2017年6月のぼやき
6月4日(日)
いつの間にか(?)5月が終わり、6月になっていた…。
仕事から帰ると、長男と次男の相手をするのが日課。そのため自宅で落ち着いてパソコンに向き合う時間が余り取れず、わずかな時間で仕事の準備や依頼に応えるため、「ぼやき」の更新をする時間と体力が残らず…。
今週も1週間分の「ぼやき」をまとめて更新する…という有様。
5月29日(月)と31日(水)は、国際関係学部の3時限目「日本社会」の担当日。
東海道線のダイヤが信じられなくなりつつあるため、両日とも特急踊り子号で三島入りすることにした。
今週の講義は、「日本(人)的 “共感性”」について。
先週水曜日は竹内まりやの『駅』『シングル・アゲイン』のほか、『フランダースの犬』のオープニングなどを紹介したので、月曜日の講義では『さよならの夏』(手嶌葵の歌唱でおなじみだが、オリジナルは森山涼子)を紹介することにした。その後、「自分(たち)さえ良ければ」的発想の強まる現代日本の問題点を中心に、今までの解説内容を否定してしまうようなニュータイプ(?)の日本(人)の現実に関する話を、画像データなどを交えつつ語る。
水曜日は、60〜90年代に発表された日本のヒット曲を中心に(中には、21世紀のヒット曲も数曲)、“共悲” に関する解説をする。世代の違いから、ほとんどの曲が学生たちにとっては初めて聴く曲となったらしい。そのため、逆に先入観なく新鮮な気持ちでそれらの曲を鑑賞できたのではないか…と思う。
それにしても…、先週水曜日に初めて講義に顔を出した外国人聴講生が、それ以降は全く出席せず。講義開始からすでに15回ほど経過して初出席したことも問題だが、その1回で「聴講生としてキチンと講義を受けた」という実績を作って満足しているとしたら、それこそが大問題である。
ビザのために半ば偽装的に聴講生として登録したのだったら…などと考えてはいけないのだが、過去にも似たようなケースを何度も見てきたため、どうしてもそういう疑心が湧いてくるのである。
5月30日(火)は、静岡英和学院大学へ。最初に、Facebookへの投稿記事から。
今朝、静岡英和学院大学への出講のため駿府ライナー(高速バス)に乗ったのですが、そこでビックリする出来事が…。
瀬名川西バス停で下車した際、私のあとを追いかけるように下車してきた男子大学生…。
「あの…、日大で教えていますよね?」と、声をかけられました。聞くと、この学生は静岡県内の大学に在籍していて、昨年の前期に日本大学国際関係学部の「日本社会」を聴講していたのだとか。
同じバスにたまたま乗り合わせ、同じバス停でたまたま下車した私を発見し、その学生もビックリしたことだと思います。
声をかけてもらって “嬉しい気持ち” がみなぎってきたのと同時に、「今日もパワー全開で講義するぞ!」という気持ちになれました。 |
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仕事前の出来事をFacebookにアップした次第。この日は瀬名川西バス停から40分ほど歩いて静岡英和学院大学入りしたのだが、気分上々で足取りも軽く、あっと言う間に大学到着…という感じがした。
3時限目「現代の国際社会」は、今週も引き続き「代表的国家体制」の解説。今回は「民主主義」と「専制主義(独裁主義)」の比較。国民の権利が認められるか否か、独裁者の身分は同じなのか違うのか、そういう観点からの解説を心がけてみる。そして、「民主主義的に思えているものでも実は専制主義的だったり独裁主義的だったり、専制や独裁が民主主義より優れている場合も多い」といった部分について、日常生活における具体例を挙げながら説明する。
5時限目「国際関係論」は、先週まで「グローバリゼーション」をテーマに解説を進めてきたが、今回の講義冒頭では “毎年恒例” となった「小テスト」を実施する。国歌を10曲聴き、それぞれどの国の国歌であるかを答える…という問題であるが、今年も例年と同様に「日本やアメリカ合衆国の国歌は正答率が高いが、他の国家の正答率は低い」という傾向に落ち着いた。日本のグローバリゼーションがアメリカ寄りであることを、この作業で学生たちに実感してもらえたのではないか…。
本論は、今週と来週で「ナショナリズム」についての解説である。「グローバリゼーション」の特徴を簡単に振り返り、ナショナリズムの概念や特徴(長所と短所)を中心に講義を進める。一見するとナショナリズムは国粋化を維持しやすいが、「文化鎖国主義」に陥るとかえって自文化衰退を招くことを確認する。
帰途も、静岡駅から高速バス。いつもながら帰りに乗る高速バスはほぼ定刻通りに走行されるので、帰宅時間が読めて楽である。この日も東名江田バス停に21:19ジャストに到着。
ただ、家を出る時には長男も次男もまだ眠っていて、帰宅した時は既に就寝…。私は息子たちの姿を見ることが出来るのだが、息子たちは私の姿をみることなく1日を終えている…。これからも、こんなことが多くなるのだろう…。
6月1日(木)は、1時限目に松戸歯学部で、3時限目は法学部で、それぞれ「社会学」を担当。
先週同様に朝から大粒の雨が降り、「昼前まで激しい雨が降る」という天気予報を信じて大きなジャンプ傘を持って家を出たのだが…。傘をさして歩いたのは、自宅から最寄りバス停まで。後は傘をさす機会もなく、松戸歯学部の講義後にウッカリ傘を忘れそうになる有様。
松戸歯学部では先週、「社会学」の講義を木曜日1時限目だけでなく土曜日に補講も担当したため、週に2コマ使って「社会的動物としての人間」の解説をすることが出来た。が、そこでスッパリと解説を打ち切ると印象が薄くなるように思えたため、あえて解説の一部を残しておいた。
そして、今日から解説する「日本人」についての話は2週ずつ連動させるつもりだったため、今日はテンポをおさえるひつようがあった。それで、今回の講義は “先週の段階で残しておいた部分” の解説を40分、そして「日本(人)的 “愛”」の解説を50分…という構成にした。「日本(人)的 “愛”」の解説は、西洋人と日本人の “愛” 比較を中心にする。
松戸歯学部での講義後、法学部への移動のため北松戸に向かうも、常磐線各停は千代田線内でのトラブルの影響でダイヤが乱れ、そのため地下鉄の乗り継ぎもうまくいかず、法学部入りもいつもより遅くなってしまった。しかし、講義の準備は先週のうちにほとんど終了していたため、講義開始にはほとんど支障ない状態であった。
講義は、講義は「社会的動物としての人間」の最終回。今回は「生理的早産」をもとに、人間が独りでは生きてゆけない存在であることを理解し、「社会的動物」であるという事実を改めて考えてみた。
講義後、東神奈川へ向かい、長男と合流。駅前のスーパーでお買い物をし、バスで帰途についた。まだまだ頼りない部分が多い長男ではあるが、小学校も2年生になると少しずつ “出来る部分” が増えてきて、バスで30分以上かかる移動も一人で出来るようになってくる。
ただ、「あれここれも、何でも一人で出来る」という勘違いをして、大胆な行動に出てもらっては困るのだが、そんな考えに至る長男でもないような…。
6月2日(金)は、4〜5時限目に通信教育部の「社会学」を担当。
横浜は「開港記念日」だったので、長男は小学校がお休み。“父親” も “お兄さん” もお出掛けする様子がないので、朝からニッコニコの次男だったが、昼前に私が出掛けたため、「えぇ〜っ!?」という表情に…!?
出がけにダイヤ情報メールが頻繁に届き、東海道線のダイヤが乱れていることを知ったため、鴨居から菊名を回り、東横線・副都心線で新宿三丁目に出て、都営新宿線に乗り継ぐ…という、いつもと同じルートをとって通信教育部入りした。
少し早めに教室に入り、パソコンやAVシステムのセッティングを行い、「社会的動物としての人間」の解説に入る。今回は、「社会(学)とは何か?」という点に重きを置き、社会学の研究対象である「社会」を定義づけ、人間関係(仲間意識)が相対的であることを説明し、今回の講義が次回以降の講義とリンクされていることを伝えて講義を終えた。
そして…、今週も講義後に学生たちからの質問や確認事項の提示。嬉しい限りである。
そしてこの週末は遠出することもなく、それでも家族そろって近所のスーパーやドラッグストアなどへ “お散歩” を兼ねて出掛けてみた。
ベビーカーに乗せられているとは言え、次男もみんなとの外出が嬉しいらしい。土曜日は知り合いと誰とも会うことがなかったが、今日は小学校の同級生の保護者や幼稚園時代の同級生(とその保護者)とバッタリ会い、少しの会話をする。
今日は2時間近くの “お散歩” で、帰宅した時は18時前になっていたが、時計を見なければ何時だかわからないほど日が長くなってきた。日が長くなると、心がウキウキワクワクしてしまう私…。
6月10日(土)
どうしても、1週間まとめての更新になってしまうらしい…。
そして、この1週間もいろいろなことがあって、「ぼやき」ネタもたくさんあったハズなのだが、とりあえず交通機関にまつわる「ぼやき」を…。
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月曜日と水曜日は、国際関係学部へ。このところ三島入りするのに新幹線を利用せず、「往きは特急踊り子号、帰りは普通列車乗り継ぎ」というのが定番化しつつある。どうも、月水の担当が3時限目のみということもあり、新幹線に乗らずとも時間に余裕があるワケで、家をちょっと早めに出れば在来線利用でも何ら問題ないのだが、どういうワケか東海道線の “ダイヤが乱れ” が私を悩ましてくれる…。
月曜日は、予想通り(?)朝の東海道線ダイヤが乱れていた。やむを得ず、特急券を追加購入し、踊り子号で三島へ向かう。帰りはほぼ通常通りの運行で、予定通り横浜に戻ってきた。ところが、水曜日の朝はほぼ定刻通りに東海道線が動いていたので「今日は、通勤で悩まされることはなさそうだなぁ…」などと喜んでいたところ、講義を終えた後にとんでもない事態に…!?
まず、熱海〜小田原間で東海道線で運転を見合わせているというダイヤ情報メールが届き、続いて函南〜三島間での運転見合わせを報せるメールも届いた。要するに、三島から小田原まで東海道線で移動することが出来ない状態だったのである。JR東海管区内の東海道線は、ほとんどの区間で振替輸送に利用できる他社線というものが無い! 以前、大宮で高崎線も宇都宮線も京浜東北線も運転を見合わせていた際、新幹線振替輸送に利用したことがある。JR東日本はそのような措置をとったのだから…とJR東海にも同様の措置を期待したが、「新幹線をご利用の場合、特急券の購入が必要になります」の一点張りだった。
「併走する他社線が無いと、こうも殿様的になるのか!?」と思うと、どうしても素直に新幹線で新横浜に戻るという選択肢を採れなくなる、天邪鬼的な私…。結局、チンタラチンタラと移動することになった。
いつもよりスローペースでの帰途のため、ちょっと “刺激” が欲しくなり、戸塚で東海道線を降り、横須賀線に乗り換えて東戸塚で下車した。妻に買い物を頼まれていたので、駅前のドラッグストアに立ち寄る。明らかに自分用ではない物までカゴに入れてレジに行くと…、レジ担当の一般販売員さんが私の名前を呼び、「先生の授業、日大で受けていたんですよ! ずいぶん前の話ですが…」と、楽しそうに話しかけられた。こういう “再会” は嬉しいもので、今後の仕事の活力源にもなる。よい “刺激” をもらって、再び電車に乗り込んだ。
火曜日は、静岡英和学院大学へ。いつも通り往きは駿府ライナーを瀬名川西バス停で下車し、大学まで徒歩で向かう。いつも40分かけて歩いていた道のりであるが、「少しずつ所要時間を短縮する」という目標を設けて歩いたところ、この日は35分で大学に到着した。「なら、次は所要30分で!」という無理な目標は設定せず、来週も35分ペースをメドに歩いてみようかと…。
帰途も、高速バス。静岡〜東名江田間はいつも定刻通りの運行。東名高速を順調に走行するからなのか、とにかく所要時間の誤差が前後1〜2分程度なのは有り難い。なので、いつも帰宅時間が一定で、あざみ野駅からの地下鉄やバスの乗り継ぎも読めて、精神的に少し楽になる。
ただ、朝早く家を出て、夜遅い帰宅ということになるため、子どもたちは私の姿を見ることなく一日を終えることになるのが少々残念である。
木曜日は、松戸歯学部と法学部の出講。1週間で唯一の “かけもち” である。
朝イチのバスで片倉町駅に出て、地下鉄、上野東京ライン、常磐線快速と乗り継いだ。水曜日に関東地方の梅雨入りが宣言されたハズなのに、朝はとりあえず傘をさす必要がなかったので、松戸で常磐線各停に乗り換えて北松戸へ移動する。そこから松戸歯学部まで、徒歩で20分ほど。良い運動になる。
1時限目の講義を終え、法学部へ移動するため急いでバス乗り場へ向かうが、外はちょっと強い雨! おまけに、いつものバスが見当たらない…。出発予定時刻を過ぎても、バスの姿がない。本来なら北松戸駅入口バス停に到着している時間になってやっとバスが到着! 道路渋滞でダイヤが乱れたという。結局、いつも北松戸で乗っている常磐線各停・千代田線には間に合わず、次の電車に乗ることにした。が、駅の電光掲示と電車の行き先が一致しない。本来の行き先は小田急線の唐木田なのだが、電車の表示は代々木上原とある。車内アナウンスで小田急線の運転見合わせが伝えられ、千代田線が小田急線に乗り入れられないという。千代田線のダイヤ自体に影響はなかったが、どうしても私の利用する交通機関にダイヤの乱れがつきものらしい。
法学部での講義後、鴨居へ移動。駅前のスーパーで買い物をしている途中、お買い物バッグを持った長男が合流! 毎週木曜日、長男とのお買い物が定番化している我が家である。
金曜日は、本来は通信教育部への出講日である。が、長男の通う小学校の授業参観・懇談会に出席することになっていたため(次男を連れて妻が懇談会に出るワケにはいかないので)、通信教育部は休講にさせてもらった。
そこで、午前中は区役所に出向いて1つ用事を済ませ、午後は小学校…。
参観授業は、教科化で話題の「道徳」。「動物に優しい気持ちで如何に接するか」というテーマを、教師と児童のロールプレイを交えて考える授業だった。
そして今日、午前中は長男の勉強を見たり、次男の面倒を見たりして過ごし、午後は家族そろって町内のドラッグストアをハシゴ(?)してお買い物。次男が成長するのにつれ、お買い物の種類や量がどんどん変わり、お買い物の内容の変化で次男の成長を感じる…という今日この頃。そして、7年前の “親になりたてだった頃” を思い出す我ら夫婦…。
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最後に、1週間の講義備忘録。
国際関係学部 「日本社会」
今週から「日本(人)的 “仲間意識”」について。先週まで解説してきた日本(人)的な “愛” “和合”“共感性” が1つにまとまると、どんな日本(人)的な特徴が現れるのか、その長所と短所を月曜日に語る。その結果、他国とは違った “仲間意識” が日本で定着してきたのだが、それを理解する前提として社会的交感理論や相互依存性理論を水曜日に解説する。
静岡英和学院大学 「現代の国際社会」
今回まで「代表的国家体制」の解説。「君主制」と「共和制」を比較した後、「英連邦王国」「日本国」に関する諸説を紹介してみた。エリザベス2世はイギリスの国王であるのと同時に、カナダ国王であったりオーストラリア国王であったり、ニュージーランド国王であったり…という話に入り、「オリンピックの開会宣言を誰がするか?」という点から国家元首の定義の曖昧さを確認する。
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「国際関係論」
今日で「グローバリゼーション」「ナショナリズム」の講義は最終回。冒頭で、前回の「国歌」に関する小テストの “続き” として「前回紹介した10国家の首都を答えてもらうテスト」を実施した。
その後、ナショナリズムの傾向が強い国家に見られる情報の「フィルタリング」を主とし、日常生活においても同様の状況が見られることを説明する。具体例として、もはや恒例となっている “WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に関する韓国での報道” を取り上げ、さらに先日のACLでの “事件” についてもナショナリズム的観点から考察してみた。それらの事実から、“ナショナリズムに見られる優越性” を学生たちが実感できるよう、報道の矛盾点を突きながら解説する。
松戸歯学部「社会学」
今回は、、「日本(人)的 “愛”」と「日本(人)的 “共感性”」の関連性ついて。「慈悲」「共悲」をキーワードに、日本でヒットする曲、アニメ・漫画、映画、小説の傾向性などを考える。
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法学部「社会学」
今回から「人間関係の諸相と構造」がテーマ。その初回として、恒例…というより伝統的になりつつある「Persona論」を中心に語る。「人間」が単なる生物的単位ではないことを、「役割演技者」という観点を通して解説する。
さて、来週は備忘録などではなく、その日その日の “ふり返り” が出来るだろうか?
6月18日(日)
今週も、週末にまとめて更新することに…。以前のような勢いが失われつつある「ぼやき」であるが、何とか起死回生を図ろうという意欲もあるにはある。
12日(月)
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国際関係学部 |
「日本社会」
「日本(人)的 “仲間意識”」の最終回。「相互依存性理論」が日本では受け容れられない理由として、「義理人情」「浪花節的人間関係」といった部分からアプローチする。 |
13日(火)
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静岡英和学院大学 |
「現代の国際社会」
今週と来週は、「多数派と少数派」がテーマ。その初回として「差別」「平等」の概念と、名目的(水平的)なパラメーターと等級的(垂直的)なパラメーターについて説明し、現代社会が抱える問題点を指摘する。 |
「国際関係論」
韓国と日本における「ナショナリズム」の現実を、韓国のヒット曲を用いて説明する。チョン・スラが歌唱した健全歌謡『あぁ、大韓民国!」、チョー・ヨンピルの大ヒット曲『釜山港へ帰れ』、日本ではイ・ソンエ歌唱でおなじみの『カスマプゲ』などを媒介に、優越性の誇示や「寝た子を起こすな」論の現実を理解してもらうことにした。 |
14日(水)
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国際関係学部 |
「日本社会」
いよいよ、講義は後半戦。今後は「日本(人)的コミュニケーション」をテーマに解説を進めることになるが、理解の前提として今回と次回は全人類共通のコミュニケーションの構造を語ることにする。今回は、コミュニケーションの語源、本質などを中心に語る。 |
15日(木)
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松戸歯学部 |
「社会学」
「日本(人)的 “和合”」について、「以和為貴」「満場一致」「1+1=2以上」というキーワードをもとに、日本における人間関係の基本的な考え方を説明する。 |
法学部 |
「社会学」
前回に引き続き、「人間関係の諸相と構造」について。今回は、Supreme BeingとHuman Beingの関係性を中心に、我々が如何に不完全態であるかを理解し、それゆえに今後は何を心がけてゆくべきかを考えてみる。 |
16日(金)
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通信教育部 |
「社会学」
「社会的動物としての人間」の2回目。先週は休講となったため、講義冒頭で前回の講義で解説した「社会」の定義についてジックリ振り返り、それから「福祉」という言葉の語源から、我々が「社会的動物」である所以を述べる。 |
今日は「父の日」であり、我ら夫婦の「結婚記念日」でもある。今日の出来事はFacebookへアップしてあるが、明日にでもこちらに転載しておかないと…。
6月24日(土)
今週も、1週間分をまとめて更新することに…。このところ、パソコンを起ち上げられるのは子どもたちが就寝後…という状態が続いていて、その頃には私自身も “電池” が切れかかっているので、どうしても翌日以降の仕事の準備が優先されてしまう(当然のことではあるが…)。
その上、今は東広島市に滞在中である。なので、思いつくままダラダラ更新…。まとまりがないのは毎度のことだが、今回は…!?
18日(日)
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(Facebookより)
今日は「父の日」であり、また私にとっては9回目の結婚記念日でもあります。
朝起きて、しばらくすると長男が「お父さん、いつもありがとう!」と、「手作りハンガー」と「手作りクーポン」をくれました。
ハンガーは、わざわざ放課後キッズクラブに参加して製作したもの。そして、クーポンは次男も一部参加して作られたいわゆる「お手伝い券」のようなものでした。
昼前、家族そろって私の父の元へ。要するに、実家を訪ねた次第。今度は、私が父に謝意を表する番。
夜は、自宅で結婚記念日のささやかな(?)晩餐。我が家では、「お祝い事にはベーコンステーキ」というのが定番となっています。
あっと言う間の9年間…。一緒についてきてくれた妻に感謝感謝!
そして、9年の間に生まれ来た長男と次男と、みんなのパワーを集めてこれからも一生懸命に生きてゆきたいと思います。
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19日(月)
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長男の通う小学校では、11月末に「長縄大会」が行われる。ところが、今年から「長縄大会」のほかに「長縄集会」を設け、年数回の開催となったという。その初回が、この日の9時半より行われた。妻と次男と一緒に、小学校へ行ってみた。
長男が1年生の時、跳ぶタイミングがうまく掴めず縄によく引っかかっていたものである。が、2年生になって少しは意識が変化したのだろう、思ったよりもスイスイと長縄跳びをこなしていた。おかけで、クラスの目標回数を超える結果を出すに至った。
「長縄集会」終了後、私は新幹線利用で三島へ。いつもよりちょっと遅めの国際関係学部入りとなったが、それでも講義開始の1時間以上前に到着!
「日本社会」の講義は、テーマこそ「日本(人)的コミュニケーション」ではあるものの、今回も全人類共通のコミュニケーションの構造について。今回は、コミュニケーションの手段・内容について、接触、コード、メッセージ、コンテキストなどについて解説する。
そろそろ、残余回数を気にしなくてはならない時期。つまり、終講試験の問題をそろそろ考えておかなければならないのである。 |
20日(火)
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静岡英和学院大学への出講日。この日は、往きに高速バス、帰りは新幹線ひかり号の利用。帰りに高速バスを利用すると、妻が長男と次男の二人の入浴をお世話しなくてはならないため、この日は妻の負担軽減のため(?)に新幹線利用となった。
新幹線を利用すると体力的にも時間的にも余裕が持てるが、静岡〜新横浜を1時間未満でサァ〜ッと移動すると、仕事の余韻が…。
3時限目「現代の国際社会」は、「多数派と少数派」の2回目。特に「ジェンダー」の問題について取り上げる。
5時限目「国際関係論」は、この日から「国際関係と温度差」についての解説をスタートさせた。今回は、「歴史」にまつわる国際的な温度差が中心テーマ。「歴史」と支配者、イデオロギー性、さらに “国家間(特に日韓間や日中間)の歴史観のズレ” について語る。 |
21日(水)
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「気圧の関係で、太平洋側にかなり強い雨と風」という、何とも不安をかき立てるような天気予報が出ていた。そして、それは現実のものとなった。
この日は、国際関係学部への出講日。鉄道の運転見合わせで足止めを食うわけにはいかないので、天気が崩れる前に、早め早めに移動した。横浜市内は曇り空…。しかし、三島で電車を降りると、かなり強い雨が…!?
校舎は駅前にあるのに、傘をささずに歩けないほどの状態…。
講義開始までの間に、静岡県内の雨と風はどんどん強くなり、昼前に大雨洪水警報が発令されるまでに…。浜松市や静岡市では、避難勧告まで出されていた。新幹線や東海道線は運転を何時間も見合わせた。「学生たちは、三島に来られるのだろうか?」という不安がよぎる。
3時限目開始15分前に教室入りすると、いつもとほとんど変わらない雰囲気。講義開始時には、いつもの顔が勢揃いした。杞憂に終わったのは良いが、避難勧告地域付近から通学している学生もいるため、「良かった!」と喜ぶワケにもいかず。
それでも、「日本社会」の講義は予定通りに実施。先週から解説が始まった「日本(人)的コミュニケーション」も、いよいよ今日から “日本(人)的” の部分に関する解説に進む。今回は “婉曲表現” を中心に「自然の成り行き」「ホンネとタテマエ」などについて語る。
仕事が終わり、三島駅に戻ると、大雨と強風の影響で相変わらず新幹線は上下線とも運転見合わせ。在来線は動いていたものの、かなりの遅延…。「こんな状態で、帰宅できるのか?」と心配になったが、長旅の果てに無事帰宅…。 |
22日(木)
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1週間で一番早起き…の木曜日。6時前には家を出て、いつものように松戸を目指した。このところ、松戸駅からバスに乗るルートではなく、北松戸から徒歩で松戸歯学部へ向かうルートをとっているが、そのおかげで歩数計の数値がグングン上がり、ついつい無理してしまいがち。
松戸歯学部1時限目「社会学」は、「日本(人)的 “私”」の解説をもって、日本人に関する解説をまとめることにした。「我がために隠し」という語源から、学生たちに “日本人患者との向き合い方” のヒントを引き出してもらうことにした。
先週は、北松戸駅に向かうバスが遅延していたために法学部への移動が遅くなってしまった。が、この日はバスが定時運行。予定通りに法学部入りする。
3時限目「社会学」は、今週も「人間関係の諸相と構造」について。「人間関係には様々なパターンがあるものの、仕組みは1つしかない」という事実を理解するべく、具体例を挙げて説明する。
講義後、鴨居へ移動。駅の改札前で長男と合流し、スーパーでお買い物。近距離限定ではあるが、長男も一人でバスに乗って移動したり、父親(=私)の到着を待つことが出来るようになってきた。
ただ、物騒な時世ゆえ、長男一人で買い物に行ってもらうのはまだまだ先のことになりそうである。 |
23日(金)
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実は現在、ある大きな仕事の依頼が来ており、午前中にその “構想” を頭の中で練り続けていた。このところ、電車の中でも、講義の合間でも、ヒマさえあれば構想を練っている。
しかし、あっと言う間に時間は流れてしまう。急いで昼食をとり、通信教育部へ向かった。
4〜5時限目「社会学」は、「社会的動物としての人間」の続き。前回の「福祉」に関する考え方をさらに発展させるべく、「福祉的観点」の欠如した現代の諸相についてアプローチする。
今年度の通信教育部の講義では、講義終了後に学生たちの質問・相談が多数出て、それはそれで嬉しい悲鳴状態なのであるが、この日の講義内容が学生たちの心の琴線に触れたのだろうか、実体験に基づく相談事なども出てきた。私の講義を自分自身に照らし合わせながら聴いてくれている証拠だろう。 |
冒頭でも述べたように、今日は東広島にいる。行程について、その一部はFacebookへアップしてあるが、機会を見て(なるべく迅速に)「ぼやき」に転載したいと思う。
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