2015年4月のぼやき



4月1日(水)

2015年度の幕開けは、少々あいにくの天気…。7時半過ぎに家を出た時には、すでに横浜市内は降雨…。しかし、その後は一度も傘をさすことはなく、ただただ傘をアクセサリーのように持ち歩くだけになってしまった。

新年度最初の仕事(?)は、国際関係学部の打合会。これは、ここ数年恒例のような状態である。9時前に新幹線で三島に到着後、いつも講義を行っている三島駅北口校舎ではなく本キャンパスに向かう。そして、講師室に入る前に健康診断を受ける。

教員打合会は、11時開始。教務課および庶務課の諸手続に関する説明がメインだが、特に今年度の “休日授業” や “他曜日出講” など、“一部カレンダー通りでない出講” に関しての注意事項が例年より多かった模様。

12時半からは、教職員懇親会。ラウンジには所狭しと教職員が集い、年度初めの挨拶や情報交換などなど、会話も盛り上がる。

中締め後、14時前の新幹線で新横浜に戻り、駅周辺でちょっと用事を済ませ、横浜線で鴨居に戻る。バスに乗り継いで、息子の幼稚園へ…。今日は妻も仕事なので、幼稚園に息子の預かり保育をお願いしていたのである。園に入ると、教室には通常保育期と同じくらい園児が集まっていた。息子は、一人黙々と創作活動に打ち込んでいた。園児の一人が私の姿を見つけ、息子に「(お父さんが)お迎えに来てるよ〜っ!」と声をかけてくれた。

教室の中に、やけに小さい子がウロウロしていた。ループタオルをたすきに掛けているところを見ると、どうやら年少さんらしい。要するに、新入園児である。入園式は来週なのだが、その前に預かり保育で登園しているのだろう。幼稚園には未就園児クラスもあり、そのクラスから年少さんに上がる子だったかも知れない。

息子にとっても、制服を着て登園するのが久々のこと。制度上は今日から年長さんであるが、名札はまだ年中さんのもの。ただ、息子はすでに年長さんでの新しい1年に想いを馳せている。とりあえず預かり保育で徐々に園生活の感覚を取り戻し、肉体的にも技術的にも精神的にも成長した年少さんになってほしいと思う。


4月2日(木)

桜、満開!

我が家の近所にある公園では、いくつものグループがアチコチにピクニックシートを広げてお花見に興じていた。明日は天気が下り坂という予報も出ていて、今日を逃すと花見に支障(?)が出ると判断した人が、首都圏には多数いたに違いない。


私は…といえば、九段下のホテルグランドパレスで18時より開催された法学部の打合会に参加してきた。開始時刻の1時間近く前に会場入りしてしまったが、後からいらした先生方が「天気が良かったので、北の丸や千鳥ヶ淵の桜を見てきました!」と仰っているのを聞いて、「しまった!? その手があったか?」と少々悔やむ。
千鳥ヶ淵の夜桜と月
ところが、打合会が思ったよりも早くお開きとなったので、先輩教員から夜桜見物に誘われ、ご一緒させてもらうことになった。靖国通りは、ものすごい人通り…。インド大使館もこの時期は一般に開放されていて、敷地内ではインド料理の屋台が並んでいた。千鳥ヶ淵周辺は…、この時期ならではの大行列! そして、誰もが夜桜の美しさに感嘆していた。

わかりにくいかも知れないが、右の写真は夜桜と月が共演している様子を撮影したものである。

咲き誇っている桜も美しいが、散って千鳥ヶ淵の水面に浮かんでいる桜の花びらもまた、独特の美しさを演出していた。ただ、人が多いため立ち止まることが許されず、落ち着いて桜を眺められないのが残念…。

今日は、本当に良い桜を見た。

何となく心穏やかな気分になったところで、帰途についた次第。


4月3日(金)

今日は、お昼から妻が仕事へ…。

私は文京学院大学での打合会に出席しなくてはならないので、息子を幼稚園の預かり保育へ…。12時前に息子と一緒に家を出て幼稚園へ行くと、みんなお弁当の最中…。ものすごく微笑ましい光景だった。

息子を預けた後、バスで鴨居駅へ移動するつもりだったが、いくら待ってもバスが来ない…。携帯電話でバスの運行状況を調べたところ、まだまだ10分以上はバスが来ないことが判明した。時間がもったいないので、歩いて鴨居駅に向かったが、「せっかく、バスの定期券を購入したのに…」という、何ともやるせない想い…。

息子を幼稚園に連れて行く関係で早めに家を出たため、文京学院大学に到着したのが14時半前。全体会が15時開始だったので、それまで講師室で待機することになった。そこで、数名の教員と1年ぶりにお会いし、歓談する。

全体会は定刻通りに開始され、その後に学科別の打合会が行われた。今年の新入生からカリキュラムに若干の変更があり、来年度から私は前期出講になる模様。

講義運営に関する話し合いの後は、懇親会…。今年も、全てのプログラムが和気あいあいと進んだ。

帰りは、ふじみ野から副都心線に乗って菊名まで乗り換え無しで帰りたかったのだが、時間が合わず、とりあえず東上線で和光市まで出て、そこで有楽町線に乗り換えた。私が乗った有楽町線の2分後に副都心線の元町・中華街行きが来ることになっていたが、各種乗換案内サイトを駆使したところ、有楽町線で小竹向原に行くと副都心線急行・東横線通勤特急に連絡できることがわかった。乗換回数は増えるものの帰宅時間がグッと短縮された。

菊名から横浜線に乗り継いで鴨居に戻ると、すでに私の乗るバスは停車中! 帰りの交通機関は、何もかもがドンピシャリ! 順調すぎて、怖いくらいである。

この調子で、2015年度の講義も…と思いたいところだが、果たしてどうなることやら…。


4月5日(日)

昨日は東京の下町に所用で出掛け、久々にスカイツリーの壮大な姿を間近で眺めてきた。

曳舟駅近くの地蔵坂通り商店街では、都立墨田川高校の吹奏楽部が素晴らしい演奏を披露していた。演奏技術だけでなく、観客を楽しませるパフォーマンスも見事だった。

言わずと知れたスカイツリー
言わずと知れたスカイツリー(曳舟駅付近にて)
都立墨田川高校吹奏楽部
演奏中の都立墨田川高校吹奏楽部(地蔵坂通り商店街にて)

今日は、朝から雨。「桜を散らす雨にならなければ良いのだけれど…」と心配になったものの、今年の桜は根性が据わっているらしい。地面に桜の絨毯が見られる場所もあるのだが、それでもまだまだ花見に耐えられる姿を保っている。

明日から、いよいよ2015年度の出講が始まる。果たして、どんな1年になるのやら…!?


4月6日(月)

いよいよ、2015年の出講開始!

今年度の初講義は、国際関係学部の「日本社会」である。例年、この科目は後期セメスターで担当してきたが、今年度は前後期とも「日本社会」の担当となっている。昨年度までは旧カリキュラムの学生だけが履修する講義の担当だったのだが、今年度からは新カリキュラムの学生を中心に講義することに…。

旧カリキュラムでは「日本社会」は総合教育科目群に属し、1年次から履修可能である。が、新カリキュラムでは3年次以上の学部共通専門科目群に属している。要するに、今年は専門科目のみの担当となったワケである。

講義は3時限目のみであるが、今日は庶務課に提出する書類があったので、8時半過ぎには家を出た。10時前に三島駅北口校舎で出勤簿に押印後、本キャンパスへ移動し、書類を呈示して再び北口校舎に戻る…。競歩の選手ではないが、校舎間の移動に要した時間は10分弱!

3時限目開始10分前に教室入りし、講義用資料を事前配布し、AVシステムの設定が正しいかどうか確認をする。私が教室に到着した時、すでに30人以上の学生が待機していた。そして五月雨式に学生が集まり、始業チャイムが鳴った時には60名弱…。

旧カリキュラムの学生も数名いたが、ほとんどの学生が私と初対面ということになるので、まずは私の講義の “流儀” をシッカリ伝授し、講義の目的・目標と焦点ついても語る。初回から、シッカリ90分!

講義後、いつものように新幹線に乗り込んだが、新横浜では降りず品川まで乗車する。今日は西新宿で通信教育部のFD講演会と懇親会が行われるため、山手線に乗り換えて新宿を目指す。新幹線に品川駅が出来て本当に便利になったものだ…と、2003年10月に開業した駅に “今さらながら” 感謝する。

新幹線の改札を抜け、JR東日本構内を歩いていると、なんとも言えぬ違和感が…!? 品川駅構内の電光掲示板に「ひたち」だの「小金井」「高崎」だのという表示があるのを見て、一瞬「ここは上野駅か!?」と錯覚してしまうほど。上野東京ラインの開通で、交通環境はかなり変わってしまったものである。

この交通環境に慣れるのは、いつの日だろうか…?


4月7日(火)

静岡英和学院大学の出講も開始!

しかし、あいにくのお天気…。昨日のうちに往きの駿府ライナーをキャンセルし、新幹線で静岡入りすることにした。東名江田バス停を駿府ライナーで7:45に出発し、静岡駅に10:23に到着する予定だったが、新横浜から9:22発のひかり号に乗ることにしたため、静岡到着は10時ちょっと過ぎ…。新幹線の威力を改めて思い知らされることに…。

静岡に到着後、清水先生の事務所を訪ね、先生の事務所で11時前まで歓談し、静岡駅北口へ移動する、昼の時間帯の英和行きのバスはダイヤに変更がなく、例年通りの時間に大学到着。

大学に到着後、3時限目に使用する講義用資料を印刷する。毎年毎年同じくらいの学生が履修するワケではなく、その年ごとに履修登録人数が変わるので、どのくらい印刷しておけば良いか判断に苦しむところだが、「大は小を兼ねる」ということで教室のキャパシティー程度の枚数(100枚程度)を用意する。

果たして…? 3時限目「国際関係論」は、60名ほどの学生が集まっていた。予想通りと言えば予想通りなのだが…。見覚えのある顔がその半数ほどおり、この比率は予想外! ちょっと嬉しくもある。

5時限目「異文化コミュニケーション論」は、20名程度…。講義しやすい人数ではあるが、年々履修登録人数は減っている。もっとも、母集団の数が減っているのだから、これは仕方がないことなのだと思われるが…。

今日は初講ということで、2科目とも講義の目的・展開、そして学生への注意事項など。ガイダンス的な内容を主として語り、私の社会学的視点(ないしはスタンス)を理解してもらうことに徹した。まだ初回なので私の “ノリ” を理解している学生たちはそれなりに反応していたが、まだまだ教室の空気は温まりきっていないような…。これは仕方がないことなので、時間をかけてゆっくり温めていこうかと思う。

帰りは、駿府ライナーを利用。静岡市内で軽く渋滞に引っかかったものの、その後は順調な走行で、東名江田にはほぼ定刻通りに到着した。横浜に戻っても傘をささなくてはならない状態ではあったが、2つの初講を終えた安心感からか、壮快な気分…。


4月8日(水)

本来なら水曜日は国際関係学部に出講する日であるが、今日は日本大学の入学式のため休校…。

そして、今日は息子の幼稚園の入園式・始業式が行われた。年長さんに上がる息子は、今日が来るのを首を長くして待ち続けていた。さらに、今日がオフになった私も、始業式に出席できることに…。

息子が入園式に出席する必要はないので、12時過ぎに行われる始業式に合わせて家を出た。今朝、都心でも雪が降るほど寒さが厳しく、歩いて幼稚園に向かう気力は無くなっていた我ら家族…。バス停でバスを待つ時間を少なくするため、バスの出発時刻ギリギリまで家にいるような有様だった。

バスに乗り込むと、年中さんで一緒のクラスだった女の子と遭遇! その母娘がバスを利用することは滅多にないことなので、冬に逆戻りしたような冷たい雨に誰もがゲンナリしていたのが良くわかる。

幼稚園に着くと、新しい年長さん(の家族)が集まり始めていた。すでに下駄箱に名札が貼られていて、誰と誰が同じクラスになったのか(ならなかったのか)わかる状態だった。年少さんの時にクラスメイトだった子が再び年長さんで再び同じクラスになったり、2年連続同じクラスだった子と別々のクラスになったり…。中でも、たった一人だけ息子と3年連続同じクラスに所属することになった子がいる。

今までクラス担任は2年連続で同じ先生だったのだが、最後の1年は違う先生のクラスに入ることになった。年少さんと年中さんの時の先生は経験豊富な方で、園児たちへの指導も好評を博していた。今回の担任の先生は若手と言えば若手なのだが、年少さんの時から息子のことをよく見ていてくれていた。先生が替わって、息子もちょっと寂しそうだったが、新しい担任の先生が判明すると、安心した表情を見せ、教室に入るとすでに周りと馴染んでいた。

教室からホールへ移動して、年長さんだけの始業式が始まった。午前中に年少さんと年中さんの入園式(兼始業式)が行われているので、園長先生をはじめ教職員の方々はさぞ大変だっただろうと思う。

始業式の全ての工程が終わった後、バスで鴨居駅へ…。そして、駅近くのファミレスで年長さん進級のささやかなお祝いをする。

朝起きてからずっとハイテンションだった息子、帰宅してもそのテンションが抑えられず、夕飯時も入浴時もものすごく楽しそうだった。そのせいか、「おやすみなさい」と言ってフトンに入るや否や動きが止まり、眠りの森へ…。

2年前、制服を着て初めて幼稚園に行った時、自分の置かれている状況をまだ十分に把握しきれていないがために “現実逃避” に走り続けていた息子…。それが、今や年長さんに進級することを心待ちにして、春休み中も「あと何回寝たら年長さん?」と聞いてくるような成長ぶり…。

幼稚園での最後の1年を、有意義で楽しいものにしてほしいものである。


4月9日(木)

松戸歯学部と法学部も、今日から講義開始! 特に、松戸歯学部「社会学」は、「これが人生初の大学での講義」という学生たちを相手にすることになったので、何だか申し訳ないような光栄なような…。

久々に、6時前に家を出る木曜日が始まった。バスと地下鉄を乗り継いで横浜に出て、昨年までだと横須賀線で東京に向かうのだが、今年からはちょっと違う…。先月開業した上野東京ラインを、1か月弱たった今日、初めて利用した。東海道線のホームで電車を待っていると、「7番線に、上野東京ライン…、宇都宮線直通、宇都宮行きがまいります」というアナウンスが入る。東海道線のホームで電車を待っているのに、「東海道線」とコールされないことに違和感を覚えたものの、「10番線に…(中略)湘南新宿ラインがまいります」というアナウンスに慣れきってしまっていることを考えると、「上野東京ライン」というアナウンスに慣れるのも時間の問題かと…。

それにしても、横浜から東海道線に乗って上野まで乗り換え無しというのは、至極便利である。おまけに、時間帯が良かったのか車内は適度なスペースが確保できる状態で、座れはしないものの快適な通勤…。昨年までは東京で下車した後に全力ダッシュで山手線ホームへ駆け上がらなくてはならなかったが、その工程が省かれたのはかなり好都合である。

上野では “いつもの” 常磐線に乗り継ぎ、昨年よりも体力を残存した状態で松戸に到着した。

松戸歯学部の1時限目「社会学」は、今年の履修登録者は7名…。少ないと言えば少ない。が、かつて7名程度の学生が集まった教室で講義していた時、終講試験の平均点が90点をを上回ったことをふと思い出した。人数のせいもあるのだろうが、学生たちの反応は上々…と思う。

初回ということもあり、ちょっと早めに講義を終えて松戸駅に戻ると、タイミング良く品川行きの常磐線特別快速が入線してきた。上野で降りて山手線と総武線・中央線緩行を乗り継いでも良かったが、「せっかく、上野東京ラインに乗ったのだから…」ということで、東京まで乗り続けることにした。そして、中央線の快速と緩行に乗って水道橋へ…。

法学部に到着後、新しい身分証明書を受け取りに庶務課へ行く。出来たてホヤホヤでピカピカの身分証明書を受け取ると、気持ちまであらたまってくる。

3時限目の開始15分前に大講堂に入り、パソコンの接続及びチェックをする。すでに100名以上の学生が教室内で待機しているのを見て、昨年の再現のような感覚に陥る私…。

松戸歯学部も法学部も今日が初回ということなので、講義の目的・展開、学生への注意事項などガイダンス的な内容を主として語り、私の社会学的視点(ないしはスタンス)を理解してもらうために思い出話などを加えつつ今後の講義の展開を語る。

法学部での講義後、教員室に戻ると…、そこには国文学者・重さんが!? 久々に歓談する。

法学部をあとにした後、東神奈川へ移動する。区役所で用事を済ませ、延長保育中の息子を引き取るために横浜線とバスを乗り継いで幼稚園へ…。迎えに来た私の姿を見て、ビックリする息子…。聞けば、「お母さんが来ると思ったんだよぉ〜!」とのこと。

年長さんになって、幼稚園における自分のポジションを自覚しつつある息子…。頼もしい限りである。

さぁ、明日も早起きしなくてはならない私…。早く寝なくては…。


4月10日(金)

今朝は4時に起床し、5時前には家を出て、鴨居駅まで徒歩で向かう。そして、6時発の新横浜始発のひかり号で静岡へ…。

静岡に到着したのが6:40で、今日最初の講義である静岡英和学院大学の「現代の国際社会」開始時刻まで2時間10分ある…。何でこんな早くに静岡入りしたのかと言うと、いつもの金曜日より1本早いバスに乗るためである。

昨年までは、8時前に静岡に到着し、乗り換え時間3分でバスに乗り継ぐことにしていたが、そのバスが定刻通りに来たためしもなく、また渋滞に巻き込まれずに済んだためしもなく…。講義開始ギリギリに到着するのが常だった。その上、今年からバスのダイヤが改正され、件のバスの時刻が3分ほど遅い運行となった。そのバスに乗って初講から遅刻ギリギリ…という状態を避けるべく、1本早いバス…すなわち静岡英和学院大学行きの始発バスに乗ることにした。

始発バスは、件のバスより20分早く出発する。20分早いバスに乗りたいがため、いつもより90分も早く家を出たことになる。バスか新幹線のダイヤがもっと便利になれば良いのだが、個人的な事情でダイヤが変わるはずもなく…。

せっかく早起きして静岡入りしたというのに、始発バスまで遅れてやって来た。そして、大学には期待したほど早く到着することもなく…。

1時限目「現代の国際社会」は、火曜日の「国際関係論」「異文化コミュニケーション論」と同様に例年よりも履修希望者が減っていた。来週になって履修希望者が増えないとも限らないが、初講時に45名というのは、予想外だった。金曜日の1時限目というのがネックになったか? 私の講義の評判が悪いのか? はたまた、講義のテーマが学生の興味にそぐわないのか?

講義後、急いでバスで静岡駅に戻り、新幹線の待合室でお弁当…。そして、12時前のこだま号で東京へ。中央線の快速と緩行を乗り継いで市ヶ谷へ移動し、通信教育部の講義に臨む。

4時限目「社会学」も、今日が初講。どのくらい学生が集まるか全くわからないので、120部ほど講義用資料を印刷して教室へ…。すると…、教室に入りきれずに廊下で待機中の学生が!? とりあえず空いている席に座るよう指示したが、諦めて帰る学生も…。そして、用意した資料が足りなくなる事態に…。

今日担当した2科目も初講ということで、講義の目的・展開、そして学生への注意事項など。ガイダンス的な内容が中心になった。そして、私の社会学的視点(ないしはスタンス)を理解してもらうべく様々な例を挙げながら説明を進めた。

これで、2015年度前期に担当する全ての科目を開講したことになる。

何となく、今年度は1回で雰囲気や流れがつかめそうにないらしい。そのほうが、毎回毎回新鮮な気持ちでいられそうだが…。


4月13日(月)

金曜日の夕方から雨が降り、土曜日もハッキリしない陽気…。息子にレインコートを着せて実家を訪ねたが、幸い帰宅するまで大した天気の崩れがなかった。

そして昨日の日曜日は行楽日和…。お買い物の前に息子のお友だちファミリーから連絡があり、近所の公園で少し遊んだ後、県知事・県会議員・市会議員の選挙のため、投票所へ…。

今日は、息子と一緒に8時半過ぎに家を出たところで降雨…。とりあえずバス停までは傘なしで向かったが、バスを降りて息子の幼稚園に行くのには傘が必要な状態となっていた。年長さんになった息子を幼稚園に送り届けるのは、今日が初だった。

その後、鴨居駅から新横浜に出て、新幹線で三島へ…。雨の勢いは増すばかりで、三島駅周辺は5mm/1hの雨が降り、駅から徒歩0分の国際関係学部北口校舎に行くにも傘が必要なほどだった。

3時限目「日本社会」は、先週月曜日に初講を迎えたものの、水曜日が休校だったため今日が2回目の講義である。Web上で履修登録状況を確認すると…、前回の出席者数には足りないものの、それなりの学生数が確認された。

講義前に解説内容や使用する資料、CDなどを念入りにチェックし、講義開始20分ほど前に教室入りする。パソコンをセットし、CDの音量・音域チェックをしながら講義の開始時刻を待ったが、どうも前回とは様子が違う…。座席の空き具合が少ないのである! 要するに、受講者が増えているのである。

3時限目始業チャイムを聴いた後、前回のガイダンス内容を(今日が初出席という学生のためにも)念入りに復習し、「日本(人)について学ぶ必要性」の解説に入る。今回はトポロジカルな観点から「状況(情況)的影響」について述べる予定だったが、復習に時間がちょっとかかり過ぎたので、疑似環境や絶対-相対などの視点から人間と社会、日本と世界の関係性について解説することにした。

講義を終えて新幹線に駆け乗り、新横浜で講義用資料を作製するためのDVD−Rを購入する。

新横浜から家に帰るのにいくつかの方法があるが、荷物が重くなってしまったので、バスで帰ることにした。が、バス乗り場には雨が吹き込み、おまけに風が強まってきた。気温は大して上がっていないのに雨と風が体に当たってくると、冬に逆戻りしたような感覚に陥る。バスを待つ10分が、えらく長く感じた…。

明日も、天気は回復しないらしい。先週から悪天候が続いていて、色々な意味でスッキリしない…。天気予報が当たるのであれば、水曜日あたりから天気が回復し、気温も上昇するという。早く春に戻りたいものである。


4月14日(火)

今日も、あいにくのお天気…。

今日こそは駿府ライナーで静岡入りしようと思っていたのだが、先週から今日の悪天候は察しがついていたのと、今日は自宅からパソコンを持って出なくてはならない関係で、先週のうちに新幹線の予約を入れておいた。よって、今朝は息子を幼稚園に送って行く時間的余裕も…。

静岡に到着後、いつものように清水先生の事務所を訪ね、先生の事務所で11時前までいろいろ情報交換。雨の勢いは強まったり弱まったらだったが、止む気配は無し。

静岡英和学院大学に到着後、私は教員室に直行せず、学内の購買で昼食用のインスタント味噌汁を購入する。いつもなら往きにどこかのコンビニに寄って買い物を済ませておくのだが、今日は雨と荷物のことで頭がいっぱいになり、買い忘れてしまったのである。

3時限目「国際関係論」も5時限目「異文化コミュニケーション論」も、今日から本格的な解説のスタート! 家から持ってきたパソコンを英和のプロジェクタに認識させるのは9か月ぶりなので、ちょっと早めに教室に入って動作を確認する。パソコン側には何のトラブルもなくすぐスクリーンに画像が投影されたが、プロジェクタのほうで若干の…(以下略)

「国際関係論」は、今月いっぱい「国際と民際」について解説する予定。今日は特に “国際” という言葉の曖昧さや日常的な誤用から説明し、いわゆる「国際人」が定義されないことを理解してもらうことにした。

「異文化コミュニケーション論」は、「文化のとらえ方」について。例によって(?)例の如く「文化」の概念を “culture” の本来的な意味を説明し、その機能を説明し、「シャーレで培養cultureする」という基礎的な考え方を説明する。ただ、まだテキストを入手していない学生もチラホラ…ということで、予定の7割程度の解説にとどめておいた。

講義後、バス乗り場に向かうと…、そこには長蛇の列! “長蛇” という言葉で表しきれないほどの列…。列に並んでいる学生全員がバスに乗りきれないことを察して運転手さんが、「東静岡まで(で下車する予定)の人は、次の東静岡止まりのバスを利用してください!」とアナウンスしていた。そのため、ほとんどの学生が目の前に停車しているバスに乗るのを諦めてしまい、列の動きがストップしてしまった。

「目の前に停車しているバスに乗れないと、私は新幹線に間に合わない!」という状態だったので、学生たちの間をかき分けてバスに乗り込んだ。とりあえず新幹線には間に合ったが、もう少しバスの運行状態を考えてほしいと思わずにはいられない私…。

今日も一日中、雨が止むこともなく…。いったい、いつになったら春らしい日が戻って来るのだろう?


4月15日(水)

気温は高くなってきたものの、天気は不安定…。昼過ぎに雨は上がったが、この天気がいつまでもつのか…?

朝、雨の止み間に息子と一緒に家を出て幼稚園へ…。息子が上履きに履き替えている間、園児のママさんたちと歓談する。今朝は、なぜか息子の所属するクラスに年長さん全クラスから園児が集結して、大にぎわい状態だった。担任の先生が不在だったので(おそらく、園バスの担当日だったと思われる)、園児たちは好き放題に振る舞う有様…。

息子を教室に入れた後、バス停までダッシュ! 鴨居駅から横浜線に駆け込み乗車して新横浜に移動したが、乗ろうと思っていた新幹線にあと一歩及ばず。結局、いつもと同じこだま号…。

新幹線に乗ってすぐ、あやしい雲が立ちこめてきた。小田原の手前で雨が降り出し、三島に近づくにつれ雨脚は強まるばかりだった…のだが、私が三島で下車した時には雨が上がっていたため、傘を一度もさすことなく国際関係学部の北口校舎に到着した。

講義用資料は月曜日のうちに作成しておいたので、前回の解説内容を確認しつつ、パワーポイントの内容を再編集する。

3時限目「日本社会」は、今日も「日本(人)について学ぶ必要性」がテーマ。前回の復習を時間をかけて念入りに行った後、「状況(情況)的影響」の具体例として荒井由実とハイ・ファイ・セットの『卒業写真』を紹介する。そして、今日のメインテーマ「絆」について解説を始める。その最初に長渕剛の『乾杯』を紹介し、「絆」の語源的意味、日本的な「絆」観を紹介する。

帰りに幼稚園に寄り、延長保育中の息子を迎えに行く。そして、息子と一緒に買い物へ…。最近、年長さんになった自覚が生まれたのか、バス停ではキチンとイスに座ってバスを待ったり、アチコチ動き回るようなことが少なくなった。手がかからなくなったから…と言って安心しきっていると、とんでもないことをしでかす恐れもあるので、まだまだ気が休まることはないのだが、少しずつ成長知れさえすれば…と思う次第である。

私の願いが通じたのか、明日は天気も良く、気温もグングン上がるらしい。4月中旬になって “やっと” 春らしい日になるようである。


4月16日(木)

やっと、春らしい日がやって来た。

天気予報を信じ、吐く息が白く見える中、コートも着ないで6時前に家を出た。そして、バスと地下鉄を乗り継いで横浜に出て、上野東京ラインで一気に上野へ! 京浜東北線に乗れば横浜から上野まで乗り換え無しなのだが、各駅に停車するため時間がかかる。その点、上野東京ラインは早くて快適である。松戸歯学部への通勤がかなり楽になったため、講義前の準備も例年以上にはかどっているような気がする…。

1時限目「社会学」は、今日からいよいよ本論に入るのだが、今週と来週は「状況(情況)判断」をテーマにし、「疑似環境」「知識と技術」などをキーワードに話を進める。

法学部への移動は、北松戸から常磐線各停・千代田線で大手町に出て、半蔵門線で神保町…というルートを採択した。今日の通勤・移動は「如何に乗換回数を少なめにするか」といった感じである。歳をとったせいなのか、それとも「体力温存!」と体が訴えかけているのか、とにかく今日は乗換回数を減らす方向で移動していた私…。

3時限目「社会学」は、今日から参加の学生が150名程度!? 前回から出席している学生と合わせると、すでに昨年の履修登録者数を超えている!?

講義は、こちらも「状況(情況)判断」がテーマ。ただし、150名程度の学生のために “ガイダンス” をやり直す必要があったため、松戸歯学部での解説内容と同じペースで進めるにはいかず、「疑似環境」と「知識」の話をしたところで解説を終えた。

いつもならまっすく帰途につくのだが、今日は韓国観光公社主催の「韓国観光の夕べin横浜」に参加するため、関内へ向かった。開場時間が17時半だったのだが、関内には16時前に到着。久々に伊勢佐木町をブラブラして、それから会場となる関内ホールへ移動したのだが…。開場まで1時間以上あるというのに、すでに100人以上の列が出来ていた。私が列に並んだ後も、続々と人が集まってきた。

ホールに入ると、スクリーンには「韓流の香り」が流れていた。しばらくその映像を眺めていたが、ロビーに韓国各地域の観光振興展示が出ていたので、ちょっと覗いて見ようと思ったのだが…、そこにも長蛇の列!?
韓国観光の夕べin横浜
イベントは、19時ちょうどに開始。韓国観光公社の東京支社長や在横浜大韓民国領事、横浜市文化観光局局長の挨拶があり、次いで笛木優子とオ・ジホのトークショーが始まった。トークは20分ほど続き、5分のインターバルをはさんで韓国を代表するノンバーバルパフォーマンス「NANTA」の上演。今回は時間の関係で40分のショートバージョンではあったが、見所はキチンと収めてあった。

私は、「NANTA]を過去に2度ほど観たことがある。いずれもソウルのNANTA劇場での公演だったのだが、最初に観たのが2002年で、次が2006年…。劇場はよく引越をするため、2002年と2006年は劇場名こそ同じではあったが場所が異なり、さらに今回は横浜で観劇…ということで、全ての公演を違う場所で観たことになる。2002年は一人で観劇したが、2006年は妻(当時は「同行者」)と…。そして、今回は再び一人…。

久々の「NANTA」に興奮し、パフォーマンスで大笑いし、何だかとっても元気が出たような気がした。

イベントの最後に、大抽選会が! 大韓航空やアシアナ航空の日韓往復航空券を始め、韓国主要都市のホテル宿泊券などなど、魅力的な賞品がいっぱいだったが、全てハズレ。

今回のイベントには2600名からの応募があり、当選が1100名ということである。応募方法はネットのみだったが、家族の名前を使って4人分、5人分と応募したのに1人分しか当選しなかったという人もいれば、私のように自分の分だけ応募してシッカリ当選する人もいる。半分以下の確率をクリアしてイベントに参加したのだから、それだけで良かったじゃないか…と思いつつ帰途についた。

明日も、朝早くから始動の日。1週間最後の出講をキチンとこなさなくては…。


4月17日(金)

昨夜は「韓国観光の夕べin横浜」に参加していたため帰宅が遅くなり、それから今日の講義の準備に取りかかったので、就寝は2時を過ぎていた。

そして、今朝は5時起き…。ハッキリ言って、寝不足である。寝不足ではあるが、今日もシッカリ頑張らなくてはならない。

今朝は、7時前に新横浜を出発するこだま号で静岡入りした。昨年までは静岡駅7:57発の静岡英和学院大学行きのバスがあったが、今年からダイヤ改正で8:00発に変更されている。そのバスは8時ちょうどに静岡駅前バスターミナルに姿を現したのだが、別のバスが進路を阻み、お客さんを乗せることが出来ない…。なのに、件のバスは進路を阻んだまま出発時刻が来るのを悠々と待ち続けていた。

結局、乗車開始は定刻より3分遅れ。バスターミナルを抜けるのに時間がかかったため、本来なら東静岡駅の手前を走行しているべき時刻に、やっと次のバス停に到着したような状態…。「もしかして、授業開始が遅れるかも…!?」という不安を募らせたものの、ジタバタしても何も変わらないので、バスに身を任せることにした。

静岡駅で新幹線を降りて静岡英和学院大学に着くまで40分もかかってしまったが、とりあえず遅刻は免れた。

火曜日の空き時間を利用して今日の講義用資料の印刷を済ませておいたので、少しは余裕があったものの、家から持ってきたパソコンのセッティングをしなくてはならなかったため、急いで教室に向かう。ギリギリ、講義開始時刻までに全てのセッティングが終了した。

1時限目「現代の国際社会」は、今日からいよいよ “本論” に入る。この科目の目的を理解するため、今日から4回連続で「国際社会とは?」という基本的な部分(講義の基本テーマ)を解説することになる。今日は「国際」という言葉が示す意味・範囲などについて概要を語った後、マックス・ヴェーバーの理論(暴力装置など)を参考にしつつ、国家間の緊密な関係性を説明した。

講義後、急いで後片づけを済ませて講師室に戻り、早昼としてお弁当を食し、バスで静岡駅へ…。12時前の新幹線で東京へ向かったが、車中での記憶はほとんど無い。

14時前に通信教育部入りし、今日の講義用資料の編集・印刷に取りかかった。前回の「社会学」には126名が出席していたという事実を教務課から知らされる。「これ以上、履修希望学生が増えることは無いかもしれない」という見解もあったが、念のため今日の資料は150部ほど用意した。

4時限目の始まるちょっと前に教室に移動すると、教室に入りきれずにいる学生が…!? 講義用資料は150部では足りず、職員の方が20部ほど追加印刷をしてくれた。座りきれない学生と、詰めて座らなくてはならない圧迫感と、多めに刷ったハズの資料が足りなかった意外性とが、教室内で不協和音を奏でていた。講義がキチンと進行するのかどうか甚だ不安ではあったが、とにかく解説に入らなくては…。

今日から3回連続で「『違い』を理解する視点」というテーマで話を進めることになるのだが、人数が多すぎて状況の把握がなかなかできないこともあり、予定していたよりもペースを落とし、「疑似環境」と「知識」に関する話をしたところで講義が終わるように展開を変更した。
何だか
講義後、全回出席していない学生に前回の講義用資料を配布したり、若干のガイダンスを行うことになった。それにしても…、本当に講義は講義として成立するのだろうか? 教室のキャパと履修希望学生のバランスが調わず、学生たちの期待に応えるような講義が成立するのか、ちょっと不安に…。

いや、何はともあれ、私の講義に集まってくれた学生たちのために、ひたすら頑張るしかない!


4月20日(月)

昨夜、息子が何度もうなされていた。妻が息子の様子を確認すると、体がかなり熱い…。高熱を覚ますために保冷剤を息子のおでこに当てて寝かしつけるも、息子は急な発熱になかなか寝ることが出来ない…。

今朝、熱が下がっているように思えたが、念のために体温を測ってみると…。37.3度…。幼稚園を休ませることになった。

妻が息子を医院に連れて行き、私は三島へ…。

医師の診断によると、息子は風邪をひいていたらしい。土日に私が息子をアチコチ連れ回したのが原因かも…と思うと、何とも申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

土曜日は、有志のパステル画の会のために息子と一緒に神保町に出掛けた。が、会の場所を間違えた私は、半蔵門線を神保町で下車せず、大手町まで行ってしまった。そして、大手町から内神田へ歩き、誤認していた会場へ行き、そこで間違いにやっと気が付いた。神保町の手前で息子がしきりに「降りるの?」と聞いていたのをシッカリ受け止めるべきだったかも知れない。

日曜日は、近所のドラッグストアに買い物に行く時に息子が「一緒に行く!」というので一緒に家を出たのだが、私のバスの定期券の期限がそろそろ切れるので、新横浜まで定期券の継続をしに行くことにした。そして、新横浜からバスで我が家の近所のドラッグストアに向かう予定だったのだが…、定期券の購入が終わった後で息子が「ノドが渇いた!」と言うので、駅ビル内のドラッグストアでペットボトル飲料を買うことにした。そして、お会計に時間がかかり、件のバスに乗ることが出来なかった。

それが運の尽き。電車よりバスが好きな息子に合わせて、ドラッグストアから徒歩15分程度の場所を通る別系統のバスに乗ることになった。バス車内でナビアプリをいじっていたら、よく知っているバス停の1つ手前で下車するほうが歩く距離が少なくなるらしいことがわかった。それで、未知なる道をナビアプリを頼りに歩いていたのだが…。なぜか途中で何度も「コールを大きくはずれたため、ナビすることが出来ません」という表示が…!? そのたびにナビ設定をし直してみたが、私の方向感覚とナビのガイドが一致しないのである! どうやら、私がアクセスしようとしていた道と、ナビが我々を連れてきたがっている道が大きく離れていたらしい。

それがために、ナビは道なき道を指示してきたり、目の前に目標物が見えているのにもかかわらず反対方向へ歩かせようとしたり…。

土日の “無駄な動き” が、息子の体力を著しく低下させてしまったのだろう。本当に申し訳ないことをしたものである。

幼稚園に行けなかった息子の分まで、今日は私が仕事で頑張ることにした。

新横浜から新幹線に乗っていると、やがて雨がポツポツと…。三島は傘をさしたほうが歩きやすいほどだった。ただ、校舎が北口改札から徒歩0分というのがこんなにも有り難いこととは…というのはちょっと大袈裟かも知れないが、とにかく大気が不安定なのが良くわかる天候に変わっていた。

国際関係学部入りしてすぐ、ある問題に直面した。先週、学生たちから講義で使用するテキスト…すなわち『補強版ストレス・スパイラル』が大学内の書店で品切れ状態だという情報を得たのだが、品切れ状態が今日も未だ解消されていないというのである。今日からシッカリとテキストを追っていくよていだったのに…。仕方がないので、今日読む予定の数ページ分をコピーして、未購入の学生数を計算し、必要数を揃えた。

3時限目「日本社会」は、とりあえず今日まで「日本(人)について学ぶ必要性」がテーマ。次回の講義から「日本的」「日本人」について具体的に語ることにしているのだが、「社会」とは何か理解していないとこの講座の名称である「日本社会」そのものが理解できなくなる。それで、今日はこの講義で言う「社会」に関して定義づけをし、その構造を語るとともに、人間関係を維持するために必要と思われる条件を考えることにした。

講義を終えると、三島駅前は徐々に雨風が強まってきているのが良くわかった。急いで新幹線に乗り込み、我が家を目指した。

帰宅すると、息子は思ったよりも元気で、ひとまずホッとする。が、午前中はとにかく大変だったらしい。息子のかかりつけ医院は、昨年度までは院内処方だった。そのため、診察を終えてお会計をする時に薬も一緒に渡されたのだが…。今年度から医薬分業となり、医院近くのドラッグストアに処方箋を持って行かなくてはならなくなった。このドラッグストは、今回の「ぼやき」にも出てくる我が家近所のドラッグストアと同一店舗であるが、4月から店内に調剤部門が設置され、処方箋を受け付けてくれるようになった。が、開業(?)して日が浅いため、薬剤師さんもてんやわんやで薬を受け取るまでに1時間以上待たされ、その間に息子の具合が再び悪くなり…という悪循環だったと、妻から教えられた。

しかし、私が帰宅してからの息子の様子は “それなりに” 元気で、食欲も旺盛…。明日も大事を取って幼稚園を休ませれば、明後日あたりから元気に幼稚園に通えるようになるのでは…?


4月21日(火)

昨夜の横浜は、まるで台風のような強い雨と風が吹き荒れていた。しかし、今朝は雨も上がり、青空も見え始めていた。

今日も、息子は幼稚園をお休み…。本来なら起きなくてはならない時間に、まだまだ息子は夢の中…。私は、8時半過ぎの新横浜駅行きのバスに乗り、新幹線で静岡へ…。今日こそは駿府ライナーで静岡入り…と思っていたのだが、天気予報では「朝まで雨が続く」ということだったので、予報を信じて高速バスの予約を変更し、EX予約で新幹線の指定席を押さえておいた。

静岡に着くと、雲の切れ間から太陽が顔をのぞかせていた。清水先生の事務所を訪ね、それから駅のバスターミナルへ向かうと、青空が広がる爽やかな陽気に…。何だか、久しぶりにスッキリとした空を観たような気がする…。

静岡英和学院大学に到着し、いつもなら講義用資料の印刷に取りかかるところ、今日の3時限目「国際関係論」は用意するべき新しい資料がないので、とりあえずお弁当…。そして、早めに講義教室へ移動する。

前回から「国際関係論」は「国際関係と民際関係」について解説をしているが、今日のメインは “民際” について。非国家的行動主体という状況について、前回の “国際” と対比させつつ解説を進めていくことにした。

空き時間となる4時限目に、5時限目「異文化コミュニケーション論」の講義用資料を印刷し、さらに金曜日の講義内容についても確認しておく。落ち着いて作業するだけの時間的余裕があるので、資料の出来上がりや解説内容の確認は、焦ることなくジックリと…。

そして、本日最後の講義「異文化コミュニケーション論」は、前回の “culture” に関する解説をさらに深めた後、新しいテーマである「異文化とは何か?」に入る。特に今日は「疑似環境」「状況(情況)的影響」「絶対−相対」を中心にしつつ、人間の行動思考様式が変化していく様と異文化との関連性について述べておく。

帰りは、駿府ライナーで東名江田へ。新幹線に比べると時間がかかる移動ではあるが、目的地に着くまでゆっくり休むことが出来、私のようなバス好きには快適である。おまけに、バスはほぼ定時運行だったので、予定通りの時間で帰宅することが出来た。たったそれだけのことなのに、何だかとっても気分が良くなる。

しかし、気圧の影響もあるのか、今日は朝からずっと頭に鈍い痛みが…。偏頭痛ともちょっと違うような気がしていたので、鎮痛剤は服用せずに痛みと闘っていた。講義中は気が紛れるのか痛みを忘れられたが、休み時間や静岡への往き帰りは、頭痛との闘いを強いられた。頭痛とともに気になっていたのが肩の痛みだったので、帰宅して市販の頭痛薬を服用し、血流を良くするべく大辛カレーを食していたら、痛みがだんだん和らいできた。

鎮痛剤を服用する際は、頭痛の発生メカニズムに合わせなくてはならない。判断を誤ると、せっかく服用した薬が全く意味をなさないことになる。かといって、あんまり鎮痛剤に頼ってばかりもいられないし…。

なかなか難しいところである。


4月22日(水)

息子は、幼稚園に復帰!

幼稚園の最寄りバス停で下車した時、園から号泣の声が…!? それも、一人や二人ではなく…。年少さんや、年中さんから園に通うことになった子が、「イヤだよぉ〜っ!」「ママぁ〜、行かないでぇ〜!」などと泣き叫び、親から離れようとしないのである。担任の先生にだっこされても、泣くのを止めない…。ある意味、“朝の儀式” のようなものである。

息子を幼稚園に送り届けた後、急いでバス停に戻り、鴨居へ移動する。が、残念なことに乗る予定だった横浜線には間に合わず。結果、新幹線にも間に合わなかったが、それでも11時には国際関係学部入りしていたのだから、何ら問題はないワケである。

今日の3時限目「日本社会」は「CDを使えるか否か?」が講義の展開を決定づけるため、かなり早めに教室に入り、AV機器類のチェックをする。とりあえず問題なくディスクは認識され、音声も問題が無かったので、パワーポイントで前回のスライドを投影したままにしておいた。

今日から3回連続で「日本(人)的 “愛”」をテーマにした解説に入るのだが、その導入として(もはや恒例行事!?)日本人の心に響くラヴソングの傾向性を実際に6曲(メドレー)を鑑賞して確かめた。そして、西洋の愛と比較しつつ日本(人)の愛の特徴を理解してもらうことにした。

講義を終えると、今にも雨が降り出しそうな空…。急いで三島駅に移動し、新幹線で新横浜へ…。熱海を過ぎるあたりで、窓ガラスに雨が叩きつけられて、徐々に雨の勢いが強まってきた。

延長保育中の息子を迎えに園に向かう時には、もはや傘なしでは歩けないほど大粒の雨に変わっていた。たしかに、今朝受信した天気予報メールには「午後になるにつれ雨が降りやすくなるので、今は雨が降っていなくても折りたたみ傘を持ってお出掛けください」と書かれていた。予報は大当たり!

今月は、どうもお日様に嫌われているような…。


4月23日(木)

ノドの調子が…。

声を出す仕事ゆえノドを酷使してしまうのは仕方がないことではあるが、年度初めはノドがなまっているのと、花粉だの何だので、ノドが悲鳴を上げてしまっている。それでも、講義を休むワケにはいかないので、あまり無理をしないよう気をつけていたのだが…。

5時過ぎに起き、6時前に家を出て、バスと地下鉄を乗り継いで横浜へ出る…という木曜日のリズムを、体は徐々に思い出してきている。が、ノドの不調が体全体に影響を及ぼし始めて来ていたので、今朝は横浜から上野までグリーン車を利用することにした。朝の通勤路で最も混雑する区間をグリーン車で過ごしたので、かなり快適な状態で松戸歯学部に到着した。

松戸歯学部から法学部への移動も、至極順調!

松戸歯学部の1時限目「社会学」も、法学部の3時限目「社会学」も、いずれも今日まで「状況(情況)判断」がテーマ。松戸では前回「疑似環境」「知識と技術」の解説まで終えてあったので、今日は「状況(情況)的影響」「絶対−相対」の解説が中心となる。法学部では前回「疑似環境」「知識」の解説しか出来なかったため、改めて「知識と技術」について解説した後、「レディネス」「絶対−相対」の解説をする。

法学部での講義中、ハプニングが…!?

法学部の講義は大講堂(1000人ほど収容可)で行われ、いつもピンマイクとハンドマイクを持って教室入りする。講義開始の20分近く前からパソコンのセッティングをするのだが、今日はマイクのチェックをし忘れてしまった。3時限目の始業チャイムが鳴ったため話を始めたのだが、講義開始後3分でピンマイクの電池が切れてしまった。ハンドマイクに持ち直したのだが、こちらも1分と電池が持たず。ノドの調子が悪いというのに、マイクが使えないという有様。学生たちを教室に残して教員室まで電池を受け取りに行くことも出来なかったので、マイクを使わずに講義を進めることにした。

ノドが通常のコンディションだったら、マイク無しでも良かったかも知れない。が、今日の私はノドに痛みがあり、声も少し枯れ始めていた。大講堂での講義なので、声を張り上げなくては後方の学生が聞こえなくなる…。

しかし、ある程度の時間が経過した頃、ノドが「もう、勘弁してください!」と叫びだした。そこで、本来なら1行ずつ表示する予定だったパワーポイントを一気に表示し、「とりあえず、ノートに書き写していてください!」と学生たちに伝えて教室を出た。そして、教員室で電池を交換し、再び教室へ…。

以後はマイクが無事作動したのでノドへの負荷は軽減されたが、それまでにノドを酷使してしまったため、サンドペーパーでノドを擦りつけたような状態に…!?

帰りに耳鼻咽喉科に寄ろうと思ったのだが、今日は休診日…。通院せず、延長保育中の息子を幼稚園まで迎えに行くことにした。私が幼稚園に到着した時、延長保育中の園児は全員園庭で遊んでいた。当然、息子も園庭にいたのだが、病み上がりとは思えないほどのはしゃぎぶり。

息子は元気になっているのだから、私も頑張らなくては…と思う次第。


4月24日(金)

昨日、近所のドラッグストアで咽頭炎の薬を購入した。が、すぐにノドの調子が良くなるワケでもなく、ましてや第2類や第3類の医薬品に劇的な効果が期待されるハズもなく…ということで、今日もノドに爆弾を抱えたような状態のまま出講することになった。

6時過ぎに家を出た時、「あまり無理をしなければ、何とか一日こなせるかも…」という感じではあった。新幹線を静岡で降り、静岡英和学院大学行きのバスに乗り継ぐ際、またしてもバスが遅延…。「バスの遅延運行を避けるため、わざわざ7:57発のバスを8:00発に変更したのではないか?」と思うとちょっとイラッとくるが、「今日が週末の金曜日でなければ、もしかするとほぼ定刻にバスが来るのかも…」という仮説(?)が同時にわき上がり、黙ってバスを待つことにした。

バスは7分遅れでやって来た…というより、8:00発のバスは姿が見えず、8:04発のバスが3分遅れでやって来たのである! そして、私が乗り込んだバスが静岡駅のバスターミナルを抜けた時、8:00発のバスが入構…。

市内の道路はビックリするほどの渋滞ではなかったが、それでも要所要所で赤信号に引っかかり、なかなか前に進めず。結局、大学に到着したのは講義開始15分前の8:35だった。

1時限目「現代の国際社会」は、今日から講義教室が変更になる。今までは講師室のある新館から一旦外に出て別の校舎に行く必要があったが、今日から新館内での移動である。火曜日のうちに学務課で掲示を出してもらい、私も連絡板に情報をアップしておいたのだが…。ちょっとしたハプニングがあり、講義開始が15分ほど遅れることになる。

講義本論は、「国際社会とは?」の2回目。前回の内容を十分に確認し、今日は「社会」に関する解説をする。前回の「国際」と今回の「社会」とで、とりあえず「国際社会」という状況が説明終了。

講師室に戻り、早めの昼食をとり、バスで静岡駅に戻る。そして、いつものように12時前の新幹線で東京に向かい、市ヶ谷の通信教育部へ…。市ヶ谷への移動も徐々に慣れつつあるが、ちょっと気を抜くと水道橋で下車してしまいそうになる。

4時限目「社会学」は、履修登録確定者と不備者を合わせると170名超…という発表があった。そもそも、講義教室には150名分の机とイスしかなく、そこに170名の受講者が入れるのかどうか…。先週も机もイスも確保できずに床に座っていた学生がいたので、今日は「せめて、イスだけでも…」と、別の教室からイスを運んでもらうことにした。

教室に入ると、先日入学したばかりで今日が初めての受講だという学生が10名ほど加わっていた。学生数は収容人数を上回ったままだが、講義をしないワケにもいかないので、解説を始めることにした。ただ、こちらもこの状況にどう対処したら良いかわからなくなり、なかなか本論に入れない有様だった。

先週に引き続き、今週も「『違い』を理解する視点」というテーマ。前回は「知識」に関する解説で終了したので、今回は「知識と技術」の関連性から解説を始め、「状況(情況)的影響」「絶対−相対」の説明をする。

今週の講義は無事に終了したが、ノドのほうは無事とは言えず、帰りに耳鼻咽喉科に寄ることにした。最近は家や外出先からネットで受診の予約を入れられる病院・医院が増えて、待ち時間を短縮させることができる。菊名で東横線から横浜線に乗り換える時に、携帯電話から受診予約をササッと済ませ、鴨居に戻る。自分の順番が近くなったらメールで報せてもらうように設定しておいたので、それまでスーパーで買い物をする。

ノドの具合は…、かなり赤く腫れているらしい。抗生物質で腫れと荒れを鎮めることになったが、土日の2日間でどこまでノドが回復してくれるのやら…。


4月27日(月)

週明けは、夏のような暑い幕開け…。

ジャケットも薄手のものに替え、ワイシャツも半袖にした。息子も、ブレザーの下に着るポロシャツは半袖のものにして、まるで初夏ような陽気の中を幼稚園へ…。

幼稚園のクラス前で息子を担任の先生に引き渡した後、職員室で預かり保育の月極料金を支払い、バス停へ向かうと…。タイミング良くバスがやって来たため、思ったより早く鴨居駅に到着した。時間に余裕が出来たので、駅前のコンビニでインスタント味噌汁とペットボトル飲料を購入し、駅に移動して新幹線のキップを購入しようとしたのだが、慣れきった券売機なのになぜか手間取り、横浜線に乗り遅れる有様。

結局、いつもと同じ新幹線で国際関係学部へ向かうことに…。

三島駅前も横浜と同じく、じっとしているだけでも汗をかきそうな陽気。こんな時、駅前に校舎があるのは有り難い限りである。

10時半前に大学入りし、来月使用する講義用資料の編集をしておき、余った時間で近々に必要となる書類を作成する。そして、講義開始15分ほど前に教室入りし、パソコンやCDのセッティングをする。

3時限目「日本社会」は、前回に引き続き「日本(人)的 “愛”」について。前回の復習を兼ねてトワ・エ・モワの『或る日突然』を鑑賞し、日本人の自然性に基づく愛の特徴を考察する。そして、新たな解説として「慈悲」「甘え」などをキーワードに日本(人)的な “愛” の特徴と副作用を説明する。

帰りに、延長保育中の息子を幼稚園に向かえに行く。現在、息子の通う幼稚園は個人面談期間である。どのクラスでも担任の先生と園児の保護者が向き合って話をしているのが珍しく思えたのか、息子が「何で、お母さん(=保護者)が教室にいるの?」と聞いてきた。年度明けと各学期末に面談があるということを、息子はスッカリ忘れていたらしい。

今年は、息子にとって幼稚園最後の年。その “最後の1年の始まり” をシッカリしたものにしたいものである。


4月28日(火)

今日も、夏のような暑い一日だった。寒いよりは暑いほうが、ノドの調子の悪い今の私には良いかも知れないが…。

駿府ライナーで東名高速を静岡に向かって進んでいると、日差しがどんどん強くなってきた。やむを得ず(?)、途中で座席を移動させてもらう。乗り物の中で「日差しがキツイから…」という理由で席を移るのは、かなり久々である。

静岡に到着後、いつものように清水先生の事務所を訪ね、そこでノドを酷使しないよう声を出す方法を先生から指南された。その方法を駆使して静岡英和学院大学での講義中もなるべくノドに力を入れないように話していたのだが(ただし、声が低くなってしまうが…)、話が佳境に入るとついつい力が入り過ぎ、いつしかノドも…。

3時限目「国際関係論」は、前回までの「国際関係と民際関係」の特別編として「権力の範囲・環境」と題し、国際と民際の複合的問題を語る。その後、もはや恒例となっているザ・フォーク・クルセダーズの『イムジン河』にまつわる国際問題を語り、DVDで曲の鑑賞をする。

5時限目「異文化コミュニケーション論」は、「異文化とは何か?」の2回目。今回は「異質性と同質性」が中心テーマ。前回の講義と今回の講義をリンクさせるべく、「絶対−相対」やシニフィエ、シニフィアンなどの解説(おさらい)をした後、「同じものを見ても異質な部分ばかりを追えば違うものに見えるし、違うものでも同じ部分を探せば類似したものに見えてくる」という内容について具体例を挙げて説明。そして、配布した歌詞カードの中から数曲(それぞれバージョン違いとの比較)を再生し、「これ(ら)は同じ曲か? 違う曲か?」という感覚を学生たちに体感してもらった。

気温が高いため、学生でひしめき合っている(?)教室内は外よりも暑さが厳しく、上着を脱いでも汗をかいてしまうほどだった。そのせいか、いつもより体力の消耗が激しかったらしく、帰りの駿府ライナーではほとんど意識不明状態…。ただ、車内でシッカリ仮眠(?)をとったので、東名江田から我が家への足取りは軽く、長津田では田園都市線から乗り換え時間1分の横浜線にまで間に合う有様。

世間様は明日、「昭和の日」でお休みだが…。大学によっては、明日も通常授業が行われる。そして、大学によっては明日から長い連休。

私は、明日も出講…。


4月29日(祝)

「昭和の日」である。バスも電車も休日ダイヤで運行しているのにもかかわらず、私は国際関係学部へ出講…。

念のため、往復とも新幹線はEX予約で指定席を押さえておいた。休日のため、それなりに新幹線も混雑するのではないかと思ったのである。が、カレンダー通りで業務に当たっている人にとっては未だ連休に入っているワケではないため、ビックリするほど空席の目立つ自由席…。

このところ、3時限目「日本社会」は出席率が芳しくなく、月曜日も履修登録者の6割弱の出席率…という有様だった。「もしかして、早くも自主連休に突入した学生がいるのでは!?」などと思ったが、今日は “それなり” に学生が集まっていた。

講義の最初に、前回と前々回の解説内容を振り返り、2013年10月に横浜線の鴨居〜中山間にある川和踏切で起きた事故について取り上げ、日本人の愛に見られる自然性や慈悲について改めて説明する。

そして、今日の講義のメインは、60〜70年代の日本のヒット曲を用いて「日本(人)的 “愛”」の特徴を理解することにあった。『あの素晴しい愛をもう一度』『或る日突然』『誰もいない海』『よろしく哀愁』『やさしい悪魔』といった、学生たちには馴染みが薄い曲を毎年毎年飽きもせずに紹介しつつ、純度の高い日本人の “愛” の表現について考えてみた。

新幹線で新横浜に戻ると、妻から携帯電話にメールが…。息子と一緒に、鴨居で私の到着を待ち構えていたらしい。せっかくの休日なので(私は仕事をして帰ってきたばかりだが…)、妻と息子に新横浜まで来てもらい、まずは新横浜ラーメン博物館へ行き、ラーメンは食べずに館内をアチコチ回ることにした。そして、頃合いを見計らって地下鉄で横浜に出て、買い物をする。もともとお出掛けの予定がなかったので、息子はとっても嬉しそう…。

私は1コマではあったが仕事をしてきた関係で「今日は祝日!」という感覚が抜けてしまい、“単なる水曜日” という意識で動き回っていた。そのため、バスや電車の時刻が合わなかったり、妻や息子との会話が時々チグハグになったり…と、少々リズムが狂った一日を過ごしていたようである。

特に生活に支障があったワケではないのだが…。


4月30日(木)

新年度も、早や1か月が経過…。

そして、世間の話題は “連休” の日数やら過ごし方やら…である。ただ、私の関心事は、連休よりもノドの具合のほうが…。処方された薬は昨日で全て飲みきってしまい、今日は耳鼻咽喉科がお休み…ということで、今日は薬の服用が出来ないのである!

今年のゴールデンウィーク、私は基本的にカレンダー通りの勤務だが(とは言え、昨日の「昭和の日」には出講しているが…)、大学や学部によっては昨日から連休に入ったところもある。そのため、今日の私の出講も変則的になっている。

松戸歯学部は通常通りに講義が行われたが、法学部は昨日から5月5日まで休校となり、したがって3時限目「社会学」は休講ということに…。よって、今日の担当は1時限目「社会学」のみである。この1コマのためだけに早起きし、6時前に家を出たワケであるが、午前中に全ての仕事が終了すれば午後は自分の好きなように使えるので、こういう1日の過ごし方もたまには良いかも知れない。

松戸歯学部の講義は、今日からテーマを「社会的動物としての人間」として、特に今日は「社会」の定義・構造・機能などを中心に語ることにした。「社会」に見られる相対的な人間関係(仲間意識)などについて語った上で、先週までの講義内容と次回以降の講義内容の関連性をできるだけ具体的に語り、講義を終えた。

昼過ぎに一旦帰宅し、私と入れ替わりに妻が仕事に出発! 一人で昼食をとった後、明日中に提出しなくてはならない書類の作成をし、16時前に近所のドラッグストアへ買い物に出た。買い物を終え、家に戻らずバスに乗り、延長保育中の息子を迎えに幼稚園に向かったが、ちょうど妻の仕事が終わる頃合いだったので、妻の職場の前で待ち合わせをし、一緒に息子のもとへ…。

今日は1コマだけの担当だったのにもかかわらず、ノドを相当酷使してしまったらしい。昨日まで服用していた薬のおかげでノドの痛みは鎮まってきているが、咳は頻出し、声がれまで起きている。明日一日を乗り切れば、しばらく連休でノドを休められるのだが…。


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