2015年7月のぼやき



7月1日(水)

国際関係学部の3時限目「日本社会」の講義に入る前、窓の外から「ビュービュー」と台風にも似た大きな音が聞こえてきた。そして、窓に激しく打ち付ける雨、雨、雨…。三島駅前を歩く人々は、傘をさすのを諦めて、ビショ濡れ状態を受け容れていた。本当に台風が来たのではないか…と思えるほどの光景だった。

この強風のため、東海道線が函南〜三島間で運転を見合わせたり、徐行運転をしたり…で、遅刻する学生が続出した。

息子を幼稚園に送り届け、新幹線で三島に向かう時、いつもとは違う “何か” を感じた私…。何が違うのか…と周囲を見渡して、“あること” に気が付いた。新幹線のホームや施設内に、いつもより多数の警察官やガードマンが!? それは、新横浜でも三島でも同じ光景だった。三島で新幹線を降りると、入れ替わりに警察官が車内点検を始めた。

講義を終えて校舎を出た時、台風のような雨風の勢いは収まることなく、強風と強風の合間を狙ってサ〜ッと駅まで駆け込んだ。が、新幹線が静岡県から神奈川県に入ると、雨の勢いは弱まり、所によっては日差しさえ見えていた。

新横浜に到着し、横浜線で鴨居に戻ると、傘をささずに歩ける状態だった。どうやら、台風のような雨風の勢いは、横浜を避けてくれたらしい。なのに、延長保育中の息子を引き取って帰途に就いた時、大きな雨粒が…!? 急いで息子にレインコートを着せ、家路を急いだ。

日暮れ時にキレイな夕焼けが見えたので、明日は晴れることを確信した私…。

さて、3時限目「日本社会」は、前回から『いつか どこかで』を鑑賞しつつ「日本(人)的コミュニケーション」の特徴や複雑さを理解してもらっているが、今年度は例年より鑑賞に充てるコマ数を多めにしているため、前回の内容をもう一度再生し、さらに例年以上にこまめな一時停止をしての解説…。時間的に余裕があるため、例年以上に登場人物たちの人間関係や心情をジックリと考察する余裕も生まれている。

明日からの週の後半も、ゆったりと臨みたいところである。


7月2日(木)

昨日、2枚の切符を購入した。1枚は、横浜から松戸の乗車券。もう1枚は、鴨居から松戸の乗車券。早起きできたら鴨居から、出来なかったらいつものように横浜から…と、そう考えて2種類のキップを用意した次第。

果たして…、今朝は4時過ぎに起床し、5時過ぎには家を出て、徒歩で鴨居駅に向かった。そして、6時前の横浜線に乗り、7時過ぎには松戸に到着していた。時間に余裕があったので、北松戸へ向かい、そこから松戸歯学部まで歩いたのだが、途中で雨が降り出したため、最後はダッシュするハメに…。

1時限目「社会学」は、講義最終回で試験を実施しなくてはならないため、今日を入れて講義は2回…。松戸歯学部への年度内出講は残り3回ということになり、あっという間にここまで来たような感じである。今日は「人間関係の諸相と構造」の最終回として、「地位」と「役割」の関係性と病人(患者)役割に軽く触れておくにとどめる。

松戸から法学部への移動も、残り3回…。体のリズムが “移動” に慣れきった頃には、前期の講義が終了していると思われる。ちょっと残念である。

3時限目「社会学」は、講義前に授業アンケートを実施。それから「人間関係の諸相と構造」の解説に入る。今日は「役割期待」「役割遂行」に関する具体的事例として「アイドル工学」について語る。

帰りに水道橋界隈で幾つかの用事を済ませたが、思った以上に時間がかかってしまい、かなり焦った状態で息子の待つ幼稚園に向かったのだが、ダイヤが乱れていたり、途中で電車が緊急停車したり…と、幼稚園への道のりが多難となってしまった。結局、幼稚園には予定より30分以上も遅い到着となってしまったが、ちょうど園児たちが外遊びを終えて教室に戻ったばかりで、息子にグズられることもなく、すんなり家まで連れ帰ることが出来た。怪我の功名…というべきか?

さぁ、今週の出講も、あと1日。明日の3コマも、力いっぱい頑張るのみ!


7月4日(土)

昨日は激しい雨と風に苛まれ、静岡英和学院大学に向かういつもの道のりには不安がいっぱいだった。神奈川県を抜けたあたりから新幹線の車窓に激しく雨が打ち付け始め、静岡で下車してバス乗り場へ向かうと、「これで何の警報も出ていないのは、ちょっとおかしいのでは…!?」と思えるような状態だった。

事実、その時間帯には伊豆や三島あたりでは大雨警報が発令されていたのである。

静岡英和学院大学行きのバスは間引き状態で、さらに道路は冠水寸前のため、渋滞が起きていた。そして、英和のキャンパスにある階段や坂道は滝のような状態…。

そんな悪天候とバス遅延のため、1時限目「現代の国際社会」は、いつになく遅刻者続出…。「国際社会と大衆文化」の2回目は、最初の15分くらいを前回の解説内容の復習に充て、それからアメリカ主導型の文化帝国主義の現実について語る。

講義を終えて講義室に戻った頃、静岡市内にも警報が…。しかし、台風関連の警報でない限り、鉄道が運転を見合わせていなければ講義は続行…というのが、静岡英和学院大学の規定である。私はすでに講義を終えているので警報が発令されていても関係はないのだが、しかし、これから新幹線に乗って東京へ移動する身としては警報発令はちょっとツライ…。

守衛さんから「大雨のために市内で渋滞が発生している」という情報を得たのだが、私が乗ろうとしていたバスは英和が始発のため、「そんなにダイヤが乱れることはないだろう」とタカをくくっていた。たしかに、バスは定刻通りに出発したのだが、途中で徐々にダイヤが乱れ始めてきたため、いつもは静岡駅前まで乗っているバスを東静岡駅で下車して東海道線に乗り換えることにした。

おそらく、私の選択は正解だった…と思う。

新幹線は運休もダイヤの乱れもなく、無事(予定通りに)通信教育部に到着した。

4〜5時限目「社会学」の講義内容は、ほとんどが前日(木曜日)に法学部で担当した「社会学」と同内容。だが、法学部と通信教育部とでは少々展開方法を変えてある。

今日は、火曜日に運休で使用できなくなったぷらっとこだまの払い戻しと新たな予約を入れるため、新横浜のJR東海ツアーズに行くことにしていた。が、妻に急きょ仕事が入ったので、息子を連れて出掛けることにした。

JR東海ツアーズでの払い戻しに少々時間がかかり、息子も少し退屈そうにしている時間帯もあったが、それでもお出掛けにご機嫌モードで、買い物のために入った量販店では “4Kテレビ” や “デジカメ” などを興味深く眺めては “比較” をしていた。そして、大人である私が見落としてしまったようなことにまで注意を払い、ともすればスルーされがちな情報にまで目を配っていた息子…。

幼稚園でも、先生方から息子は「見ていないようでいて、キチンと見ている」と評されているらしい。たしかに、注意力は鋭いようである。

この注意力、有効活用出来れば良いのだが…。


7月6日(月)

横浜にも大雨警報が出るほど、雨が優勢の一日だった。

朝、息子と一緒に幼稚園に行くと、各クラスの前に七夕様の飾りが…。に園児たちの願いを込めた短冊が、笹にかけられていた。息子の書いた短冊を捜そうとしたが、急いで仕事に向かわなくてはならないのと、雨が激しくなってきてお飾りが “しんなり” してきたのとで、朝は “捜索” を断念した。

三島に近づくにつれ、新幹線の窓に当たる雨の勢いが増してきて、雲の様子もどんどん怪しくなってきた。三島駅の新幹線改札口と国際関係学部の北口校舎は徒歩0分の距離であるが、傘がないと歩けないほどの状態に…。

3時限目「日本社会」は、『いつか どこかで』の鑑賞3回目。今日までは「日本(人)的コミュニケーション」の特徴や複雑さを理解してもらうのがメインとなっているが、ストーリーそのものも徐々に盛り上がりを見せ始める。そのため、上映する範囲を少なくし、出来るだけ解説時間を長くとることにした。

延長保育中の息子を迎えに行くと、息子のクラスメイトが息子に何か話しかけている。明らかに、息子は困惑している…。「何があったんだろう?」と思い、近づいてみると、息子のクラスメイトは

ねぇ、ねぇ、ラッスンゴレライ、やってよぉ〜!

と、何度も何度も要求していたのだった。

息子は「いやだよぉ〜!」と要求をはね除け続けていたため、仕方なく(?)クラスメイト自身がラッスンゴレライを始めてしまった。

息子に「ラッスンゴレライ、知ってるの?」と尋ねると、「知らない!」とのこと。幼稚園でラッスンゴレライが流行っているのか? それとも、何かの罰ゲームなのか? 私の頭の中がクエスチョンマークで満たされていく瞬間だった。

最近のお笑い芸人は入れ替わりが激しく、その流れについていけない私…。


7月8日(水)

昨日は七夕…。しかし、あいにくの天気だった。そして今日も昼前から天気が怪しくなり、仕事を終えた頃には雨脚が強まっていた。梅雨だから当たり前のことなのだが、現在3つの台風が日本に接近しているため、天気図から目が離せない毎日である。

昨日は、静岡英和学院大学への出講日。3時限目「国際関係論」は「国際関係と温度差」の具体的理解を深めるべく、日本のアニメーションが韓国で放送された際の “編集” について、DVDを鑑賞しつつ解説する。5時限目「異文化コミュニケーション論」は、ちょっと予定を変更して「コミュニケーションの比較」の残りの解説を一気に終了させることにした。本来は今週と来週とに分けて解説するべき「婉曲表現」「以心伝心」などの内容を1コマで解説し終え、来週はその具体例をDVDやCDで考察する予定である。

静岡へは駿府ライナーを利用し、帰りはぷらっとこだまで予約した新幹線での帰浜…。天気が芳しくない時は、特に雨の夜間歩行は避けたいところである。

今日は、国際関係学部への出講日。ちょっと早く起きた息子を幼稚園に送り届け、いつもより早く鴨居駅に到着したものの、新幹線特急券の購入に手間取ったためにいつもより早いこだま号には乗り損なった。が、次のひかり号に乗ったため、かなり早く三島に到着した。

昨日の「ぼやき」を更新できなかったのは、パソコンに向かって文章を入力するだけの体力が残っていなかった…というのが理由である。そのため、本当なら昨夜のうちに今日の講義の準備を済ませておくべきところ、それさえも出来ずに就寝…。よって、今日は何としても早めに国際関係学部入りし、家で出来なかった作業を昼までに終える必要があった。

3時限目「日本社会」は、『いつか どこかで』の鑑賞4回目。いよいよクライマックスに向けてストーリーが動きだし、「日本(人)的コミュニケーション」の特徴や複雑さに加えて「日本(人)的仲間意識」に関する表現も多数現れている。出来るだけ解説時間を長くとるべく、新規再生箇所を短めに設定した。

帰りに新横浜から鴨居とは逆の東神奈川に向かい、区役所で1つ用事を済ませ、それから再び横浜線に乗って鴨居へ…。幼稚園に行くと、なぜか帰り支度を始めていた息子…。どうやら、私が園の門を開けて入ってきたのを見た別の園児が「お父さん、来たよ!」と息子に教えてくれたらしい。

雨がひどくなる前に帰途に就こうと、息子とバス停へ急ぐ。ほとんど待ち時間のないような状態でバスがやって来たので、服やバッグなどはあまり濡れずに済んだ。が、帰宅後しばらくして、雨脚が強まり、夜になると大雨警報が発令される有様…。

明日、無事に出勤できるのだろうか…?


7月10日(金)

昨日は梅雨らしい雨天で…というよりも、大雨警報が出るほどの荒天…。それに引き替え、今日は日差しがまぶしいほどの好天…。

昨日は、松戸歯学部と法学部の出講日。いつものように6時前に家を出てバス停に向かったのだが、道の向こうとこちらとで天気が違っているという、妙な状態を見た。私が並んでいる側は雨が降っていたのだが、道の向こうは誰も傘をささずに歩いていた。目の前で、雨の切れ目が生じていたのである!

松戸歯学部に到着するまで雨が止むことはなく、講義を終えて法学部へ移動する時にも雨は勢いを強めていた。唯一の救いは、私の乗る電車のダイヤには乱れがなく、予定通りに法学部到着となったことか…。

今日は朝から晴天で、体も軽く…といきたいところだが、どうしたことか体が思うように動かず、身支度に時間がかかる有様。それでも、天気が良いので移動・乗り継ぎには時間がかからず。比較的順調に静岡英和学院大学入りする。1時限目「現代の国際社会」は、「国際社会と大衆文化」の最終回。今日は特に「韓流ブーム」について、その影響の好悪を語る。

通信教育部への移動中、新幹線の車内ではほとんど意識不明状態…。仮眠というよりも、意識不明…。それでも、午後の講義をこなすパワーはモリモリ回復!

昨日の法学部3時限「社会学」(人間関係の諸相と構造)も、今日の通信教育部4〜5時限目「社会学」(「人間」と「ヒト」)も、テーマは「gender」。「おかあさんといっしょ」の中の『ポコポッテイト』や『うっかりペネロペ』(通信教育部のみ)をDVDで再生し、固定観念化されている性役割や性パターンについて理解する。

今日の帰りは、夕方のラッシュアワーと闘う気力がなく、ちょっとぜいたくに新幹線利用…。日が長くなったせいで、明るいうちの帰宅…。

明日は、幼稚園の盆踊り会。お天気が続きますように…。


7月11日(土)

息子の幼稚園で、恒例の盆踊り会が開催された。昨日からの晴天で、今日はまさに “盆踊り日和” といったところ(?)である。

集合時間は17時半だったが、妻は盆踊り係であるため、17時に招集されていた。妻は浴衣を、息子は甚平を、今日のために新調して臨んでいた。が、私はいつもと変わらぬ恰好…。親子3人でバスを待つ間、そしてバスに乗っている間、何となく洋服着用の私だけが浮いたよう状態に…!?

最初にクラスごとの記念写真があり、それから盆踊り…という段取り。園児はクラスごとに並び、先頭に担任の先生がつき、盆踊り係(各クラス2名)が列の横について踊ることになっているのだが、息子の担任の先生が最初の曲で櫓に上らなくてはならなくなり、急きょ妻が “先生の代わり” を勤めることに…!?

その後は、本来の立ち位置に戻った妻だったが、えらく緊張したらしい。
盆踊りに興じる妻と息子
園児が一通り踊り終わった後、盆踊り係のみで1曲踊ることになっている。今年は『炭坑節』が選ばれ、妻は太鼓の担当である。今日の昼過ぎまで「太鼓、うまく叩けるかなぁ?」と不安がっていた妻だったが、今日一番緊張したのは “先生の代わり” を勤めたことに変わっていた。

息子は息子で、朝からハイテンション! 幼稚園に到着後もテンションは下がらず、盆踊りが始まってからもその勢いは変わらず。ものすごく、楽しそう…。

盆踊り会の最後は、花火である。と言っても、大がかりな打ち上げ花火を上げるワケにはいかないので、オモチャ花火を打ち上げてゆくのだが、昨年よりもグレードのアップした花火がセットされていて、保護者からも「オォ〜ッ!」という歓声が上がった。園児たちの興奮は、保護者以上…。最後は、これまた恒例のナイアガラ…。手作り感満載ではあるが、それでも自然に拍手が起こる出来映えである。

息子は「楽しかったねぇ…」と大満足の盆踊り会だったが、1つ1つのイベントに「幼稚園最後の」という連字符がついていることを思うと、親としてしみじみとしてしまうことしきり…である。


7月14日(火)

土曜日に盆踊り会が行われたため、昨日は幼稚園の代休日だった。が、妻も私も仕事があったので、息子は幼稚園の預かり保育へ…。10時過ぎに息子を幼稚園に送り届け、17時過ぎに迎えに行ったのだが、その7時間の間に教室での遊び有り、プール遊び有り、外遊び有り…と、かなり体を動かしたらしい。

実は、日曜日にも昼過ぎから夜まで買い物のために外出していた息子…。盆踊り、買い物、預かり保育…と、3日連続で体を酷使(?)したせいか、息子は昨夜フトンに入ってしばらくした後に発熱し(この時、私は熟睡していて騒動に気づかず)、朝になっても熱が下がらず。息子は幼稚園を休み、妻は仕事を休み、午前中に通院…。ノドが赤いと医師から言われたという。体が弱まったところに、何か “もらって” しまったのかも知れない。

私は倒れるワケにいかず、昨日も今日も、元気に(?)出講である。

昨日は、国際関係学部の3時限目「日本社会」の担当のみ。『いつか どこかで』の鑑賞の最終回であり、これを以て日本(人)的コミュニケーションの特徴や日本(人)的な「愛」「和合」「共感性」「仲間意識」についての総合的解説が一旦終了!

今日は、静岡英和学院大学への出講日。往きは駿府ライナーを利用し、帰りはぷらっとこだまで予約した新幹線で帰浜…。

そして、講義は3時限目「国際関係論」は、先週に引き続き「国際関係と温度差」の具体的理解を目的に、韓国における日本大衆文化開放政策に関わるDVDやCDの鑑賞。まず、先週の解説内容を簡単に振り返り、今回の主テーマである「剽窃(パクリ)」に関して日韓の曲をいくつか比較してみる。さらに、剽窃と「オマージュ」の違いを理解するべく『威風堂々』を取り上げ、それらを一通り解説した後に日本のアニメソングが韓国でどのように取り入れられてきたのかを、過去と現在の比較をする。

5時限目「異文化コミュニケーション論」は、「コミュニケーションの比較」最終回である。先週と今週の講義内容に関しては先週のうちに全体的な解説をしておいたので、今日は日本のヒット曲を用いた具体的理解を試みた。まず、『翼を広げて』をもとに比ゆの考察を行う。そして、『或る日突然』『翼をください』『崖の上のポニョ』などを用いて、日本語の楽曲を他の言語に翻訳した際の “歌詞” と “アレンジ” の違いを比較する。その作業を通して、日本語が如何に “あいまい言語” であるかを確認する。

明日も、猛暑が襲ってくるらしい。お天気も心配だが、息子の体調も心配である。


7月15日(水)

月曜日、息子を幼稚園に向かえに行く前、病院で診察を受けた。初対面の若い医師で、これまでの頭痛の経過や診察の経緯を説明するよう求められ、20年ほど前にさかのぼった話をすることになった。さらに、「偏頭痛になってから対処するより、予防することが大事なんです!」と力説され、色々な薬理学的な説明を受けたが、残念ながら私にはそれらの薬剤は全て服用経験があり…。

そこで、今までに服用したことのない薬剤を処方していただいたのだが、私の体質には合わなかったのか、激しい目眩と吐き気に襲われてしまった。

午前中、息子の体調は登園に耐えられるかどうかわからないような状態で、私も講義に耐えられるかどうか…という有様。国際関係学部の「日本社会」を休講することも考えたが、講義の残余回数が少なく、補講日に出講することが難しいため、私は三島に向けて出発した。

息子は、昼食をとるやいなや元気を取り戻したらしい。幼稚園は半日保育中であるが、午後からの延長保育を利用することは可能だったので、妻は息子を幼稚園に預けて仕事に向かったという。

職場に入ると気持ちが引き締まり、3時限目の開始までには体調も7割程度は回復していた。しかし、私の体調とは別に、回復していないものが…。東海道線が昼前から三島〜沼津間で運転を見合わせていたのである!

静岡方面から来る学生たちにとって、この区間が運休になるということは “通学路を断たれた” ということに他ならない。3時限目の開始時刻になっても、学生数が増えず。本当なら最後のテーマの解説に入るハズだったが、予定を変更せざるを得ない状況となった。

前回で『いつか どこかで』の上映を完了させたが、その “延長戦” として、1992年2月に放送されたプライム10 音楽達人倶楽部「小田和正 追いかけて 追い続けて」を再生することにした。映画を作った本人の “声” を聞いて、映像と音楽に込められたメッセージを理解しようという試みで、以前はよくこの番組をDVDで見せてきたが、よもや東海道線の運転見合わせへの対処としてこのDVDを再生することになろうとは、思いもよらなかった。

月曜日の講義を終えた後、妙な胸騒ぎを覚え、DVD類を大学に置いて帰ったのだが、それが功を奏したような形になった…と思えた。

講義後、急いで帰途につき、幼稚園に向かう。体調万全ではない状態での登園ゆえ、早めに迎えに行きたかったのだが、そんな理由で講義を早めに終わらせるワケにもいかず、いつもの新幹線に乗ることに…。

幼稚園に到着すると、いつもとほとんど変わらぬ表情で遊んでいる息子を見て、ホッとする。が、油断は大敵! 再び ”ぶり返す” 恐れもあるので、無理をさせないようにしないと…。もちろん、私自身も…である。


7月16日(木)

関東地方も、台風11号の影響が…!?

昨夜から我が家の周辺も激しい雨となり、今朝は雨の勢いが弱まりかけたところで家を出た。バスに乗り込むや否や雨の勢いが強まったが、幸いにも途中で下車して地下鉄駅に向かう時は雨が弱まっていた。横浜から乗った東海道線には、外が見えなくなるほどの激しい雨が打ち付けてきた。が、松戸に到着した頃には雨が止み、傘がなくても歩ける状態だった。

松戸歯学部の1時限目「社会学」は、今日で終講。今年度は最終講義内で終講試験を行うことになっているので、今日は60分の試験監督を担当するのみである。が、その試験監督中に雨が再び激しくなり、アチコチの屋根や壁に雨が当たって水煙が立っているのが見えた。

幸い試験監督を終えた頃には雨脚が弱まっていたので、大学に長居することなく、いつもより20分以上早いバスに乗って法学部への移動を開始した。

なのに…。いつもは北松戸駅入口(JR北松戸駅から徒歩で6〜7分ほど離れた場所にある)で下車し、常磐線各駅停車・千代田線に乗り換えるのだが、バスに乗った途端に雨の勢いが強まったため、北松戸へ歩くのを断念し、松戸駅まで戻ることにした。

それが、悲劇(?)の始まりだった。天候のせいもあって道路が渋滞し、松戸駅になかなかたどり着かない…。やっとの思いでたどり着いた松戸駅では、常磐線快速の遅延がアナウンスされていた…。おまけに、私が乗った快速は北千住で特急の通過待ち…。加えて、南千住で「前を走行している電車との間隔を調整するため、しばらく運転を見合わせます」というアナウンス…。そして、やっとの思いで日暮里までたどり着いたかと思いきや、「上野駅のホームが出発待ちの電車で埋まっておりますので、上野へお急ぎの方は山手線にお乗り換えください」という状態に…!?

こんなことなら、松戸に停車中だった各駅停車に乗っていれば良かった…と思うことしきり。

いつもより早く移動できるルートを採択したのにもかかわらず、水道橋にはいつもより10分以上遅い到着となった。松戸歯学部を20分以上早く出発し、水道橋に10分以上遅く到着…。

おまけに、法学部入りする前に立ち寄ったコンビニで、「先頭にお並びの方、こちらのレジへどうぞ!」と促されたのに、次の瞬間「チンッ!」と電子レンジの音が…。私の前にいたお客さんのお弁当が温まったのである。「少々お待ち下さい」と言われて待っていたが、その間に私より後ろに並んでいたお客さんたちが次々に会計を済ませてしまった。

何から何まで、裏目に出る移動…。それでも、講義開始の1時間前には法学部入り。

3時限目「社会学」は、「社会学T」として履修している1〜2年生には “ひとまず” 今日が終講。3年生以上は通年履修のため、単なる通過点。「社会学T」の履修学生のほとんどが後期の「社会学U」も履修することになっている(らしい)ので、特に “まとめ” らしいことはせず、「人間関係の諸相と構造」のテーマのもと「県民性」に関する解説をする。

今日も息子は念のため幼稚園は休んだのだが、預かり保育だけお願いしていたので、帰りに幼稚園に寄る。職員室で担任の先生に息子の体調について伝え、バスで帰ろうとしたのだが、バス停で雨がポツポツと降り始め、バスに乗るとその雨脚は強まるばかり。ところが、バスを降りると雨がピタッと止み、傘なしで歩いて帰宅…。

雨が降ったり止んだり…という状況に体が過剰に反応したのか、帰宅するとしばらく意識不明状態に…。

とりあえず、明日の講義を無事にこなせたら…と、ただそれだけを願うのみ。


7月17日(金)〜18日(土)

17日は、静岡県中部南で大雨警報が出る中、新幹線で静岡へ向かい、静岡英和学院大学の講義に臨んだのだが…。神奈川県内も場所によって警報が出されていたものの、傘をさすことなく新幹線乗車までたどり着いた時には “運が向いている” と思えたのだが、小田原あたりから雲行きが怪しくなり、静岡県内に入ったところで「もしかして、講義が成立しないかも…!?」と不安感が強くなってきた。

静岡で下車した時には雨脚が弱まっていたものの、静岡英和学院大学行きのバスに乗っている最中に雨の勢いが強まってきた。大学前のバス停から校舎までは傘をさして歩ける程度の雨脚になっていたが、大雨警報は重く私にのしかかり(?)、1時限目「現代の国際社会」は最終回にして最低出席率…。

しかし、半数以上の学生はキチンと教室にたどり着いていたので、「現代の国際社会再考」というテーマで今までの講義内容を振り返り、結論的な解説をし、ほんのちょっとだけ早めに講義を終えた。

通信教育部への移動は台風の影響をほとんど受けず、予定通りの時刻に無事到着したのだが…。4〜5時限目「社会学」は来週の同時限に前期試験を実施するということで、「では、続きは来週に…」という状態が許されないため、急きょ講義内容を変更し、「まとめ」的な内容のパワーポイントと講義用資料を作成することにした。そして、それらの作成が全て終了したのは、講義開始の10分前だった。

講義後、息子の通う幼稚園へ…。17日は幼稚園の終業式だったが、年長さんは幼稚園で1泊2日の “お泊まり会” が行われるため、一旦帰宅後、再び幼稚園に集まることになっていた。我が息子も一旦帰宅して入浴を済ませ、宿泊の道具類をバッグにいっぱい詰め込んで幼稚園に向かったそうである。

お泊まり会は一般保育の一環であるため、父母の参観は出来ない。が、夕方に行われるキャンプファイアは参観自由となっていた。天気予報では、横浜地方は午後も傘が必要だということだった。雨天の場合、お泊まり会の幕開けとなるドッジボールも園舎内(ホール)で行われ、キャンプファイアも中止となり、父母の参観は一切不可ということになるハズだった。しかし、お泊まり会の最中は雨が一滴も降らず、太陽が園庭をすっかり乾かしてくれたため、全てのイベントが予定通りに行われた。

私が幼稚園に到着した時には、園児たちはホールで夕飯のカレーライスを食べている最中だった。夕飯を先生方だけでととのえるのは困難なため、各クラスから3名ずつ “お手伝い” を募集していた。妻もお手伝いに名乗りを上げていたが、「応募多数の場合、園で決定させていただきます」ということで選に漏れた。今年は、夕飯のお手伝い応募が殺到したらしい。園児たちは、お友だちと、そして先生たちと食べる夕飯に笑顔がこぼれていた。

さて、夕飯後は園庭でキャンプファイア! 園児たちがクラスごとに園庭へ集い、園庭の中央にある薪に火を灯してスタート…という段取りなのだが、近隣へ煤が飛んだり火の粉が飛ばないようにするため、常に3箇所からホースで噴水して火の燃え広がりを防ぐという徹底した安全対策をとっていた。が、着火のために撒いた灯油の量が多かったか、はたまた風の勢いが強かったか、一気に火の手が上がり、キャンプファイアというよりも「火災」というような状態に…!?

その、火災のような炎の前で、園児たちが『燃えろよ燃えろ』を歌い、続いて『ようかい体操第二』を楽しそうに踊り始めたのだが、火の粉は降りかかるは、煙にまかれるは、煤は飛んでくるは…で、アチコチから悲鳴にも似た叫び声が…。しかし、園児たちは炎よりも熱く燃えていた!

キャンプファイアというよりも「火災」のような炎…

キャンプファイアというよりも「火災」のような炎…
その「火災」のような炎の前で『ようかい体操第二』を踊る園児たち
その「火災」のような炎の前で『ようかい体操第二』を踊る園児たち

さて、18日は6時の起床からお泊まり会が再開! お着替え、朝の体操、朝食、思い出絵画作成…ときて、9時に父母と一緒に帰宅…という流れ。朝食を先生方だけでととのえるのは困難なため、各クラスから1名ずつ “お手伝い” を募集していた。「応募多数の場合、園で決定させていただきます」ということになっていたが、夕飯とは一転、こちらは応募者がなかなか集まらなかったらしい。

…で、察しの良い方なら想像がつくかも知れないが、息子のクラスは私が朝食のお手伝いに立候補したのが採択されて、朝の6時過ぎに幼稚園に向かった私…。

まずはホールに入り、エプロンと三角巾を着用し、運ばれてきたバナナをカットし、紙コップに牛乳を注ぎ、運ばれてきたサンドウィッチとともに園児たちのテーブルにセッティング。廊下では、園児たちの声が…。パジャマ姿の園児たちが、フトンの片付け(移動)と洗顔のため廊下に出てきたのである。普段は見られない園児たちの表情…。早起きしているのにもかかわらず、園児たちはニッコニコ! 我が息子は…とちょっと不安になったが、しっかり着替えに取りかかっていた一安心…。

さらに、園長先生から、園内で育てられた新鮮な野菜を戴いた。キュウリとナスは、規格外のビッグサイズ! そして、香りの良いピーマン…。これらの一部は、夕飯で早速いただくことに…。

園児の笑顔と新鮮野菜は、お手伝いに来た父母だけの特典…。

園長先生から戴いたビッグな野菜の数々(右端の缶切りが13センチ)

園長先生から戴いたビッグな野菜の数々(右端の缶切りが13センチ)

(ちなみに、これらの野菜は園内で栽培されたもの)

ビッグな野菜を手に喜ぶ息子
ビッグな野菜を手に喜ぶ息子

園児たちと一緒に、父母も朝食をとる。そして、後片づけを済ませたところで、お手伝い終了! 一旦帰宅することも可能だったが、帰宅したとしてもすぐに息子のお迎えに向かわなくてはならなくなりそうだったので、幼稚園の近所のコンビニでアイスコーヒーを飲みながら時間を潰していた。が、アイスコーヒー1杯で何十分も耐えられるワケもなく、すぐ幼稚園に戻り、園内でお帰りの時間を待たせてもらうことにした。

9時過ぎ、園児たちが父母のもとに戻り、お泊まり会は無事に終了した。今回が息子にとって初めて “親元を離れて過ごす” 経験となったのだが、寂しさで泣くこともなく、むしろお友だちや先生と一緒に時間を気にせず過ごせたことが嬉しかったようである。

これで、1学期の全ての幼稚園行事が終了! そして、幼稚園生活の9分の7(約78%)が終了したことになる。ついこの間入園したと思ったら、あっと言う間に卒園準備である。

帰宅してすぐ、降雨…。今年の年長さんは、本当に運が良かったような…。


7月20日(祝)

昨日、関東甲信地方まで梅雨明けしたらしい。そして、高温注意報が連日発令されている…。「熱中症には注意を」と、防災メールが喚起している今日この頃…。

さて、今日は「海の日」、すなわち国民の祝日であるが、最近の大学は “授業実施回数” の確保のために休日も通常通りに講義を行うところが多い。ということで、今日は通常の月曜日と同様に国際関係学部へ出講した。

学生や教職員にとっては “通常の月曜日” かもしれないが、世間様や交通ダイヤは “休日” なのである。当然、いつもとは違う事態に遭遇し、通勤や仕事のテンポやリズムが狂うこともある。いつもなら目をつぶっても歩けるような(?)昼前の新横浜駅新幹線ホームも、今日は親子連れや団体客でひしめき合っていた。とりあえず往き帰りとも新幹線はEX予約で指定席を押さえておいたのだが、帰りに至っては希望した座席がとれないほどの状態だった。

3時限目「日本社会」の講義は、残すところ今日と水曜日の2回のみとなった。4月の初講から、先週までで28回の講義を終えたことになる。あっと言う間の28回…。たしかに、記録上はシッカリ講義を行っていることになっているが、本当にあっと言う間過ぎて、もう少し講義を続けていたい衝動に駆られるも、学生たちにしてみれば「早く講義が終わって、試験を受けて、単位を認定してもらって…」という気持ちだろう。

先週水曜日は講義内容を変更してしまったため、最後のテーマである「日本(人)的 “私”」を以て “まとめ” も兼ねた解説をすることにした。今日は「私」(わたくし)の語源・意味、主我と客我を中心に語り、同じ漢字を使っている中国や韓国の「私」と日本の「私」の示すところが異なる点についても解説した。

講義を終え、新幹線で新横浜に戻り、そこで妻と息子と合流した。新横浜で夫婦揃ってバスの定期券を購入後、ららぽーと横浜へ移動する。3連休の最終日ということもあり、館内にいる子どもたちに疲労の色が多少見えていたような気が…!? 「これだけ人がたくさんいるのなら、誰か知っている人と会うかもね?」などと息子に話していたら、目の前に息子のお友だち一家が!? お互いにビックリ!?

明日は、静岡英和学院大学の今年度最後の講義である。語り残しのないようにしないと…。


7月21日(火)

今年度の静岡英和学院大学の講義が、今日の3時限目「国際関係論」と5時限目「異文化コミュニケーション論」をもって終了した。

最終講義はスカッとした気分で…と思っていたが、往きの駿府ライナーが東名高速の事故渋滞につかまり、最初は15分だった遅延が20分、25分…と広がっていき、いつものように清水先生の事務所に訪ねることが時間的に難しくなってしまった。そのため、今日は駿府ライナーを新静岡で下車し、静岡英和学院大学行きのバスの車内で清水先生と合流することに…。

今日担当の2科目とも、今日は “まとめ” をする。が、語り残している部分があったので、それらをまとめて片付け(?)、そこから強引に話をまとめることに…!?

今日も暑さが厳しく、何もしてなくても汗が噴き出し、体力が吸い取られていくような一日だった。そのため、帰りは高速バス利用を避け、ひかり号で一気に帰浜することにした。

まだ前学期の講義が残っている以上、体力も残しておかないと…。


7月22日(水)

今日で、国際関係学部の前期開講「日本社会」が終講した。

思えば、今年度最初の講義は国際関係学部の「日本社会」で始まり、前学期最後の講義も「日本社会」ということになる。2015年の私にとって、この講座は何らかの根幹をなしていたのかも知れない。

当初、今日は “まとめ” だけで講義を終えることになっていた。しかし、先週水曜日に講義内容を変更せざるを得ない事態が発生したため、最後の解説テーマである「日本(人)的 “私”」を解説しつつ “まとめ” もする…という強行軍! まず、日本(人)的 “私” の根本となる「包容」「恥の回避」といった部分について語り、その具体的な例として巨匠(?)堺正章の『さらば恋人』を、逆の例(非包容)としてチューリップの『虹とスニーカーの頃』を紹介する。

これらのないようについてはかなりハイペースで進めておき、残りの時間で “まとめ” に入る。最終回は早めに終わる…ということを学生たちも期待していたかもしれないが、事情が事情ゆえ講義を早く終わらせられず、それでもチャイムの鳴る8分前には語るべきことを全て語り尽くした。

講義後は東海道線でノンビリ帰っても良かったが、風の強さが気になったのと猛暑ゆえ、なるべく早めに帰宅したほうが良いと考え、往復とも新幹線利用となったが…。新幹線に乗り込んだ瞬間「ダイヤ情報メール」が携帯電話に届き、三島〜沼津間で自動車が橋桁にぶつかったために東海道線が運転を見合わせていることを知る。

とりあえず前学期の講義は全て終了したが、これから終講試験が…。まだまだ、気の抜けない日が続く。


7月24日(金)

昨日は松戸歯学部も法学部も講義がなかったため、久々に平日のオフだった。天気予報では強い雨がどうのこうの…と言っていたので、午前中に私一人で “約1週間分の買い出し” をしてきた。そして、入れ替わりに妻が仕事に出掛けた。そのため、妻の帰宅まで息子とふたりで過ごすことになった次第。

今日は、私が通信教育部への出講で、妻も仕事…ということで、11時前に息子を幼稚園に連れて行き、預かり保育をお願いした。私と息子が幼稚園に到着した時、預かり保育では園児たちがプール遊びの最中…。園児たちが水鉄砲で盛り上がっていた。当然、アチコチに水が飛び、ビショ濡れ状態…。幼稚園の門を開けた所で立ちすくむ我ら親子…。

息子を園に預け、私はバスで鴨居駅へ…。通信教育部のある市ヶ谷へどのルートを通って向かうか、しばし迷う。本来なら、横浜線で菊名に出て東横線・目黒線・南北線というルートか、東神奈川から京浜東北線、中央線などを利用するルートを採択することになるのだが、今日は妙な胸騒ぎがして、長津田回り田園都市線・半蔵門線、有楽町線経由で市ヶ谷入りした。

移動中、代々木で線路内立ち入りがあった影響で埼京線や山手線、湘南新宿ライン、中央線が運転を見合わせたりダイヤが大幅に乱れていることを知る。「私の採択したルートは正しかった!」と思ったのだが、各大学では前期末試験の真っ只中ゆえに「学生たちは大丈夫なのだろうか?」という不安が募る…。

私の「社会学」の前期末試験は4〜5時限目の実施なので運転見合わせやダイヤの乱れに影響されずに済んだが、昼過ぎに大雨・強風警報や雷注意報が発令されるほどの荒天に…!?

今年度から、通信教育部の昼間スクーリングは、4単位科目であっても半期ごとに単位認定することにカリキュラム改正された。4月から私の「社会学」を履修している学生たちは、おそらく9月からも継続履修するハズである。なのに、一旦ここで成績を出さなければならないというのは妙な感じである。

試験監督を終え、ダイヤ情報を確認すると…、東横線や田園都市線、湘南新宿ラインなどの運転見合わせ情報が「これでもかっ!?」というほど届いていた。帰路を絶たれたような形になってしまったが、唯一 “予定通りに帰宅可能なルート” を見つけた。東京〜新横浜間を新幹線でショートカットするルートである。特急料金がかかってしまうが、いつ帰宅できるかわからないような移動よりはマシである。

それにしても…、首都圏で運転見合わせがない日などあるのだろうか?


7月27日(月)

国際関係学部「日本社会」は、今日が前期末試験…。これで、泣いても笑っても(追試験や再履修さえなければ)現在履修している学生たちと教室で会うのは最後となる。

試験監督前、10時前に息子を幼稚園の預かり保育に送って行き、三島へ向かう。線路内立ち入りやら人身事故やらで鉄道のダイヤが乱れに乱れ、横浜線もその影響を少し受けていた。それでも、予定していた新幹線にはギリギリで間に合い、予定通りに国際関係学部入りする。

13時から50分間、試験実施…。

いつもより1本早い新幹線で新横浜に戻り、駅周辺で息子のバースデープレゼントを捜す。そう、今日は息子が5歳でいる最後の日! しかし、明日は私も妻も仕事のため、例年のようなバースデーイベントを誕生日当日に開いてあげることが出来ない。前もって息子にはその事実を伝えてあり、息子も「それじゃあ、仕方ないね!」とわかってくれていたのだが、やはり心のどこかで失望感が…。

物わかりが良いのか、悪いのか…? その健気な姿勢を無にしないよう、親としても努力しなければ…。


7月28日(火)

そして、今日は息子の誕生日! 早いもので、もう6歳である。そして、我ら夫婦が “親” になって6年…。

なのに、妻も私も今日は仕事のため、息子の誕生日を十分に祝ってあげることが出来ない。

6時過ぎ、私は家を出て静岡へ向かう。妻は8時過ぎに息子を幼稚園に送って行き、そのまま仕事へ…。誕生日の大半を幼稚園で過ごすことになってしまった息子だが、朝と夜に分けてバースデープレゼントを受け取り、それはそれでご満悦状態だった。

ちなみに…、私が出掛けた時には息子はまだフトンの中だったので、朝の様子は妻が撮影したビデオで確認した次第。

火曜日に静岡英和学院大学へ出講するのは、(今年度は)今日が最後。往きの駿府ライナーは東名高速の横浜町田あたりで軽い渋滞につかまってしまったが、運転手さんが足柄サービスエリアでの休憩を若干短めにして時間の調整をし、終点の静岡駅前には定刻の到着…。この時、「何だか、今日はいいことがありそう!」と思っていた私だったが、その後いろいろあって…。

学食が休業中だったので…英和入りする前に清水先生の事務所を訪ねるのも、今年度は今日で最後。ということは、清水先生と英和入りするのも、今年度は今日で最後である。そこで、今日はお弁当を持参せず、清水先生と学食でお昼をご一緒に…という予定だった。ところが、学食の電気は消えていて、入口も閉鎖されていた。貼り紙を見ると…、7月27日から9月まで、学食の営業はお休みとのこと。いくら講義は終了したとはいえ、今は試験期間中である。学生たちがたくさん通学するのにもかかわらず、学食が休業するという。やむを得ず学内のコンビニ(購買)に向かったが、そこには学生たちの長蛇の列が出来ていて、めぼしい物は全て売り切れ…。

今年度最後の英和での昼食は、何とも虚しいものに…。

3時限目「国際関係論」と5時限目「異文化コミュニケーション論」は、何の問題もなく前期試験が終了した。仕事そのものは順調だったのだが、この後またしても予期せぬ出来事が…!?

いつもより30分ほど早く仕事が終わったので、いつもより30分近く早いバスに乗って静岡駅に戻ろうと思い、急いでバス乗り場へ移動した。そこには長蛇の列が出来ていたものの、「席に座るのは無理だとしても、バスに乗れないことはないだろう」という状態だった。しかし、運が悪いことに、やって来たバスは高速バス仕様の車両だった。立ち席が認められないタイプのバスだけに、定員になったら乗車することは出来ない。しかし、多くの学生が乗車を諦めたため、私は他の先生と一緒にバスの乗車口に急いだ。

すると、運転手が手を伸ばし、我々の乗車を拒んだのである! 理由を尋ねると、「他のバス停から乗ってくるお客さんがいるから…」とのこと。我々が「補助席もあるでしょ?」と返すと、「他のバス停からもお客さんが乗るから…」の繰り返し。

「こんな時間に動物園からのお客さんが乗ってくるワケもないし、他のバス停からも多くて2〜3人くらいしかお客さんは乗らないだろうし、そもそも東静岡駅でほとんどの乗客が下車してしまうのに…」と、異口同音に

そのやり取りを見ていた大学の守衛さんが、「以前も、同じ理由で学生たちの乗車が拒否されたことがあるんです!」と言う。「20分以上もバスを待って、それで乗車を断られるって、おかしいと思うんですよ。それで、『始発バス停である意味がないじゃないか!?』と抗議したのですが…」と、怒りを抑えながら私に語ってくれた。

結局、件のバスには乗せてもらえず、次のバスを20分近く待つことになった。しずてつジャストラインへの不信感は募るばかりだが、競合他社がいない状況がしずてつジャストラインを殿様商売に向かわせているというのも問題だと思う。

もし件のバスに乗れていたら、18時前の新幹線には間に合ったハズである。息子の誕生日ゆえ、なるべく早く帰宅してあげたかったのに…。

明日は、楽しい一日にしたいものである。


7月30日(木)

昨日は、1日遅れで息子のバースデーパーティを催した。恒例になった横浜アンパンマンこどもミュージアム&モールでのお祝いも6回目を数えたが、来年はもう小学生…。アンパンマンで喜んでもらえるのか、はたまた別のアミューズメント施設を所望されるのか…?

とりあえず、昨日の話は後日改めて…。

今日は、法学部「社会学T」の前期末試験実施日である。現在、法学部は新旧両カリキュラムが混在している。1〜2年生は新カリ、3〜4年生は旧カリに対応させているため、同じ教室で同じ講義を受けていても、単位認定の方法が2種類に分かれている…ということになる。

私の担当している「社会学」は、旧カリでは通年科目(4単位)であるのに対し、新カリでは「社会学T」「社会学U」という半期科目(各2単位)に分割されている。そのため、旧カリで単位認定に係る試験が1回しか行われないのに対し、新カリでは4単位充当のためには2回の試験を受ける必要がある。

よって今日は、1〜2年生だけが試験を受けたワケである。

試験は13時開始で、最初の20分間は “試験立会” をする必要があったのだが、1〜2年生だけでも250名程度の履修があるため、試験は3教室に分けての実施…。よって、3つの教室を適当な時間に回り、あとは教員室に控えることにした。そして、試験は何事もなく終了したようである。

帰りに、鴨居駅前のスーパーで買い物をする。が、このところ国産野菜や国産肉の値段が決して安くなく、手を出すのもためらわれるような状態…。良いものを食すには、それなりの覚悟が必要なのかも…!?


7月31日(金)

今日行われた静岡英和学院大学「現代の国際社会」の前期試験をもって、今年度前学期の出講が全て終了!

試験監督を遅刻するワケにはいかない…ということで、いつもの(新横浜6:52発の)こだま号ではなく、新横浜6時ちょうど発のひかり号に乗って静岡入りすることにした。そのため、今朝は4時に起き、5時前に家を出て、30分近く歩いて鴨居駅へ向かう…。

おかげで、時間的にかなりの余裕を持って静岡英和学院大学に到着したが、学生たちを乗せたバスは遅延、遅延、また遅延…で、定刻の8:50に試験を開始することが出来ず、10分遅れの9時開始となった。

火曜日の「国際関係論」「異文化コミュニケーション論」、そして今日の「現代の国際社会」と、受験資格喪失者以外は全員が受験。あとは、合格率と平均点がどうなるか…。学生以上に私が緊張しているような感じがする。

帰りは、駿府ライナーでノンビリと…。

帰宅途中、預かり保育中の息子を迎えに幼稚園に寄る。ちょうど “おやつタイム” の最中で、息子は黙々とお菓子を食していた。私の姿を確認しても、動じることなく黙々と…。隣に座っていた女の子(息子のクラスメイト)にほっぺをいじられたり、お友だちから「お父さん、迎えに来てるよ!」と言われようが、ひたすらおやつを食べ続けていた息子…。

しばらくして先生方に促されて歯磨きに向かったものの、何となく不満そう…。幼稚園に着いて息子を引き取るまで、10分以上が経過していた。

何となくグダグダな昼下がりになってしまったが、泣いても笑っても今日で7月が終わり、明日から8月…。

暑さに負けずに頑張らなくては…。


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