2017年5月のぼやき
5月1日(月)
大学によっては「今日から5月7日まで休校」「カレンダー通り講義を実施」というように…と、先月の「ぼやき」の最後に述べたが、今日は「今日から5月7日まで休校」のほうが該当する日。つまり、今週は国際関係学部への出講が無い。
しかし、今日はものすごく大事な “イベント” が控えていたのである!
とりあえず朝、長男を起こし、小学校へ送り出した後、プリンタのインクを買いに出掛けた。横浜駅の周辺はメーデーのデモ行進で大にぎわい。労働環境の改善を訴えるのはもっともだと思うのだが、どういうワケか「原発反対!」「辺野古移転反対!」などという、メーデー的ではないようなシュプレヒコールも上がり、行進を見ていた人たちも「???」な状態に…!?
午後になると雨が降るということだったので、午前中に横浜駅を出発し、帰途につく。家に近づくにつれ青空が鉛色に変化し、帰宅してすぐ激しい雷雨に!?
すると、ママ友さんから電話が…。車でお子さんを小学校まで迎えに行くので、ウチの長男も一緒にピックアップしてくれるという。が、妻が「今日は家庭訪問があるので、息子を放課後キッズクラブに預けることにしているんです」と返答…。
そう、今日は “家庭訪問” なのである!
我が家は今日の16時半(最終)となっていたが、担任の先生がなかなか現れない…。そうこうしているうち、長男が放課後キッズクラブから退室した旨のメールが届いてしまった。「もしかして、先生が来る前に長男が帰ってくるのでは…?」という事態になったが、担任の先生がその前に我が家に到着。いろいろあって、時間が押してしまったのだという。
本来は15分程度で済む家庭訪問が、いつの間にか1時間以上…。途中で帰宅した長男が担任の先生を見つけ、「何とあいさつすれば良いのか…」と悩んでいた。学校ですでに「さようなら!」とあいさつしているので、「こんにちは!」というのもおかしいし…。
明日は、「カレンダー通り講義を実施」の出講先。ゴールデンウィークゆえ交通機関や道路の混雑を考えて行動しなければ…。
5月2日(火)
世の中には “9連休” の真っ只中という人もいるのだが、今日の私は通常業務。出講先は、静岡英和学院大学である。
ゴールデンウィーク中の、それも少々長距離移動となるため、先週からずっと移動手段を考えていた。新幹線は混むだろう…ということで、静岡からの帰りについては早々に新幹線の予約を入れておいたのだが、問題は往きの移動方法…である。
新幹線の予約を入れても良かったのだが、静岡駅から英和までの路線バスが順調に動くかどうか…。ならば、新静岡か草薙から静岡鉄道で…ということも選択肢に入っていたのだが、“体調” の関係で諦めた。
“体調” といっても、病気を患っているワケではない。1月の右肋骨を骨折した話は「ぼやき」で何度か取り上げたが、それから4か月近く経った今も痛みが抜けていないのである。さらに一昨日、子どもたちを入浴させていた時、次男(8ヶ月)を抱きかかえて勢いよく立ち上がったところ、壁からニョキッと突き出している蛇口に左腰部を激しくぶつけてしまい、その痛みが…と、満身創痍状態に陥ってしまった。
なぜ壁から蛇口がニョキッと突き出しているのか…という理由については、語ると少々めんどうなことになるので割愛。
なのに、「起床してすぐなら、ちょっと無理できるかな?」と安易な発想にも陥った私は、4時半過ぎに起床し、5時半前に家を出た。我が家周辺の路線バスは6時前後からの運行なので、鴨居駅まで歩くことになる。バスなら5〜6分で着く駅までの道のりを、25分ほどかけて歩く。
横浜線と田園都市線を乗り継いで、あざみ野で下車。本当はその1つ手前の江田で下車する予定だったのだが、頭がボ〜ッとしていたらしく、気が付いたら江田を通過していた。時間と運賃を、少しずつではあるが無駄にしてしまったことになる。とりあえず、あざみ野から東名江田バス停までトボトボ歩く。そう、高速バスを利用して静岡英和学院大学に向かうことにしたのである!
昨年度の後学期火曜日、静岡英和学院大学からの帰途は毎週のように東名日本平バス停から高速バスに乗っていた…ということで、今朝はその逆に高速バスで東名日本平バス停に向かう手段を選んだのである。
ただ、以前は東名日本平バス停に停車する高速バスはけっこう走っていたのだが、ダイヤ改正(改悪?)のため上下線とも1日4本…それも、中途半端な時間帯にしか停車しないという惨況にある。とりあえず(?)東名江田を6:53に出発する高速バスを予約しておいたのだが、このバスが定刻通りに運行すると東名日本平には9:08に到着することになる。しかし、そこはゴールデンウィーク中の高速道路のこと、渋滞が発生して遅延するであろうと勝手な判断をしたため、あとでちょっと困ることに…。
東名高速は渋滞もなく、高速バスは “乗降客の対応” で8分遅れただけの運行となり、静岡英和学院大学には9時半前に到着してしまった。
私の担当講義は12:50から…ということで、3時間以上の空き時間…。幸い、履修登録者名簿が出来上がっていたので、先週までの出欠状況を名簿に転記したり “来週の” 講義用資料の編集をすることで、有意義な時間を過ごすことが出来た。
連休中ということもあるのか、3時限目「現代の国際社会」も5時限目「国際関係論」も、若干ではあるが出席率が低下。もっとも、両科目とも履修登録者が38名なので、2〜3人欠席しただけでも相当な割合低下となってしまうのだが…。
「現代の国際社会」は、今週も「国際社会とは?」の解説。4月中は講義の科目名と目的を理解するために「国際」「社会」の概念を語ってきたが、今日から具体的な解説に入る。「日常−非日常」「出境−入境」という現象から、毎年恒例の「パスポート」に関する機能・目的について説明し、その前後に「観光の変遷」「国際空港」などについて解説を挟む。”
「国際関係論」は、4月中に解説した「国際関係と民際関係」の特別編として「権力の範囲・環境」と題し、国際と民際の複合的問題を語る。その後、これまた毎年恒例となっているザ・フォーク・クルセダーズの『イムジン河』にまつわる国際問題を具体例として語り、DVDで曲の鑑賞をする。
これで、今月最初の講義にして今週最後の講義が終了した。
明日からは、私も5連休…。
5月14日(日) その1
ちょっと遅くなったが、ゴールデンウィーク中の出来事をダイジェストで。
5月4日(祝)
ゴールデンウィークということで、長男と “おでかけ” してきた。基本的には、横浜市営バスの乗り継ぎ。
普段は乗ることのない系統や車体を乗り継ぐのが最大の目的…ではちょっと味気ないので、「どこか行きたいところ、ある?」と長男に尋ねたところ、「磯子車庫!」という答えが…!?
で、横浜市電保存館に行くことに。
リニューアルオープン後、初めての入館。以前よりキレイになっていたのはもちろんのこと、長男のテンションも以前より高くなっていた。
午後は、市電保存館のペーパークラフト工作教室に参加。市営バスのペーパークラフトを親子で作る企画で、久々にはさみとのりを駆使してみた。
その後、市電保存館からバスで磯子車庫へ。横浜市営バス磯子営業所と横浜交通開発磯子営業所を兼ねたその場所に着くと、長男はじっと構内を眺めていた。
ちょっと遅い昼食後、「ぶらり三渓園バスに乗りたかったなぁ…」とつぶやいた長男のため、磯子駅からバスを乗り継ぎ三渓園へ。時間があれば園内を散策したかっただが、目的は「バスに乗ること」だったので、散策は諦め、再びバスを乗り継くことに…。
5月14日(日) その2
昨日、国際文化表現学会第13回大会が日本大学国際関係学部で開催された。
この学会には数年前から会員登録しているのだが、実は大会に参加するのは今回が初めて。
なのに、いきなり研究報告の1つで司会を担当することに…!?
5月14日(日) その3
先週の平日の話を、とりあえずまとめてみた。
8日(月)と10日(水)は、国際関係学部の3時限目「日本社会」の担当日。往きは横浜から特急踊り子号で三島に向かい、帰りはノンビリと在来線を乗り継いで横浜に戻る…というのが、このところ定着しつつある。
講義内容は、引き続き「日本(人)的 “愛”」がテーマ。4月末に解説した内容をジックリ振り返った後、「自然性」「慈悲」「甘え」などをキーワードに日本(人)の “愛” の特徴を語る。そして、60〜70年代の日本のヒット曲を用いて「日本(人)的 “愛”」の特徴を理解するのと同時に、西洋人の「愛」と比較する。から始めることにした。この作業の後で、『あの素晴らしい愛をもう一度』『或る日突然『やさしい悪魔』』『よろしく哀愁』、さらにジョン・レノンの『LOVE』を鑑賞しつつ、これら履修学生たちにとって馴染みの薄い曲を通して純度の高い日本人の “愛” の表現について考えてみた。
9日(火)は、静岡英和学院大学への出講日。往きは高速バスで帰りが新幹線…というのが通常のパターンであるが、この日は体調に不安があったため往きも新幹線を利用した。
3時限目「現代の国際社会」は、ようやく「国際社会とは?」の最終回。「宇宙船地球号」をキーワードに話を進め、さらに「地球」に関する名言をいくつか紹介し、その中からゴダイゴの『ビューティフル・ネーム』を鑑賞する。
5時限目「国際関係論」は、今日から「グローバリゼーション」がテーマとなる。その “導入” として、地球規模で物事を考える必要性について念入りに語り、グローバリゼーションの概念や類似概念について解説する。その後、私が今までに取得した4冊のパスポート(の重要なページ類)の画像をパワーポイントで投影した。つまり、「現代の国際社会」とこの科目では進度がリンクされているのである!
往きも新幹線で静岡入りしたため、時間も体力も余裕が生まれ、講義のほうもビックリするくらい予定通りに進んだ。
11日(木)は、松戸歯学部と法学部への出講。
何となく電車かバスが遅延するような気がして、松戸で下車せず、北松戸から徒歩で大学入りすることにした。その判断が正しかったのかどうか定かではないが、予定通りの時間に大学入り出来たことだけは確か。
松戸歯学部での講義を終えて、バスで北松戸駅北口に移動したが、バスの出発が5分近く遅れたため、北松戸から乗る予定の常磐線各停に間に合わない恐れが出た。とりあえずバスを降りてから全力で走ってみたところ、電車の到着と同時に駅のホームに到達した。
法学部の講義は、相変わらず講堂がキツキツの混み混み状態。履修登録者数が420名ほどのところ、教室のキャパが350名というアンバランス状態が続いているのである。しかし、講義を先に進めなくてはならないので、今後の展開をどうするか再考しなくてはならないような…。
この日の講義は、どちらも「社会(学)とは何か?」の解説。社会学の研究対象である「社会」を定義づけて、人間関係(仲間意識)が相対的であることを説明し、次回以降の講義内容との橋渡しをした。
全ての講義を終えた後、急いで鴨居に戻り、そこで長男と合流してお買い物。小学校2年生でも、貴重な戦力となってきている長男…。バスに一人で乗ることにも慣れてきたようなので、そろそろ電車に一人で乗る訓練もしようかと思う今日この頃。
12日(金)は、午前中の文京学院大学「フィールドワーク論」が履修登録者数不足で閉講となったため、午前中は妻と五月人形の片付けをする。
早昼を食べ、通信教育部へ出講し、今週から増設された1コマについて確認する。4月中は4時限目に「社会学」を担当するのみであったが、履修登録者数が予想を遥かに上回り、今週から5時限目にも同内容の開講。ただし、当面は増設コマは前期のみということらしい。
4時限目は148名、5時限目は72名が登録されることになったのだが、この日の講義を実際に受けて「落ち着いた環境で講義を受けたい!」という気持ちを駆り立てられた学生が続出したらしく、「来週から5時限目に移っても良いでしょうか?」という問い合わせが多数。
講義は、今週も「『違い』を理解する視点」の解説である。前回までの講義内容を簡単に振り返った後、昨年と同様に急きょ “レディネス” に関する解説をはさみ、それから「状況(情況)的影響」「状況(情況)判断」「絶対−相対」について、具体例をできるだけ多く挙げながら説明する。
このところ、息子たちの “お世話” に多くの時間と労力を費やす日々が続き、なかなか「ぼやき」を更新できずにいるのが現状。
以前のように毎日更新…とはまではいかなくとも、2〜3日に1回は更新できるようにしたいところ。
5月19日(金)
前回の「ぼやき」更新時に「このところ、息子たちの “お世話” に多くの時間と労力を費やす日々が続き」と、「ぼやき」をなかなか更新できない “言い訳” を述べてしまったが、実際のところ最近の私は “かつてないほど” の余裕の無さ。
その点を御寛恕いただいて、今後もお付き合いいただければ…。
さて、14日(日)から今日までの出来事を、まとめて更新。
14日(日)は、家族そろって二俣川へ。父が所属している郵趣会の切手展が日曜日まで開催されていたので、それを見に出掛けた次第。

往きの相鉄線の車内で、長男がつり革を見て「あっ、そうにゃんだ!」と…。「そうにゃん」というのは、相模鉄道のキャラクターである。そのキャラクターの顔を模したつり革が、1車両に6個ほど。それを見つけて、大喜びの長男…。
切手展では、長男がおじいちゃん(私の父)に「これは○○ですか?」「これはどうして△△なのですか?」などと、色々な質問を投げかけていた。以前から少し切手に興味があるようで、特に大好きなドラえもん関連の展示では大はしゃぎ!
そこへ、弟が娘(私の姪)を連れて来場。しばらく一緒に展示を見た後、一緒に実家へ向かうことにした。
次男は勢いよくハイハイしたり、つかまり立ちして存在感をアピール! 長男と姪は、庭で仲良く遊んでいた。「イトコ同士が、これからも仲良くしてくれたら…」と願う我ら兄弟。
15日(月)と17日(水)は、国際関係学部の3時限目「日本社会」の担当日。
今週は往復とも在来線普通列車に乗るつもりだったのだが、月曜日の朝は東海道線のダイヤが乱れていて、普通列車で10分以上、有料特急も5分以上の遅れ…ということで、予定を変更して特急券を購入し、とりあえず特急踊り子号で三島入りする。
水曜日は、往復とも普通列車を利用。帰途、戸塚で下車し、駅前のトツカーナモールに立ち寄り、肉のさいとうでジャンボメンチカツとヘルシーメンチを購入した。肉のさいとう…と言えば、知る人と知るジャンボメンチカツ! 野球のボールのような大きなメンチカツを求めて、常に行列が出来ている。この日も、「お決まりでしたら、どうぞ!」と呼びかけられるまで5分近くかかってしまった。
講義のほうは、今週から「日本(人)的 “和合”」の解説に入った。前回までの講義内容を振り返り、それから今回のテーマで重要となる「以和為貴」「仲良きことは美しき哉」「満場一致」などの概念をもとに、日本(人)における “和合” の意味を語る。その講義内容をさらに発展させ、「違いを “違い” として認める」ことや「1+1の人間関係に無限の可能性を期待する」といった、日本人の “和合” に込めた想いを具体的に語りつつ、外国人の “和合” に対する反応などを紹介した。
来週あたりから教育実習で講義に出られなくなる学生が現れるので、次回の講義で紹介する予定だった曲を今週中に紹介することにした。アニメや子供番組などで、特に「和合」にまつわる部分をテーマとしている曲の歌詞カードを配布し、その中から学生たちのリクエストに応じて曲を再生する…ということにしたが、出てきたリクエストは『勇気100%(忍たま乱太郎)』『じゃあね(モジャ公)』『虹のむこうに(おかあさんといっしょ)』の3曲だった。
16日(火)の内容は、最初にFacebookへの投稿記事から。
Yoshinobu Hattoriさん ( 静岡英和学院大学)。 5月16日 15:05 ・ Shizuoka Prefecture静岡県 静岡市 ・
静岡英和学院大学にて。
先ほど3時限目「現代の国際社会」の講義を終え、今は5時限目「国際関係論」のパワーポイントの最終チェック中。
今日は東名江田から駿府ライナーで静岡入りしたものの、東名高速が軽く渋滞し、「このまま新静岡に行っても、英和方面のバスには乗り継げないなぁ…」という事態に!?
新静岡で次のバスを40分待つくらいなら…と、北街道にある瀬名川西バス停で下車し、そこから大学まで40分弱の道のりを歩いてみました。
そして、この話は早速講義のネタになったのでした。
今日は、両科目ともグローバリゼーションやナショナリズムに関する話が中心。2つの科目の内容がうまくリンクされるようにシラバスを構成したのに、どちらで何を語ればよいか間違えないように気をつけなくてはならない…という弊害も。 |
3時限目「現代の国際社会」は、前回の解説で重要視した『宇宙船地球号』や『国連憲章』の「善良な隣人」について再確認し、ゴダイゴの『.PROGRESS AND HARMONY』を鑑賞することで現実の宇宙船地球号の状況を認識することからスタート。そして、今週から「代表的国家体制」の解説に入る。今回は「グローバリゼーション」と「ナショナリズム」を比較し、これら2つの概念は「A国はグローバリゼーションだけれど、B国はナショナリズム」というような分かれ方をするのではなく、「どの国にも両方の傾向性があるが、そのどちらの傾向が強いか弱いかの差があるだけ」あるいは「ある状況ではグローバリゼーションの傾向が強くなり、また別の状況ではナショナリズムの傾向が強くなる」というような、どの国にも見られる傾向であることを例年通りに確認する。
5時限目「国際関係論」は、先週から「グローバリゼーション」の解説に突入。前回の欠席者もいたので復習を念入りに行い、ジョン・レノンの『イマジン』を鑑賞し、「この曲は、コスモポリタニズムとインターナショナリズム、どちらの傾向が強いか?」という点について考える。そして、「グローバリゼーションの現実」について “3つの特徴” を具体的に挙げて解説する。
帰りも、久々に高速バスを利用した。ただし、駿府ライナーのダイヤが改正されてしまったため、いつもなら18時半に静岡駅を出発できたところ、19時発のバスの予約を入れておいた。このバスは駿府ライナーではなく、京王バスによる運行。駿府ライナーが北街道を経由して清水インターから高速に入るのに対し、この日は駅南を経由して静岡インターから高速に入る。なので、街中で渋滞に巻き込まれる確率が少々低く、定刻通りに運行されることが多い。
実際、この日も東名江田バス停には定刻通り21:19に到着。予定通りの帰宅が実現したのである!
18日(木)は、本来1時限目に松戸歯学部への出講。しかし、長男の通う小学校の音楽朝会に出席するため、休講にさせてもらった。いつもは妻だけが出席していたが、生後8ヶ月の次男を連れてアレコレとお願いするワケにいかず…。
年に6回(各学年1回ずつ担当)行われる音楽朝会であるが、年度最初の発表は2年生。『横浜市歌』『ドレミの歌』『ロンドン橋』『かっこう』『青い空に絵をかこう』などの合唱や合奏、遊戯が披露された。
朝会は8:25開始で、終了後に帰宅しても9時前…。3時限目の法学部「社会学」は講義を実施することになっているので、少し準備をしてから家を出た。
大学に到着し、身分証をカードリーダーに載せて出勤の登録をしたところ、教務課からのメッセージが表示された。今週から講義教室を変更することになったのだが、その決定が木曜日当日となってしまったということ。そのため事前掲示が出来ず、学生たちには教室前に変更の旨を報せる貼り紙をしておくということ…などなど。
先週までは履修登録者全員を収容できない教室での講義だったが、今週より “古巣” に戻れることになった。
大講堂に戻れた(変更された)ことでスペースに余裕が出来、学生たちの表情も先週までとはちょっと異なり余裕も見えてきた。私も、キツキツ状態で苦しそうな学生たちの姿を見ずに済むため、本来のペースで講義を進められる。
ただ、教務課からは「教室変更の告知がギリギリのため、遅刻して旧来の教室に向かい、そこから移動してくる学生もいると思われますので、出来たら講義開始に関してご配慮を…」といわれていたので、始業チャイムと同時に講義開始とはいかず、ある程度の学生数を確認してから本論に入ることに!?
来週から「社会的動物としての人間をテーマに2時間…のつもりだったが、本論解説開始が大きくズレ込んでしまったため、今回は “社会的動物” そのものの真意について「福祉」という言葉の語源的な話から「double happiness」に関する解説を軽く進め、具体的な話は次週以降に回すことにした。よって、2時間で終わらせるハズのテーマを3時間にしなくてはならなくなり、シラバスの調整が必至…という状況。
講義後は神保町から帰途につくのだが、この日は水道橋に向かい、JRを乗り継いで東神奈川へ。駅前のバス停に向かうと、しばらくして長男が乗って来たバスが到着! いつも鴨居で合流するところ、東神奈川で合流してお買い物…というワケである。数え切れないほどのバスに乗り、一人でバスに乗ることにも慣れてきた長男ではあるが、この日は「一人でのバス乗車最長時間」を記録したことになる。
少しずつ “一人で動ける範囲” を広げてあげたいところだが、児童が巻き込まれている昨今の犯罪を思うと、なかなか思い切ったことが出来ないのも事実である。
いつから、この国はこんなにおかしな状態に陥ってしまったのだろう?
おまけに、この日の昼過ぎには関東地方を激しい雷雨が遅い、長男の小学校では停電もあったらしい。幸い、東神奈川で長男と合流した時には晴れ間が覗いていたが、法学部からの移動中はたしかに強雨が電車の窓を叩きつけていた。
世の中も天気も妙なことばかり…と暗い気持ちになりかけていたところ、「虹が出てる!」と長男が空を指して言う。何だか救われたような気分になれた。
そして今日、例によって(?)午前中の講義がなくなってしまったので、長男を小学校に送り出した後も家の中…。講義の内容確認や新たな講義用資料作成に時間をかけ、「講義前に時間的な余裕が出来るのも悪くない!」と実感する。
ちょっと早めに通信教育部入りし、今日の4時限目と5時限目の「社会学」の講義内容をどうするか、シラバスとにらめっこしながら考える。そして、意を決して(?)講義内容を変更した。というのも、先週の講義後に出た質問のいくつかが妙に気になり、「学生たちの興味関心事には、できるだけ早く解説してあげたほうが良いのでは?」と判断したからである。
今日も「『違い』を理解する視点」の解説であるが、本来なら「行為と行動」について解説するハズだった。しかし、もっと後に解説する予定だった「社会的自我」や社会科学の特性などを先に解説することで、学生たちの質問に答えることにしたのである。
講義を終え、とりあえず講義内容変更は正解だったような気がした。そして、今日の講義に関しても質問が多数出た。有り難い限りである。
今週は月曜日辺りからノドの調子が思わしくなく、日を追うごとにノドの違和感も…。水曜日以降は声を出しにくくなり、いわゆる “声がれ” に近い状態になっていた。が、どういうワケかノドを潰さずに今日まで無事(?)に講義をこなすことが出来た。
この分なら、来週も問題なく出講できそうな気がする。
5月27日(土)
結局、今週も1週間分の「ぼやき」をまとめて更新することに…。
20日(土)と21日(日)は、基本的に地元での移動が中心。
土曜日は、家族そろってららぽーと横浜へ。次男の成長に合わせて色々調達するものが増えるが、今回はその “下見” が中心。もっとも、今すぐ必要なものはシッカリ購入しておいたが…。
日曜日は、近所のスーパーやドラッグストアへ。次男をベビーカーに乗せると、いつも大号泣される。いつも騙し騙し(?)移動してきたが、だっこでの移動にはかなわないらしい。
ところが、この日はどうも次男の表情が違う…。身を乗り出したり、周囲をキョロキョロ見回したりして、まんざらでもない様子。「いやぁ、こういう移動もアリですなぁ!」とでも言いたげな具合。だっことは視野も違い、さらに体を自由に動かせるとあって、笑い声まで飛び出した。
そんな姿を見て、長男も「僕がベビーカーを押す!」と張り切っていたが、まだまだ修行が必要な感じ…。それでも、兄としての自覚は芽生えてきているようで、頼もしい限りである。
22日(月)と24日(水)は、国際関係学部の3時限目「日本社会」の担当日。
相変わらず、朝は東海道線のダイヤが乱れる。ノンビリと在来線で三島へ向かおうと思っているのに、横浜駅に到着すると、いつも遅延情報を聞かされることに…。
結局、私は特急踊り子号に縁があるらしい。
月曜日の講義は、「日本(人)的 “和合”」の最終回。まず『それいけ!アンパンマン』の初期の2作品を鑑賞し、そこに見られる和合性や満場一致の理念を分析し、さらに『とっとこハム太郎』を通して “和合” の具現化を理解理解してもらう。
水曜日の講義は、「日本(人)的 “共感性”」の初回。最初に “共感性” の本質や日本人の “共悲” の概念(特徴)を中心に語り、その具体例として竹内まりやの『駅』『シングル・アゲイン』を鑑賞し、映画、アニメ、小説などのヒット傾向を考え、さらに『フランダースの犬』が日本で名作扱いされている現実について確認する。今日から外国人聴講生が履修を開始したので、できるだけわかりやすく解説するべく、『フランダースの犬』のオープニング映像を流すなどして講義に慣れてもらうよう努めたが、果たしてどうなるか…!?
23日(火)は、静岡英和学院大学へ。
三島入りする際にかなわなかった “在来線での移動” のリベンジ(?)で、横浜から草薙まで東海道線を乗り継いた。そして、静岡鉄道で県総合運動場へ向かい、そこから25分ほど歩いて大学入り。この徒歩のおかげで、この日の歩行数は1万を余裕で超えた。
3時限目「現代の国際社会」は、今週も「代表的国家体制」の解説。今回は「資本主義」と「社会主義(共産主義)」を比較する。財産の私有が認められているか否かという点から労使関係、疎外などの現実を中心に、マルクスやミルの理論を用いつつ、それぞれの長所と短所を解説をする。
5時限目「国際関係論」は、今回で「グローバリゼーション」の解説を “ひとまず” 終了させることに。グローバリゼーションの前提となる「ethnicity」に関する諸問題を語り、次回以降の講義内容となる「ナショナリズム」の導入的解説を行う。
帰途は、ひかり号で一気に帰浜。バスに乗り遅れるハプニングはあったものの、それでも20時には帰宅。新幹線には新幹線の良さがあるが、在来線や高速バスにもそれぞれの良さがある。今後も、シチュエーションに合わせて使い分けしていきたいものである。
25日(木)は、1時限目に松戸歯学部で、3時限目は法学部で、それぞれ「社会学」を担当。
朝から大粒の雨が降り、しばらく止みそうにもない空模様だったが、北松戸から松戸歯学部まで20分ほど歩いてみた。
先週は1時限目を休ませてもらったので、前回の講義内容を少々念入りに復習し、それから「社会的動物としての人間」の解説に入る。前回は「社会」の定義を中心に語ったが、今回は “社会的動物” そのものの真意について「福祉」という言葉の語源的な話をし、おなじみの(?)「double happiness」に関する解説を軽く進め、続きは次回の講義に委ねることにした。
法学部への移動中も雨はやまず、時折ガンガンと電車の窓に雨が叩きつけてくる状態だった。しかし、神保町に到着すると傘なしで歩く人もチラホラ見られた。
法学部では先週、急きょ教室変更がかかったこともあって講義を予定通りに進めることが出来なかったので、本来なら1時間で解説する内容を2時間に分けることにしていた。なので、今回は時間的にかなり余裕がある状態での解説…。テキストを読みながら前回の講義内容を再確認し、「double happiness」に関する現代的問題点を紹介する。時間的に余裕があったハズなのに、結局終業チャイムを教室で聞くことに…!?
講義後、今回の講義に関する質問、確認、感想を述べに来る学生が列をなし、その対応をしている間に次の講義の履修学生たちがゾロゾロと教室に入ってくる…。教員室に戻った時はすでに4時限目の開始時間だったが、講義にリアクションしてくれる学生がいるというのは嬉しいものである。
26日(金)は、4〜5時限目に通信教育部の「社会学」を担当。
午前中は予定が無いので、朝食をとらずにかかりつけのクリニックへ行き、血液検査を受けてきた。いつもなら待合室でかなり待つことになるのだが、雨天のせいなのか診察券を出すとすぐに私の名前が呼ばれた。
待ち時間がほとんどないというのは、いつもなら喜ばしいことである。が、仕事の準備をして出掛けていたので、「どうやって時間を潰せばいいんだろう?」という悩みが生じることになる。
とりあえず、診察と採血が済んで処方箋薬局で薬を受け取った後、駅前で遅い朝食をとり、できるだけ電車は各停を利用しながらノンビリと市ヶ谷へ移動する。乗り換え時もゆっくりゆっくり歩いてみたが、それでも13時過ぎには通信教育部に到着してしまった。
しかし、講義用資料の編集や印刷に思った以上の時間がかかり、結果的には早めに大学入りしたことが功を奏したということになる。
講義は、今日も「『違い』を理解する視点」の最終回。前回はシラバスを変更して講義を行ったが、この日は本来なら先週解説することになっていた「行為と行動」をテーマに解説を進める。社会学の基礎的視点として「行為」と「行動」の違いをシッカリ理解し、区別できるよう、できるだけ具体的な話を紹介する。
そして今日、午前中は松戸歯学部へ出講。先週木曜日の休講分を今日の1時限目で補講することになったのである。通常は講義のない土曜日でありながら、履修学生は全員出席! 講義は「社会的動物としての人間」の最終回であるが、前半は前回の内容をテキストと講義用資料で確認し、それから「生理的早産」について解説する。
午後は、我が母校・日本大学藤沢高等学校の同窓会に出席するため、会場となる生物資源科学部へ。
同窓会は、毎年5月末か6月上旬に開催される。年に一度、卒業生が世代を超えて一堂に会するまたとない機会である。ただ、残念ながら私の同期はほとんど出席者がおらず、毎年たいてい私一人というのが現実である。同窓会出席者が一番多い世代は、60〜70代といったところ。そういう大先輩たちから昔の話を聞くのも、楽しみの1つである。
高校の最寄り駅や大学のキャンパスは大きく変わり(ついでに言えば、駅名も学部名も私が通学していた頃とは違っている)、同窓会のたびに道に迷いそうな状態に陥るものの、卒業生たちの「母校への想い」は変わっていないことを強く感じることができた。
「また来年、会おうな!」と先輩方から声をかけられ、来年の会合への想いを馳せつつ帰途についたのであった。
5月28日(日)
今日は、長男の勉強を見たり、次男の “遊び” に付き合ったり…と、家で過ごしていたのだが、昼過ぎにけたたましい消防車のサイレン音が…!?
窓を開けて状況を確認していた妻が、黒い煙を発見! 町内で火災が発生していたのである! ただ、我が家から700〜800mほど離れた場所での火災のため、我が家に火の粉が降りかかるようなことはなかったが、それでも煙のニオイは漂ってきた…。
けが人など出ていなければ良いのだが…。
その後、テレビのニュースでも新聞社のウェブサイトでも、この火災のことは報じられていなかった。火災発生後、数機のヘリコプターが現場上空を何度も旋回していたのだが…。ということは、大した被害がなく、ニュースにするまでもなかったということだったのでは? だとすれば、それは “不幸中の幸い” だったということかと…。
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