2007年12月のぼやき
12月1日(土)
いよいよ、師走がやって来た。とはいえ、今日は土曜日…。仕事のない一日である。そんな中、「同行者」を伴って(連行して?)今井医院へ行く。注射が大の苦手である「同行者」は、診察室に通されると腹を決めて腕を差し出していた…。それを遠目に見ていた私…。
「同行者」接種終了後、ドクター今井が「先生(=私)、昼は食べた?」と聞いてこられた。近所のフレンチレストランで食事をとるつもりだったのだが、ドクター今井も同じお店で昼食をとる予定だったということで、一緒に食事することになった。私がその店に行くのは、本当に久しぶりのことなのだが、マスターも元スタッフ(たまたまヘルプで来ていた)も、私のことを良く覚えていてくれて、以前軽く発言したことまで記憶にとどめていてくれていた。有り難い限りである。
予防接種の後は、あまり出歩かない方がよいと考え、一旦帰宅する。そして、腕に副作用が出た「同行者」をよそに、私がグーグーと居眠りを始める有様!? 天気も良く、家にいるのがもったいない陽気だったので、買い物と食事を兼ねて夕方に出掛けることにした。
まず、新聞の折り込みで見たUNIQLOの情報が気になり、ヨドバシカメラ横浜7階にあるUNIQLOに行く。だが、広告で見るのと現物を見るのとでは印象が異なり、「えぇ〜っ、こんな色だったっけ!?」「素材感がちょっと…」などと言いながらも、シッカリお買得商品を購入した。私はツータックパンツを購入して補正(裾直し)をお願いしたので、出来上がるまで夕飯でも食べて待つことにした。7階からエレベータでB2に降りようとしたのだが、B2ボタンが反応しない…。何度も何度も押すが、ランプがつかない…。「このエレベータ、B2に行かないのかな?」と思ったところ、別の箇所にあるボタンは全てB2にランプが点灯していた。「あぁ、このボタンだけ、電球が壊れているのねぇ〜」と納得する。が、なぜかB2に到着した次の瞬間、エレベータは2階、3階、4階…と上昇する。そして、先ほどまでいた7階も通り過ぎ、8階へ連れて行かれた。どうやら、B1で降りた人の誰かが、B2ボタンにぶつかって、そのはずみにリセットされてしまったらしい。再びエレベータで下降し、やっとの思いでB2のレストラン街に行くが、「これぞ!」と思った店は行列が出来ていて、それでダイヤモンド地下街に移動する。「何のために、エレベータで往復したんだろうねぇ…」と呆れ顔の「同行者」であった。
トリスバーで夕飯をとることにした。この店に入るのは初めてだったが、「トリス」の名を信じての入店…。そして、大正解! 煮込みハンバーグとサイコロステーキ、そして鳥皮とニンニクの炒め物を頼んだが、どれも大ヒット! 「次に来た時には、アレとアレを頼んで…」などと、すでに次回来店の話で盛り上がる。会計時に、福引きの抽選補助券を6枚もらう。サイフの中に抽選補助券が4枚入っていたので、合わせて10枚…。これで1回だけ抽選が出来る! 「何だかんだいいながら、欲が深いとポケットティッシュが当たるんだよねぇ…」と良いながらガラガラ〜っと抽選器を1回転すると、見慣れぬ色の玉がコロンと出てきた。「100円分のお食事券が当たりました!」と言われる。
その後もしばらく横浜駅周辺で買い物をし、京浜東北線で東神奈川へ向かう。駅前のスーパーで明日の食材やら何やらを大量に購入し、よせばよいものをドーナツ屋さんでも買い物をし、両手がふさがった状態で家路に就いた。接種部の痛みを訴える「同行者」と、全身倦怠感の私…。
無理してはいけない二人が、無理なことばかりしまくった師走初日であった。
12月2日(日)
休日というのは、どうしても夜更かしの誘惑に勝てなくなる…。ましてや、1人ではないということで、その意識が加速しがち。そのため、今日は昼過ぎまでフトンの中…。天気も良いし、お出かけ日和であったのにも関わらず、結局起床が遅かったので、全ての作業が遅延し、太陽の姿を見たのは洗濯時くらい…。
そして、簡単な昼食をとった後もグダグダ状態は続き、気が付けば日の入り…。昨日の予防接種の副作用が現れた「同行者」は、何だかからだがしんどそうであったため、無理して外出しないことにした。
来年の北京オリンピック予選を兼ねたアジア野球選手権で、日本は4時間を超える熱闘の結果、韓国を破った。今日、韓国に負けた時点で “アジア枠” 1つのオリンピック出場権を韓国に渡してしまうことになるので、日本も必至だった。もちろん、韓国の必至だった。
試合を途中までテレビで観て、「同行者」を新横浜まで見送り、帰宅してなお試合が続行中…という中、実力のひっ迫している日韓の攻防にハラハラドキドキしていた私であったが、試合とは別に気になることが…。韓国側の応援席で、試合中ずっとチアリーダーの女性たちが踊り続けているのである!? 疲れたりしないのか?…と思うのだが、終始笑顔で韓国チームに声援を送っている。「民族性」「歴史性」「国民感情」も絡んでいるのだろうが、対日本戦の応援熱は凄まじい…。
今日の先発投手は北海道日本ハムのダルビッシュが予想されていたが、千葉ロッテの成瀬…。初回に韓国がホームランで先制した時には「オイオイ!?」と思ったが、投手出身の星野監督による継投策が韓国打線を抑えたのだと思う。
明日のチャイニーズタイペイも、日本を含め海外で活躍している選手中心のチームで、なかなかの強敵である。でも、日本チームが頑張ってくれると、私も頑張れるような気がする…。
12月3日(月)
昨夜のアジア野球選手権日韓戦で、韓国が試合直前に大幅なスタメン変更を行ったことに、日本野球会議が抗議する意向を明らかにしたという。当然だと思う。当の韓国側は、「先発変更への不満は、日本の無知」とこれを批判…。白々しいこと、この上なし! こんな変更、日本戦以外では絶対しないクセに…。そこまでしたのに破れたのだから、この件に関しても何らかのコメントが欲しいところ。
だが、このアジア野球選手権でジャッジする審判の質も “かなり” 低い。一貫性がない上に、ミスジャッジが多すぎる。
まぁ、日本が昨日と同様にハラハラドキドキさせながらもチャイニーズタイペイを破って優勝し、北京五輪のキップを手にしたから、帳消し!…とはいかないだろう。
さて、都内のタクシーに「初乗り710円」と書かれているのを見た。今月から、値上げラッシュである。懐が寒いところに、値上げ…。初乗り運賃の値上げは「タクシー運転手の給料を上げるため」らしいが、ハッキリ言わせてもらえば、初乗りが50円も上がると(ついでに、加算運賃も80円から90円に上がっている)タクシーに乗りたくなくなるのが実状である。かえって国民のタクシー離れが進んで、運転手の給料を上げる余裕もなくなるのではないか?…と思いながら、池袋駅のバスターミナルへ移動した。
日大看護の講義は、年内(今日を含めて)あと2回である。先週から「人間関係の諸相と構造」をテーマに解説を始めたが、今週と来週で「地位−役割セット」について語ると、キリの良いところで年越しとなる。だが、前回の解説が途中で終わっていたので(これは、今日の導入とするため作為的に解説を残したのだが)、先に前回分を片づけようと思ったのだが、時間の計算を間違えて、前回の未解説分を語り終えたところで60分経過…。残りの30分で何とか予定していた所まで解説をして事なきを得たが、一時はどうなることかと…。
講義を終えると、雨が降っていた。それも、傘なしではちょっとキツイ強さ…。バスで池袋駅に戻り、山手線で品川に出る。久々に、11番線ホームで品川丼を食す。が、ポジショニングが悪すぎた。私は、めんつゆの鍋の正面に立ってしまった。そのため、死ぬほど “暑い” 思いをしながら、メガネも湯気で曇りながら、とりあえず丼を一気にかき込んだ。店の外に出て、冷たい風に吹かれながら、火照りきった顔を冷まし続けた。
今日は、品川から特急踊り子号に乗り込んだ。乗った途端にホカホカ状態の車内でうつらうつら…。すっかり熟睡状態に入ったところで「すいません! 特急券を拝見したいのですが…」と車掌さんに声をかけられ、アタフタする。その後、また熟睡…。気が付けば、車両は切り離され、すでに三島手前を走行中だった。
国際関係学部入りして、4時限目「日本社会(日本人学生用)」のプリントを作成する。使用するのは水曜日になるが、前回から鑑賞している『いつか どこかで』の結末を推理するヒントになる資料であり、今日中に配布しておく必要があった。講義は、前回鑑賞・解説した部分を改めて確認し、今日も40分程度DVDを再生した。日本人が映画を撮ると、どんな表現をするのか? 言葉に表されていない心情を、どうとらえるか? 今回は、その点を中心に解説が進んだ。
今日の講義を終えて、水曜日に「国際社会学入門」で使用する資料を印刷する。種類と枚数が多いため、今日中に印刷しておけば水曜日の作業が楽になる…ということで、全資料を一気に刷り上げた。
帰途、太陽が顔を覗かせていたが、「こういう天候不安定な日には、在来線で事故が起きやすいんだよなぁ…」という想いが脳裏を過り、新幹線で新横浜に出ることにした。予感は大当たり! 京浜東北線と東海道線で、それぞれ別々に事故が起きた。急いで新幹線の特急券を購入し、ホームに行くと、すでに新幹線は到着済み。7号車に乗り込み、空いている席に座った。「フゥ〜ッ!」と落ち着いてすぐ、異臭がすることに気づいた。ハッキリと表記するのがはばかられるのだが、ウ○コのような臭いが充満していたのである!? 爽やかな疲労感を、一気に帳消しして余りあるほどの異臭…。「この車内で眠ったら、体がおかしくなってしまう…」と思い、別の車両の混雑具合を確かめた。が、空席はほとんどなく…。
ゲンナリしながら帰宅したのは言うまでもない。
12月4日(火)
昨夜、寝る前に “イヤな予感” がした。それで、新聞に載っていた『ピーナッツ』(いわゆる「スヌーピー」)を切り抜き、即席の課題を作成した。そして今朝、その “予感” が的中する…。先週と同じ時間の東急東横線に乗ったのだが、今日は残念ながら空席がなく、「だったら、菊名で通勤特急に乗り換えるか…」と思い、菊名駅で降りて電車を待った。
その時、「今朝、市が尾駅で起きた人身事故の影響で、田園都市線は現在ダイヤが大幅に乱れて運行されております。田園都市線は現在、各駅停車のみの運行で、大井町線にもダイヤの遅れが出ております。振替輸送として…」という駅のアナウンスが耳に飛び込んできた。「…ということは、1時限目に学生が集まれない可能性も!?」と一抹の不安が頭を過った時、昨夜作成したプリントの存在意義が高まったような気がした。
東横線はダイヤ通り運行されていたが、通勤特急にKY(空気読めない)なオヤジが…!? ひたすら混雑した車内で文庫本を読みふけっているのだが、つり革のつかまり方に問題があって、「あのぉ〜、あなたが隣のつり革を使ってくれたら、ここにいる人みんな体勢が楽になるんですけど…」と、心の中で叫んだ私であった。心の声が届いたのか、このオヤジはつり革から手を離し、手すりにつかまり始めた。すかさず、空いたつり革にしがみつく私…。ところが、このオヤジは体を前後左右にユラユラ動かし続け、さらに自分で体勢を保つことさえ拒否し、私にすがろうとしている…。ジワジワとよけ続けた結果、車両の前方にいたハズの私は、自由が丘で降りる際には車両中央近くに押されていた。
いつものように、バスで日体大裏に出て、少し歩いて大学に入る。出勤簿に押印している最中、「先生、今日は田園都市線遅延の影響が出ますので、ご配慮お願いします」と声をかけられた。1時限目出講が多いせいか、私は日体大ではよくこんな状況に遭遇する。少し遅れて教室入りしたが、20名の履修者のうち10名が待機していた。講義としては成立させられる状態であるが、いつものメンバーが揃っているとはいえない…。それで、『ピーナッツ』の出番である。1コマだけのマンガで展開される、ライナスとルーシーの意見の相違…。まさに現在展開している「総合科目B」の講義内容そのものであった。やがて、五月雨式に学生がチラホラ集まり、最終的にはレギュラーメンバーがほとんど揃った。が、今日は「来週の講義に向けてのガイダンス」と位置づけ、あまり深い解説はせずに終了した。
これで、今日の講義が全て終了したことになる。唯一の講義が田園都市線の事故で…と最悪の事態に陥らずに済んだのは、『ピーナッツ』のおかげと言える。
バスで自由が丘に戻り、東横線で横浜に出て、不動産屋さんへ向かおうとした。しかし、正午をちょっと過ぎたばかりだったので、時間を潰すことにした。横浜駅周辺をブラブラしていると、ダイエーの前でフレッツ光の勧誘をしているお兄さんにつかまった。時間潰しにはちょうど良いかも…と話を聞いているうちに、「そういえば、最近ウチのADSLモデムの調子が悪いから、いっそのこと光に換えてしまうか?」という想いが巡ってきて、真剣に話を聞いた。「ご契約いただきますと、中古ノートパソコンか1万円分の商品券を差し上げますが…」と言われ、最初はノートパソコンを貰う気マンマンでいたのだが、パソコンのスペックを聞いているうちに、「私の使用環境には耐えられそうもなさそう…」と思えてきて、急きょ(?)商品券を貰うことにした。が、すぐに貰えるワケではなく、申し込んだサービス全てが使用開始となって以降に…ということらしい。そりゃ、そうだ! サービスする側に利益がもたらされなければ、「持ちつ持たれつ」が成り立たない…。
全ての契約書を書き終えた後、軽く昼食をとり、不動産屋さんへ。本来なら家賃は銀行振込なのだが、別の用事があったので、直接持参した。そして、契約に関する細かな事項の確認をする。師走に入り、私の周辺事情も慌ただしくなりそうなので、体が1つでは足りないような気がする。でも、出来るところまで一人でやってみようと腹を決めた。
先月発覚した崎陽軒の表示不適切問題でシウマイが店頭からしばらく消えていたが、最近やっとあの赤い箱が戻ってきて、嬉しい限りである。横浜の駅には、シウマイのあの箱がよく似合う。1箱買って帰宅した。
大晦日恒例のNHK紅白歌合戦の出場歌手が発表された。「ナツメロ?」と思われるほど、再結成や活動再開アーティストが目立つ。その一方で「なぜっ?」と思えるような選考も。明らかに “狙っている” と思われる人選だった。ありきたり(またの名を “惰性”)で出場する歌手も多い。魅力を感じる部分が年々減少しているのは気のせいか? ここ数年、まったく紅白歌合戦を見ていない私…。
12月5日(水)
相変わらず、首都圏の鉄道は人身事故が多い。今朝も、京浜東北線で人身事故があり、東海道線まで遅延した。いつもの9:23横浜発の特急踊り子号は、在来線のダイヤを可能な限り変更しての運行していたものの、横浜到着時点で3分以上遅れていた。もう、何も驚かなくなった。
国際関係学部に到着し、せっかく月曜日に印刷したプリントでは対応できそうもないことを知る。来週の水曜日は、入試関係で休校となるのである。そうすると、今日の内容が終了せずに講義を終えた時に「続きは来週…」という悠長なことを言えなくなる。4時限目「日本社会(日本人学生用)」はセメスター開講なので何とかなるが、3時限目「国際社会学入門」は週1回の講義なので、中途半端に終わることが出来ない…。その上、今日は天気が良いので、DVDの上映に必要な暗さが確保できそうにない…。先週のうちに情報教育センターのノートパソコン使用予約を入れておいたので、持ち歩いているSDカードに記憶させてある写真データをパソコンで表示し、それをプロジェクターとモニターに映し出すことにした。私の韓国珍道中を学生たちに見てもらうことで、私が講義で語っている内容を視覚的に理解してもらおうと思ったのである。
そして、3時限目は、韓国での撮影した写真や韓国で販売されているマンガをスキャニングした画像データを紹介・解説して90分…。本当は、日韓アニメーション比較やアニメソング比較を行う予定だったが、これは次回に回すことにした。
4時限目は、いよいよ『いつか どこかで』のクライマックスに入る。私的な感覚でしかないかも知れないが、今日学生に見てもらった40分の中には、小田和正だからこそ表現できた感動がたくさん詰まっていると思う。そして話は、学生たちが全く想像もできないほうへ流れてゆく…。正木まもると小林冬子は、一体…!? 無事にDVDが作動して、あっと言う間に90分…。
そのまま、一気に5時限目「日本社会(留学生用)」に入った。先週は、学部生は全員出席していたものの、聴講生が1名しか出席しておらず、かなり寂しい雰囲気のままの講義だったが、今日は数名の学部生の欠席があったものの聴講生が思ったより多く出席していたので、最初に異文化ストレスを感じる作業に入ってもらった。作業ない世は、「国際社会学入門」で実施しているものと同じであるが、母国語を日本語に置き直すことの困難さなどを痛感して貰えたら、作業は成功である。そのまま、日本(人)的国際観の解説に入り、こちらもあっと言う間に90分…。
全ての講義を終えて校舎を出ると、かなり寒い…。日中はまだまだ暖かさを感じるものの、朝晩は12月らしい気候である。さて、どうやって帰ろうか…と思案しながら三島駅に向かったが、「寒い時は、ちょっとお金がかかっても早めに帰宅したほうが良いに決まってる!」ということで、新幹線を利用した。ホームに到着すると、親しくさせていただいている先生が…。新横浜経由で菊名までご一緒させていただいた。一人だと疲労感だけが体中を支配するが、楽しく話をしていると疲れも吹き飛ぶような感じである。
そのまま、元気元気で帰宅。ベーグルを半分に切って、オーブンレンジで軽く焼いてみた。サーバのディレクトリが変更になっていたのだろうか、www.bewith.ac から始まるページは問題なく表示されたが、サブドメインで始まるサイト(例えば、このサイト)は見覚えのないデフォールトページが表示される事態に…なんてここで書いても、しばらくは同じ状態が続いているだろうから、読んでもらえることもないだろう。もっとも、wwwのページが表示されている以上、今までのファイルが無効になっているワケでもないだろうから…と、FTPでサーバにアクセスして、今までにアップしたデータを確認してみた。こちらは何の問題もない。要するに、affection.bewith.acなどに何らかの事情でアクセスできなくなってしまっただけなのである。http://www.bewith.ac/affection.bewith.ac/と打ち込んでアクセスしてみたら、いつもの「ぼやき」が表示されたのだから…。しかし、いつになったら元に戻るのだろう?
元に戻っていなくても、更新あるのみ!
12月6日(木)
昨夜のサーバ障害は、「プロバイダが勝手に設定変更したことによるものです」という連絡があって、とりあえず一件落着。現在はキチンと、以前のように表示されているので、このまま通常通りの更新を続行するのみ!
今朝は、いつになく起きるのがつらかった。インフルエンザ予防接種の副作用ではなく、単に疲労が貯まっているだけのこと。だから、余計にツライ…。燃え尽きたような感じさえする。だが、講義への情熱(?)は燃え尽きていないようで、とりあえず気力でフトンから這い出た。いつものように湘南新宿ラインと東武東上線を乗り継いで、ふじみ野へ。
このところ、“時間の感覚” が鈍っていて、講義中のみでなく日常の様々な局面で時間がわからなくなることが多々ある。今日も、東上線に乗っていて時間の感覚がなくなり、一体どこを走行中なのかわからなくなり、「もしかして、ふじみ野を通り過ぎてしまったワケではないだろうな!?」と時計を見た。だが、肝心の到着時間をど忘れしていて、アタフタする。幸い、見覚えのある自動車教習所が見えて、やっと落ち着いた。
ふじみ野から大宮へ移動する際、川越から乗り込んだJR川越線でも同様の感覚に陥った。幸い、鉄道博物館が見えたので、落ち着きを取り戻した。
講義中は、さらにヒドイ…。文京学院大学での1時限目「フィールドワーク論」では、最初の “説教” にどのくらい時間をかけたのかわからなくなる。法学部大宮キャンパスでの3〜4時限目「社会学」では、解説を半分ほど終えた時点で残り時間が50分以上あったハズだったのに、次に時計を見た時には終了15分前…という有様。この状態が続くと、常に時計を見ながら講義しなくてはならなくなるので、ちょっと深刻な問題である。明日、感覚を取り戻せていたら最悪の事態は避けられるが…。
それでも、講義は無事に展開されたのだから、奇跡のよう。「フィールドワーク論」はダブルバーレルとキャリーオーバーといった、社会調査上やってはいけない質問方法について解説した。具体例を挙げながら説明しなくてはならないので、そこで時間がかかってしまったのかも知れない。「社会学」は先週金曜日と同内容で、アノミーの概念を元に問題行動と誤対処を解説する。まsぁ、時間内に解説が済んだのだから、それで良しとしよう。
帰途、大宮から乗った湘南新宿ラインでも、時間の感覚がなくなったが、これは単に居眠りしてしまったから…。しかし、「乗り越したらどうしよう?」という不安が、停車駅ごとに私の意識を元に戻していた。横浜で下車した時の安堵感…。あぁ、ヤダヤダ。
あと1日…1日乗り切れば、週末である。休める時にはシッカリ休んでおきたいもの。
12月7日(金)
首都圏の鉄道は、どうして凝りもせず毎日毎日 “事故” が起きるのだろう? 今朝は、都営線内の停電で、京浜急行のダイヤも乱れていた。幸い、遅れていた電車がちょうどやって来たので問題なかったが…。
朝、頭痛で目が覚めた。久々である。出来るだけ鎮痛剤に頼らないように…と思ったが、車内でもかなり痛みがつらく、チューインガムを噛んで気を紛らしたり、席が空いたら仮眠を取ったり…と、いろいろな努力をしたのだが、大宮駅に降り立った時にはエライ状態になっていた。仕方なく、バスに乗り込んですぐに鎮痛剤服用…。だが、効き目が現れる兆しが見られなかった。
法学部大宮キャンパスに到着した時は、痛みのピークに入り込み、さらに頭痛が吐き気まで誘発しそうな勢い…。仕方なく、胃薬まで服用…。だが、効き目が現れる兆しが見られなかった。
そんな状態でも、時間は待ってくれない。小田和正風に言えば “Time can't wait” という感じである。2時限目の始業チャイムが鳴り、「社会学」の教室へ向かう。いつもより足取りが重いのは言わずもがな。しかし、教室に入って気力で解説を始めると、不思議なことに痛みがスゥ〜ッと引いてゆくのがわかった。若干、副作用のようなものがあったが、スッカリ復活した私は、チャイムが鳴るまでハイペースで飛ばしまくった。だが、講義内容は「防衛機制」について…。何ともはや!?
昼休み、いつものようにバスで大宮駅に戻り、宇都宮線で上野に出る。いつもなら上野駅で昼食をとるのだが、今日は気分を変えて秋葉原で…。とはいえ、入った店は、上野駅でいつも利用するラーメン屋さんの秋葉原店…。よって、食べたものは同じである。だが、場所を変えると、同じものを食べても感覚が違ってきて面白い。
シッカリ昼食をとって、通信教育部入り! 講義用プリントは先週配布済みなので、講義開始まではゆったりと過ごす。そして、完全復活状態で4時限目「社会学」へ。通信教育部の昼間スクーリングも、今日を入れて残り2回…。そして、再来週は終講試験である。精一杯(?)“想い出作り” に励む。にもかかわらず、今日のテーマは「人生縮小化」という、何とも現代的な問題点…。講義のノリと内容に乖離があり、私自身も何がどうなっているのか途中でわからなくなる。それでも、無事に解説が終了する。
その後、17時前まで教員室で打ち合わせがあり、それから法学部へ移動する。18時からの「社会学」は大宮での解説内容と同一のため、改めて内容確認する必要もなく、空いた時間で銀行のATMへ行く。ジャンパーを着ないで校舎を出てしまったが、どうしたことか外は暖かく、12月であることをしばし忘れさせてくれた。こういう時、油断して風邪をひきやすいのだろうなぁ…と思った。
朝の不調が嘘のように、夜の講義は調子よく進んだ。だが、気を良くしすぎたため、90分丸々話し続けていた…。
終わりよければすべてよし…といったところか。
夜、「同行者」来浜! 以下省略。
12月8日(土)
おととい、「休める時にはシッカリ休んでおきたい」と述べたように、今日の午前中は何度か目が覚めたものの、正午前までフトンの中で体を休めていた。とりあえず、これでいくらか体力のチャージが…と思ったのだが、この2時間後に “予期せぬ出来事” が起きようとは!?
以前、「同行者」を某ラーメン店に連れて行ったことがある。近畿圏に本店を置く、全国展開しているラーメン店なのだが、都内の某支店でチャーハンを食べた「同行者」がえらく感激し、「また、あのチャーハンが食べたい!」と、来る日も来る日もつぶやいていた。ところが、私の家の近所には、その店がないのである。それで、インターネットで店舗情報をチェックしたところ、川崎に支店があることを知る。東神奈川から京浜東北線に乗り、川崎で下車し、その店を目指した。「同行者」はその店の看板であるラーメンには目もくれず、とにかくチャーハン…というノリだった。だが、それが “悲劇” の始まりだった。ラーメンはともかくとして、チャーハンが “記憶” と違うのである。さらに、冷え切った餃子…。チャーハンはムダに脂っこく、味がまばらで、胃にハードパンチを与え続けるような感じ…。この店で一番おいしかったのは、サービスで出された “お冷や” だった。
店を出て、私が思わず「川崎でラーメン…っていったら、天龍じゃないのか? 普通、川崎でラーメン食べる人は天龍に入るけれどねぇ…」などと言ってしまったものだから、「同行者」の怒りが爆発! 「何でそれを教えないんだよぉ〜っ!」と攻めてきたが、「アンタが○○(件のラーメン店)のチャーハンが食べたいって言ったんじゃないか!?」と反論した私であったが、その私でさえ、胃に不快感が…。二人して、胃のむかつきと意識のムカツキと闘わなくてはならなかった。
気分転換に、オープン以来今まで一度も行っていないラゾーナ川崎へ行くことにした。広い敷地に各種専門店…、そして、人、人、人…。しかし、魅力的な店が多数有って、何時間いても飽きることがない。時間があれば映画でも…というノリ。「同行者」は、急に現れたSuicaのペンギン(の着ぐるみ)に「ウワァ〜ッ!」と驚いていた。その声に驚いたペンギンが、我々の姿が見えなくなるまでずっと、申し訳なさそうに佇んでいたのが印象的だった。とりあえず、ポイントカード会員の登録をして、レトロな雰囲気のカフェに向かった。が、店の前には大勢のオバサマ方…。「結構並んでるねぇ。諦めるか…」と数組のカップルが入店を諦めるのを見た。我々もどうするか悩んでいたが、次の瞬間「じゃあ、それではまた来週!」と言って解散していくオバサマ方…。ハッキリ言って、入店待ちの列にしか見えないような “たむろ” であった。営業妨害ではないかと…。「同行者」が通りすがりに気になるお店を見つけたというので、私が一人で列に並んでいた。すると、予想よりも早くに入店できることになり、「同行者」の携帯電話にメールを送った。しかし、なかなか店に現れない…。しばらくして、慌てて「同行者」が入店してきた。事情を聞くと、「さっきこの店の前にいたオバサマ方がそのまま移動してきて、行く手を阻んでね」と、切なげに語った。果てしなく不運な出来事がつきまとってきそうな気がした。
実は、数日前から「同行者」が某J−POPアーティストのCD(廃盤)を何とか入手したいと言っていたので、夕方になって神保町を目指すことにした。川崎から京浜東北線で田町に出て、都営三田線に乗り換える…。神保町では、私の知っている全ての中古CD取扱店をあたったが、残念ながら発見できず。途中、喉が渇いたのでネクターを自動販売機で買ったが、私が「あっ、1回振ってから飲んだ方がいいよ!」と教えると、「はいっ!」と1回だけ振って飲み始めた「同行者」…。
帰途、まだまだ胃の調子が思わしくないまま電車に乗る。電車のヌクヌクさが心地良かったのだが、それがかえって胃への圧迫感を招いてしまう…。無事に帰宅したものの、駅から家まで歩いている間に雨が降るは何はで、それなりにしんどい想いをさせられた。帰宅して、やっと胃の調子が元に戻ってくれたが、一時はどうなることかと…。
66年前の今日、日本が真珠湾に奇襲をかけた。27年前の今日は、ジョン・レノンが凶弾に倒れた。あぁ、ジョンがこの世を去って27年も経ってしまったのか…。昨日、法学部大宮キャンパスへ行く際、そして通信教育部の講義へ移動する際、さいたま新都心にあるジョン・レノン ミュージアムの真横を電車で通ったが、その度に「今の私は、彼がこの世を去った時と同じ年齢なのか…」と思った。来年2月で、ついに彼の年齢を超えてしまう…。尊敬する人物の年齢を超えることが、こんなにも複雑な感情を誘うのか…と、初めて痛感した。
12月9日(日)
我が家の(家族の)昼食会が行われた。家族5人に加えて、家族が親しくしている者を2名加え、計7名での会食となった。もちろん、2名のうちの1人が「同行者」であることは言うまでもない。最初はビールで乾杯となったが、旅客機でサービスされるワインに詳しい兄が、気の利いたシャンパンをオーダーしてくれたので、またそれで盛り上がる。
今日のイベントはそのくらいなので、あとは昨日撮影したクリスマス前の風景を…。
川崎アゼリアにて
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神保町交差点にて
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ラゾーナ川崎にて
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いつもの日曜日のように、「同行者」は最終のこだま号で静岡へ…。その後、私は横浜中央郵便局へ行き、用事を済ませてから帰宅した。ちょうど良い時間の京浜急行がなかったので歩いて帰ろうかと思ったが、さすがに夜は風が冷たいので、電車に乗ることにした。
そろそろ、講義も年末モード真っ盛りとなる。越年してから終講する科目が多いものの、冬休み前にある程度の解説をまとめておく必要がある。年内に終講する科目もあるので、解説の配分に気を遣わなくてはならない…。そんな時期になってきたのである!
12月10日(月)
自己満足の域を超えないが、BeWith sitesのトップにあるカウンターが、「45678」と表示されているのを今朝見つけた。それで、スクリーンショットを残しておいた。あくまでも、自己満足…。
今日で、日大看護の年内の講義が終了した。現在解説中のテーマは、年明けにも継続して解説することになるがのだが、とりあえずキリの良いところでまとめておいた。次回の講義は、1月21日…1ヶ月以上もあいてしまうが、それはそれで仕方がない。
講師室を出る時は、当然「良いお年を!」という挨拶に変わる。もう、そんな時期なのである。年内最後の余韻を味わう暇なく、バスで池袋に戻り、早めの昼食(遅めの朝食)をとり、みどりの窓口の自動特急券売機で三島への踊り子号の特急券を購入しようとしたのだが、なぜか「この区間のお取り扱いは出来ません」という表示が何度も出る…。品川を12:07に踊り子号が出発すると、三島には13:38に到着する…と、ダイヤを係員に告げ、時刻表で確認してもらう。私の記憶に間違いはなかったのだが、どういうワケか、いつも問題なく購入できる特急券が発券されない。やむを得ず窓口に行き、発見して貰う。こちらでは、問題なく発券。「もしかして、特急に乗るまでの時間が短すぎたのかな?」と思ったが、そんなに余裕のない時間帯でもなく…。しかし、結果的には踊り子号に乗れたのだから、無事と言っても良いと思う。
三島に到着すると、ちょっとポカポカ陽気…。国際関係学部までの道のりは、心なしか軽かった。だが、大学に近づくにつれ、銀杏並木の功罪を感じてくる…。銀杏の葉っぱの壮観さと、ギンナンの…(以下、自主規制)。
今日は何の準備も必要ない状態なので、大学入りしても印刷もせず、資料の確認もなく…。お茶を飲みながら、移動で若干疲れた体を癒す。そして4時限目「日本社会(日本人学生用)」の教室に向かう。先週までは『いつか どこかで』を参考に、日本人的コミュニケーションの視聴覚的理解を試みたが、その内容をふまえて今日から再び講義形態に戻る。日本人と非日本人の親密性を測るインジケーターの違いとし、キーワードに「沈黙」を掲げ、「話せばわかる」のか「話さなくてもわかる」のかを比較検討する。
講義後、中国語の先生と一緒に夕飯を食べ、帰途についた。在来線にするか、新幹線にするか…と悩むが、寒い時期はなるべく早くかえったほうがよいと思い、新幹線に乗った。新幹線は快適だ。在来線のように乗降の激しさがないので、ウイルスをばらまかれる確率も低い。まだまだ講義は続くし、倒れるワケにいかないし…。
だが、何だか最近、面白みのない日ばかり…。
12月11日(火)
日体大の「総合科目B」で、授業アンケートを実施した。真面目に私の講義に耳を傾け、理解しようとする学生の意見は参考になるが、「これが大学4年生の記述?」と思えるほど幼稚なものがあるのには驚いた。相手を好きになる努力もせず、講義を理解しようとする意思もなく、居眠りしたり、隣としゃべったり、筆記具も持参せず、それでいて「内容のない講義で、毎時間苦痛だった」「9時なっても教室に来ないのに、ゴメンの一言もない」「急に声が大きくなって不快」「同じことを何度も繰り返す」「解説の合間の関係ない話は不要」「“他の先生とは違い、自分はチャイムが鳴るまで解説する” という自己満足を押しつける」などの記述を読むにつれ、真面目に講義するモチベーションを維持した自分が情けなくなった。
「内容のある講義」が何か説明もせず(出来ず)、垂れ流し的に不満を述べるのは、自己満足にも程遠い “自己完結” 以外の何ものでもないし、自己満足のないところに相手を満足させるモチベーションも存在しないだろう。9時になってすぐに教室入りしても良いのだが、遅刻者が多いことを考えれば、一斉授業を阻害しているのはどちらなのかわかるハズ。同じことを何度も繰り返すのは、それが如何に重要なことなのかを示していることにほかならないし、寝ている輩がいるから大声で講義して起こすのである。「関係ない話」に関しても、別の学生だと「具体的なたとえ話がわかりやすい」という感想に変わる。要するに、授業アンケートは人気投票でしかない。プロファイリングで、どのあたりの学生が書いたものなのか見当はついているのだが、それと単位認定は関連してはいけない。
だが、やはり不愉快である。来週まで年内の講義があり、年明けも2回ほど講義がある。学生たちに誠意を持って接し続けるのは教師の義務だが、それをまた「自己満足」などと言われるのかと思うと、モチベーション以前の問題を感じる。要するに、自分の頭の中にある理想しか受け入れられない学生が多すぎるのである。こちらの努力は理解しようとしないのだから…。でも、とりあえず自己満足だろうが何だろうが、彼らが一発で合格してスッキリ卒業してくれさえすれば、こちらは満足…あっ、これも自己満足か!? 内容がないなら、難しい課題を与えられることもないだろうし…。「自己完結」は「自己満足」とは違うし、「自信」とも異なるし…。
しかし、問題行動をテーマに掲げて講義しておきながらこのような結果を招いたことで、私自身の責任も考えなくてはならないだろう。
講義後、一刻も早くキャンパスから出たいと思い、寄り道もせずに帰宅した。幸いにして若干寝不足気味で、電車内ではほとんど眠っていたので妙なことを考えずに済んだが、それでもスッキリしないことだけは確かである。
ところで、「中身のない講義」っていうのは聞いたことがあるが、「内容のない講義」って何だ? そもそも、個々人の持つ「内容」観には確立された概念がないハズ。理想の押しつけか?
かと思えば、法学部の学生が本サイトの掲示板に心温まる書き込みをしてくれているし…。どちらも、同じ人物(=私)の講義についてのコメントなのだが…。
昨日の夕方、国際関係学部のキャンパスに学生会のデコレートしたクリスマスイルミネーションが点灯していた。年末恒例のイベントであるが、工夫が凝らされていて、私も毎年楽しみにしている。「ジングルベル」を街中で聴くと追い立てられるような心地になるのだが(職業病?)、キャンパスに灯るイルミネーションには “和み” を感じる。
今年は、どんなクリスマスシーズンを迎えることになるのだろう?
最後に…
自己満足だの何だの言われようと、
支持する者が多数派である限り、私は私の “スタイル” を貫く!
…そんなところか。
12月12日(水)
本来、水曜日は国際関係学部の出講日なのだが、今日は入試関係で休校となったので、久しぶりにカット&パーマ…。ムシャクシャしたから…と言うワケでは全くないが、伸びきった髪を、バッサリと!? とりあえず、頭が軽くなったのを実感した。気のせいだろうが、肩への負担も軽減したのではないか…と思えてきた。
平日に仕事がないと、何だかその時間が贅沢な感じがする。まとまった時間がとれないとカット&パーマは出来ないので、今日のような休校は助かる。その分、講義の流れをキチンとしなくてはならないが…。
掲示板の書き込みやメールで、私の支持者が存在することを実感する。「人生で成功する者は、敵が少ないのではなく、味方が多いのである」という法則がある。その通りだと思う。人生、敵を作りたくなくても敵は現れる。そんな時、味方が多ければ…。そういうことである。敵を作ることしか考えられない輩は、自己中心的なのか、状況判断が出来ていないのか、いずれかだろう。
さぁ、明日からも頑張ろう! 私を待つ人がいるから…なんてな!(←和久さん風に)
12月13日(木)
未明、雨音で目が覚めた。激しく降っていたワケではなかったのだが、なぜか目が覚めてしまった。それからは、浅い眠りが続いた。おかげで、寝坊することはなかったが、何ともスッキリしない朝を迎えてしまった。
雨だけでなく、寒さも身に染みた。横浜で湘南新宿ラインを待っている間も、足下から冷え込んできた。電車に乗り込んだ時の安堵感…席は空いていなかったが、何とも幸せな心地がした。だが、池袋に到着して東武東上線構内に入った時、何かがおかしいことに気づいた。いつもと雰囲気が違うのである。人の流れ、ホームの様子…何もかもがおかしかった。ホームのアナウンスで、上り(池袋行き)列車のダイヤが乱れていて、その津着を待って下り列車が1本ずつ出発しているのだということを知る。私が乗り込んだ急行も、出発予定時間を3分過ぎてやっと池袋を離れた。さらに成増に入構できず、ここでまたダイヤが乱れた。ふじみ野駅にどのくらい遅れて到着したのか覚えていないが、いつものスクールバスに乗れなかったことは確かである。
文京学院大学でも、授業アンケート実施の文書が…。原則来週実施であるが、来週の講義では実験演習を…と思っているので、「今週アンケートを実施してはいけないですか?」と尋ねると、「来週は都合が悪いという先生は、すでに今週中でアンケートを終えています」という返答だったので、1時限目「フィールドワーク論」では事情を学生に説明し、アンケートを今日実施した。だが、ここでのアンケート回収のルールは、「調査協力学生が全て回収し、封筒に入れ、提出する」ということなので、我々教員がアンケート用紙を見ることは出来ない。記述を読んで腹立たしく思ったりホッとしたりすることが出来ないのである。それもまた、複雑な心境である。アンケートを実施後、予定より20分ほど遅れて講義開始。今日は「ラポール」を主として解説する。とりあえず、時間内に解説が終了したのでホッとする。
いつもの時間のスクールバスでふじみ野駅へ行くと、またしても駅の様子が…。どうやら、まだまだ東上線のダイヤが乱れているらしい。おかげで、いつもより1本早い電車に乗れたので、川越からも1本早い川越線に乗ることが出来、大宮にはかなり早く到着できたので良かったが…。
朝降っていた雨も、11時前にはやんでいて、あとは「傘を忘れないようにしなくては…」ということに気を遣う。ちょうど日大前行きのバスが停車していたので、駆け乗った。いつもとちょっと違う雰囲気で法学部大宮キャンパス入りした。
3〜4時限目「社会学」は、防衛機制に関する解説。疑似解決の典型例としてフロイト理論を持ち出すのは妥当性があるかどうか微妙なところだが、それでもこの理論がなぜかシックリくる。さまざまなカテゴリーに分け、そのメカニズムを説明したが、できたら2時間は解説にかけたいところである。が、限られた時間の中で講義を展開する必要があるので、仕方がない…。
帰りに、今井医院へ寄った。最近は頭痛に悩まされる機会が減り、血圧も安定し、体調面では心配がない。が、仕事のことやら何やらで、気が休まる暇はない。あともう少しで冬休み…。それまで、耐えて耐えて堪耐え忍んで…。
12月14日(金)
法学部大宮キャンパスで私の講義を聴いているという学生(らしき輩)が、掲示板に誹謗中傷を書き連ねていたので、削除した。最近、大学生になっただけで教員と対等の考えが出来ると勘違いをする輩が多くなってきた。社会学的な発想を理解せず、講義内容を「独善」だの何だの言う。よくそんなことが言えるもんだな…と、恐ろしくなる。科学的な発想を否定している時点で輩のほうが独善的だったりするのだが、それでいて「講義をちゃんと聞いていた」的な自己主張をするのだから、「一体、何を聞いているのかね?」と思わずにはいられない。そして、掲示板という “誰の目にも触れられるが匿名性の高い場所” で誹謗するのだから、相手を思う気持ちなど全くないことがわかる。もっとも、その気になればIPアドレスなどで個人を特定するのは可能だが…。その証拠に、こんな判決が…。
私は、私と意見が相反する者を排除しようとしているのでは決してない。相反する意見が私の気づいていなかった視点を提供してくれることが多々ある。が、単に相手を否定するだけで代替案を出してこない意見は、受け入れる価値無しである。否定は誰にでも出来る。どうすればお互いが納得できるか…という意見の述べられていないものは、単なる誹謗中傷として判断させてもらう。
今朝から、首都圏は鉄道ダイヤが乱れまくっていた。京浜東北線で人身事故があり、東海道線でも線路の安全確認があり、湘南新宿ラインがなかなか来なかった。来たら来たで、今度は前に電車が詰まっているということで何度も信号停車…。大宮にはいつもよりだいぶ遅く到着した。遅刻はしなかったが、講義の準備をする時間がかなり少なくなってしまった。それでも、2時限目「社会学」は何とか無事に終了。テーマが「甘え」だったので、私がここで甘えるワケにいかない…という想いがあったからかも知れない。とりあえず、金曜日クラスの年内の講義が終了。
いつものように昼休みを使って、三崎町へ移動する。JRのダイヤはほぼ正常に戻っていので、予定通りに通信教育部に到着することが出来た。昼間スクーリングも、いよいよ今日が最終回。来週は終講試験の監督をするので学生にはまだ会えるのだが、講義という形態で語れるのは今日が最後である。どういう “まとめ” をしようか…と昨夜は迷ったが、「やっぱり、私にはこれだろう!」ということで、オフコース(小田和正)の作品を2曲取り上げ、25回に亘った講義の感想を述べ、講義の幕を閉じた。講義の最初に授業アンケートを実施したが、これは2名の学生に手伝ってもらい、昨日の文京学院大学と同様に、私は一切タッチしないことにした。よって、何を書かれているのか全くわからない状態である。
法学部2号館に移動して、今週最後の講義の準備に入る。この講義も、今日で年内最後である。内容は大宮と同じだが、それでも教室の雰囲気に合わせてアレンジし直さなくてはならないため、使用プリントを穴があくほど見つめ続けた。その努力が現れたかどうかは不明だが、とりあえず「良いお年を!」というノリで講義が終了。
世の中には、2種類の人間がいる。「話し合える人」と「話し合えない人」である。私の友人で劇作家である篠原久美子さんが「アリーテ姫の冒険」脚本の中でそう表現している。最近、「話し合えない人」が増えてきた。いくら私が話し合いたいと願っていても…。
…で、毎度の「同行者」来浜!
12月15日(土)
私は、「人間は、自分の育った環境・経験・価値観で物事を判断しやすいから、それらをちょっと横に置いて、人の話にも耳を傾けると、自分の今までとは違った考え方が身に付く」ということを講義初回のガイダンスで述べているが、講義中に学生に対して「私の言うことに従え!」とか「納得しろ!」などと言った覚えはない。そんな約束事を忘れて私を誹謗するのは、講義をマジメに聴いていない証拠!…と、昨夜思った。それにしても、今年は今までで遭ったことのないタイプの学生が多すぎる。
昼過ぎ、「同行者」と横浜駅周辺に出掛けた。まず書店に行き、それからマクドナルドへ…。テレビのCMや電車内の広告で見た商品が、どうしても気になっていたのである。が、商品名がわからないのである!? 「ソーセージに玉子に、それからメイプルシロップがかかっていて…」と、お互い商品の特徴は覚えていたのだが…。ところが、店頭のメニューにはそれらしきものは見当たらず、「あれは幻だったのか?」と自分の記憶を疑い始めた我々…。「あっ、もしかして、朝マックだけのメニューかも?」という “選択肢” を思いつく。帰宅して、やはり朝マックメニューの1つであることを知った。
マクドナルドを諦め、「お茶でも…?」ということになった。が、いつも行くコーヒー店ではなく、以前ちょっと通りかかった店に向かった。店は広くはないが、客の数と店員の数のバランスが悪く、半ばイラツキながら店員がせわしく動き回っていた。「同行者」はモンブランとコーヒーのセット、私は「昼食が少なかったから…」ということで、ケチャップピラフとコーヒーのセットを注文した。しばらくして、「同行者」の顔色が曇り始めた。「どうした?」と聞くと、「ケーキが…」と言ってレジのほうを見た。どうやら、モンブランをケースから出したまま、レジ台にそれを置いて会計の客の対応をし、さらにその手でモンブランが運ばれてきたのだという。う〜ん、たしかに衛生的にはよろしくないなぁ…と思いつつ、「忙しいんだろうな…」ということでその場を取り繕った。しかし、別の客が注文したアイスコーヒーをペットボトルからコップに注いでいるのが見えてしまったり、ケーキを出す時にはめた手袋のまま客からお金を店員さんが受け取っているのが見えてしまったり…と、見てはいけないモノを見たような気になってしまった。
教訓! やはり常連は他店に心を動かしてはバチが当たる…。
それから文具店などを周り、夕飯の食材を買い込んで帰宅した。どうやら我々が建物の中や地下街にいる最中に雨が降ったらしく、電車や路面がシッカリ濡れていた。幸い、我々は傘のお世話になることはなかったが、タイミングがちょっとでもズレていたら…。
「禍福はあざなえる縄のごとし」ということである。
12月16日(日)
暦上、今日から新しい週の始まりだが、先週から今日にかけて良くない情報ばかりが入ってきて、沈みがち…。こういう時は、変なことを考えずにゆっくり寝たほうが良い…と思い、「同行者」が来ているのにもかかわらず午後までフトンの中にいた。
…ということで、今日は大したイベントもなく過ぎていったので、昨日撮影した写真を紹介。横浜駅西口にある南幸橋で、カモメが整列しているのを見て、思わず数枚パチリ!
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カモメが整列しているのを「同行者」が見つけ、「あっ、カモメだ!」と叫ぶ!
ちなみに、カモメは神奈川県の鳥でもある。 |
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キレイに整列しているのを撮影中、近くにいた子供たちが各々の親に「パパ、 撮ってよ〜っ!」とせがみ始めた。
周辺には、携帯電話のカメラで撮影を始める人が増え、橋の脇は軽く渋滞。 |
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撮影会情報を聞きつけた(?)ハトも、一緒に整列!
ちょっと控えめなのがカワイイ。 |
横浜国際総合競技場でサッカーFIFAクラブワールドカップがあった関係で、新横浜から新幹線に乗れるかどうか心配したが、それ以前に東神奈川駅が大混雑!!! 横浜線は臨時列車をかなり運行しているので、東神奈川〜新横浜間は混雑することはなかったが、新横浜駅で下車した我々を待ちかまえていたのは…いつもの10倍近くの出入場者!!! 新幹線の待合室など、いつもなら22時過ぎはガラガラ状態なのに、今日は満杯!!! 「もしかして、ホームも満杯…ってこと、ないよね?」などという不安が過り、いつもより早めにホームで順番待ちをした。
「同行者」は静岡行き最終のこだま号で無事に帰途についたが、私は帰りの横浜線でもみくちゃにされ…!? 臨時電車に乗ったのだが、それでも大混雑が続いていた。さらに、東神奈川駅で大大大混雑! 東神奈川駅は駅の構造が “初心者” には難しいため、アチコチキョロキョロしながらゆっくり歩く人が続出すると、ホームの至るところで渋滞が起きるようになっている。今日など、エスカレータ前でそういう状態が繰り広げられていたため、ホームから出ようとする人も、ホームに入ろうとしている人も、どちらも大混雑! 2002年のワールドカップの時も、同じような光景を見た。また、横浜アリーナでコンサートがある時に、よく似た光景に出会う。
さて、今週も酷評と対峙しなければ…。
12月17日(月)
今年最後の講義週に入った。今日は国際関係学部の4時限目「日本社会(日本人学生用)」1コマだけだが、その前にいくつか用事があったので、“ちょっと” 早めに家を出たつもりだったが、“ちょっと” ではなく “かなり” 早めに家を出てしまったらしい。結局、横浜駅で特急踊り子号を30分以上も待つことになった。
国際関係学部に到着し、出勤簿に押印しようとした時、訃報が2枚掲示されているのが目に入った。59歳と60歳の、国際関係学部現職教授の者であった。59歳の教授は、「タクシーで三島駅に戻るので、良かったら乗りません?」などと声をかけてくれる先生だった。60歳の教授は、三島と法学部でお会いし、その度に「元気ですか?」「頑張ってますか?」と声をかけてくれる先生だった。冥福を祈る次第である。
この訃報のためなのか、講義前の私はなぜか目の前が曇り、力が抜け、声が出にくくなっていた。それでも、講義の荷物と授業アンケート用紙を持って教室へ。学生たちにアンケートの説明をする際、なぜか “しどろもどろ” になってしまい、なかなか説明が終わらない有様だった。だが、「エイッ!」と気持ちを入れ換え、講義に入る。シラバスに従えば、今日でとりあえず講義形式の授業は終了し、あとは視聴覚資料を用いての具体例の提示…ということになる。そこで、日本(人)的コミュニケーションの最後の解説をする。
講義後、17時過ぎまで水曜日に使用する講義用プリントを作成する。「日本社会(日本人学生用)」は越年する分も作っておく必要があるので、量がちょっと増えた。そして、いつもの月曜日と同じく、中国語の先生と一緒に夕飯をとる。国際関係学部で食す “年内最後の” 夕飯である。だが、学食の様子がいつもと違う…。やけに空いているのである。おまけに、お目当ての「カントン麺」が売り切れ…。それで、日替わりのカツ丼定食を注文したが、これがなかなかのお味! 付け合わせの豆腐が「冷や奴」だとばかり思っていたのだが、豆腐は温かかった。湯豆腐のような感じで、美味! 意表をつかれたようでもあるが、嬉しい一手間だった。
三島駅に歩いて向かう途中、「もしかすると、1本早い新幹線に乗れるかも?」という可能性に気づいた。本当は18:24のこだま号でかえるつもりだったのだが、ちょっと頑張れば17:57のこだま号にも乗れるかも…ということになり、三島駅へ早足で向かった。駅に到着したのが17:54で、すでに新幹線が入線しているらしい音が聞こえた、みどりの窓口は “妙なクレーム” をつけている客で占拠されていたので、自動券売機で特急券を購入し、改札を抜けたのが17:56を過ぎたところ…。タイミング悪く、下りのこだま号が入線したらしく、三島で降りた客の大群に遭遇する。道をふさがれたような形になったが、それでも走るのをやめず、諦めず、ホームへ! すでに発車のベルが鳴っていたが、走り続け、車内に駆け込んだのと同時にドアが閉まる…。ギリギリセーフである。
心が激しくアチコチに動き回った一日だったが、へこたれずに頑張らなきゃ…である。
12月18日(火)
昨日から頭痛の気配を感じていて、それが今朝になって爆発した! 痛みで目が覚めた時、「今日は休講にしちゃおうかなぁ…」と思ったが、今日は日体大の「総合科目B」の年内最後の講義…。ここで休講すると後が厄介な上、先週の一件(授業アンケート)もあるので、這ってでも行かなくてはならない。だが、体がツライので、鎮痛剤を飲み、ギリギリの時間まで寝ていた。幸い、今朝は数十分で鎮痛効果が現れてくれたので(完全に痛みが鎮まったワケではなかったが)、8時過ぎの東横線に乗ることが出来た。幸運なことに、座席に空きがあった。菊名で急行連絡待ちがあったが、「どうせ、自由が丘到着は5分程度しか違わないし、駅から大学まではタクシー利用の覚悟も出来ているし…」ということで、体に負担のかからない方法を採択した。
初乗りが710円になってから初めて、自腹でタクシーに乗った。メーターは90円ずつ上がるため、最初の2キロを過ぎると800円になる。以前なら、660円→740円→820円…というようにメーターが上がったのだが、深夜割り増しが3割から2割になったのだから許容範囲ということにしておこう。結局、自由が丘から日体大まで1160円…。でもまぁ、こんなものか…。
9時を5分ほど回ったところで、講義に向かった。いつもより遅刻学生が少なかった。先週の “記述” への私のコメントを述べた後、講義開始! 年内最後ということで、キリの良いところで終えられるテーマに差し替えをし、「人生縮小化」について90分語った。相変わらず態度に難ありの学生がいて、先週までより “もっと” その態度が悪くなっているのが良くわかった。
これで今日の講義は終了したので「あとはゆっくり…」といきたいところだったが、法学部の卒業試験の採点表を宅急便で送ったり、午後はガスの点検があったり…で、急いで帰宅することにした。昨夜のうちにお米を研いで炊飯器にセットしておいたので、準備するものはなし! ゆっくり昼食をとりながら、テレビを観たり、撮り貯めておいたDVDを見たり…と、のんびり過ごす。
16時過ぎ、玄関をノックする音が聞こえた。ガスの点検である。最初にガスメーターの点検が済んだという報告を受け、ガスレンジの点火状態を確認。何も問題がないという点検結果を受ける。が、呼び鈴を鳴らさなかったのはなぜ?…という疑問が残り、点検員が我が家を去った後に確認してみた。すると、何の反応もない…。電池切れを疑ったが、「もしや…!?」と思い、室内のチャイムボックスを3回ほど叩いてみた。そして玄関の外に出て、再び呼び鈴を押すと…「ピンポ〜ン!」という音がした。数年前、たまにこんな状態があったが、ここ数年は問題なく鳴っていたので安心していたのだが…。こちらも、定期点検が必要らしい。
今週は、講義の準備が “いつもより” 大変…。その一方で講義数が少なくなるので、自宅で食事が出来る機会が増えて、それはそれで嬉しかったりする。ひとりでの食事だが、好きなものを作れるし…。
12月20日(木)
久々に更新が滞ったため、ここで昨日と今日の2日分を述べることにしよう。
昨日は、国際関係学部出講日。いつものように特急踊り子号で三島入りし、講義用プリントを…という必要がなかったため、ちょっとゆっくり家を出て、新幹線で三島入りした。そして、午後に3コマ担当。「国際社会学入門」では、日本のアニメが韓国でどのようにアレンジされてきたかをDVDやCDを使用して紹介し、「日本社会(日本人学生用)」はTULIPの財津和夫作品を使用して日本人的なコミュニケーションと恋愛模様とを分析するシリーズの1回目を、「日本社会(留学生用)」は先週から始めた “日本人の国際観” の解説を…という具合。
いつもなら、5時限目が終われば帰宅…となるのだが、昨日はこの後に “とても刺激的なイベント” が待っていた。1月27日に零倶楽部創部30周年記念祝賀会が開催され、その会に出席したことを書いたが、その零倶楽部GMの仙波氏から「19日の19時半過ぎから、西麻布の鉄腕で集まるので…」とお誘いを受けていた。参加メンバーは、仙波GMをはじめ、元プロ野球投手(一度お会いした事あり!)、某球団職員など。お店のスタッフにも元プロ野球選手がいて、「あっ、あれは!?」という驚きがいっぱいだった。もちろん、ノリは体育会系で、ジョッキにまだビールが残っているのに次のビールが運ばれてきたり、「同じジョッキで次(のビール)もいきましょうよ!」的にガンガンと浴びせてくる! それが、どういうワケか押しつけにはなっていないのが面白かった。テーブルには私を含め6名しかいなかったのだが、“熱さ” は10人分以上…というような感じがした。
そんな会も、23時過ぎに中じめとなった。寛男から地下鉄日比谷線で中目黒に出て、ちょうど入線してきた東横線の急行に乗り換えたのだが、飲酒後のためまっすぐに歩けなかったりじっと立っていられない状態だったこともあり、本来なら菊名で各停に乗り換えるところを自由が丘で乗り換えることにした。が、その電車がまさかの(?)武蔵小杉止まり…というオチがつき、武蔵小杉で再び各停を待つことになった。が、運良く座れたことと車内がホカホカしていたこと、加えて酔っているという3点セットのためにやや深めの眠りに誘われてしまい、気が付いた時には横浜到着! 1つ手前の反町で降りなくてはならなかったのだが、うっかり乗り越してしまった。そして、横浜から(またしても)武蔵小杉行きの各停に乗り、やっと反町に到着した。反町駅から自宅までの道のり、酔っているせいか、それとも熱い面々と一緒だったせいか、寒さを感じることがなかったが、まっすぐ歩けなかったのも事実…。
昨夜は二日酔い対策をバッチリしていたので酒が朝まで残ることはなかったが、代わりに(?)片頭痛がやって来た!? 鎮痛剤で対処しようと試みるも、なかなか効き目が現れず、やむを得ず文京学院大学の「フィールドワーク論」を休講することに。二日酔いは完璧なまでに対処したのに…と、切なくなる。が、1日中じっとしているワケにもいかないので、とりあえず10時過ぎまでフトンで横になり、鎮痛剤が効き始めていることを確認してから身仕度を整え、法学部大宮キャンパスに向けて出発した。
念のため、人の多い車両を避け、グリーン車に乗った。大宮までの1時間弱、ちょっと寝て体力を温存することにしたが、2階建ての車両の天井は低く、スピーカーが頭に近い…ということで、「次は、○○〜。△△線はお乗り換えです」というテープのアナウンスが “やけに大きな音” で聞こえてくる、今日は体調が万全ではなかったせいもあり、耳に響きまくっていた。グリーン車も善し悪しである。
大宮駅のエキナカでおにぎりを2個買い、バスに乗り換え、大学入りして昼食。だが、年内最後の講義日ということもあって、欠席して(あるいは紛失して)手元にないプリントをもらいに来る学生、学生、学生…そして学生!!!
3〜4時限目「社会学」は、先週金曜日の書き込みに対する “当てつけ” も込め、いつもとは違う雰囲気で講義を展開することにした。具体例をあまり使わず(とはいえ、必要最低限の例示はしたが)、理屈を淡々と述べてみた。教室も、いつもと違う雰囲気になっているのが良くわかる。いつものような学生たちの覇気まで消えかかる…。書き込み主へ「ほれ見ろ! お前の思ってる通りの講義だと、こうも雰囲気が悪くなるんだぞ!」と心の中でつぶやく私…。本当なら、「そんなエラそうなことを言うのなら、お前が講義してみろ!」と言いたいところだが、絶対に無理であることがわかっているので、言う必要あるまい。
結局、講義は2コマとも70分程度で終了してしまった。盛り上がりに欠けると、こういうことになる…という例である。
いつも講義の後に一緒に帰る先生たちと「20日の帰りは、大宮駅のエキナカにあるカニチャーハンの店に行きましょう!」という約束をしていたので、早めの夕飯はカニチャーハン! いつも昼に通ると長い列が出来ているので入ったことのないチャーハン店なのだが、今日は偶然にもすぐ入店出来た。カニチャーハン専門店とはいえ、メニューは豊富である。8目チャーハンと餃子のセットを頼んだが、味もボリュームも大満足! この時すでに、私の体調は復活していたのである。講義をすれば、なぜか体調が戻る私…。ワーカホリックではないだろうが、不思議な体であることに違いはない。
食事を終え、ダイヤの乱れていた湘南新宿ラインで横浜に戻り、京浜急行で神奈川へ。急ぎ足で今井医院へ向かった。片頭痛の具合が気になるのと、鎮痛剤の残りが少なくなったこともあり、通院したワケである。いつも5錠ずつ処方してもらう鎮痛剤を、今日は10錠処方してもらった。そんなにたくさん飲みたくはないが、備えあれば憂いなしである。
こんな感じで、相変わらずの無鉄砲ぶりを露呈した私であった。
12月21日(金)
今日は、通信教育部の4時限目「社会学」の終講試験監督のみ。これで、年内の出講が終了した。教室に入ると、いつもよりも息苦しい雰囲気…。学生数が “いつもより” 多いのである!? 監督しながら人数を数え、いつもの講義出席学生を100として指標を出してみたところ、受験学生は123…。通常、履修登録学生の60%が「出席していたが、受験学生数は履修登録者の73%だった。持込参照物の許可を出しておいたので、「毎回ちゃんと出席している学生」と「試験だけ受けに来た学生」の持ち物には大きな違いがある。明らかに「お前、講義に来てなかっただろう!?」という学生が堂々と試験を受ける様は、何とも言えぬ虚しさがある。本人はうまくごまかせていると思っているのだろうが、講義も受けずに試験の問題の意味を理解できるハズもない。試験開始から30分経って、退出許可を出した時に、数名の学生が退出していったのだが、その答案用紙の中身は及第点に至らぬものだった…。
監督後、年末ジャンボ宝くじの発売が今日までであったことを思い出し、神保町に買いに行き、17時半から中国語教員の忘年会に参加した。おわかりの通り、私は中国語の教員ではないが、中国語とは学部生時代から妙なつながりがあり、それでこういう会にお呼びがかかるようになったのである。が、今日は私が幹事を務める忘年会が19時からあるため、ダブルヘッダー敢行となってしまった。それで、第1試合はは力をセーブしようと思ったのだが、それでは失礼になってしまうので、雰囲気に合わせて、それでいて少々抑えめに楽しんだ。運良く、第2試合の会場は目と鼻の先…。5分ほど遅刻して会場入りし、店員さんに「お2階にどうぞ!」と通されると、補講に出ている法学部二部の学生3名以外はすでにスタンバイOK状態であった。帝京大学の佐藤先生に、その佐藤先生の講義を通信教育部で受講していた学生に、私の社会学の門下生…というメンバーが揃っていた。途中で、ついさっきまで通信教育部で私の監督する試験を受けていた学生が顔を出してきた。聞けば、1階で打ち上げ会を開いているのだとか…。現在・過去の私の門下生が大挙しているというので、ちょっと顔を出すことにした。一瞬、学生たちが息を呑んだと思いきや、次の瞬間「あぁ〜っ、先生だ!」とにぎやかになる。根は素直な学生たちばかりだった。その学生たちも入れ替わり立ち替わり2階に上がってきて、お店全体を巻き込んでの盛り上がり! 単なる偶然ではあったが、嬉しい偶然であった。
その後、「東京ドームホテルから、夜景を見ながらもう1杯!」という希望があり、移動する。空気が良い感じに澄んでいたので、きれいな夜景に出会えた。さらに、店が混んでいてなかなか注文したものが出来てこなかったので、お店から「スパークリングワインをサービスいたしますので、出来上がるまでこちらを飲んでお待ちください!」とボトル1本のサービスを受ける。これはこれで、思わぬ収穫。
こうして、年末の楽しいひとときを過ごし、満足状態で帰途についた。今夜ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
さぁ、楽しい新年を迎える準備に取りかからないと…。あっ、その前にクリスマスが…!?
12月22日(土)
今朝も完璧なまでに二日酔いを回避! おそらく、宴会前に飲んだウコンとヘパリーゼのおかげだと思う。だが、そんな私の安眠を打ち砕いたのが、早朝に来た新聞屋さん…。「すいません、来年も新聞の購読をお願いしたいんですがぁ…」と、寝ぼけている私に継続書類を手渡してきた。だが、継続特典としてもらえる景品リストを見ていた時の私は、シッカリ頭が冴えていた。が、そこで起きてしまえば良かったものの、二度寝に入ってしまい…。気が付いた時には正午を過ぎていた。さらに、書留が来て、またもや慌ただしくフトンから出る有様。
昨夜の補足を…。第1試合では、ある先生から「初めまして!」と明るく挨拶をされた。が、残念なことに、私とその先生とは初対面ではなく、数年間一緒の曜日で講義を担当していたことがあるので、毎週のように教員室で会い、話をしたこともあったのである。ここ数年、出講先や曜日が違ってしまい、なかなかお会いすることが出来ずにいたのだが…。ちょっとショックであった。
第2試合の会場は、予約を入れるのが遅かったため、全員が一緒に座れるようなスペースを確保できず、3ブロックに分かれて座るハメになってしまった。予約時に「テーブルを3つ用意いたします」と言われたので、てっきり普通席のテーブルを3つ繋げてもらえるものとばかり思っていたのだが、実はテーブル1つごとに仕切りがあり、交流が困難なコンフィギュレーションになっていた! 加えて、それぞれのブロックに “お仲間集団” 単位で着席していた関係もあり、異なる3つの忘年会を同時に開催しているような、そんな状況になってしまった。それで私は、各ブロックを渡り歩き、途中で別のフロアの門下生たちの所にも顔を出し…という、非常に慌ただしい状態に…。が、じっとしているより動き回る方が好きな私にとっては、それもまた “有り” だと思う。
今日は、午後になって簡単に食事を作り、食後に「同行者」のご家族&(ご家族の)ご同僚に頼まれた仕事に取りかかった。頼まれた仕事…というのは、年賀状のデザイン編集&印刷である。「私の職業って一体何なんだろう?」と思うことが多々ある。以前、Webデザイン&製作を某日本語学校から依頼され、50万円で引き受けたことがある。その代金は、海外旅行に出る前に振り込まれたので、一気になくなってしまったが…。デザインの箱形や画像などはあらかじめ選んでおいてもらったので、あとはそれらの大きさや位置を考えれば良いだけにしてあったのだが、肝心な年賀ハガキが手元に1枚もなく、編集を終えてすぐに郵便局へ行き、購入してきた。最近、年賀ハガキの売り上げが伸びていて、数億枚の増刷が決まったのだとか。いつもこの時期にはインクジェット用のハガキが売り切れているのに、今日はまだまだ在庫があった。
帰途、急に雨が降ってきた。これはたまらん…と、折りたたみ傘を急いでさした。帰宅して、プリンタをフル活動させる。思いのほかプリンタの調子が良く、あっと言う間に出力終了!
今夜は、これらを持って静岡へ…。デリバリー…か?
12月23日(祝)
ホームページなどを「ルー語」に翻訳するサイトがある。面白そうだったので、このサイトを翻訳してもらったところ、こんな文章に!? 読んでいて頭が痛くなりそうで、原文が私の書いたものとは思えない…。
私のノートパソコンの具合が悪いので、昨日は「同行者」宅に珍しく(?)パソコンを持たずに出かけた。そして、「同行者」のパソコンに私が使用しているサイト管理用ソフトとFTPソフトをインストールし、自宅からSDカードにコピーした今までのデータを使って、自宅で更新するのと同じ環境を整えた。えらい迷惑な行為かもしれないが…。
そういう作業を経て、今日は「同行者」の自宅から「同行者」のパソコンを使って更新しているワケである。やはり、えらい迷惑な話である。
キングジョー07さんから21日に開かれた忘年会(私にとっては第2試合)の写真が送られてきたので、その一部を紹介!
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お店の1階と2階にいた門下生の 合流写真 |
東京ドームホテルから見た夜景 |
東京ドームホテルのフロントにて |
どんな忘年会なのか、写真からだとまったく分からないような…、そんな忘年会であった。
今日は祝日…ということで(もっとも、もともと日曜日ではあるが)、静岡市中心街はどこもそれなりの混雑…。昼過ぎに「同行者」とバスに乗り、まず静岡の駅ビルで昼食。蕎麦屋さんに入ったのだが、よせばいいのに私は「キムチ鍋うどん」なるものを注文し、食事中ずっと体の毛穴がすべて開ききり、汗が全身から…とくに頭からダラダラと流れ出て、大変なことになってしまった。そして、「同行者」から「汗がひくまで、建物から出ないほうがいいんじゃない?」と憐れみをかけられる。
“汗の問題” を克服後、新静岡の茶空間へ向かった。入店するや、「あっ、こんにちは!」と声をかけられ、席に通される。幸い、グループ客が会計を済ませた後だったらしい。そして、いつものようにお茶と上生菓子のセットを注文した。「雪遊び」という上生菓子は “雪だるま” を模した練り切りで、中はこしあん…。「同行者」の注文した上生菓子は “柊” を模した練り切り(その名も「柊」)だった。ゆったりとお茶を堪能していると、「福茶を入れましたので、一口どうぞ!」とサービス。さらに、「この “ゆず茶”、おいしそうだねぇ…」などとメニューを見ながら盛り上がっていたところ、「よろしかったら…」とゆず茶が…。常連のありがたさ!?
それからアチコチを見てまわっていると、妙な看板が目に入った。「うっ、ついにこの店も静岡に進出したのか…!?」と愕然とする。
ちょうど日が暮れてきたので青葉公園のクリスマスイルミネーションを見に行くことにした。カップルやら家族連れやらで大賑わいだったが、何だか雰囲気にホッとするものがあった。世相を反映してか、極端なまでの華やかさ(虚飾?)はなく、見ていて和むのである。だから人が集まり、しばし足を止めてゆくのだと思う。その横で、極端に値のはるケーキを売る店さえ見えなければ、もっと和んだに違いない。
しかし、今年も大して建設的なことのないままに幕を閉じようとしている…。あと1週間で何かが起こるとは思えないし…。むしろ、状況は悪くなってゆくばかり…。「来年こそは!」(いつも言っているが…)という気持ちで年越しするしかないか…。
12月24日(祝)
クリスマス・イヴ…である。が、何だかイヤのことばかりが起きたような、そんなイヴだった。黒サンタが来たのだろうか…?
探していた商品がなかなか見当たらなかった…。いつもならどこにでもあるのだが、今日はなぜか見当たらなかった。それで、静岡の駅ビルや中心街の百貨店、専門店街を歩いて回ったが、いたずらに時間ばかりが過ぎた。店に入るたびに「おしりかじりむし〜っ♪」という歌が流れていて、頭の中で「かじって かじって かじってナンボ♪」「おしりとおしりで おしりあい♪」というフレーズがグルグル回って、軽くめまいを起こした。
夕飯のために焼いたハンバーグを焦がした…。今日に限って(?)フライパンの熱伝導率が良かったらしい。
買ってきたフランスパンを切るのに、適した包丁がなかったので「これ、使ってみる?」とチーズ用のナイフを渡された。形状こそパン切りナイフに似ていたが、そこは “やはり” チーズ用…。パンの固さに歯が立たず(刃が立たず?)、フランスパンの表面をナイフが滑ったかと思った次の瞬間、私の左中指を思いっきりヒット!? 大事には至らなかったものの(もちろん、流血沙汰にはなったのだが…)、イライラが募った。
ただ、「同行者」宅のマンションから見えた富士山の姿には感激!
一週間後は大晦日! 2007年も、いつもと同じような終わり方になってしまいそうである。
12月25日(火)
いよいよ、今日がクリスマス本番! なのに、巷ではイヴ(昨日)が最高の盛り上がり状態で、今日あたりからクリスマスケーキの安売りが始まる…。あぁ、ニッポンのクリスマス…。でも、とりあえず…
昨年も、この図柄(今年は、多少の配置換えをしているが…)で「メリークリスマス!」だった。反響が今ひとつなので普通ならとっとと新しいネタを考えるところだが、私の場合は「それなりの反応が出るまで、ちょっと辛抱!」という心持ちである。そういう性格がかえって自分の首を絞めてしまう結果につながっているようにも思えるのだが、とりあえず辛抱…そして我慢! さらに、自己満足!
2日くらい前からノドの調子がおかしく、軽く咳も出てきて体がだるいので、昼過ぎまで寝ていることにした…とはいえ、ここは「同行者」宅! ネコ2匹以外に在宅者なし! 遅めに昼食をとった後、静岡第一テレビ社屋すぐそばの耳鼻咽喉科へ行くことにした。ここで受診するのはかなり久しぶり。バスに乗る前に携帯電話で受診予約を入れておいたため、医院に到着して診察券と保険証を提示したのと同時に診察室へ呼ばれた。まず、鼻腔…そしてノドを診てもらい、軽い風邪であると診断された。「なるべく早めに直したいですよね?」と言われ、ちょっと多種類の薬が処方された。薬局で薬を待っていると、「こちらの薬局をご利用されるの、久しぶりになりますね。その間、何か変わったことはありますか?」と健康状態について尋ねられた。
薬を受け取り、近くのホームセンターへ行く。「あぁ…、見てはいけないものを見てしまった!?」という感覚に!? 昨日アチコチ歩き回って見つけられなかったものが、「これでもかっ!?」と言わんばかりに陳列されていたのである。おまけに、市価よりも格安…。一気に力が抜ける。
買い物後、時間的に「同行者」の仕事の終わる頃合いだったので、バスで勤務先近くまで出た。日が暮れるのが早いため、辺りは真っ暗! こういう時は、単純な道を歩くのがベスト…ということで、一度も道を曲がらずに済むルートを選んで歩いた。が、まだ「同行者」は仕事中だったらしく、なかなか外に現れない…。体調があまり良くない時に外で待つのはツライ…ということで帰ろうかと思った矢先、退勤した「同行者」の姿が目に飛び込んできた。
クリスマスにちなんで…というのか、ネットでニュースを読んでいたら、『フランダースの犬』で泣けるのは日本人だけというような記事が目に留まった。「日本の社会」「日本社会」などを担当している私には、とても興味深い内容だった。これをどうやって講義に織り込んでいくか…、ちょっとしたクリスマスプレゼントをもらったような心地がした。
では、あらためて Merry Christmas!!!
12月26日(水)
正午過ぎのこだま号に乗り、静岡からひとり帰途についた。「同行者」のご家族からは「26日までいられない?」と言われたのだが、どうしても今日中に帰宅しなくてはならない理由があった。それは…、某出講先の試験問題を作成して明日までに郵送しなくてはならなかったのである! 問題そのものは「同行者」宅で作成しておいたのだが、それを出力したところで、問題作成用紙は私の自宅に…。その上、提出方法が宅急便だったので、16時までに取扱店に持ち込まなくてはならないのである。結果的には全ての工程を15時までに終えたので、締切はキチンと守れた。
家に戻る前に、区役所に立ち寄り、それからその界隈を散歩し、体をリフレッシュさせてから次の作業…。今月に入ってアレコレいろいろな作業に追われ、締切の早い順に片づけていったところ、別の出講先の終講試験(レポート)の採点に手がつけられない状態だったのである。こちらの締切は、明後日…。今日中に採点を終え、明日中に郵便局から小包で返送しなくてはならない。とはいえ、レポートは30名分程度なので、よっぽど深刻な問題でも起きない限り、そんなに時間がかかることもない。私の予想通り、1時間程度で採点が終了した。これで今夜はゆっくり出来る…。
が、最近はテレビの番組が面白くない。年末ということもあり、特番の目白押し。ところが…。“内輪ウケ” というか “一部の人” をターゲットにしただけというか、「昨年ちょっとウケだみたいなので、今年はそれを引っ張ってみました!」というような内容が多いのである。さらに、毎年続いている年末の番組も、近年では “ヤラセ” “虚偽” の臭いがする…。もう少し、“今年” を振り返ったほうが良いのではないだろうか?…と思う。「総集編」的に…。これは、あくまでも私感でしかないが…。
さぁ、今年も残り5日…。切なくなるばかり。
12月27日(木)
休みになると(仕事がないと)体調を崩すのが私の悪い性質…。クリスマスに耳鼻咽喉科を受診したのにもかかわらず、まだノドの具合が今ひとつである。薬の副作用もあるのだろうが、かなりだるい…。
昼過ぎまでフトンにいたのだが、大事なことを思い出して飛び起きた。今日中に、昨夜採点したレポートを郵便局から返送しなくてはならないのである。とりあえず身仕度を整え、「お昼は外で食べればいいか…」と思い、急いで出掛けた。
なるべく明日までに確実に届くように…ということで、横浜中央郵便局で差し出すことにしたのだが、目の前には長蛇の列…!? なぜ、平日の昼過ぎで長蛇の列? とにかく長い列が出来ていた。郵政民営化で、逆に効率が悪くなったのではないかと思えるほど。郵便だけでなく、ATMにも列、列そして列…。郵便の窓口は4〜5つほどあるのだが、切手も速達も書留も速達も同じ列に並ばなくてはならないから、私の前に並んでいた人などは “現金書留用の封筒” 1枚を買うために、えらい時間並ばされていた。何だか、とても気の毒に思えた。
小包を送る手続きを済ませた後、やっと昼食…。体調の悪い時にこそ栄養のあるものをタップリ食べなきゃ!…と思い、名古屋風の豚味噌定食を食した。そして、今月発売されたFNS地球特捜隊ダイバスターのDVDを購入する。そして、「あんまり歩きたくないから、バスで帰ろうかなぁ…」と思い、バスターミナルへ行く。知っている方も多いとは思うが、横浜駅のバスターミナルはメチャクチャ広いのである。特に、西口のバスターミナルは、同じ経由でも系統番号が違うと乗り場が違い、さらに “第2バスターミナル” などというものもある。よって、どの乗り場へ行くとすぐに乗れるのかを事前に調べて移動しなくてはならないのである。幸い、そういう利用客のニーズに応えて(?)バスの出発時間を検索する機械が地下街に置かれているので、そこに表示されている情報を見て移動すればよいのだが、同じくらいの時間に同じ経由のバスが複数あると、どちらに乗るかで迷う…。我が家の近くを通るバスは、西口発だけでも系統番号が10ほどあり、東口発でも5つほど…。横浜へ行くのには便利だが、逆は結構困ることがあり、それで最近は近所でバスに乗らなくなってしまった。今日は…と言えば、まず最初に “あたり” をつけた乗り場へ行くと、そこには長蛇の列…。「では、別の乗り場へ…」と移動するも、またしても長蛇の列…。体調が悪いというのに、階段を何度も上り下りするハメになったので、「だったら、電車で良い!」と諦めモードに入る。最初から電車で帰れば良かった…。駅のホームでゼーゼーハーハーしていた私…。
帰宅して、目の前の年賀ハガキとにらめっこ…。体調が悪くても、やらなくてはならないことはある! 年賀状のデザインは事前に作ってあったが、プリンタを動かす直前になって文字の配置に難があるように思えたので、ロゴ作りからやり直し。「こんな感じかな…」というロゴが出来たので、次は住所を入れる位置の確認…。例年になくシンプルな文章になっているが、私がパステル教室で描いた絵をベースにしているので、そちらに時間をかけたことでイーブン(?)ということにしておいた。
年賀ハガキ200枚にそれを印刷するのに、かなり時間がかかった。プリンタの調子が良くないので、ハガキを1枚ずつ手差しするような感じでなければ紙送りが詰まってしまうのである。最近は枚数が多い&10年ほど前の剥離骨折の後遺症で、長い時間手書きをすることが出来ないので、心の中で「ごめんなさい!」と叫びながら宛名もプリンタ印字…。21時過ぎに全て刷り終わったので、急いでポストに投函してきた。
でも、まだ何か忘れているのではないか…? そんな不安が残っているのだが、今日の更新はこの辺で。
12月28日(金)
たいていの企業や公官庁、病院などは、今日で「仕事納め」である。私の場合、いつを仕事納めと称せばよいのかわからないような状態なので、街の様子をながめて “やっと” 年の瀬を感じるような生活が続いている。
年内最後の受診…ということで、今井医院へ。本当は午前中に行くつもりだったのだが、体調のせいか薬のせいか、昼を過ぎても体が動かなかった私…。とりあえず13時前にフトンから出て、何か食べるものを…と探す。昨日、「どうせ午前中に受診するなら、それから買い物して…」などと思っていたので、買い置きがほとんどなかったのである。だが、予定通りに起きられなかったために計画が全てズレてしまったのである。それで、“非常食” として取っておいたレトルト食品を温めた。それしか食べるものがなかったというのが、何とも情けない…。
食後、「さぁ、通院するか…」と思った時、テレビで「家政婦は見た!」の再放送が!? 録画して出掛ければ良かったのだが、どうしても最後の最後が気になって、見終わるまで出掛けるのをやめた。その結果、薄暗くなってきてから家を出ることになってしまった。
頭痛のほうは最近悩まされずに済んでいるが、問題はノド…。それで、静岡で処方してもらった薬の一覧表を持参して症状を伝えたところ、薬を換えてみることになった。出来たら、体調を回復して新年を迎えたいところである。
今年も、全ての “作業” が中途半端なままの越年となりそうである。私の人生40年間の中で、何か完結したものがあっただろうか? 成就したことがあっただろうか? 「あと一歩!」というところで、必ずダメになる話ばかり…。今年を基準に話をすれば、仕事の上で13年間待ちこがれた話も攻めが甘く、仕事外では6年半の実績がモノを言わず、何もかもが中途半端な評価をされてしまった。年が明けたら、私は厄年である。1967年生まれだから、数えで42歳となる。宗派によっては厄年を実年齢でとらえるところもあるが、大方が古来続いている年齢の数え方である。今までパッとしなかった上に、厄まで…。果たして来年、私は生きていられるのだろうか…などと、妙に暗いことを考えてしまう。
もちろん、今年1年が悪いことばかりであったワケではない。しかし、この十数年間ずっと、自分に対して歯がゆい想いが募っていて、自分で自分を誉められない状態のほうが多いような気がするのである…なんて、ここでぼやいても運勢が変わるワケでもないのだが。
ちなみに、このサイトのトップページの「おみくじ」に関して、「大吉が出ない!」とか「凶が出やすいのではないか?」などという問い合わせを先日数名の方から受けたのだが、あれはJavaScriptというコンピュータ言語で書いたもので、プログラムが勝手に「大吉」だの「大凶」だのと出しているのである。よって、私の作為は関与せず、完全な無作為である…と弁明しておくことにしよう。
ただ、私がクリックしても、大して良い運勢は出てこないことが多いのだが…。
12月29日(土)
体調が…!? 以前は、12月29日に成田空港近くのホテルにチェックインする日だった。そして翌30日の早朝にチェックアウトして成田空港へ向かい、9時半前のフライトで韓国へ…というのがお決まりだった。そういう気持ちの張りつめるイベントがあったからだろうか、年末に風邪などひく暇もなかった。昨年末から「年末年始は韓国!」というイベントを控えたため、疲れ果てた心身に様々な “攻撃” を受けることに…。
昨夜から降り続いた雨も、昼前には上がった点とはいえ、その時私はフトンの中だったので、雨音が途切れたのを聞いただけに過ぎない。どうしても体が動かないのである。久々に、完膚無きまでに打ちのめされている私…。
年末ということで、テレビは特番…または再放送。特番は「お笑い系」が多いのだが、某局では108組の芸人さんの瞬間爆笑ネタを2夜連続で放送するという企画が…。最初から最後までシッカリ観たワケではないが、若手芸人たちの勢いは感じた。が、この時期になるとお笑い番組が多くなるせいか、108組の企画の大半は別の番組で見たモノだった。オチがわかっていても笑えるモノもあるのだが、「このネタは一度見れば十分かな…」というモノも多く、お腹いっぱいになったり、おかわりしたり…というような番組だった。新春恒例の番組の再放送も多い。一度観たハズだが、2008年新春の番組前の “おさらい” になって、これはこれで良いのかも…と思う。一度観ていても、1年近く経つと結果を忘れてしまっていて、再放送なのに新鮮な気分になる。
とりあえず、今日一番驚いたニュースはこれ! ここ数日、芸能人の結婚やら元スポーツ選手の離婚やらで賑やかだったが、まさかこんなニュースを年末に目撃することになろうとは!?
12月30日(日)
昨夜、「人志松本のすべらない話 “ザ・ゴールデン”」を観て大笑いし、腹が痛くなり、番組後にNHKにチャンネルを合わせたら、松任谷由実の曲をモチーフにした短編映画をやっていた。ユーミンの曲は、その世界そのものが映像として各人の中でイメージしやすいものが多い。そして、それらの大半は、哀しいストーリー…。ユーミンがここまで支持されるのは、彼女の活躍の場が日本だから…ということもあると思われる。日本人特有の “共悲” の感覚がメロディーと一体化し、1つ1つのドラマとして印象に残るのではないだろうか? ふと、そう思った。荒井由実の時代には、共悲よりもむしろその独特な世界観が注目されていたような気がするが、それでもやはり語り継がれる曲には共悲の部分が多い…。
子供の頃は、「何で、泣きながらちぎった写真を、わざわざもう一度手のひらで広げなくてはならないのか?」「何で “あの子” は空に憧れたんだろう?」と、その歌詞の意味が良くわからなかったが…なんて、ユーミン論議を年末にする必要などないのだが…。
青春の1ページをユーミンと重ね合わせる人は少なくないが、そういう人たちはユーミンの曲で共悲体験をしたのだろう。私自身も、ユーミンの曲と重ね合わせた想い出があるが、失恋だの何だのと恋愛に絡んでいないのが “ちょっと” 複雑な気分…!? ちなみに、私もユーミンのアルバムやシングルを、“それなりに” 所有していたりする…。たしか、荒井時代のシングル盤は、CD化された時に全て揃えたハズ。
昨日、駆け込み的に(?)小林さんとの忘年会開催が決定!…とはいえ、2人で会って飲もうというだけの話だが、ずいぶん久しぶりの気がして、あっと言う間に話はまとまった…かのように思えた。おわかりの通り、私は病床に伏せがち…もとい、風邪で体の自由がききにくい状態にある。不思議なことに、小林さんからこういうお話をもらう時は、かなりの確率で私の体調が悪い時である。まるで、それをわかっているようなタイミングで、小林さんは連絡を入れてくれる。そして、会って話をしているうちに、体調が悪かったことを忘れてしまう…。その反動が現れることもたまにはあるが、大抵はそのまま体調回復に向かう。
もともとの約束は17時待ち合わせだったのだが、「体調が不安定なのと、煙草モヤモヤを避けたいので、16時に…」とメールを送り、待ち合わせ時間を変えてもらった。にもかかわらず、出がけに実家と電話で体調について語りすぎて時間が予想外に流れ、待ち合わせに遅刻した私…。以前一緒に行った名古屋料理店に…ということになったのだが、入店してすぐ「あっ、お店、5時からなんです!」と店員さんに言われてしまう。それで、目の前のカフェで珈琲を飲みながら開店時間を待つことにした。何のために早めの集合にしたのやら…という感じだったが、これはこれで良いもんだ! そして、開店時間になって再入店する。が、すぐに「あのぉ〜、7時15分から大勢の宴会が入ってまして、それまでにお済みになるのでしたらテーブル席でも構わないのですが…。カウンター席なら無制限で大丈夫ですが…」と言われ、すぐにカウンター席を陣取った我々であった。そして、名古屋料理と梅酒ロックで、5時間の長居…。風邪で死にそうだった私のどこにこんなパワーが残っていたのか…と自分で自分に呆れつつも、「ノドがアルコール洗浄されたのかな?」などと思いつつ、店を出た。
2007年の小林さんとのイベントは、三崎新年会に始まり、今日の忘年会に至る…。2008年も、熱く音楽を語ったり、そろそろステージに復活…などという話が出るかも知れない。
さぁ、今年も残り1日!
12月31日(月)
いよいよ、2007年最後の日…。だが、日頃のだらけた生活のせいか、大晦日という感覚が全くない! それに、薬の副作用で体がだるい…。今日の半分以上をフトンで過ごしてしまった。
夕方、静岡から新幹線で「同行者」がやって来た。それにしても、風が強く、寒い…。駅のホームで「同行者」の乗るこだま号を待っている最中に、手の感覚がなくなりかけてきた。合流後、とりあえず家に戻り、荷物を置いてもらう。そして、年越しソバを兼ねて、横浜で食事…。
食後、みどりの窓口で初詣用のキップを買うため列に並んでいたところ、我々の目の前にいたオジサンに悲劇が…!? 携帯電話で話しながら並んでいたオジサンは、窓口が空くや否やサッと移動…ところがオジサンの前の前で「別の窓口をご利用下さい」の札が!? 照れくさそうに、それでいて平静を装いながらオジサンは携帯電話で話を続ける…。そして、別の窓口が空くやいなや、サッと移動…そして「別の窓口をご利用下さい」の札が…。それでも平静を装いながら列に戻るオジサンを直視できなくなった我々…。「お願いだから、これ以上我々を笑わせないでくれぇ!」と、心の中で叫ぶ。
我々は、オジサンが拒否された窓口の1つに通された。そして、キップの手配をお願いするが、「その日はホリデーパスの適用日ですので、目的地まで通しで買わなくても、ホリデーパスをお買い求めいただいて、それから目的地との差額を払っていただけば、お一人様あたり1000円ほどお安くなりますが…」と丁寧に教えてくれた。もし、別の窓口に通されていたら、このような案は浮かばなかったかも知れない。これは、すべてオジサンのおかげである。
最後までこんなノリでお届けした「ぼやき」にお付き合いいただき、ありがとうございました。
2008年もよろしくお願い申し上げます。
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