第1回 携帯電話



先日、携帯電話の機種変更をしました。携帯ショップに入ると、すでに数人待ちの状態で、待合席も埋まっていました。しかし、コギャル風の女子高生(コギャル風の男子高校生がいたら恐ろしいですね!)ふたりが、何も言わずに席をつめてくれて、私に座るよう促してくれました。「ありがとう」と言って着席した私でしたが、何だか、心温まる一瞬でした。

そんな礼儀正しい携帯ユーザーがいる一方で、マナー違反の常習者もいるのが現実です…というよりも、マナー違反していないユーザーを見つけるほうが難しいかもしれません。

東京急行(東急線)では、偶数号車では電源を切り、奇数号車ではマナーモードで使用するには構わないが通話は禁止という措置を取っています(東急車輛が他社に乗り入れた瞬間から、このルールは撤回されます)。鉄道会社がここまで譲歩しているのにもかかわらず、車内で通話は日常茶飯事です。偶数号車でも見受けられます。

「あ〜っ、もしもしぃ…、今ぁ? 電車ん中ぁ。う〜ん? 大丈夫ゥ」などという会話を聞くにつれ、腹が立ってきます。心臓ペースメーカーなどの医療器機をつけられている方がいらっしゃるかも知れないし、だいたい、人間という生き物は、電話でしゃべる時には通常よりも周波数の高い声を出しますから、周りの人に頭痛をもたらすかも知れません。

そこで、私はこんな企画を立ててみました。

自動車を運転する時には、免許証を必要とします。携帯電話も免許制度を採用してはどうなのか…と。自動車の免許と同じように、取得可能年齢制限、教習制度、学科試験、指定教習所以外での受験者は実技試験を課すなど、携帯電話を使用するにも、いろいろと関門を設定するのです。

道路交通法があるように、携帯電話も電波法に基づく電波個人使用法を制定し(小泉さんあたりならば、このくらいのユーモアはわかってくれるかも知れないですね)、18歳以上が教習所に入学でき、まず学科教習として「電波」「端末」の構造・機能、使用方法、関係法規などを徹底して教育され、実技教習も1〜4段階まで。免許証には「PHS限定」なども設けて、3年後の誕生日まで有効。優良ユーザーには5年間有効のゴールド免許を与える…。

携帯端末を使用する際には、免許証の提示を求められる。減点規定も設けておく。使用を断っている場所(コンサートホール、公共の乗り場の中)での使用は減点および切符を切られる、病院での使用は免停…というような、そういう厳しい規定を設けておかなければ、マナー違反常習ユーザーを野放しにしてしまうままです。

何か、私の考えに「こうすれば、もっと良くなる!」という案を加えていただける方、BeWith総合BBSまで、よろしくお願いいたします。

第1回は、こんな具合で失礼いたします。