2011年10月のぼやき



10月1日(土)

今朝、玄関を開けるとキンモクセイの香り…。秋を感じる。

午後、家族そろってバスで横浜駅へ。今日発売された横浜市営バスのミニチュアを購入しようと思っていたのだが、やはりこの手の商品には朝早くからマニア(?)が飛びつくもので、全ての販売箇所で完売となってしまったのだとか。

ただ、お客様サービスセンターの係員さんによれば、その商品は限定発売ではなく、ただ単に現時点で品切れ状態になっているだけのことだという。まだまだ入手の機会はあるようなので、とりあえずホッとする。

しかし、せっかく横浜駅まで出て、何もせずに帰るのも…ということで、地下鉄に乗って横浜アンパンマンこどもミュージアム&モールに行くことになった。どこへ行くのかわからず、親の意思に従わされて移動した先にアンパンマンがいて、思わず興奮する息子だった。
アンパンマンとロールパンナ
ただ、ミュージアムには入らず、モールをグルグル回ったり(回っただけで何も買わない、とっても迷惑な客!?)、ちょうどおやつ時だったので「ジャムおじさんのパン工場」で休憩したり、イベントを見てアンパンマンに握手してもらったり…と、夢のようなひとときを過ごして興奮しすぎたのか、帰りのバスの中で熟睡してしまった息子…。

息子が目を覚ましたのは、帰宅と同時…。最初は「あれっ、アンパンマンは? バスは?」というようなキョトンとした表情だったが、「パン工場」で買って帰ったクロワッサンを美味しそうに食べてご機嫌モード。

とりあえず、2011年の残り3分の1を楽しく元気に(健康的に)過ごしていきたいと…。


10月2日(日)

昨日「ジャムおじさんのパン工場」で食したアンパンマンは、たしかに粒あんだった。こだわっているんだなぁ…と思った。

気がつかれた方もおられると思うが、今月は “背景” のスタイルを変えてみた。通常はページの背景を模様やパターンなどにし、それを月替わりで設定していたのだが、今月から1つの画像をページのどこかにスタイルシートで表示させてみようと思う。

今までとは、ちょっと雰囲気の違った「ぼやき」になることを期待したのだが、おそらく変わるのは “見た目” くらいになりそうで…。


10月3日(月)

今朝、電子レンジが壊れた!

早起きして、パソコンに向かって講義の準備をし、「あっ、今日は牛乳屋さんの日だった…」ということを思い出して玄関前の牛乳受けに行こうと扉を開けたところ、妻と息子を起こしてしまった。

それで、息子に牛乳をあげようと思い、電子レンジでちょっと加熱しようとしたところ、作動して2秒で「ビュン!」という感じでレンジが停止!? その後、ウンともスンとも言わず。

「レンジがなくても、しばらく大丈夫よ!」と妻が言うが、そうもいくまい。偶然にも、今日は午前中の講義がなかったので、急きょヨドバシ横浜へ新しい電子レンジを探しに行くことにした。突然 “お出掛けの準備” に入ったため、息子は呆然としていたが、やがて「バス〜!」「でんしゃ〜!」などと言って大喜び!

予算内の電子レンジは見つかったが、それを持ち帰るか配送依頼をするかで少々悩む。配送元に在庫がなく、早くても3日後の配送予約となってしまうということで、持ち帰りを決意する。ただ、午後は国際関係学部での講義があり、妻に15キロほどある電子レンジを持ち帰らせるワケにもいかないので、会計だけ先に済ませて仕事帰りに再びヨドバシ横浜に寄って引き取ることにした。

JR横浜駅内で軽く昼食をとった後、妻と息子に見送られて私は特急踊り子号に乗り込んだ。

今日の講義は、4時限目「日本社会」のみ。大学到着後、今日と水曜日の講義用資料(あわせて4種類!)を印刷し、情報教育センターでノートパソコンを借りて教室入りした。水曜日の講義では教室移動があり、その教室では板書が出来ないのでパワーポイントを使用することにしたのだが、実際に私の作成したプレゼンテーション資料がどの程度の精度でスクリーンに再現されるのか確認したくて、今日もパワーポイントを使用して講義を実施した次第。

講義のほうは、今日も「日本(人)について学ぶ必要性」がテーマ。「環境」「記憶」「満足」などのキーワードをもとに、人間の記憶の不完全さや同一視を招く概念化について述べた上で、日本人が「日本人」として認識されている理由を考えてみた。

この講義は後期開講のセメスター科目のため、“4月の段階で海外留学中のため履修登録が出来なかった学生” やら “履修単位の調整で追加登録希望の学生” やらが押し寄せ、終業チャイムが鳴る前に解説を終えたハズが、気がつけば休み時間に5分突入中!? 大盛況であるのは喜ばしいことではあるが、毎年この「日本社会」に追加履修登録がかかるため、手元にある履修学生名簿と学年末試験の採点用紙のボリュームが異なり、ビックリすることがある。

午前中に購入した電子レンジは、18時半頃にヨドバシ横浜で私が引き取ったのだが…。さて、どうやって帰れば良いのやら…と思案する。思ったより箱が大きかったのである! 重量は息子と同じくらい(ちょっとだけ息子よりも重たいくらい)の電子レンジを抱え、とりあえず西口バスターミナルへ。横浜市営バスの36系統だと乗り換え無しで帰れるが、夜はけっこう混雑が激しいのも事実。ただ、今夜はどういうワケか驚くほどの混雑もなく、最後尾の席に電子レンジの箱を抱えて座っている私を冷たい目で見る人もおらず、ホッとする。

バスを降りると、そこには妻と息子の姿が…。妻がキャリーを持ってバス停まで迎えに来てくれていたのである。そのキャリーに電子レンジの箱を乗せ、ゴムバンドでシッカリ固定し、親子3人手をつないで歩いて家に帰った。

何だかほのぼの…。たまには電子レンジが壊れるのも良いもんだ!…って、ちょっと違うような気もするが、まぁいいか。

明日は、“今年度最後の初講” が控えている。まだまだ、ドキドキが続く…。


10月4日(火)

秋らしい陽気と言えばそれまでなのだが、朝晩はけっこう冷え込んできた。そのせいで朝は早くに目が覚めるし、どんな恰好で出かければ良いのか迷うし…で、一長一短である。

そこで、ちょっと早めに家を出て、早め早めの移動で日体大へ。ところが、まだ学務課にカギがかかっていて、講師室に入れず。仕方がないので、リゲ○ンなどを飲みつつ、薄暗いフロアのベンチに座って、灯りがともるのを待った。

さて、先週開講したばかりの1時限目「総合科目B」は、学生が教室の中央列にまとまって着席していた。先週、学生たちに「座っている席の場所で、第一印象が変わってしまう」というような話をしたのだが、それを早速学生たちが実践した模様。講義そのものは「問題行動を考える前に」をテーマに、疑似環境、知識、技術、状況(情況)判断、絶対−相対などのキーワードを盛り込み、日常生活で実際に陥りやすい問題行動の諸相について語る。

11時前に日体大を出て、桜新町へ向かう。今週からいよいよ御殿場看護学校の「文化人類学」が始まるため、田園都市線で市ヶ尾に戻り、久々に「東京・河口湖号」を利用して御殿場入りする。天気が良く、東名高速も順調に流れていて、この上なく爽快! 予定通りに富士急御殿場車庫に到着したので、しばし御殿場市内散策&お買い物!

今日が初講ということもあり、かなり早めに学校入りした。そして、今年の1年生の人数と男女比などを調べつつ、今日の講義で語る内容を考えた。が、「最終的には、教室の雰囲気で決まりそうだなぁ…」と判断し、シナリオを描くのはやめにしてコーヒーを飲みながら4時限目の始業を待った。

久々に御殿場で講義…ということで、まず学生たちの “パフォーマンス” の観察&指導をし、その後は講義の目的・効能・展開方法などを語り、早速(?)学生たちをいじって講義の雰囲気を体験してもらった。“学生たちへの私の想い” がそれなりに伝わっていたらよいのだが…。

帰りも「東京・河口湖号」を利用。富士急御殿場車庫でバスを待っていたら、珍しく私以外にもう一人のお客さんが…。17:52に来るハズのバスが8分ほど遅れて到着し、まず私が乗車。車内はかなりの混雑…。そのほとんどが富士急ハイランドからの帰りなのだろう。私と一緒にバスを待っていた人が乗り込もうとすると、「今日は予約で満席なので…」と乗車を断られていた。御殿場駅からも2名(予約済み)が乗車後、「飛び込みで3人、乗れますか?」と運転手さんに尋ねている人がいた。が、当然「ダメです!」と断られることに…。

いつもなら、少しは空席があるのだが…。予約をしなかったことが彼らの敗因ではあるが、滅多にない(?)予約満席ゆえ「運が悪かったんですね…」と言わざるを得ない。

「予約は大事だよ!」と、心の中でつぶやいた私…。

20時過ぎに帰宅すると、息子が出迎えてくれた。妻が「(息子が)晩ご飯を食べようとしなくて…」と嘆いていた。席に着くことさえ拒否していたのだという。が、私がご飯やおかずをスプーンですくってあげると、口をア〜ンと大きく開けて美味しそうに食べていた息子…。それを見ていた妻が、「もしかして、お父さん(=私)の帰りを待っていたのかも…?」と言う。私の帰りを待って、一緒に夕飯を食べようとしていたのだとしたら、ものすごく嬉しいことだが…。単なる偶然か、あるいは私が帰宅するまで空腹感がなかったか…。

でもまぁ、家族そろっての食事は美味しい! 英気を養って、明日に挑む私…。


10月5日(水)

悪天候…。おまけに、寒い。おかげで、今朝も早起き…。

いつもより2本早いバスに乗れたので、横浜にも予想外に早い到着となった。いつも8:08発の東海道線に乗って熱海に向かうのだが、今日は特急型車両を使用している7:52発の東海道線に乗ることにした。そういえば、9月最初の水曜日にも、この列車に乗ったような…。

いつもより早めの移動がかなっても、残念なことに熱海で乗り継ぐ東海道線下りはいつもと同じ時間となる。JR東日本に比べて、どうもJR東海の東海道線は本数が少なく、かなり長い待ち時間を過ごさなくてはならないこともある。

それでも、無事に片浜まで到達したのだから、これ以上何も望むことはない…ということにしておこう。

沼津市立看護専門学校の2時限目「文化人類学」は、本当は今週から「国際化」「文化変容」などについて語るつもりでいたのだが、先々週の講義が台風で流れてしまってブランクが出来てしまったのと、今年の雰囲気を考慮して、予定では最終回に語る内容を今日に持ってきた。社会科学の特性を中心に、日常生活における現象のとらえ方について90分語り続けた。

講義を終え、いつも昼食をいただくお店へ移動する。学校を出た時は雨が降っていたが、お店に着く頃には雨が上がっていた。いつものように食券を買ってカウンターに向かうと、店員さんの丁寧なあいさつを受ける。今日は、私一人…。店員さんとアレコレ話が弾む。

食後、雨上がりの沼津市内を片浜駅まで15分近く歩く。そして、偶然にも先週と同じ時間の東海道線に乗って三島入りする。

国際関係学部に到着後、今日の4時限目「日本社会」使用教室の確認と、教室のカギの貸し出し、そしてノートパソコンの貸し出しを受け、講義の準備を進めていたのだが…。今日は別の教員と教室を “交換” したような結果になったのだが、そのことを把握しておらず、私が教室にいるのに平然とイスに座り、講義が始まって始めて自分の過ちに気づくという学生が続出。さらに、教室のAVシステムが頭脳明晰すぎて、勝手な判断をしてくれるためにCDの再生に手こずり、講義が始まってもなお準備が続く…。

今日からいよいよ、日本(人)の特徴的な部分を解説することになる。今週と来週は「日本(人)的 “愛”」について。まず、恒例となった(?)「日本人の心に響くラヴソングの傾向性」を、実際に6曲(メドレー)を鑑賞して確かめた。そして、日本人の愛の特徴を西洋の愛と比較し、農耕民族的な特徴から解説を進めていった。

5時限目「日本社会」は、先週から「日本(人)的コミュニケーション」がテーマだが、先週と同様に今週も “全人類共通” のコミュニケーションの構造について語ることになる。特に、「コンテキスト(文脈)」を中心に、具体的な話をする。

帰り、横浜駅で東海道線を下車した後、1日に発売されてゲットに失敗した横浜市営バスのミニチュアを購入した。息子用と保存用…。生まれも育ちも横浜のハマッ子としては、横浜市営バスに愛着を覚えるのは当然のこと(?)なので、やっとミニチュアが手には入って何だかとっても嬉しく思う。精神年齢が低いだけかも…?

夜は、傘なしで歩くのがツライ状態に…。雨は明日の朝まで続くとか…。さらに、大雨のおそれとか…。さて、明日は無事に仕事に行けるのだろうか?


10月6日(木)

うわぁ〜〜っ、やってしまった!?

今日の3時限目、法学部「社会学」は学生にあらかじめ講義用資料をダウンロードしておいてもらって、それに基づいて解説する予定だった。先週の講義(木・金ともに)の最後に、「来週の講義前に、必ず資料のダウンロードをしておくように」と学生たちに伝えておいたのにもかかわらず、資料のダウンロードページが更新されていなかったというのである。

そういえば先週、サーバがおかしな反応をしていたのだが、アップロードが成功したのかどうか確認をしていなかったなぁ…ということを思い出した。「あとで確認しなくちゃ!」と思っていたのだが、アレコレと別の作業をしているうちに、スッカリ忘れていたのである。今日、教室で学生から「ダウンロードする資料が見当たりません!」と指摘され、その事実を思い出した私…。

ところが、なぜか今日は教室に講義用資料が入ったUSBメモリを持ってきていたのである。そのため、「実は、どのタイミングで解説するか考えていた内容の話があるので、今日は予定を変更してその話をします」と軌道修正。これは “ウソ” でも “でまかせ” でもなく、本当の話…。

ただ、パワーポイントのファイルが見当たらず、ワードで作成した資料をそのままプロジェクターで投影し、「日本(人)的 “愛” “共感性”」について語る。そして、予定変更で使用することがなくなったハズのCDに、今日の内容で聴かせる曲を入れておいたことがわかり、こんなドタバタ状況であっても何とか講義を成立させることが出来た。

ある意味、「禍福はあざなえる縄のごとし」「人間万事塞翁が馬」といった状況かも…。

さて、話は時間をさかのぼって午前中…。文京学院大学「フィールドワーク論」は今日で2回目。先週金曜日で後期履修登録が終了しているため、今日からは確実に登録済みの学生のみが参加することになる。昨夜から気合いを入れて講義内容の確認をしておいたのだが…。

未明に激しい腹痛に襲われ、目が覚めた。妻がえらく心配してくれたが、「まだまだ先週開講したばかりなのに、いきなり休講するなんて…」という想いが強く、とりあえず温かくして寝続けたのだが、結局そのままの状態で朝を迎えることとなってしまった。

が、心配された雨はスッカリ上がっていて、気温も上昇していたので、意を決して家を出ると腹痛も和らいできた。ただ、いつまた痛みがぶり返すかわからないので、横浜から乗った湘南新宿ラインではグリーン車利用。

おかげで(?)、最終目的地・ふじみ野に到着した時は講義に支障のないほどにまで痛みは鎮まっていた。そして、講義開始時には完全復活!

今日から「フィールドワークの目的」をテーマに解説を進めることになるのだが、教室の学生数が先週より増えていて、ちょっとだけにぎやかになっていたような気がした。内容としては、この講義が社会科学におけるフィールドワークの知識と技術を身に付けることが目的であること、自然科学と社会科学の相違点を理解すること、原因と結果を単一的にとらえないようにすること…など。私自身の感覚では、あっと言う間の90分…。

今年度の後期は、例年と違って試行錯誤が多いように思うが、今日一日のいろいろな難問(?)をクリアしながら「何とかやっていけそうでは…?」という気がしてきた。いや、「気がしてきた」のレベルで終わらせず、「何とかなる!」という自信を持ち続けなくては…。


10月7日(金)

昨日の奇跡は、今日も続くか…?

1週間最後の出講日ともなると、ある意味 “有終の美” を飾りたいような想いがふつふつと…。そこで、なるべく早めに家を出て、講義前に慌てることのないように時間的余裕を持つようにした。

法学部に到着したのが、2時限目の始まる1時間前。大学のパソコンで「社会学」の講義用資料を編集し直し、万全の体勢で教室へ! 講義内容と展開は昨日と同じであるが、学生たちの “いじり方” にかなりアレンジを加えてしまったため、終業チャイムが鳴っても解説が1分ほど続いてしまう有様。

通信教育部へ移動し、お弁当を食した後に4時限目「社会学」の講義用資料を編集し、印刷する。ここ数週間は「人間関係の諸相と構造」について語っているが、先週の講義内容を補う意味を込めてオフコースの『君住む街へ』と槇原敬之の『世界に一つだけの花』を紹介(鑑賞)したいと思い、持参していたCDの内容を確認したところ、2曲とも収録してあったので、「時間が余ったら…」程度のつもりで歌詞カードを配布して講義を始めた。

今日は「人間関係の諸相と構造」の “意味” から見る “人間関係の特徴” を中心に語り続けたが、意識したワケでもないのに講義時間が15分ほど余ったので、『君住む街へ」を鑑賞し、その歌詞から人間の弱さ(不完全さ)を読み取ることにした。それでもまだ時間に余裕があったので、『世界に一つだけの花』をチャイムが鳴るまで鑑賞し、槇原敬之のこの曲を作るに至った経緯などを解説した。

講義後、『君住む街へ』の解説で小田和正のことをかなり評価した私の話に共感したのだろうか、1人の学生が「実は、小田さんのライヴに行ってきたもので…、これをどうぞ!」と、お土産としてツアーのハンドタオルをいただいた。偶然とは言え、学生が好きなアーティストの曲を紹介するという好タイミングが恐ろしくもあり、嬉しくもあり…。

そして、「小田さんの曲をじっくり聴いたことがなくて…」という学生数名が「オフコース時代とソロになってからと、やはり同じ曲でも違った感じになるのですか?」という内容の質問が多数出て、「たまには、こういう講義をしたほうがいいんだなぁ…」という手応えを感じつつ、教室をあとにした。

帰りに耳鼻咽喉科に寄り、ノドと鼻の具合を確認する。ノドはかなり回復しているようだが、まだまだ完全な状態ではなく、なるべくノドをいたわるよう医師から指示される。

さて、明日から3連休…。天気にも恵まれるらしいが、だからといって大した予定も無い。さぁ、どうしよう…?


10月8日(土)

3連休の初日…。

日付の変わった頃から激しい眠気との闘いが始まり、すぐに寝れば良いものを見たいテレビのために起き続け、我慢の限界に達したところでフトンに飛び込んだ。その後、朝まで記憶がない。

連休だからといって、遠征するような予定も無い。このままだと今日の「ぼやき」更新がここで終了してしまうので(してもかまわないような気もするが…)、息子百景(?)を…というのは冗談だが、先週かけずにいた “息子ネタ” を1つだけ紹介。ハッキリ言って、親バカ以外の何ものでもなく…。

息子が「バス〜! バス〜!」とせがむので、今日はららぽーと横浜に行ってちょっとした用事を済ませてきた。そして、本のアウトレットセールで『バス・トラック』という写真絵本を見つけ、息子のために購入したのだが…。バスとトラックは息子の大好きな乗り物ゆえ、まるで息子のために出版されたかのような絵本…。会計前から本を開いては大興奮!

ここまで喜んでもらえると、買ったほうも大満足! おそらく、出版社側も「こんなに喜んでもらえて、とっても嬉しいです!」と思ってくれることだろう。

誰かの心をとらえて離さない、そんな本を書いてみたいものである。


10月10日(祝)

3連休中日の昨日は何の予定も無く…というか、出かけようと思えばどこかへ行けたのだが、「どこへ行っても、混雑しているじゃない?」などという話をしているうちに日が傾いてきて…。結局、妻が部屋の掃除をしている間に息子を連れて近所のスーパーとドラッグストアへ買い物に行っただけであった。

それ以外は、火曜日以降の講義の準備に費やしていたが、果たしてそれがそのままの状態で講義に活かされるかどうか…。

今日は、父の誕生日。家族そろって私の実家へ。息子はかなり実家の雰囲気に慣れきって、我がもの顔でアチコチ走り回ったり、飾ってある模型類をいじり回ったり…。昼寝の時間もすっ飛ばして暴れまくり、夕飯時にダウン!? 1時間半ほどフトンで眠っていた息子をゆっくり起こし、タクシーで帰途に就いた。

結局、私の3連休はいつもの休日と大して変わらない過ごし方をしていたような…。


10月11日(火)

昨日は祝日で仕事がなかったので(大学によっては通常授業のところもあったようだが)、今日が今週最初の出講となる。だから…というワケでもないのだが、いつもより早めに起床して、講義に備えようと体が動いていた私…。ところが、講義の準備が1つ足りていないことに気づき、急いでパソコンで作業を進める。

いつものバスには間に合ったが、一時はどうなることかと…。「早起きは三文の得」を実感した朝だった。

しかし…、今朝のバスはチンタラ走行!? ずっと法定速度以下で走っていた。道路は渋滞などしておらず、むしろスカスカ状態だったのである。一見するとベテラン風の運転手さんで、乗客への対応も丁寧だったが、このチンタラ運転は鴨居駅まで続き(おそらく、終点までチンタラ運転が続いたと思われる)、途中のバス停もいつもより遅れて通過…。当然、鴨居駅にもいつもより遅い到着となり、いつも乗っている横浜線に乗り遅れた。

バス車内には「なんでこのバス、こんなに遅いの? 電車、乗り遅れちゃうよ!」という声がチラホラ…。こういうことは、横浜市交通局に報告したほうが良いのだろうか?

それでも、早め早めの移動をしているため、本日最初の出講前である日体大には8時過ぎに到着した。急いで今日の「総合科目B」の講義用資料を印刷し、前回までと来週以降の講義の展開を確認しながら、1時限目の始業を待つ。

教室に入ると、やけに騒がしい。先週は学生たちがキチンとまとまって着席してたのに、かなりの変貌ぶり。35分かけて “交通整理” にあたり、「4年生がレディネスも整えられなくて大丈夫なのか?」「今、“問題行動について考える前に” をテーマにしているのに、何をしているのか?」というような注意をしてから、今日のテーマである「環境」「記憶」「満足」について語る。

今日から東名高速道路は集中工事…。いつものように市が尾から「東京・河口湖号」を利用して御殿場に向かったが、横浜青葉ICから東名高速に入った途端に車線減少…。しばらくして、また車線減少…。30分以上、チンタラ状態が続く。

「東京・河口湖号」は足柄SAで10分休憩が入るのだが、どうやら御殿場IC付近でも車線減少があるらしく、SAになかなか入れない…。10分以上かかってSAに入り、休憩後に本線に戻るのにまた10分…。いつもより1時間ほど遅れて御殿場駅に到着した。

富士急御殿場車庫まで予約してあったのだが、今日は御殿場市内の散策などしている時間的余裕がなくなったので、駅で降りて御殿場看護学校へ直行することにした。ゆっくり歩いても遅刻することはなかったのだが、なぜか気持ちが急いて早足になる。そして、14:40に学校到着。講義開始の30分前…。

本日最後の講義「文化人類学」は、文化人類学に限らず全ての日常生活の局面について必要な視点として「知識−技術」「状況(情況)判断」「絶対−相対」などについて、御殿場的(?)な具体例をふんだんに盛り込んで語る。

帰りのバスは半分以上意識不明状態だったのだが、いつもと同じ時間に市が尾に到着したので、おそらく工事で渋滞することもなく、順調に走行していたのだろう。

「来週火曜日も御殿場で講義があるが、果たして…?」という不安を残す帰途となったが、それより何より妻と息子の待つ我が家が待っている…。


10月12日(水)<<13日(木)に更新。よって、記述は12日を振り返った形になっていることを了承されたい。>>

このところ “うたたね” の度合いが…。帰宅して、夕飯をとり、入浴して、「さて、明日の(講義の)準備を…」とパソコンに向かっていると、容赦なく睡魔が襲ってくる。自分としては睡魔と対等に闘っていたつもりなのだが、いつも気がつくと妻が「フトンで寝ないと…」と声をかけてきて、それで状況を知る次第。

昨夜は、特にひどかった。気がついた時には2時をとっくに過ぎていた。それで、講義の準備だけを優先して眠ることにした。

だからといって、昨日が特にベビーな一日だったワケでもない。

昨日は…といえば、いつものように7時過ぎに家を出て、横浜から東海道線で熱海に向かい、さらに東海道線を乗り継いで片浜へ。10時過ぎに沼津市立看護専門学校に到着し、2時限目「文化人類学」の講義にのぞんだ。講義内容は、「国際化と文化変容」をテーマとする第1回目。特に文化変容の概要と諸現象を語った。

講義を終えた後、いつも昼食をいただくお店へ移動する。学校からお店までは1キロ弱の距離であるが、昨日は日差しが強く、気温も湿度も高かったので、普通に歩いていても体力をかなり消耗するような感じがした。入店して食券を購入する際、自動券売機に「おでん、はじめました」の貼り紙を見つけた。もう、そんな季節なのか…と思いつつ、席に着く。すると、「始めたばかりのものなんですが…」と、大根とタマゴのおでんを戴いた。そして、サービスでおいなりさんを1つ戴く。

私が入店する前にお客さんが一人いたのだが、私と入れ違いになったので、再びお客は私一人…。店員さんとアレコレ話をしながらうどんを食した。のんびりしていたい気持ちは山々だったが、昨日は早めに国際関係学部に入って講義用資料を数種類印刷しなくてはならなかったため、いつもより1本早い東海道線に乗るため急いでお店を出た。

国際関係学部に到着後、講義用資料を一気に印刷する。全ての作業が終了したの、4時限目開始の20分ほど前。片浜駅からいつもの東海道線に乗っていたら、おそらく作業が終了しないまま講義に入らなくてはならなかったと思う。

さて、4時限目「日本社会」は、“曜日ごとに教室が違う” ことと “先週は教室移動をかけた” ということが災いし、またしても学生がアチコチに散らばっていて、ほぼ全員が集まるのを待つのに15分以上かかってしまった。しかし、このタイムロスを急いで埋めようとはせず、「日本(人)的 “愛”」の続きとして「慈悲」「甘え」などの概念について語った。解説時、前回鑑賞した「日本人の心に響くラヴソングの傾向性」の6曲(メドレー)を再度鑑賞し、「慈悲」と日本のヒット曲、ドラマ、ヒーローものなどの傾向性を確認した。

昨日の講義教室にはCDやDVDを再生する機器が設置されていないので、自宅からディスクマンを持参し、それをラインケーブルでつないで再生した。教室のAVシステムが古いため、音に安定性はなかったものの、“講義での鑑賞” というレベルには耐えられることはわかった。しかし、DVDはどうしよう? パソコンでも持ってきて、プロジェクターで投影するしかないのだろうか?

5時限目「日本社会」は、いよいよ「日本(人)的コミュニケーション」の本論に突入。日本人のコミュニケーションの特徴を8項目に分けて解説し、“あいまい表現” や “婉曲表現” の機能面について語る。『崖の上のポニョ』の日本語版と韓国語版の表現の違いを比較することで、それらを具体的に説明する。

帰りは、東海道線の東京行き直通に乗って、仮眠をとりながらのんびりと横浜へ。帰宅時にはスッキリとした状態だったハズなのだが…。


10月13日(木)

激しい腹痛で目が覚めた。「またか…」と思いつつも、寝坊せずにすんだことを “不幸中の幸い” と思うことにして、6時過ぎに家を出た。

バスも地下鉄も、湘南新宿ラインも順調! そして、東武東上線も順調な走行…。当たり前と言えば当たり前だが、今朝利用した公共の乗り物は全て1分の狂いもなく運行されていた。そして、予定通りにふじみ野到着。

いつもと同じスクールバスで文京学院大学へ向かい、先週のうちに印刷・配布済みの講義用資料を念入りに確認し、1時限目「フィールドワーク論」の開始を待つ。

今週は、先週よりも若干学生数が減っていた。おそらく来週は先週並みに学生がやって来るだろうが、今日欠席した学生のためにも講義をスピーディーに進めるワケにもいかなくなってしまった。そのため、講義開始から45分ほどかけて先週までの解説を振り返り、残り時間で「フィールドワークの目的」の2回目として特に「理論(theory)」について “語源” のテオリア(theoria)から考えてみた。

昨夜の “うたたね” が尾を引いているのか、それともハッキリしない天気のせいなのか、法学部へ移動する電車内で頭がボ〜ッとしてきたので、ちょっと仮眠をとることにした。が、車内に響き渡るような声で会話を楽しんでいるご婦人方に睡眠を阻まれて…。

それでも、法学部に到着した時には、すでに講義にのぞむ体制が整っていた。

3時限目「社会学」は、「問題行動の根源」の解説をどんどん進めていく。先週は講義用資料のアップロードに失敗しているとも知らずに教室に入り、講義内容の変更を余儀なくされたので、今日はまず「問題行動」について今まで語った内容を振り返りる。そして、今日は「行為と行動」の違いを明らかにすることで「問題行動」の性質を理解しようというのが目的であることを学生に告げる。

講義の最後にCDを再生して、J−POPをもとに「行為と行動」の違いについて理解を深めるつもりだたのだが…。音声が出なかった。AVラック内の “いじってはいけないスイッチ” が切られていたり、デッキのリモコンがどこかへ持って行かれてしまったり、講義で使用しているパソコンの設定を変えられていたり…と、解説よりも機器のせいで時間のロスが出てしまう有様(結局、CD再生は来週に持ち越し)

今夜こそ、うたたねをしないように…と気をつけたが、どうやらムリだったらしい。

さぁ、あと1日シッカリ頑張ろう!


10月14日(金)

あっと言う間に(?)今週も最後の出講日…。

時間的な余裕をかなり取りつつの移動の賜物(?)で、法学部に到着したのが今週も2時限目の始まる1時間前だった。昨日の「社会学」の講義では、(パソコンやらAV機器やらの設定が変更されていたこともあって)予定していた講義内容の全てを語れずに終わってしまった感があった。が、今日はとりあえずパソコンもAV機器も動きは安定しており、予定通りに講義を進めることは可能だったのだろうが、昨日と足並みを揃えることにした。

おまけに、どうも金曜日クラスは “4月から続けてきた約束事” を守れない学生が目立つようになり、教室を1つの社会としてシミュレーションすることを目指している私の趣旨が伝わりにくくなったような気がする。もっとも、真面目に講義に取り組もうとする学生のほうが多いことは確かだが…。

昼休み中に通信教育部へ移動し、お弁当を食した後に4時限目「社会学」の講義内容をじっくり確認する。今日で「人間関係の諸相と構造」に関する解説を終了させようと思っていたので、キチンとした “まとめ” もしたかったのだが…。

講義の冒頭で柳ジョージ氏の追悼の意を込めて氏の功績などを語っているうちに、時間の計算が合わなくなる事態に…!?

結局、最終回に用意した「地位−役割」の話は完結させたが、気の利いたまとめをする時間的余裕はなくなったので、来週の講義の一部を使って本当のまとめを語ることに…。

帰りに耳鼻咽喉科に寄ってノドと鼻の具合を確認するのも、金曜日の恒例行事化してきた。ノドの回復具合は一進一退を繰り返しているようだが、比較的良い状態らしい。が、鼻のほうはまだまだ…。

3連休明けでスタートした今週は、ペースを元に戻すのに無駄な力を注いでしまったような部分もあった。この仕事に就いて “それなりに” 長い時間が経っているが、いつまでも反省の日々が続く。もっとも、私の性格を考えると「反省なくして進歩なし」という気もするが…。

とりあえず、今週も私の講義に “参加” してくれた学生たちへ感謝して、来週の講義の準備を進めておこう…と思う。


10月15日(土)

昨夜から、強い雨と風に我が家周辺も襲われていた。たまに凪のような状態に入っても、再び猛威を振るう雨と風…。今日は雨こそ上がっていたものの、時折強い風が吹き、予断を許さぬ天候だった。

話は変わって…。

このところ、息子の発声が日本語らしくなりつつある。まだまだ喃語含みのあやしいところが多いのは事実だが、見違えるほどものの名前を覚え、感情表現も見違えるほどに上達している。

そんな息子が先日、仕事を終えて帰宅して一人で夕飯をとろうとしていた私の対面に座り、何やらゴニョゴニョ言っていた。何だろうと思って聞いていると、どうやらその日一日の出来事を教えてくれようとしていたらしいことが判明した。

さらに、外出先でもあまり手がかからなくなってきた。そこで今日、昼過ぎに息子と二人で外出することにした。マクドナルドのハッピーセットでもらえるオモチャが、今回は息子が大好きなプラレールシリーズなので、おやつ代わりにそれを注文してあげようと思ったのである。

バス停でバスを待つ時も、「ここ(ベンチ)に座ってて!」と言うと、チョコンと座って楽しそう。バスに乗っている時は、むやみやたらと窓や降車ボタンを触れ回ることもなく、キチンとお座りしている。ただ、周囲に愛想を振りまくため、アチコチから声をかけられてしまう。

マクドナルドでも周囲に愛想を振りまいていたためか、それとも父と子という組み合せが珍しかったのか、とにかく息子への注目度が高かった。レジのお姉さんにもニコニコ愛想を振りまき、注文が終わるとバイバイと手を振るサービス精神…。ポテトSは一人でほぼ完食し、ジュースSも飲みきってしまった。チキンナゲット5個入りは、私が2個食べた後は息子が残りを全て平らげてしまった。

お腹ポンポコリン状態で店を出て、バスに乗り、いつも下車する最寄りバス停では降りず、1つ先のバス停へ。いつものスーパーとドラッグストアで買い物をして、のんびり徒歩で帰途に就いた。が、時折つないだ手を離そうとして、「ボク、一人で歩いてみたい!」と自己主張する息子の姿に、誇らしいやら危なっかしいやらで、とにかく車通りのない道を選んであげたが、そこは急な上り坂…。それでも、「おいしょ、おいしょ!」と声を出しながら一生懸命に坂を上り続けていた息子…。

今日は特にぼやくことがなかったため、親バカ日誌に終始。


10月16日(日)

新横浜から鴨居まで、家族そろって電車に乗った。それだけなら大して珍しいことではないが、ワケあって一筆書きルートを取ることになった。新横浜から東神奈川経由で東京、田端、池袋、新宿、八王子と通り、最後は横浜線で鴨居へ。運賃は実際の乗車経路ではなく最短経路をもとに計算されるので、長い時間の移動でも150円也!

車内での息子の様子は日に日に変化している。言葉がハッキリしてきている分、おしゃべりが増え、さらに見知らぬ乗客に話しかけることが多くなってきた。

今日も、行政書士試験の勉強をしていた若いカップルに話しかけたり、手を差し伸べたり、愛想を振りまいたり…。息子に付き合ってくれるような優しい方たちだったので助かったが、こちらは恥ずかしいやら申し訳ないやら…。

昨日に引き続き、親バカ日誌になってしまったような…。


10月17日(月)

あっと言う間に、1週間の始まりである。

目覚ましが鳴るより前にダイヤ情報メールで横須賀線の遅延を知ったので、急いで起床し、少し早めに家を出た。横浜に到着すると、本当ならもうとっくに横浜を発っていなくてはならない湘南新宿ラインがまだ来ていない…。

おかげで、ちょっと早く池袋に到着した。

1時限目は、久々に日大看護の「社会学」であるが、どうも学生たちと私の波長が合っていないようで、何度も何度もチューニングを試みるが、どうも受け付けられていないようである。とりあえず解説するべきことはシッカリ解説しておこうと思い、「社会的動物としての人間」をテーマに講義を展開する。このテーマは通常2回にわたって語ることになるが、今週は「人間が幸福になるのに必要な作業は?」という話。だが、学生たちにそれが伝わったかどうかは定かではない。

午後は国際関係学部での講義のため、講義を終えた後に急いで移動を開始! 徒歩で千川駅に向かい、副都心線と丸ノ内線を乗り継いで東京駅へ。丸の内口から八重洲口へ移動していると、途中で鉄道関連グッズの販売をしている広場を発見する。過去に発売された記念乗車券や入場券の類、サボやミニカー、文具、ゲーム類などなど、息子がこの場にいたら絶対に興奮したんだろうなぁ…と思われるような数々の品を眺めつつ、「何かお土産に買って帰ろうか?」と思ったものの、あまり頻繁にオモチャ類を買い与えるのも教育上よろしくないと思い、その場を去る。

しかし数分後、八重洲口に到達すると在京キー局のキャラクターグッズ販売店の数々に到達! さらに、トミカショップなどもあり、「見るだけなら…」とアチコチの店を見て回る。「これ、息子が見たら喜ぶんだろうなぁ…」などという想いは、どうしてもぬぐい去れなかったが、心を鬼にして店をあとにした。

新幹線で三島へ移動し、大学到着後にまずお弁当…。そして、水曜日用の資料を印刷しながら4時限目「日本社会」の開始を待った。

満を持して(?)教室に乗り込み、講義で使用するCDブルーレイデッキに挿入するが、どうも様子がおかしい…。どうやら、ディスクを認識してくれていないらしい。識別されるCDとされないCDとが存在してしまったのである。今日はAV機器の設置されている教室での講義のため、「日本(人)的 “愛”」の理解を助ける曲の数々を聴きながら解説する予定だったのだが、残念なことに1曲だけは “認識されないCD” に入っていたため、その曲については(今日のところは)歌詞の解説を念入りにすることで対処する。

帰りは、東海道線を乗り継いでのんびり横浜へ。そして、地下鉄で片倉町に出て、駅前のコンビニで買い物をし、バスで家路に就いた。今日も一日、よく語り、よく移動したものである。明日の移動の心配をしつつ、いつの間にか意識不明になっていた私…。


10月18日(火)

夕方の御殿場市内は一気に気温が下がり、大袈裟に言えば「もう、冬がそこまで来ているのか?」と思えるような気候になっていた。私の吐く息だけが高温だったワケではないのだろうが、息が白く見えたほどである。

ただ、体がガタガタ震えるようなことはなく、帰りの「東京・河口湖号」を待つ間もじっとしていられる程度だったことを思えば、まだまだ秋が続くことを確信した私…。

ここからは、朝から昼間の話…。

先週の火曜日は、バスの運転手が慎重派なのか知らないがチンタラチンタラ走行したため、いつもの横浜線に乗り遅れた…という一日のスタートだったが、今日はバスも順調に走行し、その後も順調に電車を乗り継ぎ、予定通りに日体大到着。

1時限目「総合科目B」は、今月いっぱい「問題行動を考える前に」をテーマに解説を続けることにして、昨日の日大看護での講義内容と同じような内容の話をした。ただし、こちらは4年生対象の講義ゆえ、解説方法や解説のレベルにはそれなりの違いが…。

御殿場看護学校への移動は、今日も「東京・河口湖号」利用となったが、またしても東名高速道路集中講義につかまる。かなり早い時間のバスに乗っていたので遅刻することはなかったが、それでもヒヤヒヤする。

御殿場看護学校の4時限目「文化人類学」は、今日から3週連続で「社会的動物としての人間」がテーマ。初回は、人間と社会との関係性を理解するために、「社会」の概念をもとにした解説を進める。

夜の横浜も、気温が思ったよりも低く、妻が「毛布、出しておいたほうがいいかなぁ?」と聞いてくるほどだった。御殿場ほど気温が低いワケではなかったので、特に早急の用意が必要と判断しなかった私だったが、果たして…?


10月19日(水)

御殿場で昨日感じた冬っぽさが、横浜にもやって来た。夜中から冷え込んできて、今日は気温の上がらない一日だった。おまけに、三島では強めの風まで吹いてきて…。

この間まで「夏〜っ!」という感じの日が続いていたので、急に気温が下がると体が対応しきれず、寝ていても目が覚めてしまったり、仕事の移動中も体が思うように動かなくなってしまったり…。

そんな中、今日も頑張って早起きし、まずは沼津市立看護専門学校へ!

ワケあって、今日はミニパソコン持参で家を出た。RBGコードも持参した。にもかかわらず、オーディオコードを持ってくるのを忘れた。「まぁ、ちょっと大きめなスーパーに行けば購入できるだろう…」などとタカをくくっていたのだが、渡る世間は鬼ばかり。片浜駅前に西友があるので沼津市立看護専門学校に行く前に寄ってみたのだが、「当店は、電化製品の扱いがありませんので…」というお答え。沼津での講義を終え、学校の近所にある電気屋さんに寄ってみたが、取り扱いなし。さらに、三島へ移動するために乗り込んだ東海道線を沼津で降り、駅前の西武に寄ってみるも、家電関係の売り場がない。結局、三島駅南口にほど近い電気屋さんで、求め続けたコードと巡り会った。

沼津の2時限目「文化人類学」は、先週に引き続き「国際化と文化変容」がテーマ。今日は「自文化中心主義」「文化相対主義」「グローカリゼーション」をキーワードに解説することになっていたのだが、講義の導入としてフランク・ロイド・ライトの話や日本人の欧米志向について語る。

いつも昼食をいただくお店へ移動したが、いつもの(お昼担当の)店員さんの姿がなかった。どうやら、早朝担当の店員さんがお昼も担当していたようである。が、食券を購入している私に店員さんが「横浜から…の方ですか?」と尋ねてこられたので、どうやら私のことは情報として通っていたらしい。

午後、国際関係学部の4時限目「日本社会」では、前回の講義で再生できなかったジョン・レノンの「LOVE」を持参したパソコンで再生し、そのままパワーポイントを板書代わりに使用したのだが、教室のプロジェクタとパソコンの解像度が合わなかったのか、スライドショーを開始してもデスクトップの一部がそのまま表示され、何とも見にくい画面となってしまった。学生には申し訳ないと思いつつ、「日本(人)的 “和合”」の初回として、その特徴的な部分について、震災後の日本人の話などを例に挙げつつ話をする。

5時限目「日本社会」は、「日本(人)的コミュニケーション」の4回目。日本人の親密性とコミュニケーションの関連性を解説し、トワ・エ・モワ『或る日突然』と赤い鳥『翼をください』の元歌(日本語)と英語バージョンを聞き比べながら歌詞とアレンジの違いを学生たちに紹介した上で、如何に翻訳が文化の違いを考慮するべき作業であるのかを説明して今日の講義は終了した。

帰りは、東海道線の東京行き直通で横浜へ。ところどころ記憶がないのは仕方のないこととしても、駅に停車するごとに車内に冷気が流れ込んでくるのはちょっと…。

本当に冬が近づいてきたのだろうか?


10月20日(木)

昨日、片浜から三島に移動する際に沼津で途中下車したことを書いたが、実はそこで脱力的なハプニングが起きていた…。

沼津駅の自動改札にキップを挿入したところ、途中下車可能のハズなのにキップが出てこない…。そして、「券づまり」という表示…。駅員さんに「片浜から東京都区内までのキップ(が出てこないの)ですが…」と状況を説明すると、「あぁ…、それは…」と困り顔の駅員さん…。駅の自販機で販売される通常のキップと違って大型のキップを挿入したため、それが券づまりを起こせば機械のアチコチに引っかかってしまうことが容易に想像できたのだろう。
クシャクシャになった乗車券
果たして…、「やっぱり、かなり折れ曲がった状態で引っかかってますねぇ…」とため息まじりに状況説明…。

そして、自動改札機との数分の格闘後、救出されたキップが右の写真である。悲しいかな、もう自動改札に通すことの出来ないほどにクシャクシャになっていた。「このキップ、再発行することは出来ないですか?」と尋ねたが、「このままお使いいただくしか…。ただ、自動改札を通ることが出来ないので、今後は有人改札を通ってください」と言われる。

木曜日は、文京学院大学の出講からスタート。今朝も、横浜から池袋まで湘南新宿ラインで向かった。池袋では東武東上線に乗り換えるのだが、いつもは東武線改札の正面にある改札を通るのだが、そこには有人改札がない!? 有人改札を経由すると、東武線の乗り換えには大回りとなる。そこで、いつも以上に早足でホームから階段を下り、有人改札を抜け、いつもの電車に乗り込んだ。

文京学院大学に到着すると、メールボックスに「フィールドワーク論」履修登録者の名簿が入っていた。今年度は22名…。講義の性格から考えると、適当な人数である。人数の確認を済ませ、急いで今日の講義用資料の編集・印刷に取りかかり、9:10の始業チャイムを聞いて教室に向かった。

今日で「フィールドワークの目的」の最終回。文献資料と資料素材の関連性などを中心に語りつつ、来週以降の講義内容にリンクさせることにした。

いつものように法学部へ移動する途中、あまり気温が上がっていないことに気づく。車内で電車が駅に停車するたびに、冷たい空気が車内に流れ込んできて、そのたびに目が覚める。

法学部の3時限目「社会学」は、先週CDの音声が出ないというハプニングもあって、今日はまず先週鑑賞する予定だったFIELD OF VIEWとZARDの『DAN DAN心魅かれてく』とDEENとZARDの『瞳そらさないで』をもとに、「行為」「行動」をメロディーと歌詞から分析する。

曲の解説を今週に延ばすことにより、講義の展開変更を余儀なくされることになった。それで、前回の講義のオプション的内容として、ヴェーバーによる行為4類型を解説することにした。

夕方、鴨居駅前で妻と息子と合流し、まずは息子のおやつタイム。そして、お買い物…。

さぁ、あと1日、シッカリ頑張らなければ…。


10月21日(金)

なぜかわからないが、先週と今週の講義はCD再生のトラブル続き…。今日の通信教育部4時限目「社会学」で、延々と曲の解説をして、「では、聴いてみましょう!」と言ってDVDデッキを見ると…、CDを挿入したハズなのに認識されておらず、ディスプレイが妙な表示をしていた。何度入れ直しても、結果は同じ…。

たたられているのかも…。

1週間最後の出講日、法学部2時限目「社会学」は講義内容が昨日と同じなので、教員控室で講義内容をサッと確認する程度の準備で事足りる。そして、講義開始15分ほど前から教室入りして機材の準備に取りかかる。ここまで用意周到に取り組んでいたのにもかかわらず、遅刻してくる学生の到着を待ったり、講義内容と必要時間を熟知している余裕を持ったりしたため、終業チャイムが鳴っても解説が終わっていないという失態…。それでも、延長は1分ちょっとで抑えたつもりである。

失態…と言えば、先週の通信教育部の講義は「人間関係の諸相と構造」の解説を終了させたつもりになっていたが、ある一部分の解説をスポ〜ンと飛ばしていたことが判明! その部分については今日の講義の最初に解説すれば済むのだが(復習にもなるので)、その分だけ今日のテーマの解説時間が短くなる。今日から「孤独な群集」というテーマで4週ほど講義する予定なのだが、時間の問題が生じてもテーマを変えるつもりはなかったので、初回の解説内容を変えて対処することにした。そのためには、急いで講義用資料を編集して印刷する必要があった。

そんなゴタゴタ状態ではあったが、何とか講義までには印刷が間に合い、何事もなかったかのように教室へ向かった。

先週解説し忘れた部分の説明が終了し、「孤独な群集」の解説初回として、「人間は独りで生きてゆけない存在」であることと「孤独への不安」の関連性を語った。ただ、急きょ設定した項目であるがゆえ、解説だけではパンチが弱くなっているような気がし、それで日本のヒット曲に見られる孤独への対処を語るべくCDと歌詞カードを用意したのだが…。

冒頭の記述の如く1枚のCDが使えなかったので、別の曲に差し替えることで今日のところは何とかなったのだが…。そのCDは別の再生機器ではちゃんと認識されるため、特にディスクに問題があるようにも思えず、原因はわからずじまいである。

通信教育部の校舎を出ると、外は雨…。天気予報は「夕方から明日にかけて雨…」ということだったので、特に驚くこともなく(講義でも、「今日は雨が降る前に帰れるかどうか…」などと話していた私)、バッグから折りたたみ傘をサッと取り出せば良いだけの話…。

帰りに、耳鼻咽喉科に寄ってノドと鼻の具合を確認する。声を出さずに仕事をするのはムリなので、ノドの具合は相変わらず一進一退を繰り返している。鼻も少しは良くなってきているらしい。

雨の勢いが、どんどん強くなってきている…。週末は、ずっと家にいることになるのだろうか?


10月23日(日)

ドラッグストアに行った。3ヶ所あるレジのうち、1つはかなり列が短く、なのにお客さんはどういうワケかその空いたレジに並ぼうとしない…。「お気に入りの店員さんでもいるのかな?」などと思いつつ、空いたレジに並んだ私…。そして、なぜそのレジの列が短いのか、その理由を目の当たりにした。お客さん一人ひとりへの対応時間が “えらく” 長いのである!

私の前にはお客さんが1人しかおらず、隣のレジは5人ほどの列が出来ていた。が、仮に私が隣の列の6人目に並んだとしても、今日の私より早く会計できたことになる。

件のレジ担当の店員さんは、新人で手際が悪い…ということでもない。逆に、“熟練のワザ” とでも言うべき巧みさで、レジを通した商品をカゴに収めてゆく。

…と、これだけの情報だと、「なら、なんでそのレジは空いていたのか?」という理由が見当たらない。実は…この店員さん、全ての作業が “ものすごく丁寧” なのである。あいさつからレジ打ちから、それら全てが他の店員さんの2倍から3倍の時間かかっている。それで、急ぎのお客さんはそのレジに並ばないのである。

私は特に急いでいるワケでもなく、かえって丁寧に対応してもらったほうが嬉しくもあり、それで列を並び直すこともせず、そのまま前のお客さんとのやりとりを見ていた。そのお客さんも、極めてのんびりとした対応としていた。サッと多数のお客さんの会計を済ませることも必要だと思うが、お客さんへの(感謝の)気持ちを込めて丁寧な対応をされるのも嬉しいもの。

「サッと会計を済ませたい方」「丁寧に対応してもらいたい方」というように、目的別レジを設けても面白いかも…と思ったが、経営側としては難色を示す提案だろうなぁ…。

ここ数日で、息子のボキャブラリーは劇的に増え、発声もシッカリしてきた。モノの違いもわかるようになってきたのだが、まだまだ完璧ではないのは仕方がないこと。例えば、息子は “親” イコール「おとうさん」だと思ってしまい、妻に対しても「おとーしゃん!」と声をかけてしまうので、「やっぱり、お父さんのほうがいいのかしらねぇ…」と、ちょっとガッカリモード…。

かつては新幹線の映像を見せると「あぁ〜っ、しんかんせ〜ん!」と大声で喜んでいた息子だったが、全ての鉄道を「しんかんせ〜ん!」と呼ぶので、「これは、新幹線じゃないよ!」「これは新幹線じゃなくて、でんしゃ!」などと教えているうち、新幹線と電車の使い分けが面倒になったのか、今では新幹線を見せても「でんしゃ〜っ!」と言うようになってしまった。

ところが、蒸気機関車だけは「あぁ〜っ、しゅっぽっぽ〜!」と区別している。

動力の違いか?

私は…といえば、このところ講義内容を直前(あるいは前日)になって変更するような、そんなアタフタ準備ばかりしている。せっかく昨夜までに完成させていた講義用資料を、今日になって手直し&出力し直しという作業に多くの時間を消費してしまった。「出来るだけタイムリーな話を!」という気持ちからの手直しであると言えば聞こえは良いが、単にミスを発見する機会が増えたから…と言えば “ズボラでノンキでチャランポラン” なだけだということになる。

実際は、後者であるが…。


10月24日(月)

何だかよくわからない気候…。

今朝はヒンヤリだったが、昼は(静岡県東部だけ…ではないと思うが)ムシムシ陽気…。何を着て出かければ良いのか、わからない日が多い。とりあえず朝夕の気候に合わせて着るものを選ぶのだが、汗っかきの私は太陽が顔を出してから沈むまでは地獄のような心地である。

なるべく気温の低いうちに家を出てしまおうと思い、今朝は6時過ぎに出かけた。予定よりもかなり早いバスに乗って片倉町駅に向かい、地下鉄に乗り継いで横浜に出るまでは、いつもの月曜日と同じルートであるが、今日はちょっといつもとは違うルートを採択することにした。

いつもは湘南新宿ラインで一気に池袋へアクセスし、そこから日大病院行きのバスに乗り継ぐ。今朝は、横須賀線で東京に出て、丸ノ内線と副都心線を乗り継いで千川に出た。そこから徒歩15分ほどで日大看護に到着! これだと、押しくらまんじゅうの電車に乗ることなく、それでいて交通費も安くなる…という一石二鳥!

1時限目「社会学」は、今日で「社会的動物としての人間」の解説が終了するとともに、最初のカテゴリーである「社会学の基礎」の解説を終えることになる。今日は「生理的早産」をキーワードにしながら、人間の特徴と社会の必要性を考えることにした。

講義を終え、今日も千川駅まで歩き、副都心線と丸ノ内線を利用して東京へ。丸の内から八重洲へ移動する最中、私の目をとらえて離さないキャラクターが!? 新幹線の時間もあるというのに、そのお店に惹きつけられるようにスルスルと…。

都内も暑かったが、三島に到着すると都内を上回る湿度の高さ! 歩くだけで汗がタラ〜ッと…。

国際関係学部に到着し、まずお弁当。そして、仲の良い教員から “社会学的” な質問(相談?)を受ける。その後、講義用資料を一気に印刷し、4時限目「日本社会」の教室へ。先週の講義で私が用意したCDのいくつかがブルーレイに拒否されるという予想外の出来事があり、それらのCDを改めて焼き直したものを試しに再生してみたところ、全てディスク認識されたので、気をよくして講義にのぞむ。

前回から「日本(人)的 “和合”」の解説に入っているが、今日は「和合の含意」「ジャンプ3原則」などをキーワードに語る。が、どうも私の意気込み(気合い)と学生たちのノリに多少乖離傾向が見られ、話を短めに切り上げ、今回のテーマに関連する80〜90年代のニューミュージック数曲をメドレーで鑑賞し、講義を終える。

今日は、久々に幸町バス停から「みしまコロッケ号」に乗って帰途に就いた。いつものことだが、私が乗る「みしまコロッケ号」は空席が目立つ。乗車扱いバス停で何人かのお客さんを乗せ、裾野インターから東名高速に入り、足柄サービスエリアで10分休憩。この時、運転手さんが私に「もしよければ、お好きな席に移動して結構ですよ!」と声をかけてきた。要するに、それくらい空席が目立っていたのである。

その後、バスは順調に走行し、東名江田には定刻通りに到着。今日は朝からいつもとは違うルートをとりたがる私、あざみ野駅には向かわずに江田駅に向かってみた。そして、横浜市営バスを乗り継いで家に帰ることを試みた。江田駅からセンター南駅行きに乗り、センター南からは緑車庫行きに乗り継ぐ予定だったが、時間の関係で同系統の別の行き先のバスが来た。「鴨居駅に行くには…?」と運転手さんに聞くと、「鴨池大橋で下車して歩くと、すぐ鴨居駅です」と教えられ、「あぁ、そういえばそうだったっけ?」と位置関係を思い出す。鴨居駅前でちょっと買い物をして、それから本日最後のバスで家に向かった。

…ということで、三島からはバスのみで家にたどり着いたことになる。

もっと時間があれば、もっと大回りして帰ったかも…。横浜市営バス全線定期を持っているがゆえの、妙な発想…。

ただ、気分転換にはなったのでは…。


10月25日(火)

都内と御殿場の気温差…。

1時限目は日体大の「総合科目B」、4時限目は御殿場看護学校の「文化人類学」を担当するのがここ数年の火曜日のレギュラーシフトであり、体はこの移動に慣れきっているのだが…。このところ、午前と午後の居場所の違いから、気温差をものすごく感じるのである。御殿場は、都内よりも日中でも4〜5度ほど気温が低く、日が暮れるとその差は歴然…。

どんな恰好をして家を出れば良いか、一番悩むのが火曜日である。結局、「暑ければ脱げばいい」という考えのもと、御殿場仕様で出かけることになるのだが…。

「総合科目B」は、今日も「問題行動を考える前に」というテーマ。「不安・恐怖」「規則・命令」「生理的早産」などの種々の側面から、人間の日常が思い通りに行かない現実を考えてみた。人間がどのような人間であるのかを知ることによって、自分が何をするべきかを考えるよう学生に促したのだが、聞く耳を持たぬ者もいて、交通整理に多少時間がかかる。

「文化人類学」は、先週から「社会的動物としての人間」をテーマに解説を進めているが、今日は「福祉的観点」をもとに人間の現実を語ってみた。

先週と先々週は東名高速の集中工事があり、高速バスが渋滞に巻き込まれてヒヤヒヤさせられたが、今日は往復とも順調な走行…。市が尾から御殿場まで、足柄SAでの10分休憩を含めても1時間15分程度で到着した。

都会の喧噪を離れて御殿場の街に入ると、何だかホッとする。今日は残念ながら雲が濃くて富士山が拝めなかったものの、街のリズムが私に合っているのか、火曜日の移動は1週間の楽しみの1つとなっている。

日体大には1998年からの勤務で、御殿場看護学校には2008年からの勤務…と、キャリアにちょうど10年の差があるのだが、そんな両校を掛け持ちするというのも面白いものである。

明日は、今日よりもっと気温が低くなるらしい。いよいよ、秋が深まってくるのか…?


10月26日(水)

いつもの水曜日と同じ時間に家を出て、いつものように10時に片浜に到着したのだが…。いつもなら「これでもかっ!?」というくらいタクシーが駅前ロータリーに待機しているのに、今朝は1台も停まっていなかった。

「そのうち来るだろう…」などと思っていたのだが、5分経っても10分経ってもタクシーが来る気配がない。15分経ってもタクシーが来る気配が…どころか、おそらく永遠にタクシーが来ないのだろうというような不安に苛まれ(ちょっと大袈裟?)、沼津市立看護専門学校に電話をかけ、「今から歩いて学校に向かっても、間に合うでしょうか?」と尋ねてみたところ、「今から(車で)お迎えに向かわせますので、駅前で待っていてください!」と言われた。

しばらくすると、学校の事務員さんが運転する沼津市の車がやって来て、講義開始15分前に学校到着! 私のせいではないのだろうが、それにしても事務員さんに余計な仕事を作ってしまったことを申し訳なく思う次第。

2時限目「文化人類学」は、いよいよ今週と来週で講義が終了する。そして、2週にわたって「日本(人)と文化」をテーマにし(最終回に語るハズの「まとめ」の大部分は、すでに解説終了しているので)、今週は日本(人)的な「愛」「和合」「共感性」の特徴と「縁」「恥の文化」などを中心に語る。

いつも昼食をいただくお店へ移動したが、今日もいつもの(お昼担当の)店員さんの姿がなかった。聞けば、いつもの店員さんは怪我をされてしばらくお休みなのだとか。来週からは出勤されるということなのだが…。

午後、国際関係学部の4時限目「日本社会」は、今日から「日本(人)的 “共感性”」がテーマ。その初回として、“sympathy” の本来的な意味と「共悲」の特徴について語る。

5時限目「日本社会」は、「日本(人)的コミュニケーション」の5回目…最終回である。日本人のコミュニケーションに見られる多義性を、先ず童謡『シャボン玉』の歌詞から野口雨情の娘の話を重ね合わせ、さらに “シャボン玉” つながりで山下久美子『バスルームから愛をこめて』を紹介し、DEENとZARDの『翼を広げて』の分析をして、次回以降の講義につなげることにした。

今日も、帰りは東海道線の東京行き直通で横浜へ。横浜到着後、ヨドバシ横浜に寄って携帯電話の充電器を購入する。そして、地下鉄とバスを乗り継いで帰途に就く。これが、思いのほか順調な乗り継ぎで、予定よりも早い帰宅が実現!

これで1週間の真ん中が過ぎた。後半戦もこの勢いで…。


10月27日(木)

6時前に家を出た時、氷の世界を歩いているような寒さに体が軽く震えた。しかし、まだ10月…。これからもっと寒くなるのだから、これくらいの寒さに負けるワケにはいかないのである!

寒さと闘いながら(?)ふじみ野に到着し、スクールバスに乗って文京学院大学到着した後、すぐに講義用資料の印刷に取りかかる。この時点では体が完全に活動モードに入っていて、あとは1時限目の始業チャイムが鳴るのを待つだけ…という状態だった。が、チャイムが鳴るよりも前に他の教員が全て講師室から教室へ移動してしまい、ポツンとひとり残されたような形に…。

さて、今日から「フィールドワーク論」は「フィールドワークの問題点」を5週連続で語る予定。1回目として「環境」「絶対−相対」「状況(情況)判断」などをもとに人間が陥りがちな疑似環境について語る。

ふじみ野から法学部への移動中、何度となく意識不明の状態に陥る私…。乗り換え無しで飯田橋へアクセスできる安心感からか、それとも単に寝不足だったのか、とにかくカクンカクンと夢の森へ…。乗り過ごすことなく飯田橋で下車したまでは良かったが、体がまだ目覚めていなかったようで思うように前に進めず、中央線緩行に乗り遅れる有様。

3時限目「社会学」は、やっと「問題行動の根源」の “根源” の部分の解説。これでやっとテーマの全体的な展望が学生たちに伝わったことになる。

明日は法学部の講義が学園祭の準備のため、休講。だが、通信教育部のほうは講義があるので、いずれにせよ水道橋に行くことになる。ただし、いつもより朝はのんびりしていられるかも…。


10月28日(金)

昨日の「ぼやき」でも述べたように、今日は法学部の2時限目「社会学」が休講のため、朝は比較的のんびり…。そして、スローペースで身支度を整え、のんびりと昼食をとっていたら、いつの間にか12時半過ぎ!? 急いで家を出て、バス停に走る。

ところが…、京浜東北線で事故が発生し、東海道線と横須賀線のダイヤもとんでもないことになっている…という情報が入り、横浜へ向かうのを諦めて新横浜に出ることにした。

バスで鴨居駅に行き、水道橋までの乗車券と新幹線特急券を購入しようと思ったのだが、次の横浜線まであと2分という状態だったので、とりあえずSuicaで入場しておいて、新横浜のJR東海窓口で全ての料金を支払うことにしたのだが…。新横浜の窓口には軽く列が出来ていて、新幹線特急券の自動券売機には誰も並んでいたなかったが、私はモバイルSuicaで入場していたため、自販機が使用できないのである。

さらに私より前に並んでいるお客さんたちには一癖も二癖もあるという、そんな最悪な状況に陥っていた。あるお客さんは「新大阪まで指定席1枚」とまで窓口で告げていたが、「次ののぞみ号ですと、B席…つまり3人掛けの真ん中の席しか空いていません。その次ののぞみ号ですと、窓側でも通路側でもお好きな席をお取りできますが、いかがでしょうか?」という説明を聞いて、「え〜っと、どちらが良いんでしょう?」などと係員に聞き返すような人だった。係員が「どちらでも、お客様のご都合でお選びください」と促すが、熟考すること2分間…。

さらに、「入場券、2枚!」というオジサンがいた。新幹線ホームへの入場券を購入するのには、新横浜までの乗車券がなければ発行できないというルールがある。が、オジサンは自分の乗車券しか持っておらず、「あとから(連れが)やって来るんで、キップは1枚しかないです」と答え、「何で全員分が必要なんですか?」などと説明を求めていた。

結局、乗ろうと思っていた新幹線には乗れず、10分ほどホームで待つことになってしまった。が、通信教育部には何とか14時過ぎに到着することが出来た。

急いで講義用資料を印刷し、4時限目「社会学」の教室へ急ぐ。が、途中でCDやDVDを入れてある袋を講師室に忘れてきたことに気づき、取りに戻るアタフタぶり!?

講義は、まず先週再生することが出来なかったオフコース『生まれ来る子供たちのために』を鑑賞しながら、孤独感に関する表現を学び、「孤独な群集」の2回目の解説に入る。今日はリースマンの理論から「伝統志向」「内部志向」までを語り、最後に孤独の類型を説明して終了。せっかく急いで印刷した講義用資料ではあったが、そこまで到達せず。

帰りに耳鼻咽喉科を受診。相変わらずの状態ではあるが、「もし具合が悪くならなければ、薬もお休みしてかまいません」と言われる。

こうして、今週も仕事と受診が無事(?)終了。来週も学園祭やら祝日やらで出講回数が変わるので、講義の進度を今から確認しておかないと…。


10月29日(土)

小山に行ってきた。駿河小山ではなく、栃木県小山市である。

小山市は小麦の産地として名高く、市内では来客を家で打ったうどんでもてなす風習があったという。そこで開運小山うどん会を市内のうどん店の店主たちが起ち上げ、“開運うどん” として地域活性化に乗り出したという。

こんな記事を読んで、心が躍ってしまった私…。

何より、うどん大好きな我が息子…。

ちょうど妻も栃木県に関心を持っていたため、それで急きょ(?)出かけることになった次第。

家族そろって昼過ぎに家を出て、ホリデーパスを使って横浜から湘南新宿ラインで小山へ乗り換え無しで1時間45分! 湘南新宿ラインが開通していなかった頃は、東海道線で東京に出て、山手線か京浜東北線に乗り継ぎ、上野から宇都宮線に乗り換えなくてはならなかったので、えらく時間と労力のかかる移動だった。

本当に、湘南新宿ライン様々である。

湘南新宿ラインからの眺めを楽しむ息子息子は、初めて見る電車や光景などに大興奮! 「お昼寝していいよ!」と何度言っても窓の外を楽しそうに眺めていた。小山到着15分前に昼寝に入ったものの、下車と同時に目が覚めた。

さて、駅に降りたまではよいが、どこへ向かえば良いのかさっぱり…。駅前に観光案内所などがあって、そこで聞けば良いと思っていたのだが、駅は拡張工事中で、さらに西口か東口か向かう先が全く見えない…。
JR小山駅
とりあえず、私の “鼻” を信じて西口に出てみた。その途端、妻と「“栃木” といったら、何が名物だったっけ?」という話になった。「そうだ、レモン牛乳だ!」ということを思い出し、駅前のコンビニで2本購入する。その際、バイトと思しき店員さんに「この辺で “開運うどん” って、どこで食べられるんですか?」と尋ねると、「えっ、何うどんですか?」と返された。「“開運うどん” ですが…」と問い直すと、「ごめんなさい、わかりません…」と…。

あれっ、“開運うどん” って小山の名物ではないのか? ふと、そんな不安がよぎる。

交番へ行き、「この辺に、観光案内所はありますか?」と尋ねると、まちの駅 思季彩館を教えられた。そこへ行くと、店員さんが「今、収穫祭でして、お子さんにプレゼントをお渡ししております」と、お菓子の入った袋をいただいた。

そして、恐る恐る「あのぉ…、“開運うどん” というのは、どこで食べられますか?」と尋ねてみた。すると、「えっ、何うどんですか?」と返された。「“開運うどん” ですが…」と問い直すと、「ごめんなさい、わかりません…」と…。

ところが、その件に詳しい店員さんが現れて、いろいろ教えてくださる。そもそも、“開運うどん” という名のうどんがあるワケではなく、小山が “開運のまち” であることと “うどんで地域活性化” することとをかけて、小山でうどんを食べて開運しようということらしい(つまり、どのお店でどんなうどんを食べても良いということらしい)。そして我々が横浜から来たことを知ると、思季彩館から一番近いお店まで案内してくれることとなった。

お店への道すがら、どうして小山が “開運のまち” と称するようになったのかという話を聞かせていただいた。関ヶ原の戦い前の小山評定によって東軍は勝利し、その後の徳川300年の栄華のキッカケとなった…ということや、鎌倉時代の小山氏の話など、歴史の要所要所で小山が結びついているということらしい。

ちなみに、紹介されたお店は老舗的な感じで、お値段も手頃で量も多く、味のほうも大満足! 息子もニコニコしながらうどんを頬張っていてご機嫌モードだったのだが、最後の最後でコップの水をこぼしてしまい、テーブルも服もビショビショにしてしまう。お座敷を借りて息子を着替えさせることになってしまったが、それでも当の本人はご満悦の表情だった。

帰りも、湘南新宿ラインで一気に横浜へ。さすがに息子も、日が暮れた車窓の風景には興味がないらしい。それで、車内で1時間ちょっとの遅いお昼寝…。

それにしても、本当に湘南新宿ラインのおかげで北関東との “距離” の近さを感じた。その移動の速さは、まるで小山で食べたうどんの喉ごしのようにスルスルと…。


10月30日(日)

みなとみらいに行ってきた。来年の手帳を購入するためである。私は毎年、スヌーピータウン横浜みなとみらい店で手帳やリフィルを購入することにしている。特にスヌーピーのものでなくてはいけないというワケでもないのだが、10年以上も続けている習慣のようなもので、別のお店や別の手帳を購入しても落ち着かないのである。

最近、息子がスヌーピーのことを認識し、テレビを見ながら「あ〜っ、スヌーピー!」と興奮気味に言うようになった。発音は極めてあやしいのだが、それでもスヌーピーと言おうとしていることはよくわかる。テレビ以外でも、本やクリアファイルや人形などを見ても「あ〜っ、スヌーピー!」と言うようになっている。

そんな息子は、みなとみらい駅を降りてクイーンズスクエアに連絡されているエスカレータの途中で “宙づり” になっている巨大なスヌーピーを見つけ、大喜び。店内でも大興奮…。店内の子供用プレイスペースに上がって大はしゃぎ! 調子に乗って(?)女の子にアプローチしようとして、その子に突かれる一幕もあったが、とっても楽しそうに走り回ったり飛び跳ねていた。

実は昨年の同時期、このプレイスペースに息子を上げたことがあったのだが、その時は何度も店外に逃げようとしたり、別の “お友だち” が来ると怖がって(人見知りして)泣き出したり…という状態だった。えらく成長したものである。

明日はハロウィーン…ということで、街のアチコチにハロウィーン仮装の人々が目立つ。いずれ、息子から「Trick or Treat!」などと言われるんだろうなぁ…。


10月31日(月)

いつもなら、月曜日は1時限目に日大看護で「社会学」を担当し、その後は国際関係学部に移動して4時限目「日本社会」を担当することになるのだが、今日は国際関係学部が学園祭で講義がないため、朝イチの講義のみである。

よって、今日は1時限目に全てを出し切っておかなくては…という妙は意気込みもあり、早寝したワケでもないのに予定より早く起き、予定より早く家を出て、予定より早く日大看護に到着した。

講義のほうは…、今日から「コミュニケーション」がテーマ。初回ということで、コミュニケーションの語源や本来的な意味を中心に、出来るだけ具体的な例を探しながら話を進める。

帰り、千川から副都心線で新宿三丁目に出て、丸ノ内線に乗り換えて新宿へ。小田急箱根高速バスの案内所へ行き、明日使用するバスの乗車券を購入する。実は明日、御殿場看護学校の講義が時間変更となるため、いつもの「東京・河口湖号」では時間的に余裕がなくなってしまう…ということもあり、先週のうちに電話予約センターで往復の席を押さえておいたのである。その分を発券してもらうついでに、新宿から東名江田までの当日券を発券してもらい、11時半に新宿を出発した。

早起きしすぎたらしく、どうも体が思うように動かず、案内所から駅に戻って電車を乗り継ぐのが面倒になってきたので、「ならば、目の前の乗り場からバスに乗ってしまおう」と思った次第。日差しがちょうど良く照りつけていて、ポカポカ車内…。バスが首都高に入った頃にうつらうつらしてきて、いつしか眠りの森に迷い込んでいた。

野生の本能(?)か、ふと目を覚ますと、見慣れた光景…。東名江田バス停に停車中だった! 急いで降車ボタンを押し、下車させてもらう。あやうく寝過ごすところだったが、寝過ごしてしまったら大和まで連れて行かれるだけではなく、引き返すのにえらく面倒なことが…!?

命拾いしたところで完全に目が覚め、念のため(?)バス停に降りて「エイッ!」と気合いを入れ、江田駅まで歩く。帰りに鴨居で通院し、偏頭痛の鎮痛剤の処方をしてもらおうと思っていたのだが、電車に乗って移動すると “かなり” 早く着いてしまうので、時間稼ぎも兼ねて横浜市営バスを乗り継いで鴨居を目指すことにした。

江田駅から仲町台駅行きのバスで終点まで出て、新横浜駅行きのバスに乗り継いでIKEA港北の前で下車し、中山駅行きのバスに乗り換えた。どこで降りるか考えているうちに終点に着いてしまった。そこから横浜駅西口行きのバスに乗って鴨居駅で下車後、病院の前を通るバスを待った。

驚くほど予定通りに鴨居駅まで到達したのだが、念のために病院の診察券を見て、午後診察の開始時間を間違えていたことに気がついた。午後は14時半からだと思い込んでいたのだが、実は14時からだったのである。鴨居駅に到着したのが14:20で、スッカリご満悦状態に入っていた私だったが、いきなり奈落の底に叩きつけられたような状態に!?

幸いにも、病院はあまり混んでいなかったため、30分と待たずに名前が呼ばれた。仮に午後診開始が14時半からだったとしても、こんなもんだったのだろう…と思えば、大した誤算ではないようも思えた。

とにかく、ポジティヴに考えるようにしていた私…。

この発想で、明日も乗り切れたら…。


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