2016年5月のぼやき



5月2日(月)

父が所属している郵趣会の切手展が、先月28日から昨日まで開催された。我が家の予定と開催日を照らし合わせ、最終日である昨日に会場を訪ねることにした。

11時過ぎに会場に我ら家族が到着すると、にわかに観覧客が増え始め、父も我々にだけ付いていることが出来ず。息子は、使用済み切手の取り放題が目当てだったようで、ずっと様々な絵柄を吟味しつつ、袋に切手を詰め込んでいた。ちょうど居合わせた同世代の女の子(この子も、郵趣会員さんのお孫さん)と意気投合したようで、仲良く切手を手に取っていた。

会場と同じビル内のレストランで昼食をとった後、実家を訪ねることにした。実家の車庫には弟の車が…!? 弟一家も、タイミング良く(?)実家訪問。息子夫婦には昨年2月に女の子が誕生し、我ら夫婦はオジサン・オバサンになり、息子にはイトコが出来たのだが、あれから1年3か月ほどが経過し、姪っ子もスクスク成長していて可愛い盛り。

その後、弟夫婦は切手展を見て帰るというので、夕方前に実家を離れ、我ら家族は久々に夕飯もいただいてから帰途についた。

そして今日、私は連休真っ只中だが、カレンダー的には今日は平日なので、息子はいつも通りに小学校へ。妻の職場は日曜日以外は祝日でも開所されるので、妻も昼過ぎから仕事へ。

妻と一緒にバスに乗り、途中で妻は下車して仕事に向かい、私は鴨居駅前のスーパーで買い物…。昨日今日は特売をしているというのだが、昨日から今日の午前中までに大盛況を迎えたのか、掘り出し物を見つけるのに一苦労。いつもより買い物に時間がかかったが、それでも会計金額はいつもくらいだった。

まだ5月だというのに、夏のような日差し…。半袖Tシャツに薄手のパーカーを羽織って歩いていたのだが、それでも汗がジンワリと…。そして、洗濯物の乾きが早くなる。

今日から、1年生は5時間目の授業が始まる。先月は、最初に午前中授業が続き、それから給食が始まったものの授業は4時間目まで。そして今月から、いよいよ午後の授業が始まったのである! 1年生は6時間目がないので5時間目が最長授業となるのだが、給食の後でお掃除をしたり、それから外で…となるハズだったらしいが、お掃除に時間がかかったらしくお昼休みは遊べなかったようである。

5時間目は14時半で終了し、10分ほどのお帰りの会が終わったら下校…という予定だったのにもかかわらず、15時を過ぎても息子が帰ってこない…。家から学校まで、息子の足でも5〜6分である。おまけに、我が家から学校の校舎が見えるほどの位置関係…。しかし、児童の下校姿が全く見えない…。

下校予定時刻から40分ほど過ぎて、外から「おとうさ〜ん!」という息子の声が聞こえてきた。玄関を開けると、ニコニコ顔の息子…。そして、息子の一緒に下校してくれたと思われる近所の1年生の姿もあった。下校が遅くなった理由を尋ねると、「一緒の登校班の子の中で朝顔の水やりが終わらなかった子がいて、自分たちの班だけ下校がストップしちゃった」のだとか。とにかく、楽しそうに帰ってきたので良しとする。

話を少し戻すと…。

妻と昼食をとっていた時、カレーライスが話題に上がり、私の中では「今夜はカレーライス!」という想いが固まってきた。そこで、買い物のコンセプトを一部変更し、カレーライスの食材になるものは多めに買っておくことにした。そして、息子の帰宅後にカレー鍋と格闘する。妻はいつも鍋を途中で2つに分け、大人用と子供用を別々に仕上げるのだが、実は妻も息子も甘口派。私だけが辛口派なのである。

そこで、今日は大鍋1つに甘口カレーを作ってみた。私には、秘密兵器がある! いざとなれば、別のグッズも…。

ついでに(?)、スープも作っておいた。シーチキンのスープにしたのだが、息子のリクエストでコーンも入れることに…。

カレーもスープも好評だったようなので、また機会を見て作ってみようと思う。

もっとも、カレーはまだまだ鍋にいっぱい残っているのだが…。


5月3日(祝)

今日から、息子も連休に入ることに…。

しかし、(昨日の「ぼやき」でも述べた通り)妻の職場は日曜日以外は祝日でも開所されるので、連休は無い! ただし、今日は家族全員お休みである。それで、買い物にでも出ようかと思っていたのだが…。

結局、諸々あって今日のお出掛けは無し! 朝刊を取りに郵便受けに出た私を除き、家族は一歩も外に出ず。

横浜地方は強風注意報も発令されていたので、疲れを癒す意味でも外出を控えて良かったかも知れない。

そんな祝日の過ごし方…。


5月4日(祝)

お気づきの方もおられると思うが、3月14日にBewith sitesのトップページにカウンターを再設置し、ついで(?)に「ぼやき」のトップページにもカウンターを置いてみた。昨日で設置後50日が経過したのだが、Bewith sitesのカウンターが「195」を指しているのに対し、「ぼやき」のほうは「652」を指していた。本来、Bewith sitesのトップページから「ぼやき」に入ってもらう仕様になっているのだが、これである事実が判明した。

「ぼやき」に来られる方は、そのほとんどがダイレクトアクセスである! おそらく、「ぼやき」のトップページがブックマークされているのだろう。

再設置したカウンターは同一IPアドレスから連続アクセスされても変動しないため、それなりに正確なアクセス人数が記録される。50日で「652」カウンターというと、1日平均13人程度のアクセスがあったということになる。それが多いのか少ないのかはわからないが、とにかくアクセスがあるのは有り難いことである。

また、私の講義を履修している学生たちが「連絡板」にアクセスしているハズなので、bewith.ac全体へのアクセス数はさらに増えていることになる。強制的なアクセスもあれば、自発的なアクセスもあるのだろう。とにかく、これからも頑張って更新を続けていきたいと思う。

さて、ここからは今日の「ぼやき」を…。

昨日から横浜地方に吹き荒れていた強風は勢いが衰えることなく、夜になると雨まで降り出した。その勢いは今朝になってもとどまらず、なのに妻は今日明日の2日間は朝から出勤…。慰労というワケではないのだが、昨夜のうちに妻のお弁当を私が作っておいた。大したものは作れないが、「気持ちがこもっていればいいか」という感じである。

せっかくの連休なので、息子を連れて外に出ることも考えていた。しかし、近所の公園の大木さえも折れてしまいそうな強風のため、家でじっとしていることにした。小学校の宿題も出ていて、息子に勉強を教える必要もあったので、荒天を利用することにした。

昼前、早めの休憩に入ったらしい妻から「お弁当、ごちそうさまでした」というメールが届く。とりあえず、喜んでもらえたらしい。

夕方、学校の宿題と某通信講座でお勉強に入る息子…。そのお勉強中に、妻が帰宅。

明日も、妻は朝から勤務だとか…。


5月5日(祝)

「こどもの日」である。ゴールデンウィークも、終盤というところ。なのに、今朝も妻はお仕事へ…。

忙しい間を縫って(?)、妻が面白い商品情報をネットで見つけてきた。「四次元ポケットも食べられる! ドラえもん&ミニドラの和菓子発売」という情報である。全国のイオンで先行発売…とあるので、昼前のバスに乗って息子と一緒にイオン東神奈川店に向かった。

ところが…、様子がおかしい。和菓子売り場に “それらしきもの” が見当たらないのである! 息子が店員さんを呼び止め、「ドラえもんの和菓子はどこにありますか?」と尋ねたところ、「朝まではここに並べておいてあったんだけれど、売り切れちゃったの!」との回答が…!?

実は、昨夜から今朝にかけて、息子に「もし、ドラえもんの和菓子が売り切れていても、泣いちゃダメだよ!」と念を何度も押し、本人も「大丈夫!」と心強い返事をしていたのだが、そこはまだまだ小学校1年生である。目にはうっすらと涙が浮かび始め…。

すかさず、イオンのモバイルサイトにアクセスし、天王町店に電話する。そして、和菓子関連の売り場担当者につないでもらう。そして、ドラえもんの和菓子の在庫状況を確認してもらうと、「あっ、ドラえもんですね? 売り場にあと20個以上は置いてありますよ!」という回答が!? 息子は、希望の光が差し込んだ喜びがジワジワと…。「天王町、行くよ!」と促し、東神奈川駅から京浜東北線に乗り込んだ。そして、横浜駅西口から保土ケ谷車庫行きに乗り、終点で下車。目の前が、イオン天王町店である。

ドラえもんの和菓子を見つけ出してご満悦の息子そして、念願のドラえもんの和菓子とご対面! 満面の笑みを浮かべる息子だった。

ドラえもんの和菓子だけ買って帰るのも…と思い、柏餅と菖蒲を買い、さらに息子がお総菜売り場に並んでいたおにぎりが食べたいというので、いくつか購入し、それを店内のイートインスペースで食す。

帰宅後、妻の帰りを待ってこどもの日ディナーをととのえる。ベーコンステーキに、にんじんのグラッセ。
菖蒲湯につかる息子
そして、菖蒲湯につかり、「菖蒲の葉を “良くなりたいところ” に巻くと良い」という話を息子にする。結果、息子は葉っぱを頭に巻くことに…。ついでに、私も菖蒲の葉を頭に巻いた。親子で何をしていたんだか…。

明日も連休真っ只中という人もいるようだが、小学校はカレンダー通りに授業があり、私も明日は仕事がある。よって、今日で連休は一旦終了したことになる。

休んでばかりいると体がなまり、仕事になかなか戻れなくなる。休みは適度に…と。


5月6日(金)

2日(月)と今日が休みなら、今年のゴールデンウィークは10連休になるという。が、我が家の場合は…。

息子はカレンダー通りに学校があったので、4月29日からの3連休と今月3日から昨日までの3連休というように、3連休→学校3連休という感じであった。妻は憲法記念日こそ休みだったが、それ以外はほとんど出勤…。

私は、4月29日に文京学院大学に出講し、翌日から昨日までが連休…。

今日の我が家は、全員が学校や仕事に出掛けることに…。

今朝は、横浜線も東横線も副都心線も東武東上線も、金曜日とは思えないほど車内がガラガラ。いつもこんな楽な通勤だと良いのに…と思いつつ、ふじみ野へいつも通りの時刻に到着した。

文京学院大学に到着し、講義用資料の準備を終えると、ちょっと早めに教室入りする。パソコンのセッティングをしているうちに2時限目「フィールドワーク論」の履修学生たちがどんどん教室に入ってきた。今日で「フィールドワークの目的」の解説を終えることにしていたが、今日から受講を開始する学生がいたので、とりあえず初回から先週までの講義内容を簡単に振り返り、それから本論に入ることにした。今日のメインは、文献や資料を “うのみ” にすることなく調査を行う必要性について。そして、それらの解説が次回以降の講義への橋渡しとなることを強調して講義を終えた。

天気がちょっと怪しくなってきたので、寄り道せずに通信教育部へ移動する。市ヶ谷に到着すると、いつ雨が降ってもおかしくないような雲行き…。その予感は的中し、4時限目「社会学」が始まる前に雨は降り始めていた。

先週に引き続き、今週も「『違い』を理解する視点」というテーマにした解説が続く。前回は履修者数がまだまだ確定していないこともあり、特別編的な話に終始したが、今日は「知識と技術」の関連性について説明する。

連休中ということもあるのか、出席率がちょっと少なめ…。

今週は、「フィールドワーク論」と「社会学」の2コマのみで出講終了! なのに、1週間分のパワーを出し切ったような状態になっていた私…。

雨がやむ気配も無い状態だったので、まっすぐ家に向かった。そして、18時前に帰宅。すぐに着替えを済ませ、放課後キッズクラブに参加中の息子を迎えに小学校へ。教室内には数名しか残っていなかったが、息子によると「夕方までは、たくさん(の児童が)いたんだよ!」とのこと。友だちがどんどん帰途につく中、泣くこともなくニコニコ笑って教室にいる息子…。

息子と一緒に家に戻ると、すでに妻は帰宅済み。家族みんな揃っただけなのに、何だかとっても嬉しい瞬間…。

我が家は、明日と明後日がお休みなので、また連休に入るようなもの?

今年のゴールデンウィークは、何だか良くわからないまま過ぎていったような気がする。


5月8日(日)

昨日と今日は、我が家はみんなお休み。これを連休と言うのであれば、今回のゴールデンウィークは ”飛び石” があったような状態だった。

昨日はボランティアの音楽会の練習のため、私は夕方に家を空けたが、練習が1時間ちょっとで終了したので、すぐに帰宅。

今日は「母の日」ということで、息子が放課後キッズクラブで作ったプレゼントを妻に渡していた。我ら夫婦も、それぞれの母親に贈ったプレゼントが無事に届いたようである。

明日からはしばらく祝日のない、つまり連休のない期間に突入する。モチベーションをキチンと持ち直し、維持していかなくては…と思う次第である。


5月9日(月)

ゴールデンウィークの関係で、2週間ぶりの国際関係学部「日本社会」の講義…。

今日も3時限目のみの担当ではあるが、ゴールデンウィーク前に大学で講義準備をして帰らなかった&ぷらっとこだまの予約を入れておかなかったので、集団登校の集合場所へ向かう息子と一緒に家を出ることにした。

息子の登校班には1年生がたくさんいるが、同じ幼稚園だった子は一人もおらず、それでも息子は臆することなくニコニコ笑って登校している。息子と別れてバス乗り場へ向かって歩いている途中、別の登校班と遭遇した。そこには息子と年長さんの時に同じクラスだった子がいて、私がその子の姿に気づいたのと同時に、その子も私の姿に気が付いた。が、登校途中ゆえに手を振り合うワケにもいかず、アイコンダクトだけで…。その後すぐ、別の登校班が現れた。そこには、幼稚園時代に息子と一番の仲良しだった子が…!?

幼稚園を出て2か月経っていないのに、みんなとっても大きくなったような気がした。

息子の登校に会わせて家を出たため、いつもより1時間半以上も早い移動となり、三島には9時半前に到着した。が、新幹線の予約だの何だので時間がかかり、大学入りは10時半前…。

今週の講義内容を確認し、教員室内のパソコンで講義用資料の内容を確認しようとしたのだが、どういうワケか2台あるパソコンがいずれも不具合を起こし、交互に再起動…。30分もあれば終わるであろう作業が、昼休み前までかかってしまった。

今週から、講義テーマは「日本(人)的 “和合”」である。最初にゴールデンウィーク前に語った内容を振り返り、それから今回の解説で重要となる「以和為貴」「仲良きことは美しき哉」「満場一致」などの言葉をもとにしつつ、日本(人)における “和合” の意味を語る。

私が三島に着いた頃からポツポツと雨が降り出したのだが、講義を終えた頃にはザーザー降り。新幹線で新横浜に戻る途中、車窓に雨が叩きつけてきた。横浜市内も雨だった。

息子は学校へ傘を持たずに行ったので、一旦帰宅して、放課後キッズクラブに息子を迎えに行った。今日は一人で下校することになっていたので、私が教室に現れると息子が驚いていた。「傘、持ってきたよ!」と息子に伝えると、放課後キッズクラブの先生方が「良かったねぇ!」と息子に声をかけてくれていた。しかし、息子は「雨が降っても、放課後キッズクラブで傘を借りて一人で帰れたよ!」と、かなり生意気なことを言い出した。

ここは「親しき仲にも礼儀あり」ということを教えるべきだと思い、その態度を諫める。すると、自分の言動がどのような意味を持つのか少しわかったらしく、息子は反省の弁を述べていた。小学生になったら、やはり幼稚園時代にはなあなあにしてきたことも厳しく指導しなければ…。

息子と帰宅後、今度は妻の職場へ向けて出発! 息子に留守番をお願いするワケにはいかないので、一緒に出掛けた。左肩にエレキギター、右肩にアンプ類…。そして傘をさし、息子の動きを注視しながらバス停へ。月1回開催となった “音楽会” を今週水曜日に開くので、例によって事前に楽器類を搬入することになったのである。

今日はいつもより早く家を出て、帰宅を3回…。雨降る中、週のはじめから慌ただしく(?)動き回った私…。


5月10日(火)

今朝は予定通りに起床し、予定通りにバスに乗り、予定通りの地下鉄に乗り継ぎ、駿府ライナーも東名江田を定刻で出発…。清水インターを降りたところまでは至極順調だった。「こんな風に、今日の仕事も順調だと良いなぁ…」と思っていると、大きな落とし穴が…!?

北街道で道路工事があり、途中から片側車線が通行止めになっていた。おまけに、静岡方面から来た車ばかりが優遇されているかのような状態…。バスは前に進むことも出来なくなり、東名高速で積み重ねられた時間的貯金は、いきなり “借金”になってしまった。結果、新静岡で乗り継ぐ予定だった静岡英和学院大学方面行きのバスは、もう出発した後だった。

次のバスまで40分も間があくので、静岡鉄道に乗って県総合運動場に向かうことにした。そして、そこから静岡英和学院大学まで歩くことで、時間を節約することにしたのである。県総合運動場駅で下車するのはかなり久々のことなので、私の記憶と勘が頼りだったが、ところどころの風景と記憶が一致しない箇所があったものの、20分ほどで大学到着!

ところが、総合運動場の敷地内に入った途端に気温が上がり始め、額から玉のような汗が…!? 暑さとの闘いで、予想外に体力を消耗してしまったが、それでも大学には11時過ぎに到着していたので、3時限目が始まるまでには “それなりに” 体力も回復していた…ハズである。

3時限目「国際関係論」は、4月中に解説した「国際関係と民際関係」の特別編として「権力の範囲・環境」と題し、国際と民際の複合的問題を語る。その後、もはや恒例となっているザ・フォーク・クルセダーズの『イムジン河』にまつわる国際問題を具体例として語り、DVDで曲の鑑賞をする。

5時限目「現代の国際社会」は、連休明けもまだまだ「国際社会とは?」の解説が続く。4月中は「国際」「社会」の概念を語ってきたので、今日から具体的な話に入ることになる。国際社会を語る上で身近なツールである「パスポート」について、その機能・目的について説明し、「観光の変遷」「国際空港」などについても具体的に語る。“日常” から “非日常” への “出境” と “入境” について、そこに関わるパスポート…という話を展開し、実際に新旧のパスポートを画像で紹介する。

講義を終えると、校舎の外はザーザー降りの雨だった。車で来られている先生にいつも静岡駅まで送っていただいているので、今日もバス停に並ぶことなく駅に戻ることに…。そして、18:19発のこだま号で新横浜に戻ったのだが、横浜線が遅延していて、鴨居駅で乗り継ぐ予定だったバスには間に合わず。それでも、20時過ぎには帰宅。家を出てから、ちょうど(?)14時間後のことである。

今日、息子の通う小学校では1年生の授業参観が行われ、妻がドキドキしながら国語の授業を観てきたのだが、息子はそれなりに頑張っていたという。ただ、緊張からか集中力が切れることが何度もあったらしく、その辺が今後の躾の対象になるような感じである。

それでも、シッカリと発言もしたらしく、本人にも頑張ったという実感があったようなので、最初の参観としては良かったのではないかと思うことにした。

それにしても、今日はいつもより疲れを強く感じた。

明日も移動に移動を重ねることになるので、キチンと疲労回復しておかないと…。


5月11日(水)

昨日の天気予報によれば、今日は朝から雨が降り、強い風が吹き荒れるとのことだった。なのに、昨日息子は学校に傘を置いたまま忘れて帰ってきた。本人は、帰宅してすぐ傘を忘れたことに気づいたらしい。なら、すぐに学校に戻れば良さそうなものだが、学校へ行くには我が家からひたすら上り坂を歩かなくてはならず、授業参観でずっと立ちっぱなしだった身重の妻には付き添うだけの気力と体力が残っておらず、1年生を一人で学校に向かわせることも(安全面から)認められていないため、傘を取りに学校に戻るのは諦めることに…。

私がその “事実” を知ったのは、静岡英和学院大学で講義の準備をしていた15時過ぎ。妻から「もしどこかで子ども用の傘が安かったら、予備用に買ってください」とのメールが届いたのだが、静岡駅周辺で、それも新幹線の時間までの慌ただしい中ではなかなか息子に合うようなものを捜すことも出来ず。結局、今日の登校時に天気が好転していることを期待するしかなかった。

そして今朝、風の強さは予報通りだったが、太陽がシッカリと顔を出し、傘なしで登校できる状態になっていた。起床後すぐはゴネゴネしていた息子も、朝食をとり終えて集団登校の集合時刻が近づくにつれてニコニコモードに…。強い向かい風と闘いながら、ゆっくりと集合場所へ向かっていった。

一昨日は私も息子と一緒に家を出て、早めに三島に向かったのだが、今日は “とりあえず” 講義の準備のほとんどが終了している(と思われる)ので、少しだけのんびりした通勤となった。

国際関係学部の北口校舎に着くと、自動ドアに貼り紙が…。強風対策で、自動ドアを片側ずつ閉鎖している旨が書かれていた。今日の3時限目「日本社会」は、月曜日に引き続いて「日本(人)的 “和合”」の解説で、「和合の含意」「ジャンプ3原則」などをキーワードにした話をしたのだが、昨年もこの話をした日に台風並みの強風が吹き荒れて、自動ドアが一部閉鎖されていたことを思い出した。

もしかして、「和合の含意」という話は嵐を呼ぶ講義なのかも知れない。

冗談はさておき、今日の講義では「違いを “違い” として認める」ことや「1+1の人間関係に無限の可能性を期待する」といった、日本人の “和合” に込めた想いを具体的に語りつつ、外国人の “和合” に対する反応などを紹介した。

講義を終え、新幹線で新横浜に戻り、横浜線で鴨居に着くや否や、バス乗り場へダッシュ! 今日は、妻の職場で月例となっている “音楽会” を開くことになっている。開始時刻は16時なのだが、どんなに頑張っても鴨居駅を15:46に出るバスにしか乗れない…。幸い、バスは定刻運行しており、妻の職場には15:50に到着したが、10分間で着替え、エレキギターのチューニングにキーボードやアンプのセッティングなどなど、するべきことが多々ある。このところ、短時間で作業することに慣れてきたが、今日は音のバランスを決められないまま “音楽会” がスタートしたため、途中で難度も微調整…。

今回も、妻が助手を務めるような形で、“音楽会” はスタートした。すっかり子どもたちに私のことも認識されて、子どもたちが「今日はギターの日だよ!」などと開始前から盛り上がっていた。

音楽会の最初に、まず挨拶。「今日は静岡県の三島という所にある大学で授業をして、急いで新幹線に乗って戻ってきました!」と話し、「ドラえもんがいたら、どこでもドアを出してもらってパッと来られたんだけれど、ドラえもんがいないので、代わりに『ドラえもんのうた』を歌います!」と、強引に話を合わせて1曲目を歌う。

2曲目は、ドラえもんつながりで『夢をかなえてドラえもん』。その後は、あらかじめ配ってある歌詞カードの中から歌いたい(聴きたい)歌をリクエストしてもらうことにした。定番の『さんぽ』や『アンパンマンのマーチ』、『翼をください』『にじのむこうに』『ミッキーマウスマーチ』『小さな世界』『勇気100%』などを用意しておいたが、結果的に全曲演奏することに…。

さらに、『にじのむこうに』は2回演奏することに…。

そして、妖怪ウォッチ関連の歌を2曲…。

今回も、曲によってギターとキーボードを使い分けて演奏した。が、新たな試みとして『さんぽ』はイントロと間奏、エンディングはギーボード、歌唱部分はギターという二刀流(?)で演奏してみたが、それなりに効果はあったような感じがした。

楽譜やコード進行表の用意のない曲もリクエストされたので、それは失敗の少ないギターのコード弾き。

40分の間に、12曲を歌ったことになる。

演奏を終え、仕事の道具にエレキギター、アンプ類を持ち帰り、一旦帰宅。一息つこうと思ったその時、放課後キッズクラブから電話がかかってきた。息子の耳の下が腫れているので「おたふく風邪ではないか?」とのこと。検温したところ37.7℃あったという。そこで、18時半まで預かってもらう予定だったが、17時半過ぎに迎えに行くことにした。

しかし、放課後キッズクラブの教室にいた息子はニコニコ顔で、一見すると体調がおかしいと思えない様子。おまけに、帰りに息子の手を握ったところ、ヒンヤリ冷たい…。帰宅して検温すると、何度計っても36.7℃。目視では、腫れがあることもわからず。ただ、耳下腺あたりを指で触ると「痛い」と言う。とりあえず、早寝させることにして、明日の朝の様子によっては学校を休ませて通院させることにした。

心身ともに、慌ただしい一日…。

明日、私は仕事に行けるのだろうか?


5月12日(木)

夜中、息子は何度も寝言を…。疲れている時の特徴である。就寝前、目の下にクマが出来ていたことからも、「耳下腺あたりが痛いのは、疲労のせいでは…?」と、夫婦の一致した見解になった。

しかし、今朝になって息子の耳下腺が腫れていたら、あるいは腫れていなくても痛みが残っていたら、はたまた発熱していたら、息子を通院させなくてはならない。身重の妻は、医師から「風邪をひいている人には、絶対に近づかないこと!」と指示されている。そうなると、息子を私が通院させる必要がある。

未明、まだまだ息子の様子が安定していないように見えたので、不測の事態(?)に備えて松戸歯学部の1時限目「社会学」は休講にさせてもらった。

ところが、今朝の息子は熱もなければ耳下腺も「痛くない」という状態…。8時前に「行ってきます!」と元気よく登校していった。

こうなると今日は法学部の3時限目「社会学」のみの出講となるため、ノンビリ出来るハズだった。が、「JR京浜東北線、東海道線、南武線が運転見合わせ」というメールが頻繁に届いた。JR東日本ジョルダンの両サイトへ同時にアクセスし、運行状況を確認する。が、両サイトの情報に食い違いが…!? JR東日本では「運転再開」と表示が変わっても、ジョルダンのほうは「運転再開の見通しが立っていない」「ちょっと動いては停まる。運転見合わせと同等」などという情報が次々に…。

それでも、電車が動いている以上は法学部は休講措置は取らない(取れない)ため、なるべく時間的に余裕を持って出掛けることにした。

横浜線と田園都市線を乗り継いで神保町に向かうルートを採用したが、振替輸送のお客さんが溝の口や渋谷あたりから乗り込んできたため、少しずつダイヤに乱れが…。それでも、遅刻の心配をすることなく法学部入りする。

講義は、今日からいよいよ社会学的な解説のスタートである。が、最初に連休前までの解説内容を念入りに振り返り、それから今日のテーマである「社会(学)とは何か?」の解説に入る。社会学の研究対象である「社会」を定義づけ、人間関係(仲間意識)の相対性について語り、次回以降の講義内容との橋渡しをして講義を終えた。

帰りに、鴨居駅前のメガネ屋さんに寄る。眼鏡のフレームが昨日の午後に壊れてしまったので、妻が午前中に買い物に行った際、メガネ屋さんにフレームを預けておいてもらったのである。

16時半過ぎに帰宅し、放課後キッズクラブからのメールを待つ。17時過ぎ、息子が退室したとのメールを受け取る。が、いつまで経っても帰ってこない…。ちょっと迎えに出ようとしたところ、クラスメイトの女の子(ご近所さん)と一緒に帰ってきた。

帰宅して、着替えをさせていたら、どうも何か足りない…ということに気づいた。ハンカチが無いのである! 「どこかで落としちゃったんだぁ〜っ!」と半泣きになる息子に、どうやって家に帰ってきたのか思い出させると、近所の公園で落としたのではないかと言う。そこで、一緒にハンカチ探しに出た。

「どうやって歩いたか、その通りに行ってごらん!」と息子に言うと、まるで『となりのトトロ』でメイちゃんが小トトロと中トトロを追って走った草木のトンネルのような場所に向かい出した。「えっ、こんなところがあったの?」と、6年以上もその公園を利用しているのに気が付かない道を見て、ちょっと新鮮な気分になる。子どもの視線では当たり前のように見えている光景が、大人には見えないことがある…ということの典型である。

アチコチ捜し回った果てに、遠くに何か緑色の塊が落ちているのを発見した私…。息子が落としたハンカチも緑…。息子に「あそこに緑色の何かがあるから、見ておいで!」と促すと、「あった〜!」という絶叫! 名前を確認させると、「ボクの名前が書いてある!」と大喜び!

仕事から帰ってきた妻に、ハンカチ騒動を誇らしげに語る息子だった。

明日で1週間最後の出講となるが、どうしたことか13日の金曜日…。


5月13日(金)

週の最後の出講日は、お天気に恵まれて迎えたものの…。

7時半前に家を出てバス停でバスを待っていたところ、なぜか1本早いバスがやって来た。おかげで、予定したよりも1本早い横浜線に乗れたので、菊名でも予定より1本早い通勤特急に乗ることができた。おかげで、菊名からふじみ野まで乗り換え無しで向かうことが出来たのだが、日吉から車内混雑がヒドくなり、武蔵小杉で混雑がピークに!? 私の右腕と左肩が乗客の体と手すりの間にはさまれて、もう少しで骨折したのではないかというくらいのダメージを受けた。

この「ぼやき」を更新している間も、キーボードを叩くたびに右腕がジンジンする。

文京学院大学の1時限目「フィールドワーク論」は、今日から5週にわたって「フィールドワークの問題点」をテーマとした講義となる。この講義の最重要部分とも言える内容なのだが、出席率が…!? 今年度は、2年生と4年生が4名ずつ履修登録している。今日は2年生は全員出席で、4年生が全員欠席。しかし、今後の講義の都合もあるので、予定通りに解説を進めることにした。内容としては、我々人間がどのような判断基準を持っている動物であるか解説し、「状況(情況)判断」「絶対−相対」などのキーワードをもとに、フィールドワーク中に限らず日常生活においても陥りがちな問題点について解説する。

通信教育部へ移動し、教員室で履修登録者名簿を受け取る。現時点で、157名とある。

4時限目「社会学」は、今週も「『違い』を理解する視点」の解説が続く、前回までの講義内容を簡単に振り返った後、急きょ “レディネス” に関する解説をはさみ、それから「状況(情況)的影響」「状況(情況)判断」「絶対−相対」について、具体例をたくさん挙げながら説明する。

今日の講義を全て終え、どのルートを通って帰ろうか…と、しばし迷う。が、今朝の負傷から「なるべく、空いている状態の電車に乗ろう!」ということにして、市ヶ谷から都営新宿線で新宿三丁目に出て、そこから副都心線・東横線に乗り換えることにした。副都心線内は車内も空いており、座れはしなかったものの快適だった。しかし、渋谷、中目黒、自由が丘…と停車していくウチに車内は混雑し始め、しまいには身動きが取れなくなるほどに。手すりに体を押しつけられないような場所に立っていたので今朝のような負傷はせずに菊名まで戻ったが、何となく今朝の出来事がトラウマになっているような気もする。

菊名から乗り着いた横浜線も、座れはしなかったもの、それなりにスペースは空いていたので、腕と肩をかばわずに済んだ。

明日は介護老人保健施設でのボランティアの音楽会があるのだが、果たして腕はキチンと動いてくれるのだろうか?


5月15日(日)

昨日は、息子とともに介護老人保健施設でのボランティアの音楽会へ…。もちろん、我ら親子だけで参加するのではなく、むしろ我ら親子は元 “妻の職場の職員さん” のアシスタント的な立ち位置なのだが、息子は施設利用者さんたちからものすごく人気があるらしく、「また来てくれたんだねぇ!」「待ってたわよ!」などと声をかけられていた。

…と述べていると、至極順調に音楽会が進められたかのように思えるのだが、実はいろいろとあって大変だった。まず、朝になって演奏場所が変更になった。昨日訪ねた施設は東西に棟が分かれていて、それぞれ3階まで利用者さんがいる。そのため、「○階東フロア」とか「○階西フロア」などのように訪ねるたびに演奏場所を変えることになっている。昨日は「2階東フロア」と聞いていたので、そのための曲目を用意していた。が、急きょ「2階ユニットと3階」と2箇所を回らなくてはならなくなったのである。

こうなると、それぞれの演奏時間が短くなり、そのために曲数が減ることになる。さらに、同一施設内とはいえ移動を伴うが、アンプ類を持ち歩くことができないため、どちらかは私のギター1本でアンプラグド状態の展開になる。

こういうパターンの場合、いつも2階で全てのセッティングをし、ギター1本を持ってアンプラグドで3階で30分ほど演奏し、2階に戻って40分ほど演奏…というようなパターンになる。事前からそれがわかっていたら “それなりに” 楽しんでいただけるプログラム構成を考えられたのだろうが、特に私がアタフタ状態に…!? 息子はお決まりの『ドラえもんのうた』『夢をかなえてドラえもん』『さんぽ』の3曲を歌うことだけ考えていればよかったのだが、とはいえ3階では『ドラえもんのうた』のみ、2階では3曲という変則状態だったため、いつにも増して落ち着きのない様子だった。

今日は、朝から部屋の掃除。ダイニングを中心に、お片付け。以前から妻が片付けをしようと言っていたのだが、ようやく私の重い腰が上がって、要るもの不要なものを区分けし、スペースを確保したところで、新しいラグに敷き変えた。というのも、明日は息子の担任の先生が家庭訪問に来られるため、何としても今日中に部屋を片付けておかなくてはならなかったのである。しかし、教育研究職にある私は、日に日に資料やら文献やら増えてゆくため、部屋のスペースはドンドン狭まってくる有様。そんな状況が妻には耐えられない(?)らしく、事あるごとに「片付けてっ!」と言われてきた私だったが、資料が文献が増えるのは当然という生活を長いこと送ってきているため、なかなか “体質改善” は難しいところ…などと、防衛機制してみる。

夕方、息子を連れて近所のドラッグストアまで買い物に行く。帰りに、我が家のお隣にあるお家の方と一緒になり、お話をしながら家路に就いた。人間関係が希薄な地域が増えている昨今、シッカリご近所づきあいが進んでいる我が街。そして、この手のつきあいは女性主導のようなイメージがあるようだが、我が家の場合は私のほうがご近所にしても幼稚園にしても率先して関わってきたような…。

この流れ、息子の小学校ではどうなるのだろう?


5月16日(月)

21:23分頃、関東地方に大きな地震が発生。ちょうどその時、私は浴室にいた。息子の体と頭を洗った後、息子を居間に送り出し、浴室の片付けをしていたところ、大きな揺れを感じた。強風も吹いていたので、てっきりその影響かと…。

茨城県北部で震度5弱を観測したということで、首都圏のJR各線はしばらく運転を見合わせていた。

そんな状況なので、今日は「ぼやき」の更新をここで終え、今日のことは明日の記述に回すことにしたいと思う。


5月17日(火)

昨日は、先週月曜日と同様に三島駅周辺でぷらっとこだまの予約を入れるため、ちょっと早めにウチを出て、10時前に三島到着!

ぷらっとこだまは駅南口でないと購入できないため、国際関係学部の校舎とは反対側の出口に回らなくてはならない。さらに、三島駅は南北を結ぶ通路がないため、北口に出るには入場券を買って駅構内を通るか、あるいは線路の向こうへ大回りして行くか…。今回は、ぐるっと大回りすることにした。

それでも、10時半前には大学入りし、講義の準備には十分すぎるくらいの時間的余裕を確保し、講義用資料の編集・印刷に取りかかる。実は、“ワケ” があって当初の講義内容を変更しなくてはならなかったのである。3時限目「日本社会」は前回で「日本(人)的 “和合”」の解説が終了したので、シラバスに従えばその内容に関する視聴覚資料を使用しての解説をするハズだった。ところが、昨日は小学校の家庭訪問があったため、早めに講義を終えていつもより1本早い新幹線に乗って帰途に就く必要もあり、それで講義の順序を変更したのである。

事情は先週のうちから学生たちに伝えておいたので特に混乱もなく、新たに「日本(人)的 “共感性”」の解説に入ることが出来た。最初に “共感性” の本質や日本人の “共悲” の概念を中心に語り、その具体例として竹内まりやの楽曲を中心にJ−POPや映画、アニメ、小説などのヒット傾向を考え、さらに『フランダースの犬』が日本で名作扱いされている現実について解説する。

努力の甲斐と学生たちの協力の賜物で、いつもよりも1本速い新幹線にギリギリ間に合った。

家庭訪問は16時の予定だったが、息子の担任の先生はその20分前にやって来た。そして、1家庭10〜15分程度のハズが、1時間近く話が続くことになった。つまり、息子に関して先生が語るには、15分程度では足りなかったのである!?

顔から火が出そうな話もあれば、「これは、後で誉めておかないと…」と思える話もあったが、先生が学校に戻られた後で「もしかして、子育て(の方法)を間違えたかも…」と意気消沈…。それでも、息子は息子で頑張っているのだろうから、長い目で見ることにした。

さて、今日は朝から激しい雨! 昨夜の地震といい、今朝の雨といい、何だか明るくなれない私…。それでも、駿府ライナーが定刻よりも早く新静岡に到着したので、何となく気分を持ち直す。

その頃、妻は病院で妊婦健診。今日はスクリーニングテストを受けることになっていて、ここでお腹の赤ちゃんの性別が判明する…ということでワクワクドキドキしていた私。息子は常々「妹がほしい」と言っていたのだが、その願いを叶えてあげることは出来なかった。

妻が帰宅してすぐ、浴室の工事がスタート! 風呂釜が旧くて動きが不安定なだけでなく、風呂桶もかなり旧くなっているので、全て新しいものと交換することになったのだが、なかなか業者さんと我が家の都合が一致せず、今日やっと工事に入っていただいた次第。

私は、妻からその工事の進行報告をメールで受けつつ、静岡英和学院大学入りする。

3時限目「国際関係論」は、今日から「グローバリゼーション」がテーマとなる。“導入” として、地球規模で物事を考える必要性について念入りに語り、ジョン・レノン『イマジン』鑑賞を通してグローバル的な発想を紹介し、グローバリゼーションの概念や類似概念について解説する。その後、私が今までに取得した4冊のパスポート(の重要なページ類)の画像をパワーポイントで投影した。この科目と「現代の国際社会」では、パスポートの画像投影が恒例イベントの1つとなっている。

5時限目「現代の国際社会」は、いよいよ「国際社会とは?」の最終回…。「宇宙船地球号」をキーワードに話を進め、さらに「地球」に関する名言のいくつかを紹介し、その中からゴダイゴの『ビューティフル・ネーム』を鑑賞する。

帰りは新幹線で…とはいえ、こだま号利用なので、ちょっとだけノンビリ…。

20時前に帰宅し、急いで夕食をとり、新しい風呂に入ってみる。以前の風呂桶より長さが増えた分、高さが減り、踏み台無しでも風呂には入れた息子は「あっ、何も使わなくても入れた! もう、ボク一人でもお風呂には入れるね!」などと大喜び! 私も、足を伸ばして入浴できるようになって満足!

風呂から上がった後、ある作業に取りかかった。今日の夕方、私宛の宅急便が届いていた。それは、某サイトのオークションで1万円で落札したハードディスクレコーダ用の換装用DVDである。

先週末、ハードディスクレコーダーのDVDドライブが全てのディスクを認識できなくなった。妻が「6年も使ってきたから、そろそろ寿命では?」と言う。しかし、ハードディスクは問題なく録画可能な上、未編集のデータが残っていたので、なかなか寿命という状況を受け容れられずにいた私…。

サービスセンターに連絡したところ、電源を15分くらい切ったままにして、再び電源を入れるとDVDドライブがキチンと認識する可能性がなくはないと説明を受けたので、その作業を試してみたが、効果ナシ。

保証期間がとっくに切れたハードディスクレコーダーで “この手の不具合” が起きた場合、修理にいくらかかるのか? ネットで色々調べたところ、最低でも2〜3万円はかかるということが判明した。だったら、新品を購入したほうが…ということになる。

そんな時、「もしかして、DVDドライブだけ換装したら何とかなるのでは?」と思い立ち、純正や互換性のあるドライブを探していたら、オークションに純正ドライブの新品が出品されているのを見つけたのである!

私は理系人間でも電気屋さんでもないが、パソコンやらオーディオやらのメンテ類は好きである。そこで、故障したと思われるドライブをドライバー1つではずし、新たなドライブに換装。ところが、いきなりエラー表示!? ドライブと本体をつなぐケーブルの向きが違っていたらしい。それを付け替えると、問題なくドライブは作動した。あとは、ディスクを認識してくれたら…。

数分後、全てのディスクを問題なく再生することが出来た。

修理風景を見ていた妻が、「この人、直しちゃったよ…」と、半ばあきれ顔。ウン万円かけて新品を買うより、1万円で問題解決したほうが、家計にはやさしいと思うのだが…。


5月18日(水)

昨日とは一転、今日は朝から日差が強く、気温もグングン上昇した。

息子は、登校途中で転んでおでこにタンコブを作ってしまったらしい。“お兄ちゃん” になるとはいえ、ピッカピカの1年生…。体は大きくなっているとは言え、ランドセルをシッカリ背負ってまっすぐ歩けるほどの体力とバランス感覚はまだまだ身についていないので、それでよろけてしまったのだろう。学校から家に電話が入り、妻から三島にいる私に連絡が…ということで状況を知った次第。

私も、小さい頃は良く転んだものである。キョロキョロとアチコチ見ながら歩いていたので、ヒザの流血は日常茶飯事。今でも、その時に負った傷が消えずに残っている。

今日の担当は、国際関係学部の3時限目「日本社会」のみ。月曜日から解説を始めた「日本(人)的 “共感性”」の2回目。今回は「自分(たち)さえ良ければ」的発想の強まる現代日本の問題点を中心に、今までの解説内容を否定してしまうようなニュータイプ(?)の日本(人)の現実に関する話に終始する。講義の最後に、前回(まで)の講義内容を補うべく、ザ・フォーク・クルセダーズの『イムジン河』が名曲となって行く経緯を説明し、DVDで鑑賞する…ハズだった。しかし、本論の解説に予定以上の時間がかかり、DVD鑑賞は次回以降に…ということになった。

帰宅後、小学校から息子が帰ってくるのを待つ。17時過ぎに一人で帰ってきた息子だったが、その顔から悲壮感のようなものはなく、どちらかと言えば楽しそうな顔つき…。おでこのタンコブも大して目立たず、キズもない。本人は至って平然としていて、「触ると痛いけど…」程度の状態だった。

「男の子は、生傷が絶えないのが当然」だと、色々な人からよく言われる。我が子も男の子だからなぁ…と思うと、この程度の怪我でどうのこうのと言っていられないのだろう。


5月19日(木)

先週の木曜日、息子の体調がらみで松戸歯学部「社会学」を休講にさせてもらった。そのため、4月28日以来の松戸出講となった。

1時限目開始に先駆けて学生たちに急な休講となったことを詫び、補講の日程について話をする。すると、すでに私の「連絡板」で補講について学生たちは確認済みだという。とりあえず、今月28日に補講をする旨を再確認し、それから4月中に解説した内容の復習をする。

そして、今日からのテーマである「社会的動物としての人間」の解説に入る。今日のメインは、「社会(学)とは何か?」である。社会学の研究対象である「社会」を定義づけ、人間関係(仲間意識)の相対性について語り、4月中の講義内容と次回以降の講義内容との橋渡しをして講義を終えた。

法学部に移動し、お弁当を食しつつ前回の講義の進行具合を確認する。そして、早めに教室へ移動し、3時限目「社会学」に入る。今日と来週は、こちらも「社会的動物としての人間」がテーマ。今日は “社会的動物” そのものの真意について、「福祉」という言葉の語源的な話から「double happiness」に関する解説を進める。

妻も私も、今日は昼過ぎからいつもとは違う妙な感覚に陥っていたので、とりあえず法学部から寄り道せずに帰宅した。そして、17時過ぎに放課後キッズクラブから帰宅する息子を待った。

夕飯時、息子が放課後キッズクラブに関わる衝撃的な話をし始めた。放課後キッズクラブを利用する際、「参加カード」に日付と利用時間帯を記載し、そして保護者印を押して参加することになっている。ずいぶん前に私が「5月19日、17:00まで、お迎えなし」と記入しておき、息子にも妻が「今日は放課後キッズクラブだよ!」と伝えておいたらしい。放課後、息子がキッズクラブの教室に入ろうと「参加カード」を呈示したところ、「情報がないから、今日は家に帰りなさい」と指示されたという。

息子としては「えっ?」という感じだったらしいが、スタッフさんに言われた以上はそれを信じるしかなく、息子は一人で家に帰ったという。しかし、妻も私も仕事で不在…。いくらドアホンを鳴らしても、誰も出るハズもない。「誰かいたら、出てください!」と、息子はドアホンを押しながら泣いていたらしい。

その時、息子の小学校の先生が我が家の前を通りかかり、途方に暮れていた息子を発見してくれたという。そして、息子から事情を聴き、学校に連絡を入れてくれたのである。ちょうど今、息子の小学校は家庭訪問の期間。それで、運良く先生に助けていただけたのである。

これが、別の時期だったら…。誘拐…、転落…、考えただけで恐ろしい。

担任の先生も家庭訪問中なので、別の先生が息子を迎えに来てくれて、放課後キッズクラブに連れて行ってくださったという。

約1時間遅れで放課後キッズクラブに息子は入室したが、どうやら最初に息子が入室した際は常勤職員さんが不在だったらしい。しばらくして、常勤職員さんが参加予定の息子がいないことに気づいたらしいが、おそらく息子を帰宅させたことが報告されていなかったと思われる。

放課後キッズクラブの運営会社に “確認” の電話を入れ、詳細を調べてもらうよう依頼する。その際、「お子様が帰宅を指示された時、ご両親のどちらかに連絡は入りませんでしたか?」と尋ねられたのだが、「それ(連絡)があれば、こんなことにはならなかったと思いますが?」と、感情を抑えて返答するのがやっとの私…。

いつも放課後キッズクラブには大変お世話になっていて、息子が迷惑をかけているとは思うのだが、今回の対応は如何なものか…と思う。

今、この「ぼやき」を更新しながらも、心拍が激しいのがよくわかる。


5月22日(日)

20日から心身ともに疲労困憊していたので、パソコンをキチンと開けられず、またしても週末の「ぼやき」をまとめてアップすることに…。

そして今日、土曜日からの偏頭痛が治まっていなかったらしく、ほとんどフトンの中で過ごすことに…。お出掛けの予定があったのだが、それを息子も楽しみにしていたのに、私のせいで全てが中止。

それでも、妻も息子も私の体調を気遣ってくれて、息子が就寝した後で症状が楽になってきた。

この分なら、明日は仕事に万全の体勢(?)で臨めそうだ…と思いつつ、再びフトンに入ることにした。

この時期、もう仕事の穴をあけるワケにはいかないので、何としても体調を戻しておかないと…。


5月23日(月)

講義に耐えられるだけの体調は回復したが、まだまだ万全という状態ではないので、朝はノンビリすることにした…のだが、息子が忘れ物したため、集団登校の集合場所まで全力疾走! 息子はノホホンとしていて、私が現れると「あれっ、お父さん、何で来たの?」と…。忘れ物を差し出すと、「これ、どこにあるかわからなかったから、持って出られなかったんだよぉ〜!」と生意気なことを言い出す有様。お友だちの前で “格好つけたかった” のだろう。

ゼーゼーハーハーしながら帰宅…。シッカリ就寝して体力も温存したハズなのに、仕事に行く前にある程度を使ってしまった私…。

仕方がないので(?)、新横浜まで乗換不要のバスに乗ることにした。

そして、国際関係学部には11時過ぎに到着。

ジックリと講義用資料の編集・印刷に取りかかり、パワーポイントの再編集をする。先週と今週はシラバスと進度が異なるため、提示するスライドの内容を少し変更する必要があったのだが、昨日は寝込んでいたために作業に入れず。

3時限目「日本社会」は、今週は「オーディオ・ビジュアル週間」である。「日本(人)的 “和合”」と「日本(人)的 “共感性”」に関する視聴覚資料を、今週2コマで紹介することになる。今日は「日本(人)的 “和合”」編。まず『それいけ!アンパンマン』の初期の2作品を鑑賞し、そこに見られる和合性や満場一致の理念を分析し、さらに『とっとこハム太郎』を通して “和合” の具現化を理解することにした。

講義後、息子の通う小学校に出向き、先週木曜日に息子を助けてくれた先生と担任の先生と、“その時” の状況確認。そして、放課後キッズクラブに出向き、事実を確認しようと思ったのだが、キッズクラブの職員さんたちと私の話は平行線をたどるのみ。

とりあえず心を平常に戻して、息子と一緒に帰宅する。

しかし、何があっても息子は「学校大好き!」「先生大好き!」「キッズクラブ大好き!」なのである。その心は潰されないよう、気をつけてあげたいと思う次第である。


5月24日(火)

日曜日に崩れた体調が、まだまだ回復していないのが良くわかる…。

無理をしないように気をつけてはいるのだが、講義中はいつもと同じようなパワーを出してしまい、帰途に激しい睡魔が襲ってくるような有様。この睡魔は、日曜日に大量投与(?)した薬剤の副作用かもしれない。オーバードースしないよう、本当に気をつけなくてはならない。

いつも火曜日は5時半に起きるのだが、今朝は「あと5分だけ…」を3回繰り返し、15分遅れで起床した。急いで身支度を整え、軽く朝食をとり、6時10分過ぎに家を出た。その後はいつもと同じ時間のバス、地下鉄、そして駿府ライナーと乗り継ぎ、定刻よりちょっと早く新静岡に到着した。

静岡英和学院大学に向かうバスにも、今朝は十分すぎるくらいの余裕で間に合った。

11時に大学入りし、講義用資料の確認、追加の印刷をし、パソコンを起ち上げてパワーポイントの内容確認をする。そして、全てが順調に終了したため、ちょっと早めにお弁当…。講義へのレディネスをシッカリ整え、万全の体勢で教室入りする。

3時限目「国際関係論」は先週から「グローバリゼーション」の解説に入っているので、まずは前回の復習を念入りに行い、学生たちのレディネスを整え、「グローバリゼーションの現実」について3つの特徴を挙げて解説する。

5時限目「現代の国際社会」は、前回の解説で重要視した『国連憲章』の「善良な隣人」について再確認し、ゴダイゴの『.PROGRESS AND HARMONY』を鑑賞する。そして、今日から次のテーマである「代表的国家体制」の解説に入る。今日は「グローバリゼーション」と「ナショナリズム」を比較し、これら2つの概念は「A国はグローバリゼーションだけれど、B国はナショナリズム」というような分かれ方をするのではなく、「どの国にも両方の傾向性があるが、そのどちらの傾向が強いか弱いかの差があるだけ」あるいは「ある状況ではグローバリゼーションの傾向が強くなり、また別の状況ではナショナリズムの傾向が強くなる」というような、どの国にも見られる傾向であることを確認して解説を終える。

講義後、妻から携帯電話に着信! ものすごく興奮…というか歓喜の声を上げていたのだが、まともに対応できる状況ではなかったため、帰宅してからジックリと話を聴くことにした。この話の内容は、明日の「ぼやき」で。

今日はぷらっとこだまの予約を入れられなかったので、帰りは18:37発のひかり号…。ひかり号は速くて良いのだが、ひと眠りするのにはちょっと…。それでも、座席に腰掛けてしばらくすると、もう意識不明状態に…!?

ひかり号効果で、静岡駅を出発してから1時間で帰宅した私…。その分、体力を温存しておこう!


5月26日(木)

このところ、気が滅入るようなことがたくさん起きて、情けないことに心身とも疲弊した状態に陥ってしまった。そのため、昨日の「ぼやき」の更新もできず、講義の準備もままならないまま…。

一昨日の夕方のこと、先週木曜日に息子が放課後キッズクラブに行ったハズなのにその事実が隠蔽されている件に関して ”目撃者” がいることが判明した。担任の先生が見落とした5月19日の参加意思表示を、クラスメイトの女の子が「ここに書いてあるよ!」と、一緒に放課後キッズクラブまで連れて行ってくれたのである。そして、目の前で息子がキッズクラブの職員から「(今日参加するという)情報が無いから帰りなさい!」と言われているのを見ていたのである!

この事実に妻は歓喜し、静岡英和学院大学から帰宅途中の私の携帯電話に連絡を入れてきたのである。

今日は、5時に起きて6時前に家を出て…と、いつもと変わらぬ早起き木曜日。

バスに乗り、地下鉄に乗り継ぎ、横浜から東海道線(上野東京ライン)に乗ったところまでは予定通りだった。が、川崎を出発してしばらくした頃、時間としては6:51に電車は急停止。危険を知らせる緊急信号を受信したという。そして、蒲田〜大森間で人身事故が発生したということを知らされた。その事故で京浜東北線が全て運転を見合わせ、併走する東海道線も運転見合わせ。電車内に閉じ込められる形となった。最初は特に慌てる乗客もいなかったが、「復旧見込みは、8:10の予定です!」というアナウンスが入った途端に車内が騒然となり、電話をする人、メールを打つ人…と、アチコチで慌ただしくなった。

もし8:10まで電車が動かなかったら、1時限目の松戸歯学部には間に合わないことになる。講師室担当職員の方の携帯電話に「遅刻の恐れがある」「最悪の場合は休講となる」ということをメールで伝え、運転再開を待った。

その当時、私は吊革に掴まっている状況で、徐々に腰への負担がかかってきたため、荷物を網棚に置かせてもらい、身軽な状態にした。

幸い、運転見合わせから50分ほど経った頃に「この電車の安全確認は取れましたので、電車を動かします。ただし、本日に限り東京止まりとさせていただきます」ということになった。宇都宮行きが東京止まり…。せめて上野まで行ってくれたらと思ったが、動いてくれるだけでも有り難いと思うことにした。

が、問題は東京で下車した後に待っていた。京浜東北線が運転を見合わせているということは、上野に行く手段が山手線しかないということになる。当然、その山手線には通常の倍以上のお客さんが乗っている。乗り切れなかったらどうしよう…と悩んでいたところ、停車中だった京浜東北線の車内から「この電車は、運転を再開します」というアナウンスが聞こえてきた。スカスカの車内に乗り込んだ次の瞬間、ドアが閉まり、動き出す…。

ところが、上野で次の問題が発生! 朝から常磐線もダイヤが大幅に乱れ、駅の電光掲示板を見ただけではどの電車が先に出発するのかわからない状態だった。おまけに、上野東京ラインの運転見合わせの影響で高崎線も宇都宮線も運転を見合わせていて、上野駅構内は大混乱!?

それでも、松戸駅には8時半に到着した。バス乗り場へ行くと、目の前に日大歯科病院行きのバスが停まっているのが見えた。しかし、もうこれ以上は乗れないという超ラッシュ状態。そのバスに乗るのを諦めたのだが、「せっかく、ここまで急いできたのに…」という空虚感…。と、その時、日大歯科病院は経由しないが近くを通る別系統のバスが入構! そのバスが順調に走行したため、松戸駅で超ラッシュ状態だったバスよりも早く大学に到着した。

講師室に入ったのが、講義開始10分前…。間に合ったことは間に合ったのだが、どうにもこうにも心拍が正常に戻らない…。講義開始時刻を過ぎてもしばらく講師室にいることにして、10分遅れで「社会学」の講義を開始した。「社会的動物としての人間」の2回目として、“社会的動物” そのものの真意について「福祉」という言葉の語源的な話から解説を始め、「double happiness」に関する解説を進める。が、どうにも私のエンジンがかからず、「土曜日に補講があるので、この続きはその時に…」ということにして、20分ほど早く講義を終えた。

今日は鉄道に関して懐疑的になっているので、早め早めの移動で法学部に向かった。いつもより1本早いバスで北松戸駅に行き、いつもより3本ほど早い常磐線各停・千代田線に乗り込んだのだが、車内で熟睡状態に入ってしまったため、下車すべき大手町を通り過ぎ、気が付いた時は霞ヶ関…。急いで大手町に引き返し、半蔵門線に乗り換えて神保町に移動したが、早めの移動が大した効果を生まない結果に…!?

いつもと大して変わりない時刻に法学部入りし、いつものように早めに教室入りして3時限目「社会学」の準備をする。今日で「社会的動物としての人間」の解説を終えることになるのだが、今日は動物学的な「生理的早産」の概念から人間の特殊性を語り、先週と先々週の講義内容および次週以降のテーマとリンクさせて講義を終えた。

帰途、半蔵門線・田園都市線の車中でも熟睡状態に入り、幸い乗り越しはしないで済んだのだが、何だかフラフラな私…。


5月29日(日)

このところ、週末になると心身ともに疲弊して、ちょっと居間で眼を閉じるとそのまま “意識不明状態” になることが多々あって、今日もまた頭痛が再発する有様。しかし、先週ほど重症ではなかったので、夕方には家族そろって買い物に出掛けることになったのだが…。それにしても、何だか例年とは違う自分の様子(具合)に、戸惑うやら不安になるやら…である。

今月12日(木)に松戸歯学部の1時限目「社会学」を休講にした関係で、昨日は5時起きで6時過ぎのバスに乗り…と、木曜日と同じような朝の状態になった。要するに、松戸歯学部で補講を実施したのである。土曜日に松戸に向かうのは初めてではないが、平日と土曜日とでは “交通事情” が違うため、松戸駅では目の前で日大歯科病院行きのバスに乗り遅れるという失態を演じた私…。

前回の講義が諸々の事情で20分近く早く終了したため、今回は講義開始時刻の20分前…つまり8:40から歩行を開始した。冒頭の20分で前回解説できなかった部分を語り、「社会的動物としての人間」の最終回に入る。今日は特に「生理的早産」の概念から人間の動物的な特殊性を語り、先週と先々週の講義内容とリンクさせ、人間が「社会なしに生きてゆけない存在」ということを明確にらかにした。

昨日の講義は松戸歯学部のみだったが、午後に用事があるため、急いでバスに乗って松戸駅に戻り、常磐線、上野東京ラインと乗り継いで藤沢に向かった。14時から行われる我が母校・日本大学藤沢高等学校の同窓会に出席するためである。朝から鉄道のダイヤが乱れ、無事に着くかどうか不安だったが、それでも藤沢にさえ着いてしまえば、あとは小田急線で8分…。

出席予定者が名簿に115名ほど記載されていたが、総会が始まった時点で参加者85名と発表された。人数的に総会は成立したのだが、年々出席率が…。しかし、人数がどうであれ、総会後の懇親会は例年通り華やかに盛り上がる。そして、齢を重ねる毎に時の流れが早く感じられ、「もう1年経ったの?」という会話がアチコチで繰り広げられる。年に一度しかお目にかかれない先輩方であるが、ついこの間も会ったような感覚に…。

明日からも、シッカリ頑張ろう…と思う次第。


5月30日(月)

新たな1週間は、大荒れの天気で始まった!?

激しい雨音で何度か目が覚め、さらに夜中からずっと寝相の悪い息子にフトンを掛け続けていたため、朝になっても倦怠感が全くといって良いほど抜けていない状態に…。

8時前に息子は集団登校の集合場所に向かったが、その時が雨のピークだったらしく、それから少ししたら雨脚が弱まり、私が家を出た9時半前には傘なしで歩ける状態になっていた。さらに言えば、私は今日一日ずっと傘をささずに過ごしているので、ちょっとだけでも小学生たちの登校時間がズレていたら…と思わずにはいられない。

さて、傘をささずに済んだ私は、11時前に国際関係学部入りし、今日の講義で配布する資料の準備に取りかかる。3時限目「日本社会」は、今日からテーマが「日本(人)的 “仲間意識”」になる。昨年度までに使用した資料がそのまま今年度も使えるかどうか確認し、それらを講義内容と照合する。

今日は、「持ちつ持たれつ」「間人主義」「縁」の3つの特徴から日本人の仲間意識について考えるるのと同時に、これら3つの特徴のもとになって生じている日本(人)的な人間関係の問題点についても触れておくことにした。できるだけ具体的な例を挙げ、時には私自身の経験談を語り、学生たちの共感を得ながら、今なお日本(人)的 “仲間意識” がこの国に息づいていることを確認し、次回の講義内容の予告をして講義を終えた。

帰途、妻に頼まれた買い物のため我が家の近所にあるドラッグストアに立ち寄る。今日はポイント2倍の日なので、いつもより客足が伸びていて、レジ前には長い列…。みんな、考えることは同じらしい。

帰宅して、放課後キッズクラブから帰ってくる息子を待つ。今日は寄り道もせず、まっすぐ帰ってきたようである。

その後、妻も仕事から帰宅…。

今日は気温が上がらず、久々に上着が必要な一日だったが、とりあえず我が家は暖かいのは言わずもがな?…ということで。


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