2011年8月のぼやき



8月1日(月)

またしても、私の席に…!?

今朝、東名江田バス停から9時に出発する駿府ライナーで静岡に向かったのだが、私の予約した席には別の人が座っていた。

おそらく、予約なしでバスに乗ったのだろう。そして、運転手さんから「お好きな席にお座りください」とでも言われたのだろう。かなり空席があったというのに、その人はドンピシャリ(?)と私の席を選んでしまったのだろう。

私が「もう(別の人が私の席に)座っておられますが…」と運転手さんに尋ねると、「えっ!? そ…、そうですか? それは失礼いたしました。どうしよう…?」とアタフタ。こんな時は、その人か私を別の席に座らせるしかないだろう。

空席がたくさんあり、特急列車でもないのだから、しっかり座っている人に「そこ、私の席なので…」と言ってどいてもらわなくても良いと諦め、最後尾の席に座ることにした。
多楽のラーメン
静岡駅に到着後、郵便局と銀行で用事を済ませ、正午前に清水先生の事務所へ。まず昼食を…ということになり、アチコチのお店を見て回った後、多楽でラーメンを食すことになった。このお店の前は数え切れないほど通っているが、中に入るのは初めてのこと。今日は、3種類のシューマイとピーマン、ナスの揚げ物の載ったラーメンを注文した。ラーメンもだが、シューマイ類もなかなかの味! 今度は、餃子も食してみたい…。カレーライスも美味しそうだった。

食後、再び先生の事務所に戻り、しばらくして静岡駅北口のバスターミナルへ移動し、静岡英和学院大学行きのバスに乗り込んだ。先月19日の5時限目「異文化コミュニケーション論」が台風6号の影響で休講となってしまったため、その補講を今日の5時限目に行うことになっていたのである。ちょっと早めに大学入りし、誰もいない教室でパソコンのセッティングをし、家で作成したパワーポイント資料を映写してみた。とりあえず講義での使用に堪えられそうだったので、この講義の最終回(今回)はパワーポイントでちょっと学術的な話を展開してみることにした。

前回の復習をした後、この講義の根本としておいていた “Common Way (Design) of Living” という発想、映画『THE 有頂天ホテル』の冒頭に見られる日本的ホテルマンの発想、『あいさつの魔法。』における日本社会の文化変容…などなど、4月から今日までの講義で解説したことを映像で実際に確認してみた。

英和での補講を終え、バスで静岡駅に戻り、再び清水先生の事務所へ。事務所の入っているマンション周辺から、焼き鳥の匂いが漂ってきた。今日と明日は駅南銀座の納涼夜店市が開催され、屋台が所狭しと並んでいるのである。

自分の荷物を受け取り、先生は帰途に就かれ、私はホテル盛松館へ。以前、このホテルには何度か宿泊していた。そのため、数年ぶりの宿泊ながら、しっかりポイントカードを所有している私…。ただ、そのカードに記載されている住所は3年半前まで住んでいた場所になっていて、今も使えるモノなのかどうか甚だ不安ではあったが、チェックイン時にさりげなく(?)カードの有効性について尋ねてみたところ、「あっ、大丈夫ですよ!」と言われた。あぁ、捨てないでおいて良かった。

さて、夕飯をどうするか…と思案し、「明日は二の丑だし、鰻でも食べようかなぁ…」ということにし、とりあえず駅前に向かって歩き出した。このところ、一人で静岡市内をのんびり歩いて回ったためしがない。すっかり街の様子が変わってしまった所もあれば、相変わらずの所もある。ふと、御幸町のトロロ屋が恋しくなり、今夜の夕飯が決まった。

数年ぶりの入店…。カウンターに座り、以前は毎回注文していた鰻茶とろろ膳を食す。久々の味わいに、妻との恋人時代を思い出す。料理を運んできてくれた店長さんが、うっすらと私のことを覚えていてくれたようで、ちょっと嬉しかったりもする。

とろろと鰻を満喫した後、ホテルに戻り、今日の補講中に回収したレポートの採点に取りかかる。

そして、日付が間もなく変わろうとしていた頃、「何かユラユラするなぁ…。レポート採点で疲れているのかなぁ?」などと思っていたところ、ド〜ンという音とともに突き上げるような衝撃が!? そして、タテと横に揺れ続け…。宿泊地である静岡市駿河区は、M6.1の震度5弱という発表だった。

場所や建物の強度、階数にも寄るのだろうが、「このまま死んでしまうのかな…?」と一瞬だけ覚悟を決めてしまった私…。ホテルの廊下から、宿泊客が集まって何やら話している声が聞こえてきた。かなり恐かった…などと話していた。

さて、怪我もせずにいられたのだから、明日もしっかり頑張らなきゃ!
そんなモヤモヤを抱えてスタートした8月…。


8月2日(火)

静岡英和学院大学への今年度最後の出講…、とはいえ、前期末試験の監督2つのみ。

今日のことは明日述べるとして、とりあえず静岡から無事に帰浜!


8月3日(水)

昨日の話から…。

今年度も、静岡英和学院大学の終講試験まで到達した。試験開始前や最中にいろいろなハプニングがあったものの、3時限目「国際関係論」も5時限目「異文化コミュニケーション論」も学生たちの血と汗と涙の答案用紙を回収し、おそらく年内最後の出講を終えた。

清水先生とバスで静岡駅に戻り、“前学期を無事に終えた慰労会” を行う。19時前から21時過ぎまで、食べて飲んで、語って…。

帰りは、ぷらっとこだまで予約した21:48発のこだま号で新横浜へ。いつものように新横浜から横浜線で鴨居に出ても、すでに終バスが出た後のため、家まで歩いて帰るか、割増のタクシーに乗らなくてはならない…。ところが、横浜市営地下鉄に乗って片倉町に出ると、終バスに間に合う…ということが判明した。そのバスに乗り遅れても、深夜バスがやって来る。

終バスに乗れるのであれば定期券が使えるので、新幹線を降りて地下鉄乗り場へ全力疾走することにした。乗り換え時間、たったの4分! とりあえず、自分の “足” を信じてみた次第。そして、通常なら5分程度かかる乗り換えを、3分以内で達成し、1分のおつりを得た。

片倉町から乗ったバスは順調に走行し、ダイヤ通り23時半過ぎに我が家の最寄りバス停に到着した。

帰宅すると、すでに息子は就寝していた(当たり前である)。「あぁ、今夜は息子と触れ合えないなぁ…」とちょっとガッカリしていたが、夜中に息子が泣き出した。恐い夢でも見たのだろうか、妻にだっこされても泣き止まない。しかし、視線を移した先に私の姿を確認するや、一瞬「?」という表情をし、再び泣き出したものの私にだっこしろとせがんできた。しばらくして再び就寝しかけたが、どうやら泣きすぎて興奮してしまったのか、居間にやって来て、しばらく我ら夫婦のもとで楽しそうに遊んでいた息子…。

そして今日、「とりあえず昨日で前学期の出講を終えたから、今日は絶対に仕事をしない!」「今日は一日、ゴロゴロする!と妻に誓った私であったが…。朝、目を覚ました息子と一緒に居間へ行き、子供番組を息子と観て…と、やっぱりそれなりに早起きしていた私だった。さらに、昼食後に本棚から数冊の洋書を取り出し、ダイニングでそれらを読みふけっていた私…。取りようによっては、これも仕事の一環…。

夕方、息子をバギーに乗せて、二人で近所のスーパーとドラッグストアまで買い物に出かけた。スーパーで私がコピーを取っている間、息子は機械から紙が次々に出てくるのを見ては「じょうず、じょうず!」と手を叩いて喜んだり、機械に何か話しかけていた。ドラッグストアでは、陳列されている商品を見るごとに「あ〜っ、アンパンマン!」「あっ、もも(桃)〜っ!」などと大声で叫んでいた息子であったが、帰りの路上で急に静かになり、目がトロ〜ンとなり出した。帰宅したらすぐに風呂に入れるつもりだったので、寝ないように何度も話しかけ、歌を歌ってあげたりもしたが、私の力が及ばず、息子は夢の森へ…。

とりあえず、我が家は平和みたいである。


8月4日(木)

今年の前学期は、今までに経験したことのない出来事が教室の内外で起きて、肉体的より精神的に疲弊したような感じがした。

特に、某国からの留学生には “いまだかつてない” ほどの苦労を強いられ、疑念を強く抱くことになってしまった。


【事例1】代筆

某出講先にて、某国の留学生が欠席した同国人の友人の名前を出席シートに書くという事件が多発した。記録上、某国からの留学生たちはほぼ毎回全員が出席していたことになる。が、「先週は講義を欠席したので、プリントをもらえますか?」と言ってきた者がいたり、数回実施した小テストについてレポートを書かせたところ「その回は風邪で休んでいたので、レポートを書けません」という記述があったり…。

代筆を見つけ次第、欠席していたハズの学生を呼んで「あなたは不正行為をしていたので、終講試験を受ける資格はありません!」と警告してきた。講義中にもくどいぐらいに警告し続けてきた。にもかかわらず、出席していない友達の名前を書き続けてきた某国の留学生たち…。

結局、ある科目では3名が失格処分となった。失格処分をくらった3名は、異口同音に「私は(代筆を)頼んでいない!」と言い張った。本当に代筆を頼んでいない者もいたかも知れない。が、彼らは私に言い訳するごとに「私は授業を休んだことはない!」「休んだとしても1回くらい」「2回は休んだかも知れないが…」「3回くらい休んだとしても…」などと、コロコロ発言内容が変わってきた。

結局、3名の学生には納得するしないにかかわらず終講試験を受験しないでもらったが、「彼(彼女)の名前を書いたのは私です。だから、私を失格処分にしてください!」と名乗り出る者もおらず。自分のせいで友達が失格してしまったというのに、シラッと終講試験を受けに来ていたのを見ていて、彼らの隠蔽体質を恐ろしく思った私であった。

【事例2】剽窃

試験の際、留学生には「母国語と日本語の翻訳にのみ、電子辞典の使用を許可する」と通達した。すると、某国の留学生が数名、おそらく広辞苑などの辞典機能を使ったのだろう、立派な日本語で私の設問に答えてくれた。また、手帳と酷似した形態のスマホなどからインターネットにアクセスしたのだろう、「(曖昧さ回避)」などというWikipediaでおなじみの表現までそっくりそのまま書き写していた。

アチコチの出講先で、いろいろな先生から同様の “被害報告” を聞いた。全て、同じ国からの留学生なのである。

傑作だったのは、「Significant Others」という用語について解説するよう求めた設問に対し、

アメリカ合衆国のミクスチャー・ロック(ニュー・メタル)バンド、リンプ・ビズキットの2ndアルバムである。

と解答してきたこと。無学な私は、このバンドのこともアルバムのことも知らなかったし、それゆえにこのバンドのことを講義で解説することもできないのである。講義で聴いてもいないことを、よくもまぁWikipediaに載っていたからといって丸写ししようと思えたものだ。程度が低いというか、日本(人)を馬鹿にしているというか、私を馬鹿にしているというか、学問をナメているというか…。

そして、そんな学生を入学させた大学…(以下、自主規制)

当然、剽窃答案を作成した数名に関しては「採点拒否」とし、証拠となる答案用紙を教務課に提出した。

ちなみに、「Significant Others」というのは「重要な他者」であり、かいつまんで言えば「お互いがお互いを重要だと思い合うような関係性」からくる良好な人間関係なのだが、日本人学生にもちゃんと私の解説を聴いていなかった者が多く存在し、講義時に配布したプリントに書かれている “余計な” 情報まで書かれた答案が多発した。


もちろん、この某国から来た留学生にも、日本人学生より勉学意欲が強い者が多く見られる。日本人学生より礼儀正しく、大学で会うたびに私の心をポカポカさせてくれる者も多い。それだけに、不届き者の愚行が目立ってしまうのである。


気分転換に、鴨居駅(我が家の最寄り駅)周辺情報を…。

昼過ぎ、ダイエー鴨居店の「木曜の市」で買い物を済ませ、店外に出たところで妻が、「お、お、お、お父さん(=私)、こ、これ…」と “かなり” 驚いた様子で声をかけてきた。「えっ、何?」と軽く返答する私…。すると、そこに築地銀だこが開店準備をしている光景が!? 店外(催事店)ではあるが、銀だこであることに変わりはない。今週末、オープンだとか。

もともと駅前には牛角やら松屋やらがあり、1週間後に日高屋鴨居南口店をオープンすることになっているし、北口にはすき家がオープンしたし、鴨居駅周辺には徐々に有名チェーン店が集まり始めている。

鴨居は横浜線の快速も停車するし、駅から徒歩7分の所にららぽーと横浜もあるし、ますます便利になりそうな予感…。


8月5日(金)

朝夕は、一気に秋になってしまったような陽気…。

昼間…特に14時過ぎにはかなり強い日差しが照りつけてきて「やっぱり、夏だなぁ…」と実感させられるが、雨が降ることも多い今日この頃…。暑さと悪天候を避けんがため、なかなか息子を外出させられずにいる日も多い。

「お外に連れて行って!」「バスに乗せて!」と言わんばかりに我ら夫婦に当たり散らしてくる息子…。外出しないので体力が有り余って、なかなか昼寝してくれない息子…。今は私が家にいることが多いので、ちょっとアクロバティックな遊びに付き合ってあげて息子の退屈感を軽減させているが…。

そんな息子も、「ものの名前」や「感情を表す言葉」をたくさん言えるようになってきた。さらに、親のマネまで…。

今日の昼など、私が一人でウドンを食していたところ、息子が横で私を眺め、ウドンをすするマネを “音つき” で!? そして、妻に「ウドン、ツルツルツル(効果音)」と言い、妻にウドンを作らせてしまった。

夕飯時には、我ら夫婦が食していたハムの炒め物を欲しいと言い出した。ハムは塩分が強いので、ほんの少しだけ与えることにした。が、あまりに激しく欲しがるので、残ったハムを私がパクッと食べることにした。すると、「あぁ〜〜〜〜っ!?」と寂しげに声を上げ、ずっと恨めしげに私を睨んでいた息子…。

仕草から口グセまで親のすることをいろいろと覚えてしまい、それを家の外でも “披露” してしまうこともある。

日頃から言動に気をつけなくてはならないと…。


8月6日(土)

広島に原爆が投下されてから、今日で66年…。

以前、広島市内の学校から夏期スクーリングを依頼されていたことがあるが、講義前日に広島入りしては原爆ドームに向かい、平和について考えたものである(その当時のことは「ぼやき」でもレポートしてあるので、興味のある方は過去分を参照されたい)

さて、今日と明日は近所の団地自治会のお祭りが開催される。盆踊りがメインとはいえ、小規模ながら出店もある。引っ越したばかりの昨年もちょこっと顔を出してみたのだが、今年は盆踊りの始まるより前から息子を連れて現地入り。
音頭のリズムに興奮する息子
会場には実行委員の方々がおそろいのTシャツを着て、設営や写真撮影などに奔走している。その中の1人が、1眼レフの高価なデジカメを息子に向け、シャッターチャンスを狙っていた。ところが、スピーカーテストを兼ねて流されていた盆踊りの音楽に息子が興奮してしまい、ジッとしていない…。盆踊りはまだまだ始まらないのに、息子は音楽に合わせて手を叩いたり、体をくねらせたり、全力で櫓の回りを駆け回ったり…。ちょっと疲れて動きが鈍くなってきた息子を、ここぞとばかりに1眼レフの高価なデジカメが息子にピントを合わせてきた。

「団地の人?」とカメラマンが聞いてきたので、「いいえ、団地のそばに住んでいる人です」と答えると、「団地の人だったら、出来上がった写真を無料で差し上げられたんだけれどねぇ…」と言いながら、撮ったばかりの画像を見せてくれた。「有料でなら、写真をいただけるんですか?」と聞くべきかとも思ったが、何となく「団地住人以外はお呼びでない」的なニュアンスも感じてしまったので(そんなことはないのだろうが…)、妻と息子とアチコチの屋台を回り、盆踊りの開始を待った。

盆踊りの櫓に上がりたい人は “整理券” を受け取る必要があったが、「櫓に上がるのは、幼稚園の年少さん以上でお願いします。小さなお子様は、ご遠慮ください」とのアナウンスが入った。息子は、櫓に興味津々だったようである。とりあえず、櫓の周りで踊りに参加した息子であったが、その姿を見ていて「(息子が踊りに夢中になるのは、)妻の血を色濃く受け継いでいるからだろう」ということを確信した。

盆踊りは、『アラレちゃん音頭』でスタート! ところが、2曲目に『きよしのズンドコ節』、3曲目に『血液ガッタガタ』というラインナップ…。おいおい、これって盆踊りの音楽か? それにしても、久々にバラクーダの歌声を聴いたような気がする。

小さな子供たちが氷川きよしやバラクーダの歌声に合わせて踊っているシュールな光景と、「次は、『血液ガッタガタ』です!」などと曲目紹介が入る脱力感…。こういう手作り感が、かえってこのイベントを身近に感じさせてくれるのかも知れない。

盆踊り第1部が終了したところで、我ら家族は帰途に就いた。家までの道のり、息子を肩車して歩いたが、途中で息子が無口になり出した。おそらく、盆踊り会場で体力のほとんどを使い果たしてしまったのだろう。風呂に入る前から入浴後のようなペチャットした頭髪が、その全てを物語っていた。

実際、帰宅して急いで息子を風呂に入れ、髪をドライヤーで乾かしてあげている最中に、息子は電池切れ…。せっかく妻が「お風呂から出たら、すぐ(息子が)夕飯を食べられるように…」と準備万端ととのえておいたのに、息子は気持ちよさそうに寝息をかき、目を覚ます気配もなく…。

体力を消耗してしまうほど、今日は楽しい思いをしたのだろう。

明日も盆踊りは開催されるが、はてさて…?


8月8日(月)

昨日も近所の団地自治会の盆踊りがあったハズだが、夕方から激しい雨が降り出したので、「おそらく、表で踊るのはムリだろう」と思い、外出を控えることにした我が家…。

このところ、息子がお昼寝をしない日が多くなった。少なくともこの4〜5日、お昼寝せずにはしゃぎ回っている息子…。今日も、お昼寝を頑なに拒否(?)していた。私は私で郵便局やスーパーやらに行く用事があったので、お昼寝を拒む息子をバギーに乗せて、男二人で出かけてきた。

まず、郵便局へ。局内では局員さんやお客さんたちから「カワイイわねぇ…」と言われてご満悦だった息子。ところが、局員さんたちが何やら息子のほうを見ながら “あーでもないこーでもない” と話を始めた。「さて、用事も済んだし、移動しようか?」と思った次の瞬間、意を決した(?)局員さんが「あの…、その(バギーに)上に付いているものは何ですか?」と尋ねてきた。「これ、日よけなんですよ!」と私が答えると、「あ〜ぁ、そうだったんですか…」と、みなさんホッとした様子だった。日よけをひねって折りたたんだ状態だったので、正体不明なモノが取り付けられているように見えたのだろう。

その後、ドラッグストアとコンビニで買い物をしたのだが、道すがら息子はご機嫌モードに入っていて、3〜4分に一度はすれ違う路線バスを見ては「あ〜っ、バス〜っ!」と大声を上げ、バスが過ぎ去ると手を振りながら「バス〜っ、バイバ〜イ!」と名残惜しそうに声をかける。

水分補給のためにコンビニで買ってあげたブリックパックのフルーツジュースを、一気に飲み干した息子…。急いで帰途に就くことにした。

私も息子も汗ビッショリ状態だったので、帰宅してすぐ入浴することにした。そして、夕食途中で息子は眠気と闘い始め、いつしか眠りの森をさまよってしまったのだが…。1時間ほどで起きてしまい、再びご機嫌モードに…!?

30年以上前に「大入りダイヤルまだ宵の口」などというラジオ番組があったが、まさに今夜の我が家は “まだ宵の口” 状態!?


8月9日(火)

6日の広島と同様、今日は長崎に原爆が投下されて66年…。

科学が平和的活用される分には結構なことだが、このような大量殺戮に用いられることは決して好ましいことではない。平和とかけ離れた方向で科学的知識を用いる者は、学者の風上にもおけない。

そして、科学への無知も平和からかけ離れた結果を生みやすい。

新聞各紙で、今月16日に開催される「京都五山送り火」の話が取り上げられていた。今年は、岩手県陸前高田市の松で作った薪を燃やす計画だったという。陸前高田市といえば、さきの大地震の被災地である。薪には犠牲者の名前や復興への想いが書き込まれ、「大文字」として京都の夜空を彩るハズだった。

ところが、放射能汚染を懸念する声が出て、計画は取りやめになったという。検査によって薪から放射性物質が検出されなかったことは、主催者も確認済み。なのに、科学的知識に乏しい者に特有な “風評” が、被災者たちの想いを踏みにじった。

「がんばろう日本」だとか「絆」だとか、口ではきれいごとを言っていても、京都人は「自分(たち)さえ良ければ」という発想の持ち主だったのか? 全ての京都人が…とは思わないが、同じ日本人としてこの新聞記事に憤りを覚えずにはいられなかった。

次元こそ違うが、我が家の近所にも似たような発想の “買い占めオバサン” が大震災の後に多発したものだ。計画停電が実施されると聞けば、電池やローソクを買い占め、米や牛乳が不足すると聞けばスーパーへ駆け込み、さらにペットボトルのミネラルウォーターやらカップ麺やらを買い占める…。結局、我が家の周辺は計画停電から外れていたため、停電はナシ! 心の底で「買い占めオバサン、ざまあみろ!」と叫んでしまった、何とも了見の狭い私であったが…。自分(たち)のことしか考えられないような人は一度、誰からも助けてもらえない寂しさを味わってもらいたい。そして、自分の行いを省みて欲しいと思う。

話はガラリと変わって、テレビのことに…。

先月下旬から、新聞のテレビ欄がフォーマット変更している。7月23日までは

1(D1)
3(D2)
4(D4)
6(D6)
8(D8)
10(D5)
12(D7)
NHK 総合
NHK 教育
日本テレビ
TBSテレビ
フジテレビ
テレビ朝日
テレビ東京

という並び順だったのが、7月24日以降は

NHK 総合
NHK Eテレ
日本テレビ
テレビ朝日
TBSテレビ
テレビ東京
フジテレビ

となっている。朝日新聞など、かなり前から地デジのチャンネルに合わせたテレビ欄を使用している新聞社もあったが…。我が家のテレビはデジアナ変換での受信なので、チャンネル設定は旧来のものでも対応できる。が、新聞のテレビ欄に合わせてチャンネル設定を変更した。

「今日は、どんな番組があったかな?」と思ってテレビ欄を見て確認したものの、左から4番目の欄に載っていたのでTBSにチャンネルを合わせたところ、実はテレビ朝日の番組だった…ということも良くある話。

「一番右の欄は、テレビ東京」という認識を何十年もしてきたため、一番右にフジテレビが掲載されていることに今なお慣れない私…。もっとも、ずいぶん前に地デジ対応ハードディスクレコーダを導入済みなので、リモコン操作で迷うことはないのだが…。

息子が大きくなって、この話をしてあげたらどんな反応を示すのだろう? 「昔は、テレビはアナログだったんだよ!」とか「テレビ朝日は10チャンネルで、12チャンネルがテレビ東京だったんだよ!」などと教えても、「そんなの、ウソだい!」などと言われてしまうんだろうなぁ…。

そんな息子を今日は無理やりにでもお昼寝させようと思い、まずは私が寝室で横になってみた。「ほら、お父さんもお昼寝してるよ!」と妻に促され、息子も寝室に入る。とりあえず、息子は久々に3時間近くのお昼寝…。ところが、私も本気でお昼寝モードに入ってしまった。

でも、暑さで体力が落ちかけている時には、ムリをせず休むに限る。


8月10日(水)

昨日ここでも紹介した「京都五山送り火」の件で主催者に批難が殺到し、一度は計画を中止した岩手県陸前高田市の松で作った薪を使用することにしたらしい。「今さら?」という感じもする。批難を受けなければ、きっと陸前高田市の松を使うことはなかっただろう。そして、被災者の名前や復興への想いの刻まれた薪は、現地でお盆の送り火として一昨日のうちに焚かれている。

陸前高田市の方々は、「むしろ、(京都よりも)地元で焚いたほうが(故人のためには)良かったのかもしれない」とテレビの取材に答えていたが、その心中を察するに、おそらく京都の対応への悔しさが募っていたことだろう。

批難されなければ、おそらく計画中止を一転させることもなかっただろう。主催者たちは被災者のことを思ってではなく、保身のために今回の措置を取ったのだろうと思わざるを得ない。

猛暑再来!? ニュースでは、熱中症のため各地で病院に搬送された人の多さを報せていた。某タレントのイベントでは、40名弱が熱中症で救急搬送されたという。

こんな過酷な気象状況なので、今日も息子をお昼寝させた。3時間以上シッカリ睡眠をとったはずの息子だったが、目が覚めると空腹感が襲ってきたのか、泣きながら居間に走ってきた。最近、食べたいものの名前をシッカリ伝えてくるようになった息子…。食に対する執着心(?)は、親の予想を遙かに超える成長ぶりを見せている。

さらに、我が息子の話…。

私が居間でテレビを見ている時など、息子がトテトテと寄ってきて、私の足のポジショニングを換えようとするようになった。自分が腰掛けやすいように、さらにテレビを見やすくするために、アレコレと私の足を動かしてくるのである。そして、自分が納得するとドスンと座り、しばし親(=私)の足をイス代わりにする。

意思表示をするようになったということは順調な成長の表れであるが、この先どんどん手がかかるようになる…ということでもある。成長が楽しみな反面、気が抜けなくなるという状況も生まれるワケで…。


8月11日(木)

東日本大震災発生から、今日で5ヶ月。相変わらず余震が続き、横浜に住む私もまだまだ地震の猛威を忘れられずにいるが、被災された方々のショックや苦労を思えば、今は恐怖感を拭い去って心を一つにするべきではないかと思い、私にもできることがあれば積極的に関わっていきたいと…。

震災の話の後で不謹慎だと受け止められてしまうかもしれないが、ここで話題を一気に変える。

本日、満を持して(?)日高屋鴨居南口店がオープンした。最初のお客になろうとは思わないが、初日に入店したいという気持ちはあり、さらにキングジョー07さんから戴いた食事券もあり、昼時をちょっとはずして(お客さんの波が引いた頃合いを見計らうように)14時過ぎに入店した。さすが、オープンしたばかりの店内はピカピカで、清潔感はバッチリ! 他の店舗も清潔感にあふれているのだが、出来たてホヤホヤの店舗には敵わない…という意味での表現である。

今まで、日高屋さんを利用する際は法学部近くの水道橋や神保町などの店舗が多く、家族そろって…という場合は横浜線の中山駅前の店舗が最寄りだった。が、今日からはバスで5分の場所で日高屋さんに到達するのである。

日高屋さんには持ち帰りメニューもあるので、駅前の中華料理店やお弁当屋さん、その他ファストフード系のお店も戦々恐々として(?)日高屋さんの様子を見守っているんだろうなぁ…と思いつつも、それで互いに切磋琢磨してくれたら喜ばしい限りである。

このところ、軽い熱中症のような症状が続いていて、なかなか思うに任せぬ状態である。が、まだまだ前学期の処理が終了していないので、倒れるワケにはいかないのである。とにかく、気力で乗り切らなくては…。


8月12日(金)

とりあえず、(これから行われる追再試験を除いて)前学期の成績処理が終了した。

今日処理を終了させたのは、2科目分の答案用紙。試験の素点と平常点(レポート点と受講態度)を合計して単位認定した。採点は今日の午前中に行ったが、レポートについては今月はじめにすでに採点済み。ただし、それは「A+」から「C−」までカテゴリー分けをしただけだった。

最高点であるA+に何点与えるか?…ということと同時に、最低点であるC−をどの程度に評価するのか考慮する必要があり、その作業にえらく時間がかかってしまった。あまり平常点を与えすぎても学生たちのためにならないし、かといって最大多数を合格に導くためには “それなりの” 加点が必要となる…というジレンマから、今日の今日まで配点に悩み、答案用紙の採点どころではなかったのである。

だが、意を決して(?)採点に取りかかった。統計学的な計算を施していないので正規分布などの状態は定かではないが、それなりに学生たちの実力や講義への向き合い方を反映した結果が出たのではないかと思われる。

午後、ららぽーと横浜へ買い物に出かけた。プリンタ用紙とDVD+Rのブランクディスクを使い果たしてしまったのだが、予想外に安く手に入った。その後、館内3階でキッズアパレルが開催中であることを知り、会場に寄ってみた。ベビー用品や玩具やら紙おむつやらが、通常よりかなりお安くなっている。ちょっとカワイイ犬のぬいぐるみ(電池で動くタイプ)があったので、息子に見せてみた。しばらく「あ〜っ、ワンワン!」などと言って興味深そうにしていた息子であったが、ちょっとすると飽きてしまったようで、ぬいぐるみに見向きもしなくなった。

今日は家からずっと息子をバギーに乗せての移動だったが、特に「歩かせて!」というような意思表示もなし。「今日は疲れているのかなぁ?」と思いつつ、結局キッズアパレルでは何も買わず、会場をあとにした。

館内をグルグル回っていたところ、仮設のゲームセンターを発見! そこには、息子の大好きなアンパンマンの遊具もあり、息子のボルテージが上がってきた。そのゲームセンターで、妻が「よちよちまんちかん」というキャラクターのクレーンゲームを見つけた。中でも、グレーのマンチカンが水兵さんの帽子をかぶったバージョンが目を惹き、妻が100円を投じてチャレンジしたものの、アームが弱く、ちょっと人形が動いただけ…。次いで、私がチャレンジするが、やはり人形の位置がちょっとズレただけ…。妻は完全に諦めモードで、別のゲームを詮索しに移動した。私は、「ここで引き下がるワケにはいかない!」という想いに駆られ、もう100円投入し、今度はじっくりと人形の位置を確認し、前から横からアームの動きを確認する…。

しばらくして、息子の「ヤッタ〜っ!」という声が響き渡った。ゲットしたマンチカンの人形を息子に渡すと、後生大事に(?)両手で抱え、時には頭上に掲げ、時には “かめはめ波” のように前に突き出し、通り過ぎる人たちへ自慢の人形を見せていた。かなりお気に入りの様子。そして、かなり安上がり…。

今日も、ものすごく暑い一日だった。冒頭に述べたようにまだ追再試験の採点がひかえているが、まずは一息…。


8月13日(土)

今月16日に開催される「京都五山送り火」の話が、どういうワケか迷走している…。

岩手県陸前高田市の松を使用するという計画が “風評” によって中止になり、全国から主催者に批難が集中して一転 “使用” することになった…という話はここでも述べた。その後、陸前高田市から500本の松が京都に届き、その全てから表皮のかけらを計1キロ分採取して検査したところ、放射性セシウムが1130ベクレル検出されたために再び使用中止の判断を下したという。

ところが…、表皮を取り除いた部分からはセシウムは検出されず、さらに国には放射性物質を野焼きする際の基準もなく、専門家によれば「それら表皮を全て食して体内に吸収させたとしても、取るに足らない線量」であるという。要するに、陸前高田市の松で作られた薪を焚いても、人体に影響が出ることはないということである。

ならば、生肉のようにトリミングして、安全な部位を使用すれば良いのでは? 被災地の松を受け容れるということは、そういうことも含めての話ではないのか?

それを、主催者側は「国に放射性物質を野焼きする際の基準がないため、安全であるとは言い切れない」という理由で、再び陸前高田市の人々の気持ちを踏みにじり、松を排除してしまった。

そもそも、科学的には陸前高田市の松を使用することに問題はない。陸前高田市の松を現地ではなく京都で検査し、「セシウムが検出されたので、やっぱり使用を中止します」と言うのは、どうも腑に落ちない。検査の詳細を知らないので何とも言えないが、それ故に「わざわざ、セシウムを検出したいがために、自分たちが最初に中止決定した正当性を知らしめたいがために、京都で検査を実施したのでは?」という “疑念” も残ってしまった。

「セシウムが検出されたんだから、(主催者側の)中止判断は妥当。最初の報道で主催者を批判した(マスコミ報道に踊らされた)ヤツ、何かコメントしろよ!」という主旨のコメントを、ネット上でいくつも目にした。おいおい、本当に中止判断は妥当だったのか? 中止の基準も妥当なのか? マスコミ報道に踊らされたのは、アンタらじゃないのか?

放射線学者やその他の専門家たちの中には、「主催者側からすれば陸前高田市の松で作られた薪を京都で焚くことにそもそも否定的で、何とか使用しないで済む理由を見つけたかったのではないか」という、そんな意見も多い。私も、同意見である。今なお「日本の首都は京都」と言い張り、「上京」という言葉を「京都に来ること」の意味で使い続けている京都人には、異文化受容や文化変容を良しとしない(安易に歓迎しない)姿勢が多く見られる。

この意見の通りならば、主催者側が最初からそんな計画を受け容れなければ良かっただけ…という結論になるが、あくまでも現時点では仮説の域を出ないので、私の言及はここまでにしたい。

実は私、昨日まで完全な勘違いをしていた。前学期の成績処理を全て終了したつもりになっていたが、実は9月に入ってから全学期末試験を実施する出講前があり、まだまだ気を抜いてはいけない状態だったのである。が、とりあえず夏休み中にするべきことは終了した…というか、手元にあった答案用紙類の採点は全て終了した…という点では、一息つけるワケで…。


8月15日(月)

終戦から66年…。決して世界的に平和とは言えない状況に加え、今年の日本は未曾有の危機状態…。なのに、文句ばかり言ってこの国のために何ら動こうとしない日本人の多いこと、多いこと!

軽薄な日本人が激増したことこそが、未曾有の危機なのかもしれない。

ここ数日、横浜市の熱中症はレベル5…すなわち「危険」状態である。レベル4だと「厳重警戒」で、普段の生活をしていても熱中症を発症するおそれがあるという。レベル5となると、体温より気温のほうが高くなるため、外出を控えるよう警告される(部屋で寝ていても、室温調整がうまくいかない環境にいると熱中症を発症しやすいらしい)

偏頭痛持ちの私にとって、この暑さや湿度は “かなり” の強敵である。実際、今日の午前中は肩から首に筋肉の張りと痛みを感じ、それがために頭痛に苦しめられた。妻の手厚いマッサージと休息によって午後になってすぐ “復活” した私だったが、一時はどうなることかと…。

念のため湿布を背中と肩に貼っておいたが、入浴前に剥がそうとしても体の硬い私は一人では剥がせない有様…。妻に剥がしてもらおうと思ったが、調理中で手が離せない…。そこで、“ダメもと” で息子に「お父さんの背中のシール、剥がしてちょうだい!」とお願いしてみた。最近、息子は貼ってあるシールを剥がしたがるため、「もしかすると…!?」という “ささやかな” 期待を込めて頼んでみた。

数分後、ス〜ッとする匂いに悶絶しながら父親の湿布を剥がしていた2歳児…。

この2歳児の未来のためにも、頑張らなくては…と思う私。


8月16日(火)

相変わらず、これ以上ないほどの危険レベルで迫ってくる熱中症…。大人も参ってしまうほどの気候なので、息子を連れて外出することもできず。

だから…というワケではないのだろうが、このところ息子は部屋を駆け回ったり、テレビや音楽に合わせて踊りまくったり、とにかく激しく動いている。そして、体力を消耗し、動きが鈍くなってくるのだが、「だったら、お昼寝したら?」と促しても寝ようとしない息子…。何と闘っているのだろう?

あまりにもかわいそうなので(?)、入浴前に近所にある清涼飲料水の自販機までジュースを買いに行く際、息子も連れて行った。久々の(?)散歩に、息子は大喜び。歩き慣れた道ながら、気が急くようで、私の手を引っ張って「早く、早く!」と言いたげな様子。ただ、最近は息子との会話が成立するようになってきたので、自販機の前で「ちょっと待っててね!」と言うとジッとその場を離れなくなった。親としては、感心するやら感動するやら…。

昼間の暑さに辟易しながら、息子との夕涼みを楽しんだ私…。


8月18日(木)

連日連日、熱射病レベル5(危険)の首都圏…。普通に部屋で過ごしていても、体力が減退気味の妻と息子…。おそらく、この間までの私の不調と入れ替わってくれたのだろう。

しかし、高校野球の中継を見ていると、球児に感化されて息子も家中を四角く走り回る!? そして、ヘッドスライディング(ただ単に転んでいるだけかもしれないが…)の後にハイタッチを要求してくる。息子の心はすでに、高校球児?

しかし、暑さのせいか、この元気がなかなか続かない。走り回れなくなると、今度は歌を歌い始める。そして、テレビで覚えた体操やら振り付けやらを私にも「一緒にやりなさい!」とばかりに強要する。

ところが、私が一生懸命(?)体操や振り付けを真似ている最中に、当人は飽きてしまったのか別の部屋に移動…なんてことが多々ある。この姿、学生さんたちには決して見せられないなぁ…。

今日は、9月以降に今年度初出講をする大学や専門学校のいくつかに連絡を取り、講義日程を確認し、講義内容と展開方法の再確認をした。一番早い開講(講義再開)は9月5日、そして7日…といったところだが、それとてすでに3週間を切っている…。その前に、前期末試験の受け取りで、9月1日の出講があるが…。

そろそろ、夏休み気分を抜き始めないと…と思う今日この頃である。


8月19日(金)

私が講義で「県民性」について解説する際、「あの番組で紹介される事例は決して “県民性” そのものではなく、日本の極一部でのみ見られる現象の紹介にすぎない」という説明をする。決して番組の妨害をしているワケではなく、私自身も毎週ハードディスクレコーダに録画して鑑賞していることを学生たちには伝えている。

このところ、その番組を見ていて特にヒドイと思うのが、番組で紹介された事象について当該の道府県出身ゲストにコメントを求める際に、「自分は(出身の)地域が違うので、これを食べたことがないんですが…」「この番組に出るまで知らなかったんですが…」「私は見たことがありませんが…」といったコメントが多いことである。「せめて、番組で紹介した事象の経験者をキャスティングしておけよ!」と心の中で叫んでいる私…。各道府県出身のゲストを呼ぶ意味は、紹介された事象の具体的な(リアルな)説明をしてもらうことにあるのでは…?

そういえば、アチコチの街を紹介するあの番組も、その土地ゆかりのゲストが想い出を語ったり、思い入れをたっぷりと伝えるところに面白さがある。なのに、最近は「一度は行ってみたい」「住んでみたい」などという肩書きしかない者をキャスティングすることが多くなっている。収録日とゲスト手配の都合もあるのだろうが、ちょっとお粗末な気もする。

最近、韓流ドラマばかり(?)放送しているという某キー局の周辺でデモがあった。ネット上で参加者を募ったらしいが、何だか的外れな行動のように思える。岡村隆史や北野武が「嫌なら、テレビを見なければいい」という発言をし、そのことにネット住民たちからの非難囂々状態になったという。

中には「テレビで名を売ったクセに、『嫌なら見るな』とは何様のつもりだ?」などという発言もあったというが、これも的外れに思える。発言主に「オマエこそ、何様のつもりだ?」と言ってやりたいものである。テレビに出ている側の人間であれば、どのようにしてたら番組を見てもらえるのかという切磋琢磨があって然るべきであり、そのような研鑽を経た者の口をついて「嫌なら、テレビを見なければいい」という自信にもつながっているのだと思われる。

「自分の出演している番組を見たくないのなら、見なければいい。だが、自分たちは “誰もが見たいと思う番組” を作っているつもりだし、そのような努力もしているんだ!」という、そんなプロ根性を岡村&北野発言から感じ取ったのは、決して私だけではあるまい。

文面や発言の上っ面しかとらえることの出来ず、何ら他人に誇れる者のない劣等感の塊のような、そんな者たちの匿名性に満ちた発言でしかないのだろう。

それゆえ、冒頭で紹介した2番組に関する私の感情は、「プロ意識を持って番組を作って欲しい!」という願望からくるものでもある…と理解されたい。

ここから、今日の話…。

早朝はそれなりの天気だったのだが、昼に近づくにつれて雨雲が張り出してきた横浜市内…。

雨の降り始めも「ポツポツ」ではなく、いきなり「ザアァ〜〜〜ッ!!!」という激しさ。雷も「これでもかっ!」という感じで追随する。窓の外で何が起きているのか興味津々の息子が、しきりに「だっこ! だっこ!」とせがんできた。いつもとは全く違う風景に、驚く息子…。

大雨洪水警報が程なく発令され、「昨日のうちに、買い物に行っておいて良かった…」と、そんなことを思いつつ、この雨の中でも活動している方々の無事を祈らずにはいられない。高速道路や鉄道にも影響が出ているし…。

そんなことを思っていた最中、またしても宮城・福島で震度5弱の地震が襲ってきた。まだまだ余震が続くことぐらいわかっていたが、ここまで大きな地震が襲い続けるとは…。

気象庁の発表によれば、今後半年から1年の間に震度5レベルの余震がまだ続くという。東北地方に限らず、日本国民が心安らかに過ごせる日が戻るのはいつだろう? そして、今の我々に出来ることは何だろう?

私は、何もしていないクセに国の体制に文句を言うしか能のない輩のような、そんな無責任な生き方だけはしたくない。


8月20日(土)

昨日の雨で気温が下がり、久々に寝苦しくない夜を迎えた。そして、ちょっと肌寒い朝…。

天気予報に従えば、今日は夜まで雨が降らないということだった。そこで、昼過ぎにららぽーと横浜まで行ってきた。計画ではすぐ帰るハズだったのだが、我ら家族の計画はどういうワケかその通りに進まなかったりする。

ららぽーとに行く最大の目的は、息子用のカレー粉と私のスラックスを購入することだった。ところが…、ららぽーと館内に入ってすぐに「おいでよ、にほんのうた」キャラバンが目に入り、「今、日本の唱歌や童謡のクイズラリーを館内で実施しておりまして…」との “お誘い” に惹かれ、全20問のクイズに挑戦することにした。

館内のアチコチ(?)にあるクイズのパネルを探し(とはいえ、場所はあらかじめ教えられているのだが…)、正しい答えを選んで解答用紙にをする…という作業で、これで10問以上正解なら記念品がもらえるというイベントだった。が、中学校と高校で社会科の教員をしていたこともある私としては、このような問題に不正解を出すなど許されないことなのである!

クイズのパターンは、(1)歌詞の一部を答える、(2)作者や曲にまつわるエピソード、(3)作中に出てくる言葉の意味…などなど。

そして結果は…、20問とも正解! 採点をしているスタッフさんが、増えてゆくを見ながら「え〜〜っ、スゴイですねぇ!」と感嘆の声を上げていた。「全問正解なので、お子様(=息子)にはオモチャも差し上げます!」とのことで、スペシャルサプライズなプレゼントにちょっと呆然としていた息子だった。が、すぐに状況が把握できたらしく、スタッフさんにオモチャを掲げてみたり、「サイトに載せる写真を撮りたいので…」と言われた時にもシッカリとオモチャを握ったままだった息子…。

撮影後、クイズラリーの感想をいきなり求められた我ら夫婦…。回っているカメラの前で、短いコメントを考えながら話したため、辻褄が合っていたかどうか、ちょっと心配である。

その後、予定していた買い物を “寄り道” をしながら1つ1つこなしていった。途中で息子が眠ってしまうというハプニングもあったが、何とかクリア!? 最後の最後に、私のスラックスを探すことになった。実は、我が家には私のスラックスが所狭しと(?)しまわれている。ところが、それらが履けなくなってしまったのである。

学生時代からほとんど体型に変化がない…と言われていた私であったが、21世紀に入ってウェストが2センチほど増えた(仮に、このサイズをとする)

そして数年前、さらに3センチほどウェストが増えた(A+3=とする)。だが、とりあえずAサイズのものもサイズのものも履こうと思えば履ける状態ではあった。が、先月だったか、Aサイズのスラックスを履いて仕事に出たところ、通勤途中で腹が苦しくなり、食事後などもかなり圧迫感を覚えるまでになった。3センチ下のサイズのものを履いているのだから “なるべくしてなった” 現象ではあるが、それまではそんな圧迫感などなかったのでちょっとショックだった。

そして今日、試着室で “ある事実” に気づいた。「えっ、Bサイズでも苦しい?」という、私の体型変化である。念のため、サイズより3センチ大きいものを履いてみた。…合う。要するに、現在の私のウェストはB+3=A+6ということになる。BMI的には問題ない体型となっているワケで、決して肥満体ではないのだが、「今さら成長期?」という妙な感覚に襲われた私であった。

ただ、体重も増えていたので、年齢的なことも考えれば日常生活を見直す必要があるのかも…。

以前の私の姿しか知らない方々には、今日の「ぼやき」なんて絶対に信じられないんだろうなぁ…。もっとも、見た目は大して変化していないが…。


8月21日(日)

昨日の「ぼやき」で、ららぽーと横浜で開催されている「おいでよ、にほんのうた」キャラバンのことを書いた。今日は、その最終日…。16時からダンスワークショップ、18:15からフィルム上映会&ワークショップが開催されることになっており、その上映会時に昨日の “解答用紙” を提示すると抽選で20名に「にほんのうた」のTシャツが当たることになっていた。

今日の天気は、あいにくの雨…。いつまでも止む気配のない雨を見ながら「今日は、外出するのをやめようかなぁ…」と考えていたのだが、どうしてもイベントが(Tシャツが?)気になり、15時過ぎに「今なら、何とかイベントに間に合う!」ということで私一人で出かけることにした。私に昨日アチコチ連れ回されてお疲れモードの妻や幼い息子を、肌寒い雨の街中を歩かせる気にはなれなかったのである。

ららぽーと横浜にはイベント20分前には到着したのだが、どうも会場の様子が…。どうやら、16時からのダンスワークショップは、観客全員で「にほんのうた」に合わせてダンスを踊るという主旨のものだったらしい。とりあえず、主役は子供たち…ということで、大人一人で参加している私は会場の奥に下がっていた。

ワークショップ終了後、Tシャツの抽選…という予想外の展開! 何と、10問以上正解者全員にTシャツを下さるという。「本当にもらってしまって良いのだろうか?」と思いつつ、Tシャツを受け取る。すかさず、デジカメとビデオカメラのスタッフに撮影&インタビューを受ける私…。

さらに、「本来は18:15からの予定だったフィルム上映会ですが、その前の時間帯にも会場使用許可が出たので、17時半からも上映会を行うことになりました!」という情報が入った。つまり、1回だけの予定だった上映会を、2回行うというのである。

館内のカフェでちょっと時間を潰し、上映会開始15分前に会場の席に座った。この「フィルム上映会」というのは、「にほんのうた フィルム」というDVDが赤盤・青盤の2枚リリースされたキャンペーンである。CDについては数年前に第1集〜第4集までリリースされており、その楽曲を映像作家たちがそれぞれの感性で映像化した作品がこのたびのDVDに収録されているのである。

今日の上映会では、『あめふり くまのこ』『村祭』『春の小川』『青い眼の人形』の4作品が紹介された。『あめふり くまのこ』の歌唱は原田知世で、『村祭』は香西かおり…というように、この「にほんのうた」はビッグアーティストたちが名を連ねている。なにしろ、総合監修が坂本龍一なのだから、当然といえば当然…。『あめふり くまのこ』のアレンジは鈴木慶一だし、今回は紹介されなかった『しゃぼん玉』は高橋幸宏、『この道』は大貫妙子…というような、「あぁ、坂本龍一つながり(?)なんだなぁ」と思わずにはいられなくなるような作品群でもある。

上映された4作品は、素敵な演出が施されていた。作品の世界をそのまま子供たちにわかりやすくアニメ化したものもあれば、映像作家の独自な視点から作り上げられたストーリーが展開されたものもあり、「なるほど、こういうとらえ方もあったか…」と感心させられた。

上映会終了後、「Tシャツの抽選会ですが…、今日この会場にいらっしゃる方全員を当選とします!」という太っ腹な実行委員会の決定が!? ステージ前でTシャツの受け渡しが行われているのを見ながら、私は黙々とアンケート記入…。それを見ていたスタッフさんの一人が、「Tシャツ、もらいましたか?」と尋ねてこられた。「ダンスのワークショップ終了後にいただきましたので…」と答える私…。私の解答用紙には「済」のマークが書き込まれているので、不正は出来ない…。が、「昨日は子供と一緒にクイズラリーに参加したんですが…」などと話をしていたら、「でしたら、アンケートと引き替えにお子さんのTシャツを受け取ってください!」と、とっても有り難いお言葉をいただき、図々しくも息子の分までTシャツを受け取ってしまった。

だが、その時点ではTシャツよりも「にほんのうた」に触れられたことの感動が上回っていて、「雨の中、来た甲斐があったなぁ…」という想いで満たされていた。

しかし、内容が内容だっただけに、やっぱり息子にも参加させたいイベントだった。

夜、童謡や唱歌のCDを息子に聴かせたところ、予想外の反応を!? 何と、ニコニコ笑いながら激しく踊り始めてしまったのである! グルグル回ったり、足を交互に上げたり、手を振り上げたり下ろしたり…。誰に教わったワケでもないのに、この踊り…。いやはや、何とも…。


8月23日(火)

涼しいというよりも寒い…、そんな感じの日が続いた。まだ8月だというのに、昨日と一昨日は押し入れから掛け布団を出した。

しかし、今日は暑さ復活! ジッとしているだけでも、汗がダラダラ…。こういう急激な天候変化は、体にかなり負担がかかる。が、久々に顔を出した太陽に、気分も上々。

そんな中、家族そろって私の実家へ。最近、バスや電車ではジッとしていられるようになってきた息子…。が、窓の外にバスや電車が見えると、「あっ、バス〜っ!」「あっ、でんしゃ〜っ!」などと声を上げる。男の子のサガなのか、乗り物に対する興味が日ごと強くなっているようである。

実家ではお昼寝もせずに家中を駆け回り、我が家にはない置物類に興味津々…。結局、実家を出て乗り込んだバス車内ですぐに眠ってしまった息子…。その後、何度か乗り換えのたびに目を覚ましたものの、結局は鴨居まで遅いお昼寝に入ってしまった。

さぁ、息子は今夜ちゃんと寝てくれるのだろうか?


8月24日(水)

遅ればせながら、『コクリコ坂から』を観てきた。生まれも育ちも横浜の、根っからのハマッ子である私には、どうしてもこの映画が気になって気になって…。妻にも、息子(ハマッ子)にも見せたかったのだが、まだ2歳になったばかりの息子が映画の内容を理解できるワケもなく、結局私一人で鑑賞することにした。

さて、どこの映画館に行くか…ということで、少々悩んだ。109シネマズだったらポイントが貯まっているので1作品無料で鑑賞できるが、横浜市営地下鉄でセンター南みなとみらいまで行かなくてはならないので、「だったら、ららぽーと横浜に入っているTOHOシネマズに行くか…」という気分になった。実は、ららぽーと横浜には数え切れないほど通っている私だが、この映画館は会員登録をしているにも関わらず一度も利用したことがない! いや、館内の施設はよく利用するのだが、スクリーンを見たことがない…というだけの話である。

映画館の窓口で鑑賞券を購入しても良いが、せっかく会員登録してあるのだから…ということで、座席はインターネットで予約しておき、ちょうど息子が昼寝する頃合いで家を出てバス停へ。本来なら鴨居駅まで乗るところ、1つ手前のバス停で降り、まず通院

ららぽーと横浜に到着し、念のため携帯電話に届いた購入完了メールを見て、ビックリ!? 何と、日付を間違えて予約を完了させていたのである! 規約では、予約完了後は変更もキャンセルも出来ないのだが、「窓口に出向けば、何か別の方法で対応してくれるだろう」という一縷の望みをかけ、時間的余裕を持ってTOHOシネマズに行くことにした。

が、その前にアカチャンホンポで幼児用のハンバーグソースとお好み焼きソースを購入する。

TOHOシネマズの窓口へ行き、“ダメもと” で事情を話す。「どうしても今日は、ここで映画が観たいんだ! ここでなければ、ダメなんだ!」という私の熱意をスタッフさんが感じ取ってくれたかどうかは別として、とにかく連絡用無線で責任者(?)と掛け合ってくれた。出た結論は…、とりあえず誤指定した鑑賞券を一旦発券後、クレジットカードにその金額を差し戻し、改めて今日の鑑賞券を購入するということだった。

だが、インターネット予約の場合は窓口での購入金額より100円引きになるのも魅力の1つなのである。せっかく100円引きの鑑賞券を購入したのに、オッチョコチョイな性格が私の足を引っ張ってしまった。しかし、どういうワケか今日は “ダメもと” でドンドン進んでいこうという気持ちが強く、「やっぱり、窓口で(鑑賞券を)購入すると、割引がかからなくなっちゃうんですよねぇ〜?」などとわざとらしく言ってみた。すると…、「(もともとインターネット予約だったので)じゃあ、今回は割引しておきます」という回答を得た。言ってみるものである。

平日の夕方ということもあってか、さらに公開開始から時間が経っていることもあってか、シアター内は満席というワケにはいかず。それでも、そこそこの入り。ただし、私より前の列には誰も座らず、私は堂々と誰に遠慮することなくど真ん中で作品を楽しむことが出来た。

作品について詳しく述べると、これから観る予定の方のために良くないと思われるので省略。ただ、「1963年(昭和38年)の横浜」(すなわち、東京オリンピック前年)という設定と、そのたった4年後に生まれた私…というノスタルジアが、この作品への魅力を深めているような気がした(あくまでも鑑賞者個人の感想)

歳をとったせいか、私はこの手の作品への感情移入が激しくなってきている。が、若い人たちには時代背景の理解が難しく、感情移入出来ない人も多いかも知れない。我々の世代(より前)の者には「当時の日本人」への回顧が、若い人たちには「主人公たち人間関係」がウェイトを占めるのではないかと思われる。

単に鑑賞者としての私は…、鑑賞前にパンフレットやグッズを購入し、鑑賞後はサントラ盤まで購入し、帰宅して妻にアレコレ映画について語っている、どこにでもいるような60年代生まれに過ぎない。

映画鑑賞前は青空が広がっていたが、家路に就こうとららぽーと横浜を出た途端、強めの雨が…!? 妻が「雨が降るかも知れないから、傘を持って出たほうが…」と言ってくれたので折りたたみ傘をバッグに入れておいたのだが、おかげで助かった私…。

雨は夜は更けてゆくごとに雨の勢いが増してきて、激しい雷まで…。

8月の天気は、本当に読みにくいというか変わりやすいというか…。


8月25日(木)

今日は、妻の誕生日…。本当なら豪華ディナーなどを用意して祝ってあげたいところ。だが、まだまだ幼い息子のことを考えて(?)ランチをファミレスで…ということで、鴨居のガストへ行くことにした。

ガストの店舗が見えた時、「アンパンマン夏のげんき100ばいキャンペーン 」の “のぼり旗” を見つけた息子が「あ〜っ、アンパンマ〜ン!」と、嬉しそうに何度も何度も叫んでいた。店内に入っても、のぼり旗のアンパンマンがチラチラ見えるごとに「あ〜っ、アンパンマ〜ン!」、店内に置いてあったアンパンマン新作映画の割引券を見つけては「あ〜っ、アンパンマ〜ン!」、キャンペーンのボードを見つけては「あ〜っ、アンパンマ〜ン!」と、アンパンマンに囲まれてご満悦の息子だった。おいおい、今日の主役はお母さんのほうだぞ!

食後、ダイエー鴨居店の「木曜の市」で買い物を済ませ、駅前からバスに乗る。そして、おなじみのドラッグストアで買い物をして帰宅。雨が降る前に帰ろう…と早め早めの移動を心がけたが、幸いにして我が家周辺は雨が降らず。

明日は関東甲信地方120ミリクラスの雨が降るという予報が出ているが、大丈夫だろうか…?


8月26日(金)

またしても、関東地方で集中豪雨…。秋雨前線の影響だというが、場所によっては冠水したり、滝のような雨と同時に強風が吹き付けてきたり…。

この大雨で、東海道新幹線が運転見合わせとなり、羽田空港も発着見合わせ状態に…。
雨雲の層黒い雨雲が立ちこめている新横浜方面
我が家周辺は昼過ぎから雷がゴロゴロ鳴り出し、雨が降るのは時間の問題という空模様になっていた。それでで、雨が降る前に郵便局とスーパーに行ってきた。いわゆる「湿度の高い空気」ではなく、明らかに「雨の匂いがする空気」に包まれているのを感じ、急ぎ足になる。

明日の昼過ぎまで、この雨は降り続くということだが…。

最近、私の頭(能)の情報処理精度が低くなってきた。暑さのせいかもしれない。『コクリコ坂から』のことを『ココリコ坂から』とか、『それいけ! アンパンマン すくえ! ココリンと奇跡の星』を『コクリンと奇跡の星』と言ってしまったり…。微妙に種々のソースが混じってしまうようである。

出講日と出講前を間違えるようなことは、決してないと思うが…。


8月28日(日)

昨日もハッキリしない天気で、出かけようかどうしようか天気が天気だけに決断ができず、そうこうしているうちに雨が降ってきて…。おまけに、左頬骨周辺に予期せぬ “痛み” が襲ってきた。

今日は、その痛みがさらに増していた。「疲労が原因かなぁ…」などと思い、昼頃まで寝ていることにしたのだが、この痛みがなかなかしぶとく、鎮まろうとしない。何が原因かよくわからないが、おそらく副鼻腔炎と関連している痛みではないかと…。

こんな時、すぐに診てもらえたら…と思うのだが、運悪く今日は日曜日である。

効くか効かないかはともかく、昨夜から湿布を貼っているのだが、気休めにはなるらしい。

夕方、家族そろって近所のスーパーとドラッグストアへ買い物に出た。途中ですれ違った人に、息子が「こんばんは!」とあいさつした。これは、息子が生まれて初めて口にしたあいさつである。ビックリする我ら夫婦…。ご機嫌モードで、スーパーでもドラッグストアでも「こんばんは!」を連発していた息子…。

成長しているんだなぁ…。

私も、親としてもっと成長しないと…。


8月29日(月)

IKEAのワンちゃんワケあって、IKEA港北へ行ってきた。「IKEAといえば、犬のぬいぐるみ!」という認識が、我が家では定着している。息子が生まれた時、弟夫婦が出産祝いに…と持ってきてくれた数々のお祝いの中に、そのぬいぐるみがあった。

生後4ヶ月になった息子0歳から与えても大丈夫なぬいぐるみではあるが、生まれて間もない赤ちゃんには何が何だかわかるハズもない…と思っていたら、息子がこのぬいぐるみに突進(?)する日が続き、「きっと、このぬぐるみをお友だちだと思っているのでは…?」という結論に達した我ら夫婦だった。

そして、成長するに従い、犬の鼻の部分に思いっきりかぶりつき、鼻に飽きたら耳に…というように、犬の全身をチュパチュパするようになった息子…。日に日にケパケパ感が増してきた犬のぬいぐるみ(以下、「ワンちゃん」と略す)が、「ぼっちゃん、身が持ちません…」と訴えているように思えたので、“お友だち” をIKEAで探すことにした。
IKEAのワンちゃんと遊ぶ息子(2010年9月)
こうして、我が家にはIKEAのワンちゃんが2体となったのだが、2体目のワンちゃんなど会計前に息子が鼻にカプッとかぶりつき、乾くのを待ってからレジに行ったような…。

前途多難なワンちゃんたちではあったが、今では2体とも以前のフサフサ感がウソのようにケパケパ…。

IKEAのワンちゃんと寝ている息子(6月撮影)そんな虐待(?)を受けているワンちゃんたちではあるが、ワンちゃんたちがいないと息子は安眠できないようで、フトンで寝かしつけをしていても「ワンちゃんがいない!」と訴え、自ら居間にワンちゃんを取りに行くこともしばしば。

さらに、ワンちゃんたちを妻が洗濯しようものなら、家中を「ワンちゃんがいない! ワンちゃんがいない!」というように探し回り、ベランダの物干し竿につり下げられているのを見つけた日には、それはそれは大変なことに…。

さて、今日もIKEA店内には、ワンちゃんが「これでもかっ!?」というくらいに待ち構えていた。ワンちゃんたちのお父さんやお母さんサイズのものまで、待ち構えていた。当然、息子は目を輝かせて反応する…。息子がカプッとかぶりついたりしたら、お買い上げ決定である。が、妻の話によると、息子は売り物のワンちゃんはもちろん、プレイゾーンにあったワンちゃんにもかぶりみついたりはしなかったらしい。ワンちゃんを見つけてギュッと抱きしめるようなことはしていたらしいが、鼻にかぶりつこうとはしなかったという。もしや、「これはワンちゃんだけど、ボクのワンちゃんではない!」という識別をしていたのでは…?

息子は徐々に「識別」というか「区別」というか、モノの違いを理解しようという段階に入っているのだろう。成長が嬉しくないワケはないのだが、「もうちょっと、ゆっくり成長してもいいんじゃない?」などと思うこともある。時を止めることはできないのだから、せめてじっくりと、そして一緒に息子の成長を見ていたいと思う、身勝手な親心…である。


8月30日(火)

昨日、続きを少し…。

IKEA港北から帰宅後、一目散に息子が向かったのは、2体のワンちゃんのもとだった。そして、思う存分(?)鼻の部分にカプ〜ッとかぶりついていた。「お店では(かぶりつくのを)我慢していたのかな? それとも、寂しかったのかな?」などと思う私にお構いなく、ゴロンゴロン転がりながら
カプ〜ッ!

さて、どうやら私の副鼻腔はおかしな状態になっているらしい。先週末からインテバンなどの痛み止めで抑えていたのだが、やはり限界がきているようなので、耳鼻咽喉科で見てもらうことにした。医院で鼻腔を吸引されたのだが、これがかなり痛い! 確かに「あっ、(吸引器に)粘液が吸い込まれれている!」という実感はあるのだが、体験した方ならその痛さがどの程度なのかわかると思うが、とにかく痛い! 私自身、数年前に別の病院で同じ処置をされたことがあるのだが、何度体験しても慣れることは絶対にない。

この医院で現在処方されている薬については “使用停止” の指示が出て、新たに処方された薬で様子を見ることに…。薬漬けの…と書くと時節柄物騒な雰囲気を醸し出してしまうが、いつになったら全く与薬されない日常に戻れるのだろう?

健康の有り難さを痛感する今日この頃…。


8月31日(水)

今日で8月も終わり。2011年の3分の2が終了したということになる。早いものである。

今日の夕方から週末にかけ関東地方の天気が崩れるということだったので、明日に予定していた買い物を今日にずらした。が、幸か不幸か雨は降らず(雨雲はたちこめていたが…)。慌てて買い物したため、いくつかの “買い忘れ” を出してしまった。

台風の影響、今回はどの程度なのか? 相当な威力の台風だということだが…。


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