2003年9月のぼやき
9月3日(水)
いよいよ、今年も残すところあと4ヶ月弱…。1年の3分の2が過ぎて行ってしまった。そしてまた、講義の方も後半戦を迎えようとしている。後期開講(初講)の講座もあるので、前期同様…いや、前期以上に力を入れて(出して?)頑張らなくてはと思う。しかし、9月1日にサイトの更新をしようと思っていたのに、気がつけば…。仕事への意気込みも、どこまで持つことやら…。
今日、久々に定期券を購入した。明日から日本大学医学部附属看護専門学校への出講がスタートするため、気持ちを夏休みから仕事モードへ切り替える意味も含めて。しかし、驚いたことに(?)、明日からの講義の計画が未だ立っていない!? 初講とはいえ、初出講する学校ではないのだから、今までの数年間で培ってきたものを使えば何とでもなるのだが、「社会学」というのは毎年同じ話ばかり出来るような学問ではないので、こんな私でも毎年プログラムやネタを熟考しつつ講義にのぞんでいるのである。ただ、意気込みが空回りするような状態が、ここ数年続いているのも事実である。
今日、部屋のカーテンを取り替えた。今までもカーテンは、家族と同居していた時から使っていたものなので、かれこれ10年以上の付き合いだった。それだけの年月が経てば、当然すすけてきたり、色あせてきたりもする。前々からカーテンを取り替えようとは思っていたものの、なかなか踏み切れずに今日まできた。今までのカーテンは淡い(渋い?)ピンクが基調だったが、今回は淡いグリーンを基調としたものに替えてみた。
自分の運命とカーテンがリンクされているわけではないだろうが、今まで使っていたカーテンは日差しだけでなく私の幸運まで遮断してきたように思えてならなかったのである。新しいカーテンを迎え入れるべく、先週から部屋の片づけを始めた。「いらないもの」がワンサカ出てきて閉口した。今は「いらないもの」にすぎないが、かつては「必要なもの」だと思って取っておいたのだろうと、自分の行動を振り返る。何だか自分の人生と重なるような気がしてならない。以前、「是非とも」と乞われて出講した学校が数校あった。ところが、学校の都合か私への不満か知らないが、何の断りもなく私の講座を閉講したり、別の教員に講座を譲渡していたり…と、ひどい目に遭わされたことがあった。はじめの数年は重宝がられ、後で疎まれるというのは、私にも原因があるのかもしれないが、それにしてもひどいやり方に腹立たしさを覚えたものであった。今年もそういう目に遭っているので、何かにかこつけて運命を変えようという気持ちが自ずと湧いてきたのだと思う。
色合いも異なるカーテンに取り替えることによって、何らかのはずみにしたいという、根拠のない “すがりつき” に打って出たようなものかもしれない。
9月4日(木)
昨夜、よく眠れなかった。久々に緊張感に襲われた夜を過ごした。日本大学医学部附属看護専門学校の講義計画(15回分)は試行錯誤の結果、無事に(とか言いながら、3回もプリントアウトをやり直しつつ)完成したのだが、気持ちの方が…。教師という職業も14年目だが、いつまで経っても「初講」という言葉の重さに耐えられない私であった。いくら自分の好きなように90分が使えるとはいえ、1コマ1コマの講義に命を注ごうとしている馬鹿な私は、手抜きすることが出来ない。性格上なのか? それともこだわりか? 自分でもわからない。
今朝、目覚まし時計が鳴る時間より2時間も前に目が覚めた。寝ていられるような精神状態ではなかったので、フトンをすぐにたたんで朝食作りにかかった。パソコンの電源を入れ、メール&ネットのチェックをしながらも、やはり今日の講義のことが気になり、早めに家を出ることにした。玄関を出ると、小雨がぱらついていた。まぁ、駅までは5分…傘をさすまでもないかと思い、歩き始める。
日本大学医学部附属看護専門学校に着いたのは11時過ぎ。私の講義が13時からなので、2時間弱を講師室で過ごさなくてはならなくなったが、初講だし、プリントの依頼し忘れもあったし、打ち合わせもあるし、遅刻するよりはマシかな…と、自分を納得させる。
13時、後期初の講義がスタート。今年の1年生は118名だと聞かされていたが、単位認定者が4名いたので、実質114名が1教室で受講していることになる。昨日から、今日の講義はガイダンスのみにすると決めていたが、どうも私の思っていたような雰囲気ではない…。今までになく講義のやりにくい状況(情況)を自分で作ってしまったのかもしれない。学生をいじって盛り上げようとするが、学生たちにしても私と初対面であることだし、どう接していけばよいのかわからなかったのだろう。来週は2コマ連続。来週こそは、学生たちを盛り上げなくては…そして、学生たちに盛り上がってもらわないと…。
講義後、出欠チェックをして帰途に就く。途中、池袋駅前で遅い昼食をとり、書店で『韓国語ジャーナル』を購入した。ついでに韓国語のCD付き教材を買い、韓国語のおさらい(?)をしようと思い立つ。店員のオニイサンが新人だったのか、応対がたどたどしかった。手持ちの現金が少なめだったので、クレジットカードで支払いをしたのだが、支払い回数指定を聞いてから、なかなか私の顔(目)を見てくれない。クレジットの認証も終わっているのに、なかなかサインをさせてくれない。どうも、購入した書籍と雑誌を袋になかなか入れられないでいたらしい。「オイオイ、私にクレジットのサインをさせて、その最中にそういう作業に入ってくれよ!」と思いつつ、オニイサンの動きを温かな目で見守った私であった。オニイサンは商品を私に手渡し、「ありがとうございました! またお越しください!」と言うと別の店員と雑談に入ってしまった。オイオイ…
と怒鳴ってやろうかと思ったが、善良なるお客を演じる方が自分のためになると信じて疑わなかった私は、穏和に「カード、返してもらえます?」とオニイサンに問いただすと、
とニッコリ言われて終わってしまった。「申し訳ございません」くらい言って欲しかったな。しかし、どういう社員教育をしているんだろう?
9月5日(金)
昨日は久々の緊張状態に疲労困憊。22過ぎに就寝という状態だった。よって今日は、睡眠たっぷり! いくらか爽やかな状態で目覚めた(ような気がした)。
メールをチェックすると、北海道テレビ(HTB)のメールマガジンが…。横浜在住の私がどうしてHTB?…と思われるかもしれないが、私の大好きな「水曜どうでしょう」(どうでしょうリターンズ)の制作がHTBなので、局そのものにも興味を持った次第。ちなみに私は、静岡第一テレビ(SDT)のメールマガジンも購読している。この局のキャラクターは「ダイちゃん、あいちゃん」という2匹のワンちゃんで、ぬいぐるみも発売されているのだが(だいたいの局では、キャラクターグッズが発売されているので)、キャラクターによってはぬいぐるみに適しているものとそうではないものがあるようだ。
HTBのマスコットは「onちゃん」というのだが、HTB制作の長編アニメ「onちゃん夢パワー大冒険!」が東京アニメアワード フィルムフェスティバルで上映されていることをメールマガジンを読んで思い出す。今日は特に用事もないし、恵比寿の東京都写真美術館に繰り出してみようかと思い立つ。このフェスティバルは8月29日(金)から今日まで開催されていたもので、その中で8月29日(金)、9月3日(水)そして今日の計3回、そのアニメが上映されるということだった。北海道のローカルテレビ局制作のアニメとは言え、初日には190名収容のホールに300名以上集まり、観覧できなかった人がいたという。どうしてこんなことになるのだろう?…おそらく、このアニメを見に集まったもののほとんどが「水曜どうでしょう」のファンであることは想像に難くない。
昼食をとった後、吉田整形外科で腰部牽引と栄養剤注射を受け、横浜駅から湘南新宿ラインに乗って恵比寿へ。恵比寿ガーデンプレイス内の東京都写真美術館に到着したのが15時半前。受付にはonちゃんのぬいぐるみが!? 入場はかなりの競争率が…と思いきや、入場整理券はすんなり手元に。思いがけず時間が出来たので、マクドナルドでちょっと休み、三越でクツを購入する。
16時過ぎに会場へ向かうと、すでに列が出来ている。会話の内容は「水曜どうでしょう」ネタばかり。いかにもフリークであるかのような会話である。彼らの会話を(聞きたくはなかったのだが)耳にしながら「ハイハイ、そんなこと知ってるよ!」と、私は心でツッコミを入れてしまっていた。
17時、上映開始。ここからは、わかる人だけついてきてください。
「水曜どうでしょう」よろしく、公園で「ミスター」こと鈴井貴之と大泉洋が「前枠」を務める(といってもアニメであるが、声は本人たちが務めている。しかし、似ていない…特にミスター)。大泉くん、アニメでも短パン&半袖。ミスターは「ぐち」、大泉くんは「キャタゴン」の声を担当しているのだが、どう見ても(聞いても)ヤル気まったくなし! アニメのところどころに「水曜どうでしょう」のロゴやシーンがちりばめられていて、水どう人気に支えられたアニメであるように思えてならない(実際、今日の観覧者のほとんどが水どうファンなのだが…)。が、だからといってアニメの出来が良くないということもなく、放送局のキャラクターを主人公にしているという限定性を考えれば、そこそこ楽しめる作品だったように思う。アニメ制作は日本アニメーション、ほかにも名だたるアニメ関係者がこのアニメ制作に関わっていることが関連するのか、登場人物の一人「ハルカ」の顔が、「猫の恩返し」の主人公「ハル」によく似ていたのがご愛嬌。
それにしても、アニメ関係のイベントに集まる男の顔って、どうしてみんな同じように見えるんだろう? 私は苦手だなぁ…。アニメ愛好者を軽蔑する気持ちはまったくないのだが、スタッフ相手にアニメ知識をひけらかして悦に入るような行為だけはやめてもらえないかなぁ。そして、アニメ知識のない者を猟奇的な目で見るのもやめて欲しいなぁ…。
帰宅して、郵便受けに書籍小包を見つける。8月31日にAmazon.co.ukで購入した本がもう届いたのである。1週間と経たないうちに洋書が手に入るなんて、私の学生時代には到底ありえなかったこと。あの頃は、書店で注文してから早くて3週間、通常半年は待たされたものだった。それで、私はたびたびロンドンへ赴き、めぼしい本を購入し、大英図書館で書誌調査をして帰国するということをしていたのだが、このところはイギリスへ行く余裕もなく、ましてや研究テーマが韓国における日本大衆文化開放政策となっている今、ますますイギリスは遠くになる…。嗚呼、倫敦!
9月6日(土)
このところ、ちゃんと朝には起床する(当たり前か…)生活に戻りつつある。今朝もちゃんと「朝」とよべる時間に目覚めた。やれやれ…休みボケも少しずつ抜けつつあるようだ。
天気が良かったので、そのまま洗濯にかかり、フトンを干した。が、しまっておいたはずのフトンたたきが見当たらず、東神奈川駅前のサティまで買い物に行く。そのついでに、昼食・夕食の買い物まで済ませておく。食料品売り場で玉子とタマネギ、惣菜(揚げ物)などを買ったのだが、レジで
とレジのお姉さんに言われる。そしてその後、「プゥ〜ッ! おかしいですねぇ…。すいません、もう一度(レジを)打ち直しますから」と言われたが、顔はヘラヘラ笑った状態。何がおかしいのだろう? フロイトの防衛機制じゃあるまいに。軽く腹が立つ。結局、本当の会計は848円だった。
昨日買ったクツを履いて出かけたが、まだまだ足にフィットした感じがしない。もう少し、足をクツに慣らす時間が必要なのだろう。いつもだと、買ったその日に履いてもクツ擦れすることもなかったのだが…。
どうも数日前から鈍い頭痛があるのだが、頑張って『ストレス・スパイラル』の補強原稿を執筆する…とは言っても、筆記具はパソコン。アイデアは前々から出してあるのだが、いざ文章をまとめる作業に入ると、また次から次へと別の案が…。結局、用意していたアイデア以外のコンセプトで書き始めることになり、今日の予定分をこなすことが出来ず。
韓国の研究も続けたいなぁ…
9月7日(日)
今日は、起きてパソコンの電源を入れて、インスタントラーメンの昼食をとり、講義時に使う出欠調査シートを何種類も作り(Excel使用)、夕食にコーンオムレツを作り(バターたっぷり!)、ちょっとテレビを見て、それで一日を費やしてしまった。
そうそう、2年半前に韓国で購入したオムニバスCDをはじめて開け、作業をしながら聴いてみた。タイトルを「戀歌」(「ヨンガ」と読む)という。2001年4月に韓国を訪ねた際、一番売れていたCDである。改めて、韓国歌謡…というかK−POPの素晴らしさを実感した。
9月8日(月)
横浜駅東口地下の某スーパーで買い物していた時、買い物かごに入れたトイレットペーパーを見知らぬ女の子にツンツンされた。何とも複雑な心境になった。
今日は久々にカット&パーマをするため、藤沢へカット&パーマをしに行った。11時前に到着、15時過ぎに全行程(?)が終了した。ちょっと(かなり?)見苦しい状態だった私の頭部が、やっとサッパリした(ただし、表面のみ)。
帰宅して『ストレス・スパイラル』補強板の執筆を再開。果たして、この本はどんな方向へ向かうのか…?!
9月9日(火)
人間の科学者と電話で話し合いを持ち、その場で『ストレス・スパイラル』補強版の出版が正式に決定した。原稿が上がっていないので時期は未定なのだが、自著を成長させていくという作業は、何とも言えぬ心地よさがある。タイトルを違うものに変えようとも思ったのだが、それだと読者に対して親切ではないということもあり、案は却下となった。要するに、『ストレス・スパイラル』を以前購入してくれた人が補強版を見つけ、まったく違う本だと思って購入したら3分の2くらい同じ内容だった…ということだと、不誠実な感じがするというということである。
昼過ぎ、買い物をしに東神奈川駅前へ出かける。歩きながら、右耳に違和感を覚える。耳の穴を指で触れてみると、どうもガサガサしている…。自分の耳を自分で見ることが出来ないので、触感に頼るしかなかったのだが、どうも何か粘液が乾いたような状態であった。思い切ってゴリゴリを取ってみるが、何ともわからない。デジカメで右耳を数枚撮影してみたら、やはり粘液がにじみ出ていた。
昼食中も耳から結晶液のようなものが出ていたようで、ティッシュを小さくちぎって、耳に付けておいた。それでも状態が改善されないので、15時を待って今井医院を訪ねることにした。胃腸は至って好調なのだが、今井医院は皮膚科も診療科目にあるので…。耳は今井先生いわく「何か、瘡蓋(かさぶた)のようなものがはがれた痕がある」とのことで、ステロイド系の軟膏を処方してもらうことになった。久しぶりだなぁ、ステロイド系…。とりあえず、たいしたことはなかったようで、ホッとする。
それにしても、今日はジリジリと太陽の照りつける暑い一日だった。夏がまた戻ってきたようだ。夏休み中とそっくりそのまま取り替えたいような、そんな気候である。今夜のナイターは、さぞかし生ビールが売れることだろうなぁ…と、ナイター中継をテレビで見ながらぼやいてみた。
テレビで「ウォーターボーイズ」の最終回を見た。男のシンクロ…映画版を見た時もそうだったが、あの文化祭のシーンに、つい見入ってしまうのである。役者たちも、よくここまでのトレーニングに耐えてきたものだなぁ…と思うと、笑いの後に目頭が熱くなる。
そういえば、先々月に映画版「ウォーターボーイズ」のDVDを6000円も出して買ったのに、まだ一度も再生してなかったなぁ…。
9月10日(水)
今日も、家にいる時はずっと『ストレス・スパイラル』補強版の執筆。今日だけで入力文字数が1万弱。400字詰め原稿用紙にして、約25枚分! 本に置き換えると約16ページ分! ただし、思いついたところから執筆しているため、まとまりがないのである。内容がわかっているのは、著者である私だけ。とかいいながら、すでに新たな1章は脱稿した。これ以上パソコンに向かっていると頭が混乱してしまうという一歩手前で、作業を終える。
夕方、吉田整形外科で、お決まりの腰部牽引と栄養剤注射を受けた。今日も暑さの厳しい中、テクテク歩いて最寄り駅へ。ほんの5分の道のりが、ものすごく長く感じた。
気分転換用に、フォーク・クルセダーズのCDを新星堂で購入する。メンバーカードに2300ポイント(1ポイントで1円分の商品と交換できる)ほどプールしてあるので、「ポイント、使います!」と店員にカードを渡しながら伝えると、今月1日でポイントの有効期限が過ぎているという。2300ポイント貯めるのに、いったいどれだけの買い物をしたのだろう? たしか100円で5ポイント(20円で1ポイント)だから…。ポイントが振り出しに戻ってしまったショックに呆然とするものの、見つけたCDが1968年10月17日に大阪フェスティバルホールで収録された、マニアならずとも生唾モノのライヴ盤…これで機嫌が直ってしまう私も私だ。ちなみに、察しの良い方なら想像がつくと思うが、これは解散コンサートの音源である。あの「イムジン川」も2バージョン収録されているもの。それから34年後に、フォークルは2002年12月31日までの期間限定再結成をしたのだが…。
ただ、フォークルのCDがエイベックス(avex)からリリースされているというのには、何だかよくわからないが違和感が…。
9月13日(土)
11日(木)に日本大学医学部附属看護専門学校で2コマ連続講義を実施した。他の教員の都合と必要時間単位数の関係でやむを得ずこういう措置をとったのだが、私と180分も(?)付き合わされた学生にお悔やみと敬意を表する次第。ここでの講義もまだ2週目で、学生との足並みそろえがうまくいっていない様子。私が本気を出せば、ものすごいことになるのだが…。まだエンジンがかかりきっていないのは、自分自身がよく知っている。
講義後、急ぎ東京駅へ向かい、八重洲口から高速バスに乗って気ままな旅(?)に出た。これから再開する講義群の前に、心の洗濯をしようと思って…。新幹線に乗れば1時間ちょっとの場所でも、バスだと3時間ほどかかってしまう。それでも、バス好きの私は、費用の安く上がるバスを選択した。最近の高速バスは、シートピッチがゆったりしていて、座り心地も申し分ない。それに、高速道路の渋滞さえなければ、在来線よりも早く目的地に到着する。言うことなしである。
バスを降りた翌日(つまり昨日)、静岡県の金谷にあるお茶の郷博物館に行ってきた。茶どころならではの趣向をこらした施設であるが、世界のお茶のこと、お茶の歴史などから、実際にお茶をいただくことも出来、さらには茶室でお茶を点てていただくことも出来る。なかなか良い所だった。が、金谷駅から博物館へ向かい途中、駅前のバスターミナルに停車中のバスを撮影している私に運転手さんが話しかけてきて、その話がバス出発後も続き、「あっ、ここで降ります!」と告げると「えぇ? もう降りちゃうの?」と残念そうな顔をされてしまうあたり、人間味のあふれる体験もさせてもらえたように思った。
そして今日、偶然にも目にした静岡新聞の投書記事に、今まさに執筆中の『ストレス・スパイラル』補強版の具体例としてもってこいのものを見つけた。著作物と違い、新聞として世に出た記事は、著作権の問題が複雑に絡んでくるので、引用するのにも気を遣わなくてはならない。特に「投書記事」という性格上、新聞社だけでなく投書者本人にも著作権が発生するため、どうすれば煩雑な手続きをしないで済むのか、静岡新聞の編集局に電話で問い合わせをした。大学生の頃、図書館司書の資格を取るために受けていた講義で「著作権法」について学んだことがあったのと、『ストレス・スパイラル』は市販本であるため、こういったことに慎重にならざるを得ない。結果、どのような措置をとることにしたのかは、出版された実物をご覧いただくまで秘することとする。
それにしても今日は、朝から晩まで、頭を使いっぱなしだった。午前中、起きてすぐにパソコンに向かって『ストレス・スパイラル』補強版の原稿執筆。午後、静岡新聞に電話。その後、気分転換としてお絵かきロジックに没頭…。気分転換どころか、やたらと塗りつぶすマスを間違えてしまい、何時間も紙面と格闘。それで今日のイベントのほとんどが終了。
9月15日(祝)
昨日、柔道世界選手権をテレビで観戦していた。日本のエース、田村亮子選手が48キロ級で前人未踏の6連覇を達成し、日本中が沸きに沸いたようである。たしかに、ヤワラちゃんはスゴイ! でも、柔道選手は彼女だけではない。彼女以外にも金メダルを取った選手がいる。メダルに色は違えど、メダルを取った選手もいる。メダルに手が届かなかったものの、善戦した選手もいる。どうして、日本のマスコミはこうもひいきをするのだろう? 見ていて嫌になることがある。
そして今日、阪神タイガースが18年ぶりにリーグ優勝を果たした。一昨年まで、阪神はスポーツニュースでも軽い扱いだった。星野仙一監督となった昨年、破竹の連勝を続けていた頃は、「阪神は変わった!」などとマスコミは報じ続けた。しかし、連敗がかさむと、あれほど温かだったマスコミが、阪神に冷たくなった。今年、開幕からダントツの1位を守ってきた阪神に対して、マスコミは温かい。
私は、日本のマスコミの優柔不断さ、えこひいき、ポリシーのなさが大嫌いだ!
明日から仕事が再開。どうして仕事前になると肩や頭が痛くなるのだろう?
9月16日(火)
いよいよ、韓国における第4次日本大衆文化開放が決定した! これで、韓国内でも日本語CDやプレイステーションが販売されることとなる。アニメも今よりもっと規制が緩くなる。このニュースを受け、喜ばしく思ったのと同時に、「あぁ、フライングしないで良かった!」と安堵…。というのも、この日本大衆文化開放に関する本を出版する予定だった私は、「(韓国の)大統領が替わったので…」と、人間の科学社からの原稿依頼を保留していたのである。大統領がキム・デジュン氏からノ・ムヒョン氏に替わった時、韓国での日本大衆文化開放は第3次段階まで進んで中断されたままだった。何度か韓国を訪ねているうち、「いつ日本大衆文化開放が開放されてもおかしくない。開放されなくてもおかしくない」というあやふやな状態を察知していた私であった。第4次開放は来年1月1日から実施。でもまだ、テレビ放送には規制がかかったまま…。
さて、年明けすぐにでも韓国へ飛ばないと…。
今日は久々に朝イチの講義を担当した。体は休みボケを克服していたが、起きられるかどうかが心配だった。しかし、それも杞憂で、予定通りの電車に乗り、日本大学医学部附属看護専門学校へ向かった。今日のメニューは「実験演習」。学生たちは和気あいあいと作業を続けていたが、和気あいあいで本当に良かったのだろうか…。来週、改めて作業に関する解説をすることに決めた。
1時限目の後、次の仕事が17:40からの帝京大学福祉保育専門学校まで空いていたので、人間の科学社を訪ね、『ストレス・スパイラル』を5冊受け取ってきた。時間がかなり余っているので、これを有効活用しようと思い、帝京高等看護学院へ向かうことにした。講義は明日なのだが、医療社会学(第二看護科)の終講試験が先週実施されたこともあって、空き時間を採点にあてることにした。が、あまりに出来が良かったため、アッと言う間に採点が終わってしまったので、明日使用するプリントの印刷をして時間をつぶす。それでもなおも時間が余ってしまったので、早めに福祉保育に移動することにした。
今日から福祉保育は後期授業開始。しかし、来週の火曜日は秋分の日で休みとなるため、あまり突っ込んだ内容の講義も出来ない…。今後の流れなどを語って、今日のところはお茶を濁した。
それにしても、まだまだ体が思うように動かず、頭もよく回らない。本調子になるのは来週以降か…?
9月17日(水)
帝京高等看護学院第一看護科「人間関係論」が開講となった。毎年毎年、第一看護科の初講時にはかなりの時間をガイダンスにあてているのだが、今年は思い切って1時間全部をガイダンスにした。が、どうも学生に私の真意が伝わっていないようで、私の所信表明を苦々しく聞いているひねくれた学生、ぶんむくれた学生が数名いたのが気にかかる。学術用語をほとんど使用しないで講義を展開するという方針上、来週からはひねくれに拍車がかかるのではないかとという不安もよぎる。が、ヤル気のある学生の熱意も伝わってきてはいたので、それがささやかな救いである。
学生へは「信頼関係ではなく信用関係で人間関係は成り立つ」ということを述べたが、それを実践して来週の講義にのぞんでくれる学生がどれだけいるか、楽しみでもあり、不安でもあり…。
学生も初対面の私の迫力(?)に押されていた部分もあるのだろう。申し訳ないことをしたと思える点もあるので、そこは反省しなくては…。
3〜4時限目の講義の後、第二看護科の学生数名からラーメン屋さんへ誘われた。そのラーメン屋さんというのは、以前私が板橋区民だった頃に一度入ったことのある店である。いつだったか、学生たちと一緒にその店に行こうとしたのだが、私の記憶に残る場所は別の建物に変わり果て、影も形もなくなっていたのである。ところが、学生の一人が、そのラーメン屋さんが移転したことをつきとめ、それで今日、行ってみようということになったのである、6年ぶりに訪ねたその店は、場所こそ変わっていたものの、店主の口調やラーメンの味に変わりはなかった。この店を探し出してくれた学生には、言葉では表しきれない感謝の気持ちでいっぱいである。そして、その店に一緒に来てくれた学生たちにも心から感謝したい。
解散後、JRを使って帰るよりも都営三田線を使った方が確実に座れるので、久々に地下鉄で帰途についた。駅のホームに入ると、ちょうど東急目黒線直通の武蔵小杉行きが来たので、終点まで睡眠をとりながら向かう(昨夜は、今日の講義のことで頭がいっぱいになり、よく眠れなかったので…)。武蔵小杉でタイミング良く各駅停車の東横線が来たので、ゆっくり反町まで向かった。
何だか、ストレスと懐かしさの同居した妙な一日であったが、それはそれで心地良かったりするのである。
9月18日(木)
日本大学通信教育部(3時限目)と法学部(5〜6時限目)の講義も再開となった。本来、木曜日は1時限目に松戸歯学部の講義が入っているのだが、こちらは10月まで休みのため、少しだけ遅くまで寝ていられたので、体調は万全だった。
3時限目の講義前に、今日からしばらく使用するプリントの印刷にかかり、講師室で先生方から学生の出席情況を伺うと、どうも出席率が芳しくないとのこと、今度の土曜日から飛び石連休に入ることもあり、まだまだ学生の夏休み気分が抜けていないのかな…と心配する。講義開始10分前、神奈川県学友会所属(?)で準門下生にあたる(??)すうさんが、講師室にいる私を訪ねて来てくれた(訪ねるようにお願いしたのは私なのだが)。今日から私の社会学を聴講するということなので、夏休み前に配布したプリントを一式そろえておいたのだが、内容の説明を一切しないで渡してしまったので、ちょっと不親切だったかなと反省する。今年の昼間スクーリングは、(どういうわけか)ゆったりペースで、例年1コマでこなしているテーマを2コマに引き延ばしてしまうこともザラで、今日も用意したプリントの説明に到達する前に時間切れ。あまり焦っても仕方がないのだと自分を納得させて教室を出たものの、「これでいいのかなぁ?」と自問自答しながら講師室へ向かうことになった。
その反動か、5〜6時限目の法学部の講義では予定通りに講義が進んだ。学生の雰囲気も良く、「終わりよければすべて良し!」の気分で帰途についた。
横浜で、成城石井の立ち寄って買い物を済ます。酒類のコーナーで、マッコルリ(韓国産ドブロク)を発見! アチコチ探しても見つからなかったこともあり、1本だけ買って帰る。週末にでも飲もうかな?…などと楽しみにしているあたり、酒飲み魂が復活の兆しを見せている。
9月23日(祝)
5日ほど更新作業を停滞させてしまった。『ストレス・スパイラル』補強版の執筆で「あれもこれも病」が再発してしまい、構成を再び考え直すことになってしまったのである。予定では、既存の章に多少の節を追加するということだったのだが、どうも新しい章を入れ込まなければならなくなりそうな有様である。
それにしても、このところ気温が低く、着るものに困るようになっている。このところ平年より低めの気温で、今日はこの秋一番の冷え込みだったとか…。秋物を早く出しておかないと…。気候の変化の激しさに困惑する。
今月中に補強版の原稿を書き上げる…という約束を出版社にしてしまったので、あと1週間はない頭を十二分に働かせないと…!?
9月24日(水)
今日の授業用の「ネタ」確認をしていたら、深夜3時になっていた。急いで寝たものの、寝不足のまま朝を迎えた。帝京高等看護学院第一看護科の講義は、ちょっとしたナチュラルハイ状態で行うことになった…。ところが、このほうが自分自身も心地よく、また、学生のノリも先週に比べると良かったように思える。
講義中、雨が降ってきた。今日も気温が低かったので、雨も冷たく感じた。講義を終えて校舎の外に出ても、まだやむ様子もない…。とはいえ、まっすぐ家に帰るのもどうか…という感情が入り交じり、とりあえず新宿のビックカメラへ向かうことにした。私のノートパソコンにはS端子やVGA端子などが標準装備されているのだが、どうも接続するテレビによっては映像信号が届かないようで、それでTVコンバータを購入することにした。これなら、普通のテレビやビデオデッキのビデオ端子(コンポジット)のあるテレビに確実に信号を送ることが出来るのである。しかし、購入前にビックカメラの店員さんから「画質は劣化するおそれがあります」と説明を受ける。たしかに、パソコンとテレビの解像度はかなり違うので、パソコンで表示されている通りテレビに映せるかどうかは保障できないという。
それでも私は、コンバータを購入したのである。そして、TVコンバータの威力を確かめたい一心で少々混雑した湘南新宿ラインに飛び乗った! 出発間際に荷物を持ってダッシュするというのは、もう若くないからやめようと思っていたのに、今日は特別! 急ぎ帰宅し、TVコンバータをノートパソコンに接続…テレビの電源をON! すると、テレビにパソコンのデスクトップが映し出された! 解像度の違いによる映像の乱れもほとんどない! 期待以上の映像に、何だかとっても嬉しくなる! 9800円(税別)の出費も、こういう結果だと「安い!」と思えるから不思議だ!
でも、何だかとっても嬉しい! こういうところで私は喜びを使い果たしているのだろう…。大事なところで喜べない(悲しみを招いている)人生を送っている私である。
我が人生に、喜びいつ来たる?
あぁ、情けない…。
9月25日(木)
最近、「笑ってください!」と言われても笑えない私…。
今日、必要に迫られて証明写真を撮ることになった。いつもは写真屋さん45のいずれかの店舗で撮影することにしているのだが、ここ数年、私の身分証明写真が私のろくな結果ももたらすことなく、何となく「店を変えたほうがいいのかなぁ…」という思いの駆られてしまう。水道橋で総武・中央線を降り、神保町へ向かう途中、とある全国チェーンの写真屋さんを見つけた。気分転換の意味も込めて、そこで証明写真の撮影を依頼する。値段も税込み1050円(4枚1組)と安め。ところが、出来上がりを見て愕然とする。カメラマンの腕が悪すぎるのである。悪すぎる…というよりも、「客の良いところを引き出そうとしない」という言い方のほうが適切かもしれない。撮影も終わってしまったので、仕方なく代金を支払う。が、この写真は数十分後、日本大学通信教育部の印刷室にあるシュレッダーによって細かく切り裂かれる運命にあった。
「何をするにしても、浮気はいかんなぁ…」ということを実感した私は、いつものように写真屋さん45を訪ねた。定期入れを見たら、写真屋さん45の「スタジオフォト・メンバーズカード」というものが入っていた。年会費2000円を払うと、年間何度でも証明写真の撮影代が免除になり、現像代だけで済むというシステム…。あの1050円って一体?!
3時限目の日本大学通信教育部の講義は、日に日に学生数が減っているような気がするのだが、気のせいか…。しかし、学生数はたいした問題ではないと思う。一人でも私の講義を聴きたいという学生が教室にいたら、全力投球をするのみである。
講義後、証明写真を受け取りに行く。店にはいると店員さんが…
あのぉ…、とりあえず “使えそうな” 表情のものが2種類ありまして、
両方とも現像したんですけれど、どっちも微妙な表情なんですよね…
と言われて、その2種類を見た。本当だ、両方とも「微妙な表情」だ…。ここ数年、秋になるといろいろ思い詰める(私を追いつめる)ことが多すぎて、なかなか笑えない有様である。が、まぁさっきの店のヘボカメラマン(おそらくバイト)に比べたら、月とスッポン! ただ、モデルが悪すぎるだけ。で、私が選択した写真が、右のものである。CD−Rにデータ化してもらったものに縮小をかけてあるので、ちょっと見にくい(醜い?)とは思うが…。まぁ、しばらくはこの写真で乗り切ろう。
ちなみに、私は今まであまり濃い色のYシャツを着用する機会が少なかったのだが、今回は夏休み中に購入したシャツとネクタイ、先日購入したスーツで撮影に臨んでみた。空回りでなければ良いのだけれど…。
日本大学法学部の講義は、テーマが先週から「問題行動の根源」であるため、できるだけ暗くならないように心掛けている。が、今日はちょっと私一人ではじけすぎた感がある。本当これでよいのか…?
9月26日(金)
今日の昼過ぎ、松戸歯学部から速達が届いた。後期の社会学は履修登録者がいない(から、出講しなくて良い)、後期分の給料は全額支給する…という文書が届いた。松戸歯学部の場合、教養科目の履修方法が他大学・他学部とは大きく異なっている。いわゆる教養科目は1年生にのみ開講されており、「人文科学」「社会科学」「自然科学」の各分野からそれぞれ1科目以上選択履修すればいいというシステムなのである。1科目あたりの配当は2単位…つまり、すべて「半期もの」である。要するに、全部で3科目(6単位)履修すれば教養科目の単位は満たされる。そして、だいたいの学生は前期のうちに全部履修する。よって、かなりの科目で「後期は開講せず」という状態になる…。
以前、「専門バカを作らないよう、教養科目の強化を図る」などという声が上がったが、歯科大学という性格上、専門教育にかける時間の確保が優先されるのは必然。そういう状況で昨年の後期も、論理学と心理学が休講となった。そして今年は私も…である。こうなることは半ば想像がついていたのだが、「いや、知識欲や勉学意欲に燃えた学生が、それぞれの分野から2科目、3科目と履修することもあり得ます」などと言われたこともある。しかし、今時の大学生が規定以上の単位履修をする確率は、きわめて低いと言って良いだろう。
「出講しないでも給料は保証されているから良いじゃない!?」などと言う人もいたけれど、講義もしないで(出来ないで)給料をもらう悔しさをわからない人のセリフだとしか思えない。給料が下がっても、それでも講義をしたいのが「プロ」じゃないのか…と思う次第。
でも、後期は担当コマ数が激増するから、体力温存のために神様が与えてくれた「有給休暇」なのかもしれない。そう思うと、何となく心がホカホカしてくる。
今日は『ストレス・スパイラル』補強版の執筆にスパートをかけなくては…。明日には補強部分を仕上げたいものだ!
9月28日(日)
今日の早朝、とりあえず『ストレス・スパイラル』補強版の原稿を書き終えた。とは言っても、追加分だけしか執筆していないので、たいした量ではないのかもしれない。Wordでいくつかのファイルを作って保存したが、合計260KBほど。「まえがき」「あとがき」ともに新しいものにし、「部」「章」ともに追加した。どのくらい加筆したのかというと…「節」にして15節ほど(「まえがき」「あとがき」含む)。
ただし、ここまでは「自己満足」の域でしかない。あとはこの原稿がどのように活字化されるのか、タイトルをどうするのかなど、様々な打ち合わせがあるハズだ。
それにしても、昨日はガムをよくかんだ。私はたばこを吸わないので、その分(?)ガムの消費量が尋常ではなかった。とにかくかんだ。あごが鍛えられるくらいにかんだ。
いったい、『ストレス・スパイラル』はどんなふうに化けるんだろう…? 著者自身、予想がつかない。
この2日間、徹夜状態だったから、今日はちゃんと寝ないと…。誰も言ってくれないので、とにかく自分で自分に「お疲れ様!」
9月29日(月)
久々の三島入り。三島駅前から日本大学国際関係学部への道は、キンモクセイの香りで満たされていた。やっぱり、今はもう秋…。その香りをかぎながら大学へ向かう。が、途中から香りが変化…ご存知の方も多いと思うが、日本大学の三島キャンパス周辺はイチョウの木が多く、この時期は銀杏が道にゴロゴロ落ちているのである。朝早く、かごを片手に銀杏を拾うオバチャンたちがいて、それはそれで牧歌的な光景ではある(今年は出講時間が遅いので、オバチャンたちの奮闘を見ることはできないが…)。しかし、銀杏独特の臭い…。キンモクセイの甘い香りが、大学に近づくにつれ、何やら妙な臭いに変わるのである。踏みつぶされた銀杏から発せられるあの臭い…食べるとおいしい銀杏ではあるが、決して観賞用ではないことを実証するのにこれ以上のデータはいらない! 時々、イチョウの葉で足が滑り、銀杏にしりもちをつく女子学生がいる。かわいそうだと思うのだが、誰も近寄ろうとしないのも事実。
今日から2時限目の「人間と社会」は「T」から「U」に科目名が変更となる。ほとんど学生の入れ替えはないが、選択必修科目の関係で多少人数が減っている。まぁ、人数が少ない方が交通整理しやすいことは事実であるが…。しかし、相変わらず失礼な学生がいて、腹立たしく思う。今日は初回だから終始穏やかにしていようと思ったのだが、その願いも虚しく…。3時限目の「社会変動論」は、いつもよりも教室で私を待ちかまえる学生の数が多かった。というのも、今日はレポート提出日。希望者飲み提出ということにしておいたのだが、今日出席していた学生のほぼ全員が提出した模様。こういうことでもない限り、教室が一杯になることがないんだねぇ…と、軽く嫌みを言う。
人間の科学社へ連絡を入れ、明日原稿を持って行くことにした。いったい『ストレス・スパイラル』がどう化けるのか、著者自身も楽しみにしている。
9月30日(火)
今日の仕事は変則的だった。日本大学医学部附属看護専門学校での講義が9時から10時半まで、そして次の帝京大学福祉保育専門学校の講義は17:40から…。おまけに、今日の福祉保育での講義はパソコンを使用するため、朝からずっと重い荷物を背負って歩き回るハメに…。
昼過ぎ、人間の科学社を訪ねた。昨日手直しをしておいた『ストレス・スパイラル』補強版の原稿は、いよいよ出版社にわたったことになる。とりあえず、あとは連絡待ち。
福祉保育では、6月7日の比較心身症研究会のシンポジウムで報告した「動物とのかかわりにみる『癒し』と『ストレス』の関連」を学生の前で再演(?)した。多少(?)の強要があったにせよ、とりあえず盛り上がったようである。いちばん盛り上がった瞬間は…パソコンをテレビに接続して、画面がONになった時、私のデスクトップ(右の写真)がでで〜んと表示された時。ちなみに、101匹ワンちゃんのラッキーである。
何だか今日は朝からお疲れモード。乗る電車ごとに爆睡状態に入る有様。
今日で9月も終わり。明日から新幹線の品川駅開業!
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