2006年5月のぼやき



5月1日(月)

実はまだ、群発性頭痛が完全に治まったワケではない。鈍い痛みが残っている。この頭痛は、血管が拡がって血流が激しくなった際に、その血液が血管に激しくぶつかることで痛みのパルスが現れるのである。うまく説明したいのだが、頭が回らない。普通の頭痛とメカニズムが違うため、頭痛薬は効かない。鎮痛剤も無力だと考えたほうがいい。そして、いつ、どういう状況で群発性頭痛が現れるのかわからないため、常に恐怖と隣り合わせである。よって、常に血管を拡げておき、血流を一定にするよう薬でコントロールしてあるのだが…。

以前から私は、飲酒後に肩が痛くなることが多い。これをきっかけに目の奥が痛み始める。流れの良くなった血液が、血管をガンガン殴りつけている…ということを知ったのは、昨年のことである。数名の医師から「あなたの頭痛は、群発性頭痛です」と言われたことで判明した。さらに、偏頭痛などに比べると患者数(症例)が極端なまでに少なく、特効薬の開発もされていないという。これらの事実は、かつて「ぼやき」でも述べたが、そんな厄介な頭痛につきまとわれた自分が恨めしい。

せっかくゴールデンウィークに入ったというのに、どこにも出掛けられないじゃないか!? もっとも、これからの仕事のため、今のうちに群発性頭痛を何とかしろ…ということなのかも知れない。あぁ、2日連続で闘病記…。

昨日の「ぼやき」を更新する際、ファイアウォールが作動しなかったり、再起動したらセキュリティの設定がおかしくなったり…で、「早くサイトを更新して、再びフトンに入りたい!」と思う時には、邪魔がやたらと入る。さらに、全く違う場所をクリックしてしまったり、ミスタッチの多発…。いつもと違う身体状況にオロオロするばかり。

早朝に、「昨日はメールチェックもしていなかったなぁ…」ということに気付く。SPAMメールチェッカーが自動実行されたが、来ていたメールの9割がSPAMメール…。こういうメールを送ってくる輩って、本当に暇なんだろうなぁ。それか、アイデア不足。すぐにSPAMメールだとバレてしまうようなものしか送ってこない…。でも、それに引っかかってしまう人もいるのだろう。メール初心者や “良からぬ感情を貯め込んでいる人” あたりか…?

メールチェック後、肩の痛みが現れ、再び群発性頭痛再発。今度は片目ずつ…。だが、のたうち回るほどの激痛…。あぁ、こんなことで2日間が丸々つぶれてしまうとは…。痛みで苦しいやら、時間が無駄になって悲しいやら…。

結局、今日は日が暮れるまでずっと痛みと闘うハメになった。「明日もこんな状態が続くのは避けなくては…」と思い、最後の手段に出た。残り1錠となったゾーミックの服用である。この薬、ちょっと値が張る。そして、もし効かなかったら…。しかし、そんなことを考えている暇はなかった。服用してしばらくフトンの中で静かにしていたら、いつのまにか眠りに落ちていた。再び気が付くと、激痛はかなり和らいでいた。出掛けようと思ったが、今日は家でじっとしていることにした。

それにしても…、どうしてこんなに私の身体は不経済で不都合に出来ているのだろう?


5月2日(火)

昨夜、同じ芸人(コンビ)を3番組で目撃した。そのうち2番組は、同じ局で連続…。今とても売れているコンビらしいが、だからといって同じ局で連続出演というのはおかしいだろう。売れている時にはオファーがアチコチからかかり、人気に翳りが見えてくると芸人が頭を下げても出演依頼が来なかったり…。どの局を見ても同じ芸人…というのは新鮮味がなくて、単なる “視聴率稼ぎ” のように思えたりもする。

昨日は、良い天気で暑かったらしい。“らしい” というのは、昨日は一日中フトンの中にいたので実感がなかったからである。「お日様が恋しい」みたいなことを4月の最後に書いたような気がするが、お日様が出たらフトンの中でうなされていた私…。さらに、その太陽光さえ群発性頭痛を促す有様。群発性頭痛は、おそらく一生治らない…らしい。こんな想いを死ぬまで繰り返すのか…と思うとイヤになる。

さて、「まだ、ゴールデンウィークは始まったばかりだ!」と思い込むことにして、気分を入れ換えた。が、朝から激しい雨…。群発性頭痛で寝込んでいた2日間は晴天だったのに洗濯が出来ず、今日は体調が戻っているので洗濯できる状態だったのに雨が降り…で、思うに任せぬ状態だった。さらに、気圧の関係で、群発性ではない頭痛に襲われ始めてきてしまい、午前中は大した活動が出来ないままであった。「お日様が恋しい」と思えば雨が降り、太陽光が不快な刺激となる時にはピーカン…。情けない限りである。

天気が多少でも安定するまでは外出を控えようと、体調を崩している間に撮り貯めしておいたDVDを再生した。クイズ番組を再生している時、一生懸命に考えすぎて、頭痛を引き起こしそうになる。ほどほどに楽しまなければ…。

そういえば、昨年のゴールデンウィーク突入時もとんでもないことになっていたような…。今年は救急センターのお世話になっていないだけマシであるが、何だかゴールデンウィークが鬼門となっているような気がする。昨年はゴールデンウィーク前にも救急センターのお世話になったし、2005年度は最初から最後まで、公私に亘って(あらゆる局面において) “踏んだり蹴ったり” な一年だったことが良くわかる。2006年度は、ここで流れを変えておかないと…。

雨はやまなかったが、勢いは穏やかになってきていたので、思い切って買い物に出ることにした。天気が良い時には外出できず、外出しようと思うと雨が降る…私の人生そのものである。あぁ、腹立たしい!

思えば、今日が5月最初の外出…。何だかなぁ…。小雨の降る中、横浜まで買い物に出た。横浜について、まずは定期券の更新。そして、食材やら小物やらを購入し、「何か美味しいものでも食べて、元気をつけよう!」と思い立つ。しかし、なぜか私の考えは偏狭である。こういう時、私は決まってキムチかカレーに関するものをチョイスする。それで、今日もカレー…。それらは私のソウルフードなので、当然といえば当然のチョイスである。そして、おいしく食べて元気になれば良いのだ!

帰宅してテレビをつけたら、桂歌丸師匠が腰痛で入院することになった…とニュースが伝えていた。日本テレビの「笑点」では、司会の三遊亭円楽師匠と林家こん平師匠が病気を理由に今月で番組から退くことになったらしいし、歌丸師匠も円楽師匠の跡を継いで司会になって日が浅い。呪われてないか、笑点?

三島市で、「友人の付き合いが悪くなったから…」というだけの理由で、その友人を呼び出して裸にして新聞紙でくるみ、そこにライター用オイルをかけ、連射式花火を発射し、3ヶ月半の重症(皮膚移植が必要な状態)を負わせた18歳の少年が逮捕された。犯行を認めている少年は、「脅かしてやろうと思った」と語ったらしいが、脅かすだけの理由でこんな危険なマネがどうして出来るのか、私には考えられないことばかりである。そして、同年代の学生を教えている私…。「学生を信じられなくなったら、この仕事を辞めよう」と思っている私なのだが、最近は教師を裏切る行為をしている学生も多く、それをさも当たり前であるかのように思っている学生もいる。また、注意されると逆ギレする学生もいなくはない。どうしたら、彼らに自分がしていることを理解してもらえるのだろうか?…と思うことしばしであるが、この事件のような考えられないようなことだけはしていないようなので、その点では気が楽かも知れない。

明日からは、天気が落ち着いてくるようだが、週末はまた下り坂らしい。どうして、今年の春は雨天が多いのだろう? そして、地震…。今夜も震度4…。ちょっと長かったなぁ。


5月3日(祝)

大した(建設的な)こともせずに、ゴールデンウィークを過ごすのだけは避けたかった。そこで(?)「同行者」の登場である。昨日までの “打ち合わせ” によれば、今日は午前中に横浜に来てくれるような雰囲気であったが、今朝になってなかなか連絡が来ないので携帯電話に連絡してみると、「眠くて起きられなかった」との返答。その後、新たな連絡がないので再度確認の連絡をすると、「今起きるよ」と…。オイオイ…。こちらは7時過ぎには起きて、洗濯までしたというのに…と、たまに早起きするとこのザマである。でもまぁ、済んだことをアレコレと考えても仕方がない。「同行者」に任せることにした。結局、「同行者」は新幹線に乗ってやって来た。この時点で13時半過ぎ…。

とりあえず、お腹が空いていたのでヨドバシ横浜に行って、オムライスを食した。が、ここで私は計算ミスをする。今日入った店は、静岡駅ビルにも支店があり、そこで何度も “サイズ” を把握したはずなのに、なぜか「今日はかなりの空腹なので…」とMサイズのオムレツをオーダーしてしまった私…。「同行者」は「Sサイズでいいのでは…?」と思っていたようであるが(事実、「同行者」はSサイズを注文)、私はこの後で起こる悲劇を予期できなかった。この店、Sサイズでもかなり大きい。SSサイズでもお腹にはたまる。それなのにMサイズをオーダーした私…。Sサイズでお茶碗2杯分、Mサイズはお茶碗3杯分+卵4個である! で、私ひとりで完食するのがムリとわかるや否や、「同行者」に「よかったら、これも食べていいよ!」と無理矢理食べさせた。

その後、以前からよく利用していた喫茶店の新支店でコーヒーを堪能したのだが、今年も「私の行くところ、事件あり!」という状況が健在であることを知る。まず、入店して「お足元、段差がありますのでお気をつけください」と我々に丁寧な注意を与えてくれた店員さんが、その段差でコケた。さらに、私の後ろのテーブルを片づけていた店員さんがシュガーをぶちまけ、何事もなかったかのように一瞬で問題解決! この店のサーブの仕方は独特で、まず空のカップをサーブし、その後でサイフォンのコーヒーを持ってきて、客の目の前で注いでくれるのだが、その担当の店員さんが手元をかなり狂わせ、こぼす…。そして奥へ下がり、何事もなかったかのように再び現れ、にこやかに「失礼いたしました」と…。カップもソーサーも別物になったことに気付いた私…。

我が家で、私が編集した日韓の「ドラゴンボール」のオープニングDVDを見てもらい、その比較検討を仕様と思ったのだが、「同行者」が1分とかからぬうちに分析をまとめてしまい、今日のメイン作業が終了してしまった。いつもこうである。以前は「クレヨンしんちゃん」の日韓オープニング比較を一瞬で片づけてしまった。助かると言えば助かるし、気が抜けると言えば気が抜ける。私のアニメに対する無知さが、要らぬ時間を費やさせていることを思い知った。

そして、することがなくなったので、一緒に東神奈川駅界隈で買い物をしたのだが、1つのものを購入するのにいろいろな店の価格を比較しようと売り場を行ったり来たり…。結局、すべて最初に訪ねた店で購入することになった。そのロスタイム、1時間半!

まぁ、こんな1日があってもいいじゃないか…というより、そこまで動けるように回復した私…。


5月4日(祝)

昨深夜、2時前だったか、急に「同行者」から「ラーメンが食べたい!」という要望を聞き、ミッドナイトラーメンを決め込んだ。横浜駅周辺に、朝の5時まで営業しているラーメン店がある。そこへ向かうと、中には複数の客の姿…。そして、我々がラーメンを食している最中に何人もの客が入ってきた。眠らない街、横浜…。ゴールデンウィークの連休中なのでミッドナイトラーメンが出来たが、いくら連休中だとはいえ、この店のにぎわいは何だろう?

今日は、いつも出来ない部屋の掃除に明け暮れた。実は、春先に引越をしようと思っていた関係で、部屋掃除が大の苦手な私は我が部屋を無法状態化してきた。そこで、「同行者」に “大いに” 手伝ってもらい、すっかり部屋を落ち着かせることに成功した。

その後、「同行者」から出た一言…「今夜は、牛丼か…」。


5月5日(祝)

昨深夜、2時前だったか、急に「同行者」から「牛丼が食べたい!」という要望を再度聞き、ミッドナイト牛丼を決め込んだ。横浜駅周辺に、24時間営業している牛丼店が数件ある。そのうちの1つへ向かうと、中には複数組の客の姿…。そして、我々が牛丼…ではなく豚丼を食している最中に数人が店の前で「ラーメンにする? 牛丼にする?」的な話し合いをしているのが見えた。眠らない街、横浜…。ゴールデンウィークの連休中なのでミッドナイト豚丼が出来たが、いくら連休中だとはいえ、この店のにぎわいは何だろう?(前日の文章を大量に引用)

ミッドナイト豚丼で夜更かしをしてしまったので、昼過ぎまで寝てしまった。今日は天気が良かったので、家にいるのはもったいない…。そこで「同行者」が「みなとみらいに行こう!」と提案してきた。みなとみらいに行って、ウォレスとグルミットのグッズを買おうというのである。横浜駅東口からピア赤レンガまでシーバス(要するにSEABUS)に乗って移動し、そこから徒歩で横浜ワールドポーターズに向かった。2階のショップでウォレスとグルミットのグッズを予定通り購入し、特にワールドポーターズで済ませなくてはいけない用事もなかったので、駅に向かって歩くことにした。

が、突然「同行者」が「あれに乗ろう!」と指さしたものは…!? それは、よこはまコスモワールドのバニッシュという絶叫系アトラクションであった。正式名称を「ダイビングコースター バニッシュ」というその乗り物は、いわゆるジェットコースターのように上下に突っ走るだけのものではない! 「世界初水中突入型ジェットコースター」と銘打たれているように、ジェットコースターが池に突入していき、それと同時に周囲に水しぶきが高く舞い上がる(その後、水中という設定のトンネルをしばし走行するので、外から見ている人にはコースターが消えたように見える)。実は私、このコースターに過去一度だけ乗ったことがある。10年以上前…まだ大学院生だったくらいだろうか、このコスモワールドがキチンと整備されて間もない頃に乗ったのであるが、妙に恐い思いをしたような記憶がある。子供の頃から大学生くらいまで、絶叫系マシーンは大好きだったのだが、いつの頃からか苦手意識が強くなり、今ではほとんど乗ることはない。今日も、「同行者」の申し出を「またまたぁ〜っ!」という感じでいなすつもりだった。日も暮れかけていたし、「別に、お金を払って恐い思いをする必要はないのでは…」とも考えた。しかし、今日は「ちょっと乗ってもいいかな」という気にさせられて、それで何度もチケット売り場を行き来した後に「バニッシュ、大人2枚!」と意を決して乗り込んだ。

ゴールデンウィーク中ということもあり、バニッシュ乗り場は長蛇の列…。緊張を和らげようと努力している私の横で「同行者」が、「vanishって “消滅” の意味だったっけね?(笑)」と…。「・・・(怒)」と私。30分くらいは待たされただろうか、やっと我々が係員にチケットを渡してコースターのホームに通された時、新たな恐怖が襲ってきた。ホーム係のお兄さんが「はい、6番乗り場に並んでください!」と明るく言った先は、コースターの最後尾…。ジェットコースターは最前列と最後尾が恐ろしいのだ! 最前列は全てが見えてしまうという恐ろしさ、最後尾は何も見えない恐ろしさ…。久々のジェットコースターがこれか…と思いつつ、安全装置のアームを前に倒した。手荷物を持ってコースターに乗ることは認められていないので、「同行者」に頼んでホームにあるロッカーに荷物を入れてきてもらう。この辺でもう、腰が抜けかけていた私…。自動制御装置が作動して、アームが固定された。もう逃げることは出来ない…。「どうにでもなれっ!」という想いとともにコースターは上り坂を昇り始めた。が、カタカタという音は途中で止まり、係員のお兄さんが脇の階段をヒョイヒョイと駆け上がっていく…。「もしかして、故障か?」という不安が募りだしたが、やがて係員は一人の客に「すいません、カメラはこちらで預からせていただきますので…」と…。お前かぁ〜っ! あぁ、緊張の糸が切れてしまった。その後、私は「意地でも目をつぶらないぞ!」と自身に誓い、何があっても両目を大きく見開いて、あるがままの現実を受け入れることにした。その結果、おそらく心拍数は乗る前の比にはならない状態に陥ってしまった。でも、たまにはこんな刺激もあって良いかも…と思うようになった、40前にして、再び “あの頃” の感覚に戻れたような気がした。

お腹が空いてきたので、4月末に初めて入ったヨドバシ横浜なもやで味噌煮込みうどんと土手煮をつつくことになった。ちょっと気持ちが大きくなっていたので、生ビールも頼んだ。「同行者」といろいろ今日を振り返った。「同行者」の勤務先は暦通りに運営されるので、明日は仕事だという。それで、今日中に静岡に帰らなくてはならないので、新横浜まで送っていくことにした。新横浜22:29発のこだま号で「同行者」は帰っていった。

私は…と言えば、もともと土日には講義がないので、まだゴールデンウィークの連休が続くような状態だが、今度の月曜日が初講のエクステンション講座の準備をしなくてはならない。休みとはいえ、気を抜けない。


5月6日(土)

インターネットでニュースを読んでいて、「あぁ、やっぱり…」と思うような記事を見つけた。金沢大学では、ゴミの出し方まで学生に講義で教えているという。これは、今の大学生たちが高校までに「学ぶ」という基礎が身に付いていないことから、「大学・社会生活論」という必修科目を設定し、そこでメモの取り方や図書館の使い方、レポートのまとめ方などを教えていくという。私は近年、自分が講義中に学生たちへ与える注意のレベルが低くなってきていることを実感していたが、それは私個人の問題ではなかったことを実感した。しかし、「今の大学生たち」が高校までに「学ぶ」という基礎が身に付いていないという表現を裏返して考えてみると、今の大学生たちは高校までに「学ぶ」という基礎を教わってこなかったということにもなろう。基礎を教える能力のない教師、基礎を教える勇気のない教師…。そういう環境の中で育ってきた「今の大学生たち」がいる。そして、「学ぶ」という基礎が教えられないと身に付かないという現実…。

かつて私は、「社会変動論」という講義で「世の中が便利になればなるほど、人々は “不便” というストレスを感じ始める。さらに、便利になればなるほど能力は低下する」と語った。階段しかない時代であれば、それを昇るのが当たり前だと考える人々も、エスカレータやエレベータが出来ると、それらの故障にイラつく。エレベータが来ないとイラつく。階段を上る習慣がなくなると、足腰が鍛えられにくくなる…などなど。学ばなくても良い社会が実現されてしまうと、自ら「学ぶ」という姿勢も薄れてしまうのだろう。

世間では、一旦ゴールデンウィークが終了している…という普通の土曜日のハズだが、私は土日に講義がないので連休継続中である! 昨夜は「同行者」を送っていった後、部屋で「ドラゴンボール」のDVD(もちろん研究用…「同行者」がごっそり置いていってくれた)を数枚鑑賞し、明け方に就寝した。ゆったりと今日一日を過ごすつもりだったが…。

夜、私は横浜駅のホームにいた。そして、東海道線の到着を待っていた。20:37に快速アクティーが入線し、降りてきた「同行者」と合流した。そう、仕事を終えた「同行者」が再び横浜に現れたのである! まだまだ、ゴールデンウィークは続く…。


5月7日(日)

以前から興味のあったクレイアニメ映画「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」を有楽町まで観に行った。有楽町カノンでは朝と夜に1回ずつ「好きだ、」を上映し、その間に上映される4本は全て「ウォレスとグルミット」である。ただし、4本のうち最初の上映は吹替版で、あとは字幕版…。本当は吹替版に興味があったのだが、寝坊してしまい、字幕版で我慢することになった。「同行者」が「DVDになった時に吹替版を観ればいいだけの話では…?」と一言。

グルミットと…有楽町カノンは、ビックカメラ有楽町店の7階にある。システムとして、まず整理券兼用の入場券を購入し、上映時間の15分前に整理券番号順に入場することになっている。私は1枚だけ前売券を持っているので、「これ(前売券)はどうすればいいですか?」と窓口で聞いてみた。すると、前売券も整理券に交換しなくてはならないらしい。それで、券面に記された整理券番号を確認すると、上映1時間半前だというのに “008” と “009” であった。3月中旬から公開されているのに、まだそこそこ人気はあるらしい(ただ、上映は今週の金曜日までらしい)

整理券も入手したので、とりあえず遅めの昼食をとりに、有楽町駅前の中華料理店に入ることにした。雨が降っていたので、あまり映画館から離れた場所に行きたくなかった…というのが店選びの最初のポイントだったが、次のポイントは ズバリ “味” である。そこで、以前からよく利用している(要するに、味の保証のある)店を選んだ。そして、質と量に満足してビックカメラに戻った。

16:35に映画の入場開始となるので、ちょっと早めに映画館に戻った我々であったが、先日みなとみらいで購入したウォレスとグルミットのグッズと同じようなものが販売されているのを見つけ、ちょっと愕然とする。が、気を取り直してパンフレットを購入し、意気揚々と映画上映を待った。

内容についてはネタバレ防止の観点から詳細を述べるのは控えるが、クレイアニメとは思えないような完成度の高さと、キャラクターの愛らしさを堪能できた。可愛かったなぁ…グルミット。グルミットには一言もセリフがないので、すべてゼスチュアと表情だけで伝えなくてはならないのだが、それがまた可愛いのである。以前、NHKテレビで短編が放映されていたのを観たことがあり、その時からのファンなのだが、いつ観ても感心させられる演出…。

映画を楽しんだ後、新橋に出て、銀座8丁目まで歩いて買い物をする。雨さえ降っていなければ有楽町から歩けたのだが、時間も遅いし…ということで、1駅だけJRに乗った。買い物は、探しているものがなかなか見つからず、思いのほか時間がかかってしまったが、たまにはそんなゆったりした時間の過ごし方もいいのかな…と思った次第である。

さて、明日からまた講義である。なまった体を元に戻しておかないと…。


5月8日(月)

今日も朝から雨…。仕事日和ではないらしい。しかし、ゴールデンウィークは終わり、今日から講義再開である。「同行者」が朝の東海道線で静岡に戻るというので、三島まで一緒に向かうことにした。今日は日本大学国際関係学部で3時限目からの担当であったが、大量に印刷するものがある上、コピーを取りながら資料を作成しなければならないものもあり、「なるべく早めに三島入りしなくては…」と思っていただけに、好都合であった。横浜駅を5:47に出発する東海道線に乗り込み、三島に到着したのが7:24。ここで「同行者」と別れ、ひとり大学に向かう。

大学入りすると、印刷機もコピー機も使いたい放題状態! あまり慌てて変なプリントを作ってしまうのもイヤなので、ゆっくりとコピーを取り、切り貼りして、濃度を調整し、思ったようなプリントを作り上げた。その後、家から用意した原稿で大量のプリント…。今日の講義は大半が履修者200名程度のものなので、用意するプリントの種類が増えると、それだけ枚数もグ〜ンと増える。そこで今日は両面印刷を多用し、紙の節約と軽量化を図った。

が、印刷機もコピー機も競争のない状態で使用したため、あっという間に作成終了! かなり時間が余ってしまった。それで、講義内容の刷新を図るべく、念入りに講義ノートとプリントとレジュメをチェックした。その結果、昨年までよりも踏み込んだ内容の講義案が完成した。時間は有意義に過ごせたのである。

さて、私の本来の始業時間である13時になって教室へ移動。「国際社会学入門」は若干教室内の学生数が落ち着いたように思えたが、配布プリントの残部から見ると4月中と同様らしい。今日からグローバリゼーションの問題点を数回に分けて語ることにしているのだが、時間をかけて内容を精査した効果があったかどうか…。4時限目の「日本の社会」では、日本人の宗教観を中心に講義を進めた。残り講義回数からして、あまりここでのんびりと進めるワケにはいかないのだが、のんびりと語り続けてしまい、結局は昨年同様の進度となってしまった。さらに5時限目のの「社会学」ではのんびり度が増し、時間が足りない状態になってしまった。せっかく今日から「人間関係の諸相と構造」という私の専門を語るというのに…。

本来はここで今日の講義が終了したことになるのだが、今日からは18時半から20時までのエクステンション講座の担当が待っている。講座開始15分前に研究事務課の職員から説明を受け、いよいよ登壇! 受講希望者9名はすべて出席。何から話そうか…と、頭の中が真っ白になりかける。とりあえず、いつもの調子で語ろうとするが、大学生とは違う雰囲気に戸惑う私…。ここで、ふと通信教育部の昼間スクーリングのことを思い出した。「そうだ、昼間スクーリングの調子でやればいいんだ!」と思い直し、建て直しを図った。受講者の世代構成が通信教育部のスクーリングと酷似していたので、その点では経験が自分を助けたということか…。90分間、あんまり話を拡げずに語ろうと思っていたのだが、人数が少ないので、結局はアレコレ語ることに…。2つ程度の内容で納めようと思っていたのだが、4つも語っていた私…。しかし、その全てがリンクされていることを強調し(事実、キチンとリンクされているのだが…)、受講者に納得してもらうことにした。それにしても、「わかり合えないのはなぜ?」というタイトル…私自身のことじゃないか!? そう考えると、ちょっと気が楽になるのだが、それにしても今日の講義は久々に迷いに迷ったものとなってしまった。

講義後、よくお話をさせていただいている韓国人政治学者の李先生と一緒に東海道線に乗り込んだ。往きに乗ったのと同じ車両…。今日は373系に始まり373系に終わったような感じであった。


5月9日(火)

今日も天気がハッキリしなかった。ずっと曇っていて、思い出したかのようにうっすらと青空が見えた時間帯もあったが、夜は小雨…。日本は高温多雨の国だから仕方がないのかも知れないが、それにしても…このところ天候がおかしい。

そんな天気&だるい体…という状態で、日本大学法学部大宮キャンパスへ。講義は3時限目からなので、いつもなら9時半頃に起きるのだが、今日はどうしても起きられなかった。1時間遅れでフトンから飛び起き、いつもより40分ほど遅い湘南新宿ラインに乗り込んだ。大学に到着したのが講義の始まる25分前(要するに、12:45である)。それからアタフタとコピーを取ったり学生の対応をしたりして、お茶を1杯飲む暇もなく講義に突入! ゴールデンウィーク明けとはいえ、教室には大勢の学生がいる。この分だと、夏休み前まではこの調子でいくのかも知れない。いや、学年末まで…? いやいや、ハードルを高くするのはやめておこう。

3時限目を終えて、すぐに教員室に戻り、荷物を整理して、急いでバス停へ! 今日も掛け持ちである。3つあるバス停のうち、大学正門前にあるのは1時間に1本しか来ないので、残り2つのどちらかに賭けるしかない。時刻表によれば…とあたりをつけるが、またもハズレ。いつもならそのバス停に時刻表通りに来るハズのバスも、今日は遅れていて…。しかし、予定していた宇都宮線には大宮から乗れたので、結果オーライ!

16時前に通信教育部に入り、「今日はプリントを用意しないでよかったんだなぁ…」とホッとしながら講義開始を待つ。そして5時限目の講義開始! そして愕然…。人数的には予想を上回る出席率なのだが、まだ「何のために大学に来たの?」的な学生の態度が改まっていなかったのである。ふんぞり返っていたり、机に突っ伏して寝ていたり、肘をついたまま壁により掛かったり…。今日の講義内容は、まさにそのような輩が如何に問題を起こしているのかを見極めるような内容であった(仲間意識は、思いやりを持ち、足並みを揃え、人にされたらイヤなことは自分もしないという気持ちが大事…という内容)。それで、ある程度まで解説をした上で、最初から講義を聴く気のない学生を一人やり玉にあげてみた。「君は、自分が調べものを発表している時に、誰かに居眠りこかれてもいいのか?」と聞くと、「イヤです!」という回答が。「だったら、自分がやられたらイヤなことを、なぜやることが出来る?」と突っ込んだが、答えが出ない。当たり前である。そんな意識もなく、ただ単に「自分さえ良ければ」的に安眠していたのだから…。このケースを利用して、「このように、共感性を失うことによって思いやりのない行動、足並みの揃わない行動が発生し、新たな社会問題となります」と結んでおいた。

その後、今日なぜか出席していなかった韓国人学生のためのプリントを残って作成し、19時過ぎに通信教育部を出た。かなりの空腹感を覚えたが、横浜までとりあえず移動することにした。そして、何度か足を運んだことのある久留米ラーメン店でとんこつを “粉落とし” で食す。なかなか美味なり!

帰途、傘をさして歩きながら「この雨があがれば、気分も晴れるかな?」と思った。明日はOFF…。


5月10日(水)

「OFFなのに」というか、「OFFだから」なのか、またもや体中を支配する不調感…。まぁ、息抜きも必要なのだろう。それで、昼過ぎまでフトンの中…。

昨夜、Internet Explorer 7 ベータ2をインストールした。今回のIEは、タブブラウザとなっただけではなく、かなりセキュリティが強化されている。が、まだまだベータ版…。「これはちょっと…」という面も、まだまだあるようで。機能が刷新されているので、まだ便利に使えているワケではないが、正規版が出たらそのまま継続使用する予定。

一日ずっと家にいても…と思い、用事を作って外出する。社会学の某学会の会費を郵便局で振り込み、食材を買って帰宅する。無駄な動き、一切ナシ! ただただ用事を済ませるのみ!

明日もまた、天気がハッキリしないらしい。どうしてこうも天候不順が続くのか? 地球滅亡へのプロローグ?


5月11日(木)

昨夜、Internet Expolorer 7 ベータ2が不具合を起こした…というよりも、私のパソコンにインストールされているアンチウイルスソフトが、ブラウザの動作に必要な “IEFRAME.DLL” というダイナミックレンジをスパイウェアと勘違いして削除してしまったのである。それも2回…。パソコンを再起動したら、デスクトップのIEのアイコンが表示されておらず、さらにブラウザを起ち上げようとすると例のダイナミックレンジが見つからないというエラーメッセージが表示される有様。が、メールソフトはキチンと作動しているので、メールチェックに支障はなく、その点は安心した。

削除されてしまった “IEFRAME.DLL” というのがかつてから存在したシステムファイルなのか、それともIE7から搭載されたものなのかわからず、WindowsXPのCD−ROMを検索してコピーしたものをシステムフォルダに突っ込もうとするが、検索機能が作動しない。WindowsXPには復元機能があるので、それを使ってちゃんとIE7が動いていた時の状態に戻そうと思ったが、それさえ作動しない…。セーフモードで起動して見るも、結果は同じ。WindowsXPのCD−ROMから回復コンソールをかけてみたが、意味無し…。

もう1台のパソコン(デスクトップ型)を久々に使ってみるが、Windows2000がシステムエラーで起動せず。そこで「同行者」に電話して、「Windowsの中にあるsystem32のフォルダに “IEFRAME.DLL” ってある?」と尋ねてみたが、「ないよ!」とのこと。どうやら、IE7から搭載されたものらしいことが判明する。それで、「IEが起ち上がらないので、『ぼやき』の5月10日の記述内にあるIE7へのリンクをクリックして、そこからIE7のアプリケーションファイルをダウンロードして、メールに添付して送ってもらえない?」と頼む。すると、「それが…、今ちょっとメールソフトの調子が悪くて…」と、私と逆の症状を起こしているらしいことを知る。とりあえず、ダウンロードしてもらったEXEファイルを、私のWebメールを使って送ってもらったのだが、“IEFRAME.DLL” を勘違いで削除してしまったアンチウイルスソフトが「ウイルスのおそれのあるファイルを検知し、削除しました」と、またもや余計なことをしてくれた。それで、EXEファイルを圧縮してもらい、それをまた送ってもらった。

さて、添付された圧縮ファイルを解凍し、ダブルクリック! 「IE7のインストールを開始すれば、削除されてしまったシステムファイルも復活するだろう」と思っていた私に、とんでもないメッセージが…!? 「すでにInternet Expolorer 7がインストールされています。(中略)アンインストールしてください」と…。仕方がないので、一旦IE7を削除した。すると…一昨日までのIE6の設定が復活し、インターネットに問題なくアクセスできるようになっていたのである! あぁ、一旦IE7を削除して、IE6に戻し、それから再びアプリをダウンロードし直して、インストールすればよかったのね…と、なが〜いため息をついた。そう、“IEFRAME.DLL” を必要とするのはIE7だけなのだ。IE6に戻せば問題解決したのであった。悔しいので、再びIE7をインストールした後、システムファイル関連を別のフォルダにコピーしておいた。これで、アンチウイルスソフトが勘違いして削除しても、そこからコピーを突っ込めば動くだろう。

早寝するつもりが、気が付くと2時過ぎ…。

今日は、日本大学松戸歯学部と法学部大宮キャンパスの掛け持ち日。早朝、携帯電話に「京浜東北線は信号故障のため、上下線で運転を見合わせています」「京浜東北線は、大宮〜蒲田間で折り返し運転しており…」などというメールが届いた。それで、東神奈川駅からではなく京浜急行の神奈川駅から横浜に出て、横須賀線で東京に向かい、山手線で上野を目指すことにした。しかし、振替輸送で京浜急行は超満員! おまけに横浜駅の京急・JR連絡改札は閉鎖されていた。「一旦、改札を出て、それからJRに乗り換えてください!」と駅員のアナウンスが朝の混雑した駅に響く…。警官も数名出動し、混乱を収拾しようとしていた。が、何をトチ狂ったのか、警官に食ってかかるオッサンがいた。それも、男性警官にではなく、女性警官に…。男性警官には何も言えないクセに、女性経験にだったら言えるのか? こういう相手を選んで主張することしかできない悲しいオッサン、私は大嫌いだ! 家でも職場でもうだつが上がらないものだから、こういう場で発散するのだろう。男として…というよりも、人間として最低だ!

京浜東北線を回避して、とりあえず上野に出たが、JRのダイヤは乱れがち。常磐線はキチンと動いていたが、今日はいつもよりもかなり遅い松戸入りとなった。講師室であまり体を休める暇もなく、慌ただしく講義教室へ向かう。「この分だと、大宮への移動も大変になりそうだ」と思ったので、いつもより5分ほど早めに講義を切り上げ、急いで松戸駅へ移動した。今日は常磐線のダイヤに乱れはないようである。上野駅まで順調に出て、高崎線に乗り換えた。大宮駅構内で簡単に(?)昼食をとり、バスで大宮キャンパスへ移動! 道が空いていた上、ほとんど途中で乗降がなかったので、駅から10分で大学に着いてしまった。

3〜4時限目の「社会学」は、相変わらず出席率が良い。特に3時限目は履修制限をかけている “いわく付き” の講義だけに、人数がとても気になる。ただ、大学生活に慣れてきたのか、だれた学生が出始めている。また、この時期になって「今日から社会学の授業を受けてもいいですか?」などと言ってくる学生もまだまだ存在する。今まで出席していた講義がキツそうなので、それで私の講義に逃げてきたのだろうか…。甘えの極みである。が、講義の雰囲気そのものは良い。いつまでこの雰囲気が維持されるのか、楽しみであり、不安でもあり…。

帰途、大宮から横浜までの湘南新宿ライン車内での記憶はほとんどない。帰りに美味しいものでも食べようかと思ったが、それは今井医院の診察料に消えた。「そういえば、昨日のうちに今夜の食材を買っておいたんだっけ!」ということを思い出し、受診後は寄り道しないで家に帰った。

今のところ、IE7は順調に起動しているようである。


5月12日(金)

今朝は起きられなかった。月曜日に乗った5:47横浜発の東海道線に乗って早めに日本大学国際関係学部に入り、印刷をゆっくり行うつもりだった。が、その願いは全身のけだるさで断たれた。尋常ではないだるさだった。それで、7:41横浜発の特急東海号に乗ることにしたが、その時間はまだフトンの中にいた。結局、新幹線での三島入りとなった。

今日は2時限目からの担当のため、10時前に三島に到着する新幹線を利用したが、車内での記憶はほとんどない。目覚まし代わりにセットしておいた携帯電話のアラームが作動して、やっと意識を取り戻したのである。そして、急いで大学へ向かったが、印刷機もコピー機もoccupied状態だった。仕方がないので、2時限目「日本社会(留学生用)」用のプリント30枚だけをコピーさせてもらい、教室へ移動した。今日の講義は実験演習として、「初対面の日本人に対してどんな興味を持つか? 初対面の日本人からどんなことを聞かれると思うか?」というテーマで留学生たちに考えてもらい、その後でディスカッションしてもらった。我々が気が付かないようなことにまで興味の網を張っている留学生たちの感覚に感心する。

昼食後も、やはり印刷機もコピー機も混んでいた。かろうじて印刷機が空いたので、3時限目用の講義プリントを印刷し、コピーは国際研究室のものを使わせてもらった。そして、その慌ただしさを引きずったまま3時限目「日本の社会」は始まった。私のリズムを整えるため、最初に小テストを実施。その間に講義用のリズムに戻しておいたので、問題なく講義は進行した(ハズである)。今日のテーマは「ハラ(腹)」。日本人の意識や命の原点としての「ハラ」について、慣用句を用いつつ語った。

その後、再び休む暇もなく4時限目「社会学」へ突入。が、ここで愕然とする。教室に入って板書を始めたのに、止まぬ雑談…。平然とした遅刻…。極めつけは、遅刻してきたクセに教室のコンセントを無断で使って携帯電話の充電を始めた輩…。この時は私も注意せざるを得ないと判断し、「大学の電気を無断で使うな!」と怒鳴る。そして、10分ほどの説教…。何だか、虚しさしか残らない講義となってしまった。

法学部へ移動するために、いつものように急ぎ足で三島駅へ向かった私は、ここでも愕然とする。いつも自由席車両の13号車に乗るのだが、そこに人の姿がない! 「やった! 一番乗りだ!」と喜んだのも束の間。「本日は、自由席車両に一部変更がございます。後よりは1号車から7号車、前方は本日に限り15号車のみが自由席車両となり、13号車と14号車は指定席車両となっております」というアナウンスが…。それで誰もいなかったのか…。急いでホーム後方へ移動するが、人の列が…。仕方なく、人の少ない一番後ろまで移動した。1号車に乗り込んだ私…ギリギリ座ることが出来た。

それからしばし、意識不明。車内販売の声で目が覚め、コカコーラを買う。それを1口飲んで、再び意識不明…。品川手前で目が覚め、コカコーラを東京駅までゆっくり時間をかけて飲み干した。

東京駅から水道橋までは順調に移動できたので、法学部にはいつもより若干早い17:45に入ることが出来た。そして講義前までリラックス…。今日の仕事中、一番リラックス出来た時間帯かも知れない。そして18時からの今週最後の講義に突入。週の最後だけに、虚しさや妙な “しこり” を残したくないという思いが強く、出来るだけ余計な話をしないよう心掛けたのだが、なぜか予定より遅めのペース。結局、語るべき内容は全て語ったが、予定していた例示は8割程度しか出せなかった。まぁ、それでもマジメな学生たちには私のメッセージは伝わっただろう。

講義後、十数年ぶりに経済学部の裏手にある「まんてん」というカレー屋に入った。なぜか急に、ここのカレーが食べたくなったのである。大学院生時分に入った時、その安さと量に驚かされたものである。そして…相変わらずの店内に味に量に満足して帰途に就いたのであった。家に向かう京浜東北線車内で、「サザンメンバー逮捕」と書かれた記事を見つけた。ふと、「ドリカムメンバー逮捕」というかつての記事を思い出した。どうして、同じような罪状で元メンバーは逮捕されるのだろう? もともと逮捕されることがわかっていたから脱退させられたのか?


5月13日(土)

昨日までの疲れがちゃんと抜けなかったのか、今日も寝坊…。仕事はないのだが、研究会が…。今日は中野区上高田で「死を通して生を考える研究会」が開催され、久々に出席することになっていた。さらに、研究会後には静岡の「同行者」宅へ行くことになっていたので、スーツケースを持っての移動だった。しかし、相変わらず天候が悪く、雨は容赦なく降ってくる…。雨さえ降らなければスーツケースを持って研究会に行くことも出来たろうが、研究会の会場へは駅から10分ほど歩かなくてはならないため、どこかでコインロッカーに荷物を預けることにした。昨日までの計画では、東京駅構内のコインロッカーに預けるつもりだったのだが、冒頭で述べたように寝坊してしまったため、横浜から東京を通らずに湘南新宿ラインに乗って新宿に出て、そこで空いているコインロッカーを探したのだが…。新宿駅のコインロッカーを使用できたためしがない。今日も同じ。仕方がないので、荷物を高田馬場まで持って行き、そこで改めてコインロッカーを探した。西武新宿線改札前に、1つだけ空いているロッカーを見つけ、一安心! そのまま地下鉄東西線で落合まで出た。

この研究会では、言いたいことを言いたいだけ言い合えるという雰囲気があり、ホンネの話し合いが出来る。よって、討論が熱くなると、時間があっという間に過ぎてゆく…。だが、だいたい定時に終了するのである。

研究会後、高田馬場で荷物を引き取り、山手線で新宿に出て、中央線で東京へ。往きに新幹線の指定席券を購入していたので、慌てることなく新幹線ホームへ移動する。そして、18:06発のひかり423号に乗り込んだ。車内で「同行者」にメールすると、静岡は強雨だという。東京よりも雨脚が強いらしい…。荷物もあるし、どうしようか…と思案していたが、静岡駅で「同行者」のお母様が車で私をピックアップしてくださることになった。

実は、「同行者」宅のパソコンが不調だというので、私が登場した次第である。私がまだノートパソコンを所有していなかった時や、うちのパソコンが不具合を起こした時、よく「同行者」宅のパソコンのお世話になった。そのパソコンへの恩返しのため、私がメンテをすることになった。しかし、OSがWindows98のため、私のパソコンに入っているシステムをそのまま使うことは出来ない…。だが、私もかつては98ユーザーだったので、不具合の原因を何とか推理(?)し、DirectXの入れ替えをしてみたところ、問題なく動いてくれたのでホッとする。面目を保てたようである。

さて、来週の講義の準備をしなくては…。


5月14日(日)

母の日である。あらかじめ私は、カーネーションの注文をしておいたので、今日になって慌てることもなく…。最近は、配達の予約受付をしてくれるようなシステムが充実しているので、有り難いような、ちょっと物足りないような…。以前はよく、花屋さんに行って、予算と好みとボリューム(?)でカーネーションをブーケにしてもらったものだが、最近は消費者のニーズに最大に答えられるよう、あらかじめ幾多のパターンが用意されているので、選ぶのは楽だが、これもちょっと物足りないような…。

そして、私は静岡でこのサイトの更新をしている。昨日、静岡入りして、そのまま宿泊させていただいたのだが、明日が三島勤務ということで、「だったら、横浜に帰るよりも、このまま静岡から三島入りしたほうが…」ということになった次第。大変ありがたい話である。

しばらく髪の毛をほったらかしにしていたので、カットだけ10分程度でしてくれるという店に入ってみた。が、インスタントなカットにはそれなりのリスクもあったようで、あとあと自分で手直ししたり、「同行者」に出っ張った髪の毛をカットしてもらうハメに…。明日の朝、髪の毛が爆発していなければよいのだが…。


5月15日(月)

静岡の「同行者」宅から日本大学国際関係学部へ出講…。天気が良かったので、荷物の多い私には好都合であった。が、少々早めに静岡駅に到着したので、朝食をとりつつ、適当な東海道線に乗り込んだ。車内でちょっと仮眠していたところを、どうやら門下生に見られていたらしい。ちょっと恥ずかしい想いを残しつつ、三島で下車した。

今日のエクステンション講座でパソコンを使用しようと思ったのだが、プレゼンテーション用の資料を作成していなかったことに気付き、急いでパソコンを起ち上げ、パワーポイントを起動させたが、教室にパソコンを接続する端子がないことやプロジェクターのないことを思い出し、断念した。結局、そこで入力しようと思っていた内容は、完全にカットすることにした。

13時、いよいよ講義開始である。「国際社会学入門」は、相変わらず教室の雰囲気に落ち着きを感じられず、大学教員になって以来初とも思える苛立ちを覚えた。その気分を引きずることなく講義に突入はしたものの、講義の後で4年生たちから「今年の1年生は、自分たちが注意しても態度を改めようとしない」というクレームを受けた。

休む暇もなく4時限目「日本の社会」へ。まず、小テストを実施。日本のミュージシャンやアイドルを中国語(台湾語)で表記したものを12問。「モーニング娘。」の「。」が抜けていたり、「Kinki Kids」を「キンキキッズ」と表記するものが多数。「正確に記入していないものは×にしてください!」とアナウンスしたので、平均点は下がったものと思われる。そして、以心伝心について解説をした。

その後も、休む暇がないまま、1杯だけお茶を飲んで5時限目「社会学」へ突入。人間関係の諸相と構造について解説するのも3時間目。今日でだいたいこのテーマを結ぶことにした。具体的に地位−役割の関係性について語った。

次のエクステンション講座まで、空き時間40分…。やっと少し休める…と思い、情報処理室でパソコンを1台借りて、ウェブとメールのチェックをする。今日、一緒の時間帯でエクステンション講座を担当される李先生も情報処理室に入ってこられた。考えることは同じのようである。が、徐々に講座の開始時刻が迫ってきたので、適当なところで作業を切り上げ、講師室にある出欠調査用のファイルを受け取り、教室へ向かおうとしたのだが…。李先生のファイルが置きっぱなし…。情報処理室に戻ると、まだコンピュータ前にいらっしゃる李先生を見つけた。そして、「イ ソンセンニム、シガニ ワッスムニダ!」(李先生、時間が来ました!)とお伝えし、私は先に教室に向かった。講座後、「さっきは助かった! 韓国でもコンピュータに向かっていたら時間を忘れてしまい、講義が始まって30分くらい経ってから学生が迎えに来たことがあったよ」と、パソコンと時間にまつわるお話を聞かせていただいた。

さて、今日のエクステンション講座は、1名の欠席こそあったが、前回よりも私も多少は教室のノリを掴むことが出来たように自負している。しかし、あっという間に90分は過ぎてしまう。結局、5分ほど時間を延長してしまったが、まだまだ私の本調子を受講生にお見せできていないのが歯がゆい。今日はストレスに関して、「積極的緊張」「消極的緊張」の話をした。その前提として(あるいは今後のキーワードの1つとして)Communis(共通の、同一の)の話もした。予定していた内容はすべて語れたので、まずはホッとする。

今夜も、李先生と東海道線で一緒に帰途についた。様々な(私の研究にとっても有益な)お話を聞かせていただき、嬉しい限りである。

さてさて、明日は大宮と水道橋の掛け持ち出講日。週はまだ始まったばかり…。ここでへこたれていてはいけない!


5月16日(火)

昨夜、寝る前にまじまじとカレンダーを見て、「あっ、第3火曜日は古紙回収日だった!」ということに気づき、急いで古新聞や古雑誌などをまとめた。先月、回収日を間違えて出しそびれたので、今回は何としても回収してもらわなくては…。それで、就寝時間が大幅に遅くなった。

そのためかどうかわからないが、今朝はなかなかフトンから出ることができなかった。いつもの火曜日より、1時間も遅くフトンから這い出て、朝食も取れないままに家を出た。湘南新宿ラインがタイミングよくつかまったので、とりあえずホッとする。

大宮に着くと、雨が降っていた。どうも、火曜日は天気が良くない。しかし、それは誰に文句を言っても始まらないことなので、黙って自然の力に屈することにした。そして、日本大学法学部大宮キャンパスに到着して、用意したはずのプリントの原稿がバッグに入っていないことに気付いた。が、慌てることはなかった。パソコンに保存してある講義用のデータは、USBフラッシュメモリにすべてコピーしてあるので、そこから必要なものを教員室のパソコンで拾い出し、プリントアウトするだけの話である。が、大学到着が遅かったため、印刷は間に合っても裁断が間に合わず(今日の配布物はサイズが小さいため、半分に裁断して配るつもりだった)、職員の方にお願いし、あとで教室に持ってきていただくことにした。

3時限目…とはいえ、私にとっては本日最初の講義である。ウォーミングアップもせずに教室入りしたような形であったが、学生がずいぶん騒がしかったので、彼らへの簡単な注意をウォーミングアップの代わりとして講義に入った。予定した内容は全て語り尽くしたが、時間配分がうまくいかず、講義終了のチャイムを教室で聴くことになってしまった。今日は掛け持ち日なので、なるべく早めに講義をまとめようと思っていたのだが…。

「このままだと、大変なことになるなぁ…」と思っていたところ、私を呼ぶ声が…。以前からよくお話しさせていただいている先生が、「先生、この後はどうなさるんですか?」と聞いてこられた。「三崎町へ移動するため、大宮駅へ急ぎますが…」と答えると、「実は、こちらの先生がタクシーで大宮駅へ戻られるので、よろしければご一緒に…」という、何ともラッキーな展開になった。それで、便乗させていただくことになったのだが、バスだと日大前を出発するのに3〜5分くらいかかってしまい、途中の乗降もあり、駅までヘタすると20分では着かないこともある。だが、今日はタクシーである。7〜8分で大宮駅に到着。予定していた高崎線に乗り込むことができた。

そして、予定通り通信教育部に到着。今日はプリントを配布することもないので、しばし体を休めておくことにした。そのリラックスが功を奏したか、5時限目の講義は(自分なりに)のびのびとこなせたような気がした。あのタクシー便乗がなかったら、こうはいかなかっただろう。

朝はアタフタしたが、1日を終えてみれば、何とも “有り難い気持ち” と “伸びやかな気持ち” で満たされた日を過ごした私であった。


5月17日(水)

先日、駐日大韓民国大使館韓国文化院韓国観光公社が主催となって15日から開催されている「KOREA WEEK 2006 in 神奈川」で上映される『ラストプレゼント』の招待券を入手した。昼の部2枚、夜の部2枚が送られてきたのである。私が昼と夜の2上映とも観たとしても、あと2枚チケットが余ってしまう。それで、私の主催するメーリングリストで希望者を募ってみたのだが、平日ということもあり、「観に行きたいけど、時間が…」という返事が多く、結局は門下生のAleciaさんだけが参加できるということになった。それで、私も同じ映画を2度観ても…ということで、昼の会に一緒に参加することにした。

Aleciaさんは横浜にあまり来たことがないので、横浜観光をしたいと言っていた。膝の治療中であるということも聞いた。そこで、私が案内を買って出た。映画の前後に会場付近の観光案内をすることにしたのだが、そのためにはできるだけ早く横浜入りしてもらわなくては…ということになり、関内に10:27に到着する京浜東北線に乗り込んでもらった。私が10:19にその京浜東北線に乗り込み、そこで合流。なるべく膝に負担をかけないような道を選んだつもりだったが、歩く距離(時間)が長くなれば、それだけ負担もかかる…。結構歩かせてしまったように思う。明日以降、何事もなければ良いのだが…。とりあえず、午前中は中華街を案内し、華都飯店で昼食。久々の入店だが、いつものように暖かく店に迎え入れられた。食後、タクシーを拾って会場を目指した。イベント会場は神奈川県立青少年センター。どの駅からもかなり歩く上、雨が降ってきたので、こういう時はタクシーで…。しかし、私が運転手さんに「県立図書館までお願いします」と言ったのが誤算となった。神奈川県立青少年センターと県立図書館は、同じ敷地内にある。青少年センターという施設名がなかなか長くて、かつて別の門下生がタクシーで “別のセンター” に連れて行かれた過去があり、それで確実に県立図書館をコールしたが…。タクシーが、私の頭の中で思い描いていたルートから外れた道を走行し始めた時、運転手さんが途中で妙なことを言い出した。野毛を過ぎたあたりで、「あの…ここを左でしたっけ?」と言う。左? このルートでは、すべて角は右折のハズだ! そう思った私が、「いえ、右ですよ!」と軌道修正。が、「え〜と、ここを通り過ぎていいんですね?」と運転手さん…。これで私は全てを悟った。この運転手さん、“県立” 図書館と “市立” 図書館を勘違いし、途中でルートをわざわざ変えてくれたのであった。それで、「そこにあるのは市立図書館ですよ! このまま御所山方面に抜けて、戸部1丁目のバス停を右に入ってください!」と指示する。結果的には無事に着いたのだが、運転手さんの慌てたこと慌てたこと! それで、「あっ、ここでメーター、切りますね!」と料金的には通常ルートを走行したのとほぼ同額となったが、何だか申し訳ないことをしてしまったと思う次第である。

さて、会場には映画上映開始時間(14時)の45分前に到着。すでに会場内には多数のオバサマ方の姿があった。上映開始5分前に韓国観光公社の職員の方が挨拶を始めたが、その時の客席は、90%以上 “オバサマ” で占められていた。残りは若い(?)女性と、ほんの一握りの男性の姿…。これが「日本の韓流」の真の姿である。そして、韓国で『ラストプレゼント』が上映された時とは全く違った客層…。15日から3日連続で来ているご婦人も多い。韓国ではこの状況をどのように理解するだろうか?

映画上映中、「私は、こんなに涙腺が緩かったかな?」というくらい、要所要所で泣けた。泣いた! すれ違いの夫婦のようでいて、実は心の中でお互いを理解していた二人…。そして…。あぁ、このページを更新していても、思い出して泣ける! 数年前、この映画のDVDが発売された時、日本では堂本剛と菅野美穂が主演でこの映画のリメイク版が放映されて、「韓国でヒットしたものを日本でやっても…!?」という気分が強まって本編への興味が失せ、結局何のアクションも起こさなかったが、やっぱりDVDは買おうかな?…と思った。

上映終了後、徒歩でみなとみらい地区へ行き、「あまり人が集まらないような名所が見たい!」というリクエストに応えた。雨は降ったり止んだり…。それで、あまり外にはいないほうが良いだろうと判断し、早めに横浜まで戻った。横浜では、名古屋出身のAleciaさんに名古屋料理の店を紹介した。本場の味を知る者を名古屋料理店に案内するのは、ちょっとドキドキするものである。そして、食事をしながら「名古屋料理にまつわる誤解」などを教えてもらった。私自身、明日の講義の準備もあるし、Aleciaさんの膝の調子のこともあるし…で、早めのお開きとした。

帰宅してすぐ、ヒューマンウェルフェア広島専門学校から電話があった。8月に広島で行うスクーリングの打ち合わせであった。この学校は、今年になって学校長をはじめ、私の窓口となっていた部署の職員が退職しているため、改めて内容の打ち合わせが必要となるようである。昨年のスクーリング時は、広島の快晴がウソのように関東地方は台風で荒天…。帰れるのかどうか心配になったことがある。JALは東京行き全便を欠航とし、私が乗る全日空はウェザーウェイティングながらも欠航にはせず。結果、ルート変更によって多少強行ながらも羽田に無事到着してくれた…という想い出がある。今年はどうなるのだろう? 8月の台風は不可避…。あとは日程と運に任せるしかない!

それにしても…、今日の横浜中心街には修学旅行の中学生が多かった。みなとみらい地区で会った中学生で、「おいっ、さっきランドマークタワーなんてあったっけ?」などと豪快な発言をしてくれた男の子とがいた。私は心の中で、「うん、さっき出来たばかりだよ!」と返答してあげた。ちなみに、ランドマークタワーは1993年の完成。その中学生が生まれた頃には、すでにこの世に存在したのである。

さて、明日から今週後半の講義である。もうちょっと頑張らないと…。


5月18日(木)

天気が悪い…。なぜか天気の悪い日が続く…。太陽が恋しい…。しかし、今日も昼過ぎまでは雨だった。天気が悪いと気分もドヨ〜ンとしてしまい、なかなかフトンから出られない…。

雨が降ると、なぜか電車が混んでいるように思える。本当に混んでいるのかも知れないが、雨と相関関係があるのかどうかは不明である。ただ、道が混むのは天気のせいだろう。松戸で常磐線を降り、バス乗り場へ行こうとするが、雨のせいかバスがあまり見当たらない。遅刻してはシャレにならないと思い、タクシーに乗ることにした。8時半過ぎになると、タクシー乗り場には日本大学松戸歯学部の教職員や学生が列を作っているので、相乗りで大学へ向かうことができる。それで、だいたい300円程度で済んでしまう。

1時限目の講義では、問題行動に関する話の本論に入った。が、私だけ話に入り込みすぎてしまい、講義を早めに終わらせることもなく、90分キチンと語り続けてしまった。

講師室でお茶を1杯いただき、少し休んでからバスで松戸駅に戻った。今日は朝食をとらなかったので、常磐線がダイヤ通り運行されていることを確認し、駅構内でカレーライスを食してから大宮へ移動することにした。

大宮に着いた頃、若干ではあるが雨の勢いが弱まっていた。傘をささずにバス乗り場へ移動すると、すでにバスは待機中…。急いで乗り込み、法学部大宮キャンパスへ向かう。

3時限目、マイクが不安定になり、大きな雑音がするため、「今日はマイク無しで講義します」と宣言し、200名ほどの学生相手に生声の講義をした。それでいつもより体力を使った上、4時限目にはふんぞり返って講義を聴いている(いや、聴いていなかったのだろう)学生に対して声を荒げて注意した! 法学部で今年、初めて怒鳴った。初めてのことで、マジメに受講していた学生たちはエラくビックリしたようであった。申し訳ないと思いつつ、その不埒な学生に対する注意は続いた。この時点でマイクは生き返っていたのだが、電源を切って、生声で注意したので、迫力はあったものと思う。しかし、気分の良いものではない。今年は、学生の態度が悪すぎる。どういうわけだろう? とにかく、例年になく態度の悪い学生が多いのである。「どこの学部で…」ということはなく、全体的な傾向である。嘆かわしいことである。

すっかり疲れ切った私は、いつものように17時に大学前を始発とするバスを待ち、確実に座って大宮駅まで戻ることにした。そして、大宮駅構内でおにぎりを食し、「さて、どうやって家路につこうかな?」と考えた。いつもは湘南新宿ラインを利用して横浜に出るのだが、今日は京浜東北線で東神奈川に戻ることにした。が、これが大誤算…。東神奈川までの1時間半もかかる上、腰や背中に痛みが…。さらに、重たいバッグを膝に載せているので、足の感覚がなくなってきた…。だが、乗り換えるほどの体力も残っていなかったため、痛みと闘いながらの乗車となった。

これでは、明日も思いやられる…。よって、明日は在来線ではなく特急で三島入り! 三島から水道橋への移動もあるし…。


5月19日(金)

腰と背中が痛い…。しかし、講義に穴を空けるワケにはいかない…。でも、やっぱり痛い…。なかなか起きることが出来ない…ということで、昨日のうちに買っておいた特急券を乗変することにして、新幹線で三島入りすることにした。それで、寝られるだけ寝ておくことにした。

今日の天気は、またもやハッキリしない感じで、いつ雨が降ってもおかしくなかった。また、雨が降らなくてもおかしくなかった。だが、結論から言えば、昼過ぎに雨が降った。そんな時に限って、傘を持たずに教室移動していた私…。昨年から、日本大学国際関係学部で私が使用する教室は、いずれもキャンパス内を歩いて移動しないと行けない場所にある。これから梅雨の季節。それを考えると…。

2時限目「日本社会(留学生用)」は、今日から本格的に講義形式に入った。が、留学生たちのコメントが面白く、それを聴いていたら予定していた時間を過ぎていた。おまけに、私のお腹がグ〜ッと鳴り出して…。急いで軌道修正し、何とか今回語るべき内容を語り尽くした。しかし、留学生たちの持っているテキストには、なぜか既に数箇所のアンダーラインが…!?

昼食後、いつもの如く慌ただしく午後の講義の準備に入った。そして3時限目「日本の社会」では、ルース・ベネディクトの分析した「恥の文化」について語った。彼女の学説がすべて正しいワケではないが、しかし「恥の文化」という文化の型については、「う〜ん、なるほど!」と思うところがある。

4時限目「社会学」は、今日だけ教室を変更して実施。人間関係の諸相と構造について講義してきたことの最後として「アイドル工学」を語った。こういう話だと、真剣に聴く学生が増える…。かといって、こんな話ばかりしているワケにもいかないし…と、講義中に困惑する私であった。

いつものように、新幹線で三島から東京に移動し、水道橋へ! いつもより電車の連絡が良く、予定より5分ほど早く法学部に到着した。それで、「時間のある時に身分証明書を更新しよう」と思っていたので、庶務課に出向いて書類を記入する。そして、講義教室のある2号館へ移動。18時になり、今週最後の講義にのぞんだ。

講義を終えた時、腰と背中のことを思い出した。講義中は講義に集中しているため、痛みを感じずにいたが、新幹線の中では痛みと闘い続けていた。そして帰途、東京駅構内でカレーを食している最中、どっかのオジサンがカバンを不用意に振り回しながら入店してきて、そのカバンが私の背骨を直撃したため、イヤな汗をかいた。カレーは残さず食べられたし、おいしかったのだが、東海道線で横浜まで移動する間ずっと、増してくる痛みとも闘わなくならなくなったのは言うまでもない! クソッ! あのオヤジめ!

横浜に到着した時、雨がザーザー降りで、一日の最後に傘をさすことになった。明日あたりは西日本で大雨になるとか…。そして、明日は腰と背中の痛みがひいているのだろうか?


5月20日(土)

数日前から、「元ビートルズのポール・マッカートニーが離婚」というニュースをアチコチで見る。彼の公式ホームページを見ると、「メディアを通じて送られてくる報道を信じないように」という本人のコメントが載せられている。離婚するのは間違いないのだろうが、問題は離婚の原因…。しかし、ポール・マッカートニーの多くのファンが思うことは、「リンダ・マッカートニーの代わりは、この世にはいなかったのだ!」ということだろう。ビートルズ末期から他界するまで、リンダ・マッカートニーがポールに与えた影響は計り知れない。ジョン・レノンに対して小野洋子が与えた影響とは全く別の、そしてかけがえのないパワーを与え続けたリンダの代わりは、今の婦人では務まらなかった…という想いが、全世界のポール・マッカートニーのファンによって抱かれたことだろう。私も、そのひとり。ポールの再婚を聞いた時、「えっ?」と思ったものである。その上、コンサートツアーでは、現妻のいる前でリンダへのラヴソングを歌い続けていたポール…。これで、ビートルズのメンバー全員 “離婚経験者” となってしまったわけである。ポールの公式サイトが配信するメールマガジンが、最近届かなくてやきもきしていたのだが、これが理由…ではないと信じている。

ここからは、私の話。背中の痛みは大部分ひいたのだが、腰が…。今日は母校・日本大学藤沢高等学校の同窓会開催日だったが、大事を取って欠席させていただいた。年に一度、楽しみにしていた同窓会…悔しいが、この腰で何時間も立ちっぱなしはツライ。もっとも、私の同期は毎年参加者がいない。私の卒業期と近い先輩後輩も、ほんの一握り…。ほとんど、卒業してから15年以上経った大先輩たちである。それもまた、いろいろな話を聞かせていただけるので楽しみなのだが…。

せっかく同窓会をキャンセルしたのだから…ということで、腰に負担のかからない姿勢で昼頃までフトンの中にいた。ついでに、たまった疲労も解消できれば…と願った。外ではピューピューと強い風…。ただ、強い日差しが照りつけているのが、カーテン越しでも良くわかった。そして、高い気温…。

フトンから出て、しばらくメールのチェック。新聞を読み、インスタントの冷麺を茹でて、朝昼兼用に食す。が、量が足りなかった。「今日は外出しないでおこうかな?」と思ったが、食材関係が底をついているのに気付き、夕方になったら買い物に出ようと決めた。が、テレビではひっきりなしに気象情報が流れ、埼玉や多摩地区では大雨洪水警報が出ていることを知る。そこで、横浜の天気が崩れぬうちに…と、急いで身仕度を調え、予定を変更して近所のコンビニへ向かった。が、これが大誤算だった。あともう5分早く家を出ていれば、雨に濡れずに済んだのだろう。あと10分遅く家を出ていれば、傘を持って出掛けたのだろう。要するに、コンビニからの帰りに、大粒の雨に集中砲火を浴びさせられた私であった。「せっかく温めてもらった弁当を雨に濡らしてはならぬ! 皮革製のバッグを濡らしてはならぬ!」という想いから、体はびしょ濡れ状態に…。帰宅して、何はともあれシャワー! あぁ、悔しい! 何が一番悔しかったかというと、走れなかったことである。腰が悪いので走れないというのは多分に考えられるのだが、もう1つ、数年前ならスイスイと走れたはずの道を継続的に走れなくなっていたのである。息切ればかり…。体力低下のせいか、それとも疲労蓄積のせいか、それとも現在服用中の薬で心拍をコントロールしているせいなのか、どれが主要因なのかわからないが、それが一番悔しかった。

シャワーを浴びた後、まだ心拍が乱れている状態で「せっかくだから…」と買ってきた弁当を食べた。しかし、体がなかなか受け付けてくれない…というか、ハッキリ言えば “気持ち悪くなった” のである。いつもなら5分程度で食べ終わる弁当が、20分経っても残っていた。なぜか、コカコーラの摂取量だけが増える…。その後、夕方になって太陽が再び顔を出していた…。何だったんだろう、あのずぶ濡れは…?

食後(?)、来週の講義進度を確認する。同じ科目名でも、学部によって進度も内容も異なるため、どこで何を語るかを把握しなくてはならない。例えば、国際関係学部の「社会学」と法学部の「社会学」、そして松戸歯学部の「社会学」は、科目名こそ同じである。しかし、国際関係学部は週2回開講のために、極端なまでに進度が速い。松戸歯学部の場合、“医療者としての心得” を基礎として講義しているので(学生に、この点が理解されているのか不明だが…)、講義の順序が異なる上に半期終了。法学部では、週1回で法律・政治・経済などの分野に応用できるように講座内容を考えながら1年間…ということで、語ることが異なるのである。さらに言えば、通信教育部では法律・政治・経済・国文学・英文学・哲学・史学・商業学などを専攻する学生が一堂に会するため、その全ての学生が参考に出来るようなネタを用意しなくてはならない。結構、気を遣いながら講義しているのである。だが、そんなこちらの心意気とは正反対の学生が多く、モチベーションは下がり気味…。

インターネットで注文していた『ラスト・プレゼント』のDVDが入荷された…というメールが届いた。水曜日に涙した韓国映画を、これから何度でも見られる…何度でも泣ける…と思ったのだが、受け取り先に指定したのは、静岡駅ビル内…。いつ、受け取りに行こうか? それにしても、あの映画…2001年の作品で、ちょうど韓国では『チング(友へ)』という映画も上映されていて、ソウルの街角にはその2作品のポスターが貼ってあって…。しかし、韓国語のタイトルは『ラスト・プレゼント』ではなく『贈り物(ソンムル)』だったので、日本でこの映画が紹介された当時、「そんな映画、あったかな?」という状態であった。『冬のソナタ』も同様で、原題は『冬の恋歌』のため、最初はピンと来なかった。「なぜ “恋歌” を “ソナタ” と訳したのですか?」と韓国人学者によく聞かれるのだが、「おそらく、『冬の恋歌』だと演歌チックになってしまうからでは?」と答える私である。ちなみに、『悲しき恋歌』はそのまま韓国語を日本語に訳しただけである。『天国の階段』も同様。

『ラスト・プレゼント』の主演女優はイ・ヨンエ(李英愛)である。『JSA』(この映画で、イ・ビョンホンが日本で注目されることになった)で女性将校役を演じた時から私も注目していた女優さんで、現在では『チャングムの誓い』の…といえばおわかりだろう。キレイで演技がうまく、おまけに修士号取得者…。才色兼備とはイ・ヨンエのような人のことを言うんだろうなぁ…というと大袈裟かも知れないが、そんな感じの女優さんである。

韓国の俳優は、男女問わず大卒が多い。大学院修了者も珍しくない。子役も、こぞって大学進学する。大学を2つ卒業した…なんてことも珍しくない。さすが “学歴社会・韓国!” というところか。

何だか最近、やけに文章が長くなっているような気がする…。


5月21日(日)

昨夜から明け方にかけて、浜崎あゆみ及び財津和夫と “格闘” した。別に、本人たちと会っていたワケではなく、彼らの作詞した作品の分析をしていただけの話である。この分析結果はいずれ、どこかの学部のいずれかの講義内で紹介されるが、ここでは詳細を述べない。まぁ、かつて同様の講義を受けた門下生ならば当てることができると思われるが…。

明け方まで、歌詞を分析し、パソコンに入力し、音楽ファイルを作成し、CDに編集し…と、同時にいくつもの作業をこなしていたので、さすがに目も頭も肩も疲れた。腰が悪いというのに、何をしていたんだろう…?

太陽が昇っていることを確認し、フトンに潜り込んだ私が再び意識を取り戻したのは、すでに午後になってからのこと。「今日は天気が良く、半袖日和です!」と携帯電話に配信される天気予報メールに書かれていたが、すでに目が覚めた時点で外出意欲は喪失していた。

それで、せっかくの日曜日なのに(腰痛ということもあるので)部屋にこもって講義の準備をすることにした。今度はDEENとThe FIELD OF VIEWとの “格闘” である。この分析結果も、いずれどこかで紹介されるだろう。

夜になって、ふと気付いたことがある…。そういえばここ数年、サザエさんとジャンケンして負けたことがない! もちろん、テレビの話である。“あいこ” はあるが、“負け” はないのである! もっとも、ある法則を見抜けば負けないのだが…。それでも “あいこ” になるのは…!? ちなみに今日は、その法則を見る前にジャンケンが始まっていた。適当に出したチョキで引き分けた。無敗記録は更新中! しかし、松井秀喜の連続出場記録が途絶えるように、私の記録もいつか途絶えるのだろう。ただ、こんな記録は途絶えても途絶えなくてもどうでもよいので、松井秀喜と比較すること自体がナンセンスで失礼だ…と思う。

何も書くことがないので、今日はこの辺で…。明日からも講義、頑張るぞ!


5月22日(月)

昨夜は(←という書き出しが、最近多いみたいである)、健康のことも考えて早寝するつもりでいた。久々に日付をまたいで寝られると思った。しかし、寝る前に気付いてしまった! 私が昨日作成した音楽CDの中の1枚が、大学では再生できないフォーマットになっていたことを!? それで、急いでファイル変換→再度CD焼き直し…という作業を行った、これで、どの学部で使用するCDかバレてしまったと思われるが、そんなことはない! 「単一の学部でしか使用しない」とは言ってない! まだまだ希望が持てるぞ、門下生たち!

結局、作業が終わったのは深夜2時半過ぎ。さらに、どういうわけかフォーマットの際に同じファイルが二度読み込まれてしまい、そのうち1つは別のファイルで上書きされてしまったらしい。CDには15曲入っているが、14曲しか収録されていない。ある曲に関しては、二度も再生される…という間抜けなCDが出来上がってしまった。その元ファイルが消失してしまった以上、今夜は諦めて寝るしかない。明日流す曲じゃないし…。明日か明後日、ゆっくり作業することにしよう。しかし、これでCD−Rを1枚、ダメにしてしまったようなものである。

さて、今日の私を一言で表現したなら…「烈火」という感じだろうか。今日は日本大学国際関係学部のみの出講日であり、私の専門性をかなり表に出せる日ではあるが…エクステンション講座は社会人対象なので問題ないとして、学部での3コマ全てに私は怒りを覚えたのであった。「国際社会学入門」「日本の社会」「社会学」のいずれでもDVDかCDを講義内で再生した。しかし、その最中に別の科目のノートを写している学生が、いずれの科目にも存在したのである。講義を視聴覚的に理解できるように…という意図でのDVD・CDの再生だったが、それをよりによって人のノートを借りて書き写す輩…。自分がそういう目に遭わないと、自分がしでかしたことの罪の意識は生じないんだろうなぁ…と思いつつ、私は「烈火」状態となり、そのノートを取り上げた。「こういうことは、授業中にしてはいけないんですよ!」というのは、小学生レベルで教わってきているハズだろうが…。レベルの低い学生のすることには、開いた口がふさがらない状態である。もっとも、キチンと目的意識を持って学びに来ている学生のレベルの高さは、特筆に値するものであるが…。だが、「烈火」状態が支配していた私の脳は、かなり過激な社会学的批判を講義内で繰り返していた。

気分を入れ換えて、18時半からのエクステンション講座にのぞんだ私であったが、懸念していたことが現実のものとなり、少なからず気分が滅入ってきた。9人の登録を以て開講決定となった私の「わかり合えないのはなぜ? 人間関係の温度差」講座も、今日で3回目。しかし、初回に出席してから、前回今回と、2回連続で休んでいる受講者がいる。実は私、初回から「この人、来週から欠席するのでは?」と思っていた。教師としての、長年のカンでもあり、長年で蓄積されたデータからの分析でもあった。その両方が一致してしまったのである。初回は全員出席していたので、全ての受講者に質問を投げかけた。その中で、件の人は何を質問しても答えようとせず、また「いや、私はいいです」というように私の質問を拒んだのである。その態度と表情に関する分析とカンが、「この人、来週から欠席するのでは?」という結論を導き出した。そして、2回連続欠席…。私としては、分析結果もカンもはずれて欲しいのである。何か事情があって、出席したいのにかなわないという状態であって欲しいと願いつつ、毎週休まずに月曜日の夜を私の講義に費やしてくれる8名の受講者へ、精一杯のパワーで対応していた。そして、気が付けば終了時間の20時をとっくに回っていたという状態に…。

いつもの月曜日と同じように、夜の東海道線で横浜に戻った。22:20でラストオーダーとなるカレー屋へ駆け込み、大盛りのカツカレーを食した。「辛口で…」と頼んだのに、なぜか激辛にされてしまった…というオチもあったが、それはそれで美味であった。今日も荷物が多く、腰の痛い一日だったので、給料日前日のささやかな贅沢として、家までタクシーで帰った。660円の、ささやかな贅沢…。


5月23日(火)

今日の私も「烈火」というキーワードがピッタリ! これで、社会人対象の講義以外、今週担当した5コマとも声を荒げて怒鳴るシチュエーション…。あぁ、ヤダヤダ。穏やかでいたいのに、どうして演出(演技指導)が必要な学生が多すぎるのだろう? 昨日の段階でノドの調子は最悪なのに、さらに法学部大宮キャンパスと通信教育部でも大声を出すハメに…。

以前、アンケート用紙に「先生がよく怒鳴るので、恐くて講義に集中できなかった。怒鳴らないでほしい」などと書かれたことがあった。でも、これは間違いだろう。「先生が怒鳴るきっかけを作る学生が多いので、講義に集中できなかった。みんなマジメに受講してほしい」ではないのか? 学生がきっかけを作っているのだから、それを考えてほしいものだ!

ただ、教壇から叱りつけるよりも、当該学生の目の前まで行って注意するほうが、本人に対しても、教室全体に対しても効果があるようで…。でも、そんなこと、やりたくてやっているワケではないのだ! わかってほしいものである。

今日の大宮での講義は、上記のような理由からチャイムが鳴っても終わることが出来ず、予定していたバスに乗ることが出来なかった。それで、仕方なくタクシーを呼んでもらい、1700円支払って大宮駅へ。急いで通信教育部に向かうが、途中でイヤな予感がしたのである。私の予感は、最近また当たるようになってしまった。

話は全く変わるが(←この展開も多いような…)、ちょっと多めに給与が振り込まれ、「これで少しは楽になるかな?」と思う時に限って、予期せぬ出費や請求が来る。いつまで経っても私は、お金の貯まらない星のもとから逃れられないらしい。腹立たしい!

腹立たしいついでに、帰りに乗った東海道線、東京と品川で車両点検を実施したため、かなり遅れて横浜に到着…。次の東海道線は車両トラブルもなく、すぐ後続についているのだが、新橋でも品川でも駅員がシッカリその事実をアナウンスしないものだから、無理やり遅れている(私が乗っている)列車に乗り込もうとする客が多数出て、それが新たな原因となって列車は遅れる有様。結局、東京から横浜まで、50分近くかかってしまった計算になる。民鉄に比べ、JRの駅員の対応や事故時の対応は、客本意とは言えないものがある。

明日はOFF。久々に、腹立たしくない時間を過ごしたい。


5月24日(水)

日頃の疲れを解消するため、いつもより長めの睡眠時間を確保したのに、まったく疲労感が抜けない…。そして…またしても大雨である! 雷雨である! 洪水である! どうしてこんなに今年は天候不順なのだろう? 少なくとも、午前中は晴れていたのに…。

雨がポツポツ降り出してから、吉田整形外科を久々に訪ね、受診した。腰の具合は以前の劣悪状態に戻っていたらしい。先日、「もう使う必要もないだろう…」と思って腰のコルセットを捨ててしまったが、またもや使用することに…。それで、新しいコルセットを買うことになってしまった。こうして、また出費が…。

ついでなので、今月の家賃やら何やらを銀行で振り込んでおいた。

夕方の横浜は、ちょっとだけ雨が上がっていた。その間に急いで帰宅した。何となくツキが回ってきたような気がしたが、部屋に戻ってパソコンを起ち上げると、社会学系某学会の年会費納入案内メールが…。

夜見たテレビ番組「ト○○アの泉」…、この中に「ト○○アの種」というコーナーがあるのだが、同じような企画ばかりで面白みが無くなってきた。ちょっと企画が受けると、悪のりでちょっとバージョンを変えて実験…という子供だまし的企画! 1回だけなら「面白い!」と思える企画も、3回連続で見せられると…。その上、科学的な客観性を無視した実験をして結果を断定するのも如何なものか? 最近は番組冒頭から「ト○○アの種」が始まる。これには閉口…。内容に “やらせ” っぽさが感じられるし…。以前のように、すぐ本論に入れないような事情でもあるのだろうか? おそらく、秀逸な投稿がないのだろう。よって、番組で紹介される “ムダ知識” は、番組で取り上げるレベルとは言えないようなものばかり…。以前も述べたと思うが、「えっ? その程度のネタでも採用されるの?」というようなものばかり(要するに、今さら教えてもらう必要のない周知の事実ばかり)。深夜時代の、タ○リなんて出演していなかった時代の、30分程度の番組だったあの頃のほうが、今より何百倍も何千倍も面白かったなぁ…。フ○テレビのバラエティ番組の大半に言えることだが、関東ローカルの深夜枠時代にヒットした番組をゴールデンに移動するのは良いが、その際に司会者を大物に変えたり、深夜時代に出演していない者をレギュラーに加えたりするのはやめてもらえないか? 深夜時代の苦労を知らず、軌道に乗ったところで司会者や出演者に座るのは、その番組を地道に支えてきた(苦労を知る)元の司会者や出演者に対する愚弄ではないか? スタッフも、それでいいと思っているのか? 視聴率が取れるとでも思っているのか? 中には、番組名はそのまま残したものの、企画を深夜時代とは全く異なるものにしてしまった「ヘ○○ゴン」なんて番組も…。

明日は晴れるらしいが、その天気予報を信じても良いのだろうか?


5月25日(木)

昨夜、頼まれていたレポート40名分の採点をした。が、半数は不合格…。「社会学」のレポートなのに社会学を逸脱したもの(他の科目のレポートならば合格したであろう内容)や、テーマを激しく逸脱したもの、テキストのつまみ食いだけで終わってしまったもの…などなど、再提出してもらったほうが本人のためになると思い、厳しめの採点をした。が、不合格者の中で、どのくらい私の真意を理解してくれるのか、それが不安である。

今日は、久々にカラッと晴れ渡った。だが、腰の具合が…。それで「今日はできるだけ腰に負担のかからないように…」ということで、近郊区間内のみの移動なのに、贅沢にもグリーン車通勤! おかげで、講義は何とか…。「烈火」のキーワードからも(とりあえず)解放されたが、ただ本日最後の講義で “演技” を含めたお小言はあったが…。

今年度前半は、出講シフトをコンパクトにまとめたつもりだった。しかし、よくよく考えてみると、移動キロ数はかつてないほどに増えているのである! 今日を例にしてみると、昨年までの木曜日は1時限目に松戸歯学部、3時限目は通信教育部で、5時限目が法学部三崎町キャンパス…という具合だった。通信教育部と法学部三崎町キャンパスは、移動に1分しかかからない距離である。よって、3時限目と5時限目は、実質的に “同一キャンパス内” という感じであった。が、今年から木曜日の出講シフトが変わった。担当コマ数は変わらないが、1時限目に松戸歯学部で講義した後、再び上野経由で大宮へ行き、法学部大宮キャンパスで3〜4時限目を担当という状態になった。そこから帰途につくとなると…。腰さえおかしくなければ、なんてことのないことなのだが…。

そのため、今日は様々な “お誘い” を断り、寄り道もせずに帰宅した。腰痛との闘い&薬の副作用で現れた睡魔との闘いのため、気の利いたことがかけないまま、今日の更新を終了する次第。


5月26日(金)

腰が痛くてなかなか寝つけず、それで起きるのがツライ…という状態のまま朝を迎えた。在来線特急で三島入りするつもりで切符まで買っておいたのだが、東神奈川駅で新幹線の切符を改めて買った。先週と全く同じことをしている私…。

今日は、国際関係学部で3コマおよび法学部三崎町キャンパスで1コマという、1週間で一番重労働となる日である。週の終わりに大イベント…。何年も連続でこういうシフトになっているのだが、いつまで経っても慣れないものである。

まず、今日最初の講義である2時限目「日本社会(留学生用)」では、日本(人)的な「和」について解説した。「和」という漢字が持つ意味を韓国人留学生と中国人留学生から聞き、日本語の「和」の意味を9つほど(英語をふまえつつ)述べた。その解説の最中、「和合」「和気」「和景」「温和」「平和」「親和」「和睦」などの言葉を黒板に書いた後、「ほかに、みんながよく知っている “和” のつく言葉はあるかな?」と尋ねてみた。そして、返ってきた答えが…

和 民

…って、居酒屋じゃん! 何となく教室内が和気あいあいになってきたような…。

昼休みも慌ただしく過ぎ、3時限目「日本の社会」へ突入した。公私混同を嫌う日本社会のメカニズムについて語るが、どうも学生たちにはこの観念があまりないようで、今ひとつピンと来ていないような感じが見え隠れしていた。それはそれで仕方がないのだが、「ここで学んだのだから、シッカリ理解するように!」という感じで講義を締めくくる。

そしてまた、休む暇もなく4時限目「社会学」へ突入してしまったため、ノドを潤すこともなく、かなり疲弊した状態で声を出した。今日から「問題行動」のメカニズムを考える内容になっているため、「教室内で問題行動を起こす学生が出ませんように!」と心で念じつつ講義を続けた。結果、念は天に届いたらしく、無事に講義が終了した。

講義後は新幹線での移動となるが、今日は腰のことを考えて指定席を取っておいたので、急いで駅に向かう必要もなく、その点では楽が出来たと思う。しかし、到着した新幹線に乗り込んだ私が見たものは…!? 私の席を不法占拠し、だらしなく眠り続ける疲れたオジサンの姿であった。起こさないで空いている席に座ろうかと思ったが、その寝姿があまりにも腹立たしかったので、起こすことにした。このオジサン、本当に迷惑な人物で、東京に到着するまでの間、何度も何度も勢いよく座り直しをするため、腰にビリビリと電気が走るような感覚が何度も何度も走った。さらに、手を当てることもなく発せられた大きなクシャミ。「生けるストレッサーだな!」と思いつつ、早く東京に到着して欲しいと願った。

法学部には、講義開始の10分前に到着した。出来たばかりの身分証明書を受け取り、講義教室のある2号館へ移動する。今日の講義は、私の専門中の専門とも言うべき重要な内容…。それで、学生たちの注意を惹きつけるために、100名以上いる教室にマイクを持たずに入り、生声で90分を語りきった。マイクがあってもなくても、私の声が大きいので、問題は全くないのだが…。講義後、教員控室にいたら、「あの先生の講義、長すぎるよ! 長い! 長い!」と言いながら歩いてゆく女子学生の声が聞こえた。私のことだろうか? だとしたら、非常に悲しいことである。時間をフルに使い切るということは、それだけ熱心に講義をしていることなのだが、それを迷惑がられては…。本当にお前ら、何しに大学に来たの?…である。

さて、またもや週末の天気は崩れるらしい。2ヶ月以上もこんな状態が続いている。その上、梅雨入り間近…。今年は水不足にはならないだろうが、気持ちが晴れない1年になるかも知れない。


5月27日(土)

OFF日になると、どうして体調がおかしくなるのだろう? 朝、目が覚めると群発性頭痛の再発…。昼過ぎに、あまりの苦しさに寝ていることさえ出来なくなり、無理して食事をして薬を飲む。そして、今井医院で受診…。ドクター今井が開口一番「顔がむくんでいる…」と。あとで気付いたのだが、両目の形がいびつになっていた。腫れぼったい目になっていたのである。それで、顔の雰囲気も変わっていたようで…。

そうとも知らず、受診後に横浜に出て、様々なリフレクソロジーを展開しているRAJAで施術を受けた私…。肩&背中、頭&首のコースをそれぞれ15分ずつ、計30分の施術であったが、途中で血行が良くなったために汗が噴き出してきたり、体温の急上昇で咳が止まらなくなったりして、お店には迷惑をかけてしまったような感じであった。初入店で迷惑をかけるなんて…と思いつつ、また来ようと思った。しかし、お店を出る際に「肩が、だいぶ固かったです。疲れがたまっていませんか?」と言われるあたり、どうも私は日頃から無理をしているようである。自覚はなく、人から言われて気付くあたり、すでに末期症状か?

パスケースを開けて、愕然とした…。横浜〜三島間の乗車券の期限が昨日で切れていたのである!? 特急券は2日間有効だが、乗車券は100km以内の場合は有効期間が1日だったことを忘れていた…。特急券と同時に購入したので、私らしからぬ(?)勘違いをしてしまったのである。たかが1620円、されど1620円…。

天気も崩れていて、それが体調不良の原因の一端かも知れない。気圧の関係かも…? やれやれ…。


5月28日(日)

昨日、「OFF日になると体調がおかしくなる」と述べたが、実はそうではなくて「OFF日になると、本来あるべき自分の体調になる」のではないか…ということに気付いた。医師たちからも「よく倒れないでいられるね?」というようなことを言われる。講義があると、その刺激のほうが強くなり、妙な「根性」が表に出て、本当の体調を忘れさせてしまうのかも知れない。だから、緊張の糸がプツリと切れるOFF日になると…。

強引な連結では…?今日の私とは関係がないのだが、先日JRのとある駅で見た列車の連結が、「強引だなぁ…」と思えるものだったので、思わずデジカメを取り出して1枚撮影した。その強引な連結をしていたのは高崎線だった。ダイヤ改正で東海道線や横須賀線以外にも首都圏でグリーン車が連結されているのだが、まだまだ編成の都合があるのか、無理やりグリーン車を連結したような(本来ならグリーン車を連結する仕様ではないところに)強引な連結…。グリーン車を連結すれば、それでいいのか? 運行上の支障はないのだろうが、見た目が…。写真では伝わりにくいと思うが、とにかく凄い連結だったのである。ちなみに、グリーン車は2両連結されるのだが、前方のみならず後方も強引な連結…。某国(ハングルを使用する国)でも同様の強引な連結をした列車を見たことがあるのだが、それはそれでお国柄の表れのような気がした。

それはさておき、今日も肩や頭に軽く痛みが残っていたものの、昨日のような苦しみはなかったので、午後に例の「同行者」と会って一緒に食事をしたり…という感じで、いわゆる日曜日的な過ごし方をした。が、明日以降の講義の準備もしなくてはならず、気が休まる暇がない。ほかにもやることはあるのだが…。


5月29日(月)

情けないことに、予定していた時間に起きることが出来ず、在来線特急に乗って三島入りすることもかなわず、新幹線で三島入りした。遅刻はせず、“かなり” 余裕を持っての国際関係学部到着となったのだが、何となく虚しさと情けなさが…。

大学に入ったのだから…と気持ちを切り替え、講義の準備に取りかかった。今日は3時限目「国際社会学入門」で日本アニメの韓国版などの比較検討を行うため、DVDやCDを再生しながら参照する資料を大量に作成する必要があった。それで、経費節減と見やすさを兼ねて、見開き式ハンドアウトを作成することにした。両面印刷で、さらに1冊のリーフレット調! 一石二鳥ではあるが、作成にエラく時間がかかってしまった。それでも、今日の講義は好評だったようなので、苦労は報われたような気がした。

4時限目「日本の社会」の際、私のボケボケぶりが復活してしまった。教室に入って講義の解説を始めた時、今日の講義で再生する予定だったDVDを持ってきていないことに気付いたのである。それで、学生に簡単な作業を課し、DVDを取りに戻った。そして、数分後、「とっとこハム太郎」のDVDを片手に教室に戻った私…。「とっとこハム太郎」のアニメは、実は日本(人)的な「和」の要素をキチンとふまえられた秀逸な作品であり、それで毎年「日本の社会」では紹介しているのである。昨年までは「ふんっ! 子供だましな…」と居眠りを決め込んだ学生が必ず出たのだが、今年はどうも全員一生懸命にハム太郎の鑑賞をしてくれたようである。ホッとする。

5時限目「社会学」は、相変わらずの展開…。休む暇もなく教室移動しているので、体力的には相当キツイ! それでも、社会学者としてはシッカリ講義しなければならないのである。受講者数が多いので何度も圧倒されそうになるが、そこは気力で跳ね返す! しかし、何かを語り忘れてしまったような…。それが何だったのか、今もまだ思い出せない。

18時半からの「エクステンション講座」の前に、今日は夕飯をとった。昨日のうちに買っておいた菓子パンなのだが、お腹に何かを入れてから講義にのぞむのとそうでないのとでは、力のみなぎり方が結構違うようである。そして、例の受講者は、今日も来なかった…。今日は「人間関係を親密にする方法」について語る日なのに…。まぁ、これもまた人生…。

そんなこんなで、ボケボケした私のボケボケした1日が終わってしまった。明日は大丈夫だろうか? 一抹の不安が…。


5月30日(火)

明日は講義が入っていないので、今日が5月最後の出講日となる。この2ヶ月で、私はどれだけ建設的なことをしたのだろう? 想い出しても浮かぶことが見当たらない…。休講こそしていないが、体調がどうのこうの…と、相変わらずの不調ぶりである。今年もまた、昨年までと同じような1年になるのかもしれない…と思うと、かなり不安である。

そんな不安を払拭するよう、今日は講義に勤しんだ。火曜日は、週の前半で最も(時間的に)厳しい移動がある。そろそろ慣れても良さそうなものだが、大宮から水道橋という近くて遠い距離には、まだまだやられっぱなしである。だが、いつまでもやられているワケにはいかない! 心して今日は講義にのぞんだ!…などと言いながら、実は今朝もなかなか起きられず、予定していた列車には当然乗れず。しかし、遅刻をすることはなく、余裕をもって大宮到着!

3時限目、法学部大宮キャンパスでの「社会学」は、ここでの担当3コマの中で一番履修登録者が多くなってしまった。よって、昨日の国際関係学部「社会学」と同様に何度も圧倒されそうになるのを根性と気力で跳ね返しながらの講義となる。それが体調にとっていけないのだろうか? それとも、この気力で倒れずにいられるのだろうか?

だが、今日の3時限目は “飛ばし気味” の講義となってしまったため、ちょっと早めに講義をまとめ、予定していたバスに乗り込んだ。そのまま、法学部の学生1人と秋葉原まで色々なことを話しながら移動。バスも列車も、座れるようなら図々しくても座る…という感じで、とにかく次の講義への体力チャージを心掛けた。

その甲斐あって(?)、通信教育部ではすっかり講義モード復活状態で、5時限目の講義に何の問題もなかったかのように入る。だが、ここで大変なことが…。今日の講義内容と使用するテキストの記述に、ちょっとした食い違いがあり、軌道修正をかけなくてはならなくなったのである! これは、社会学者であれば「そういう視点もある」的に処理できるのだが、相手は学生…。変に思考回路を惑わさないようにと気を配り、私の講義ノートの内容と、テキストの引用箇所のチェックをして、それから教室へ向かった。これが、講義開始の1分前!? ちなみに、講義内容は「支配の3類型」…マックス・ヴェーバーである! 「社会学」の講義で理論研究風に語るのは、久々なような気がする。他の専門科目だと、それぞれの専門性を表に出して語るので、理論的というよりもむしろ実践的な講義になるので、今日の講義は(自分としては)嬉しかったのだが、聴いている学生にとってはどうだったのだろう? 満足原理が成り立ったのかどうか、少々不安。

大宮キャンパスから通信教育部へ移動する途中で、雷雨に遭った。宇都宮線が東京都内に入ったところで雨は上がり、青空も見えていたが、5時限目を終えた後、都内でも雷の轟音が…!? ここ数年、火曜日の天気は概して良くない。ちゃんと統計を取ったワケではないが…。

本当に、今年の天候は安定しない。そして、私の体調も安定しない…。


5月31日(水)

最近、「ぼやき」を更新した後になって、「あっ、書き忘れたことが…!?」ということに気付くことが多い。実は昨夜も、ささやかな “事件” があったのに、それを書き忘れていた。

昨夜、帰宅直前にコンビニに寄り、ペットボトルのコカコーラを買ったのだが、その時に “事件” は起きた。500mlペットボトルを2本ほど取り出したその時、私を目がけて周辺のペットボトルたちがドドドド〜ッと降ってきたのである! 「横浜では、雷雨の代わりにペットボトルが降るのか?」と心の中でツッコミを入れつつ、巧みにペットボトルの攻撃をかわした。しかし、床に散乱するペットボトル…。店員さんが気が付いて「大丈夫ですか?」と声をかけてくれた。私は物理的には大丈夫だったが、精神的には大丈夫じゃない…要するに「恥ずかしかった」のである。ペットボトルの散乱は、決して私のせいではない! 無理やり(?)冷蔵庫に陳列されていたのが原因だろう。が、最後のきっかけを作ったのは私…ということになるらしい。よく利用するコンビニだけに、逃げ場はなく、ただただ立ち尽くすのみ。

そして今日、5月最後の1日は “寝だめ” で始まった。今年度は「移動キロ数」が過去最大となっているようで、それが2ヶ月で私に強烈なパンチを与えて続けている。ボクシングで言えば、今日で2R終了! すでに、判定0−3で私が負けているような感じである。情けない…。来月(=明日)からも、気を抜かずに頑張らなければ…。

出講日ではない今日は、五月晴れというのか、ものすごく天気が良く、「こんな日に、何の予定もないなんて…」と、悔しい気持ちが募ってきた。しかし、どんなにあがいても、用事を簡単に作ることは出来そうにない。それで、某社会学系学会の年会費を納めに郵便局へ行き(先日納入した金額では、足りなかったのである!)、ちょっと買い物をして、腰のことを考え、寄り道せずに帰宅。あとは講義の準備…。何ともつまらない1日を過ごしてしまったものである。

「つまらない」のついでに…。帰途、東神奈川駅前のかなっくホールを眺めていたら、久々にステージに立ちたくなってきた。7年前まで、毎年1回は必ずライヴをしていたので、書きためていた曲を発表する機会はあった。好評だった曲は毎年演奏していたが、今は音源が残っている作品だけをCDに焼き、欲しいという人に差し上げる程度…。しかし、ステージに立ちたいと言っても、しばらくギターもキーボードも弾いていないし、音源を作って打ち込んだところで、歌うのは私ひとりだからハモれない…。本当は、すべてその場で演奏するような(打ち込みレスな)ライヴがいいのだが、メンバーが揃わないし…。ということで、私の想いは「夢」のままにしておこうと思う。

今月の初日は「群発性頭痛」で、最終日は「何の予定もない」とぼやいて終わる…。「もっと頑張らなきゃ!」と思うのだが…。


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