水曜どうでしょうpresents緊急企画!

DVD第3弾発売&映画「river」東京国際映画祭上映
&東京公開トリプル記念!

水曜どうでしょう+映画「river」トークライブ in 有明

2003年11月5日(水)


17日の深夜、就寝前に北海道テレビ(HTB)「水曜どうでしょう」のホームページにアクセスしてみたところ、何と11月5日(水)に出演者(鈴井貴之、大泉洋)とディレクター(藤村忠寿、嬉野雅道)の4名が東京でトークショーを開くという情報を見てしまった!? 11月5日は「水曜どうでしょう」第3弾DVDの発売日でもあり、この日が選ばれたようである。そして、そのチケット発売が10月18日(土)12時よりとある。発売は、全国のローソンにあるロッピーでのみということだったので、「これは、何としても明日はローソンに行かなくては…」と決意してフトンに入った。翌日、目覚めると11:10…慌てて飛び起き、ローソンへ向かう。いつもは東神奈川駅前のローソンを利用するのだが、駅前は競争率が激しくなるであろうことを予想し、あえてふだん行かない国道15号線沿いのローソンを選ぶ。11時半、ローソンに到着。念のため、ロッピーにLコードを入力してみるが、「12時より受け付け」という表示が出て先に進めない。雑誌を読みつつ時間を潰すが、来る客すべてがライバルのように思えて気が気でない。11:58、満を持してロッピーを占拠する。11:59、Lコードの入力開始。正午、アクセス! しかし、「12時より受け付け」の表示が消えていない。「戻る」を押して、もう一度アクセス。次の画面が出てきた。枚数を指定し、名前を入力。ドキドキしながら結果待ち…。予約完了! やったぁ〜っ! レジでチケットと引き替える。どうやら前から8列目あたりらしい。「水曜どうでしょう」の掲示板に、チケットが取れたことをカキコする。

あとで判明したことなのだが、このトークショーのチケット1000枚は、たった2分で完売してしまったとのこと。かなりのプラチナチケットだったようで、掲示板にもチケットの取れなかった悔しさを全国のファンがカキコしているのが目立った。中には、12時半ぐらいにいっても大丈夫だろうと高をくくっていたファンの嘆きなどもあり、「水曜どうでしょう」の人気の高さと、北海道を遠く離れた東京でのトークショーであるのにもかかわらず全国のファンがローソンに集結していた事実を目の当たりにし、この番組のすごさを思い知る。全国には暇人が多いのだなぁ…と思いつつも、私もその一人であることを思い出す。急遽、2階席(立見)200枚を追加で発売することにしたのだが、これまた2分で完売とのこと。

そして11月5日の来るのを首を長くして待ち続けたのだが、その前日になってノドに違和感を覚え、何やらイヤ〜な予感が…。しかし、トークショーは私一人で観に行くのではなく、新幹線で会場に乗り込む知り合いの分も私がチケットを預かっているので、会場となるディファ有明に向かわなくてはならなかったのである。…というのは大義名分。本当は、生で「どうでしょう」の出演陣・D陣を見たかったのである。

当日、仕事を終えるとすぐに有明に向かった。雲行きが少々あやしくなってきたのだが、そんなことはお構いなし! 会場となるディファ有明に小走りで向かう。開場時間は18時だったが、私の到着は16時半過ぎ。おまけに私のチケットは指定席券…。早く来る必要はまったくなかったのである。おまけに、「あっ、先生!」という声をかけられる次第。北海道出身の門下生が、「道民だったら、これは絶対に見なくては…と思い、やってきました!」と。何でも、講義を自主休講しての参加だとか。教師としては褒めてあげられない行為ではあるが、何だかとっても複雑な心境である。

しかし、早く来た甲斐がまったくなかったということでもなく、早い者勝ちで列に並べた上、「本日発売 水曜どうでしょう 缶バッジ第2弾」のガチャポンが会場前に置かれていたのであった。サイフの中から小銭を見つけてガチャポン前に並んだが、1回200円…。それでも3回もガチャガチャしてしまった私…。

入場は2階席の200名からであった。2階席のチケットには整理番号がふってあり、17時からその順番に並び、18時の開場を待つことになっていたのである。200名が入場した後、指定席客の入場が…。しかし、席に着くより前に一行が向かったのはグッズ売り場! 私も周りに負けじとグッズ売り場に向かい、在庫僅かのDVD(鈴井貴之 第1回監督作品「マンホール」)だの番組のステッカーだのサントラCDだのを買い、席に着く。会場では「どうでしょう」の上映が行われていた。

19時、北海道テレビの佐藤麻美アナウンサーの司会でトークショー開始! 嬉野D、藤村D、大泉洋、鈴井貴之(ミスター)の順にステージに姿を現した。彼らが揃うや否や、会場爆笑! ミスターと大泉君の衣装を見ると、長袖Tシャツにつなぎ…。まるでベトナムをカブで走っている最中にトークショーをやっているような格好に、会場は多いに盛り上がる。大泉君は、本当は会場入りする前に寄った渋谷で「カワイイ服」を見つけて、それを着て舞台に立つつもりだったとか。しかし、本番前にD陣から「さぁ、これに着替えて…」とTシャツとつなぎを渡されたとか。

藤村Dは会場に1200人も集まったことを、「よくもこんなにバカが集まったもんだ」と感慨深げに語っていたが、「君ねぇ…、いつもファンのことをバカバカ言っているけど」と大泉君が発言にケチをつける。そして、「みなさん、こいつら(D陣)がホームページでバカを連発したり、我々(出演陣)の名誉を傷つけるような文章を書いたりしていることに、ちゃんと立ち上がって抗議しないとダメですよ!」と大泉君。

トークショーが始まると、まずは4人で「どうでしょう」の思い出のシーンを裏情報をふまえながら語りつつ、その事件の責任のなすりつけ合いを始める。時間の流れとともにノドが良い調子になったのか、無口な嬉野Dとミスターが置いてきぼりを食うような、大泉君&藤村Dのマシンガン罵り合いトークが始まった。会場は大ウケ!

とどまるところを知らないトークバトルの中で、ミスターの第2回監督作品「river」の予告編上映、途中からトークショーに現れた佐藤重幸(シゲ)も一緒に舞台「水曜天幕團 蟹頭十郎太」のダイジェスト上映、大泉君&シゲ&佐藤アナの出演している「おにぎりあたためますか?」の中で行われた「river」の密着取材の上映が、それぞれ要所要所で行われた。

予定では21時に終演ということだったのだが、21:10を回った頃、佐藤アナに指示書が渡され、半ば強引にトークショーは終了となり、お楽しみ抽選会へ。大泉君はこの日、田中真紀子、鈴木宗男、橋本龍太郎、久米明、柳生博、土井善晴などのモノマネをやらされていたが、相変わらずどれもこれもレベルが高い! 何だか得したような気がする。

予定を大幅に遅れてすべてのプログラムが終了。最後に出演者から一言ずつ…ということになって、無口だった嬉野Dが番組への思い入れを述べ、藤村Dは相変わらずの暴言、大泉君は「今日は、このような “いかがわしい集会” にお集まりいただき…」とあいさつ。ミスターは、「我々は、北海道の番組だからこそ北海道を出て番組を作りたかった…。これがこの番組のコンセプトであり、今後も北海道で活動していく」という所信表明をし、大盛況のうちにショーはすべて終了した。

北海道のローカル番組のトークショーを東京で行うのも異例だが、そこに1200人が集まるというのも異例。しかし、その異例さに一番驚いていたのは出演陣とD陣だったに違いない!