2012年7月のぼやき



7月1日(日)

このところ、週末の「ぼやき」が2日まとめて記述されているような…。

昨日、ららぽーと横浜に買い物に出かけた。館内を縦横無尽に走り回る息子、10回以上も我ら夫婦を見失い、そのたびに「おど〜ぢゃ〜ん! おが〜ぢゃ〜ん!」と走りながら泣いていた。「一度泣いたら、これに懲りて二度と親元を離れなければ良いのに…」と思うところだが、大人の思い通りにいかないのが子供の行動…である。

そういえば、先週は “かなり” 切ない1週間だった。多くの訃報に接し、昭和の想い出が遠のいていくのを痛感させられた。

私の中学〜高校時代の想い出の1ページにシッカリと刻み込まれているラジオDJ、元ニッポン放送アナウンサーの塚越孝氏。「つかちゃん」「つかたんくろう」の名で親しまれ、私のラジオライフに影響を与えた人物である。ついでに(?)言えば、氏は日本大学の先輩にあたる。

美しいハーモニーで、日本のみならず世界を魅了したザ・ピーナッツの伊藤エミ氏。姉妹のコーラスは唯一無二と称され、未だ彼女たちを越えるハーモニーグループはいないと言われている。私自身も、テレビやラジオでザ・ピーナッツのヒット曲を聴き、知らず知らずのうちに耳がメロディーを覚えてしまったほど。

「どっきり」と言えば、小野ヤスシ氏。「なるほど! ザ・ワールド」を始め各種クイズ番組での珍解答も懐かしく、また軽快なレポーターぶりも素晴らしかった。

そして…、必ずまた元気に “散歩” してくれるものと信じていたのだが、地井武男氏も…。「ちい散歩」の人なつっこさや、「北の国から」の味のある演技など、見る者の心をとらえて話さない、そんな俳優だった。

ここに、衷心より哀悼の意を表する次第である。


7月2日(月)

仕事の帰り、今週と来週の金曜日に使用するぷらっとこだまの予約を入れようと、某旅行代理店を尋ねた。が、平日の夕方とはいえ店内は大混雑! さらに、その店舗は国内外の旅行(ツアー)手配も乗車券手配も全て同じカウンターで行われるため(もちろん、5〜6組を一度に対応できるようになっているが)、自分より前のお客さんが全て手配に時間のかかるような用件だったりすると、1枚の切符を購入するために1時間以上も待たされることになる。

「55」という番号札を引いた時、ちょうど「48番の番号札をお持ちのお客様…」という呼び出しアナウンスが聞こえてきた。「これは、かなり待たされることになるなぁ…」と覚悟を決めた私は、旅行代理店の入っている商業施設内にあるスーパーで買い物をして、再び代理店に戻った。が、番号に変動無し。

カウンター業務ではないスタッフさんが「ご用件、お伺いします!」とメモ用紙を持って私のもとへ…。“今週と来週の金曜日に乗る予定のこだま号” を書き込んだメモを見せながら、「これを、ぷらっとこだまで予約したいのですが…」と伝えた。今週・来週とも、往きは新横浜→静岡間で、復路は静岡→東京と、経路が少々異なっていることを何度も何度も説明した。

しばらくして、スタッフさんが私のもとに戻ってきて、私の希望がほとんど通らないと言う。「窓側の席がいっぱいなので、通路側なら…」ということなら別に問題なしだが、座席そのものが満杯状態だったり、喫煙席しか空いていなかったり、グリーン車しか空きがなかったり…。

それでも、必至の粘り(?)で今週分の往路は確保してもらった。が、復路が希望の時間では満杯状態のため、1本後のこだま号を調べてもらったところ、「グリーン車でしたら、2席だけ空いております」ということで、とりあえずグリーン車をおさえておいてもらう。

問題は、来週である。往路は満席で、ぷらっとこだまの予約は入れることが出来なかったのである! さらに、復路も希望したものより1本遅いこだま号でしか予約が入れられないとのことだった。

番号札を引いてから90分ほど経過した後、ようやっと窓口に呼ばれる。そして、すでに発券済みのぷらっとこだまを見て、目を疑った。全て、土曜日の新幹線が予約されていたのである!

これは、私の責任90%以上である。スタッフさんに見せたメモに書かれている日付は金曜日のものではなく、いずれも1日ずれて土曜日の日付になっていた。カレンダーを見ながらメモを作成したのにもかかわらず、どこでどう間違ってしまったのか、とにかく日付と曜日の合わないメモをスタッフさんに見せていたことになる。

私は私で “金曜日” を強調したのだが、スタッフさんは日付のほうだけを自分のメモに転記して予約作業に入っていたのである。どうりで…、金曜日の朝なのに満席なんてこと、ほとんど考えられないもんなぁ…などとちょっとホッとしつつも、予約作業を “ふりだし” に戻してしまったことを心から詫びる私…。「いえいえ、大丈夫ですから…」と笑顔で対応してくれたスタッフさんたちだったが、恥ずかしいやら申し訳ないやらで、かなりへこんでしまった私…。

結局、日付を変更したら問題なく希望通りのこだま号に予約を入れることが出来、これで今週も来週も静岡英和学院大学「現代の国際社会」は無事に担当できそうである。

その前に、本日の講義…。

国際関係学部の3時限目「社会学」は、9年前に比較心身症研究会のシンポジウム(動物は人を癒せるか?)でパネラーとして報告した内容を、講義用エクステンディッドバージョンで解説した。シンポジウムで他のパネラーと真っ向対立するような結論を呈示したこと、会場から出された質問など、いろいろ当時のことを織り込みつつ、ゆっくり(?)学生たちに説明した。

今日もまた、気温も湿度も高かった。いつもと同じような生活をしていても、疲労度が増しているような気がする…。

体に負担をかけないように、健康管理を心がけながら仕事しないと…。


7月3日(火)

激しい雨の降る一日だった。加えて、我が家周辺は震度3〜4の地震までやってきた。昨日はジャンプ傘を持って出て失敗し、今日はジャンプ傘を持たずに出て失敗した。

今日は、静岡英和学院大学への出講日…。往復とも駿府ライナーで…というつもりだったが、帰りの高速バスは予約を後日に変更し、ひかり号で帰途に就いた。

講義のほうは…、3時限目「国際関係論」はCD&DVDを使用し、日韓の大衆文化交流に見られる “温度差” について今週・来週で考えることになっている。今週は、特に児童関連の話。韓国におけるドラえもんのモバゲー、日韓の童謡CD発売の諸問題、『おどるポンポコリン』などの日韓比較…といった内容。

空き時間となる4時限目、5時限目「異文化コミュニケーション論」と金曜日1時限目「現代の国際社会」の講義用資料を印刷していると、窓の外からシャレにならないくらい激しい雨音が…!? 「帰れるのかなぁ…?」という不安の募る中、とりあえず資料印刷を終えておく。

5時限目は、最初に「ビートルズの邦題」に関する小テストを実施。かつて、東芝音楽工業のディレクターだった高嶋弘之氏が考案した邦題と原題を結びつける問題を21問ほど出題したが、「日本人が投げたボール(邦題)を、今や同じ日本人であるところの学生たちが受け止めることが出来ない現実」という状況を確認してもらうのが今日の小テストの目的であった。

講義は、「コミュニケーションの比較」の2回目である。当初は「以心伝心」「親密度」関連が今週、「多義性」「慣用的表現」関連を来週…というつもりでいたのだが、それらを特に “今週分” “来週分” という区切りをせず、2回分の講義内容を一括して2週に亘って解説することにした。

7月に入ったと思っただけで、何となく慌ただしく思える今日この頃。この「ぼやき」も、一体何を述べたいのかわからないような状態での更新…。頭が動いていないのが良くわかる。


7月4日(水)

仕事の帰りに、新横浜ラーメン博物館(ラー博)に寄った。今月末でラー博倶楽部の有効期限が切れるのだが、それまでに会員証を使ってラー博に6回以上入館実績があると “もう1年” ラー博倶楽部の会員資格が継続されるため、今までに何回入館したか確認するために立ち寄ったのである。熱烈なラー博ファンであれば、1ヶ月以内に入館6回などクリアしてしまいそう。しかし、我ら夫婦は…。調べてもらったところ、「あと3回の入館で、資格継続となります!」と言われる有様。

とりあえず、せっかくラー博まで来たのだから…ということで、ノルマを1回減らしておく。そういえば、一人でラー博に入ったのは初めてのことだったかも知れない。ちょっと新鮮な気分になる。

それにしても、平日夕方前のラー博は、お客さんを探すのが困難なほど空いている。どの店舗も “待ち時間0分” 状態。せっかくなので龍上海さんに入り、おやつ代わり(?)に「ミニからみそラーメン」を食す。最初は “からみそ” を溶かずにスープ本来の風味を味わい、からみそを溶かしながら味を変えてゆく。なかなかの美味! クセになる味である。

実は、三島市内は昼前に雨が降っていて、気圧の影響か頭痛に苛まれていたのだが、からみその溶けたスープがガツンと私の頭痛と闘ってくれたらしく、ラーメンを食べ終わった時にはスッカリ痛みが鎮まっていた。

こういう対処法もいいなぁ…と、頬の筋肉が緩んでいた私…。

講義のほうは…、国際関係学部の3時限目「社会学」のみの担当。今日は「ストレスとは何か?」の3回目(実質4回目)として「人生縮小化」について語る。居酒屋に大挙しているチビッ子たちの話、小学生や中学生の段階で人生の楽しみのほとんどを謳歌してしまった者の行く末など、具体的な事例を挙げて説明する。

例年、この手の話をすると「自分にも、思い当たるフシがありまして…」という内容を終講試験でカミングアウトしてくる学生がいるのだが、それだけ身近な問題ということなのだろう。

さぁ、明日から後半戦…。木曜日も金曜日も朝が早いが、体調を整えて、シッカリ頑張りたいと思う。


7月5日(木)

このところ、木曜日の朝は通勤のリズムが崩れ気味だった。いつもなら難なく(?)乗り継げた電車に乗り遅れたり、乗り換え時間が30秒程度だったり、バスが来なかったり…と、「朝から気分良くスッキリ!」という状態ではないことが多かった。

ところが、今朝は今までの木曜日とは違い、横浜から乗った横須賀線で座れたり、東京でいつもより1本早い京浜東北線に乗り継げたり…と、いまだかつてないほどの快適な木曜日の朝となった。

気分良く松戸歯学部入りし、1時限目「社会学」にのぞもうとしたのだが…。ふと、3時限目の法学部「社会学」のパワーポイントがちゃんと準備できているか不安になり、持ち歩いているUSBメモリを講師室のパソコンに読み込ませると…。やはり…、1回分足りない。おまけに、それが今日の解説文だったりしたものだから、さぁ大変!? 急いで今日の分のプレゼンテーション画面を作成することにしたが、優先すべきは1時限目の講義…。そこで、講義開始20分前には作業を終えておき、1時限目開始までの20分で講義内容を再考する。

9時になり、教室に入ると…、本来14名いなくてはならないところ6名のみが待機。それから五月雨式に学生が集まり、最終的には11名が出席したが、母集団がそもそも少ないところに遅刻者が出ると、本論に入る時間がどんどん後にずれ込んでしまい、その分だけ解説内容を省略していかなくてはならなくなる。今日の講義は「人間関係の諸相と構造」の3回目で、主として人間関係の特徴と「地位−役割」の導入部分。予定していた内容の8割弱ほどの解説でタイムアップとなったため、残りの内容は次回の “導入” として見直しをする必要が…。

法学部への移動も、驚くほどの順調さ! 予定より20分ほど早めに法学部入りし、教員室のパソコンでパワーポイントの作成の続きをする。

今日から3時限目「社会学」は、7月いっぱい「“らしさ” の培養」がテーマ。ほとんど出来たてホヤホヤ状態のプレゼンテーション画面を用いて、今日は「パーソナリティ」について語る。前日までにシミュレーションを全く行っていない上、全回の講義で解説を終えなくてはならない「アイドル工学」の話もする必要があったため、学生の反応を見ながら「アイドル」45分、「パーソナリティ」45分というような流れを作り、苦労しながらも何とか無事に予定していた内容のほとんどを解説し終えた。

講義を無事に終了できたという状況にホッとしたら、そのまま気が抜けてしまい、帰りの電車内では完全に意識不明状態に…。あぁ、久々の意識不明…。

今週の講義も、明日1日を残すのみ。ただ、明日の講義のための資料(CD&歌詞カード)作りを昨日から行っているが、懲りすぎたり内容を詰め込みすぎたりで、今日もまだ作業が終わらない…。本当に、明日までにCD&歌詞カードは編集し終えるのだろうか?


7月6日(金)

今日は、サラダ記念日。大学3年生の初夏だったか、俵万智氏の歌集が世に登場した時は、そのセンセーショナルな内容に驚き、感動したものである。「『この味がいいね』と君が言ったから」という理由で7月6日をサラダ記念日にするという発想が、ものすごく新鮮だった。

さて、このところ金曜日というと天気が悪い傾向が…。梅雨のせいばかりではなく、どうも低気圧の影響が強いらしい。先日、折りたたみ傘を壊してしまったため、今日はジャンプ傘を持って出る。今日は、私が外を歩いている時はたいがい雨だったので、ジャンプ傘で正解だった(と思われる)

いつものように新幹線で静岡に行き、駅前バスターミナルへダッシュする。が、相変わらずバスが来ない…。3分遅れで静岡英和学院大学行きのバスが来たのだが、バスターミナルを抜けるのになぜか10分もかかり、この時点で東静岡駅を出発しなくてはならない時刻を過ぎていた。

バスターミナルをなかなか抜けられない理由の1つは、「ターミナルに入構するバスが優先される」ことではないかと思われる。実際、今朝はターミナルを抜けられずに立ち往生している最中に、次の静岡英和学院大学行きのバスが入構していった。

以前は国道沿いに静岡英和学院大学行きのバス乗り場があったが、その時はこんなにダイヤが乱れることもなかったように記憶している。もう一度、バス乗り場を国道沿いに戻してほしいものである。

結局、大学到着はいつもと同じ時間…。お茶1杯飲む時間的余裕もないまま、講義教室へ移動することに…。

1時限目「現代の国際社会」を開始時、プロジェクターが作動していないことに気づいた。何とか電源を入れられたが、今度はパソコンの画像が投影されない…。携帯電話で学務課に連絡を入れ、職員の方に教室まで来ていただいた。すると、教室の前方の電気を全て消し、さっきまで私が格闘していたリモコンでRGBモードを設定された。あとで教えられたことなのだが、リモコンが蛍光灯の明るさに負けてしまうため、リモコン操作の際には蛍光灯を消さなくてはならないらしい。

無事にパソコンの信号か投影されたところで、今度はマイクにトラブルが…!?

ワイヤレスマイクの電源が “ON” になったまま充電器にかけられていたため、充電池が放電状態になっていて、マイクを使うことが出来ないのである! 教室には100名弱の学生…。だが、学生たちが静かにしていれば、生声でも十分に講義は出来る…ということで、マイク無しの状態で本論に入る。

今日から「国際社会と大衆文化」がテーマ。その初回の今日は、「純粋芸術」「大衆芸術」「限界芸術」の3分類をもとに、「大衆文化」の概念を規定する。さらに、ザ・ビートルズを “3つ” のどこに分類するか…という点について考えてみた。その際、大衆文化…というか対抗文化的なビートルズの作品(のサウンドコラージュ)と、芸術家をも凌駕した作品(のサウンドコラージュ)を再生する。

東京への移動は、いつもの新幹線の予約が取れなかったため、1本遅いこだま号で…。いつもは新幹線の車内でお弁当を食すのだが、今日は時間的な余裕があるため、待合室で食してから乗車した。ちょっと睡眠不足&満腹状態&(マイク無しでの講義だったので)体力消耗がいつもより激しく、乗車して数分後には “意識不明” 状態に…。気がつけば、雨の品川…。

通信教育部に到着したのが13時半を過ぎた頃。急いで講義用資料を印刷し、今後の講義展開を確認し、4時限目「社会学」へ。今日も先週に引き続き「日本(人)的 “愛”」がテーマ。先週の復習を念入りに行い、今日は「慈悲」「甘え」などの概念を元に日本人の “愛” の特徴を考察する。『あの素晴しい愛をもう一度』『或る日突然』『やさしい悪魔』の解説をしながら、日本人の愛の自然性を改めて確認する。

これで、今週の講義は全て終了したのだが…。今日は朝から夕方まで、納得できないことが多かった。私の “規準” とするものに問題があるのか、それとも…? とにかく、歯車のかみ合っていないような状況(情況)を、今日一日でいくつも体験した。やるせないモヤモヤが私の心を多いつくような、そんな気がした。

でも、帰宅して息子が元気に「おかえりぃ〜〜っ!」と私を出迎えてくれたり、妻が「1週間、ご苦労様でした!」と声をかけてくれることで、私の心は癒されるのである。

週末も天気がよろしくないらしいので、家でのんびりしてみるか…と思う次第である。


7月7日(土)

今日は七夕…。なのに、あいにくのお天気。

そして、私の胃は今朝から機能せず、おまけに気候のせいか偏頭痛まで…。フトンでのたうちまわるだけの私…。

そういえば、5月に病院へ行った際、「季節の変わり目、湿度が高い時、仕事のない週末など、偏頭痛を引き起こす条件に気をつけてください」と医師から忠告されていたのだが、まさにその忠告通りの条件が整ってしまったらしい。

昼前まで自力で何とかしようと思っていたのだが、どうにもこうにもラチのあかない状態になり、やむを得ず鎮痛剤を服用する。朝と昼は食事を抜き、夕方までひと眠り…。

夕方には徐々に “復活の兆し” が見えてきて、夕飯はキチンと摂取。妻が「消化に良いものを…」と、私のために土鍋でおじやを作っておいてくれた。おかげで、夜には講義用パワーポイントの作成に取りかかれるほどに回復した。

年に何回か “絶不調に陥る週末” を迎えることがあるが、出来ることなら週末は楽しく過ごしたいものである。


7月8日(日)

昨日の “休養” が功を奏したのか、今日はスッキリとした目覚めだった。だが、窓の外は怪しい陽気…。昼前には、雨が降ってきた。

午後になって青空が顔を出していたので、家族そろって近所のスーパーとドラッグストアまで出かけてきた。が、息子が「バスに乗りたい! バスに乗りたい!」と言い出す。とりあえず息子をなだめながら買い物を済ませたものの、目の前のバスターミナルにバスが停車しているのを見て、バスへの “執着心” が再燃!?

やむを得ず、私と息子は1区間だけバスに乗ることにした。横浜市営バスの全線定期券が、こんなところで威力を発揮する。

さて、明日からも頑張らないと…。


7月9日(月)

突き抜けるような青空…。

いつものようにバスで新横浜に出て、新幹線で三島へ…。車内で今日の講義内容&時間配分を何度も何度も確認し、国際関係学部入りする。

3時限目「社会学」は、今日で「ストレスとは何か?」が終了。最終回のテーマは、「リセット願望・リロード願望」「防衛機制」の2つ。通常はそれぞれ1コマずつ解説に充てるところだが、先月の講義で一部予定を変更してしまったため、時間調整のため2つのテーマを1コマで語ることになった次第。

前回の復習にも時間をかける必要があったため、本論に入るのに予想外の時間を要したのだが、それでも何とか予定していた内容については解説が無事終了した。

帰りに乗ったこだま号、三島駅を出発して1mと走らないうちに緊急停車!? 「車内点検を行い、安全が確認されますまでは運転を見合わせます」という車内アナウンスが入る。5〜6分後、「当該車両の安全確認をしましたところ、異常なしとのことでしたので、運転を再開いたします」というアナウンスが…。何が起きたのかということについては、全く説明がなかった。

しばらくは5分遅れでの運行だったが、小田原での通過待ちの際にうまく時間調整できたらしく、新横浜には “たった” 1分遅れで到着! あっぱれ、JR東海!

とりあえず、今日も気の利いたネタがないので、この辺で…。


7月10日(火)

今日乗車した駿府ライナーは、往復とも運転手さんが興味深い人だった。

往き、私は東名江田から乗車するが、このバス停を過ぎるとあとは降車専用バス停となるため、たいていの運転手さんは定刻より早く走行していても、そのまま時間調整などせず、時には30分ほど早く終点の静岡駅前に到着することもある。

しかし、昨日は…。とにかく定刻通りの運転を心掛けていたらしく、東名高速でも速度の微調整を何度も何度も行い、全ての降車専用バス停を定刻に出発した。よって、静岡駅前にも定刻で到着! 職人技と言うべきか、過同調と言うべきか…?

帰り、静岡駅前から私が乗車すると、すぐ別の男性が乗車してきた。その男性、私の隣の座席が指定されている…。男性が「空いている席に座ってもいいですか?」と運転手さんに尋ねた。たいていの運転手さんは「今日は予約が少ないので、どちらでもお好きな席にどうぞ!」というような返事をする。

しかし、昨日は…。とにかく乗車券の種別をキチンと区別することを旨としていたらしく、「お客さんの乗車券は “特割” といって、たった8席のみ割り当てられたものなんですよ。だから、席を移動されるのはちょっと…」などと説明を始めた。が、「乗車専用バス停が永福町までなんで、そこを過ぎてもし空席があるようでしたら、移動していただくことも可能だとは思うんですが‥」と、とにかく指定された席に座ってほしいというようなアピールをしていた。

ちなみに、件のお客さんは、永福町バス停を過ぎてすぐに空席を探して移動した。私も、手荷物が隣の座席に置けるようになったので、ずいぶんと助かった。

さて、講義のほうは…。静岡英和学院大学の3時限目「国際関係論」と5時限目「異文化コミュニケーション論」が佳境に入っている。「国際関係論」は来週で終講となるのだ、先週の続きでDVDやらCDやらたくさん再生する必要が…!? とりあえず、視聴覚教材で日韓の大衆文化の関係性について、特に今日は日本のアニメが韓国でどのように処理されているのかを歴史的背景から分析し、さらに以前横行した “剽窃” について解説する。

「異文化コミュニケーション論」は、先月の台風休講で講義回数が3時限目とズレているため、来週も通常講義。こちらもCDを多用して、日本人のコミュニケーションにおける多義性を解説する。童謡からJ−POPまで、いろいろな歌詞を用い、曲を鑑賞し、1つの言葉にいくつもの意味が含まれていること、角度を変えて読み取ると異なる意味合いが見えてくることを説明した。

いつもなら静岡駅までギュウギュウ詰めの路線バスに乗って戻るのだが、清水先生が「今日は、わき道を通ってバスに乗りましょう!」と歩くルートの変更を提案されたことが功を奏し、車で帰途に就かれていた専任教員が我々の姿を見つけ、「駅までどうぞ!」と送ってくださった。路線バスのようにバス停ごとの停車することもなく、おまけに快適! とても有難い限りである。

まだまだ週の前半…。明日からも気合いを入れてかからないと…。


7月12日(木)

このところ、有り得ないことばかり起きているような…。

乗っていた電車が送電線の継ぎ目に停車してしまったり、網棚に載せた私のバッグが(何のキッカケもないのに)落下して乗客にぶつかったりたり、新規に申し込んだ(と言うより、申し込みを激しく推奨された)クレジットカード(認証済み)が使えなかったり…。そして今日、そのカードのその後を聞きに行ったところ、「システムが異常で…」とのことで何ら解決しておらず…。

ただ、この2日間、講義のほうは予定通りに進んだように思う。

昨日の3時限目、国際関係学部の「社会学」は、いよいよ最後のテーマである「基本的人間関係再考」に入る。毎年、最後のテーマで全体の “まとめ” をすることにしているが、“基本的” と “2人以上の人間” によって社会が作られるという観点から、恋愛を社会学的に解説することで、より一層の具体性を持たせることにしている。その初回である昨日の講義は、「友情」と「恋愛」の比較作業。それぞれが似た構造を持ちつつも “似て非なるモノ” であるという形態について、基本的な説明をする。

そして今日、夜半からの強い風と時々降ってくる雨と闘いながら、まず松戸歯学部へ。こちらは来週で終講となるのだが、前週まで講義のペースが微妙にズレていたため(本来、先週までで終了させておくつもりだった話の一部が、まだ終わっていない…など)、昨日までに講義展開を再考し、とりあえず今日の結論部分を来週に回し、それを全体の “まとめ” 的な内容にすることにした。よって、今日の1時限目「社会学」は「人間関係の諸相と構造」の単なる4回目で、「地位-役割」の関係性と病人(患者)役割について述べるだけにとどめた。

強い風と雨の降る中、法学部へ移動する。電車が運転を見合わせるようなこともなく、予定通りに法学部入りする。こちらも、先週の解説内容を変更したために講義展開の再考が必要となっている。先週から「“らしさ” の培養」について解説をスタートさせたが、予定では先週「文化」、今週「パーソナリティ」について語ることにしていたのを、講義の展開上 “逆” にしなくてはならなくなったため、話の “つなぎ” を新たに考える必要が生じたのである。が、何とか辻褄の合う話を持ってきて、無事に「文化」すなわち「culture」の解説が終了した。

昨日と今日の2日間で、何だか良くわからない時間を過ごしてしまったが、週の最後の講義くらい落ち着いてこなしたいものである。なのに、明日は13日の金曜日…。


7月13日(金)

あっと言う間に、1週間最後の出講日…。

“いつものように” こだま号で静岡駅に到着し、バスターミナルへダッシュ! そして、3分遅れできた静岡英和学院大学行きのバスに乗り込んだのだが…。これまた “いつものように” 大学到着時間が定刻の10分遅れ…。

出勤簿に押印後、すぐ講義教室に移動し、パソコンのセッティングをする。三島駅周辺では雨が降っていたが、静岡市内はすでに止んだ後。そのため、キャンパス内はかなり湿度が高く、教室もエアコンが入っていたのにもかかわらず蒸し暑く、思うに任せぬ状態に…。

さて、1時限目「現代の国際社会」は、先週から「国際社会と大衆文化」の解説に入っているが、今週は大衆文化がグローバル化している現実と、アメリカによる文化帝国主義について、ディズニーやマクドナルドを例に挙げつつ語る。

バスで静岡駅に戻り、新幹線の待合室でお弁当を食しつつ、こだま号の到着を待つ。ホームで待っていても良かったのだが、湿度の高さがいつも以上に私から体力を奪っていたので、できるだけ湿度の低い場所にいることにした。

新幹線の車内は快適そのもので、満腹感も手伝って熟睡モード…。それなりにリフレッシュした状態で、東京に到着した。が、中央線ホームへ行くと、何やら雰囲気がおかしい…。おまけに、次の電車まで10分以上待つよう電光掲示が出ていた。日中の中央線が、10分以上の間隔を開けて運行することなど有り得ないのである。人身事故の影響でダイヤが乱れ、電車をいつ走らせて良いのか判断がつかないため、とりあえずの時間を表示しているという。仕方がないので、京浜東北線のホームへ移動し、秋葉原経由で水道橋に向かうことにした。

予想外に時間はかかったが、講義開始40分ほど前には通信教育部に到着した。

4時限目「社会学」は、今週と来週で「日本(人)的 “和合”」の解説に入る。まず今週は、“和” という言葉の意味するところや「以和為貴」、滅私奉公などについて。

今週も、とりあえず無事に講義終了! かといって、来週以降の講義の準備が残っていて、まだまだ気を抜くことは出来ず…。


7月15日(日)

このところ日本列島は豪雨や強風に見舞われ、特に九州では各地で避難勧告・避難指示が出される状況…。我が家周辺は避難勧告が出されるようなことはないが、それでも1時間に40ミリほどの雨が降ることもあり、連日のように強い風が吹いている。

昨日、とある研究会に約3年ぶりに出席した。会場は中野区内…。以前は横浜駅から徒歩圏内だったのでルートを考えるまでもなかったが、現住地はあらゆる方向にルートをとることが出来るため(悪く言えば、どこに向かうにも “それなりの” 回り道が必要となる)、家を出る前にルートを熟考し、まず鴨居に出ることにした。

鴨居で都内フリーきっぷを購入し、来た電車に乗ることにした。京浜東北線・根岸線直通の桜木町行き快速が来たので、それで横浜に出て、湘南新宿ラインで新宿に向かうことにしたのだが…。東海道線内で何やら事故があり、電車が徐行運転しているという。そのため、東海道線から来る湘南新宿ラインにも遅れが出ていて、横浜を7〜8分遅れで出発することになった。

が、かなりの余裕を持って家を出ていたので慌てることはなく、新宿まで落ち着いて移動する。

会場の最寄り駅は、中央線と大江戸線なら東中野、東西線なら落合である。どちらかといえば落合が一番会場に近いため、いつも東西線を利用していたので、昨日も迷わず落合アクセスを決め込んだのだが…。ただ、酷暑の都内ゆえ、あまり外にいたくない…という思いが強く、乗り換えに一番便利な(楽な)駅を選ぶことにした。

都内のJRは乗り降り自由なので、中野に出ることにした。中野では同じホームで東西線と乗り換えられる上、タイミングさえ良ければ東西線がホームで待っていてくれる。果たして…、私の乗った中央線快速が中野に到着するのと同時に、東西線が入線! ほとんど暑さに苛まれずに乗り換え完了!

その後、久々に(?)学術的な論争に加わった。

帰りは東中野まで歩き、中央線で八王子へ。そこで横浜線に乗り換えて鴨居に戻った。このルートだと乗り換えが1回で済むので、とっても楽なのである。幸い、八王子では待ち時間3分の乗り換えとなり、予想外に早い帰宅となった。

さて、今日は…というと、巷では昨日から3連休というムードが漂う中、ひたすら明日の講義用資料の作成をしていた私…。そう、明日は仕事なのである!

先週のうちに学生たちへは「16日は旗日ではあるけれど、通常の月曜日と同じように講義があるので、気をつけるように!」と伝えておいたので、“自主休講” だの “自主連休” だのはなく、みんな揃って教室に集まっていることを願うのみ。


7月16日(祝)

講義回数調整のため、最近の大学は祝日でも通常授業を実施している所が多い。今日は「海の日」ではあるが、国際関係学部に出講することに…。

往きの新幹線(下り)は “いつもの月曜日” と大して変わりない車内だったが、帰り(上り)は “3連休最終日” の影響バリバリで、「あわや、立ち席!?」というような状態だった。

さて、講義のほうは…。3時限目「社会学」は、最初に授業アンケートを実施した。あまり妙チクリンな回答はなかったようではあったが、中には「???」的なものもあるのが匿名式アンケートの特徴である。時々、その回答を見て恐ろしくなることさえある。

なのに、講義は「基本的人間関係再考」がテーマ…。2回目の今日は、「恋」と「愛」のニュアンスの違いから人間関係の「持ちつ持たれつ」的な発想について再確認する。ジョン・レノンの『LOVE』と、つんく♂作曲の “LOVE3部作” を用いて、人間と恋愛の関わりを考えてみた。

そういえば、今年度はジョン・レノンの『LOVE』が今後も何度かアチコチの講義で登場することになっていたような…。


7月17日(火)

今日も駿府ライナーでの往復…。往復とも、定刻運行…。1分と違わず、見事なまでにオンタイム!

天気予報では「夕方に雨」ということになっていたが、どうしてどうして、抜けるような青空が広がっていて、照りつける太陽が肌を刺すほどの勢い…。雨の降る気配など、全くと言って良いほど感じられなかった。

静岡到着後、いつものように清水先生の事務所におじゃまする。

静岡英和学院大学の講義は、3時限目「国際関係論」が今日で終講となった。気のせいか、いつもより教室にいる学生数が多いように思えた。講義開始と同時に「いつもより、(学生が)多くない?」と皮肉っぽく言うと、前のほうに座っていた学生たちがクスクスと笑っていた。

講義は、今まで語ってきた内容を “あまり具体的にならない程度” に振り返り、21世紀的な国際関係の分析をして “シメ” とした。

5時限目「異文化コミュニケーション論」は、先月19日に台風による休講が入ったため、来週が終講となる。よって、今日は通常講義である。先週と先々週の講義内容を一部継続して解説し、本来なら今日語る予定だった内容の大部分を来週の “まとめ” に回すことにした。先週と先々週の内容は日本人の「たとえ」「比喩」「以心伝心」などが主な内容だったが、それらを実際に確認するべく『或る日突然』と『翼をください』のオリジナル盤と英語盤の比較を行う。そして、今週と来週の講義テーマの一部となる「縁」について解説し、今日の講義を終える。

3時限目も5時限目も、講義の最後に授業アンケートを実施する。

四国から関東にかけて、梅雨が明けた。そして、いきなり猛暑日…。

前学期の残余講義もわずかとなってきているが、最後まで気を引き締めて、バテずに頑張らなくては…。


7月19日(木)

情けないことに、昨日は久々に激しい偏頭痛に苛まれ、更新作業もままならない状態に…。

昨日は国際関係学部の3時限目「社会学」担当のために三島に出講したが、痛みに気がついたのは新横浜から新幹線に乗った後のこと。カフェインを適度に含んだ飲み物(コーヒーや緑茶など)を飲んで痛みを鎮める方法もあるのだが、残念なことにこだま号には車内販売がなく、車内の自販機にも遠かったため、とりあえず三島に着くまではカフェイン摂取を諦めた。

なのに…、ちょっとし用事で沼津へ行くことになり、新幹線から東海道線に乗り換えることに…。沼津駅前で用事を済ませ、すぐ三島に引き返したかったのだが、私の持っていた乗車券が三島発のものだったため、これを沼津発のものに乗変する必要があった。みどりの窓口に行くと、2つしかない窓口の1つをオバサンが長時間占領し、さらに並んでいるお客さんのほとんどが「ジパング倶楽部」の予約発券…。その間に東海道線が1本また1本と出発してしまい、三島に戻った私にカフェイン摂取をする時間的余裕などほとんど残されていなかった。

講義は…、「基本的人間関係再考」の3回目として「出会い」「社交的価値」「重要な他者」などの概念を説明することにしていたが、偏頭痛と闘いながらの講義ゆえに予定通りに展開させることが少々困難となり、一部の内容を残したままタイムアップ。

鎮痛剤が残り1錠だったことこともあり、服用を我慢して帰宅後は食事もとらずに寝ていた私…。

そして今日、まだまだ痛みが抜けきっていないのにもかかわらず、5時過ぎに家を出て、徒歩で30分以上かけて鴨居駅へ。横浜線、京浜東北線、常磐線と乗り継いで松戸へ向かう。松戸歯学部の「社会学」は、今日が終講である。最後の講義は体調万全で…と思ったが、痛みが鎮まってくれなかったのである。やむを得ず、往きの電車の中で鎮痛剤を取り出し、服用する。松戸に到着する頃には徐々に効き始めていたが痛みがスッキリ鎮まったワケでもなかった。

それでも、9時になる頃には痛みのことを忘れて教室へ向かうことは出来た。今年度最後の話は、「地位の剥奪」と「病人(患者)役割」の関連性、そして、まとめとして「持ちつ持たれつ」の人間関係の必要性について語る。

いつもより “かなり” 早く講義が終わったので、いつもより1本早いバスで松戸駅に戻ることにした。なのに、道路渋滞につかまり、いつもの常磐線に乗るハメに…。さらに、いつもの常磐線が5分遅れで松戸に到着!? いつものバスに乗ったのと全く変わりない…いや、いつもより法学部への移動に時間がかかったことになる。

法学部の3時限目「社会学」、講義開始前から授業アンケートを実施した。700名以上の学生にアンケート用紙を配布するのも回収するのも時間がかなりかかるので、休み時間中に作業をスタートするしかないのである。幸い、学生たちが協力的に動いてくれたので、講義はたった15分遅れでスタートすることが出来た。

こちらは通年科目で、さらに来週も講義があるので、「“らしさ” の培養」の3回目として「ジェンダー」について語る。ジェンダーの概念、実際的な問題点をいくつかのカテゴリーに分けて説明する。

本当は、帰りに通院したかったのだが、鴨居に戻ってきた時に激しい雨が降っていたため、断念する。無理してでも通院したほうが良かったかなぁ…という想いがあったが、時すでに遅し。

明日、夕方まで痛みに耐えられると良いのだが…。


7月20日(金)

気温が上がらず、肌寒ささえ感じる一日だった。

加えて、まだまだ頭痛が…。ただ、昨日や一昨日よりは鎮まっているようだったので、あとは気圧との闘いだけだった。なるべく血管の収縮が起きないよう、カフェインを適度に摂取し、体温の変化を最小限に抑えるよう努めたが、思うに任せぬ状態が…。

新幹線に乗って静岡へ向かっている最中は出来るだけ目を閉じ、光の刺激を少なくしたが、トンネルを通過する差異の気圧の変化にさえ体が敏感に反応してしまう有様。何ともはや…。

静岡市内は、朝から雨…。横浜と大して気温差はない。相変わらず静岡英和学院大学行きのバスは定刻運行できず、いつもながらの遅延…。大学に到着するや急いで講義教室へ向かい、パソコンとDVDのセッティング作業に入る。

1時限目「現代の国際社会」は来週で終講となるため、今日の講義中に授業アンケートを実施しなくてはならない。そのため、いつもより15分ほど早めに講義を終了させる必要が…。そこで、いつもと同じくパワーポイントは使用するものの、学生たちには表示内容を穴埋めすれば良いだけのプリントを配布しておき、ノートへの転記時間を減らすことにした。

ちなみに…、今週で「国際社会と大衆文化」の解説は終了となるが、今日のテーマは「韓流ブーム」である。まず、今週と先週の講義内容の橋渡しをする意味を込め、韓国で放送された日本アニメのいくつかについて、そのオープニングを比較してみる。そして、「韓流ブーム」を定義づけ、日本におけるブームの功罪について触れ、「韓流」と「新韓流」を区別するための資料映像を上映する。「韓流」のシンボル的存在は、間違いなく『冬のソナタ』である。「新韓流」については色々紹介するべき事象があるが、私がデータとして所有しているもので使えそうなモノが少ないため、KARAの映像を流す。明らかなニュアンスの違いを理解してもらい、講義は終了。

バスで東静岡に出て、東海道線で静岡に戻る。講義中は講義に集中しているので頭痛をあまり気にせずに済んだが、乗り物に乗って一息つくと、再び…。

東京へ戻る新幹線の車中は、睡眠によって “現実逃避” を企てる。が、近くの座席に座っている集団の “声高なおしゃべり” が安眠を遮ること数回…。それでも、耐えに耐えて東京到着!

通信教育部に到着後、こめかみや後頭部にスミル系の鎮痛剤を塗布し、頭痛の程度を “講義に耐えられる程度” にまで下げることにした。思ったよりも高い効果が出て、無事に4時限目「社会学」の講義を乗り切った。

痛みが鎮まっていることに気をよくしていた私は、いつも通り…いや、いつも以上にパワーを上げて今週も「日本(人)的 “和合”」について語る。今回は、日本人が “和合” にどのような意味合い・意識・意思・期待を込めているのかを解説し、その具体的な例として「週刊少年ジャンプ三原則」を取り上げた。

帰途、病院の診察受付時間に間に合いそうだったので通院し、鎮痛剤の処方箋を受け取る。これだけで、安心感が加わるためか痛みが鎮まるような気がする。

酷暑続きで、ちょっと体がビックリしたのかも…!?


7月22日(日)

近所から、子供たちの楽しそうな声がいつも以上にたくさん聞こえる…。買い物などで駅周辺を歩いていると、いつも以上に子供連れのお母さんが多いことに気づく。ちょっと夜の遅い時間になっても、まだまだお父さんやお母さんと一緒に街を歩いている子供も増えている…。

そうか…、もう学校が夏休みに入っているのか!?

数年前までは、大学のほうが小学校や中学校、高校より早く夏休みに入っていたので、大して気にもならなかったが、今やほとんどの大学で「半期15回、通年30回」の講義回数を確保するよう努めているため、祝日も通常授業になったり、授業期間が以前より延長され、8月の第1〜2週目くらいまで前期試験が行われる大学もある。

「講義の質と量、どちらを増すことが大事なのか?」などという大それた話はさておき、無邪気な笑顔の子供たちを横目に出講する日々はまだまだ続くのである。

それもまた、面白い。


7月23日(月)

2012年度の前学期も、いよいよ佳境に!?

そろそろ試験問題などを作成しなくてはならないのだが、担当している各講義でどんな結論を導けるか…によって出題傾向を変えるつもりでいるため、なかなか作成にとりかかれないでいる私。

今日は日差しも暑さも回復! 熱射病にならないよう、水分を十分に摂りながら、新幹線で三島へ。降車と同時に、暑さと湿気を十分すぎるほどに含んだ空気が体当たりしてきた。

国際関係学部に到着後、今日の3時限目「社会学」で使用する歌詞カードの印刷に取りかかる。、毎年恒例の(?)「ラヴソング分析」を行うための歌詞カードである。1970年代から90年代の “ニュー・ミュージック” を鑑賞するのだが、90分で何曲紹介できるのかを考え、9曲分用意した歌詞のうち6曲分(例年、同じ組合せに落ち着くのだが…)を印刷に回す。

講義では1曲ごとに解説しながら鑑賞することになるため、解説にどのくらい時間かかるかが “運命” の分かれ道…。とりあえず全ての曲の再生は講義時間内に終了したものの、本当にギリギリ状態…。

仕事の帰りに、新横浜ラーメン博物館(ラー博)に寄った。今月末でラー博倶楽部の有効期限が切れる…ということは今月初めにも述べたが、今日も入館実績作り(回数稼ぎ)のために立ち寄った次第。

本当のラー博マニアなら、こんな苦労なしに楽々入館回数をクリアするんだろうなぁ…と思いつつゲートを通る私。

とかく「いつでも通える」という距離に住んでいると、こんなことに…!?


7月24日(火)

本当なら、今日はオフ日のハズだった。が、静岡英和学院大学の「異文化コミュニケーション論」が先月19日に台風で休講となったため、今日はその補講…。

3時限目の「国際関係論」は先週で終講しているので、今日の講義は5時限目だけであるが、いつもと同じ時間の駿府ライナーに乗って静岡へ向かうことにした。そして、いつものように清水先生の事務所におじゃまする。

そして、いつもと同じ時間のバスで静岡英和学院大学へ。英和出講もあと数回…ということもあって、久々に学食でお昼をとることにした。補講のみ…ということもあって、学校内はちょっと寂しげ。当然、学食も閑散としていた。英和の学食は、一番高いメニューでも300円。おまけに、盛りも良い。そこで、290円の英和ランチに100円の単品おかずをつけてみた。
これで390円!?
主菜を受け取り、単品のおかずのカウンターへ。ケースに冷や奴とサラダがあったので、「お豆腐のほうを1つください!」と言うと、「お豆腐とサラダと合わせて100円になります!」と…。何という大盤振る舞い!?

味もボリュームも満足!

食後、5時限目まで時間的な余裕がたっぷりあったので、英和で担当している3科目の出欠状況をじっくりチェックする。

満を持して、「異文化コミュニケーション論」の終講にのぞもうとしたが、学務課から「実は、東静岡で人身事故があった関係で、東海道線が運転を見合わせていたようで…。学生たちが遅刻して来る可能性があるので、考慮してください」と言われる。実際、教室に入るといつもより人数が少なく、欠席もなく出席を続けていた学生の姿もなく…。最終回なのに、なかなか本論に入れない状況になってしまった。予想外の出来事なので、本当にどうしたらよいものかわからず、とりあえず前回の続きを板書しながら、学生の到着を待った。

学生たちは、講義開始後10分、20分、30分…と、徐々に集まってきたものの、結局ペースをつかめないまま解説が終了してしまった。最後に、「異文化コミュニケーション」という言葉が “相反する概念のつなぎ合わせ” であることを再確認し、試験のガイダンスをして全行程終了!

帰途も駿府ライナー…。珍しく、今日は遅延。そして、いつもより遅く帰宅することに…。

朝、息子が寝ている間に家を出て、夜に帰宅すれば息子はすでに就寝…。あぁ、今日は親子のふれあいがなかったなぁ…と思いつつも、妻から「(息子が)思い出したように『あれっ、お父ちゃんは?』と何度も聞いてきたよ」という報告を受け、それだけでも何だか癒されるような気分になる私…。

さぁ、明日も頑張るか…。


7月25日(水)

仕事からの帰りに、某量販店に立ち寄った。DVD+Rを購入しようと思ったのだが、見当たらない…。いつもそれが陳列されていた棚には、ブルーレイやらDVD+R DLは置いてあったのだが…。

そこで、ちょうど私の横を通りかかった女性店員に声をかけ、在庫を調べてくれるように依頼した。ところが、数分後にその女性店員が別の男性店員を連れて戻ってきた。在庫を調べず、DVDメディア系に強いと思われる男性店員に役を引き渡したのである。

その男性店員、陳列棚やら特売ディスクのワゴンやらをアチコチを見て回り、在庫を確認しようとしないのである。そして…、「DVD+R DLならあるんですが…。DVD+Rはお取り寄せになりますねぇ…」と言う。「要するに、このお店には現在DVD+Rの在庫がないということですね?」と私が尋ねると、「そういうことになります。すみません」と言う。

店を出ようと思ったのだが、諦めきれない私は特売ディスクのワゴンを眺め、そこにDVD+Rがバッチリ売られているのを発見した!

そのうちの1ケースを手に取り、件の男性店員に「これ、DVD+Rですよね?」と現物を見せたところ、「あっ、そうです!」とは言われたが、謝意は一切感じられなかった。

とはいえ、今日中にDVD+Rが欲しかったので、会計することにした。

DVD+Rは、他のDVDメディアに比べて需要がない。いや、ほとんど売れない商品かもしれない。ただ、DVD−Rなどに比べると再生の安定性は抜群で、さらに互換性も申し分ない。だから、アチコチで再生する予定のある映像やどなたかに差し上げるDVDは、出来るだけDVD+Rで作成することにしている。

もっとDVD+Rの性能が広く知れ渡ると良いのだが…。

さて、講義のほうは、今日で国際関係学部の「社会学」が終講した。週2回の講義ではあるが、あっと言う間の30回…。最初に試験関連のガイダンスをし、全体のまとめをして解説を終えた。

来週月曜日に試験監督で学生たちとはまだ会うことになるのだが、それでも何だかちょっと寂しい気分になる。

毎年、この時期と年度末、いつもこんな感じ…。


7月26日(木)

法学部の「社会学」は、今日で前期の全解説が終了! 通年科目なので夏休み後も講義は続くものの、とりあえず一段落という感じである。

今日まで「“らしさ” の培養」について解説してきたが、前期最後の講義は「県民性」について。祖父江孝男先生の『県民性』などをもとにして、県民性とイメージの関係について語ることにした。

今日の担当は、法学部の3時限目のみ。1時限目の松戸歯学部「社会学」が先週で終講したため、いつもより朝はのんびり…。が、新宿の某旅行代理店にお願いしておいたぷらっとこだまのクーポン受け取りがあっため、やはりちょっと早めに家を出ることに…。

明日は、通常通りの出講…。早寝しなくては…。


7月27日(金)

いよいよ、静岡英和学院大学の「現代の国際社会」も終講…。5時過ぎに起床して、6時過ぎに家を出て、7時前のこだま号に乗って静岡へ向かい、8時前の静岡英和学院大学行きのバスに乗り換え、9時前に講義が始まって…という生活は、今年度中は今日で最後!

…と思われがちであるが、来週の1時限目に前期末試験を実施するため、来週も同じような朝を迎えることになる。しかし、講義そのものは今日で終了である。新幹線に乗っている間も、何だかいつもと違う心持ちになっていたのが良くわかる。

講義のほうは、今までの解説内容を再確認し、さらに “まとめ” として国連憲章の「善良な隣人」という言葉をもとに、地球で生きていく我々の目指す方向性を考えてみた。最終回とはいえ、90分近く語り続けた。

講義を終え、講師室に戻り、「国際関係論」「異文化コミュニケーション論」「現代の国際社会」の受験資格喪失者名簿を学務課に提出する。履修登録だけして出席実績がない学生は、おそらく自分が受験資格を喪失していることを自覚していると思うのだが、中にはすでに欠席過多で受験資格を喪失しているのにもかかわらず自覚せず、出席し続けている学生も…。掲示を見てガッカリするか、クレームをつけにくるか、それとも、シラッとして試験を受けに来るか…。

講義前は雨の降りそうな空模様だった静岡も、講義を終えた10時過ぎには日差しがジリジリ照りつけてきて、肌が焼けてきているのがわかるほどだった。バスで東静岡に出て、東海道線に乗り継ぎ、静岡からこだま号で東京に戻るが、途中から記憶がない! いつの間にか眠ってしまったのである。とりあえず終講したことでホッとしたのか、気が抜けてしまったらしい。

東京に到着後、時間的に余裕があったのでお昼を京橋でとることにした。が、京橋に行くのが久々だったことと、暑さのピークで頭がクラクラしそうだったこともあり、なかなか目指すお店が見つからない…。日陰で一休みし、落ち着いて道を思い出し、何とか無事にお昼をとることができた。

食後、東京駅に戻ろうとしたのだが、山手線が運転を見合わせているというダイヤ情報メールが届いたので、日本橋まで歩いてみることにした。炎天下、何でわざわざ日本橋まで歩いてしまったのか…? とにかく、肌の色が変わっていくのを実感しつつ、なるべく日陰を選んで歩きつつ、日本橋駅に向かう。

銀座線と半蔵門線を乗り継ぎ、神保町に到着! そこでまっすぐ通信教育部へ向かえば良かったものを、旅行代理店に行って来週以降の静岡出講時に使用するぷらっとこだまの予約を入れることにした。私の番が来るまで少々待つことになり、さらに予約用のサーバにアクセスが集中していてなかなか予約が終了しなかったり…と、予想外のことが起きてしまった。

全ての工程を終了した時、すでに次の講義まで20分を切っていた。炎天下を走り続け、全身汗だらけ状態で通信教育部に到着した。

今日の4時限目「社会学」は、シラバスにしたがえば「視聴覚教材による確認」ということになっている。先週と先々週の講義内容を、CDやDVDを用いてより一層の理解を深めようとするのが目的であるが、歌詞カードなどを印刷する時間がなくなってしまったため、講義内容の一部を変更し、DVDのみを使用することにした。

「日本(人)的 “和合”」の具体的な理解には、日本の子供用アニメーションを鑑賞するのが効果的。特に、『それいけ! アンパンマン』や『とっとこハム太郎』などを紹介することが多い私であるが、今日は時間的な都合もあり、アンパンマンだけで解説をすることにした。

そして、今日で通信教育部の前期分が終了。

講義後、よせばいいのに御茶ノ水駅まで歩いた私…。4月から今までいろいろなことがあったので、いろんな意味で自分の力を試したいと(無意識に)思ったのだろう。

今日は、「ぼく、いくつ?」と聞かれて息子が「2歳!」と答えられる最後の日…。早いものである。


7月28日(土)

今日で、息子は3歳に!

一昨年、そして昨年に引き続き、今年も息子の誕生日を祝うために横浜アンパンマンこどもミュージアム&モールに行ってきた。今や、恒例のイベントである。

アンパンマンミュージアム&モールに到着したのが11時半前…。メインゲートから入ると、なぜかそこにはデジカメを持っているスタッフさん…。「購入はご自由になっている写真の撮影です! ご持参のカメラでもお撮りいたします!」と行って、半ば強制的に写真を撮られる。

さらに、早く中に入りたいのに「ちょっと待ってね!」とストップをかけられていることに耐えられなくなり、泣き出す息子…。

出来上がった写真は、1枚1200円! 5組に1組くらいは購入していたようであるが、あとは「いえ、結構です!」と言って購入せず。我が家も、自分のデジカメでも撮影していることと、1枚1200円という価格設定がちょっと…ということで、パス!

昼時ということもあり、まずはアンパンマン&ペコズキッチンの予約を入れておくことにした。入店すると、目の前に自動予約機が!? タッチパネルの操作で予約作業が出来るだけでなく、待ち時間までわかってしまうのである。「ハイテクだなぁ…」と感嘆する我ら夫婦…。

さらに、ディスプレイに「待ち時間6〜11分」と表示されていたため、店内で待つことにした。そして、5分と経たないうちに呼ばれる。

食事と同時に、これまた恒例となったバースデーパックも注文した。500円でバースデーケーキ(ロウソクは本物だが、ケーキはおもちゃ。店員さんが「ハッピーバースデー」を歌ってくれる)にスタッフ手書きのお祝いメッセージ入りの風船、記念写真にデザート…というラインナップ。

ところが、アンパンマンミュージアムに何度か来ていることも、以前にも同じレストランで食事をしたことも、どうやら息子の記憶があいまいで、見るもの全てが珍しく、またちょっと不安に感じているようだった。

食後、ミュージアムエリアに入る。展示物を見るなり、初めての出会いであるかのように興味を示し、走り回っていた息子…。

走り回りすぎて、息子が息切れ状態になってしまったようなので、予定よりも早めに帰途に就くことにした。

余談だが、昨日まで我が家では息子にチョコレートを食べさせずにきた。3歳の誕生日を “チョコレート解禁日” とし、それまでは何があってもチョコレートから息子を引き離し続けていた。そして、アンパンマン&ペコズキッチンで人生初のチョコレートを食した息子…。じっくりチョコレートを味わい、「あぁ、これがチョコレートなんだなぁ…」と “しみじみ” した顔をしていた。そして、帰りに買ったバースデーケーキも、チョコレートケーキにした。

この先、「チョコ、食べたい!」とせがまれなければ良いのだが…。


7月30日(月)

ロンドンオリンピックの柔道を見ていて、何とも言えぬ違和感が…。

まず、やたらと試合が止まる。判定が何度も取り消される。「ジュリー」と呼ばれる審判委員制度を導入したため、これらの現象を誘発しやすいのだとか…。それゆえに前代未聞の出来事も起き、旗判定が覆ることもあった。

「礼に始まり、礼に終わる」柔道なのだが、(特に女子の試合で)日本人選手以外の勝利した選手が飛び跳ねたり、ガッツポーズを取ったり…。「Baseball」と「野球」が別物とされるように、「柔道」と「Judo」も別物なのだろうか?

今日、国際関係学部「社会学」の前期末試験を実施した。この試験の採点を終え、採点票を提出すると、とりあえずこの科目の全ての工程が終了したことになる。嬉しいような、切ないような…。

三島からの帰り、小田原で東海道線を下車し、小田急ロマンスカーで町田に出ることにした。ロマンスカーの車窓から、美しい山々や緑、一面に広がる田んぼを眺めていると、不思議なことに気持ちが和んできた。暑さが厳しかったとはいえ、晴天だったということも相まって、さらに試験監督も終了したこともあり、精神的に余裕が生まれていたのかも知れない。このルートを選択して良かった…と、本当に思った。

町田で下車後、駅前のヨドバシカメラに寄った。HDMIケーブルが欲しかったのだが、手頃な価格のものが見つからずにいた。ところが…、今日は入店して5分後には価格的にもサイズ的にも「これだっ!」というような商品が見つかり、迷わずに購入! おまけに、ポイントがいくらか貯まっていたため、信じられないほどの値引きがかかる。「良い買い物をしたもんだ!」と、自画自賛。

…などと気を抜いてばかりもいられない。まだまだ、前学期の出講は終わっていないのである!


7月31日(火)

「まだまだ、前学期の出講は終わっていない」などと昨日の「ぼやき」は結んだが、言ってるそばから今日はオフ…。だが、ロンドンとの時差の関係で就寝時間が遅くなった私を、元気満点の我が息子は朝早くから起こそうとする…。

そのロンドンでは、またしても…。体操男子の団体決勝で、日本の最終試技に難易度点が加点されていなかったため、競技終了直後に4位とされた。ニュースの速報でも「日本4位。メダル逃す」などと伝えられたが、日本側が抗議したため審判団がビデオで再判定を行うことになった。その結果、日本側の抗議が受け入れられ、日本は4位から2位に。銀メダルを獲得した。

日本が2位となったため、2位とされたイギリスが3位に、3位だったウクライナが4位となってメダルを逃した。表彰式では、日本にブーイングされ起きた。

が、日本の選手は何も悪いことなどしていない。抗議が通ったということは、キチンと加点されるべきことをしていたということである。ブーイングの相手は、日本選手団にではなく、グダグダな採点をして混乱のキッカケを作ってしまった審判団である!

それに、100年間もメダルと無縁だった開催国イギリスが高得点を連発しているあたりも、非常にうさんくさい。イギリスを勝たせるため、日本の得点を低くしていたのでは…などと勘ぐる人も相次いだらしい。テレビで中継を見ていた私も、「得点、おかしくないか?」などと思ったものである。

会場のイギリス人観客の騒ぎっぷりも、非常に耳障り。自国の選手を応援したい気持ちもわかるが、他国の選手も難易度の高い演技をしようと精神を集中させようとしているのだから、もう少し気を遣う必要もあるのでは…と思う。内村航平選手も、最後の演技である鞍馬に入る前、会場の轟音にとまどい、さらに演技開始ランプがなかなか点灯せず、見ていて不憫だった。

紳士淑女のお国柄はいずこへ…?

後味の悪い銀メダルを受け取ることとなった日本の選手たちこそ、被害者である。

…なんてことを述べると、批難されるのだろうか? 私が日本人だから…という理由を差し引いても、とにかく見ていて不愉快!

とにかく柔道にしても体操にしても、判定(採点)基準が明確化されていない競技の誤審が多すぎるロンドンオリンピックである。

そして、日本選手を応援している私の横で「ロンドンオリンピックのマークって、『水曜どうでしょう』に見えるよね?」とつぶやく妻…。おいおい…!?


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