2006年11月のぼやき
11月1日(水)
毎年のことながら、大した充実感も建設的な結果も残せないまま、1年の残り2ヶ月…。
今朝は、起きるのがツライということもなく、かといって在来線で三島入りできるほどの体調ではなかったので、相変わらずの新幹線通勤となった。先週は1本遅い列車に乗ったがために小田原から先に行くことができず、休講となってしまったが、今日は無事に国際関係学部に到着。
1時限目「日本社会(日本人学生用)」は、開講当初「週に2コマ確保される週は同じ内容で、そうでない時は特番を…」と告知したのだが、ちょうど今週の金曜日が祝日&学園祭で休校となるため、先週金曜日の「日本(人)的『共感性』」を完結させた。サイバースペースに伴う現代日本の人間関係(の問題点)を90分解説。
この後は、いつものように(?)ひかり号で品川へ向かうことに。11時半に三島を発つと、品川には12時過ぎに着いてしまう。このまま山手線に乗り換えて目黒に出ても、次の講義まで “かなり” 時間が余ってしまう。そこで、品川駅で定期券を購入し、明日以降に使用する特急券類も発券しておき、エキナカをちょっと見て回る。すると、何やら可愛いものが目に飛び込んできた…。近づいてよく見ると…何と「郵便ポスト」であった。昔の湘南電車(みかん電車)を模したポスト…。たしか、藤沢駅のホームには、湘南電車を模したコンビニがあったような!? ポストに心和んだところで、目黒に向かう。
目黒駅前で銀行に寄り、昼食をとることにした。目黒駅前のことは良く知らない私であったが、銀行へ行く途中に有名チェーン店がいくつも目に飛び込んできた。その中で私が選んだのは、松屋であった。豚焼肉定食をW券を足して食した。要するに、肉の量を倍にしてもらったのである。増量価格が200円というのが適正な価格設定なのかどうかはさておき、とりあえず堪能。途中でギャル風の3人が入店して、私の横に座った。そして、そのうちの1人が「野菜もちゃんと食べなきゃダメだよ! 栄養のバランスが偏ったら、健康にも良くないよ!」と言っているではないか!? さらに、食事の途中で「すいません、生卵をいただけますか?」と店員さんに聞く者も…。常識的な態度で、栄養にも気を遣い、さらに言葉遣いも丁寧とくれば、「人は見かけで判断してはいけないんだなぁ…」ということを痛感した。
さて、程よく時間を費やした後、バスに乗り込み日体大和泉キャンパスへ直行! それでも、講義開始の1時間前には到着してしまった。それで、講義の準備をしながら、お茶を飲みながら、ただひたすら耐えた。4時限目「社会学」は、生理的早産の解説。想い出話をふんだんに盛り込みながら、笑いを取りながら解説。おそらく、想い出話を抜いたら、講義は50分ほどで終了したんだろうなぁ…。まぁ、学生が盛り上がってくれたから良しとするか…。
朝がつらくなかったせいか、夕方になって体が重くなってきてしまった…。帰りに横浜に寄らなくてはならなかったので、本当なら都立大学駅から自由が丘に出て、通勤特急に乗り換えるべきだったのが、乗り換えが面倒になり、各停でずっと横浜まで意識不明状態で…。
まだまだ、本調子とは程遠いような私である。
11月2日(木)
昨日は「これでも11月か?」と思えたほど、日中は暑かった。半袖で講義を聴く学生が多数いた。が、今日は11月らしい陽気だった。要するに、ちょっと肌寒い感じがした。
昨日、あることに気付いた。横浜を7:12に発つ湘南新宿ラインに乗っても、7:34に発つ湘南新宿ラインに乗っても、文京学院大学到着に10分と違いがないということを…。特に急ぎの用事があれば、その10分が大きな意味を持つのだが、今日も大した意味が見出せなかったので(?)、後者に乗ることにしたのである。とりあえず、体調が万全ではないので、グリーン車利用だったが、大崎までは空席なし状態…。でもまぁ、おしくらまんじゅう状態は避けられるので、750円払った甲斐はあったと思われる。
さて、今日はその文京学院大学での1時限目「フィールドワーク論」のみで仕事が上がることになっていた。学園祭シーズンには、そういう不規則な事態が多々ある。ちなみに、文京学院大学の学園祭は、先月中に開催されていて、今日の講義はシッカリ実施されたという次第。9時半になって、私はCDラジカセを片手に教員室を出た。教室に入って、講義用プリントを配布し、前回の復習と今日の内容について語った後、『あの素晴しい愛をもう一度』のイントロを再生した。「この曲、知っている人いるかな?」と聞くが、誰もわからず。それで、歌まで聴かせると「あぁ〜、この曲かぁ…」という声がチラホラ。人間は、自分の意識(知識)にない部分を「知らない」と思い込むか、あるいは「多分、○○だろう」と信じ込むかのどちらかの態度をとり、その結果としてフィールドワークが意味を為さないこともある。そんな話と、「作業仮説」に関する解説をするために、『あの素晴しい愛をもう一度』を使用したのである。彼女たちは、曲は知っているものの、オリジナルを知らないのである。その部分を今日の講義内容に活かしつつ、具体例を挙げて仮説の意義・不可欠性を語った。そして、実際に仮説を立て、検証するプチ実習を兼ねて、講義の最後に “ある仮説” を立ててもらうことにした。その立証結果を来週提出することで平常点を加味することになったのだが、その課題は…
『あの素晴しい愛をもう一度』と木村カエラの関係性について、仮説を立てなさい。
というもの。「木村カエラでフィールドワークして来い!」「CDショップでもインターネットでも何でも、考えられるフィールドと手段を用いて追究せよ!」というワケである。ネタバレになるので答えをここでは述べないが、どんな結果を提出してくるのか、楽しみである。
10:50をちょっと過ぎたあたりで、今日の(イコール今週の)講義が終了した。とりあえず今日の段階で提出された仮説を読みながら、ジェネレーションギャップを感じた私であった。
その後、一旦帰宅し、洗濯物と格闘した。今日、Aleciaさんが韓国に出発した。往きは羽田空港→金浦空港の移動らしい。その金浦空港に到着した旨、携帯電話にメールが入った。無事に着いたようで何より…と思っていたら、初の渡韓に惑うことばかりのようであった。何回かメールでアドバイスを送ったが、私だって最初はオドオドしながら韓国の土を踏んだもの。偉そうなことばかり言ってはいられないのだ。
夕方、例によって(?)ワイドビュー東海号で静岡入りした私…。横浜にいるよりも、静岡のほうが、何となく気分的に楽なのかも知れない。
11月3日(祝)
「文化の日」である。ところで、今日が “日本国憲法とかなり関係のある日” だということ(11月3日を「文化の日」と定めた理由)を知っている人が、日本中にどのくらいいるのだろう?
日本では、この「文化の日」のあたりで大学の学園祭が各地で開催される。よって、大学の講義はしばらくお休みである。昨日の1時限目で今週の講義を終えた私が再び講義に戻るのは、火曜日以降…。その間に、蓄積疲労をできるだけ取り除こうと思った。昨夜、「明日からしばらく仕事がない」という安心感でフトンに入った私は、驚くほど深い眠りに入れたようである。
そういうことで、蓄積された疲労を徐々に解消するのが目的の一日を過ごしてしまった私は、気の利いたコメントを述べられないのである。よって、写真でごまかすことにする。
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「同行者」宅のベランダで、ネコと一緒に黄昏れる私… |
夕方、立ち寄ったパン屋で見つけたトトロパン!? |
「同行者」に頼んでTSUTAYAのゲーム機で取ってもらったホイポイカプセル |
おでんくん(これは、先月末に撮影したもの) |
こうして、連休初日は過ぎていった…。
11月4日(土)
私の門下生の一人である御影倫代さんのブログでも取り上げられていたことであるが、鹿児島の中学校に勤務していた女性教諭がパワハラを苦にして自殺したというニュースを聞き、私自身もこのパワハラについて考えてみた。
この女性教諭の受けたパワハラ、これは絶対に許せないことである。私は、パワハラ断固反対!
しかし、世の中にはいろいろな主観がある。本当に上司の行為がパワハラなのか? もしかして、自分の能力が(上司の指摘通りに)劣っているのではないか? 誰か “客観的な判断のできる人” に相談したことはあるのか? 根拠のない有能性をもって上司の言うことにムカついたりしていないか? そんな考えたことを仮説として立ててみた。上司が正論を述べても、自分を守りたいという一心(前述の「根拠のない有能性」を含む)で無能ぶりを棚に上げ、「パワハラを受けた」「上司が人前で説教をした(自分を辱めた)」などという “エゴイスティックな正当化” をする人を、私は何人も知っている。これでは、上司もたまったものではない。
要するに、私はパワハラを許さないけれど、自分の正当化のために(無能さを隠すために)パワハラを利用する(理由にする)卑怯な部下も許さないということである。
かたい話が続くのはイヤなので話題を変えると…、今日も大したことをせずに一日が終わってしまった。もっとも、この連休中は疲労を取り除くことを第一に考え、仕事をしないことにしていたのにもかかわらず、昨夜は入浴中に2つのアイデアが浮かんでしまい、寝る前の数時間、パソコンに向かいながら、2つのアプリケーションを起ち上げて、それぞれに必要なデータを入力し、講義で使用できるように編集していた。「同行者」からも、「結局、アンタは “仕事抜き” と言っても仕事をする。万事、その調子!」と指摘されてしまう。
その「同行者」、今日も活躍してくれた。昨日、TSUTAYAのゲーム機でホイポイカプセルをゲットしてくれた…ということを述べたが、実は同じものを2つゲットしてくれていたのである! そして今日、「別のキャラクターのホイポイカプセルはないかなぁ…」とTSUTAYAのゲーム機を見てみると…、あるじゃないか! スーパーサイヤ人3の孫悟空と、トランクスの2バージョンが…。昨日の(ピッコロのバージョン)が気に入らないというワケではない。むしろ、ピッコロさんは好きである。が、別のも…ということで、急いで両替機で千円札をくずし、機械に投入! そして、孫悟空とトランクスの両バージョンを「同行者」がゲットしてくれた。有り難い限りである。しかし、昨夏までの私だったら。まったくホイポイカプセルの存在も知らなかったし、興味もなかっただろうなぁ…。何という連休の過ごし方!?
まぁ、日頃のストレスは解消できている…ということなのだろう。
11月5日(日)
「同行者」がコンタクトレンズを新調しなくてはならなくなったので、新静岡まで出かけることにした。が、併設の眼科は日曜日ということもあってか、なかなか大にぎわい。それで、私はひとり、大道芸ワールドカップin静岡2006を観に行くことにした。この大道芸W杯は、今年で15周年だとか。市街地を舞台にアチコチでパフォーマンスが見られるのが魅力なのだが、昨年は “事情” があって見に行けず。今年は2日から開催されていたのにもかかわらず、今日(最終日)になって…それも終了間際にやっと少しだけ熱い雰囲気に触れられただけ。しかし、ほんの少しの時間でも、大道芸の素晴らしさは伝わってきた。数枚の写真からも、その雰囲気は伝わってくるものと思われる。
さて、「同行者」がコンタクトレンズを受け取った後、茶空間へ行こうということになったのだが、こちらも日曜日ということもあってか満員。それで、私は「肩と腰がちょっと痛むみたいだから、マッサージを受けたい!」と、茶空間の近くにある歩゜っ歩゜(ぽっぽ)に行くことにした。「同行者」はマッサージを受けられないので(もみ返しが来る体質のため)、新静岡センター内の書店に行くことになった。私は、この歩゜っ歩゜の前を数え切れないほど通っているのだが、入店するのは初めてである。最初に「カルテ」に記入するよう言われ、全ての項目を埋める。すると、お決まりの反応が…「えっ? 横浜からいらしたんですか?」と。「1年の半分は、静岡で過ごしているので…」と、いつものように答える私。この「静岡」には「静岡市」だけではなく「静岡県」も含んでいることは言うまでもない。あとは、相手が都合良く解釈してくれたらそれでよい。飛び込みで入店したため、10分ほど待つことになったが、20分の施術を受け、少し体が楽になったところで「同行者」と合流。茶空間へ仕切り直し。もう、スッカリ顔なじみになっているようだ。
さて、今日も大した「ぼやき」が出来ないので、写真でごまかすことにする。しかし、それらが何より今日1日の盛り上がりを物語っているように思える。
大道芸ワールドカップin静岡2006 にて
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お ま け
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茶空間と歩゜っ歩゜の看板
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昨日「同行者」がゲット したホイポイカプセル
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相変わらず「おでんくん」
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私の連休は、明日まで続く。蓄積疲労の解消は出来たのだろうか?
11月6日(月)
4泊5日を静岡で過ごした連休も、今日で終わり。世間では、今日から仕事が再開しているのだが、何となく私はピンと来ない。休みボケか、それとも…?
この連休中、国内外ではいろいろなことがあった。ムード・ミュージックやイージー・リスニングの頂点を極めたポール・モーリア氏が、3日に亡くなったという報せも入った。実は私、中学2年生の秋(1980年)に、クラスメイトと一緒にポール・モーリア・グランドオーケストラのコンサートを観に行ったことがあるのだ! 会場は、神奈川県民大ホール。「中2でポール・モーリア? マセたガキだな?」などと思われたかも知れないが、私は生でポール・モーリア氏の姿を見て、耳で演奏を聴けることが何より嬉しかった。そして、あまりに感動して、終演後もなかなか席から立ち上がれなかったほどである。特に「涙のトッカータ」が良かった。「恋はみずいろ」も良かったし、「蒼いノクターン」も「エーゲ海の真珠」(手品の時の「チャラララララ〜♪」という、あのメロディ)も良かったのだが、なぜか「涙のトッカータ」が最高に良かった。そんな想い出がある。
同じ日、50代と思われる “職業:サラリーマン” 風の男性が、携帯電話で「グラビアだよね? グラビア出してたよね?」と大きな声で話しながら自転車をこいでいた。何の話をしていたのだろう? とっても気になる。ポール・モーリア氏の死を悼んでいる私に、自転車オジサン…。このコントラストが何ともかんとも?!
今日は、「同行者」もご家族もみな仕事で(当たり前だ!)、朝早くに出かけていった。私は…というと、「疲れが取れるよう、シッカリ寝ておけば?」という「同行者」の温かい言葉を受け、10時過ぎまで寝させてもらうことにした。起床後、ネコの面倒をみながら(?)、明日の講義の準備をしたり、昼食を温めて食べたりしていた私であったが、「出来たら、ネコをちょっと外(ベランダ)に出して、遊ばせておいて」というリクエストを実行しようと思った時、降雨…。「こんな時にネコを外に出したら、体に良くないなぁ…」と思い、ネコたちには外で遊ぶのを諦めてもらった。
「ネコは外に出さないよ!」というメールを「同行者」の携帯電話に送信したところ、「今日は傘を持って出なかった」という「同行者」の返信…。それで、仕事の終わる頃(18時)に「同行者」の勤務する会社の前まで傘を持って行くことにした。もっとも、私も小さな折りたたみ傘しか持っていなかったので、スーツケースを濡らさないように大きな傘を借りたかったのである。
夕方、ネコたちに別れを告げ、借りた傘をさしてスーツケースを引っ張ってバス停へ。静岡駅前で下車して、とりあえずコインロッカーにスーツケースを預けた。駅ビルに入って買い物をしようと思ったのだが、特にこれといって必要なものもなく、私の目を惹くものも無し。無駄にお金を使う必要もないと思い、何も買わず。ちょうど良く時間が潰せたところで、「同行者」の勤務する会社へ向かった。日が短くなってきたので、暗くなるのが早い。昼間ならば間違えずに歩ける道も、今日は何度か間違えてしまった。目印になるものがどこにあるのかはわかるのだが、そこから何本目の道を曲がるか…とか、右に進むか左に進むか…などという記憶が曖昧になっていて(空が明るければ、目視で判断できるが…)、無事に到達するのかどうか不安になった。が、何とか5分前に到着! 会社の前でずっと立っていると “ヘンな人” と間違われるかも知れないので、時間まで周辺を散策していた。定時になり、「同行者」が出てくるのを待ったが、一向に出てくる気配なし! 同僚さんに「今すぐ出てきますよ!」と声をかけられたが、なおも出る気配なし! 退勤間際に仕事の電話が入り、その対応に追われていたらしい。まぁ、仕事というのはそういうもの。ちょっと予定時間をオーバーして、「同行者」と合流!
「最近、あまから亭のカレーを食べてないよね?」という話になり、あまから亭に向かうことにしたのだが…。「誠に勝手ながら、6日は代休とさせていただきます」という貼り紙が店先にあった。「本当に勝手な話だ!」と、愕然とする我々…。カレーモードに入っていただけに、落胆もひとしお。ただ、お店にはお店の都合がある。諦めて、別の店に向かうことにした。「そういえば最近、パスタの一丁目にも行ってないよね?」という話がすぐ出て、路線変更! こちらは、すんなり入店と相成った。
食後、静岡駅構内へ向かい、新幹線の時間までコーヒーを飲みながら、今後の予定を話し合った。静岡市内は降雨だったが、横浜市内は雨が上がっている…という情報を得たので、傘は「同行者」に渡して(所有者は「同行者」なので、当然だが…)帰浜することにした。情報通り、神奈川県内に新幹線が入ると、雨が降っている気配がない。雨が降っていない分、気温が若干ではあるが静岡より高く感じた。
こうして、何だか良くわからないままに連休は終わった。明日から、ちゃんと講義に戻れるのだろうか?
11月7日(火)
暦の上では、今日から冬に入ったことになる。とはいえ、朝と昼はちょっと暖かだった。だが、強風が吹き荒れ、首都圏の交通機関には乱れが生じた。
「乱れ」といえば…昨夜、隣人宅で男女の笑い声が夜中まで響き、耐えることなく「あっはっはっはぁ〜」という大声が!? さらに、ベース音の激しい音楽がガンガン鳴り響いていた。それで私は、寝るに寝られず。雑音をかき消すためにCDをかけながら寝ることにしたのだが、適当にCDデッキのスイッチをつけたところ、流れてきたのは…サディスティック・ミカ・バンド。ますます寝られず、今朝は寝坊してしまった。いつもならとっくに反町駅から東横線に乗っている時間に目が覚めた。だが、遅刻するほどの寝坊ではなかったので、落ち着いて身仕度を調えた。すると、隣から「あっはっはっはぁ〜」という笑い声と共に出かけていった男女…。まさか、夜通し笑っていたワケではないだろうが、何だか腹立たしい。
今日は、慌てるのをやめることにした。それで、急行などには乗り換えず、ずっと各停で自由が丘まで行き、タクシーで日体大和泉キャンパスへ向かった。そして、講義開始の5分前に大学へ到着。2週間前と何だか同じ光景を見た。そして9時、「総合科目B」は始まった。今日(今月)からのテーマは「問題行動の根源」。いよいよ、本題に入った…というところ。先月いっぱい基本的な話をしてきたので、ここからは専門的な内容になる。講義中、窓の外の木々の揺れが激しくなり、学生たちも窓を閉め始めた。
今日は珍しく(?)、チャイムが鳴る直前まで講義が続いた。教員室に戻ってコーヒーを1杯飲んですぐ、強風の吹き荒れる世田谷区内を桜新町駅へ歩きで向かう。途中、突風に吹き飛ばされそうになるも、重たい荷物が幸いして、怪我ひとつせずに無事に田園都市線に乗り込んだ。が、電車は(前述の通り)無事ではなかったらしい。湘南新宿ラインは、強風のために京浜東北線内の架線に何かが引っかかったらしく、その影響でダイヤが乱れていたのである。それで、不本意ながら(?)埼京線で大宮入りした。なぜ「不本意」かと言えば、大宮駅の埼京線ホームは、地下になるからである! 地上に出るのに、えらく階段を上らされる。エスカレーターもあるが、メチャクチャ混んでいて、階段のほうが早いのである。そのため、改札を抜ける頃には疲弊してしまう。さらに、発車待機中の路線バスを見つけてダッシュするので、余計に疲労がたまる。
そんなこんながありながらも、法学部大宮キャンパスには遅刻もせずに到着した。3時限目「社会学」は、先週の続きである。要するに、1コマ分を2つに分けた、その後半戦である。解説内容は、極端なまでに少ない。本来、1コマで解説できる内容を無理やり2コマ分にしたのだから、当然のことである。そこで、紹介した曲の解説に時間をかけ、さらにその曲のヒットした時代と現代の違い、その曲に表現されている心情が今の日本では通用しないこと…などを語って、無事に1コマ成立!
強風でJRのダイヤが乱れているため、なるべく早めに通信教育部へ移動しようと思い、いつもより早いバスに乗り込んだが、大宮で「あと1歩!」というところで扉がガラガラピシャ! 京浜東北線で秋葉原に出ることにした。結果、いつもと何ら変わらぬ時間に通信教育部入り。
そのまま、5時限目「社会学」へ突入である。今日は、韓流と日韓関係の理解を視聴覚的に…と考え、最初に簡単な講義をした後、『猟奇的な彼女』のDVDで必要なチャプターを選択して上映し、日本アニメ主題歌の韓国語版や、Kポップにおける問題点を実際に曲を聴きながら考察した。
講義後、1日遅れで韓国から帰国したAleciaさんと会い、(私の研究用に)韓国で買ってきてもらったものを受け取る(人使いが荒いワケではない!)。そして、韓国の珍道中よろず話を聞かせてもらった。なぜ帰国が1日遅れたのかは、おそらく本人がブログで詳しく述べてくれると思うので、私はあえて述べない。
さぁ、明日も頑張るぞ!
11月8日(水)
今日は、最初から新幹線で三島入りすると決めていた。というのも昨夜、「隣人が今夜も笑うんだろう?」などと思っていたからであった。それで、帰宅途中に新幹線特急券を購入した。そして、予想的中! 安眠妨害も甚だしい限りである。
だが、在来線で三島に向かうよりも1時間ほど長い睡眠時間をとったので、往きの新幹線車中では講義の準備をゆったりとすることができた。その勢いで国際関係学部へ! 1時限目「日本社会(日本人学生用)」では、今日からまたテーマが変わり、「日本(人)的『仲間意識』」についての解説である。おそらく、このテーマで2週間は講義することになるだろうが、その手始めの今日、例の「いじめ苦の自殺予告手紙」の話題などから解説に入ったため、気の利いたギャグも言えず(ただし、講義中盤からはいつもの調子に戻っていたりする)。前回までの講義内容をふまえての解説となったため、軌道修正が大変だったが、それでも90分で何とかまとまった。
次は、例によって日体大和泉キャンパスで14:40からの講義であるが、予約していたひかり号が11時半出発のため、少し講師室で時間を潰すことにした。が、何もすることがなくなったので、とりあえず三島駅へ移動することにした。駅前にあるスルガ銀行のATMで通帳記入をし、新幹線ホームの立ち食いそば屋さんで桜えび天ソバを食べ、ちょうど食べ終わったところでひかり号入線。そのまま、ノンストップで品川へ。
実は、数週間前から私の使っているマウスの調子がおかしくなっていて、新調しようと思っていた。どのようにおかしいのか…というと、左シングルクリックを勝手にダブルクリックしてくれる。そのため、指示してない作業に勝手に入ってしまうのである。念のため、昨夜マウスを分解してみた。ホコリは全く混入していない。ボタンも反応するのだが…。問題は、マウスカバーか? いずれにせよこのマウス、販売元はビックカメラである。よって、同じものを購入するなら、ビックカメラに行かなくてはならない。新幹線が品川に到着したのが12:05だったので、時間的には余裕いっぱい。それで、渋谷に出ることにした。久々に渋谷のビックカメラに行き、マウス売り場(パソコン周辺機器売り場)へまっしぐら。同じマウスを見つけた。同じマウスなら、すでにドライバがインストールされているのですぐ使用できるだろう…と思い、色違いのものを購入。
渋谷の街に限ったことではないのだろうが、11月になったばかりだというのにクリスマスツリーがアチコチに飾られていた。気が早いというか、商魂猛々しいというか…。私は職業柄、クリスマスが近づくにつれ「早く試験問題を作れ!」「早く成績処理しろ!」などと急かされるような気がしてならないのである。クリスマスそのものは嫌いではないのだが…。
買い物を終えてもなお、時間が余っていた。それで、渋谷のTSUTAYAに初めて入ってみた。どこに何があるのやら…というくらい広い! 「ゲームソフト高価買取」と書かれたコーナーがあった。「渋谷のど真ん中でソフトを買い取ってもらう人って、そんな人だろう?」と思っていたら、烏龍茶の段ボール箱に入りきらないほどのゲームソフトを抱えて歩く太った男が現れた。そして、買取カウンターへ。この男は、こうして買ったソフトを次から次へと売り払って、また別のゲームを買っては売り払うんだろうなぁ…。モノへの執着が無さ過ぎる! 買取制度があって、それで安くソフトを手に入れられる人もいて、持ちつ持たれつしているのだろうが…。ハッキリと断言は出来ないが、こういうふうにゲームソフトを大量に買っては売り払う人って、人間関係も同様なんだろうなぁ…。
しぶちかを通って渋谷駅に出て、田園都市線で桜新町へ。そこからいつもと逆方向に歩いて日体大へ。途中、長谷川町子美術館を通るのだが、「あぁ、入りたいなぁ…」という誘惑と戦いつつ歩く私…。またいつか、時間のある時にでも訪れよう。
本日最後の講義は、4時限目「社会学」。こちらも今日からテーマが変わる。「人間関係の諸相と構造」について、これからしばらく語ることになる。社会学基礎理論という点から見れば、このテーマは私の専門中の専門。よって、語りに加速がつくと、とんでもないことになる。話とモチベーションをセーブしつつ解説したが、恒例の文章作成(兼 出席調査)をさせる時間がなくなって、学生たちには自宅に持ち帰って作業してもらうことになった。
帰途、空腹感が激しく襲ってきたので、都立大学駅前の吉野家に入った。最近、あんまり吉野家には入っていないので、どんなメニューがあるのかもわからない有様だった。が、やはり「King of 丼」的な雰囲気はある。牛肉の問題さえクリアすれば、再び頂点に立つのだろう。
さて、明日は若干ではあるが移動が楽な日である。こういう時にこそ体力を温存させなくては…。
11月9日(木)
いきなり余談だが、昨日で我がは、開設から7年を迎えた。もっとも、その時は「BeWith sites」などという名前のサイトでもなければ、ドメインも某プロバイダのものを使用していたので、厳密には4月9日を開設日といったほうが良いのかも知れない。それに、当初のサイト開設目的が、現在では下部サイト的になってしまっているし…。ここ数年は “ほぼ” 毎日のようにサイトの更新をしているので、完全にこのサイトが私の日常生活の一部と化してしまっている。「継続は力なり」というが、それがサイトを継続してこられた最大要因だろう。
さて、話は変わって…。今日の私を四字熟語で表現するなら、午前中は「自己嫌悪」で、午後は「暗中模索」といったところか。
1時限目(文京学院大学)の「フィールドワーク論」は3年次配当科目なので、「卒業まで、あと1年ちょっと」という学生ばかりが受講していることになる。彼女たちの中にはその自覚をシッカリ持っている者もいるのだが、まだまだ世間の “厳しさ” を実感していない者もいて、今日はちょっときつく当たってしまったところがある。将来のことを思えばのことだが、ゼミ担当教員でも何でもない私がしゃしゃり出てしまったような、そんな嫌悪感に苛まれてしまったのである。
講義のほうは、先週の「『あの素晴しい愛をもう一度』と木村カエラの関係性について、仮説を立てなさい」の続きで、宿題として呈示した「仮説に基づいて、結論を述べよ」についての解説からスタート。木村カエラと加藤和彦がサディスティック・ミカ・バンドで結びついているところまではつきとめているのだが、『あの素晴しい愛をもう一度』を北山修がどのような “経緯” で作詞したのかという部分への言及者がおらず、1970年から今年までの時系列を説明する。要するに、学生たちの作業仮説に偏りがあって、その仮説を否定も肯定も出来ていなかった…という結果になったのである。これはこれで、彼女たちにとって貴重な経験となったと思われる。
大学からふじみ野駅へ、いつもと同じスクールバスに乗ったのだが、どういうわけか道路が混んでいて、駅に到着したのが11:28。私が乗りたい東武東上線は11:31に出発してしまう。それで、走って駅へ向かったのだが、パスネットの残額が初乗り料金に満たない…。仕方なく自動券売機で切符を買うことにしたのだが、料金がわからない。運賃表を見るのだが、刻一刻と列車の到着・出発が迫っていて、なかなか「川越」の文字を見つけられない。やっとの思いで料金を確認するも、キップ誤購入!? 精算窓口で事情を話し、キップを買い直し、ホームへ急いだが、目の前で列車の扉を閉められてしまった。私が乗ろうとしているのを車掌は見ていたハズである。運行時間に忠実なのは良いが、あと一歩で乗れる客を見捨てるというのは如何なものか? 次の列車で川越に向かっても、いつもと同じ川越線に乗れるのだが、食事の時間があるかどうか…という時間になる。それでも私は、果敢にJR川越駅構内の立ち食いそば屋に飛び込み、いつもの「かき揚げ丼」を注文する。4分で完食し、発車2分前の川越線に乗り込んだ。
法学部大宮キャンパスに到着する頃は、やけに暑かった。汗がダラダラ流れ出て、「早く校舎に入らなくては…」と思うほど、陽射しがきつかった。3〜4時限目の「社会学」は、火曜日のクラスで2コマに分けて解説した内容を再び1コマ分に戻しての講義。日本(人)的な「愛」「共感性」が色濃く残っていた1960年代後半から70年代前半のヒット曲(トワ・エ・モワの『地球は回るよ』『友だちならば』と、ザ・フォーク・クルセダーズの『悲しくてやりきれない』)および、その時代の流れをシッカリ受け継いだとされる曲(TOKIOの『AMBITIOUS JAPAN!』)を織り交ぜながらの講義。かつての日本の人間関係と、現在の犯罪多発の比較を通して問題行動を考えてみた。
明日も講義があるというのに、夕方になって燃焼しきってしまったような倦怠感に襲われた。帰りに大宮から乗り込んだ湘南新宿ラインでも、横浜手前までずっと意識不明…。明日は、国際関係学部と法学部の掛け持ち。往きも移動も新幹線を利用することにした。お金を節約するのも大事だが、今の私には “体力温存” が最も大事なことだと思われる。
いよいよ、プロ野球のアジアカップ2006開幕! 昨年から始まったこの大会、初代王者は千葉ロッテマリーンズ。今年は、北海道日本ハムファイターズが日本代表として出場。その初戦、韓国代表のサムソンとの一戦、7対1で見事な勝利! このままの勢いで、日本が2年連続王者になってくれたら…。頑張れ、ファイターズ!
11月10日(金)
明け方は寒かったのだが、日中以降は暖かい…というより暑かった。暦の上では冬のハズだが、どういうワケだろう?
昨日のうちに新幹線のキップを手配しておいたので、朝はゆっくり起きることが出来た(ちょっとゆっくりし過ぎたような気もするが…)。ところが、ちょっと寝過ぎたようで、東神奈川駅でも頭がボ〜ッとしていて、本当なら回数券で改札を抜けなくてはならないのにSuica定期券を出して、ピッ! このことに気付いたのは、横浜線が新横浜に到着する直前であった。このままだと、定期券の出場処理がされないので、次に改札を通ろうとすると遮断されてしまう…。それで、新横浜駅構内のみどりの窓口で出場処理をしてもらおうと思ったのだが、いずれも長蛇の列…。新幹線に乗り遅れては講義に支障が出てしまうので、処理は後回しで三島に向かった。
この「ぼやき」を熟読されている方ならお気づきだと思われるが、国際関係学部での私の現担当科目は、対象こそ違うが「日本社会」という科目だけである。前期にアレコレ担当して、後期は同名の科目のみ…。一方(留学生用)は通年開講なので、ペースは完全に掴みきっているのだが
もう一方(日本人学生用)は後期からの科目(ただし、週2回)。おまけに、内容がほとんど異なっており、同名の科目とはいえ、準備はシッカリ2コマ分…である。
2時限目の「日本社会(留学生用)」では、公私混同を嫌う日本社会の傾向について “滅私奉公” をキーワードに講義したのだが、留学生たちの出身国には有り得ないようなシステムだったらしく、「日本で就職、できないかも…」などというコメントを述べていた者もいた。今の日本人でも耐えられないのだから、無理もないだろう。
昼休みをはさみ、3時限目の「日本社会(日本人学生用)」では、仲間意識と排外性の関連性を語った。日本社会の排外性は、私が16年前に執筆した修士学位請求論文で展開した理論だが、学部での講義ということを考え、かなりコンパクトにまとめ上げた。思ったよりもテンポ良く解説が展開されてしまったので、日本的排外性が招く問題行動の1つとして「いじめ→自殺」に関する話をし、「以前の日本では、つらいことがあっても “死にはしない” という意地があった」という内容になったので、トワ・エ・モワの『誰もいない海』をCDで再生する(この曲も、あらかじめ歌詞カードを配布してあったので…)。
いつもの金曜日と同様に、法学部への移動はひかり号を利用。今日は「実際、国際関係学部から法学部まで、最短で何分だろう?」というテーマを設けて(?)移送してみた。すると、15時半に三島からひかり号で移動した私が水道橋駅に到着したのが16時半前…。ひかり号を利用すると、1時間足らずで法学部の最寄り駅にたどり着くことがわかった(もっとも、東京駅で思いっきりダッシュしたが…)。よって、1時間20分をみておけば、国際関係学部から法学部に到着する…ということになる。それにしても、この時間は早すぎる。講義開始まで何もやることがない…ということで、駅前で早めの夕食をとり、それから法学部へ。
18時からの「社会学」は、問題行動の種類(分類)と罪の種類に関しての解説。ともすれば暗くなりがちの講義なのに講義用マイクの電池が消耗しきっていて、最初からマイクが使用できない有様…。ふだんはスペアの電池が入っているのだが、私よりも前にマイクを使用した教員が入れ換えて使い切ってしまったのだろう。新しい(フル充電されている)電池を取りに行こうかとも思ったが、そのためには別の校舎へ行かなくてはならないので、諦めて “生声” の講義と相成った。マイクを使用しない講義(「あえて使用しない」というものの含める)は、週に4コマあるが、今日の場合は教室が広く、おまけに「1週間最後の講義」ということで体力的な問題もあるので、マイクがあったほうが良いに越したことはないのだ。が、電池が切れているのだから、何を言っても始まらない。それで、「みんなが協力してくれたら、マイクがなくても講義は成立します」と宣言し、生声講義に入る。マイクがないほうが、学生との距離が縮まるような気がする上、ライヴ感があふれて、私は好きなのである。よって、今夜の講義は(私自身としては)かなり盛り上がったほうである。久々に “やり遂げた” 感を残し、今週の全講義を終了させた。
明日はOFFだが、体を休めたり通院したり…で、それなりにやることはある。ただ、早起きする必要がないというのが、この上なく嬉しかったりする。
11月11日(土)
最近、“ほっぺ” をよく噛んでしまう。“ほっぺ” といっても、口腔的な話である。口の中をよく噛んでしまうのである。昨日も、法学部の講義前にガムを噛もうとして、最初に思いっきりほっぺを噛んでしまった。「痛い!」なんてものではない! 一瞬、体の温度がスゥ〜ッと引いていくような、そんな感覚である。口の中にデコボコが出来(一部は血豆)、切れてしまった部分からは少しずつ出血…。舌が触れても痛い時間帯もあった。その上、“生声” 講義…。実は昨夜の講義は口が上手く開かなかったので、いつもよりは余計な話をせずにいた。どうしたことだろう? アゴの位置がずれているのだろうか? それとも、口腔が腫れているとか…? いつも、同じ部位を噛む。
今日は激しい雨が降っていて、起きるのがイヤになる…。本当は、早めに通院しようと思ったのだが、雨が落ち着くまで部屋でじっとしていることにした。そして夕方、雨がやんだので今井医院へ。なぜか、今日の血圧は上が130あり、「先生(=私)にしては高めだねぇ…」とドクター今井に指摘される(ふだんの血圧だと、上が112〜118程度)。処方箋薬局で薬を受け取った後、コンビニで買い物をして帰途に就いた。他にもやるべきことはあったのだが、天気が不安定だったので明日に回すことにした。
夜、フジテレビ「たけしの日本教育白書」という番組をつけっぱなしにしていた。すると、子供たちの座談会で気になる発言が…。「死んでも生き返る…」という言葉を、何人もの子供が言っているのである。「これって、もしかして…」と思った次の瞬間、数年前に私が分析したデータが紹介されていた。当然、私の名前は出てこず、研究代表者の名前だけが紹介されていた。研究者の世界では当然のことである。
今日はロクに動いていないものだから、書くこともない…。明日はどんな一日になるのだろう?
11月12日(日)
このところ、やたらと夢を見る。夢で起こされる。夢をよく見る人は「自律神経失調症」の疑いがある…と書かれた記事を読んだことがある。私は、この記事の内容を肯定しないが、否定もしない。「疲れているのでは?」と言われることもある。たいてい、夢の中の私は弱者である。夢の中でも、私は何かに怯えている。夢の中の私も、どこかで迷っている。安眠することさえ出来ない。だから当然、眠るのがイヤになる。できるだけ起きていようと思うのだが、そうすると朝がつらくなる。よって、朝早く起きないですむ土曜日や日曜日などは、私にとって気が楽な日である。
このところ、やたらと「hi yoshibei」という件名の英文メールが届く。1日に10通以上である。いずれも、送信者が異なっているが、ガイジンさんの名前である。面識もないのに、馴れ馴れしいというか鬱陶しいというか…。SPAMメールは件名だけでもムカついてくる。
未明に、木枯らし1号が吹いた。これで、冬型の気圧になったことを実感する。木枯らしが吹くと、どうしても頭の中でグルグルと巡ってくるフレーズがある。それは…
著作権の関係で、この程度の引用に留める。が、このフレーズがすぐに思い浮かぶ人は、全国に “かなり” 存在するだろう。特に、30代後半から40代前半の人…。
外が寒かったので、なかなか出かける気分になれなかった。それで、講義用のCDを編集することにした。編集とはいえ、かつて編集しておいたCDの手直しである。講義で紹介する曲の変更もあるために再選曲したり、「フルコーラス聴かせる時間がない!」という場合のためにメドレー編集したり、曲ごとのピーク値を測定して再び正規化する…という作業に明け暮れた。その作業が終わったのが夕方…。
昨日はたいしたことをせず、今日も…か。
祝 北海道日本ハムファイターズ アジアシリーズ制覇!
これで、日本ハムの中には、「WBC世界一」に「日本一」、そして「アジアチャンピオン」の三冠に輝いた選手がいるということになる。例えば、小笠原…。小笠原、FAでどこへ行くのだろう?
11月13日(月)
1週間最初の出講日は、極度の眠気との闘いで幕が開けた。今日は講義が午後からなので睡眠時間は “かなり” 多めに取れるハズなのだが、なぜか朝は起きることが出来ず、朝食を落ち着いて取れるような余裕もなくなった(それでも、シッカリ朝食代わりの菓子パンは食べた)。しかし、予定していた湘南新宿ラインには乗り込めたので、予定通りに日大看護に到着した。
13時からの「社会学」では、コミュニケーションにおけるフィードバックについて講義。ところが、フィードバックの説明のために用いた「単純接触の効果」から恋愛論に講義が発展してしまい、むしろ学生たちも “そちら” を望んでいるような雰囲気となり、結局は予定してた内容を語り尽くせぬうちにタイムアップ! 来週は実験演習を行う予定なのだが、その前に残りの部分を解説することになった。まぁ、たまにはこんなことがあっても良いかと…。
いつもより少し早めのバスで池袋駅に向かい、遅めの昼食をとり、横浜まで湘南新宿ラインで戻り、いつものようにワイドビュー東海号で三島入りした。三島に到着すると、いつもより薄暗さが心身にしみた(寒さのせいもあるのだろう)。みどりの窓口で「今日の東海道線のグリーン券を横浜まで。それから、熱海から品川までの在来線特急券を明後日の日付で!」と言うが、なかなか伝わらず、「え〜っと、グリーン券は東京まででしたっけ?」「いえ、横浜です」という会話を2度ほどして、クレジットカードを呈示する。が、どうも請求金額がおかしいので、「この料金、あってます?」と聞くと、「えっ? 明後日の、熱海から品川までの乗車券代が…」という回答が返ってきた。オイオイ、乗車券じゃなくて特急券だってば! 間違いに気付いた係員さんが「あの〜、特急券を新たに発券しますので、差額を現金でお返しする…ということでよろしいでしょうか?」と私に尋ねてきた。要するに、クレジットカードに差額を戻すのが面倒だというワケだなぁ…ということに気付いた私は、「いいですよ!」とニッコリ笑って答えた。
ゴタゴタの後、街灯の少ない夜道を国際関係学部へ向かって歩いている途中、何人もの門下生たちから挨拶される。大学に到着して、配付資料の印刷をし、18時半のエクステンション講座に突入した。今夜の内容は、看護で講義したことと多くの部分で重なるので、余裕を持ってノビノビと語れたような気がする。だからといって、時間に余裕があったワケではない…というのが私らしいところか。
いつもより1本早い東海道線で熱海に出て、東京行きに乗り換えて横浜に帰ってきた私は、「今日は、大部分がいつもとは違うことをしてきたんだなぁ…」ということに気付いた。何となく、無意識に “いつもの自分” から脱却したがっているのがわかった。
そろそろ、“冒険” でもしてみるか…?
11月14日(火)
週が始まって(月曜日を起点とする)まだ2日目だというのに、バテバテである。今朝は7時過ぎに家を出て、反町から東横線各停でゆったりと都立大学を目指し、そこからバスで日体大和泉キャンパス入り…する “つもり” だった。そう、寝坊である。講義に穴をあけるようなことはないが、それでも計画は大きく乱れた。今週は節制を心掛けようと思っていたのだが、今朝もいつものようにタクシー通勤…。エライ出費である。おまけに、今朝乗ったタクシーの運転手さんが新人だったらしく、日体大の場所がわからないと言う。駒沢通りに出る道もわからないと言う。タクシー内でパンを食べて講義にのぞもうと思っていたのだが、道案内に徹することになった。「そこの道を右折してください」と言ったのに直進されたり、曲がらないで良いところを曲がられたりして、いつもより “かなり” 大回りしてしまったが、なぜか信号に引っかからなかったので、メーターの料金はいつもと同額だった。
さて、1時限目「総合科目B」では、先週に引き続いて「問題行動の根源」の解説。「人様に迷惑をかける問題行動」と「迷惑のかからない問題行動」などの話をし、罪の定義と認識過程を語って90分フル回転!
教員室に戻ると、「埼京線のダイヤが、車両点検のために乱れている」という情報が携帯電話に配信されていた。それで、急いで桜新町駅に向かったのだが、結局はいつもと同じ電車…。渋谷から恵比寿に一旦出て、時間と闘いながら讃岐うどんをすすり、湘南新宿ラインで大宮へ。いつものバスに乗り遅れるというハプニングがあったが、それでも講義の30分以上前に法学部大宮キャンパスに到着した。
3時限目「社会学」は、木曜日のクラスとの講義回数が異なるため(火曜日のほうが3コマ分多い)、何とか足並みを揃えなくてはならないのだが、前回・前々回のように無理やり1コマ分の講義を2コマに引き延ばすのも…と思い、通常通りの講義に入った。なぜか、日体大の講義内容とほとんど同一内容…。
講義を終えて教員室で携帯電話を確認すると、京浜東北線が人身事故で上下線運転見合わせしているという情報が!? どうして火曜日は、私の乗ろうとする路線に影響が出るのだろう? とりあえず、走ってバス停へ向かい、大宮駅へ戻るが、いつもの宇都宮線には間に合わず。が、その後の連絡が奇跡的にうまくゆき、通信教育部の講義20分前に無事到着!
そして5時限目「社会学」は、日韓関係のUP&DAWNの時代をおって説明するべく、ザ・フォーク・クルセダーズの『イムジン河』のオリジナル・バージョンと、さよならコンサートバージョンを流し、そのMC内容から日韓基本条約の直後の日韓関係を考察する。さらに、KポップアーティストによるJポップの忠実なコピー曲を紹介する。如何に韓国人アーティストが日本の大衆文化を研究していたかを解説する。新旧いろいろ取り混ぜて、耳で実際の日韓関係を体感してもらうことにした。
それにしても、今年の講義は例年とは違ってきているなぁ…。準備にえらく時間がかかっている&力(リキ)が入っているので、当然と言えば当然か…。
11月15日(水)
どうして、私がバスや電車から降りると、雨が降るのだろう? 今日は、都内で何度もそんな目に遭わされた。朝、「今日は帰宅したら洗濯しよう!」と思ったのだが、帰宅時にはちょっと激しい雨…。おまけに、アパートの住人がお巡りさんに聞き込みされているし…。
今朝は、予定通りの時間に起床した。とはいえ、本当に起きたかった時間の1時間後…。最近バテバテなので、無理するのをやめて、新関せ通勤に変えただけの話…。310円の指定席料金を追加してあったので、三島まで仮眠を取りつつ移動できた。
さて、国際関係学部の1時限目「日本社会(日本人学生用)」では、板書のほとんどを使って数式(不等号)を書き、交換理論と相互依存性理論を解説する。私自身、数学は得意な方ではなかったので、数式ばかりを黒板に書く日が来るとは夢にも思っていなかった。しかし、今回の講義内容は、どうしても数式を書きまくらなくては説明がつかない部分が多く、今までになく自分の語っている内容にストレスを感じた90分であった。
今日は新幹線ではなく「踊り子号」を利用して日体大へ向かおうと思い、月曜日のうちに特急券を購入しておいた。だが、修善寺からの踊り子号は本数が少ない上、正午前後は運転がない…ということで、東海道線で熱海に出て、伊豆急下田方面から来た踊り子号に乗ることにした。熱海に到着して、最初に私が見たものは…明らかに次の踊り子号に連結するために控えている空(から)の5両編成! 「今日は平日だし、自由席でも大丈夫だろう」と思っていたが(事実、伊豆急下田から来た車両の自由席も空席が目立っていた)、新たに5両連結されたことにより、何の苦労もなく好きな席に座ることが出来た。「やった! 貸し切り状態!」と思ったのも束の間、出発間際にオジサンが1人乗ってきた。さらに、湯河原からもう1人…。だが、車内がゆったりしていたのは言うまでもない。
が、ものすごい計算ミスを私がしていることに気付いたのは、品川に到着してからだった。日体大へは目黒駅からバスで…というのが通常のパターンであるが、実はそのバスが1時間に2本しか運行されておらず、さらに、いつも乗っているバスが目黒駅を出発する時間に、私はまだ品川駅にいた…。1本乗り遅れると、次のバスまで30分以上待たなくてはならない。いつものように新幹線に乗れば、目黒駅で “かなり” 時間を潰さなくてはならないし…。どうにもこうにも、水曜日は時間の計算が難しいらしい。
それでも、講義開始15分前に日体大和泉キャンパスに到着した。講義は先週からの連続もののため、大した準備を必要とせず、ただ講義開始時間を待つのみだった。4時限目「社会学」では、今週と来週で「人間関係における地位と役割」の解説をするのだが、最近このクラスは私の講義用のノリになってきているので、テンポ良く講義が進むようになってきた。大したストレスを感じず(そう思っているのは私だけなのかも知れないが…)、今日の講義を終了した。
だが、疲労は限界に近いところまで来ているようである。歩くスピードも落ちているし、相変わらず乗り物内では意識不明…。
松坂大輔は、来年からボストン・レッドソックスか…。優秀な選手がどんどんメジャーリーグに流出してしまう昨今、日本のプロ野球はどうなってしまうのだろう?
11月16日(木)
今朝も、起きるのがつらかった。が、根性で(?)フトンから這い上がり、予定通りの湘南新宿ラインと東武東上線を乗り継いで、ふじみ野へ。そして、いつもの通り、文京学院大学のスクールバスに乗り込んだ。
1時限目「フィールドワーク論」は、レギュラーメンバーと準レギュラーメンバー…という構図に学生が分かれてきたようである。22名の履修登録者中、常時15〜6名が出席しているが、準レギュラーは来たり来なかったりなので、プリントの枚数が足りなくなることも。今日は、以前印刷したプリントをもらっていないという学生が数名いて、残部を配ったのだが、途中で足りなくなり、学生に講師室まで出向いてもらった。そんなハプニングがあったため、講義時間内に解説が収まらなくなってしまうという有様ではあったが、それでも何とか “キリの良いところ” までは展開できた。来週は祝日で休講(休校)となるため、中途半端なところで解説をやめるワケにはいかないのである。
そんなプレッシャー(?)と闘った後、スクールバスでふじみ野駅に戻り、先週乗り遅れてしまった “いつもの” 電車で川越に出た。そして、いつもの立ち食いそば屋で、いつものかき揚げ丼を食す。時間に追われながらの食事の際は、たいてい「熱々の麺類」よりも「丼もの」を食す私である。先週に比べて若干の余裕があったので、今日はゆっくり味わった。それなのに、川越線(埼京線)の出発時間までまだまだ余裕があったので、駅構内のNEWDAYSで買い物をした。今、NEWDAYSで500円以上の買い物をSuicaですると、先着20万名にもれなくSuicaペンギンのエコバッグがもらえる。実は私、昨日までで2つゲットしている。もうそれで十分なハズなのに、もう1つ欲しくなり(デザインは全て同じなのに…)、またもや500円以上の買い物をしてしまった。が、無駄遣いではない。明日の朝食を買っておいただけである。
そして、いつものように大宮に出て、バスに乗り換え、法学部大宮キャンパスへ無事到着! 今日の講義では特に準備するものがなかったのだが、別の講座の準備として他の教員に教えてもらいたいことがあったので、久々に(?!)学術的な会話のみで昼休みを過ごした。念のために言っておくが、私は学者である。学者が学術的な話をするのは、当然のことである。専門外のことを他の教員に尋ねるのも、当然のことである。たまに、「ずいぶんとマジメな話をするんですね?」などと言ってくる学生がいて、どうも私のイメージが妙な方向に引っ張られているような今日この頃である。
3〜4時限目「社会学」は、文京学院大学と同様に “キリの良いところ” まで解説をしなくてはならない。もっとも、先週金曜日と今週火曜日に同内容の講義をしているので、流れは熟知しているつもりだった。が、いずれも90分まるまる語り尽くしているので、変なところで話が逸れたり、学生たちをキチンとコントロールできないと、90分では終わらないということになる…というプレッシャーに押しつぶされた私は、チャイムが鳴っても解説を終えられないという失態をやらかした。それも、両方の講義で…。今回の講義内容は、本当なら(時間に余裕があるなら)2回に分けて話したいのである。が、来週は休講(休校)になるので、今週中にある程度のところまで進めておかなくてはならないのである。ただ、こんなに時間に追われるのは、私が9月に休講を入れてしまったからにほかならない。理由は、ただそれだけ…である。
講義後、上野経由で横浜に戻り、吉田整形外科でリハビリを受けてきた。このところ、忙しさを理由にリハビリをサボっているので、なかなか体調が好転しない。ドクターやナースから「相変わらず(忙しいの)ですか?」と尋ねられ、「はい、相変わらず(忙しい)です!」と答えた私…。この「忙しい」という言葉にどのようなメッセージが含まれているのかは、わかる人にしかわからないのである!
明日を乗り切れば、土日のOFFを迎える。とりあえず、今週も乗り切れそうな感じである。
11月17日(金)
日本はどこへ行くのだろう?
今朝の読売新聞に掲載されていた「団塊の世代」へのアンケート結果を見ると、生きてきた時代の中でのプラス面として「物質的に豊かな社会になった」「技術革新」「女性の社会進出」「個人の権利・自由が認められた」「日本の経済力がトップクラスに」などということが挙げられている反面、マイナス面として「モラルや道徳心が失われてきた」「将来に希望を持ちにくい」「地域社会や家族のつながりが薄れた」「過度な競争社会」などが挙げられた。物質的に貧しかった頃の日本は心が豊かで、逆に物質的に豊かな日本では心が貧しくなった…ということなのだろう。何とも悲しいことだ。
またしても、Suicaエコバッグ!
朝、新横浜駅(横浜線)ホームにあるNEWDAYSで入手。そのバッグに買ったおにぎり類をいれたまま、国際関係学部へ! 数名の教員に、エコバッグに関してコメント(?)を求められる。そして夜、横浜駅構内のNEWDAYSで明日の朝食類を購入して入手! これで、トータル5個目である。あと、もう1つは欲しいところ。
さて、今日の仕事であるが、国際関係学部では2〜3時限目と「日本社会」と同名科目でありながら受講対象が違う…という日。これが、かなりツライ。2時限目の留学生用の講義では、日本人的な「甘え」について、先週と先々週の講義内容を絡めつつ解説する。日本人が常にキッチリカッキリしているワケではなく、心理的に他者依存性が強い部分についても語る。3時限目の日本人学生用の講義では、「浪花節的人間関係(義理人情など)の強い日本では、(水曜日に語った)相互依存性理論が通用しない傾向にある」という話をする。途中で『のだめカンタービレ』のワンシーンを紹介するが、現物が手元になかった(現物を「同行者」に借りる予定だったのが、間に合わなかったのである)上、まだ途中までしかストーリーを知らない学生へのネタバレを防ぐため、『のだめ…』の解説は軽く流したつもり…だったが、かなりシチュエーションを細かく語ってしまったらしく、完全なネタバレであった。この話で盛り上がりすぎ、終業チャイムが鳴ったのも気付かなかったほどであった。
いつもの金曜日と同様に、三島からひかり号で東京へ向かったのだが…、私の座席(指定席)の隣のオヤジは赤ら顔で、とにかく酒臭い! 本人は平静を装っていたが、完全に出来上がっていた。 国際関係学部で私自身が盛り上がり過ぎたので、新幹線内ではゆったりと…と思って指定席を取ったのだが、失敗だったようである。ひかり号が小田原を通過したあたりで、私の隣のオヤジが席を立ったので、そのスキに眠りに就くことにした。よほど疲労がたまっていたのだろう、次に私の意識が戻ったのは東京に到着する直前だった。
水道橋駅周辺で銀行ATMに寄り、法学部に到着したのは17時前だった。講義の始まる18時まで、インターネットで講義用のネタを探したり、板書や解説事項の再確認をしたり…と、とにかく講義の準備に充てた。その甲斐あって(?)、今週最後の講義は、先週の講義の復習を入れたのにもかかわらず、時間内にキチンと収まった。講義後、4年生を集めて卒業試験のガイダンスをする時間までとれた。
帰宅すると、「同行者」から『のだめカンタービレ』が1冊、郵便で届いていた! これで来週の講義は大丈夫!…だろう。
11月18日(土)
このところ、私のところに届くメールのうち、9割がSPAMメール…。勝手にメールアドレスを生成するソフトか何かで、私の複数のアドレスにメールを送りつけてくる。おかしな日本語のものもあれば、完全に英語のものもあり、すでに文章や件名や送信者名だけでSPAMメールであることがわかるため、フィルタリングすれば確実にSPAMメールとして処理されてしまうものばかり。私の複数のメールアドレスに同じ人物から「あれっきりなんて、寂しすぎます」などと書かれたメールが送られてきて、SPAMメール以外の何ものでもないことがバレバレになる。もしこの女が本気でメールを送ってきたのだったら、ただの好色である。こんな浮気者、お断り! さらに、別人から同一文章の書かれているメールが届くことも頻繁(SPAMメール削除ソフトのログで確認)。削除するソフトが5分ごとに作動するのだが、そのたびに8〜12通のSPAMメールが届く。ソフトでSPAMメールを削除した後、メールソフトを起ち上げてメールを受信する…そのわずかな間にも、SPAMメールが送られてくる。同じメールを何度も送ってきて、効果があるとでも思っているのかネェ…業者は?
今週は、フジテレビで大泉洋をやたらと見た。今週のフジテレビは「世界バラエティ選手権」と銘打っており(TBSで中継される「世界バレー選手権→世バレ」に対抗して、「世界バラエティ選手権→世バラ」というパロディなんだとか)、そのナビゲーターに大泉洋が抜擢されたのである。彼が抜擢された理由は当然、今夜 “やっと” 放映される『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』の主演を大泉君が務めているからである。もはや彼は「水曜どうでしょう」の大泉君という枠組ではくくれない、全国区のタレントである。
それにしても、『東京タワー』はフジテレビが夏休みに “鳴り物入り” で放映する予定だった話題作である。出演者のひとりに、理性のカケラもなく、下品で、非常識で、いい男でもなく、本能むき出しで、それで所属事務所をクビにされ、所属球団にも迷惑をかけ、相方にも迷惑をかけ、出演番組にも多大な被害を与えた大馬鹿タレント(現在休業中。いっそ廃業してもらいたい!)がいて、放送延期の原因を作ってしまった。ヤツの出演シーンは、急きょ代役を立てて差し替え(撮り直し)をして、それで “やっと” 今日の放送にこぎ着けた…というワケである。「名作」と誉れ高いドラマなのだが、ケチがついてしまった。スタッフにも出演者にも、そして原作者(リリー・フランキー)に対しても、大変失礼な行為だと思う。こういう輩が多くなってきた昨今…。
ドラマを観る前に、やるべきことがたくさんあった。まずは、1週間の疲労をシッカリ取り除くこと。これは、昼前まで熟睡したので何とかクリア(したつもり)。そして、洗濯。薬局で整形外科の処方箋を出すが、今は全ての薬が揃わないということで、処方箋は置いたままにして(処方箋には期限があるので)後日受け取りに行くことにした。郵便局で書類を郵送し、買い物をして帰宅。それらの作業の合間に、来週以降の講義の準備をする。何とも刺激の少ない休日である。が、エピキュロス派のいう「アタラクシア(心の平静)」だとか「隠れて生きる」の実践ではない。明日は刺激多き1日になるハズなので(あまり妙な想像をしないこと!)、今日は落ち着こうと思った次第である。真の快楽とは、苦痛をもたらさない無刺激な状態であり、瞬間的な快楽は苦痛を伴う…というエピキュロス派の考え方には一理あるが、それが実践されるには相当な修行が必要なのではなかろうか。何を急に、マジメなコメント!?
『東京タワー』の本編も、昼過ぎに放送していた特番も観てしまった! 見入ってしまった! さらに、いずれもDVDに録画済み! そういえば、私もしばらく東京タワーに行っていないなぁ…。出勤の途中で、東海道線から、京浜東北線から、新幹線から、週に何度も東京タワーを見るのだが、その時その時によって見え方が変わる…。
そして今日も、Suicaエコバッグ!
もう、多くは語るまい…。
11月19日(日)
今日は、正午から小林さんとお会いすることになっていた。が、出かける前に、かつて勤務していた学校でお世話になった先生から、仕事関連の電話が入った。こうして、その職場を離れながらも、連絡をいただけるとは有り難い話である。その話が少々盛り上がった(?)ため、小林さんとの待ち合わせに20分ほど遅れてしまった…。
まず、横浜で昼食をとり、食後は例によって(?)みなとみらいに出かけることにした。みなとみらい駅で電車を降りて、エスカレータを上がってクイーンズスクエアを通過中、中村中(なかむらあたる)の新曲発売記念ミニライヴを見た。ちょうど、大ヒット曲『友だちの詩』を演奏しているところだった。彼女(と呼んで良いのだろうか?)の歌声は繊細で、何だかその場にいる者を中村中ワールドへ引き込んでしまう魅力がある。ライヴ終了後、我々が長話をする際に利用する店(ランドマークタワーの5階にある)に向かった。今日は窓辺(オーシャンサイド)のカウンター席を取ることが出来たのだが、あいにくの雨で、景色を楽しむことは出来ず。ただし、話を楽しむことが目的だったので、特に気にもせず。そこで我々は、コーヒーをホットとアイスでそれぞれ1杯ずつ(計2杯)飲み、長居をしつつも店の売り上げには多少の貢献をする。それから “河岸” を返るためにクイーンズスクエアに向かおうとしたが、途中で「いっそ、ハードロックカフェで、ショットで!」という話になり、久々にハードロックカフェ横浜に入店する。この店での私の楽しみは、ショットものを飲んだ後にショットグラスがもらえるということである。それで我々は、Cran-A-Kaziをオーダーする。しかし…、これがなかなか!? ベースがウォッカのため、ガバッと飲むことが出来ないほど強い! それで、チビチビ舐めるように飲むのだが、これがまた楽しい、美味しい! 各種プロモフィルムを鑑賞しつつ、「こんな時間の過ごし方も良いのかも…」という雰囲気に。ショットを楽しんだ後、隣にあるグッズ売り場でグラスを受け取り、みなとみらいを離れた我々であった。
さて、雨天ということもあり、なるべく外に出ないで移動できる範囲で動こう…ということで、再びみなとみらい線に乗って横浜に戻った。そして、ヨドバシ横浜の8階にある名古屋料理のなもやに行き、名古屋料理と梅酒で語り合った。この店に入っていつも思うことは、料理も美味しい上に落ち着ける…ということ。それで、ついついここでも長居をしてしまった。
入店から3時間以上過ぎた21時半ちょっと前にお開きとしたが、そんなに時間が流れていたという感覚が全くない。それは、小林さんと連絡を取らずにきた8年間が一瞬の出来事であったかのように思えることから考えれば、ごく自然のことかも知れないが…。その8年間を許してくださった小林さんには、どんな言葉を用いても感謝の気持ちを伝えきれない。
11月20日(月)
今日は、ビートルズの新譜発売日である。世界同時に、通常版とスペシャル・エディションが発売されたのである。今回のアルバム(LOVE)は、名プロデューサーのジョージ・マーティン親子によって新たにミキシングされたサウンドコラージュ的なものである。ビートルズがビートルズのオマージュを製作し、ビートルズがビートルズとコラボレートしているような、そんなアルバムである。私がこのアルバムを購入しないワケがない!…と、私とよく知る人なら思うことだろう。そう、私はこのアルバムをちゃんと入手したのである! が、今日は日大看護と国際関係学部の出講日で、さらに横浜に戻ってこられるのは夜遅く…。それまでに売れてしまってはたまらん!…ということで、出講前に横浜ポルタにある新星堂に行ってみた。が、ビートルズの新譜が並んでいる気配なし。店員さんに聞いてみると、「今、こちらに(新譜が)運搬されている最中だと思います。遅くとも、昼過ぎには入荷されると思いますが…」とのこと。また、私が「(今回のアルバムは)すぐに売れてしまいますかねぇ?」と尋ねると、「そうですね…、売れてしまうと思います」という返答。それで、取り置きをお願いした。もちろん、スペシャル・エディション! CD(通常版)とDVDオーディオ(曲目はCDと同じ。ただし、5.1chサラウンド!)がセットになっているのである。
実は、午前中に京浜東北線の新子安〜鶴見間で人身事故があり、京浜東北線のみではなくと、東海道線も横須賀線も湘南新宿ラインも運転を見合わせたりダイヤが乱れたままの運行になっていた。池袋に湘南新宿ラインで乗り換え無しで行く予定が、品川周りを余儀なくされた。そういう事情もあり、いつもより早く家を出て、さらに新星堂にも寄った…というワケである。
日大看護では、先週解説が終わらなかった部分を最初に語り、その後で実験演習することになっていた。が、今回の実験演習はそれほど時間がかからないように編集しておいたので、まずは講義前半をフルに使って解説をする。そして、後半で実験演習…のつもりが、時計を見ると解説だけで55分経過。急いで実験演習に入った。今回は、教室にある4列それぞれに異なる問題を出し、解答してもらう…という方式。よって、問題は4問。うち2問が中国語の問題で、残り2問が韓国語の問題。コミュニケーションを正確に取るには、お互いの理解力が一致していなければならない…ということを実感してもらうのが主目的であった。答えを発表している最中の学生たちの驚く声…。実験をしていた学生より、私のほうが楽しんでしまった。
講義が終わった後も、まだJRのダイヤが乱れがちだったため、講師室でお茶も飲まずに荷物を抱えてバス乗り場へ。そして、池袋から湘南新宿ラインで横浜に出たのだが、池袋を3分遅れで出発した電車が横浜に到着した時には “定刻” になっていた。三島へ行くために今日もワイドビュー東海号を利用することにしていたのだが、“かなり” の待ち時間が出来てしまった。その待ち時間を私は幸運に思った。待ち時間を利用して新星堂に行き取り置きしてもらったビートルズのアルバムを受け取り、遅めの昼食をとり、ワイドビュー東海号に乗り込んで、車内でCDのフィルムをビリビリ破り、ライナーノーツを読んでいる間に日が暮れた。いつの間にか、静岡県内…。そして、三島到着。
国際関係学部でのエクステンション講座も、今日を入れて残り4回。あっと言う間に “折り返し地点” を通過していた。今日は「癒し」の解説と、癒しに伴う「認知のズレ」について語った。様々な例を挙げているうちに、話がビートルズのアルバムに及んでいた。「今回のビートルズの新譜は、ビートルズを良く知る人なら楽しめますが、ほとんど知らない人だとイライラするのではないのでしょうか」などという話…。
頭の中、ずっとビートルズが充満という一日だった。
帰宅した私が最初にしたことは…、言わずもがなである。
11月21日(火)
珍しく今日は、私が乗るJRにダイヤの乱れがなかった。その代わり…というか、私が大寝坊した。講義に穴をあけるようなマネはしなかったが、タクシー通勤をまたもや余儀なくされた次第である。年末を落ち着いて迎えたいがために先週から節制を心掛けているのに(ビートルズのアルバムを買っておいて、何が節制だ?)、このところ火曜の朝はいつもタクシー…。
が、自由が丘から乗ったタクシーの運転手さんは、運転も上手ければ抜け道にも通じていて、あっと言う間に日体大和泉キャンパス到着。今日は助手の鈴山さんが所用でお休みだったので、私が久々に講義用プリントを印刷したが、130名分をゆっくり印刷する時間的余裕もあった。そのプリント…というのが、昨日の日大看護で学生たちに配布したものと同じ、中国語と韓国語の問題群。それを1時限目「総合科目B」で配布し、「如何に不確かな知識が妙な納得感と問題行動を引き起こすか!?」という事実を体で理解してもらう目的で、90分すべてをこの作業に費やした。もちろん、私の解説や正解発表も90分には含まれているが…。
講義を終えて、コーヒーを1杯飲みながら、午後の講義の流れを考えてみた。が、私の講義は教室の学生のノリ(雰囲気)に拠る部分が大きいので、教室に入ってから方向づけする覚悟を決め、日体大をあとにした。いつもよりも1本早い田園都市線に乗れたらしく、渋谷駅にかなり早く到着していた。いつものように山手線で恵比寿に戻り、そこから湘南新宿ラインに乗り込むことにした。恵比寿で下車した際に、NEWDAYSで昼食を買い込んだ。おにぎりやらミネラルウォーターやらをレジ台に置いた時、「会計の待ち時間を短縮するため、できるだけSuicaのご利用をお願いします」と書かれているのを見つけ、Suicaで会計した。キッチリ700円! ところが、「Suicaで500円以上お買い上げいただいた方には、コチラのバッグを差し上げております!」と、例のSuicaエコバッグをくれたではないか!? 先着20万名様というのは、そんなに膨大な人数なのか? 少なくとも私のもとには、頒布用エコバッグの20万分の7が存在するということになる。こうなると、あまり有り難みがない…。ただ、デザインと大きさは、講義の資料をちょっと持って歩くのにちょうど良さそうである。
早め早めの移動がかなったため、法学部大宮キャンパスにも “かなり” 早く到着した。教員室でおにぎりを食べようとすると、「あれっ? 今日はここでお食事ですか?」という声を数名の教員からかけられた。食事中に学生が訪ねてきて、講義で解説したことに関する質問を受けた。詳しく説明してあげても良かったのだが、12月に質問日を設けてあるのと、先日の講義で質問内容を一言で説明できるような社会学用語を教えておいたので、「要するに、これはゲゼルシャフトで、こっちがゲマインシャフト的な考え方…ということだね!」という回答をした。それに対して、「あっ、なるほど! わかりました」と言って納得してくれた学生…。その学生の待つ教室で3時限目「社会学」の講義。とりあえず、まだ問題行動の根源に関する解説が残っているので、焦らず、それでいて来週以降を見据えた解説に徹する。
その後も、移動は順調だった。通信教育部でも、印刷時間が十分すぎるくらいに取れた。そのプリントを持って5時限目「社会学」の教室へ入った。が、そのプリントにも韓国語が…!? 要するに、ここしばらくは、中国語や韓国語で何とか講義をつなごう…という算段である。もっとも、通信教育部では夏休み以降、ほとんど日韓関係をテーマとした話をしているので、韓国語を解説する必要性はあるのだ(←開き直り)。講義の前半は、WBCで日本が優勝した時のKBSニュースの原稿を翻訳し、紹介する。そして、チョー・ヨンピル(趙容弼)の『釜山港へ帰れ』を韓国語版と日本語版の両方を聴き、そこに見られる日本側のフィルタリングについて考察した。それから、日韓の温度差について改めて考察し、ここでとりあえず日韓関係に関するコメントを結びとした。
今日の全ての講義を終えた後、法学部の教務課へ出向き、4年生の卒業試験問題を提出。いよいよ…という感じがした。
今日は寄り道せず、まっすぐ帰途に就こう…でないと、明日も大変なことになりそうだ…と思いつつ、電車に乗り込んだ。昨日買ったビートルズのアルバムを、早く聴きたいと思った。昨夜は何度も聴いた。スリープモードにして、寝ながらも聴いた。なのに、何度も聴きたくなる…。帰宅して、新聞を読んだら、「ジョージ(ハリスンの)ギター、競売へ」という記事が…。落札価格は2200万円を上回るという予想らしい。この他に、ジョン・レノンのシャツやメンバー4人の自筆サイン入りレコードジャケットなども出品されるという。あぁ、お金があったら全部競り落としたい!
11月22日(水)
「早起きは一文の徳」を実感する今日この頃…。最近、早起きが出来ず、疲労もなかなか抜けず、特急の指定席を利用したり在来線のグリーン車を利用したり…。今朝も新幹線…。それでも、講義に穴をあけることはないので、無問題だと思うしかないだろう。
さて、国際関係学部に到着して、すぐに印刷機と格闘したのだが、ここで予期せぬ事態に!? 紙詰まりが多発するのである! 印刷機だけではない。コピー機も…である。どうやら、夜と朝との間に気温差が生じて、湿気が機械や紙に負担をかけていたらしい。さらに、通常の印刷であれば問題はなかったのであろうが、今日の私は「両面刷り」をしようとしていた上、それらのほとんどがマンガの印刷…。べた塗りが多いシーンではインクも大量に付着するワケで…。いつもなら5〜6分で終わるような印刷が、試行錯誤の果てに40分もかかっていた。前もって印刷をしておけば、あるいは私が妙な原稿を印刷しなければ、こんなことにはならなかったのだろう。それで、1時限目「日本社会(日本人学生用)」の教室に15分遅刻した。が、その後は “ほぼ” 予定通りに講義は展開した。まず、必死に印刷した『のだめカンタービレ』のプリントを用いて、先週金曜日に講義した内容の再確認。そして、『ネコマジン』の日韓比較やマクドナルドを例に取りながら “Glocalization” を考慮する必要性について講義した。
その後、いつものように日体大へ向けて移動する。11時半に三島を発つ新幹線(ひかり406号)に乗り込んで品川を目指すことになるのだが、乗車前に激しい空腹感が襲ってきて、やむを得ず(?)駅弁を買い込んだ。それをゆっくりと味わっている間に、列車はいつの間にやら多摩川を通過…。結局、品川まで駅弁を食べただけであった。
品川に到着したのが12時過ぎ…。このまま日体大に移動すると、ものすごく時間が余ってしまうことになる。それで、渋谷に出てアレコレ用事を済ませておくことにした。渋谷駅のハチ公口改札を出ると、昔懐かしい東急のレトロ車両が!? 中を覗くと、今昔の渋谷駅を記録した写真の展示電車であった。実は、この電車(同型)に私も乗ったことがある。私が子供の頃、まだこの型の電車は東横線でも現役で走っていたものである。東横線が桜木町まで運行していた頃、横浜〜高島町間でJRをまたぐ鉄橋のカーブを電車が走ると、キシキシと金属音がしたものである。子供の頃の私は、「この緑色の電車が古いから、キシキシ音がするんだ!」と信じて疑わなかったが、当時最新鋭のステンレス車両が通過する際にも金属音がして、カーブと車輪がこすれる音であることを知ったのであった。それから、大学・大学院へ通学する際にも、この金属音を聞いたものであった。今や、東横線の横浜駅は地下…。
レトロ電車を懐かしんだ後、銀行で給料を引き出し、別の銀行へ移し替えた。別の銀行…というのはスルガ銀行なのだが、渋谷支店の入っているマークシティに行った。しかし、私がマークシティのオフィスビルに入るのは今日が初めて! どこから入れば良いのかわからず、さらにEASTとWESTに分かれていて…。オフィスビルの入口らしきものをやっとの思いで見つけるが、「関係者以外の立ち入り禁止」というような掲示を居着けてしまったので警備員に「スルガ銀行に行きたいのですが…」とおそるおそる聞いてみると、「あっ、このビルの14階ですから、このエレベータでどうぞ!」と丁寧に教えてくれた。そして、VIPラウンジのような渋谷支店へ…。国際関係学部にもスルガ銀行のATMがあるのでこの銀行に口座を作ったのだが、所変われば品変わる…。ため息ばかり漏れた。
まだ時間が余っていたので、さらに用事を済ませることにした。しかし、目指す店舗がなかなか見つからない。携帯電話を取り出して、ネットにアクセスし、所在地を確認したのだが…。「あれっ? 私は渋谷に不案内なワケではなかったのに…」と、ちょっと切なくなる。子供の頃から渋谷駅周辺は熟知しているつもりだったのだが、いつの間にか新しいビルが建ち、古いビルが壊され、バス乗り場も移動されていたり…と、私の頭の中の地図が塗り替えられていくのを実感した。20分ほど渋谷の町で彷徨した後、「交番へ行こう!」と決意し、駅前に戻った。そして、目指す店舗の住所をお巡りさんに伝えると、「あそこに109がありますよね。それで、V字に道が分かれていますね。その左側の道をずっと歩くと、左側にあります」と、ものすごく丁寧に対応してもらった。教えられた通りに歩いていく間に、フツフツと苛立ちが…。この道、さっきまでずっと歩いてたじゃん!? で、目指す店舗は、私が「交番へ行こう!」と決意した場所から “わずか5歩” のところにあった…。
それでもまだまだ時間が余っていたのだが、時間を潰すのが下手くそな私には、これ以上の術が見当たらなかった。「そうだ! 電車ではなくてバスで日体大へ移動しよう!」と思い立った。いつもの水曜日は、目黒駅からバスで移動するか、あるいは渋谷から田園都市線で桜新町へ出て徒歩…という方法を採択するのが常である。桜新町から日体大和泉キャンパスへ移動する際(またはその逆の移動の際)、国道246号線を横切ることになるのだが、その246を路線バスが通っているのを何度か目撃したことがある。それを私は勝手に「あのバスは、渋谷駅から運行されているに違いない!」と、バス停の確認もせずに確信していた。さて、渋谷駅から運行されているとしても、行き先を確認したことがないので、どのバスに乗れば良いのかわからない…。ただ、都内の地理には不慣れなほうではないので、“あたり” をつけることはできる。が、念のため、バス停に書かれている路線図を確認し、バスに乗り込む前に運転手さんも確認を取ることにした。私が「これだ!」と思ったバスは二子玉川園駅行き。運転手さんに、「このバスは246を通って…、深沢の…、あの、都立大学のほうから成城学園に向かうバスのルートと交叉する所を通りますか?」としどろもどろで聞くと、「通りますよ!」と即答。さらに、「このバス、渋谷を出ると、ずっと246を通るので…」とのこと。適度に道路が混んでいたので、ちょうど良い時間に日体大入りすることが出来た。おまけに、桜新町駅よりも日体大に近い所にバス停があるし…。来週も、この方法で移動しようかな?
さて、4時限目「社会学」は、だんだん教室の雰囲気が手に取るようにわかるようになってきた。どこをどうやって注意すればまとまるのか…などなど、それがわかってくると講義も予定通りに展開されていく…。本日最後の講義だけに、余力を使い果たしても構わないのである。
が、今日は余力は余力としてとっておかなくてはならなかった。夜、以前勤務していた学校の先輩と後輩に、秋葉原で会うことになっていた。最初の約束は18時だったが、先輩から「急な会議が入り、19時に変更して欲しい」旨のメールが入っていた。それで、ヨドバシAkibaで時間を潰していたのだが、会議が長引いてしまったらしく、再びメールが入り、20時前まで待つことになった。「久々に会うのだから、こういうふうに “じらす” のも良いかも?」と思いつつ、ヨドバシ内の書店で立ち読みしながら最終確定約束時間を待った。そして、秋葉原駅前で再会! 乾杯の後、シリアスな話から想い出話、様々なことを語り続け、気が付くと23時になっていた。それで、今回はお開き。また連絡を取り合って会うことを約束して、家路に就いたのであった。
11月23日(祝)
昨夜、心地良く帰宅し、深い眠りに就いた。昼前まで寝てしまったが、今日は休日…。が、せっかく体力を温存しても、今週の講義は明日まで。「1週間の始まりを金曜日にしてみよう」というような本を書店で見たことがあるが(ちゃんと手にとって見たワケではないが)、基準の置き方を変えるだけでものの見え方も変わるのだろうか?…と、気になったりもした。金曜日に仕事をして、土日が休みで、また月曜日から金曜日まで仕事をして…というサイクルで何を変えるのだろう? 再びその本と巡り会ったら、今度はちゃんと読んでみようと思う。
さて、休日の今日は、明日の講義の準備に明け暮れることに…。明日は3コマ担当するのだが、そのうち国際関係学部で担当する2コマはいずれもちょっと詳細な資料が必要となり、法学部での1コマにおいても「卒業試験」を受ける学生のために “まとまり” のある内容にしておかないといけない…という、ものすごく大変な状態になっている。
休みだから、落ち着いて資料作成や講義内容の確認が出来る…ということにしておこう。
11月24日(金)
このところ私は、考えがまとまらなくなったりイラついたりするとCD購入に走るような…。昨日、講義資料を作成している時に案がなかなか出ず、それで買い物に出かけたのだが、何を血迷ったか(?)最初にCDショップに入り、ザ・ビートルズ ’65 BOX THE CAPITOL ALBUMS VOL. 2を購入してしまった。アメリカのキャピトルレコードで編集され発売されたビートルズのアルバム(今から20年ほど前に、イギリスオリジナルのみをビートルズのアルバムとする決定が下されたため、アメリカ版は廃盤)をCDで復刻したものである。ステレオバージョンとモノラルバージョンの両方が楽しめる。が、。4枚組で1万円。決して安い買い物ではないのだが、VOL.1を持っている上、ビートルズ好きとしてはどうしても入手したいアイテムであることもあり、思い切って購入したのである。
購入したCDは、4枚とも全て再生した。それを聴きながら、寝るまでの間ずっと講義資料の作成をしてた。今年度、留学生用の講義で使用する資料は、記述されている日本語の大部分を英語に訳さなければならない事情がある。それで、何通りか英訳をしてみて、意味が通りやすい英文を作り、さらに手を加えて、わかりやすい英文に変える…という作業を繰り返した。その間、何度もプリンタを作動させては全体の構成を確認し、そのたびに用紙が積み上がる…。ビートルズの使うフレーズが参考になれば良かったのだが、ロックと社会学の表現の隔たり…。おまけに、私はそんなに気の利いたフレーズを回せるほどの英語使いでもなし。結局、日付の変わる頃までずっと日本語と英語の間を行ったり来たりしていた。
そのためか、早寝したはずなのに朝起きられず、新幹線通勤を決め込む。昨日のうちに、ワイドビュー東海号の特急券も購入しておいたが、講義をつつがなく行うためには無理をしないほうが良いと思ったのである。だが、いつも金曜日に乗るこだま号より1本早い列車に乗れたので、国際関係学部には(ワイドビュー東海号を利用した時より)30分程度遅れただけで到着した。そして、一気に講義用プリントを印刷!
2時限目「日本社会(留学生用)」では、今日から2回かけて「日本における外国人・ガイジン問題」について講義した。とりあえず、導入として「肌色とは何(なに)色か?」という質問から始めた。この話をする前に、中国人の教員と韓国人の教員に、それぞれの言語での表現を確認しておいた。そこから、「外国人」と「ガイジン」に異なる意味が含まれていることを解説する。受講学生たち本人に深く関わる話であるためか、教室の雰囲気がいつもとはちょっと違うようであった。
今日の昼食は、新横浜駅で購入した崎陽軒の季節弁当。急に、この弁当が食べたくなったのである。崎陽軒の弁当には子供の頃から親しんでいるので、品質にも味にも絶対の信頼を寄せている私である。チャージアップしたところで昼休み終了。
3時限目「日本社会(日本人学生用)」では、水曜日に引き続き “Glocalization” の解説である。今日は「民族性・歴史性・国民感情」による温度差の話が中心である。その例として、WBCで世界一になった日本に関する韓国側の報道を取り上げた。が、その前に、ビートルズの曲名の日英比較。どうも、今週はビートルズづいている私である。
国際関係学部での講義を終えても、まだまだ邦楽部での講義が残っている。少し体が落ち着いたところで、三島駅へ向かう。途中、昨年国際関係学部を卒業した韓国人留学生とバッタリ会い、日大の大学院文学研究科社会学専攻に合格したとの報告を受けた。要は、私の後輩になる…ということである。
15時半のひかり号で東京へ向かう途中、法学部での講義の内容を再確認した。先週の講義後、「来週は次の展開へ…」と思っていたが、今朝になって「学生たちが講義内容を体で覚えているかどうか…」という不安が募り、それで急きょ実験演習を挙行することにしたのである。だが、内容は “例の” 中国語と韓国語の問題群…。この作業をもとに、いかに自分たちが問題行動へ至る可能性を秘めているのかを確認してもらった。
こうして、今週の講義がすべて終了した。最近、講義後に焦燥感にも似た感覚に襲われることが多くなった。「こんな講義で良いのだろうか?」「こんな分析で良いのだろうか?」「これで、学生がついてくるだろうか?」などなどの想いが、私の体中を駆けめぐるような…。「こんな研究じゃ、ダメだな…」という想いにも苛まれる。「30代最後の悩み」とでも言えばきれいにまとまるのだが、そういうものでもあるまい。だから、講義のない時が、今の私には一番安心できる時間のような気がする。情けない限りである。
11月25日(土)
昨夜、帰途にコンビニに寄って「チロルチョコパン」を2種類購入した。前にも見たことがあったが、また発売されたのか…。販売は山崎製パンによるが、チロルチョコの指導を受けている旨がパッケージに書かれていた。実は、前回は “敬遠” していて、食べるのは今回が初めて。それを今日の昼食に…。味は…といえば、「まぁ、チロルチョコを彷彿とさせることはさせるなぁ…」という感じ。ただ、これを食事にチョイスするのは…ましてや朝食などにはお勧めできないと思われる(質感の関係で)。小腹が減った時や、おやつとして食べる分には、ものすごく威力を発揮するパンではなかろうか。
今日はインフルエンザの予防接種を受ける日である。2週間前に予約しておいたのだが、いざ当日となると、何となく気が重い…。注射は苦手ではないが、好きでもない。それに、予防接種による倦怠感など副作用も不安。だが、昨年はこの予防接種のおかげで、無事に冬を乗り越えた。韓国でも元気ハツラツ状態でいられたことを思うと、やはり打っておいたほうが良いに決まってる! それで、午後の診察が始まる時間を見計らって、今井医院へ行ってきた。接種の時間は一瞬である。その一瞬でインフルエンザを乗り切れるのであれば…。接種後、群発性頭痛の診察も受け、処方箋薬局で今回の薬と先週お願いしておいた整形外科の薬を受け取る。ちょっとした買い物状態である。今日だけで、医療費にいくら使ったのだろう? 7千円くらいか…。
今週の出費を考えると、今からかなり節制しないと…である。
11月26日(日)
昨日の夕方、東神奈川駅前のマルエツに買い物に出た。その際、惣菜売り場にも立ち寄ったのだが、いいものはそれなりに回転が速く、次から次へと新しい商品が陳列されていく…。そんな中、私が見つけた(欲しくなった)惣菜は、売れるか残るかのギリギリのせめぎ合いをしていた。しばらく惣菜売り場の前を行ったり来たり…。すると、惣菜室からスタッフが出てきた。手には、割引用バーコード作成機! 「よしっ! もうちょっとねばってみよう!」と思い、根比べ。そして…勝利! 狙った獲物を半額で入手した。浮いたお金で、もう1品!
帰宅して、夕飯をとった後、TSUTAYA DISCASで借りたままのDVD(2枚)を再生してみた。いずれも、劇場版「銀河鉄道999」シリーズ。「銀河鉄道999」「さよなら銀河鉄道999」の両作品は、私の青春の1ページ(?)に深く刻み込まれた想い出の作品である。劇場で前売り券まで買い、ポスターを貰い、それを自室に長いこと貼っていた。第1作目は、公開初日に家族で観に行った。第2作は早朝に弟と観に行き、限定セル画を(弟だけが)ゲットした(たしか、黒騎士ファウストのアップ)。第1作目を劇場で見てから、すでに27年が経過してしまったが(第2作からでも25年が経過)、いつまでも999が「青春の幻影」であることに違いはない(この言葉にピンと来た人は、999と青春を分かち合ったに違いない)。
いずれの作品も、主題歌を聴くだけでも数々の名シーンを思い出す。ゴダイゴの「銀河鉄道999 The Garaxy Express 999」にメアリー・マクレガーの「SAYONARA」…、名曲である。画面と合わせて聴くと、体中が震えてくる。そして、キャラクターが次に何を言うのか…「いやぁ、覚えているもんだなぁ…」と、DVDを再生しながら感嘆する。松本零士の描く女性たちは、どこか影があって、そのセリフにも人生の重みが感じられる。今、そんなことに気が付いた。鉄郎を守るために砕け散ったクレアのシーンも良いが、鉄郎の姿に過去の自分を思い出したリューズも、トチローの死を知って肩を落とすエメラルダスも、そのトチローの帰りを待ち続けた母も…、そして何より悲しい過去を背負ったまま任務を果たさなくてはならなかったメーテルも、みな哀しい…。おまけに、ハーロックまで出演するこの映画、豪華すぎである!
そんな「銀河鉄道999」(ぎんがてつどうすりーないん)も、韓国では同じ表記ながら “ウナチョルド グググ” (“グ” は数字の9の韓国読み)と発音する。何だかなぁ…。主題歌も「♪ウ〜ナチョルド グッグッグ」という感じである。何となく、「♪パ〜○シロ〜ンで パン パン パン」を彷彿とさせる(後者のように明るいメロディではないが)。
が、どうしても、星野鉄郎が孫悟空のように思えてしまい、「いつ『オッス! オラ、悟空!』って言い出してもおかしくないなぁ…」とか「戦士の銃(コスモドラグーン)の代わりに “かめはめ波” を…」「機械の体になるよりも、仙豆だ!」などと、不謹慎なことを考えてしまった私であった。声優さんが同じ…というのは、罪なものである。
今の子供たちには、是非とも「銀河鉄道999」を観てもらいたい! これらの2作によって松本零士は、「限りある命」は「永遠の命」に勝るのだということを表しているという。彼の人生哲学かも?
今日も、インフルエンザ予防接種の軽い副作用で、左腕にだるさが残っている。軽い頭痛も現れた。明け方からそんな状態だったので、無理して起きるのをやめた。昼過ぎまで寝て、体が楽になったら起きよう…と思っていたのだが、なかなか好転する気配もない。こうなると、「このままフトンで1日を過ごしてしまうのはもったいない!」という気分になってくる。13時半頃、無理してフトンから起きた。そして、メールチェック…。50通ほどのメールのうち、8割以上はSPAMメールだった。最近、平日には特にSPAMメールが多く届く。もっとも、サーバーにアクセスして、そこで削除してしまうのだが、SPAMメールが届いているということがわかるだけで、腹立たしくなる。インフルエンザだけではなく、SPAMメール用のワクチンはないものだろうか?
私の使用しているSPAMメール削除用のソフトでは、サーバーに直接アクセスした結果(ヘッダー部分のみ)を表示するようになっているが(この時点でソフトがSPAMメールと判断したものは、削除用のカテゴリーに分けられる)、そのヘッダーにマウスのポインターをあてると、送られてきたメールの一部を読むことが出来る。また、ダブルクリックすれば、メールソフトを使わないでも本文を読むことが出来る。それで、たまに(暇な時に)「どんな内容なんだろう?」と、削除前にポインターを当ててみると、これがまたバカバカしくて面白いことがある。最近私が笑ってしまったのは、「優子」と名乗る人物からのメール。この人物は最初、「いつまで待てばよいのですか?」などと、ちょっと鬼気迫るメールを送ってきたのに、次のメールで「いきなり合うのは抵抗がありますよね? 私がよく行くサイトのURLを載せておきますので…」と連絡方法を指示し、その次のメールで「初めまして。まずはメールから始めようと思いまして…」となった。順序が逆なのである! 要するに、自動でいろんなパターンのメールを送信しているのだろう。それで、こんな逆転現象を起こしてしまったに違いない。はたまた、本人が情緒不安定なのか、記憶障害か。それと、私の複数のメールアドレスに同じ件名で同じ人物からメールが送られてきた段階で、すぐSPAMメールと判断できる。重複受信しなくてはならないが、アナログ的にSPAMメールを判断できて、何となく優越感に浸れる。もっとも、SPAMメールは受け取らないほうが良いのだが…。
無理して起きて、軽く食事をした後、いつも服用している薬を飲んだところ、体調がいくらか落ち着いてきた。腕のだるさ(接種部の痛みを含む)は相変わらずで、それがために昨日も大した買い物はしていない…。このままだと、今夜食べるものが…!? それで、買い物に出るハメになった。一人住まいだと、“買い置き” という行為に至る勇気がなかなか出ない。大きな冷蔵庫を置くことも出来ず、まとめ買いしたものをキチンと処理しきれるかどうかもわからない。よって、必要な分だけを買うようなことになる。確実に消費できる分だけを買う…ということである。まとめて買えたら安上がりなのに…と、いつもスーパーマーケットで思うのである。
だが、今日は腕が上がらないので(電車のつり革も、接種した左腕ではつかまれないのだ!)、家で食事を作ることもできず、外で軽く(?)食べて帰ることにした。最近、こんなことばかり…。
帰宅後、ドクター今井から電話があり、「一緒に食事しない?」というお誘い。ドクター今井自身も昼食をとったのが遅かったので、それで一緒に軽く食べないか…という提案。もちろん、この話に私は迷わず乗った! しかし、どうして買い物ついでに食事してしまったのだろう? 今の私を反映したような “私の判断力の悪さ” を物語っているようでもあった。
11月27日(月)
昨日、「防水スプレー」というものを購入した。ズボンの裾などにスプレーすると、雨をはじいてくれる…というもの。子供の頃から愛用しているのだが、使用方法を間違えると命の危険にもつながってしまう。“水をはじく” ということは、それなりに強力なコーティングをするということである。スプレーを吸ってしまうと、呼吸が出来なくなることもある。数ヶ月前、スプレー中に誤って吸引してしまい、しばらく呼吸が出来ずに苦しんだことがある。そのスプレーを買った際に渡されたレシートをまじまじと見ていたら、何やら違和感が…。レシートにシッカリと「ホウスイスプレー」と書かれていた! 放水スプレー? スプレーすると、ズボンが水を撒くのか…放水スプレー?
さて、今日は1週間の始まりだというのに、いきなり体が言うことを聞いてくれず、起きるのがつらかった。今日の日大看護の13時からの講義からスタートだったから良かったものの(とはいえ、池袋からタクシーに乗らねばならなくなったが…)、4月からの “いまだかつてない” 移動の日々が、着実に…そして確実に私の体力を吸い取っていったようである。
日大看護に到着すると、2年生(昨年の受講学生)たちが「そろそろ…ですよね? 今年はやらないんですか?」というお伺い。「忘年会」のことである。もちろん、ヤル気満々の私だが、今はとにかく年内の講義をキチンと片づけることに全神経を集中しているので、日程の調整がまだ出来ず…。それで、学生の間で希望の日程を出してもらうことにして、それから他の出講先の学生にも声をかけることにした。
そんな話をしている間に、講義開始時間がきた。今日からテーマは「人間関係の諸相と構造」に…。最後のテーマである。1回休講してしまったが、何とか順調にここまで展開してきた(と思う)。講義の最初に、先週の実験演習のレポートを提出してもらった。そして、若干の解説…。さらに、今日からの講義内容の概要を説明…と、ここで体調不良のせいもあってか時間の間隔がなくなってしまい、すでに修復可能範囲を超えてしまっていた。結局、予定していた講義内容の8割程度で話をまとめることにした。「ここまで順調に展開してきたのに…」という想いよりも、体調不良のほうがつらかった。しかし、そんなことを学生に悟られないようにペルソナをかぶり続けた私…。
いつもなら、池袋から湘南新宿ラインに乗り、横浜からワイドビュー東海号に乗り継ぐのだが、体調を考えるとヘヴィーな移動をしないほうが賢明である。さらに、体調が悪いのに食欲だけは旺盛で、久々に「品川丼」を食べてみたくなり、山手線で品川に出て、駅のホームにある常磐軒で遅い昼食をとり、ワイドビュー東海号に乗り込むことにした(その分、特急券の追加料金を払ったが…)。ホームにある常磐軒で品川丼が食べられる店舗はいくつかあるが、私がチョイスしたのは東海道線ホームの店舗。ワイドビュー東海号にそのまま乗れる…という理由もあるが、この店舗の品川丼についてくるスープ(そば汁を薄めたもの)は、お好みそば(自分の好きな具を好きなだけ入れられるもの)の具を好きなだけ入れられるのである! 値段は同じでも、このホームで食したほうがお得感がある。品川丼の食券を迷いもなく買った後、「大盛り」があることに気付いてしまった! 品川丼は400円だが、大盛りは500円…。100円しか違わない。それで、普通盛りの食券を買ってしまった私は100円玉を添えて、「これ…、大盛りで!」と注文。品川で大盛り(大森)かぁ…。久々に対面した品川丼…天そば用のかき揚げをつゆにくぐらせてどんぶり飯にのせただけのものだが、これがなかなか! すっかりお腹は満足状態に入ったが、体調が回復することはなかった。
16:07にワイドビュー東海号は品川を出発。そして、そこからはいつもと同じパターンで三島に到着。駅を出ると、雨…。何となく、今の私を象徴するような光景である。
気のせいだろうが、今日の国際関係学部の講師室も、寂しかった。いつもの賑やかさもなかった(もっとも、5時限目終了後なので、当たり前といえば当たり前なのだが)。何だか傷心気味で18時半からのエクステンション講座に突入した。最初の10分は自分のペースで解説ができず、自分の不甲斐なさにオロオロしながら “何か” を探しているような有様だった。結果的には予定していた話はできたのだが、内容にまとまりがあったかどうか…。いきなり論理学的な話をしてしまったり、心理学的な話に偏ったり、社会調査の技法の説明がアチコチに分散してしまったり…。せっかく夜の忙しい時間を割いて私の話を聴きに来てくださった受講生に、申し訳なく思う次第である。
20時になり、講義を終了する。まだ体調は戻っていない。それで、新幹線を使って帰途に就くことにした。新幹線車内で「紅茶、ありますか?」って売り子さんに聞いたら「はい、ございます。150円です!」と言われ、お釣りの出ないように小銭で支払うことに夢中になってたら…、紅茶ではなくて “お茶” がテーブルにのっていた。売り子さんが、紅茶(こうちゃ→こおちゃ)とお茶(おちゃ)の聞き間違えをしてしまったのだろう。しかし、“こ” が抜けただけで商品名が変わるのか…。お茶の存在に気付いた時、すでに売り子さんの姿はそこにはなかった。
帰宅してニュースを見ると、自民党の「復党問題」についてアナウンサーが語っていた。安倍晋三首相が自民党役員会で、郵政民営化に反対して離党した無所属衆院議員たちから復党願が提出されたことについて、復党審査手続きに入ることを指示したという。この決定に関して、自民党内で新人議員らから反対論や慎重論が出ているという。復党に反対している新人議員は、そのほとんどが「刺客」と呼ばれた者だろう。もし、かつての党員が復党すると、今度は選挙区割り振りではじき出される可能性が出てくる…。表向きの復党反対理由とは違い、ホンネはそんなところにあるに違いない。日本の政治家なんて、そんなもの…。
さて、明日以降の私はどうなるのだろう? 生きて今年を乗り切れるのか?
11月28日(火)
運気というのは、落ちる時には果てしなく落ち込むものだなぁ…と、そんなことを思い続けて十数年。ここにきて、史上最悪な状態に陥りつつある。あまり具体的なことは書けないが、私が一生懸命になればなるほど、その想いとは逆方向のベクトルが働いてくる。それでなのか、夜中に講義の準備をシッカリやってモチベーションを高めておきながら、朝になると一気に減退…。しかし、それでも起きなくてはならない!
さて、今朝は何とかタクシーを利用せずに日体大和泉キャンパス入りできる時間に起きられた。反町駅から東横線の各停に乗り、菊名で急行に乗り換えたところまでは順調だったのだが、武蔵小杉あたりで異変が…。どうやら、京浜東北線で人身事故があり、それで都心に向かう人が振替輸送で東横線に流れてきたような…。殺気立った車内…。雰囲気がサァ〜っと変わった。そのため、急行の自由が丘到着が3分遅れとなり、さらに乗り換えた各停が急行遅延のあおりを受けてダイヤが乱れ、都立大学駅にも予定より5分近く遅れて到着する有様。乗る予定だったバスが渋滞で遅れていたので、奇跡的に(?)乗り込めたのだが、朝からこれでは…。
講義開始10分前にキャンパスに駆け込み、1時限目「総合科目B」へ。今日は社会学的に「アノミー」に関する講義を行う。このアノミーを現代日本に当てはめて、問題行動について考えてみた。他大でこれと同様な内容の講義をする予定があるので詳細は述べないが、暗いご時世を半鋭意した内容であったことだけは間違いない。
京浜東北線の人身事故のあおりを受けて、湘南新宿ラインも埼京線もダイヤが乱れていた。それで、とりあえず来た電車にのって大宮へ向かおうと思ったのだが、その電車が来ない…。とりあえず、法学部大宮キャンパスには遅刻せずに到着したが、朝から私の心境を反映するような現象ばかり。
3時限目「社会学」は、先週アチコチで実施した実験演習を行う。電車のダイヤが乱れていることもあり、なるべく早めに大宮を離れなくてはならないのだが、この実験演習はえらく時間がかかる…。法学部生には罪がないので、流れに身を任せることにした。が、講義終了時間の20分前には解説も終了。レポートの提出方法の説明にゆっくりと時間をかけた。
さて、大宮駅にバスで戻る際、いつもより若干早めのバスに乗れたのにもかかわらず、なぜかいつもと変わらぬ時間に到着した。そして、いつもと同じ電車に乗ろうとしたのだが、例によってダイヤの乱れが修復されておらず。秋葉原で何とかペースを取り戻して、いつもとほぼ同じ時間に通信教育部入りできたのだが、今日は移動だけで心身ともにヘロヘロ状態だった。
本日最後の講義、5時限目「社会学」は、いよいよ最後のテーマに! 現代社会の問題点を社会学的に解説すると同時に、今までの講義のまとめに入る…という、2つの目的を含めた内容を構成した。これを、今週と来週の2回でまとめ上げ、再来週の最終回へ突入させる目論みである。今日は「学生のノリで講義の順序と進行具合を判断する」と決めて教室に入ったのだが、ここにきて学生のノリを掴みきれず、とりあえず核心を語るのみで今日の講義を終えることにした。
帰りに、国際関係学部でご一緒させていただいているスリランカ人の教員に教えていただいたアジア食材店に寄りたかったので、どの電車に乗るかしばし悩む。場所は綱島…東横線である。オーソドックスに行くならば、神保町から半蔵門線で表参道に出て、そこで銀座線に乗り換え、渋谷から東横線に乗ればよいが、今日は乗り換えでヘロヘロ状態…。それで、都営三田線(目黒線経由)で武蔵小杉へ乗り換え無しで行き、東横線に乗り換える方法を選択した。いつの間にか、熟睡状態に入っていたらしく(いつもの “意識不明” とは、ちょっと違ったようである)、武蔵小杉で下車した時には少しスッキリしていた。それにしても…綱島で下車するのは何年ぶりだろう? 少なくとも私は、今までの人生の中で綱島に用事があったためしがない。以前、日吉の自動車教習所に通っていた時に、綱島で下車したような…としても、それは今から20年前の話である。が、なぜか駅前の様子が良くわかる。不思議だ…。目指す店にも迷わず到着。しかし、欲しいものが見当たらない。店員さんに尋ねるが、どうも私の意図するところが伝わらない…というより、私が求める物の品名を忘れてしまったのだから仕方がない。「また来ます!」と店員さんに告げて、店を出た。
さて、どうやって帰ろうか…と駅に戻って運賃表を見ると、反町まで190円。綱島駅から横浜駅西口までは路線バスがあり、そのバスは私の家のそばを通るので、それに乗れば歩く距離が少なくて済む…が、運賃は210円。しかし、この際は20円で歩行距離を縮めることを選択した。このバス、59系統という路線であるが、実は何度も乗ったことがある。ただ、綱島へこのバスで行ったことはなく、綱島から乗り込んだこともなく…。さらに、このバスには「できるだけ乗らないでいよう」と数年来思っていた。このバスの経由地には、私がかつて音楽活動していた頃と密接に関わりのある場所がある。沿線でよく、アレンジの打ち合わせをしたり、途中のバス停から横浜駅まで当時のメンバーとバスに乗って移動したのである。が、それは私を苦しめる想い出の1つと化した。今夜、思い切ってその想い出と対峙しようと思い、それでバスに乗り込んだ部分もある。
最近、昔の自分を思い起こさせるようなイベントに自ら踏み込んでいる私…。
11月29日(水)
どうしたことか、8年前に暴漢に殴られた頭部が一日中痛んだ。精神的な部分も関わっているのかも知れない。何となくスッキリしない一日だった。
こうなることがわかっていたかのように、昨夜は寝る前にインターネットで新幹線のチケットをおさえておいた。無理して在来線で三島に行こうとは、微塵も考えていなかった。それで、シッカリ睡眠を取ることに集中できたような気がする。頭部の痛みさえなければ…。
国際関係学部に到着して、すぐに講義用資料を印刷し始めたが、どうも先週に引き続き印刷機が言うことを聞いてくれない。印刷機を騙し騙し(?)印刷するが、かなり時間をロスした。お茶を飲む暇もなく1時限目「日本社会(日本人学生用)」に突入した。「もしかしたら、この科目を来年担当することはないのかも…」と思いながら教室に入った私は、なかなかいつものノリになれず、講義になかなか入れなかった。おまけに、AV機器のラックの扉がメチャクチャに壊れていて、その扉がガクンと音を立てて外れ、何となくイヤな気分にさせられた。が、このノリの悪さを利用して、教室に緊張感を与えることにした。ちょっと今まで自由奔放な雰囲気を作ってしまったような感があるので、「ここで引き締めておかないと、学年末試験を無事に乗り切れなくなりそうだ」という思いが強まったのである。講義のテーマは今日から「日本(人)的コミュニケーション」。最後のテーマである。今日はまず、コミュニケーションの本質を理解してもらうために、「語源」から解説をした。それで90分が終了。予定通りの展開だったといえばそれまでだが、何となくスッキリしないまま。
講師室に戻ると、色々な教員が私にアレコレ尋ねてくる。それがほとんど外国人教員であるから、私の回答が日本代表的になりそうで、かなり緊張した。これも、“国際関係” 学部ならでは…。
このあと、日体大へ移動することになるのだが、今日はちょっと交通費を節約するため、三島から熱海までは在来線で、熱海から踊り子号の自由席で品川に出て、山手線で目黒へ。そして、バスで日体大和泉キャンパス入りした。この移動だと、講義開始の15分前くらいに到着…という時間ギリギリの状態になることはわかっているのだが、絶対に遅刻はしないという自信があったので、この方法を採択した。しかし、採択の本当の理由は…一眠りしたかったのである! 新幹線だと、あっと言う間に品川に到着してしまうので、スピーディ&ゆったりな移動をしたのである。11:55に熱海駅を発つ踊り子号は、熱海で空の車両を5両連結するので、指定席がなくても確実に座れる。着席して、検札を受けて、ひたすら眠ることに徹した。車中、レム睡眠とノンレム睡眠の入れ替わるタイミングを体感した! 本来、レムとノンレムは60〜90分経たないと入れ替わらないのだが、今日の私は「今のは絶対、レムとノンレムの入れ替わりだ!」と思った。というのも、小田原あたりから眠りの森を彷徨っていた私は、ある瞬間に車内の会話をすべて聞き取っていたのである。それも、急に…。専門家に言わせれば、「それは単に目が覚めただけでは?」と言われてしまうかも知れないが、車内の会話を聞き取っていた私は、体が動かず、目も開けられない状態だったのである。まぁ、そんなことはどうでもよいのだが…。
4時限目「社会学」は、「人間関係の諸相と構造」を締めるため、アイドル工学の話をする。学生たちもこういう話はものすごく興味があるようで、いろいろなコメントが出て、盛り上がったようだった。もしかすると、水曜日4時限目の講義は、私が1週間で一番ノビノビと行っている講義なのかも知れない。
家賃の振込を今日中にしたかったので、急いで横浜に戻った。18時までに…それも横浜で振り込めば手数料がかからないのである(他の支店から振り込むと、相応の手数料が発生するのは周知の通り)。が、日体大を出たのが早かったので、各停でのんびりのんびり…。ここでも一眠り。
明日は、どうなるんだろう?
11月30日(木)
このところ、妙に90年代の音楽や、90年代テイストの漂う音楽を好んで追い求めている私である。ただ単に90年代(テイスト漂う)曲であれば良い…というワケでもない。「夜聴いて、ハマる曲」を追い求めているのである。例えて言えば、TMNの「Love Train」とか、ポルノグラフィティの「サウダージ」のようなタイプの曲…。カテゴリー分けすると、深夜テレビ枠のCMでよく流れていた(ないしは、流れてもおかしくないような)曲。90年代の深夜には、よく宝石店や貴金属店のCMが流れていたものである。そのバックにTMNの「Love Train」が流れていたので、思わず「EXPO」というアルバムを買いに行ってしまった…なんて想い出がある。もちろん、今もそのCDは私のラックに収まっている。「何で、お前がTMN?」などとよく言われたものであるが、私の目立ては正しかったのか、「Love Train」はTMNのシングルでは最高売り上げを記録した(ハズである)。あと、まだ入手していないが、岩崎宏美などもこのカテゴリーに入るかも?!…である。しかし、思い出すのは「Love Train」を使用したCMは、一度の3本連続で流れるのが常だった…ということ。
話は変わるが、日本人プロ野球選手が続々とメジャーリーグへ移籍する時代を迎え(欧米か?)、「日本のプロ野球のレベルも、遂に本場アメリカに追いついたんだなぁ…」と嬉しく思う反面、「いい選手は本場へ…、となると、日本にいる選手のレベルは?」という不安が募ってくる(評論家か?)。実力のある選手には、どんどん本場で腕を磨いて貰い、日本の野球発展に貢献して欲しいと願うが(コミッショナーか?)、試合そのものの盛り上がりは大丈夫なのだろうか…と、そんなことも考えてしまう今日この頃である(おセンチか?)。
右の写真は、某出講先で撮影したファイル。教員室にコーヒーメーカーのある所は比較的多いが、この出講先のコーヒーメーカーの横にあったパネルを携帯電話で撮影してみた。コーヒーを淹れ始めた時にこのパネルがかけられているのだが、何だか可愛かったので、意味もなくここに掲載! ちょっと “なごみ系” のような気がしたので…。
さて、今朝も起きるのが “かなり” つらかった。昨夜は早寝できるように…と、早めにシャワーを浴び、23時前には講義の準備も終わっていた。が、なぜかフトンに入れたのが日付の変わった1時過ぎ。さらに、記憶が3時くらいまである。その上、寒さで未明に目が覚めてしまい、二度寝になってしまったので…。しかし、起きなくてはならない! そう思っても、体が動かない…。それでも、起きなければならない!
が、体が動き始めた時は、すでに7時前…。文京学院大学に出講する時は、できたら7:12に横浜を発つ湘南新宿ラインに乗りたいのだが、最近は7:34の湘南新宿ラインに乗ることが多くなった。極端な話、8時前に横浜を出ても、文京学院大学の1時限目は9時半からなので十分間に合うのだが…。しかし、電車がいつ止まるかわからない…スクールバスで学生とおしくらまんじゅうになるのは避けたい…という事情から、なるべく早めに大学入りしようと考えている次第である。今朝は起床した段階で「7:34もダメか…」と思ったが、なぜか神奈川駅までいつもの半分くらいの時間で到着してしまい、奇跡的に7:34の電車に乗れた。
混んだ車内で、私の隣のサラリーマン(おそらく50代の男性)が、一心不乱にニンテンドーDSと格闘していた。覗き込んでみると…、ポケモンだぁ〜っ! このオジサンのお気に入りは「ゴースト」なるモンスターらしい。次々に現れる野生のモンスター相手に、このゴーストのみで闘っていた。が、見てみてだんだん飽きてきた。このオジサンの攻撃が、どんな相手に対しても同じなのである! 「ナイトヘッド」なる技と「シャドーパンチ」という技しか使っていなかった。ポケモンについては「ピカチュー」くらいしか知らない私だが、さずがにこの単調で何のひねりもない(と思われる)攻撃には辟易した。と同時に、横浜から池袋までの40分間で、このオジサンの全ての攻撃パターンを覚えきった私…。退屈しのぎにもなりはしないポケモンオジサンとの40分間…。
池袋から乗り換えた東武東上線準急は、なぜかいつも楽々座れる。それで、ふじみ野まで睡眠不足を補うことにしている。ただ、寝過ごしてはならないので、ふじみ野到着予定時間の2分前に携帯電話のアラームが作動するようにしておくのだが、いつもアラームが鳴る時間にはふじみ野の1つ前の駅にも到達していない。要するに、いつもダイヤが乱れるのである。池袋を定刻に出発しておきながら、どこかで遅延するのである。ただ、どこでダイヤが乱れるのかは、眠っているためにわからない。
今朝も何とか無事に文京学院大学に到着し、講義で使用する資料の印刷に取りかかった。受講人数が少ないので、印刷時間はかからないのだが、今日は印刷するべきものを間違えた関係で、始業チャイムが鳴ってもなお印刷室…。5分遅れで講義教室に向かったが、あとは何とかペースを取り戻せたような気がする。今日の「フィールドワーク論」では、ワーディング(質問文作成)時の2大タブーと名高い(?)「ダブルバーレル」と「キャリーオーバー」の解説が中心。そして、今回からしばらくは、「コミュニケーション」の概念をベースにしながら講義を展開するので、パラレル且つクロスフェード的にフィールドワークとコミュニケーションの概念が絡み合う数週間になる予定である。
今日は終業チャイムと共に講義を終了。そして、なぜかいつもより1本早いスクールバスに乗り込むことが出来た。時間に余裕ができたので、ふじみ野駅前で早めの昼食をとることにした。その後は、いつもの木曜日と同じ方法で大宮へ向かった。
法学部大宮キャンパスでの講義は、火曜日と木曜日の進度に2週間分の開きがあり、どうやってその差を詰めていくのかが…が頭痛の種である。火曜日は年間通じて29回、木曜日は26回…というように、トータルで3回分の違いが出る。なのに、前期は全く同じ講義回数が確保されていたのである。前期の間にこの事実に気が付けば、今どんなに楽だったろう…と後悔する。が、クヨクヨしていても始まらない! 意を決して(?)3〜4時限目の「社会学」へ。そして、2週間前の火曜日に同じ教室で解説した内容を、シッカリ足もとを確かめるように講義する。いつもの木曜日より、やけにノリが悪かった。いや、穏やかだった…と言えばよいのかも知れない。2週間ぶりの講義というのは、“初対面” の時のようにやりにくさを覚えた。仕方のないことなのだが…。
そんなこんなで、今日も無事に講義終了! そして、明日から師走である。今年も、残り1ヶ月…。
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