2014年5月のぼやき



5月1日(木)

いよいよ5月…。しかし、気温は6月並み!

偶然にも(?)木曜日出講の2学部とも今日が臨時休校となったため、一日中オフとなった。それで、朝は息子を幼稚園に送ったその足で通院したのだが、急上昇する気温に体が耐えきれず、シャツがビショビショに…!?

病院には診察開始前に到着したのだが、すでに私の前には20人近くの名前があり、1時間ちょっと待ってやっと診察室へ…。待ち時間が “1時間ちょっと” で済んだことを、喜んだほうが良いのかも知れない。

診察を終え、処方箋を受け取って薬局へ。今回は薬を何種類も出されたので、それらの説明を丁寧に受ける。そして、仕事に出かけた妻に代わって1週間分の買い物を単独で担当する。

鴨居駅からバスに乗って帰る時、今まで有り得なかった光景を見た。ららぽーと横浜の無料シャトルバスの運行が、今日から横浜市営バスに委託されることになった。昨日までは鴨居駅北口からシャトルバスが運行されていたため、横浜線の踏切を渡ったり、鴨居駅前のバスロータリーを通過するため(免許等の関係で、JRの敷地内に停車できなかったようである)、ららぽーとには徒歩で向かったほうが断然早い。

今日からは、鴨居駅南口にあるバスロータリーから、横浜市営ナスの車両でシャトルバスが運行される。「[直行]ららぽーと横浜」とLED表示されたバスは、「これでもかっ!?」というほどのお客さんで混み混み状態だった。それなのに、一向に短くならない長蛇の列…。

一旦帰宅して、ひとり昼食をとる。ちょうど良い頃合いを見て幼稚園まで息子を迎えに行ったのだが、実は今日が今年度初の “お迎え” である。息子を園に送っていくのは週に何度かあるが、今年度は未だ迎えに行っていないことに気づいた。久々に昼過ぎの園に入り、お帰りの仕度と『おかえりのうた』の大合唱…。クラスによっては、『こいのぼり』の歌まで聞こえてきた。

妻は勤務先で “戦力” としてかなりの期待を受けたらしく、今日は17時でアップするハズが18時までの残業となった。特に私は息子の世話に手を焼くこともないので、別に残業は大した問題ではなかった。ガスコンロの上には、妻が用意してくれた夕飯もあり、私は特にすることもなく、明日の講義の準備に没頭することさえ出来た。

息子の成長を実感して喜びつつも、「連休明けの講義内容をどうするか!?」という不安を抱えている私…。この二極対立を、もしかして楽しんでいるのかも知れない…。


5月2日(金)

昨夜、「パワーポイントの代わりに、そのデータを映像化してDVDで再生したらどうなるのだろう?」と思い、試しに先週金曜日と今日の講義内容をDVDに落としてみた。そのDVDがどのくらい使い物になるのか、ならないのか…? 静岡英和学院大学の1時限目「現代の国際社会」で試してみた。

結論から言えば、「使い物にならないワケではないが、出来れば使わないほうが良い」ということに…。出来上がったDVDを自宅で確認したところ、かなりクリアな画面が表示された。気を良くして講義教室でDVDデッキにディスクを入れて再生したら…、教室のプロジェクタはアナログ信号しか受け付けられないため、せっかくのDVDがデジアナ変換されて、文字がぼやけてつぶれ気味になってしまった。とりあえず、何が書いてあるのかわかるレベルではあったが…という程度。

今日の講義は、特に「社会」の概念を中心に語る。前回は「国際」に関する解説が中心だったので、これで「国際社会」と呼べる状況が学生にも理解できたのでは…と思う。

いつもなら急いで東京へ移動することになるのだが、今は通信教育部でゴールデンウィークの集中スクーリングが実施されているため、今日の講義は1時限目のみで終了! 講義後は教員室で来週の講義用資料を印刷し、いつもより40分ほど遅いバスに乗って英和を出発した。

往き帰りの新幹線が、偶然にもN700系だった。こんな時に限ってパソコンを持ってきていない…というタイミングの悪さ。やはり、私は可能な限りパソコンを持ち歩いたほうが良いらしい。

14時前、息子の通う幼稚園に到着。そして、息子を引き取って帰途に就こうとしたところ、「遊んで帰りたい!」と懇願される。そこで、園庭でしばらく遊ばせていたのだが…。息子は消防車の遊具に入って、運転手気分を満喫していたのだが、そこへ年少さんの男の子と女の子が来て、砂場からシャベルやバケツで砂をすくっては消防車の遊具にかけ始めた。息子が「うわぁ〜〜〜っ!」と抗議の奇声を上げても、年少さんたちは砂を息子にかけ続ける…。やがて…、砂まみれになって息子が私のもとに戻ってきた。「もう、帰る…」と、ボソッとつぶやいた。

帰宅して、すぐに息子を風呂場に連れて行き、頭からつま先までゴシゴシ洗ってあげたのだが、園児の手加減を知らない砂攻撃の凄まじさを思い知らされた。

それもまた、幼稚園生活の1ページ…。親が出る幕ではないし、園児たちでその状況をどう乗り越えるか考えるべきだと思う。ただ、昨年の今頃の私だったら、砂をかけられている息子を見たら思わず駆け寄り、その場からの救出を企てたに違いない。ところが今、その光景を黙って眺めている私(本当に黙っていたワケではなく、他の園児の母親たちと話をしていたのだが…)

息子が成長していくように、私も親として “もっと” 成長しなくては…。


5月5日(祝)

暦通りの祝日連休の話を…。

3日の夕方、学生時代の先輩方との会合があった。4人の先輩をお会いしたのだが、中には “30年ぶりの再会” という方も…。なのに、すぐに「つい昨日まで一緒にいた」かのような状態に…。楽しいひとときの中に、「学生時代に築いてきた人間関係が如何に大事であるか」ということを実感した。

4日は、なぜか家中みんな体調が…!? 私の場合、もしかすると現在服用中の薬の副作用が強く現れてしまったのかも…という状態。とりあえず、お出掛けを控えることにはしたが、買い物をする必要があったので、息子を連れて近所のスーパーとドラッグストアに行き、菖蒲も一緒に買っておいた。

そして今日、朝の5:18に首都圏で大きな地震があり、3年前の出来事が頭の中を過ぎった。千代田区が震度5弱で、神奈川県は震度4とのことだったが、我が家は高台にあり、家も2階ということで震度以上の揺れを感じた。我ら夫婦はすぐに目が覚めたが、息子は全く起きる気配なしだった。

我が家の被害状況は…、偶然にも食器棚には安全ガードを取り付けたばかりだったので、食器類の被害は無し。居間を見たら、テレビが倒れていた。本が棚から落ちていて、講義用資料も崩れていた。DVDもラックからこぼれ落ちそうな状態に…!?

交通機関のダイヤも、かなり乱れていた。

昼前、私は共同研究の打ち合わせがあり、中野区内へ出かけた。交通機関のダイヤは、すでに回復していた。が、天気のほうが今ひとつ…。

暦の上では、連休は明日まで…。ここ数年、大学の講義回数調整もあって、ゴールデンウィークが “以前” のように大連休にはならず、長期の予定を立てることもなくなっている。それが悪い事というワケではないが、この国のゴールデンウィークに華やかさと活気が薄まっているような気もする…。


5月6日(火・振替)

いよいよ、ゴールデンウィーク最終日! 首都圏は、思ったほどの混雑もなく…。

昼前に、家族そろって我が両親と会食。息子の成長ぶりを、両親はとても喜んでくれていた。しかし、私は息子の親として成長しているのかどうか…。それはともかく、楽しいひとときを過ごすことができた。

会食後、我ら家族はららぽーと横浜へ。いろいろな用事を済ませつつ、携帯電話の機種変更の話になった。実は、私の携帯電話は2月頃からディスプレイが点いたり消えたり…。3月に入って、通話時の音声が聞きにくくなり、4月になると全く相手の声が聞こえないような状態になってしまった。しばらくはスピーカーフォン機能で通話をしていたが、どうにもこうにも不便で、「そろそろ機種変更しないと…」と妻と話しはしていたが、WindowsXPからWindows8へデータや設定を移行する作業のほうを優先させたこともあり、しばらくデータ移行はしたくないという心情が生じて、なかなか機種変更に踏み切れずにいた。

そして今日、連休最終日というこのタイミングで機種変更に踏み切った。我ら夫婦は、スマホへの変更を良しとせず、あくまでも3G…要するに、ガラケー派である! よって、機種変更にはかなり苦労させられる上、機種のデザイン的な部分やスペックなどに選択の余地がない。それでも、昨冬に発表されたモデルの在庫があるという情報を得て、ショップに出向くことになった。

そして、驚愕の事実を知ることに…!?

今まで使用してきた携帯電話にSDカードを入れたままにしてあったが、ここに全設定やファイル、アプリを保存してしまえば、そのまま新機種に移行できるというのである! よって、機種変更の際にデータ類の移行は、自分たちで…ということになった。いくつかのファイルはそのままの状態では移行できず、あるいは新機種には対応していないというものもあったのだが、それ以外はほぼ完全な形で設定とデータの移行が実現した!

今までの携帯電話は、息子が生後2か月の時に機種変更したものである。息子の成長を、4年半の間ずっと共に見つめてきた携帯電話だった…とも言える。それもあって、なかなか機種変更に踏み切れなかった部分もある。ただ、息子が成長して、様々な部分から脱皮を続けているのを見ると、そんなおセンチなことをいっているワケにもいかないのだろう。

とりあえず、機種変更1つで “ドラマ” を語ってみた次第…。


5月7日(水)

妻は仕事で、私はオフ…。

息子の通う幼稚園では、火・木がお弁当で、月・水・金が給食…。その給食の試食会を兼ねたクラス親睦会に参加してきた。昨年は妻が参加したのだが、そこで聞かされた給食の話がどうしても気になり、自分でも給食を食してみたいと常々(?)思っていた。そして今日、講義回数調整のために国際関係学部が臨時休校となることがわかっていたため、先月のうちに親睦会の参加意思表明をしておいた。

しかし、こういう会は “お母さん” たちが参加するのが常である。平日開催であることも理由の1つであるが、世のお父さんたちはこの手のイベントを敬遠する傾向があるらしい。いくら今日がオフでも、幼稚園に馳せ参じるような男性は稀少だとか…。

なのに私は、喜び勇んで親睦会へ…。受付に私が現れたたため、「あれっ、お父さん(が参加するん)ですか!?」と驚かれてしまった。当然の反応だろう。

年中さんは3クラスあるのだが、息子の所属は2組。ホール(始業式や終業式、お遊戯会などが行われる場所)内の指定されたテーブルに移動し、11時に会はスタートした。当然、男性は私一人である。が、こういう状況もイヤではない。“園に子供を預ける親同士” なのだ!
幼稚園の給食
最初に、クラス別に参加者の自己紹介。全員が参加しているワケではないが、今年から子供を園に通わせることになった親御さんの出席率は高めだった。全員が自己紹介を終えた後、いよいよ給食のフタを開ける…。予想外に…と言うと失礼だが、1つ1つけっこうレベルの高いものが詰まっていた。が、そこは幼稚園児用の給食…。私は、あっと言う間に完食!

食後、ゲームが始まった。各クラスを3つのグループに分け、イントロ当てクイズ対戦が行われた。クイズに1つ正解すれば、そこで勝ち抜けとなる。最後まで抜けられなかった3人のうち2人が、ホールのステージに上がり、腕相撲決戦に臨まなくてはならない。3クラスで2名ずつ…ということで6名によるトーナメント戦…。我が2組には園長先生の孫であり副園長先生の娘が在籍しているため、腕相撲の1人は副園長先生で決まっていた。よって、あと1人…。私はなるべく目立たないように動きを制御していたので(ただでさえ、男性一人ということだけで目立っていたので…)、イントロ当てクイズ対戦でも控えめに振る舞うつもりでいたのだが、腕相撲の話が出て、急いで正解を出し、勝ち抜けした。

我がクラスのもう1人の代表は、2か月のお子さんをだっこしているお母さんに決定した。ところが、「お子さんをだっこしたまま腕相撲は無理なので、別の方に…」ということになってしまった。すると、司会者が私に視線を送り、「お父さん、お父さん!」と私を呼び出すではないか!? にわかに、ホールが盛り上がってくる。このノリを無視するワケにはいかないと判断した私は、とりあえずステージに上がることにした。

すると、最初の対戦が私…ということになり、何の “計画” もないままにレディーゴー! 対戦相手は、当然お母さん方である。「ここは、あっさり負けておいたほうが良いのか? はたまた、ちゃんと闘ったほうが良いのか?」と迷う私は、相手が力を入れてきても、手の位置を全くずらさない先方に出た。要するに、膠着状態を作り出すことにしたのである。が、それでは全く盛り上がらない…。司会者が、ゼスチャーで私に「勝負、決めて下さい!」と…。100%の力を出すワケにもいかないので、50%弱の力でゆっくり相手の腕を倒しにかかった。

これで、1回戦突破。

その後、1回戦を突破してきたお母さん方との2回戦…。「そろそろ、負けたほうが良いのかなぁ…」と思いながら、例の膠着状態作戦に出たが、やはり盛り上がらない…。結局、あまり力を込めずに相手の腕を倒し続け、決勝進出!

「ここで勝っちゃったら、シャレにならないかも?」と思い、相手の出方を伺うことにしたのだが…。決勝相手のお母さん、若い頃は “バンドマン” だったそうで、司会者の「バンドマンのプライド、見せろ!」というコメントに私も反応してしまった。私も、若い頃はバンドマンだった。「バンドマンのプライドというのなら、負けるワケにはいかない!」と強く思い、気がついたら優勝してしまった。

跳び箱でこしらえられた表彰台に上がり、「1」という数字の書かれたお手製のメダルを首にかけてもらい、インタビューを受ける私…。「途中で力を抜いて、どこかで負けておいたほうが良かったのでは…と、今ものすごく反省しています」という挨拶が、会場にウケる。「バンドマンのプライドというのなら…、実は私も若い頃はバンドマンだったので…」と言い訳をしてしまったため、その後はバンドネタでアチコチから色々質問されることに…!?

まぁ、会もそれなりに盛り上げ、楽しい1時間半を過ごさせていただいた。

会が閉幕した後、延長保育のチケット購入と予約を行うために園の職員室へ向かった。扉を開けようとしたところ、息子のクラスの担任の先生が園児の食べた給食の空き容器を片付けているところに遭遇! そして、先生の横には我が息子…。「あれっ、お父さん、何で(ここに)いるの?」と不思議そうな息子に、「お父さん、ホールで給食を食べていたんだよ!」と説明する。職員室で机を借り、延長保育の書類を作成していると、息子を始めお友だちが次々に現れ、いろいろ話しかけてきた。

そういえば、イベント時や送り迎え時を除いて、息子の “園での生活” を見るのは今日が初めてである。年中さんともなると、堂々としたものである。ただ、私が今朝「お父さん、また迎えに来るから、それまで先生の言うことをちゃんと聞くんだよ!」と言って担任の先生に息子を引き渡したので、息子はてっきり自分を迎えに来たものと勘違いしてしまい、「お父さん、今、お帰りの仕度をしてくるね!」と、教室に戻ろうとしてしまった。

今日は、朝、昼前、お帰りの3回、幼稚園に行ったことになる。1日に3回…。

息子と帰宅後、息子と私はららぽーと横浜へ。ららぽーとへは昨日も行っているが、まだ買い残したものがあり、それで改めて出向くことにしたのである。が、息子は明日 “遠足” なので、疲れさせるワケにはいかない。なるべく歩く距離を減らし、バスで移送できる部分はバスを利用し、館内でも走らないよう心がけたのだが…。

息子のためにも、明日は天気になるよう願わなくては…。


5月8日(木)

連休が明け、いよいよ今日から講義再開!

木曜日は1週間で一番早起きの日なので、連休明けにはちょっと堪える…。ただ、今日は息子の幼稚園の遠足が実施されるので、妻も一緒に5時起きである。

2週間ぶりの松戸歯学部出講は、電車の乗り継ぎ時間や “ちょうど良い車両” などの確認をしつつの移動となり、結果的には予定通りに大学到着となったものの、動きが慎重すぎて東京駅で山手線に乗り遅れるハプニングも…!?

さらに、松戸歯学部から法学部への移動の途中、常磐線各駅停車のダイヤが乱れていて、何度も乗り継ぎ案内サイトのお世話になる。

今日の講義は、2コマとも「社会(学)とは何か?」について語ることになっていた。松戸では今までの全体的な流れを大まかに説明し、社会学の研究対象である「社会」の定義、そこに見られる相対的な人間関係(仲間意識)などについて語った上で、先週までの講義内容と次回以降の講義内容の関連性を語って講義終了とした。法学部では、履修人数が多いことを考慮して、松戸で語った内容の7割程度の話で終えることに…。

連休中も5月以降の講義の準備を進めていたハズなのに、実際に教室に入ると微調整がかなり必要な状態になっているのが良くわかる。帰宅して、明日の講義の内容確認をするが、なかなかまとまらず。もしかすると、講義内容の変更もあり得るかも…!?


5月9日(金)

行く先々で天候に惑わされた一日…。

午前中の静岡市内は、突風が猛威をふるっていた。いつものようにバスが “かなり” 遅れて静岡英和学院大学に到着し、講師室で落ち着く暇もなく講義の準備に取りかかり、教室へ移動する時、すでに「そろそろ、パワーを全開にしますよ!」というような感じの風が吹き始めていた。1時限目「現代の国際社会」の講義中、窓の外の木々が激しく揺れているのが見えた。講義後、講師室に戻ろうと校舎を出ると…、突風に体のバランスを崩されてしまった。

昼過ぎ、都内に移動すると、突風と怪しい雲に出迎えられた。通信教育部の4時限目「社会学」の講義中、かなり大きな落雷が!? それも一度ではなく、少なくとも3回以上…。おまけに、千代田区内は雹まで降ってきた。講義が終わるちょっと前に、落雷や雹が嘘のように晴れ渡り、今日は傘をささずに過ごせた私ではあるが、とにかく行く先々で天候に惑わされ、その対応に追われたのは確かである。

反面、講義のほうは全て予定通りに進められた。

1時限目「現代の国際社会」は、まだまだ「国際社会とは?」の解説が続く。前回までの講義で「国際」「社会」の概念を語ってきたので、今日からは具体的な話に入ることになる。国際社会を語る上で身近なツールである「パスポート」について、その機能・目的について説明し、「観光の変遷」「国際空港」などについても具体的に語る。“日常” から “非日常” への “出境” と “入境” について、そこに関わるパスポート…という話を展開し、実際に新旧のパスポートを画像で紹介する。

4時限目「社会学」は「社会(学)とは何か?」というテーマであるが、これは昨日の松戸歯学部とほぼ同じ内容、同じ展開である。

今週は水曜日までが連休で、昨日と今日の2日間のみの出講という状態でがあるが、通信教育部の講義を終えた後の疲労感なり充実感はいつもとほとんど変わりない。5日間だろうが2日間だろうが、パワーの消費はほぼ同じということなのである!

来週は、月曜日から金曜日までレギュラー状態…。講義の準備を進めつつ、パワーの配分も考えておかないと…。


5月10日(土)

昨夜、服用中の薬の副作用が強く現れてしまい、息子の寝かしつけの最中に私が熟睡してしまった。そして、そのまま未明まで意識不明…。

今日はオフではあるが、睡眠時間は十分に取ったので、早めに起床した。が、どうも家の中の様子がおかしい…。妻や息子を起こさないよう気をつけながら居間に移動し、部屋中を見回してみた。しばらくして、電話のディスプレイが表示されていないことに気づいた。テレビや電話、インターネットを司るモデムも作動していない…。

停電である!

新聞を取りに外に出ると、近所の方々が集まって何やら話をしている。その輪に入ると…、私の居住する町のほぼ全域(と隣接する町の一部)が、6時前から停電状態にあるという。広報車も出ず、こちらが問い合わせてやっとその事実を知る…という状況に、近所の方々も少々お怒りの様子。

家に戻り、モバイルWi-Fiを作動させ、ネットで東京電力にアクセスする。停電の様子と復旧予想を確認し、「停電中に大事な電話が来たら困るから…」と、NTTマジックボックスの設定をしておく。こんな時、ノートパソコンや携帯電話が威力を発揮する。

東京電力のサイトでは、当初の復旧時刻が8:20とアナウンスされていた。ところが、しばらくしてその時刻が8:50に変更された。「朝の30分は大きいよっ!」と心の中で叫びながらも、「文句を言ったところで、復旧時刻が早くなるワケでもないし…」と、自分に言い聞かせることにした。

ただし、8時前には「ご不便をおかけしておりますが、現在状況確認に努めておりますので」という記述のもと8:20という時刻が設定されていたものが、「ご不便をおかけしておりますが、現在復旧に向けて作業を進めておりますので」という記述に変更された後に8:50という時刻が表示されたため、「とりあえず、9時前には何とかなるらしい」という望みは持てる状態になった…と思うことにした。

結果、我が家周辺は8:17に通電…。ホッとするも、「停電の原因は?」という疑問は残った。

停電後のことまで述べていると文章がまとまらなくなりそうなので、続きは明日…。


5月11日(日)

今日は「母の日」である。妻は私にとっては “妻” であるが、息子にとっては “母親” なので、昨日の夕方は仕事上がりの妻と横浜駅西口で合流し、ちょっとしたごちそうを食べて、1日早いが “感謝の気持ち” を表すことになった。

さて、昨日の停電騒動の続きを…。

私は昨日のうちに済ませておきたい用事があったので、昼前に妻が仕事に向かうのを見届けてから、息子と一緒に出かけることにした。バス好きの息子が「ららぽーとのはまりんバスに乗りたい!」と言うので、まずは鴨居駅に出て、そこから横浜市営バスによるららぽーと横浜無料シャトルバスに乗ることにした。

ららぽーとに到着したのが、ちょうどお昼時…。「お腹が空いた!」と言う息子のため、フードコートへ移動するが、なかなか席が空かない…。中には、我ら親子が空席を探していることをわかっているのにもかかわらず、食事を終えても席を占拠したりスマホをいじったりしている母娘がいた。さらに、その母娘(の娘のほう)は、私たちよりもかなり後からやって来た親子の元へ歩み寄り、「私たちは食べ終わりましたので、よかったら座ってください!」などと促す始末。

弁解ではないが、我ら親子は件の母娘に対して「早くどいてくれないかなぁ…」などと念を送った覚えもない。我ら親子に対して “席を譲りたくない理由” でもあったのだろうが、空腹感も相まってかなり腹立たしく思えた。

ただ、世の中には「混雑時だし、食べ終わったらすぐに席を譲ろう」という心がけの人もいて、フードコート到着から20分以上は経過していたものの、無事に席をおさえることが出来た。

ららぽーとでの用事を済ませた後、再び無料シャトルバスで鴨居に戻り、我が家の近所のドラッグストアで買い物をして、一旦帰宅…。

以前から息子が「相鉄バスのトミカが欲しい!」と所望していて、それをいつも「じゃあ、また今度ね!」とかわし続けてきたのだが、「もうそろそろ、買ってあげても良い頃合いかなぁ…」という感じになってきたので、息子と一緒に相鉄バスの横浜営業所(横浜車庫)に行くことになった。

しかし、我が家の最寄りバス停から横浜車庫行きのバスがしばらく来ない…。来ないからといって、横浜営業所に行けないワケではない。峰沢団地前というバス停で下車すると、横浜営業所まで徒歩3分程度で着くのである。

相鉄バスで行くなら30分以上待ち…。おまけに、私は横浜市営バスの定期券しか持っていない…。その時、「ふれあいバスが、峰沢団地を通る」ということを思い出し、我が家に貼ってある時刻表を見ると…、出発まであと5分!? 息子を巻き込んで全力疾走するも、実は3月にダイヤ変更があったことをスッカリ忘れていたことに気づき、全力疾走が無意味となってしまった。おまけに、我ら親子がバス停に着く1時間前に、すでに当日のふれあいバスの運行は終了済み…。
相鉄バス横浜営業所(横浜車庫)
結局、市営バスを3本乗り継いで峰沢団地前に向かったが、その途中で「30分以上待ち」だった相鉄バスと遭遇し、息子から「だから、相鉄バスで行けば良かったんだよぉ…」と言われる有様…。

苦難(?)を乗り越えて相鉄バスの横浜営業所に到着し、雰囲気に負けて(?)トミカやサウンドバスなど3台を一気に購入…。さらに、息子は運転手さんたちに気に入られたらしく、相鉄バスオリジナルの鉛筆や消しゴムまでいただいてしまった。

車庫からバスで横浜駅西口に移動し、ヨドバシカメラとビックカメラへ行く。いすれも、目的は同じ。携帯電話にインストールしていた会員証アプリの再発行である。4日前に携帯電話の機種変更をしたが、会員証アプリについては新しい機種に移行させられないため、店頭に出向かなくてはならなかったのである。

アプリの手続き中、某携帯電話のスタッフさんが息子のもとに歩み寄り、ポケモンのクリアファイルを「ボク、これあげる!」と…。息子は最近、ポケモンにも興味を持ち始めていて、「これ、欲しかったんだよ!」とニコニコ顔で受け取っていた。

こうしてみんなが歩み寄って色々してくれるのも、今のうちなんだよなぁ…と思いつつ息子を見ていた私。

その後、冒頭の記述の通り妻と合流した次第。

気がついたら長い文章になっていたので、今日の「ぼやき」はこの辺で…。


5月12日(月)

国際関係学部への出講は、4月30日以来…。連休中に今までの講義内容を何度も何度も確認してあったのだが、ここ数日で何度も何度もパワーポイントの作り直しが入り、てんやわんやの状態での出講となってしまった。

大学に到着し、今日の講義の展開を改めて練っていると、携帯電話にダイヤ情報メールが…。JR東日本管内の東海道線が事故のために運転を見合わせている…というのである!? どうして、私が三島に出講する日には鉄道ダイヤが乱れたり、天候が不順になったりするのだろう?

とりあえず、私の「社会学」に履修登録している学生の中で東海道線をJR東日本管内から利用している学生は少ないのだが、それでも何が起きるかわからない。家から持ってきたパソコンを起動させ、パワーポイントの作り直しに取りかかることにした。そして、「これで、大丈夫かも…」と思えるようなものが完成したのが、講義開始30分前…。

3時限目の始業チャイムが鳴った時、教室に集まっている学生の数がいつもより若干少なく、講義を成立させて良いのか微妙な状態に…。しかし、講義をせずに学生を帰すワケにも行かないので、もう少し学生が集まるまで “前置き” 的な話を続け、ある程度の人数が集まったところで本論に入ることにした。

講義のテーマは今日から「人間関係の諸相と構造」に入ったが、連休前の “ハプニング” に対応するべく講義の展開を変更したり遅らせたりした関係で、当初の講義内容とは別のメニューにした。

まず「生理的早産」について解説し、それから「生得的地位」と「獲得的地位」の話をする。90分で解説が終了するかどうか不安だったので、パワーポイントの内容の一部を印刷しておき、それを学生に配布することで時間短縮を図った。

講義を終えると、外は強風…。校舎の自動ドアも、片側閉鎖状態である。

幼稚園で延長保育中の息子を引き取る際、「今日、本人(=息子)に延長保育の認識がなかったらしく、泣いて泣いてちょっと大変でした」と、先生に教えられた。今朝、息子を幼稚園に送り届けたのも私だったが、その際に何度も「今日は延長保育だよ!」と何度も息子に教え、「お父さんは4時頃に迎えに行くからね!」とも伝えておいた。なのに、どうしたことか息子はそのことをスッカリ忘れ去り、通常の保育終了時に親が迎えに来ていないことがショックで泣き出したらしい。

しかし、先生方が延長保育のことを丁寧に伝えたところ、「そういえば、そんな(ことを聞いた)ような…」と納得し、泣き止んだらしい。

年中さんになったというのに、まだまだ手がかかるようである。

夕方から吹き出した強風は、雨をもたらした。明日の天気がかなり気になる…。


5月13日(火)

いきなり夏が来たような、暑い一日だった。横浜も25度くらいまで気温が上がったが、静岡市内は30度近くまで気温が上昇。まだ教室のエアコンが作動していないので、体感温度はそれ以上に…!?

しかし、朝は雨が降り、少し肌寒さが感じられた。そんな中、6時過ぎに家を出て、東名江田バス停を目指した。今日の静岡入りは、いつもの駿府ライナーである。定刻の7:45より5分以上早く東名江田にバスは到着し、その後も順調な走行…。10時過ぎには静岡駅に着くという快挙!

足柄サービスエリアでの休憩中、携帯電話に災害情報メールが届いた。震度4クラスの地震が発生したというのである。我が家の周辺は震度3だったらしいが、港北区日吉で震度4を記録したとのこと。足柄あたりは全く揺れなかったのだが、どうやら揺れは関東地方に集中したようである。急いで妻にメールすると、大した被害もないことが判明。ホッとする。

静岡市内にバスが入ると雨は上がり、バス車内にいても気温が上がっていることがわかった。清水先生の事務所を訪ねる頃には、上着を着る必要がないくらいの状態に…。

先生の事務所で11時前まで歓談後、静岡駅北口へ移動する。英和行きのバスには静岡県内の中学生集団も乗り込んで、車内はかなり賑やかになる。東静岡駅でも同じ中学校の生徒たちが乗り込んできた。どうやら中学生たちは日本平動物園へ行くらしいが、バス車内がすでに動物園化しているような状態だった。

静岡英和学院大学に到着後、とりあえず3時限目「国際関係論」の講義用資料だけを印刷し、お弁当…。そして、パワーポイントとCDの確認を済ませ、早めに講義教室へ移動する。教室内は、窓を開けてもなかなか風が入ってこない有様。要するに、熱気がこもったままだったのである。

そんな状態のまま、今日から「グローバリゼーション」について解説を進める旨を学生たちに伝える。今日は “導入” として、「今やこの星globeでは、諸外国との関わらずに生きてゆくことは不可能に近い」ということを語り、グローバリゼーションの概念や類似概念について解説する。その後、私が今までに取得した4冊のパスポート(の重要なページ類)の画像をパワーポイントで投影した。最後に、ジョン・レノン『イマジン』鑑賞を通してグローバル的な発想を紹介して講義を終える。

5時限目「異文化コミュニケーション論」は、「異文化とは何か?」の最終回。前回はバスが “休日ダイヤ” で運行されていたことを考慮し、予定の6割程度の解説しか出来なかった。そのため、本来なら前回の講義中に実施するハズだった作業を、今回の講義冒頭で行うことになった。

前回の講義のメインテーマであった「異質性と同質性」に関して、「同じものを見ても異質な部分ばかりを追えば違うものに見えるし、違うものでも同じ部分を探せば類似したものに見えてくる」という内容を追加説明した上で、新たに配布した歌詞カードの中から数曲(それぞれバージョン違いとの比較)を再生し、「これ(ら)は同じ曲か? 違う曲か?」という感覚を学生たちに体感してもらった。

その作業の後で、「文化変容」について具体的な例を挙げつつ話を進めていった。

今日の帰りは高速バスではなく新幹線を利用することにしていたので、いつもよりも遅いバスで大学を離れた。講義の後片づけもゆったりした感じで済んだので、忘れ物もせず、慌てることもなく…。帰宅もいつもより1時間半ほど早く、心身ともに楽な状態だった。

今日は暑さに真っ向勝負を挑まなかったので、ゆったりのんびりと過ごせたような気がする。これから、どんどん暑さが厳しくなってくる。今のうちに体を慣らしておかないと…。


5月14日(水)

昨日に負けず劣らず、今日も勢いよく気温上昇! そして、ついに(?)上着を羽織らずに半袖ワイシャツで仕事に行く日がやって来た! まだ5月だというのに…である!

新幹線を三島で下車した時、じんわりと汗が…。3時限目開始までに、「これでもかっ!?」と言うくらいに気温が上がりまくる。

ところが、3時限目「社会学」の開始時間になっても、学生の集まりが芳しくない。しかし、キチンと集まってくれている学生たちもいるので、定時に講義を開始する。時間稼ぎも含め、前回の講義内容を念入りに確認し、それから「人間関係の諸相と構造」の2回目の解説に入ることにした。今回は、「individual」や「person」といったキーワードをもとに「人間」と「ヒト」の違いをメインに語る。

新幹線で新横浜に戻った後、量販店で外付けDVDドライブを物色する。今まで使用していたDVDドライブはWindows8のリリースされる以前に購入したものだったので、リードエラーが頻繁に起こるようになり、仕事用のDVDやCDの作成に支障を来すのもイヤなので、新たなものを購入することにした次第。以前では考えられないくらい価格が下がっていて、Windows8対応でマルチ機能なものが3600円で入手できた。

お会計後、すぐに横浜線に乗り込み、鴨居駅前のスーパーで妻&息子と合流する。息子は今日、幼稚園が半日で終わりだったため、病院で日本脳炎の予防接種を受けたのだが、その帰りに買い物をしているということをメールで知らされ、私も急いで鴨居に向かうことにしたのである。予防接種の副作用で軽く眠気が襲ってきていたらしい息子…。涙は流れたけれど泣かなかった…と、予防接種を受けた時のことを誇らしげに報告してきた。

天気予報によると、明日は上着無しではちょっと厳しいらしい。雨も降って、気温も下がるという。暑さに慣れ始めた体には、急な気温下降はツライかも…。


5月15日(木)

昨日と一昨日、せっかく暑い日が続いたというのに、今朝は天気予報通りの雨…。体感温度がグッと下がったので、長袖のワイシャツに上着…という出で立ちで5時半過ぎに家を出た。そして、雨天につきものの “ダイヤの乱れ” には幸いにも巻き込まれずに松戸に到着する。

松戸歯学部での講義を終えた後も、傘が必要な雨降り…。北松戸駅から常磐線各駅停車・千代田線と半蔵門線を乗り継いで神保町に到着すると、すでに雨は上がっていた。少しずつ気温が上がってきていて、「これなら、半袖のワイシャツでも良かったかも…」と思えたほどである。

松戸歯学部の1時限目「社会学」は、先週からテーマを「社会的動物としての人間」と設定しているが、“社会的動物” について言及するのは今日から…である。「福祉」という言葉の語源的な話を中心にしながら、「double happiness」にまつわる話を進めた。

法学部の3時限目「社会学」は、前回の「社会(学)とは何か?」に関して念入りに復習した後、さらに解説を追加する。その後、「社会的動物としての人間」の解説に入るが、とりあえず時間いっぱいまで「福祉」「double happiness」に関する導入部を語ることにした。

講義後、息子の通う幼稚園のそばで妻と待ち合わせ、延長保育中の息子を夫婦揃って迎えに行った。このところ、延長保育をお願いすることが多いが、息子も寂しがることもなく、他のクラスの園児との時間を楽しんでいるようである。

さぁ、明日で今週の出講は終了…。どうやら、天気も回復するらしい。さて、どんな服装で出かければ良いのやら…!?


5月16日(金)

相変わらず、静岡市内の朝のバスは “ジャストライン” とは行かないらしい。それでも、今朝は静岡英和学院大学に講義開始20分前には到着した。ある意味、快挙…である。講師室でお茶を一杯飲む余裕も出来て、それだけで何となく嬉しく思えた。

講義開始10分前、教室に入り、パソコンやCDのセッティングに取りかかる。教室のセッティングに関しては、このところ学生たちが率先して協力してくれるので、とても助かる。順調にセッティングが進み、1時限目「現代の国際社会」は定刻開始となった。

今回で、「国際社会とは?」は最終回。今までの講義内容を簡単に振り返った後、「宇宙船地球号」および『国連憲章』にある「善良な隣人」をキーワードに話を進め、さらに「地球」に関する名言のいくつかを紹介し、その中からゴダイゴの『ビューティフル・ネーム』を鑑賞し、全4回のまとめとした。

講義を終え、講師室で早めにお弁当を食し、静岡駅に戻る。そして、11:52発の新幹線で東京へ…。食後で、おまけにポカポカ陽気のため、新幹線の車内ではほとんど意識不明状態…。暑さと睡眠不足で消耗しかけた体力が、この仮眠でかなり回復した。かなりスッキリした気分で、通信教育部入りする。

4時限目「社会学」は、前回から「人間と社会」というテーマを掲げているが、今日のメインは「行為と行動」について。解説に先駆け、普段は “違い” を気にせずに使用しているであろう単語や事項について、ミニテストを行う。多少、盛り上がった模様。

家路に就く前、都営地下鉄の神保町駅にある定期券売り場で「東京フリーきっぷ」の前売りについて尋ねてみた。すると、情報が二転三転…。しかし、係員の方が時間をかけてアレコレ調べてくださった。おかげで、無事に前売りフリーきっぷを入手できた。有り難い限りである。

どの駅も、どの鉄道も、こういう丁寧な対応をしてくれたらなぁ…と、心から思う。


5月18日(日)

昨日、有志で開かれているパステル画の会に参加した。今回は、神保町で開催…。本当は家族そろって参加する予定だったのだが、急きょ妻が仕事で参加できなくなり、私と息子とで神保町に向かうことになった。

息子にとっては、東京は非日常の世界…。そして、何よりも息子は都営バスに興味津々! そこで、前日に購入した「東京フリーきっぷ」の威力が試される時が来た(?)のである。東横線で渋谷に出て、山手線の乗車からフリーきっぷを使用する。高田馬場で下車し、都営バスで九段下に向かった。ちょっと遅い昼食の後、都営新宿線で神保町へ…。

憧れ(?)の都営バスと一緒に…14時から2時間、パステル画に打ち込む私…。そして、息子も一緒に絵を描いて描いて描きまくっていた。

会が終わって、今度は徒歩で東京ドームシティに行き、都営バスで池袋へ。すぐに渋谷駅行きのバスに乗り継ぎ、そこでフリーきっぷの使用を終了させた。1590円で購入したフリーきっぷだが、“元” はとれず…。

渋谷から東横線で横浜に出て、そこで妻と合流…。そんな土曜日…。

今日も、夏のような暑い一日だった。昨日アチコチ移動した息子も、一晩寝てスッカリ体力回復! 「お父さ〜ん、起きてよぉ〜っ!」と、私のフトンをはぎ取ろうとする有様。昨夜は、現在使用しているパソコンに以前から使用しているアプリケーションをインストールするのに手惑い、さらにそれを他のソフトのアドインとして関連づける際にエラーが発生し、結局インストールしただけ…という状態で諦めをつけたのが午前4時。息子の起こされたのが8時半…。せっかくの休日なのに、大した睡眠時間も取れずに起きるハメに…!?

近所のスーパーから「中国・四国フェア開催中」というメルマガが届いた。「これは、ちょっとそそられるかも…!?」と思いつつ、スーパーの公式サイトにアクセスすると、魅力的なラインナップが…。四国の…、高知の名物と言えば、かつおのたたき。もちろん、それも商品ラインナップに入っていた。それで、「今夜は、お刺身にしようか?」という話になり、夕方になって買い物に出かけたのだが…。

店内は、いつもと変わらぬ雰囲気で、これと言って何かスペシャルな区割りがされているというワケでもない。生鮮食料品のコーナーに行くと、いつものように精肉やら刺身やらが陳列されているところに「中国・四国フェア」とポップが貼られているだけだった。鳥取産の精肉が “中国地方代表” なのだろう。さらに、かつおのたたきの所には「当店特製、土佐風かつおのたたき」と、千葉県産のかつおのたたきが “土佐風” と銘打って陳列されていた。本物の土佐のかつおだったら大きなパックものを購入するつもりだったのだが、何となく購買意欲が削がれる。それでも、件のかつおのたたき(小パック)とマグロ切り落とし1パックを買って帰ることにした。

夕食時、息子はマグロを次から次へとパクパクと…。「そういえば、以前も一人でマグロのパックを半分以上食べちゃったことがあったなぁ…」と思い出しながら息子を見ていたら、今夜も一人で3分の2以上を食べていた。おまけに、「かつおも食べたい!」と、たたきにも手を伸ばし、ご満悦の息子…。

新しい1週間を元気よく迎えるために、チャージアップしている…というところかも知れない。

私も頑張らないと…。


5月19日(月)

スカッと晴れ渡った週明け…。

このところ徒歩通園せずに路線バス利用ばかりの息子が、バス好きに拍車をかけて、乗るバスの型やデザイン(ラッピングバスなど)にもこだわりを見せている。「今日は、どんなバスが来るのかな?」などと、バス停でも楽しそう。それなのに、何の変哲もない(?)通常デザインの横浜市営バスが来ると、かなり残念そうな顔をして「いつものバスが来ちゃったねぇ…」と言いつつ、一旦は乗車を拒否しようとする有様である。

天気が良かったので、気持ちを緩やかに持とうと思い、鴨居駅でバスを降りた後も走って駅の改札を抜けることなく、「1本や2本、電車に乗り遅れても…」という落ち着きぶりの私…。それでも、いつもの月曜日と同じく10時半前には三島駅に到着し、かなりの余裕を持って国際関係学部入りすることに…。

このところ、3時限目「社会学」は例年になくペースが狂い、少々遅延気味に講義が展開されている。どうにかしてこの “ズレ” を修復したいと思うのだが、焦って解説がおざなりになっては意味がない。そこで、無理なく進められるようなテンポに戻すことを第一に考えることにした。

今日も出席率が今ひとつだったものの、学生たちは私の解説をシッカリ理解しようと耳を傾けてくれている。人数は少なくても、講義し甲斐ある90分…。

今日の講義は、前半で先週の月・水の講義内容を確認し、「Persona理論」について語り、最後に(次回の講義の橋渡し的な内容として)Supreme Being」と「Human Being」の関係性について語ってタイムアップ!

帰途、幼稚園に寄って延長保育中の息子を引き取る。最近、以前に比べれば…程度ではあるが息子はハキハキと行動できるようになってきた。年中さんに進級したことに加えて、延長保育で他のクラスや学年のお友だちと触れ合う機会が増えたことも要因の1つだと思う。正規の保育時間が終わり、すぐに親が迎えに来ずに延長保育するのは寂しいことかも知れないが、延長保育が「楽しい」と言い、そこで出されるおやつのことや遊びのことを嬉しそうに語る息子の姿を見て、「これはこれで、息子には良い経験になっているのかな?」と思うことにした。

明日の講義は “小ネタ” をやたらと仕込むため、今夜は早寝できそうにない。なのに、こういう準備が楽しかったりもする…。


5月20日(火)

まず、今日の夕方の話から…。

静岡英和学院大学での講義を終えて、いつもなら路線バスで静岡駅に向かい、18時半発の駿府ライナーで帰途に就くのだが、今日は違う方法で帰ることにした。

今朝、バスや電車の乗り継ぎが予想外にスムーズで、東名江田バス停には7時過ぎに到着してしまった。暇を潰せるようなグッズも持ち合わせていなかったので、待合室に掲示したある高速バスの時刻表をずっと眺めていた。そして…、あることに気づいた。

英和の5時限目終了時刻は17:40だが、急いで東名日本平バス停に向かうと、17:51発の急行(実質、各バス停に停車する)東京行きの高速バスに乗ることができる。このバスは20:11に東名江田に到着するので、いつもの駿府ライナーよりも47分早く戻って来ることが出来る。

ところが、東名日本平から乗ったバスが東名富士を出発した1分後に、名古屋駅始発のスーパーライナー東京行きがやって来るのである! 急行が定刻運行すれば、スーパーライナーに乗り継ぐことが出来るのだが、そうすると…東名江田到着が19:58となり、いつもよりちょうど1時間早く戻れるということになる。

そこで、朝の駿府ライナーを待つ間、帰りのバスを別の日に予約変更し、念のためスーパーライナーの東名富士〜東名江田間の予約だけ入れておくことにした。残念ながら、急行は始発バス停からの乗車でない限り予約が出来ないシステムになっているのである。

17:51になり、定刻通りに急行がやって来た。東名富士まで現金払いして乗車する。バスは常に定刻通りの運行…。「この分なら、東名富士で乗り継げる!」という自信が強まってきた次の瞬間、スーパーライナーが急行を追い抜いていった!

ただし、スーパーライナーも定時より前に出発するワケにはいかないため、私の乗っていた急行をバス停のちょっと前で待っていてくれた。

ヒヤヒヤしつつも、無事に急行からスーパーライナーに乗り換え成功! 朝の暇つぶしが、“まるで静岡から新幹線で帰途に就いたかのような早い時間” の帰宅につながった。

一方、朝の駿府ライナーは、いつもとは違って定刻になっても東名江田に姿を見せなかった。5分ほど遅れて到着したバスには、運転手さんが2名乗車。要するに、新人運転手さんのonJTon the job trainingである。慣れない手つきで乗車票を確認する運転手さん…。「なるほど、バスの遅延は新人研修によるものか…」と、原因が判明する。その後、バスの遅延が徐々に広がり、静岡駅には定刻より10分近く遅れて到着した。

あの運転手さんが数年後、今度は別の新人運転手さんの指導をするのかも…。

英和に到着し、お弁当の前に3時限目「国際関係論」の資料印刷にとりかかる。昼食後、早めに教室入りしてパソコン類のセッティングを済ませ、3時限目始業時刻になるや否や話を始めた。

今日は、「グローバリゼーション」の2回目。まず前回の復習を念入りに行い、それから「グローバリゼーションの現実」について特徴を3つ挙げて解説する。そして、講義時間の残り15分ほどを用いて「小テスト」を実施する。今回は国歌を10曲聴き、それぞれどの国の国歌であるかを答える…という問題。例年、日本やアメリカ合衆国の国歌は正答率が高いが、その他の国歌は惨憺たる結果…。それでも、今年は “10問中9問正解” という強者が現れた!

5時限目「異文化コミュニケーション論」は、今日から「異文化との出会い」がテーマ。特に今日は「自文化中心主義」「文化相対主義」について先に解説を進め、先週解説した「文化変容」とからめて「グローカリゼーション」について語ることにした。今年も、グローカルな現象の具体的理解のために『Amazing Grace』の鑑賞。最初に、日本では定番とされている白鳥英美子バージョンを聴き、そして夏川りみのウチナーグチバージョンを聴き、それらの内容の違いを学生たちに耳で味わってもらうことにした。

講義の最後に、昨夜妻に協力してもらって作成した “小テスト” を実施した。海外の映画が日本でどのようなタイトルになるのか? 日本の作品が海外で紹介される際、どのようなタイトルになるのか? それらを答えることで「グローカリゼーション」の現実を理解してもらう目的である。

今日の講義は、内容盛りだくさん状態…。そして、往き帰りの高速バスも盛りだくさん…。


5月21日(水)

昨夜から降り続いた雨が朝方に勢いを増し、さらに風まで強まっていた。

雨の勢いが少しでも弱まってきたら…と、タイミングを計って家を出ようと思ったのだが、なかなか思うに任せぬ状態が続いた。天気予報では、横浜市内に大雨注意報が出されたと…。「もしかすると、バスのダイヤが乱れるかも知れない!」という不安が募り、意を決して(?)強い雨の中を息子と一緒にバス停まで歩くことにした。

幸い、バスは定刻通りにやって来た。雨が降っていることを除けば、何ら問題なく幼稚園に到着したのだが…。息子を送り届けた後、再びバス停に戻ったところで不安的中! バスが来ないのである! 雨の勢いはますます強まり、体感温度も下がってきた。

新横浜から新幹線に乗って三島を目指している途中、相模川を渡ってしばらくすると雨の勢いが弱まり、徐々に空が明るくなってきた。このまま雨が止むことを願ったが、降ったり止んだりの繰り返し。そんな状況の中、国際関係学部入りする。

このところ、3時限目「社会学」はペースが予定より少々遅延気味。それを何とかするべく、講義前に残余講義時間と今後のテーマを照らし合わせながら、何度も何度も “ペース配分” を練り直した。

その甲斐があったのか否かは来週以降に判明するのだろうが、その分岐点は今日の講義にかかっている(と言っても過言ではなかった)。今日も、引き続き「人間関係の諸相と構造」がテーマ。まず前回までの内容を念入りに確認し、講義の後半で「地位」について語ることにした。

講義を終えて校舎を出ると、まだまだ雨が止むような気配はなかった。が、静岡県から神奈川県に差しかかったあたりで雨がピタリと止み、青空が徐々に広がり、太陽が顔をのぞかせ始めた。新横浜に到着した時には、雨が降っていたことを忘れさせるような天気に…。

延長保育中の息子を迎えに行き、一緒に帰宅する。その道すがら、息子から幼稚園での出来事を教えてもらう。年少さんの時は、親から「今日は幼稚園で何をしたの?」と聞かないと何も語らなかった息子…。ところが今は、「今日ね、○○くんが…」「みんなで△△をしたんだよ!」などと自分から楽しそうに話し始めるようになった。これも成長過程なのだろう。そして、幼稚園の “育教” の賜物だと思う。

その成長に、私はついていけるのだろうか…!?


5月22日(木)

朝はちょっとヒンヤリしたものの、青空が広がる好天だった。

松戸歯学部の1時限目「社会学」を終え、北松戸から常磐線各駅停車・千代田線に乗り込んだ時は、半袖でも汗ばむ陽気だった。

大手町で半蔵門線に乗り換え、神保町で下車して地上に出た時、空は真っ黒で、強い降雨…。おまけに、体感温度もグッと下がっていた。この雨は強まったり弱まったりを繰り返していたが、ちょうどその頃に横浜市で大雨洪水警報と雷注意報が発令されたらしい。

法学部の3時限目「社会学」を終えて校舎を出た時も、冷たい雨が降り続いていた。

半蔵門線・田園都市線であざみ野に出た時にも、雨は降っていた。ららぽーと横浜に寄ることを思い立ち、新羽で横浜市営地下鉄を下車した時、雨がやっと止んだ。しかし、バスでららぽーとに向かっている途中、再び降雨…。

ららぽーとでの用事が済んで、鴨居駅まで歩いて帰ろうと館外に出ると、青空が復活し、夕陽も…!?

今日は天候に惑わされ続けた…ような気がする。

天候はともかく、講義のほうは予定通り順調に進めることが出来た。松戸歯学部では「社会的動物としての人間」の3回目として「生理的早産」の話を中心に解説を進めた。法学部では「社会的動物としての人間」の初回(厳密に言えば、前回の講義で今日の講義の “入口” を開けているのだが…)ということで、「福祉」「double happiness」に関する具体的な例をいろいろ挙げてみた。

とりあえず、仕事に支障が出ていないのであれば、天候云々は気にしないほうが良いのかも…。


5月23日(金)

「どんな恰好をして出かければ良いのだろう…?」

朝起きて、最初に考えたのが、“着るもの” のセレクトについてだった。今日は1時限目が静岡英和学院大学で、4時限目が通信教育部…というように、横浜〜静岡〜東京と全行程300kmほどの移動となるため、我が家周辺の天候にだけ合わせて着替えるワケにもいかないのである。

横浜と東京は似たような天候だとしても、静岡の天候は横浜とちょっと違う…。とりあえず、今日は気温が急激に下がることはないと判断し、半袖のワイシャツで家を出たのが朝6時過ぎ。この時は、まだ肌寒さが感じられたが、私の周辺にも半袖ワイシャツで出勤するサラリーマンが多く、私の判断を疑問視するような人もおらず…。

新幹線が静岡県内に入ると、天候に変化が…。神奈川県内に広がっていた青空が、熱海あたりから雲に覆われ出し、富士川を超えた頃には “雨がいつ降ってもおかしくないような状態” になっていた。幸い、私が静岡県内にいる間に降雨はなかったが、しかし軽い頭痛を覚えたので、気圧の変化はあったらしい。

英和の「現代の国際社会」は、今日から「代表的国家体制」がテーマ。最初に前回の「宇宙船地球号」の話と念入りに復習し、ゴダイゴの『.PROGRESS AND HARMONY』を鑑賞する。そして、本論へ…。例年と同様に、このテーマの初回として「グローバリゼーション」と「ナショナリズム」を比較しながら解説した。これら2つの概念は「A国はグローバリゼーションだけれど、B国はナショナリズム」というような分かれ方をするのではなく、「どの国にも両方の傾向性があるが、そのどちらの傾向が強いか弱いかの差があるだけ」あるいは「ある状況ではグローバリゼーションの傾向が強くなり、また別の状況ではナショナリズムの傾向が強くなる」というような、そんな理解をしてもらうようにした。

静岡から東京への移動は、ぷらっとこだまの予約を昨日になって入れたため、「お帰りの新幹線、普通席は満席ですね…」と旅行代理店の窓口で通告され、「なら、グリーン車でもいいです!」ということで、ちょっとリッチな移動となった。

実は昨日の朝、横浜から東京へ向かう時も、左足の痛みに耐えかねて横須賀線のグリーン車に乗ってしまった私…。連日のグリーン車利用である。

通信教育部の「社会学」は、まだまだ「人間と社会」の解説が続く。前回「行為と行動」について解説をしたが、更なる確認を行うべく、DEENやZARD、FIELD OF VIEWのヒット曲を鑑賞する。その後、予定を変更して「仲間意識を構成する愛・和合・共感性」は行為か行動かを確認することにした。

夕方、神保町から都営三田線・東急目黒線に乗って東横線にアクセスしてみた。武蔵小杉で通勤特急に乗り換え、菊名で横浜線へ…。新横浜で下車し、横浜市営バスの定期券を購入して帰途に就いた。

昼は汗ばむような陽気だったが、夜が近づくにつれて体感温度がグッと下がってきた。週末は荒天に恵まれるらしいが、寒暖差がどうなるのか気になるところである。


5月25日(日)

昨日は家でのんびりしていてもよかったのだが、息子が「マリンタワーに行きたい!」だの「江ノ電バスに乗りたい!」だのと言うので、またしても息子と二人で小旅行…。このところ、毎週土曜日は息子と男同士のお出掛けをしている私…。

マリンタワーより山下公園をのぞむ昼前にバスで鴨居駅に出て、横浜線で桜木町へ。あかいくつバスに乗ってマリンタワーへ向かったのだが、これがかなりの大回り路線…。桜木町駅からマリンタワーまで、道路渋滞も手伝って45分もかけて移動することになってしまった。

マリンタワーに到着すると、息子が「うゎ〜〜っ!」と歓喜の声を上げる。私の足の調子さえ良ければ階段で展望フロアを目指したのだろうが、体への負担を考えて(?)素直にエレベータ利用を決めた。

眼下に広がる海やビル群、高速道路などなど…、息子にとって今までに経験したことのない角度での展望である。円形の展望フロアを大興奮で駆け回っていた息子だったが、何が彼の心を一番とらえたのか…というと、それは…、

360度パノラマ状態でバスを眺められる

ということだった。のべつ幕なく「あっ、はまりんバス!」「飛行機バス(エアポートリムジンバス)だぁっ!」「あっちに、観光バス!?」などと、息子の口から出るのはバス、バス、バス…。

100m真下が…!?展望フロアの一部に、地上を見下ろせるようガラス張りになっている箇所がある。ガラスはかなり硬度が高く、どんなにドンドン跳ねても決して割れることなどないのだが、みんなその上に足を踏み入れる時はおっかなびっくり…。息子は、ガラス部を見つけて「お父さぁん! お父さぁん! ここ、危ないですよぉ!」と興奮度マックス! 果敢にも(?)ソロリソロリと足を乗せようとしていたが、私が背中をグ〜ッと押すと足をバタバタさせて逃げ惑う息子…。周りの人たちの笑いを誘う。

なのに、息子は何度も何度もその上に立とうと試み、ついに “登頂” に成功する。

船員気分で…マリンタワーを堪能後、今度は氷川丸へ…。息子は「このお船、動かないの?」と残念そうだったが、“乗船” するやマリンタワー以上に大興奮! 客室を物珍しそうに眺め、操舵室では船員になりきって舵を回したり、レーダーを操作しようとしたり…と、楽しそう。

マリンタワーをバッグに(氷川丸乗船口前で)シーバスで横浜駅東口へ移動山下公園からは、久々にシーバスを利用して横浜駅東口へ…。出発時にはスタッフの方々へ手を振りまくり、船とすれ違うたびに手を振りまくり、横浜駅東口付近ではシーバスの撮影に来ていた人に手を振って…と、かなりご機嫌モードだった息子。

ところが、この後で事態は急変する。息子の「江ノ電バスに乗りたい!」という想いが復活していたのである! なのに、バスのダイヤが息子の想いに応えてくれない…。その時、京浜急行バスの菅田平和町行きが入線…。これに乗ることにした。

私が学生時代に足繁く通った関内地区をバスの車窓から眺めていると、あの頃とは風景が異なっていることに気づいた。時代の流れなのだろうか、馴染みだった店はほとんど目抜き通りから姿を消していた。それでも、何となく面影の残っている場所も…。

ノスタルジーに浸ろうとしていた私に、息子が「やっぱり、江ノ電バスに乗りたいんだよねぇ…」と、申し訳なさそうにつぶやいた。その姿に心を動かされてしまった私、伊勢佐木長者町でバスを降り、横浜市営地下鉄で上大岡に移動した。上大岡から横浜駅行きの江ノ電バスに乗って帰ってこようと思ったのである。が、バスの時刻表を把握していたワケではないので、上手く乗り継げるかどうかは全くもってわからずじまい。

結論から言うと、計画は大失敗!? 上大岡の1つ手前の弘明寺で下車していたら、江ノ電バスに間に合った可能性は大だった。

せっかく上大岡まで来たのに、このままスゴスゴと引き返すのも癪に障るし…と思っていたところ、我ら親子がシーバスで横浜に到着したことに出発してしまった江ノ電バスが、上大岡駅のバスターミナルに入ってゆくのが見えた。親子でダッシュ! 栗木行きのバスに乗り込んだ。

乗り込んだのは良いが、果たしてどこで降りれば良いのか…。実は、仕事上がりの妻と東神奈川界隈で待ち合わせるつもりだったので、時間的な制約もあったのだ! バス車内の路線図と “にらめっこ” していると、「打越」というバス停で磯子駅行きのバスに乗り換えられることが判明した。磯子に出れば、根岸線で東神奈川までは乗り換え無しで行ける。そこで、打越で下車し、別のバスに乗り換えるルートを採用した。

下車したものの、磯子方面行きのバス停が見つからない…。地元の方々に尋ねてみたが、「磯子行き…? 方向的にはアッチなんですけど…」と、要領を得ない。とりあえず、教えられた方向へ歩いて行くが、本当にバス停があるのかどうか定かではない。そんな時、息子が「お父さん、まっすぐ行くとバス停がありますよ!」と言い出した。何の根拠も無い発言だと思い、軽く反論してしまった私だったが…。果たして…、息子の言う通り、バス停は見つかった。

なのに、またしてもバスの時間が合わない…。バス停に表示されている経由地を見ると、屏風浦駅の記載がある。京浜急行で仲木戸に出れば、そこは東神奈川…。地元の方に駅までの道を尋ねると、かなり近いところに駅があるという。

打越でバスを降りてから屏風浦駅まで、歩いて行くことになってしまった状況を、息子は「路線バスの旅みたいだね!」と楽しそうに言う。太川陽介さんや蛭子能収さんほどの苦労はしていないが、1km歩いて次の乗り物を探すというのが『路線バスの旅』のようになってしまっていた。

その後、京浜急行に乗って無事に妻と合流! それなりに新鮮な小旅行となった。

今日は、昼過ぎに家族そろってお出掛け。息子の夏物衣料を探すのが “主たる目的” である。バスで片倉町に出て、そこで全ての用事が済めば万々歳…ということだったのだが、想い適わず。地下鉄で高島町へ行き、みなとみらい地区をアチコチ歩き、予想以上の釣果を得た。

ただ、息子は大好きなバスに余り乗れなかったことが少々不満だった模様。「お出掛け、イコール “バス旅行”」というような構図が出来上がっている4歳児の行く末を考えると、ちょっと心配な我ら夫婦…。子どもの頃の私も “かなり” のバス好きだったが、それをはるかに凌ぐのが息子の現状である。

やれやれ…。


5月27日(火)

一昨日、お出掛けから帰宅して、月曜日の国際関係学部「社会学」の講義用DVDを作成した。その内容は、芳賀ゆいという架空アイドルに関するものである。眠気と闘いながら、ファイル変換やオーサリングをし続けた。なのに、昨日はそのDVDを使うところまで解説が進まず。あの苦労は、一体何だったのだろう?

とりあえず、昨日の話から…。

朝、息子を幼稚園に送り届けたところまでは、全てが順調だった。その後、鴨居駅に向かうバスが来ない…。鴨居の自動特急券売機には、いつもなら有り得ないような列…。予定していた新幹線に乗り遅れ…。とにかく、三島に着くまでは惨憺たるものだった。

国際関係学部に到着後、そんな私を神様が哀れに思ってくれたのか、その後の作業は全てが順調だった。講義のほうは学生の出席率も良く、(冒頭のDVDの一件さえ除けば)順調に解説も進んだ。前回よりも出席率が良い…ということは、前回の解説内容を聴いていない学生がそれなりに存在するということになるので、予定よりも多く復習の時間を割くことになるのだが…。

「人間関係の諸相と構造」の解説も、今週で最後。昨日は「地位−役割」の関係性を中心に解説し、“地位剥奪” の例示の中で長嶋茂雄の引退セレモニーを紹介した。例の「我が巨人軍は永久に不滅です!」という、有名な挨拶である。

さらに、「ピタゴラスイッチ」でおなじみの『ぼくのおとうさん』を紹介し、ここまでの解説内容のまとめをした。

新幹線に乗るため校舎を出ると、かなりの強風…!? 体が吹き飛ばされそうなくらいの威力だった。そして、強風は雨雲を運んできた…。

新横浜で下車した時、風の勢いは三島ほどではなかったので「しばらく雨は降らないだろう」と確信し、落ち着いて(?)横浜線に乗り換えた。鴨居からバスに乗り、幼稚園へ。延長保育の息子を引き取る際、先生から「雨、降るんですかねぇ…」と尋ねられたので、三島の天候の話をしてみた。「おそらく、西からドンドン風も雨雲も近づいてくるんじゃないですねぇ…?」と答えたのだが、その予想は見事に当たり、日が暮れると横浜にも強風が吹き、夜半には激しい雨も…。

昨夜は鎮咳剤鎮咳剤の副作用が強く出て、激しい睡魔に襲われた。21時前に息子の寝かしつけをし、そのまま私も朝まで爆睡…。

今日は、静岡英和学院大学への出講日。6時過ぎに家を出た時は雨が降っていたが、午前中に雨が止むと天気予報が伝えていたのを信じ、折りたたみ傘で出かけることにした。横浜線と田園都市線を乗り継いで江田に着いた頃には、小雨から霧雨のような状態になっていた。駿府ライナーに乗車してすぐに空が明るくなり、静岡県に入った頃にはすっかり晴れ模様。気温もグングン上昇!

3時限目「国際関係論」は、今日まで「グローバリゼーション」がテーマ。冒頭に、前回の小テストの “続き” として、前回紹介10国家の首都を答えてもらう。そして、前回の講義内容を念入りに確認し、ethnicityに関する諸問題を語る。この内容が、次回以降の講義の導入となるので、出来るだけ具体例を挙げながらじっくりと解説する。

5時限目「異文化コミュニケーション論」は先週から「異文化との出会い」をテーマに語っているが、今週は「日本(人)的 “愛”」を取り上げて説明した。最初に、日本人の心に響くラヴソングの傾向性を6曲(メドレー)鑑賞し(この作業も、もはや “恒例化” しつつある)、そこから日本社会の特徴(の一部)を紹介した。

今日の帰りも、先週のように高速バスの乗り継ぎにチャレンジ! 東名日本平バス停まで歩き、17:51発の東名高速バスの急行に乗り込んだ。東名富士で下車し、1分後に入線してきたスーパーライナーに乗り換える。

どちらのバスも定刻運行していたので、今週も “まるで静岡から新幹線で帰途に就いたかのような早い時間” の帰宅となった。

この乗り継ぎ、東名日本平で乗り込むバスの運行状況次第ではスーパーライナーに乗り継げなくなるのだが、どうやら “かなり” の確率で乗り継ぎに成功するようである。毎回…というワケにはいかないが、この乗り継ぎは時短も図れるので、私はかなり気に入っている。

ただ、来週からは再び駿府ライナーで帰途に就くことにしよう。時間はかかっても、体をリラックスさせられるほうが良いこともある…。


5月29日(木)

このところ、隔日更新になっているような…。

昨日は、国際関係学部の出講日…。息子を幼稚園に送り届け、バスに乗り込んだのだが、なぜかいつもより早く鴨居駅に着いてしまったので、そのままいつもより早い新幹線に乗って三島に向かうことにした。講義は13時からであるが、大学には10時過ぎに到着してしまった。

そのため、かなりジックリと講義の準備をする余裕が生まれ、パワーポイントの再編集をして講義内容を再考する。

3時限目「社会学」は通常通りの出席率だったので、いつもよりちょっと情報量を詰め込んだ解説をする。講義内容は…、「人間関係の諸相と構造」の最終回として “アイドル工学” について語り、日曜日に一生懸命作成したDVDで「芳賀ゆい現象」について解説する。そして、残りの時間で来週から解説する「問題行動の根源」の導入部分を語ることにした。

帰りに幼稚園に寄り、延長保育中の息子を引き取る。靴の履き替えをしているところに息子のクラスの担任の先生が現れ、息子が「年少さんの時よりもかなり成長している」ということや、「お休みのお友だちの心配をする心優しさが育っている」などと、べた褒めされた。何となく照れくさいのだが、親としては嬉しいものである。

今日は、松戸歯学部と法学部の出講日…。そして、1週間で一番早起きの日である。昨夜は息子の寝かしつけをしていて私まで寝てしまったので、睡眠時間はバッチリ! いつもよりのスッキリと目覚め、5時半過ぎに家を出た。

ところが、横浜駅に到着した途端に左足の痛みが再発…。やむを得ず、今朝も東京までグリーン車を利用することにした。この痛み、数ヶ月にわたって私を苦しめているが、原因は一体何なのだろう? 整形外科にかかりたくても、忙しくて通院さえ叶わない今日この頃…。

松戸歯学部の1時限目「社会学」は、今日から「日本人」「日本社会」がテーマ。その初回として「日本(人)的 “愛”」の特徴について語る。3時限目の法学部「社会学」は、今日で「社会的動物としての人間」の最終回。「生理的早産」の話を中心にしつつ、次回からの講義内容にリンクさせるような話をする。

帰りに銀行などに寄ったのにもかかわらず、なぜか予定より15分も早い半蔵門線・田園都市線に乗れたこともあって、今日も私が息子を幼稚園まで迎えに行くことになった。まさか “父親” が迎えに来るとは思っていなかった息子が、「えぇ〜っ、何でお父さんが(迎えに)来たの〜?」と驚いていた。息子なりに “習慣” というものを理解しているらしい。

明日は、息子のクラスは幼稚園の “発表会” に出演する。どんな舞台になるのやら…。


5月30日(金)

今日は、息子の通う幼稚園の「5月のお誕生会」。そして、息子のクラスが出し物(発表会)に出演した。

今年、クラスの「アルバム係」を引き受けているのだが、お誕生日を迎えた園児を撮影し、発表会で頑張っている息子を撮影し…となると手数がそれなりに必要になるため、妻と一緒に幼稚園へ…。ビデオカメラとデジカメの2台体勢で、会の様子(クラスに関わるシーンのみだが…)を撮影し続けた。

年中さんになって “幼稚園での出来事” をキチンと報告するようになった息子から発表会の演目は聞かされていたが、口述のものと実演とでは雰囲気も違い、園児たちの演技に圧倒され続けていた我ら夫婦…。昨年度もそうだったが、息子のクラス担任の先生の指導力は素晴らしく(くどいようだが、他の先生も素晴らしいことに間違いはない!)、園児たちが自信を持ってのびのびと楽しそうに演技をしているのを見ると、「園児たちは、先生を本当に信頼しているんだなぁ…」ということが良くわかる。

発表会テンポも良く、“脱落者” がほとんどいない演技…。幼稚園の発表会やお遊戯会ともなると、年少さんや年中さんのクラスには数名ほど “何もしないでボ〜ッとしている園児” とか “泣き出して暴れる園児” などが出ても不思議はないのだが、とにかくみんな楽しそう…。

演目は、『となりのトトロ』のオープニング曲『さんぽ』と、「おかあさんといっしょ」でおなじみの『ぼくのミックスジュース』。そして、テーマは「とびだせ☆げんき」である。さんぽして、ミックスジュースを飲んで元気モリモリ…ということだったのか!?

会の後、息子のクラスのママさんたちは “ママさんランチ会” に向かい、私は通信教育部へ向かう。「パパさん(=私)も来ればよかったのに?」と言われたそうだが、「この後、何も無ければ来たかも知れません!」と妻が答えたとか…。

通信教育部に到着したのが13時半過ぎ。今週使用する講義用資料は、先週のうちに配布済み。パワーポイントの再編集も不要。講義内容も昨日のうちに確認済み…と、準備万端すぎて講義開始まで何もすることがない! そこで、次週以降の講義内容を確認し、夏休み前までの残余回数と講義の展開を照らし合わせ、ペース配分を考えることにした。

4時限目「社会学」は、今週も「人間と社会」がテーマである。今日は主として「福祉」「double happiness」について語る。

日が長くなったのに加えて気温が高くなっているため、講義を終えても “仕事上がり” という気分が薄く、おまけに今が5月であるということさえ忘れそうになる。来週から6月に入り、やっと衣替えの季節に入るというのに…。

季節感がズレているのは、異常気象のせいなのか? それとも、私の感覚が鈍ったのか?


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