2002年6月のぼやき



6月1日(土)

ワールドカップ開幕で日韓が盛り上がっている中、私はひとり、部屋のフトンで盛り下がっていた。仕事がないという気の緩みからか、体調を崩してしまった…というよりも、肩凝りと眼精疲労が一気に私を襲ってきたのである!!

夕方近くになって、ようやっとフトンから出られる状態になったので、簡単に食事をして、テレビをつけてみた。ワールドカップに便乗した韓国関連番組が多い。この手の番組で “韓国通” になった気になった日本人の多産がコワイ。今、日本で、韓国の俳優やミュージシャンにお熱を上げている若者が多いが、歴史性や政治性を知ってのことではなさそうなので、何となく恐ろしい未来を想像してしまう。

しかし、韓国関連の番組に多いのが「グルメ&ショッピング」紹介。ステレオタイプ化されていないか、韓国観?(私の韓国案内はYoshibeiの韓国珍道中にて。)

年内に日韓交流に関する本を出版しようと思っているので、また韓国に行かなきゃいけないかなぁ…。

韓国珍道中



6月2日(日)

知り合いに頼まれ、食事をご馳走してもらうことを条件に、パソコンの設定を引き受けた。聞けば、ADSLを導入するということで、その設定のついでにセキュリティやユーティリティの設定などもやってほしいということであった。しかし、私とてインターネットにはダイヤルアップ接続…。わかるかどうか不安だったため、昨日までにネットでいろいろと調べておいた。

知り合い宅に着き、まずはLAN環境のチェックをする。パソコンにはLANを接続できる環境がなかったため、LANカードかLANボードが必要となるが、その両方ともが用意されていた。とりあえず、パソコンにPCカードのスロットルがあったので、LANカードで試してみることにした。単に、パソコン本体のネジをはずしたりボードを増設する手間を省きたかっただけであるが…。しかし、LANカードのドライバソフトをなかなかインストールできない…というよりも、パソコンの速度が極端なまでに遅くなったり、インストール終了後の再起動の指示が現れなかったり…と、ハプニング続出。

ただ、これでLANカードの認識が済んでいればもうけもの! ADSLモデムとLANカードを接続してみると…サクサクとインターネットにアクセスできているではないか?! Internet Explorer 6へのアップグレードなど、私のパソコン環境ではファイルのダウンロードに2時間半もかかったものが、何と数十秒で終わってしまった。早すぎる!

私もADSLにしたいなぁ…と思ってしまった。年内にやるぞ、ADSL!


6月4日(火)

帝京大学板橋キャンパスの全教職員を対象とした健康診断が始まった。午前と午後を男女別にして実施するのだが、今日は午前が女子、午後が男子であった。私は例年、地元の保健所や出講先などで健診を受けていたが、いずれも有料。帝京は無料でしてくれるというので、今年は帝京で検診を受けることにした。

こういうことは早めに…ということで、今日、受診したのだが、メイン会場が出講先である帝京高等看護学院、さらに採血検査のナースが教え子だったり、別の意味で緊張してしまった。

なお、帝京では35歳時および40歳以上は心電図検査が義務付けられているので、35歳の私は夕方、聴力検査と一緒に心電図検査も受けてきた。

しかし、聴力&心電図検査は病院本館の地下の検査室で行われたのだが、ハッキリ言ってよくわからない場所にある。私が患者だったら、あまり良い印象を得られずに通院することだろう。

FIFAワールドカップは、いよいよ日本対ベルギー戦。会場の埼玉スタジアムはサポーターで埋め尽くされていた模様。結果は、日本が押せ押せであったのにもかかわらず、2対2のドロー。それでも、日本はワールドカップで初めて勝ち点1を挙げたのだから立派だ。

帝京からの帰りの京浜東北線には、応援で体力を消費した日本サポーターたちの姿が目立った。


6月5日(水)

帝京高等看護学院と帝京大学附属放射線学校での講義を終えた後、日本大学通信教育部の懇親会出席のため、新宿のセンチュリーハイアットに向かった。懇親会に出るには正装かな…と、今日は真夏日であったのにもかかわらず、キチンとスーツを着込んで家を出た。いつもよりも流れる汗の量の多かったことは言うまでもない。

会場では、文理学部助教授の仲川秀樹先生をはじめ、お世話になっている先生方との再会(?)もあり、それだけでも出席した甲斐があるという感じであった。昨年は懇親会前日に左足を捻挫し、出席を断念せざるを得なかったため、懇親会開始の18時半が待ち遠しかった。

情報概論を担当しておられる中村典裕先生と、ワールドカップ談義に花が咲き、懇親会が終わっても話は終わらず…。


6月7日(金)

このところ、どこに出講しても、サッカーの話題ばかり…。ちゃんとテレビとインターネットでチェックを欠かさず行っている私は、にわかサッカー通状態である。

帝京大学附属放射線学校での講義を終えた後、いつものように(?)自宅近所の今井医院を訪ねた。今回から薬が替わり、その分(?)値段も張った。

帰宅して、少し休んでから、ヘアカット&パーマに行って来た。このところ、毎月ヘアカットできるほど時間が取れないので、2ヶ月に一度のペース。よって、目の前でかなりの量の髪の毛がザクザク切り落とされていく…。しかし、散髪後は何だか頭が軽くなったような心地がするのである。

夜、教育実習中のHO君から電話が入った。実習も1週間が終わり、その報告だった。簡単に教案のアドバイスをさせてもらった。何だが、自分が教育実習生だった頃を思い出した。


6月9日(日)

私の家の近所にある洲崎大神のお祭りが金曜日から催されている。例年、3日間この祭りは開かれるので、今日がその楽日ということになる。しかし、この祭りに、私はあまりいい印象がない。祭りに集まる若者の態度が悪いのである。食い散らかしをする、駅前で “たむろ” して利用客の邪魔をする、神社の境内に足を運ばぬ不埒な者がいる、夕方からバイクの暴走が始まる…などなど。

ワールドカップは横浜国際総合競技場で日本対ロシア戦。夜の8時半キックオフということで、夕方の横浜は日本とロシアのサポーターでごった返し状態。横浜線乗換駅(私の最寄駅のひとつ)東神奈川も、警官がアチコチに配置されていて、何だかものものしい雰囲気だった。

しかし、まさかロシアに勝ってしまうとは?! これで勝ち点4! 私の周りでは、「良くて引き分け、負けて当然」という予想であったが、世間もそういう見方をしていたに違いない。だからこそ、日本イレブンは奮起したのかもしれない。

こうなると、ベルギー戦のドローが、何となくもったいなく感じる。

テレビ放映はフジテレビ系であったが、実況が長坂アナウンサーであると、なぜか日本は負けないのである。


6月11日(火)

今日は帝京大学附属放射線学校での調整講義があったため、いつもよりも1コマ多く講義を担当することになった。しかし、今日担当した講義のすべてが「実験演習」と私の呼んでいる、社会学的思考がどのくらい体に染み付いたのかを学生にチェックしてもらう作業に終始した。内容は、伝言ゲーム。しかし、単なる伝言ゲームでなく、かなりひねったものであることは言うまでもない。

帰途、京浜東北線の車内で、とんでもない目にあった。座席に座って雑誌を読んで東神奈川を目指していると、小学生低学年くらいの女の子と母親、その母親(女の子の祖母)が東京駅から乗り込んできた。途端、お母さん&おばあちゃんが娘(孫)を放し飼いにして話に夢中になった。その娘は、ハンドバッグを持っていたのだが、やけに硬いく、さらにそのバッグが私の腕に当たりまくっていた。腕にも急所があって、かなりジンジンしていた私の腕…。女の子は、今度は私の髪に息を吹きかけ始めた。フゥ〜フゥ〜と、飽きもせずに吹きかけてくる。その瞬間、女の子のお母さんが娘に声をかけた。「あぁ、娘に注意をしてくれるんだろうなぁ。私に謝ってくれるんだろうなぁ」という思いは完全に消え、「○○(娘の名前)ちゃん、降りるよ!」とだけ言ってのけた。大森で降りた3世代の後ろ姿が恨めしく思えた。

子供が何をしているのか、それを管理するのは親の責任だと思う。もっと、子育ての研究をしろ!


6月12日(水)

今日も帝京大学附属放射線学校の調整講義があった。それも9時からの1時限目…。午後は帝京高等看護学院で医療社会学、夜は帝京大学福祉保育専門学校で教育相談論…と、朝からずっと(12時間)、帝京大学に詰めていたことになる。

そのせいか、夕方になって肩こり痛と頭痛が襲ってきた。過日、今井医院で処方箋を出してもらった鎮痛剤を飲んで夜の講義に備えたが、効き目が強かったのか、呂律が回りにくくなったり、クラッとしてみたり、ハイな状態で講義を2コマ…大変な目にあった。

昨日から(北海道を除く)全国で梅雨入り。今朝から雨が降る一日だった。何だかなぁ。


6月14日(金)

どうも最近、「学生への指示違い」や「スケジュールの把握違い」が多くなってきたような気がする。忙しすぎて、どこで誰に何を指示したか、自分の頭では整理しきれない状態になってしまった。もっとこまめにメモを取らなければ…。

帝京大学附属放射線学校での講義が14:45で終わった後、急いで帰宅し、ワールドカップの日本対チュニジア戦をテレビ観戦した。前半はどちらもゴールネットが揺れず、後半になって3分、森島寛晃のゴールで日本先制。さらに後半30分、中田英寿が2点目のゴール! やっとこの人が決めてくれた…というその瞬間、体中に鳥肌がたった。結局、2対0でチュニジアを破った日本は、予選Hグループを勝ち点7の首位で抜けたことになる。こんな結果を、誰が予想しただろう?

試合後、買い物のために横浜駅前に出かけた。そこには、青いユニフォームのサポーター集団の「ニッポン! ニッポン!」の大きなコールが!? そして、それは日が暮れても絶えることがなかった…。4年前とは、えらく違う光景だ。日本全国、アチコチでこういう光景が見られている。

何だか、久々に日本的なコミュニティを見たような気がして、嬉しかった。

共催国である韓国も、今夜で予選突破か? 頑張れ韓国!


6月15日(土)

昨夜、ワールドカップで韓国も1対0で強豪ポルトガルを破って、予選Dグループを日本と同じく勝ち点7の首位で抜けた。めでたしめでたし…と言いたいところだが、これからの決勝トーナメントこそが本当の試練。負けたらそれでおしまい…。

久々に、土曜日の日本大学国際関係学部に顔を出した。土曜日のキャンパスは学生も教員もまばら。よくも、こんな状況で3年間も出講していたものだ…と、多少の主観と客観とが交錯する頭(?)で回顧する。

講師室に入ると、懐かしい(?)顔に触れることが出来た。中には、私の出講曜日が変わったことを知らず、「最近、会えないから、どうかしたのかと心配しちゃった」とおっしゃる先生もいて、何だかほのぼのとした感じがした。

12時半、韓国人留学生2名が私を訪ねてきた。実は、国際関係学部に赴いた目的は、この2名に会うためである。2名は、私の講義を現在履修中で、現在私が手がけている日韓交流の研究のヒントを得るため、彼らに協力を要請し、インタビューさせてもらうことになったのである。彼らと昼食をともにし、その後にインタビューとなった。私の計画では1時間ほどで終了のはずが、彼らの話に研究上のヒントや提言が私の予想をはるかに越える(というと失礼だが…)興味深いものであったため、2時間以上もインタビューを続けてしまった。大変申し訳ないことをした。

留学生から得たヒントと提言、そして今までの私の研究を、年内目標で1冊の本にまとめるつもりである。


6月18日(火)

ワールドカップ、日本は決勝トーナメントでトルコと戦い、1対0で敗退。ベスト8入りは逃したが、それでもベスト16は立派だと思う。

ワールドカップが始まる前、日本人のほとんどが「日本が決勝Tに進めるわけがない」と言っていた。ところが、いざ決勝トーナメント進出が現実のものとなると、「ベスト8も夢じゃない!」などと言い出す有様。マスコミも主体性のない報道ばかり。最初は日本代表にかなり辛口のコメントばかりをぶつけていたにもかかわらず、予選H組を1位で勝ち抜けするや否や、てのひらを返したような、まるで最初から予選突破を予想していたかのようなコメントに変わる。聞いていて、腹が立ってきたのを覚えている。

「勝てば官軍」という日和見主義的な発想の日本人…、嫌な部分まで見えている。

共催国の韓国は、イタリア相手に延長後半、ゴールデンゴールを決め、2対1でベスト8進出! 素晴らしい! 今日、職場で「イタリアは、韓国に負けますよ!」という私の予想を誰一人としてまともに受け入れてくれなかった。

このところ、私の予想的中が復活してきている。以前は、解散するバンドや何かを言い当てていたが、今日の日本の敗戦や韓国の勝利は、数日前から私が思っていたことである(証人あり!)。

「じゃあ、totoでもやれば?」と言われるのだが、金のたまらない星の下に生まれてきたらしく、そういうクジは当たらないことになっている。まったく、損な性分である。


6月20日(木)

どうも、私の体内時間がずれてきているような気がする、今朝、5時半に起きようと思っていたのだが、目覚めてビックリ(?)4時半であった。もう1時間だけ寝よう…と思って目が覚めた時には6時半!? 急いでフトンから飛び起き、身支度に入った。

仕事の合間、雨宿りも兼ねて(?)御茶ノ水のJCBプラザに立ち寄り、7年ぶりに新たなクレジットカードを申し込んだ。即日発行ならば1時間で審査も発行も終了するというので、申込書を作成した後、プラザ内で週刊誌を読んで審査結果を待つことにした。そして、1時間キッカリ経った後、真新しいカードを受け取ることになる。

今日は寝坊して松戸へ急ぎ、講義を終えて水道橋へ急ぎ、JCBプラザに立ち寄り、夜の講義に向かう…という、何とも忙しい一日だった。忙しくしているのは、私自身なのだが…!?


6月22日(土)

このところ…と言うよりも “ここ数年”、私は「国会議員」という人たちの大部分に嫌悪感を覚えている。エセヒューマニストが多すぎる!

鈴木宗男・衆議院議員の議員辞職勧告決議案の採決に際し、某議員が異議を唱え、退席した。この議員いわく「国民によって選出された者を、国会議員の多数決だけで辞職勧告するのは、民主主義の精神に反する」。しかし、いくら国民が議員を辞職させたいと思っても、世論がその方向に動いても、その動きに反する動きを取り続けてきたのも、まぎれもない国会議員であったし、今さらきれいごとを言われても、その議員の発言のほうが民主主義の精神に反する

小泉純一郎首相が「道路関係四公団民営化推進委員会」の委員7名を選出した。委員の中に「高速道路建設凍結」を推進し、民営化に積極的なことで知られる作家の猪瀬直樹氏が含まれていることに道路族議員が反発し、「あんな人のいうことを聞いてはいけない」「委員選出の方法に疑問がある」などと、マスコミを通じてのたまった。自利ばかりを主張する国会議員のただれた部分を見たような気がした…いや、国会議員などに頼ってはいけないということを、自分の身は自分で守らなくてはならないことを、これらの騒動が教えてくれたように思える。

ワールドカップのほうも、まだまだ熱く燃えている! 韓国の躍進ぶりは感動ものであるが、その一方で日本人のサッカー観が水を差す。サッカーのルールも何も知らないのに、男前の選手の追っかけをしている恥さらし…。イタリアやイングランドの人気選手のことばかりを報道する、日本のマスコミのアホさ加減…。昨日、イングランドはブラジルに惜敗したが、日本のマスコミが「さよなら、ベッカム」と報じたのには閉口。

韓国のアン・ジョンファン(安貞桓)選手はすごい! あのような選手が日本にいてくれたら…と、私は本気で切望する。しかし、アン選手がイタリア戦でゴールデンゴールを決めたことに低レベルな批判をした男がいる。アン選手の所属は、イタリア。セリエAのペルージャ。そのペルージャのガウチ会長は何を考えているのか、まったくわからない。イタリアのプロ選手であるアン選手が、そのイタリア相手にGゴールを決めたのは「イタリアサッカーを破滅に導いた」だの「イタリア人の心を踏みにじった」だのと発言し、さらに「あの男には、二度とペルージャの土を踏ませない」と解雇の意向を表明してしまった。アン選手は韓国人なのだから、韓国のためにプレーするのがワールドカップでのフェアプレーである。にもかかわらず、「イタリア相手にゴールを決めた」ことによって解雇されてしまうというのは、誰が聞いても納得できることではない。アン選手は、ゴールを決めてはいけなかったのか? それでは八百長である。八百長したらペルージャに残留できたのか? ならば、ペルージャは八百長選手を雇うのか?

理解できないことばかり…。

それにしても、韓国は強い! スペインとの準々決勝、前半・後半ともに両者0点、延長前半・後半も両者譲らず、PK戦で5対3! 韓国はアジア初の4強入りを果たした。「日本の分まで頑張る!」と言っていた韓国チーム、約束を果たしてくれている。


6月25日(火)

ワールドカップ準決勝、韓国がドイツに0対1で惜敗した。とはいえ、まだ3位決定戦が残っている。まだまだ頑張って欲しいものだ!

日本のマスコミは、本当に疫病神だ! 日本の時もそうだったが、決勝トーナメント進出を韓国が決めた途端、日本のマスコミは韓国をたたえ、持ち上げ続けた。そして、今日の試合の前には、韓国を応援するような特番がテレビで組まれた。結果、韓国は負けた。日本の時と同様、タイミングが悪すぎるのである。一方、日本のマスコミのドイツの前評判は、ものすごく悪かった。そのドイツは予選リーグ初戦で8対0と快勝し、今までの試合の通算失点1という快進撃を続けている。好不調を見抜く力がないのだ!

ワールドカップ熱は、試合だけでなく、ファッションにもあらわれている。イングランドのベッカム選手のヘアスタイルを真似る日本人男性が増加した。ファッションは個人の自由であるけれど、しかし、似合うか似合わないかは周囲の判断である。あのヘアスタイルはベッカム選手だから似合うのである。私の講義を履修している学生の中にもベッカム・ヘアの者が数名いるが、講義しながら「似合わないなぁ…」と無言でつぶやく私…。たとえは悪いが、ベッカムに似せようとして、ガレッジセール(沖縄出身の2人組、吉本興業の芸人)のゴリそっくりになってしまっているのである!

ベッカムと言えば昨日、こんな光景を見た。ベッカム(よりもモヒカンのスゴイ)ヘアの若い男性が、恋人(奥さん?)と一緒にファストフード店で食事をしていたのだが、食事のあと、男性は女性のトレイも持ってゴミ箱に向かい、ジュースを飲み残し入れに捨て、燃えるゴミはゴミ箱に捨て、容器を丁寧に重ねてカウンターに返却していた。そして、女性(身重)のために扉を開けてあげていた。人は見かけによらぬもの! やるねぇ、ベッカム・ヘア!

明日は、さいたまでブラジル対トルコの準決勝がある。どちらが決勝に進むのか? 決勝は横浜で行われる! まだまだ、サッカーから目が離せない!

日大法学部の教授が「裏口入学」の詐欺で逮捕された。何とも情けない限り。


6月27日(木)

今朝、キチンと目は覚めたものの体が思うように動かず、頭痛もしていたので、1時限目の日本大学松戸歯学部の講義を休講にさせてもらった。最近、オプションの仕事も多く、寝ても疲れが取れないような状態だったので、無理をして余計に疲れをためるよりも、休ませてもらったほうが良いと考えてしまった。朝早くから教室で私の来るのを待っていてくれたであろう学生たちには、大変申し訳ないことをした。

そう思いつつ、もうひと寝入りすることにした。それで体調が回復したら午後からの講義は担当しようと思った。結果的には、午前中に十分の睡眠を取ることが出来たので、午後からの講義は力いっぱいこなすことが出来た。

しかし…、週14コマで、その内6コマ(週3日)が夜学の講義という勤務シフトでは、疲れが取れないのも仕方がないのかもしれない。夜学を担当した翌日は、ほとんど朝イチの講義が入っている。帰宅して、翌日の講義の準備をして、シャワーを浴びて…とくると、睡眠時間はせいぜい3〜4時間。20代の頃は、それだけ眠れば疲れなんてスッキリ取れたものだが、その頃は今より仕事の量も少なかった上、夜学を担当することもなかった。朝から晩まで、移動に次ぐ移動で、担当科目も多岐にわたるため、神経の休まる暇もない。

自炊派の私であるが、帰宅してから料理が出来るほどの気力・体力も残っておらず、このところ外食やインスタント食品の摂取頻度が高くなっている。何だかイヤな傾向である。家に誰かいてくれて、料理を作っておいてくれたらどんなに楽か…と、かなり本気で切望している私。


6月29日(土)・30日(日)

2日間に亘って、大妻女子大学多摩校舎で日本社会学史学会大会が行われた。初日は午後(12:50から)からなので、11:30過ぎに東神奈川を出る横浜線の快速に乗り、町田で小田急線に乗り換え、新百合ヶ丘で小田急線の多摩線に乗り換えて、終点の唐木田へ向かった。乗った唐木田行きの電車に「多摩急行」と書かれているのに違和感を覚えたが、新百合ヶ丘で「湘南急行」と書かれている片瀬江ノ島行きを見てもいるので、「あぁ、JRの湘南新宿ラインに対抗して出来た急行かぁ…」と、何となく状況を把握する。要するに、JRに対抗して、急行の種別を増やし、種別ごとに停車駅を変えてあるという小田急のアイデアであるが、私のように滅多に小田急線に乗らない者にとっては、「この電車は○○駅に停まるのだろうか?」という不安が残るに違いない。幸い、私は多摩急行の終点まで乗ることになっていたので不安に陥らずに済んだのだが…。

唐木田駅から大妻女子大学まで、情報に寄れば徒歩5分。しかし、道が良くわからない。もらった地図が、目の前の光景と違う。女子大生らしき女の子2人組を見つけ、彼女たちを大妻の学生と信じ、ストーキングにならないように気をつけながら、ついて行くことにした。しかし、女子大生の習性をすっかり忘れていた私…。お話に夢中になれば歩行ペースが落ちるし、アチコチ見て回るなどの行動を繰り返し、駅から大学についたのは10分後。そして、大学内で迷子になりかけ(中学と高校も同居しているキャンパスのため)、大学生らしき者を見つけて、それを大学の校舎と当たりをつけてみた。そして、何とか学会大会の会場に到着した。

まったく関係ないのだが、今、「唐木田駅」(からきだえき)と打とうとしたところ、「辛き唾液」と変換されていた。気が付かずにサーバーにアップしてしまったら…!?

会場入りして、受付を済ます。私の先輩である日本大学文理学部の松岡雅裕先生と久しぶりにお会いする。時すでに12:50なのだが、大会が始まる気配がまったくない。聞けば、大会前の理事会が終わっていないとのこと。結局、1時間押しで大会はスタートしたが、私は恩師の夏刈康男先生や松岡先生、仲川秀樹先生との話に夢中になる。

しばらくして、会場の様子が気になったので、報告会場の扉を開けてみた。すすと、「あっ、先生!?」と声をかけられた。声をかけてきた主はゆきさん。彼女は、かつて私が勤務して「社会学」を担当していた大学の卒業生で、私の門下生の一人である…ということを、つい先日知った。何かの偶然で、私のホームページを見つけたゆきさんが、私にメールを送ってきて、それで日本社会学史学会大会に来ることがわかったのである。

大会の途中、東京情報大学の石塚省二教授からカメラを手渡され、先生の報告中の姿をカメラに収める。

開始時間が大幅に遅れたものの、大会初日は無事に終了し、懇親会も大いに盛り上がった。外はいつしか雨が降っていた。

そして30日、大会2日目。私は午前中だけ顔を出すつもりだったのだが、27日(木)から続く体のだるさが抜けきれず、家で寝ていることにした。が、一日中フトンの中にいるのもかえって不健康なので、思い切って起きた。そして、東神奈川駅前まで買い物に出かけた。東神奈川駅のホームは黒山の人だかり…と思いきや、ワールドカップの決勝戦(ドイツ対ブラジル)のために横浜国際総合競技場に向かうサッカーファン(サポーター?)たちだった。それにしても、駅のホームで盛り上がるの、やめてくれよなぁ。外国チームのサポーターのマネ? だったら、余計にやめろよなぁ! 日本の文化じゃないぞ! 一人じゃ出来ないくせに! 横浜線はいつもと違って、乗車率200%というところか…。駅の外から見ただけだが、かなりワールドカップで盛り上がっていた東神奈川駅だった。

ワールドカップ決勝戦は、2対0でブラジルの勝利。これでブラジルはワールドカップ最多の5度目の優勝。私は今回はドイツを応援していたので、ちょっと残念。しかし、これで、5月31日から続いた「祭典」も、ようやくフィナーレ。

選手の皆さん、サポータの皆さん、お疲れ様でした!


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