2008年9月のぼやき



9月1日(月)

韓国珍道中本日から5日(金)までは、「Yoshibeiの韓国珍道中」で詳しくお伝えする予定です。

フライトは、今日が羽田16:35発、5日(金)は仁川11:30発です。

今回はパソコンを持参せずに渡韓しますので、ちょっと違った現地レポートをいたします。詳しくは、「韓国珍道中」にアクセスしてお確かめください。今回も、やっぱり珍道中になるのでは…と、そんな想いがよぎります。

さぁ、1年半ぶりの韓国・ソウル…。何が待っているのでしょう?ちなみに、スケジュールは今日と明日しか確定されていません!


9月5日(金)

こうして今日の更新をしているということは、無事に韓国から帰ってきたということである。「今月のぼやき別館」にアップしてきた文章を編集し、近々に「Yoshibeiの韓国珍道中」を更新しようと思う。来週初めにはキチンと編集された形になっているものと思う。

今夜は、久々に妻と会う。ケンカしているワケでもないのに、「久々に」という表現はちょっと変だな…と思いつつ、久々に会う。本当は、「私が入国審査と静観審査を終えて到着ロビーに出たところで妻の出迎えを受ける」なんてことがあればいいのになぁ…などと思ったりもしたが、

渡韓前にアップしておきたかったことを、ここで紹介しよう。先月、『ある兵士の祈り』という曲のCDを静岡英和学院大学の清水英之先生より “結婚のお祝い” として戴いた。この曲の詳細はこちらを参照してもらうこととして、とにかくその内容に少なからず影響された私であった。もっと早くこのサイトで『ある兵士の祈り』を紹介したかったのだが、自分自身がこの詩の内容を受け容れるのに時間がかかったので、気の利いたコメントが浮かばなかったのである。そして、今なお気の利いたコメントなど出来ぬ情況にある。いや、コメントできるような自分になるには、相当な時間がかかるかも知れない。だから、みなさんで確認していただき、みなさんなりの感じ方をしていただきたいと思う。

さぁ、韓国で集めてきた資料や文献、そして撮影した写真をキチンと整理しないと…。「何度も渡韓しているのだから、そんなに写真を撮ることもないだろう」などと思っていたのに、気が付けば160枚…。


9月6日(土)

情けない話だが、今回の渡韓中は “かなり” 疲労感を覚え、さらに講義や研究の貴重なデータを集める緊張感もあって、熟睡する体力さえも奪われてしまった私…。そのためか、昨日の夜から腹痛が襲ってきて、今朝になってそれが一気に爆発! それで、2日連続で今井医院へ行くことになったのだが、やはり韓国で何か菌に中ってしまったらしい。抗菌剤などを処方してもらったのだが、1回服用したぐらいでは治まるワケもなく…。

それでも、痛みと闘いながら起きていたのだが、日が暮れた頃から “やっと” 体が素直に「疲れたよぉ!」と音を上げてくれた(?)ため、妻に「ちょっと昼寝していい?」と聞くと、「もう昼じゃないよ!」ともっともなツッコミをされた私…。しかし、そんな妻さえも昨日から体調不良で、結局は夫婦してダウンしていた…という次第。

来週から仕事が再開する私…。今のうちに倒れておかないと…!?


9月7日(日)

昨日から “長い昼寝” は、今朝の8時過ぎを持ってピリオド。私の腹の具合は…というと、痛みが若干和らいでいるような感じだった。薬を飲むにも、何かお腹に入れておかないと…と思い、冷蔵庫と冷凍庫を開けてみた。渡韓前にめぼしいものは “処理” してしまっていたものだから、それに昨日は出掛けなかったものだから、使えそうなものがほとんどない…。ただ、冷食のうどんが1袋あったので、これを2人分にして食べることにした。しかし、妻のほうは結構しんどいらしい。結局、うどんは私が全部食べることになった。

しかし、私の不調はそれだけではなかった。ここにきて、全身の筋肉痛…。ソウルでアチコチ忙しな歩き回っていたことと、重たい荷物を持って帰途についたことが相まっての筋肉痛だが、2日経ってから痛みが…というのが「歳だなぁ…」という感じである。

夕方になって、またしても雷雨…大雨洪水警報発令! この不安定な気候は何だろう? 「雨の勢いがおさまるのを待って帰ろうか…」と妻がいう。しかし、一向に雨の勢いがおさまらない…。

雨が落ち着いてきたのは、20時半過ぎのこと。それから急いで家を出て、東神奈川経由で新横浜へ。一旦改札口を出て、簡単に(?)夕食。そして、22:18発のひかり号で妻が静岡へ。新幹線を見送りながら、「でもまぁ、こんな生活もあと少し…」とつぶやく私…。

早く、この腹痛を治さなければ…。


9月8日(月)

私はよく “現代社会” に批判的であるためにラディカルな人物として認識されがちである。それが正しいか誤っているかは問題ではなく、相手がどう思っているのかは “その人の感覚” に任せれば良いということにしておけば…。

インターネットでネタ探しをしていると、“ラディカル” というより “根拠のない戯言” や “負け犬の遠吠え” というような表現の相応しいカキコミを目にする。芸能界の “とある年の差夫婦” のニュースを読んでいたら、その結婚に対する批判やら持論やらが書き込まれていた。しかし、ある冷静(であると思われるよう)な人物が「自分が結婚できないことを棚に上げて、とやかく言うのはやめたほうが良い」と書き込み、同意と反駁の応酬が始まった。

世の中には、自分にはできないことであるのにも関わらず、それを成し遂げている相手を批判し、ご満悦状態に陥るものが多い。単なる “自己満足” でしかないのだが、ネット上では支配者になったような心地なのだろう。例えば、先のオリンピックで銅メダルに甘んじた金メダル候補を批判するカキコミをアチコチで見たが、「だったら、アンタはオリンピックで金メダルが取れるのか?」「そもそも、アンタはオリンピックにさえ出られないだろ?」などというカキコミを読んでいて、少しホッとする私がいる。

私の批判は、「絶対に金メダルを獲ります!」と言ってオリンピックに出場し、それで金メダルを逃すような選手に対しては向けられない。私が批判するのは、

  1. 「○○選手は、絶対に金メダルです!」などと、乏しい根拠で国民に期待を与えるマスコミ。
  2. そして、その○○選手が金メダルを逃すと、手のひらを返したように冷たくあしらうマスコミ。
  3. さらに、“今まで全く注目していなかったの金メダルを獲った選手” を、さも “以前から注目していた選手” であるかのように態度を翻すマスコミ
  4. 態度と口ばっかりデカくて、スター気取りで、不甲斐ない成績に終わった選手。

といったところ。

講義評価サイトや授業アンケートでも、同様の傾向性を持った受講学生を発見することがある。今に始まった話ではないが…。

しばらく講義から離れていたので、ウォーミングアップを始めないと…と思い、講義ノートや講義展開の確認をした。毎年同じことを話していれば済む…ということは有り得ないので、少しずつ講義は進化してゆく。それに、前年の反省をふまえて講義内容や展開方法は改善されて然るべきなので、少しずつ講義はアレンジされてゆく。よって、初めてその科目を担当するかのような心地を忘れではならないのだと思う(「初心忘るべからず」ではなく、常に緊張感を持つことが必要となる…という話である)

昨夜、妻を新横浜まで見送りに行った時の話を…。妻が実家へお土産を選んで会計の列に並んでいた時のこと、妻の前のオバサン(以下、オバサンA)がアレコレと大量にお土産を会計していたところへ、そのオバサンのお友達(以下、オバサンB)がこれまた大量のお土産品を抱えて現れた。そして、何やらオバサンAとBが言葉を交わしたと思ったら、オバサンAがオバサンBの持っているお土産品を全て抱え込み、それらを会計台に置いて「これも一緒に会計してちょうだい!」と言い出した。「これって、一種の横入りだよねぇ…?」と妻と私。さらに、オバサンAとBは会計方法でもめ、お互いに「いいから、いいから!」の応酬。こちらとしては、ちっとも良くないのだが…。

今朝、冷蔵庫の扉が開いていた!!! 昨夜、寝る前にキチンと閉じているのを確認したのだが…。どうやら、冷蔵庫内の瓶類がぶつかって、そのパワーで扉が開いてしまったらしい。今朝は珍しく(?)早起きしたので、「被害は最少に食い止められた!」と自分に言い聞かせ、落ち着くことにした。

このところ、心身が穏やかではなくなることばかり起きていて、その上で今朝の冷蔵庫騒動…。困ったものだ。


9月9日(火)

久々(?)の出講日である。今年度の後半戦は日大看護から…。が、どういうワケか今年度は開講曜日・時間が定まらず、今月は今日を含めて5回の出講となる。

それはそうと、久々の講義が私に緊張感を与えたのか、予定していた起床時間よりも早めに目が覚めた。朝食をとりながら、「久々の出勤だから、なるべく混まない電車に乗って…」などと思い、予定より1本早い湘南新宿ラインに乗って池袋を目指し、バスに乗り換えた。池袋に到着したのは7時半前で、バスにはその10分後に乗り換えた。バスの運行予定表によれば、終点の日大病院には20分かけて到着することになっているのだが、今朝は全く渋滞に巻き込まれず、10分ちょっとで終点まで来てしまった。「これは困ったな…」と思いつつ、大学の周辺に時間を潰せる場所もなく、看護学校に向かうことにした。

幸い、清掃職員が講師室の鍵を開けて作業中だった。だが、今年から職務規程や勤務時間が変わったのか、8時を過ぎれば「おはようございます!」と職員の方が入ってこられたハズなのに、いつまで経っても誰も来ない…。私が到着したことを聞きつけた教員が、清涼飲料水を持って講師室に入り、簡単な講義の打ち合わせをするが、そこで初めて「教員は8時半、職員は8時45分に学校に入ることに…」ということを聞かされた。早く到着しすぎた感はあるが、独立した講師室があれば問題ないのになぁ…などと思った私であった。

9時、いよいよ「社会学」開講! 話を初めて数十秒で、早速怒鳴るハメに…。最近の学生は、注意されても動作を中断しようとしない者が多い。今日も私が動作を制したのだが、言うことを聞かず自分の都合を優先していた。それで、怒鳴ったのである。「こんなのが看護師になった日にゃ、たまったもんじゃない!」という想いが強まる。が、その後は “このハプニング” をネタにしつつ、講義展開方法や目標を伝え、「社会学」についての説明をして90分…。全体的には、初対面ということもあってか講義を邪魔されるようなこともなく、私語が目立つこともなく、このままの状態が次回以降も続くことを願いながら教室を出た。

たった1コマで今日のノルマが終了してしまったので、逃げるように(?)学校を離れ、バスに飛び乗って池袋に戻った。そこで湘南新宿ラインに乗り損ね、次の電車まで15分ほど待つ。しかし、少しだけ秋の気配が漂ってきて、過ごしやすかった。

まだ体調も完全に回復したワケではないので、寄り道もせずまっすぐ帰宅した。明日も1コマだけの勤務だが、その1コマをキチンとこなすためにも健康が大事! 家ではジッとしていることにした。

今日の講義内容をまとめるのに今朝家を出るまでかかったのだが、明日の講義はすでに内容がまとまっている。これがうまくゆけば申し分ないのだが、明日は明日の風が吹く…。


9月10日(水)

朝、氷のベッドで寝ているような感じがして目が覚めた。昨夜寝る時はムシムシしていたのに、朝になって急に冷え込んだのである。私はタオルケット1枚で寝ていたのだが、それで全身をくるんでも冷えには勝てず、クローゼットに置いてある毛布を出し、しのぐことにした。

急な温度変化に、ただただ驚くばかり。風邪をひいたら仕事に支障をきたすため、今夜からは毛布で寝ることに決めた。白露も過ぎたし、そろそろ新しい毛布も欲しいところ…。

今日の講義は午後からなので、今朝はゆっくり寝ているつもりだったのだが…。朝のドタバタで眠気は失せ、早起きすることになってしまった。もっとも、昨夜は異常な眠気に襲われて22時前にはベッドに入っていたのだから、睡眠時間は十分すぎるほど確保できている次第。

昼過ぎ、ちょっと早目に家を出て、早目の湘南新宿ラインに乗り込んだ。今朝、京浜東北線で事故があった関係で、午前中は湘南新宿ラインのダイヤが乱れていたのである。とりあえず池袋に向かい、到着が早かったら駅前で食事でもしながら…と考えた。私が家を出た頃にはダイヤがほぼ回復していたらしいが、“念のため” 早目に池袋入りしておいた。ビックリするほど早く池袋に到着できたワケでもなかったが、とりあえず食事…。

初めて入った「むてっぽう」という名のラーメン店、西口バスターミナルに近く、時間を合わせるのにも最適な条件がそろっている。が、数分後に「揚げだし醤油」なるものがベースになった大豆系スープに出会い、「時間合わせに…」などと考えたことが申し訳なくなってきた。太めの麺がスープとマッチし、さらに削り節(鰹や鰯が主…と思う)の風味が効いている。トッピングの油揚げやもやしなども、予想外にいい感じ。体調がバッチリだったら、きっと最後までスープを飲み干しただろう。シメに、スープへ麦ごはんを入れて “おじや” のようにして食べるのが、この店のオススメらしい。そのためか、スープは濃い目。次回は「餃子ソーセージ」(餃子のあんをソーセージの皮で包んだ一品)も試してみたい。

食後、バス乗り場に行くと、すぐバスが入線してきた。そのバスに乗って日大看護へ向かった。終点の日大病院に到着したのが14:05…。「これなら、早すぎるとは言われないだろう」と思って学校に入ったところ、「講義開始まで30分ありますよ! 早いですね?」と職員に言われてしまった。やはり、独立した講師室が欲しい! 講義前に準備したいこともあるのに…。おまけに、受講学生名簿が、私の分だけ出ていない! 事務職員に頼もうかと思ったが、何だか頼むのも面倒くさくなり、名簿箱から自分で取り出し、4時限目の始業チャイムと共に教室に入った。

昨日の講義の復習および発展から講義開始とし、「社会学」を学ぶ上での重要視点を語った後に、社会現象を読み解くために必要な「状況」と「情況」、そして「絶対」と「相対」の解説をし、4分ほど講義時間をオーバーして終了。ゆっくりに…ではあるが、学生たちは私のペースを理解してくれているような気がした。

長居は無用! 学生名簿に出欠状況を転記後、バス乗り場へ急ぐ。池袋ではほとんど待ち時間なく湘南新宿ラインの特別快速に連絡。あっと言う間に横浜へ。「思ったより早く帰れたので、ちょっと本屋さんへ…」と思ったのだが、“ちょっと” が1時間になり、慌てて帰宅した私…。

明日は、松戸歯学部の終講である。思えば、松戸でもいろんなことがあったような…。


9月11日(木)

朝6時、寝起きがあまり良くなかった私…。睡眠時間が短かったワケでもないのに、どうもボ〜ッとした感じが抜けなかった。そんなボ〜ッとした感じでテレビを見ていたのだが、西川史子の熱愛報道で目が覚めた。“目が覚めた” というよりも、驚いたのである。西川女史に恋人がいたことに…ではない。そのお相手が、“私の教え子” だったからである! 今から18年前、私が高校教員としてデビューしたその時、初めて教えたクラスの生徒の一人だったのである。スポーツ新聞などでは彼の写真と実名入りでの報道もあり、「経歴に明確でない」といったコメントを載せているスポーツ新聞もあるようで…。

あまり妙なことは公表できないので深くは触れないが(訴えられても困るので)、彼の実情を知る私などは、こういう報道を見て「甘いな!」と思うところが多々ある。「マスコミも、もっとちゃんと取材したほうが良いのにねぇ…」などと、優越感に浸りながら家を出た。

予定していた東海道線より遅い電車に乗ったハズなのに、松戸には予定通りに到着した。どこでどう計算を間違えたのか、とりあえず予定通り松戸歯学部に到着したのである。今日で終講となるため、特に講義の準備も必要なく、他の教員と笑談しながら講義開始を待った。

9時になり、教室へ向かう。今日で最後の講義のため、語り忘れのないように注意しつつ、しっかり夏休み前の講義とリンクさせつつ、90分語り続けた。最後に、4月から今まで「どのような心境で講義にのぞんでいたか」を学生たちに語り、教室を後にした。

いつもと同じ時間のバスで松戸駅に戻り、いつもと同じ時間の常磐線に乗り込んだ。上野駅構内で早めの昼食をとり、京浜東北線と東海道線を乗り継いで横浜に戻った。そして、行きつけのCDショップで “あるCD” を探したのだが、見つからない…。そのCDに関しては、私自身もよく情報を持っていない。昨日、池袋でラーメンと格闘中、ラーメンの熱さとは正反対の “ちょっとクール” な歌声が店内に流れていた。どうやらFM放送の生ライヴのようで、それがどこかで聴いたことのある歌声なのだが、どこで聴いたのか思い出せないままコーナーが終了してしまった。が、ひとつだけ「(最初の部分は聴き取れず)の小さな秘密』のイメージソングで…」というMCだけは聴き取れた。その記憶を頼りにインターネットで検索してみたところ、その歌声の主は阿部芙蓉美というアーティストであることがわかった。

が、CDショップに、それらしきものが見当たらないばかりか、阿部芙蓉美のCDそのものが見当たらない…。店員さんに問い合わせると「どこかで見たような…」と別の店員さんと確認を取り合い、ラックをアチコチ探してくれたのだが、在庫がなかったらしい。それで、他店舗には1枚だけ在庫があるという情報を得たが、その店舗で購入しないとポイントが貯まらないため、「この店舗に取り寄せておいてもらえますか?」とお願いして、店を後にした。

今日は、少しのんびりしようかな?


9月12日(金)

「昼まで寝るぞ!」と思い、昨夜はかなり夜更かしした。が、最近の習慣からか、朝ちゃんと目が覚める…。こうなると、睡眠不足が心配になる。今日は夕方まで用事がないので、とりあえず10時過ぎまでベッドにいることにしたのだが、意識はハッキリしていた私…。

8月中、あんなに怠惰な生活を送っていたのに、渡韓が体内時計を修正してくれたのだろうか、とにかく朝になると目が覚める…。

午前中から昼過ぎにかけて、来週以降の講義の準備をしてみた。配布プリントの内容に変更があればそれを修正する必要があるし、この後どのような展開にしてゆくのかを再確認する必要もあるし…ということで、講義時以上に緊張する作業である。

以前、準備したプリントと講義内容が一致せず、講義前に驚いたことがある。100%私の勘違いによるものだったのだが、こういう時には講義開始までに決断しなくてはならない以下のパターンが存在する。

 
講義内容を
変更する
講義内容は
変更しない
プリントを
使用する
プリント優先
状況を優先
プリントは
使用しない
アドリブor自棄
予定を優先

落ち着いて準備して、ゆとりを持って講義にのぞむのが一番である。

夕方、水道橋(神保町)へ行く。キングジョー07さんの企画で、私の結婚を祝う会が催されたのである。キングジョー07さんをはじめ、日本大学通信教育部における私の門下生が集まり、祝ってくれた。が、妻は今日も静岡市内で17時まで仕事のため、参加が叶わず。学生たちも妻の姿を見たかったハズ。それでも、2時間があっと言う間に過ぎてしまうほど盛り上がった。

その後、「紅茶でも飲みましょうか?」と、二次会へ…。実にのどかで健康的な二次会だった。こちらも、「いつの間にかこんな時間!?」というような盛り上がりだった。

昨日までの予定では、私が帰宅したら既に妻が家にいる…というようなことになっていたのだが、思ったよりも早くお開きになったので、「この分だと、私が横浜に戻った頃にちょうど妻の乗った東海道線が到着するのでは?」というタイミングになった。それで、横浜駅の東海道線ホームで妻の到着を待つことにした。いるハズのない私が駅にいたものだから、ちょっとビックリしていた妻…。

明日から3連休。お天気はどうだろう?…と休みの計画を立てようとしている私のそばで、「(連休中は)寝るぞぉ〜っ!」と妙な気合いを入れている妻であった。


9月13日(土)

キングジョー07さん企画の会の余韻に浸っていた昨夜、それがために夜更かしとなりかけたので「そろそろ寝るか…」と思った次の瞬間、NHK−BSで「ミネソタ・バイキングス vs. グリーンベイ・パッカーズ」(アメリカンフットボール)の中継が始まってしまい…。もっとも、録画されたものだったのでかなり編集されていたが、それでもフィールドと観客の熱気は伝わってきた。妻には私がアメフト好きということを教える機会がなかったため(一緒にアメフトの試合中継を観たこともなかったので)、「観るの?」と呆れ顔をされた。が、途中で襲ってきた眠気には勝てず(アルコールの作用でもあるらしい)、ベッドに潜り込んだ後の記憶が全くない私…。

今朝もシッカリ目が覚めてしまった。仕事もないのに、何でこんな早い時間に!?…と思いつつ、日頃仕事で心身ともに困憊して「(連休中は)寝るぞぉ〜っ!」と妙な気合いを入れている妻の邪魔になってはいけないと思いつつ、ベッドでジッとしていた。が、眠れない…。二度寝が出来ないのである。

静かにベッドを抜け出し、部屋の電気をつけずにメールチェックなどをしていたのだが、気が付くと妻はベッドでニンテンドーDS Liteをカチャカチャいじっていた。そんな午前中…。

午後、妻とDSで「おいでよ どうぶつの森」をやっていたところ、本物の動物に会いたくなり、急きょ野毛山動物園へ行くことに決めた。横浜市の中心街に近く、入場はいつでも無料…ということもあり、市民には人気スポットである。だが、私はこの動物園を30年以上訪ねずにいたため、今日は初訪問のような心地がした。

動物園は16時半まで(入園は16時まで)のため、急いで家を出たのだが、先日注文しておいたCDの受け取りや書店での買い物で思った以上に時間がかかり、お腹がグーグー…。それで、行きつけのじねんやで昼食をとることにした。カウンターに座って料理が運ばれてくるのを待っていた時、私の横に座っていたカップルが黒豚生姜焼き定食を美味しそうに食べていた。妻は、それをジィ〜ッと眺めていた。やがて、我々の料理が運ばれたのだが、私の横からタバコの煙が流れてきて、そのために妻の食欲が減退…。妻が「食べられる?」と私に料理を勧めてきたので、妻の料理を引き取り、完食した。が、その時、妻の目の前にはご飯の茶碗と味噌汁の椀、そしてお新香の皿しか残っておらず、私が妻からおかずを全て取り上げてしまったかのような構図が出来上がっていた。妻がボソッと「何だか私、粗食しか与えられなかったみたいだ…」と。

しかし、店を出る前から、どうも妻の様子がおかしい。聞けば、私の横に座っていたカップルの大食いぶりに驚いたのだと言う。私は、彼らがそんな驚くほど大食いであったという記憶がない。それで、詳細を語ってもらったところ、「我々が入店した時には、二人して黒豚の生姜焼きを食べていたのに、我々が店を出る時にはいくら丼を食べていた!」と言うのである。が、生姜焼きを食べていたカップルは、妻が食事に夢中になっている最中に会計を済ませ、その後で入店した別のカップルがいくら丼を注文した…というのが実際である。妻には、同じカップルがずっと居座って、追加注文をし続けているように見えたらしい。ちなみに、タバコを吸って妻の食欲を減退させたのは後から来たカップルのほうであって、先に食事をしていたカップルではない。先にいたカップルは、いずれも喫煙者ではなかったのである。

夜、帰宅後に “タネあかし” を私から聞かされて、腑抜けた状態の妻…。

昼食後、横浜駅からバスに乗って動物園に到着したのが15時半…。急いで園内を回ることにしたのだが、途中でライオンとトラの食事時間になり、飼育係のおじさんの説明を聞いているうちに惹きつけられてしまい、そこで20分ほど足止め状態。

ライオンやトラのエサはニワトリの頭部と馬肉であるということ、馬肉は安い上に低カロリーであるということ(動物たちにムダな肉を付けずに済むので、メタ簿対策にもなる)、人間がムネ肉やら手羽先を食べてしまうのでエサには頭部しか残らないらしいこと…などなど、ユーモラスな説明で観衆を大いに笑わせてくれていた。ライオンのエサの後、トラのエサやりが始まり、再びエサの解説が始まった時、我ら夫婦が「あっ、肉汁!」などと話していたら、「そうです! 肉汁もトラは大好物なんですよ!」と嬉しそうに解説を始めた飼育係のおじさん…。さらに、我ら夫婦が飼育係のおじさんの説明の1つ1つに感心し、頷いているのがよっぽど嬉しかったのか(たしかに、飼育係の説明には、素人でも瞬時に理解できるようなわかりやすさがあった)、話は冗談を交えての大盛り上がり!

すると、男の子の声で「あっ、おじさんが話してる! おじさん、まだ生きてたんだ!」と叫んでいた。どうやら男の子は、飼育係のおじさんがライオンにエサをあげる際に「おじさんは(ライオンに)食べられたくないから、(保護用の檻の)中に入ってからライオンさんを外に出しますよ!」と言って奥に消えたので、てっきりおじさんが食べられてしまったのだと勘違いしたのだろう。男の子、おじさんは生きていたよ! よかったねぇ〜!

結局、ライオンとトラの前で予想外の時間が経過し、あとの動物たちは駆け足で見て回るハメになり、何となく動物たちに申し訳ないような気持ちに…。

動物園を後にした我ら夫婦は、歩いてみなとみらいに出た。ランドマークタワークイーンズスクエアで買い物をして、新高島方面に移動…。簡単なラックを部屋に作るため、ホームセンターで買い物をして、そのまま徒歩で帰宅した。

久々に、体を動かした心地がした。

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【おしらせ】

先月お知らせした「TSUMAのぼやき」というサイトは、妻との同居が開始されてから公開される予定です。このサイト内のどこかのページに “隠し扉” ならぬ “隠れ入口” を作っておきます。


9月14日(日)

動物園で駆けずり回っていたのが足に来たハズなのに、今朝もシッカリいつもの時間に目が覚めた。その動きは、どうやら妻には毎朝伝わってしまっていたらしく、私は彼女の “安眠妨害” を知らず知らずのうちにしていたらしい。今朝は安眠妨害しないように努め、午前中は何もせずに過ぎていった。

カピバラさんとリャマさん昼前に起きると、目の前にカピバラさんとリャマさんの姿が…。この人形は昨日、桜木町のぴおシティにあるゲームセンターで妻がゲットしたものである。妻がカピバラさんを落下口に導いた時、近くにいたオジサンが満面の笑顔で妻の成功を我が事のように喜んでいた。大声ではなかったが、「そこだ! いけっ! そうだっ! よしっ! やった〜っ!」というような感じで…。まるで、オジサンがカピバラさんをゲットしたかのようであった。

ちなみに、写真のカピバラさんとリャマさんは、みなとみらいで購入した “ネクタイストラップ” を着用させたもの。大きさが見事にマッチしていたので、1枚パチリ!

そういえば、カピバラさんをゲットする数分前、妻が「ぴおシティって何? 映画館?」と聞いてきたので、私が「しょぼいショッピング街だよ!」と教え、それでゲームセンターへ行くことになったのだが、ぴおシティに足を踏み入れた瞬間に、「本当にしょぼいねぇ…」とつぶやいた妻…。おいおい、外で言うのはシャレになるが、中で言うのはシャレにならないだろ!? しかし、しょぼいながらも、私には色々な想い出がある。どんどん寂れていくのは否定できない事実だが、それでも懐かしい店は残っていて、それを確認できた昨日はすごく嬉しかったりもした。

客がみなとみらいへ集中して、桜木町から野毛、日ノ出町方面が寂しくなっているのも否定できないが、それでも野毛地区の努力と熱気は凄まじく、野毛はこれからも頑張ってくれるだろうと信じてやまない。

夜、何が食べたいか話をしていた時、テレビに餃子が大写しとなり、「久々に餃子の王将へ行きたいなぁ…」という気持ちになってきた。妻は、餃子の王将には行ったことがないという。それで、大口駅前店まで行ってみることになった。電車を2台乗り継いでまで食べに行く餃子である。頭の中は餃子、餃子、また餃子…である。餃子が食べられないのなら、夕飯そのものを諦めたほうがマシだと思えるほどお餃子モード…。先日「アメトーーク」で「餃子の王将芸人」を見た時から、想いは餃子の王将にあったような…。大口駅前店を利用するのは初めてで、店の雰囲気も混雑状況も把握しないままだったが、運良く我ら夫婦のスペースだけは空いていた。そして、餃子を堪能…。満腹、満足!

明日で、3連休が終わる…。天気が心配である。


9月15日(祝)

今日は敬老の日…ということで、3連休も今日が最終日である。ハッピーマンデー制度で敬老の日も第3月曜日へ移行したものの、偶然にも今年は以前と同じ9月15日だったので、何の違和感もない。韓国ではちょうど秋夕(チュソク)で、偶然(?)にも日本とカレンダーが一致する。

それにしても…、台風の進路が予想から逸れて、中国大陸ではなく日本列島に上陸するらしい。我が家周辺も天気が芳しくない。どうも天候が安定しない日が続く…。

安定しない…といえば、私の体調も同様。韓国から帰国して腹痛に苦しんだ話は述べたが、腸のほうは落ち着きを取り戻しているものの、腹はまだまだ完治していないようで、時々「忘れるなっ!」と言わんばかりに痛みが襲ってくる。日常生活に支障はないが、気になるところ…。

夜、天候が崩れてきたが、その中を妻は静岡へ…。

私は(まだ後期の正常なシフトに入っていないため)明日も講義はないのだが、心身ともに仕事モードに戻しておかないと…。


9月16日(火)

数日前から「リーマンが…」とリーマン・ブラザーズがらみの報道があったが、まさか本当に破綻するとは…!? リーマン・ブラザーズが破綻するようでは、天候のみならず地球の社会システムそのものも妙な方向に変動しているような気がしてならない。21世紀に入って、明るいニュースよりもくらいニュースのほうが目立っているような、そんな気がする。

しかし、「リーマン・ブラザーズ」と聞いて私がすぐに思い出したのは、ライブドアへの投資…。

天候(気圧配置)のせいもあるのだろうが、今朝は頭痛が私を襲ってきて、起きることが出来ずにいた。かといって、熟睡できるワケでもなく…。それでも、ベッドで横になっているだけで少し楽になるような感じがして、昼過ぎまでその状態が続く…。

起きて、頭痛を緩和するためにコーヒーを淹れ、それを飲みながら今週の仕事のスケジュールを確認したところ、まだ講義用資料の準備を依頼していない出講先があることに気付き、急いで原稿をパソコンのデータベースから出力したのだが、その最中に焦げ臭い匂いが…!? オーブントースターに食パンをセットしたことを忘れてしまい、パンは見事にまるコゲ状態!? コゲコゲのパンを処理しながら、「ボケボケしてるなぁ…」と、ものすごく切なくなった私…。

別の食パンをトーストしても良かったが、何だかそんな気分にもなれず、温めるだけの調理済み惣菜(チキン照り焼き)を冷蔵庫から取り出し、電子レンジにかけた。しかし、それだけではお腹が満たされなかったので、出力した原稿を郵送するついでにコンビニで何か軽食を買うことにした。

最初にコンビニで原稿をコピーして、それを封筒に入れて郵便局へ持っていく予定だったのだが、家で書いた印刷指示書を忘れてきてしまったことに気づき、買い物して一旦家に戻り、再び家を出て郵便局へ…。家からコンビニへ行くには件の郵便局の前を通ることになるので、頭がボケボケしていなければ、ものすごく効率的に用事が終了したのに…。が、池からコンビニまでは1分足らずで到着するし、郵便局なら40秒程度…。恵まれた環境なので、文句を言ってはいけないと思う。だからこそ、緊張感が薄れてこんな失態に陥ったのだろう。情けない限りである。

今週から、徐々に出講スケジュールが元に戻りつつある。今から気持ちを引き締めておかないと、講義中にとんでもないことが起こりそうで…。


9月17日(水)

頭痛と格闘していた昨日、昼過ぎまで寝ていたこともあり、夜更けにベッドで意識ハッキリだった私…。だが、今日の仕事は日大看護の4時限目「社会学」のみだったので、早起きの必要がない。それで、寝る時間をちょっと(?)ずらせばいい…と思うことにして、夜明けを迎えてから眠ることにした。

不思議なもので、私は何の根拠もなしに危機を逃れることが出来る。「今日は電車が止まるかも?」という根拠レスな不安が募ったので、予定よりも少し早めに家を出た。横浜で湘南新宿ラインに乗り、池袋に到着してすぐ携帯電話にダイヤ情報メールが届いた。それを読んだところ、横須賀線で人身事故が発生し、品川〜東京間で運転を見合わせているとのこと。そうなると、併走する東海道線や京浜東北線、そして途中まで同じ線路を走行する湘南新宿ラインのダイヤまで乱れることになる。1本遅い湘南新宿ラインに乗っていたらどうなったのだろう?

だが、結果として今日も講義開始30分前に学校到着…。

そして、4時限目の始業チャイムが鳴るのと同時に教室へ…。看護学校での講義は、前回の復習をシッカリ行ってから新しい話に入ることにしているのだが、どうも今年のクラスは人数が多く、全員が話を理解したか確認するのに予想外に時間がかかるため、講義の本論も予定時間内に終わらないという有様。私がもっとそのへんを “フレキシブルに” 片付けられたら問題ないのだが…。それでも、解説するべきことはキチンと解説しなければ…。今日と来週月曜日は「社会的動物としての人間」として、動物としての人間の特徴と看護の必要性を語る予定であるが、今日はその概説的な話のみ…。とはいえ、アリストテレスを引き合いに出したり、「福祉」的な観点の本質を語ったりと、それなりに濃い内容にしたような感じである。

講義後、少し講師室で休ませてもらい、それからバス乗り場へ移動すると…、そこには先ほどまで私の講義を聴いていた学生たちが!? それでも、バスはちゃんと座席を確保できた。ボケ〜っとしているうちに、池袋終点。「もう、湘南新宿ラインには間に合わないなぁ…」とゆっくりJR乗り場へ歩いて行ったが、駅構内の電光掲示板の表示がちょっとおかしい…。湘南新宿ラインのダイヤが乱れていて(件の人身事故が原因ではなく、車両点検が原因らしい)、一度は諦めた電車に乗れることが判明した。「夕方の湘南新宿ラインは、池袋までなら前方車両が比較的空いている」という法則(?)に従い、ホーム前方へ走る。そして、見事に座席をおさえる。

一仕事終えた…とは言っても1コマだけのハズなのに、妙に頭がボ〜ッとし、眠気が襲ってくる…。横浜まで少し仮眠を取り、頭をスッキリさせて下車した後、書店で買い物をして帰途についた。

明日からは、少々遠出&掛け持ちが加わる。シッカリ睡眠をとって、乗り切らなければ…。


9月18日(木)

台風13号が、こちらに向かっている。天気予報によれば、九州に今夜最接近する…とのこと。このまま台風が日本列島を横断すれば、関東上陸は土曜日あたり…とも。

我々人間は、自然の猛威の前には無力ということか…。

昨夜、iTunesを起動させたところ、表示がおかしくなっていた。曲目リストの背景がショッキングピンクになっていて、目がチカチカする…。さらに、メニュー類の背景は濃い黄土色…。文字が読みづらいこと、この上ない。設定をいろいろ変えてみたものの、改善せず。再インストールしたが、全く効果なし。2時間ほどの格闘後、「同じ悩みを抱えている人がいるハズだ!」と思い、Googleで「iTunes 背景」を検索…。そして、同じ悩みを抱えていた人を発見した! その人の解決方法は、ディスプレイの色設定を16ビットから32ビットに変えるだけの単純なもの。だが、私は以前から32ビットに設定してある…。「まさか!?」と思ってディスプレイの設定を確認してみたところ、いつの間にか16ビットの設定に変えられていた…。問題は解決したが、ディスプレイの設定が変わっていた理由は解明できず。おそらく、iTunesの最新バージョンを入れた時に、レジストリか何かがいじられたのだろう。

横浜も、朝から雨…。さらに、某出講先から追再試験の採点依頼が宅急便で届く…。台風以前に、いろいろな “現実” と闘わなくてはならないらしい。

雨天時は首都圏の鉄道ダイヤが乱れる傾向が強く、今日も常磐線や京浜東北線で事故発生! 今日から法学部大宮キャンパスの「社会学」が再開…となれば、遅刻するワケにはいかないので(通常でも遅刻するワケにはいかないが…)、予定より早めに家を出た。そして、予定より1本早い湘南新宿ラインに乗り込んだ。あとでわかったことだが、もし予定通りの電車に乗っていたら、途中でダイヤが乱れて、なかなか大宮に到達しなかったらしい。

数日前から準備万端、気合い十分でのぞんだ大宮キャンパスの講義だったが、3&4時限目ともに教室の前方がガラガラ状態…。「このままだとモチベーションが下がるので、前のほうにつめて座ってください」と学生たちに促すが、数名が反応しただけ。何度も同じ指示を出していくものの、後方着席学生たちの「誰かが動いてくれるんじゃない?」という魂胆が見え見えで…。ここから、私の怒鳴り(吠え)が始まり、「教室後方のモニターより後ろに座っている学生は、20点減点!」と言うや否や、怒涛の勢いで民族大移動!?

学生たちに、「要するに、君たちは自分のためにしか動かないんだね?」と言いつつ、前期の講義で語られたことが何一つ活かされていないことを指摘し、後期のテーマである「問題行動」について全体的な解説を始めた。

本当は、講義導入にはこんなことより「汚染米」のことを話したかったのだが…。明日は、こんなことにならないように…と願いを込めつつ、帰途についたが、何とも言えぬ後味の悪さ…。私がこれだけの想いをしているのだから、学生たちも気分が悪かっただろう。もっとも、「問題行動」の解説としては、この上なく絶好の状態ではあったが…。

明日は、もっと忙しくなりそう…。


9月19日(金)

感化されやすい私…。先日、NHKの「ためしてガッテン」を見ていたら、“いなり寿司” がテーマだった。「究極のいなり寿司は、ご飯に砂糖を混ぜないこと」などといった知識が学べて良かったのだが、無性にいなり寿司が食べたくなり、昨日の帰り道にコンビニでいなり寿司を買った私…。だが、コンビニのそれは、“そこそこ” の味…という程度のもの。ご飯に砂糖が入っているんだなぁ…。究極のいなり寿司は、ご飯と油揚げを別々に食べると不味いのだが、一緒になるや究極の味に変わるのだとか…。

今日は、午前中に法学部大宮キャンパスでの講義があり、午後は通信教育部…という移動日。昨日のようなことが起きないように願いながら、早めの湘南新宿ラインで大宮入りした。2時限目「社会学」の教室は中規模クラスで、そこに所狭しと学生たちが集っているため、昨日のような出来事にはならずに済んだ。だから、説教の時間が省略される分、講義は早めに終わるハズだった。しか〜し、どういうワケか、チャイムが鳴るまで講義…。私にとって “時間的余裕” というのは、あって無きが如く。

だが、予定していたバスよりも “かなり” 早いバスに乗れたので、大宮からの高崎線も予定外に早い時間のものに乗れた。上野駅でゆっくり昼食をとる余裕さえ生まれた。

その余裕をムダにせず、寄り道もしないで通信教育部へ向かった。水道橋駅を出たところで雨足が強まってきて、傘をささずには歩けない状態となる。出勤簿に押印後、前期に解説した内容・範囲を確認していたら、私に来客あり! 私が国際関係学部で初めて講義を担当した1997年に「社会変動論」を受講していた門下生・かいりさんであった。かいりさんとは、彼女の卒業後に一度だけ、1999年の12月に会ったことがある。それ以来だから…9年近くのブランクがあったことになるのだが、そんなことを感じないのは、かいりさんが昔の面影そのままだったからか、それとも私が歳をとったからか!? かいりさん、10年ぶりに私の講義に潜り込んでの受講! 4時限目「社会学」は、今日から日本(人)的「仲間意識」についての解説である。今日の90分は、特に特徴的と思われる3つの性質を述べ、具体例を挙げ、学生たちにいろいろ考えてもらうことで終了した。講義再開1回目だというのに、90分まるまる話し続けた私…。

講義後、かいりさんと神保町で想い出話や近況報告に花が咲く。あの頃と違い、かいりさんも私も既婚者となったが、1997年の話をすると教室内で講義をしていた頃に戻ったような気がした。

まだまだたくさん話したいことはあったが、この後で私はまだ用事があったため、再会を約束して神保町駅で別れた。私は都営新宿線とJR中央線を乗り継いで四ッ谷へ。19時から聖パウロ修道会で行われるミーティングに参加することになっていたのである。が、久々に降り立った四ッ谷駅は、私の記憶とはかなり違っていて、四谷見附に出るまでに5分もかかってしまった。さらに、雨が降っていたことと日が暮れていたこともあり、聖パウロ修道会のある方向が見定められずにいた。目標物をつなぎ合わせ、何とか最終目標物まではたどり着いたが、それらしき建物がわからない…。それで、電話で場所を聞くことにした。「今、どちらにいらっしゃいますか?」と聞かれたので「四谷小学校の前ですが…」と答えた。「四谷小学校の正門前ですか?」と聞かれたので「そうですが…」と答えた。すると、「では、目の前です。どうぞ」と…。私は、聖パウロ修道会の前で電話していたのである!?

予定より5分ほど遅れての到着となったが、夕方から始められていた神父様たちのミーティングが終了しておらず、態勢に影響が無いことを知りホッとする。

今回私が呼ばれた理由は…次の通り。今年5月の日本カトリック管区長協議会で私は講演を依頼されたが、来年の協議会でもお願いしたい…ということで、テーマ決めの段階から私に参画して欲しいということであった。詳細は述べられないが、2時間近くに亘って意見交換や要望、諸問題などのディスカッションが続いた。来年の5月までの7ヶ月間で、私自身も内容や構成をキチンと調えておかなくては…。

22時を過ぎた四谷の街は、雨がポツポツ降る程度…。しかし、傘なしではちょっとツライ…。だが、横浜に戻った時は、台風13号の影響で雨と風が強くなっていた。「これは、本当に大雨になるなぁ…」と判断した私は、帰りにコンビニで食料を買い込み、明日一日ずっと部屋にいても大丈夫なように準備をした。

本当は、台風がそれてくれることを願っているのだが…。


9月20日(土)

台風13号は、発生時に「台湾付近で中国大陸方面へ抜けてゆく」と予想されていた。それが、「日本列島を横断」などとコースを変更…。さらに、ペースとコースが再び変更…。予測の難しい台風だったように思う。が、そんな中、すでにフィリピン沖で台風14号が発生しているという。時期的に台風が発生しても何の不思議もないが…。

件の台風13号は夜中のうちに “またしても” コースが変更され、関東地方をかすめた後に海へ抜けていった。災害も予想以下で、雨は今朝早く鎮まって、その後は台風一過特有の晴天…。昨日のうちに台風対策(?)して、一日中部屋にいても大丈夫なような準備をしておいたのだが…。その苦労(?)が無にならないよう、今日は部屋でゆっくりすることにした。

が、何もしないワケにもいかないので、数日前に作っておいて冷凍した焼き素麺を解凍し、中華風スープを濃い目に作ってそこに麺を泳がし、中華風にアレンジし直す…という創作料理を楽しんで(?)みたり、湯飲みの茶渋を落としたり、排水溝を洗ってみたり…と、チマチマしたことと格闘する。

台風13号が去って、やっと天候が落ち着くかと思いきや…、この好天も長続きしないらしい。


9月21日(日)

今朝、激しい揺れで目が覚めた。地震速報メールによれば、この地震は7:17に発生し、千葉県北西部を震源地とするM4.8規模のもの。さらに、我が家周辺は震度3! 幸い、本棚が崩れたりモノが落ちたりすることはなかったが、地震発生時は状況がよくつかめず、どうしたらよいかもわからなくなり、毛布をかぶって揺れがおさまるのをひたすら待った。

さらに、追い打ちをかけるかのような雨…。Yahoo! JAPANの天気予報を見ると、我が家周辺では雨が降っていないことになっているが、たしかに激しい雨が降っていた。最近、Yahoo!の天気予報は全くアテにならない。これはYahoo!に責任があるワケではないが、このところ全く当たらないばかりか、「その時間の実際の天気です」という部分まで間違った情報が載っている。今日などは、雨が降っていた時間さえ晴れマーク…。最近は、トップニュースさえくだらないモノを載せるし…、Yahoo!の質が “あの頃” と比べて低下しているように思うのは私だけではないハズ。

…などと、ちょっとエラそうなことを言ってみる。

この雨のせいだろうか、頭痛で何も出来なくなる。昼過ぎまで寝ていることにしたが、頭痛が軽減されることもなく…。鎮痛剤に頼ることにしたが、あまり好転せず。頭痛の時、単に頭が痛むだけの時と、吐き気や食欲不振を引き起こす時と、2つのパターンがある。今回は、後者のほう…。散々である。とりあえず、胃に何か入れないと…と思い、鎮痛効果も期待してコーヒーを淹れて飲んだ。

そして、おそらく頭痛と “逆” 相乗効果をもたらしていると思われる肩の痛みに気づき、湿布を貼って様子を見た。頭痛にばかり気をとられ、肩に痛みがあるのがわからなかったのである。いつもと同じ湿布を貼ったのにもかかわらず、鎮痛効果が染み渡っていくような気がした。

時間割通りに出講するようになるのは来週〜再来週からなので、今日は一日ずっとゴロゴロしていてもかまわなかったのだが、昨日何もせずに過ごしたため、何となく “罪悪感” が…。さらに、昨日からお彼岸に入ったため、ご先祖様に失礼なような気がして…。

頭痛が少し緩和されてきたところで、DISCASで借りたままになっていたDVDを見た。以前、劇場で見そびれ、今年は韓国でDVDを購入し忘れた『ダンサーの純情』である。サウンドトラック盤は持っているのだが、肝心の映像が未見のまま…。おまけに、映画の公式サイトは日韓ともに閉鎖され…。映画のほうは、「国民の妹」ムン・グニョンの演技も素晴らしいが、“偽装結婚” を取り巻く攻防や “ダンス界のウラ事情” なども巧妙に描かれていて、さらに韓国的(?)なギャグも織り込まれていて面白かった。どこの国にも “アホなボンボン” がいて、パパやお金で何でもなると思っている(いや、パパとお金がなければ何も出来ないのである)。そんな邪魔が入ろうが、主人公たちの愛は強かった…というところか。

そして、何気ない “小道具” が、最後になって話を盛り上げる…。韓国映画の典型を行く話ではあったが、泣けた。

今日は一日、雨が降り続いた。雨足が強まるは、雷が落ちるは…で、外出もためらわれる天気だった。それで、今日も昨日と同様に、新聞を取りにポストへ行く以外ずっと部屋にこもっていた。やっぱり、ご先祖様に失礼…である。


9月22日(月)

ここ数日、子供が殺害される事故が福岡と千葉で発生し、そのことで妻と電話で「子供が一人で遊びに行けないこの国は、世界で一番治安が悪いのかもねぇ…」などと話した。冗談半分で「『犯人は母親でした』なんてこと、ないよね?」と話していたら、福岡のほうは母親の犯行であったことが報じられ、ものすごく悲しい気分になった。

だいたい、「○○を殺して、自分も死のうと思った」と言って犯行に及んだ犯人は、自分が死にきれずに逮捕されるケースが多いようである。死のうとした者は死なず、罪のない者が殺される…。義憤を覚える出来事である。

自民党の次期総裁は、麻生さんで決定か…。支持率や国民への影響力を考えれば当然の結果だが、この人が首相になったら色々な問題が起きそうで恐いのである。この人は、自分の発言がどんな意味を持つのか、どんな影響を及ぼすのか、良くわからずに発言するクセがあるらしい。まとまりかけた外交問題が壊れることもあるんだろうなぁ…と、そんなことを思った。

今月も後半に入ったワケであるが、まだまだ時間割通りの出講ではない(講義が再開されていない出講先や、私の担当科目がまだ開講されていない)ため、仕事に出ても先々週までは1日1コマという状態…。先週になってやっと “1日2コマ” とか “移動を伴う出講” に入ったが、まだまだ甘い、甘い! 通常シフトに入ったら、もっとスゴイことになる…。

冬になると、“朝イチで都内、午後は御殿場” などということも!? どうやって移動しようか…と、今から途方に暮れそうな私である。

それなのに、今朝は鎮痛剤の副作用のために全身をけだるさが襲ってきて、起きることが出来なかった。昨夜、寝る前にも1錠服用したのだが、それが頭痛には効かず、副作用だけを引き起こしたような形になった。とりあえず、今日は日大看護で4時限目「社会学」1コマだけの担当なので、昼前までベッドで体を休めることにした。

体調があまり回復しない状態で家を出たので、たった1コマとはいえ講義が成立するのかかなり心配だった。その上、いつも講師室に講義開始30分前には着いてしまうこともあり、いつもより1本遅いバスに乗ったところ、予想外に道路が渋滞していて、看護に到着したのは講義開始の10分前…。精神的にもよろしくない状態で講義突入となってしまった。

だが、仕事に入ると自分が不調であることを忘れるという体質は、未だ健在らしい…。こうして、私は体をいたわらなくなるのである。講義中は、自分がどんな状況であったかなどスッカリ忘れてしまうのである。講義後は、「そのままスッキリした状態が持続する」か「いきなり現実に引き戻されるのと同時に、講義でオーバーヒートした分だけ体調があやしくなる」かのどちらかになるのだが、今日は後者…。急いで帰途についたが、体が宙に浮いたような気がしたかと思えば、急に鉛のように重たく感じられたり…と、思ったように体が動かせない有様だった。

気が付けば、明日も祝日でお休み…。体をシッカリ休めておかないと…。


9月23日(祝)

昨夜、BS−2で山田洋次監督の名作『学校』を見ていた。昨夜から「学校シリーズ3部作」が放送されているのである。今日は『学校U』で、明日は『学校V』…という具合。『学校』第1作目が公開されたのは15年前のことであるが、その封切り直後に観たことがある。だから、部屋を良く探せば、パンフレットも出てくると思うのだが…。当時の私は大学院の博士後期課程3年生で、中学・高校の講師で、週に1回だけ某専門学校で「医療社会学」などという講座を担当していた。週のほとんどを、大学院生としてではなく教師として過ごしていたため、それと「山田洋次監督作品」という言葉の響きに惹かれ、新宿の映画館へ足を運んだ。そして、西田敏行をはじめ出演者全員の演技に感動したものであった。

だが、ストーリーを知っているが故、他の仕事をしながら、せんべいをポリポリ食べながらの鑑賞となっていたところへ、ドクター今井からの電話…。「部屋で一緒にビールでも飲まない?」というお誘いであった。ドクター今井の玄関と私の玄関と、それは隣の位置関係…。同じ建物に住んでいるので、徒歩0秒である。「すぐ行きます!」と電話を切って簡単に着替え、階段を下りて玄関を出ると、そこにはドクター今井の姿…。ドクター今井の部屋に通されると、テレビでUFCの中継が!? 「プライド」や「K−1」と比べてはいけないのだろうが、UFCは “格闘技” というより “ケンカ” に近いアルティメットという雰囲気があり、「この人たちには絶対に殴られたくない!」という秒殺の達人たちが続々登場! さっきまで見ていた『学校』とはエライ違いである。1時間半ほど歓談の後、自分の部屋に戻り、やりかけの仕事を片付けて、シャワーを浴び、妻に電話してから就寝…。

そして今日、11時前に某宅配業者から電話があった。「お届け希望が12時から14時とのことですが、11時過ぎにはお届けできそうなので…」とのこと。「では、すぐに配達をお願いします!」と電話を切った。実は昨日、この宅配業者の別の営業所から電話があり、「○○様(私の出講先の1つ)からのお荷物を預かっているのですが、住所を確認させていただいてもよろしいでしょうか?」という電話があった。業者さんが読み上げた住所は、1月いっぱいで引き払った旧宅のものだった。そのため、「該当住所に受取人がいない」という措置をとられ、荷物が差し戻されたのだという。現住所を業者さんに伝え、転送手続きをとってもらい、その際に「配達は12時から14時の間で…」ということになったのである。

荷物が何であるかは、昨日の電話を受けた時点で気が付いた。採点依頼である。先週、ある科目の前期終了試験が実施されたのだが、その採点依頼がなかなか来ないので出講先に問い合わせようとした矢先に、宅配業者からの連絡が入ったのである。住所変更は、2月に口述で、4月に書類提出で手続きが終了したハズなのだが…。業者さんから荷物を受け取り、急いで中身を確認した。「答案用紙を受け取ってから2日以内に採点結果を返送してください」と書かれた用紙を発見した。

本来なら、土曜日に荷物が届き、月曜日(昨日)には教務課が受理するハズだった書類だが、昨日は宅配業者に荷物が戻されていたために締切を守ることが出来なくなった。その旨、FAXで昼過ぎに送信し、それから心静かに採点を開始した。枚数が多くないので(とはいえ、40名分)、あっと言う間に採点が終了した。それを、大学から送付されてきたExcelデータに追加入力し、フロッピーディスクに保存して、プリントアウトしたものにサインと押印したものを添えて、速達で返送した。

こうして私は休日をダラダラと過ごさないで済むようになったので、その点ではこの宅配便の一件は私にとっては好都合だったと思う。だが、「好事魔多し」とも言うし…。

そして、福岡ソフトバンクホークスの王貞治監督が、今シーズン限りで球界を去る…。弱小チームだった福岡ダイエーホークスを率いた時は、あまりの敗戦ぶりにファンから生卵を投げつけられたり、「頼むから王やめてくれ」などという心ない横断幕を貼られたりもしたが、チームを立て直してここまで来たことはスゴイ功績だと思う。WBCで日本を初代チャンピオンに導いた指導力も、選手を1つにする王貞治のカリスマ性いも拠るのだろう。読売の現役時代や監督時代のことのほうが私には強烈な印象があるが、王貞治は読売でもソフトバンクでもなく、やはり「世界の王」である! 今後、体調のことも考えて静かに過ごしていただきたいと思う。

天気も良く温かな陽気だったので、昨日小林さんにメールで送ったことを実行しようと思い立った。9月20日の小林さんのブログ記事でスタミナバーグのカレーが取り上げられており(記事内には「バーグ」を明言していない状態だったが、掲載された写真で確信した)、それが私のカレー魂に火を点けてしまった! 我が家の近所に、バーグの流れを汲むカレー店が存在したのだが、昨年の夏に閉店してしまった。それ以来、バーグ系カレーを食べることはなかったのだが…。それで、昨日の夕方、ちょっと戸部に足を伸ばそうかと思ったのだが、体の自由がきかなかったので、横浜駅周辺のカレー店に入り(そこのカレーもお気に入りなのだが…)、帰途についた。昨夜、「晴れたら、そして体調が回復していたら、バーグに行ってみようかと…」というメールを小林さんに昨夜送信し、今日はその文面通りになったため、日が暮れる前に京浜急行に乗ってバーグ戸部店へ行ってきた。
バーグ戸部店
入店して、「カウンターへどうぞ!」と促され、メニューも見ずに「スタミナ、生!」とオーダーする。今日、私が食べたいのは、それ以外にない! 1分ほどして、「ナマ、お待ちどうさま!」と目の前にカレーが出された。そうそう、バーグ系のスゴイところは、注文してすぐにカレーが運ばれてくること。だが、目の前のカレーを見て、「大盛りにしても良かったかな?」と一瞬後悔した。が、しばらくして、私の選択が正しかったことに気付いた。皿に大きさの割りにご飯の量が多く、さらにカレーの上に載った生玉子と「これでもかっ!?」というくらいの豚焼肉(生姜焼き?)が、言葉で表現できないくらい絶妙なハーモニーを奏でる。しかし、それらが相まって、あっと言う間に胃袋がパンパンに…。私の胃袋が小さくなったのか、カレーのボリュームがスゴイのか、ズボンが苦しくなってきた。

腹を引っ込めるため、帰りは家まで歩くことにした。つまり、2駅間を歩いたのである。戸部駅からバーグ戸部店までは5分ほど離れているので、戸部駅に戻るよりも横浜駅に出るほうが都合が良いこともある。横浜からは定期券があるのだが、腹ごなしの目的で歩いているのだから…と、歩くことに意地になった。

歩いていると、「えっ、こんなお店、いつオープンしたんだ?」「あっ、あのお店がなくなっている!?」などという発見があり、たまにはゆっくり街を歩いてみようと思った。

どうも、私は体を休ませてはいけないらしい。さらに、“見えざる手” によってその状態に導かれるらしい。そして、動き回ることを無意識に欲するらしい。以前から、「休みに入ると体調がおかしくなる」体質については述べてきた。コマの回転が止まらないよう、常に動かなくてはいけない私…。


9月24日(水)

朝から横須賀線と京浜東北線で人身事故が相次いで、湘南新宿ラインもダイヤがメチャクチャになっていた。JR発足以来、人身事故が減る気配がない。減ったのは、JRの駅員(職員)くらい…。駅員が減れば、ホーム上のお客さんをキチンと監視できない。監視できないから、事故も起きる…の悪循環。

朝から…といえば、今朝も体が重く、起き上がれない状態に陥った。シッカリ睡眠時間も確保したハズなのだが…。気持ちがたるんでいるのか、単に脳と体が連動しないだけなのか、とにかくツライ朝だった。

今日も日大看護へ…。朝からダイヤの乱れが伝えられているものの、通常運転にもどったのかどうかは定かではない…。こういう時は、テレ玉(テレビ埼玉)に頼ることの多い私…。首都圏トライアングルにより横浜でも正午から「ひるたま」を見ることができるのだか、この番組の冒頭では必ず首都圏のJR運行状況が伝えられるため、昼から仕事に出る際には重宝する。「ひるたま」情報によれば、湘南新宿ラインは最大15分の遅れだとか…。しかし、これはあくまでも基準値にすぎないため、早めに家を出た。

横浜では大した混乱はなかったが、次の電車がいつ来るかわからないので、ホームに入線していた電車に乗り込み、早々に池袋を目指した。池袋までくれば、あとは何とでもなる…というところ。だか、池袋で時間を潰そうにも、なかなか私の “想い” に適う場所が見つからない(思い出せない)。いたずらに歩いてもムダなようなので、書店に入ることにした。しばし立ち読み…、そして、ちょうど良い頃合いでバスターミナルへ移動した。

月曜日は渋滞に巻き込まれてエライ目に遭ったので、いつものバスに乗ったのだが、今日も軽く渋滞…。月曜日の教訓(?)は活かされた!?

さて、日大看護に到着したのは、講義開始の15分前…。講義の準備は昨日のうちに終了しているので、ひたすら始業チャイムを待つのみ…という15分だった。そして、4時限目「社会学」の講義開始。今日からテーマは「コミュニケーション」についてなのだが、今日の講義を終えると次回は2週間後で、さらに次回の講義を終えるとその次はまた2週間後…というように、ポコポコ間が空いてしまうことを考慮し、今日はコミュニケーションの語源を基に “コミュニケーションとは何か?” という解説に終始する。その最中で学生をいじり倒し、ある時は “横浜地元ネタ”、ある時は “ディスニーネタ”、さらにはワザと韓国語で学生に質問したりして、コミュニケーションが取れない状態がどういう状況を作るのかを実感してもらう。話が終盤に入って大盛り上がりとなり、終業チャイムが鳴っても学生たちが話をやめさせようとしない雰囲気になり…。

帰途、学生とバスで話しながら池袋駅へ戻る。湘南新宿ラインは、朝のダイヤの乱れを修復しきれず、かといって駅の電光表示板にも遅延情報は反映されておらず、「まぁ、いつものことだし…」というような顔つきのお客さんたちも文句一つ言わず…。

麻生太郎氏が第92代内閣総理大臣に…。この内閣、大臣になってはいけない人が入閣しているような気がする。それは、単なる私の実感でしかないが、現実としては二世議員だらけでお友達組閣…。どこぞの国と同じ構造じゃないか!? この国の明日はどうなるのだろう?

いろんな意味で頭痛がする…。


9月25日(木)

11時過ぎに乗り込んだ湘南新宿ラインで、乗っている間ずっと「チッチッ」と奥歯に挟まった物と格闘しているオジサンがいた。ハッキリ言って、迷惑である。オジサンもツライだろうが、オジサンの発する「チッチッ」音は周囲へ不快感を与える以外の何ものでもない。だが、オジサンが電車を降りる時は「チッチッ」音がなかった。そして、オジサンの爽やかな笑顔…。挟まった物が取れたのだろう。が、あなたは満足かも知れないが、周囲は不愉快だったのだよ!

そんな波乱(?)に巻き込まれつつも、電車は無事に大宮へ到着。だが、バスターミナルに長い列が…!? どうやら、折り返しのバスが未着らしい。道路が混んでいるのか、それとも乗客が多くてダイヤが乱れたのか、いずれにせよバスはなかなか来なかった。

それで、予定よりもかなり遅めの法学部大宮キャンパス入りとなってしまった。

先週の “お目玉” が効きすぎたのか、今日の講義は3時限目も4時限目も、学生たちが前方に詰めて座っていた…。今日の「社会学」の講義は、「日本アニメーションが韓国でどのように編集されるのか?」ということをもとにして、前回の講義で語った “communis” の違いについて解説した。まだ明日も同じ講義内容を語るので詳細は述べられないが、『ドラゴンボール』や『クレヨンしんちゃん』『とっとこハム太郎』などを中心に、さらにその他のアニメ主題歌の日韓バージョン比較を通して、日本人と韓国人の温度差などについても解説を加えた。

昨年、3時限目はDVDを無事に再生できたのだが4時限目に “コマ落ち” し始め、「じゃあ、このクラスは来週また改めて!」という事態に陥ったことがある。その話を学生たちにしていた途中、何と3時限目の途中でDVDが認識されなくなるという事態が発生!? 特にその映像は急いで再生しなくても対応できたので済んだが、4時限目はとんでもない状態が続き…。だが、4時限目の始まる前に「DVDの再生が怪しくなった時のために…」と、パソコンのセッティングもしていた私…。それで、DVDを急いでパソコンで再生し、事なきを得た。そうか、明日もこうしておけば心臓がドキドキしないで済むのか…。

今日は帰りに藤沢まで足を伸ばし、久々のヘアカット…。時間がなかったのでカットのみだが、それでも2ヶ月以上伸び続けた髪は、そう簡単には切り終わらず。しかし、カットが終わった時、頭が軽くなったというか、肩が楽になったというか、そんなに重たいモノでもないハズの頭髪が、エラク私を苦しめていたような気がしてならなかった。

帰途につく時、風が強くなっていた…。明日は雨だということなので “その前兆” かも知れないが、何とも不気味な感じがした。


9月27日(土)

昨日は久々に酩酊し、「ぼやき」更新も出来ないほど…。

金曜日は午前中に法学部大宮キャンパスの講義…。内容は木曜日と同じだが、状況にちょっとした変化が…。木曜日はDVDが途中で再生できなくなるというハプニングが起き、パソコンで対応したが、昨日は講義の最初からDVDデッキとパソコンの両方をセッティングしておいたため、木曜日に再生できなかったDVDはパソコンに入れておき、DVDデッキと同時進行…ということを企んだ。だが、なぜかDVDデッキでの再生は問題なく、パソコンのほうで再生したDVDが途中で止まってしまった。結果、全てのDVDをデッキで再生することになり、パソコンは役立たず状態になってしまった。もしかすると、「最初からオイラを信じてくれなかった罰だ!」とばかりに、デッキが嫌がらせをしたのかも…。

午後は通信教育部…。日本(人)的「仲間意識」についての解説である。前回は特徴となる3点を挙げたが、今回はそれらの短所を抽出する作業である。が、途中でサンマーメンの話で盛り上がり、予定では5分程度の余裕を持って講義を終えるハズが、終業チャイムが鳴ってしまった。

講義後、講師室で談話し、それから横浜へ移動。今月末で営業を終える相鉄ジョイナスのプレイガイド前で、小林さんと待ち合わせ…である。「ジョイナスプレガイ」と親しまれてきた場所がなくなるのは寂しい限りであるが、最近はインターネットやコンビニでもチケットが購入できる時代…。プレイガイドも、その役目を終えたのだろうが、やはり寂しい限りである。

2軒ほどハシゴし、18時半過ぎから日付の変わる頃まで、久々に飲みまくった。2軒目でワインに手を出したために、ここから記憶があやしくなる。昨日は妻が横浜に来る日だったので、横浜に到着する頃合いに連絡を入れ、小林さんとの宴に参加してもらった。あとで考えれば、それは大正解! 私は、店から家までどうやって帰ったのか記憶ナシ! さらに、帰宅してから明け方までの記憶もナシ! 妻の証言によれば、私は帰宅して着替えた後、すぐにベッドに横たわり、2度ほどトイレに行った後にベッドへダイブし、苦しそうにのたうち回っていたという。

今日、昨日のワインが響いたのか、胃の具合が…。食欲が全くないばかりか、胃袋がどこにあるのかハッキリわかるような状態…。実は今日、13時から2ヶ月に1回される研究会に出席することになっていたのだが、この状態では…ということで、会場に連絡を入れ、体調が落ち着いたら参加する旨を伝えた。しばらく様子を見たが、なかなか立ち直れず。それでも責任感が勝ったのか、様子が落ち着いてきたので14時過ぎに家を出た。ただし、一人だと心細いので、妻の介助付きで…。東京メトロ東西線の落合駅から徒歩10分ほどの研究会会場に、妻も一緒に向かうことになり、妻も研究会参加となった。

研究会終了後、体調がかなり落ち着いたので、身のこなしが軽くなる。落合から横浜に戻り、18時半に昨日と同じジョイナスプレガイで弟夫婦と待ち合わせ。さて、どこへ行こうか…ということになるワケだが、私が胃の調子を懸念して「サッパリしたものが食べたい!」などとリクエストしたものだから、店選びは難航…。結局、居酒屋系なら何でもありだからということになった。

しかし、「サッパリしたものが食べたい!」とリクエストした私が人一倍ガッツリしたモノを食べ続け、さらに妻の心配をよそに「1杯だけだから!」と生ビールまで飲む有様。しかし、体が全てを受け容れたがるような楽しい雰囲気が、私をドンドン回復させてゆく…。3時間半ほど経って「じゃあ、ラーメンでも食べに行こう!」という話になり、「サッパリしたものが食べたいんじゃなかったの?」という目を気にすることもなく、さらに「ここでこのカードを使うと、マイルがたまりやすいので…」と人のお金でせっせかマイルをためる私…。

しこたま食べているハズなのに、昼過ぎまで胃の具合が思わしくなかったハズなのに、横濱ハイハイ楼横浜店で “焦がしニンニク油を使ったスープ” に豚角煮がのったラーメンを平らげた! 朝から本調子だったら、替え玉もアリだったかも知れない。

弟夫婦に元気をもらったのかも知れない…。

さぁ、今夜は妻に迷惑かけずに眠れそうだ!


9月28日(日)

スッカリ体調が回復し、気持ちが大きくなったがために夜更かし…。今日の午前中は、ほとんど睡眠時間に充てられてしまった。こんな感じで、せっかくの休日をムダにすることが増えてきたような気がする。“気がする” だけか?

ここ数日、急に風が冷たくなってきた。それで、余計にベッドから出られなくなる。起きるのにも根性が要る…。秋を飛び越えて冬が来そうな、そんな気候の代わり具合に対応できなくて、それで体が冷えて胃がおかしくなったのかも知れない。そろそろ、タンスの中身を交換する時期なのかも?
ハイハイ楼のハマミソ麺ハイハイ楼の黒濱麺
…なんてことばかり書いているあたり、今日はろくなイベントがなかったことが明々白々状態である。それで、昨夜我ら夫婦が横濱ハイハイ楼で食した「黒濱麺」「ハマミソ麺」の写真をアップ! まじまじと写真を見つめていたら、また食べたくなってきた…。昨夜は横浜店で食したが、次回は新横浜店で食してみようかな?店でも、新横浜店のそばには “かの” 新横浜ラーメン博物館が!?

まだ妻が静岡での仕事を残しているため、今夜のうちに実家に帰らなくてはならない…。いつもは新幹線を利用するところ、今夜は在来線を利用することになった。次回こちらに来る時は “おそらく” 最後の荷物を運んでくることになるだろうということで、我が家の玄関に置いてある大きなスーツケース(妻の持ち物)を持って帰っていった。それだけに、在来線で帰らせることに申し訳なさが募ったが、「昔(付き合い始めた頃)みたいで楽しいよ!」と、何とも泣かせる発想…。

そういえば、付き合い始めの頃は “お泊まり” などは有り得ないことだったので、日帰りは当然…。それで、私が静岡に行ったら、次は妻が横浜に来たり、移動手段は在来線…というのがお決まりだった。今ではダイヤ改正(改悪?)のために「特急ワイドビュー東海」が廃止になったり、静岡〜東京の直通運転が1往復のみになるという困難を乗り越えて(?)現在に至るワケである。もっとも、妻が横浜に来る時は、たいてい以前私が利用していた静岡発東京行きの東海道線に乗ってくるのだが…。

…と、夫婦の “のろけ” のような話ばかり書いていると怒られそうな気がするので、今日の更新はこれにて終了。


9月29日(月)

今週は9月最終週であり、且つ10月第1週である。そのため、「今日から後期スタート」という大学も多い。国際関係学部は、講義回数確保のために先週土曜日から講義が再開しているが、私にとっては今日から再登板…。早速、4時限目「日本社会(日本人学生用)」が初講を迎えた。

だが、いろんなことが相まって、昨夜は神経が高ぶって朝まで眠れない有様…。外が明るくなってから眠ったものの、午前中に今井医院で受診して、午後は国際関係学部へ…と、のんびりしている暇もナシ!

急に風が冷たくなったので、着る物を選ぶのに悩むところ。講義中は暑く(熱く?)なるし、かといって雨も降っているし…ということで、半袖のワイシャツに上着を羽織って家を出た。

12:23に横浜を出発する特急踊り子号に乗り、あらかじめ駅のコンビニで購入したおにぎりで昼食。乗り換えなしで三島へ行ける便利さと、新幹線とは違う車窓の眺めが、特急列車でありながら何ともゆったりした気分に…。車内で少しリラックスしての三島入り…である。

熱海から乗り込んだ4人組の一人が、列車切り離しの停車中にトイレを済ませておこうとしていたのだが、なぜかトイレが空かない…。「使用中」のランプが消えたのを確認してトイレに向かうのだが、なぜか先を越されるお客さん…。メンバーの一人が「停車中って、トイレは使えないんじゃなかったっけ?」と言う。うん、そんな時代もあったなぁ…と、ちょっと懐かしくなった。

しかし、車内の温度も低く、肌寒かった。「こんなことなら、長袖のワイシャツにするべきだったか?!」とちょっと後悔もしたが、この後で私の判断が正しかったことを実感する出来事が…。

三島駅から大学へ向かう道路は、歩道の工事中でまっすぐ移動できず、何度も信号を渡らなくてはならなかった。雨の降る中、予想以上に時間をかけて大学入りし、出勤簿に押印しようとして妙なことに気付いた。後期の私の担当科目は、全て15号館を使用することになっていた。少なくとも、4月に受け取った時間割ではそうなっていた。15号館は国際関係学部では最も新しい校舎で、教室の設備も最新のものが使用されていて、AV機器もタッチパネルで操作できるため、教員がモニターしながらDVDを学生に見せることも出来る。後期の担当科目はDVDをはじめ各種視聴覚資料を多用するため、15号館で講義することができるのは、私にとっても学生にとっても好都合であった。

が、出勤簿の教室名の欄が手書きで変更されていたのである! 何と、7号館! いつも、私の「社会学」が行われる教室である。機器が旧いので、よくDVDが再生中にフリーズする。だが、履修学生数が膨大になる私の場合、360人収容の7号館の教室をあてがわれるのは必然といえば必然…。月曜日と水曜日の4時限目「日本社会(日本人学生用)」が7号館に教室移動されたので、教務課で気を遣ってくれたのだろうか、水曜日3時限目「国際社会学入門」も7号館に移動されていた…。

今後の講義に “かすかな” 不安を抱えた状態で、遂に初講…。今日はガイダンス的な話のみであったが、90分まるまる使って講義目的や展開方法を語った。途中、私の逆鱗に触れるような出来事が起き、「またか!?」という想いを抱きつつ叱責。初っ端から熱くなった私は、部屋の湿気のせいもあって顔にダラダラと汗が…。それで、上着を脱いでの大熱演となったのだが、「あぁ、半袖のワイシャツでよかった!」と、この時ほど自分の選択を誇らしく(?)思えた瞬間はなかったのではないかと…。

講義後、若干の問い合わせに応じ、なぜか別教員の講義の教室変更の指示まで行い、教室の後片づけをして、水曜日の講義の準備をしてから帰途についた。急いで帰る必要もないので、帰りは東海道線(在来線)で…。ただ、東京行き直通列車はまだ来ない時間帯だったので、熱海で1回乗り換えることに…。久々に、普通車で横浜へ戻った。熱海始発なので席には十分の余裕もあり、モーターのない車両を選べば車内は静かで安眠も出来る…ということで、熱海を出てから藤沢までは全く意識ナシ!

週の初めは、そんなふうに過ぎていった。

明日は、久々に日本体育大学への出講…。世田谷の深沢キャンパスは、昨年から旧い校舎を取り壊しては新しい校舎を建ててきているため、明日はその新校舎で講義することになる。学務課や社会科学研究室も、今までの記憶とは全く違う場所に移動したらしい。何だか、新人のような心地がする…。


9月30日(火)

さて、今日で9月も終わり…。しかし、今日から始まる仕事がある。日本体育大学「総合科目B」に、久々の登板である。が、新校舎となった日体大…教室はおろか、いつもお世話になっている社会科学研究室の場所さえわからない有様。それで、助手さんに新校舎の1階まで下りてきてもらい、出勤簿の在処や研究室の場所、そして講義教室を案内してもらったのだが…。

新校舎は現在「2街区」と「3街区」が完成しているのだが、これが「2号館」「3号館」でないところが学生にも理解されておらず、新校舎内で遭難者が続出!? 私の講義にあてがわれた2301教室というのは、「2街区3階の01教室」という意味らしい。ちなみに、2301教室は100人以上が余裕で収容できる大教室で、私の「総合科目B」昨年同様に20名ちょっと…。ということで、この教室を必要とするであろう別の先生に移譲し、いきなり教室変更する。演習室(30名収容の小教室)の使用許可が出たので、今日から早速こじんまりと講義開始である。初日であることに加え、教育実習などで欠席している学生も数名いたため、ガイダンスだけを実施して終了。それでも60分程度は話をしたと思う。また、かつて私の講義を学部1年生として、あるいは短大2年生として聴いた学生も6〜7名いたので、教室運営は比較的楽になると思われた。

講義後、社会科学研究室に預けた荷物を引き取り、桜新町まで雨の降る中を歩いた。久々のサザエさん通り…。桜新町から田園都市線で渋谷に出て、昼食などをとりつつ、しばし時間を潰す。今日は14時半からパステル教室に出ようと思っていたので、それまで何としても渋谷にいようと思った次第。だが、私のような者が時間を潰せるような場所も少なくなった渋谷…。

そういえば、かつて渋谷で栄華を極めた回転寿司店があった。民放テレビ局でこぞって紹介され、そのパフォーマンスも派手派手な店だった。私も一度だけ並んで入ったことがあったが、入店するなり態度のデカイ店員にウンザリさせられ、席に着けば「5皿以上注文すること」「30分いないで食事を済ませること」などと書かれた紙にウンザリしたものであった。その店が潰れていてくれることを期待しつつ店の場所に歩いていったところ、まだ営業していた。だが、あれほど名物とかしていた長い列はない…。1組の熟年夫婦が昼食をどおでとるか決めるために件の寿司屋を覗き込んでいたところ、レジに立っていた店員が「いらっしゃいませ! どうぞ中へ!」と大きな声で夫婦へ入店を促した。しかし、夫婦はきょとんとした後に無言で店の前を立ち去った。店は閑古鳥が鳴くような状態ではなかったものの、空席が目立っていた。殿様商売の成れの果て…。

副都心線と丸ノ内線を乗り継ぎ、新宿御苑前に出た。駅からは徒歩でパステル教室の会場へ。2時間で3枚の絵を描いた。どのような絵を描いたのかは、明日以降にサイトで紹介する予定。だが、パステル画を描いていると、不思議なことに遭遇する。今日描いた3枚の絵のうち、最初のものと最後のものは同じ絵のハズなのに、出来上がった作品は「これが同一人物の作品かね?」というぐらいにタッチが違うのである。その時々の心境が、絵に現れるのだろう。こういう発見も面白い。

その後、新宿3丁目周辺で時間を潰し、19時前に都内某所へ向かった。今夜は、某企業の戦略などのための座談会への参加である。詳しい話は出来ないが、滅多にない機会なので参加してみたかったのである。幸い、会への参加依頼がきたので、「あぁ、こうやって新しいサービスなどが産み出されていくんだなぁ…」ということを知った。

9月最終日は、慌ただしさで満たされたような気がする…。


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