垂直に眠っていた。そして、枕を乗り越えて寝返りを打ち、顔を窓にぶつけ、それでもなお寝返りを打とうとして身動きが取れなくなり、ジタバタしながら号泣!?

これで目が覚めてしまったらしく、何だか妙な形でお昼寝終了!

その後、ららぽーと横浜へ。今月はじめに横浜市営バス全線定期券を購入したため、土日祝日に限り同行家族は100円でバスに乗ることができる。この制度を利用させてもらい、お安く移動する。何だか、得した気分である。

さぁ、明日からも気合いを入れて頑張るぞ!…と、自分に渇を入れてみたりする私である。


4月25日(月)

我が家周辺は、昼過ぎに土砂降りの雨が降っていたらしい。が、今日の私は雨を避けて…それとも雨が私を避けていたのか、とりあえず太陽の下にずっといたような一日だった。

9時過ぎに家を出て新横浜に向かい、新幹線で三島入り。ポカポカ陽気だったので、国際関係学部までちょっとゆっくり歩いてみた。

大学到着後、すぐに講義用資料の印刷に取りかかる。種類が多いのと、編集しながら印刷しているのとで、予想外に時間がかかってしまったが、かなり早めに大学入りしていたため、食事中断を挟みつつも何とか講義前までに作業は終了させられた。

3時限目「社会学」は、先週から「社会的動物としての人間」をテーマに解説を始めたが、今日と水曜日でゴールデンウィーク前の講義が終了してしまうため、何とかキリの良いところで講義を終えなくてはならず、本来なら「社会的動物」の解説は2時間で終わるところを3回に引き延ばす算段に出た。その伏線は先週水曜日にすでに張っておき、例年よりゆっくり解説を進めていたのだが、今日も例年より解説のスピードを落とし、さらに今までは口頭説明のみで終了した内容を “わざわざ” 板書して、じっくり「生理的早産」の話をする。

4時限目「日本の社会」は、まだまだ「文化とパーソナリティ」に関する解説が続く。今日は、「日本(人)的『甘え』」について。日本社会のネオテニー性をふまえ、さらに “実例” を挙げながら、「甘え」の実態を語る。

講義終了後、久々に幸町バス停まで行き、「みしまコロッケ号」に乗って帰途に就いた。高速バスの大部分が足柄サービスエリアで休憩を取るのだが、このバスも同様である。先日、足柄サービスエリアのグルメ特集番組をテレビで見た際、かなり美味しそうなもののオンパレードだったので「今度、食べてみようかなぁ…」と思っていたのだが、帰宅すれば晩ご飯が待っていてくれる上、休憩時間中に食べきれる自身もないので、諦めることにした。

明日もまた、高速バス…。往きは足柄サービスエリアで休憩が入るが、まず時間的に無理だろうなぁ…。


4月26日(火)

春眠暁を覚えず…とはよく言ったものである。本当に、眠い…。

今日も、駿府ライナーで静岡入り。7:45に東名江田バス停に到着した駿府ライナーに乗車していたお客さんは、わずかに2人…。私を入れて3人しか乗せずに静岡を目指したことになる。このバスは、時間帯によっては満員近いお客さんを乗せて運行されるが、朝イチのバスはほとんど満員にならない。私の記憶では、朝イチの駿府ライナーの平均乗客数は5名…。車内が閑散としているので仮眠をとるのには最適だが、「採算、とれるのかな?」などと思えてくる。

予定では静岡駅に10:23到着なのだが、今日はなぜか10分以上早く到着した。ちょっと時間を得した気分である。

それで、いつもより早く清水先生の事務所へ向かう。30分ほど歓談し、駅前のバスターミナルへ。程なくして、静岡英和学院大学行きのバスが来たのだが、ここでちょっと考えさせられる出来事があり、「社会性とは何か?」ということを考えさせられた。詳細はこちら

そんな出来事に困惑しつつ、バスは静岡英和学院大学に到着した。

先週もそうだったが、ゴールデンウィークで休校になることを計算した上で講義を展開させることを考えなくてはならず、講義前にペース配分を何度も何度も確認して教室へ向かう。

3時限目「国際関係論」は先週から「国際と民際」について語っているが、先週の復習をじっくりしてから(レギュラー受講生がみんな揃うまでの時間を稼ぎながら)今日は「国際」と行動主体を異にする「民際」について解説を進めた。

英和の履修登録は先週までに終了し、すでに履修者名簿が作成されていた。空き時間の4時限目を利用し、先週までに提出された履修カードと名簿の照らし合わせをしてみたが、やはり…というべきか「1回目の講義で履修カードを提出しておきながら、履修登録をせず逃げた学生」がいることに気づく。さらに、「今まで一度も講義に出席していないのにもかかわらず、履修登録だけした学生」も数名発見! ただし、これらの学生の大半が今日の講義で履修カードを提出してきたので、とりあえず出欠関係の問題は回避出来そうな気がした。

5時限目「異文化コミュニケーション論」は、今日から「異文化とは何か?」がテーマ。少なくともこのテーマで3時間ほど解説を進める予定なのだが、来週はゴールデンウィークで休校となるため、キリの良いところで話を終えておかなくてはならない。それで、今日は「疑似環境」「状況(情況)的影響」などの現実を説明し、「絶対−相対」などによる異文化の視点を例示して、話を終えることにした。

帰りも、高速バス…。静岡駅に戻った時、まだまだバスの出発時間まで余裕があったので、地下街にある百均に寄ってみた。が、求める商品が見当たらず。何も買わずに店を出ようかと思ったが、ふと新幹線と幼稚園バスのおもちゃが目に入り、息子が喜び顔が見えるような気がしたので、それらを購入して駅前に戻った。

長い時間の乗車になるので、今日もテンジンヤでおにぎりを買った。6のつく日は、テンジンヤの会員限定でおにぎりが74円になるため、今日はその恩恵を受けることにした。

帰りのバスは、やはり爆睡状態…。が、寝過ごすこともなく、無事に東名江田バス停で降車する。
炎のシェフ?
最後に、今まで温めてきたネタを1つ…。

ずいぶん前から気になっている看板があるのだが、私には何を伝えたいのか良く理解できず、いつもその看板の前を通るたびにクエスチョンマークが…。

炎のシェフ見参! バーテンダーが鍋を振って振って振りまくる!

というコピーを読むたびに、「鍋を振っている時点で、この人はバーテンダーではないような…」などとツッコミを入れたくなる。「バーテンダーが振るのは鍋ではなく、シェイカーでは…?」という固定観念を捨てろということなのだろうか、とにかく「この写真の人の本業は何?」という疑問が晴れないまま、いたずらに時間が過ぎている。

実際、その店に行ってみれば良いのだろうが…。死ぬまでに一度は入ってみたいとは思うものの、「鍋を振りまくるバーテンダー」の姿を見たいような見たくないような…。そんな “疑似環境” を楽しんでいるフシもあるが、何とも不思議な感覚に陥らせてくれる看板である。

設置したバーテンダー本人も、まさかそんな風に悩む人が現れることなど、想像すらしていないことだろう。

私の悩み、いつになったら晴れることやら…。


4月27日(水)

とにかく、風の強い一日だった。

新横浜駅前の銀行に用事があったので早めに家を出たのだが、予想に反して銀行が閑散としていて、あっと言う間に用事が済んでしまった。今日は10:16に新横浜を発つこだま号で三島入りしようと思っていたのだが、銀行を出たのが9時半過ぎで、風の強い街中で時間を潰す気にはならなかったので、1本早い9:46のこだま号に予約を変更し、早めに三島に向かうことにした。

国際関係学部に到着すると、キャンパス内を桜吹雪が舞っていた。強い風に木々や花が絶えきれなくなり、葉っぱも一緒に舞っていた。私の体も風に押されるような状態…。そして、髪の毛はグチャグチャに…。

月曜日のうちに今日使用する講義用資料は印刷済みにしたつもりだったが、往きの新幹線で講義内容の確認をしていたところ、4時限目「日本の社会」と5時限目「日本社会」の講義に関して「この内容を板書していたら、黒板のスペースも足りなくなるし、時間も…」という不安が募り、それで急いでノート添付用資料を作成し、学生に配布することにした。

3時限目「社会学」は、今月いっぱい「社会的動物としての人間」で何とか乗り切った。今日は今までの解説内容をゆっくり振り返り、「生理的早産」の続きを語る。講義中、机にペットボトルを置いたままの学生がいたので「ペットボトルをしまいなさい!」と何度も指示したが、件の学生が頑なに拒み続ける。今までの講義内容を全く理解していない証拠である。腹立たしく思えたが、とりあえず粘り強く「ペットボトルをしまいなさい!」と言い続け、机の上からペットボトルを取り除かせた。最近、今までには考えられないような出来事に遭遇することが多い。

4時限目「日本の社会」は、今日から水曜日のみ教室変更がかかる。事前に「日本大学連絡板」で教室変更のことを確認しておいてくれた学生もいて、特に大した混乱もなく講義に入る。こちらも今月いっぱいを「文化とパーソナリティ」をもとにした解説で乗り切る。今日は特に「タテ社会」を中心に話を進める。

5時限目「日本社会」も、今月いっぱいを「日本(人)について学ぶ必要性」で乗り切った。今日のメインは「日本(人)的発想」について。その中で、日本的外来語受容Localizationの特徴やザ・ビートルズの曲名の邦題などを取り上げ、「1960年代に日本人が苦心して作った邦題の趣旨が、21世紀の日本人には伝わらなくなっている」という現実を実感してもらって講義終了!

帰りは在来線に乗る予定だったのだが、怪しい雲が三島の空を覆い、さらに妻から横浜の空も雨雲に覆われている旨のメールをもらったので、予定を変更して新幹線に乗って帰ることにした。

新幹線に乗るちょっと前に三島では雨が降り始めたが、幸い横浜は持ちこたえていたようである。

あともう少しで、ゴールデンウィーク! とにかく、頑張らなければ…。


4月28日(木)

今日は、4月最後の出講日…。昨夜は強い雨と風で窓がガタガタ揺れ、その音で息子が泣き出すほどだったが、今朝は青空が広がり、“台風一過” ではないが似たような好天になっていた。

5時過ぎに起き、6時前に家を出て、バスと横浜市営地下鉄を乗り継いで横浜に出ると、今日も予定より1本早い横須賀線に間に合った。おかげで、予定より早く松戸歯学部に到着した。

1時限目「社会学」は、いよいよ(?)「社会(学)とは何か?」がテーマ。「社会」の定義、そこに見られる相対的な人間関係などについて他所での講義と同じような内容を語ったが、歯学系の学生用にアレンジして医療社会学的な要素も含めて解説することにした。

ちょっと早めに講義を終え、松戸駅行きのバスに乗り込んだのだが…。どうしたことか道路が渋滞していて、11時ちょうどの常磐線に乗る予定が「これは、間に合いそうにないなぁ…」という状況に陥る。バスが松戸駅に到着したのが11:03…。ところが、常磐線のダイヤが乱れていて、11時ちょうどの常磐線は5分遅れで松戸到着…。よって、北千住から乗る予定だった東武伊勢崎線・半蔵門線直通電車に何とか間に合った。

幸いにして、予定通りの時間に法学部到着! 講義用資料は先週のうちに印刷済みだったので、のんびりとお弁当を食べつつ、3時限目「社会学」の開始を待つ。

始業チャイムが鳴り、少し間をおいて教室に向かったが…、教室内は先週よりも人数が増えていた。おそらく、同じ時間に開講されている語学関連の授業で、履修抽選でハズれた学生がなだれ込んで来たのだろう。が、とりあえず昨年までの木曜日3時限目とはちょっと雰囲気が違ってきていた。早速、先週の講義の効果が現れてきているようである。

講義内容は、「状況(情況)判断」をテーマにしたが、今年の法学部は他学部の解説内容とちょっとずつ変えてゆこうと画策しているため、具体例を語る時間を意識的に長くして、絶対と相対などの解説も含めて説明することにした。今日の講義は、“それなりに” ウケが良かったようである。

講義後、昨年の「社会学」を履修していた門下生の訪問を受ける。この門下生は鴨居出身ということで、私の知らない鴨居の今昔情報をたくさん教えてくれた。この1年数ヶ月、日常生活の中に鴨居という街が占める割合が多くなってきているが、さらに興味を惹かれるような情報だった。いろいろな意味で嬉しくなった。

帰途、神保町駅に行くと、妙なダイヤ表示が…。半蔵門線・田園都市線は「節電ダイヤ」と称して通常の8割程度の運行本数となっているため、昼まであるのにもかかわらず “急行待ち合わせのない各停” というものが存在したり、行き先が変更になっていたりして、どの電車に乗れば早く長津田に戻れるのかよくわからなかったりする。とりあえず各停の長津田行きに乗ったのだが、途中で車内アナウンスが入り、鷺沼で急行待ち合わせをすることを知った。「鷺沼(で急行待ち合わせ)かぁ〜。急行に乗り換えても大した時間の差がなさそうだなぁ…」と判断した私は、長津田まで電車を乗り換えることなく向かうことにした。

その結果、長津田で横浜線に乗り遅れた。ダイエーの「木曜の市」に一緒に行こうと、妻と息子が私の到着を鴨居駅の改札前で待っていてくれたらしい。が、長津田でのロスタイムの旨を妻にメールし、先に買い物してもらうことにした。

買い物を終え、息子をダイエー前の公園に連れて行くと、SLを模した遊具に乗りたいと言い出した。中には、息子よりちょっと月齢が上の女の子がいた。以前の息子なら恥ずかしがって、先客が出て行くまで中に入ろうとはしなかったのだが、今日は積極的に遊具に入り、その女の子のほうに歩み出ていた。お友だちになりたかったのだろうか? とにかく、一人で遊具内をアチコチ移動しては歓声を上げていた。

息子は、買い物から帰ってからも、食事中も、入浴中も、寝るまでの数時間も、ずっとご機嫌モードだった。何やら歌って踊り続けたり、妻や私に駆け寄って体当たりしてニコニコ笑ったり…と、楽しそうだった。こういう姿を見ていると、仕事の苦労も耐えられるような気がする。その笑顔のために、来月からも頑張ろうと思える。

だが、その前にゴールデンウィーク…である。


4月29日(祝)

「昭和の日」と言われても、まだ何だかピンとこない。が、とりあえず、今日からゴールデンウィークに突入! とはいえ、今日も通常授業の大学があるのだから(例えば、国際関係学部)、休み気分が薄いのも事実。

それでも、今日は朝方まで5月以降の講義の準備をして、太陽が昇りだしてからの就寝…。妻が「今日は大安だから、午前中に五月人形を飾らないと…」と言っていたが、私は昼過ぎまで意識不明…。なのに、起きて居間に行くと、五月人形がキチンと飾られていた。

今日の朝、我が家の近所に “待望の” コンビニがオープンした。“近所” と言っても、徒歩10分近くの場所だが、今まで我が家から一番近いコンビニまで20分近く歩かなくてはならなかったことを思えば、今までは鴨居駅周辺のコンビニを利用するしかなかったことを思えば、“近所” という言い方でも構わないと思う。バス停にして1区間歩くことになるのだが…。

夕方、家族そろってそのコンビニに行ってみると、予想通りの大盛況! レジで5分近く待たなくてはならないほど、お客さんで大にぎわい。近所の住民にしてみたら “待望のコンビニ” なのだから、今後も繁盛すること間違いなし! とりあえず、明日の朝食用のパン各種と飲み物、カップ麺や揚げ物などを買ってみた。以前からよく利用しているコンビニの新店舗なので、店内の様子や取扱商品などについては熟知しているつもりだが、コンビニ店内に人があふれてまっすぐ歩くのもままならないという経験は初めてだったため、ちょっと面食らったような状態に…。

しかし、近所に24時間営業の店があると思うだけでも、心の余裕が生まれてくる。ATMも設置されているので、駅前の銀行まで行く必要もなくなるし…。

昨年まで住んでいた家のそばには、徒歩1分程度のところに郵便局があり、その横にコンビニがあった。飲食店もいくつかあり、そこから2分程度の場所に電車の駅があった。好ロケーションではあったが、子供を育てるのに良い環境だったかどうか…。旧宅に比べ現住地はそういう利便性では劣るが、バスの本数は多く、広い公園が家の裏手にあり、5分ほど歩けばスーパーもドラッグストアも郵便局もあり、それなりの住環境ではあると思う。

To be or not to be, that is the question」ではないが、利便性を取るか、子供を育てやすい環境を取るか…、それが問題だ!

いや、今では “問題” とは思っていないのだが…。


4月30日(土)

今日で4月が終了…。またしても明け方まで講義の準備をして、それからフトンに入ったものの…。4時間後に息子が起きて何やら一人で楽しそうにおしゃべりしている声で目が覚めた。

さらに、今日も強い風が吹いていたため、その轟音で落ち着いて寝られる状態ではなかった。

夕方、近所のドラッグストアまで家族で買い物に出かけたが、昼寝をちゃんとしていた息子はご機嫌モードで、いつもならドラッグストアへ向かう途中で「おんぶ!」などとせがむところ、今日は店までずっとおしゃべりしながら歩き続けた。さらに、駐車場でガードマンのおじさんに「かわいいねぇ〜!」などと声をかけられた息子はニコ〜ッと笑って応えたり、店内でもアンパンマン関連の商品を見つけては大喜びしたり…。

天気は決して穏やかではなかったが、我が家はほのぼのとした一日だった。

明日から5月…。妙なことが起きなければ良いのだが…。


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